JP2013225240A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】過去に組織変更があった場合、対応する過去の組織の評価結果に基づいて、今期評価すべき組織を抽出するようにした情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置の第1の抽出手段は、対象とする組織に対応する過去の組織を抽出し、第2の抽出手段は、前記第1の抽出手段によって抽出された過去の組織における評価結果を抽出し、分類手段は、前記第2の抽出手段によって抽出された評価結果に基づいて、前記対象とする組織を今期評価すべき組織である第1の組織とそれ以外の組織である第2の組織に分類し、判断手段は、前記第1の組織の数が今期評価すべき組織数に達しているか否かを判断し、第3の抽出手段は、前記判断手段によって今期評価すべき組織数に達していないと判断された場合は、前記第2の組織から無作為に今期評価すべき組織を抽出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、会社が定期的に求められる内部統制について、維持・継続性を評価し、テスト・評価過程の作業負荷・コストの軽減を図る業務プロセス統制テスト計画作成システムを提供することを課題とし、業務プロセスサーバーが、業務プロセス統制の情報、過去のテスト結果・評価結果の情報、関連する統制の状況に関する基準情報をデータベースとして保持し、業務プロセスサーバー内にテスト計画作成手段を有し、テスト計画作成手段は、業務プロセス統制の情報の前記過去のテスト結果のデータを取得し、業務プロセス統制の情報に変更があったか否か、業務プロセスで取り扱ったデータに標準外データが含まれているか否か、テスト結果データの前回テスト結果の不備割合が0か否か、前回テスト結果の不備評価の軽重、上位統制の有無の確認、重要度の判定を行い、統制の維持・継続性を評価し、維持・継続性の評価結果に基づき、基準情報を参照することにより、正当性を維持したテスト計画を作成することが開示されている。
特開2007−334568号公報
本発明は、過去に組織変更があった場合、対応する過去の組織の評価結果に基づいて、今期評価すべき組織を抽出するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、対象とする組織に対応する過去の組織を抽出する第1の抽出手段と、前記第1の抽出手段によって抽出された過去の組織における評価結果を抽出する第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段によって抽出された評価結果に基づいて、前記対象とする組織を今期評価すべき組織である第1の組織とそれ以外の組織である第2の組織に分類する分類手段と、前記第1の組織の数が今期評価すべき組織数に達しているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって今期評価すべき組織数に達していないと判断された場合は、前記第2の組織から無作為に今期評価すべき組織を抽出する第3の抽出手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
請求項2の発明は、組織変更後の組織と該組織変更後における期間と該組織の組織変更前の組織と該組織変更前における期間と該組織変更の種類を対応させて記憶する第1の記憶手段と、期間と組織と該組織の該期間における評価結果を対応させて記憶する第2の記憶手段をさらに具備し、前記第1の抽出手段は、前記第1の記憶手段から、前記対象とする組織について、予め定められた期間における過去の組織を抽出し、前記第2の抽出手段は、前記第2の記憶手段から、前記過去の組織における前記予め定められた期間内の評価結果を抽出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記分類手段は、前記予め定められた期間内の組織の評価結果として未実施である場合は、該組織の存続期間が該予め定められた期間以上であるときは、第1の組織に分類することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記分類手段は、前記予め定められた期間内の組織の評価結果として未実施である場合は、該組織の存続期間が該予め定められた期間未満であるときは、第2の組織に分類することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記分類手段は、前記予め定められた期間内の組織の評価結果が有効であり、該有効の期間が無効の期間よりも新しい場合は、第2の組織に分類することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、前記分類手段は、前記予め定められた期間内の組織の評価結果が有効であり、該有効の期間が無効の期間よりも新しい場合以外は、第1の組織に分類することを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項7の発明は、コンピュータを、対象とする組織に対応する過去の組織を抽出する第1の抽出手段と、前記第1の抽出手段によって抽出された過去の組織における評価結果を抽出する第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段によって抽出された評価結果に基づいて、前記対象とする組織を今期評価すべき組織である第1の組織とそれ以外の組織である第2の組織に分類する分類手段と、前記第1の組織の数が今期評価すべき組織数に達しているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって今期評価すべき組織数に達していないと判断された場合は、前記第2の組織から無作為に今期評価すべき組織を抽出する第3の抽出手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、過去に組織変更があった場合、対応する過去の組織の評価結果に基づいて、今期評価すべき組織を抽出することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、予め定められた期間において、対応する過去の組織の評価結果に基づいて、今期評価すべき組織を抽出することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、評価結果として未実施である場合は、その組織の存続期間が予め定められた期間以上であるときは、第1の組織に分類することができる。
