JP2013233600A - ネジ回し具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネジの頭部がネジの設置面から突出していない状態でも、溝穴の形状が壊れてしまったネジを回すことができるネジ回し具を提供する。
【解決手段】プライヤの両あごの先端に錐形体が形成される。この錐形体は、両あごが閉じた状態で先が細く、外斜面に歯が形成される。すなわち、錐形体の先部から基部へ放射状に複数の溝として縦歯が形成される。また、錐形体の先部から基部にかけて複数が配列され縦歯と直交する短い溝として、横歯が形成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、ネジの頭部に設けられた溝穴の形状が壊れてしまった前記ネジを回すための道具の構造に関する。
ネジの頭部には、ドライバーなどの道具を使ってネジを回すために溝穴が設けられる。この溝穴は、何度もドライバーなどの道具を使うことで、形状が壊れて、道具が空滑りしてしまうことがある。これをネジが”ナメル”等ということもある。また、ネジが錆びたりすることにより、溝穴の形状が壊れてしまうことがある。そうなると、通常のドライバーなどの道具を使ってネジを回すことができなくなる。
下記非特許文献1には、このようなネジでも回すことができるように、ペンチの両あごの先端内側に、鋭い細かな歯を設けて、ネジの頭部の外側を挟むことができるようにした道具が、商品名「ネジザウルス」として販売されている。
また、下記特許文献1には、特殊な管を取り除くために、取手を挟持することで両あごが開くプライヤ様の本体の前記両あごの先端外側に歯を設けて、この管の中へ、プライヤーの両あごを挿入しプライヤーを挟持して両あごを開くことで、管を取り除く技術が開示されている。
実登3157349
http://www.engineer.jp/products/nipper/np04/item_04/pz-58
しかしながら、上記非特許文献1の道具は、ネジの頭部がネジの設置面から突出していなければならず、例えば、少なくとも鍋ネジのようであればよいが、皿ネジのように、頭部が必ずしも突出しない場合には、使用できない。また、ネジが錆び、頭部が錆びてしまい、そのため、十分に頭部が突出しておらず、頭部の外側を挟むことができない場合にも、使用できない。
また、特許文献1の道具は、雄ネジの頭部を回すことには使用できない。
この発明は、以上の問題点を解決するために、ネジの頭部がネジの設置面から突出していない状態でも、溝穴の形状が壊れてしまったネジを回すことができるネジ回し具を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、ネジの頭部に設けられた溝穴の形状が壊れてしまった前記ネジを回すための道具であって、取手を挟持することで両あごが開くプライヤ様の本体と、前記両あごの先端に形成され、両あごが閉じた状態で先が細い錐形体と、この円錐体の外斜面に形成され、前記錐形体の先部から基部へ放射状に複数の溝として形成された縦歯と、前記錐形体の先部から基部にかけて複数が配列され前記縦歯と直交する短い溝として形成された横歯と、を有することを特徴とするネジ回し具である。
第二発明は、さらに、前記錐形体は、円錐形体であり、側面に投影された前記先部の角度が60度であることを特徴とするネジ回し具である。
第一、又は第二発明によれば、ネジの頭部に設けられ形状が壊れて、周囲形状がやや丸くなってしまった溝穴へ、ネジ回し具の閉じた両あごの先端に形成された錐形体の先を押込み、ネジ回し具の本体であるプライヤの取手を挟持して両あごを開く。すると、錐形体が開いて、その外斜面に形成された縦歯と横歯が溝穴の内周へ食い込む。その状態で、ネジ回し具を回せば、特に、溝穴と縦歯との摩擦により、回転力がネジに伝わり、ネジを回すことができる。また、溝穴と横歯との摩擦により、錐形体が溝穴から外れてしまうことが防止される。
ネジの頭部がネジの設置面から突出していない状態でも、形状が壊れてしまった溝穴自体は残っているので、ネジ回し具によれば、ネジを回すことができる。
第二発明によれば、さらに、錐形体は円錐形体であることから、周囲形状がやや丸くなってしまった溝穴への歯の食い込みが、周囲方向の多くの部分で起きることが期待でき、大きな回転力を得られる。また、錐形体の側面に投影された先部の角度が60度であることから、形状が壊れてしまった溝穴の角度とフィットしやすく、大きな回転力を得られる。
この発明の一実施形態を示す図で、(A)は全体側面図、(B)は(A)のB部拡大図、(C)は(B)の正面図、(D)は(B)の平面図、(E)は(B)のE−E断面図である。 図1の道具を使用する使用状態を一部透視して示す拡大図で、(A)は皿ネジに使用する状態の側面図、(B)は鍋ネジに使用する状態の側面図、(C)は(B)の要部の水平断面図である。
この発明の実施形態を、図1及び図2に示す。
この実施形態のネジ回し具1は、例えば、図2(A)(B)(C)に示しように、ネジ3の頭部5に設けられた十字の溝穴7の形状が壊れてしまった前記ネジ3を回すための道具である。十字の溝穴7は、通常は十字のドライバーの先端に嵌合して、ドライバーを回して、これによりネジ3を回すためのものである。しかし、ネジ3が設置面9に固く設置されてしまった場合などに、何度もドライバーを強く使うことで、溝穴7の形状が壊れて、十字形状からやや丸く(図中8)なり、そうなるとドライバーが空滑りしてしまう。
