JP2013225840A - 通信端末、画像形成装置および通信制御方法 - Google Patents

通信端末、画像形成装置および通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無鳴動着信機能を実現可能に維持するとともに、消費電力を低減させる。
【解決手段】公衆回線30に接続され、ファクシミリ機能を備えた通信端末において、通信端末に接続した外付け電話20を公衆回線30から切断する切断状態と、外付け電話20を公衆回線30に接続する接続状態とを切替えるメカニカルリレー14と、公衆回線30からの信号が極性反転したか否かを検出する極性反転検出回路17と、公衆回線30からのリンギングに対して外付け電話20を鳴動させないで着信させる無鳴動着信機能が設定され、かつ公衆回線30からの信号が極性反転した旨を検出した場合、接続状態から切断状態に切替えるようにメカニカルリレー14を制御する回線制御部11と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信端末、画像形成装置および通信制御方法に関する。
従来から、ファクシミリ(FAX)には「無鳴動着信」という機能が備えられており、通常時はメカニカルリレーなどによりFAXに付属した外付け電話を公衆回線から切断しておき、公衆回線から呼び出し信号があった場合は、外付け電話を鳴らさせずにまずFAXモデムが着呼し、呼び出し要因が外付け電話の場合は外付け電話を鳴動させる技術が一般的に知られている。
例えば、無鳴動着信が要請される際に電話機で不当なベル鳴動がなされることを解消させるファクシミリ装置が開示されている(特許文献1参照)。このファクシミリ装置では、メカニカルリレーを利用して外付け電話を公衆回線から切断する方法が開示されている。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、通常時に外付け電話を公衆回線から切断しておくためにメカニカルリレーを常にオンにしておく必要があるが、メカニカルリレーを常時オンしておくと電力を大幅に消費してしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、無鳴動着信機能を実現可能に維持するとともに、消費電力を低減させる通信端末、画像形成装置および通信制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、公衆回線に接続され、ファクシミリ機能を備えた通信端末において、前記通信端末に接続した外付け電話を前記公衆回線から切断する切断状態と、前記外付け電話を前記公衆回線に接続する接続状態とを切替える切替手段と、前記公衆回線からの信号が極性反転したか否かを検出する極性反転検出手段と、前記公衆回線からのリンギングに対して前記外付け電話を鳴動させないで着信させる無鳴動着信機能が設定され、かつ前記極性反転検出手段によって前記公衆回線からの信号が極性反転した旨が検出された場合、前記接続状態から前記切断状態に切替えるように前記切替手段を制御する回線制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、公衆回線に接続され、ファクシミリ機能を備えた画像形成装置において、前記通信端末に接続した外付け電話を前記公衆回線から切断する切断状態と、前記外付け電話を前記公衆回線に接続する接続状態とを切替える切替手段と、前記公衆回線からの信号が極性反転したか否かを検出する極性反転検出手段と、前記公衆回線からのリンギングに対して前記外付け電話を鳴動させないで着信させる無鳴動着信機能が設定され、かつ前記極性反転検出手段によって前記公衆回線からの信号が極性反転した旨が検出された場合、前記接続状態から前記切断状態に切替えるように前記切替手段を制御する回線制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、公衆回線に接続され、ファクシミリ機能を備えた通信端末で実行される通信制御方法において、前記通信端末は、前記通信端末に接続した外付け電話を前記公衆回線から切断する切断状態と、前記外付け電話を前記公衆回線に接続する接続状態とを切替える切替手段と、前記公衆回線からの信号が極性反転したか否かを検出する極性反転検出手段と、を備え、前記公衆回線からのリンギングに対して前記外付け電話を鳴動させないで着信させる無鳴動着信機能が設定され、かつ前記極性反転検出手段によって前記公衆回線からの信号が極性反転した旨が検出された場合、前記接続状態から前記切断状態に切替えるように前記切替手段を制御する回線制御ステップを含むことを特徴とする。
