JP2013223310A - 電気車用充電器の電流制御方法とその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気車に搭載される車載充電器の他に、定置充電器を別個に設けて急速充電するとき、定置充電器に対する押込み充電時の充電電流精度が高いこと、および平滑リアクトルの小型化などが要求される。
【解決手段】急速充電時に、バッテリーに第1のスイッチを介して定置充電器を接続する。この定置充電器からの充電電流路と車載充電器の平滑リアクトルの電流流入路間を第2のスイッチを介して接続する。充電電流が予め定められた押込み充電領域にまで低下したとき、第2のスイッチを閉路して第1のスイッチを開路し、車載充電器の電流検出器による検出電流値と定置充電器の充電電流設定値の差分に応じて定置充電器のインバータを制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、充電器の電流制御方法とその装置に係わり、特にバッテリーフォークリフト等の電気車に搭載するバッテリー充電器の小型化と充電電流の精度の向上を図った電流制御方法と装置に関するものである。
電気車、例えばバッテリーフォークリフトの場合、車両に搭載した充電器を介しての充電は、一般に、フォークリフトを使用しない夜間に行われ、その充電は8時間程度をかけてバッテリーを充電することになる(以下これを普通充電と呼ぶ)。しかし、フォークリフトの使用頻度の激しい用途によっては、満充電していても作業中に放電して運転出来ない状態となる場合もある。このような用途に使用されるフォークリフトでは、昼休みに補充電するなどの短時間で充電出来る機能(以下これを急速充電と呼ぶ)が必要となる。急速充電の場合、その方法としては車載充電器に急速充電機能を持たせても良いが、急速充電を必要とする用途は少ないことから、車載充電器にその機能を持たせると普通充電だけでよい用途の場合でも価格が高くなり、かつ車載充電器も大型化する問題が発生する。
急速充電を必要とする場合の他の方法として、フォークリフトには普通充電用の充電器を搭載し、急速充電を必要とする用途には定置型の充電器を別途用意することが考えられる。この場合、普通充電だけでよいフォークリフト本体の価格は上がらない。また、定置型は必ずしもフォークリフトと1対1にする必要もなく、充電タイミングをずらすことで複数台にも使用できる利点がある。
図4はバッテリーフォークリフトに搭載される充電器の回路構成を示したもので、ACは交流電源、RF1は第1の整流器で、ダイオードブリッジよりなって交流を直流に変換する。C1は交流電圧ACを全波整流し直流に変換した電圧を平滑するための平滑コンデンサ、TR1はインバータで、トランジスタやIGBTなどの半導体素子により構成されて直流を交流に変換する。CS1は電流検出器で、インバータTR1電流を検出してインバータを構成する半導体素子を過電流から保護するために用いられる。
インバータTR1によって交流に変換された電力は、トランスTFを経て第2の整流器RF2により交流を直流に変換され、平滑リアクトルDCLと平滑コンデンサC2よりなる平滑回路を経てバッテリーBを充電する。バッテリーBには、スイッチング素子T1のオン・オフ比を変えることで定電圧、定電流制御される。
D2はフリーホイリングダイオードで、スイッチング素子T1がオフしたときリアクトルL1の電流をバッテリーBに戻すことでT1を過電圧から保護する。CS2はバッテリー電流を検出する電流検出器である。
なお、図4のように、交流電源から整流器を介して所定の電圧と電流を取り出し、所定のタイミングでバッテリーに供給するものとしては、特許文献1が公知になっている。
特許文献1では、充電開始前の回路設定は、定電流制御での充電に対応していることから、充電開始前の充電電流は0であり、PWC制御回路の出力が最大デューティ比で出力される状態下にある。この状態で定電流制御からの充電を開始すると、充電開始直後に大きな突入電流が生じるといった問題点を解決するために、充電開始時点の突入充電電流のピーク値を低減し、充電開始直後の突入電流を防止する突入電流防止スイッチを設けたものである。
