JP2013225384A - 照明装置及び表示装置 - Google Patents

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和寛 大谷
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Abstract

【課題】消費電力を増大させることなく、表示装置における輝度の向上を図る。
【解決手段】照明装置20は、LED光源21と、LED光源21からの光を誘導して出射面から面状に出射させる導光板22と、導光板22からの光を屈折及び反射させて表示パネル10に供給するプリズムシート23と、導光板22の、プリズムシート23の存在方向の反対側に配置された反射シート24と、を備える。導光板22の反射シート24側の面には、X軸方向に沿って複数の突出部が配列及び形成され、導光板22のプリズムシート23側の面(出射面)には、Y軸方向に沿って複数の突出部が配列及び形成される。プリズムシート23において、入射面には上記屈折及び反射を行う複数のプリズムが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置に用いることのできる照明装置、及び、それを利用した表示装置に関する。
表示装置の光源として、冷陰極蛍光管(Cold Cathode Fluorescent Lamp;CCFL)や外部電極蛍光管(External Electrode Fluorescent Lamp;EEFL)等の蛍光管以外に、LED(Light Emitting Diode)を用いることが多くなってきた。
図13に、LED光源を有する従来の液晶表示装置の構成図を示す。図13の液晶表示装置は、液晶パネル910と、液晶パネル910に対する照明装置を備え、照明装置は、LED光源と、複数枚の光学シートから形成される。照明装置における光学シートは、図13に示す如く、反射シート921、導光板922、拡散シート923、プリズムシート924及び拡散シート925を含む5枚程度の光学シートで構成されることが一般的である。特許文献1に、これに類似する構造が示されている。
特開2010−237550号公報
しかし、LED自体の寿命はCCFLやEEFLの約半分(例えば、約3万時間)と短く、また、LEDへの電流量を増大させて輝度を向上させると寿命が更に短くなるだけでなく、LEDの発熱増大によって導光板が熱変形することもある。光学シートを増やすなどして輝度向上を試みる方法もあるが、光学シートの増大はコスト増大及び表示装置のサイズ増大を招く。LED光源を用いる場合に限らず、表示装置において、消費電力を伴わない輝度向上、コスト低減及びサイズ低減が有益であることは言うまでもない。
そこで本発明は、輝度向上等に寄与する照明装置及び表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、表示パネルに光を提供する照明装置において、光源と、第1面と前記第1面に対向する第2面を有し、前記光源からの光を誘導して前記第1面から出射させる導光板と、前記導光板の第1面からの出射光を受けるプリズム列から成る入射面、及び、出射面を有し、前記導光板の第2面からの出射光を前記プリズム列にて屈折及び反射させて前記出射面から前記表示パネルに供給するプリズムシートと、を備え、前記導光板の第1面において、前記光源の光の出射方向である第1方向に沿って配列された複数の突出部が形成され、前記導光板の第2面において、前記第1方向に直交する第2方向に沿って配列された複数の突出部が形成され、前記プリズムシートの入射面において、前記プリズム列は前記第1方向に沿って配列された複数のプリズムから成り、各プリズムは前記導光板から前記表示パネルに向かう方向に対して傾く3以上の斜面を有することを特徴とする。
上述のような導光板及びプリズムシートの組み合わせにより、大きな輝度を得ることが期待され、また、光学シートの枚数低減を図ることも可能になる。
また例えば、前記導光板の第2面の、前記表示パネルから前記導光板に向かう方向側に配置された反射シートを、上記の照明装置に更に設けると良く、前記反射シートは、銀が製膜された反射面を有していると良い。
