JP2013222992A - 判定装置、および判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】故障判定の精度を向上させること。
【解決手段】第1通信部101と第2通信部102のうちの第1通信部101が通信動作を行い、第2通信部102が通信動作を行っていない場合に、判定装置100は、第1通信部101の故障または故障と異なる異常時に発生しうる状態の発生頻度が一定頻度を超えたか否かを判断する。発生頻度が一定頻度を超えている場合、判定装置100は、第2通信部102の通信動作に関するパラメータを第1通信部101の通信動作に関するパラメータと同一にしてから、2つの通信部を動作させる。判定装置100は、2つの通信部による通信動作に差異があるか否かに基づいて、第1通信部101が故障しているか否かを判断する。判定装置100は、2つの通信部による通信動作に差異があると判断した場合、第1通信部101が故障していることを示す情報を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、判定装置、および判定方法に関する。
従来、耐ノイズ性の強化を考慮して設計され、相互接続された機器間のデータ転送に使われるCAN(Controller Area Network)が知られている(たとえば、下記特許文献1を参照。)。各機器はCANコントローラと呼ばれる通信装置を有することにより、CANプロトコルに応じた通信を行うことができる。
また、通信装置が1台の場合に通信装置の故障を判定するため、通信装置は通信バスの状態を監視することにより、該通信装置は自通信装置が故障しているか否かを判定する技術が知られている(たとえば、下記特許文献2を参照。)。
特開2004−348274号公報 特開2005−38026号公報
しかしながら、自通信装置の故障によって発生した異常と、通信バスに接続されている他の通信装置の故障などによって発生した異常と、を判別することができないため、自通信装置の故障を精度よく判定できない問題点がある。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、故障判定の精度を向上させることができる判定装置、および判定方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、特定装置との間でそれぞれが通信動作を行うことができる2つの通信部のうち、いずれか一方の通信部が前記通信動作を行い、他方の通信部が前記通信動作を行っていない場合に、前記一方の通信部の故障状態の発生頻度が一定頻度を超えたか否かを判断する判断部と、前記判断部によって前記発生頻度が前記一定頻度を超えたと判断された場合、前記一方の通信部に設定されている前記通信動作に関するパラメータを、前記他方の通信部へ設定する設定部と、前記設定部による前記パラメータの設定後、前記パラメータによる前記通信動作を前記2つの通信部に同時に行わせる動作指示部と、前記動作指示部によって前記2つの通信部が同時に前記通信動作を行っている場合に、前記2つの通信部による前記通信動作に差異があるか否かを判定する判定部と、前記判定部によって前記2つの通信部による前記通信動作に差異があると判定された場合、前記一方の通信部が故障していることを示す情報を出力する出力部と、を有する判定装置、および判定方法が提案される。
本発明の一態様によれば、故障判定の精度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、本発明における判定装置例を示す説明図である。 図2は、TECまたはRECに応じた3つの状態を示す説明図である。 図3は、複数のECUを有するシステムの一例を示す説明図である。 図4は、本実施の形態にかかる判定装置100を有するECUの一例を示す説明図である。 図5は、自己故障診断部411の一例を示す説明図である。 図6は、ユニット使用状況検出部412の一例を示す説明図である。 図7は、切替部413の詳細例1を示す説明図である。 図8は、切替部413の詳細例2を示す説明図である。 図9は、動作切替フラグswitch_flagの生成タイミングを示す説明図(その1)である。 図10は、動作切替フラグswitch_flagの生成タイミングを示す説明図(その2)である。 図11は、故障が発生していない場合の動作例を示す説明図である。 図12は、故障が発生している場合の動作例を示す説明図である。 図13は、判定装置100による判定処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 図14は、判定装置100による判定処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 図15は、判定装置100による判定処理手順の一例を示すフローチャート(その3)である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる判定装置、および判定方法の実施の形態を詳細に説明する。ホットスタンバイ方式のように、複数の通信装置を用意してもよいが、複数の通信装置が常時動作していると、消費電力が大きくなる。そこで、本実施の形態では、2つの通信装置のうち、一方の通信装置を動作させた状態で故障の可能性がある場合に、2つの通信装置を同時に動作させ、通信動作の差異を判定することにより、消費電力を抑えつつ、故障判定の精度を向上させることができる。
図1は、本発明における判定装置例を示す説明図である。ここでは、特定装置121との間をそれぞれが通信動作を行うことができる第1通信部101および第2通信部102のうち、いずれか一方の通信部が通信動作を行い、他方の通信部が通信動作を行っていない。たとえば、判定装置100は、第1通信部101と第2通信部102とのそれぞれに供給されるクロックをゲーティングさせることにより、通信動作を行わせるか否かを制御することができる。ここでは、第1通信部101は通信動作を行い、第2通信部102は通信動作を行っていないとする。
判定装置100は、判断部111と、設定部112と、動作指示部113と、判定部114と、出力部115と、を有している。判定装置100は、たとえば、論理積回路であるAND、否定論理回路であるINVERTER、論理和回路であるORや、ラッチ回路であるFF(Flip Flop)などの素子によって形成される。
