JP2013225066A - ベルト搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルトガイドの破損の防止と主走査方向位置を安定させることが可能なベルト搬送装置を提供する。
【解決手段】無端ベルトと、ベルトガイドと接触する第1ベルトガイド受け部材を有する第1ローラと、第1ベルトガイド受け部材がベルトガイドから受ける荷重を検出する第1荷重検出手段23aと、ベルト寄り量を調節する第1ステアリング手段18aと、ベルトガイドと接触する第2ベルトガイド受け部材を有する第2ローラと、第2ベルトガイド受け部材がベルトガイドから受ける荷重を検出する第2荷重検出手段23bと、ベルト寄り量を調節する第2ステアリング手段18bとを有し、第1荷重検出手段23aによる検出値が所定範囲内となるように第1ステアリング手段18aを動作させると共に、第2荷重検出手段23bによる検出値が所定範囲内となるように第2ステアリング手段18bを動作させる制御手段17を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は走行駆動される無端ベルトを用いたベルト搬送装置及びこれを用いる画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置では、感光体ベルトや用紙搬送ベルトや中間転写ベルト等、無端状のベルト部材が多く用いられている。このようなベルト搬送装置では、ベルトを張架するローラの形状や組み付け時に生じる傾斜及びベルトが元々有するベルト幅の周長差等により、ベルトが搬送方向と直交する幅方向に移動するいわゆるベルト寄りや、ベルトの進行方向が理想的な進行方向に対して傾いて搬送される斜行が生じる。カラー画像形成装置では、ベルト搬送方向に沿って順番に異なる色の画像を形成する画像形成手段を並べ、ベルト搬送される像担持体上に各色を重ね合わせてカラー画像を形成するが、ベルトに寄りや斜行が生じると各色の画像形成位置においてベルトの幅方向位置が異なり、色ずれが生じてしまう。
ベルトの寄りを防止する技術としては、ベルトの幅方向端部に全周にわたって凸形状のガイド部材を形成し、ベルトを張架するローラの端部とガイド部材とが接触することでベルトの寄りが停止するように構成されたベルトガイドの技術が知られている。また、ベルトの寄りを補正する技術としては、ベルト幅方向端部位置を検出し、検出結果に応じてベルトを張架しているローラの何れかを傾斜させることで寄り量を変更してベルトの寄りを停止させるステアリングの技術が既に知られている。
また、例えば「特許文献1」には、感光体及び転写装置の無端ベルトが、各ユニット間のガタやベルトの寄りによって主走査方向における位置がずれることによる色ずれの画像劣化を防止する目的で、無端ベルトの幅方向端部のうちの何れか一方の近傍に全周にわたって一定幅のガイド部材を設けると共に、無端ベルトに対してガイド部材が設けられた幅方向の端部とは反対側の端部方向に寄せる力を付与するベルト寄せ手段を設け、無端ベルトはガイド部材が像担持体に設けられたガイド部で幅方向の位置を規制されながら回転駆動され、ベルト寄せ手段は無端ベルトのガイド部材を設けた端部とは反対側の端部の裏面近傍に全周にわたって設けられた張力受け部材と、像担持体に対向する転写部材の同軸上に配設され軸方向に移動可能な転写部材とほぼ同一径であって張力受け部材に接触して張力を付与する張力付与部材と、この張力付与部材に張力受け部材側への付勢力を付与する付勢部材とを用いて構成されたベルト装置が開示されている。
従来のベルトガイドによりベルト寄りを防止する技術では、ベルトガイドの耐久性に問題があった。ベルトガイドはローラの端部等とほとんど常時接触しながら移動することになり、ベルトの寄り量が大きい場合にはベルトガイドの接触部は大きな力を受け続けることとなるため、経時においてベルトガイドが摩耗したりベルトから剥離したり破損したりするといった問題が生じる。
