JP2013231243A - 刺繍用枠 - Google Patents
刺繍用枠 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013231243A JP2013231243A JP2012102946A JP2012102946A JP2013231243A JP 2013231243 A JP2013231243 A JP 2013231243A JP 2012102946 A JP2012102946 A JP 2012102946A JP 2012102946 A JP2012102946 A JP 2012102946A JP 2013231243 A JP2013231243 A JP 2013231243A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- embroidery
- base fabric
- receiving groove
- frame body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims abstract description 126
- 239000007787 solid Substances 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 2
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 1
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009956 embroidering Methods 0.000 description 1
- 238000007429 general method Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 239000012780 transparent material Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Abstract
【解決手段】 本発明は、刺繍用基布Cを張設するための枠本体10を主要部材として成る刺繍用枠1であって、枠本体10には断面凹状の受入溝20が、枠本体10に沿って巡回状に形成されて成り、刺繍用基布Cを枠本体10に張設するにあたっては、枠本体10に刺繍用基布Cを被せた後、受入溝20に弾性を有する押さえ部材30を刺繍用基布Cとともに嵌め込むことによって、刺繍用基布Cを枠本体10に張設するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
また、他の手法としては、例えば展開状態で矩形状を成す刺繍用基布を張設するには、刺繍用基布の前後両端を棒部材に巻き付けておき、これを相互に引っ張るように設置するとともに、刺繍用基布の左右両端縁に、ほぼ等間隔に糸を掛けて、結果的に刺繍用基布を四方から均等に引っ張るようにしたものもある(例えば特許文献2参照)。
更に他の手法としては、刺繍用基布を張設する枠の全周に凸状の突起を一周設けておき、枠に刺繍用基布を被せた後、この突起の上方から刺繍用基布の端縁をクリップで挟み込んで張設するものもある(例えば特許文献3参照)。
まず上記特許文献1・3による手法では、張設時に刺繍用基布を枠に強固に張設しても、刺繍を行っている間に、この張設力が次第に弱まり、作業中に刺繍用基布が弛んでくるという問題が払拭できなかった。
また、例えば上記特許文献2による手法では、このような問題、つまり刺繍作業中に刺繍用基布が弛んでしまうことは抑制できても、特許文献2による張設手法は、極めて大掛かりであり、刺繍用基布を全体的に均一に張るには相応の手間が掛かったり、熟練を要したりするという問題があった。
このようなことから、刺繍用基布を枠に張設するにあたっては、極めて簡単な手法でありながらも強固に張設することができ、しかもこの張設力が刺繍作業中も継続して維持できる新たな手法が求められていた。
刺繍用基布を張設するための枠本体を主要部材として成る刺繍用枠において、
前記枠本体には断面凹状の受入溝が、枠本体に沿って巡回状に形成されて成り、
刺繍用基布を枠本体に張設するにあたっては、枠本体に刺繍用基布を被せた後、受入溝に弾性を有する押さえ部材を刺繍用基布とともに嵌め込むことによって、刺繍用基布を枠本体に張設するようにしたことを特徴として成るものである。
前記受入溝は、枠本体の上面に形成されることを特徴として成るものである。
前記枠本体に形成される受入溝は、複数のパートを周回状もしくは循環状に接続して成るものであり、各パートの接続部において、受入溝が枠外へと貫通するように形成されることを特徴として成るものである。
前記押さえ部材を受入溝に嵌め込むにあたっては、ほぼ対向するパート同士を一対のペアとして交互に嵌め込んで行くことを特徴として成るものである。
