JP2013222342A - タッチパネル付媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、入力性に優れ薄膜化が容易なタッチパネル付媒体を提供することを主目的とする。
【解決手段】本発明は、絶縁基材、および上記絶縁基材上に形成されたセンサ電極を有するタッチパネル部と、上記絶縁基材および上記センサ電極の少なくとも一方の表面上に形成された印刷部と、を有することを特徴とするタッチパネル付媒体を提供することにより、上記目的を達成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力性に優れ薄膜化が容易なタッチパネル付媒体に関するものである。
今日、入力手段として、タッチパネルが広く用いられている。タッチパネルは、多くの場合、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示装置が組み込まれた種々の装置等(例えば、券売機、ATM装置、携帯電話、ゲーム機)に対する入力手段として、表示装置とともに用いられている。このような装置において、タッチパネルは表示装置の表示面上に配置され、これにより、タッチパネルは表示装置に対する極めて直接的な入力を可能にする。
このようなタッチパネルとしては、様々な方式のものが実用化されている。このなかで、静電容量方式と呼ばれるものは、第1電極(検出電極)/電極間絶縁層/第2電極(基準電極)の層構造を有するものが用いられている(例えば、特許文献1〜4)。そして、タッチパネルの表面のタッチパネル面に微弱な電流を流して電界を形成し、指等の導電体が軽く触れた場合の静電容量値の変化を電圧の低下等に変換して検知することにより得られた接触位置を信号として出力する。
また、タッチパネルの操作方法としては、タッチパネルを透過して表示される表示装置の表示画面に対して行う方法が一般的である。
しかしながら、タッチパネル付媒体が薄型である場合やカードサイズ等の小型なものである場合には、表示装置やその表示装置等への電源等を組み込むことが難しく、入力容易なものとすることが困難であるといった問題があった。
特開2009−64343号公報 特開平9−146680号公報 特許第2587975号 特開2011−124332号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、入力性に優れ薄膜化が容易なタッチパネル付媒体を提供することを主目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、絶縁基材、および上記絶縁基材上に形成されたセンサ電極を有するタッチパネル部と、上記絶縁基材および上記センサ電極の少なくとも一方の表面上に形成された印刷部と、を有することを特徴とするタッチパネル付媒体を提供する。
本発明によれば、上記印刷部を有することにより、例えば、上記印刷部を入力部の位置を特定するものとすることにより、入力部の位置や機能を明示することが可能となり、別途入力部の位置や機能を示す表示装置を組み込むことなく、入力性に優れたものとすることができる。また、表示装置を組み込むことなくタッチ操作可能なものとすることができ薄膜化が容易なものとすることができる。
本発明においては、上記印刷部が上記絶縁基材および上記センサ電極上の少なくとも一方の表面上に直接形成されていることが好ましい。薄膜化の容易なものとすることができるからである。
本発明においては、上記センサ電極が第1電極および第2電極を含み、上記第1電極が、上記絶縁基材の入力部側の表面上に形成され、上記第2電極が、上記絶縁基材の上記第1電極が形成された側とは反対側の表面上に上記第1電極と平面視上重なるように形成され、上記入力部は、上記タッチパネル媒体の最表面に形成され、かつ、上記タッチパネル部がタッチ操作を検出可能な領域であることが好ましい。感度に優れたものとすることができるからである。
本発明は、入力性に優れ薄膜化が容易なタッチパネル付媒体を提供できるといった効果を奏する。
本発明のタッチパネル付媒体の一例を示す概略平面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明における印刷部を説明する説明図である。 本発明における印刷部を説明する説明図である。 本発明における印刷部を説明する説明図である。 本発明における印刷部を説明する説明図である。 本発明における印刷部を説明する説明図である。 本発明における印刷部を説明する説明図である。 本発明における印刷部を説明する説明図である。 本発明におけるセンサ電極を説明する説明図である。 本発明におけるセンサ電極を説明する説明図である。 本発明におけるセンサ電極を説明する説明図である。 本発明におけるセンサ電極を説明する説明図である。 本発明のタッチパネル付媒体の他の例を示す概略平面図である。 図14のB−B線断面図である。 本発明のタッチパネル付媒体の他の例を示す概略断面図である。 本発明のタッチパネル付媒体の他の例を示す概略平面図である。 実施例1で作製したタッチパネル部の検出電極側概略平面図である。 実施例1で作製したタッチパネル部の基準電極側概略平面図である。 実施例1で作製したタッチパネル部の側面図である。 実施例1で作製したタッチパネル部の検出電極側概略平面図である。 実施例2で作製したタッチパネル部の基準電極側概略平面図である。 実施例2で作製したタッチパネル部の側面図である。
