JP2013233247A - 留置針組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】内針を外針及び外針ハブから引き抜く際に封止部材が塑性変形することを防ぐことができる留置針組立体を提供する。
【解決手段】留置針組立体1は、先端部に鋭利な針先11aを有する内針11を備え、内針11は、基端部には外針ハブ14が設けられている外針13内に挿通されている。外針ハブ14の内孔には、プロテクタ4及び止血ゴム3が設けられている。止血ゴム3は、プロテクタ4より先端側に位置して内孔を封止している。内針11は、止血ゴム3を貫通し、止血ゴム3は、内針11が貫通する貫通孔を弾性復帰して塞ぐ。プロテクタ4は、外針ハブ14から引き抜く方向に内針11を動かすと内針11の先端部を覆って保護する。また、プロテクト4には、内針挿通孔が形成され、内針挿通孔は、内針11を止血ゴム3から引き抜く際に内針11がその軸が延在する方向から大きくずれないように形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、人工透析、輸液又は採血の際に血管に穿刺されてそこに留置される留置針組立体に関する。
施術者が患者に対して人工透析、輸液又は採血等を行う際には、留置針組立体が用いられており、留置針組立体としては、例えば特許文献1のようなカテーテルと導入針とのアッセンブリがある。
特許文献1のアッセンブリは、円筒状のカテーテルハブ(外針ハブ)と、カテーテルハブの先端に固定されているカテーテル(外針)と、先端に鋭利な針先を有する針(内針)と、針の基端に固定されている針ハブとを備えている。カテーテルハブは、側方孔を有しており、この側方孔は、管状部分及び伸長管を介してアダプタに接続されている。また、カテーテルハブ内には、側方孔より基端側にプラグ(封止部材)が設けられており、プラグによってカテーテルハブの基端が密閉されている。針は、このプラグを貫通するようにカテーテルハブ及びカテーテルを挿通しており、カテーテルハブに針ハブが係合した状態で針の針先がカテーテルの先端から突出している。
このように構成されている特許文献1のアッセンブリでは、プラグがシリコーンゴムのような弾性部材によって構成されており、針をカテーテルハブから抜いたときにプラグに残る貫通孔が塞がるようになっている。これにより、針をカテーテルハブから抜いた後でもカテーテルハブ内の液体が前記貫通孔を通って外に漏れ出ることを防ぐことができる。
特開平8−257129号公報
特許文献1の留置針組立体では、針ハブ又はそれに形成されているフィンを摘んでそれをカテーテルハブから離れるように施術者が引くことで、カテーテル及びカテーテルハブから針を抜くことができる。留置針組立体では、針を引き抜く際に施術者が針をその軸に沿って真っ直ぐ抜くようになっており、針を真っ直ぐ引き抜くことによってプラグの貫通孔が塞がってカテーテルハブ内の液体が漏れないようになっている。しかし、針がその軸からずれて引き抜かれるとプラグが塑性変形して貫通孔の孔径が大きくなり、プラグが弾性復帰しても貫通孔が塞がらないという事態が生じる可能性がある。このように貫通孔が塞がらないと、カテーテルハブ内の薬液又は血液が貫通孔を通って外側に漏れ出ることとなる。
そこで本発明は、内針を外針及び外針ハブから引き抜く際に封止部材が塑性変形することを防ぐことができる留置針組立体を提供することを目的としている。
本発明の留置針組立体は、先端部に鋭利な針先を有する内針と、前記内針の基端部側に設けられている内針ハブと、前記内針が挿通されている中空の外針と、前記内針が挿通され、且つ外針挿通口とハブ挿通口とを有する内部空間が形成されている外針ハブと、前記内部空間に設けられ、前記内針を前記外針ハブから引き抜く方向に動かすと前記内針の先端部を覆って保護するプロテクタと、前記プロテクタより前記外針挿通口側に位置するように前記内部空間に設けられ、前記外針挿通口と前記ハブ挿通口との間を封止する封止部材とを備え、前記外針挿通口は、前記外針の基端部が設けられ、前記ハブ挿通口は、前記内針ハブが着脱可能に取り付けられ、前記外針ハブは、前記外針挿通口及び前記ハブ挿通口と異なる位置に形成され、且つ前記内部空間の前記封止部材より前記外針挿通口側の部分に繋がっている輸送口を有し、前記内針は、前記封止部材を貫通し、前記封止部材は、そこから前記内針が引き抜かれると前記内針が貫通していた貫通孔を弾性復帰して塞ぐように構成され、前記プロテクタは、開閉可能なプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体を閉じる閉機構と、前記内針が挿通されている内針挿通孔とを有しており、前記プロテクタ本体は、開状態で前記内針を貫通させ、閉状態でプロテクタ本体内にある前記内針の先端部を覆って保護するように構成され、前記閉機構は、前記内針の先端部が前記プロテクタ本体内に入っている状態で前記プロテクタ本体を前記外針ハブから引き抜く方向に動かすと前記プロテクタ本体を閉じるように構成されているものである。
