JP2013231724A - 電力デバイスアナライザ - Google Patents

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Abstract

【課題】 電力デバイスを分析するための、デバイスアナライザを提供する。
【解決手段】 デバイスアナライザは、選択された電圧または電流レベル、および高電流容量における電源信号パルス幅を有する複数の電源信号パルスを生成するように構成されるコレクタ電源と、被試験対象(「DUT」)がコレクタ電源ソース端子とコレクタ電源共通端子との間に電流路を形成するように接続されるときに、複数の電源信号パルスがコレクタ電源ソース端子において印加されるコレクタ電源ソース端子に接続される電源スイッチとを備え、電源スイッチは、コレクタ電源電流の高電流容量を有する複数の狭くなったスイープ信号パルスとして複数の電源信号パルスを伝えるように、又は、電流路中の電流を選択された定電流レベルに調節して動作するように、構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は概して、デバイスアナライザおよびカーブトレーサに関し、より具体的には、電力デバイスを特性付けするのに利用されるアナライザに関する。
電子デバイスは、典型的には、特定の用途に対してデバイスを選択するとき、設計者が参照する特定のパラメータに従って、評価(rate)または特性付け(characterize)される。ダイオード、トランジスタ、半導体(solid-state)スイッチ、および他のそのような種類のデバイス等の非線形デバイスは、多種多様な半導体技術を使用して、多種多様な環境および用途において動作するように開発されてきている。デバイスの静的特性は、特定の環境および用途に対するデバイスの適合性を決定する。
電子デバイス製造業者は、デバイスの静的特性を提供するために、電子デバイスを試験および特性付けするために、デバイスアナライザに依存する。デバイスアナライザは、デバイスに対し、電源から試験信号を印加し、被試験対象(「DUT」:device-under-test)において選択されたパラメータを測定することができるツールを装備している。デバイスアナライザは、概して、カーブトレーサ(curve tracer)を使用し、それは、DUTにおける電圧および電流の両方を測定し、測定された値を電流−電圧(「I−V」)曲線(カーブ)のトレース(軌跡)としてプロットする。電源は、「スイープ」として知られている、一連の電圧および/または電流レベルとして、DUTに試験信号を印加する。スイープは、どのパラメータが電源において制御されるかに応じて、最小レベルから最大レベル(または最大レベルから最小レベル)の範囲にわたる、電圧スイープまたは電流スイープとすることができ、その電圧および電流は、DUTにおける試験信号の各レベルに対して、DUTにおいて測定される。各スイープに対して、測定された値を表す曲線(カーブ)が生成される。
例えば、ダイオード等の2つの端子を有するデバイスは、単一スイープ中の単一曲線によって特性付けすることができるが、スイープをする試験信号を伴わない他の試験も実施することができる。2つを超える端子を有するデバイスは、他の端子に印加される信号を伴う試験条件に対して複数の曲線トレースを生成するために、複数のスイープを必要とする場合がある。典型的には、デバイスは、ドレイン端子およびソース端子を備え、電力は、典型的には、ドレインおよびソース端子にわたって(across)印加される。デバイス上の他の端子は、他の端子に印加される電圧および/または電流レベルに従って、ドレインおよびソース端子における電圧および電流レベルに影響を及ぼすことによって、デバイスの動作を変化させるために使用することができる。三端子デバイスは、トランジスタ(バイポーラ接合、電界効果または「FET」等の多種多様な技術に基づき、かつ金属酸化物半導体または「MOS」、FET等の多種多様な半導体材料および構成を伴う)ならびに他のスイッチ状デバイスを含み、三端子を使用して動作する。ゲート端子は、例えば、オン−オフスイッチとして、または電圧および/または電流レベルを調節するためのバイアスとして、ドレインおよびソース端子において電圧および電流に影響を及ぼすために使用される。三端子デバイスに対して生成されるI−V曲線のトレースは、典型的には、様々なゲート信号レベルにおいて生成される一連の曲線として表示される。曲線トレースおよび電子デバイスの特性付けにおけるそれらの有用性は、当該技術分野においてよく知られている。
デバイスアナライザは、デバイスの安全動作領域(「SOA」:safe operating area)に近づくか、または越えさえもするという条件を伴う環境に対して、対象となるデバイスを必要とする試験および測定を実施することができる。近年まで、電子デバイスの大部分は、5ボルト、あるいは12ボルトまたは24ボルト等の比較的低いDC電源を伴う用途のために設計されてきた。デバイスアナライザは、概して、そのような環境において試験することが可能である。
エネルギー資源を節約する必要性に対する認識の高まりは、高ブレークダウン電圧および高電流密度の能力を特徴とする電力デバイスに対する開発および需要の高まりをもたらした。例えば、GaN(窒化ガリウム)およびSiC(炭化ケイ素)で作られるデバイス等のワイドバンドギャップデバイスは、高温特性、耐電圧特性、伝導損失、および過渡損失を有する材料で作られるデバイスとして注目を集めている。高電圧および高電流を受けるそのようなデバイスの特性の正確な測定を実施する能力は、より重要かつ難易度の高いものになってきている。そのような新しい電力デバイスの試験要件は、現在のデバイスアナライザの電力能力を超えている。
電力デバイスの試験において生じる1つの問題は、デバイスを破壊する可能性がある高電圧および高電流にデバイスを供することを伴う。一部のデバイスアナライザは、パルスのスイープ(pulsed sweeps)を実施するように構成される。試験信号は、パルスで印加され、電圧/電流測定は、デバイスが過剰な電流レベルを受ける時間を最小限にするように、パルス期間内で行われる。既知のデバイスアナライザは、典型的には、DUTを自己発熱から適切に保護するには長過ぎるパルス幅を有する、パルス試験信号を使用する。また、パルス幅は、典型的には固定的であり、多くの場合、特定の試験またはデバイスの必要性に対してパルス幅を修正する能力を排除することは知られていない。また、既知のデバイスアナライザは、典型的には、それらのSOAで、またはその付近で、高電力デバイスを試験するための十分な電力容量を欠いている。既知のデバイスアナライザの制限が、高電力デバイスの試験に対する需要の高まりによって明らかにされている一方で、既存のシリコンデバイスは、ますます低い損失を伴って開発されており、既知のデバイスアナライザの能力にさらに挑戦している。
また、デバイスは、ますます幅広い範囲での試験を必要とする新しい技術を使用して開発されている。例えば、トレンチ構造を有する横方向拡散金属酸化半導体(Laterally Diffused Metal Oxide Semiconductors;「LDMOS」)のオン抵抗は、1ミリオーム未満であり得る。別の実施例では、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(insulated gate bipolar transistor;「IGBT」)の飽和電圧は、1V未満である。高電圧における信頼性試験は、動作点がデバイスのSOA(安全動作領域)に近いI−V特性を得ることを必要とする。また、新しいデバイス技術は、試験および特性付けするための新しい効果またはデバイス挙動をもたらす。例えば、GaNデバイスは、「電流崩壊(current collapse)」として知られている現象を受ける。さらに、電力デバイスのオン抵抗は、そのような高電力レベルにおいては、正確に測定することがより困難になってきている。そのような効果または現象は、I−V曲線のトレースのみを介しては、効果的に測定または研究することができない。しかしながら、カーブトレーサを有するデバイスアナライザによって分析されるデバイスの多くは、集積回路の中にあり、試験は、典型的には、自動化され、ウエハ上で実施される。デバイスを特性付けするための異なる装置の追加または試験プロトコルの複雑化は、開発および製造サイクルに悪影響を及ぼす可能性がある。
上記を考慮して、I−V特性を生成するために、かつDUTを損傷することなく、それらのSOAにおいて、またはそれ以上で、高電力デバイスに対して他の種類の測定を効果的に実施するために十分な電力容量を有するデバイスアナライザに対する継続する必要性が存在する。
本発明は、以下の図面を参照することによってよりよく理解することができる。図面中のコンポーネントは、必ずしも縮尺通りではなく、代わりに本発明の原理を例示することに重点が置かれている。図面中、同様の参照番号は、異なる図を通して対応する部分を示す。
デバイスアナライザの一実施例の概略図である。 高電流カーブトレースモジュールの一実施例の概略図である。 図2の高電流カーブトレースモジュールで使用されてもよい、電源スイッチの一実施例の概略図である。 デバイスアナライザで使用することができる、多機能ユニットの一実施例の概略図である。 狭パルス電圧モードで動作する、図2の高電流カーブトレースモジュールの実装によって生成される、I−V曲線のトレースの一実施例を示すグラフである。 定電流源モードで動作する、図2の高電流カーブトレースモジュールの実装によって生成される、DUTのドレイン抵抗測定の一実施例を示すグラフである。 高電圧中電流カーブトレースモジュールの一実施例の概略図である。 可変電圧狭パルスモードで動作する、図6の高電圧中電流カーブトレースモジュールの概略図である。 高電圧DC電源モードで動作する、図6の高電圧中電流カーブトレースモジュールの概略図である。 可変電圧狭パルスモードで動作する、図6の高電圧中電流カーブトレースモジュールの実装によって生成される、I−V曲線のトレースの一実施例を示すグラフである。 高電圧カーブトレースモジュールの一実施例の概略図である。 図9の高電圧カーブトレースモジュールの実装によって生成される、高電圧および電流測定の一実施例を示すグラフである。 パルス波形を検査するための例示的な方法のフローチャートである。 パルス波形アナライザの例示的な実装のブロック図である。 パルス波形アナライザの動作を示すグラフである。 パルス波形アナライザの動作を示す別のグラフである。 I−V曲線のトレースに対する信号クリップを設定するための例示的な方法のフローチャートである。 電圧クリップで実装される例示的なI−V曲線のトレースを示すグラフである。 高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュールの一実施例の概略図である。 図15Aの高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュールの動作を示すグラフである。 図15Aの高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュールの動作を示す別のグラフである。 高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュールの別の実施例の概略図である。 図16Aの高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュールの動作を示すグラフである。
