JP2013234036A - コンベヤベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】コンベヤベルトの運転を継続しながら損傷部分を補修することができるコンベヤベルトを提供する。
【解決手段】コンベヤベルトの上下面を構成するカバーゴム層と、カバーゴム層に挟まれた補強材が埋設された心体層と、心体層のコンベヤベルト幅方向外側にカバーゴム層に挟まれた保護ゴム層と、を有し、カバーゴム層中に補修剤を埋設したことを特徴とするコンベヤベルトである。本発明のコンベヤベルトによれば、カバーゴム層中にできた損傷部分を補修剤により埋めて損傷の進行を抑えることができる。これにより、コンベヤベルトの運転を継続しながらコンベヤベルトの損傷部分を補修することができ、コンベヤベルトに損傷が発生した場合でもコンベヤベルトの運転を停止することなく継続することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、運転を継続しながら損傷部分を補修することができるコンベヤベルトに関する。
一般に、鉱石類、石炭類、土砂類等の粉粒体(粉、塊混合物)を搬送するゴム系材質のコンベヤベルトの表面は、搬送物との衝撃や摩擦等の外力により、損傷することが多い。このように、コンベヤベルトの運転時には使用による摩耗、亀裂等の損傷は避けることができないが、突発的な損傷や局部的な損傷が発生すると、コンベヤベルトの交換品がない場合には一時的な補修を行う必要がある。
この損傷したコンベヤベルトの補修方法としては、損傷の程度が局所的で、大きな損傷の場合には、ゴム系材質のシート材を損傷部分に接着剤で貼付ける方法、架橋剤入りのゴム組成物を損傷部分に埋め込んで自然加硫させる方法、補修用の未加硫ゴムで損傷部部分を成形して圧力と熱を加えて接着固定させる方法、損傷部分を切除して新しいコンベヤベルトをつなぎ合わせる方法などがある(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平7−101520号公報 特開平6−134863号公報
しかしながら、コンベヤベルトの表面に生じた損傷部分を補修するには、コンベヤベルトをベルトコンベヤ装置から取り外して、あるいはコンベヤベルトの運転を一定時間止めて、補修しなければならないため、その間はコンベヤベルトでの運搬物の搬送ができず、製造ラインに影響を与える虞がある。
そこで、コンベヤベルトの運転を継続しながらコンベヤベルトの損傷部分を補修することが望まれている。
本発明は、前記問題に鑑み、コンベヤベルトの運転を継続しながら損傷部分を補修することができるコンベヤベルトを提供することを目的とする。
本発明は、次に示す(1)〜(5)である。
(1) コンベヤベルトの上下面を構成するカバーゴム層と、
前記カバーゴム層に挟まれた補強材が埋設された心体層と、
前記心体層のコンベヤベルト幅方向外側に前記カバーゴム層に挟まれた保護ゴム層と、を有し、
前記カバーゴム層中に補修剤を埋設したことを特徴とするコンベヤベルト。
(2) 前記カバーゴム層は、少なくとも上面のカバーゴム層の心体層側に内層と前記内層の外側に外層とを有し、
前記補修剤は、前記内層と前記外層との間に挟まれて埋設されることを特徴とする上記(1)に記載のコンベヤベルト。
(3) 前記コンベヤベルトの端末部同士を接合する際に用いる接合部カバーゴムを有し、
前記補修剤は、前記心体層と前記接合部カバーゴムとの間に挟まれて埋設されることを特徴とする上記(1)または(2)に記載のコンベヤベルト。
(4) 前記補修剤は、前記カバーゴム層に挟まれた前記保護ゴム層と前記心体層との間に挟まれて埋設されることを特徴とする上記(1)から(3)の何れか1つに記載のコンベヤベルト。
(5) 前記補修剤は、前記カバーゴム層に染み出して微細な傷や亀裂、剥離または欠落した損傷部分を埋めて損傷の進行を抑えることを特徴とする上記(1)から(4)の何れか1つに記載のコンベヤベルト。