これにより、更なる輝度向上が期待される。
具体的には例えば、各プリズムは、前記導光板の第1面に向かって斜めに伸びる第1及び第2斜面と、第1及び第2斜面を接続する第3斜面を有していると良い。
本発明に係る表示装置は、前記照明装置と、前記照明装置から光の提供を受けて映像表示を行う表示パネルと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、輝度向上等に寄与する照明装置及び表示装置を提供することが可能である。
本発明の実施形態に係る表示装置の概略構成ブロック図である。 本発明の実施形態に係る照明装置の構成要素及び液晶パネルの斜視図及び平面図(a)(b)と、導光板及びLED光源の平面図(c)である。 本発明の実施形態に係る液晶パネルの概略構成図である。 本発明の実施形態に係る導光板、プリズムシート及び反射シートが有する面を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る導光板の形状を詳細に示した、導光板の斜視図である。 導光板反射面の形状を説明するための断面図(a)(b)である。 導光板出射面の形状を説明するための断面図(a)(b)である。 導光板出射面からの光の出射方向を示す図である。 本発明の実施形態に係るプリズムシートの形状を詳細に示した、プリズムシートの平面図である。 プリズム入射面の形状を説明するための断面図である。 プリズムシートにおける光の屈折及び反射の様子を示す図である。 輝度測定の実験結果を示す表である。 従来の液晶表示装置の構成図である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量、状態量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量、状態量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置1の概略構成ブロック図である。表示装置1は、液晶表示装置であって、表示パネルとしての液晶パネル10と、液晶パネル10に対するバックライトとしての照明装置20と、を備える。照明装置20は液晶パネル10に対して照明光を与え、該照明光を用い液晶パネル10にて映像の表示を行う。
図2(a)は、照明装置20の構成要素と液晶パネル10の斜視図である。図2(b)は、Y軸方向から見た照明装置20の構成要素と液晶パネル10の平面図である。照明装置20は、LED光源21と、導光板22と、プリズムシート23と、反射シート24と、を備える。図2(a)では、LED光源21の図示を割愛している。図2(c)は、Z軸方向から見たLED光源21と導光板22の平面図である。尚、図2(a)〜(c)並びに後述の図4及び図8では、導光板22等の形状を簡略化して示している(詳細な形状は、他の図面を用いて説明する)。
X軸、Y軸及びZ軸は互いに直交する。X軸及びY軸に平行な平面をXY面と呼び、Y軸及びZ軸に平行な平面をYZ面と呼び、Z軸及びX軸に平行な平面をZX面と呼ぶ。液晶パネル10の表示面はXY面に平行である。導光板22、プリズムシート23及び反射シート24も、液晶パネル10と同様、XY面の方向に広がり方向を有する板又はシートである。Z軸方向において、Z軸の正側からZ軸の負側に向かって、液晶パネル10、プリズムシート23、導光板22及び反射シート24が順に配列されている。従って、プリズムシート23は、Z軸方向において液晶パネル10と導光板22の間に挟まれ、導光板22は、Z軸方向においてプリズムシート23と反射シート24の間に挟まれている。
Z軸に平行な軸であって、且つ、液晶パネル10、プリズムシート23、導光板22又は反射シート24の重心(又は中心)を通る軸を基準軸Cと呼ぶ。基準軸Cは、液晶パネル10、プリズムシート23、導光板22及び反射シート24の重心(又は中心)を全て通りうる。LED光源21は、基準軸Cから見てX軸の負側に配置されたLEDアレイ21Aと、基準軸Cから見てX軸の正側に配置されたLEDアレイ21Bと、から成る(図2(c)参照)。LEDアレイ21A及び21Bの夫々は、Y軸方向に沿って等間隔で配列された複数のLEDから成る。LEDは発光ダイオードの略称である。LED光源21の各LEDの光の出射方向はX軸方向である。但し、LEDアレイ21Aの各LEDにおける光の出射方向は、X軸の負側からX軸の正側に向かう方向であり、LEDアレイ21Bの各LEDにおける光の出射方向は、X軸の正側からX軸の負側に向かう方向である。LED光源21の各LEDの発光色は任意であるが、例えば白である。
