JP2013229792A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】視認性の高い画像表示装置を提供する。
【解決手段】本発明の画像表示装置1は、画像を表示可能な表示部10,20と、周囲を撮影可能な撮像部40と、前記撮像部40による撮影画像から、周囲の輝度分布を測定する輝度分布測定部51bと、前記輝度分布測定部51bによる測定結果に基づいて、前記表示部10,20における表示光量を補正する制御を行う発光量制御部51dと、前記撮像部40による撮影画像から、人物を認識する人物認識部51cと、を備え、前記発光量制御部51dは、前記人物認識部51cで人物が認識された位置においては、前記表示光量を閾値以下にしないこと、を特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の画像表示装置1は、画像を表示可能な表示部10,20と、周囲を撮影可能な撮像部40と、前記撮像部40による撮影画像から、周囲の輝度分布を測定する輝度分布測定部51bと、前記輝度分布測定部51bによる測定結果に基づいて、前記表示部10,20における表示光量を補正する制御を行う発光量制御部51dと、前記撮像部40による撮影画像から、人物を認識する人物認識部51cと、を備え、前記発光量制御部51dは、前記人物認識部51cで人物が認識された位置においては、前記表示光量を閾値以下にしないこと、を特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像表示装置に関するものである。
デジタル画像等を表示する画像表示装置として、半球状の表示部を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一般的に表示装置は、表示部が半球状のものに限らず、外光の影響を受ける。外光が強いと表示部表面での反射光が強くなり、表示のコントラストが低下して視認性が悪化する。デジタルカメラ等の平面ディスプレイでは、外部の明るさに応じて光量を増減させるものがあるが、表示部が曲面状等で外光の照射が不均等になるディスプレイの場合は、一律の光量増減制御では対応できない。
本発明の課題は、視認性の高い画像表示装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、画像を表示可能な表示部(10,20)と、周囲を撮影可能な撮像部(40)と、前記撮像部(40)による撮影画像から、周囲の輝度分布を測定する輝度分布測定部(51b)と、前記輝度分布測定部(51b)による測定結果に基づいて、前記表示部(10,20)における表示光量を補正する制御を行う発光量制御部(51d)と、前記撮像部(40)による撮影画像から、人物を認識する人物認識部(51c)と、を備え、前記発光量制御部(51d)は、前記人物認識部(51c)で人物が認識された位置においては、前記表示光量を閾値以下にしないこと、を特徴とする画像表示装置(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像表示装置(1)であって、前記表示部(10,20)は、半球状であって全周に画像を表示可能であり、前記撮像部(40)は、周囲全周を撮影し、前記輝度分布測定部(51b)は、周囲全周の輝度分布を測定し、前記発光量制御部(51d)は、前記表示部(10,20)における全周を対象として表示光量を補正すること、を特徴とする画像表示装置(1)である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像表示装置(1)であって、前記表示部(10,20)は、画像を投影する発光部(33)を備え、前記発光部(33)は、それぞれ独立して光量制御可能な複数の光源が二次元に配設されて構成されていること、を特徴とする画像表示装置(1)である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像表示装置(1)であって、前記発光部(33)は、前記光源が当該発光部(33)の光軸中心から放射状に配設されていること、を特徴とする画像表示装置(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像表示装置(1)であって、前記表示部(10,20)は、半球状であって全周に画像を表示可能であり、前記撮像部(40)は、周囲全周を撮影し、前記輝度分布測定部(51b)は、周囲全周の輝度分布を測定し、前記発光量制御部(51d)は、前記表示部(10,20)における全周を対象として表示光量を補正すること、を特徴とする画像表示装置(1)である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像表示装置(1)であって、前記表示部(10,20)は、画像を投影する発光部(33)を備え、前記発光部(33)は、それぞれ独立して光量制御可能な複数の光源が二次元に配設されて構成されていること、を特徴とする画像表示装置(1)である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像表示装置(1)であって、前記発光部(33)は、前記光源が当該発光部(33)の光軸中心から放射状に配設されていること、を特徴とする画像表示装置(1)である。