本発明によれば、コンベヤベルトの運転を継続しながら損傷部分を補修することができるコンベヤベルトを提供することができる、という効果を奏することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るコンベヤベルトの構成図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係るコンベヤベルトの補修剤について説明する図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係るコンベヤベルトの補修剤の作用について説明する図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係るコンベヤベルトの補修剤の作用について説明する図である。 図5は、本発明の第1の実施形態に係るコンベヤベルトの補修剤の作用について説明する図である。 図6は、本発明の第2の実施形態に係るコンベヤベルトの構成図である。 図7は、本発明の第2の実施形態に係るコンベヤベルトの構成図である。 図8は、本発明の第2の実施形態に係るコンベヤベルトの補修剤の作用について説明する図である。 図9は、本発明の第3の実施形態に係るコンベヤベルトの構成図である。 図10は、本発明の第3の実施形態に係るコンベヤベルトの補修剤の作用について説明する図である。 図11は、本発明の第3の実施形態に係るコンベヤベルトの補修剤の作用について説明する図である。
以下、この発明について詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
本実施形態に係るコンベヤベルト(以下、「本実施形態のコンベヤベルト」ともいう。)は、コンベヤベルトの上下面を構成するカバーゴム層と、前記カバーゴム層に挟まれた補強材が埋設された心体層と、前記心体層のコンベヤベルト幅方向外側に前記カバーゴム層に挟まれた保護ゴム層と、を有し、前記カバーゴム層中に補修剤を埋設したことを特徴とするコンベヤベルトである。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るコンベヤベルトについて、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るコンベヤベルトの構成図である。図1は、本実施形態のコンベヤベルト10Aの幅方向の断面図を示している。図1に示すように、本実施形態に係るコンベヤベルト10Aは、コンベヤベルト10Aの上下面を構成する上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13と、上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13に挟まれた補強材11aが埋設された心体層11と、心体層11のコンベヤベルト10A幅方向の両外側に上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13に挟まれた保護ゴム層14a、14bと、少なくとも上面カバーゴム層12に埋設された補修剤15とを有する。
上面カバーゴム層12は、心体層11側に内層21と、内層21の外側に外層22とを有する。内層21と外層22との間には補修剤15が挟まれて埋設されている。
すなわち、本実施形態のコンベヤベルト10Aは、心体層11を中心層とし、その上下面両側に上面カバーゴム層12と下面カバーゴム層13が設けられ、心体層11のコンベヤベルト10A幅方向の両外側に上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13に挟まれた保護ゴム層14a、14bが設けられており、上面カバーゴム層12は内層21と外層22との2層から構成され、下面カバーゴム層13は1層から構成されている。上面カバーゴム層12の内層21と外層22は、それぞれ同じゴム組成物を用いて構成されていてもよく、それぞれ異なるゴム組成物を用いて構成されていてもよい。
図1において、上面カバーゴム層12は、内層21と外層22の2層から構成されているが、本実施形態のコンベヤベルト10Aにおいて、上面カバーゴム層12を構成する層の数は2層に限定されず、1層でもよく、3層以上であってもよい。そして、3層以上の場合にもこれらの層はそれぞれ同じゴム組成物を用いて構成されていてもよく、それぞれ異なるゴム組成物を用いて構成されていてもよい。下面カバーゴム層13は、1層から構成されている例を示したが、これに限定されず、上面カバーゴム層12と同様の構成としてもよい。
上面カバーゴム層12の表面(運搬物搬送面)を構成する外層22としては、耐熱性、耐摩耗性、耐油性等に優れたゴム組成物から形成されるのが好ましく、また、補修剤15を埋設させることから上面カバーゴム層12は少なくとも2層から構成されるのが好ましい。
上面カバーゴム層12の外層22を形成するゴム組成物としては、特に限定されず、通常のコンベヤベルトに用いられるゴム組成物を、当該外層22に要求される基本特性(例えば、耐熱性、耐摩耗性、耐油性等)に応じて適宜選択して用いることができる。