本発明に従えば、プロテクタ本体を外針ハブから引き抜く方向に動かすことで、プロテクタ本体の保護部材が閉じられて内針の先端部が覆われて保護される。また、内針を封止部材から引き抜く際に、内針が引き抜く方向に直交する方向に大きく移動してしまう事態を内針挿通孔が防ぐ。それ故、施術者が内針ハブを内針の軸に沿わせずに引き抜いても、内針の封止部材を貫通している部分が略真っ直ぐ引き抜かれるように内針挿通孔によって内針がサポートされる。これにより、前記貫通している部分が交差する方向に曲がって封止部材の貫通孔を拡げ、封止部材が塑性変形することを抑制できる。これにより、内針を引き抜いた後に貫通孔が塞がらずにそこから血液等が漏れ出るということを防ぐことができる。
上記発明において、前記プロテクタは、2つの前記内針挿通孔を有しており、前記2つ内針挿通孔は、前記引き抜き方向に間隔をあけて配置されていることが好ましい。
上記構成に従えば、2つの内針挿通孔が引き抜き方向に間隔をあけて配置され、内針ハブを内針の軸に沿わせずに引き抜いたときに2つの内針挿通孔に内針11がサポートされる。それ故、内針が貫通孔を押し拡げようとする力を低減することができ、封止部材が塑性変形することを更に抑制できる。
上記発明において、前記内針は、その外周面の先端部付近に外側に突出し、且つ前記内針を前記引き抜く方向に動かすことで一方の前記内針挿通孔と係合する係合部を有し、前記プロテクタ本体は、前記係合部が前記内針挿通孔に係合することによって前記内針に連られて前記外針ハブから引き抜く方向に動くように構成されていることが好ましい。
上記構成に従えば、内針を外針ハブから引き抜く方向に動かすことによって、プロテクタ本体を外針ハブから引き抜く方向にプロテクト本体を動かすことができる。つまり、内針を外針ハブから引き抜く方向に動かすだけで内針の先端部をプロテクタ本体によって覆って保護することでき、内針の針先の保護作業が更に容易である。
上記発明において、前記一方の内針挿通孔は、他方の前記内針挿入孔より前記内針の基端部側に位置しており、前記一方の内針挿通孔は、前記係合部の外径より小さい孔径を有しており、前記他方の内針挿入孔は、前記係合部の外径より大きい孔径を有していることが好ましい。
上記構成に従えば、係合部の形成位置を内針の針先から基端部側に離すことができ、且つ他方の内針挿入孔から突き出させる内針の長さを短くすることができる。それ故、内針における係合部の形成が容易になり、且つプロテクタ本体の長さを短くすることができる。
本発明によれば、内針を外針及び外針ハブから引き抜く際に封止部材が塑性変形することを防ぐことができる。
本発明の実施形態である留置針組立体を示す正面図である。 図1の留置針組立体を切断して示す断面図である。 図2の留置針組立体を拡大して示す拡大断面図である。 図3の留置針組立体の領域X1を拡大して示す拡大断面図である。 留置針組立体において、外針ハブから内針を抜いた状態を示す断面図である。 図5の留置針組立体の領域X2を拡大して示す拡大断面図である。
以下では、前述する図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る留置針組立体1の構成を説明する。実施形態における方向の概念は、説明の便宜上使用するものであって、留置針組立体1の構造に関してそれらの構成の配置及び向き等をその方向に限定することを示唆するものではない。また、以下に説明する留置針組立体1の構造は、本発明の一実施形態に過ぎない。即ち、本発明は、以下で説明する実施の形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。
<留置針組立体>
留置針組立体1は、血管等に針を穿刺して留置し、その針によって薬液を血管内に投与したり、血管から血液を採取する際に用いられる。図1及び図2に示すように、留置針組立体1は、留置針本体2と、止血ゴム3と、針先保護用プロテクタ(以下、単に「プロテクタ」ともいう)4とを備えており、留置針本体2は、軸線L1に沿って形成されており、内針11と、内針ハブ12と、外針13と、外針ハブ14とによって構成されている。なお、以下の説明では、留置針組立体1によって患者への針の穿刺を行う施術者に対して遠位側の部位を先端部とし、施術者の近位側の部位を基端部と称している。また、軸線方向とは、留置針本体2の軸線L1に沿う方向を意味している。
<留置針本体>
図3に示すように、内針11は、例えばステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、及びチタン合金等の金属材料又は硬質の合成樹脂から成る大略円筒状の中空針であり、その軸線L2(軸線L1と略一致)に沿って真直ぐに延在している。内針11は、血管に穿刺可能に形成された鋭利な針先11aを先端部に有しており、基端部には内針ハブ12が設けられている。
