JP2013233058A - 電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリが内蔵されたバッテリパックから電源供給を受けて動作する電気機器において、バッテリパック内の温度センサから正常な検出信号が出力されない場合であっても、バッテリへの充電制御を適正に行うことができるようにする。
【解決手段】バッテリパック20内にセル温度検知用サーミスタ28を設け、電子機器の制御回路基板30に、基板温度検知用サーミスタ58を設ける。制御回路40は、バッテリ26への充電条件が成立すると、これら各サーミスタ28、58にて検出されたセル温度TM1及び基板温度TM2を順次読み込み、各温度TM1、TM2がバッテリ26への充電が可能な第1温度範囲及び第2温度範囲内にあるか否かを判断する。そして、各温度TM1、TM2が各温度範囲内にあるとき、バッテリ26は充電可能であると判断してバッテリ26への充電を許可し、そうでなければ、バッテリ26への充電を禁止する。
【選択図】図3

Description

本発明は、充放電可能なバッテリが内蔵されたバッテリパックから電源供給を受けて動作する電気機器に関する。
従来、バッテリから電源供給を受けて動作する電気機器として、当該電気機器の動作停止時に、外部の充電器から直流電源が供給されると、バッテリへの充電を実行するように構成された電気掃除装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の電気掃除装置においては、バッテリの温度を検出する温度検出手段を備え、充電器から直流電源が供給されると、温度検出手段にて検出されたバッテリ温度が所定の上限温度以下であるか否かを判断して、バッテリ温度が上限温度以下であるとき、バッテリへの充電を許可する。
つまり、特許文献1に記載の電気掃除装置においては、バッテリへの充電の際に、バッテリの温度がある程度の温度を超えると、バッテリの寿命が短くなったり、漏液するなどの損傷を生じるおそれがあるため、バッテリへの充電を許可する条件として、バッテリ温度を設定しているのである。
特開2002−199610号公報
ところで、バッテリを検出する温度検出手段は、通常、バッテリパックとして、バッテリと共に合成樹脂製のケース内に一体的に収納され、電気掃除装置等の電気機器に対し、交換可能に設けられる。
このため、この種の電気機器において、バッテリへの充電を制御(許可)する制御手段は、バッテリパック内に設けられた温度検出手段から検出信号を取り込むことで、バッテリ温度を検出し、充電制御を実行するように構成される。
一方、この種の電気機器において、バッテリパックは交換可能であるため、その交換時に、温度検出手段を内蔵していないバッテリパックと交換されることが考えられる。また、バッテリパックに温度検出手段が内蔵されていても、温度検出手段が故障していることも考えられる。
この場合、制御手段には、バッテリ温度に対応した検出信号(一般に電圧)が入力されなくなるが、制御手段への入力信号がバッテリへの充電を許可する範囲内にあれば、制御手段は、バッテリへの充電を許可することになる。
そして、このように温度検出手段からバッテリ温度に対応した検出信号が入力されていない状態で、制御手段が、バッテリへの充電を許可して、バッテリへの充電が実行されると、バッテリの劣化を招き、安全性が低下する、という問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、充放電可能なバッテリが内蔵されたバッテリパックから電源供給を受けて動作する電気機器において、バッテリパック内の温度センサから正常な検出信号が出力されない場合であっても、バッテリへの充電制御を適正に行うことができるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の電気機器には、当該電気機器の温度を検出する機器温度検出手段が備えられており、充電制御手段が、この機器温度検出手段にて検出された機器温度に基づき、バッテリパック内のバッテリへの充電を制御する。
従って、本発明の電気機器によれば、バッテリパック内に設けられた温度検出手段が故障している場合、或いは、バッテリパック内に温度検出手段が設けられていない場合であっても、当該電気機器の温度からバッテリ温度を把握して、バッテリへの充電制御を良好に実行することができる。
