JP2013224711A - アンカーボルト取付補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】廉価で、再三の取付け、取り外しが可能であり、相手材のストレスを軽減できるアンカーボルト。
【解決手段】貫通孔に本体部10の終端部20から、フランジ30が相手材の表面に密着するまで挿入する。開口部40にアンカーボルトを螺入すると、内部開口部40にタップが切ってなくても、アンカーボルトの螺子によって螺入され、アンカーボルトの周囲の本体部10の厚みがその張力によって薄くなるが、アンカーボルトの螺入により、その全体が拡径される。しかし、本体部10、フランジ30、終端部20を硬度50以上、90以下の範囲内の材料で形成されているから、本体部10が相手材の貫通孔の周面の凹凸に入り込み、本体部10の周面と相手材の貫通孔の周面が密接される。同時に、終端部20は最大に拡径され、相手材の貫通孔よりも拡径され、相手材の貫通孔をフランジ30と最大に拡径され終端部20によって、相手材の表裏によって固着される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス、陶器等の孔に取り付ける場合、ガラス、陶器等脆弱材を2〜3枚を重ねて締め付ける場合、タップがたてられない合成樹脂製の脆弱板に締め付ける場合、合成樹脂脆弱板を2〜3枚重ねて締め付ける場合、タップがたてられない金属の板に締め付ける場合、金属等の板を2〜3枚重ねて締め付ける場合、比較的脆い脆弱材に部品を強固に取付けることのできるアンカーボルト取付補助具に関するものである。
従来のアンカーボルト取付補助具としては、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1に記載の技術は、長手方向の両端に開口した円筒形状の一端の開口部にフランジ部(112)を設け、他端から長手方向に沿って複数の割溝(114)を設けたスリーブ(11)と、フランジ部(112)側からスリーブ(11)の内周に挿通することでスリーブ(11)を拡径する挿通部材(12)と、スリーブ(11)に嵌通する嵌通孔を備えた挟み込み部材(13)からなるアンカー(1)であって、スリーブ(11)の拡径により、板状体(3)にスリーブ(11)を食い込ませ、かつ、フランジ部(112)と挟み込み部材(13)との間で板状体(3)を挟持し、アンカー(1)の板状体(3)に生じた食い込みと挟み込みの二つの作用により、板状体(3)に取付部材2をアンカー効果を向上させて固定保持可能とした技術が開示されている。なお、特許文献で示す( )内の数字は、該当する特許文献で使用されている図面の部品番号を示すものである。
また、特許文献2では、機械式ブラインド拡開アンカーボルトにおいては、不燃性または可燃性素材から作られた内層プラグ外皮殻(5)で、内層プラグ(6)を被覆し、外層スリーブ(4)に挿入し、内層プラグ拡開部(6E)の先端部(6Ee)に向かって径が小さくなる雌ネジ部(6sc)及び円錐部(6Ein)にボルト(2)またはアイボルトアンカーピン(20)を挿入し、内層プラグ(6)、内層プラグ外皮殻(5)、外層スリーブ(4)の全てを拡開させ、固定・係止する。火災時、 内層プラグ外皮殻(5)が不燃性の場合は、全てのアンカー部材が焼失せず残存し、可燃性の場合は内層プラグ外皮殻(5)のみ焼失するが、焼失ダメージは軽微で、アンカー抜け落ち、脱落事故を回避することができる技術が開示されている。
そして、特許文献3では、石膏ボード(2)を下地材とする壁面にフック(5)を取付けるとき、まず、石膏ボード(2)に貫通穴(3)を形成し、その内周面(3b)に接着剤(7)を塗布し、接着剤(7)の硬化を待つことなく直ちに、アンカー部材(4)を貫通穴(3)にねじ込み固定し、アンカー部材(4)のねじ孔(44)にフック(5)のビス(6)をねじ込み、フック(5)の取付けが短時間で終了し、接着剤硬化前において、アンカー部材(4)の機械的係合力によってフック(5)に作用する荷重が支持され、接着剤硬化後においては、この機械的係合力及び接着剤接着力と、接着剤含浸硬化によって強度が増した石膏ボード(2)の貫通穴内周面部分(3a)との相乗効果によって、従来に比べて、フック(5)の支持強度及びフック取付部分の耐久性を共に改善できるという技術が開示されている。
更に、従来のボード用アンカーでは、アンカーの金属製開脚部分が石膏ボード裏面を破損してしまい、施工しても石膏ボードの破損が原因となって取付けられた物の緩みやガタつきの発生が防止できなかった。そこで特許文献4では、ボード用アンカーの金属製開脚部分に面積の広い羽根部を組み合わせ、使用時には金属製開脚部分の開脚に伴って羽根部も同時に開くようにし、ボード用アンカーの石膏ボードに接する面積を広くし、そのような問題を解消した技術が開示されている。
