JP2013223590A - パチンコ遊技機の大入賞口装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大入賞口への入賞の検知を迅速に行え、かつ、入賞個数を安定させることができるパチンコ機の大入賞口装置を提供すること。
【解決手段】大入賞口65と、遊技球の大入賞口への入賞を可能にする入賞可能状態と入賞不能状態とに移動する開閉部材60と、入賞検知用の検知部材67と、開閉部材の移動用の駆動手段70と、遊技盤から前方に突出し、流下する遊技球の入球口55として上方から見て略ロ字状に開口する枠体部50と、を備える。開閉部材は、入賞可能状態を入球口の下端側を塞ぐ状態とし、入賞不能状態を入球口の下端側を開口させる状態として、駆動手段によって前後に移動する。開閉部材は、上面側に載る遊技球を、下がった側に案内可能に傾斜する案内面部61を備える。大入賞口の開口部位66は、検知部材を設けて、案内面部の下がった側の左枠部51に配設され、入賞する遊技球を導く球通路69を連ならせている。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技者が大当たり時に遊技球を入賞させる大入賞口を有して構成されるパチンコ遊技機の大入賞口装置に関する。
従来、パチンコ遊技機では、始動口への入賞に伴う抽選による大当たり時に、大入賞口を開口させて、大入賞口への入賞によって、遊技者に賞球を与えている。しかし、大入賞口への入賞数が所定個数より多くなることは望ましくない。そのため、従来のパチンコ遊技機では、大当たり時の賞球数に差を設けず、過剰に賞球させないように、所定数の入賞を検知した後、直ちに、大入賞口への入賞を規制可能に、羽根部材や球通路を、遊技球の入賞困難位置に配置させるものがあった(例えば、特許文献1,2参照)。
あるいは、従来のパチンコ遊技機では、大入賞口への入賞時の遊技球の検知を迅速にして、所定個数以上の大入賞口への入賞を阻止するように、羽根部材や開閉扉を遊技球の入賞困難位置に移動させて、次のラウンド等に移行させるものもあった(例えば、特許文献3,4参照)
特開2002−177508号公報 特開2003−236121号公報 特開2002−210087号公報 特開2011−092301号公報
しかし、従来の特許文献1,2に記載のパチンコ遊技機では、流下してくる遊技球を受け止めない位置に羽根部材や球通路を、移動させて、大入賞口への過剰な遊技球の入球を阻止できるものの、入賞時の遊技球の検知自体を迅速にしているものではない。
また、従来の特許文献3,4に記載のパチンコ遊技機では、大入賞口に入球してから入賞の検知部位までの遊技球の移動距離を短くしたり、あるいは、移動速度を高めて、迅速に検知できるものの、大入賞口の開放時に入賞する遊技球が、規定の所定個数分、カウントされた直後における検知部位の直前の遊技球を、入賞させないように排除させる点に、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、大入賞口への入賞の検知を迅速に行え、かつ、入賞個数を安定させることができるパチンコ機の大入賞口装置を提供することを目的とする。
<請求項1の説明>
本発明に係る大入賞口装置は、遊技盤の遊技領域に配設され、
大当たり時に遊技球を入賞させる大入賞口と、
遊技球の前記大入賞口への入賞を可能にする入賞可能状態と入賞を不能にする入賞不能状態とに移動する開閉部材と、
遊技球の入賞を検知する検知部材と、
パチンコ遊技機の制御手段により作動を制御されて、前記開閉部材を入賞可能状態と入賞不能状態とに移動させる駆動手段と、
を備えたパチンコ遊技機の大入賞口装置であって、
前記遊技盤の盤面に連なって配置される後枠部、左右に離れて前記後枠部から前方に突出する左枠部と右枠部、及び、前記左枠部と前記右枠部との前端付近相互を連結する前枠部、を有して上方から見て略ロ字状とし、中央の空間部位を、流下する遊技球の入球口とする枠体部が、配設され、
前記開閉部材が、
入賞可能状態を、前記入球口の下端側を左右にわたって塞ぐ状態とし、入賞不能状態を、前記入球口の下端側を開口させる状態として、前記駆動手段により、上方から見て前後方向に移動する構成とするとともに、
入賞可能状態への配置時に、左右の少なくとも一方側に下がるように傾斜して、上面側に載る遊技球を、下がった側に案内可能な案内面部を備えて構成され、
前記大入賞口の開口部位が、
開口面の軸心を左右方向に略沿わせて、前記枠体部の左枠部と右枠部とにおける入賞可能状態への配置時の前記案内面部の下がった側で、かつ、前記案内面部上を転動する遊技球を入賞可能な位置に、配設されるとともに、入賞する遊技球を前記開口部位から前記遊技盤側の後方へ導く球通路を連ならせて、配設され、
前記検知部材が、前記大入賞口の開口部位に配設されていることを特徴とする。
本発明に係るパチンコ遊技機の大入賞口装置では、開閉部材が駆動手段によって入賞可能状態に移動している状態で、遊技球が上方から流下してくれば、遊技球は、枠体部の入球口に入って開閉部材の案内面部に載り、さらに、案内面部の下がった側の大入賞口の開口部位側に転動して、大入賞口に入賞し、また、検知部材に検知されて、その後、球通路を経て遊技盤内の所定の排出樋側に排出されることとなる。後続の遊技球も、同様に、案内面部上を転動して大入賞口に入賞して検知部材に検知された後、球通路を経て遊技盤内の所定の排出樋側に排出される。