なお、充電制御手段は、請求項2に記載のように、機器温度検出手段にて検出された機器温度が所定温度範囲内にあるときに、バッテリへの充電を許可し、機器温度が所定温度範囲内にない場合には、バッテリへの充電を禁止するように構成するとよい。
また、バッテリパック内にバッテリ温度検出手段が設けられる場合には、充電制御手段は、請求項3に記載のように動作させるとよい。
すなわち、請求項3に記載の電気機器において、充電制御手段は、バッテリ温度検出手段からバッテリ温度を取り込み、その読み込んだバッテリ温度と機器温度検出手段にて検出された機器温度とが、それぞれ、所定温度範囲内にあるときに、バッテリへの充電を許可する。
従って、請求項3に記載の電気機器によれば、バッテリの温度を二重にチェックすることができ、充電制御手段による充電制御をより安全に実行することが可能となる。
一方、機器温度検出手段は、請求項4に記載のように、充電制御手段と共に、電気機器の制御回路基板に設けるとよい。
つまり、このようにすれば、機器温度検出手段から充電制御手段への検出信号の入力経路を、制御回路基板の配線パターンにて形成することができ、検出信号入力用の信号線を設けて電気機器内に配線する必要がないので、電気機器の構成部品を少なくすることができる。
なお、このように機器温度検出手段を電気機器の制御回路基板に設ける場合には、請求項5に記載のように、機器温度検出手段をチップサーミスタにて構成するとよい。
つまり、チップサーミスタは安価であり、また、他のチップ部品と共に制御回路基板に簡単に実装できることから、制御回路基板、延いては、電気機器の制御系(所謂コントローラ)のコストを低減できる。
また、本発明は、バッテリパック内のバッテリから電源供給を受けて動作する電気機器であれば適用できる。
そして、例えば、請求項6に記載のように、電気機器が、送風用のファンと、ファンを回転させるモータと、バッテリから電源供給を受けてモータを駆動制御する駆動制御手段とを備え、ファンの回転により外気を吸引する掃除機であれば、その掃除機において、バッテリパック内のバッテリへの充電を良好に行うことができる。
実施形態のハンディクリーナの外観を表す斜視図である。 ハンディクリーナの内部構成を表す断面図である。 バッテリパック及び制御回路基板の構成を表すブロック図である。 制御回路にて実行される温度チェック処理を表すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本実施形態は、バッテリから電源供給を受けて動作する充電式のハンディクリーナ2に本発明を適用したものである。
図1に示すように、本実施形態のハンディクリーナ2は、筒状に形成されたケース3の先端部分に、外気を吸引する吸引口4を備え、ケース3の側壁に、粉塵が除去された空気を排出する排出口6を備え、ケース3の後端側に、使用者が手で持つための把持部8を備える。
また、把持部8の上端部分には、使用者が把持部8を握った状態で操作できるように、電子スイッチ10が設けられており、電子スイッチ10の前方には、バッテリ26(図3参照)への充電時に点灯するLED14が設けられている。
なお、電子スイッチ10には、使用者が操作(押下)しているときにオン状態となり、使用者が操作していないときにオフ状態となる2つの操作スイッチが備えられている。そして、一方の操作スイッチは、駆動指令を入力するための駆動スイッチ11、他方の操作スイッチは、停止指令を入力するための停止スイッチ12、として設定されている。
次に、ハンディクリーナ2のケース3内には、図2に示すように、吸引用ファン15、モータ16、バッテリパック20、及び、制御回路基板30が設けられている。
吸引用ファン15は、吸引口4からケース3内に外気を吸引して排出口6から排出させるためのものであり、吸引した外気から粉塵を除去するためのフィルタを収納するフィルタ収納部5を挟んで、吸引口4との対向位置に配置されている。
また、モータ16は、直流モータであり、吸引用ファン15の吸引口4とは反対側に配置されている。そして、モータ16の回転軸には、吸引用ファン15が連結されている。このため、モータ16は、自身の回転により吸引用ファン15を回転させて、外気をケース3内に吸引させることができる。