本発明は、タッチパネル付媒体に関するものである。
以下、本発明のタッチパネル付媒体について説明する。
本発明のタッチパネル付媒体は、絶縁基材、および上記絶縁基材上に形成されたセンサ電極を有するタッチパネル部と、上記絶縁基材および上記センサ電極の少なくとも一方の表面上に形成された印刷部と、を有することを特徴とするものである。
このような本発明のタッチパネル付媒体について図を参照して説明する。図1は、本発明のタッチパネル付媒体の一例を示す概略平面図である。また、図2は、図1のA−A線断面図である。図1〜図2に例示するように、本発明のタッチパネル付媒体10は、絶縁基材1、および上記絶縁基材1上に形成されたセンサ電極(第1電極2および第2電極3)を有するタッチパネル部4と、上記絶縁基材1および上記センサ電極の少なくとも一方の表面上に形成された印刷部5と、を有するものである。
なお、この例においては、上記印刷部5が上記入力部11と平面視上重なる箇所に形成され、入力部を示す文字のみを含むものである。また、上記第1電極2が、上記絶縁基材1の上記入力部11側の表面上に形成され、上記第2電極3が、上記絶縁基材1の上記第1電極2が形成された側とは反対側の表面上に上記第1電極2と平面視上重なるように形成され、上記第1電極2が、上記入力部11と平面視上重なるように形成されているものである。タッチパネル部4の両表面上に上記第1電極2および第2電極3を覆うようにカバー層6が形成され、さらに入力部11側表面に表示部7が形成されるものである。さらに、第1電極2および第2電極3は、入力部11と平面視上同一箇所および同一形状で形成されるものである。
また、入力部とは、本発明のタッチパネル付媒体の最表面に形成され、かつ、上記タッチパネル部がタッチ操作を検出可能な領域である。
本発明によれば、上記印刷部を有することにより、例えば、上記印刷部を入力部の位置を特定するものとすることにより、入力部の位置や機能を明示することが可能となり、別途入力部の位置や機能を示す表示装置を組み込むことなく、入力性に優れたものとすることができる。また、表示装置を組み込むことなくタッチ操作可能なものとすることができ薄膜化が容易なものとすることができる。
このため、キャッシュカードや電子マネーのようなカードサイズ媒体等の表面積が小さくかつ厚みの薄い媒体や、壁紙やポスターのような厚みの薄い印刷媒体等に対しても、表示装置を組み込むことなく、容易にタッチ操作可能なものとすることができる。
本発明のタッチパネル付媒体は、タッチパネル部および印刷部を有するものである。
以下、本発明のタッチパネル付媒体の各構成について詳細に説明する。
1.印刷部
本発明における印刷部は、上記絶縁基材および上記センサ電極の少なくとも一方の表面上に形成されるものである。
上記印刷部の形成箇所としては、上記絶縁基材およびセンサ電極の少なくとも一方の表面上に形成されるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、既に説明した図2に示すように、支持基材(図2中ではカバー層)上に形成されるものであっても良いが、図3、図4および図5に例示するように絶縁基材およびセンサ電極の少なくと一方の表面上に直接形成されることが好ましい。薄膜化の容易なものとすることができるからである。また、層構成を簡便なものとすることがであるため、薄膜化が容易であり、例えば、カードサイズ媒体へのタッチパネル機能の組み込みを容易なものとすることができるからである。
ここで、絶縁基材およびセンサ電極の少なくとも一方の表面上に直接形成されるとは、例えば、既に説明した図4に示すように絶縁基材上のみに直接形成されるもの、既に説明した図5に示すようにセンサ電極上にのみ直接形成されるもの、既に説明した図3や図6および図7に例示するように両者の表面上に直接形成されるものとすることができる。また、センサ電極が第1電極および第2電極を含む場合には、これらの電極のいずれか一方または両方の上に直接形成されるものとすることができる。
なお、上記部材の表面上に直接形成されるとは、上記各部材と直接接するように形成されることをいうものである。また、図3〜図7中の符合については、図1〜図2と同一の部材を示すものであるので、ここでの説明は省略する。
また、図3〜図5では、検出電極として機能する第1電極と平面視上重なる箇所に入力部が形成される例を示すものであり、図6および図7では、隣接する第1電極および第2電極を平面視上同時に触れることができる箇所を入力部とするものである。また、図3〜6は、センサ電極を覆うカバー層が形成されない例を示すものであり、図2および図7は、センサ電極を覆うカバー層が形成される例を示すものである。