また、ベルトの幅方向端部位置を検出し、ステアリングローラの傾斜角度を変化させることでベルトの寄りを制御する場合には、環境や経時の変化によりベルト幅方向で周長差が変化する場合や、カラー画像形成装置においては色替えのためにローラ位置を移動することによりローラ同士の平行度が変化する場合等、種々の要因によって生じるベルト寄りに対応しようとすると、検出部のベルト端部は所定の位置に維持していてもベルトの(例えば中心線の)姿勢や傾きは一定にはならず、ベルトの寄りは停止していても姿勢や傾きが異なっているためにカラー画像形成装置での色ずれの状態が変化してしまうという問題点がある。「特許文献1」に開示された技術においても、ベルトガイドがベルトガイドを規制する部材と常時接触してその力がベルトガイドの許容力近辺で接触し続けた場合にベルトガイドが破損してしまう。これはベルトを寄せる力を付与するベルト寄せ手段の力がベルトを破損させることのない力に設定されていたとしても、ベルト装置の状態(全ての張架ローラの角度関係や幅方向のベルト周長差変動等)によってはベルトガイドを破損するような接触力となる場合もあり得る。
本発明は上述の問題点を解決し、ベルトガイドの破損を防止しつつベルトの主走査方向位置を安定させることが可能なベルト搬送装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、複数のローラによって張架されその幅方向の一端部近傍に全周にわたって設けられたベルトガイドを有する走行可能な無端ベルトと、前記複数のローラのうちの1つであって前記一端部側に前記ベルトガイドと接触する第1ベルトガイド受け部材を有する第1ローラと、第1ローラの近傍に配設され第1ベルトガイド受け部材がベルトガイドから受ける荷重を検出する第1荷重検出手段と、前記無端ベルトが前記幅方向に移動するベルト寄り量を調節する第1ステアリング手段と、前記複数のローラのうちの1つであって前記一端部側に前記ベルトガイドと接触する第2ベルトガイド受け部材を有する第2ローラと、第2ローラの近傍に配設され第2ベルトガイド受け部材がベルトガイドから受ける荷重を検出する第2荷重検出手段と、前記無端ベルトが前記幅方向に移動するベルト寄り量を調節する第2ステアリング手段とを有し、前記無端ベルトの所定位置の上流側に第1ローラを下流側に第2ローラをそれぞれ配置し、第1荷重検出手段による検出値が所定範囲内となるように第1ステアリング手段を動作させると共に、第2荷重検出手段による検出値が所定範囲内となるように第2ステアリング手段を動作させる制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、荷重検出手段の検出値が所定範囲内に収まるようにステアリング手段の傾斜角度を制御し、ベルトガイドが常時ベルトガイド受け部材に所定範囲内の力を及ぼすように接触する状態とすることで、ベルトガイドの摩耗及び破損を防止することができる。また、第1ローラ及び第2ローラのそれぞれの位置においてベルトガイドの荷重が安定していることは、中間転写ベルトの幅方向位置がほぼ同じとなっている状態であるので中間転写ベルトの姿勢(中心線の傾き)も安定した状態となっており、カラー画像形成装置であれば1次転写面において各色画像を形成していくときに色ずれが生じにくくなり、良好な画像形成を行うことができる。
本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置の概略図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる第1ローラを説明する概略図である。 本発明の第2の実施形態に用いられる第1ローラを説明する概略図である。 本発明の各実施形態に用いられるステアリング手段を説明する概略図である。 本発明の各実施形態に用いられるカラープリンタの中間転写ベルトにおける第1ローラ及び第2ローラの配置について説明する概略図である。 本発明の各実施形態に用いられる制御手段のブロック図である。 本発明の各実施形態における動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に用いられる各ステアリング手段を説明する概略図である。
図1は、本発明の一実施形態を採用した画像形成装置であるカラープリンタ50の画像形成部要部の概略図である。同図において感光体1は帯電装置2により表面が一様な電位となるように帯電され、感光体1は図中矢印方向に回転して帯電工程後に露光部にて形成する画像情報に基づいて画像部と非画像部とを分けて露光3が行われることにより、その表面に静電潜像が形成される。形成された静電潜像の画像部には現像装置4によってトナーが付着されてトナー像(顕像)が形成される。その後、トナー像は1次転写部において1次転写ローラ5に印加したバイアスの作用により無端ベルトとしての中間転写ベルト6の表面に転写される。図中、符号7は中間転写ベルト6を走行駆動させる駆動ローラを、符号9は中間転写ベルト6に張力を与えるテンションローラを、符号20a,20bは後述する第1ローラ及び第2ローラを、符号28a,28bは後述する第1ステアリングローラ及び第2ステアリングローラをそれぞれ示している。上記構成において、中間転写ベルト6、駆動ローラ7、テンションローラ9、2次転写対向ローラ11、ローラ20a,20b、ステアリングローラ28a,28b等によってベルト搬送装置51が構成されている。