内針ハブ12は、キャップ部21と把持部22とを有しており、キャップ部21は、例えば合成樹脂から成る大略有底円筒の部分である。キャップ部21キャップ部21の先端部には、内針11が挿通されて固定されている。キャップ部21は、先端部側に対して基端部側が大径に形成されており、先端部側の小径部分21aの先端に内針11が各々の軸線が一致するように固定されている。キャップ部21の基端部側の大径部分21bには、大略板状の把持部22が一体的に設けられている。把持部22は、キャップ部21の外周面部から半径方向外方に突出しており、医師や看護師等の施術者が手で把持可能に構成されている。このように構成される内針11及び内針ハブ12は、外針13及び外針ハブ14に夫々挿通されている。
外針13は、可撓性を有する軟質の合成樹脂、例えばエチレン−テトラフルオロエチレン共重合、ポリウレタン、ポリエーテルナイロン、又はポリプロピレン等から成る大略円筒状の細管である。外針13は、内針11より短尺に形成されており、外針13に挿通された内針11の針先11aが外針13の先端から突出するようになっている。また、外針13の先端部は、基端側に向かうにつれて大径化するテーパ状に形成されており、内針11の針先11aと同様に患者の血管に穿刺される際の抵抗を低減させている。外針13の基端部には、外針ハブ14が設けられている。
外針ハブ14は、透光性を有する合成樹脂から成るY型の部材であり、ハブ本体24及びチューブ結合部25を有している。ハブ本体24は、大略円筒状に形成されており、先端部の外周面が先端に向かうにつれて先細りになっているテーパ状に形成されている。ハブ本体24の内孔24aは、その軸線に沿って延在している。ハブ本体24は、その先端側に外針挿通口24bを有し、基端側にハブ挿通口24cを有している。外針挿通口24bには、外針13の基端部が挿通されて固定されている。ハブ挿通口24cの内径は、内針ハブ12のキャップ部21の小径部分21aの外径と略一致しており、前記小径部分21aがハブ挿通口24cに嵌り込むようになっている。なお、図3及び図4では、構成を見やすくするために小径部21aとハブ本体24との間の隙間を誇張して表現している。また、ハブ挿通口24cの内径は、キャップ部21の大径部分21bの外径より小径になっており、大径部分21bが外針ハブ14の基端に当接してハブ挿通口24cを外針ハブ14の外側から塞いでいる。このように構成されるハブ本体24の外周面には、ハブ本体24から枝分かれするようにチューブ結合部25が設けられている。
チューブ結合部25は、大略円筒状に形成されており、ハブ本体24の基端側に向かって、且つハブ本体24の外周面から半径方向外側に離れるように斜めに延在している。チューブ結合部25の内孔25aは、その一端側に連通口25bを有し、連通口25bは、ハブ本体24の内孔24aに繋がっている。また、チューブ結合部25の内孔25aは、その他端側に輸送口25cを有しており、輸送口25を規定する開口端部がチューブ26に挿通されている。チューブ26は、可撓性を有する管状部材であり、その一端部がチューブ結合部25に固定されている。他方、チューブ26の他端部には、コネクタ27が設けられている。
図1及び図2に示すようにコネクタ27は、Y型に形成されており、各々の端部に連通口27a,27b,27cが夫々形成されている。これら3つの連通口27a,27b,27cは、コネクタ27の内孔27dによって連通しており、3つの連通口27a,27b,27cのうちの1つの連通口である第1連通口27aにチューブ26が繋がっている。残りの2つの連通口の1つである第2連通口27bは、キャップ部材28によって塞がれており、更に残りの1つの連通口である第3連通口27cには、そこを塞ぐようにインジェクションプラグ29が嵌り込んでいる。留置針本体2は、このインジェクションプラグ29によって図示しない輸液セット及び採血セットに接続されている。
このように構成される留置針本体2では、内針11が外針13内に挿通されており、内針11の針先11aが外針13の先端から突出している。また、内針11の基端側は、外針13の基端部から外針ハブ14の内孔14aへと突出している。内針11の基端部は、外針ハブ14のハブ挿入口24cまで延びており、ハブ挿入口24cは、内針11の基端部に設けられている内針ハブ12のキャップ部21によって塞がれている。
留置針本体2を使って輸液及び採血する際には、まず内針11が挿通された外針13を施術者が血管等に穿刺する。これにより、血管内と外針ハブ14内とが導通し、血管内の血液が外針ハブ14に流入するフラッシュバックが発生する。このフラッシュバックを確認した後、内針11が外針13及び外針ハブ14から抜かれる。この際に、ハブ挿入口24cから血液(又は薬液)が漏れないようするために外針ハブ14の内孔14aには、止血ゴム3が設けられている。
<止血ゴム>