請求項4の情報処理装置によれば、評価結果として未実施である場合は、その組織の存続期間が予め定められた期間未満であるときは、第2の組織に分類することができる。
請求項5の情報処理装置によれば、評価結果として有効であり、その有効の期間が無効の期間よりも新しい場合は、第2の組織に分類することができる。
請求項6の情報処理装置によれば、評価結果として有効であり、その有効の期間が無効の期間よりも新しい場合以外は、第1の組織に分類することができる。
請求項7の情報処理プログラムによれば、過去に組織変更があった場合、対応する過去の組織の評価結果に基づいて、今期評価すべき組織を抽出することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態をマネジメント支援システムサーバーとして実現する場合の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を実現する場合のシステム構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態が対象とする組織変更の種類の例を示す説明図である。 組織の変更の例を示す説明図である。 組織の廃止の例を示す説明図である。 組織の新設の例を示す説明図である。 組織の統合の例を示す説明図である。 組織の分割の例を示す説明図である。 ローテーション設定テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 組織テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 組織変更履歴テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 プロセステーブルのデータ構造例を示す説明図である。 プロセス評価テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 必須評価リストのデータ構造例を示す説明図である。 無作為抽出リストのデータ構造例を示す説明図である。 組織テーブルと組織変更履歴テーブルとプロセステーブルとプロセス評価テーブルの関係例を示す説明図である。 前年の評価結果を用いる場合の例を示す説明図である。 3年ローテーションにおける過去の評価結果を用いる場合の例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
内部統制(例えば、J−SOX等)をはじめ各種マネジメントシステムにおいて、統制活動の評価が行われている。その評価において効率化に関する改善が行われている。統制活動の有効性を確認するために、全ての業務プロセス、組織に対して、毎年評価(テスト)を実施するのは管理部門、現場部門の大きな負担になる。
そこで、企業会計審議会内部統制委員会から公表されている「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準」においても、評価対象組織のローテーションによる効率化の例が示されている。具体的には、複数の組織(拠点、店舗等)で統一的な業務が実施されている場合、一部の組織の評価結果から全体の運用状況を推定できるとある。ただし、無作為抽出で、かつ一定期間で全ての組織を一巡するという条件がある。
この場合、複数年度に渡って組織構造が固定的であればローテーションによる効率化の恩恵を受け易いが、現実の企業活動では組織変更(統廃合を含む)は頻繁に行われており、予め定められた期間内に一巡することを考慮して評価対象を選定することは困難である。
本実施の形態である情報処理装置は、評価すべき組織を抽出するものであって、図1の例に示すように、過去組織抽出モジュール110、組織変更記憶モジュール115、評価結果抽出モジュール120、評価結果記憶モジュール125、分類モジュール130、判断モジュール140、無作為抽出モジュール150、出力モジュール160を有している。本実施の形態は、各組織の業務プロセスについて、組織変更の履歴情報から前年度以前の対応する組織の評価実績を遡って取得し、評価計画(具体的には、評価すべき組織の抽出)へ反映する。
本実施の形態は、例えば、前述の「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準」に定めているように、「例えば、複数の営業拠点や店舗を展開している場合において、統一的な規程により業務が実施されている、業務の意思決定に必要な情報と伝達が良好である、内部統制の同一性をモニタリングする内部監査が実施されている等、全社的な内部統制が良好に運用されていると評価される場合」に適用し得るものであり、そして、「全ての営業拠点について運用状況の評価を実施するのではなく、個々の事業拠点の特性に応じていくつかのグループに分け、各グループの一部の営業拠点に運用状況の評価を実施して、その結果により全体の内部統制の運用状況を推定し、評価することができる」ようにしている。なお、「評価対象とする営業拠点等については、計画策定の際に、一定期間で全ての営業拠点を一巡する点に留意しつつ、無作為抽出の方法を導入するなどその効果的な選定方法について検討する」ことを満たすようにしている。つまり、「統制上の要点として識別された内部統制の運用状況の評価は、原則として、毎期実施する必要がある。ただし、全社的な内部統制の評価結果が有効である場合には、評価範囲に含まれる業務プロセスに係る内部統制の評価について、財務報告の信頼性に与える影響の重要性を勘案し、内部統制の整備状況に重要な変更がない場合には、その旨を記録することで、前年度の内部統制の運用状況の評価結果を継続して利用することができる場合」があり、この場合に適用し得るものである。「これにより、業務プロセスに係る内部統制の運用状況の評価について、一定の複数会計期間内に一度の頻度で実施されることがあること」も満たすようにしている。
ここで、内部統制におけるプロセスの例を示す。例えば、購買に関して、発注プロセス、検収受入れプロセス等があり、原材料管理に関して、在庫計画プロセス、現物管理プロセス等があり、販売に関して、受注処理プロセス、梱包・出荷プロセス、輸送プロセス、請求プロセス、代金回収プロセス等がある。