その後、パチンコ遊技機の制御手段が、検知手段の信号に基づいて、所定個数の入賞球をカウントすれば、駆動部材が、制御手段の制御により、開閉部材を入賞不能状態に移動させる。その際、開閉部材の案内面部上に遊技球が載って、大入賞口への入賞直前に位置していても、案内面部が入球口の下端側を開口させるように前後方向に移動するため、案内面部上に載っていた遊技球は、転動面としていた案内面部が無くなることから、大入賞口に入賞すること無く、入球口から直ちに下方に落下する。そのため、大入賞口への入賞直前の案内面部上に遊技球が載っていても、案内面部が移動すれば、大入賞口へ入賞せずに、直ちに、その遊技球が落下することから、大入賞口への入賞個数を安定させることができる。
また、この入賞可能状態から入賞不能状態への移動の契機となる際の検知手段による遊技球の検知は、検知手段自体が、遊技盤から前方に突出した枠体部の左枠部若しくは右枠部の少なくとも一方における案内面部の下がった側に配置された大入賞口の開口部位、に配置されており、迅速に行うことができる。
したがって、本発明に係る大入賞口装置では、大入賞口への入賞の検知を迅速に行え、かつ、入賞個数を安定させることができる。
<請求項2の説明>
本発明に係る大入賞口装置では、前記開閉部材の前記案内面部は、左右方向に延びる棒状に形成して、前記入賞可能状態への配置時、上方から見た前記入球口の前後方向の中間部位で、前後に隙間を開けて、配設させる構成とすることが望ましい。
このような構成では、案内面部の前後方向の幅寸法が狭いことから、入賞可能状態から入賞不能状態に前後方向に移動すれば、入球口の下端側における案内面部の前後方向の隙間を、遊技球を落下可能な幅寸法に、直ちに大きくできて、入賞可能状態から入賞不能状態への移動時に、一層迅速に、大入賞口への入賞を阻止できるように、入球口の下端側を開口させて、遊技球を落下させることができる。
<請求項3の説明>
本発明に係る大入賞口装置では、前記開閉部材は、前記案内面部に連なって配設されて、前記大入賞口の開口部位を、入賞不能状態時に塞ぎ、入賞可能状態時に開口させる蓋部、を設けて構成することが望ましい。
このような構成では、大当たりでない通常時等において、遊技球が入球口に流下してきても、蓋部により、大入賞口への入球を安定して確実に阻止することができる。
<請求項4の説明>
本発明に係る大入賞口装置では、前記開閉部材は、前記案内面部を前記前枠部側に位置させて、前記入賞不能状態とし、前記案内面部を前記前枠部側から後方移動させて前記入賞可能状態とするように、前記駆動手段に連結させることが望ましい。
このような構成では、開閉部材が、入賞不能状態から入賞可能状態へ案内面部を移動させる際、入球口内に遊技球が位置していても、その遊技球を案内面部により遊技盤前方のガラス枠に当てるようなことを防止できて、異音が発生し難い。
<請求項5の説明>
本発明に係る大入賞口装置では、前記開閉部材は、前記案内面部の左右両端にそれぞれ連結され、かつ、前記案内面部を前後に揺動可能に、前記左枠部と前記右枠部とにそれぞれ支持される保持杆を設けて構成し、
前記駆動手段は、前記案内面部を前後方向に回動させて入賞可能状態と入賞不能状態となる位置に配置させるように、前記保持杆に連結させる構成とすることが望ましい。
このような構成では、開閉部材を前後方向にスライドさせるように移動させて、入賞可能状態や入賞不能状態に移動させる場合に比べて、省スペースとして、パチンコ遊技機に搭載できる。
<請求項6の説明>
本発明に係る大入賞口装置では、前記枠体部の前枠部は、前記後枠部より、上下方向の幅寸法を小さく形成し、
前記後枠部に、前方から視認可能に点灯する装飾用ランプを、配設することが望ましい。
このような構成では、遊技盤の盤面における大入賞口装置の配置エリアに、容易に、LED電飾基板等を設けてなる装飾用に点灯する装飾用ランプを配置でき、そして、装飾用ランプを点灯させれば、遊技者の目を楽しませることができる。
ちなみに、例えば、従来のような、前後方向に回動する開閉扉を設けた大入賞口装置では、その正面から見るエリアには、開閉扉が配置され、その薄くかつ回動する開閉扉には、装飾用ランプを配置させ難かった。しかし、本発明に係る大入賞口装置の後枠部には、後方へ凹んで遊技球を導く球通路や開閉扉を設けずに済み、容易に、装飾用ランプを配設することができる。