図3に示すように、封止部材である止血ゴム3は、ポリイソプレン等の合成ゴム又は熱可塑性エラストマから成る中実の大略円柱部材である。止血ゴム3は、ハブ本体24の内孔24aの軸線方向中間部分に嵌合されており、内孔24aにおいてチューブ結合部25の連通口25bよりハブ挿入口24c側であって後述するプロテクタ4より内針挿入口24b側に位置している。これにより、内孔14aは、外針13内及びチューブ26内に繋がる液空間31とハブ挿入口24cに繋がるプロテクタ収容空間32とに分断され、これらの2つの空間31,32の間が止血ゴム3によって封止されている。また、止血ゴム3の外周部には、周方向全周に渡って係合凹溝33が形成されている。他方、外針ハブ14の内周部には、この係合凹溝33に対応する位置に係合凸部34が周方向全周に渡って形成されており、この係合凸部34が係合凹溝33に係合している。これにより、止血ゴム3が軸線方向に動かないようになっている。
このように構成されている止血ゴム3には、その軸心又はその周辺を内針11が貫通している。止血ゴム3は、前述の通り合成ゴム又は熱可塑性エラストマによって構成されており、弾力性を有している。それ故、止血ゴム3が内針11の外周面に圧接され、内針11と止血ゴム3との間が密封されている。このように内針11の外周面に圧接されている止血ゴム3は、内針11を軸線方向に動かしても密封した状態を維持するようになっている。
また、止血ゴム3は、そこから内針11を抜いた後に弾性復帰するようになっており、内針11を抜く際に内針11が貫通していた貫通孔30が塞るようになっている。即ち、止血ゴム3は、そこから内針11を引き抜いた後も液空間31とプロテクタ収容空間32との間を封止するようになっている。このように止血ゴム3は、内針11の貫通の有無に関わらず、液空間31とプロテクタ収容空間32との間を封止し、プロテクタ収容空間32に薬液や血液が漏れることを防ぐことができる。プロテクタ収容空間32内には、プロテクタ4が収容されている。
<針先保護用プロテクタ>
プロテクタ4は、内針11を外針13及び外針ハブ14から引き抜いて取り出す際に内針11の針先11aを覆って保護するように構成されており、プロテクタ本体40及び作用ホルダ41を有している。プロテクタ本体40は、内針11の針先11aを覆って保護するように構成されており、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金、銅、銅系合金等の各種の金属材料によって構成されている。プロテクタ本体40は、前述する金属材料の薄肉プレートを屈曲変形させてなる金属製の単一体であり、軸線方向に延在する大略四角柱状の箱状部材に形成されている。
プロテクタ本体40の構成について、図4を参照しながら更に詳細に説明すると、プロテクタ本体40は、大略正方形状の底板42及び天井板43を有している。底板42及び天井板43は、軸線方向に離されており、互いに対向し且つ重なるように配置されている。底板42には、その4つの各辺縁部のうち対向する2つの辺縁部に一対の可撓側板44,45が一体的に夫々設けられている。一対の可撓側板44,45は、底板42から天井板43に向かって夫々延在する大略矩形状の板部材であり、互いに対向するように配置されている。一対の可撓側板44,45は、その先端が天井板43から突出しており、各先端には、保護部46,47が一体的に形成されている。
各保護部46,47は、その先端側が屈曲している大略逆J字状に形成された板部材であり、各可撓側板44,45の先端から他方の可撓側板45,44に向かって傾斜するように延びている。これら2つの保護部46,47は、一方の保護部46に対して他方の保護部47の方が短尺に形成されており、他方の保護部47の先端部に一方の保護部46が被さって天井板43を覆うようになっている(後述する図6参照)。このように2つの保護部46,47が被さることで、2つの保護部46,47と天井板43とによって囲まれた針先収容空間48が形成される。この針先収容空間48は、両端が大略三角形状に形成され空間である。また、一方の保護部46の幅方向両端部には、保護板49が夫々設けられており、保護板49は、針先収容空間48の両端を塞ぐようになっている。即ち、各保護板49は、その側縁部が保護部46の幅方向両端部の形状に夫々合わせて形成されており、針先収容空間48の両端部を塞ぐべく大略三角形状に形成されている。
このように構成されている保護部46,47が設けられている一対の可撓側板44,45は、その長手方向中間部分にある屈曲部44a,45aで屈曲しており、屈曲部44a,45aより先端側の部分が外側に広がるように斜めに延在している。更に詳細に説明すると、可撓側板44,45は、固定部44b,45b及び可撓部44c,45cを夫々有している。固定部44b,45bは、底板42に対して直角に配置され且つ底板42から屈曲部44a,45aまでを形成し、可撓部44c,45cは、固定部44b、45bに対して外側に広がり且つ屈曲部44a,45aから一対の可撓側板の先端までを形成している。