前記受入溝が屈曲部を有する場合には、この屈曲部の上面部分にコーナRが形成されることを特徴として成るものである。
前記枠本体には、刺繍用基布を張設したのち外部に露見する押さえ部材を覆い隠す飾り縁が被せられることを特徴として成るものである。
前記枠本体には、枠本体に張設された刺繍用基布を適宜の高さや姿勢に維持する支持脚が設けられることを特徴として成るものである。
まず請求項1記載の発明によれば、刺繍用基布を枠本体に張設するには、あたかも網戸の網を張り替えるときのように、枠本体に沿って巡回状に形成された受入溝に、弾性を有する押さえ部材を嵌め込んで行くため、刺繍用基布の張設が確実に且つ容易に行える。
もちろん枠外開放部は偏平状に形成することも可能であり、またこのような枠外開放部に押さえ部材を途切れさせずに一続きとなって回り込ませる場合には(収容する場合には)、当該部位に押さえ部材を曲げながら(変形させながら)溝内に押し込む作業が、比較的、力の弱い女性でも容易に行い得るものである。
また、このような支持脚は展示にも利用することができ、例えば支持脚の一部に小径部を形成しておき、ここを展示室壁面に固定した断面L字状のアングル材などに引っ掛けて作品(刺繍を終えた刺繍用基布)を固定すれば、作品の数が多くても均一に角度が揃えられ、多数の作品展示が極めて容易に行えるものである。
以下、枠本体10について説明する。枠本体10は、本実施例では平面から視て矩形環状を成すように形成され、縦枠11と横枠12とを二本ずつ組み合わせて成るものであり、この組み合わせ部を接続部10Jとする。もちろん枠本体10は、必ずしも矩形環状に形成される必要はなく、円環状や楕円環状等でも構わない。
なお、本実施例では、枠本体10の内側開口部を半分にした場合(横枠12を半分の長さにした場合)に、縦と横の辺の比が黄金比になるように形成されている。
なお、枠本体10(縦枠11及び横枠12)は一例として木製であり、これは刺繍を行う作業者が直接、刺繍用枠1(枠本体10)に触れるため、作業者が木のぬくもりや自然の優しさをより実感できるようにするためである。しかし、刺繍用枠1(枠本体10)の主たる機能は、刺繍用基布Cを弛みなく均一に張ることであるため、この点では枠本体10の素材として、金属や合成樹脂など他の素材も適用できるものである。
また受入溝20も、上述したように枠本体10に沿って一周、輪を描くように閉ループ状に形成されるが(この部分を巡回部20Sとする)、本実施例では縦枠11と横枠12との接続部10Jにおいて、受入溝20が二方向で枠外まで貫通するように(通じるように)形成される。ここで枠外に貫通するように(通じるように)形成された部位を枠外開放部20Pとする。すなわち本実施例では、上記図2(b)に示すように、縦枠11と横枠12との接続部10Jで、受入溝20がそのまま枠外まで至るように、言わば十字状を成すように形成されるものである。
また本実施例では、枠本体10が矩形環状であり、受入溝20がこれに沿って巡回状に形成されることから、受入溝20も巡回部20Sの四隅、つまり接続部10Jで屈曲状に形成されるものである。また、この四隅(接続部10J)では、受入溝20が十字状に形成されるため、この十字状部分つまり縦溝21と横溝22との交差部分も屈曲状に形成されるものであり、このような屈曲部には、例えば上記図2(b)に示すように、上面部分にコーナRが形成されることが好ましい。これにより、屈曲部(屈曲状に形成される受入溝20)に押さえ部材30を曲げながら嵌め込む作業が極めて行い易くなり、また刺繍用基布Cを枠本体10に対し、より確実に且つ強固に張設することができるものである。
ここで、上記図1では、飾り縁50が、枠本体10の上面及び外側面を覆い隠すように、断面L字状の枠部材として図示しているが、飾り縁50の主目的は、枠本体10に嵌め込まれた押さえ部材30を露見させないことであるため、飾り縁50は必ずしもこの断面形状に限定されるものではない。
なお支持脚40の枠本体10への一般的な取り付け方としては、例えば図1の部分図に示すように、予め枠本体10の下面(ここでは四隅)に鬼目ナット40N(メネジブロック)を埋設しておくとともに、これに螺合する雄ネジ40Bを支持脚40の頭部に突設しておくものであり、装着するには支持脚40を回転させながら雄ネジ40Bを枠本体10の鬼目ナット40Nにねじ込むことで取り付け得るものである。
例えば図14(e)に示すように、支持脚40の一部が部分的に小径となるように形成しておき(ここを小径部41とする)、この小径部41を展示室壁面に設けた断面L字状のアングル材などに引っ掛けて刺繍用枠1つまり刺繍を終えた刺繍用基布C(作品)を固定すれば、多数の作品があっても、全ての角度が容易に且つ一様に揃えられ、多数の作品展示が能率的に行えるものである。因みに、小径部41の形成にあたっては、支持脚40を部分的に切り欠く手法以外にも考えられ、例えば支持脚40に短寸の脚座部42を螺合により継ぎ足せるようにしておき、この支持脚40と短寸の脚座部42との間にクリアラスを設けることで、上記小径部41を確保することが可能である。