本発明によれば、視認性の高い画像表示装置を提供することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である画像表示装置1の外観斜視図である。図2は、画像表示装置1の概念的な縦断面図である。図3は、画像表示装置1の機能ブロック構成図である。図4は、画像投影部30における表示素子32およびバックライト33を示す説明図であって、(a)は斜視図、(b)はバックライト33の平面図である。図5は、画像撮影部40による撮影画像と輝度分布測定部51bによって輝度分布を検出する単位領域101を説明する図である。図6は、撮影画像、輝度分布及び発光量を説明する図である。
図1は、本発明の一実施形態である画像表示装置1の外観斜視図である。図2は、画像表示装置1の概念的な縦断面図である。図3は、画像表示装置1の機能ブロック構成図である。図4は、画像投影部30における表示素子32およびバックライト33を示す説明図であって、(a)は斜視図、(b)はバックライト33の平面図である。図5は、画像撮影部40による撮影画像と輝度分布測定部51bによって輝度分布を検出する単位領域101を説明する図である。図6は、撮影画像、輝度分布及び発光量を説明する図である。
画像表示装置1は、半球状のスクリーン20の周方向全周(周囲360°)に画像を表示可能であると共に、全周囲(360°)を撮影した撮像情報に基づいてスクリーン20の表示の明るさを部分によって変更(以下、シェーディング補正と呼ぶ)し、表示の視認性を向上可能に構成されているものである。なお、この構成については後述する。
図1、図2に示すように、画像表示装置1は、直方体状の中空部材である基部筐体1Aに、表示部10と、画像撮影部40と、制御装置50と、を備えて構成されている。
表示部10は、スクリーン20と、画像投影部30と、を備えている。
スクリーン20は、所定厚さの透明素材(アクリル等の樹脂やガラス)によって中空半球面体のドーム状に形成され、その内周面に、内部から照射される画像光を乱反射するスクリーン層(図示せず)を備えている。
スクリーン20の外周面には、タッチパネル21(図3参照、図1および2には示さず)が設けられている。
表示部10は、スクリーン20と、画像投影部30と、を備えている。
スクリーン20は、所定厚さの透明素材(アクリル等の樹脂やガラス)によって中空半球面体のドーム状に形成され、その内周面に、内部から照射される画像光を乱反射するスクリーン層(図示せず)を備えている。
スクリーン20の外周面には、タッチパネル21(図3参照、図1および2には示さず)が設けられている。
タッチパネル21は、ユーザがスクリーン20の表面を指で接触することによって、画像表示装置1を操作するための操作信号を出力する。
タッチパネル21は、後述画像投影部30による画像の投影範囲(スクリーン20の表示領域)上に格子状に区切られた微細な入力領域を有しており、ユーザがこのタッチパネル21上を指やタッチペンで接触(タッチ操作、なぞり操作)すると接触位置にある入力領域がオンされる。
タッチパネル21は、オンされた入力領域のタッチパネル21上における位置を特定する情報、たとえば座標値をタッチパネル21の操作信号として後述する制御回路51へ出力する。
なお、タッチパネル21と基部筐体1Aの内部に設けられた制御装置50とを結ぶケーブルは、後述する画像投影部30による画像の投影を妨げないように、スクリーン20と基部筐体1Aとの接合面から基部筐体1Aの内部に配線される。
タッチパネル21は、後述画像投影部30による画像の投影範囲(スクリーン20の表示領域)上に格子状に区切られた微細な入力領域を有しており、ユーザがこのタッチパネル21上を指やタッチペンで接触(タッチ操作、なぞり操作)すると接触位置にある入力領域がオンされる。
タッチパネル21は、オンされた入力領域のタッチパネル21上における位置を特定する情報、たとえば座標値をタッチパネル21の操作信号として後述する制御回路51へ出力する。