また、一対の可撓側板44,45は、スロットル51,52を夫々有している。スロットル51,52は、大略長方形状の孔であり、固定部44b,45bの中間部分から可撓部44c,45cの中間部分まで延在している。スロットル51,52には、大略長方形状に形成された板状の爪部材53,54が収容されている。爪部材53,54は、固定部44b,45bに一体的に夫々設けられており、可撓部44c、45cと同様に屈曲部44a,44bにて外側に広がるように屈曲している。
このように構成される一対の可撓側板44,45には、それらのうち一方の可撓側板44に一対の固定板55が設けられ、他方の可撓側板45に一対の固定側板57が一体的に設けられている。一対の固定板55は、一方の可撓側板44の固定部44bの幅方向両端部に繋がっており、固定部44bに対して直角に屈曲して他方の可撓側板44に向かって延在している。他方、一対の固定側板57は、天井板43に向かって延在する大略長方形状に形成されており、いずれか一方の先端が天井板43の1つの辺縁部に一体的に繋がっている。また、一対の固定側板57の基端部は、他方の可撓側板45の固定部45bの幅方向両端部に繋がっており、固定部45bに対して直角に屈曲している。このように屈曲する一対の固定側板57の基端部は、前記固定板55に夫々重なっており、そこに固定されている。このようにして構成されるプロテクタ本体40は、大略直方体形状に形成されている。
また、プロテクタ本体40では、底板42及び天井板43の中心部分に内針挿通孔42a,43aが形成されている。これら2つの内針挿通孔42a,43aは、平面視で(即ち、内針11の基端側から軸線方向に見て)互いに重なっており、軸線方向に間隔をあけて配置されている。また、2つの内針挿通孔42a,43aは、内針11が挿通可能に形成されており、底板42の内針挿通孔42aである第1内針挿通孔42aは、天井板43の内針挿通孔43aである第2内針挿通孔43aより内針11の基端部側に位置し且つ小径に形成されている。また、内針挿通孔42a,43aの外形は、そこに挿通されている内針11の半径方向の動きを規制し、内針11の貫通孔30を貫通している部分が軸線L2に沿って動くように形成されている。
このように形成される内針挿通孔42a,43aに対して挿通される内針11の外周部には、半径方向外側に膨らんだ係合部11bが先端側に形成されている。係合部11bの外径は、第1内針挿通孔42aより大径であって、且つ前記第2内針挿通孔43aより小径になっている。これにより、内針11を抜く際に係合部11bが第2内針挿通孔43aを通過して底板42に係合するようになっている。
また、プロテクタ本体40では、一対の可撓側板44,45の可撓部44c,45cが外側に広がるように反っているため、一対の保護部46,47の先端部同士が離れており、一対の保護部46,47の先端部の間に隙間59が形成されている。2つの内針挿通孔42a,43aを挿通する内針11は、この隙間59を通り、プロテクタ本体40を貫通している。また、針先11aがプロテクタ本体40の底板42側に移動するように内針11をプロテクタ本体40から引き抜くと、やがて係合部11bが底板42に係合する。係合部11bは、それが底板42に係合したときに針先11aが一対の保護部46,47の間に収まるように配置されている。
また、一対の可撓側板44,45は、針先11aが一対の保護部46,47に収まると屈曲部44a,44bを基点として可撓部44c,45cを屈曲させて近接させることができるようになっている。このように可撓部44c、45cを近接させることで一方の保護部46の先端部が他方の保護部47の先端部に被さって隙間59が閉じられる。隙間59が閉じられることにより、一対の保護部46,47及び天井板43によって囲まれた針先収容空間48が形成され(図6参照)、この針先収容空間48に内針11の針先11aが収容される。つまり、プロテクタ本体40によって内針11の針先11aが覆われて保護される。
このようにプロテクタ本体40は、一対の可撓側板44,45の可撓部44c,45cを近接させるように弾性変形させることで一対の保護部46,47が閉じられ、内針11の針先11aがプロテクタ本体40によって覆われて保護される。このように針先11aを保護するプロテクタ本体40には、可撓部44c,45cを弾性変形させて一対の保護部46,47を閉じる作用ホルダ41が外挿されている。
閉機構である作用ホルダ41は、合成樹脂から成る大略筒状の部材である。作用ホルダ41は、先端側に円筒部61を有し、基端側に収容部62を有している。円筒部61は、大略円筒状に形成されている。円筒部61の外形寸法は、外針ハブ14のプロテクタ収容空間32に収容でき、且つプロテクタ収容空間32を軸線方向に移動できるように規定されている。また、円筒部61の先端部分には、一対の切欠き61a,61bが形成されており、一対の切欠き61a,61bは周方向に等間隔をあけて配置されている。また、外針ハブ14の内周部には、一対の切欠き61a,61bに対応する位置に係止部14dが夫々形成されている。係止部14dは、半径方向内側に突出しており、切欠き61a,61bに嵌るようになっている。係止部14dが嵌って外針ハブ14に当たることによって、作用ホルダ41は外針13側への移動が規制され、作用ホルダ41の軸線回りの角変位が規制される。このように構成を有する円筒部61の基端部分には、収容部62が一体的に設けられている。