特開2002−142381
図3は急速充電を行う場合の充電器の電流制御装置を示したものである。
点線で囲った図面上側は車載充電器、下側が定置充電器を示したもので、車載充電器と定置充電器とは同一機能であるので、以下の説明では車載充電器側で説明する。
ACは交流電源で、充電時にはコネクタCN1を介して充電器が接続される。
RF11は第1の整流器で、ダイオードブリッジよりなって交流を直流に変換する。C1は交流電圧AC1を全波整流し直流に変換した電圧を平滑するための平滑コンデンサ、TR11はインバータで、トランジスタやIGBTなどの半導体素子により構成されて直流を交流に変換する。TF1は電圧比を変え、かつ一次と二次間を絶縁するトランスで、このトランスTF1の二次側には第2の整流器RF12が接続されており、インバータTR11によって交流に変換された電力は、トランスTF1を経て第2の整流器RF12により交流を直流に変換される。直流電流は平滑リアクトルDCL1、電流検出器CS1を経てバッテリーBを充電する。
IS11は充電電流設定器で、バッテリーBに対する充電電流を設定するもので、この設定はバッテリー電圧などに応じて決められる。PI1は比例積分の電流アンプ、PWC1はパルス幅変換器で、電流アンプPI1の出力に比例したパルス幅に変換し、その出力でインバータTR11の半導体素子をオン・オフ制御する。
定置充電器を使用するときにはコネクタCN2を介してバッテリーと接続する。スイッチMC1は定置充電器から充電するときに閉路状態にされ、それ以外のときには開放状態となっている。
上記の構成で、車載充電器によりバッテリーBを充電するときには、コネクタCN1を交流電圧ACに接続し、スイッチMC1は開放のままとする。また、充電電流設定器IS11により所定の充電電流設定を与えてインバータTR11をオン・オフ制御すると、トランスTF1、整流器RF12、平滑リアクトルDCL1、および電流検出器CS1を経てバッテリーBが充電される。
充電電流は電流検出器CS1により検出され、減算部S1において充電電流設定値との偏差分が求められ、その偏差分を電流アンプPI1で増幅してパルス幅変換器PWC1に入力し、電流アンプPI1の出力に比例したパルスに変換しインバータTR11をオン・オフ制御して電圧の大きさを変える。これにより、平滑リアクトルDCL1を流れる電流が電圧の大きさに併せて変化する。このように制御することで、平滑リアクトルDCL1の電流が充電電流設定値と同じになり、バッテリーBを定電流充電することが出来る。なお、定置充電器で充電する場合には、スイッチMC1を閉じるだけで定置充電器の動作は車載充電器と同じであるので省略する。
バッテリーBの容量は、例えば3トンのバッテリーフォークリフトの場合には480Ah/5hr程度で、車載充電器による普通充電では最大100A程度で充電を始め、充電が進むに従って充電電流設定を徐々に小さくして満充電近くになると略10分の1の10A程度で充電する(以下これを押込み充電と呼ぶ)。
一方、定置充電器による急速充電では最初300A程度で充電を始め、普通充電と同様に充電が進むに従って充電電流設定を徐々に小さくする。押込み充電は
急速充電でも普通充電と同じ10A程度で充電することが必要である。
バッテリーの性能を維持するためには、押込み充電時の充電電流の精度が高いことと、電流のリプルが小さいことが要求される。特に、シールバッテリーではその要求は厳しく、押込み充電では考慮が必要である。
充電電流の精度は周囲温度、電流検出器CS1の定格電流値とその精度、そして制御回路の分解能などで決まり、一般には3%程度である。
普通充電では100Aの電流検出器CS1を使用すると、その誤差は100A×±3%=±3Aである。このとき、押込み充電では、10Aの設定に対して7〜13Aに変化することになる。この程度ならバッテリーの性能低下には影響しない。
次に、急速充電の定置充電器を同様に計算すると、電流検出器CS2の定格を
300Aとすると、その誤差は300A×±3%=±9Aである。このときの
押込み充電では、10Aの設定に対して1〜19Aに変化することになりバッテリーの性能に影響する。勿論、高精度で高い分解能の回路部品を使用すればより良い精度にできるが価格が高くなる。