なお、タッチパネル21と基部筐体1Aの内部に設けられた制御装置50とを結ぶケーブルは、後述する画像投影部30による画像の投影を妨げないように、スクリーン20と基部筐体1Aとの接合面から基部筐体1Aの内部に配線される。
画像投影部30は、投影レンズ31と、表示素子32と、バックライト33と、投影駆動部34とが一体に構成され、基部筐体1Aの内部の、スクリーン20の半球面体の中心軸上付近に配置されている。
投影レンズ31は、たとえば投影角がほぼ180°の魚眼レンズであり、後述する表示素子32が生成した光像をスクリーン20の内壁面に向けて投影する。
表示素子32は、たとえば透過型の液晶パネル等により構成され、投影駆動部34からの駆動信号によって駆動されて、画素ごとの液晶層の光の透過率を変化させた画像を形成する。
投影レンズ31は、たとえば投影角がほぼ180°の魚眼レンズであり、後述する表示素子32が生成した光像をスクリーン20の内壁面に向けて投影する。
表示素子32は、たとえば透過型の液晶パネル等により構成され、投影駆動部34からの駆動信号によって駆動されて、画素ごとの液晶層の光の透過率を変化させた画像を形成する。
バックライト33は、図4に示すように、基板33b上に複数のLED33aを全体として均一な発光量の面光源となるように二次元に配列して構成されている。バックライト33は、表示素子32の背面側に、表示素子32に照射光を照射するように隣接して配設されている。そして、バックライト33は、制御装置50における制御回路51からの制御信号に応じて投影駆動部34により供給される電流に応じた明るさで、表示素子32を照明する。
LED33aの基板33b上への配置は、碁盤の目状に直交する座標の交点上に配設しても良いが、本実施形態では、図4(b)に示すように、輝度分布測定部51bにおいて輝度分布を検出する単位領域101と対応して、放射状に配設されている。これにより、単位領域101と対応して光量制御するための回路構成が容易となっている。
上記のように構成されたバックライト33は、発光量制御部51dの制御によって個々のLED33aの光量を独立して変化させることで、輝度分布測定部51bにおいて輝度分布を検出する単位領域101と対応した領域の光量を変化させることができ、これを用いて表示面内の輝度分布を任意に調整可能となる。
投影駆動部34は、後述する制御回路51からの制御信号に応じて、表示素子32を制御駆動(画像処理部51aにより生成された投影画像データに応じて表示素子32の駆動信号を生成)する。また、投影駆動部34は、後述する制御回路51における発光量制御部51dからの制御信号に応じてバックライト33を制御駆動(電流供給を制御してバックライト33の明るさを調整)する。
上記構成の画像投影部30は、制御回路51からの情報に基づいて投影駆動部34によって制御駆動され、バックライト33の照明光を表示素子32が画像信号に応じて変調して光像を生成し、その光像を投影レンズ31がスクリーン20の内壁面の略全域(後述する画像撮影部40におけるPALレンズ41部分を除いて)に投影する。
そして、上記スクリーン20と画像投影部30とから成る表示部10は、画像投影部30から投影された光像を、スクリーン20が、内周面のスクリーン層で画像投影部30から投影された光像を外部から観察可能な画像として表示する。
なお、画像投影部30におけるバックライト33は、本実施形態においてシェーディング補正に対応するように構成され、また、制御されるが、これらについては後述する。
なお、画像投影部30におけるバックライト33は、本実施形態においてシェーディング補正に対応するように構成され、また、制御されるが、これらについては後述する。
画像撮影部40は、画像表示装置1の外部を全方位(水平方向に360度)撮影可能な光学系、たとえばPAL(Panoramic Annual Lens)を備える小型カメラであり、スクリーン20の半球面体の頂部に設けられている。
画像撮影部40は、PALレンズ41と、撮影レンズ42と、撮像素子43とを備えている。
画像撮影部40は、PALレンズ41と、撮影レンズ42と、撮像素子43とを備えている。
PALレンズ41は、たる型の透明体からなり、一点鎖線で示す軸線Zのまわりに凸形状に形成された外周面41aと、上端面41bと下端面41cとを有している。上端面41bは凹状の湾曲面で、透明体内を通過してこの到達する光に対しては凸形状の反射面として作用する。下端面41cは軸線Zと垂直な平面で、透明体内を通過してこの面に到達する光に対してレンズ面(屈折面)として作用する。
外周面41aは軸線Zと垂直な平面によって、上方外周面41rと下方外周面41mとに分割され、上方外周面41rは周囲の3次元像が入射する面でレンズ面(屈折面)として作用し、下方外周面41mは上方外周面41rから入射し透明体内を通過してこの面に到達する光に対して凹面状の反射面として作用する。