収容部62は、断面が大略正方形状に形成された四角筒状になっており、その一端部が円筒部61の基端部分に一体的に設けられている。収容部62の4つの側壁のうち対向する一対の側壁63a,63bには、大略直方形状に形成された窓64a,64bが形成されており、この窓64a,64bを介して収容部62の内孔62aが外側と繋がっている。収容部62の内孔62aは、断面が大略正方形状になっており、その外径寸法がプロテクタ本体40の底板42の外径寸法と略一致するように形成されている。収容部62内には、プロテクタ本体40が収容されており、可撓部44c,45cが外側に広がることが窓64a,64bによって許容されている。これにより、一対の保護部46,47の間が開いて隙間59が形成されており、その隙間59から内針11の先端側が突出するようになっている。
また、収容部62は、その基端部にリング部65を有している。リング部65は、4つの側壁によって構成されており、リング部65は、断面正方形の環状に形成されている。リング部65の内周部の外径寸法がプロテクタ本体40の底板の外形寸法と略一致するように形成されている。これにより、作用リング42から引き抜くようにプロテクタ本体40を動かし、プロテクタ本体40の可撓部44c,45cをリング部65内に通すと、可撓部44c,45cがリング部65によって内側へと押し込められる(図5及び6参照)。押し込まれることによって、可撓部44c,45cが互いに近接するように弾性変形し、一対の保護部46,47の間の隙間59が閉じられる。閉じた状態では、保護部46,47の基端部分が窓64a,64bにせり出し、一対の保護部46,47の先端部同士がお互いに当接して一対の保護部46,47の各々がそれ以上に近接する方向に移動できないようになっている。これにより、プロテクタ本体40の動きが保護部46,47の基端部分により規制され、プロテクタ本体40を作用ホルダ41から抜くことができない。
また、この状態までプロテクタ本体40を引き抜くことによって、一対の爪部材53,54がリング部65から離脱するようになっている。一対の爪部材53,54は、リング部65を通ることによって内側に押し込まれるように弾性変形し、爪部材53,54の全体がリング部65から離脱することによって弾性復帰するようになっている。つまり、リング部65から離脱することによって一対の爪部材53,54が外側へと広がり、プロテクタ本体40が作用ホルダ41の円筒部61側に戻ることを阻止している。このように、プロテクタ本体40を作用ホルダ41から引き抜く方向に動かすことによって、内針11の針先11aがプロテクタ本体40により覆われ保護され、やがて作用ホルダ41に対して相対変位できなくなって保護された状態が維持されるようになっている。
<留置針組立体の機能>
前述のような構成を有する留置針組立体1では、図3に示すように前述の通りプロテクタ4がプロテクタ収容空間32に収容されている。プロテクタ4では、可撓部44c,45cが窓64a,64bにせり出すように作用ホルダ41内にプロテクタ本体40が配置されている。これにより、一対の保護部46,47の間の隙間59が開いており、その隙間59にプロテクタ本体40の2つの内針挿通孔42a,43aを挿通する内針11が通されている。このように通された内針11の先端側は、プロテクタ本体40及び作用ホルダの円筒部61から突出し、更に止血ゴム3を貫通して外針13内を挿通している。また、内針11の針先11aは、外針13の先端から突出しており、施術者はこの突出した針先11aを血管に穿刺するようになっている。なお、内針ハブ12のキャップ部21は、プロテクタ本体40の底板42が当接又は近接するように配置されている。これにより、プロテクタ本体40の引き抜き方向への動きが規制され、施術前にプロテクタ本体40が動いて一対の保護部46,47が閉じることを防いでいる。
留置針組立体1を血管に穿刺してフラッシュバックを確認すると、施術者は、輸液又は採血を開始すべく外針13に挿通された内針11を引き抜く。内針11を引き抜くと、まず内針11の針先11aが外針13内に収容される。そして、内針11の針先11aは、外針13内を抜けて外針ハブ14の内部空間を通り、止血ゴム3に到達する。止血ゴム3から内針11の針先11aを抜いていくと、図5及び6に示すように内針11が通っていた貫通孔30の周りの部分が弾性復帰して貫通孔30を塞ぐ。それ故、止血ゴム3から内針11を抜いても内部空間から貫通孔30を通って外部に薬液又は血液が漏れ出ることを防ぐことができる。また、止血ゴム3が内針11に圧接されているので、穿刺時に内針11の針先11aに付着した血液が止血ゴム3によって引き抜くときに拭われ、針先11aに付着した血液が施術者等の第三者に付着することを防ぐことができる。