特開2010−31952 特開2008−286336 特開2004−308843 特開2003−113822
このように、特許文献1は、フランジ部側からスリーブの内周に挿通し、スリーブを拡径する挿通部材を有するものであり、構造上、このスリーブは金属材料とする必要があり、スリーブを拡径するとき挿通部材の一部に当接し、挿通部材が脆い材料から形成されていた場合には、堅固に取付けることができない場合がある。
また、特許文献2では、不燃性または可燃性素材からなる内層プラグ外皮殻で内層プラグを被覆し、外層スリーブに挿入するものであるが、内層プラグ外皮殻は厚くても1mm未満の紙または布を用いるものであるから、特許文献1と同様、スリーブを拡径するとき挿通部材の一部が挿通部材に当接し、その挿通部材が脆い材料からなる場合には、堅固に取付けることができない。
そして、特許文献3は、アンカー部材による機械的な係合力と接着剤による接着強度と、接着剤含浸による下地材の強度改善によって、強度及び耐久性をだして部品取付部分を形成したものであり、結果的にアンカー部材を接着剤で固定するものであり、その接合面の強度も接着剤で得ているものである。したがって、アンカー部材を取外して再使用する場合には、当該接着剤に亀裂を入れなければならないことから、再使用する場合には、挿通部材側が破壊されてしまうことになる。
更に、特許文献4では、ボード用アンカーの金属製開脚部分に面積の広い羽根部を組み合わせ、使用時には金属製開脚部分の開脚に伴って羽根部も同時に開くようにし、ボード用アンカーの石膏ボードに接する面積を広くし、石膏ボード裏面に接する金属製開脚部分に重なる形状で、ボード用アンカーの開脚に連動して開き、長くて面積の広い羽根部を締めすぎることによって起きる石膏ボードへの開脚部の破壊している。しかし、当該技術は、2重構造となっており、全体構成が高価にならざるを得なかった。
このような特許文献1乃至特許文献4の技術を寄せ集めても、ガラス、陶器等に設けられた孔に取り付ける場合、ガラス、陶器等の脆弱材を2〜3枚を重ねて締め付ける場合、タップがたてられない合成樹脂製の脆弱板に締め付ける場合、合成樹脂製の脆弱板を2〜3枚重ねて締め付ける場合、タップがたてられない金属の板に締め付ける場合、金属等の板を2〜3枚重ねて締め付ける場合、比較的脆い脆弱材に部品を強固に取付ける場合には、使用することができない。
そこで、本発明は、全体が廉価で、再三の取付け、取外しが可能であり、締結対象物となる相手材のストレスを軽減でき、脆弱材に対して堅固に取付けができるアンカーボルト取付補助具の提供を課題とするものである。
請求項1の発明にかかるアンカーボルト取付補助具は、外径がテーパ状になっている本体部の大径側の端部に形成したフランジと、前記本体部の小径側の端部からその直径の長さの0.5〜2倍の範囲で、かつ、直径方向に複数形成されたスリットを付した終端部と、前記本体部のフランジ側の径を大きく、前記終端部側の径を小さく形成した内部開口部と、前記本体部のフランジ側の径よりも大きく、その螺入によって前記内部開口を拡径し、前記終端部は最大に拡径できるように挿入するアンカーボルトを具備し、しかも、前記本体部、前記フランジ、前記終端部を硬度50以上、90以下の範囲内とした合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの何れかからなる材料で形成したものである。
また、本体部の外径のテーパ状は、ドリル刃で対象の相手材に貫通孔を開けると、径は若干ドリル刃の径よりも大きくなるので、本体部の外径のテーパ状がテーパでなくても取り付けは可能である。但し、挿入し易く、かつ、本体部の回り止めの機能を考慮すると、本体部のフランジ側は若干大きくし、反対側は外径直径が小さい方が望ましい。
ここで、上記本体部は、外径がテーパ状になっているものであればよく、円錐台状が締結対象物となる相手材の貫通孔との関係で望ましいが、三角錐台以上の多角錐台の形状であればよい。ただし、相手材の貫通孔の形成からすると円錐台が好適である。
また、上記フランジは、前記本体部の大径側の端部に形成したものでその直径の大きさ及び厚みは、フランジとしての相手材との嵌合状態が確認できない程度に見栄えを良くするものであればよい。
そして、上記終端部は、前記本体部の小径側の端部からその直径の長さの0.5〜2倍の範囲で、かつ、直径方向に複数形成されたスリットを有するもので、前記スリットは製作上、直径方向に延びているのが望ましいから、半径方向に3本または6本入るのが望ましい。しかし、複数本のスリットが入っておれば、偶数本、奇数本に関わりなく、仕様に耐えることになる。