次に、バッテリパック20は、図3に示すように、充放電可能な複数(図では3個)のリチウムイオン電池セル(以下単にセルという)21、22、23を直列接続してなるバッテリ26、及び、セル21〜23の温度を検出するセル温度検知用サーミスタ28を、合成樹脂製のバッテリケース内に収納することにより構成されている。
そして、このバッテリパック20は、ハンディクリーナ2のケース3の下方後端側に収納されている。つまり、ハンディクリーナ2において、把持部8の下端部分には蓋体9が設けられており、バッテリパック20は、この蓋体9を外すことにより、ケース3内に着脱自在に収納されている(図1、図2参照)。
次に、制御回路基板30は、ケース3内で、モータ16の上方、且つ、電子スイッチ10及びLED14との近傍位置に配置されている(図2参照)。
そして、制御回路基板30には、ACアダプタ60から電力供給を受けてバッテリ26への充電を行うと共に、バッテリ26から電源供給を受けて、モータ16への放電(換言すればモータ16の駆動)を行うための各種電子部品が組み付けられている。
なお、ACアダプタ60は、交流電源から電源供給を受けて、バッテリ26充電用の直流電圧を生成し、制御回路基板30を介して一定の充電電流を供給するためのものであり、ハンディクリーナ2とは別体で構成されている。
このため、ケース3の側壁上部で、LED14との近傍位置には、ACアダプタ60から引き出された電源コードの先端に設けられたDCプラグ62(図示せず)を差し込み、ACアダプタ60から直流電圧を供給するためのDCジャック18が設けられている(図1、図2参照)。
次に、制御回路基板30の回路構成について説明する。
図3に示すように、制御回路基板30には、バッテリ26の正極側からモータ16を介してバッテリ26の負極側へ電流を流す放電経路が形成されている。
そして、その放電経路でモータ16の負極側には、バッテリ26からモータ16への放電電流(つまり、モータ16の駆動電流)を制御する放電制御用FET32が設けられている。
また、制御回路基板30には、ACアダプタ60の正極側端子(+)をバッテリ26の正極側に接続し、ACアダプタ60の負極側端子(−)をバッテリ26の負極側に接続する充電経路が形成されている。
そして、この充電経路の内、ACアダプタ60の正極側端子(+)からバッテリ26の正極側に至る充電経路上には、充電制御用FET34と、バッテリ26を過電流から保護するための充電保護用FET36とが設けられている。
放電制御用FET32、充電制御用FET34、及び充電保護用FET36は、それぞれ、放電経路若しくは充電経路を導通・遮断するスイッチング素子であり、バッテリ26への充放電を制御する制御回路40により駆動される。
制御回路40は、CPU、ROM、RAM等を中心に構成されるマイクロコンピュータ(マイコン)からなり、ROMに記憶された制御プログラムに従い、上記各FET32〜36をオン・オフさせることで、モータ16の駆動及びバッテリ26への充電を行う。
つまり、制御回路40は、駆動スイッチ11を介して使用者から入力されるハイ・ロー(図に示すHi/Lo)何れかの駆動指令に応じて、所定デューティ比のPWM信号(パルス幅変調信号)を生成し、放電制御用FET32に出力する。
この結果、モータ16には、駆動指令に対応した電流が流れ、モータ16は、その電流に応じた速度で回転する。
なお、駆動スイッチ11からの駆動指令は、使用者が駆動スイッチ11を操作する度に、高速駆動指令(ハイ)・低速駆動指令(ロー)に交互に切り換えられる。
また、制御回路40は、停止スイッチ12を介して使用者から停止指令が入力されると、放電制御用FET32をオフ状態にして、モータ16の駆動を停止する。
また、制御回路40は、モータ16の駆動停止時に、ACアダプタ60が接続されていて、バッテリ26からの出力電圧が充電開始判定用の閾値電圧よりも低い場合には、充電制御用FET34及び充電保護用FET36をオフ状態からオン状態に切り換えることで、バッテリ26への充電を開始する。
また、制御回路40によるバッテリ26への充電制御は、バッテリ26が満充電状態になるまで継続され、バッテリ26が満充電状態になると、充電制御用FET34及び充電保護用FET36がオフ状態に切り換えられて、バッテリ26への充電が完了する。