例えば、販売に関して、複数の営業拠点で、統一的な規程で業務を実施、業務の意思決定に必要な情報の伝達が良好、内部統制の同一性監査済みであること等の全社的な内部統制が良好である場合には、一部の評価結果で全体の評価が推定可能となる。
過去組織抽出モジュール110は、組織変更記憶モジュール115、評価結果抽出モジュール120と接続されている。過去組織抽出モジュール110は、対象とする組織に対応する過去の組織を抽出する。また、過去組織抽出モジュール110は、組織変更記憶モジュール115から、対象とする組織について、予め定められた期間における過去の組織を抽出するようにしてもよい。予め定められた期間としては、例えば、ローテーション期間がある。ローテーション期間は、管理者等の操作によって定められている。ローテーション期間とは、統制活動の評価対象となっている全ての組織を評価するための期間である。したがって、((統制活動の評価対象となっている全ての組織数)/(ローテーション期間))が、単位期間(例えば、1年)における評価対象となる組織数である。
組織変更記憶モジュール115は、過去組織抽出モジュール110と接続されている。組織変更記憶モジュール115は、組織変更後の組織とその組織変更後における期間とその組織の組織変更前の組織とその組織変更前における期間とその組織変更の種類を対応させて記憶する。例えば、具体的には、図12を用いて後述する組織変更履歴テーブル1200を記憶している。組織変更後における期間、組織変更前における期間としては、組織変更後のその組織の存続期間、組織変更前のその組織の存続期間を示すものであればよく、例えば、年度があり、年度毎に組織を記憶するようにしてもよい。もちろんのことながら、記憶する組織としては、組織名、組織ID等が該当する。組織変更の種類としては、例えば、具体的には、図4を用いて後述する変更410、廃止420、新設430、統合440、分割450がある。
評価結果抽出モジュール120は、過去組織抽出モジュール110、評価結果記憶モジュール125、分類モジュール130と接続されている。評価結果抽出モジュール120は、過去組織抽出モジュール110によって抽出された過去の組織における評価結果を抽出する。また、評価結果抽出モジュール120は、評価結果記憶モジュール125から、過去の組織における予め定められた期間内の評価結果を抽出するようにしてもよい。例えば、具体的には、図14を用いて後述するプロセス評価テーブル1400を記憶している。評価結果としては、例えば、具体的には、未実施(その期間において統制活動の評価対象ではなかったこと)、有効(その期間の統制活動の評価が合格であること)、無効(その期間の統制活動の評価が不合格であること)がある。
評価結果記憶モジュール125は、評価結果抽出モジュール120と接続されている。評価結果記憶モジュール125は、期間と組織とその組織のその期間における評価結果を対応させて記憶する。例えば、具体的には、図14を用いて後述するプロセス評価テーブル1400を記憶している。
分類モジュール130は、評価結果抽出モジュール120、判断モジュール140と接続されている。分類モジュール130は、評価結果抽出モジュール120によって抽出された評価結果に基づいて、対象とする組織を今期評価すべき組織である第1の組織とそれ以外の組織である第2の組織に分類する。例えば、具体的には、第1の組織を、図15を用いて後述する必須評価リスト1500として記憶し、第2の組織を、図16を用いて後述する無作為抽出リスト1600として記憶する。ここで、第1の組織は、今期評価すべき組織であり、第2の組織は、第1の組織数が今期評価すべき組織数に満たない場合に、今期評価すべき組織として選択対象となるものである。
また、分類モジュール130は、予め定められた期間内の組織の評価結果として未実施である場合は、その組織の存続期間がその予め定められた期間以上であるときは、第1の組織に分類するようにしてもよい。つまり、ローテーション期間中、一度も評価対象となっていない場合である。
また、分類モジュール130は、予め定められた期間内の組織の評価結果として未実施である場合は、その組織の存続期間がその予め定められた期間未満であるときは、第2の組織に分類するようにしてもよい。つまり、組織の存続期間中、一度も評価対象となっていないが、その存続期間は、ローテーション期間未満である場合である。
また、分類モジュール130は、予め定められた期間内の組織の評価結果が有効であり、その有効の期間が無効の期間よりも新しい場合(A)は、第2の組織に分類するようにしてもよい。つまり、少なくとも前期(今期の一期前)の評価結果が有効である場合である。なお、過去のローテーション期間中、無効がない場合(例えば、全ての評価結果が有効である場合、少なくともローテーション期間中に評価結果有効が1つ以上あって他が未実施である場合)も第2の組織に分類するようにしてもよい。
また、分類モジュール130は、予め定められた期間内の組織の評価結果が有効であり、その有効の期間が無効の期間よりも新しい場合以外は、第1の組織に分類するようにしてもよい。前述の場合(A)以外の場合についての処理である。つまり、少なくとも前期の評価結果が無効である場合である。なお、過去のローテーション期間中、全ての評価結果が無効である場合も第1の組織に分類する。
判断モジュール140は、分類モジュール130、無作為抽出モジュール150、出力モジュール160と接続されている。判断モジュール140は、第1の組織の数が今期評価すべき組織数に達しているか否かを判断する。例えば、具体的には、必須評価リスト1500内の組織数が((統制活動の評価対象となっている全ての組織数)/(ローテーション期間))未満であるか否かを判断する。第1の組織の数が今期評価すべき組織数以上である場合は、無作為抽出モジュール150による処理は行われない。
無作為抽出モジュール150は、判断モジュール140、出力モジュール160と接続されている。無作為抽出モジュール150は、判断モジュール140によって今期評価すべき組織数に達していないと判断された場合は、第2の組織から無作為に今期評価すべき組織を抽出する。なお、無作為抽出モジュール150が抽出する組織数は、((今期評価すべき組織数)−(第1の組織の数))である。無作為に抽出するとは、例えば、乱数(擬似乱数を含む)を用いて選択すればよい。そして、例えば、具体的には、必須評価リスト1500に抽出した組織を記憶する。