更に、上記内部開口部は、前記本体部のフランジ側の径を大きく、前記終端部側の径を小さく形成したものであり、特に、前記終端部側の径は複数本のスリットとの交わる点になるから、格別、その径の孔を認識しなくても、交点によって孔が形成できればよい。
更にまた、上記アンカーボルトは、前記本体部のフランジ側の径よりも大きく、その螺入によって前記内部開口を拡径し、前記終端部は最大に拡径できるように挿入するものであるが、前記内部開口が略円錐状にテーパを形成しており、どのような形状のアンカーボルトでも、その拡径を期待できる。前記内部開口は直線的な処理でもよいし、曲線的な処理でもよい。本発明におけるアンカーボルトとは、その頭部が如何なる機能部品であってもよく、結果的に、頭部、軸部、ネジ先を具備するものであればよい。
加えて、上記本体部、フランジ、終端部は、硬度50以上、90以下の範囲内とした合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの何れかからなるものであり、仕様環境によって、任意の材料が選択できればよい。
具体的には、スリット入れる数は、3本から多くても6本程度で、スリット幅は0.5〜1mmの範囲、使用するボルトネジはM3〜M8程度、長さが10〜25mm程度、前記本体部のゴムの外径はφ5〜φ10が、特に扱い易い寸法である。
請求項2の発明にかかるアンカーボルト取付補助具の前記アンカーボルトは、そのネジを形成した螺入端部から前記ボルトの半径距離以内の距離に相当する分だけ先端を細くしてなるテーパ形状としたものである。
ここで、前記アンカーボルトは、そのネジを形成したネジ部、即ち、軸部から前記アンカーボルトのネジ先が、半径距離に相当する長さ以下が、先端を細くしたテーパ形状としたものである。このテーパ状の先端の太さは、小さいほど好ましいが、前記アンカーボルトの直径の70〜90%の太さであってもよい。この前記アンカーボルトのネジ先は終端部を拡径する力に変換され、視認することなく、その程度を推定できるものである。
請求項3の発明にかかるアンカーボルト取付補助具の前記アンカーボルトは、前記本体部の長さよりも2〜10mmの範囲内で軸部を長くして使用するものである。
ここで、前記アンカーボルトの長さは、前記本体部の長さよりも2〜10mmの範囲内で長いものを特定するものであるが、前記アンカーボルトの長さは前記本体部の長さよりも長いものであれば、機械的には問題がない。しかし、無駄を減らすためには10mm以下であることが望ましい。
請求項1の発明のアンカーボルト取付補助具は、外径がテーパ状になっている本体部の大径側の端部に形成したフランジと、前記本体部の小径側の端部からその直径の長さの0.5〜2倍の範囲で、かつ、直径方向に複数形成されたスリットを付した終端部と、前記本体部のフランジ側の径を大きく、前記終端部側の径を小さく形成した内部開口部と、前記本体部のフランジ側の径よりも大きく、その螺入によって前記内部開口を拡径し、前記終端部は最大に拡径できるように挿入するアンカーボルトを具備し、前記本体部、前記フランジ、前記終端部を硬度50以上、90以下の範囲内とした合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの何れかからなる材料で形成したものである。
したがって、ドリル刃で相手材に孔を穿設し、そこに本体部の終端部を挿入し、フランジが相手材の表面に密着するまで挿入する。そして、その前記内部開口部にアンカーボルトを螺入すると、前記内部開口部にタップが切ってなくても、アンカーボルトのネジによって螺入され、アンカーボルトの周囲の本体部の厚みがその張力によって薄くなるが、アンカーボルトの螺入により、その全体が拡径される。しかし、前記本体部、前記フランジ、前記終端部を硬度50以上、90以下の範囲内の材料で形成されているから、前記本体部が相手材の孔の周面の凹凸に入り込み、本体部の周面と相手材の孔の周面が密接される。同時に、前記終端部は最大に拡径され、相手材の孔よりも拡径され、相手材の孔をフランジと最大に拡径され終端部によって、締結対象物となる相手材の表裏によって固着される。
よって、前記本体部、前記フランジ、前記終端部を硬度50以上、90以下の範囲内の材料で形成されているから、全体が廉価で、また、再三の取付け、取り外しが可能であり、前記本体部、前記フランジ、前記終端部の弾性により、相手材のストレスを軽減できるという作用効果を奏する。加えて、上記本体部、フランジ、終端部は、硬度50以上、90以下の範囲内とした合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの何れかからなるものであり、仕様環境によって、材料の選択が容易になる。