上面カバーゴム層12の内層21および下面カバーゴム層13を形成するゴム組成物としては、特に限定されず、通常のコンベヤベルトに用いられるゴム組成物を適宜選択して用いることができる。
通常のコンベヤベルトに用いられるゴム組成物としては、例えば、ジエン系ゴム組成物などを挙げることができる。ジエン系ゴム組成物としては、具体的には、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、1,2−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)などを挙げることができる。これらのジエン系ゴム組成物は、1種類を単独でまたは2種類以上を組み合わせて用いることができる。
心体層11としては、特に限定されず、通常のコンベヤベルトに用いられるものを適宜選択して用いることができ、例えば、綿布と化学繊維または合成繊維とからなるものにゴム糊を塗布、浸潤させたもの、RFL(Resorcin Formalin Latex)処理したものを折り畳んだもの、特殊織のナイロン帆布、スチールコード等が挙げられる。心体層11は、単独で用いてもよいし、2種以上のものを積層して用いてもよい。心体層11の形状も特に限定されず、シート状であってもよく、ワイヤー状の補強線を並列に埋込むものであってもよい。なお、図1では心体層11が一層である例を示したが、接着ゴム等からなる中間ゴム層を介して積層した複数の心体層11を設けるようにしてもよい。
保護ゴム層14a、14bとしては、特に限定されず、通常のコンベヤベルトに用いられるゴム組成物を適宜選択して用いることができる。
補修剤15としては、通常のコンベヤベルトに用いられるゴム組成物を接着することができるものであれば特に限定されず、例えば、自然加硫接着に使用することができる接着剤、空気入りタイヤがパンクした場合の応急処置として用いられるパンク修理剤、耐衝撃性瞬間接着剤などを好適に挙げることができる。自然加硫接着に使用することができる接着剤としては、特に制限はなく、好ましくはイソシアネート系常温硬化型接着剤を挙げることができる。このような自然加硫接着剤は、市販製品の中から適宜、選択して使用することができ、例えば、Q−Pack II(横浜ゴム株式会社製)を好ましく挙げることができる。
パンク修理剤としては、特に制限はなく、好ましくは水中に天然ゴム等を分散させた、水中油滴分散型エマルジョンタイプのラテックスなどを挙げることができる。このようなパンク修理剤は、市販製品の中から適宜、選択して使用することができ、例えば、AIR LOCK(エアーロック、横浜ゴム株式会社製)を好ましく挙げることができる。
耐衝撃性瞬間接着剤としては、特に制限はなく、好ましくはエポキシ系接着剤などを挙げることができる。このようなエポキシ系接着剤は、市販製品の中から適宜、選択して使用することができ、例えば、ロックタイト480(Loctite 480、ヘンケルジャパン株式会社製)を好ましく挙げることができる。
図2は、本実施形態に係るコンベヤベルトの補修剤について説明する図である。図2は、本実施形態のコンベヤベルト10Aの幅方向の断面図を示している。図2に示すように、補修剤15は、上面カバーゴム層12を形成する内層21と外層22との間に配置されている。コンベヤベルト10Aの運転時には、コンベヤベルト10Aの上面カバーゴム層12は、常に搬送物との衝撃や搬送物の荷重などにより、矢印Aで示すように、外力により押圧されているため、上面カバーゴム層12の内層21と外層22との間に挟まれて埋設された補修剤15も常に押圧されることになる。コンベヤベルト10Aの上面カバーゴム層12が押圧されることによって、本実施形態の補修剤15は圧力により上面カバーゴム層12を形成する内層21及び外層22の中に、徐々に染み出すようになっている。
すなわち、本実施形態の補修剤15は、例えば、可塑剤がゴム成分の中に移行(ブリードアウト)するように、補修剤15を徐々に上面カバーゴム層12を構成するゴム成分中に染み出させるようになっている。
図3は、本実施形態に係るコンベヤベルトの補修剤の作用について説明する図である。図3は、本実施形態のコンベヤベルト10Aの長手方向の部分断面図を示している。図3に示すように、本実施形態のコンベヤベルト10Aの補修剤15は、上面カバーゴム層12を形成する内層21と外層22との間に挟まれて埋設されている。これにより、コンベヤベルト10Aの上面カバーゴム層12が押圧されることによって、上面カバーゴム層12を形成する内層21及び外層22に挟まれた補修剤15には圧力が加わり、内層21及び外層22の中に補修剤15が徐々に染み出すようになっている。