本発明によれば、無鳴動着信機能を実現可能に維持するとともに、消費電力を低減させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1にかかる通信端末におけるFAXコントローラボードの構成を示すブロック図である。 図2は、公衆回線の状態と極性の状態との関係を示した図である。 図3は、FAXコントローラボードと交換機とのFAX通信前までのプロトコルを示すシーケンス図である。 図4は、実施形態1にかかる通信端末のFAXコントローラボードによる通信制御方法の流れを示すフローチャートである。 図5は、実施形態2にかかる通信端末におけるFAXコントローラボードの構成を示すブロック図である。 図6は、実施形態2にかかる通信端末のFAXコントローラボードによる通信制御方法の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、通信端末、画像形成装置および通信制御方法の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
まず、実施形態1にかかる通信端末および通信制御方法について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、実施形態1にかかる通信端末におけるFAXコントローラボードの構成を示すブロック図である。実施形態1にかかる通信端末はファクシミリ機能を備える。図1に示す通信端末のFAXコントローラボード10は、公衆回線30に接続されている。公衆回線30には、一般電話回線やISDN回線やインターネット回線や光回線(光電話回線や光インターネット回線等)などが含まれ得る。また、FAXコントローラボード10は、利用者が電話する際に利用する外付け電話20が接続されている。
図1に示すように、FAXコントローラボード10は、メカニカルリレー14と、極性反転検出回路17と、回線制御部11と、外付け電話鳴動回路12とを主に備えている。このFAXコントローラボード10は、不図示のスキャナ、プロッタ、画像処理部、符号化/復号化部、変調/復調部等に接続されていてもよいし、これらを備えていてもよい。また、実施形態1にかかる通信端末のファクシミリ機能には、無鳴動着信機能が備えられている。ここで、「無鳴動着信機能」とは、公衆回線30からのリンギング(呼び出し信号)があった場合は、外付け電話20を鳴動させずにまずFAXモデムを着呼させ、リンギングの要因(呼び出し要因)がファクシミリである場合は、外付け電話20を鳴動させないで着信させる機能である。なお、リンギングの要因が外付け電話20である場合は外付け電話20を鳴動させることになる。
この無鳴動着信機能のオン/オフは、利用者が設定可能であるように構成されるとよい。たとえば、FAXコントローラボード10に設けられたタッチパネル式のディスプレイ(不図示)に無鳴動着信機能のオン/オフの切換え設定を入力させる画面を表示し、これに対する利用者からの入力に応じて無鳴動着信機能のオン/オフを設定する設定手段が設けられてもよい。また、この設定手段は、公衆回線30からのリンギングが発生していない状態でのみ、上記入力を許可するように構成されてもよい。
メカニカルリレー14は、接点のスイッチが「オン」側に接続すると、FAXコントローラボード10に外付けで接続した外付け電話20を公衆回線30から切断する切断状態となる。また、メカニカルリレー14は、接点のスイッチが「オフ」側に接続すると、FAXコントローラボード10に接続した外付け電話20を公衆回線30に接続する接続状態となる。すなわち、メカニカルリレー14は、切断状態と接続状態とを切替えるものである。なお、メカニカルリレー14をオフ(リレーオフ)に接続した接続状態を維持する消費電力は、メカニカルリレー14をオン(リレーオン)に接続した切断状態を維持する消費電力より低くなる。
極性反転検出回路17は、公衆回線30から受信するL1、L2信号により、公衆回線30からの信号が極性反転したか否かを検出するものである。すなわち、実施形態1における極性反転検出回路17は、L1、L2信号がそれぞれ(+)信号(正極の信号)か(−)信号(負極の信号)かを検出することによって、公衆回線30からの信号が極性反転したか否かを検出している。また、端子18a(第1端子)がL1信号(第1信号)を入力し、端子18b(第2端子)がL2信号(第2信号)を入力することで、公衆回線30からのL1、L2信号を受信する。