出力モジュール160は、判断モジュール140、無作為抽出モジュール150と接続されている。出力モジュール160は、判断モジュール140によって第1の組織の数が今期評価すべき組織数に達していると判断された場合は、分類モジュール130によって第1の組織に分類された組織を、今期評価すべき組織として出力する。また、判断モジュール140によって第1の組織の数が今期評価すべき組織数に達していないと判断された場合は、分類モジュール130によって第1の組織に分類された組織に無作為抽出モジュール150によって抽出された組織を加えて、今期評価すべき組織として出力する。なお、出力するとは、例えば、プリンタ等の印刷装置で印刷すること、ディスプレイ等の表示装置に表示すること、メモリーカード等の記憶媒体に記憶すること、他の情報処理装置(例えば、統制活動の評価計画システム)へ渡すこと等が含まれる。
図2は、本実施の形態をマネジメント支援システムサーバー200として実現する場合の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
マネジメント支援システムサーバー200は、評価計画モジュール100、プロセス管理モジュール210、プロセスDB(DataBase)215、組織管理モジュール220、組織DB225、年度管理モジュール230、組織履歴DB235、ローテーション管理モジュール240、ローテーション設定DB245を有している。マネジメント支援システムサーバー200は、管理者が使用する管理端末280、一般利用者が使用するクライアント端末290からの指示に応じて処理を行う。
評価計画モジュール100は、プロセス管理モジュール210、ローテーション管理モジュール240と接続されている。評価計画モジュール100内には、図1の例に示すモジュールが含まれている。評価計画モジュール100は、プロセス管理モジュール210から、プロセス情報及び担当組織情報を取得し、ローテーション管理モジュール240から、ローテーション設定を取得する。
プロセス管理モジュール210は、評価計画モジュール100、プロセスDB215、組織管理モジュール220と接続されている。プロセス管理モジュール210は、プロセスDB215に対して、プロセスの追加、編集、削除を行い、組織管理モジュール220に対して、そのプロセスの担当組織を割り当てる。
プロセスDB215は、プロセス管理モジュール210と接続されている。例えば、具体的には、図13、図14を用いて後述するプロセステーブル1300、プロセス評価テーブル1400を記憶している。
組織管理モジュール220は、プロセス管理モジュール210、組織DB225と接続されている。組織管理モジュール220は、組織DB225に対して、組織の新設(追加)、変更(更新)、廃止、統合、分割を行う。
組織DB225は、組織管理モジュール220と接続されている。例えば、具体的には、図11を用いて後述する組織テーブル1100を記憶している。
年度管理モジュール230は、組織履歴DB235と接続されている。年度管理モジュール230は、組織履歴DB235に対して、年度移行、履歴保存を行う。
組織履歴DB235は、年度管理モジュール230と接続されている。例えば、具体的には、図12を用いて後述する組織変更履歴テーブル1200を記憶している。
ローテーション管理モジュール240は、評価計画モジュール100、ローテーション設定DB245と接続されている。ローテーション管理モジュール240は、ローテーション設定DB245に対して、ローテーション期間を設定、更新する。
ローテーション設定DB245は、ローテーション管理モジュール240と接続されている。例えば、具体的には、図10を用いて後述するローテーション設定テーブル1000を記憶している。
管理端末280は、マネジメント支援システムサーバー200に対して、管理指示の操作を行う。
クライアント端末290は、マネジメント支援システムサーバー200に対して、評価計画作成指示の操作を行う。
図3は、本実施の形態を実現する場合のシステム構成例についての概念的なモジュール構成図である。
マネジメント支援システムサーバー200、管理端末280、クライアント端末290は、それぞれ通信回線299を介して接続されている。管理端末280、クライアント端末290はそれぞれ複数あってもよい。通信回線299は、無線、有線、その混合のいずれの回線であってもよい。
図4は、本実施の形態が対象とする組織変更の種類の例を示す説明図である。組織変更の種類として、変更410、廃止420、新設430、統合440、分割450の5種類がある。ここで示す変更410等は、組織変更のルールを示しており、例えば、変更410内の条件を満たしている場合に、組織変更として変更410であると判定する。
変更410は、存続組織があり(存続組織:あり)、新組織があり(新組織:1)、旧組織がある(旧組織:1)ことを示している。存続組織とは、組織変更の前後で、対応する組織があることをいう。なお、ここでは、組織と年度を対応させた組み合わせとして組織を定義しているので、年度をまたがって組織(実質的な組織)に変更がない場合でも、変更410となる。もちろんのことながら、組織の属性として年度を定義するようにしてもよく、その場合は、組織変更の種類として、「継続」が加わることになる。
廃止420は、存続組織が無く(存続組織:なし)、新組織が無く(新組織:0)、旧組織がある(旧組織:1)ことを示している。
新設430は、存続組織が無く(存続組織:なし)、新組織があり(新組織:1)、旧組織が無い(旧組織:0)ことを示している。
統合440は、存続組織があり(存続組織:あり)、新組織が1つあり(新組織:1)、旧組織がNある(旧組織:N)ことを示している。なお、Nは2以上の整数である。
分割450は、存続組織があり(存続組織:あり)、新組織がNあり(新組織:N)、旧組織が1つある(旧組織:1)ことを示している。
図5は、組織の変更410の例を示す説明図である。
図5(b)の例に示す2010年度組織510は、プロセスP1:512に対応して組織010−1:514があることを示している。そして、翌年度は、図5(c)の例に示す2011年度組織520のように、組織010−1:524が組織011−1:526に変更され、プロセスP1:522に対応しているのは組織011−1:526であることを示している。