判断部111は、第1通信部101の故障または故障と異なる異常時に発生しうる状態(以下、「故障状態」という。)の発生頻度が一定頻度を超えたか否かを判断する。故障と異なる異常とは、第1通信部101の通信動作に伴って発生した異常である。ここで、故障または故障と異なる異常時に発生しうる状態とは、たとえば、送信するために記憶されたデータと、通信バス上に送出されたデータと、が一致しない場合が挙げられる。この場合、第1通信部101が故障しているため、データを送信できていない場合もあるが、通信バスに接続されている他の装置が通信バスを占有している場合もある。
または、たとえば、該状態は、送信データに対する特定装置121からの応答がNACKの場合が挙げられる。この場合、第1通信部101のNACKポートが故障しているため、特定装置121がACKを返信しても、第1通信部101はNACKを受信してしまう場合がある。一方、特定装置121がデータを受信できずに第1通信部101へNACKを返している場合もある。
または、たとえば、該状態は、受信データが規定のフォーマットを満たしていない場合が挙げられる。この場合、第1通信部101が故障しているために、第1通信部101がデータを正確に受信できていない場合がある。一方、データの送信元がデータの送信に失敗している場合もある。
または、たとえば、該状態は、受信データが誤り検出・訂正などによって符号化されている場合に復号化した受信データに誤りがある場合が挙げられる。この場合、第1通信部101が故障しているために第1通信部101がデータを正確に受信できていない場合や復号化が正確に行えない場合がある。一方、データの送信元がデータの送信に失敗、またはデータの送信元が符号化に失敗している場合もある。
設定部112は、判断部111によって発生頻度が一定頻度を超えたと判断された場合、第1通信部101に設定されている通信動作に関するパラメータを、他方の通信部へ設定する。パラメータとは、たとえば、各通信部が有するレジスタに記憶されている値である。
動作指示部113は、設定部112によるパラメータの設定後、パラメータによる通信動作を第1通信部101および第2通信部102に開始させる。
判定部114は、動作指示部113によって2つの通信部が通信動作を開始後に、第1通信部101および第2通信部102による通信動作に差異があるか否かを判定する。たとえば、判定部114は、発生頻度を比較してもよい。または、たとえば、判定部114は、パラメータの一致を比較してもよい。または、たとえば、受信動作の場合に、判定部114は、受信データを比較してもよいし、受信データを復号化した後の復号データを比較してもよい。
出力部115は、判定部114によって第1通信部101および第2通信部102による通信動作に差異があると判定された場合、第1通信部101が故障していることを示す情報を出力する。
図1に示した判定装置100によれば、消費電力を抑えつつ、故障判定の精度を向上させることができる。
本実施の形態では、通信部の一例として、CANコントローラを挙げる。ここで、CANコントローラとCANプロトコルについて簡単に説明する。たとえば、自動車の電子制御を行うために、複数のマイコン(ECU(Electronic Control Unit))が使用されている。複数のECU間の通信を管理するために、CANプロトコルが開発され、標準化されている。各ECUは、CANプロトコルを実現するために、CANコントローラを有している。CANプロトコルは、独自にエラーから復帰する仕組みを有している。
CANコントローラは、送信エラーの数(TEC)と、受信エラーの数(REC)をカウントしている。
たとえば、送信エラーには、ビットエラーとアクノリッジエラーが挙げられる。ビットエラーは、送信データとサンプリングデータとに相違がある場合に発生する。アクノリッジエラーは、アクノリッジスロットにおいてCAN内のいずれのレシーバもドミナントを返さなかった場合に発生する。具体的に、アクノリッジエラーは、すべてのECUが誤ったメッセージを受信したか、CANに他のECUが接続されていない場合に発生する。ビットエラーまたはアクノリッジエラーのいずれかが発生した場合、CANコントローラは、TECをカウントアップする。ビットエラーおよびアクノリッジエラーが発生していない場合、CANコントローラは、送信に成功したと判断してTECをカウントダウンする。
たとえば、受信エラーには、CRCエラーとスタッフエラーとフォーマットエラーが挙げられる。CRCエラーは、受信したビット列と、CRCが示す値と、が一致しない場合に発生する。たとえば、スタッフエラーは、同一レベルが5ビット以上継続してはいけないビットスタッフィングルールが守られなかった場合に発生する。フォーマットエラーは、CRCディリミタ、アクノリッジディリミタ、またはEOF(End Of Frame)にてドミナントビットが検出された場合に発生する。CRCエラー、スタッフエラー、およびフォーマットエラーのいずれかが発生した場合、CANコントローラは、RECをカウントアップする。CRCエラー、スタッフエラー、およびフォーマットエラーのいずれも発生していない場合、CANコントローラは、受信に成功したと判断してRECをカウントダウンする。
本実施の形態では、一方の通信部の故障時に発生しうる状態と故障時と異なる状態との発生頻度を表す指標として、TECまたはRECを用いる。
ECUを繋ぐCANバス(図3を参照。)に障害を与えるのを防止するために、各ECUの通信状態は、TECまたはRECのそれぞれの値に応じて3つの状態に遷移する。
図2は、TECまたはRECに応じた3つの状態を示す説明図である。3つの状態は、「エラー・アクティブ」、「エラー・パッシブ」、「バス・オフ」である。「エラー・アクティブ」は、CANバス301に影響を与えず、正常であることを示す状態である。「エラー・パッシブ」は、CANバス301に大きな影響を与え、正常でないことを示す状態である。「バス・オフ」は、CANバス301への影響が大きすぎるため、CANバス301から切り離された状態である。
「エラー・パッシブ」において、RECの値かつTECの値が127以下であると、ECUの通信状態は、「エラー・アクティブ」に変化する。「エラー・アクティブ」において、RECの値またはTECの値が127より大きくなると、ECUの通信状態は、「エラー・パッシブ」に変化する。「エラー・パッシブ」において、TECの値が255より大きくなると、ECUの通信状態は、「バス・オフ」になる。「バス・オフ」において、11ビットの連続したリセッシブ状態が128回発生すると、ECUの通信状態は、「エラー・アクティブ」になる。ECUの通信状態が「バス・オフ」から「エラー・アクティブ」にできるように、CANコントローラでは、エラー復帰の仕組みがあるが、CANのネットワークに繋がる複数のECUのうち、いずれかのECUが故障した場合、他のECUに対して影響を与える。