本発明に係る一実施形態の大入賞口装置が搭載されたパチンコ遊技機の正面図である。 実施形態の大入賞口装置(開閉部材の入賞不能状態)の正面図である。 実施形態の大入賞口装置の横断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 実施形態の大入賞口装置の縦断面図であり、図2のIV−IV部位に対応する。 実施形態の大入賞口装置の分解斜視図である。 実施形態の大入賞口装置の駆動部位の動作を説明する斜視図である。 実施形態の大入賞口装置における開閉部材の入賞可能状態の正面図である。 同実施形態の開閉部材の入賞可能状態での横断面図であり、図VIIのVIII−VIII部位に対応する。 同実施形態の開閉部材の入賞可能状態での横断面図であり、図VIIのVIII−VIII部位に対応する。 同実施形態の入賞不能状態と入賞可能状態との開閉部材と駆動手段とを示す概略平面図である。 同実施形態の入賞不能状態と入賞可能状態との開閉部材と検知手段とを示す概略側面図である。 同実施形態の入賞不能状態と入賞可能状態との開閉部材と検知手段とを示す概略背面図である。 パチンコ遊技機の電気系統のブロック図である。 遊技制御基板が実行する大入賞口処理の一部のフローチャートである。 同大入賞口処理の残部のフローチャートである。 制御手段が実行する大入賞口スイッチ処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1に示すように、パチンコ遊技機Pは、遊技盤1を備え、遊技盤1は、遊技者が発射ハンドル15を操作することによって発射された遊技球が転動しながら流下してゆく遊技領域2を備える。遊技領域2には、複数の普通入賞口4、ゲート5、第1始動口6、第2始動口7、大入賞口装置40の枠体部50を構成する台板41や前飾り43等が配設されている。
遊技領域2の中央部には、画像表示装置3が配設される。画像表示装置3は、液晶表示器等で構成され、表示画面3aには、公知のデモ表示、始動口6,7への入賞に基づく図柄変動表示、リーチ演出、大当たり演出等が行われる。
その他、遊技盤1には、三種類の保留ランプ9、普通図柄表示器10、二種類の特別図柄表示器11等が配設されている。
大入賞口装置40は、図2〜5に示すように、遊技盤1の取付孔1aに挿入されて固定される台板41と、台板41の前面側に固定される前飾り43と、台板41の後面側に固定される裏蓋45と、中間支持板46と、を備え、さらに、開閉部材60と、開閉部材60を動作させる駆動手段70と、を備えて構成されている。
そして、実施形態の大入賞口装置40では、上方から見て略ロ字状とし、中央の空間部位を、流下する遊技球の入球口55とする枠体部50が、配設されている。枠体部50は、遊技盤1の盤面1bに連なって配置される後枠部54、左右に離れて後枠部54から前方に突出する左枠部51と右枠部52、及び、左枠部51と右枠部52との前端付近相互を連結する前枠部53、を備えて構成されている。そして、実施形態の場合、左枠部51、右枠部52、及び、前枠部53が、前飾り43から形成され、後枠部54が台板41から形成されている。また。前枠部53は、後枠部54より、上下方向の幅寸法が小さく形成されている。
大入賞口装置40の大入賞口65は、実施形態の場合、左枠部51の入球口55側に開口する開口部位66に形成され、その開口面66aの軸心Xを、若干右上がりとして、左右方向に略沿わせて、配設されている。大入賞口65の開口部位66の周囲には、遊技球Bの通過を検知可能な検知手段としての磁気センサ等からなる大入賞口スイッチ(SW)67が配設されている。
さらに、左枠部51には、大入賞口65の開口部位66から入賞する遊技球Bを遊技盤1の後方側の図示しない排出樋へ排出可能な球通路69が、配設されている。
そして、入球口55の内周側には、図2〜4,6,7〜9に示すように、入球口55の下端側を開閉して、遊技球Bの大入賞口65への入賞を可能にする入賞可能状態OPと入賞を不能にする入賞不能状態CLとに移動する開閉部材60が、配設されている。開閉部材60は、左右方向に棒状に延び、かつ、大入賞口65側の左方側に下がった案内面部61を備えて構成されている。
開閉部材60は、入賞可能状態OPでは、図6のB、図7〜9、図10のB,11のB,12のBに示すように、案内面部61を入球口55の下端側を左右にわたって塞ぐ位置に配置させ、また、入賞不能状態CLでは、図2〜4、図6のA、図10のA,11のA,12のAに示すように、案内面部61を入球口55の下端側を開口させる位置に配置させるように、駆動手段70によって、上方から見て前後方向に移動する構成としている。
案内面部61は、入賞可能状態OPへの配置時、上面側を転動面61aとして、上方から入球口55内に流下してきた遊技球Bを受け止めて、傾斜の下方側となる左方側、すなわち、大入賞口65の開口部位66側に遊技球Bを転動させて、大入賞口65へ入賞可能に構成されている。
さらに、案内面部61は、実施形態の場合、入賞可能状態OPへの配置時、図8に示すように、上方から見た入球口55の前後方向の中間部位で、前後に隙間HF,HBを開けて、配置されるように前後方向の幅寸法を狭くして、構成されている。実施形態の場合、案内面部61の転動面61aの前後方向の幅寸法WRは、入球口55の前後方向の幅寸法(開口幅)WOの1/5程度、遊技球Bの直径寸法(11mm)の1/4程度とした約3mmとしている。なお、入球口55は、前後方向の幅寸法(開口幅)WOを、遊技球の直径寸法より僅かに大きくし、左右方向の開口幅WDは、実施形態の場合、遊技球Bの5個分以上程度の開口幅を有し、大入賞口65の入口の開口幅の規定である55〜135mmの範囲内として形成されている。勿論、規定の変更や本装置を入賞口装置として使用する場合には、開口幅WDは、適宜、増減させてもよい。