上面カバーゴム層12を形成する内層21及び外層22の中に補修剤15が染み出しているため、例えば、上面カバーゴム層12の外層22の表面に微細な傷や摩耗である損傷部16aができた場合、上面カバーゴム層12中に染み出している補修剤15が矢印Bで示すように、ゴム成分中を移行して損傷部16aに染み出して、損傷部16aの損傷部分を埋めることができる。よって、損傷部16aの微細な傷や摩耗の損傷の進行を抑えることができる。
また、例えば、上面カバーゴム層12の外層22の中に到達する微細な亀裂である損傷部16bができた場合、上面カバーゴム層12中に染み出している補修剤15が矢印Cで示すように、ゴム成分中を移行して損傷部16bに染み出して、損傷部16bの損傷部分を埋めることができる。よって、損傷部16bの微細な亀裂の損傷の進行を抑えることができる。
また、例えば、上面カバーゴム層12の内層21と心体層11との間に微細な剥離である損傷部16cができた場合、上面カバーゴム層12中に染み出している補修剤15が矢印Dで示すように、ゴム成分中を移行して損傷部16cに染み出して、損傷部16cの損傷部分を埋めることができる。よって、損傷部16cの微細な剥離の損傷の進行を抑えることができる。
よって、本実施形態のコンベヤベルト10Aによれば、上面カバーゴム層12の表面にできた微細な傷や摩耗、微細な亀裂、微細な剥離などの損傷部分を補修剤15により埋めて損傷の進行を抑えることができる。これにより、コンベヤベルト10Aの運転を継続しながらコンベヤベルト10Aの損傷部分を補修することができるため、コンベヤベルト10Aに損傷が発生した場合でもコンベヤベルト10Aの運転を停止することなく運転を継続することができる。
また、本実施形態のコンベヤベルト10Aの補修剤15は、着色するようにしてもよい。補修剤15を着色することにより、上面カバーゴム層12の表面にできた微細な傷や摩耗、微細な亀裂、微細な剥離などの損傷部分を着色により容易に認識することができるため、上面カバーゴム層12の表面にできた微細な損傷部分を容易に早期発見できるという効果を奏することができる。なお、着色剤としては特に限定されず公知なものを用いることができる。
また、本実施形態のコンベヤベルト10Aの補修剤15は、溶剤に溶解させて用いることができる。この場合、溶剤に溶解させる補修剤15としては、例えば、自然加硫接着に使用することができる接着剤を挙げることができる。補修剤15を溶剤に溶解させて上面カバーゴム層12を形成する内層21と外層22との間に埋設することにより、溶剤が上面カバーゴム層12を形成する内層21及び外層22のゴム成分中に移行する際に補修剤15も同時に移行させることができる。
すなわち、本実施形態の補修剤15を溶剤がゴム成分中に移行(ブリードアウト)する際に上面カバーゴム層12中に積極的に染み出させることができる。これにより、上面カバーゴム層12にできた微細な傷や摩耗、微細な亀裂、微細な剥離などの損傷部分を補修剤15により埋めて損傷の進行を抑えることができる。
なお、溶剤としては、本実施形態のコンベヤベルト10Aを構成するゴム組成物及び補修剤15に対して不活性であれば特に制限はなく、有機溶剤、水溶性溶媒等、従来公知の各種の溶剤を用いることができる。
従って、コンベヤベルト10Aの運転を継続しながらコンベヤベルト10Aの損傷部分を補修することができるため、コンベヤベルト10Aに損傷が発生した場合でもコンベヤベルト10Aの運転を停止することなく運転を継続することができる。
図4、5は、本実施形態に係るコンベヤベルトの補修剤の作用について説明する図である。図4、5は、本実施形態のコンベヤベルト10Aの幅方向の断面図を示している。図4、5に示すように、コンベヤベルト10Aの上面カバーゴム層12の外層22に補修剤15が埋設されている部分まで到達する損傷部16ができた場合、補修剤15は矢印E1、E2で示すように、損傷部16の損傷部分に染み出すようになっているため、上面カバーゴム層12の表面にできた大きく欠落した損傷部分を補修剤15により埋めることができ、図5に示すように修復部17を形成することができる。
よって、本実施形態のコンベヤベルト10Aによれば、上面カバーゴム層12中にできた大きな欠落した損傷部分を補修剤15により埋めて損傷の進行を抑えることができる。これにより、コンベヤベルト10Aの運転を継続しながらコンベヤベルト10Aの損傷部分を補修することができる。