そして、制御回路40は、こうした充・放電制御を行う際には、バッテリ26からの出力電圧に加えて、バッテリ26を構成する各セル21〜23の出力電圧や、バッテリ26の温度を監視し、これらの異常時には、充電保護用FET36や放電制御用FET32をオフ状態にして、バッテリ26への充放電を停止させる。
このため、制御回路基板30には、バッテリ26の各セル21〜23の出力電圧を検出するセル電圧検出部42が設けられており、制御回路40には、セル電圧検出部42から、各セル21〜23の電圧を表す検出信号が入力される。
また、制御回路基板30には、バッテリ26の各セル21〜23からの電圧を取り込み、その電圧が、制御回路40による充電時の過電圧判定値よりも高い閾値に達したとき(つまり、制御回路40による過電圧保護が正常に機能しなかったとき)に、充電制御用FET34を強制的にオフさせる保護回路46も設けられている。
また、制御回路基板30には、バッテリ26内での各セル21〜23の接続部分を所定電位にすることで、セル電圧検出部42で検出されるセル電圧から、バッテリ26内での断線を検出する断線検出部44も設けられている。
そして、制御回路40は、この断線検出部44を利用してバッテリ26内での断線を検出すると、バッテリ26の充放電を禁止する。
また、制御回路基板30には、制御回路40等、制御回路基板30に設けられた上記各回路に電源電圧(直流定電圧)を供給するためのレギュレータ50が設けられている。
このレギュレータ50は、2つのダイオード52、54を介して、バッテリ26とACアダプタ60との両方から直流電圧を供給できるようになっており、その何れかから供給される直流電圧を用いて、直流定電圧を生成し、上記各回路に電源電圧として供給する。
そして、制御回路40は、このレギュレータ50から電源供給を受けて、バッテリ26に対する充電制御を行っているとき、LED14を点灯させて、使用者にその旨を報知する。
次に、制御回路40によるバッテリ26の温度の監視には、バッテリパック20内に設けられたセル温度検知用サーミスタ28からの検出信号と、制御回路基板30に設けられた基板温度検知用サーミスタ58からの検出信号とが利用される。
これは、この2種類のサーミスタ28、58の何れかが故障したとしても、バッテリ26への充電時には、その一方のサーミスタ28、58からの検出信号に基づき、バッテリ26が充電可能な温度範囲から外れていることを検出できるようにするためである。
つまり、本実施形態のバッテリ26は、リチウムイオン電池であるので、例えば、バッテリ26の温度が、0℃よりも低いときに充電すると、正極から出たリチウムイオンが負極に吸収され難くなり、リチウム金属が析出し易くなるという問題がある。
そこで、本実施形態では、バッテリ26への充電時に、制御回路40が図4に示す温度チェック処理を実行することで、上記2つのサーミスタ28、58を用いて、バッテリ26が正常に充電可能な温度範囲にあるか否かを監視するようにされている。
なお、基板温度検知用サーミスタ58は、チップサーミスタからなり、制御回路基板30上に、他のチップ部品と共に実装されている。
また、本実施形態では、この二つのサーミスタ28、58からの検出信号を制御回路40に取り込むために、制御回路40に設けられた一つのアナログポートと、二つのデジタルポートが利用される。
これは、制御回路40を構成するマイクロコンピュータにおけるアナログポートの数が少なく、サーミスタ28、58による温度検出信号(アナログ信号)をA/D変換して取り込むことのできるアナログポートが1個しかないためである。
つまり、サーミスタ28、58は、温度により抵抗値が変化し、図3に示すように抵抗56を介して電流を流せば、その両端電圧から温度検出を行うことができる受動センサである。
そこで、本実施形態では、セル温度検知用サーミスタ28及び基板温度検知用サーミスタ58の一端を、制御回路40の一つのアナログポートに接続し、その接続部分には、抵抗56を介して、レギュレータ50から供給される電源電圧Vcを印加するようにされている。
また、セル温度検知用サーミスタ28及び基板温度検知用サーミスタ58の他端は、それぞれ、制御回路40の2つのデジタルポートに接続されている。
そして、制御回路40がこれら各サーミスタ28、58を介して温度を検出する際には、検出対象となるサーミスタ28又は58が接続されたデジタルポートのローサイドスイッチSW1又はSW2をオン状態にすることで、検出対象となるサーミスタ28又は58の他端をグランドに接地する。
