JP2013232974A - 動画像符号化装置および復号装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】局所復号画像信号にフィルタ処理を行う際の制御情報であるループフィルタ情報を得る符号化制御部113と、ループフィルタ情報に基づき局所復号画像信号にフィルタ処理を行い再生画像信号を得るループフィルタ処理部107と、再生画像信号が表す画像の整数画素から水平方向または垂直方向に4分の1画素ずれた小数画素の画素値を整数画素のみを用いて算出し、整数画素と小数画素とを含む参照画像を得る補間フィルタ処理部110と、参照画像に対して動き補償予測を行い予測画像信号を生成する予測画像生成部111と、入力画像信号と予測画像信号との差分を示す残差信号を変換し変換係数情報を得る変換部102と、変換係数情報を量子化して量子化変換係数情報を得る量子化部103と、量子化変換係数情報とループフィルタ情報とを符号化する符号化部112と、を具備する。
【選択図】図1
Description
また、AIFとALFとを同時に用いた場合は予測効率は向上するが、適応型のフィルタを2種類併用するため、フィルタ係数の符号量が増加する問題があり、さらに、AIFは補間フィルタを乗算器で構成する必要があるため、LSIの回路規模が増加する問題がある。
第1の実施形態に係る動画像符号化装置について図1を参照して詳細に説明する。
第1の実施形態に係る動画像符号化装置100は、減算器101、変換部102、量子化部103、逆量子化部104、逆変換部105、加算器106、ループフィルタ処理部107、フレームメモリ108、補間フィルタ処理部110、予測画像生成部111、可変長符号化部112、および符号化制御部113を含む。また、補間フィルタ処理部110および予測画像生成部111をまとめて動き補償予測部109とも呼ぶ。
図2はフレームメモリ108に蓄積される画像のある領域を示し、A1からA8、B1からB8、C1からC8、D1からD8、E1からE8、F1からF8、G1からG8、およびH1からH8は整数画素を表す。また、aからo、aa1からaa3、bb1からbb3、cc1からcc3、dd1からdd3、ee1からee3、ff1からff3、gg1からgg3は小数画素を表す。
ステップS301では、補間フィルタ処理部110が、動き補償予測で用いられる動きベクトルが指す画素を判定する。そして、判定した動きベクトルが小数画素を指している場合、ステップS302−1からステップS302−15までのうち対応するステップに進む。例えば、動きベクトルの指す画素が小数画素aである場合はステップS302−1へ進み、動きベクトルの指す画素が小数画素nである場合はステップS302−2へ進む。なお、動きベクトルの指す画素が整数画素である場合は終了する。
まず、小数画素a、c、d、lの生成方法について説明すると、図2の例では、補間フィルタ処理部110は、整数画素D4に対して水平方向に右へ4分の1画素ずれた小数画素aと、D5に対して水平方向に左へ4分の1画素ずれた小数画素cとを、水平方向に同列の整数画素から直接算出する。すなわち図2では、D4およびD5と水平方向に同列にあるD1からD8までの整数画素のみを用いて小数画素a、cを算出する。小数画素a、cの算出には、小数画素bを用いない。
同様に、整数画素D4に対して垂直方向に下へ4分の1画素ずれた小数画素dと、E4に対して垂直方向に上へ4分の1画素ずれた小数画素lとを、垂直方向に同列の整数画素から直接算出する。すなわち図2では、D4およびE4と垂直方向に同列にあるA4、B4、C4、D4、E4、F4、G4、およびH4までの整数画素のみを用いて小数画素d、lを算出する。小数画素d、lの算出には、小数画素hを用いない。
具体的に、式(6−1)から式(8)に示すパラメータを与えた場合を仮定する。
小数画素e、i、mの算出の前に、小数画素aa1、bb1、cc1、dd1、ee1、ff1、gg1に対して、それぞれ式(9−2)と同様にaa1’、bb1’、cc1’、dd1’、ee1’、ff1’、gg1’を予め算出しておく。そして、小数画素e、i、mを式(15)、式(16)、式(17)のように算出すればよい。