ここで使用される「DC電源」という用語は、電圧レベルとして生成される非パルス信号として、直流を供給する、電圧源を指す。「DC」は、概して、電源の第1の端子から電源の反対側の端子に一方向に流れる直流を指すこと、およびそのような直流は、パルスとして生成される波形を形成するように、レベルが変化してもよいことは、当業者には既知である。「DC電源」という用語は、ここで、パルス状ではない電圧レベルで直流を生成する、電圧源を指すものとする。
ここで使用される「カーブトレーサ」という用語は、被試験対象(「DUT」)に試験信号(所望の試験特性を有する電圧および/または電流)を印加するための、電圧および/または電流源と、DUTの選択された端子における電圧および/または電流を測定するための、計測器(電圧計および/または電流計)とを含む、デバイスを指す。カーブトレーサは、I−V曲線のトレースを生成するために、かつDUTの静的またはI−V特性を決定するために、測定を実施するために使用される。
ここで使用される「ドレイン電圧」および「ドレイン電流」という用語は、それぞれ、DUTのドレイン−ソース端子にわたる、かつそれらの間の電圧および電流値を指す。「ドレイン」および「ソース」が、典型的には、電界効果トランジスタ、または「FET」の部分を指す一方で、「ドレイン電圧」および「ドレイン電流」という用語は、他の種類のデバイスに対して対応する信号値を指すものとする。例えば、ここで使用される「ドレイン電圧」という用語は、バイポーラ接合トランジスタ(「BJT」)の文脈の中では「コレクタ電圧」を指すと理解されるものとする。同様に、「ドレイン電流」という用語は、「コレクタ電流」を指すと理解されるものとする。
ここで使用される「コレクタ電源」という用語は、DUTソース端子(またはBJTに対するエミッタ端子)が電源の電流帰還路に接続される、ドレイン端子(またはBJTに対するコレクタ端子)において、DUTに電力を供給するために使用される電源を指すものとする。
I. 電力デバイスアナライザ
図1は、デバイスアナライザ100の一実施例の概略図である。図1のデバイスアナライザ100は、アナライザ筐体102、複数のモジュールベイ104、モジュール相互接続106、波形モニタ108、デバイスアナライザコントローラ120、および試験プローブモジュール130を含む。図1のデバイスアナライザ100は、高電力デバイスを分析するための種々のオプションを提供する、モジュールベイ104中のカーブトレースモジュールを選択的に含むことによって、ユーザ側で構成可能である。デバイスアナライザコントローラ120は、モジュールのうちの選択された1つが試験を実施することを可能にすることによって、デバイスアナライザ100の全体的な動作を制御するように、かつ波形モニタ108および試験プローブモジュール130へのアクセスをモジュールに提供するようにプログラムすることができる。一実施例では、デバイスアナライザコントローラ120は、個々のカーブトレースモジュール中のプロセッサが、デバイス分析を実施するための処理を制御することを可能にする一方で、システム動作を制御することができる。別の実施において、デバイスアナライザコントローラ120は、デバイスアナライザ100の中に含まれるモジュールのいずれかに対する処理リソース、ならびにシステム管理を提供することができる。
デバイスアナライザ100は、単一の被試験対象(「DUT」)150を試験することが可能であるものとして図1に示される。しかしながら、デバイスアナライザ100は、好適な試験プローブモジュール130を含み、好適な試験環境を提供することによって、バッチでDUTを測定するように構成することができる。以下の考察において単一のDUTに言及することが、バッチ試験環境での使用からデバイスアナライザ100を限定しないことが、当業者によって理解されるものとする。
図1に示すモジュールベイ104は、高電流カーブトレースモジュール110、高電圧中電流カーブトレースモジュール112、高電圧カーブトレースモジュール114、および高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュール116を含む。図1のカーブトレースモジュール110、112、114、116は、図2〜16を参照して以下に説明する。各カーブトレースモジュール110(以下参照)は、デバイスを特性付けするために測定を実施するように構成される、ハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントを含み、それは、I−V曲線のトレースを実施することを含むことができる。図1のモジュールベイ104は、カーブトレースモジュール110、112、114、116を含む。しかしながら、デバイスアナライザ100は、カーブトレースモジュール110、112、114、116のうちの1つまたは任意の数で動作するように構成することができる。モジュールベイ104はまた、デバイスアナライザ100に対するアクセサリ機能を提供するモジュールを実装することができる。例えば、モジュールは、コンピュータもしくはサーバへの接続性を可能にするように、または種々の入力もしくは出力デバイスを接続するために含むことができるまれてもよい。
モジュール相互接続106は、高電流カーブトレースモジュール110、デバイスアナライザ100の中に含まれるいかなる他のカーブトレースモジュールへの電気および制御接続性を提供するように、複数のモジュールベイ104および他のリソースを電気的に接続する。モジュール相互接続106はまた、デバイスアナライザコントローラ120に対するバスとして動作することもでき、さらに、波形モニタ108および試験プローブモジュール130を接続することができる。
図1の波形モニタ108は、高電流カーブトレースモジュール110、およびデバイスアナライザ100の中に含まれるいかなる他のカーブトレースモジュールからの電圧および電流測定をも表示するように、モジュール相互接続106に接続される。波形モニタ108は、試験結果および測定関連情報を表示するための出力として、ここで説明される。しかしながら、波形モニタ108はまた、ユーザからのデータおよび制御情報を入力するために、またはデバイスアナライザ100の動作ならびに試験測定に関連する制御情報を表示するために、ユーザにグラフィカルユーザインターフェースを提供することができる。デバイスアナライザ100は、ユーザが試験を開始し、デバイスアナライザ100を構成および保持し、かつ試験結果を受信することを可能にするために、本明細書に図示または説明されていない他の入力/出力(「I/O」)デバイスおよび好適なドライバを含むことができる。
デバイスアナライザコントローラ120は、デバイスアナライザ100の動作を制御するために、処理リソースを提供する。デバイスアナライザコントローラ120は、中央処理装置、メモリ(例えば、RAM、ROM、不揮発性メモリ、磁気、もしくは光、または任意の他の好適な種類のメモリ)、I/O、およびデバイスアナライザ100のために好適に構成される、任意の他のコンピューティングリソースを含む。デバイスアナライザコントローラ120は、高電流カーブトレースモジュール110、およびデバイスアナライザ100中に含まれる任意の他のカーブトレースモジュールに対する、プロセッサ制御を提供することができる。
試験プローブモジュール130は、高電流カーブトレースモジュール110あるいは他のカーブトレースモジュールのいずれかのうちの選択された1つと、DUT150との相互接続を提供する。DUT150は、試験プローブモジュール130上の第1のDUTポート132に接続される、第1のプローブ140を介して、および試験プローブモジュール130上の第2のDUTポート134に接続される、第2のプローブ142を介して、接続することができる。測定中、第1のDUTポート132は、DUT150の第1の端子に接触するように構成することができ、第2のDUTポート134は、DUT150の第2の端子に接触するように構成することもできる。DUT150が三端子デバイスである場合、試験プローブモジュール130上のゲートポート136は、DUT150上の第3の端子に第3のプローブ144を接続するために使用することができる。
II. 高電流カーブトレースモジュール
図2は、高電流カーブトレースモジュール200の一実施例の概略図である。図2の高電流カーブトレースモジュール200は、コレクタ電源202、電源スイッチ204、電流計206、および電圧計208を含む。高電流カーブトレースモジュール200は、2つのモード:狭パルス電圧モードおよび定電流源モードのうちの1つで動作するように制御される。コントローラ250は、高電流カーブトレースモジュール200の動作を制御するために提供される。
一実施例では、高電流カーブトレースモジュール200は、高電流容量を有する複数の可変信号パルス(すなわち、可変電圧または可変電流パルス)を生成することによって、狭パルス電圧モードで動作する。複数の可変信号パルスは、電圧または電流信号スイープのいずれかでDUT150に印加される。信号パルスは、狭パルスであり、制御可能なパルス幅を有する。狭パルス幅を有する可変電圧または電流パルスが、DUT150に印加される。狭パルス幅期間中、電流計206は、DUT150を通る電流Iを測定し、電圧計208は、DUT150にわたる電圧Vを測定する。定電流源モードでは、電源スイッチ204は、DUT150の抵抗に関係なく、選択されたレベルで一定のままであるように、電流レベルIを調節するように制御される。電圧または電流スイープは、DUT150に印加することができ、ここで、DUT150における電流Iは、DUT150における電圧Vを測定するのに十分な期間にわたって、選択された一定レベルであるように、電源スイッチ204によって調節される。次いで、スイープ中の次の電圧および/または電流レベルは、スイープが完了するまで、次の測定のためにDUT150上に印加される。狭パルス電圧モードあるいは定電流源モードのいずれかで、コレクタ電源202および電源スイッチ204は、対応するモードと一致する任意の所望の測定を実施するように構成することができることに留意されたい。
図2のコレクタ電源202は、選択された電圧または電流レベルを有する複数の電源信号パルスを生成する。電源信号パルスは、高電流容量における電源信号パルス幅を有する。コレクタ電源202は、DUT150が、コレクタ電源ソース端子214aとコレクタ電源共通端子214bとの間に電流路を形成するように接続されるとき、コレクタ電源ソース端子214aにおいて電源信号パルスを出力する。図2のコレクタ電源202は、最大でピーク定格電流の電流を生成する、電流源220を含む。