図3に、液晶パネル10の概略構成例を示す。液晶パネル10を、例えば、表示装置1の観察者側に設けられる上偏光板11と、照明装置20側に設けられる下偏光板13と、上偏光板11及び下偏光板13に挟まれた液晶セル12と、で形成することができる。偏光板を通過する光の偏波の方向は、偏光板11及び13間で互いに直交する。液晶セル12は、液晶層、カラーフィルタ、薄膜トランジスタ回路及びドライバIC(集積回路)などを含み、偏光板11及び13と協働して、照明装置20の照明の下、観察者が観察可能な所望の映像を表示する。
図4は、導光板22、プリズムシート23及び反射シート24が有する面を説明するための図である。導光板22は、符号PA22及びPB22にて参照される導光板出射面及び導光板反射面を有し、プリズムシート23は、符号PA23及びPB23にて参照されるプリズム出射面及びプリズム入射面を有し、反射シート24は、符号PA24にて参照される反射面を有する。導光板22において、導光板出射面と導光板反射面は互いに対向する面である。プリズムシート23において、プリズム出射面及びプリズム入射面は互いに対向する面である。導光板22における、YZ面に平行な2端面の内、基準軸Cから見てX軸の負側に位置する端面からLEDアレイ21Aの各LEDの光が入射し、基準軸Cから見てX軸の正側に位置する端面からLEDアレイ21Bの各LEDの光が入射する。
導光板22は、各LEDから自身に入射した光を導波させて、液晶パネル10に対向するように設けられた導光板出射面に誘導し、その光を導光板出射面から面状に出射させる。導光板22は、可視光に対して透明な板状部材から形成され、本実施形態では、アクリル系樹脂を用いて導光板22を形成している。但し、アクリル系樹脂以外の材料(例えばポリカーボネイト系樹脂)を用いて導光板22を形成しても良い。
導光板出射面からの出射光はプリズム入射面に入射される。詳細は後述されるが、プリズム入射面にはプリズム列が形成されている。プリズムシート23は、導光板出射面からの出射光を該プリズム列で屈折及び反射させてプリズム出射面から出射する。プリズム出射面からの出射光は液晶パネル10に供給されて液晶パネル10が照らされる。
反射シート24は、基材としてポリエステルフィルムを用い、基材上に金属薄膜を製膜することで形成される。金属薄膜が製膜された面が、反射シート24の反射面である。本実施形態では、基材上に製膜される金属材料として銀を用い、製膜方法として真空蒸着法を用いた。但し、基材上に銀以外の金属材料(例えばアルミニウム)を製膜しても良いし、真空蒸着法以外の製膜方法(例えばスパッタリング法)を用いても金属薄膜の製膜を行っても良い。LED光源21の出射光の一部は、導光板22を経由して又は導光板22を経由せずに、反射シート24の反射面に入射し、導光板出射面に向かうように該反射面にて反射される。
図5は、導光板22の形状を詳細に示した、導光板22の斜視図である(上述したように、図2(a)等では導光板22の詳細な形状の図示を割愛している)。
まず、図6(a)等を参照し、導光板反射面の形状について説明する。図6(a)は、ZX面に平行な断面による、導光板22の断面図である。導光板22において導光板反射面(PB22)には、X軸方向に沿って複数の突出部40が等間隔で配列及び形成されている。導光板反射面における複数の突出部40は、反射シート24に向かって(即ち、Z軸の負の方向に向かって)突出するように導光板反射面に形成されている。各突出部40は、導光板22内を導波する光の内、Z軸の負側に進行しようとする光を反射する機能を持つ。