なお、図2では小数画素e、i、m、f、j、n、g、k、oについて垂直方向の小数画素を用いて算出したが、水平方向の小数画素を用いて算出してもよい。例えば、小数画素e、f、gを算出する場合、予め水平方向同列の小数画素(図2では、例えば整数画素D4の垂直方向下に4分の1画素ずれたところの小数画素d)を先に算出し、水平方向同列の小数画素を用いることで小数画素e、f、gを算出することができる。
第2の実施形態に係る動画像復号装置について図5を参照して詳細に説明する。
第2の実施形態に係る動画像復号装置500は、可変長復号部501、逆量子化部502、逆変換部503、加算器504、ループフィルタ処理部505、フレームメモリ506、補間フィルタ処理部508、予測画像生成部509、および復号制御部510を含む。なお、補間フィルタ処理部508および予測画像生成部509をまとめて動き補償予測部507とも呼ぶ。
第3の実施形態に係る動画像符号化装置では、ループフィルタ処理部が複数のフィルタを有する点と、ループフィルタ情報がフィルタ係数情報に加え、さらにフィルタ適用情報およびフィルタ指定情報を含む点とが第1の実施形態と異なる。フィルタ適用情報は、画面内の領域に対してフィルタを適用するかどうかを指定する情報である。フィルタ指定情報は、適用するフィルタを指定する情報である。このループフィルタ情報に基づいて、ループフィルタ処理部はフィルタを適用するかどうかを決定することができ、さらに適用するフィルタを選択して切り替えることができる。
ループフィルタ処理部600は、切替器601および602、フィルタ部603を含む。
切替器601は、加算器106から局所復号画像信号を、符号化制御部102からループフィルタ情報をそれぞれ受け取り、ループフィルタ情報に含まれるフィルタ適用情報を参照して局所復号画像信号の出力先を切り替える。
ステップS701では、ループフィルタ処理部600がループフィルタ情報と局所復号画像信号とを受けとる。
ステップS702では、切替器601がフィルタ適用情報に基づいてフィルタ処理を行うかどうかを決定する。フィルタ適用情報が画面内の領域に対してフィルタを適用するという情報であった場合、切替器601は切替器602へ局所復号画像信号を送る。一方、フィルタ適用情報が画面内の領域に対してフィルタを適用しないという情報であった場合、切替器601は局所復号画像信号に対してフィルタ処理を行わずに終了する。なお、この場合、切替器601はフレームメモリ108へ局所復号画像信号を送る。
図8から図12までに示されるX1からX81までは、9×9の正方形で表される局所復号画像の整数画素である。また、X41はフィルタ処理対象画素とする。また、図8にはフィルタF1、図9にはフィルタF2、図10にはフィルタF3、図11にはフィルタF4、図12にはフィルタF5をそれぞれ示す。なお、具体例として、図8に示すフィルタF1を用いたフィルタ処理を説明するが、他のフィルタについても同様の手法を適用することができる。
フィルタF1のフィルタ処理に関する式(26)は、フィルタ処理対象画素からの距離が近く、フィルタ処理対象画素と相関が高い画素を利用する。そのため、フィルタ係数の個数を減らしても、第1の実施形態に係るループフィルタ処理部107のフィルタ処理の符号化ひずみを除去する効果に比べて大きく低下するのを防止しつつ、演算の処理量を減らせる点で有効である。
シンタクスは主に3つの部分からなり、ハイレベルシンタクス1300は、スライス以上の上位レイヤのシンタクス情報が記述される。スライスレベルシンタクス1303は、スライスごとに必要な情報が記述される。マクロブロックレベルシンタクス1307は、マクロブロックごとに必要とされる変換係数データや予測モード、動きベクトルなどが記述される。
さらに、図14に示すようにループフィルタデータシンタクス1306は、ループフィルタに関するパラメータであるループフィルタ情報が記述される。ループフィルタデータシンタクス1306は、フィルタ指定情報1401、フィルタ係数情報1402、およびフィルタ適用情報1403を含む。
filter_idxはフィルタ指定情報を示す。例えば、フィルタ部503が既に説明した5つのフィルタを備える場合、フィルタF1からフィルタF5までの中からフィルタを指定するために数値0、1、2、3、および4を用いればよい。すなわち、filter_idxは、フィルタF1からフィルタF5までのフィルタ処理に用いる画素領域を示す円の半径となるユークリッド距離R(F1)、R(F2)、R(F3)、R(F4)およびR(F5)のそれぞれに対応するインデクスとなる。よって、ループフィルタ処理部107は、filter_idxのインデクスを参照することによりフィルタを選択することができる。