図3は、複数のECUを有するシステムの一例を示す説明図である。たとえば、ECU0にはドミナント状態になるような故障が発生している。ドミナント状態とは、CANバス301の論理が“0”に固定されてしまう状態である。ECU1がレセンシブ状態である。レセンシブ状態とは、CANバス301の論理が“1”になる状態である。CANは、マルチ・バス・マスタ方式であるため、信号の衝突が発生する。ドミナント状態とレセンシブ状態とが衝突すると、CANバス301は、ドミナント状態になる。そのため、特定のECUのCANコントローラが故障した場合に修復、復帰しなければならない。
図4は、本実施の形態にかかる判定装置100を有するECUの一例を示す説明図である。ECU400は、CPU401と、判定装置100と、第1CANコントローラ101(第1通信部101)と、第2CANコントローラ102(第2通信部102)と、ポート切替部403と、を有している。CPU401と、第1CANコントローラ101と、第2CANコントローラ102とは、CPUバス402によって接続されている。
ECU400は、エンジン制御、ヘッドライト制御、ドア制御などの特定の機能を処理する。ここで、CPU401は、特定の機能を実行する。CPU401は、他のECU400から読み出し/書き込みを行う場合、第1CANコントローラ101と第2CANコントローラ102に対して読み出しアクセス/書き込みアクセスを行う。
第1CANコントローラ101と、第2CANコントローラ102とは、CANプロトコルに基づいてECU400と特定装置121と間の通信動作をそれぞれが行うことができる。第1CANコントローラ101と、第2CANコントローラ102とは、通信動作に関する機能が同一である。
第1CANコントローラ101は、SubModule421と、ドライバI/F422と、レシーバI/F423と、を有している。SubModule421は、CPU401からのRead/Writeアクセスに基づいてCANプロトコルに基づく通信動作を行う。ドライバI/F422は、SubModule421からの送信データをCANバス301に送出する。レシーバI/F423は、特定装置121からのデータを受信して、SubModule421へ受け渡す。
第2CANコントローラ102は、SubModule431と、ドライバI/F432と、レシーバI/F433と、を有している。SubModule431は、CPU401からのRead/Writeアクセスに基づいてCANプロトコルに基づく通信動作を行う。ドライバI/F432は、SubModule431からの送信データをCANバス301に送出する。レシーバI/F433は、特定装置121からのデータを受信して、SubModule431へ受け渡す。
ポート切替部403は、起動ユニット信号CAN1、CAN2に基づいて、いずれのCANコントローラが通信動作を行っているかを判断することができる。たとえば、起動ユニット信号CAN1、CAN2の値が1であれば、起動中であることを示している。本実施の形態では、2つのCANコントローラのうちのいずれか一方のCANコントローラが動作中に故障の可能性があると判断された場合に、2つのCANコントローラが同時に動作する。この場合、ポート切替部403は、いずれか一方のドライバI/FからのデータのみをCANバス301に送出する。ポート切替部403では、いずれのレシーバI/Fも受信可能とする。
判定装置100は、自己故障診断部411と、ユニット使用状況検出部412と、設定部112が有する切替部413と、を有している。上述したように、判定装置100は、たとえば、論理積回路であるAND、否定論理回路であるINVERTER、論理和回路であるORや、ラッチ回路であるFFなどの素子によって形成される。
図5は、自己故障診断部411の一例を示す説明図である。図6は、ユニット使用状況検出部412の一例を示す説明図である。自己故障診断部411は、閾値レジスタと、判断部111と、判定部114と、を有している。ユニット使用状況検出部412は、設定部112(制御部601)と、故障判定レジスタと、動作指示部113と、を有している。
閾値レジスタには、故障が発生している可能性があるか否かを判断部111が判断するための閾値が記憶されている。具体的には、閾値レジスタには、第1閾値th1_TEC、第2閾値th2_TEC、第3閾値th3_TEC、第1閾値th1_REC、第2閾値th2_REC、第3閾値th3_RECが記憶されている。第1閾値th1_TEC、第2閾値th2_TEC、第3閾値th3_TECはエラー回数TECに対する閾値であり、「th1_TEC<th2_TEC<th3_TEC」の関係がある。
第1閾値th1_REC、第2閾値th2_REC、第3閾値th3_RECはエラー回数RECに対する閾値であり、「th1_REC<th2_REC<th3_REC」の関係がある。第1閾値th1_TEC、第2閾値th2_TEC、第3閾値th3_TECは、それぞれ第1閾値th1_REC、第2閾値th2_REC、第3閾値th3_RECと同一値であってもよい。各閾値は、判定装置100の設計者によって設定される。または、各閾値は、CPU401からのWriteアクセスによって任意の値に設定される。ECU400の通信状態が上述した「バス・オフ」にならないように、第3閾値th3_TECは、255以下に設定される。
ここでは、第1CANコントローラ101と第2CANコントローラ102のうち、いずれか一方のCANコントローラが通信動作を行い、他方のCANコントローラが通信動作を停止している。
判断部111は、起動ユニット信号CAN1、CAN2に基づいて、いずれのCANコントローラが通信動作を行っているかを判断することができ、通信動作中のエラー回数TECi(iは0または1)、RECiが各閾値以上であるか否かを判断する。
エラー回数TECiが第1閾値th1_TEC以上である場合、判断部111は、エラー切替フラグTERR_e1を1にする。エラー回数TECiが第1閾値th1_TEC以上でない場合、判断部111は、エラー切替フラグTERR_e1を0にする。エラー回数RECiが第1閾値th1_REC以上である場合、判断部111は、エラー切替フラグRERR_e1を1にする。エラー回数RECiが第1閾値th1_REC以上でない場合、判断部111は、エラー切替フラグRERR_e1を0にする。