因みに、押さえ部材30を受入溝20に嵌め込むにあたっては、例えば図15に示すような嵌め込み器具Tを用いることが好ましく、これは通常の網戸張り替え用の器具であり、グリップの一方の先端部に回転自在のローラRを具えるとともに、もう一端部に押さえ部材30を受入溝20に強く押し込むためのヘラPを具えるものである。ここでヘラPは、押さえ部材30の嵌め込み開始端30Sや嵌め込み終了端30Eを受入溝20に深く押し込む場合や、受入溝20の屈曲部分で押さえ部材30を強固に(深く)溝内に押し込む場合等に用いるものである。
なお、押さえ部材30を受入溝20に嵌め込んで行く際には、上述したように刺繍用基布Cも受入溝20内に一緒に引きずり込まれて行くため、刺繍用基布C自体が多少移動する。このため、この嵌め込み作業においては、刺繍用基布Cを枠本体10にクリップ等で挟み付け、刺繍用基布Cの位置決め、特にここでは刺繍用基布Cの下側の端縁の位置決めを行いながら押さえ部材30を嵌め込んで行くことが好ましい。
また、図3(a)では、下辺12Dに嵌め込む押さえ部材30の嵌め込み開始端30Sを、まず左辺11L下部の枠外開放部20Pに嵌め込み、この状態から押さえ部材30をほぼ90度曲げるようにして下辺12Dの受入溝20(左から右)に嵌め込んで行っており、これは下辺12Dに押さえ部材30を嵌め込む際に、押さえ部材30が受入溝20に沿って移動してしまうことを防止するためである。しかしながら、押さえ部材30の嵌め込み開始端30Sを、真っ直ぐに受入溝20に嵌めておいても、このような移動の心配がない場合には、押さえ部材30の嵌め込み開始端30Sは、図3(a)′に示すように、下辺12D左部の枠外開放部20Pに嵌めておいても構わない。因みに、この嵌め込み開始端30Sは、例えば押さえ部材30を下辺12Dの右端まで嵌め込み終わった段階で、本図3(a)′に矢印で示すように、左辺11L下部の枠外開放部20Pに嵌め替えることが好ましい。
また、ここでも押さえ部材30の嵌め込み開始端30Sは、当初、上辺12U右部の枠外開放部20Pに真っ直ぐに嵌めておき、後で右辺11R上部の枠外開放部20Pに嵌め替えることが可能である。
また本実施例では、縦枠11よりも横枠12の方が長かったため、長辺である横枠12(下辺12D)から押さえ部材30を嵌め込んで行ったが、最初に左辺11Lに押さえ部材30を嵌め込んだ場合には、次に右辺11Rに押さえ部材30を嵌め込んで行くことが、対向する辺同士を一対のペアとして交互に押さえ部材30を嵌め込んで行く形態となり好ましい。なお、対向する辺同士を一対のペアとして交互に押さえ部材30を嵌め込んで行くことが望ましいのは、例えば図5(b)に示すように、押さえ部材30を四本用いて、各辺に一本ずつの押さえ部材30を嵌め込んで行く場合にも共通する思想である。
なお、ここでも当該押さえ部材30の嵌め込み終了端30Eは、図5(a)に示すように、右辺11Rの受入溝20(巡回部20S)からほぼ90度曲げて、上辺12U右部の枠外開放部20Pに嵌め込むことが好ましい。
このように、本実施例では、押さえ部材30の嵌め込み開始端30S及び終了端30Eとを90度曲げて枠外開放部20Pに嵌め込むものであり、これにより刺繍用基布Cの全外周縁を強固に固定でき、且つ刺繍用基布Cを均一に張設することができるものである。また、このために強固な張設力が継続し、刺繍作業中等に刺繍用基布Cが弛むこともほとんどないものである。
なお、刺繍用基布Cが枠本体10の外形よりも一回り大きい場合には、この段階で刺繍用基布Cを枠本体10の外形に合わせてカットすることができる。もちろん、上述したように、当初の段階で刺繍用基布Cが、枠本体10の外形程度にカットされていれば、この段階でのカットは省略することができる。
なお、押さえ部材30の嵌め込み開始端30S及び終了端30Eは、必ずしも全ての端部を90度折り曲げて枠外開放部20Pに収める必要はなく、押さえ部材30を受入溝20に対しほぼ真っ直ぐに嵌め込んでも刺繍用基布Cが強固に張設でき、またその強さが維持できる場合には、同図5(b)の部分図に併せ示すように、押さえ部材30のいずれか一方の端部を90度曲げないようにすることも可能であるし、押さえ部材30の全ての端部を受入溝20に対しほぼ真っ直ぐに嵌め込むことも可能である。
本発明は以上述べた実施例を一つの基本的な技術思想とするものであるが、更に次のような改変が考えられる。
まず、先に述べた基本の実施例では、枠本体10の四隅が枠の外側に突出するものではなかったが、例えば図6に示すように、枠本体10の四隅が枠外まで突出し、井桁状に形成されても構わないものである。