また、開閉部材60は、案内面部61に連なって配設されて、案内面部61の入賞不能状態CLへの配置時に、大入賞口65の開口部位66を塞ぎ、かつ、案内面部61の入賞可能状態OPへの配置時に開口部位66を開口可能な蓋部63を備えている(図4,11のA参照)。
実施形態の場合、開閉部材60は、案内面部61の左右両端を支持する保持杆62(62L,62R)を備えて構成されるとともに、上方から見て、案内面部61を、前枠部53側に位置させて入賞不能状態CLとし、前枠部53側から後方移動させて入賞可能状態OPとするように、駆動手段70に連結されている。
さらに詳しく述べれば、開閉部材60は、左保持杆62Lと右保持杆62Rとから突出する軸部62aを、それぞれ、枠体部50の左枠部51と右枠部52とに回動自在に軸支させて、案内面部61を前後に揺動可能に、左枠部51と右枠部52とにそれぞれ支持される構成としている。
なお、開閉部材60は、大入賞口65の開口部位66に円滑に遊技球Bが入球するように、案内面部61が、開口部位66の開口面66aの軸心Xに略沿って配設され(詳しくは、軸心Xより若干浅い傾斜としているものの、左下がりの傾斜としている)、前後に揺動する回動軸RCも軸心Xに略沿うように、左右の軸部62aを、左下がりとして、左枠部51と右枠部52とにそれぞれ支持させて、配設されている(図7参照)。
そして、駆動手段70の後述するカムフレーム77が、開閉部材60の左保持杆62Lに形成された係合ピン62bに係合し、駆動手段70は、作動時、係合ピン62bを上下動させるように動作して、案内面部61を、入賞可能状態OPと入賞不能状態CLとなる位置に、前後方向に回動させる構成としている。
左保持杆62Lには、係合ピン62bの他、既述の蓋部63が配設されている。そして、蓋部63は、左保持杆62Lと一体的に形成された板状として、大入賞口65の開口部位66を塞いだ際、開口部位66の中央付近を前後方向に沿った帯状に塞ぐように、構成されている。蓋部63は、案内面部61が入賞可能状態OPへの配置時、開口部位66の近傍で開口部位66を開口させ、かつ、案内面部61の入賞不能状態CLへの配置時、開口部位66を塞げるように、上縁63aを下方へ凹むように湾曲させて、三日月状に形成されている(図4参照)。
駆動手段70は、パチンコ遊技機Pの制御手段としての遊技制御基板20に作動を制御される駆動源としての大入賞口ソレノイド71と、運動変換機構75と、を備えて構成されている(図5、10〜12参照)。
運動変換機構75は、大入賞口ソレノイド71のプランジャ72と連結されるクランクアーム76と、カムフレーム77と、偏心カム78と、ガイドピン79と、を備えて構成されている。クランクアーム76は、プランジャ72の先端のフランジ部72aと係合する元部76aと、元部76aから左方側へ棒状に延び、先端上面に複数の歯溝76cを設けたラック部76bと、を備えて構成されている。
偏心カム78は、円板状の基部78aと、基部78aの中心からずれた前後の両端面からそれぞれ延びる軸部78b,78dと、後側の軸部78bに設けられてラック部76bの歯溝76cに噛合するピニオン部78cと、を備えて構成されている。また、前後の軸部78b,78dは、裏蓋45と中間支持板46とに対し、それぞれ、回動自在に支持されている(図4参照)。
カムフレーム77は、偏心カム78の円板状の基部78aを収納する収納凹部77bを有した収納板部77aと、収納板部77aから左方に延びた係合部77cと、を備えて構成されている。収納板部77aの収納凹部77bは、左右に延びる長円形として、前後方向に貫通する貫通孔から形成されている。係合部77cには、開閉部材60の係合ピン62bと係合するように、左端側を開口させる断面略コ字状として前後方向に延び、係合ピン62bを収納する係合凹部77dが、形成されている。また、収納板部77aと係合部77cとの間の前部側には、三角板状のリブ77eが上下に並設されて、上下のリブ77eに上下方向に貫通するように、ガイド孔部77fが形成されている。
ガイドピン79は、カムフレーム77のガイド孔部77fに嵌挿され、上下両端を台板41に保持されている。
カムフレーム77は、裏蓋45と中間支持板46との間で、上下方向の移動を許容され、かつ、前後移動を規制されて配設され、上下の移動を、ガイド孔部77fに挿入されてガイドピン79により、案内される。
そして、この駆動手段(駆動機構)70では、ソレノイド71のプランジャ72が左方に延ばした状態を、通常時の非作動時としており(図2〜4,6のA,10のA,11のA,12のA参照)、その状態では、プランジャ72に係合するクランクアーム76が左方側に押し出されており、クランクアーム76のラック部76bに噛合するピニオン部78cを有した偏心カム78は、前後の軸部78b,78dを円板状の基部78aの上側の縁付近に配置させた状態としている。この状態では、偏心カム78の基部78aを収納凹部77bに収納したカムフレーム77は、ガイドピン79の下部側に配置されて、係合凹部77dを下位置に配置させる。そのため、係合凹部77dに係合ピン62bを係合させた開閉部材60は、案内面部61を、入球口55の下端を開口させるように、前方に配置させて、前枠部53の下面に上下方向に連ならせている。この時、案内面部61は、遊技球Bの大入賞口65への入賞を不能とする入賞不能状態CLの配置となる。