エラー回数TECiが第2閾値th2_TEC以上である場合、判断部111は、エラー切替フラグTERR_e2を0から1にし、切替要因フラグtrans_reg[i−1]を0から1にする。エラー回数RECiが第2閾値th2_REC以上である場合、判断部111は、エラー切替フラグRERR_e2を0から1にし、切替要因フラグreceive_reg[i−1]を0から1にする。
切替要因フラグtrans_reg[1:0]によって、送信エラーTECiによって故障の可能性があることを示し、切替要因フラグreceive_reg[1:0]によって、受信エラーRECiによって故障の可能性があることを示す。
エラー回数TECiが第3閾値th3_TEC以上である場合、判断部111は、エラー切替フラグTERR_e3を0から1にする。エラー回数RECiが第3閾値th3_REC以上である場合、判断部111は、エラー切替フラグRERR_e3を0から1にする。
設定部112は、制御部601と、切替部413と、を有している。制御部601は、エラー切替フラグTERR_e2が0から1に変化すると、切替動作フラグswitch_flagを0から1にする。制御部601は、切替部413が2つのCANコントローラのレジスタ間のデータ転送を行う期間、切替動作フラグswitch_flagを1にしてその後に0に戻す。制御部601は、エラー切替フラグTERR_e3が0から1に変化すると、切替動作フラグswitch_flagを0から1にする。制御部601は、切替部413が2つのCANコントローラのレジスタ間のデータ転送を行う期間、切替動作フラグswitch_flagを1にしてその後に0に戻す。
また、制御部601は、エラー切替フラグRERR_e2が0から1に変化すると、切替動作フラグswitch_flagを0から1にする。制御部601は、切替部413が2つのCANコントローラのレジスタ間のデータ転送を行う期間中に切替動作フラグswitch_flagを1にして0に戻す。
また、制御部601は、エラー切替フラグRERR_e3が0から1に変化すると、切替動作フラグswitch_flagを0から1にする。制御部601は、切替部413が2つのCANコントローラのレジスタ間のデータ転送を行う期間、切替動作フラグswitch_flagを1にしてその後に0に戻す。
図7は、切替部413の詳細例1を示す説明図である。切替部413は、第1切替部701と、第2切替部702と、を有している。第1切替部701は、第1CANコントローラ101に設けられたレジスタごとに設けられる。第2切替部702は、第2CANコントローラ102に設けられたレジスタごとに設けられる。
第1切替部701は、レジスタに対して、切替動作フラグswitch_flagが0の場合、第1CANコントローラ101による通信動作に関するパラメータを入力する。第1切替部701は、切替動作フラグswitch_flagが1の場合、第2CANコントローラ102による通信動作に関するパラメータを入力する。
第2切替部702は、レジスタに対して、切替動作フラグswitch_flagが0の場合、第2CANコントローラ102による通信動作に関するパラメータを入力する。第2切替部702は、切替動作フラグswitch_flagが1の場合、第1CANコントローラ101による通信動作に関するパラメータを入力する。
図8は、切替部413の詳細例2を示す説明図である。第1CANコントローラ101内のレジスタおよび第2CANコントローラ102内のレジスタがスキャンレジスタであれば、切替部413は、スキャンチェーンを切り替えてもよい。第1破線は、本実施の形態におけるデータ設定用の共有パスである。第2破線は、スキャンテストと本実施の形態におけるデータ設定用の共有パスである。
これにより、第1CANコントローラ101による通信動作に関するパラメータを記憶するレジスタの値を、第2CANコントローラ102による通信動作に関するパラメータを記憶するレジスタに1クロックで格納できる。第2CANコントローラ102による通信動作に関するパラメータを記憶するレジスタの値を、第1CANコントローラ101による通信動作に関するパラメータを記憶するレジスタに1クロックで格納できる。
動作指示部113は、切替動作フラグswitch_flag_TECまたはswitch_flag_RECが0から1に変化して所定時間経過後に、起動ユニット信号CAN1を反転値に設定し、起動ユニット信号CAN2を反転値に設定する。これにより、通信動作を行うCANコントローラが切り替わる。
動作指示部113は、故障診断中フラグcompが1であり、かつswitch_flagが1から0に変化して所定時間経過後に、起動ユニット信号CAN1と起動ユニット信号CAN2とを同時に1にする。これにより、第1CANコントローラ101と第2CANコントローラ102とが同時に動作する。さらに、動作指示部113は、故障診断中フラグcompが1から0に変化すると、起動ユニット信号CAN1と起動ユニット信号CAN2とをそれぞれ故障診断中フラグcompが0から1に変化する前の値にする。
判定部114は、切替要因フラグtrans_regのいずれかのビットが1である時に、エラー切替フラグTERR_e1が1から0に変化した場合、故障診断中フラグcompを0から1にする。判定部114は、切替要因フラグreceive_regのいずれかのビットが1である時に、エラー切替フラグRERR_e1が1から0に変化した場合、故障診断中フラグcompを0から1にする。
判定部114は、動作指示部113による2つのCANコントローラが通信動作を開始後に、2つのCANコントローラによる通信動作に差異があるか否かを判定する。具体的には、たとえば、判定部114は、切替要因フラグtrans_regのビットが立っている場合、送信要求信号を待つ。判定部114は、送信要求信号が発生した場合、エラーカウンタ値TEC1とエラーカウンタ値TEC2とが同一値であるか否かを判断する。同一値である場合、判定部114は、通信動作に差異がないと判断し、同一値でない場合、判定部114は、通信動作に差異があると判断する。または、たとえば、判定部114は、送信要求信号が発生した場合、送信動作に関するパラメータの一致を判定してもよい。