実施形態1における極性反転検出回路17は、フォトカプラ17a、17bを備えている。そして、フォトカプラ17a、17bによって公衆回線30からの信号が極性反転した旨を検出すると、極性反転検出回路17は、極性反転検出信号1、2を送信することで公衆回線30が極性反転した旨を回線制御部11に伝える。
具体的には、フォトカプラ17a、17bは、発光ダイオードなどの発光素子とフォトトランジスタなどの受光素子(受光トランジスタ)を備えている。発光ダイオードに一定値以上の電流が流れると、受光素子(受光トランジスタ)はオンにされる。例えば、フォトカプラ17aの場合、フォトカプラ17aに電流が流れていない時(非通電の場合は、受光トランジスタがオフであるため、極性反転検出信号1はVcc電源によりハイレベル(High状態)になる。一方、フォトカプラ17aに電流が流れる時(通電された場合)は、受光トランジスタがオンに切り替わり、極性反転検出信号1はグランド(GND)直結になるため接地され、ローレベル(Low状態)になる。同様に、フォトカプラ17bの場合も、電流が流れていない時は、極性反転検出信号2はVcc電源によりハイレベルになる。一方、フォトカプラ17bに電流が流れる時は、極性反転検出信号2は接地され、ローレベルになる。
ここで、公衆回線30の状態と極性の状態との関係を説明する。図2は、公衆回線の状態と極性の状態との関係を示した図である。図2では、端末(通信端末)の状態と、網の動作と、回線(公衆回線30)の状態とが対応付けられている。
図2に示すように、着信側を呼び出すと信号の極性が反転し(A欄参照)、着信側が呼び出された後に着信側が応答すると、信号は復極して元の極性に戻ってしまう(B欄参照)。そのためメカニカルリレー14をリレーオンにするのは、自身が着呼していないときのみ(応答する前)であり、着信した後に極性反転が起きてもメカニカルリレー14のリレー制御(リレーオンまたはリレーオフに切替える制御)は行わない。
図2における空き状態のとき(リンギングが発生していないとき)、L1信号は(+)信号、L2信号は(−)信号になっている。しかし、フォトカプラ17aと端子18bとの間にコンデンサが入って接続されているため、フォトカプラ17aの発光ダイオードには電流が流れない。つまり、フォトカプラ17aの発光ダイオードが端子18aからコンデンサへ向かう電流を遮断して、発光ダイオードは非通電となる。また、この状態では、コンデンサは、フォトカプラ17a側が+極に、L2信号側が−極になっており、L1信号による電流を充電する。
この状態で図2における着信側呼出中になると(リンギングが発生すると)、L2信号は(+)信号、L1信号は(−)信号になり、L1信号の電位が(+)から(−)になるため、+極だったコンデンサから電荷の放電が始まる。そして、コンデンサから、コンデンサと端子18aとに接続されたフォトカプラ17aを通過し、端子18aに向かって電流が流れる。よって、フォトカプラ17aの発光ダイオードに電流が流れる場合(通電された場合)、受光素子がオンにされるため、極性反転検出信号1は、公衆回線30からの信号が極性反転した旨を示すローレベルになり、回線制御部11は極性反転が起きたことを認識する。なお、フォトカプラ17aの発光ダイオードに電流が流れていない場合(非通電の場合)は、極性反転検出信号1は、公衆回線30からの信号が極性反転していない旨を示すハイレベルになる。
なお、公衆回線30とFAXコントローラボード10の接続の仕方により、空き状態のときにL1信号が(+)になるか、L2信号が(+)になるかその状態が違うため、(必ずしも公衆回線30のL1信号がFAXコントローラボード10のL1信号に接続されるとは限らず、L2信号に付くこともあり得る。)フォトカプラを2つ(17a、17b)備えて対応している。
なお、後述の回線制御部11が回線間のオフセット電圧を常にポーリングすることで、公衆回線30の極性の状態を把握することもできるが、そのような構成にすると回線制御部11の消費電力が増えてしまう。従って、実施形態1では、極性反転検出回路17としてフォトカプラを2個設けて公衆回線30からの信号が極性反転したか否かを検出することで、さらに省エネルギー効果を向上させた回路になっている。