電流源コンデンサCCSは、電流源220が電流源コンデンサCCSを充電すること、および電流路にコレクタ電源電流を供給することを可能にするように、電流源220にわたって接続される。電流源コンデンサCCSは、コレクタ電源202が電流源220のピーク定格電流よりも高い高電流容量を有することを可能にする、静電容量を有するようにサイズ決定される。
コレクタ電源202はまた、コレクタ電源ソース端子214a上で電源信号パルス幅および選択された電圧レベルを有する、複数の可変電圧パルスを生成するために、電源電圧発生器224も含む。電源電圧発生器224は、選択可能な電圧レベルおよび選択可能なパルス幅を生成するように、コントローラ250によって制御することができる。電圧レベルおよび電源信号パルス幅は、特定の動作モードおよび任意の事前設定のユーザ選択可能なパラメータ(例えば、コンプライアンスもしくは制限レベル、または任意の他のパラメータ)の必要性に従って、コントローラ250によって決定することができる。
コレクタ電源202は、電源電圧発生器224から可変電圧パルスを受信し、電流源コンデンサCCSの電流容量を有するパルスを生成するように構成される、緩衝増幅器226を含む。緩衝増幅器226は、コレクタ電源ソース端子214aにおいて、電流源コンデンサCCSからのコレクタ電源電流の実質的に全部を提供するように、電流源コンデンサCCSによって電力供給される。したがって、コレクタ電源202は、電流源202のピーク定格電流よりも高い、電流源コンデンサCCSによって提供される高電流容量で動作するように構成される。
電源スイッチ204は、狭パルス幅を有するスイッチ作動パルスを生成するように構成される、電源スイッチドライバ216によって制御される。電源スイッチ204は、コレクタ電源ソース端子214aに接続される。電源スイッチドライバ216は、コレクタ電源電流の高電流容量を有する複数の狭くなったスイープ信号パルスとして、複数の電源信号パルスを伝導するために、電源信号パルス幅よりも狭い狭パルス幅で、電流路を閉成および開放するように、電源スイッチ204を作動させる。
狭パルス電圧モードでは、第1のDUTポート132は、電流計206を介して、電源スイッチ204に接続するように構成される。第2のDUTポート134は、コレクタ電源共通端子214bに接続するように構成され、ここで、複数の狭くなった電源信号パルスは、DUT150が第1および第2のDUTポート132、134に接続されるとき、DUT150に印加される。電圧計208は、DUT150における複数のスイープ信号パルスが、複数の狭いスイープ信号パルスであるとき、狭くなったスイープ信号パルスの狭パルス幅内で、DUT150にわたるDUT電圧Vを測定するように構成される。電流計206は、DUT150における複数のスイープ信号パルスが複数の狭いスイープ信号パルスであるとき、狭くなったスイープ信号パルスの狭パルス幅内で、DUT150を通るDUT電流Iを測定するように構成される。ゲート信号発生器210は、DUT150がゲートDUTポート136に接続される端子を有する三端子デバイスであるとき、DUT150にゲート信号を提供するために、ゲートDUTポート136においてゲート信号を生成するように構成される。
図2のコントローラ250は、変化する電圧または電流で複数の狭くなったスイープ信号パルスを生成するように、電流源220、電源電圧発生器224、および電源スイッチドライバ216を制御する、狭パルス電圧モードまたは定電流源モードで、デバイスアナライザ200を制御するように構成される。ゲート信号発生器210は、ゲート信号の異なる電圧に対して、狭くなったスイープ信号パルスのスイープを提供するために、異なる電圧を有するゲート信号を生成するように構成される。
コントローラ250は、電流ループ中の他のデバイスの抵抗にかかわらず、設定値を維持できるように電流ループ中の電流レベルを調節するように、電源スイッチ204を構成することによって、定電流源モードで動作するように高電流トレースモジュール200を切り替える。電源スイッチドライバ216は、電源スイッチ204を介して選択されたレベルに電流レベルを調節し、電流レベルを電流スイープ中で必要とされる他の電流レベルに調整するように制御される。電源電圧発生器224は、定電流源モードで電流スイープ中に複数の可変電圧を生成するか、または特定の試験プロトコルまたは測定の要件に従って、ほぼ同一の電圧レベルで複数の電圧パルスを生成するように制御される。DUT電圧VおよびDUT電流Iは、複数の電圧または電流レベルのそれぞれで測定される。実施される試験プロトコルまたは測定に応じて、測定されたDUT電圧および電流に対するDUT抵抗値を含むDUT特性等の、DUTのDUT特性を測定することができる。
図2の電流計206は、電流計差動増幅器230の入力において接続される可変出力抵抗器Rout、および第1の電圧計232を備える。電流計差動増幅器230の出力Vは、可変出力抵抗器Routにわたる電圧降下を示す。電圧Vは、電圧計232によって測定され、可変出力抵抗器Routの既知の値を介して電流Iを決定するために使用される。
電圧計208は、DUT150にわたって接続される入力を伴う電圧計差動増幅器240、および第2の電圧計236を含む。電圧計差動増幅器240の出力電圧Vは、DUT150にわたる電圧を示す。電圧計236に電圧Vを印加することによって、DUT150にわたる電圧降下測定を測定することができる。
図2の高電流カーブトレースモジュール200は、コントローラ250によって決定されるように、狭パルス電圧モードまたは定電流源モードのいずれかで動作することができる。動作のデュアルモードは、電源スイッチ204の動作に大きく依存している。図3は、図2の高電流カーブトレースモジュールで使用することができる、電源スイッチ204の一実施例の概略図である。図3に示す電源スイッチ204は、オーバードライブ増幅器300、バイアス増幅器302、スイッチング要素(element)304、調節要素306、および電源スイッチ差動増幅器310を含む。電源スイッチ204は、狭パルス電圧モードで狭パルスを提供することと、定電流源モードで電圧レベルを提供することとの間で、電源スイッチドライバ216から受信されるトリガー信号を切り替えるように、コントローラ250によって制御することができる、モードスイッチ320を含む。図3に示すように、狭パルス電圧モードは、モードスイッチ320が点線によって示される位置にあるとき、選択される。定電流源モードは、モードスイッチ320が実線によって示される位置にあるとき、選択される。
定電流検知抵抗器Rssは、電源スイッチ差動増幅器310の入力において接続される。RCブランチ(分岐)312は、バイアス増幅器302に対するフィードバックとして接続される。抵抗器R、R、R、Rは、電源スイッチ差動増幅器310の電流検知機能を支援するように接続される。RCブランチ312における抵抗器RおよびコンデンサCは、調節要素306のゲートにおいてバイアス電圧を印加するように、抵抗器RおよびR、ならびにバイアス増幅器302と接続する。電源スイッチ差動増幅器310の出力は、定電流検知抵抗器Rssを介して検知される電流を示す。電源スイッチ差動増幅器310の出力および電源スイッチドライバ216からの電圧レベルは、バイアス増幅器302を駆動してバイアス電圧を生成するように、RCブランチ312ならびに抵抗器RおよびRによって形成される、フィードバックネットワークに印加される。生成されたバイアス電圧は、一定レベルで、DUT150を通る電流レベルを調節するように、調節要素306を制御する。
モードスイッチ320が狭パルス電圧モードを選択するとき、電源スイッチドライバ216によって生成されるパルス電圧は、パルス電圧の狭パルス幅の期間中、スイッチング要素304が閉成するように作動させるのに十分な電圧レベルを有するパルスを生成するために、オーバードライブ増幅器300によって緩衝増幅される。パルス幅は、コントローラ250によって調整されてもよい。
A. 多機能ユニット
図4は、図1のデバイスアナライザ100の選択された機能に対して使用することができる、多機能ユニットの一実施例の概略図である。図4の多機能ユニット400は、可変パルス電流源コンポーネント406、可変パルス電圧源コンポーネント404、電流計コンポーネント402、および電圧計コンポーネント408を含む。図4の多機能ユニット400は、概略的に図示される。コンポーネント402、404、406、および408のそれぞれの動作を制御するために使用することができ、かつ特に電流計コンポーネント402および電圧計コンポーネント408によって提供することができる情報を得るために使用することができる、入力および出力信号は図示されていない。
図2のコントローラ250は、例えば、選択された電圧レベルおよび選択されたパルス幅を有する電圧信号を生成するように、可変パルス電圧源コンポーネント404を構成する、制御信号を生成することができる。選択されたパルス幅は、非パルスDC電圧出力を提供するように無限大に設定することができる。可変パルス電流源コンポーネント406は、選択されたパルス幅を有するパルスで選択された電流レベルを生成するように、制御信号によって設定することができる。
多機能ユニット400はまた、コンポーネント402、404、406、および408のより複雑な動作を可能にするために、処理要素を含むことができる。例えば、可変パルス電圧源コンポーネント404は、所定期間中に所定範囲内のレベルを有する一連のパルスを生成するように構成することができる。あるいは、各パルスは、コントローラ250の制御下で生成することができる。
図4の多機能ユニット400は、概して、典型的なカーブトレーサで使用される主要機能コンポーネントを含む。多機能ユニット400はまた、図2の高電流カーブトレースモジュール200のコンポーネントの特定の機能を実施するように使用することができる。例えば、多機能ユニット400を使用し、かつそれに応じて動作するように可変パルス電圧源コンポーネント404を構成し、図2の電源電圧発生器が実装することができる。電源スイッチドライバ224はまた、第2の多機能ユニットの可変パルス電圧源コンポーネント404または可変パルス電流源コンポーネント406を使用して同様に実装することができる。図2を参照すると、第1の多機能ユニット260は、電源電圧発生器224および第2の電圧計236の機能の両方を実施するように構成することができる。同様に、第2の多機能ユニット262は、電源スイッチドライバ216および第1の電圧計232の機能の両方を実施するように構成することができる。
B. 実施例結果