一方、ソレノイド71が通電された作動時では、プランジャ72が引き込まれて(図6のB、図7〜9,10のB,11のB,12のB参照)、その状態では、クランクアーム76が右方側に引き込まれ、クランクアーム76のラック部76bに噛合するピニオン部78cを有した偏心カム78は、収納凹部77b内を回転しつつ摺動して、前後の軸部78b,78dを基部78aの上下方向の中間位置に配置させる。そのため、カムフレーム77が、相対的に、ガイドピン79に案内されて上方移動し、係合凹部77dを上位置に配置させる。その結果、係合凹部77dに係合ピン62bを係合させた開閉部材60は、案内面部61を、入球口55の下端を塞ぐように、すなわち、遊技球Bを大入賞口65へ入賞可能な入賞可能状態OPに配置させることとなる。
そしてまた、実施形態では、後枠部54を構成する台板41には、前枠部53の後方に、前枠部53より上下方向の幅寸法を大きくして、装飾用ランプ42が配設されている。装飾用ランプ42は、前面側のレンズ42aと、レンズ42aの後方のLED電飾基盤42bと、を備えて構成され、遊技機Pの大当り等の演出時、所定の点灯を行うこととなる。
なお、図3,4,8,9において、符号12は、透明ガラスを設けてなるガラス枠を表している。
このパチンコ遊技機Pの電気系統を説明すると、図13に示すように、制御手段としての遊技制御基板20を中枢部とし、遊技制御基板20に演出制御基板21、払出制御基板22及び盤用外部情報端子基板23が接続され、演出制御基板21に画像制御基板24及びランプ制御基板25が接続され、払出制御基板22に枠用外部情報端子基板26が接続されている。遊技制御基板20、演出制御基板21、払出制御基板22、画像制御基板24及びランプ制御基板25は、それぞれ、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えて構成されている。
遊技制御基板20には、遊技球Bが始動口6,7に入賞したことを検出する始動口スイッチ(SW)27,28、普通図柄表示器10の変動表示数字が所定の数字で表示停止したとき、第2始動口(電チュー)7を開放駆動する電チューソレノイド29、電チューソレノイド29を動作させる契機として遊技球Bがゲート5を通過したことを検出するゲートSW30、遊技球Bが大入賞口65に入賞したことを検出する大入賞口SW67、大入賞口65への入賞を可能に開閉部材60を移動させる大入賞口ソレノイド71、遊技球Bが普通入賞口4へ入賞したことを検出する普通入賞口SW31、保留球数を表示する保留ランプ9、遊技球Bがゲート5を通過することが契機となって数字が変動表示される普通図柄表示器10、画像表示装置3による演出と同期して特別図柄を変動表示する特別図柄表示器11がそれぞれ接続される。
そして、普通図柄表示器10に所定の数字が変動停止したとき、電チューソレノイド29が動作して第2始動口7が所定時間開放する。
演出制御基板21は、遊技制御基板20からの所定の大当たりやリーチ演出等のコマンド信号が入力され、RAMに記憶されたデータに基づき、画像表示装置3の画像演出や装飾用ランプ42の点灯演出を行うように、所定のコマンド信号が画像制御基板24やランプ制御基板25に出力する。
また、払出制御基板22には、賞球を払出す賞球払出装置の駆動源である払出駆動モータ32、賞球払出装置により払い出された遊技球Bを検出する払出球検出スイッチ33、賞球払出装置に供給すべき遊技球Bが有ることを検出する球有り検出スイッチ34、球貯留皿14が払い出された遊技球Bによって満杯になったことを検出する満タン検出スイッチ35、がそれぞれ接続されている。
つぎに、制御手段としての遊技制御基板20が実行する大入賞口処理及び大入賞口スイッチ(SW)処理を図14,15に基づいて順に説明する。なお、実施形態のパチンコ遊技機Pの大入賞口装置40では、大当たりの大当たり遊技として、1ランド当たりの入賞個数Cを「9」個、賞球を15個、ラウンド数Rを「15」ラウンドとして説明するが、大当たり時の1ランドの入賞個数、賞球、ラウンド数は、これに限定されるものではない。
(1)大入賞口処理(図14)
図14において、遊技制御基板20は、まず、大当たり中であるか否かを判定し(ステップS1)、大当たり中でなければ処理を終え(ステップS1でNO)、大当たり中であれば(ステップS1でYES)、オープニング中であるか否かを判定する(ステップS2)。オープニング中でなければ(ステップS2でNO)、ステップS9に移行して、開放中か否かを判定する。
なお、オープニング中とは、大当たりが発生してから大当たりの第1ラウンドが開始されるまでの期間をいう。