図6は、組織の廃止420の例を示す説明図である。
図6(b)の例に示す2010年度組織610は、プロセスP1:612に対応して組織010−1:614があることを示している。そして、翌年度は、図6(c)の例に示す2011年度組織620のように、組織010−1:624が廃止されて組織なし626となっており、プロセスP1:622に対応する組織が無いことを示している。
図7は、組織の新設430の例を示す説明図である。
図7(b)の例に示す2010年度組織710は、プロセスP1:712に対応した組織が無いことを示している。そして、翌年度は、図7(c)の例に示す2011年度組織720のように、プロセスP1:722に対応して、組織011−1:726が新設されていること(前年は組織なし724)を示している。
図8は、組織の統合440の例を示す説明図である。
図8(b)の例に示す2010年度組織810は、プロセスP1:812に対応して組織010−1:814、組織010−2:816があることを示している。そして、翌年度は、図8(c)の例に示す2011年度組織820のように、組織010−1:824と組織010−2:826が組織011−1:828に統合され、プロセスP1:822に対応しているのは組織011−1:828であることを示している。
図9は、組織の分割450の例を示す説明図である。
図9(b)の例に示す2010年度組織910は、プロセスP1:912に対応して組織010−1:914があることを示している。そして、翌年度は、図9(c)の例に示す2011年度組織920のように、組織010−1:924が組織011−1:926と組織011−2:928に分割され、プロセスP1:922に対応しているのは組織011−1:926と組織011−2:928であることを示している。
図10は、ローテーション設定テーブル1000のデータ構造例を示す説明図である。
ローテーション設定テーブル1000は、設定項目名欄1010、値欄1020を有している。なお、ローテーション設定テーブル1000は、ローテーション設定DB245に記憶されている。設定項目名欄1010は、設定項目名(例えば、「ローテーション設定」)を記憶する。値欄1020は、その設定項目の値(例えば、ローテーション期間として3年であることを示す「3」)を記憶する。
図11は、組織テーブル1100のデータ構造例を示す説明図である。
組織テーブル1100は、期間ID欄1110、組織ID欄1120、組織名称欄1130を有している。なお、組織テーブル1100は、組織DB225に記憶されている。期間ID欄1110は、期間を本実施の形態で一意に識別するための情報である期間ID(IDentification、例えば、年度を示す情報)を記憶する。組織ID欄1120は、組織を本実施の形態で一意に識別するための情報である組織IDを記憶する。組織名称欄1130は、組織の名称を記憶する。
図12は、組織変更履歴テーブル1200のデータ構造例を示す説明図である。
組織変更履歴テーブル1200は、組織変更ID欄1210、変更後期間ID欄1220、変更後組織ID欄1230、変更前期間ID欄1240、変更前組織ID欄1250、変更タイプ欄1260を有している。なお、組織変更履歴テーブル1200は、組織履歴DB235に記憶されている。組織変更ID欄1210は、組織変更を本実施の形態で一意に識別するための情報である組織変更IDを記憶する。変更後期間ID欄1220は、組織変更後の期間を本実施の形態で一意に識別するための情報である変更後期間IDを記憶する。変更後組織ID欄1230は、組織変更後の組織の組織IDである変更後組織IDを記憶する。変更前期間ID欄1240は、組織変更前の期間を本実施の形態で一意に識別するための情報である変更前期間IDを記憶する。変更前組織ID欄1250は、組織変更前の組織の組織IDである変更前組織IDを記憶する。変更タイプ欄1260は、組織変更のタイプ(例えば、変更410、廃止420等)を記憶する。
変更タイプが変更410の場合は、変更後組織ID欄1230と変更前組織ID欄1250は一対一に対応する。変更タイプが廃止420の場合は、変更後組織ID欄1230はNULLとなる。変更タイプが新設430の場合は、変更前組織ID欄1250はNULLとなる。変更タイプが統合440の場合は、変更後組織ID欄1230と変更前組織ID欄1250は1対Nに対応する。変更タイプが分割450の場合は、変更後組織ID欄1230と変更前組織ID欄1250はN対1に対応する。
したがって、前年(対象としている期間の前の期間)の対応する組織は、変更タイプが変更410の場合は1つであり、変更タイプが新設430の場合は無く、変更タイプが統合440の場合はN個である。そして、変更タイプが分割450の場合は1であるが、対象としている期間の組織がNとなる。
図13は、プロセステーブル1300のデータ構造例を示す説明図である。
プロセステーブル1300は、業務プロセスID欄1310、業務プロセス名欄1320、期間ID欄1330、オーナー組織ID欄1340を有している。なお、プロセステーブル1300は、プロセスDB215に記憶されている。業務プロセスID欄1310は、業務プロセスを本実施の形態で一意に識別するための情報である業務プロセスIDを記憶する。業務プロセス名欄1320は、その業務プロセスIDの業務プロセス名を記憶する。期間ID欄1330は、その業務プロセスに対応する期間の期間IDを記憶する。オーナー組織ID欄1340は、その業務プロセスに対応する組織の組織IDを記憶する。図13の例では、「受注処理プロセス(業務プロセスID:1)」について、11年度については、対応する組織の組織IDは「1」、「2」、「3」、「4」、「5」であることを示している。
図14は、プロセス評価テーブル1400のデータ構造例を示す説明図である。
プロセス評価テーブル1400は、業務プロセスID欄1410、期間ID欄1420、オーナー組織ID欄1430、評価結果欄1440を有している。なお、プロセス評価テーブル1400は、プロセスDB215に記憶されている。業務プロセスID欄1410は、業務プロセスIDを記憶する。期間ID欄1420は、期間IDを記憶する。オーナー組織ID欄1430は、組織の組織IDを記憶する。評価結果欄1440は、その業務プロセスID(業務プロセスID欄1410)の業務プロセスに対応する組織(オーナー組織ID欄1430)について、期間ID欄1420の期間における評価結果を記憶する。例えば、未実施、有効、無効がある。