このように内針11を止血ゴム3から抜く際、内針11が斜めに引き抜かれると、貫通孔30が拡がって貫通孔30の周りの部分が塑性変形し、引き抜いた後も貫通孔30が塞がらずに薬液や血液が流出することがある。しかし、留置針組立体1では、内針11が前述の通りプロテクタ本体40の2つの内針挿通孔42a,43aに通され、プロテクタ本体40が作用ホルダ41を介して外針ハブ14に支持されている。それ故、内針11は、2つの内針挿通孔42a,43aによって半径方向の動きが規制され、内針11の貫通孔30を貫通している部分が軸線L2に沿って動くようになっている。これにより、施術者が内針ハブ12を軸線L2に対して傾けて引き抜いても、内針11が内針挿通孔42a,43aによってサポートされて内針11の貫通孔30を貫通している部分が軸線L2に沿って略真っ直ぐに移動する。これにより、施術者が内針ハブ12を引き抜く方向に関わらず、内針11を軸線方向に沿って略真っ直ぐに止血ゴム3から引き抜かれる。それ故、止血ゴム3の貫通孔30を拡げることなく内針11が引き抜かれ、引き抜く際に貫通孔30が塞がらずに薬液や血液が流出することを防ぐことができる。これにより、流出した血液が直接又は間接的に第三者の傷口等に付着して第三者が感染症を発症することを防ぐことができる。
また、2つの内針挿通孔42a,43aが軸線方向に間隔があけて配置され、内針ハブ12を軸線L2に沿わせずに引き抜いたときに2つの内針挿通孔42a,43aによって内針11がサポートされるので、内針11が貫通孔を押し拡げようとする力を低減することができる。これにより、止血ゴム3が塑性変形することを更に抑制できる。
内針11を更に引き抜くと内針11の針先11aがプロテクタ本体40の一対の保護部46,47の間に入り、やがて係合部11bが底板42に係合する。更に内針11を外針ハブ14から更に引き抜くと、内針11に連れられてプロテクタ本体40が作用ホルダ41内を動く。そうなることで、プロテクタ本体40の一対の可撓部44c,45cが作用ホルダ41によって内側に押し込まれ、一対の保護部46,47の間の隙間59が閉じられる。これにより、一対の保護部46,47によって内針11の針先11aが覆われて保護される。このように内針11を引き抜くだけでその針先11aが保護されるので、保護作業が容易である。
その後も内針11を引き抜いていくと、やがてプロテクタ本体40の一対の爪部材53,54が作用ホルダ41から離脱して広がり、プロテクタ本体40が作用ホルダ41の円筒部61の方へと戻ることが阻止される。それと略同時に、保護部46,47の窓64a,64bからせり出した部分が作用ホルダ41に引っ掛かり、作用ホルダ41がプロテクタ本体40に連れられて動くようになる。これにより、プロテクタ本体40は、内針11の針先11aを覆って保護し且つ作用ホルダ41内に収容された状態で内針11に連れられて移動し、その状態のままハブ挿通口24cから取り出される。そして、施術者は、穿刺作業が行われる前に事前にコネクタ27に接続されたセットに応じて薬液を流したり、血液を採取したりする。
取り出される内針11の針先11aは、プロテクタ本体40に覆われて保護され、このプロテクタ本体40は更に作用ホルダ41によって覆われている。即ち、内針11の針先11aが二重に覆われて保護されており、針先11aが暴露することを防ぐことができる。これにより、医師、看護師、又は針の廃棄業者等の第三者の指等に針先11aが刺さって、針先11aに付着している血液により第三者が感染症を発症することがない。また、針先11aを保護するプロテクタ本体40は、一対の爪部材53,54が作用ホルダ41から離脱し、且つ一対の保護部46,47が作用ホルダ41に引っ掛かることで作用ホルダ41に対する相対変位が規制され、その先端部側の部分が作用ホルダ41内に収容された状態で保持されている。それ故、内針11の針先11aが再びプロテクタ本体40から突き出ることを防ぐことができる。
更に、外針ハブ14がチューブ結合部25を有しており、このチューブ結合部25にチューブ26を介して接続されたコネクタ27に輸液セット又は採血セットを穿刺作業する前に接続しておくことができる。それ故、無菌室等で輸液セット又は採血セットを予めチューブ結合部25に接続しておくことができ、留置針組立体1に付着する菌等の量を更に抑えることができる。また、内針11を抜いてから輸液セット又は採血セットのシリンジのチップ(図示せず)を止血ゴム3に挿通して輸液セット又は採血セットを取り付ける場合と異なり、取付時に止血ゴム3から薬液や血液が漏れ出ることがない。それ故、薬液又は血液が第三者の傷口等に付着して感染症を発症することを防ぐことができる。