このように、本実施形態のコンベヤベルト10Aによれば、コンベヤベルト10Aの上面カバーゴム層12が押圧されることによって、上面カバーゴム層12を形成する内層21及び外層22に挟まれた補修剤15には圧力が加わり、内層21及び外層22の中に補修剤15が徐々に染み出すようになっているため、上面カバーゴム層12の表面にできた微細な傷や摩耗、微細な亀裂、微細な剥離などの損傷部分を補修剤15により埋めることができる。
また、コンベヤベルト10Aの上面カバーゴム層12の外層22に補修剤15が埋設されている部分まで到達する損傷部16ができた場合、補修剤15は、矢印E1、E2で示すように、損傷部16の損傷部分に染み出すようになっているため、上面カバーゴム層12の表面にできた大きな損傷部分を補修剤15により埋めることができ、修復部17を形成することができる。
よって、本実施形態のコンベヤベルト10Aによれば、上面カバーゴム層12中にできた損傷部分を補修剤15により埋めて損傷の進行を抑えることができる。これにより、コンベヤベルト10Aの運転を継続しながらコンベヤベルト10Aの損傷部分を補修することができるため、コンベヤベルト10Aに損傷が発生した場合でもコンベヤベルト10Aの運転を停止することなく運転を継続することができる。
また、本実施形態においては、上面カバーゴム層12中に補修剤15を埋設する例を示したが、これに限ることはなく下面カバーゴム層13中に埋設することもできる。この場合、下面カバーゴム層13は、心体層11側に内層21と、内層21の外側に外層22とを有するようにして、内層21と外層22との間に補修剤15を挟んで埋設するようにすればよい。
また、本実施形態においては、上面カバーゴム層12中に補修剤15を埋設する例を示したが、これに限ることはなく、上面カバーゴム層12と心体層11との間、または下面カバーゴム層13と心体層11との間に挟んで埋設するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るコンベヤベルトについて、図面を参照して説明する。本実施形態に係るコンベヤベルト10Bの構成は、上述の図1に示す本発明による第1の実施形態に係るコンベヤベルト10Aの構成と同様であるため、本実施形態に係るコンベヤベルト10Aと同一の部材には同一の符号を付してその説明は省略する。
図6、7は、本実施形態に係るコンベヤベルトの構成図である。図6、7は、本実施形態のコンベヤベルト10Bの長手方向の部分断面図を示している。図6、7に示すように、本実施形態に係るコンベヤベルト10Bは、コンベヤベルト10Bの上下面を構成する上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13と、上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13に挟まれた補強材11aが埋設された心体層11と、コンベヤベルト10Bの端末部同士を接合したエンドレス部(接合部)24の上面カバーゴム層12を一体的に接合する際に用いる接合部カバーゴム23と、心体層11と接合部カバーゴム23との間に挟まれて埋設された補修剤15とを有する。
図6、7に示すように、補修剤15は心体層11と接合部カバーゴム23との間に挟まれて埋設されている。第1の実施形態で説明したと同様に、コンベヤベルト10Bの運転時には、コンベヤベルト10Bの上面カバーゴム層12は、常に搬送物との衝撃や搬送物の荷重などの外力により押圧されているため、接合部カバーゴム23と心体層11との間に挟まれて埋設された補修剤15も常に押圧されることになる。コンベヤベルト10Bの接合部カバーゴム23が押圧されることによって、本実施形態の補修剤15は圧力により上面カバーゴム層12と接合部カバーゴム23との接合面18に徐々に染み出すようになっている。
すなわち、本実施形態の補修剤15は、上面カバーゴム層12と接合部カバーゴム23との接合面18に補修剤15を徐々に染み出させるように構成されている。なお、接合部カバーゴム23は、コンベヤベルト10Bを無端状にするためにコンベヤベルト10Bの端末部同士を接合する際に用いるものである。
図8は、本実施形態に係るコンベヤベルトの補修剤の作用について説明する図である。図8は、本実施形態のコンベヤベルト10Bの長手方向の部分断面図を示している。図8に示すように、本実施形態のコンベヤベルト10Bの補修剤15は、接合部カバーゴム23と心体層11との間に挟まれて埋設されている。これにより、コンベヤベルト10Bの接合部カバーゴム23が押圧されることによって、補修剤15は圧力により上面カバーゴム層12と接合部カバーゴム23との接合面18に徐々に染み出すようになっている。