具体的には、たとえば、判定部114は、エラーカウンタ値REC1とエラーカウンタ値REC2とが同一値であるか否かを判断する。同一値である場合、判定部114は、通信動作に差異がないと判断し、同一値でない場合、判定部114は、通信動作に差異があると判断する。または、たとえば、判定部114は、第1CANコントローラ101の受信結果と第2CANコントローラ102の受信結果とが同一であるか否かを判定してもよい。
判定部114は、2つのCANコントローラによる通信動作に差異があると判断した場合、診断結果comp_errを1にし、2つのCANコントローラによる通信動作に差異がないと判断した場合、診断結果comp_errを0にする。判定部114は、通信動作の差異の判定後に、故障診断中フラグcompを1から0にする。
故障判定レジスタRUEには、第1CANコントローラ101が故障しているか否かを示す値と、第2CANコントローラ102が故障しているか否かを示す値と、が記憶される。具体的には、故障判定レジスタRUE[0]の値は、第1CANコントローラ101が故障しているか否かを示す。たとえば、故障判定レジスタRUE[0]の値が1の場合、第1CANコントローラ101が正常であることを示し、故障判定レジスタRUE[0]の値が0の場合、第1CANコントローラ101が故障中であることを示す。故障判定レジスタRUE[1]の値は、第2CANコントローラ102が故障しているか否かを示す。たとえば、故障判定レジスタRUE[1]の値が1の場合、第2CANコントローラ102が正常であることを示し、故障判定レジスタRUE[1]の値が0の場合、第2CANコントローラ102が故障中であることを示す。
図9および図10は、動作切替フラグswitch_flagの生成タイミングを示す説明図である。タイミングチャート900では、第1CANコントローラ101内のレジスタに設定されている値を、第2CANコントローラ102内のレジスタに設定する例を示している。
タイミングチャート900では、信号CK1は第1CANコントローラ101用のクロック信号であり、信号CK2は第2CANコントローラ102用のクロック信号であり、信号CK3はCPUバス402用のクロック信号である。タイミングチャート900では、第1CANコントローラ101および第2CANコントローラ102内のスキャンレジスタ端子のCKおよびスキャンレジスタ端子のS、に入力される信号を示している。
タイミングチャート1000では、エラーカウンタ値TEC1またはエラーカウント値TEC2に基づいて、動作切替フラグswitch_flagが0から1に変化する例を示している。
図11は、故障が発生していない場合の動作例を示す説明図である。タイミングチャート1100では、第1CANコントローラ101が通信動作を行い、第2CANコントローラ102が停止している。
タイミングチャート1100の部分1101では、第2閾値TEC_E2が80であるとし、エラーカウンタ値TEC1が第2閾値TEC_E2以上となるため、動作切替フラグswitch_flagが0から1に変化する。これにより、第1CANコントローラ101内のレジスタの値が、第2CANコントローラ102内のレジスタに設定される。
タイミングチャート1100の部分1101では、起動ユニット信号CAN1の値が反転し、起動ユニット信号CAN2の値が反転している。これにより、第1CANコントローラ101の動作が停止され、第2CANコントローラ102の動作が設定結果に基づいて開始される。第2CANコントローラ102が通信動作を行うと、エラーカウント値REC2、TEC2が増減する。
タイミングチャート1100の部分1102では、第1閾値TEC_E1が60であるとし、エラーカウンタ値TEC1が第1閾値TEC_E1以下となるため、故障診断中compを0から1になる。すなわち、判定装置100は、第2CANコントローラ102が通信動作を行うと、エラーカウント値TEC2が減少するため、第1CANコントローラ101が故障している可能性が高いと判断する。そして、タイミングチャート1100の部分1102では、第2CANコントローラ102内のレジスタの値を、対応する第1CANコントローラ101内のレジスタに設定する。タイミングチャート1100の部分1102では、第1CANコントローラ101と第2CANコントローラ102とを同時に通信動作させる。ここで、2つのCANコントローラが同時に通信動作を行うが、送信動作では、上述したように、ポート切替部303は、いずれか一方の送信データをCANバス301に出力させるように制御する。
そして、タイミングチャート1100の部分1103では、第1CANコントローラ101と第2CANコントローラ102とを同時に通信動作させた場合に、2つの通信動作に差異があるか否かを判断する。
タイミングチャート1100の部分1103では、判定装置100は、TEC1とTEC2とが同一値であるため、第1CANコントローラ101が故障していないと判定する。判定装置100は、第1CANコントローラ101の動作を停止させる。
図12は、故障が発生している場合の動作例を示す説明図である。タイミングチャート1200の部分1201、1202は、タイミングチャート1100の部分1101、1102と同一であるため、詳細な説明を省略する。
タイミングチャート1200の部分1203では、第1CANコントローラ101と第2CANコントローラ102とを同時に通信動作させた場合に、2つの通信動作に差異があるか否かを判断する。
タイミングチャート1200の部分1203では、TEC1とTEC2とが異なる値であり、切替要因フラグtrans_reg[0]が1である。そのため、判定装置100は、第1CANコントローラ101が故障していると判定し、診断結果comp_errを1にする。判定装置100は、第1CANコントローラ101の動作を停止させる。
(判定処理手順)
図13〜図15は、判定装置100による判定処理手順の一例を示すフローチャートである。ここでは、第1CANコントローラ101が通信を行っており、第2CANコントローラ102が通信を行っていない場合を例に挙げるが特に限定していない。
まず、判定装置100は、第1CANコントローラ101による通信動作を開始させる(ステップS1301)。判定装置100は、エラーカウンタ値の増減を検出し(ステップS1302)、エラーカウンタ値≧第1閾値であるか否かを判断する(ステップS1303)。エラーカウンタ値≧第1閾値でない場合(ステップS1303:No)、ステップS1302へ戻る。