例えば、ガラス、陶器等に設けられた孔に他の部品を取り付ける場合、ガラス、陶器等の脆弱材を2〜3枚を重ねて板厚方向に締め付ける場合、タップがたてられない合成樹脂製の脆弱板、金属板等を2〜3枚重ねて締め付ける場合、金属、合成樹脂等の板を2〜3枚重ねて締め付ける場合には、比較的脆い脆弱材に部品を強固に取付ける場合には、そこにアンカーボルトを堅固に取付けることができ、また、板材を堅固に締め付けることができる。
請求項2の発明のアンカーボルト取付補助具の前記アンカーボルトは、そのネジが形成されている軸部の端部から前記アンカーボルトの半径距離までを先端を細くしたテーパ形状としたものであるから、請求項1に記載の効果に加えて、前記終端部の孔の径は前記アンカーボルトで相手材の孔の径よりも拡大され、締結対象物となる相手材の孔をフランジと最大に拡径され終端部によって表裏で相手材を押圧して固着するものであるから、相手材にストレスが入ることなく、かつ、部分的に大きな力を受けることなく取付けができ、相手材に部分的破壊が生じ難い。
請求項3の発明のアンカーボルト取付補助具の前記アンカーボルトは、前記本体部の長さよりも2〜10mm長くして使用するものであるから、請求項1または請求項2に記載の効果に加えて、無駄のないアンカーボルトの長さで前記本体部全長の特性を出すことができる。
図1は本発明の実施の形態1のアンカーボルト取付補助具の正面図(a)及び右側面(b)である。 図2は本発明の実施の形態1のアンカーボルト取付補助具で使用するアンカーボルトの正面図(a)及び左側面図(b)である。 図3は本発明の実施の形態1のアンカーボルト取付補助具の終端部の変形を示す要部説明図である。 図4は本発明の実施の形態1のアンカーボルト取付補助具を用いたフックの取り付け状態を示す説明図である。 図5は本発明の実施の形態1の変形例1で、アンカーボルト取付補助具を用いたアイレットボルトのような吊り具の取付け状態を示す説明図である。 図6は本発明の実施の形態1の変形例2で、アンカーボルト取付補助具で袋状の物を閉じる状態を示す説明図である。 図7は本発明の実施の形態1の変形例3で、アンカーボルト取付補助具で使用する薄板の締め付け状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、実施の形態において、図示の同一記号及び同一符号は、同一または相当する機能部分であるから、ここではその重複する説明を省略する。
[実施の形態1]
まず、本発明の実施の形態1のアンカーボルト取付補助具100について説明する。
アンカーボルト取付補助具100の本体部10は、原理的には、外径がテーパ状になっており、通常、最大径がドリル刃の規格に合致する寸法に嵌め合いができる程度の径、またはその長さの中間の径がドリル刃の規格に合致する寸法に嵌め合いができる程度の径に形成されている。また、反対側の終端部20の径は、例えば、15mmの長さで、半径が1mm減少する程度にテーパをかけている。勿論、15mmの長さで、直径が1mm減少する程度にテーパをかけてもよい。
具体的には、例えば、試作品の事例では相手材1に6mmの貫通孔1aを穿設した場合、そこに挿入する本体部10の径は、フランジ30の外径がφ10、フランジ20の根元の外径がφ6.5〜7、終端部20の外径がφ5〜5.5程度です。螺入するアンカーボルト50の径は、使用するボルト径がM4である。また、8mmの貫通孔1aを穿設した場合は、フランジ30の外径がφ12、フランジ20の根元の径がφ8.5〜9程度、終端部20の径がφ7程度で、ここで使用するアンカーボルト50の径はM6となります。
このテーパは、発明者の実験によれば、長さに対して1/30乃至1/5の範囲の傾きが好ましい。1/30以下であると、長さに対して挿着し難さが生ずる可能性及び相手材1の貫通孔1aとの余裕がなくなり、相手材が脆いと亀裂が生じる可能性がある。また、1/5以上であると、相手材1の貫通孔1aが脆く、部分的に砕けると、締め付けが十分に行われなくなる可能性がある。
しかし、本実施の形態のアンカーボルト取付補助具100は、アンカーボルト50を除き、本体部10、終端部20、フランジ30が硬度50以上、90以下の範囲内とした合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの何れかからなる材料で形成したものであるから、本体部10の外径は、最大径またはその長さの中間の径がドリル刃の規格に合致する寸法になっている。この硬度は、アンカーボルト50のネジ山によって本体部10に食い込みが生ずる程度の硬さであり、ネジ山によって本体部10にネジ山に相似した雌ネジが形成できる程度の硬さではない。