また、受入溝20は、例えば図7の部分図に示すように、縦溝21または横溝22のうちいずれか一方を接続部10Jにおいて枠外まで貫通させることも可能である(図7の部分図では右辺11Rに形成される縦溝21のみ枠外まで貫通させ、当該部位を枠外開放部20Pとしている)。因みに、このような受入溝20の形成態様は、図5(b)の部分図に示した押さえ部材30の嵌め込み方(収め方)に適する態様となる。
これを踏まえると受入溝20は、複数のパート(直線状または曲線状の辺)から成ると捉えることができ、これら各パートを周回状もしくは循環状に接続することにより、枠本体10に沿う巡回部20Sを構成するものと言え、また受入溝20は、各パートの接続部10Jにおいて受入溝20(巡回部20S)を枠外二方向に貫通させるように形成すると言える。これにより(受入溝20を接続部10Jで枠外二方向に貫通させることにより)、押さえ部材30を複数本(例えば辺の数と同数)に分けて刺繍用基布Cを張設し易く、また押さえ部材30の嵌め込み開始端30S及び終了端30Eを巡回部20Sから屈曲状に曲げて枠外開放部20Pに固定することができ、刺繍用基布Cを枠本体10に対し強固に且つ均一に張設することができるものである。更に、このような形態であれば、枠本体10から飛び出た押さえ部材30を切断するにあたっても、枠本体10の端部や外形を切断時のガイドとしてカッターの刃を移動させればよく、枠本体10の外形に沿った綺麗な切断が行え、その後に取り付け得る飾り縁50もスムーズに嵌めることができるものである。
なお、図8(b)に示すものは、円環状の枠本体10に対し、二本の押さえ部材30で刺繍用基布Cを張設した例であり、図8(c)に示すものは、パート(辺)の数と同数の四本の押さえ部材30で刺繍用基布Cを張設した一例である。因みに、本図8(c)中の「1st」〜「4th」という記載も、このような押さえ部材30の好ましい嵌め込み順序の一例を示したものである。
なお、このような仮押さえ部15は、必ずしも枠本体10の全周に形成する必要はなく、例えば最初に押さえ部材30を嵌め込んで行く辺(パート)に形成するだけでも構わない。
また、このようなことから、例えば二本の押さえ部材30を用いて刺繍用基布Cを枠本体10に固定する際、嵌め込み開始端30Sを各辺(各パート)の中央部に位置させたい場合、つまり押さえ部材30を各辺の中央部から嵌め込み始める場合等には、各辺の中央部分の溝サイズを他の部位(各辺の両端付近や接続部10J)に比べて多少大きめに形成しておくことが好ましい。
なお、刺繍用基布Cの全外周縁を固定しなくても刺繍が行える(刺繍用基布Cの四辺のうち最低二辺を固定すればよい)という点では、もともと枠本体10の内側開口部よりも小さいサイズの刺繍用基布Cを用いることも可能である。
因みに、巡回部20Sのコーナ部に、このような偏平状の枠外開放部20Pを形成する形態は、押さえ部材30が当該コーナ部で途切れずに、一続きとなって回り込むような収まりが好ましいので、押さえ部材30の嵌め込み開始端30S及び終了端30Eがコーナ部に位置する場合には、該コーナ部に必ずしも枠外開放部20Pを形成する必要はない(必ずしも全てのコーナ部に偏平状の枠外開放部20Pを形成する必要はない)。
また、偏平状の枠外開放部20Pがコーナ部での押さえ部材30の収まり(嵌め込み易さ)を意図したものであることを考慮すれば、受入溝20(巡回部20S)のコーナ部に形成する枠外開放部20Pは、例えば本図(c)の斜視図に示すように、上辺12U及び下辺12Dの左右両端を切り欠いて平滑状に形成しても構わないし、本図(b)・(c)の切欠き面を双方合わせて、より大きな平滑面(枠外開放部20P)とすることも可能である。
また図14(b)に示す枠本体10は、上辺12Uに二本の支持脚40を設けただけの実施例であり、通常の状態では、刺繍用基布Cの張設面が傾斜状態に設定される。ただし、この枠本体10は、張設された刺繍用基布C(被刺繍面)が、刺繍を行う作業者の対向正面に、より近づくため、作業者にとっては被刺繍面(刺繍領域)が見易く、作業性が向上するものである。また、本図14(b)に示す枠本体10(上辺12Uに二本の支持脚40を設けただけの形態)は、例えば図14(e)に示すように、枠本体10を展示に利用する際にも観賞者の対向正面に、より近づくため、観賞し易いものとなる。
また図14(c)に示す枠本体10は、上辺12Uに支持脚40を一本だけ設けた実施例であり、枠本体10の自立安定性としては低いかも知れないが、基本的には図14(b)と同様の作用・効果を狙ったものである。因みに、本実施例では、例えば作業者が枠本体10の下辺12D側を自らの脚部などに載せて刺繍作業を行うことができるものである。
また図14(e)に示す実施例は、上述したように、このような支持脚40を展示に利用した場合を図示したものであり、例えば支持脚40の一部に形成した小径部41を展示室壁面に固定した断面L字状のアングル材などに引っ掛けて、刺繍を終えた刺繍用基布C(作品)を設置する(飾る)ものであり、これにより多くの作品の角度を容易に且つ一様に揃えることができ、多数の作品展示が極めて容易に行えるものである。