上記構成のPALレンズ41では、その周囲の360度の円筒空間Pの3次元像は、上方外周面41rのなす空間角の幅で取り込まれる。上方外周面41rを通ってPALレンズ41内に入射した光は、対向する下方外周面41mで反射して、次に上端面41bで反射して、下端面41cより射出される。このとき、下端面41cから射出された光束はPALレンズ41内に虚像を結ぶ。
撮影レンズ42は、たとえばリレーレンズにより構成され、後述するようにPALレンズ41により虚像を結んだ画像表示装置1の周囲の360度方向からの光束を正立像として撮像素子43に結像させる。
撮像素子43は、たとえばCCDやCMOS等により構成され、PALレンズ41および撮影レンズ42を介して撮像面に結像した像を撮像して、画像信号をケーブル60を介して後述する制御装置50に出力する。図5(a)に、撮像素子43による撮像の一例を示す。
撮像素子43は、たとえばCCDやCMOS等により構成され、PALレンズ41および撮影レンズ42を介して撮像面に結像した像を撮像して、画像信号をケーブル60を介して後述する制御装置50に出力する。図5(a)に、撮像素子43による撮像の一例を示す。
上記画像撮影部40は、画像投影部30からスクリーン20へ画像投影を極力妨げないように小型に構成されている。また、画像撮影部40への電力供給および画像撮影部40からの画像信号の送信を行うためのケーブル60(図2)は、画像投影部30によるスクリーン20への画像投影の妨げにならない程度に細いケーブルを用いる。なお、ケーブル60を用いて画像信号を制御装置50へ送信するものに代えて、無線通信により画像信号を制御装置50へ送信してもよい。
制御装置50は、図3に示すように、制御回路51と、画像メモリ52と、外部インタフェース53と、カードインタフェース54と有している。
制御回路51は、図示しないCPU、ROM、RAMなどを有し、制御プログラムに基づいて、画像処理装置1の各構成要素を制御したり、各種のデータ処理を実行する演算回路である。制御プログラムは、制御回路51内の不図示の不揮発性メモリに格納されている。制御回路51は、画像撮影部40および表示部10(画像投影部30)の駆動を制御する。
制御回路51は、図示しないCPU、ROM、RAMなどを有し、制御プログラムに基づいて、画像処理装置1の各構成要素を制御したり、各種のデータ処理を実行する演算回路である。制御プログラムは、制御回路51内の不図示の不揮発性メモリに格納されている。制御回路51は、画像撮影部40および表示部10(画像投影部30)の駆動を制御する。
制御回路51は、画像処理部51aと、輝度分布測定部51bと、人物認識部51cと、発光量制御部51dと、を機能的に備える。
画像処理部51aは、画像撮影部40から入力した画像信号に対して種々の画像処理を施して投影画像データを生成する。また、画像処理部51aは、画像メモリ52に記録されている画像データに基づいて、表示部10による表示画像データ(画像投影部30によりスクリーン20に画像を投影するための投影画像データ)を生成する。
画像処理部51aは、画像撮影部40から入力した画像信号に対して種々の画像処理を施して投影画像データを生成する。また、画像処理部51aは、画像メモリ52に記録されている画像データに基づいて、表示部10による表示画像データ(画像投影部30によりスクリーン20に画像を投影するための投影画像データ)を生成する。
輝度分布測定部51bは、撮影時において画像処理部51aにより生成された画像データから、撮像画像の輝度分布情報を検出する。この輝度分布情報は、後述するシェーディング補正に用いられる。
人物認識部51cは、公知の顔検出処理等により、画像表示装置1の外部周辺の人物(観察者)を検出するとともに、その位置を検出する。
人物認識部51cは、公知の顔検出処理等により、画像表示装置1の外部周辺の人物(観察者)を検出するとともに、その位置を検出する。
発光量制御部51dは、輝度分布測定部によって検出された輝度分布情報に基づいて、後述するシェーディング補正制御を行う。なお、シェーディング補正に係る画像処理部51aおよび輝度分布測定部51bの機能については、後に詳述する。
外部インタフェース53は、たとえば画像表示装置1に電子カメラやパーソナルコンピュータなどの外部機器を接続するUSBインタフェースである。画像表示装置1は、外部インタフェース53を介して外部機器から画像ファイルなどを入力する。
カードインタフェース54は、メモリカード70が着脱可能なインタフェースである。カードインタフェース54は、制御回路51の制御に基づいて、画像ファイルをメモリカード70に書き込んだり、メモリカード70に記録されている画像ファイルを読み出すインタフェース回路である。