アンカーボルト50は、通常、鉄、ステンレス、アルミニウム、銅、黄銅等の金属製であるが、合成樹脂製であってもよい。特に、アンカーボルト50については、その材料を特定するものではない。また、鉄に亜鉛メッキした物、合成樹脂に金属をコーティングしたもの等の材質でも対応可能である。アンカーボルト50は、硬度50以上、90以下の範囲内とした合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの何れか1つからなる材料よりも機械的強度が高い材料で形成されておればよい。前述の説明で、最大径がドリル刃の規格に合致する寸法に嵌め合いができる程度の径、またはその長さの中間の径がドリル刃の規格に合致する寸法に嵌め合いができる程度の径と特定していないのは、構成する合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの何れか1つからなる材料の硬度によって選択するのが望ましいことを意味する。
本体部10の大径側の端部に形成したフランジ30は、本体部10の大径部の端部に形成されるもので、本体部10の直径に対して4/3倍程度の外径を有する環状体として形成される。通常、円環であるが、他に、花弁または模様等の化粧を付してもよい。なお、本発明の実施の形態では、本体部10、終端部20、フランジ30を合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの何れかから形成されるが、本発明を実施する場合には、金属または本体部10及び終端部20と異なった材質とすることもできる。
終端部20は、本体部10の小径側の端部からその直径の長さの0.5〜2倍の本体部10の長さ方向の範囲で、かつ、直径方向に複数形成されたスリット21が形成されている。終端部20には、本実施の形態による4本のスリット21により、中心孔22が形成されている。この中心孔22は通常1mm程度の貫通孔であるが、本発明を実施する場合には、積極的に中心孔22を形成してもよいし、スリット21を形成する際にスリット21の交点として中心孔22を形成してもよい。
勿論、スリット21は切れ目を入れるだけでよいので、成型したものにスリット21を入れる場合には、交点には、殆ど面積を持たない中心孔22となる。本発明を実施する場合のスリット21及び中心孔22は、分離を自在とするものであるから、切れ目のように殆ど面積を持たないスリット21及び中心孔22とすることもできる。
本体部10の小径側の端部からその直径の長さの0.5〜2倍の範囲でその軸方向に、かつ、直径方向に複数形成されたスリット21は、本体部10の外周囲に、その長さ方向に終端部20の直径の0.5〜2倍の範囲で終端部20の径方向にもスリットを入れたものである。ここで、0.5〜2倍の範囲とは、終端部20からの本体部10の長さの距離である。
ここで、0.5倍未満であると、本体部10を形成する合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの何れかからなるものであっても、変位する終端部20側の角度が急峻であるから、そこにストレスが蓄積されるので、スリット21の長さが、それを超えるのは望ましくない。
逆に、2倍を超えると、合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの何れかからなる本体部10の変位する終端部20側の角度がなだらかとなり、相手材の裏面に当接保持する力が入り難くなるから、2倍以下にするのが望ましい。
フランジ30側の径を大きく、終端部20側の径を小さく形成した本体部10に形成した内部開口部40は、均一径部41と傾斜径部42からなっている。均一径部41は均一な径で円柱状の空間を抜いたものであり、傾斜径部42は大径部から徐々に小径とするテーパ状の円錐状の空間を抜いたものである。この内部開口部40の均一径部41は、アンカーボルト50のネジ山の直径よりも小径でネジ谷の直径程度またはそれ以下の直径であることが望ましい。
フランジ30は、具体的には、本体部10の外径より2〜4mm程度大きな外径を有し、厚さ1〜2mmの座金形状を形成したものである。仕上がりの結果からみれば、アンカーボルト50は、本体部10の長さと同等以上、10mm以下の範囲内の長さで使用できればよい。
ここで、本実施の形態の内部開口部40は、均一径部41と傾斜径部42からなるものであるが、本発明を実施する場合には、本体部10のフランジ30側の径を大きく、終端部20側の径を小さく形成した内部開口部40であれば、終端部20は最大に拡径され、相手材の孔よりも拡径され、相手材の孔をフランジ30と最大に拡径され終端部20によって、相手材の表裏によって固着されることになる。