次に、リプル電流について説明する。リプル電流の大きさは(1)式で表される。
Figure 2013223310
ここで、Vbはバッテリー電圧、V1は平滑リアクトルDCL1の一次側の電圧、Lは平滑リアクトルDCL1のインダクタンス、fはインバータ周波数、
(1)式からリプル電流は平滑リアクトルのインダクタンスとインバータ周波数の積に反比例することが分る。したがって、許容できるリプル電流の最大値が決まっていれば平滑リアクトルのインダクタンスとインバータ周波数を適当な値にすればよい。ここで平滑リアクトルのインダクタンスを大きくするとサイズが大きくなって高価になる。また、インバータ周波数を高くすれば損失が増加するので、両者を最適に選定する必要がある。
(1)式によれば、リプル電流は電流の大きさに無関係なので、定置充電器でも車載充電器と同じインダクタンスが必要になる。平滑リアクトルのサイズは略LI2に比例するので、定置充電器の平滑リアクトルDCL2は、車載充電器の平滑リアクトルDCL1の体積の略9倍が必要となって大きくなり、また高価となる。
したがって、本発明が目的とするところは、定置型の充電器を別途用意したときの充電電流の精度が高く、電流のリプルの小さい充電器の電流制御方法とその装置を提供することにある。
本発明の請求項1は、インバータによって直流を交流に変換し、変換された交流をさらに直流に変換した後、平滑リアクトル、電流検出器を通してバッテリーを充電する車載充電器を電気車に搭載すると共に、前記車載充電器と同様な機能構成の充電器を定置充電器として設置し、前記バッテリーに対する急速充電時に定置充電器から充電電流を供給する制御方法において、
前記急速充電時に、充電電流が予め定められた押込み充電領域にまで低下したとき、定置充電器からの充電電流を、前記車載充電器の平滑リアクトルおよび電流検出器に流通させ、この電流検出器による検出電流値と前記定置充電器の充電電流設定値の差分に応じて定置充電器のインバータを制御することを特徴としたものである。
本発明の請求項2は、インバータによって直流を交流に変換し、変換された交流をさらに直流に変換した後、平滑リアクトル、電流検出器を通してバッテリーを充電する車載充電器を電気車に搭載すると共に、前記車載充電器と同様な機能構成の充電器を定置充電器として設置し、前記バッテリーに対する急速充電時に定置充電器から充電電流を供給する制御装置において、
前記急速充電時に、前記バッテリーに第1のスイッチを介して定置充電器を接続し、この定置充電器からの充電電流路と前記車載充電器の平滑リアクトルの電流流入路間を第2のスイッチを介して接続し、充電電流が予め定められた押込み充電領域にまで低下したとき、第2のスイッチを閉路して第1のスイッチを開路し、車載充電器の電流検出器による検出電流値と前記定置充電器の充電電流設定値の差分に応じて前記定置充電器のインバータを制御することを特徴としたものである。
本発明の請求項3は、前記車載充電器の電流検出器による検出電流値の定置充電器への伝送は、無線による通信で行うことを特徴としたものである。
本発明の請求項4は、前記定置充電器側に、定置充電器の検出電流値を入力するゲイン調整回路と車載充電器の電流検出器による検出電流値を入力する積分器を設け、前記急速充電時の押込み充電領域にまで充電電流が低下したとき、車載充電器の電流検出器による検出電流値と前記ゲイン調整回路の出力との差分を前記積分器で積分し、この積分信号によってゲイン調整回路のゲインを調整するよう構成したことを特徴としたものである。
以上のとおり、本発明によれば、定置充電器の平滑リアクトルのインダクタンスは、押込み充電を考慮することなく小さくでき、また、定置充電器側の電流検出器も特別に高精度のものを使うこともない。
さらに、通信手段によって検出電流を車載充電器から定置充電器へ送信する際には、送信速度が遅くても、充電途中で交流電源ACの変動があった場合でも過電流になることはなく安定して充電が可能となる。
本発明の実施形態を示す構成図。 本発明の実施形態を示すゲイン調整部の構成図 定置充電器による充電器回路の構成図。 従来の充電器の構成図。