図5Aは、狭パルス電圧モードで動作する図2の高電流カーブトレースモジュール200の実装によって生成される、I−V曲線のトレース500の一実施例を示すグラフである。I−V曲線のトレース500は、IGBTデバイスに対するIc−VCE特性を示す。図5Bは、定電流源モードで動作する図2の高電流カーブトレースモジュール200の例示的な実装によって生成される、LDMOSデバイスのドレイン抵抗測定550の一実施例を示すグラフである。高電流カーブトレースモジュール200の例示的な実装は、最大で1500Aのコレクタ電源202からのピーク電流、最大で22.5kWのピーク電力、最大で60Vの出力開放電圧(DUTが存在しないときのDUTポートにおける電圧)、および2μsの分解能を有する10μs〜1msの制御可能パルス幅が可能である。コレクタ電源202はまた、電圧パルスまたは電流パルスモードで動作することが可能である。狭パルス電圧モードまたは定電流源モードのいずれかで動作する、図2の高電流カーブトレースモジュール200を使用して、他の種類の測定が実施することができることが、当業者によって理解されるものとする。
III. 高電圧中電流カーブトレースモジュール
図6は、高電圧中電流カーブトレースモジュール600の一実施例の概略図である。図6の高電圧中電流カーブトレースモジュール600は、高電圧中電流(「HVMC」)コレクタ電源602、第2のゲート信号発生器620、第2の電圧計640、および第2の電流計642を含む。第1、第2、および第3のDUTポート132、134、136は、高電圧、中電流トレースモジュール600に接続するように切り替えられる。
HVMCコレクタ電源602は、ブレークダウン電圧よりも大きいDUT150の電圧レベルでDUT150を分析するための、高電圧DC電源として動作するように構成される。HVMCコレクタ電源602はまた、DUT150のI−V特性を分析するための、可変電圧および狭パルス電源として動作するようにも構成される。HVMCコレクタ電源602は、プロセッサ制御機構、もしくは手動のユーザ制御機構、または任意の他の好適なスイッチ機構を含む、スイッチ機構によって、高電圧DC電源としての動作と、可変電圧および狭パルス電源としての動作との間で切替可能である。
HVMCコレクタ電源602は、ピーク定格電流を有する可変電圧電源604、電源スイッチコンポーネント608、および電流拡張コンポーネント610を備える。可変電圧電源604は、電源電流計630、ガード増幅器632、電源電圧計634、および可変DC電源636を含む。可変電圧電源604は、高ピーク電力定格を有する図4の多機能ユニット400の一バージョンを使用して、実装することができる。可変電圧電源604は、図4の多機能ユニット400の高電力版を使用して実装されるものとして、本明細書に記載される。例えば、一つの実施においては、可変電圧電源604は、以下の図9を参照して記載される「高電圧コレクタ電源902」として以下に特定される、コレクタ電源コンポーネントを使用して実装することができる。しかしながら、可変電圧電源604は、独立したコンポーネントとして提供される可変DC電源、ガード増幅器、電流計、および電圧計を使用して実装することができることが、当業者によって理解されるものとする。
高電力多機能ユニットの例示的な実装は、多機能ユニットの可変電圧コンポーネントを使用して実装することができる、可変DC電源636に接続される、ガード増幅器入力を有する、ガード増幅器632を追加することによって、図6の可変電圧電源604として動作するように実装することができる。ガード増幅器632は、可変電圧電源604または高電力多機能ユニットのガード出力として構成することができる。電源電流計630は、可変電圧電源636と高電力多機能ユニットのフォース端子との間で、直列の高電力多機能ユニットの電流計を使用して、実装することができる。電源電圧計634は、可変電圧電源604として使用されている高電力多機能ユニットの電圧計コンポーネントを使用して、実装することができる。
可変DC電源636は、高電圧中電流カーブトレーサモジュール600が高電圧DC電源として動作しているとき、HVMCコレクタ電源602に対して電力を提供する。電流レベルは、電源電流計630を使用して測定され、DUT150にわたる電圧は、電源電圧計634を使用して測定される。ガード増幅器632は、HVMCコレクタ電源が高電圧DC電源として動作するとき、ガードシールド612に接続され、電力は、DUT150に直接印加される。
電流拡張コンポーネント610は、高電圧パルス電源604にわたって接続される、電流源コンデンサCCSを備える。電流源コンデンサCCSは、可変電圧電源604のピーク定格電流よりも高い高電流容量で電流を生成するように、電流源コンデンサCCSを充電するように、可変電圧電源604から電流を受信する。
電流拡張コンポーネント610は、可変電圧電源604と電流源コンデンサCCSとの間に接続される、第1の充電スイッチSW2および第2の充電スイッチSW3を含む。第1および第2の充電スイッチSW2、SW3は、閉成されているとき、電流源コンデンサCCSを選択的に充電する。第1および第2の充電スイッチSW2、SW3は、第1および第2の充電スイッチSW2、SW3が開放されているとき、電流源コンデンサCCSをフローティングにする。スイープ信号スイッチSW1は、電流源コンデンサCCSの第1のリードに接続され、スイープ信号スイッチSW1は、スイープ信号スイッチSW1が閉成されているとき、可変出力抵抗器を介して、DUT150においてスイープ信号パルスを生成するように構成される。
電源スイッチコンポーネント608は、可変電圧および狭パルス電源としてHVMCコレクタ電源602を動作させるように、電流拡張コンポーネント610に接続するように、あるいは、非パルス電圧源として動作するように、DUT150に直接接続するように、可変電圧電源604を選択的に切り替える。DUT150に接続されるとき、可変電圧電源604のガード出力へのガード増幅器632出力は、HVMCコレクタ電源602が高電圧DC電源として動作するように構成されるとき、ガードシールド612に接続するように切り替えられる。ガードシールド612は、電源電流計630が最小でピコアンペアレベルの電流を測定することを可能にするように動作する。
図6の電源スイッチコンポーネント608は、スイッチSWA、SWB、およびSWCを含む。スイッチSWA、SWB、およびSWCにおいて点線によって示される状態で、HVMCコレクタ電源602は、DUT150に高電圧DC信号を提供するように、高電圧DC電源モードで動作する。スイッチSWAは、可変電圧電源604から電流拡張コンポーネント610を接続解除するために開放される。スイッチSWBは、可変電圧電源604を、DUT150に直接接続するガードシールド612のケーブルに接続するように、点線で設定される。スイッチSWCは、ガード増幅器632をガードシールド612に接続するように設定する点線で設定される。実線の設定におけるスイッチSWA、SWB、およびSWCの設定は、図7Aを参照して以下に記載されるように動作するように、電流拡張コンポーネント610を可変電圧電源604およびDUT150に接続する。
第2のゲート信号発生器620は、DUTが三端子デバイスであるとき、DUTにゲート信号を生成するように構成される。第2の電圧計640は、DUT150にわたる電圧を測定するように構成される。第2の電流計642は、DUT150を通る電流レベルを測定するように構成される。第2の電圧計640および第2の電流計642は、HVMCコレクタ電源602が可変電圧および狭パルス電源として動作するように構成されるとき、DUT150における電圧および電流を測定する。
コントローラは、図2の高電流カーブトレースモジュール200に示されるコントローラ250と同様に、図6の高電圧中電流カーブトレースモジュール600に含まれることができることに留意されたい。図6には図示しないが、以下の説明は、コントローラに言及し、それは、図2のコントローラ250と同様の方法で実装されることを理解されたい。
図7Aは、可変電圧狭パルスモード700で動作する、図6の高電圧中電流カーブトレースモジュールの概略図である。図7Aの高電圧中電流カーブトレースモジュールは、スイッチSWA、SWB、およびSWCの設定が図6に示す実線の設定である場合の、可変電圧狭パルスモードにおける動作を説明する。可変電圧狭パルスモード700の高電圧中電流カーブトレースモジュールは、可変電圧電源604、第1および第2の充電スイッチ704および706、電流源コンデンサCCS、スイープ信号スイッチ710、可変出力抵抗器Rout、スイープ信号スイッチドライバ720、充電スイッチドライバ722、電圧計差動増幅器724、および電流計差動増幅器726を含む。
電圧計差動増幅器724は、DUT150にわたって接続される入力を含む。電流計差動増幅器726は、DUT150と直列に接続される電流検知抵抗器Rsenseにわたって接続される、入力を含む。スイープ信号スイッチドライバ720および充電スイッチドライバ722は、図4を参照した上記の多機能ユニット400と同様の多機能ユニットを使用して、実装することができる。スイープ信号スイッチドライバ720として動作するように実装される多機能ユニットの可変電圧源コンポーネントは、選択された狭パルス幅に対応する期間中、スイープ信号スイッチ710の閉成および開放をするように、制御信号を提供するように構成することができる。スイープ信号スイッチドライバ720に対して使用される同じ多機能ユニットは、電圧計差動増幅器724の出力電圧を測定し、それによって図6の第2の電圧計640を提供するように構成することができる。同様に、充電スイッチドライバ722は、充電スイッチ704、706の閉成または開放をするパルスを生成するように構成される、別の多機能ユニットの可変電圧源コンポーネントとすることができる。多機能ユニットの電圧計コンポーネントは、電流検知抵抗器Rsenseの既知の抵抗値に基づき、DUT750を通る電流を決定するために、電流計差動増幅器726の出力電圧を測定するように構成することができる。
可変電圧狭パルスモードにおいて、第1および第2の充電スイッチ704、706は、電流源コンデンサCCSを充電するのに十分な時間にわたって閉成される。第1および第2の充電スイッチ704、706は、次いで、スイープ信号スイッチ710が、パルスに対する電源として電流源コンデンサCCSを使用してパルスを生成するために閉成される前に、電流源コンデンサCCSをフローティングにするように開放される。
図7Bは、高電圧DC電源モードで動作する、図6の高電圧中電流カーブトレースモジュールの概略図である。図7Bの高電圧中電流カーブトレースモジュールの図は、ガードシールド612に接続されるガード増幅器632を有する、DUT150に直接接続される可変電圧電源604を示す。高電圧DC電源モードでは、高電圧中電流カーブトレースモジュールは、DUT150のブレークダウン電圧またはほぼブレークダウン電圧である、DUT150への高電圧を印加するために使用することができる。ブレークダウン電圧またはほぼブレークダウン電圧のDUT150を通る電流は、最小でピコアンペアレベルまで分析することができる。