ステップS2でYESであれば、ステップS3に移行して、オープニング時間つまり、大当たり発生時点から大当たりの第1ラウンドの開始時点までの時間が経過したか否かを判定し、経過していなければ(ステップS3でNO)、処理を終え、経過していれば(ステップS3でYES)、ラウンド数Rを「1」だけ加算し(ステップS4)、ついで、大入賞口65への入賞個数Cを「0」にクリアした後(ステップS5)、大入賞口ソレノイド71に作動信号を出力し、開閉部材60の案内面部61を入賞不能状態CLから入賞可能状態OPへ移動させて、入球口55へ流下する遊技球Bを、案内面部61上を転動させて、大入賞口65へ入賞可能な開放状態とし(ステップS6)、ステップS7に移行する。
また、既述のステップS9において、大入賞口65が開放中か否か判定した場合、開放中であれば(ステップS9でYES)、ステップS7に移行し、開放中でなければ(ステップS9でNO)、エンディング中か否かを判定し、エンディング中であれば(ステップS12でYES)、ステップS16に移行し、エンディング中でなければ(ステップS12でNO)、インターバル時間が経過したか否かを判定する(ステップS13)。インターバル時間が経過していれば(ステップS13でYES)、ステップS4に移行し、インターバル時間が経過していなけば(ステップS13でNO)、処理を終える。
なお、エンディング中とは、第15ラウンドが終了した後に画像表示装置3において大当たり終了演出が行われているときをいう。また、インターバル時間とは、大入賞口65が開放された時点から次のラウンドを開始させるべく大入賞口65を開放する時点までの、予め設定した時間をいう。
そして、ステップS7では、1ランドでの大入賞口65が開放状態を持続することができる時間が経過したか否かを判定し、経過していなければ(ステップS7でNO)、大入賞口65への入賞個数Cが所定値「9」であるか否かを判定し(ステップS8)、入賞個数Cが「9」でなければ、処理を終える。
ステップS7において、開放時間が経過していたり(ステップS7でYES)、あるいは、入賞個数Cが「9」であれば(ステップS8でYES)、ステップS10に移行して、大入賞口ソレノイド71への作動信号を出力停止し、開閉部材60の案内面部61を入賞可能状態OPから入賞不能状態CLへ配置させて、大入賞口65に遊技球Bが入賞しないように閉鎖状態とし(ステップS10)、ステップS11に移行する。
この時、大入賞口65の開口部位66の直前の案内面部61上に遊技球Bが載っていても、その遊技球Bは、案内面部61が遊技球Bの下面から前方へ移動して外れることから、大入賞口65へ入賞すること無く、下方へ落下することとなる。
そして、ステップS11において、ラウンド数Rが「15」であるか否かを判定し、ラウンド数Rが「15」でなければ(ステップS11でNO)、処理を終え、ラウンド数Rが「15」であれば(ステップS11でYES)であれば、ラウンド数Rが「0」にクリアされ(ステップS14)、エンディングが開始される(ステップS15)。その後、エンディング時間が経過すると(ステップS16)、エンディングを終了し、大当たりが終了する(ステップS17)。
(2)大入賞口SW処理(図16)
図16において、遊技制御基板20は、大入賞口SW67がONすると(ステップS21)、大当たり中のときは入賞個数Cを「1」だけ加算し(ステップS22、ステップS23)、賞球15個コマンドをセットし払出制御基板22に送信する(ステップS24)。賞球15個コマンドを受信した払出制御基板22は、払出駆動モータ32に作動信号を出力し、払出駆動モータ32が駆動されて15個分の賞球が払出される。
そして、実施形態の大入賞口装置40では、図6のB、図7〜9、図10のB,11のB,12のBに示すように、開閉部材60が駆動手段70の大入賞口ソレノイド71や運動変換機構75によって、入賞可能状態OPに移動している状態で、遊技球Bが上方から流下してくれば、遊技球Bは、枠体部50の入球口55に入って開閉部材60の案内面部61に載り、さらに、前枠部51と後枠部54(装飾用ランプ42を含む)とに前後を位置規制されつつ、案内面部61の下がった側の大入賞口65の開口部位66側に転動して、大入賞口65に入賞し、また、検知部材としての大入賞口SW67に検知されて、その後、球通路69を経て遊技盤1内の所定の排出樋側に排出されることとなる。後続の遊技球Bも、同様に、案内面部61上を転動して大入賞口65に入賞して大入賞口SW67に検知された後、球通路69を経て遊技盤1内の所定の排出樋側に排出される。
その後、パチンコ遊技機Pの制御手段としての遊技制御基板20が、大入賞口SW67の信号に基づいて、所定個数Cの入賞球を「9」までカウントすれば、駆動手段70の大入賞口ソレノイド71が、遊技制御基板20の制御により、開閉部材60を入賞不能状態CLに移動させる。
その際、図9,4に示すように、開閉部材60の案内面部61上に遊技球Bが載って、大入賞口65への入賞直前に位置していても、案内面部61が入球口55の下端側を開口させるように前後方向の前方側に移動するため、案内面部61上に載っていた遊技球Bは、転動面61aとしていた案内面部61が無くなることから、大入賞口65に入賞すること無く、入球口55から直ちに下方に落下する。そのため、大入賞口65への入賞直前の案内面部61上に遊技球Bが載っていても、案内面部61が移動すれば、大入賞口65へ入賞せずに、直ちに、その遊技球Bが落下することから、大入賞口65への入賞個数を安定させることができる。