エラーカウンタ値≧第1閾値である場合(ステップS1303:Yes)、判定装置100は、エラーカウンタ値の増減を検出し(ステップS1304)、判定装置100は、エラーカウンタ値≧第2閾値であるか否かを判断する(ステップS1305)。エラーカウンタ値≧第2閾値でない場合(ステップS1305:No)、ステップS1304へ戻る。エラーカウンタ値≧第2閾値である場合(ステップS1305:Yes)、判定装置100は、切替要因フラグをセットする(ステップS1306)。具体的には、判定装置100は、切替要因フラグ[0]を1にする。
判定装置100は、第1CANコントローラ101の通信動作に関するパラメータを第2CANコントローラ102に設定する(ステップS1307)。判定装置100は、第1CANコントローラ101による通信動作を停止させ、第2CANコントローラ102による通信動作を開始させる(ステップS1308)。
判定装置100は、エラーカウンタ値の増減を検出し(ステップS1309)、エラーカウンタ値<第1閾値であるか否かを判断する(ステップS1310)。エラーカウンタ値<第1閾値である場合(ステップS1310:Yes)、判定装置100は、故障診断中フラグをセットする(ステップS1311)。判定装置100は、第2CANコントローラ102の通信動作に関するパラメータを第1CANコントローラ101に設定する(ステップS1312)。
判定装置100は、第1CANコントローラ101と第2CANコントローラ102による通信動作を同時に行わせ(ステップS1313)、エラーカウンタ値の増減を検出する(ステップS1314)。判定装置100は、第1CANコントローラ101のエラーカウンタ値≠第2CANコントローラ102のエラーカウンタ値であるか否かを判断する(ステップS1315)。第1CANコントローラ101のエラーカウンタ値≠第2CANコントローラ102のエラーカウンタ値の場合(ステップS1315:Yes)、判定装置100は、第1CANコントローラ101の故障を確定する(ステップS1316)。判定装置100は、第1CANコントローラ101による通信動作を停止させ、第2CANコントローラ102による通信動作を継続させ(ステップS1317)、一連の処理を終了する。
第1CANコントローラ101のエラーカウンタ値≠第2CANコントローラ102のエラーカウンタ値でない場合(ステップS1315:No)、判定装置100は、切替要因フラグをクリアする(ステップS1318)。判定装置100は、第1CANコントローラ101による通信動作を停止させ、第2CANコントローラ102の通信動作を継続させ(ステップS1319)、一連の処理を終了する。
ステップS1310において、エラーカウンタ値<第1閾値でない場合(ステップS1310:No)、判定装置100は、エラーカウンタ値≧第3閾値であるか否かを判断する(ステップS1320)。エラーカウンタ値≧第3閾値でない場合(ステップS1320:No)、ステップS1309へ戻る。エラーカウンタ値≧第3閾値の場合(ステップS1320:Yes)、判定装置100は、切替要因フラグをクリアする(ステップS1321)。判定装置100は、第2CANコントローラ102の通信動作に関するパラメータを第1CANコントローラ101に設定する(ステップS1322)。
判定装置100は、第2CANコントローラ102による通信動作を停止させ、第1CANコントローラ101の通信動作を開始させ(ステップS1323)、エラーカウンタ値の増減を検出する(ステップS1324)。判定装置100は、エラーカウンタ値<第1閾値であるか否かを判断する(ステップS1325)。エラーカウンタ値<第1閾値でない場合(ステップS1325:No)、ステップS1324へ移行する。エラーカウンタ値<第1閾値である場合(ステップS1325:Yes)、ステップS1302へ移行する。
以上説明したように、判定装置、および判定方法によれば、2つの通信装置のうちの一方の通信部が通信動作のみを行っている場合に、故障の可能性があると判断されると、2つの通信部を同時に動作させ、通信動作の差異によって故障を判定する。故障の可能性があるか否かについては、故障または故障と異なる異常時に発生しうる状態の発生頻度が一定頻度を超えたか否かによって判断される。これにより、判定装置によれば、故障判定の精度を向上させることができる。故障の可能性がある場合だけ、複数の通信装置を同時に動作させることにより、消費電力の増加を抑止することができる。
また、判定装置は、発生頻度が一定頻度を超えた場合に、一方の通信部の通信動作を停止させ、他方の通信部の通信動作を開始させた後に、発生頻度が一定頻度を超えていない場合、一方の通信部に故障の可能性があると判断する。これにより、故障の可能性が高い場合だけ、2つの通信部を同時に動作させるため、消費電力の増加を抑止することができる。
また、判定装置は、他方の通信部に通信動作をさせることにより、大幅に発生頻度が下がれば、一方の通信部の故障の可能性が高いと判断する。これにより、故障の可能性が高い場合だけ、2つの通信部を同時に動作させるため、消費電力の増加を抑止することができる。
また、2つの通信部は同一の通信動作を行うため、いずれかが故障していなければ2つの発生頻度は同一となる。そこで、判定装置は、通信動作を開始後の2つの通信部の発生頻度が一致しているか否かを判定することにより、一方の通信部が故障しているか否かを判断する。これにより、判定装置によれば、故障判定の精度を向上させることができる。
また、判定装置は、一方の通信部が故障していると判定された場合、一方の通信部による通信動作を停止させ、他方の通信部による通信動作を継続させる。これにより、消費電力の増加を抑止することができる。
また、判定装置は、一方の通信部が故障していないと判定された場合、2つの通信部のうちのいずれかの通信部による通信動作を停止させる。これにより、故障判定時以外については、一つの通信部が通信動作を行うため、消費電力の増加を抑止することができる。
また、判定装置は、他方の通信部が有するレジスタに対して、一方の通信部に設定されているパラメータを入力する場合と、他方の通信部の通信動作によるパラメータを入力する場合と、を切り替える。これにより、一方の通信部から他方の通信部へデータを容易に転送することができる。
また、判定装置は、一方の通信部が有するレジスタに対して、他方の通信部に設定されているパラメータを入力する場合と、一方の通信部の通信動作によるパラメータを入力する場合と、を切り替える。これにより、他方の通信部から一方の通信部へデータを容易に転送することができる。