フルカラー画像形成装置では、イエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを重ね合わせることによってカラー画像を形成しており、上述した感光体1及びその周辺装置を4色分有している。各感光体1は、中間転写ベルト6の搬送経路上に中間転写ベルト6に接して並設されており、各感光体1上に形成されたトナー像は各1次転写部で順番に位置合わせをした上で中間転写ベルト6上に1次転写される。
中間転写ベルト6上に形成されたフルカラーのトナー像は、2次転写部で転写紙上に転写される。転写紙はカラープリンタ50の図示しない給紙部より給紙され、図中破線で示した転写紙搬送経路15を通りレジストローラ対12にて一時停止された後、所定のタイミングで2次転写部に送られる。2次転写部では、中間転写ベルト6の外側に配置された2次転写ローラ10と中間転写ベルト6の内側に配置された2次転写対向ローラ11との間に電界を形成して転写紙にトナー像を2次転写する。2次転写ローラ10は中間転写ベルト6方向に加圧され、中間転写ベルト6または転写紙に接触しつつ回転している。トナー像を転写された転写紙は、定着装置13を通過して熱及び圧力によってトナー像を定着される。
図2は、本発明の第1の実施形態における第1ローラ20a及び第2ローラ20bの構成を示している。なお第1ローラ20aと第2ローラ20bとはその構成が同様であるので第1ローラ20aに関する構成のみを説明し、第2ローラ20bに関する構成は数字の後の符号をaからbに読み替えるものとしてその説明は省略する。中間転写ベルト6の幅方向の一端部近傍には、その全周にわたってベルト寄りを抑制するためのベルトガイド6Aが設けられており、第1ローラ20aの軸方向であってベルトガイド6Aが設けられている端部側には、第1ローラ20aと同軸かつほぼ同一径であってローラ軸に対して回転可能かつ軸方向に移動可能な第1ベルトガイド受け部材21aが設けられている。第1ベルトガイド受け部材21aと第1ローラ20aとの間には圧縮ばねからなる付勢ばね22aが配設されており、ベルトガイド6Aと常時接触するように第1ベルトガイド受け部材21aを付勢している。
第1ベルトガイド受け部材21aには支点を中心に揺動可能に設けられたほぼL字形状を呈する荷重検出レバー24aの一端が当接されており、荷重検出レバー24aの他端は第1荷重検出手段としての歪みゲージを内装した一般的な荷重センサ23aに当接されている。荷重検出レバー24aは、その一端が常時第1ベルトガイド受け部材21aに接触するように、付勢ばね25aによって第1ベルトガイド受け部材21a側に付勢されている。本実施形態では、荷重検出手段として一般的な荷重センサを用いたが、荷重検出手段としては荷重検出レバーと接触する部位の荷重が検出できるものであればどのようなものを用いてもよい。
図2において、矢印で示すように中間転写ベルト6が左側に寄ろうとすると、第1ベルトガイド受け部材21a、荷重検出レバー24aを介して荷重センサ23aによって中間転写ベルト6が第1ローラ20a上で左側に寄ろうとする力の大きさを検出することができる。荷重センサ23aは、第1ローラ20aを支持する図示しない筐体や荷重検出レバー24を軸支する図示しない支持部材等に固定されている。荷重センサ23aが検出する値を所定の範囲内に納めるためには、特に図において高さ方向の位置によって中間転写ベルト6の幅方向位置が概ね決定するので、荷重センサ23aの取付位置を初期の組立段階で管理することが望ましい。
図3は、本発明の第2の実施形態における第1ローラ20a及び第2ローラ20bの構成を示している。なお第1ローラ20aと第2ローラ20bとはその構成が同様であるので第1ローラ20aに関する構成のみを説明し、第2ローラ20bに関する構成は数字の後の符号をaからbに読み替えるものとしてその説明は省略する。この第2の実施形態は第1の実施形態と比較すると、荷重検出レバー24に代えてコロ部材26aを用いる点においてのみ相違しており、他の構成は同一である。