図6(a)の断面図上において、各突出部40は三角形の断面形状を有する。但し、各突出部40の断面形状としての三角形の第1辺は、導光板22内の、XY面に平行な仮想平面上の辺であり、実際には見えない。図6(b)は、ZX面に平行な断面による、1つの突出部40の断面図である。各突出部40の断面形状としての三角形は、第1辺としての辺41に加えて辺42及び43を有する。辺42は、辺43よりも軸の正側に位置する。角度θは、X軸と辺42との成す鋭角の角度(換言すれば辺41及び42が成す角度)であり、角度θは、X軸と辺43との成す鋭角の角度(換言すれば辺41及び43が成す角度)である。本実施形態の照明装置20では、導光板22の両側からLEDによる光が入射されるため、角度θ及びθは同じとされる。具体的には、角度θ及びθは共に1.2度である。故に、突出部40は、Z軸を対称軸とした対称の構造を持つ。但し、角度θ及びθを1.2度以外にすることも可能である。仮に、LED光源21がLEDアレイ21A及び21Bの何れか一方のみから成る場合には、角度θ及びθは互いに異なる角度にされる。例えば、LED光源21がLEDアレイ21Aのみから成る場合には、等式“0<θ<45−sin−1(1/n)”及び“sin−1(1/n)<θ<90”を満たす範囲内で角度θ及びθを定めればよい(これらの等式の単位は“度”である)。ここで、nは導光板22の形成材料の屈折率である。本実施形態では、1.49の屈折率nを持つアクリル系樹脂を用いて導光板22を形成した。導光板反射面に形成される、互いに隣接する2つの突出部40間の間隔は任意であるが、例えば数10μm〜数100μm(マイクロメートル)に設定される。
次に、図7(a)等を参照し、導光板出射面の形状について説明する。図7(a)は、YZ面に平行な断面による、導光板22の断面図である。導光板22において導光板出射面(PA22)には、Y軸方向に沿って複数の突出部50が等間隔で配列及び形成されている。導光板出射面における複数の突出部50は、プリズムシート23に向かって(即ち、Z軸の正の方向に向かって)突出するように導光板出射面に形成されている
図7(a)の断面図上において、各突出部50は三角形の断面形状を有する。但し、各突出部50の断面形状としての三角形の第1辺は、導光板22内の、YZ面に平行な仮想平面上の辺であり、実際には見えない。図7(b)は、YZ面に平行な断面による、1つの突出部50の断面図である。各突出部50の断面形状としての三角形は、第1辺としての辺51に加えて、等しい長さの辺52及び53を有する二等辺三角形である。更に、本実施形態では、各突出部50の断面形状としての三角形において、辺52と辺53の成す角度を90度にした。即ち、各突出部50の断面形状としての三角形は直角二等辺三角形である。導光板出射面に形成される、互いに隣接する2つの突出部50の間隔は任意であるが、例えば数10μm〜数100μm(マイクロメートル)に設定され、本実施形態では50μmにした。
導光板22では、例えば図8に示す如く、導光板出射面からの出射光が、Z軸からX軸に向かって約70〜80度だけ傾いた方向に輝度又は光度の最大値を持つ。
図9は、プリズムシート23の形状を詳細に示した、プリズムシート23の平面図である(上述したように、図2(a)等ではプリズムシート23の詳細な形状の図示を割愛している)。
プリズムシート23は、XY面に平行に広がるフィルム部材61に対し、Z軸方向にプリズム部材62を接合することで形成される。フィルム部材61は、例えばポリエチレンテレフタレートにて形成され、プリズム部材62は、例えばアクリル系樹脂にて形成される。プリズム出射面(PA23)は、フィルム部材61における面であり、表面処理により平面とされている。一方、プリズム入射面(PB23)は、プリズム列を有するプリズム部材62にて形成されるため、凹凸を有する。プリズム入射面において、プリズム列は、X軸方向に沿って等間隔に配列された複数のプリズム70から成る。