図8は、可変電圧狭パルスモードで動作する、図6の高電圧中電流カーブトレースモジュールの実装によって生成される、I−V曲線のトレース800の一実施例を示すグラフである。図8のI−V曲線のトレース800に示すように、DUT150は、高電圧(1.5kV、または一実施例では、2.0kVほどの高さ)で試験されてもよい。狭パルスで高電圧パルスおよび中電流レベルを印加することによって、DUT150は、自己発熱による損傷から保護される。さらに、高電圧中カーブトレースモジュールを高DC電源モードに切り替えることによって、DUT150は、DUT150の試験環境の実質的および/または時間のかかる変更を必要とすることなく、ブレークダウン電圧レベルまたはほぼブレークダウン電圧レベルにおいて分析をすることができる。
IV. 高電圧カーブトレースモジュール
図9は、高電圧カーブトレースモジュール900の一実施例の概略図である。高電圧カーブトレースモジュール900は、高電圧コレクタ電源902、ならびに可変パルス電圧源コンポーネント904aおよび電圧計コンポーネント904bを含む高電圧多機能ユニット904を含む。高電圧多機能ユニット904は、ピーク定格電圧(peak voltage rating)を有するパルス電源として動作するように構成される。高電圧多機能ユニット904はまた、高電圧多機能ユニット904によって生成される電圧を増幅するために接続される、高電圧増幅器906も含む。高電圧増幅器906は、低レベルから、高電圧多機能ユニット904のピーク定格電圧よりも高い高レベルに及ぶ可変電圧レベル、および高電圧多機能ユニット904によって決定されるパルス幅を有する、電圧スイープ信号を生成する。高電圧多機能ユニット904は、高電圧増幅器906の増幅率に従って増幅される、選択されたパルス幅および電圧レベルのパルスを生成するように、図2に示すコントローラ250と同様の方法で構成されるコントローラによって制御することができる。
高電圧多機能ユニット904は、図4の多機能ユニット400の高電力版を使用して実装されるものとして、本明細書に記載されることに留意されたい。しかしながら、高電圧多機能ユニット904は、独立したコンポーネントとして提供される可変DC電源および電圧計を使用して実装できることが、当業者によって理解されるものとする。
高電圧コレクタ電源902はさらに、電流計908および分圧器910を含む。分圧器910は、分圧器910の一方の端部において高電圧増幅器902の出力に、および分圧器910の反対側の端部において高電圧多機能ユニット904に接続される。分圧器910は、高電圧多機能ユニット904の電圧計コンポーネント904bに接続される、分圧ノード912を含む。
電流計908は、DUT150と直列に接続され、最小でピコアンペアレベルの電流を測定するように構成される。可能な限り低いレベルまで電流を測定することを助けるために、ガード増幅器およびガードシールドを追加することができる。第1および第2のDUTポート132、134は、それぞれ、高電圧増幅器の出力および第3の電流計において、高電圧カーブトレースモジュール900に接続するように切り替えられる。高電圧多機能ユニット904の電圧計コンポーネント904bは、DUT150における電圧を測定し、第3の電流計908は、高電圧増幅器出力レベルが変化するにつれて、DUT150を通る電流を測定する。
図9は、DUT150が三端子デバイスであるとき、DUT150のゲート端子にゲート信号を印加するための、ゲート信号発生器920を示す。したがって、図9は、高電圧カーブトレースモジュール900が標準的なI−V曲線のトレースを生成するように実装することができることを示す。製造または開発環境において、DUT150は、静的特性を決定するための試験に供され、次いで、異なる試験環境を使用する必要なく、高電圧におけるブレークダウン特性および他の挙動を決定するために、DUT150を高電圧試験に供するように効果的に切り替えることができる。
図10は、図9の高電圧カーブトレースモジュール900の実装によって生成される、高電圧および電流測定1000の一実施例を示すグラフである。図10の高電圧および電流測定1000で試験されるDUT150は、ダイオードのブレークダウン電圧を決定するために逆バイアスで試験されるダイオードである。図10の高電圧および電流測定1000を生成するための例示的なプロセスにおいて、ダイオードは、高電圧コレクタ電源902からの電圧が逆バイアスでダイオードに印加されるように、図9の第1および第2のDUTポート132、134に接続することができる。低電圧から10kVほどの高電圧までの電圧レベルにおけるパルスのスイープがDUT150に印加することができる。電圧レベルが増加するにつれて、非常に低い電流レベルにおける電流測定は、どこで接合のブレークダウンが生じ始めるかを正確に判断することができる。さらなる測定および増加された電圧レベルにより、接合がブレークダウンするにつれての、デバイスの挙動についての有益な分析を提供する。
高電圧カーブトレースモジュール900の高電圧および低電流測定能力を有利に活用することによって、他の種類の試験およびデバイス分析が実施することができることが、当業者によって理解されるものとする。
V. パルス波形アナライザ
パルスI−V曲線のトレースは、自己発熱によってDUT150を破壊する可能性を低減する一方で、I−V特性の測定を可能にする。パルスI−V曲線のトレースが生成されるとき、スイープ信号のパルスの期間中、測定が行われる。しかしながら、パルスは、低レベルまで低下する前の一定期間にわたって安定しているレベルまで完全に上昇することはほとんどない。典型的には、パルスは、測定を行うために十分安定する前に、ある程度のセトリング時間を必要とする可能性がある。
カーブトレーサは、典型的には、固定パルス幅を有するパルスでパルスI−V分析を実施し、測定は、測定開始に対して固定の遅延後、固定測定アパーチャ内で行っていた。パルス波形アナライザは、パルス中の最適時間中に測定が行われるように、ユーザがパルス波形を構成することを可能にすることが提案される。
図11Aは、パルス波形アナライザ1100を検査するための例示的な方法のフローチャートである。パルス波形アナライザ1100は、パルスに対する、およびパルスパラメータの何らかの制御を得るためのツールを、ユーザに提供する。パルス波形アナライザ1100はまた、デバイスの分析において生成されるパルスの挙動を分析するためのツールを、ユーザに提供する。図12Aおよび12Bは、パルス波形アナライザの一実施例の動作を示すグラフである。パルス波形アナライザ1100の以下の説明において、図12Aおよび12Bのグラフが参照される。
パルス波形アナライザ1100は、刺激としてパルスを伴ういかなる測定において使用されてもよい。パルス波形アナライザ1100の説明は、I−V曲線のトレースと関連している。しかしながら、パルスを伴ういかなる種類の試験も、有利に、ツールとしてパルス波形アナライザ1100を含むことができる。パルス波形アナライザ1100は、図1のデバイスアナライザ100のソフトウェアコンポーネントとして実装され、パルス試験刺激(例えば、パルスI−Vスイープ)を伴う試験測定を実施するために備えられる任意のカーブトレースモジュールによる動作に利用することができる。そのようなソフトウェアコンポーネントの例示的な実装を、図11Bを参照して以下に記載する。あるいは、ソフトウェアコンポーネントは、特に、個々のカーブトレースモジュールのソフトウェアシステムに実装されてもよい。
図11Aを参照すると、パルス波形アナライザ1100は、I−Vスイープのいかなる点における動作に対しても開始することができる。ステップ1102において、パルススイープが実施され、ユーザは、パルス波形アナライザ1100を起動するためのオプションが与えられる。パルス波形アナライザ1100は、ユーザインターフェース機構(例えば、画面上またはデバイスアナライザ100のユーザインターフェースパネル上のボタン)を通して、ユーザによって起動することができる。あるいは、ユーザは、パルス波形アナライザ1100がI−V曲線のトレースと連動して動作するように、I−Vスイープを事前設定することができる。
ステップ1104において、制御は、ソフトウェアプロセスとしてのパルス波形アナライザ1100の動作に移される。例えば、ソフトウェアプロセスまたはコマンド「パルス波形を検査する」は、パルス波形アナライザ1100の機能および分析デバイスへのアクセスを、ユーザに提供することができる。I−V曲線のトレースは、バックグラウンドで動作し続けることもでき、またはトレースは、停止されることもできる。いずれにしても、パルス波形の分析は、記憶された測定データを使用して進行することができる。
ユーザは、I−V曲線のトレース上のデータ点を選択することによって、パルス波形アナライザ1100の動作を起動することができる。例えば、図12Aにおいて、ユーザは、I−V曲線のトレース1200上の点1202を選択することができる。時間軸上の時間、および特定の曲線トレース上で所望のパルス波形がどこに位置するのかを示すための特定のゲート電圧レベル等のパラメータを規定することによって、選択を行うことができる。一実施例では、デバイスアナライザ100は、検査のために選択されるパルスが曲線トレース上で見つかる点をユーザがクリックするかまたはつつく(poke)ことを可能にする、GUIツールを含むことができる。
ステップ1106において、パルス波形アナライザ1100は、ドレイン電圧Vの表示を生成することができる。ステップ1108において、ドレイン電流Iもまた、波形モニタ108(図1中)上に表示することができる。図12Aおよび12Bを参照すると、ドレイン電圧Vおよびドレイン電流Iは、経時的な信号レベルのグラフとして表示することができる。y軸は、信号レベルを表すことができ、それは、表示されているパラメータに応じて、電圧または電流のいずれかである。x軸は、時間を表すことができる。信号レベルグラフは、y軸を共有し、図12Aのグラフ1200に示すようなラベルで、または色識別によって、ドレイン電圧Vをドレイン電流Iと区別してもよい。信号グラフはまた、個々にパルスを示すように分割され、かつ図12Bのグラフ1250に示すように経時的に整列することができる。
ステップ1110において、パルス波形アナライザ1100は、電圧パルス(V)および/または電流パルス(I)を示すグラフ上の測定アパーチャを表示する。図12Aおよび12Bに示すように、測定アパーチャは、ドレイン電圧(V)、ドレイン電流(I)、あるいは両方の測定が行われるウィンドウとして示される。示されたパラメータ(VまたはI)の測定値は、スイープに対するI−V曲線をプロットするのに使用される、対応するパラメータに対する値となる。
決定ブロック1112において、ユーザは、測定期間を調整するように指示することができる。プロンプトは、ユーザが調整したいかどうかに関する質問の直接表示の形態とすることができる。プロンプトはまた、間接的であってもよく、例えば、波形モニタ108の表示上にカーソルが配置され、調整期間値を入力するための位置を示してもよい。ユーザは、時間値を入力することができ、それは次いで、記憶され、後続のスイープで測定期間として使用することができる。測定期間は、測定アパーチャの期間または幅であり、それは、ドレイン電圧(V)および/またはドレイン電流(I)を測定することができる時間を表す。