本発明は、電気車に搭載される車載充電器の他に、定置充電器を別個に設けて急速充電する場合、急速充電による充電電流が押込み充電となったときの定置充電器からの充電電流を、車載充電器の平滑リアクトルおよび電流検出器に流通させ、この電流検出器による検出電流値と定置充電器の充電電流設定値の差分に応じて定置充電器のインバータを制御するようにしたもので、以下図に基づいて詳述する。
図1は、本発明の第1の実施例を示す構成図で、図3と同一部分、若しくは相当する部分に同一符号を付してその説明を省略する。図1において図3と相違する点は、定置充電器のバッテリーBへの充電ルートと車載充電器の平滑リアクトルDCL1の一次側(第2の整流器RF12側)間を、第2のスイッチMC2を介して接続したことである。また、車載充電器の電流検出器CS1により検出された電流は、定置充電器の減算部に出力される。他は図3と同様である。
図1では省略しているが、検出された充電電流に基づく通信手段や切換制御手段などの機能を有する制御部が車載充電器側に搭載されており、この実施例では定置充電器と車載充電器間での電流検出信号の授受は通信手段により行われ、
信号配線の新たな追加を不要としている。なお、定置充電器と車載充電器間での信号授受のための通信接続は、急速充電時のコネクタCN2の接続と同時に行われる。
次に充電動作について説明する。
定置充電器を使用するときには、コネクタCN2を車載充電器の受け側と接続した後、第2のスイッチを開状態とし、第1のスイッチMC1を閉じてバッテリーBの両端に定置充電器を接続する。これにより、定置充電器から第1のスイッチMC1を通してバッテリーBに充電電流が流れ、その電流は電流検出器CS2に検出されて充電電流設定器IS21により設定された設定値との偏差分が算出され、電流アンプPI2、パルス幅変換器PWC2およびインバータTR2を介して充電電流を制御して急速充電を行う。
充電が進み、満充電になって押込み充電が必要となったときに第2のスイッチMC2を閉じ、第1のMC1を開にする。更に電流検出器CS2から電流検出器CS1に切替えて充電電流を制御する。このときの充電電流はDCL2→CS2→CN2→MC2→DCL1→CS2→Bの経路で流れる。このように、充電電流は車載充電器の平滑リアクトルDCL1と電流検出器CS1を通るので、車載充電器の押込み充電と同じ充電電流精度が実現できる。
したがって、この実施例によれば、定置充電器の平滑リアクトルDCL2のインダクタンスは、押込み充電を考慮することなく小さくでき、また、電流検出器CS2も特別に高精度のものを使うこともない。
一般に、車載充電器と定置充電器間の信号授受のための通信は、電流制御には使用してないことで10ms程度と遅いものとなっている。実施例1では、車載充電器と定置充電器間の信号の授受は通信手段を用いて行っているが、その際、
車載充電器の電流検出器CS1によって検出された電流を定置充電器側に取り込むとき、通信速度が遅いと電流検出も遅くなる。このため、交流電源AC側で電圧変動があったときに電流制御が追いつかず過電流が流れるなどの不具合がでる虞が生じる。
過電流などを防止するための対策として、通信速度を速くする部品選択をすればよいが高価になる。また、通信手段に頼らず、スイッチMC2の接続時と同様に電流検出器CS1と電流アンプPI2間を直接電線で接続することも考えられるが、その際、微小信号である電流検出器CS1による検出信号が長い信号線を通して電流アンプPI2の端子(減算部)に入力されることになって、ノイズが混入して信頼性が低下する。
そこで、実施例2では、図2で示すように定置充電器側に積分回路A1とゲイン調整回路A2を設けて通信速度の遅れをカバーするものである。ゲイン調整回路A2には定置充電器側の電流検出器CS2によって検出された電流信号が入力され、その出力は減算部S2とS3に出力される。減算部S3には、車載充電器側の電流検出器CS1によって検出された電流信号が入力されて差信号が演算され、その差分は積分回路A1に入力されて積分演算される。演算された積分信号はゲイン調整回路A2に出力されてゲイン調整用の抵抗値を可変することで所定のゲインに調整し、ゲイン調整回路A2の出力は減算部S2に出力されて充電電流の設定値との差分を求めるよう構成される。