また、この入賞可能状態OPから入賞不能状態CLへ移動する契機となる検知手段としての大入賞口SWによる遊技球Bの検知は、大入賞口SW自体が、遊技盤1から前方に突出した枠体部50における案内面部61の下がった側の左枠部51側に配置された大入賞口65の開口部位66、に配置されており、迅速に行うことができる。
したがって、実施形態の大入賞口装置40では、大入賞口65への入賞の検知を迅速に行え、かつ、入賞個数を安定させることができる。
なお、実施形態では、開閉部材60の案内面部61における転動面61aを左方側に下げ、枠体部50の左枠部51に、大入賞口65の開口部位66と大入賞口SW67とを配設させたが、左右を入れ変えて、案内面部61の転動面61aを右方側に下げ、枠体部50の右枠部52に、大入賞口65の開口部位66と大入賞口SW67とを配設させてもよい。さらに、案内面部61の転動面61aを左右方向の中央を高くして、左右両端側を下方に下げるように構成し、そして、枠体部50の左右両側の左枠部51と右枠部52とに、大入賞口65の開口部位66と大入賞口SW67とを配設させてもよい。
そしてまた、実施形態の大入賞口装置40では、開閉部材60の案内面部61が、左右方向に延びる棒状に形成されて、入賞可能状態OPへの配置時、上方から見た入球口55の前後方向の中間部位で、前後に隙間HF,HBを開けて、配設されている(図8参照)。
そのため、案内面部61の前後方向の幅寸法WRが狭いことから、入賞可能状態OPから入賞不能状態CLに前方へ移動すれば、入球口55の下端側における案内面部61の前後方向の隙間HF,HBを、遊技球Bを流下可能な幅寸法に、直ちに大きくできて、入賞可能状態OPから入賞不能状態CLへの移動時に、一層迅速に、大入賞口65への入賞を阻止できるように、入球口55の下端側を開口させて、遊技球Bを落下させることができる。
この点を考慮しなければ、入球口55の下方の略全域を塞ぐように、案内面部61を構成してもよい。
さらに、実施形態の大入賞口装置40では、開閉部材60が、案内面部61に連なって配設されて、大入賞口65の開口部位66を、入賞不能状態CLへの配置時に塞ぎ、入賞可能状態OPへの配置時に開口させる蓋部63、を備えている。
そのため、実施形態では、大入賞口65を開放させる大当たりでない通常遊技時等において、遊技球Bが入球口55に流下してきても、蓋部63により、大入賞口65への入球を安定して確実に阻止することができる。特に、実施形態では、蓋部63が、開閉部材60における開口部位66側の左保持杆62Lと一体的に三日月板状に形成されており、案内面部61の入賞不能状態への回動時に、入球口55の下端側の開口と同時に、迅速に、開口部位66を塞ぐことができる。
さらにまた、実施形態の大入賞口装置40では、開閉部材60が、案内面部61を前枠部53側に位置させて、入賞不能状態CLとし、案内面部61を前枠部53側から後方移動させて入賞可能状態OPとするように、駆動手段70のカムフレーム77に連結させている。
そのため、開閉部材60が、入賞不能状態CLから入賞可能状態OPへ案内面部61を移動させる際、入球口55内に遊技球Bが位置していても、その遊技球Bを案内面部61により遊技盤1の前方のガラス枠12に当てるようなことを防止できて、異音が発生し難い。
上記の点を考慮しなければ、開閉部材60は、入賞不能状態CLへの配置時、案内面部61を遊技盤1側の後枠部54側に収納し、入賞可能状態OPへの配置時、案内面部61を前方側に繰り出してもよい。この場合、入球口55の前後方向の中間付近まで案内面部61を繰り出せばよく、その際の案内面部61は、前後方向に平面的な板状でもよいし、前後に隙間HF,HBを空けるような左右方向に延びる棒状に構成してもよい。
さらにまた、実施形態の大入賞口装置40では、開閉部材60が、案内面部61の左右両端にそれぞれ連結され、かつ、案内面部61を前後に揺動可能に、左枠部51と右枠部52とにそれぞれ支持される保持杆62(62L,62R)を設けて構成されている。そして、駆動手段70のカムフレーム77が、案内面部61を前後方向に回動させて入賞可能状態OPと入賞不能状態CLとなる位置に配置させるように、左保持杆62Lに連結されている。
そのため、実施形態では、開閉部材60を前後方向にスライドさせるように移動させて、入賞可能状態や入賞不能状態に移動させる場合に比べて、省スペースとして、パチンコ遊技機Pに搭載できる。
なお、実施形態では、開閉部材60の案内面部61を前後方向に揺動させる際、入賞不能状態CLから入賞可能状態OPへ後方へ回動させているが、入賞不能状態CLへの配置時、案内面部61を遊技盤1側に配置させ、入賞可能状態OPへの配置時、案内面部61を、入球口55の下端を塞ぐように、前方へ移動させるように回動させてもよい。
また、実施形態では、枠体部50の前枠部53が、後枠部54より、上下方向の幅寸法を小さく形成されて、後枠部54に、前方から視認可能に点灯する装飾用ランプ42が、配設されている。