ユーザが、測定期間が調整されるという指示を入力する場合、あるいは新しい測定期間が入力される場合、調整された測定期間のユーザ入力は、ステップ1114において使用可能になる。ステップ1116において、ユーザ入力された測定期間は、測定アパーチャの新しい期間として設定される。後続のスイープは、電圧および電流値をサンプリングするために、新しい測定期間を使用する。測定期間の調整は、測定アパーチャの幅の変化によって図示される。
決定ブロック1118において、ユーザは、パルス期間の開始後の電圧または電流の測定を遅延させる期間である、「測定開始遅延」を調整するように指示することができる。測定開始遅延は、測定アパーチャの左縁として図示される、測定期間の開始に対する開始点を提供する。パルスの表示は、パルスが安定していない場所を示すことができることに留意されたい。典型的には、パルスの安定性の欠如は、パルスの期間の開始時である。ユーザは、パルスがあるレベルにセトリングした後に始まるように、測定開始遅延パラメータを調整することができる。
ステップ1120(決定ブロック1118からの「YES」の経路)において、ユーザは、新しい測定開始遅延を入力するように指示(prompt)または許可される。新しい測定開始遅延の値の入力は、時間値の直接入力によって達成されてもよい。一実施例では、デバイスアナライザ100は、ユーザが、測定アパーチャを時間軸に沿って選択およびスライドすることによって、表示上の測定アパーチャを移動させることを可能とすることができるGUIツールを含む。ステップ1122において、ユーザ入力された期間は、新しい測定開始遅延の値として設定される。表示は、変更を反映するように調整される。測定開始遅延の調整は、パルス期間に対する測定アパーチャの位置の変更によって図示される。
ステップ1124において、パルス波形スイープは、ユーザによって入力される任意の新しいパラメータを使用して継続される。パルス波形アナライザは、ユーザがさらなる調整を行いたい場合、利用可能なままである。波形モニタ108は、I−Vスイープが継続する中、引き続きI−V曲線上の電流点1202においてパルスを引き直すことができる。ユーザは、I−V曲線のトレースの任意の位置でパルス波形を分析するために、任意の時点で別の点1202を選択することができる。
図11Bは、パルス波形アナライザ1100の例示的な実装のブロック図である。上記の通り、パルス波形アナライザ1100は、デバイスアナライザ100(図1中)のソフトウェアコンポーネントとして実装することができる。パルス波形アナライザ1100は、パルス波形アナライザ1150、パルスグラフ化機能1152、モニタインターフェース1156、および好適なユーザ入力デバイス1160へのユーザ入力インターフェース1154を含む。パルス波形アナライザ1100は、パルス波形アナライザ1100をカーブトレースモジュールインターフェース1170に接続する、ハードウェアおよびソフトウェアドライバ1180を経由して、カーブトレースモジュールインターフェース1170を含むことができる。カーブトレースモジュールインターフェース1170は、図1のモジュール相互接続106に関する例示的な実装で実装することができる。
パルス波形アナライザ1100は、電圧計および電流計が電圧および電流測定を行うことができる測定期間、ならびに狭くなったスイープ信号パルスの狭パルス期間の開始後、測定期間を開始するための待ち時間を示す、測定期間の開始の遅延を含む、選択可能なパルスパラメータのユーザ入力を容易にするために、ユーザ入力機能1160を含む。パルスグラフ化機能1152は、以下の機能を提供する。
1.狭くなったスイープ信号パルスのうちの1つに対応する、パルス波形をグラフ化すること。
2.測定期間および測定開始遅延期間を表示すること。
3.測定期間、および狭くなったスイープ信号パルスのパルス期間に対する期間値を示すこと。および、
4.波形モニタ上のI−V波形の表示上に、パルス波形トレースを重ね合わせること。
VI. I−Vスイープに対する信号クリップ機能
カーブトレーサにおけるコレクタ電源は通常、典型的には可変抵抗器である、出力抵抗器を含む。出力抵抗器は、曲線トレース上の電力制限を設けるために使用することができる。所与の曲線トレース中の出力抵抗器の値は、負荷線としてDUTの抵抗と共に曲線トレース上に現れる。負荷線は、各ゲート設定に対する各曲線トレースの端点、または二次スイープ電圧が結ばれる。すなわち、負荷線の傾斜は、出力抵抗およびDUTの抵抗の合計値を示す。ユーザは、最大電力制限を設定するように、出力抵抗を調整することができる。電圧スイープの間、スイープは、最大電力制限に対応する電圧値までに制限される。電流スイープの間、スイープは、最大電力制限に対応する電流値までに制限される。
高電力デバイスのI−V曲線のトレースの間、コレクタ電源電圧は、高電圧における大電流を監視するために増加される。しかしながら、デバイスのブレークダウン電圧が、それをデバイスが試験される電圧範囲内に取り込む負荷線上にある場合、デバイスが試験中に破壊する危険性がある。破壊の危険性は、I−Vトレースから得ることができる情報を制限する。デバイスブレークダウン電圧が負荷線によって示される最大電力制限内にある場合、デバイスは、後続の二次電圧スイープにおいてブレークダウン電圧未満である電圧に達する前に、破壊する可能性がある。
所望の電圧および電流レベルで試験を実施することができることを確実にするために、信号クリップ(clip)は、破壊に接近することを回避するように設計される、スイープ中の制限として、ユーザにより規定することができる。図13は、I−V曲線のトレースに対する信号クリップを設定するための例示的な方法として示される、信号クリップ機能1300のフローチャートである。
信号クリップは、I−V曲線のトレースの構成中に規定することができる。ステップ1302において、パルススイープは、I−V曲線のトレースに対して構成することができる。パルススイープの構成は、ドレイン電圧、ドレイン電流、およびゲート信号に制限を設定することを含むことができる。制限は、直接設定することができ、または出力抵抗を調整することによって設定することができる。I−V曲線のトレースの構成中、決定ブロック1304において、信号クリップが設定されるべきかどうかユーザに質問することができる。ユーザが、信号クリップが設定されるべきと示す場合、ユーザは、電圧クリップ(Vclip)、電流クリップ(Iclip)、または電力クリップ(Pclip)のいずれかに対する値を入力する。
ステップ1308において、パルススイープは、第1のスイープ信号パルスを生成することによって、第1の二次スイープ電圧値において開始される。ステップ1310において、次の信号パルスが生成される。ステップ1312において、ドレイン電圧(V)およびドレイン電流(I)が測定され、電力値は、測定された電圧および電流値を使用して計算することができる。決定ブロック1314において、測定されたドレイン電圧(V)および/もしくはドレイン電流(I)値、または計算された電力値(Pclip)は、対応する信号クリップ値と比較される。
測定または計算された値が対応する信号クリップ値以上である場合、電流二次スイープ設定に対するスイープは、停止される。ステップ1316において、次の二次スイープレベルが次のスイープに対して設定される。決定ブロック1320において、二次スイープレベルは、範囲に達したかどうかを決定するためにチェックされる。決定ブロック1320が、最後の二次スイープレベルに達したことを示す場合、I−V特性は、ステップ1324において、完全な組(set)として表示される。決定ブロック1320が、次のスイープが次の二次スイープレベルに対して実施されることを示す場合、パルススイープは、ステップ1322において再設定される。ステップ1310において、次の信号パルスが生成され、測定/計算された値を信号クリップと比較するステップが繰り返される。
図14は、電圧クリップで実装される、例示的なI−V曲線のトレース1400を示すグラフである。I−V曲線のトレース1400のグラフは、DUTに対するブレークダウン電圧VBVの指示、および二次スイープレベル1〜6のそれぞれに対する曲線トレースを含む。電圧クリップVclipは、DUTに対するブレークダウン電圧VBVよりも低いレベルに設定される。図14のI−V曲線のトレース1400が示すように、二次スイープレベル5の点AにおけるDUTの挙動は、電圧クリップVclipを設定することなく分析されることはない。
VII. 高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュール
図15Aは、高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュール1500の一実施例の概略図である。高電圧、高電流高速スイッチ(「高速スイッチ」)カーブトレースモジュール1500は、高電流多機能ユニット1504、高電圧多機能ユニット1506、および電流源保護ダイオード1508を含む、高速スイッチコレクタ電源1502を含む。高速スイッチコレクタ電源1502は、DUT150にドレイン電流Iを提供する。二次スイープ信号発生器1528は、曲線トレース中に二次スイープを提供するために、ゲート信号を生成する。図15の高速スイッチカーブトレースモジュール1500は、DUT150に対するI−V曲線のトレースを実施するように、かつストレス電圧からの電流崩壊を受ける三端子デバイスを分析する試験を実施するように構成される。
高速スイッチコレクタ電源1502の高電流多機能ユニット1504は、高電流源コンポーネント1510、電圧計コンポーネント1512、および電流計コンポーネント1514を含む。高電流多機能ユニット1504は、電流ソース端子1530と電流共通端子1532との間の電流路上の電流源として動作するように構成される。
高電圧多機能ユニット1506は、高電圧源コンポーネント1516、電圧計コンポーネント1518、および電流計コンポーネント1520を含む。高電圧多機能ユニット1506は、電圧ソース端子1540および電圧共通端子1542において選択可能な電圧を生成するように構成される。高電圧多機能ユニット1506は、電流共通端子1532に接続される電圧共通端子1542を有する高電流多機能ユニット1504と並列に接続される。
電流源保護ダイオード1508は、DUT150がオフであるとき、高電圧多機能ユニット1506からの電流が、高電流多機能ユニット1504に流れることを防ぐために、電流ソース端子1530における高電流多機能ユニット1504と、電圧ソース端子1540における高電圧多機能ユニット1506との間に接続される、順方向バイアスである。電流源保護ダイオード1508は、DUT150がオンであるとき、電流が高電流多機能ユニット1504から流れることを可能にする。