上面カバーゴム層12と接合部カバーゴム23との接合面18に補修剤15が染み出しているため、例えば、上面カバーゴム層12と接合部カバーゴム23との接合面18に微細な剥離である損傷部16ができた場合、補修剤15は矢印Fで示すように、剥離した損傷部16の剥離部分に染み出すようになっている。これにより、上面カバーゴム層12と接合部カバーゴム23との接合面18にできた微細な剥離である損傷部分を補修剤15により埋めることができる。従って、損傷部16の微細な剥離の損傷の進行を抑えることができる。
よって、本実施形態のコンベヤベルト10Bによれば、上面カバーゴム層12と接合部カバーゴム23との接合面18にできた微細な剥離である損傷部分を補修剤15により埋めて損傷の進行を抑えることができる。これにより、コンベヤベルト10Bの運転を継続しながらコンベヤベルト10Bの損傷部分を補修することができるため、コンベヤベルトに損傷が発生した場合でもコンベヤベルトの運転を停止することなく運転を継続することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係るコンベヤベルトについて、図面を参照して説明する。本実施形態に係るコンベヤベルト10Cの構成は、上述の図1に示す本発明による第1の実施形態に係るコンベヤベルト10Aの構成と同様であるため、本実施形態に係るコンベヤベルト10Aと同一の部材には同一の符号を付してその説明は省略する。
図9は、本実施形態に係るコンベヤベルトの構成図である。図9は、本実施形態のコンベヤベルト10Cの幅方向の外側の部分断面図を示している。図9に示すように、本実施形態に係るコンベヤベルト10Cは、コンベヤベルト10Cの上下面を構成する上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13と、上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13に挟まれた補強材11aが埋設された心体層11と、心体層11のコンベヤベルト幅方向の両外側に上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13に挟まれた保護ゴム層14a、14bと、心体層11と保護ゴム層14a、14bとの間に挟まれて埋設された補修剤15とを有する。
図9に示すように、補修剤15は、心体層11と上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13に挟まれた保護ゴム層(耳ゴムともいう)14aとの間に挟まれて埋設されている。第1の実施形態で説明したと同様に、コンベヤベルト10Cの運転時には、コンベヤベルト10Cの上面カバーゴム層12は、常に搬送物との衝撃や搬送物の荷重などの外力により押圧されているため、心体層11と上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13に挟まれた保護ゴム層14aとの間に挟まれて埋設された補修剤15も常に押圧されることになる。コンベヤベルト10Cの上面カバーゴム層12が押圧されることによって、本実施形態の補修剤15は、圧力により上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13と保護ゴム層14aとの接合面18に徐々に染み出すようになっている。
すなわち、本実施形態のコンベヤベルト10Cは、上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13と保護ゴム層14aとの接合面18に補修剤15を徐々に染み出させるように構成されている。
図10、11は、本実施形態に係るコンベヤベルトの補修剤の作用について説明する図である。図10、11は、本実施形態のコンベヤベルト10Cの幅方向の外側の部分断面図を示している。図10に示すように、本実施形態のコンベヤベルト10Cの補修剤15は、心体層11と上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13に挟まれた保護ゴム層14aとの間に挟まれて埋設されている。これにより、コンベヤベルト10Cの上面カバーゴム層12が押圧されることによって、補修剤15は、圧力により上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13と保護ゴム層14aとの接合面18に徐々に染み出すようになっている。