また、本発明における印刷部の上記タッチパネル部に対する形成箇所としては、上記タッチパネル部の、上記印刷部の表示内容を視認できる表面側に形成されるものであっても良く、上記印刷部の表示内容を視認できる表面とは反対側の表面側に形成されるものであっても良い。
具体的には、上記印刷部が入力部側でその表示内容を視認できるものである場合、既に説明した図3および図4では、上記印刷部の表示内容を視認できる表面側に形成される例を示すものであり、図5では、上記印刷部の表示内容を視認できる表面とは反対側の表面側に形成される例を示すものである。
また、上記印刷部の表示内容は、タッチパネル付媒体の上記入力部側から視認できるものでも、タッチパネル付媒体の上記入力部が形成された側の反対側から視認できるものであっても良い。
なお、上記印刷部の表示内容を視認できる表面とは反対側の表面側に形成される場合には、通常、上記センサ電極および絶縁層は透明性を有する材料により形成されるものである。
上記印刷部の表示内容としては、所望の文字、図形、記号、模様もしくはこれらの結合したものとすることができる。
本発明においては、なかでも、入力部の位置を特定するものであることが好ましい。入力性に優れたものとすることができるからである。
本発明において、上記印刷部が上記入力部の位置を特定するものである場合、上記表示内容としては、例えば、タップ操作により文字を入力するために入力部に示される数字やアルファベット、タップ操作によりカーソル位置を上下左右に移動させるための入力部を示す矢印マーク、フリック操作により表示内容をスクロールさせるための入力部を示す「⇔」マーク等とすることができる。
より具体的には、既に説明した図1は、上記入力部と平面視上重なる箇所に入力部を示す文字が印刷部として形成された例を示すものである。図8は、上記入力部と平面視上重なる箇所に方向キーの形状の印刷部が形成される例である。図9は、上記入力部に隣接する箇所に入力部へのタッチ操作により発現する機能を示す文字、文字を囲むように形成された長方形状の図形、および入力部の位置を示す図形が印刷部として形成される例である。
なお、図8〜図9中の符号は、図1〜図2と同一の部材を示すものであるので、ここでの説明は省略する。
上記印刷部が上記入力部の位置を特定するものである場合、このような印刷部の平面視上の形成箇所としては、操作者が入力部の位置を特定できる箇所であれば特に限定されるものではないが、上記入力部と平面視上重なる箇所や、上記入力部に隣接する箇所とすることができる。
なお、入力部に隣接する箇所とは、操作者のタッチ操作により、当該入力部へのタッチ操作を検出できない箇所をいうものである。
上記印刷部が上記入力部の位置を特定するものである場合、上記印刷部の形成数としては、上記入力部に対して少なくとも1つ形成されるものであれば良いが、上記入力部が2以上含まれる場合には、全ての入力部に対して形成されることが好ましい。
上記印刷部を形成する材料としては、操作者から視認可能な印刷部とすることができるものであれば特に限定されるものではなく、通常、インキが用いられる。
また、上記インキとしては、上記印刷部が形成される部材の種類に応じて異なるものであるが、例えば、バインダーに顔料、染料などの着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤などを適宜混合したものを挙げることができる。
バインダー樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂などの公知のバインダーの中から、要求される物性、印刷適性などに応じて適宜選択すれば良い。例えば、セルロース系樹脂、アクリル樹脂のほか、ウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂などの単体又はこれらを含む混合物を用いることができる。
これらの樹脂は、1種単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
着色剤としては、無機顔料、有機顔料又は染料、アルミニウム、真鍮などの鱗片状箔片からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛などの鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料などが用いられる。
溶剤(又は分散媒)としては、例えば、石油系有機溶剤、エステル系有機溶剤、アルコール系有機溶剤、ケトン系有機溶剤、エーテル系有機溶剤、塩素系有機溶剤、水などの無機溶剤などが挙げられる。これらの溶剤(又は分散媒)は、1種単独又は2種以上を混合して使用できる。
さらに、上記インキには架橋剤を添加してもよい。架橋剤としては、イソシアネート基含有化合物、エポキシ基含有化合物、カルボジイミド基含有化合物、オキサゾリン基含有化合物、シラノール基含有化合物などが挙げられるが、イソシアネート基含有化合物が好ましい。
2.タッチパネル部
本発明におけるタッチパネル部は、絶縁基材およびセンサ電極を有するものであり、静電容量式のものである。
(1)絶縁基材