回線制御部11は、通信端末のファクシミリ機能において無鳴動着信機能が設定されている場合に、極性反転検出回路17により公衆回線30からの信号が極性反転した旨を検出した場合、リレー制御信号を送信することによってリレーオフからリレーオンに切替えるようにメカニカルリレー14を制御する。また、回線制御部11は、極性反転検出回路17により公衆回線30からの信号が極性反転した旨を検出したときに外付け電話20が着呼されていた場合は、メカニカルリレー14をリレーオフからリレーオンに切替える制御は行わず、リレーオフにしたままに制御する。
また、回線制御部11は、通信端末のファクシミリ機能において無鳴動着信機能が設定されていない場合には、極性反転検出回路17により公衆回線30からの信号が極性反転した旨を検出した場合であっても、リレー制御信号によってメカニカルリレー14をリレーオフからリレーオンに切替える制御は行わず、リレーオフにしたままに制御する。また、回線制御部11は、一旦リンギングを着呼した後、公衆回線30からのリンギングがFAX要因ではなく電話要因であった場合は、鳴動制御信号を送信することによって外付け電話鳴動回路12にリンギングを発生させる。
外付け電話鳴動回路12は、回線制御部11からリンギングを発生させる旨を示す鳴動制御信号を受信した場合、リンギングを発生させ、外付け電話20を鳴動させる。この鳴動により、利用者に電話があったことを認識させることができる。
ここで、従来のFAXコントローラボードについて説明する。従来のFAXコントローラボードは、メカニカルリレー、回線制御部、外付け電話鳴動回路を備えた構成となっているが、極性反転検出回路は備えられていない。
このような従来のFAXコントローラボードにおいても回線制御部がリレー制御信号を利用してメカニカルリレーを制御している。そして、FAXコントローラボードの電源がオンになっている間は常にメカニカルリレーをリレーオンにして外付け電話を公衆回線から切り離しておくことで、公衆回線からリンギングがあっても外付け電話を鳴動させない構成となっていた。その後、一旦リンギングを着呼した後、該リンギングがFAX要因でなく電話要因であった場合、回線制御部は外付け電話鳴動回路を介してリンギングを発生させ、外付け電話を鳴動させていた。このような従来のFAXコントローラボードの構成では、メカニカルリレーをリレーオンにしておくために5V換算で約60mAの電力を必要とするため、消費電力が増加してしまうという問題があった。
これに対し、実施形態1のFAXコントローラボード10では、上述したように、FAXコントローラボード10の電源がオンになっていてもメカニカルリレー14をリレーオフにしておき、極性反転が起きた場合にメカニカルリレー14をリレーオンにするため、消費電力を抑制することができる。
次に、実施形態1にかかるFAXコントローラボード10と交換機とのFAX通信前までのプロトコルについて説明する。図3は、FAXコントローラボードと交換機とのFAX通信前までのプロトコルを示すシーケンス図である。
国内で仕様されているプロトコルでは、交換機からリンギング信号が来る約0.1秒前までに、公衆回線30では極性反転が起きる。この極性反転が起きたことをFAXコントローラボード10は認識できる。
具体的には、図3に示すように、まず、FAXコントローラボード10は、交換機からのL1、L2信号により極性反転した旨を検出し(ステップS1)、さらに約0.1秒後にリンギング信号を受信する(ステップS2)。従って、通信端末において無鳴動着信機能が設定されている場合、FAXコントローラボード10では、L1、L2信号による極性反転を検出した後であってリンギング信号を受信する前に、メカニカルリレー14をリレーオンにして外付け電話20を公衆回線30から切断し、外付け電話20を鳴動させないで着信させる。そして、FAXコントローラボード10が着呼し(ステップS3)、交換機からのL1、L2信号により極性復極した旨を検出する(ステップS4)。その後、FAXコントローラボード10と交換機との間で通信が開始される。
次に、実施形態1にかかる通信端末のFAXコントローラボード10による通信制御方法について説明する。図4は、実施形態1にかかる通信端末のFAXコントローラボードによる通信制御方法の流れを示すフローチャートである。
図3において示したとおり、国内仕様のプロトコルでは、リンギング信号が入ってくる前に極性反転が起きるため、FAXコントローラボード10の回線制御部11は、まず公衆回線30からの信号の極性を監視する。すなわち、回線制御部11は、公衆回線30からの信号が極性反転したか否かを判断する(ステップS10)。公衆回線30からの信号が極性反転していない場合(ステップS10;No)、極性反転するまで待機する。