図15は、必須評価リスト1500のデータ構造例を示す説明図である。
必須評価リスト1500は、組織ID欄1510を有している。必須評価リスト1500は、分類モジュール130による処理結果を記憶する。組織ID欄1510は、今期評価すべき組織(第1の組織)の組織IDを記憶する。また、必須評価リスト1500は、無作為抽出モジュール150によって追加され得る。
図16は、無作為抽出リスト1600のデータ構造例を示す説明図である。
無作為抽出リスト1600は、組織ID欄1610を有している。無作為抽出リスト1600は、分類モジュール130による処理結果を記憶する。組織ID欄1610は、分類モジュール130によって第2の組織として分類された組織の組織IDを記憶する。また、無作為抽出リスト1600は、無作為抽出モジュール150によって変更され得る。
図17は、組織テーブル1100と組織変更履歴テーブル1200とプロセステーブル1300とプロセス評価テーブル1400の関係(リレーショナル)例を示す説明図である。
組織テーブル1100の組織ID欄1120は、組織変更履歴テーブル1200の変更後組織ID欄1230、変更前組織ID欄1250、プロセス評価テーブル1400のオーナー組織ID欄1430に対応している。
組織テーブル1100の期間ID欄1110は、プロセステーブル1300の期間ID欄1330に対応している。
プロセステーブル1300の業務プロセスID欄1310は、プロセス評価テーブル1400の業務プロセスID欄1410に対応している。
各モジュールは、この関係を用いて、各テーブルから情報を抽出する。
図18は、前年の評価結果を用いる場合の例を示す説明図である。
2011年度計画1820では、プロセスP1:1810に、組織11−1:1822、組織11−2:1824、組織11−3:1826、組織11−4:1828、組織11−5:1832が対応付けられている。実線で囲まれている組織(年度IDと組織IDの組み合わせで表現している)は評価対象であることを示している(例えば、組織10−1:1842、組織11−1:1822、組織11−2:1824等)。二重線で囲まれている組織は評価対象外(評価が行われなかった)であることを示している(例えば、組織10−2:1844、組織11−4:1828)。点線で囲まれている組織は非存在であることを示している(例えば、組織なし1830、組織なし1850)。
例えば、本実施の形態によらずに、評価対象組織のローテーションによる効率化を図ろうとした場合は、前年(2010年度)に良好な結果を得て、今年(2011年度)における運用評価の軽減措置を受けられるのは組織11−4:1828だけである。組織11−1:1822、組織11−2:1824は、組織10−1:1842が分割された組織であり、組織10−1:1842は前年において評価対象であったが、本実施の形態の形態を用いない場合は、新設組織と区別が付かず、軽減対象とならないことになってしまう。
図19は、本実施の形態によって、3年ローテーションにおける過去の評価結果を用いる場合の例を示す説明図である。また、2010年度、2011年度のテスト実施対象組織数は2である。つまり、2010年度はプロセスP1:1910に対応する組織数は4であり、テスト実施対象組織数は2(4/3:小数点以下繰上)、2011年度はプロセスP1:1910に対応する組織数は5であり、テスト実施対象組織数は2(5/3:小数点以下繰上)である。
2011年度計画1920では、プロセスP1:1910に、組織11−1:1922、組織11−2:1924、組織11−3:1926、組織11−4:1928、組織11−5:1932が対応付けられている。実線、二重線、点線で囲まれている組織の意味は、図18と同様である。
組織10−4:1948(実線の太線枠の組織)は、過去2年(2009年度、2008年度)以内にテスト未実施のため、2010年度でのテスト実施は必須である。
組織10−1:1942は、2009年度に組織09−1:1962がテスト実施(結果:良好)しているため、2010年度において、テスト実施は必須ではない。実際、テストは実施されなかった。
組織10−2:1944は、2010年度に組織09−2:1964と組織09−3:1966が統合されたものである。統合元の組織09−3:1966は前年度(2009年度)テスト実施(結果:良好)している。一方、統合元の組織09−2:1964は前年度(2009年度)テスト未実施だが、その前年(2008年度、過去2年以内)に対応する組織08−2:1984がテスト実施(結果:良好)している。そのため、組織10−2:1944は、2010年度において、テスト実施は必須ではない。実際、テストは実施されなかった。
組織10−3:1946は、前々年(2008年度)に組織08−4:1988がテスト実施(結果:良好)しているため、2010年度において、テスト実施は必須ではない。
したがって、組織10−1:1942、組織10−2:1944、組織10−3:1946は、2010年度において、ランダムサンプリング対象である。ここでは組織10−3:1946がサンプリング(テスト実施、結果:良好)されたものとする。
組織11−1:1922、組織11−2:1924は、2010年度の組織10−1:1942が分割されたものである。そして、組織10−1:1942に対応する組織09−1:1962が2009年度(過去2年以内)にテスト実施(結果:良好)しているため、2011年度計画1920において、組織11−1:1922、組織11−2:1924は、テスト実施は必須ではない。
組織11−3:1926(実線の太線枠の組織)は、組織09−3:1966が2009年度にテスト実施(結果:良好)しているが、組織09−2:1964が2009年度(過去2年以内)にテスト未実施のため、2011年度計画1920におけるテスト実施は必須である。
組織11−4:1928は、2010年度に組織10−3:1946がテスト実施(結果:良好)しているため、2011年度計画1920において、テスト実施は必須ではない。実際、テストは実施されなかった。
組織11−5:1932は、2011年度に新設のため、テスト実施は必須ではない。