メモリカード70はコンパクトフラッシュ(登録商標)やSDカードなどの半導体メモリカードである。
カードインタフェース54は、メモリカード70が着脱可能なインタフェースである。カードインタフェース54は、制御回路51の制御に基づいて、画像ファイルをメモリカード70に書き込んだり、メモリカード70に記録されている画像ファイルを読み出すインタフェース回路である。
メモリカード70はコンパクトフラッシュ(登録商標)やSDカードなどの半導体メモリカードである。
画像メモリ52は、たとえばハードディスク等の不揮発性メモリである。画像メモリ52には、外部インタフェース53やカードインタフェース54を介して外部機器やメモリカード70から入力した画像ファイルなどが記録されている。
上記のように構成された制御装置50は、ユーザによる前述したタッチパネル21の操作入力に基づいて、投影駆動部34を制御して記録媒体等(画像メモリ52、外部インタフェース53を介した外部機器、カードインタフェース54に接続されたメモリカード等)が保持する種々画像を表示部10におけるスクリーン20に表示する。
また、画像撮影部40によって画像表示装置1の外部周辺を撮像し、その撮像をスクリーン20に表示し、指令に応じて記録媒体等に記録する。
また、画像撮影部40によって画像表示装置1の外部周辺を撮像し、その撮像をスクリーン20に表示し、指令に応じて記録媒体等に記録する。
さらに、制御装置50は、表示部10による画像表示時において、画像撮影部40によって画像表示装置1の外部周辺を撮像し、その撮像情報に基づいて表示の明るさを部分毎に変更するシェーディング補正を行う。
つぎに、このシェーディング補正について詳細に説明する。
まず、画像撮影部40は、表示部10による画像表示時において、画像表示装置1の外部周辺を撮像して撮像情報を得る。
この、画像撮影部40による撮像情報の取得(画像表示装置1の外部周辺の撮像)は、画像表示に先立ってまたは画像表示開始と同時に行う。その後の画像表示中は、予め定めた時間毎に行って制御情報を更新する。また、画像表示中において撮像を継続し、情報を常にフィードバックする構成としても良い。ここでは、図5(a)に示す画像が撮像されたものとする。
まず、画像撮影部40は、表示部10による画像表示時において、画像表示装置1の外部周辺を撮像して撮像情報を得る。
この、画像撮影部40による撮像情報の取得(画像表示装置1の外部周辺の撮像)は、画像表示に先立ってまたは画像表示開始と同時に行う。その後の画像表示中は、予め定めた時間毎に行って制御情報を更新する。また、画像表示中において撮像を継続し、情報を常にフィードバックする構成としても良い。ここでは、図5(a)に示す画像が撮像されたものとする。
輝度分布測定部51bは、図5(b)に示すように、撮影された画像範囲100を周方向に等角度:θ間隔で扇状の単位領域101に分割し、その分割した各々の単位領域に含まれる画素の輝度レベルの平均値を算出する。
なお、単位領域101の角度:θは、たとえば5°とするが、図5(b)は、煩雑さを避けるためにθ=10°で示してある。
なお、単位領域101の角度:θは、たとえば5°とするが、図5(b)は、煩雑さを避けるためにθ=10°で示してある。
算出した各単位領域101の輝度平均値は、図6(b)に示すように、画像において日射の当たっている建物等の面積が大きい箇所Brでは高くなり、日陰の建物等の面積が大きい箇所Drでは低くなる。さらに、画像において、人の影Pが移りこんでいる部分の輝度も低くなる。
この様子を横軸に角度、縦軸に輝度の平均値を用いたグラフで表現すると図6(a)のようになる。図6(b)は、図5(b)に写し込まれた被写体であり、円状の図形を変形させて矩形にしたものである。
この様子を横軸に角度、縦軸に輝度の平均値を用いたグラフで表現すると図6(a)のようになる。図6(b)は、図5(b)に写し込まれた被写体であり、円状の図形を変形させて矩形にしたものである。
また、人物認識部51cは、撮像情報より、人物の顔の検出を行う。そして、人物の顔が検出された場合、その位置情報も把握する。たとえば、図6によると、人物は、約330°を中心とした位置に検出されている。
発光量制御部51dは、輝度分布を検出した単位領域101と対応する、画像投影部30におけるバックライト33の部分領域における明るさ(発光量)を、輝度分布平均値が高い場合にはより高く、低い場合には低く調節するシェーディング補正を行う。
そして、発光量制御部51dは、上記で求めた図6(a)に該当する輝度分布に従って、バックライト33における各LED33aの発光量を調節する。