一方、公衆回線30からの信号が極性反転した場合(ステップS10;Yes)、回線制御部11は、通信端末において無鳴動着信機能が設定されているか否かを判断する(ステップS11)。無鳴動着信機能が設定されていない場合(ステップS11;No)、ステップS13の処理へ進む。
一方、無鳴動着信機能が設定されている場合(ステップS11;Yes)、回線制御部11は、直ちにメカニカルリレー14をリレーオンにして、公衆回線30から外付け電話20を切断する(ステップS12)。
その後、リンギングが発生し(ステップS13)、回線制御部11は一旦リンギングを着呼すると、該リンギングが送信側からの電話要因か否かを判断する(ステップS14)。具体的には、回線制御部11は送信側からFAX識別信号であるCNG信号(0.5秒間の1,100Hzのトーン、その後3秒間の休止期間を置き、断続する信号)を受信したかどうかを判断する。リンギングが電話要因であった場合(ステップS14;Yes)、回線制御部11は、外付け電話鳴動回路12を制御して、外付け電話20を鳴動し呼出をさせる(ステップS15)。
そして、回線制御部11は、外付け電話20がオフフックされたか否かを判断し(ステップS16)、オフフックされるまで待機する(ステップS16;No)。一方、外付け電話20がオフフックされた場合(ステップS16;Yes)、回線制御部11は、メカニカルリレー14をリレーオフにして(ステップS24)、外付け電話20を公衆回線30に接続する。
ステップS14に戻って、リンギングが電話要因でなかった場合、すなわちFAX要因であった場合(ステップS14;No)、回線制御部11は、FAXの送受信を行う(ステップS18)。
そして、回線制御部11は、FAXの送受信が終了したか否かを判断し(ステップS19)、送受信が終了するまで待機する(ステップS19;No)。一方、送受信が終了した場合(ステップS19;Yes)、回線制御部11は、メカニカルリレー14をリレーオフにして(ステップS17)、外付け電話20を公衆回線30に接続する。
このように、実施形態1のFAXコントローラボード10では、通常時は、メカニカルリレー14をリレーオフにしておくことで外付け電話20を公衆回線30に接続しておき、公衆回線30からリンギングを受信する前に公衆回線30からの信号が極性反転した旨を検出した場合、直ちにメカニカルリレー14をリレーオンにして、外付け電話20を公衆回線30から切断する。これにより、通信端末のファクシミリ機能において、無鳴動着信機能が設定されている場合に、無鳴動着信機能を実現可能に維持しつつ、消費電力を低減させることができる。
(実施形態2)
つぎに、実施形態2にかかる通信端末および通信制御方法について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付し、その重複する説明を省略する。
図5は、実施形態2にかかる通信端末におけるFAXコントローラボードの構成を示すブロック図である。図5と図1とを比較すると明らかなように、実施形態2にかかるFAXコントローラボード110は、図1に示すFAXコントローラボード10と同様の構成において、外付け電話オフフック検出回路19をさらに備える。
外付け電話オフフック検出回路19は、フォトカプラ19aおよび19bを備えている。フォトカプラ19aおよび19bは、端子18aとメカニカルリレー14における一方のオフ端子との間に接続される。ただし、フォトカプラ19bにおける発光素子の接続方向は、フォトカプラ19aにおける発光素子の接続方向に対して逆向きである。外付け電話オフフック検出回路19は、メカニカルリレー14がオン状態、すなわち外付け電話20が着呼された状態であるか否かを検出し、この検出結果を外付け電話フック検出信号3、4として回線制御部11に入力する。回線制御部11は、公衆回線30からのL1、L2信号の極性が反転した場合であっても、外付け電話オフフック検出回路19によって外付け電話20が着呼されている場合には、メカニカルリレー14をオフ状態にしない。
つぎに、実施形態2にかかる通信端末のFAXコントローラボード110による通信制御方法について説明する。図6は、実施形態2にかかる通信端末のFAXコントローラボードによる通信制御方法の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明において、図4に示すステップと同様のステップについて、同一の符号を付し、その重複する説明を省略する。