したがって、組織11−1:1922、組織11−2:1924、組織11−4:1928、組織11−5:1932は、2011年度計画1920において、ランダムサンプリング対象である。ここでは組織11−5:1932がサンプリング(テスト実施、結果:良好)されたものとする。
図20は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
なお、この処理に先立って、ローテーション期間の設定処理、年度の更新処理、組織テーブル1100、組織変更履歴テーブル1200の更新処理を行う。また、業務プロセス毎に、評価計画を作成する。
ステップS2002では、ローテーション管理モジュール240が、ローテーション設定DB245内のローテーション設定テーブル1000からローテーション期間を取得する。ローテーション期間は予め定められた値である。
ステップS2004では、プロセス管理モジュール210が、プロセスDB215内のプロセステーブル1300からプロセス一覧を取得する。そして、対象とする期間(例えば、今年度)におけるテスト実施対象の業務プロセスが選択される。選択は、管理者の操作によって選択されてもよいし、予め定められた業務プロセスが選択されてもよい。
ステップS2006では、組織管理モジュール220が、プロセス担当組織を更新する。なお、この処理は、業務プロセス数分だけ繰り返して行われる。業務プロセスと組織の対応を更新する。更新は、管理者の操作によって更新されてもよいし、予め定められた処理によって業務プロセスと組織の対応を更新してもよい。
ステップS2008では、評価計画モジュール100が、プロセス評価を計画する。なお、この処理は、業務プロセス数分だけ繰り返して行われる。詳細な処理については、図21の例に示すフローチャートを用いて後述する。
図21は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS2102では、評価計画モジュール100が、プロセス管理モジュール210から担当組織一覧を取得する。対象としている業務プロセスに対応する組織数はNであるとする。詳細な処理については、図22の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS2104では、過去組織抽出モジュール110が、R年(ローテーション期間)以内に有効な評価があるか否かを判断し、有効の場合はステップS2106へ進み、無効の場合はステップS2108へ進み、未実施の場合はステップS2110へ進む。
ステップS2106では、分類モジュール130が、その組織を無作為抽出リスト1600に追加する。
ステップS2108では、分類モジュール130が、その組織を必須評価リスト1500に追加する。
ステップS2110では、分類モジュール130が、組織存続期間がR年以上であるか否かを判断し、R年以上である場合はステップステップS2112へ進み、それ以外の場合はステップS2114へ進む。ここで、組織存続期間とは、新設430からの期間であり、変更410、統合440、分割450を含む。
ステップS2112では、分類モジュール130が、その組織を必須評価リスト1500に追加する。
ステップS2114では、分類モジュール130が、その組織を無作為抽出リスト1600に追加する。
ステップS2116では、判断モジュール140が、評価リスト数>=(N/R)であるか否かを判断し、評価リスト数>=(N/R)である場合はステップS2120へ進み、それ以外の場合はステップS2118へ進む。評価リスト数とは、必須評価リスト1500内の組織数である。
ステップS2118では、無作為抽出モジュール150が、無作為抽出を実行する。サンプリング数はN/R−評価リスト数であり、母集団は無作為抽出リスト1600である。
ステップS2120では、出力モジュール160が、必須評価リスト1500内の組織とサンプリング結果の組織(ステップS2118の処理が行われていない場合は、サンプリング結果の組織は無い)を当年度の評価対象に設定し、出力する。
図22は、本実施の形態による処理例を示すフローチャート(図21の例に示したフローチャート内のステップS2104の処理の詳細フローチャート)である。ここでのフローチャートは、変更タイプ:変更と分割は1レコードずつ処理する。
ステップS2202では、過去組織抽出モジュール110が、対象組織として、評価計画対象期間の組織を抽出する。つまり、業務プロセスに対応している組織を抽出する。なお、ステップS2202では、変更タイプ:削除は評価対象期間に含まれないので処理対象外とする。
ステップS2204では、過去組織抽出モジュール110が、組織変更履歴テーブル1200を参照して、変更後組織について、過去の対象組織の履歴を取得する。なお、ステップS2204では、変更タイプ:統合の場合は複数履歴が該当する。
ステップS2206では、過去組織抽出モジュール110が、変更前組織があるか否かを判断し、ある場合(Y)はステップS2208へ進み、それ以外の場合(N)はステップS2214へ進む。ステップS2206でNの場合は、変更タイプ:新設の場合は変更前組織が無い。具体的には、組織変更履歴テーブル1200内の変更前組織ID欄1250に組織IDがあるか否かを判断すればよい。
ステップS2208では、評価結果抽出モジュール120が、該当履歴の変更前組織のプロセス評価テーブル1400内の評価結果を取得する。
ステップS2210では、評価結果抽出モジュール120が、R年分取得したか否かを判断し、取得した場合(Y)はステップS2214へ進み、それ以外の場合(N)はステップS2212へ進む。
ステップS2212では、過去組織抽出モジュール110が、対象組織として変更前組織を抽出する。そして、ステップS2204へ戻る。
ステップS2214では、分類モジュール130が、評価がR年内において全て未実施であるか否かを判断し、全て未実施の場合(Y)はステップS2110へ進み、それ以外の場合(N)はステップS2216へ進む。