コロ部材26aは支持部材27aによって回転自在に支持されており、第1ベルトガイド受け部材21a側の端部は大径に形成されて鍔部が設けられ、この鍔部を第1ベルトガイド受け部材21aの端面に当接させている。支持部材27aはリニアガイド等の図示しない支持機構によって図3の左右方向に移動自在に支持されており、第1ベルトガイド受け部材21aがベルトガイド6Aによって図3の矢印方向に押されるとコロ部材26a及び支持部材27aも同方向に付勢され、第1の実施形態と同様に固定されている荷重センサ23aによって付勢力が検出される。荷重センサ23aの水平方向の位置は、第1の実施形態における荷重センサ23aの垂直方向位置と同様に決定される。この第2の実施形態において、コロ部材26aが確実に第1ベルトガイド受け部材21aと接触するように、図3に示すような引張ばね19aを設け、コロ部材26aを図中の右方へ付勢する構成としてもよい。
図4は、本発明の各実施形態に用いられるステアリング手段を説明する概略図である。なお第1ステアリングローラ28aと第2ステアリングローラ28bとはその構成が同様であるので第1ステアリングローラ28aに関する構成のみを説明し、第2ステアリングローラ28bに関する構成は数字の後の符号をaからbに読み替えるものとしてその説明は省略する。
第1ステアリングローラ28aは、基本的に他のローラと同様にその両端を軸受29によってそれぞれ回転自在に支持されており他のローラと平行に配置されているが、第1ステアリングローラ28aの図4において下方側である一端側は、そのローラ軸及び中間転写ベルト6のベルト面と平行な面内において移動可能に構成されている。一端側の軸受29または軸受29を支持する図示しない部材には偏心カム30aが接触しており、偏心カム30が図示しない駆動モータによって回転され所定の角度で姿勢保持されることにより、第1ステアリングローラ28aの一端側が移動する。図4では偏心カム30の回転軸がローラ軸と直交しているが、ローラ軸と平行であってもよい。
図4では、第1ステアリングローラ28aは反時計回り方向に数度傾けられた状態となっている。ここで中間転写ベルト6が図に白矢印で示すように左から右へと第1ステアリングローラ28a上を搬送されているものとすると、第1ステアリングローラ28aに接触している中間転写ベルト6は第1ステアリングローラ28aの軸直角断面方向に移動させられようとし、図中に黒丸で示す部位はローラに巻き付いている範囲ではローラによって黒矢印の方向に移動させられようとする。従って第1ステアリングローラ28aは中間転写ベルト6を斜線矢印で示す図の上方へと寄せようとし、中間転写ベルト6は上方向に寄せられる。上述の構成中、第1ステアリングローラ28a、軸受29、偏心カム30aによって第1ステアリング手段18aが構成されている。
図5は、カラープリンタ50の中間転写ベルト6における第1ローラ20a及び第2ローラ20bの配置について説明する概略図である。中間転写ベルト6は各感光体1と対向する面において図中右から左へと走行している。図5ではカラープリンタ50の4個の感光体1のうち、中央の2個である1M,1Cを省略して両端の1Y,1Kのみを示している。
第1ステアリングローラ28aは各感光体1が並ぶ中間転写ベルト6の1次転写面の最上流位置に配置されており、第1ステアリングローラ28aと最上流位置に配置された感光体1Yとの間に第1ローラ20aが配置されている。第2ステアリングローラ28bは中間転写ベルト6の1次転写面の最下流位置に配置されており、第2ステアリングローラ28bと最上流位置に配置された感光体1Kとの間に第2ローラ20bが配置されている。
上述したように、第1ステアリングローラ28aの傾斜角度を変化させることにより第1ステアリングローラ28aが中間転写ベルト6を寄せようとする方向及び力を変化させることができ、第1ステアリングローラ28aの近傍に配置された第1ローラ20a配設位置において中間転写ベルト6が第1ベルトガイド受け部材21aに及ぼす力を所定範囲内に制御することにより、ベルトガイド6Aへの作用力を抑制すると共に中間転写ベルト6の幅方向位置も一定の範囲にコントロールすることができる。第2ローラ20b配設位置において中間転写ベルト6が第1ベルトガイド受け部材21bに及ぼす力も同様であり、第1ローラ20a,第2ローラ20bのそれぞれにおいて中間転写ベルト6が各ベルトガイド受け部材21a,21bに及ぼす力を所定の範囲内に維持することにより、1次転写面における中間転写ベルト6のベルト幅方向位置及び中心線の傾きを一定の状態に維持することができる。