この結果、制御回路40は、バッテリパック20内に設けられたセル温度検知用サーミスタ28と、制御回路基板30に設けられた基板温度検知用サーミスタ58との2つのサーミスタを用いて、バッテリ26の温度を監視できるようになる。
次に、制御回路40にて実行される温度チェック処理について説明する。
この処理は、モータ16の駆動停止時に、ACアダプタ60が接続されて、バッテリ26への充電条件が成立しているときに、制御回路40において開始され、その後、バッテリ26への充電が完了するまで、実行される処理である。
図4に示すように、温度チェック処理では、まずS110(Sはステップを表す)にて、ローサイドスイッチSW1をオン状態、ローサイドスイッチSW2をオフ状態にすることで、セル温度検知用サーミスタ28を動作させ、セル温度検知用サーミスタ28にて検出されたセル温度TM1を読み込む。
そして、続くS120では、S110にて読み込んだセル温度TM1が、予め設定された第1温度範囲(例えば、0℃〜50℃)内にあるか否かを判断し、セル温度TM1が第1温度範囲内になければ、S130に移行して、バッテリ26への充電を禁止する。
一方、S120にて、セル温度TM1が第1温度範囲内にあると判断されると、S140に移行する。
そして、S140では、ローサイドスイッチSW1をオフ状態、ローサイドスイッチSW2をオン状態にすることで、基板温度検知用サーミスタ58を動作させ、基板温度検知用サーミスタ58にて検出された基板温度TM2を読み込む。
次に、S150では、S140にて読み込んだ基板温度TM2が、予め設定された第2温度範囲(例えば、0℃〜80℃)内にあるか否かを判断し、基板温度TM2が第2温度範囲内になければ、S130に移行して、バッテリ26への充電を禁止する。
また、S150にて、基板温度TM2が第2温度範囲内にあると判断されると、バッテリ26は、正常に充電可能な温度範囲内にあると判断して、S160に移行し、バッテリ26への充電を許可する。
なお、S160にてバッテリ26への充電を許可するか、或いは、S130にてバッテリ26への充電を禁止した後は、制御回路40は、再度S110に移行することで、当該温度チェック処理を実行する。
また、S160にてバッテリ26への充電が許可されると、制御回路40は、充電制御用FET34及び充電保護用FET36をオン状態にして、バッテリ26への充電を開始若しくは継続させる。
以上説明したように、本実施形態のハンディクリーナ2においては、バッテリ26への充電条件が成立すると、制御回路40が、セル温度検知用サーミスタ28にて検出されたセル温度TM1及び基板温度検知用サーミスタ58にて検出された基板温度TM2を順次読み込む。
そして、制御回路40は、これら各温度TM1、TM2がバッテリ26への充電が可能な第1温度範囲及び第2温度範囲内にあるか否かを判断し、各温度TM1、TM2が各温度範囲内にあるとき、バッテリ26は充電可能な温度範囲内にあると判断して、バッテリ26への充電を許可し、そうでなければ、バッテリ26への充電を禁止する。
このため、本実施形態のハンディクリーナ2によれば、例えば、バッテリパック20内のセル温度検知用サーミスタ28が故障した場合に、セル温度が正常であると判断して、バッテリ26への充電を許可してしまうのを防止できる。よって、本実施形態によれば、バッテリ26への充電を、バッテリ26を劣化させることなく、良好に実行することが可能となる。
また、本実施形態では、バッテリ26の温度を監視するためのサーミスタを、単に2系統設けたのではなく、一方のサーミスタを、セル温度検知用サーミスタ28としてバッテリパック20内に設け、他方のサーミスタを、基板温度検知用サーミスタ58として制御回路基板30に設けている。
このため、例えば、バッテリパック20として、セル温度検知用サーミスタ28を内蔵していないものが装着された場合に、セル温度検知用サーミスタ28から正常な検出信号が入力されたと誤判断して、バッテリ26への充電を開始してしまうのを防止できる。
また、本実施形態では、バッテリパック20と制御回路基板30とを接続する接続線は、バッテリ26の正極及び負極に接続される電源線と、セル温度検知用サーミスタ28の両端に接続される信号線との4本であり、基板温度検知用サーミスタ58からは信号線を引き出す必要がない。