図10は、ZX面に平行な断面による、複数のプリズム70の断面図である。各プリズム70は、Z軸方向に対して傾いた3以上の斜面を持つ。図10の例では、各プリズム70がZ軸方向に対して傾いた斜面71〜73を有するが、Z軸方向に対して傾いた4以上の斜面を各プリズム70に持たせても良い。斜面71及び72は、フィルム部材61から導光板出射面に向かって斜めに伸びており、斜面73は斜面71及び72を接続している。1つのプリズム70において、斜面71の第1端は斜面73の第1端と接合され、且つ、斜面73の第2端は斜面72の第1端と接合され、斜面71の第2端と斜面72の第2端を結ぶ直線はX軸に平行である。或る1つのプリズム70における斜面71の第2端は、当該プリズム70に対してX軸の正方向に隣接する他のプリズム70の斜面72の第2端に接合されている。従って、或る1つのプリズム70における斜面72の第2端は、当該プリズム70に対してX軸の負方向に隣接する他のプリズム70の斜面71の第2端に接合されている。
図10にも示されるように、斜面71〜73よりもZ軸の正側に、プリズム部材62の形成材料(例えばアクリル系樹脂)が存在する。図10の断面図上において、斜面73から斜面71を時計回り方向に見たときの、斜面71と斜面73の成す角度(180度以下の角度)φは、170度以上であって且つ180度未満であり、斜面73から斜面72を反時計回り方向に見たときの、斜面71と斜面72の成す角度(180度以下の角度)φは、60度以上であって且つ70度未満である。1つのプリズム70の斜面71と当該斜面71に接合される他のプリズム70の斜面72との成す角度は、角度φ及びφに依存して定まる。斜面72とXY平面との成す角度(180度以下の角度)φは、導光板出射面からの出射光の、Z軸に対する傾き角度に応じて定めれば良い。また、プリズム入射面において、互いに隣接する2つのプリズム70の間隔は任意であり、液晶パネル10のサイズ及び導光板22の特性等に応じて適宜定めればよい。
図11に、プリズムシート23における光の屈折及び反射の様子を示す。導光板出射面からの光は、斜面72に対して入射する光310を含み、光310は、斜面72にて屈折しながらプリズムシート23に入射した後、プリズム70内を伝播して斜面71にてZ軸の正方向に反射されプリズム出射面に導かれる。
上述した構造を有する導光板22及びプリズムシート23を組み合わせて用いることで、液晶パネル10に供給される光の方向をZ軸方向に集中化させ、大きな正面輝度を得ることができる。図13の構造を有する、出願人が定義した参考表示装置を比較対象に用い、表示装置1の輝度評価実験を行った。当該実験において、液晶パネル、LED光源の構成及びLED光源の駆動条件等を、表示装置1及び参考表示装置間で共通にし、参考表示装置における反射シート921、導光板922、拡散シート923、プリズムシート924及び拡散シート925なら成る光学シート群を、反射シート24、導光板22、プリズムシート23なら成る光学シート群に置きかえることで表示装置1を形成した。この実験において、液晶パネル(10又は910)のサイズ及びアスペクト比は47インチ及び16:9であり、LEDアレイ21A及び21Bの夫々には3.3mm(ミリメートル)の間隔で64個のLEDが配置され、Z軸方向におけるLED光源21の各LEDの幅は3mmであり、Z軸方向における導光板22の幅は2mmである。参考表示装置として、輝度向上フィルムの一種である反射型偏光フィルム(Dual Brightness Enhancement Film)を持たない第1参考表示装置と、反射型偏光フィルムを持つ第2参考表示装置を用意した。
図12(a)に、表示装置1及び各参考表示装置の正面輝度の測定結果を示す。表示装置1の正面輝度は、Z軸の正側から液晶パネル10を真っ直ぐに観測したときの輝度である(参考表示装置の正面輝度も同様)。第1参考表示装置、第2参考表示装置、表示装置1の正面輝度は、夫々、455.1、679.6、859.8[cd/m]であった。第1参考表示装置、第2参考表示装置、表示装置1の正面輝度における色温度は、夫々、9852、9965、7802ケルビンであった。
図12(b)に、表示装置1及び各参考表示装置の斜め輝度の測定結果を示す。表示装置1の斜め輝度は、Z軸の正側から液晶パネル10をY軸方向に30度だけ斜めに傾いて観測したときの輝度である(参考表示装置の斜め輝度も同様)。第1参考表示装置、第2参考表示装置、表示装置1の斜め輝度は、夫々、259.6、444.7、85.2[cd/m]であった。第1参考表示装置、第2参考表示装置、表示装置1の斜め輝度における色温度は、夫々、9528、9653、9660ケルビンであった。