アンカーボルト50は、一般的に公知のもので、ネジ山及びネジ谷が形成されている軸部51、その一端に設けられた頭部52、その他端に形成されたネジ先53から構成されている。ネジ先53は45度程度のテーパになっており、本体部10の長さは、本体部10の長さと同等以上、通常は2mm以上、10mm以下の範囲内の長さで使用する10mm以下の範囲内の長さで使用すると、アンカーボルト50に無駄のない長さになり、かつ、終端部20をアンカーボルト50で彎曲させる場合でも、それに要する力が大きくならないで対応することができる。このように、アンカーボルト取付補助具100の相手材1の貫通孔1aに差し込む本体部10の径は使用するアンカーボルト50の径により本体部10の外径と内径(内部開口部40のフランジ30側の径)を設定している。なお、アンカーボルト50の頭部52は、鍋、皿、丸皿、トラス、バインド、低頭、チーズ、丸、平、丸平等の何れでも使用できる。何れにせよ、本発明を実施する場合のアンカーボルトとは、その頭部が如何なる機能部品であってもよく、結果的に、頭部、軸部、ネジ先を具備するものであればよい。
本体部10、終端部20、フランジ30は、合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの何れかから形成したものであるが、その硬度を50以上、90以下の範囲内としたものである。特に、硬度50〜60の場合は、締結対象物である相手材1が脆弱物(例えば、薄い陶磁器、紙製ダンボール、薄いベニヤ板、軟らかいプラスチック等)の場合に有効である。また、硬度70〜90の場合は、締結対象物である相手材1が硬くて強度のある物(例えば、プラスチック、ベニヤ板、金属、ガラス、厚みのある陶磁器等)に有効である。
本発明の実施の形態1のアンカーボルト取付補助具100は、本体部10、終端部20、フランジ30が硬度50未満または90を超えると、全く使用できなくなるというものではなく、用途によって、好ましい使用状態でないことを意味する。
締結対象物となる相手材1の厚さにより全長を調整し、相手材1の厚さに対して2〜4mm長くアンカーボルト50の軸部51を設計し、終端部20が内部開口部40の内部に捻じ込まれたアンカーボルト50により、終端部20は相手材の裏面で相手材に設けた貫通孔より大きく広がり抜けなくなる。
特に、本体部10の外径は使用するアンカーボルト50の径より2〜5mm大きくし、その径は相手材1の貫通孔1aに差し込み、相手材の裏面に飛び出る終端部20の位置よりアンカーボルト50のネジ先53の位置が2〜10mm程度長くしている。本体部10のフランジ30側の均一径部41の径はアンカーボルト50の径より大きくして、その間は直線で結ぶ傾斜径部42とし、アンカーボルト50の先端が挿入し易く、かつ、フランジ30側の内部開口部40の径は挿入後の相手材に強く接触するように設定される。
アンカーボルト取付補助具100の本体部10におけるフランジ30の内部開口部40の内径は、内部開口部40に挿入して使用するアンカーボルト50の径に合わせて、フランジ30側から全長の1/3まではアンカーボルト50の径がほとんど影響しないようにした均一径部41とし、残り2/3は終端部20にφ1mmの径の孔を開けて、その間の傾斜径部42は直線で結び、終端部20の外径側は広がりやすくするため、本体部10の長さの1/2〜1/3程度の長さに、かつ、2〜3mmの深さに一文字または十文字にスリット(切り込み)を入れている。勿論、全体が切り離されていることを前提とするものではなく、一分で繋がっていてもよいし、その繋がりが取付け完了により、離れるようにしてもよい。。
次に、本実施の形態のアンカーボルト取付補助具100の使用について説明する。
まず、取付けようとする締結物である相手材1に対して、本体部10のフランジ30側の径と同等な外径のドリル刃または本体部10の長さの中間位置と同等な外径のドリル刃によって、貫通孔1aを穿設する。
当該貫通孔1aに対して、その中に本体部10の終端部20側を挿入し、フランジ30が相手材1に当接し、密着するまで押し込む。この状態下で内部開口部40にアンカーボルト50を螺入する。
勿論、アンカーボルト取付補助具100の本体部10の内側には、内部開口部40が形成され、その内部開口部40は、均一径部41及び傾斜径部42からなるものであるから、最初から内部開口部40にアンカーボルト50を取付けておいてもよい。
内部開口部40に対するアンカーボルト50の螺入は、ドライバーで必要な深さまで捻じ込む。この必要な深さとは、図3に示すように、終端部20がアンカーボルト50によって外周方向に拡大され、相手材1の裏面に密接し、フランジ30と共に相手材1を挟持できる程度の外力を付与する。相手材1の裏面に密接とは、相手材1の裏面に終端部20の全面が密着することを意味するものではなく、終端部20を拡径して立ち上げることにより、部分的に密着することを意味する。
この状態は、ドライバーでアンカーボルト50を螺入する最中に、終端部20がアンカーボルト50によって外周方向に拡径され、フランジ30と共に相手材1を強圧するときには、ドライバーの負荷が急激に増大するから、それによって確認される。