本発明における絶縁基材を構成する絶縁性材料としては、所望の絶縁性を有するものであれば特に限定されるものではなく、ガラス等の無機材料であっても良く、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート等の樹脂材料を挙げることができる。
本発明においては、なかでも、上記樹脂材料であることが好ましい。フレキシブル性を有するものとすることが容易だからである。
上記絶縁基材は、透明性を有するものであっても良く、不透明であるものであっても良いが、なかでも本発明においては、上記絶縁基材の少なくとも一部が不透明であることが好ましく、特に、全てが不透明であることが好ましい。別途隠蔽部材を設けることなく、内部の回路基板等の視認される必要のない部分を隠蔽することができるからである。
なお、不透明であることは、上記絶縁基材を介して裏面側に位置する部材の形状等が視認されないものであることをいう。
本発明における絶縁基材の厚みとしては、上記検出電極および基準電極間の短絡を安定的に防止できるものであれば特に限定されるものではなく、可撓性を有するフィルム状となるものであっても良く、板状となるものであっても良く、本発明のタッチパネル付媒体の用途等に応じて適宜設定することができる。
例えば、上記絶縁基材が樹脂材料からなる場合、可撓性を有するフィルム状であることが好ましく、具体的には、50μm〜300μmの範囲内とすることが好ましい。
本発明における絶縁基材は、単層からなるものであっても良く、複数層からなるものであっても良い。
(2)センサ電極
本発明におけるセンサ電極は、上記絶縁基材上に形成されるものであり、通常、上記第1電極および上記第1電極と絶縁された第2電極を含み、上記第1電極および第2電極間の静電容量変化により操作者のタッチ操作を検出するものである。
このようなセンサ電極としては、上記第1電極が上記絶縁基材の一方の表面上に形成され、上記第2電極が上記絶縁基材の上記第1電極が形成された側とは反対画の表面上に前記第1電極と平面視上重なるように形成される態様(第1態様)と、上記第1電極および第2電極が平面視上、隣接するように配置される態様(第2態様)と、の2つの態様とすることができる。
(a)第1態様
本発明におけるセンサ電極の第1態様は、上記第1電極が上記絶縁基材の一方の表面上に形成され、上記第2電極が上記絶縁基材の上記第1電極が形成された側とは反対側の表面上に前記第1電極と平面視上重なるように形成されるものである。
なお、上記第1電極は上記絶縁基材の上記入力部が形成される側の表面上に形成されるものである。
本態様における第1電極および第2電極の形成位置としては、上記入力部へのタッチ操作を検出できる位置に形成されるものであることが好ましく、上記第1電極が上記入力部に平面視上隣接するように形成されるもの、すなわち、上記入力部に平面視上重ならないように形成されるものや、上記第1電極が上記入力部と平面視上重なるように形成されるものとすることができる。なかでも本発明においては、上記第1電極が、上記入力部と平面視上重なるように形成されるものであることが好ましい。入力部へのタッチ操作を感度良く検出できるからである。
本態様における第1電極および第2電極の形成パターンとしては、第1電極および第2電極が上記絶縁基材を介して形成され、かつ、両者が平面視上重なるように形成されるものであれば良く、一般的な静電容量方式のタッチパネルセンサと同様とすることができる。
例えば、特開平04−264613号公報に開示されるもの等とすることができる。
本発明においては、なかでも、第2電極が上記第1電極に対して一対となるように形成されるものであることが好ましく、特に第2電極が、上記第1電極の全表面と平面視上重なるように形成されることが好ましく、なかでも特に、第2電極が上記第1電極より表面積が大きいことが好ましい。感度に優れたものとすることができるからである。
なお、第1電極に対して一対で形成されるとは、個々の第1電極に対する第2電極がそれぞれ形成されることをいうものであり、複数の第1電極に対して共通の第2電極が形成されるものは含まないものである。
上記第1電極の上記入力部と平面視上重なる面積比率(上記第1電極と上記入力部とが平面視上重なる面積/上記入力部の面積)としては、入力部へタッチ操作した際に、感度良くタッチ操作を検出できるものであることが好ましく、0.5以上であることが好ましく、なかでも、0.8以上であることが好ましく、特に、1、つまり、上記第1電極が上記入力部の全てと平面視上重なるもの、言い換えると、上記入力部が、平面視上上記第1電極内に形成されることが好ましい。上記入力部へのタッチ操作を感度良く検出できるからである。
本態様においては、上記第1電極の上記入力部と平面視上重なる面積比率が1である場合、上記第1電極が、上記入力部と平面視上同一形状であることが好ましい。
上記入力部へのタッチ操作を感度良く検出可能なものとすることができるからである。
上記第2電極の上記入力部と平面視上重なる面積比率(上記第2電極と上記入力部とが平面視上重なる面積/上記入力部の面積)としては、操作者が平面視上入力部にタッチ操作した際に、感度良くタッチ操作を検出できるものであることが好ましく、上記第1電極と同様とすることができる。