第1参考表示装置との比較において、表示装置1では正面輝度が2倍近くまで上昇していることが分かる。つまり、表示装置において、反射シート921、導光板922、拡散シート923、プリズムシート924及び拡散シート925なら成る光学シート群を、反射シート24、導光板22、プリズムシート23なら成る光学シート群に置きかえることで、LEDへの供給電流量を変えることなく正面輝度を2倍近くまで上昇させることができる。また、この置き換えによって、光学シート群を形成するシート数が大幅に減少するため、表示装置の薄型及び軽量化も図られる。
また、表示装置1において、仮に、白色顔料をコートすることで形成された反射シート(反射シート921に相当)を反射シート24の代わりに用いた場合、正面輝度は、859.8[cd/m]から約650[cd/m]まで低下した。このことから、表示装置1の輝度向上には、反射シート24も強く寄与していることが分かる。
今回の実験では、3mm幅のLEDを用いたが、導光板22の幅に合わせ、Z軸方向におけるLED光源21の各LEDの幅を2mmにすることで、更なる輝度向上が期待される。尚、表示装置1では、LED光源21の近辺において所謂ホットスポットが目立ちうるため、LED光源21の周囲が観察者から見えないような用途において表示装置1は特に有益である。
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。
上述の表示装置1では、光源としてLED光源21を用いたが、LED光源以外の光源(例えば、冷陰極蛍光管(Cold Cathode Fluorescent Lamp)や外部電極蛍光管(External Electrode Fluorescent Lamp)等の蛍光管)も用いられうる。
1 表示装置
10 液晶パネル
20 照明装置
21 LED光源
21A、21B LEDアレイ
22 導光板
23 プリズムシート
24 反射シート
40 突出部
50 突出部
61 フィルム部材
62 プリズム部材
70 プリズム
PA22 導光板出射面
PB22 導光板反射面
PA23 プリズム出射面
PB23 プリズム入射面
PA24 反射面

Claims (4)

  1. 表示パネルに光を提供する照明装置において、
    光源と、
    第1面と前記第1面に対向する第2面を有し、前記光源からの光を誘導して前記第1面から出射させる導光板と、
    前記導光板の第1面からの出射光を受けるプリズム列から成る入射面、及び、出射面を有し、前記導光板の第2面からの出射光を前記プリズム列にて屈折及び反射させて前記出射面から前記表示パネルに供給するプリズムシートと、を備え、
    前記導光板の第1面において、前記光源の光の出射方向である第1方向に沿って配列された複数の突出部が形成され、
    前記導光板の第2面において、前記第1方向に直交する第2方向に沿って配列された複数の突出部が形成され、
    前記プリズムシートの入射面において、前記プリズム列は前記第1方向に沿って配列された複数のプリズムから成り、各プリズムは前記導光板から前記表示パネルに向かう方向に対して傾く3以上の斜面を有する
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記導光板の第2面の、前記表示パネルから前記導光板に向かう方向側に配置された反射シートを更に備え、
    前記反射シートは、銀が製膜された反射面を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 各プリズムは、前記導光板の第1面に向かって斜めに伸びる第1及び第2斜面と、第1及び第2斜面を接続する第3斜面を有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の照明装置と、
    前記照明装置から光の提供を受けて映像表示を行う表示パネルと、を備えた
    ことを特徴とする表示装置。
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