図6に示すように、回線制御部11は、公衆回線30からの信号が極性反転した場合(ステップS10:Yes)、外付け電話オフフック検出回路19から入力された外付け電話フック検出信号3、4に基づいて、外付け電話20がオフフックであるか否かを判定する(ステップS21)。外付け電話20がオフフックである場合(ステップS21;Yes)、回線制御部11は、ステップS13へ移行する。一方、外付け電話20がオンフックである場合(ステップS21;No)、ステップS11へ移行し、無鳴動着信機能に設定されているか否かを判定する。無鳴動着信機能に設定されている場合(ステップS11;Yes)、回線制御部11は、直ちにメカニカルリレー14をリレーオンにして、公衆回線30から外付け電話20を切断する(ステップS12)。一方、無鳴動着信機能に設定されていない場合(ステップS11;No)、回線制御部11は、そのままステップS13へ移行する。
その後、ステップS13でリンギングが発生すると、回線制御部11は、再度、外付け電話20がオフフックであるか否かを判断し(ステップS22)、オフフックである場合(ステップS22;Yes)、ステップS24へ移行する。一方、オンフックである場合(ステップS22;No)、回線制御部11は、不図示のFAXモデムを着呼し(ステップS23)、その後、一旦リンギングを着呼して、該リンギングが送信側からの電話要因か否かを判断する(ステップS14)。リンギングが電話要因であった場合(ステップS14;Yes)、回線制御部11は、外付け電話鳴動回路12を制御して、外付け電話20を鳴動して呼出をさせ(ステップS15)、その後、外付け電話20がオフフックされたか否かを判断し(ステップS16)、オフフックされるまで待機する(ステップS16;No)。
一方、リンギングが電話要因でなかった場合、すなわちFAX要因であった場合(ステップS14;No)、回線制御部11は、FAXの送受信を行い(ステップS18)、その後、FAXの送受信が終了したか否かを判断し(ステップS19)、送受信が終了するまで待機する(ステップS19;No)。その後、FAXの送受信が終了すると(ステップS19;Yes)、回線制御部11は、メカニカルリレー14をリレーオフにして(ステップS25)、外付け電話20を公衆回線30に接続する。
また、ステップS22において外付け電話20がオフフックである場合(ステップS22;Yes)、または、ステップS16において外付け電話20がオフフックされた場合(ステップS16;Yes)、回線制御部11は、メカニカルリレー14をリレーオフにして(ステップS24)、外付け電話20を公衆回線30に接続する。
このように、実施形態2のFAXコントローラボード110では、外付け電話20がオンフックである場合(ステップS22;No、S16;No)には、外付け電話20がオフフックとなるまで(ステップS22;Yes、S16;Yes)、メカニカルリレー14をオフ状態としない。そのため、たとえば利用者が電話をかけるために受話器を持ち上げているにも係わらず、L1、L2信号の極性が反転することによってメカニカルリレー14がオン状態に切り替わってしまい、公衆回線30と外付け電話20との接続が切断されてしまうという誤作動の発生を防止することができる。なお、その他の構成、動作および効果は、実施形態1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
なお、上述の実施形態では、通信端末としてのFAXコントローラボード10または110を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、上述の各実施形態にかかるFAXコントローラボード10または110を、デジタル複合機などのファクシミリ機能を備えた画像形成装置等に適用してもよい。
1、2 極性反転検出信号
3、4 外付け電話フック検出信号
10、110 FAXコントローラボード
20 外付け電話
30 公衆回線
11 回線制御部
12 外付け電話鳴動回路
14 メカニカルリレー
17 極性反転検出回路
17a、17b フォトカプラ
18a、18b 端子
19 外付け電話オフフック検出回路
19a、19b フォトカプラ
特開平7−212493号公報 特開2003−92644号公報

Claims (7)

  1. 公衆回線に接続され、ファクシミリ機能を備えた通信端末において、
    前記通信端末に接続した外付け電話を前記公衆回線から切断する切断状態と、前記外付け電話を前記公衆回線に接続する接続状態とを切替える切替手段と、
    前記公衆回線からの信号が極性反転したか否かを検出する極性反転検出手段と、