(b)第2態様
本発明におけるセンサ電極の第2態様は、上記第1電極および第2電極が平面視上隣接するように配置される態様である。
なお、上記第1電極および第2電極は上記絶縁基材の上記入力部が形成される側の表面上に形成されるものである。
本態様におけるセンサ電極の形成位置としては、上記入力部へのタッチ操作を検出できる位置に形成されるものであることが好ましく、上記第1電極および上記第1電極に隣接する第2電極の両電極が、上記入力部と平面視上重なるように形成されるものとすることができる。
本発明においては、なかでも、上記第1電極および上記第1電極に隣接する第2電極の両電極が、上記入力部と平面視上重なるように形成され、検出容量を形成するための両電極間のギャップが上記入力部に形成されるものであることが好ましい。
なお、上記第1電極に隣接する第2電極とは、上記第1電極と当該第2電極との間に、他の第1電極および第2電極を含まないものをいうものである。
本態様における第1電極および上記第1電極に隣接する第2電極間の平面視上の距離としては、両電極間の容量変化を感度良く検出できるものであれば特に限定されるものではないが、具体的には、100μm〜1000μmの範囲内であることが好ましく、なかでも100μm〜200μmの範囲内であることが好ましい。上記距離であることにより、上記入力部へのタッチ操作を感度良く検出できるからである。
本態様における第1電極および第2電極の上記絶縁基材に対する形成位置としては、両者が絶縁されているものであれば特に限定されるものではない。具体的には、図10および図11に例示するように、両者が同一の絶縁基材の一方の表面上に形成されるものであっても良い。また、図12に例示するように、異なる絶縁基材上に形成されるもの、図13に例示するように、同一の絶縁基材の一方の表面と他方の表面とにそれぞれ形成されるものとすることができる。
また、図10〜図13中の符合については、図1〜図2と同一の部材を示すものであるので、ここでの説明は省略する。なお、図11中においては、第1電極および第2電極は絶縁層8により絶縁されるものである。
本態様における第1電極および第2電極の形成パターンとしては、第1電極および第2電極の両者が平面視上隣接するように形成されるものであれば良く、一般的な静電容量方式のタッチパネルセンサと同様とすることができる。
具体的には、特開2011−210176号公報、特開2010−238052号公報、特許第4610416号、特開2004-192093号公報等に記載のパターン等とすることができる。
(c)センサ電極
本発明におけるセンサ電極を形成する導電性材料としては、所望の導電性を有するものであれば特に限定されるものではなく、透明性を有する透明性材料であっても、透明性を有しない遮光性材料であっても良い。
本発明においては、なかでも、上記センサ電極の少なくとも一部が上記遮光性材料からなること、すなわち、センサ電極の少なくとも一部が不透明であることが好ましく、特に、全てが上記遮光性材料からなり、不透明であることが好ましい。上記遮光性材料からなる場合には、上記センサ電極自体により、意匠性の向上を図ることができるからである。また、上記センサ電極により上記入力部の位置をより容易に特定可能なものとすることができるからである。
なお、上記センサ電極が上記透明性材料からなる場合には、上記印刷部が上記タッチパネル部の上記入力部が形成される側とは反対側の表面上に形成される場合であっても印刷部を視認容易なものとすることができる。このため、印刷部が上記入力部の位置を特定するものである場合には、入力部の位置を容易に特定可能なものとすることができるといった利点を有する。
本発明における透明性材料としては、タッチパネルに一般的に用いられるものを使用することができ、例えば、インジウム錫酸化物(ITO)、酸化亜鉛、酸化インジウム、アンチモン添加酸化錫、フッ素添加酸化錫、アルミニウム添加酸化亜鉛、カリウム添加酸化亜鉛、シリコン添加酸化亜鉛や、酸化亜鉛−酸化錫系、酸化インジウム−酸化錫系、酸化亜鉛−酸化インジウム−酸化マグネシウム系などの金属酸化物や、これらの金属酸化物が2種以上複合された材料が挙げられる。
また、遮光性材料としては、例えば、特開2010−238052号公報等に記載のものを用いることができる。具体的には、アルミニウム、モリブデン、銀、クロム、銅等の金属およびその合金等を用いることができる。
上記センサ電極の厚みとしては、所望の導電性を有するものとすることができるものであれば特に限定されるものではなく、タッチパネル部に一般的なものとすることができる。例えば、10nm〜500nmの範囲内とすることができる。
本発明におけるセンサ電極の形成方法としては、センサ電極を精度良く形成できるものであれば特に限定されるものではなく、タッチパネル部の形成に一般的に用いられる方法を使用できる。