num_of_filter_coeff[filter_idx]は、filter_idxで指定されたフィルタの係数の数を示し、この値で指定された数のフィルタ係数がループフィルタ処理部107へ送られる。例えば、filter_idxでフィルタF1が指定された場合、num_of_filter_coeff[filter_idx]の値は13となる。
filter_block_sizeは、画面の領域を分割する単位となるブロック(以下、分割単位ブロック)のサイズを示す。NumOfBlockはスライス内に含まれる分割単位ブロックの個数を示し、この値で指定された数の領域に対するフィルタ適用情報がループフィルタ処理部107へ送られる。例えば、320×240のスライスにおいて分割単位ブロックのサイズとして16×16が指定された場合、NumOfBlockの値は300となる。
filter_flag[i]は、i番目の分割単位ブロックに対してのフィルタ適用情報を示す。例えば、filter_flag[i]が1であればi番目の分割単位ブロックにフィルタを適用し、0であればフィルタを適用しない。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る動画像復号装置は、図5に示す第2の実施形態に係る動画像復号装置とほぼ同様であるが、ループフィルタ処理部505が、第3の実施形態に係るループフィルタ処理部600と同様の動作を行う点が異なる。第4の実施形態の動画像復号装置には、第3の実施形態の動画像符号化装置で出力された符号化データが入力される。
一般に動画像符号化技術では、動き補償予測において小数精度の画素補間を行う目的は2つある。第1の目的は、画像内の物体の動きの精度をより正確に表現するために、整数単位よりも細かい精度で予測画像を生成するためである。第2の目的は、補間フィルタとしてローパスフィルタを用いることによる符号化歪の除去効果である。
例えば、H.264/AVCにおいては、4分の1画素精度までの補間フィルタ処理を行うが、4分の1画素精度の位置の画素値は、整数精度または2分の1画素精度の位置の2つの画素値の平均値となる。これは、4分の1画素精度の位置に関して、平均値を用いる強いローパスフィルタとなることから、第2の目的を実現している。この動き補償予測において、小数精度の画素補間を行う方式では、結果として、動きベクトルによる画素位置の選択により、適応的にフィルタ処理にもなっているという見方もできる。第2の目的のために、補間フィルタ処理部に周囲の2画素または4画素の平均値とするローパスフィルタを用いる方式は、MPEG−1、MPEG−2、H.263、MPEG−4 Visual、H.264/AVC等の国際標準化規格に広く採用されている。
具体的には、2分の1画素精度のみならず、4分の1画素精度または8分の1画素精度についても、平均値フィルタのようなローパスフィルタを用いずに、複数の整数画素位置の画素値を用いたFIR(Finite Impulse Response)フィルタを用いることができる。
第5の実施形態に係る動画像符号化装置について図1を参照して説明する。
第5の実施形態に係る動画像符号化装置100は、減算器101、変換部102、量子化部103、逆量子化部104、逆変換部105、加算器106、ループフィルタ処理部107、フレームメモリ108、補間フィルタ処理部110、予測画像生成部111、可変長符号化部112、および符号化制御部113を含む。
変換部102は、減算器101から残差信号を受け取り、残差信号を変換して変換係数情報を生成する。
量子化部103は、変換部102から変換係数情報を受け取り、変換係数情報を量子化して量子化変換係数情報として得る。
逆量子化部104は、量子化部103から量子化変換係数情報を受け取り、量子化変換係数情報を逆量子化して再生変換係数情報を生成する。
加算器106は、逆変換部105から再生残差信号を、後述する予測画像生成部111から予測画像信号をそれぞれ受け取り、再生残差信号と予測画像信号とを加算して局所復号画像信号を生成する。