図1に示すように、このネジ回し具1は、本体11(図1(A))として、取手2を挟持することで両あご13が開くプライヤ様の器具を採用する。本体11が有する細い両あご13の先端に、先が細い錐形体として円錐形体15が形成される。両あご13が閉じた状態で、円錐形体15となるが、両あご13が開くと、円錐形体15は、先の中央から縦に半分に割れて、開く(図2)。
円錐形体15は、側面に投影された先部の角度、すなわち図1(B)(C)における先部の角度が60度である。また、円錐形体15の先端は、やや丸みを帯びる。そして大きいネジに対応するときには、丸みを大きく、小さいネジに対応するときには、丸みを小さくする。
この円錐形体の外斜面に歯(21,23)が形成される。すなわち、円錐形体15の先部17から基部19へ、放射状(図1(D))に延びる複数の溝として、縦歯21が形成される。放射状とすることから、各溝の幅は、先部17で狭く、基部19で広い。各縦歯21の断面は三角形である(図1(E))。
また、錐形体の先部17から基部19にかけて、複数が配列され、縦歯21と直交する短い溝として、横歯23が形成される。この横歯23は、円錐形体15が縦に分割する分割線25である母線の両脇に沿って、直線的に配列される。分割線25は2本になるので、横歯23は合計4列となる。
「ネジ回し具1の使い方」
この実施形態にかかるネジ回し具1は、以下のように使用する。
すなわち、図1(A)に示すネジ回し具1の本体11を逆さまにして、図2に示すように、本体11の先端をネジ3へ向ける。そして、ネジ3の頭部5に設けられ形状が壊れて、周囲形状がやや丸くなってしまった溝穴8へ、ネジ回し具1の閉じた両あご13の先端に形成された円錐形体15の先を、押込む。
そして、ネジ回し具1の本体11であるプライヤの取手2を挟持し閉じると、両あご13が開く。すると、円錐形体15が開いて、その外斜面に形成された縦歯21と横歯23が溝穴8の内周へ食い込む。その状態で、ネジ回し具1を回せば、特に、やや丸くなった溝穴8と縦歯21との摩擦により、回転力がネジ3に伝わり、ネジ3を回すことができる。また、溝穴8と横歯23との摩擦により、錐形体が溝穴8から外れてしまうことが防止される。よって、ネジ3を回しやすい。
「実施形態の効果」
この実施形態にかかるネジ回し具1は、ネジ3の溝穴8を使用するものであるから、ネジ3の頭部5がネジ3の設置面9から突出していない状態でも、形状が壊れてしまった溝穴8自体は、通常は、残っているので、ネジ3を回すことができる。
さらに、錐形体は円錐形体15であることから、周囲形状がやや丸くなってしまった溝穴8への歯の食い込みが、周囲方向の多くの部分で起きることが期待でき、大きな回転力を得られる。また、錐形体の側面に投影された先部17の角度が60度であることから、形状が壊れてしまった溝穴8の角度とフィットしやすく、大きな回転力を得られる。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、壊れる前の溝穴7は、十字形状であったが、他の実施形態では、溝穴7の形状は問わない。
例えば、マイナスドライバーを使用するための「マイナス」と呼ばれている一文字の溝穴でもよい。また、プラスマイナス穴と呼ばれ、十字穴の1辺部が長くなって「マイナス」と同じ形になり、プラスとマイナスの両方のドライバで扱える溝穴でも良い。さらに、六角穴(ヘクス・ソケット)と呼ばれ、断面が正六角形のドライブ棒を差し込むための溝穴でもよい。 また、四角穴(スクエア・ソケット)と呼ばれ、断面が正方形のドライブ棒を差し込むための溝穴でも良い。
以上の実施形態では、ネジ回し具1の本体11として、先が細い、例えば、ラジオペンチ等とも呼ばれるタイプのプライヤにならったものを用いたが、他の実施形態では、プライヤの種類を問わない。通常のペンチ、ニッパー等と呼ばれるプライヤでも構わない。取手を挟持することで両あごが開くプライヤ様の本体であればよい。
以上の実施形態では、設置面9の雌ネジ穴へ直接にねじ込んで設置するタイプのネジ3を例に説明したが、他の実施形態では、他の種類のネジ、例えば、木ネジ、ビス、ボルトなどと呼ばれるネジであっても、実施することができる。
以上の実施形態では、錐形体は円錐形体15であったが、他の実施形態では、円錐形体15以外の多角錐形体でもよい。例えば、正四角錐体とし、四本の稜線のうち対向する2本の稜線を通る面で、半分に分割されるものとしても良い。
また、菱形角錐体とし、やはり四本の稜線のうち対向する2本の稜線を通る面で、半分に分割されるものとしても良い。この場合、菱形のうち長い対角線の方向に、溝穴7の十字形状の辺部の方向を、一致させれば、菱形角錐体と溝穴7がフィットしやすい。同様に、菱形のうち長い対角線の方向に、溝穴7の「マイナス」形状の方向を、一致させれば、菱形角錐体と溝穴7がフィットしやすい。
1…ネジ回し具、3…ネジ、5…頭部、7、8…溝穴、9…設置面、11…本体、13…両あご、15…円錐形体、17…先部、19…基部、21…縦歯、23…横歯、25…分割線。

Claims (2)

  1. ネジの頭部に設けられた溝穴の形状が壊れてしまった前記ネジを回すための道具であって、取手を挟持することで両あごが開くプライヤ様の本体と、前記両あごの先端に形成され、両あごが閉じた状態で先が細い錐形体と、この円錐体の外斜面に形成され、前記錐形体の先部から基部へ放射状に複数の溝として形成された縦歯と、前記錐形体の先部から基部にかけて複数が配列され前記縦歯と直交する短い溝として形成された横歯と、を有することを特徴とするネジ回し具。
  2. 前記錐形体は、円錐形体であり、側面に投影された前記先部の角度が60度であることを特徴とするネジ回し具。
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