具体的には、上記絶縁基材上に、上記導電性材料からなる導電性材料層を形成した後に、上記導電性材料層の上記センサ電極を形成する領域上にパターン状にレジストを形成し、上記レジストをマスクとしてエッチングすることにより、上記センサ電極を形成する方法を挙げることができる。
ここで、導電性材料層の形成方法としては、タッチパネル部の製造方法として一般的な方法を用いることができ、例えば、真空蒸着、スパッタリング法、CVD法、イオンプレーティング法等のドライプロセスを用いる方法を挙げることができる。
また、エッチングに用いられるエッチング液としては、上記導電性材料層を構成する導電性材料等に応じて適宜設定されるものである。具体的には、上記導電性材料層がITOからなる場合には、塩化第二鉄と塩酸の混合水溶液を用いることができる。
(3)タッチパネル部
本発明におけるタッチパネル部は、上記絶縁基材およびセンサ電極を有するものであるが、必要に応じて他の部材を有するものであっても良い。
このような他の部材としては、例えば、操作者のタッチ操作有無や接触位置を上記センサ電極から検出する制御部や、上記第1電極部間および第2電極部間を接続する導電部や、上記センサ電極および制御部間を接続する配線部、上記導電部間および上記電極間を絶縁する絶縁層等を挙げることができる。
なお、このような制御部、導電部、配線部および絶縁層等については、一般的なタッチパネル部に用いられるものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
4.タッチパネル付媒体
本発明のタッチパネル付媒体は、タッチパネル部および印刷部を有するものである。
また、通常、最表面に上記タッチパネル部をタッチ操作するための入力部を有するものである。
(1)入力部
本発明における入力部は、本発明のタッチパネル付媒体の最表面に形成されるものであり、上記タッチパネル部が操作者のタッチ操作を検出できる領域である。
上記入力部の形成箇所としては、本発明のタッチパネル付媒体の最表面であれば特に限定されるものではないが、容易に操作者が触れることができる箇所であることが好ましい。具体的には、本発明のタッチパネル付媒体がカードサイズ等の直方体状のものである場合には、通常、最も面積の広い面上に形成される。
上記入力部の平面視上の面積としては、操作者がタッチ操作できるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、10mm〜1000mmの範囲内であることが好ましく、なかでも、25mm〜100mm範囲内であることが好ましい。上記面積であることにより、入力部へのタッチ操作をより容易なものとすることができるからである。また、本発明のタッチパネル付媒体がカードサイズ等の小型なものでも、2以上の入力部を有するものとすることが容易であり、多機能なものとすることができるからである。
上記入力部の平面視形状としては、操作者がタッチ操作できるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、円形状や四角形状とすることができる。また、印刷部の平面視形状が矢印等の図形の形状である場合に、その印刷部と同一形状とすることができる。
上記入力部の形成数としては、1以上であれば良く、2以上であっても良い。
上記入力部に割り当てられる機能数としては、一の入力部に対して1以上であれば良く、2以上であっても良いが、1つであることが好ましい。上記機能数であることにより、タッチ操作により発現する機能をより確実に発現することができるからである。
なお、入力部に割り当てられる機能数が2であるとは、一の入力部内の異なる2つの領域により、入力される情報が異なることをいう。
図14は、入力部に割り当てられる機能数が2である場合を示す概略平面図であり、図15は図14のB−B線断面図である。また、数字を選択し、その数字を確定する機能が入力部に割り当てられた例を示すものである。一の入力部内の左側をタッチ操作した場合には、タッチ毎に数字を0〜9まで順に切替えることができ、目的の数字に切り替えた後に、入力部内の右側をタッチ操作することでその数字を確定し、所望の機能を発現させるものである。
なお、図14〜図15中の符号は、図1〜図2と同一の部材を示すものであるので、ここでの説明は省略する。
2以上の入力部が形成される場合の入力部間の距離としては、操作者が容易にタッチ操作を行えるものであれば特に限定されるものではないが、0.5mm〜10mmの範囲内であることが好ましく、なかでも、1mm〜3mmの範囲内であることが好ましい。上記距離が上述の範囲内であることにより、目的とする入力部へのタッチ操作時に当該入力部に隣接する入力部に触れることを抑制できるからである。
(2)他の部材
本発明のタッチパネル付媒体は、タッチパネル部および印刷部を有するものであるが、必要に応じて他の部材を有するものであっても良い。
本発明においては、通常、図16に例示するように、入力部へのタッチ操作を介して上記タッチパネル部を操作することにより入力された情報に対して情報処理を行うICチップ12が搭載されたICカード基板13や電池(図示せず)等を有するものである。