ストレス電圧を受けるDUT150の挙動を分析するための試験測定において、第1、第2、および第3のDUTポート132、134、136は、高速スイッチカーブトレースモジュール1500に接続するように切り替えられる。高電圧多機能ユニット1506の電圧計コンポーネント1518は、DUT150における電圧を測定する。高電流多機能ユニット1504の電流計コンポーネント1514は、DUT150を通る電流を測定する。
試験中、高電圧多機能ユニット1506によって生成される選択可能な電圧は、ストレス電圧としてDUT150にわたって印加される。一定時間後、ゲート信号は、DUT150をオンにするように切り替えられる。DUT150における電圧および電流は、経時的な電流および電圧応答の分析を可能にするように、経時的にグラフ化される。電流測定は、高電圧多機能ユニット1506からの電流に、高電流多機能ユニット1504からの電流を加えることによって得られる。合計は、ドレイン電流Iである。
図15Bは、図15Aの高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュール1500の動作を概略的に示す、グラフ1550である。図15Bは、DUT150上のストレス電圧として動作する、高電圧多機能ユニット1506からの電圧を示す。ゲートがDUT150をオンにするように切り替えられるとき、高速スイッチコレクタ電源1502における電圧は、DUT150にわたる電圧の降下に反応して降下する。DUT150を通る電流は、DUT150がオンであるときに増加するはずであるが、代わりに、一定期間にわたって低いままである。図15Cは、図15Aの高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュール1500の動作を示す、別のグラフ1560である。図15Cのグラフ1560は、高速スイッチカーブトレースモジュール1500の例示的な実装によって実施される試験から生成される、試験データを含む。
図16Aは、高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュール1600の別の実施例の概略図である。高電圧、高電流高速スイッチ(「高速スイッチ」)カーブトレースモジュール1600は、図15Aの高速スイッチカーブトレースモジュール1500で使用される、高電流多機能ユニット1504および高電圧多機能ユニット1506を含む、高速スイッチコレクタ電源1602を含む。高速スイッチコレクタ電源1602はまた、電流源保護スイッチ1608およびスイッチゲート信号発生器1610を含む。高速スイッチコレクタ電源1602は、DUT150に順方向バイアス電流Iを提供する。図16Aの高速スイッチカーブトレースモジュール1600は、ストレス電圧からの電流崩壊を受ける二端子デバイスを分析する試験を実施するように構成される。
電流源保護スイッチ1608は、電流源保護スイッチ1608がオフであるとき、高電圧多機能ユニット1506によって生成される電流が、高電流多機能ユニット1504に流れることを防ぐように、高電流多機能ユニット1504と高電圧多機能ユニット1506との間に接続される。電流源保護スイッチ1608は、電流源保護スイッチ1608がオンであるとき、DUT150に対する電流源として動作する。スイッチゲート信号発生器1610は、電流保護スイッチ1608をオンおよびオフにするために、ゲート信号を生成する。
二端子DUT150の電流崩壊を分析するための試験中、電流源保護スイッチ1608がオフ状態である場合、高電圧多機能ユニット1506によって生成される電圧は、DUT150にわたって逆バイアスとして印加される。ゲート信号は、電流保護スイッチ1608をオンにするように切り替えられ、DUT150における電圧および電流は、経時的な電流および電圧応答の分析を可能にするように、経時的にグラフ化される。
図16Bは、図16Aの高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュールの動作を示すグラフである。
本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の種々の態様および詳細が変更されてもよいことを理解されたい。さらに、上記の説明は、例示のみを目的とし、制限することを目的としていない。本発明は、特許請求の範囲によって規定される。

Claims (10)

  1. 被試験対象(「DUT」)がコレクタ電源ソース端子とコレクタ電源共通端子との間に電流路を形成するように接続されるとき、選択された電圧または電流レベルと、前記コレクタ電源ソース端子において高電流容量の電源信号パルス幅とを有する、複数の電源信号パルスを生成するように構成される、コレクタ電源と、
    前記コレクタ電源ソース端子に接続される電源スイッチであって、前記コレクタ電源電流の前記高電流容量を有する、複数の狭くなったスイープ信号パルスとして、前記複数の電源信号パルスを伝えるために、前記電源信号パルス幅よりも狭い狭パルス幅で、前記電流路の閉成および開放をするように、または前記電流路中の前記電流を選択された定電流レベルに調節するように、状況に応じて作動される、電源スイッチと、
    前記電源スイッチに接続するように構成される、第1のDUTポートと、
    前記コレクタ電源共通端子に接続するように構成される、第2のDUTポートであって、前記DUTが前記第1および第2のDUTポートに接続されるとき、前記複数の電源信号パルスが前記DUTに印加される、第2のDUTポートと、
    前記DUTにおける前記複数のスイープ信号パルスが前記複数の狭いスイープ信号パルスであるとき、前記狭くなったスイープ信号パルスの前記狭パルス幅内で、前記DUTにわたるDUT電圧を測定するように構成される、電圧計と、
    前記DUTにおける前記複数のスイープ信号パルスが前記複数の狭いスイープ信号パルスであるとき、前記狭くなったスイープ信号パルスの前記狭パルス幅内で、前記DUTを通るDUT電流を測定するように構成される、電流計と、
    を備える、デバイスアナライザ。
  2. 前記コレクタ電源は、
    最大でピーク定格電流の電流を生成する、電流源と、
    前記電流源が電流源コンデンサを充電すること、およびコレクタ電源電流を前記電流路に供給することを可能にするように、前記電流源にわたって配置される、電流源コンデンサであって、前記電流源の前記ピーク定格電流よりも高い前記コレクタ電源の前記高電流容量を提供する、電流源コンデンサと、
    前記電源信号パルス幅、および前記コレクタ電源ソース端子上の選択された電圧レベルを有する、複数の可変電圧パルスを生成する、電源電圧発生器と、
    前記電源電圧発生器からの前記可変電圧パルスを緩衝増幅するように接続される、緩衝増幅器であって、前記コレクタ電源ソース端子において、前記電流源コンデンサからの前記コレクタ電源電流の実質的に全部を提供するように、前記電流源コンデンサによって電力供給される、緩衝増幅器と、
    前記DUTが、端子がゲートDUTポートに接続される、三端子デバイスであるとき、ゲート信号を前記DUTに提供するために、前記ゲートDUTポートにおいて前記ゲート信号を生成するように構成される、ゲート信号発生器と、
    前記デバイスアナライザが狭パルス電圧モードで動作しているとき、スイッチパルスが電源スイッチドライバによって生成される、狭パルス幅を有するスイッチ作動パルスを生成することにより狭パルス電圧モードに従って、かつ前記電流ループ中の電流レベルを調節することにより定電流源モードに従って、前記電源スイッチを制御するように構成される、電源スイッチドライバと、
    コントローラであって、
    電圧または電流を提供するために、可変電圧または電流で前記複数の狭くなったスイープ信号パルスを生成するように、前記電流源、前記電源電圧発生器、および前記電源スイッチドライバを制御することと、
    異なる電圧を有するゲート信号を生成するように、前記ゲート信号発生器を制御することであって、前記複数の狭くなったスイープ信号パルスが、前記ゲート信号の前記異なる電圧に対して生成される、前記ゲート信号発生器を制御することと、
    によって、前記狭パルス電圧モードで前記デバイスアナライザを動作させるように構成される、コントローラと、を備え、前記コントローラは、
    前記電源スイッチを通じて出力電流レベルを設定するように、前記電源スイッチドライバを制御し、電流スイープを通じて前記出力電流レベルを調整することと、
    前記電流スイープ中に前記複数の可変電圧を生成するように、前記電源電圧発生器を制御することと、
    前記複数の可変電圧のそれぞれにおけるDUT電圧およびDUT電流を測定することと、
    前記測定されたDUT電圧および電流に対するDUT抵抗値を含む、DUT特性を計算することと、
    によって、前記定電流源モードで前記デバイスアナライザを動作させるように構成される、
    請求項1に記載のデバイスアナライザ。
  3. 前記コントローラは、
    低い電流レベルから所望の電流レベルに電流をスイープするために、定電圧および可変電流レベルで、前記複数の狭くなったスイープ信号パルスを生成するように、前記電流源、前記電源電圧発生器、および前記電源スイッチドライバを制御すること、
    によって、定電流源モードで動作するようにさらに構成され、
    前記電源スイッチは、
    前記狭パルス電圧モードで動作中、前記第2のパルスによって作動させられるとき、閉成するように構成される、スイッチング要素と、
    前記定電流源モードで動作中、前記第2のパルスによって作動させられるとき、選択された電流レベルを導びくように構成される、調節要素と、
    を備える、
    請求項2に記載のデバイスアナライザ。
  4. 前記コレクタ電源、前記電源電圧発生器、前記電源スイッチ、前記電源スイッチドライバ、前記電圧計、および前記電流計は、高電流カーブトレースモジュールに実装され、前記デバイスアナライザは、高電圧中電流カーブトレースモジュールをさらに備え、前記高電圧中電流カーブトレースモジュールは、
    ブレークダウン電圧よりも大きい前記DUTの電圧レベルで、前記DUTを分析する高電圧DC電源として動作するように、かつ前記DUTのI−V特性を分析する可変電圧および狭パルス電源として動作するように構成される、第2のコレクタ電源であって、前記高電圧DC電源と前記可変電圧および狭パルス電源との間で切替可能である、第2のコレクタ電源と、
    前記DUTが三端子デバイスであるとき、ゲート信号を前記DUTに生成するように構成される、第2のゲート信号発生器と、
    前記DUTにわたる電圧を測定するように構成される、第2の電圧計と、
    前記DUTを通る電流レベルを測定するように構成される、第2の電流計と、
    を備え、