具体的には、ある領域すなわち図6(a)においては横軸のある範囲、図5(a),(b)においてはある角度の範囲の扇状の部分に対応するLED33aの発光量を、図6(a)の輝度分布平均値が高い場合にはより高く、低い場合には低く調節する。
図6(c)はバックライト33の発光量を示したものであり、横軸は位置を示す。図示するように、発光量は、輝度の高い領域のスクリーン20による画像表示が明るく、輝度が低い領域のスクリーン20による画像表示が暗くなるように調整される。
具体的には、ある領域すなわち図6(a)においては横軸のある範囲、図5(a),(b)においてはある角度の範囲の扇状の部分に対応するLED33aの発光量を、図6(a)の輝度分布平均値が高い場合にはより高く、低い場合には低く調節する。
図6(c)はバックライト33の発光量を示したものであり、横軸は位置を示す。図示するように、発光量は、輝度の高い領域のスクリーン20による画像表示が明るく、輝度が低い領域のスクリーン20による画像表示が暗くなるように調整される。
これは切片を持った(最低値が0ではない)比例関係とし、輝度平均値がある所定値より低くてもLED33aは一定の輝度で発光するものとする。
このように、画像投影部30におけるバックライト33の発光量の分布を制御することによって、スクリーン20の明るい方向に向いた面では表示における発光量が増加して、視認性が良くなる。また、スクリーン20の暗い方向に向いた面では、無用な発光量を増加させないので省電力が可能となる。
このように、画像投影部30におけるバックライト33の発光量の分布を制御することによって、スクリーン20の明るい方向に向いた面では表示における発光量が増加して、視認性が良くなる。また、スクリーン20の暗い方向に向いた面では、無用な発光量を増加させないので省電力が可能となる。
ここで、人物認識部51cにおいて人物の顔が検出された部分については、輝度分布に対応するように発光量を調整すると、図6(c)の点線Aで示すように、人物Pの位置において発光量が減少する。人物Pが検出されている位置は、人物Pがスクリーン20を覗き込んでいる位置であるので、この部分の表示輝度を下げすぎてしまうと視認性が悪くなる。このため、この部分について、本実施形態では他の領域と異なる制御を行う。
すなわち、人物認識部51cによって人物Pが検出されると、その検出された人物Pの顔を中心としてたとえば±45°の範囲を修正補正対象領域として、この修正補正対象領域内においては、発光量の下限値hを設ける。
そして、輝度分布に対応するように発光量を調整すると、この下限値h以下となる場合(図6(c)の点線Aで示す部分)については、発光量を下限値hより下げないこととする。この下限値hは、人が画面を観察する場合に、暗いと感じない輝度である。これにより、人物(鑑賞者)の位置において常に適切な輝度での表示が可能となる。
なお、この閾値は、輝度分布平均値に比例する特性の傾きを緩やかに変更して、輝度分布平均値が低い場合に、発光量が低くなる度合いを減らしても良い。
なお、この閾値は、輝度分布平均値に比例する特性の傾きを緩やかに変更して、輝度分布平均値が低い場合に、発光量が低くなる度合いを減らしても良い。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)本実施形態における画像表示装置1は、表示部10による画像表示時において、画像撮影部40による画像表示装置1の外部周辺の撮像情報から、制御装置50における輝度分布測定部51bによって領域毎の輝度分布を検出し、その輝度分布に基づいて画像投影部30におけるバックライト33の部分領域の発光量を、輝度分布平均値が高い場合にはより高く、低い場合には低く調節する。
(1)本実施形態における画像表示装置1は、表示部10による画像表示時において、画像撮影部40による画像表示装置1の外部周辺の撮像情報から、制御装置50における輝度分布測定部51bによって領域毎の輝度分布を検出し、その輝度分布に基づいて画像投影部30におけるバックライト33の部分領域の発光量を、輝度分布平均値が高い場合にはより高く、低い場合には低く調節する。
これにより、スクリーン20の明るい方向に向いた面では表示における発光量が増加して、視認性が良くなる。また、スクリーン20の暗い方向に向いた面では、無用な発光量を増加させず省電力が可能となる。
この際、このように発光量の分布を制御することによって、明るい方向に向いた面では発光量が増加し、視認性が良くなる。
この際、このように発光量の分布を制御することによって、明るい方向に向いた面では発光量が増加し、視認性が良くなる。
一方、周囲光の明るさとは別に、人物がスクリーン20を鑑賞している場合には、人物Pの頭部により照明光が遮られ、スクリーン20の表面の輝度が暗くなる場合がある。この場合に、スクリーン20の表示輝度を下げすぎてしまうと、視認性が悪くなる。