また、他の部材としては、例えば、図16に示すように、情報を表示可能な表示部7、上記タッチパネル部4の表裏を覆うように形成され、耐久性や意匠性の向上を図ることができるカバー層6、上記ICカード基板11を両面から挟持するように形成されるコア基材14、磁気ストライプ部および上記印刷部を支持する支持基材等を有するものであっても良い。
また、図16中の符号については、図2と同一の部材を示すものであるので、ここでの説明は省略する。
このようなカバー層、ICカード基板、コア基材、磁気ストライプ部等については、タッチパネル付媒体に一般的に用いられるものを使用することができ、例えば、本発明のタッチパネル付媒体がカードサイズのものである場合には、特開2003−208582号公報、特開2011−181041号公報、特許第2562482号公報、特開平5−128326号公報、特開平5−212994号公報、特開2006−221313号公報、特開2002−109439号公報、特開昭61−5389号公報、特開平7−249109号公報等に記載の内容とすることができる。
表示部としては、特開2003−208582号公報、特開2011−181041号公報、特開平5−212994号公報、特開2006−221313号公報、特開2002−109439号公報等に記載される液晶表示装置、有機EL表示装置、または電子ペーパー等を挙げることができる。
また、電池については、一次電池および二次電池等の電池に限らず、太陽電池等も含むものである。
上記支持基材としては、上記印刷部を安定的に支持できるものであれば良く、上記絶縁基材等と同様とすることができる。
本発明においては、本発明のタッチパネル付媒体の各構成が部材の一部を共有するものであっても良い。
具体的には、上記タッチパネル部に含まれる絶縁基材や絶縁層と、カバー層、ICカード基板、コア基材および支持基材とがそれぞれ共通化されて用いられるものとすることができる。
既に説明した図1は上記支持基材およびカバー層が、図4および図6は上記支持基材および絶縁基材が、図16では上記絶縁基材、ICカード基板および支持基材が共有される例を示すものである。
(3)タッチパネル付媒体
本発明のタッチパネル付媒体の厚みとしては、上記各構成を含むことができるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、0.5mm〜5mmの範囲内であることが好ましく、なかでも、0.7mm〜1mmの範囲内であることが好ましい。上記厚みであることにより、本発明の薄膜化が容易であるとの効果をより効果的に発揮できるからである。
本発明のタッチパネル付媒体の用途としては、入力部へのタッチ操作を介してタッチパネル部を操作し、それにより発現する機能を有する端末であれば特に限定されるものではない。
具体的には、キャッシュカード、クレジットカード、電子マネー用カード等の接触型または非接触型のIC付のカードサイズ媒体、ノートパソコン、ポータブルDVDプレーヤ、携帯ナビゲーションシステム、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Asistant)、携帯電話、携帯型ゲーム機、ビデオカメラ、計算機、リモコン等の携帯型電子機器、壁紙、ポスターや、書籍等の印刷媒体物を挙げることができる。
カードサイズ端末や印刷物のような薄型のものであることにより、本発明の薄膜化が容易であるとの効果や、上記印刷部により入力部の位置が特定され、操作者が容易にタッチ操作できるとの効果をより効果的に発揮できるからである。
なお、カードサイズであるとは、縦86mm×横54mm×厚み0.76mmのカード型であることをいうものである。
本発明のタッチパネル付媒体のタッチパネル部の操作、すなわち、入力部に割り当てられる機能であり、入力部をタッチ操作することにより操作される対象としては、本発明のタッチパネル付媒体自体に組み込まれた機能を操作するものであっても良く、本発明のタッチパネル付媒体以外の機器を操作するものであっても良い。
本発明のタッチパネル付媒体のタッチパネル部の操作、すなわち、入力部に割り当てられる機能であり、入力部をタッチ操作することにより入力される情報により発現する機能としては、タッチパネル部の操作に基づいてなされるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、機能の切り替え、文字入力、電源の入切等を挙げることができる。
ここで、機能の切り替えとしては、例えば、本発明のタッチパネル付媒体が電子マネーのカードサイズ端末である場合、複数種類の電子マネーの切り替え、表示部に表示される残高表示からポイント表示への切り替え、操作対象のメニューの切り替え等を挙げることができる。
また、文字入力としては、文字の入力や、暗証番号や金額入力、計算等のための数値の入力等を挙げることができる。