上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13と保護ゴム層14aとの接合面18に補修剤15が染み出しているため、例えば、上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13と保護ゴム層14aとの接合面18に微細な剥離(耳割れ)である損傷部16ができた場合、補修剤15は矢印G1、G2で示すように、剥離した損傷部16の剥離部分に染み出すようになっている。これにより、上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13と保護ゴム層14aとの接合面18にできた微細な剥離である損傷部分を補修剤15により埋めることができ、図11に示すように修復部17を形成することができる。従って、損傷部16の微細な剥離の損傷の進行を抑えることができる。
よって、本実施形態のコンベヤベルト10Cによれば、上面カバーゴム層12及び下面カバーゴム層13と保護ゴム層14aとの接合面18にできた微細な剥離である損傷部分を補修剤15により埋めて損傷の進行を抑えることができる。これにより、コンベヤベルト10Cの運転を継続しながらコンベヤベルト10Cの損傷部分を補修することができるため、コンベヤベルトに損傷が発生した場合でもコンベヤベルトの運転を停止することなく運転を継続することができる。
なお、本実施形態では、コンベヤベルト10Cの幅方向の外側の部分断面図の保護ゴム層14aを例にして説明したが、保護ゴム層14bについても同様である。
本第1〜第3の実施形態のコンベヤベルトの製造方法としては特に限定されず、例えば、従来公知の方法で製造することができる。例えば、未加硫の、補修剤15を埋設した上面カバーゴム層12、下面カバーゴム層13、心体層11および保護ゴム層14a、14bを、例えば、下面カバーゴム層13、心体層11、心体層11の幅方向の両外側に保護ゴム層14a、14b、上面カバーゴム層12の順で積層して未加硫コンベヤベルト成形体とした後、加硫機により加熱・加圧することにより加硫成形する方法が挙げられる。
以上説明したように、本第1〜第3の実施形態のコンベヤベルトによれば、上面カバーゴム層12にできた損傷部分、上面カバーゴム層12と接合部カバーゴム23との接合面18にできた損傷部分、上面カバーゴム層12と保護ゴム層14との接合面18にできた損傷部分を補修剤15により埋めて損傷の進行を抑えることができる。
よって、本実施形態のコンベヤベルトによれば、コンベヤベルトの運転を継続しながらコンベヤベルトの損傷部分を補修することができるため、コンベヤベルトに損傷が発生した場合でもコンベヤベルトの運転を停止することなく運転を継続することができる。
以上、本発明のコンベヤベルトについて詳細に説明したが、本発明は上記の例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種の変更および改良を行ってもよい。

Claims (5)

  1. コンベヤベルトの上下面を構成するカバーゴム層と、
    前記カバーゴム層に挟まれた補強材が埋設された心体層と、
    前記心体層のコンベヤベルト幅方向外側に前記カバーゴム層に挟まれた保護ゴム層と、を有し、
    前記カバーゴム層中に補修剤を埋設したことを特徴とするコンベヤベルト。
  2. 前記カバーゴム層は、少なくとも上面のカバーゴム層の心体層側に内層と前記内層の外側に外層とを有し、
    前記補修剤は、前記内層と前記外層との間に挟まれて埋設されることを特徴とする請求項1に記載のコンベヤベルト。
  3. 前記コンベヤベルトの端末部同士を接合する際に用いる接合部カバーゴムを有し、
    前記補修剤は、前記心体層と前記接合部カバーゴムとの間に挟まれて埋設されることを特徴とする請求項1または2に記載のコンベヤベルト。
  4. 前記補修剤は、前記カバーゴム層に挟まれた前記保護ゴム層と前記心体層との間に挟まれて埋設されることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のコンベヤベルト。
  5. 前記補修剤は、前記カバーゴム層に染み出して微細な傷や亀裂、剥離または欠落した損傷部分を埋めて損傷の進行を抑えることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のコンベヤベルト。
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