ループフィルタ処理部107は、加算器106から局所復号画像信号を、後述する符号化制御部113からループフィルタ情報をそれぞれ受け取り、ループフィルタ情報に基づいて局所復号画像信号にフィルタ処理を行い、再生画像信号を生成する。ループフィルタ情報には、フィルタ適用情報、フィルタ指定情報及びフィルタ係数情報を含み、これらの情報に基づいて、ループフィルタ処理部107はフィルタを適用するかどうかを決定することができ、さらに適用するフィルタを選択して切り替えることができる。このような処理により、ループフィルタ処理部107では、局部復号画像信号に対する画像復元処理を行うことができる。なお、ループフィルタ処理部の具体的な動作については後述する。
補間フィルタ処理部110は、フレームメモリ108から再生画像信号を読み出し、再生画像信号に対してフィルタ処理を行い、小数画素精度の参照画像を生成する。
予測画像生成部111は、補間フィルタ処理部110から参照画像を、後述する符号化制御部113から動きベクトル情報をそれぞれ受け取り、参照画像を用いて、動きベクトル情報に基づいて小数画素精度の動き補償予測を行い、予測モード情報に基づいて予測画像信号を生成する。
符号化制御部113は、動き補償予測に用いる動きベクトル情報の生成、予測モード情報などの決定、ループフィルタ処理部107で用いるフィルタの設計を行い、動きベクトル情報とループフィルタ情報とを生成する。
図16においてA1からA8、B1からB8、C1からC8、D1からD8、E1からE8、F1からF8、G1からG8、H1からH8は整数画素を、aからoは補間する小数画素を表す。
まず、小数画素e,f,gについては、小数画素dの補間値の生成の途中までの方法で、垂直方向に1次元のFIRフィルタを適用して生成した中間値aa1,bb1,cc1,DD6,dd1,ee1,ff1,gg1を生成し、これに、小数画素a,b,cの補間値の生成と類似の方法で、水平方向にFIRフィルタを適用して補間値を生成する。
小数画素i,j,kについては、まず、小数画素hの補間値の生成の途中までの方法で、垂直方向に1次元のFIRフィルタを適用して生成した中間値aa2,bb2,cc2,HH5,dd2,ee2,ff2,gg2を生成する。これに、小数画素a,b,cの補間値の生成と同様の方法で、水平方向にFIRフィルタを適用して補間値を生成する。
上述の処理を各小数画素に適用することにより、各小数画素の補間値を算出することができる。
補間フィルタ処理部110は、予め決まった固定のフィルタ係数を用いる。それに対して、ループフィルタ処理部107では、符号化制御部113で設計したフィルタ指定情報とフィルタ係数情報とフィルタ適用情報を用いた適用的な画像復元処理を行う。符号化制御部113では、ループフィルタのため、入力画像と局部復号画像から、画像復元されるようなフィルタとフィルタ係数を設計し、フィルタ指定情報とフィルタ係数情報とする。更に、画面内の領域に対してフィルタの適用/非適用を判定し、フィルタ処理によって局部復号画像が入力画像に対して復元される領域に対してフィルタを適用し、そうでない領域にはフィルタを非適用とするように決定した結果をフィルタ適用情報として用いる。
切替器602は、フィルタ指定情報に基づいて、指定されたフィルタに局所復号画像信号を入力する。
フィルタ部603は、フィルタ係数情報に基づいて、指定されたフィルタにフィルタの係数を設定し、局所復号画像信号に対してフィルタ処理を行い、画像信号を生成する。
また、従来の手法では、長いタップ長のフィルタを補間フィルタ処理に適用すると整数画素値に符号化歪が存在するため、補間画像にリンギング歪が生じ、符号化効率が低下してしまう。よって、H.264/AVCでは、輝度信号に関してはフィルタのタップ長が6タップのフィルタを用いている。しかし、本実施形態では、適応的な画像復元フィルタを含むループフィルタ処理と組み合わせることにより、符号化歪を除去した整数画素値が得られるため、補間フィルタとして適用できなかったタップ長の長いフィルタも適用することが可能となる。例えば、8タップや10タップ、12タップといった従来よりもタップ長の長いフィルタが有効である。具体的に12タップの場合の例を示すと、整数画素D4を基準として4分の1画素ずれた4分の1画素精度位置のa,dについては、フィルタ係数が[−1,5,−12,20,−40,229,76,−32,16,−8,4,−1]となるような12タップの非対称のFIRフィルタを用いる。2分の1画素ずれた2分の1画素精度位置のb,hについては、フィルタ係数が[−1,8,−16,24,−48,161,161,−48,24,−16,8,−1]となる12タップの対称のFIRフィルタを用いる。4分の3画素ずれた4分の3画素精度位置のc,lについては、フィルタ係数が[−1,4,−8,16,−32,76,229,−40,20,−12,5,−1]となるような非対称の12タップのFIRフィルタを用いてもよい。