また、判定装置は、一方の通信部が有するスキャンレジスタと、他方の通信部が有するスキャンレジスタと、を接続して、スキャンチェーンを形成する。これにより、一方の通信部から他方の通信部へ、他方の通信部から一方の通信部へデータを容易に転送することができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)特定装置との間でそれぞれが通信動作を行うことができる2つの通信部のうち、いずれか一方の通信部が前記通信動作を行い、他方の通信部が前記通信動作を行っていない場合に、前記一方の通信部の故障状態の発生頻度が一定頻度を超えたか否かを判断する判断部と、
前記判断部によって前記発生頻度が前記一定頻度を超えたと判断された場合、前記一方の通信部に設定されている前記通信動作に関するパラメータを、前記他方の通信部へ設定する設定部と、
前記設定部による前記パラメータの設定後、前記パラメータによる前記通信動作を前記2つの通信部に行わせる動作指示部と、
前記動作指示部によって前記2つの通信部が同時に前記通信動作を行っている場合に、前記2つの通信部による前記通信動作に差異があるか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって前記2つの通信部による前記通信動作に差異があると判定された場合、前記一方の通信部が故障していることを示す情報を出力する出力部と、
を有することを特徴とする判定装置。
(付記2)前記設定部は、
前記判断部によって前記発生頻度が前記一定頻度を超えたと判断された場合、さらに、前記発生頻度を前記他方の通信部に設定し、
前記動作指示部は、
前記設定部によって前記一方の通信部から前記他方の通信部に設定された前記パラメータによる前記通信動作を前記他方の通信部に開始させ、前記一方の通信部による前記通信動作を停止させ、
前記判断部は、
前記動作指示部によって前記一方の通信部が前記通信動作を停止され、前記他方の通信部が前記通信動作を開始された後に、前記他方の通信部の故障または前記故障と異なる異常時に発生しうる状態の発生頻度が前記一定頻度を超えたか否かを判断し、
前記設定部は、
前記判断部により前記他方の通信部の前記発生頻度が前記一定頻度を超えていないと判断された場合、前記他方の通信部による前記通信動作に関するパラメータを前記一方の通信部に設定し、
前記動作指示部は、
前記設定部によって前記他方の通信部から前記一方の通信部に前記パラメータが設定された後、前記パラメータによる前記通信動作を前記2つの通信部に開始させ、
前記判定部は、
前記動作指示部によって前記2つの通信部が同時に前記通信動作を行っている場合に、前記2つの通信部による前記通信動作に差異があるか否かを判定することを特徴とする付記1に記載の判定装置。
(付記3)前記判断部は、
前記動作指示部によって前記一方の通信部が前記通信動作を停止され、前記他方の通信部が前記通信動作を開始された後、前記他方の通信部の前記発生頻度が、前記一定頻度よりも低い第1頻度を超えたか否かを判断し、
前記設定部は、
前記判断部によって前記他方の通信部の前記発生頻度が前記第1頻度を超えていないと判断された場合、前記他方の通信部による前記通信動作に関するパラメータを、前記一方の通信部に設定することを特徴とする付記2に記載の判定装置。
(付記4)前記判定部は、
前記動作指示部によって前記2つの通信部が前記通信動作を開始後の前記2つの通信部の前記発生頻度が一致しているか否かを判定し、
前記出力部は、
前記判定部によって前記2つの通信部の前記発生頻度が一致していないと判定された場合、前記一方の通信部が故障していることを示す情報を出力することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の判定装置。
(付記5)前記動作指示部は、
前記判定部によって前記2つの通信部による前記通信動作に差異があると判定された場合、前記一方の通信部による前記通信動作を停止させ、前記他方の通信部による前記通信動作を継続させることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の判定装置。
(付記6)前記動作指示部は、
前記判定部によって前記2つの通信部による前記通信動作に差異がないと判定された場合、前記2つの通信部のうちのいずれかの通信部による前記通信動作を停止させることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の判定装置。
(付記7)前記設定部は、
前記他方の通信部に設けられたレジスタに対して、前記他方の通信部による前記通信動作に関するパラメータを入力する通信動作状態と、前記一方の通信部による前記通信動作に関するパラメータを入力する設定状態と、を切り替える切替部と、
前記判断部によって前記発生頻度が前記一定頻度を超えたと判断された場合、前記切替部を前記設定状態にして前記他方の通信部に設けられたレジスタに前記他方の通信部による前記通信動作に関するパラメータが設定された後に、前記切替部を前記通信動作状態にする制御部と、
を有することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の判定装置。
(付記8)前記設定部は、
前記一方の通信部に設けられたレジスタに対して、前記一方の通信部による前記通信動作に関するパラメータを入力する通信動作状態と、前記他方の通信部による前記通信動作に関するパラメータを入力する設定状態と、を切り替える切替部と、
前記判断部により前記他方の通信部による前記通信動作の前記発生頻度が前記一定頻度を超えていないと判断された場合、前記切替部を前記設定状態にして前記一方の通信部に設けられたレジスタに前記他方の通信部による前記通信動作に関するパラメータが設定された後に、前記切替部を前記通信動作状態にする制御部と、
を有することを特徴とする付記2または3に記載の判定装置。
(付記9)前記他方の通信部に設けられたスキャンレジスタへスキャン入力する前記一方の通信部に設けられたスキャンレジスタに対して、前記他方の通信部による前記通信動作に関するパラメータを入力する通信動作状態と、前記一方の通信部による前記通信動作に関するパラメータを入力する設定状態と、を切り替える切替部と、