従って、本実施形態のハンディクリーナ2によれば、バッテリ26の温度を監視するためのサーミスタを2系統にすることによって、ハンディクリーナ2内での配線が複雑になるのを防止し、ハンディクリーナ製造時の工数を低減することができる。
また、このように、本実施形態のハンディクリーナ2によれば、ハンディクリーナ製造時の工数を低減でき、しかも、制御回路基板30に設ける基板温度検知用サーミスタ58には、チップサーミスタが用いられることから、ハンディクリーナ2の製造コストを低減することができる。
なお、本実施形態において、セル温度検知用サーミスタ28は、本発明のバッテリ温度検出手段に相当し、基板温度検知用サーミスタ58は、本発明の機器温度検出手段に相当し、制御回路40は、本発明の充電制御手段に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、本発明を充電式のハンディクリーナ2に適用した場合について説明したが、本発明は、バッテリパックが交換可能に装着されて、バッテリパック内のバッテリから電源供給を受けて動作する電気機器であれば、上記実施形態と同様に適用して、同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、バッテリ26の温度を監視するのに、セル温度検知用サーミスタ28と基板温度検知用サーミスタ58との2種類のサーミスタを用いるものとして説明したが、これらの温度検出手段としては、サーミスタに限定されるものではなく、熱電対からなる温度センサ等、温度を検出可能な素子であれば利用できる。
また、バッテリ26の温度を監視するのに用いる温度検出手段は、上記実施形態のように、バッテリパック20に内蔵されたものと、ハンディクリーナ2のケース内に設けられたものとの2つであってもよいが、更に、増加させてもよい。
2…ハンディクリーナ、3…ケース、4…吸引口、5…フィルタ収納部、6…排出口、8…把持部、9…蓋体、10…電子スイッチ、11…駆動スイッチ、12…停止スイッチ、15…吸引用ファン、16…モータ、18…DCジャック、20…バッテリパック、21〜23…セル、26…バッテリ、28…セル温度検知用サーミスタ、30…制御回路基板、40…制御回路、42…セル電圧検出部、44…断線検出部、46…保護回路、50…レギュレータ、52,54…ダイオード、56…抵抗、58…基板温度検知用サーミスタ、60…ACアダプタ、62…DCプラグ、32…放電制御用FET、34…充電制御用FET、36…充電保護用FET、14…LED。

Claims (6)

  1. 充放電可能なバッテリが内蔵されたバッテリパックから電源供給を受けて動作する電気機器であって、
    当該電気機器の温度を検出する機器温度検出手段と、
    前記機器温度検出手段にて検出された機器温度に基づき、前記バッテリパック内のバッテリへの充電を制御する充電制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電気機器。
  2. 前記充電制御手段は、前記機器温度が所定温度範囲内にあるとき、前記バッテリへの充電を許可することを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記充電制御手段は、前記バッテリパック内に設けられたバッテリ温度検出手段からバッテリ温度を取り込み、該バッテリ温度と前記機器温度とが、それぞれ、所定温度範囲内にあるとき、前記バッテリへの充電を許可することを特徴とする請求項2に記載の電気機器。
  4. 前記機器温度検出手段は、前記充電制御手段と共に、当該電気機器の制御回路基板に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電気機器。
  5. 前記機器温度検出手段は、チップサーミスタからなることを特徴とする請求項4に記載の電気機器。
  6. 当該電気機器は、
    送風用のファンと、前記ファンを回転させるモータと、前記バッテリから電源供給を受けて前記モータを駆動制御する駆動制御手段と、を備え、
    前記ファンの回転により外気を吸引する掃除機であることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の電気機器。
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