第6の実施形態に係る動画像復号装置では、第2の実施形態及び第4の実施形態に係る動画像復号装置の動作を組み合わせた動作を行う。
第6の実施形態に係る動画像復号装置について図2を参照して説明する。
第6の実施形態に係る動画像復号装置500は、可変長復号部501、逆量子化部502、逆変換部503、加算器504、ループフィルタ処理部505、フレームメモリ506、補間フィルタ処理部508、予測画像生成部509、および復号制御部510を含む。
逆量子化部502は、可変長復号部501から量子化変換係数情報を受け取り、量子化変換係数情報を逆量子化し、再生変換係数情報を生成する。
逆変換部503は、逆量子化部502から再生変換係数情報を受け取り、再生変換係数情報を逆変換して再生残差信号を生成する。
ループフィルタ処理部505は、第5の実施形態に係るループフィルタ処理部107と同様の動作を行う。具体的には、可変長復号部501からループフィルタ情報を、加算器504から復号画像信号をそれぞれ受け取り、ループフィルタ情報に基づいて復号画像信号にフィルタ処理を行い、再生画像信号を生成する。また、ループフィルタ処理部505は、生成した再生画像信号を外部へ出力する。
フレームメモリ506は、ループフィルタ処理部505から再生画像信号を受け取り、再生画像信号を蓄積する。
復号制御部510は、復号装置500の全体の制御、例えば、フレームメモリ506の再生画像信号の蓄積量の制御、補間フィルタ処理部508の補間フィルタ係数の制御を行う。
また、記録媒体からコンピュータや組み込みシステムにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
さらに、本願発明における記録媒体は、コンピュータあるいは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記録媒体も含まれる。
また、記録媒体は1つに限られず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も、本実施形態における記録媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。
また、本願発明の実施形態におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本実施形態における機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
Claims (6)
- 画面内の処理ブロック単位内で画素ごとに復号した画像信号を示す局所復号画像信号にフィルタ処理を行なう場合に、フィルタ処理を行なうかどうかを示す情報と、複数のフィルタのうち適用するフィルタを指定する情報と、フィルタ係数の情報とを含むループフィルタ情報を生成する符号化制御部と、
前記ループフィルタ情報に基づいて、前記局所復号画像信号にフィルタ処理を行うかどうかと、前記フィルタ処理を行なう場合に前記複数のフィルタのうちどのフィルタを適用するかと、を決定する切替器と、
前記フィルタ係数の情報に基づいてフィルタ処理を行ない再生画像信号を生成するループフィルタ処理部と、
基準となる整数画素から水平方向または垂直方向のいずれか一方向に4分の1画素ずれたところの小数画素の画素値の動き補償予測を行なう場合に、前記再生画像信号が表す画像の整数画素の画素値から、予め定義された1次元のFIR(Finite Impulse Response)フィルタを用いて直接算出し、整数画素と小数画素とを含む参照画像を生成する補間フィルタ処理部と、
前記参照画像に対して動き補償予測を行い、予測画像を示す予測画像信号を生成する予測画像生成部と、
入力された画像信号である入力画像信号と前記予測画像信号との差分を示す残差信号を変換して画素の周波数成分値を示す変換係数情報を生成する変換部と、