前記判断部によって前記発生頻度が前記一定頻度を超えたと判断された場合、前記切替部を前記設定状態にして前記他方の通信部に設けられたレジスタに前記他方の通信部による前記通信動作に関するパラメータが設定された後に、前記切替部を前記通信動作状態にする制御部と、
を有することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の判定装置。
(付記10)特定装置との間でそれぞれが通信動作を行うことができる2つの通信部のうち、いずれか一方の通信部が前記通信動作を行い、他方の通信部が前記通信動作を行っていない場合に、前記一方の通信部の故障状態の発生頻度が一定頻度を超えたか否かを判断し、
前記発生頻度が前記一定頻度を超えたと判断された場合、前記一方の通信部に設定されている前記通信動作に関するパラメータを、前記他方の通信部へ設定し、
前記パラメータの設定後、前記パラメータによる前記通信動作を同時に前記2つの通信部に行わせ、
前記2つの通信部が同時に前記通信動作を行っている場合に、前記2つの通信部による前記通信動作に差異があるか否かを判定し、
前記2つの通信部による前記通信動作に差異があると判定された場合、前記一方の通信部が故障していることを示す情報を出力する、
ことを特徴とする判定方法。
100 判定装置
101 第1通信部
102 第2通信部
111 判断部
112 設定部
113 動作指示部
114 判定部
115 出力部

Claims (6)

  1. 特定装置との間でそれぞれが通信動作を行うことができる2つの通信部のうち、いずれか一方の通信部が前記通信動作を行い、他方の通信部が前記通信動作を行っていない場合に、前記一方の通信部の故障状態の発生頻度が一定頻度を超えたか否かを判断する判断部と、
    前記判断部によって前記発生頻度が前記一定頻度を超えたと判断された場合、前記一方の通信部に設定されている前記通信動作に関するパラメータを、前記他方の通信部へ設定する設定部と、
    前記設定部による前記パラメータの設定後、前記パラメータによる前記通信動作を前記2つの通信部に同時に行わせる動作指示部と、
    前記動作指示部によって前記2つの通信部が同時に前記通信動作を行っている場合に、前記2つの通信部による前記通信動作に差異があるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記2つの通信部による前記通信動作に差異があると判定された場合、前記一方の通信部が故障していることを示す情報を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする判定装置。
  2. 前記設定部は、
    前記判断部によって前記発生頻度が前記一定頻度を超えたと判断された場合、さらに、前記発生頻度を前記他方の通信部に設定し、
    前記動作指示部は、
    前記設定部によって前記一方の通信部から前記他方の通信部に設定された前記パラメータによる前記通信動作を前記他方の通信部に開始させ、前記一方の通信部による前記通信動作を停止させ、
    前記判断部は、
    前記動作指示部によって前記一方の通信部が前記通信動作を停止され、前記他方の通信部が前記通信動作を開始された後に、前記他方の通信部の故障状態の発生頻度が前記一定頻度を超えたか否かを判断し、
    前記設定部は、
    前記判断部により前記他方の通信部の前記発生頻度が前記一定頻度を超えていないと判断された場合、前記他方の通信部による前記通信動作に関するパラメータを前記一方の通信部に設定し、
    前記動作指示部は、
    前記設定部によって前記他方の通信部から前記一方の通信部に前記パラメータが設定された後、前記パラメータによる前記通信動作を前記2つの通信部に開始させ、
    前記判定部は、
    前記動作指示部によって前記2つの通信部が同時に前記通信動作を行っている場合に、前記2つの通信部による前記通信動作に差異があるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
  3. 前記判断部は、
    前記動作指示部によって前記一方の通信部が前記通信動作を停止され、前記他方の通信部が前記通信動作を開始された後、前記他方の通信部の前記発生頻度が、前記一定頻度よりも低い第1頻度を超えたか否かを判断し、
    前記設定部は、
    前記判断部によって前記他方の通信部の前記発生頻度が前記第1頻度を超えていないと判断された場合、前記他方の通信部による前記通信動作に関するパラメータを、前記一方の通信部に設定することを特徴とする請求項2に記載の判定装置。
  4. 前記判定部は、
    前記動作指示部によって前記2つの通信部が前記通信動作を開始後の前記2つの通信部の前記発生頻度が一致しているか否かを判定し、
    前記出力部は、
    前記判定部によって前記2つの通信部の前記発生頻度が一致していないと判定された場合、前記一方の通信部が故障していることを示す情報を出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の判定装置。
  5. 前記動作指示部は、
    前記判定部によって前記2つの通信部による前記通信動作に差異があると判定された場合、前記一方の通信部による前記通信動作を停止させ、前記他方の通信部による前記通信動作を継続させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の判定装置。
  6. 特定装置との間でそれぞれが通信動作を行うことができる2つの通信部のうち、いずれか一方の通信部が前記通信動作を行い、他方の通信部が前記通信動作を行っていない場合に、前記一方の通信部の故障状態の発生頻度が一定頻度を超えたか否かを判断し、
    前記発生頻度が前記一定頻度を超えたと判断された場合、前記一方の通信部に設定されている前記通信動作に関するパラメータを、前記他方の通信部へ設定し、
    前記パラメータの設定後、前記パラメータによる前記通信動作を同時に前記2つの通信部に行わせ、
    前記2つの通信部が同時に前記通信動作を行っている場合に、前記2つの通信部による前記通信動作に差異があるか否かを判定し、
    前記2つの通信部による前記通信動作に差異があると判定された場合、前記一方の通信部が故障していることを示す情報を出力する、
    ことを特徴とする判定方法。
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