そのため、実施形態では、遊技盤1の盤面1bにおける大入賞口装置40の配置エリアに、容易に、厚さ寸法が必要なLED電飾基盤42bやレンズ42aを設けた装飾用に点灯する装飾用ランプ42を、配置できる。そして、実施形態では、演出制御基板21やランプ制御基板25での制御に基づく大当たり演出やリーチ演出等において、適宜、装飾用ランプ42を点灯させれば、遊技者の目を楽しませることができる。
ちなみに、例えば、従来のような、前後方向に回動する開閉扉を設けた大入賞口装置では、その正面から見るエリアには、開閉扉が配置され、その薄くかつ回動する開閉扉には、厚さ寸法のある装飾用ランプを配置させ難かった。しかし、実施形態の後枠部54には、後方へ凹んで遊技球Bを導く球通路や開閉扉を設けずに済み、容易に、厚さ寸法のある装飾用ランプ42を配設することができる。
1…遊技盤、1b…盤面、2…遊技領域、20…(制御手段)遊技制御基板、40…大入賞口装置、42…装飾用ランプ、50…枠体部、51…左枠部、52…右枠部、53…前枠部、54…後枠部、55…入球口、
60…開閉部材、61…案内面部、62(62L,62R)…保持杆、63…蓋部、
65…大入賞口、66…開口部位、66a…開口面、67…(検出手段)大入賞口SW、69…球通路、
70…駆動手段、71…(駆動源)大入賞口ソレノイド、75…運動変換機構、
CL…(案内面部の)入賞不能状態、OP…(案内面部の)入賞可能状態、X…(開口面の)軸心、RC…(開閉部材の)回動軸、HF,HB…(前後の)隙間、B…遊技球、P…パチンコ遊技機。

Claims (6)

  1. 遊技盤の遊技領域に配設され、
    大当たり時に遊技球を入賞させる大入賞口と、
    遊技球の前記大入賞口への入賞を可能にする入賞可能状態と入賞を不能にする入賞不能状態とに移動する開閉部材と、
    遊技球の入賞を検知する検知部材と、
    パチンコ遊技機の制御手段により作動を制御されて、前記開閉部材を入賞可能状態と入賞不能状態とに移動させる駆動手段と、
    を備えたパチンコ遊技機の大入賞口装置であって、
    前記遊技盤の盤面に連なって配置される後枠部、左右に離れて前記後枠部から前方に突出する左枠部と右枠部、及び、前記左枠部と前記右枠部との前端付近相互を連結する前枠部、を有して上方から見て略ロ字状とし、中央の空間部位を、流下する遊技球の入球口とする枠体部が、配設され、
    前記開閉部材が、
    入賞可能状態を、前記入球口の下端側を左右にわたって塞ぐ状態とし、入賞不能状態を、前記入球口の下端側を開口させる状態として、前記駆動手段により、上方から見て前後方向に移動する構成とするとともに、
    入賞可能状態への配置時に、左右の少なくとも一方側に下がるように傾斜して、上面側に載る遊技球を、下がった側に案内可能な案内面部を備えて構成され、
    前記大入賞口の開口部位が、
    開口面の軸心を左右方向に略沿わせて、前記枠体部の左枠部と右枠部とにおける入賞可能状態への配置時の前記案内面部の下がった側で、かつ、前記案内面部上を転動する遊技球を入賞可能な位置に、配設されるとともに、入賞する遊技球を前記開口部位から前記遊技盤側の後方へ導く球通路を連ならせて、配設され、
    前記検知部材が、前記大入賞口の開口部位に配設されていることを特徴とするパチンコ遊技機の大入賞口装置。
  2. 前記開閉部材の前記案内面部が、左右方向に延びる棒状に形成されて、前記入賞可能状態への配置時、上方から見た前記入球口の前後方向の中間部位で、前後に隙間を開けて、配設される構成としていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機の大入賞口装置。
  3. 前記開閉部材が、前記案内面部に連なって配設されて、前記大入賞口の開口部位を、入賞不能状態時に塞ぎ、入賞可能状態時に開口させる蓋部、を備えて構成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のパチンコ遊技機の大入賞口装置。
  4. 前記開閉部材が、前記案内面部を前記前枠部側に位置させて、前記入賞不能状態とし、前記案内面部を前記前枠部側から後方移動させて前記入賞可能状態とするように、前記駆動手段に連結されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機の大入賞口装置。
  5. 前記開閉部材が、前記案内面部の左右両端にそれぞれ連結され、かつ、前記案内面部を前後に揺動可能に、前記左枠部と前記右枠部とにそれぞれ支持される保持杆を有して構成され、
    前記駆動手段が、前記案内面部を前後方向に回動させて入賞可能状態と入賞不能状態となる位置に配置させるように、前記保持杆に連結される構成としていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機の大入賞口装置。
  6. 前記枠体部の前枠部が、前記後枠部より、上下方向の幅寸法を小さく形成され、
    前記後枠部に、前方から視認可能に点灯する装飾用ランプが、配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機の大入賞口装置。
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