    前記第1、第2、および第3のDUTポートは、前記高電圧中電流トレースモジュールに接続するように切り替えられる、
    請求項2に記載のデバイスアナライザ。
  5. 前記コレクタ電源、前記電源電圧発生器、前記電源スイッチ、前記電源スイッチドライバ、前記電圧計、および前記電流計は、高電流カーブトレースモジュールに実装され、前記デバイスアナライザは、高電圧カーブトレースモジュールをさらに備え、前記高電圧カーブトレースモジュールは、
    可変パルス電圧源コンポーネントと、電圧計コンポーネントとを備える、高電圧多機能ユニットであって、ピーク定格電圧を有するパルス電源として動作するように構成される、高電圧多機能ユニットと、
    前記高電圧多機能ユニットによって生成される電圧を増幅するように接続される、高電圧増幅器であって、低いレベルから、前記高電圧多機能ユニットによって決定される前記ピーク定格電圧およびパルス幅よりも大きい高レベルに及ぶ可変電圧レベルを有する、電圧スイープ信号を生成するように構成される、高電圧増幅器と、
    分圧器の一方の端部で前記高電圧増幅器の出力に接続され、前記分圧器のもう一方の端部は、反対側の前記高電圧多機能ユニットに接続される、前記分圧器であって、前記分圧器は、前記高電圧多機能ユニットの前記電圧計コンポーネントに接続される、分圧ノードを備える、分圧器と、
    ピコアンペアレベルの電流まで測定するように構成される、第3の電流計であって、前記第3の電流計は、前記DUTにおける前記電流レベルを測定するために、前記高電圧多機能ユニットの前記可変パルス電圧源コンポーネントへの戻り電流路中に配置される、第3の電流計と、
    を備え、
    前記第1および第2のDUTポートは、前記高電圧増幅器の出力および前記第3の電流計のそれぞれにおいて、前記高電圧カーブトレースモジュールに接続するように切り替えられ、前記高電圧多機能ユニット中の前記電圧計コンポーネントは、前記DUTにおける前記電圧を測定し、前記第3の電流計は、前記高電圧増幅器が変化するにつれて、前記DUTを通る前記電流を測定する、
    請求項2に記載のデバイスアナライザ。
  6. 前記コレクタ電源、前記電源電圧発生器、前記電源スイッチ、前記電源スイッチドライバ、前記電圧計、および前記電流計は、高電流カーブトレースモジュールに実装され、前記デバイスアナライザは、高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュールをさらに備え、前記高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュールは、
    可変パルス電圧源コンポーネントと、電圧計コンポーネントとを備える、高電圧多機能ユニットであって、前記高電圧多機能ユニットは、電圧ソース端子と、電圧共通端子とを備え、選択可能なパルス電圧を生成するように構成される、高電圧多機能ユニットと、
    可変パルス電流源コンポーネントと、電流計コンポーネントとを備える、高電流多機能ユニットであって、前記高電流多機能ユニットは、電流ソース端子と、電流共通端子とを備え、電流源として動作するように構成され、前記高電流多機能ユニットは、前記高電圧多機能ユニットと並列に接続され、前記電圧共通端子は、前記電流共通端子に接続される、高電流多機能ユニットと、
    前記DUTがオフであるとき、前記高電圧多機能ユニットからの電流が前記高電流多機能ユニットに流れることを阻止するように、かつ前記DUTがオンであるとき、電流が前記高電流多機能ユニットから流れることを可能にするように、前記電流ソース端子における前記高電流多機能ユニットと、前記電圧ソース端子における前記高電圧多機能ユニットとの間に接続される、電流源保護ダイオードと、
    前記DUTが三端子デバイスであるとき、ゲート信号を前記DUTに生成するように構成される、第2のゲート信号発生器と、
    をさらに備え、
    前記第1、第2、および第3のDUTポートはそれぞれ、前記高電圧多機能ユニットの前記電圧ソース端子、前記高電圧多機能ユニットの前記電圧共通端子、前記第2のゲート信号発生器において、前記高電圧高電流高速スイッチカーブトレースモジュールに接続するように切り替えられ、
    前記高電圧多機能ユニット中の前記電圧計コンポーネントは、前記DUTにおける前記電圧を測定し、前記高電流多機能ユニット中の前記電流計コンポーネントは、前記DUTを通る前記電流を測定し、
    前記高電圧多機能ユニットによって生成される、前記選択可能なパルス電圧は、前記DUTにわたって印加され、前記ゲート信号は、前記DUTをオンにするように切り替えられ、前記DUTにおける前記電圧および電流は、経時的な電流および電圧応答の分析を可能にするように、経時的にグラフ化される、
    請求項2に記載のデバイスアナライザ。
  7. 前記コレクタ電源、前記電源電圧発生器、前記電源スイッチ、前記電源スイッチドライバ、前記電圧計、および前記電流計は、高電流カーブトレースモジュールに実装され、前記デバイスアナライザは、高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュールをさらに備え、前記高電圧、高電流高速スイッチカーブトレースモジュールは、
    可変パルス電圧源コンポーネントと、電圧計コンポーネントとを備える、高電圧多機能ユニットであって、前記高電圧多機能ユニットは、電圧ソース端子と、電圧共通端子とを備え、選択可能なパルス電圧を生成するように構成される、高電圧多機能ユニットと、
    可変パルス電流源コンポーネントと、電流計コンポーネントとを備える、高電流多機能ユニットであって、前記高電流多機能ユニットは、電流ソース端子と、電流共通端子とを備え、電流源として動作するように構成され、前記高電流多機能ユニットは、前記高電圧多機能ユニットと並列に接続され、前記電圧共通端子は、前記電流共通端子に接続される、高電流多機能ユニットと、
    前記電流源保護スイッチがオフであるとき、前記高電圧多機能ユニットからの電流が前記高電流多機能ユニットに流れることを阻止するように、かつ前記電流源保護スイッチがオンであるとき、前記DUTに対する電流源として動作するように、前記電流ソース端子における前記高電流多機能ユニットと、前記電圧ソース端子における前記高電圧多機能ユニットとの間に接続される、電流源保護スイッチと、
    ゲート信号を前記電流保護スイッチに生成するように構成される、スイッチゲート信号発生器と、
    をさらに備え、
    前記DUTは、二端子デバイスであり、前記第1および第2のDUTポートはそれぞれ、前記高電圧多機能ユニットの前記電圧ソース端子、および前記高電圧多機能ユニットの前記電圧共通端子において、前記高電圧高電流高速スイッチカーブトレースモジュールに接続するように切り替えられ、
    前記高電圧多機能ユニット中の前記電圧計コンポーネントは、前記DUTにおける前記電圧を測定し、前記高電流多機能ユニット中の前記電流計コンポーネントは、前記DUTを通る前記電流を測定し、
    前記高電圧多機能ユニットによって生成される前記選択可能なパルス電圧は、前記DUTにわたって逆バイアスとして印加され、前記ゲート信号は、前記電流保護スイッチをオンにするように切り替えられ、前記DUTにおける前記電圧および電流は、経時的な電流および電圧応答の分析を可能にするように、経時的にグラフ化される、
    請求項1に記載のデバイスアナライザ。
  8. 電流−電圧(「I−V」)波形を含む、ユーザ側で構成可能なトレースにおいて電圧および電流測定を表示するように構成される、波形モニタと、
    パルス波形アナライザであって、
    前記電圧計および電流計が電圧および電流測定を行うことができる測定期間、ならびに前記狭くなったスイープ信号パルスの前記狭パルス期間の開始後、前記測定期間を開始するための待ち時間を示す、測定期間の開始の遅延を含む、選択可能なパルスパラメータのユーザ入力を容易にするための、ユーザ入力機能と、
    前記狭くなったスイープ信号パルスのうちの1つに対応するパルス波形をグラフ化するように、前記測定期間および前記測定期間の開始の遅延を表示するように、前記狭くなったスイープ信号パルスの前記測定期間およびパルス期間に対する期間値を示すように、かつ前記波形モニタ上のI−V波形の表示に前記パルス波形トレースを重ね合わせるように構成される、パルスグラフ化機能と、
    を備える、パルス波形アナライザと、
    をさらに備える、請求項1、4、5、6、または7に記載のデバイスアナライザ。
  9. DUTに対するI−V波形特性を提供するために、前記DUT測定を信号スイープ中の信号クリップ値と比較するように構成される、信号クリップ機能であって、前記信号クリップ値は、前記DUTにおける前記電圧または電流を制限するように選択される、ユーザ選択可能な電圧、電流、または電力値である、信号クリップ機能
    をさらに備える、請求項1、4、5、6、または7に記載のデバイスアナライザ。
  10. 前記コレクタ電源、前記電源電圧発生器、前記電源スイッチ、前記電源スイッチドライバ、前記電圧計、および前記電流計は、高電流カーブトレースモジュールに実装され、前記デバイスアナライザは、
    複数のモジュールベイを備える、アナライザ筐体であって、各モジュールベイは、前記高電流カーブトレースモジュールおよび少なくとももう1つのカーブトレースモジュールを支持するように構成され、デバイスを特性付けするための測定を実施するように構成される、ハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントを備える、アナライザ筐体と、
    前記高電流カーブトレースモジュールおよび前記少なくとももう1つのカーブトレースモジュールに、電気および制御接続性を提供するように構成される、モジュール相互接続と、
    ユーザ側で構成可能なトレースで、前記高電流カーブトレースモジュールおよび前記少なくとももう1つのカーブトレースモジュールからの電圧および電流測定を表示するように、前記モジュール相互接続に接続される、波形モニタと、
    前記高電流カーブトレースモジュール、および前記少なくとももう1つのカーブトレースモジュール、ならびに前記波形モニタの動作を制御するように構成される、デバイスアナライザコントローラと、
    前記高電流カーブトレースモジュールあるいは前記少なくとも1つの他のカーブトレースモジュールのうちの選択された1つからの接続を提供するように構成される、試験プローブモジュールであって、
    前記第1のDUTポートは、測定中、前記DUTの第1の端子に接触する第1のプローブとして実装され、
    前記第2のDUTポートは、測定中、前記DUTの第2の端子に接触する第2のプローブとして実装される、
    試験プローブモジュールと、
    をさらに備える、
    請求項1に記載のデバイスアナライザ。
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