図6は本発明の各実施形態に用いられる第1ステアリング手段18a及び第2ステアリング手段18bの動作制御を行う制御手段のブロック図を、図7は制御動作のフローチャートをそれぞれ示している。図6において、周知のマイクロコンピュータからなる制御手段17は内部に演算処理部17Aを有しており、第1荷重検出手段としての荷重センサ23a及び第2荷重検出手段としての荷重センサ23bからの検出情報に基づき、各ドライバ16a,16bを介して第1ステアリング手段18a及び第2ステアリング手段18bが有する図示しない駆動モータの駆動制御をそれぞれ行う。
次に、図7に示すフローチャートに基づき、本発明の各実施形態における動作を説明する。先ず、荷重センサ23aによって中間転写ベルト6が第1ベルトガイド受け部材21aに及ぼす力を検出し、検出した荷重が所定の範囲内であれば第1ステアリング手段18aは動作させずに第1ステアリングローラ28aの傾斜角度をそのまま保持し、検出した荷重が所定の範囲を外れていれば第1ステアリング手段18aを動作させて第1ステアリングローラ28aの傾斜角度を変更させて第1ステアリングローラ28aが中間転写ベルト6を寄せようとする力を変化させる。荷重センサ23b、第2ステアリング手段18b、第2ステアリングローラ28bについても同様である。
ここで検出される荷重の所定範囲としては、ベルトガイド6Aの各部位が各ベルトガイド受け部材21a,21bに対して1周毎に必ず接触しても中間転写ベルト6の耐久寿命までベルトガイド6Aが摩耗したり破損したりしない荷重に上限を設定する必要があり、ベルトガイド6Aを中間転写ベルト6に接着する強度等にもよるが本実施形態では上限を2Nとしている。また下限はゼロよりも大きくなくてはならず、荷重がゼロである場合にはベルトガイド6Aがベルトガイド受け部材21に接触していない可能性があり、中間転写ベルト6がベルトガイド受け部材21とは逆の方向に寄っているとベルトガイド6Aによる規制がないためにベルトが寄り続け、ローラ20から外れるかベルト搬送装置51を構成する他の部品に接触し続けて破損する等の故障が発生しかねない。このためベルトガイド6Aが常時ベルトガイド受け部材21に接触するように下限を設定する必要があり、これは初期の荷重センサ23の位置設定にもよるが本実施形態では下限を0.5Nとしている。
荷重センサ23の検出値が上限を超えた場合には、ベルトガイド6Aがベルトガイド受け部材21に及ぼす力が弱まる方向に中間転写ベルト6を寄せるべくステアリングローラ28の傾斜角度を変更させる。例えば図5(b)に示す平面図であれば、ステアリングローラ28を図の状態よりも反時計回り方向に傾斜する方向に移動させる。また荷重センサ23の検出値が下限を下回った場合には、ベルトガイド6Aがベルトガイド受け部材21に及ぼす力が強まる方向に中間転写ベルト6を寄せるべくステアリングローラ28の傾斜角度を変更させる。例えば図5(b)に示す平面図であれば、ステアリングローラ28を図の状態よりも時計回り方向に傾斜する方向に移動させる。
上述のように、荷重センサ23の検出値が所定範囲内に収まるようにステアリングローラ28の傾斜角度を制御し、ベルトガイド6Aが常時ベルトガイド受け部材21に所定範囲内の力を及ぼすように接触する状態とすることで、ベルトガイド6Aの摩耗及び破損を防止することができる。また、第1ローラ20a、第2ローラ20bのそれぞれの位置においてベルトガイド6Aの荷重が安定していることは、中間転写ベルト6の幅方向位置がほぼ同じとなっている状態であるので中間転写ベルト6の姿勢(中心線の傾き)も安定した状態となっており、カラープリンタ50であれば1次転写面において各色画像を形成していくときに色ずれが生じにくくなり、良好な画像形成を行うことができる。
図8は、本発明の第3の実施形態を示している。この第3の実施形態は図5(b)に示す実施形態と比較すると、第1ステアリング手段18aに代えて第1ステアリング手段14aを、第2ステアリング手段18bに代えて第2ステアリング手段14bを用いる点においてのみ相違しており、他の構成は同一である。