このように構成されている留置針組立体1では、係合部11bと係合する第1内針挿通孔42aが第2内針挿通孔43aより軸線方向基端部側に形成されている。それ故、係合部11bを内針11の針先11aから基端部側に離しつつ、第2内針挿入孔43aから突き出させる内針11の長さを短くすることができる。これにより、内針11における係合部11bの形成が容易になり、プロテクタ本体40の長さを短くすることができる。
<その他の実施形態について>
本実施形態の留置針組立体1では、作用ホルダ41が円筒部61及び収容部62を有しているが収容部62だけ又はリング部65だけで構成されてもよい。また、プロテクタ本体40は、作用ホルダ41に対する相対変位により開じるように構成されているが、必ずしもこのような構造を有している必要はない。例えば、外針ハブ14内においてプロテクタ本体40の一対の保護部46,47を手動で動かして閉じるように構成されていてもよい。
また、プロテクタ本体40は、上述するような構造に限定されず、内針11の針先11aを覆うことができるような構成であればよい。その場合、少なくとも内針11の針先11aの延長線上の空間から覆うような構造を有していればよく、必ずしも保護板49のように針先11aを側方を覆う必要はない。
更に、液空間31とプロテクタ収容空間32との間を塞ぐ封止部材として止血ゴム3が採用されているが、止血ゴム3のような中実の大略円柱部材に限定されず、弁等を用いてもよい。
また、本実施形態の留置針組立体1では、プロテクタ本体40に2つの内針挿通孔42a,43aが形成されているが、必ずしも2つである必要はなく、1つであってもよい。逆に、プロテクタ本体40に3つ以上の内針挿通孔42a,43aが形成されてもよい。
1 留置針組立体
3 止血ゴム
4 プロテクタ
11 内針
11a 針先
11b 係合部
12 内針ハブ
13 外針
14 外針ハブ
24a 内孔
24b 外針挿通口
24c ハブ挿通口
25 チューブ結合部
25a 輸送口
30 貫通孔
40 プロテクタ本体
41 作用ホルダ
42a,43a 内針挿通孔
46,47 保護部

Claims (4)

  1. 先端部に鋭利な針先を有する内針と、
    前記内針の基端部側に設けられている内針ハブと、
    前記内針が挿通されている中空の外針と、
    前記内針が挿通され、且つ外針挿通口とハブ挿通口とを有する内部空間が形成されている外針ハブと、
    前記内部空間に設けられ、前記内針を前記外針ハブから引き抜く方向に動かすと前記内針の先端部を覆って保護するプロテクタと、
    前記プロテクタより前記外針挿通口側に位置するように前記内部空間に設けられ、前記外針挿通口と前記ハブ挿通口との間を封止する封止部材とを備え、
    前記外針挿通口は、前記外針の基端部が設けられ、
    前記ハブ挿通口は、前記内針ハブが着脱可能に取り付けられ、
    前記外針ハブは、前記外針挿通口及び前記ハブ挿通口と異なる位置に形成され、且つ前記内部空間の前記封止部材より前記外針挿通口側の部分に繋がっている輸送口を有し、
    前記内針は、前記封止部材を貫通し、
    前記封止部材は、そこから前記内針が引き抜かれると前記内針が貫通していた貫通孔を弾性復帰して塞ぐように構成され、
    前記プロテクタは、開閉可能なプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体を閉じる閉機構と、前記内針が挿通されている内針挿通孔とを有しており、
    前記プロテクタ本体は、開状態で前記内針を貫通させ、閉状態でプロテクタ本体内にある前記内針の先端部を覆って保護するように構成され、
    前記閉機構は、前記内針の先端部が前記プロテクタ本体内に入っている状態で前記プロテクタ本体を前記外針ハブから前記引き抜く方向に動かすと前記プロテクタ本体を閉じるように構成されている、留置針組立体。
  2. 前記プロテクタは、2つの前記内針挿通孔を有しており、
    前記2つ内針挿通孔は、前記引き抜き方向に間隔をあけて配置されている、請求項1に記載の留置針組立体。
  3. 前記内針は、前記内針の外周面の先端部付近に外側に突出し、且つ前記内針を前記引き抜く方向に動かすことで一方の前記内針挿通孔と係合する係合部を有し、
    前記プロテクタ本体は、前記係合部が前記内針挿通孔に係合することによって前記内針に連られて前記外針ハブから引き抜く方向に動くように構成されている、請求項2に記載の留置針組立体。
  4. 前記一方の内針挿通孔は、他方の前記内針挿入孔より前記内針の基端部側に位置しており、
    前記一方の内針挿通孔は、前記係合部の外径より小さい孔径を有しており、
    前記他方の内針挿入孔は、前記係合部の外径より大きい孔径を有している、請求項3に記載の留置針組立体。
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