ステップS2216では、分類モジュール130が、有効が無効より新しいor無効なしであるか否かを判断し、有効が無効より新しい又は無効なしの場合(Y)はステップS2106へ進み、それ以外の場合(N)はステップS2108へ進む。ステップS2108へ進む場合は、例えば、前年が無効の評価の場合である。なお、対象組織が複数の場合は、全ての対象組織において、有効が無効より新しいor無効なしである場合に、ステップS2106へ進む。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図23に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU2301を用い、記憶装置としてRAM2302、ROM2303、HD2304を用いている。HD2304として、例えばハードディスクを用いてもよい。過去組織抽出モジュール110、評価結果抽出モジュール120、分類モジュール130、判断モジュール140、無作為抽出モジュール150、出力モジュール160、プロセス管理モジュール210、組織管理モジュール220、年度管理モジュール230、ローテーション管理モジュール240等のプログラムを実行するCPU2301と、そのプログラムやデータを記憶するRAM2302と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM2303と、補助記憶装置であるHD2304と、キーボード、マウス、タッチパネル等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置2306と、CRT、液晶ディスプレイ等の出力装置2305と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース2307、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス2308により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図23に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図23に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図23に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…評価計画モジュール
110…過去組織抽出モジュール
115…組織変更記憶モジュール
120…評価結果抽出モジュール
125…評価結果記憶モジュール
130…分類モジュール
140…判断モジュール
150…無作為抽出モジュール
160…出力モジュール
200…マネジメント支援システムサーバー
210…プロセス管理モジュール
215…プロセスDB
220…組織管理モジュール
225…組織DB
230…年度管理モジュール
235…組織履歴DB
240…ローテーション管理モジュール
245…ローテーション設定DB
280…管理端末
290…クライアント端末
299…通信回線

Claims (7)

  1. 対象とする組織に対応する過去の組織を抽出する第1の抽出手段と、
    前記第1の抽出手段によって抽出された過去の組織における評価結果を抽出する第2の抽出手段と、
    前記第2の抽出手段によって抽出された評価結果に基づいて、前記対象とする組織を今期評価すべき組織である第1の組織とそれ以外の組織である第2の組織に分類する分類手段と、
    前記第1の組織の数が今期評価すべき組織数に達しているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって今期評価すべき組織数に達していないと判断された場合は、前記第2の組織から無作為に今期評価すべき組織を抽出する第3の抽出手段
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 組織変更後の組織と該組織変更後における期間と該組織の組織変更前の組織と該組織変更前における期間と該組織変更の種類を対応させて記憶する第1の記憶手段と、
    期間と組織と該組織の該期間における評価結果を対応させて記憶する第2の記憶手段
    をさらに具備し、
    前記第1の抽出手段は、前記第1の記憶手段から、前記対象とする組織について、予め定められた期間における過去の組織を抽出し、
    前記第2の抽出手段は、前記第2の記憶手段から、前記過去の組織における前記予め定められた期間内の評価結果を抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記分類手段は、前記予め定められた期間内の組織の評価結果として未実施である場合は、該組織の存続期間が該予め定められた期間以上であるときは、第1の組織に分類する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記分類手段は、前記予め定められた期間内の組織の評価結果として未実施である場合は、該組織の存続期間が該予め定められた期間未満であるときは、第2の組織に分類する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記分類手段は、前記予め定められた期間内の組織の評価結果が有効であり、該有効の期間が無効の期間よりも新しい場合は、第2の組織に分類する
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記分類手段は、前記予め定められた期間内の組織の評価結果が有効であり、該有効の期間が無効の期間よりも新しい場合以外は、第1の組織に分類する
    ことを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. コンピュータを、
    対象とする組織に対応する過去の組織を抽出する第1の抽出手段と、
    前記第1の抽出手段によって抽出された過去の組織における評価結果を抽出する第2の抽出手段と、
    前記第2の抽出手段によって抽出された評価結果に基づいて、前記対象とする組織を今期評価すべき組織である第1の組織とそれ以外の組織である第2の組織に分類する分類手段と、
    前記第1の組織の数が今期評価すべき組織数に達しているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって今期評価すべき組織数に達していないと判断された場合は、前記第2の組織から無作為に今期評価すべき組織を抽出する第3の抽出手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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