10 枠本体
20 受入溝
30 押さえ部材
40 支持脚
50 飾り縁
10 枠本体
10J 接続部
11 縦枠
11L 左辺
11R 右辺
12 横枠
12U 上辺
12D 下辺
15 仮押さえ部
20 受入溝
20S 巡回部
20P 枠外開放部
21 縦溝
22 横溝
30 押さえ部材
30S 嵌め込み開始端
30E 嵌め込み終了端
40 支持脚
40B 雄ネジ
40N 鬼目ナット
41 小径部
42 脚座部
C 刺繍用基布
CL クリップ
T 嵌め込み器具
R ローラ
P ヘラ
Claims (7)
- 刺繍用基布を張設するための枠本体を主要部材として成る刺繍用枠において、
前記枠本体には断面凹状の受入溝が、枠本体に沿って巡回状に形成されて成り、
刺繍用基布を枠本体に張設するにあたっては、枠本体に刺繍用基布を被せた後、受入溝に弾性を有する押さえ部材を刺繍用基布とともに嵌め込むことによって、刺繍用基布を枠本体に張設するようにしたことを特徴とする刺繍用枠。
- 前記受入溝は、枠本体の上面に形成されることを特徴とする請求項1記載の刺繍用枠。
- 前記枠本体に形成される受入溝は、複数のパートを周回状もしくは循環状に接続して成るものであり、各パートの接続部において、受入溝が枠外へと貫通するように形成されることを特徴とする請求項1または2記載の刺繍用枠。
- 前記押さえ部材を受入溝に嵌め込むにあたっては、ほぼ対向するパート同士を一対のペアとして交互に嵌め込んで行くことを特徴とする請求項3記載の刺繍用枠。
- 前記受入溝が屈曲部を有する場合には、この屈曲部の上面部分にコーナRが形成されることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の刺繍用枠。
- 前記枠本体には、刺繍用基布を張設したのち外部に露見する押さえ部材を覆い隠す飾り縁が被せられることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の刺繍用枠。
- 前記枠本体には、枠本体に張設された刺繍用基布を適宜の高さや姿勢に維持する支持脚が設けられることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の刺繍用枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012102946A JP6018793B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 刺繍用枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012102946A JP6018793B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 刺繍用枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013231243A true JP2013231243A (ja) | 2013-11-14 |
JP6018793B2 JP6018793B2 (ja) | 2016-11-02 |
Family
ID=49677929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012102946A Active JP6018793B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 刺繍用枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6018793B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5299839U (ja) * | 1976-01-27 | 1977-07-28 | ||
JPS53106158U (ja) * | 1977-01-31 | 1978-08-25 | ||
US4451997A (en) * | 1981-03-30 | 1984-06-05 | Bruna Jones | Stretcher frame for holding fabric |
JPS61133699U (ja) * | 1985-02-09 | 1986-08-20 | ||
JPH072489U (ja) * | 1993-06-17 | 1995-01-13 | セイコーエプソン株式会社 | 基布固定枠 |
US7415785B1 (en) * | 2006-09-07 | 2008-08-26 | Robert Elliott Morgan | Craft hoop lap stand |
US7458174B1 (en) * | 2007-08-09 | 2008-12-02 | Provo Craft And Novelty, Inc. | Needle punch stretch hoop |