    前記公衆回線からのリンギングに対して前記外付け電話を鳴動させないで着信させる無鳴動着信機能が設定され、かつ前記極性反転検出手段によって前記公衆回線からの信号が極性反転した旨が検出された場合、前記接続状態から前記切断状態に切替えるように前記切替手段を制御する回線制御手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末。
  2. 前記回線制御手段は、前記公衆回線からの信号が極性反転した旨を検出した場合であっても、前記外付け電話が着呼されていた場合は、前記切替手段を前記切断状態にしないことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記公衆回線からの信号は、前記公衆回線からのリンギングが発生していない場合は正極となり、前記公衆回線からのリンギングが発生した場合は負極となる第1信号と、前記公衆回線からのリンギングが発生していない場合は負極となり、前記公衆回線からのリンギングが発生した場合は正極となる第2信号と、を含み、
    前記極性反転検出手段は、
    前記第1信号を入力する第1端子と、
    前記第2信号を入力する第2端子と、
    前記第2端子に接続されて、前記第1信号が正極である場合に前記第1信号による電流を充電し、前記第1信号が負極となった場合に放電するコンデンサと、
    前記第1信号が正極である場合はオフ状態となり、前記第1信号が正極から負極に切替わったことにより前記コンデンサから放電された電流によってオン状態となるスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子がオフ状態である場合に、極性反転していない旨を示すハイレベルの極性反転検出信号を前記回線制御手段に出力し、前記スイッチング素子がオン状態である場合に、極性反転した旨を示すローレベルの極性反転検出信号を前記回線制御手段に出力する電源と、を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の通信端末。
  4. 前記スイッチング素子は、
    前記コンデンサと前記第1端子とに接続され、前記第1信号が負極となったことにより前記コンデンサから放電された電流を前記第1端子に通過させて通電される一方、前記第1信号が正極である場合における前記第1端子から前記コンデンサへ向かう電流を遮断して非通電となる発光素子と、
    接地されるとともに、前記発光素子が非通電の場合にはオフ状態であり、前記発光素子が通電された場合にオン状態に切り替わる受光素子と、を含むことを特徴とする請求項3に記載の通信端末。
  5. 前記公衆回線からのリンギングが発生していない際に前記無鳴動着信機能のオンまたはオフを利用者に設定させる設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の通信端末。
  6. 公衆回線に接続され、ファクシミリ機能を備えた画像形成装置において、
    前記画像形成装置に接続した外付け電話を前記公衆回線から切断する切断状態と、前記外付け電話を前記公衆回線に接続する接続状態とを切替える切替手段と、
    前記公衆回線からの信号が極性反転したか否かを検出する極性反転検出手段と、
    前記公衆回線からのリンギングに対して前記外付け電話を鳴動させないで着信させる無鳴動着信機能が設定され、かつ前記極性反転検出手段によって前記公衆回線からの信号が極性反転した旨が検出された場合、前記接続状態から前記切断状態に切替えるように前記切替手段を制御する回線制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 公衆回線に接続され、ファクシミリ機能を備えた通信端末で実行される通信制御方法において、
    前記通信端末は、
    前記通信端末に接続した外付け電話を前記公衆回線から切断する切断状態と、前記外付け電話を前記公衆回線に接続する接続状態とを切替える切替手段と、
    前記公衆回線からの信号が極性反転したか否かを検出する極性反転検出手段と、を備え、
    前記公衆回線からのリンギングに対して前記外付け電話を鳴動させないで着信させる無鳴動着信機能が設定され、かつ前記極性反転検出手段によって前記公衆回線からの信号が極性反転した旨が検出された場合、前記接続状態から前記切断状態に切替えるように前記切替手段を制御する回線制御ステップを含むことを特徴とする通信制御方法。
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