例えば、図4に示すように、吊りフック60等の金具、貼り付けたいポスター、銘板等の場合は、その吊りフック60等の金具にはアンカーボルト50を通して内部開口部40に螺入すれば、アンカーボルト50の頭部52の首と拡径された終端部20によって締結される。
また、図5のように、相手材1にアイレットボルトのような吊り具70を取付ける場合、吊り具70の吊環71を除き、基台72をアンカーボルト50の頭部52に代え、また、ネジ部73を軸部51に代え、ネジ端部74をネジ先53に代えて、アンカーボルト50を使用することなく吊り具70の吊環71にドライバーの先端を挿通させて、回転させることにより固着することができる。
そして、図6に示すように、内部が袋状の容器3に対して蓋材4のようなものを一体化する相手材1の場合、容器3及び蓋材4を相手材1とし、そこに、それぞれの貫通孔3a,4aを穿設し、その穿設してなる一連の貫通孔1aにアンカーボルト50を螺入し、アンカーボルト50の頭部52の首と終端部20によって容器3及び蓋材4からなる相手材1を押圧し、堅固に締結できる。この際、容器3及び蓋材4で形成されている内部に入ることは不要で、外部からの締め付けのみによって一体化できる。
更に、図7に示すように、何枚もの板材を一体化する場合、例えば、図7では板材5及び板材6、板材7を相手材1とし、そこに、貫通孔5a,6a,7aを穿設し、その穿設した一連の貫通孔1aに頭部52が皿になっているアンカーボルト50を螺入し、アンカーボルト50の頭部52の首と終端部20によって板材5及び板材6、板材7からなる相手材1を押圧し、堅固に締結したものである。
本発明の実施の形態では、本体部10、終端部20、フランジ30を、合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの各々で形成したとき、
硬度40:用途が限定され、締め付けが不十分となる。
硬度50:汎用性があり、締め付け力が大きくなり、機械的強度が大となる。
硬度60:本体部の材料が相手材を貫通する周囲の凹凸に入り込み安定性がある。
硬度70:本体部の材料が相手材を貫通する周囲の凹凸に入り込み安定性がある。
硬度80:本体部の材料が相手材を貫通する周囲の凹凸に入り込み安定性がある。
硬度90:相手材との接触が部分的に乱れが生じる。
硬度100:相手材との接触が部分的となり、相手材にストレスが入る。
との結果を得た。
ここから、硬度を50以上、90以下の範囲内を好適と判断できる。
以上のように、上記実施の形態のアンカーボルト取付補助具100は、外径がテーパ状になっている本体部10と、本体部10の大径側の端部に形成したフランジ30と、本体部10の小径側の端部からその直径の長さの0.5〜2倍の範囲で、かつ、直径方向に複数形成されたスリット21を付した終端部20と、本体部10のフランジ30側の径を大きく、終端部20側の径を小さく形成した内部開口部40と、本体部10のフランジ30側の径よりも大きく、その螺入によって内部開口40を拡径し、終端部20は最大に拡径できるように挿入するアンカーボルト50を具備し、本体部10、フランジ30、終端部20を硬度50以上、90以下の範囲内とした合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの何れかからなる材料で形成してなるものである。
したがって、ドリルで相手材1に貫通孔1aを設け、そこに本体部10本体部の終端部20から挿入し、端部のフランジ30が相手材1の表面に密着するまで挿入する。その内部開口部40にアンカーボルト50を螺入すると、内部開口部40にタップが切ってなくても、アンカーボルト50の螺子によって螺入され、アンカーボルト50の周囲の本体部10の厚みがその張力によって薄くなるが、アンカーボルト50の螺入により、その全体が拡径される。しかし、本体部10、フランジ30、終端部20を硬度50以上、90以下の範囲内の材料で形成されているから、本体部10が相手材1の貫通孔1a孔の周面の凹凸に入り込み、本体部10の周面と相手材1の貫通孔1a孔の周面が密接される。同時に、終端部20は最大に拡径され、相手材1の貫通孔1a孔よりも拡径され、相手材1の貫通孔1a孔をフランジ30と最大に拡径され終端部20によって、相手材1の表裏によって固着される。
このように、本実施の形態のアンカーボルト取付補助具は、本体部10、フランジ30、終端部20を硬度50以上、90以下の範囲内の材料で形成されているから、全体が廉価で、また、再三の取付け、取り外しが可能であり、本体部10、フランジ30、終端部20の弾性により、相手材1のストレスを軽減できるという作用効果を奏する。