具体的には、既に説明した図9に示すように、本発明のタッチパネル付媒体がカードサイズの電子マネー端末に用いられる場合であって、複数種類の電子マネーの切替ボタンとして用いることができる。また、図17に例示するように、0〜9までの数字のいずれか1つの数字の入力が割り当てられたもの、数字入力が完了した際の確認ボタンとしての機能や、数字入力を訂正する際に用いられる訂正ボタンとしての機能が割り当てられたものとすることができる。他に入力部に割り当てられる機能としては、電源のON−OFFボタンとしての機能が割り当てられ、電源の切から入へまたは入から切への切り替えに用いるものとすることができる。
なお、図17中の符号については、図2と同一の部材を示すものであるので、ここでの説明は省略する。また、図17では、入力部と平面視上重なる箇所に印刷部を有するものの一例を示すものである。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
[実施例1]
絶縁基材として、厚み100μmのPETフィルムを準備した。次いで絶縁基材の両表面上にスパッタにより厚み100nmのITO膜を成膜した。その後、絶縁基材の両方の表面上に形成されたITO膜上にポジ型感光樹脂を塗布し、フォトリソグラフィー法によってパターニングしてパターン状のレジストを形成し、レジストをマスクとして、塩化第二鉄をエッチング液としてITO膜をパターニングすることにより、図18、図19および図20に示すように、絶縁基材の一方の表面上に検出電極および検出電極に接続された検出電極側配線層を形成し、他方の表面上に基準電極、接地電極および基準電極側配線層を形成しタッチパネル部を形成した。
その後、タッチパネル部の検出電極上に、下記青色インキを用いて印刷部として、丸の中に数字の1が記載された文字を形成した。
次いで、図21に示すように、検出電極接続部をマイコンのI/O端子に接続し、タッチパネル部上の基準電極および接地電極を基準電極接続部を介して電池の負極に接続し、電池をマイコンに接続し、さらに、表示部等の他のデバイスをマイコンに接続し、タッチパネル付媒体を得た。
なお、図18は実施例1で作製したタッチパネル部の検出電極側からの概略平面図であり、図19は基準電極側からの概略平面図であり、図20は側面図である。図21は、タッチパネル付媒体の説明図であり、タッチパネル部等の接続状態を示すものである。
(青色インキ)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂60部
・フタロシアニンブルー40部
・メチルエチルケトン/トルエン(重量比1:1)200部
[実施例2]
図22および図23に示すように、第1電極(検出電極)および第2電極(基準電極)の両者を絶縁基材の同一表面上に形成した。ここで第2電極を1つ形成し、第1電極を第2電極に隣接するように2つ形成することで、第1電極および第2電極が隣接する部位を2箇所設けた。その後、印刷部として、タッチパネル部の第2電極および絶縁基材上に「⇔」の図形を形成した以外は、実施例1と同様にしてタッチパネル付媒体を作製した。
[評価]
実施例で得られたタッチパネル付媒体について、マイコンを起動し、マイコンI/O端子の入力レベル検知により検出電極へのタッチ操作の検出し、タッチ操作の検出可否の結果を表示部に表示することで感度の評価を行った。
その結果、タッチパネル付媒体の検出電極側表面にて印刷部を視認しながら、実施例1では第1電極(検出電極)上をタッチ操作したところ、感度良くこの操作を検出することができた。また、実施例2ではフリック操作(左側の検出電極から右側の検出電極まで指をスライドさせる操作)を行ったところ、感度良くこの操作を検出することができた。
1 … 絶縁基材
2 … 第1電極
3 … 第2電極
4 … タッチパネル部
5 … 印刷部
10 … タッチパネル付媒体
11 … 入力部

Claims (3)

  1. 絶縁基材、および前記絶縁基材上に形成されたセンサ電極を有するタッチパネル部と、
    前記絶縁基材および前記センサ電極の少なくとも一方の表面上に形成された印刷部と、
    を有することを特徴とするタッチパネル付媒体。
  2. 前記印刷部が、前記絶縁基材および前記センサ電極の少なくとも一方の表面上に直接形成されていることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル付媒体。
  3. 前記センサ電極が第1電極および第2電極を含み、
    前記第1電極が、前記絶縁基材の入力部側の表面上に形成され、
    前記第2電極が、前記絶縁基材の前記第1電極が形成された側とは反対側の表面上に前記第1電極と平面視上重なるように形成され、
    前記入力部は、前記タッチパネル媒体の最表面に形成され、かつ、前記タッチパネル部がタッチ操作を検出可能な領域であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタッチパネル媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016110179A (ja) * 2014-12-02 2016-06-20 凸版印刷株式会社 タッチパネルの製造方法及び品質管理方法

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