しかし、本実施形態によると、人物認識部51cを設け、周囲の人物Pの位置を測定して、人物Pが存在する領域では、発光量を下限値hより下げないこととする。これにより、人物(鑑賞者)の位置において常に適切な輝度での表示が可能となる。
しかし、本実施形態によると、人物認識部51cを設け、周囲の人物Pの位置を測定して、人物Pが存在する領域では、発光量を下限値hより下げないこととする。これにより、人物(鑑賞者)の位置において常に適切な輝度での表示が可能となる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
上記実施形態では、表示部10による画像表示時において、画像撮影部40による画像表示装置1の外部周辺の撮像情報から、輝度分布測定部51bが周方向に所定角度の領域毎の輝度分布を検出し、輝度の高い領域周辺のスクリーン20による画像表示を明るくするシェーディング補正を行う。しかし、領域の分割はこのような周方向のみに限らず、頂部に向かう高さ方向(画像においては径方向)に分割して構成しても良く、適宜変更可能である。
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
上記実施形態では、表示部10による画像表示時において、画像撮影部40による画像表示装置1の外部周辺の撮像情報から、輝度分布測定部51bが周方向に所定角度の領域毎の輝度分布を検出し、輝度の高い領域周辺のスクリーン20による画像表示を明るくするシェーディング補正を行う。しかし、領域の分割はこのような周方向のみに限らず、頂部に向かう高さ方向(画像においては径方向)に分割して構成しても良く、適宜変更可能である。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:画像表示装置、2:顔、10:表示部、20:スクリーン、30:画像投影部、32:表示素子、33:バックライト、33a:LED、40:画像撮影部、43:撮像素子、50:制御装置、51:制御回路、51b:輝度分布測定部、51c:人物認識部、51d:発光量制御部、100:画像範囲、101:単位領
Claims (4)
- 画像を表示可能な表示部と、
周囲を撮影可能な撮像部と、
前記撮像部による撮影画像から、周囲の輝度分布を測定する輝度分布測定部と、
前記輝度分布測定部による測定結果に基づいて、前記表示部における表示光量を補正する発光量制御部と、
前記撮像部による撮影画像から、人物を認識する人物認識部と、
を備え、
前記発光量制御部は、前記人物認識部で人物が認識された位置においては、前記表示光量を閾値以下にしないこと、
を特徴とする画像表示装置。 - 請求項1に記載の画像表示装置であって、
前記表示部は、半球状であって全周に画像を表示可能であり、
前記撮像部は、周囲全周を撮影し、
前記輝度分布測定部は、周囲全周の輝度分布を測定し、前記発光量制御部は、前記表示部における全周を対象として表示光量を補正すること、
を特徴とする画像表示装置。 - 請求項1または2に記載の画像表示装置であって、
前記表示部は、画像を投影する発光部を備え、
前記発光部は、それぞれ独立して光量制御可能な複数の光源が二次元に配設されて構成されていること、
を特徴とする画像表示装置。 - 請求項3に記載の画像表示装置であって、
前記発光部は、前記光源が当該発光部の光軸中心から放射状に配設されていること、
を特徴とする画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012101148A JP2013229792A (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012101148A JP2013229792A (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013229792A true JP2013229792A (ja) | 2013-11-07 |
Family
ID=49677015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012101148A Pending JP2013229792A (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013229792A (ja) |
-
2012
- 2012-04-26 JP JP2012101148A patent/JP2013229792A/ja active Pending
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