前記変換係数情報を量子化して量子化変換係数情報を生成する量子化部と、
前記量子化変換係数情報と前記ループフィルタ情報とを符号化する符号化部と、を具備することを特徴とする動画像符号化装置。 - 前記補間フィルタ処理部は、ある整数画素と該整数画素の1つ隣の整数画素との間の小数画素の画素値を算出する場合に、該小数画素の属する行または列の整数画素の画素値と該整数画素ごとに対応する補間フィルタ係数とを乗算した値を全て加算した第1値を算出し、該第1値にビットシフト演算による丸めを調整する値である調整値を加算した第2値を算出し、シフト数が示すビット数のビットシフト演算を該第2値に対して行うことにより前記小数画素の画素値を算出することを特徴とする請求項1に記載の動画像符号化装置。
- 前記補間フィルタ処理部は、基準となる整数画素から右に4分の1画素ずれた小数画素の画素値、または下に4分の1画素ずれた小数画素の画素値を算出する場合には前記補間フィルタ係数を{−3,12,−37,229,71,−21,6,−1}に設定し、基準となる整数画素から右に4分の3画素ずれた小数画素の画素値、または下に4分の3画素ずれた小数画素の画素値を算出する場合には前記補間フィルタ係数を{−1,6,−21,71,229,−37,12,−3}に設定し、前記調整値を128に設定し、および前記シフト数を8に設定することを特徴とする請求項2に記載の動画像符号化装置。
- 符号化されたデータから、画面内の処理ブロック単位内で画素ごとに復号した画像信号を示す復号画像信号にフィルタ処理を行なう場合に、該フィルタ処理を行なうかどうかを示す情報と、複数のフィルタのうち適用するフィルタを指定する情報と、フィルタ係数の情報とを含むループフィルタ情報と、残差信号を変換して量子化した信号である量子化変換係数情報とを復号する復号部と、
前記量子化変換係数情報を逆量子化して再生された変換係数情報である再生変換係数情報を生成する逆量子化部と、
前記再生変換係数情報を逆変換して再生された残差信号を生成する再生残差信号を生成する逆変換部と、
基準となる整数画素から水平方向または垂直方向のいずれか一方向に4分の1画素ずれたところの小数画素の画素値の動き補償予測をおこなう場合に、再生画像信号が表す画像の整数画素の画素値から、予め定義された1次元のFIR(Finite Impulse Response)フィルタを用いて直接算出し、整数画素と小数画素とを含む参照画像を生成する補間フィルタ処理部と、
前記参照画像に対して動き補償予測を行い、予測画像を表す予測画像信号を生成する予測画像生成部と、
前記ループフィルタ情報に基づいて、前記再生残差信号と前記予測画像信号とを加算し画素ごとに復号した画像信号を示す復号画像信号にフィルタ処理を行なうかどうかと、前記複数のフィルタのうちどのフィルタを適用するかと、を決定する切替器と、
前記フィルタ処理を行なう場合に前記フィルタ係数の情報に基づいてフィルタ処理を行うループフィルタ処理部と、を具備することを特徴とする動画像復号装置。 - 前記補間フィルタ処理部は、ある整数画素と該整数画素の1つ隣の整数画素との間の小数画素の画素値を算出する場合に、該小数画素の属する行または列の整数画素の画素値と該整数画素ごとに対応する補間フィルタ係数とを乗算した値を全て加算した第1値を算出し、該第1値にビットシフト演算による丸めを調整する値である調整値を加算した第2値を算出し、シフト数が示すビット数のビットシフト演算を該第2値に対して行うことにより前記小数画素の画素値を算出することを特徴とする請求項4に記載の動画像復号装置。
- 前記補間フィルタ処理部は、基準となる整数画素から右に4分の1画素ずれた小数画素の画素値、または下に4分の1画素ずれた小数画素の画素値を算出する場合には前記補間フィルタ係数を{−3,12,−37,229,71,−21,6,−1}に設定し、基準となる整数画素から右に4分の3画素ずれた小数画素の画素値、または下に4分の3画素ずれた小数画素の画素値を算出する場合には前記補間フィルタ係数を{−1,6,−21,71,229,−37,12,−3}に設定し、前記調整値を128に設定し、および前記シフト数を8に設定することを特徴とする請求項5に記載の動画像復号装置。
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