図2のように構成されたゲイン調整部は、急速充電時ではゲイン調整回路A2のゲインは1として変更しない。急速充電を開始し、充電電流設定が徐々に小さくなって、充電電流が予め決められた所定の電流値となって押込み充電の領域に入ったとき、制御部からの切換指令によりゲイン調整回路A2の出力と電流検出器CS1の検出値の差分を積分回路A1で積分し、その出力でゲイン調整回路A2の出力が、電流検出器CS1の出力と同じになるようにゲインを調整する。
電流検出器CS2の検出誤差に最も影響するのは周囲温度であり、その変化は遅いので積分回路A1の応答は数秒で十分である。したがって、電流検出器CS1の検出値を通信手段を通して送信し、送信速度が遅くても良い。
この実施例によれば、電流アンプPI2への電流検出入力は電流検出器CS2
あることから、応答は急速充電時と変わらず、充電途中で交流電源ACの変動があっても過電流になることはなく安定して充電が可能となる。
なお、温度などによりゲインだけでなく零点もずれるが、これは押込み充電を始める前にオフセットすればよく、必要なら所定時間経過後に充電電流を0にして再度オフセットしてもよい。また、充電器回路をハード構成してオペアンプで表示しているが、ソフト構成してもよいことは勿論である。
RF… 整流器
TR… インバータ
TF… 絶縁トランス
DCL… 平滑リアクトル
CS… 電流検出器
B… バッテリー
MC… スイッチ
IS… 充電電流設定器
PI… 電流アンプ
A2… ゲイン調整回路
A1… 積分器
C… コンデンサ
S… 減算部

Claims (4)

  1. インバータによって直流を交流に変換し、変換された交流をさらに直流に変換した後、平滑リアクトル、電流検出器を通してバッテリーを充電する車載充電器を電気車に搭載すると共に、前記車載充電器と同様な機能構成の充電器を定置充電器として設置し、前記バッテリーに対する急速充電時に定置充電器から充電電流を供給する制御方法において、
    前記急速充電時に、充電電流が予め定められた押込み充電領域にまで低下したとき、定置充電器からの充電電流を、前記車載充電器の平滑リアクトルおよび電流検出器に流通させ、この電流検出器による検出電流値と前記定置充電器の充電電流設定値の差分に応じて定置充電器のインバータを制御することを特徴とした電気車用充電器の制御方法。
  2. インバータによって直流を交流に変換し、変換された交流をさらに直流に変換した後、平滑リアクトル、電流検出器を通してバッテリーを充電する車載充電器を電気車に搭載すると共に、前記車載充電器と同様な機能構成の充電器を定置充電器として設置し、前記バッテリーに対する急速充電時に定置充電器から充電電流を供給する制御装置において、
    前記急速充電時に、前記バッテリーに第1のスイッチを介して定置充電器を接続し、この定置充電器からの充電電流路と前記車載充電器の平滑リアクトルの電流流入路間を第2のスイッチを介して接続し、充電電流が予め定められた押込み充電領域にまで低下したとき、第2のスイッチを閉路して第1のスイッチを開路し、車載充電器の電流検出器による検出電流値と前記定置充電器の充電電流設定値の差分に応じて前記定置充電器のインバータを制御することを特徴とした電気車用充電器の制御装置。
  3. 前記車載充電器の電流検出器による検出電流値の定置充電器への伝送は、無線による通信で行うことを特徴とした請求項1記載の電気車用充電器の制御装置。
  4. 前記定置充電器側に、定置充電器の検出電流値を入力するゲイン調整回路と車載充電器の電流検出器による検出電流値を入力する積分器を設け、前記急速充電時の押込み充電領域にまで充電電流が低下したとき、車載充電器の電流検出器による検出電流値と前記ゲイン調整回路の出力との差分を前記積分器で積分し、この積分信号によってゲイン調整回路のゲインを調整するよう構成したことを特徴とした請求項3記載の電気車用充電器の制御装置。
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