第1ローラ20aの図8において上方側である一端側は、そのローラ軸及び中間転写ベルト6のベルト面と平行な面内において移動可能に構成されている。一端側の軸受8または軸受8を支持する図示しない部材には偏心カム30aと同様の偏心カム31aが接触しており、偏心カム31aが図示しない駆動モータによって回転され所定の角度で姿勢保持されることにより、第1ローラ20aの一端側が移動する。図8では偏心カム31の回転軸がローラ軸と直交しているが、ローラ軸と平行であってもよい。上述の構成中、第1ローラ20a、軸受8、偏心カム31aによって第1ステアリング手段14aが構成されている。また第2ローラ14bも同様に構成され、第2ローラ20b、軸受8、偏心カム31bによって第2ステアリング手段14bが構成されている。また、荷重検出精度を高く維持するために各荷重センサ23は対応するローラと一体で傾斜するように構成されており、各ローラ軸を支持する部材に対して各コロ支持部材27を固定して一体化させる。
上述の構成により、図5に示した実施形態に比してローラ本数を低減でき、コストの低減を図ることができると共に装置レイアウトの余裕度を向上させることができる。
上記各実施形態では画像形成装置としてカラープリンタ50を示したが、本発明が適用可能な画像形成装置はこれに限られず、複写機、プロッタ、ファクシミリ、これ等の複合機等の画像形成装置にも本発明は適用可能である。
6 無端ベルト(中間転写ベルト)
6A ベルトガイド
14a,18a 第1ステアリング手段
14b,18b 第2ステアリング手段
17 制御手段
20a 第1ローラ
20b 第2ローラ
21a 第1ベルトガイド受け部材
21b 第2ベルトガイド受け部材
23a 第1荷重検出手段(荷重センサ)
23b 第2荷重検出手段(荷重センサ)
26a,26b コロ部材
27a,27b 支持部材
50 画像形成装置(カラープリンタ)
51 ベルト搬送装置
特許第4171639号公報

Claims (6)

  1. 複数のローラによって張架されその幅方向の一端部近傍に全周にわたって設けられたベルトガイドを有する走行可能な無端ベルトと、前記複数のローラのうちの1つであって前記一端部側に前記ベルトガイドと接触する第1ベルトガイド受け部材を有する第1ローラと、第1ローラの近傍に配設され第1ベルトガイド受け部材がベルトガイドから受ける荷重を検出する第1荷重検出手段と、前記無端ベルトが前記幅方向に移動するベルト寄り量を調節する第1ステアリング手段と、前記複数のローラのうちの1つであって前記一端部側に前記ベルトガイドと接触する第2ベルトガイド受け部材を有する第2ローラと、第2ローラの近傍に配設され第2ベルトガイド受け部材がベルトガイドから受ける荷重を検出する第2荷重検出手段と、前記無端ベルトが前記幅方向に移動するベルト寄り量を調節する第2ステアリング手段とを有し、前記無端ベルトの所定位置の上流側に第1ローラを下流側に第2ローラをそれぞれ配置し、第1荷重検出手段による検出値が所定範囲内となるように第1ステアリング手段を動作させると共に、第2荷重検出手段による検出値が所定範囲内となるように第2ステアリング手段を動作させる制御手段を有することを特徴とするベルト搬送装置。
  2. 請求項1記載のベルト搬送装置において、
    前記各ベルトガイド受け部材は、対応する前記ローラとほぼ同一径かつ同軸であり前記ローラに対して回転可能かつ前記ローラの軸方向に移動可能であり、対応する前記ベルトガイド方向に付勢されていることを特徴とするベルト搬送装置。
  3. 請求項1または2記載のベルト搬送装置において、
    前記各ローラ軸と平行な回転軸を有する回転体であって対応する前記ベルトガイド受け部材に接触して該ベルトガイド受け部材と共に軸方向に移動可能な支持部材に支持されたコロ部材を有し、前記コロ部材に対応する前記荷重検出手段は前記コロ部材の一部または前記支持部材の一部と接触して対応する前記ベルトガイドが前記ベルトガイド受け部材に与える荷重を検出することを特徴とするベルト搬送装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つに記載のベルト搬送装置において、
    前記各ステアリング手段は、対応する前記ローラを傾斜させることにより該ローラが前記無端ベルトを前記幅方向に移動させることを特徴とするベルト搬送装置。
  5. 請求項4記載のベルト搬送装置において、
    第1ステアリング手段は対応する前記ローラが第1ローラであり、第2ステアリング手段は対応する前記ローラが第2ローラであることを特徴とするベルト搬送装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか1つに記載のベルト搬送装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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