また、本体部10、フランジ30、終端部20は、硬度50以上、90以下の範囲内とした合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの何れかからなるものであり、仕様環境によって、材料の選択が容易になる。
アンカーボルト50は、その螺入端部からアンカーボルト50の直径に相当する距離以内を先端を細くしたテーパ形状としたものであるから、終端部20の径は相手材1の貫通孔1aの径よりも拡大され、相手材1の貫通孔1aをフランジ30と最大に拡径され終端部20によって表裏を固着するものであるから、相手材1にストレスを入れることなく、かつ、部分的に大きな力を受けることなく取付けができるから、相手材1に部分的破壊が生じ難い。また、相手材1の貫通孔1aに対して、本体部10の外周が拡径されることにより、本体部10の外周はその凹凸に入り込む。これによって、相手材1にストレスを入れることなく、かつ、部分的に大きな力を受けることなく取付けができる。
上記アンカーボルト取付補助具100の前記アンカーボルトは、本体部10の長さよりも2〜10mm長くして使用するものであるから、無駄のないアンカーボルト50のボルト長で本体部10の全長の特性を出すことができる。
なお、上記実施の形態では、上記アンカーボルト取付補助具100の用途として、相手材1を石膏ボード等の建築壁材を全体に説明してきたが、本発明を実施する場合には、石膏ボード、陶磁器板、薄いベニヤ板、プラスチック板等の部分的に比較的脆い下地材からなるもの、または、薄い金属板等のネジタップが不能或いは木ネジ、タッピングビス等が使用不能なものにも使用できる。また、内部(裏側)に手の入らない袋状構造や壁等の構造に締結必要な場合にも対応できる。
上記実施の形態では、上記アンカーボルト取付補助具100として、アンカーボルト50及び本体部10が比較的長い事例で説明したが、本発明を実施する場合には、本体部10の長さを5乃至8mm程度とすることにより数mmの板厚を固定することができる。即ち、アンカーボルト50及び本体部10は、使用する対象によって長さを設定すればよい。
上記実施の形態では、相手材1に貫通孔1aを穿設した事例で説明したが、本発明を実施する場合には、貫通孔に限られるものではなく、拡径機能のみを使用する場合には、有底の孔にすることもできる。
例えば、ガラス、陶器等に貫通孔が設けられておれば、その孔に多少の歪があっても、そこに本体部10を挿入し、その内部開口部40にアンカーボルト50を螺入することにより、アンカーボルト50の取り付けが完了する。
また、ガラス、陶器等の脆弱材を2〜3枚を重ねて板厚方向に締め付ける場合には、ガラス、陶器等の脆弱材に貫通孔を設け、そこに本体部10を挿入し、その内部開口部40にアンカーボルト50を螺入することにより、アンカーボルト50の取り付けが完了する。
タップがたてられない合成樹脂製の脆弱板または金属板等であっても、それら金属、合成樹脂等の板を2〜3枚重ねて締め付ける場合には、そこに貫通孔を設け、そこに本体部10を挿入し、その内部開口部40にアンカーボルト50を螺入することにより、アンカーボルト50の取り付けが完了する。したがって、比較的脆い脆弱材に部品を強固に取付ける場合であっても、本体部10の拡径力によってアンカーボルトを堅固に取付けることができ、また、板材を堅固に締め付けることができる。
10 本体部
20 終端部
30 フランジ
40 内部開口部
41 均一径部
42 傾斜径部
50 アンカーボルト
51 軸部
52 頭部
53 ネジ先
60 吊りフック
70 吊り具
100 アンカーボルト取付補助具

Claims (3)

  1. 外径がテーパ状になっている本体部と、
    前記本体部の大径側の端部に形成したフランジと、
    前記本体部の小径側の端部から直径方向に複数形成されたスリットを付した終端部と、
    前記本体部のフランジ側の径を大きく、前記終端部側の径を小さく形成した内部開口部と、
    前記本体部のフランジ側の径よりも大きく、その螺入によって前記内部開口を拡径し、前記終端部は最大に拡径できるように挿入するアンカーボルトを具備し、
    前記本体部、前記フランジ、前記終端部を硬度50以上、90以下の範囲内とした合成樹脂、合成ゴム、エラストマーの何れかからなる材料で形成してなることを特徴とするアンカーボルト取付補助具。
  2. 前記アンカーボルトは、そのネジを形成した軸部の端部から前記アンカーボルトの半径に相当する距離以内を先端を細くしたテーパ形状としたことを特徴とした請求項1に記載のアンカーボルト取付補助具。
  3. 前記アンカーボルトは、前記本体部の長さと同等以上、10mm以下の範囲内の長さで使用することを特徴とした請求項1または請求項2に記載のアンカーボルト取付補助具。
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