-
2012
- 2012-04-27 JP JP2012102946A patent/JP6018793B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5299839U (ja) * | 1976-01-27 | 1977-07-28 | ||
JPS53106158U (ja) * | 1977-01-31 | 1978-08-25 | ||
US4451997A (en) * | 1981-03-30 | 1984-06-05 | Bruna Jones | Stretcher frame for holding fabric |
JPS61133699U (ja) * | 1985-02-09 | 1986-08-20 | ||
JPH072489U (ja) * | 1993-06-17 | 1995-01-13 | セイコーエプソン株式会社 | 基布固定枠 |
US7415785B1 (en) * | 2006-09-07 | 2008-08-26 | Robert Elliott Morgan | Craft hoop lap stand |
US7458174B1 (en) * | 2007-08-09 | 2008-12-02 | Provo Craft And Novelty, Inc. | Needle punch stretch hoop |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6018793B2 (ja) | 2016-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7644749B2 (en) | System for holding a membrane in tension | |
US10687639B2 (en) | Wall fastener | |
US7370588B2 (en) | System for rapidly fixing a cloth to a table or other flat surface | |
JP6018793B2 (ja) | 刺繍用枠 | |
US20200005685A1 (en) | Graphic display frame and extension | |
EP2315537B1 (en) | Button fastener and method for fastening a button | |
DE102017107780B4 (de) | Haltevorrichtung und dessen Verwendung als Spannrahmen | |
US5649382A (en) | Picture frame | |
JP3241847U (ja) | 取付具 | |
JP5636250B2 (ja) | 張地の係止構造および張地の係止方法 | |
CN210287765U (zh) | 一种操作简单便捷的戳绣工具 | |
CN210712067U (zh) | 绷布夹具 | |
JP3051138U (ja) | 額 縁 | |
JP3221582U (ja) | 装飾具 | |
JP3187746U (ja) | 手編み補助具 | |
JP2015096163A (ja) | 張地の係止構造 | |
JP3167281U (ja) | ボタン構造 | |
JP4698758B1 (ja) | 留め具 | |
KR200471785Y1 (ko) | 머리끈 체결용 고정부재 | |
US8695241B2 (en) | Vertical quilt basting frame | |
CN210287743U (zh) | 一种多功能的缝制定位装置 | |
CN201757970U (zh) | 一种便于使用的小旗杆 | |
JP3215356U (ja) | ミシン糸駒とボビンの糸端処理具 | |
JP4070539B2 (ja) | 掛け軸の軸木 | |
JP3099464U (ja) | ビーズ織り器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150330 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160517 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160913 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161003 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6018793 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |