JP2013222228A - 印刷制御システム、印刷制御方法、サーバー、画像形成装置及び印刷制御プログラム - Google Patents

印刷制御システム、印刷制御方法、サーバー、画像形成装置及び印刷制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷ジョブをサーバーに保存しておき、画像形成装置にログインしたユーザの印刷ジョブを、画像形成装置がサーバーから取得して印刷するシステムにおいて、所定の属性の印刷データ例えば容量の大きな印刷データを含む印刷ジョブであっても、ユーザが長時間待たされることなく速やかに実行することができる印刷システム等を提供する。
【解決手段】所定の属性を有しない第1の印刷データを含む第1の印刷ジョブと、前記属性を有する第2の印刷データ及び該第2の印刷データが前記属性を有することを示す属性情報を含む第2の印刷ジョブを、サーバー2が端末装置1から受信する。第2の印刷ジョブは、画像形成装置3の通常のプリンタポート381とは異なるプリンタポート382に送信され、一時的に保存される。
【選択図】 図4

Description

この発明は、ネットワークを介して相互に接続されたサーバーと1台または複数台の画像形成装置とを備えた印刷システム、該システムで実行される印刷制御方法、前記システムに好適に用いることができるサーバー及び画像形成装置、並びに前記画像形成装置のコンピュータに印刷制御処理を実行させるための印刷制御プログラムに関する。
ネットワークを介して相互に接続されたサーバーと画像形成装置とを備えた印刷システムとして、従来より、ユーザの端末装置であるクライアントコンピュータ(以下、クライアントPCともいう)から認証を受けてサーバーにログインし、印刷を実行したいジョブをサーバーに送信し保存させておくとともに、ユーザが印刷したい画像形成装置にログインしサーバーに保存されている印刷ジョブの中から所望の印刷ジョブを選択すると、その印刷ジョブがサーバーから画像形成装置に送信されて、画像形成装置により自動的に実行されるシステムが知られている。
このような印刷システムでは、画像形成装置にログインしたユーザの認証情報とユーザによって選択された印刷ジョブのサーバーからの取得要求が、画像形成装置からサーバーに送信され、サーバーは受信したユーザの認証情報を、画像形成装置の認証モードに適合する形態で印刷ジョブに書き込んで、画像形成装置の所定のポートに送信する。画像形成装置は、前記ポートで受信した印刷ジョブの認証を行い、認証に成功すればその印刷ジョブを実行するものとなされている。
なお、特許文献1には、第1のプロトコルと第2のプロトコルのうち第2のプロトコルの方がセキュリティ性が高い場合において、第2のプロトコルで通信される電子証明書の発行機関がクライアントが発行した機関と異なる場合は、第1のプロトコルに変更してクライアントと通信を行うシステムが開示されている。
特開2008−90458号公報
ところで、前述した印刷システムにおいて、ユーザが画像形成装置で選択した印刷ジョブが、例えば、数百メガバイトにも達するような容量の大きな印刷データを含む印刷ジョブであった場合、選択したジョブの画像形成装置への送信に時間がかかり、このため印刷ジョブを選択してから印刷データが印刷されるまでの間、ユーザは数分間も画像形成装置の前で待たされることがあるという問題があった。
なお、このような容量の大きな印刷データを含む印刷ジョブ等については、ユーザの選択を待つことなく先に画像形成装置に送信しておくことも考えられる。
しかし、この場合は、印刷ジョブにユーザの認証情報が画像形成装置の認証モードに適合する形態で書き込まれていないため、印刷ジョブを受信する画像形成装置の通常のプリンタポートへ送信されても、画像形成装置は認証を行うことができず、認証エラーになってしまうという問題がある。
また、前記特許文献1に記載の技術は、このような問題点に対して解決策を提供しうるものではなかった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、印刷ジョブをサーバーに保存しておくとともに、画像形成装置にログインしたユーザの印刷ジョブを、画像形成装置が前記サーバーから取得して実行する印刷システムにおいて、所定の属性の印刷データ例えば容量の大きな印刷データを含む印刷ジョブであっても、ユーザが長時間待たされることなく速やかに実行することができる印刷システム、該システムで実行される印刷制御方法、前記システムに好適に用いることができるサーバー及び画像形成装置を提供し、さらには前記画像形成装置のコンピュータに印刷制御処理を実行させるための印刷制御プログラムを提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)ネットワークを介して相互に接続されたサーバーと1台または複数台の画像形成装置とを備えた印刷システムであって、前記サーバーは、直接印刷フラグが付与されていない印刷データを含む第1の印刷ジョブと、直接印刷フラグが付与された印刷データと出力先情報を含む第2の印刷ジョブを、ネットワークを介して接続されたユーザの端末装置からユーザ情報とともに受信する受信手段と、保存手段と、前記受信した印刷ジョブが第1の印刷ジョブであるか前記印刷フラグが付与された第2の印刷ジョブであるかを判定する判定手段と、前記判定手段により、(1)第1の印刷ジョブであると判定された場合は、前記保存手段に前記第1の印刷ジョブを保存し、その後にログインしたユーザによる画像形成装置からのジョブ取得要求に基づいて、前記画像形成装置の認証モードに適合する形態で前記ユーザの認証情報を該ユーザに関連づけて前記保存手段に保存されている前記第1の印刷ジョブに書き込むとともに、前記第1の印刷ジョブを前記画像形成装置の第1のプリンタポートに送信し、(2)第2の印刷ジョブであると判定された場合は、前記第2の印刷ジョブを前記ユーザ情報とともに、前記出力先情報に対応した画像形成装置の前記第1のプリンタポートとは異なる第2のプリンタポートに送信する制御手段と、を備え、前記画像形成装置は、ログインしたユーザの認証情報を前記サーバーに送信する送信手段と、前記第1のプリンタポート及び第2のプリンタポートを有する受信手段と、印刷手段と、前記第2のプリンタポートによりサーバーから受信した前記第2の印刷ジョブを一時的に保存する一時保存手段と、前記一時保存手段に保存された第2の印刷ジョブが、ログインしたユーザの印刷ジョブであるか否かを判定し、前記ユーザの印刷ジョブであると判定された場合は、ログイン時の前記認証情報を前記第2の印刷ジョブに書き込む認証情報書込手段と、前記第1のプリンタポートによりサーバーから受信した第1の印刷ジョブ及び前記認証情報書込手段により受け渡された第2の印刷ジョブに対して、該印刷ジョブに含まれる認証情報に基づいて認証処理を実行し、認証成功であれば該印刷ジョブを前記印刷手段に実行させる印刷制御手段と、を備えていることを特徴とする印刷システム。
(2)前記直接印刷フラグは、予め設定された所定値以上の容量を有する印刷データに付与されるものである請求項1に記載の印刷システム。
(3)前記出力先情報は、前記サーバーが管理している複数の画像形成装置の中からユーザによって選択された画像形成装置の識別情報である請求項1または2に記載の印刷システム。
(4)ネットワークを介して相互に接続されたユーザの端末装置とサーバーと1台または複数台の画像形成装置とを備えた印刷システムで実行される印刷制御方法であって、前記端末装置は、印刷データが予め設定された所定値以上の容量を有するか否かを判定する容量判定ステップと、所定値以上の容量を有すると判定した場合に出力先情報を取得するステップと、所定値以上の容量を有する印刷データでないと判定された場合は、該印刷データを含む第1の印刷ジョブをユーザ情報とともに前記サーバーに送信し、所定値以上の容量を有する印刷データであると判定された場合は、該印刷データに直接印刷フラグを付与するとともに該印刷データと取得した前記出力先情報を含む第2の印刷ジョブをユーザ情報とともに前記サーバーに送信する送信ステップと、を実行し、前記サーバーは、前記端末装置から送信された印刷ジョブが、第1の印刷ジョブであるか前記直接印刷フラグが付与された第2の印刷ジョブであるかを判定するジョブ判定ステップと、前記ジョブ判定ステップにおいて、(1)第1の印刷ジョブであると判定された場合は、保存手段に前記第1の印刷ジョブを保存し、その後にログインしたユーザによる画像形成装置からのジョブ取得要求に基づいて、前記画像形成装置の認証モードに適合する形態でユーザの認証情報を該ユーザに関連づけて前記保存手段に保存されている前記第1の印刷ジョブに書き込むとともに、前記第1の印刷ジョブを前記画像形成装置の第1のプリンタポートに送信し、(2)第2の印刷ジョブであると判定された場合は、前記第2の印刷ジョブを前記ユーザ情報とともに、前記出力先情報に対応した画像形成装置の前記第1のプリンタポートとは異なる第2のプリンタポートに送信する制御ステップと、を実行し、前記画像形成装置は、ログインしたユーザの認証情報を前記サーバーに送信する送信ステップと、前記第2のプリンタポートによりサーバーから受信した前記第2の印刷ジョブを一時保存手段に一時的に保存させる保存ステップと、前記保存ステップにおいて保存された第2の印刷ジョブが、ログインしたユーザの印刷ジョブであるか否かを判定し、前記ユーザの印刷ジョブであると判定された場合は、ログイン時の前記認証情報を、第2の印刷ジョブに書き込む認証情報書込ステップと、前記第1のプリンタポートによりサーバーから受信した前記第1の印刷ジョブ及び前記認証情報書込ステップで受け渡された第2の印刷ジョブに対して、該ジョブに含まれる認証情報に基づいて認証処理を実行し、認証成功であればジョブを印刷手段に実行させる印刷制御ステップと、を実行することを特徴とする印刷制御方法。
(5)前記端末装置は、前記サーバーが管理している画像形成装置の一覧情報をサーバーから取得するステップと、取得した画像形成装置の一覧情報を表示手段に表示する表示ステップと、をさらに備え、前記出力先情報を取得するステップでは前記表示ステップで表示された画像形成装置の情報の中から所望の画像形成装置をユーザに選択させることにより出力先情報を取得する請求項4に記載の印刷制御方法。
(6)直接印刷フラグが付与されていない印刷データを含む第1の印刷ジョブと、直接印刷フラグが付与されている印刷データと出力先情報を含む第2の印刷ジョブを、ネットワークを介して接続されたユーザの端末装置からユーザ情報とともに受信する受信手段と、前記受信した印刷ジョブが第1の印刷ジョブであるか前記印刷フラグが付与された第2の印刷ジョブであるかを判定する判定手段と、保存手段と、前記判定手段により、(1)第1の印刷ジョブであると判定された場合は前記保存手段に前記第1の印刷ジョブを保存し、その後にログインしたユーザによるネットワークを介して接続された画像形成装置からのジョブ取得要求に基づいて、前記画像形成装置の認証モードに適合する形態で前記ユーザの認証情報を該ユーザに関連づけて前記保存手段に保存されている前記第1の印刷ジョブに書き込むとともに、前記第1の印刷ジョブを画像形成装置の第1のプリンタポートに送信し、(2)第2の印刷ジョブであると判定された場合は、前記第2の印刷ジョブを前記ユーザ情報とともに、画像形成装置の前記第1のプリンタポートとは異なる第2のプリンタポートにネットワークを介して送信する制御手段と、を備えたことを特徴とするサーバー。
(7)前記直接印刷フラグは、予め設定された所定値以上の容量を有する印刷データに付与されるものである請求項6に記載のサーバー。
(8)前記出力先情報は、前記サーバーが管理している複数の画像形成装置の中からユーザによって選択された画像形成装置の識別情報である請求項6または7に記載のサーバー。
(9)ログインしたユーザの認証情報を、ネットワークを介して接続されたサーバーに送信する送信手段と、自装置の認証モードに適合する形態で前記ユーザの認証情報をサーバーによって書き込まれた第1の印刷ジョブを、ネットワークを介して前記サーバーから受信する第1のプリンタポートと、直接印刷フラグが付与された印刷データを含む第2の印刷ジョブをユーザ情報とともにネットワークを介して受信する第2のプリンタポートを有する受信手段と、印刷手段と、前記第2のプリンタポートにより受信した前記第2の印刷ジョブを一時的に保存する一時保存手段と、前記一時保存手段に保存された第2の印刷ジョブが、ログインしたユーザの印刷ジョブであるか否かを判定し、前記ユーザの印刷ジョブであると判定された場合は、ログイン時の前記認証情報を前記第2の印刷ジョブに書き込む認証情報書込手段と、前記第1のプリンタポートにより受信した前記第1の印刷ジョブ及び前記認証情報書込手段により受け渡された第2の印刷ジョブに対して該印刷ジョブに含まれる認証情報に基づいて認証処理を実行し、認証成功であれば印刷ジョブを前記印刷手段に実行させる印刷制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(10)前記受信手段の前記第2のプリンタポートは、前記サーバー若しくはネットワークに接続されたユーザの端末装置から前記第2の印刷ジョブを受信する請求項9に記載の画像形成装置。
(11)前記直接印刷フラグは、予め設定された所定値以上の容量を有する印刷データに付与されるものである請求項9又は10に記載の画像形成装置。
(12)前記第2のプリンタポートで受信した第2の印刷ジョブが前記端末装置から受信された場合に、前記サーバーにより発行された第2の印刷ジョブを特定するためのジョブ特定情報が含まれている場合に、該ジョブ特定情報の適否をサーバーに問い合わせる問い合わせ手段を備え、前記認証情報書込手段は、ジョブ特定情報が適正である場合にのみログイン時の前記認証情報を第2の印刷ジョブに書き込んだ後、第2の印刷ジョブを前記印刷制御手段に受け渡す請求項10又は11に記載の画像形成装置。
(13)ネットワークを介して相互に接続されたサーバーと1台または複数台の画像形成装置とを備えた印刷システムであって、前記サーバーは、直接印刷フラグが付与されていない印刷データを含む第1の印刷ジョブとユーザ情報とを、ネットワークを介してユーザの端末装置から受信するとともに、直接印刷フラグが付与された印刷データを含む第2のジョブを端末装置から出力先情報に対応する画像形成装置に送信する際の送信先情報を取得するための装置情報取得要求を、前記端末装置から受信する受信手段と、保存手段と、前記受信した第1の印刷ジョブについては前記保存手段に保存し、その後にログインしたユーザによる画像形成装置からのジョブ取得要求に基づいて、前記画像形成装置の認証モードに適合する形態で前記ユーザの認証情報を前記第1の印刷ジョブに書き込むとともに、前記第1の印刷ジョブを前記画像形成装置の第1のプリンタポートに送信し、前記装置情報取得要求に対しては、前記第2の印刷ジョブの送信先である前記出力先情報に対応する画像形成装置の前記第1のプリンタポートとは異なる第2のプリンタポートに関する情報を端末装置に送信する制御手段と、を備え、前記画像形成装置は、ログインしたユーザの認証情報を前記サーバーに送信する送信手段と、前記第1のプリンタポート及び第2のプリンタポートを有する受信手段と、印刷手段と、前記第2のプリンタポートにより端末装置からユーザ情報とともに受信した、前記第2の印刷データを含む第2の印刷ジョブを一時的に保存する一時保存手段と、前記一時保存手段に保存された第2の印刷ジョブが、ログインしたユーザの印刷ジョブであるか否かを判定し、前記ユーザの印刷ジョブであると判定された場合、ログイン時の前記認証情報を前記第2の印刷ジョブに書き込む認証情報書込手段と、前記第1のプリンタポートによりサーバーから受信した前記第1の印刷ジョブ及び前記認証情報書込手段により受け渡された第2の印刷ジョブに対して、該印刷ジョブに含まれる認証情報に基づいて認証処理を実行し、認証成功であれば該印刷ジョブを前記印刷手段に実行させる印刷制御手段と、を備えていることを特徴とする印刷システム。
(14)前記直接印刷フラグは、予め設定された所定値以上の容量を有する印刷データに付与されるものである請求項13に記載の印刷システム。
(15)前記出力先情報は、前記サーバーが管理している複数の画像形成装置の中からユーザによって選択され画像形成装置の識別情報である請求項13または14に記載の印刷システム。
(16)前記サーバーの制御手段は、前記第2の印刷ジョブを特定するためのジョブ特定情報を発行し、端末装置から前記画像形成装置に送信される第2の印刷ジョブには、前記ジョブ特定情報が含まれ、前記画像形成装置の認証情報書込手段は、前記第2の印刷ジョブを受信したときは、該印刷ジョブに含まれる前記ジョブ特定情報の適否をサーバーに問い合わせ、適正である場合にのみログイン時の前記認証情報を第2のジョブに書き込んだ後、第2のジョブを前記印刷制御手段に受け渡す請求項13〜15のいずれかに記載の印刷システム。
(17)ネットワークを介して相互に接続されたユーザの端末装置とサーバーと1台または複数台の画像形成装置とを備えた印刷システムで実行される印刷制御方法であって、前記端末装置は、印刷データが予め設定された所定値以上の容量を有するか否かを判定する容量判定ステップと、所定値以上の容量を有すると判定した場合に出力先情報を取得するステップと、所定値以上の容量を有する印刷データでないと判定された場合は、該印刷データを含む第1の印刷ジョブをユーザ情報とともに前記サーバーに送信し、所定値以上の容量を有する印刷データであると判定された場合は、該印刷データに直接印刷フラグを付与するとともに該印刷データと取得した前記出力先情報を含む第2のジョブを端末装置から前記出力先情報に対応する画像形成装置に送信する際の送信先情報を取得するための装置情報取得要求を、前記サーバーに送信する送信ステップと、を実行し、前記サーバーは、前記端末装置から送信された前記第1の印刷ジョブ及び装置情報取得要求を受信する受信ステップと、前記受信ステップで第1の印刷ジョブを受信した場合に、保存手段に前記第1の印刷ジョブを保存するステップと、ログインしたユーザによる画像形成装置からのジョブ取得要求に基づいて、前記画像形成装置の認証モードに適合する形態でユーザの認証情報を該ユーザに関連づけて前記保存手段に保存されている前記第1の印刷ジョブに書き込むとともに、前記第1の印刷ジョブを第1の画像形成装置の第1のプリンタポートに送信するステップと、前記受信ステップで前記装置情報取得要求を受信した場合に、前記第2の印刷ジョブの送信先である前記出力先情報に対応する画像形成装置の前記第1のプリンタポートとは異なる第2のプリンタポートに関する情報を端末装置に送信するステップと、を実行し、前記端末装置はさらに、前記第2の印刷ジョブをユーザ情報とともに、前記出力先情報に対応する画像形成装置の第2のプリンタポートに送信するステップを実行し、前記画像形成装置は、ログインしたユーザの認証情報を前記サーバーに送信する送信ステップと、前記第2のプリンタポートにより端末装置から受信した第2の印刷ジョブを保存手段に一時的に保存するステップと、前記保存ステップにおいて保存された第2の印刷ジョブが、ログインしたユーザの印刷ジョブであるか否かを判定し、ユーザの印刷ジョブであると判定された場合、ログイン時の前記認証情報を第2の印刷ジョブに書き込む認証情報書込ステップと、前記第1のプリンタポートによりサーバーから受信した前記第1の印刷ジョブ及び前記認証情報書込ステップにおいて前記認証情報が書き込まれた第2の印刷ジョブに対して、該印刷ジョブに含まれる認証情報に基づいて認証処理を実行し、認証成功であれば該印刷ジョブを印刷手段に実行させる印刷制御ステップと、を実行することを特徴とする印刷制御方法。
(18)前記端末装置は、前記サーバーが管理している画像形成装置の一覧情報をサーバーから取得する取得ステップと、取得した画像形成装置の一覧情報を表示手段に表示する表示ステップと、をさらに備え、前記出力先情報を取得するステップでは、前記表示ステップで表示された画像形成装置の情報の中から所望の画像形成装置をユーザに選択させることにより出力先情報を取得する請求項17に記載の印刷制御方法。
(19)前記サーバーは、前記第2の印刷ジョブを特定するためのジョブ特定情報の発行ステップを実行し、端末装置から前記出力先情報に対応する画像形成装置に送信される第2の印刷ジョブには、前記ジョブ特定情報が含まれ、前記画像形成装置は、前記第2の印刷ジョブを受信したときは、該印刷ジョブに含まれる前記ジョブ特定情報の適否をサーバーに問い合わせ、適正である場合にのみログイン時の前記認証情報を第2のジョブに書き込んだ後、第2の印刷ジョブを前記制御ステップに受け渡す請求項17または18に記載の印刷制御方法。
前項(1)に記載の発明によれば、ユーザの端末装置から送信されたジョブが、直接印刷フラグが付与されていない印刷データを含む第1の印刷ジョブか、直接印刷フラグが付与された印刷データと出力先情報を含む第2の印刷ジョブかがサーバーによって判定される。第1の印刷ジョブである場合は、通常モードの印刷処理が実行される。つまり、前記第1の印刷ジョブを保存手段に保存し、ユーザがその後にログインした画像形成装置から、サーバーにジョブ取得要求が送信され、このジョブ取得要求に基づいて、サーバーは画像形成装置の認証モードに適合する形態でユーザの認証情報を、該ユーザに関連付けて前記保存手段に保存されている第1の印刷ジョブに書き込むとともに、書き込み後の第1の印刷ジョブを、画像形成装置の第1のプリンタポートに送信する。第1の印刷ジョブを受信した画像形成装置は、印刷制御手段により第1の印刷ジョブに含まれる認証情報に基づいて認証処理を実行し、認証成功であれば第1の印刷ジョブを実行する。
一方、第2の印刷ジョブであった場合、サーバーは、第2の印刷ジョブを、出力先情報に対応した画像形成装置の前記第1のプリンタポートとは異なる第2のプリンタポートに送信する。第2のプリンタポートにより受信された第2の印刷ジョブは、一時保存手段に一時的に保存される。そして、ユーザが第2の画像形成装置にログインすると、一時保存手段に保存された第2の印刷ジョブが、ログインしたユーザの印刷ジョブであるか否かが判定され、ユーザの印刷ジョブであると判定された場合は、ログイン時の認証情報を第2の印刷ジョブに書き込んだ後、第2の印刷ジョブを前記印刷制御手段に受け渡す。これにより、第2のジョブは印刷制御手段による認証を受けることができ、第1の印刷ジョブと同様に、認証成功であれば実行される。
このように、直接印刷フラグが付与された印刷データを含む第2の印刷ジョブについては、ユーザの画像形成装置へのログインを待つことなく、サーバーから出力先情報に対応する画像形成装置に送られて一時的に保存されているから、ユーザが画像形成装置へログインしたのち速やかに第2の印刷ジョブが実行されることになる。このため、通常モードの印刷処理によっては印刷処理までに時間がかかっていた印刷データに、直接印刷フラグを付与しておくことで、このような印刷データの印刷を、ユーザが長時間待たされるという問題を解決することができる。
しかも、第2の印刷ジョブは第1の印刷ジョブの送信先である画像形成装置の第1のプリンタポートとは異なる第2のプリンタポートに送信されるから、第2の印刷ジョブが第1のプリンタポートに送信された場合に発生する認証エラーの発生を回避することができる。
前項(2)に記載の発明によれば、予め設定された所定値以上の容量を有する印刷データを、ユーザが長時間待たされることなく速やかに印刷することができる。
前項(3)に記載の発明によれば、出力先情報は、サーバーが管理している複数の画像形成装置の中からユーザによって選択された画像形成装置の識別情報であるから、ユーザの希望する画像形成装置で第2の印刷ジョブを実行することができる。
前項(4)に記載の発明によれば、所定値以上の容量を有する印刷データを、画像形成装置へログインしたユーザが長時間待たされることなく、速やかに印刷することができる。
前項(5)に記載の発明によれば、サーバーはユーザによって選択された画像形成装置に第2の印刷ジョブを送信するから、ユーザの希望する画像形成装置で第2の印刷ジョブを実行することができる。
前項(6)に記載の発明によれば、直接印刷フラグが付与されている印刷データを、画像形成装置へログインしたユーザが長時間待たされることなく、速やかに印刷することができる印刷システムに好適に用いることができるサーバーとなる。
前項(7)に記載の発明によれば、予め設定された所定値以上の容量を有する印刷データを含む印刷ジョブを、画像形成装置の第2のプリンタポートへ送信することができる。
前項(8)に記載の発明によれば、直接印刷フラグが付与されている印刷データを含む第2の印刷ジョブを、ユーザが選択した画像形成装置へ送信することができる。
前項(9)に記載の発明によれば、直接印刷フラグが付与された印刷データを、ログインしたユーザが長時間待たされることなく、速やかに印刷することができる画像形成装置となし得る。
前項(10)に記載の発明によれば、画像形成装置は、サーバー若しくはネットワークに接続されたユーザの端末装置から第2の印刷ジョブを受信することができる。
前項(11)に記載の発明によれば、予め設定された所定値以上の容量を有する印刷データを、ログインしたユーザが長時間待たされることなく、速やかに印刷することができる。
前項(12)に記載の発明によれば、サーバーが許可した適正な第2の印刷ジョブのみを実行することができる。
前項(13)に記載の発明によれば、サーバーが端末装置から、直接印刷フラグが付与されていない印刷データを含む第1の印刷ジョブを受信した場合は、通常モードでの印刷処理が実行される。つまり、保存手段に前記第1の印刷ジョブを保存し、ユーザがその後にログインした画像形成装置から、サーバーにジョブ取得要求が送信され、このジョブ取得要求に基づいて、サーバーは画像形成装置の認証モードに適合する形態でユーザの認証情報を、該ユーザに関連づけて前記保存手段に保存されている第1の印刷ジョブに書き込むとともに、書き込み後の第1の印刷ジョブを、画像形成装置の第1のプリンタポートに送信する。第1の印刷ジョブを受信した画像形成装置は、印刷制御手段により第1の印刷ジョブに含まれる認証情報に基づいて認証処理を実行し、認証成功であれば第1の印刷ジョブを実行する。
一方、直接印刷フラグが付与された印刷データを含む第2のジョブを端末装置から出力先情報に対応する画像形成装置に送信する際の送信先情報を取得するための装置情報取得要求を、サーバーが端末装置から受信した場合は、第2の印刷ジョブの送信先である前記出力先情報に対応する画像形成装置の前記第1のプリンタポートとは異なる第2のプリンタポートに関する情報が端末装置に送信される。
出力先情報に対応する画像形成装置の第2のプリンタポートに、端末装置から第2のジョブが送信されると、画像形成装置は、第2のプリンタポートにより受信した第2の印刷ジョブを、一時保存手段に一時的に保存する。そして、ユーザが第2の画像形成装置にログインすると、一時保存手段に保存された第2の印刷ジョブが、ログインしたユーザの印刷ジョブであるか否かが判定され、ユーザの印刷ジョブであると判定された場合は、ログイン時の認証情報を第2の印刷ジョブに書き込んだ後、第2の印刷ジョブを印刷制御手段に受け渡す。これにより、第2のジョブは印刷制御手段による認証を受けることができ、第1の印刷ジョブと同様に、認証成功であれば実行される。
このように、直接印刷フラグが付与された印刷データを含む第2の印刷ジョブについては、ユーザの画像形成装置へのログインを待つことなく、端末装置から出力先情報に対応する画像形成装置に送られて一時的に保存されているから、ユーザが画像形成装置へログインしたのち速やかに第2の印刷ジョブが実行されることになる。このため、通常モードの印刷処理によっては印刷処理までに時間がかかっていた印刷データに、直接印刷フラグを付与しておくことで、このような印刷データの印刷を、ユーザが長時間待たされるという問題を解決することができる。
しかも、第2の印刷ジョブは第1の印刷ジョブの送信先である画像形成装置の第1のプリンタポートとは異なる第2のプリンタポートに送信されるから、第2の印刷ジョブが第1のプリンタポートに送信された場合に発生する認証エラーの発生を回避することができる。
前項(14)に記載の発明によれば、予め設定された所定値以上の容量を有する印刷データを、ユーザが長時間待たされることなく速やかに印刷することができる。
前項(15)に記載の発明によれば、ユーザの希望する画像形成装置で第2の印刷ジョブを実行することができる。
前項(16)に記載の発明によれば、画像形成装置は、第2の印刷ジョブに含まれているジョブ特定情報の適否をサーバーに問い合わせ、適正である場合にのみログイン時の前記認証情報を第2のジョブに書き込んだ後、第2のジョブを制御手段に受け渡すから、サーバーが許可した適正な第2の印刷ジョブのみを実行することができる。
前項(17)に記載の発明によれば、所定値以上の容量を有する印刷データを、画像形成装置へログインしたユーザが長時間待たされることなく、速やかに印刷することができる。
前項(18)に記載の発明によれば、ユーザの希望する画像形成装置で第2の印刷ジョブを印刷することができる。
前項(19)に記載の発明によれば、サーバーが許可した適正な第2の印刷ジョブのみを実行することができる。
この発明の一実施形態に係る印刷システムの概略構成図である。 図1の印刷システムに用いられるサーバーの構成を示すブロック図である。 図1の印刷システムに用いられる画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図1の印刷システムの動作を説明するための図である。 直接印刷フラグを有しない印刷ジョブの通常モードの印刷処理を説明するための図である。 画像形成装置の選択画面を示す図である。 図1の印刷システムにおける端末装置の動作を示すフローチャートである。 図1の印刷システムにおけるサーバーの動作を示すフローチャートである。 図1の印刷システムにおける画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の他の実施形態に係る印刷システムの概略構成図である。 図10の印刷システムにおける端末装置の動作を示すフローチャートである。 図10の印刷システムにおけるサーバーの動作を示すフローチャートである。 図10の印刷システムにおける画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る印刷システムの構成図である。
この印刷システムは、ユーザの端末装置であるクライアントPC1と、サーバー2と、画像形成装置3を備えており、互いにネットワーク4を介して接続されている。
なお、この実施形態では、クライアントPC1、サーバー2及び画像形成装置3としてそれぞれ1台のみを示しているが、いずれも複数台備えられていても良い。また、サーバー2はイントラネット上に存在するものであっても良いし、インターネット上に存在するいわゆるクラウドサーバーであっても良い。
前記クライアントPC1は、パーソナルコンピュータからなり、文書や図形等作成用アプリケーションを用いてユーザが作成した印刷データが、所定の属性を有しているかどうか、つまり直接印刷フラグが付与されているかどうかを判定する。そして、所定の属性を有していない場合は、その印刷データを含む通常の印刷ジョブとしてサーバー2に送信する。一方、所定の属性を有している場合は、印刷データが前記属性を有することを示す属性情報を付加した印刷ジョブとしてサーバー2に送信し、あるいは所定の画像形成装置3に直接に送信する。
この実施形態では、所定の属性を有している印刷データが、予め設定された所定値以上の容量を有する印刷データである場合を例示するが、属性は印刷データの容量に限定されることはなく、サーバー2から画像形成装置3に送信されるのに長時間を要するデータの属性であればよい。
また、この実施形態では、印刷データが所定の属性を有することを示す属性情報が、印刷ジョブに付加された直接印刷フラグである場合を示す。
図2は前記サーバー2の構成を示すブロック図である。
このサーバー2はパーソナルコンピュータによって構成されており、図2に示すように、CPU21、ROM22、RAM23、記憶部24、表示装置25、入力装置26、ネットワークインターフェース部(ネットワークI/F部)27等を備え、これら各部はシステムバス28を介して互いに接続されている。
CPU21は、ROM22や記憶部24等に格納されているプログラムを実行することにより、サーバ−2の全体を統括的に制御する。特に、この実施形態では、クライアントPC1から送信されてきた印刷ジョブが、直接印刷フラグが付加されていない第1の印刷ジョブであるか、直接印刷フラグが付加された第2の印刷ジョブであるかを判定し、それに応じて各印刷ジョブに対して異なる制御処理を実施する。この制御処理については後述する。
ROM22は、CPU21が実行するためのプログラムやその他のデータを保存する記憶媒体である。
RAM23は、CPU21が動作用プログラムに従って動作する際の作業領域を提供する記憶媒体である。
記憶部24は、ハードディスク等の記憶媒体からなり、クライアントPC1から送信されてきた印刷ジョブを、ユーザのフォルダに一時的に保存したり、その他各種のアプリケーションプログラムやデータ等を保存している。さらにこの実施形態では、この印刷システムを利用できるユーザの情報や、管理対象の画像形成装置3の情報や、各画像形成装置3のIPアドレス及び第2の印刷ジョブを受信するための第2のプリンタポートのポート番号等が記憶されている。
表示装置25は、CRTや液晶表示装置等からなり、各種のメッセージ及びユーザに対する入力受付画面、選択画面等を表示する。
入力装置26は、ユーザによる入力操作に用いられるもので、キーボードやマウス等からなる。
ネットワークインターフェース部27は、クライアントPC1や画像形成装置3等の外部機器との間で、ネットワーク4を介して、データの送受信を行う通信手段として機能する。
図3は、前記画像形成装置3の構成を示すブロック図である。この実施形態では、画像形成装置としてコピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能、スキャン機能等の複数の機能を集約した多機能デジタル画像形成装置であるMFP(Multi Function Peripherals)が用いられている。以下、画像形成装置をMFPともいう。
MFP3は、制御部31、操作パネル32、スキャナ部33、プリンタコントローラ部34、印刷部35、ジョブ管理部36、ジョブデータ一時保存部37、ネットワーク部38等を備えている。
制御部31は、MFP3の全体を統括的に制御するものであり、CPU311、このCPU311の動作用プログラム等を格納するROM312、CPU311が動作用プログラムに従って動作する際の作業領域を提供するRAM313等を備えている。
制御部31は、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等のMFP3の各種機能を使用可能に制御するほか、この実施形態では、サーバー2から送信される前記第1の印刷ジョブと、サーバー2またはクライアントPC1から送信される第2の印刷ジョブを、それぞれ異なるプリンタポートで受信し、それぞれ異なる処理を実施する。処理の具体的な内容については後述する。
操作パネル32は、テンキー、スタートキー、ストップキー等の各種キーを備えたハードキー部321と、液晶等からなるタッチパネル式の表示部322を備えている。
スキャナ部33は、プラテンガラス上や自動原稿搬送装置(いずれも図示せず)にセットされた原稿の画像を読み取って、電子データである画像データに変換するものである。
プリンタコントローラ部34は、ネットワーク部38の第1のプリンタポート381で受信された第1の印刷ジョブ及び、第2のプリンタポート382で受信されたのち認証情報を書き込まれた第2の印刷ジョブについて認証を行い、認証成功であれば印刷部35にジョブを実行させるものである。
印刷部35は、プリンタコントローラ部34の制御の基で、サーバー2やクライアントPC1から送信された印刷ジョブに含まれる印刷データや、スキャナ部33で読み取られた原稿の画像データを、指示された条件に従って用紙に印刷するものである。
ジョブ管理部36は、前記第1の印刷ジョブ及び第2の印刷ジョブを含む各種ジョブの管理を行うものである。
ジョブデータ一時保存部37は、第2のプリンタポート382で受信した第2の印刷ジョブを一時的に保存するものであり、例えばハードディスク装置等の記憶媒体によって構成されている。
ネットワーク部38は、サーバー2やクライアントPC1等の外部装置との間で、データの送受信を行う通信部として機能する。このネットワーク部38は、前記第1の印刷ジョブを受信する通常のプリンタポートである第1のプリンタポート381の他、第2の印刷ジョブを専用に受信する第2のプリンタポート382を備えている。
次に、図1に示した印刷システムの動作を図4を用いて説明する。
サーバー2及びクライアントPC1には、それぞれ当該印刷システム専用のアプリケーションソフトウェアが予めインストールされている。
ユーザがクライアントPC1上で印刷データを作成し、印刷を指示すると(図4の丸数字1)、クライアントPC1のアプリケーションソフトウェアは、その印刷データが所定値以上(例えば10MB以上)の容量を有する大きな印刷データかどうかの判断を行う(丸数字2)。
所定値以上の容量を有する大きな印刷データでない場合は、従来と同じ印刷モード(以下、通常モードともいう)に従う動作を行う(丸数字3)。
この通常モードでの印刷動作を図5を用いて説明する。
クライアントPC1からログインするために、ユーザが本印刷システムを利用できるユーザであることを認証するための認証情報をサーバー2に送信すると(図5の丸数字3−1)、サーバー2は受信した認証情報に基づいてユーザ認証を行い、認証結果をクライアントPC1に返送する(丸数字3−2)。
認証成功であれば、クライアントPC1からサーバー2に印刷ジョブが送信(アップ)される(丸数字3−3)。サーバー2は受信した印刷ジョブをユーザ毎のフォルダに保存する。
その後、サーバー2にアップした印刷ジョブを印刷したい場合、ユーザは印刷を行いたいMFP3に出向いてログインするためのユーザ認証情報を入力すると、入力された認証情報がサーバー2に送信され(丸数字3−4)、サーバー2から認証結果が送信される(丸数字3−5)。この認証結果は、ユーザが本印刷システムを利用できるユーザであるか否かを示すものである。
認証成功であれば、MFP3はそのユーザの印刷ジョブの取得要求をサーバー2に対して行う(丸数字3−6)。取得を要求する印刷ジョブは、サーバー2から取り寄せられ表示部322に表示されたそのユーザの印刷ジョブのリスト一覧の中から、ユーザによって選択されたものであっても良いし、そのユーザの全ての印刷ジョブであっても良い。
このとき、サーバー2は、印刷ジョブのPJL(Printer Job Language)の認証部分に、MFPの認証モードに適合する形態でユーザの認証情報を予め書き込んでおく。そして、印刷ジョブを前記MFP3の通常のプリンタポートである第1のプリンタポート(例えば9100ポート)381に送信する(丸数字3−7)。
MFP3は、プリンタコントローラ部4で、第1のプリンタポートで受信した印刷ジョブが、ログインしているユーザのジョブであるかどうかの認証を行う。認証が成功すると、プリンタコントローラ部34は印刷ジョブを印刷部35に送り印刷を開始させる(丸数字3−8)。
このようにして、ユーザは印刷ジョブを一旦サーバー2に保存しておけば、サーバー2が管理しているMFP3であればいずれのMFPからでも、前記印刷ジョブを実行させることができる。
しかし、印刷データが容量の大きなものである場合は、印刷ジョブがMFP3に送信されるのに時間がかかり、ユーザはMFP3の前で長時間待たされることになる。また、ユーザがMFP3に出向く前に、このジョブをそのままMFP3の第1のプリンタポート381に送信すると、この印刷ジョブにはMFP3に適合する形態の認証情報が含まれていないため、プリンタコントローラ部34による認証エラーが発生し、印刷を行うことはできない。
そこで、この実施形態では、図4に戻って、印刷データが所定値以上の容量を有する場合、サーバー2が管理するMFP3のリスト一覧の取得要求を、クライアントPC1がサーバー2に送信する(図4の丸数字4−1)。サーバー2が前記取得要求に応じてMFP3のリスト一覧をクライアントPC1に提供すると(丸数字4−2)、このリスト一覧を受信したクライアントPC1は、MFP選択画面を表示装置に一覧表示して、ユーザに印刷したいMFP3を選択させる(丸数字4)。
図6に、クライアントPC1に表示された前記MFP選択画面の一例を示す。この選択画面では、印刷するMFP3の選択を促すメッセージとともに、MFP3のリスト一覧、OKボタン、キャンセルボタンが表示されている。ユーザがいずれかのMFP3を選択しOKボタンをクリックすると、印刷データが所定の属性を有することを示す属性情報である前述した直接印刷フラグと、選択されたMFPを特定する情報とともに、印刷ジョブ(第2の印刷ジョブ)が、クライアントPC1からサーバー2に送信される(丸数字5)。
印刷ジョブを受信したサーバー2は、直接印刷フラグが付加されているのを確認し、印刷ジョブが第2の印刷ジョブであると判定する。そして、サーバー2はこの第2の印刷ジョブを、ユーザによって選択されたMFP3の通常のプリンタポートである第1のプリンタポート381とは異なる、容量の大きな印刷ジョブを専用に受信する第2のプリンタポート382に送信する(丸数字6)。第2のプリンタポート382は任意のポート番号に設定可能である。また、第2の印刷ジョブの送信の際には、直接印刷フラグの他、そのジョブのユーザを一意に特定するユーザ名等のユーザ情報を付加した状態で送信する。
第2の印刷ジョブを第2のプリンタポート382で受信したMFP3は、印刷データをラスタライズ処理してジョブデータ一時保存部37の一時保存領域に保存する。一時保存領域については、例えば一日ごとに保存領域のデータをクリアするなどの設定を、MFP3の管理者等が行えるようになっている。
なお、サーバー2は直接印刷フラグが付加されていない印刷ジョブを受信したときは、当該印刷ジョブが通常モードに従う第1の印刷ジョブであると判定し、MFP3からの印刷ジョブの取得要求に基づいて、前述したMFP3の第1のプリンタポート381に送信する。この第1の印刷ジョブについては、図5で説明した通常モードでの印刷処理が実行される。
ユーザが前記第2の印刷ジョブを印刷したい場合は、ユーザが選択し第2の印刷ジョブが送信されているMFP3に出向き、ログインするために、操作パネル32の操作やICカード等のタッチ操作等により、ユーザ名とパスワード等の認証情報を入力する(丸数字7)。なお、認証はMFP3自身が行っても良いし、外部認証サーバーが行っても良い。
認証が成功であれば、ジョブデータ一時保存部37に一時的に保存されている第2の印刷ジョブの中に、そのユーザの印刷ジョブが存在しているかどうかを(図4の丸数字6で送信された)ユーザ情報に基づいて調べる(丸数字8)。存在していない場合は、図5で説明したように、通常モードに従う動作を行う(丸数字8−2)。即ち、サーバー2に第1の印刷ジョブの取得要求を送信し(丸数字9)、取得した印刷ジョブを実行する(丸数字10)。
一方、該当ユーザの第2の印刷ジョブが存在していれば、制御部31はそのジョブのPJL部分に、現在のMFP3の認証モードに適合する形態で、操作パネル32等でログインする時に入力されたユーザ名やパスワード(外部サーバーによる認証時は外部サーバー名、ドメイン名)を書き込んで、プリンタコントローラ部34に受け渡す(丸数字8−1)。
プリンタコントローラ部34は、第1の印刷ジョブの場合と同様にして、第2の印刷ジョブがログインしているユーザのジョブであるかどうかの認証を行い、認証が成功すると、印刷ジョブを印刷部5に送り、印刷を実行させる。
このように、この実施形態では、所定値以上の容量の印刷データを含む第2の印刷ジョブについては、ユーザのMFP3へのログインを待つことなく、サーバー2からユーザが選択したMFP3に送信されて一次的に保存されるから、ユーザがMFP3へログインすると速やかに第2の印刷ジョブが実行されることになり、ユーザが長時間待たされることはない。
しかも、第2の印刷ジョブは第1の印刷ジョブの送信先であるMFP3の第1のプリンタポート381とは異なる第2のプリンタポート382に送信されるから、第2の印刷ジョブが第1のプリンタポート381に送信された場合に発生する認証エラーの発生を回避することができる。
図7は、上述した印刷システムで第2の印刷ジョブの印刷を行う場合のクライアントPC1の動作を示すフローチャートである。
ステップS101で、クライアントPC1は、印刷データの容量が所定値以上か否かを判断する。所定値以上でなければ(ステップS101でNO)、ステップS107で、通常モードに従い、サーバー2に印刷ジョブ(第1の印刷ジョブ)を送信する。
印刷データの容量が所定値以上であれば(ステップS101でYES)、ステップS102で、サーバー2が管理しているMFPリスト一覧を取得し、サーバー2が管理しているMFPが存在するか否かを判断する。存在しなければ(ステップS102でNO)、ステップS107で、通常モードに従い、サーバー2に印刷ジョブを送信する。サーバー2が管理しているMFPが存在していると(ステップS102でYES)、ステップS103で、クライアントPC1上にMFP3のリスト一覧を含むMFP選択画面を表示し、印刷先のMFP3をユーザに選択させる。
次に、ステップS104で、MFPが1台選択されたか否かを判断し、選択されていなければ(ステップS104でNO)、選択されるのを待つ。選択されると(ステップS104でYES)、ステップS105で、本印刷システムの認証を受けるためにサーバー2に送信した認証情報に対して、サーバー2で認証が成功したかどうかを判断する。
認証成功でなければ(ステップS105でNO)、ステップS109で、「認証に失敗したため印刷できませんでした」というメッセージを表示し、処理を終了する。認証成功であれば(ステップS105でYES)、ステップS106で、ユーザによって選択されたMFP3を特定するための識別子(出力先情報)と直接印刷フラグを付加して、印刷ジョブ(第2の印刷ジョブ)をサーバー2に送信する。
図8はサーバー2の動作を示すフローチャートである。この動作は、サーバー2のCPU21が記憶部24等に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS201で、クライアントPC1から印刷ジョブを受信したかどうかを判断する。受信していなければ(ステップS201でNO)、処理を終了する。受信すると(ステップS201でYES)、ステップS202で、その印刷ジョブに直接印刷フラグが付加されているかどうかを判断する。
直接印刷フラグが付加されていなければ(ステップS202でNO)、ステップS204で、通常モードに従い、そのユーザの保存領域(フォルダ)に受信した印刷ジョブを保存する。直接印刷フラグが付加されていれば(ステップS202でYES)、ステップS203で、ユーザによって選択されたMFP3の直接印刷用のプリンタポートである第2のプリンタポート382に対して、ユーザ情報(ユーザ名情報あるいはユーザID)とともに受信した印刷ジョブを即時に送信する。
図9はMFP3の動作を示すフローチャートである。この動作は、MFP3の制御部31におけるCPU311がROM312等に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS301で、直接印刷用のプリンタポート(第2のプリンタポート)382に印刷ジョブを受信したかどうかを判断する。受信していなければ(ステップS301でNO)、ステップS304に進む。受信していれば(ステップS301でYES)、ステップS303で、受信した印刷データをRipping処理(ラスタライズ処理)した状態で、あるいはRipping処理することなく、ジョブデータ一時保存部37の対応するユーザのフォルダに保存する。
なお、ユーザフォルダは過去にログインしたことのあるユーザに対して作成されているので、初めてログインしたユーザについては、ユーザフォルダが作成されていない。このため、初めてログインしたユーザの印刷ジョブについては、一時的なフォルダであるテンポラリフォルダを作成して印刷ジョブを保存する。
次に、ステップS304で、図11で操作を行ったユーザその他のユーザがMFP3にログインしたかどうかを判断する。ログインしていなければ(ステップS304でNO)、ステップS301に戻る。
ユーザがログインすると(ステップS304でYES)、ステップS305で、ユーザによって入力された認証情報は正しいか否かを判断する。正しくなければ(ステップS305でNO)、ステップS310で、操作パネル32の表示部322に、「認証に失敗しました」というメッセージを表示し、処理を終了する。入力された認証情報が正しい場合は(ステップS305でYES)、ステップS306に進み、ログインしたユーザの印刷ジョブがジョブデータ一時保存部37に保存されているかどうかを判断する。
保存されていれば(ステップS306でYES)、ステップS307で、制御部31はユーザがログイン時に入力した認証情報を、その印刷ジョブのPJL部に現在のMFPの認証モードに合致した形態で上書きし、プリンタコントローラ部34に印刷ジョブを受け渡す。
ステップS308で、プリンタコントローラ部34は、受け取った前記印刷ジョブを、通常モードと同様に処理して、印刷を開始する。
ステップS306において、ログインしたユーザの印刷ジョブがジョブデータ一時保存部37に保存されていない場合は(ステップS306でNO)、ステップS311で、通常モードの動作を行う。
なお、ジョブデータ一時保存部37に保存されている第2の印刷ジョブは、プリンタコントローラ部37に受け渡された後または印刷後に削除される。
以上の実施形態では、サーバー2から1台のMFP3に対して、第1のジョブと第2のジョブが送信されるものとしたが、第1のジョブが送信される(第1のジョブが印刷される)MFPと、第2のジョブが送信される(第2のジョブが印刷される)MFPとが、異なっていても良いことは言うまでもない。また、1台のMFPで印刷される第1のジョブと第2のジョブが、それぞれ異なるサーバーから送信されたものであっても良い。
[他の実施形態]
次に、この発明の他の実施形態を説明する。この実施形態では、印刷データの容量が所定値以上である第2のジョブを、サーバー2がMFP3に送信するのではなく、クライアントPC1がMFP3に送信する構成としたものである。この実施形態では、サーバー2がインターネット上に存在するクラウドサーバーである場合を示すが、イントラネット内に存在するサーバーであっても良い。
まず、印刷システムの動作を図10を用いて説明する。
サーバー2及びクライアントPC1には、それぞれ当該印刷システム用のアプリケーションソフトウェアがインストールされている。
ユーザがクライアントPC1上で印刷データを作成し、印刷を指示すると(図10の丸数字1)、クライアントPC1のアプリケーションソフトウェアは、その印刷データが所定値以上(例えば10MB以上)の容量を有する大きな印刷データかどうかの判断を行う(丸数字2)。
所定値以上の容量を有する大きな印刷データでない場合は、従来と同じ通常モードに従う動作を行う(丸数字3)。
印刷データが所定値以上の容量を有する場合、サーバー2が管理するMFP3のリスト一覧の取得要求と認証確認をサーバー2に送信する(丸数字4−1)。サーバー2が前記取得要求に応じてMFP3のリスト一覧をクライアントPC1に送信すると、このリストを受信したクライアントPC1は、図6に示したMFP選択画面を表示装置に一覧表示して、ユーザに印刷したいMFP3を選択させる(丸数字4)。
MFP選択画面において、ユーザがMFP3を選択しOKボタンをクリックすると、クライアントPC1からサーバー2に、装置情報取得要求、ジョブID取得要求及び認証確認が送信される(丸数字5)。前記装置情報取得要求は、ユーザによって選択されたMFP3のIPアドレス及び第2のプリンタポート382のポート番号等の送信先情報を取得するための要求である。また、ジョブID取得要求は、選択されたMFP3に対するその印刷ジョブの印刷を、サーバー2が許可したことの証明とするためのものである。なお、ジョブID取得要求は送信されなくても良い。
サーバー2は、クライアントPC1からの装置情報取得要求に対して、選択されたMFP3のIPアドレスと第2のプリンタポート382のポート番号を提供し、ジョブID取得要求に対して、ジョブIDを発行しクライアントPC1に提供する。
クライアントPC1は、サーバー2からMFPのIPアドレス、ポート番号及びジョブIDを受信すると、印刷ジョブに直接印刷フラグ、ジョブID及び、ジョブのユーザを一意に特定するユーザ名等のユーザ情報を付加して、前記取得したIPアドレスのMFP3の取得したポート番号のプリンタポートに送信する(丸数字6)。
第2の印刷ジョブを第2のプリンタポート382で受信したMFP3は、ジョブに含まれているジョブIDが適正か否か、換言すればそのジョブIDがサーバー2により発行されたものであるかどうかの確認をサーバー2に対して要求する(丸数字8)。ジョブIDが適正であることの確認がとれると、MFP3は受信した印刷データをラスタライズ処理したのち、印刷ジョブをジョブデータ一時保存部7の一時保存領域に一時的に保存する(丸数字7)。一時保存領域については、例えば一日ごとに保存領域のデータをクリアするなどの設定を、MFP3の管理者等が行えるようになっている。
その後にユーザが前記第2の印刷ジョブを印刷したい場合は、ユーザが選択し第2の印刷ジョブが送信されているMFP3に出向き、操作パネル32の操作やICカード等のタッチ操作等により、ユーザ名とパスワード等の認証情報を入力する(丸数字9)。認証はMFP3自身が行っても良いし、外部認証サーバーが行っても良い。
認証が成功であれば、ジョブデータ一時保存部7に一時的に保存されている印刷ジョブの中に、そのユーザの印刷ジョブが存在しているかどうかを調べる(丸数字10)。存在していない場合は、図5で説明したように、通常モードの動作を行う(丸数字11−2)。即ち、サーバー2に第1の印刷ジョブの取得要求を送信し(丸数字12)、取得した印刷ジョブの印刷を行う(丸数字13)。
一方、該当ユーザの第2の印刷ジョブが存在していれば、制御部31はそのジョブのPJL部分に、現在のMFP3の認証モードに適合する形態で、操作パネル32等でログインする時に入力されたユーザ名やパスワード(外部サーバーによる認証時は外部サーバー名、ドメイン名)を書き込んで、プリンタコントローラ部34に受け渡す(丸数字11−1)。
プリンタコントローラ部34は、第1の印刷ジョブの場合と同様にして、ユーザ情報(図10の丸数字6で送信)に基づいて第2の印刷ジョブがログインしているユーザのジョブであるかどうかの認証を行い、認証が成功すると、プリンタコントローラ部34は印刷ジョブを印刷部5に送り、印刷を実行させる。
このように、この実施形態では、所定値以上の容量の印刷データを含む第2の印刷ジョブについては、ユーザのMFP3へのログインを待つことなく、クライアントPC1からユーザが選択したMFP3の送信先に送信されて一時的に保存されるから、ユーザがMFP3へログインしたのち速やかに第2の印刷ジョブが印刷されることになり、ユーザが長時間待たされるという問題を解決することができる。
しかも、第2の印刷ジョブは第1の印刷ジョブの送信先であるMFP3の第1のプリンタポート381とは異なる第2のプリンタポート382に送信されるから、第2の印刷ジョブが第1のプリンタポート381に送信された場合に発生する認証エラーの発生を回避することができる。
また、サーバー2で発行されたジョブIDを付加して第2の印刷ジョブをMFP3に送信し、MFP3はジョブIDの適否をサーバー2に問い合わせて、適正である場合にのみ第2の印刷ジョブが実行されるから、セキュリティを高めることができる。
図11は、図10に示した印刷システムで第2の印刷ジョブの印刷を行う場合のクライアントPC1の動作を示すフローチャートである。
ステップS121で、クライアントPCは、印刷データの容量が所定値以上か否かを判断する。所定値以上でなければ(ステップS121でNO)、ステップS128で、通常モードに従い、サーバー2に印刷ジョブ(第1の印刷ジョブ)を送信する。
印刷データの容量が所定値以上であれば(ステップS121でYES)、ステップS122で、サーバー2が管理しているMFPリスト一覧を取得し、サーバー2が管理しているMFPが存在するか否かを判断する。存在しなければ(ステップS122でNO)、ステップS128で、サーバー2に印刷ジョブを送信する。サーバー2が管理しているMFPが存在していると(ステップS122でYES)、ステップS123で、クライアントPC1上にMFP3のリスト一覧を含むMFP選択画面を表示し、印刷先のMFP3をユーザに選択させる。
次に、ステップS124で、MFPが1台選択されたか否かを判断し、選択されていなければ(ステップS124でNO)、選択されるのを待つ。選択されると(ステップS124でYES)、ステップS125で、本印刷システムの認証を受けるためにサーバー2に送信した認証情報に対して、サーバー2で認証が成功したかどうかを判断する。
認証成功でなければ(ステップS125でNO)、ステップS129で、「認証に失敗したため印刷できませんでした」というメッセージを表示し、処理を終了する。認証成功であれば(ステップS125でYES)、ステップS126で、ユーザによって選択されたMFP3を特定するための識別子を含む装置情報取得要求とジョブID取得要求をサーバー2に送信し、サーバー2から前記MFP3のIPアドレス、第2のプリンタポート382のポート番号等の送信先情報と、サーバー2で発行されたジョブIDを取得する。
次いで、ステップS127で、取得した送信先に、直接印刷フラグを付加した印刷ジョブ(第2のジョブ)を、ジョブID、ユーザ情報(ユーザ名情報あるいはユーザID)とともに送信する。
図12はサーバー2の動作を示すフローチャートである。この動作は、サーバー2のCPU21が記憶部24等に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS221で、クライアントPC1から装置情報取得要求及びジョブID取得要求を受信し、指定されたMFP3のIPアドレス、第2のプリンタポート382のポート番号等の送信先情報と、自身が発行したジョブIDをクライアントPC1に送信する。発行したジョブIDについては、自身も保持しておく。
次に、ステップS222で、MFP3からのジョブIDの確認要求に対して、既に発行済みのジョブIDかどうかを確認する。発行済みのジョブIDであれば(ステップS222でYES)、ステップS223で、MFP3にジョブ承認を回答し、発行済みのジョブIDでなければ(ステップS222でNO)、ステップS224で、MFP3にジョブ否認を回答する。
図13はMFP3の動作を示すフローチャートである。この動作は、MFP3の制御部31におけるCPU311がROM312等に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS321で、直接印刷用のプリンタポート(第2のプリンタポート)382に印刷ジョブを受信したかどうかを判断する。受信していなければ(ステップS321でNO)、ステップS325に進む。受信していれば(ステップS321でYES)、ステップS323に進む。
ステップS323で、受信した印刷ジョブに付加されているジョブIDの確認要求をサーバー2に行い、サーバーからの回答に基づいて、ジョブIDがサーバー2で発行されたものであるか否かを判断する。サーバー2で発行されたものでなければ(ステップS323でNO)、ステップS330で、受信を拒否しデータ受信を行うことなく、ステップS325に進む。サーバー2で発行されたものであれば(ステップS323でYES)、ステップS324で、受信した印刷データをRipping処理(ラスタライズ処理)した状態で、あるいはRipping処理することなく、ジョブデータ一時保存部37の対応するユーザのフォルダに保存した後、ステップS325に進む。
なお、初めてログインしたユーザの印刷ジョブについては、新規ユーザ用として一時的なフォルダであるテンポラリフォルダを作成し印刷ジョブを保存する。
ステップS325では、ユーザがMFP3にログインしたかどうかを判断する。ログインしていなければ(ステップS325でNO)、ステップS321に戻る。
ユーザがログインすると(ステップS325でYES)、ステップS326で、ユーザによって入力された認証情報は正しいか否かを判断する。正しくなければ(ステップS326でNO)、ステップS331で、操作パネル32の表示部322に、「認証に失敗しました」というメッセージを表示し、処理を終了する。入力された認証情報が正しい場合は(ステップS326でYES)、ステップS327に進み、ログインしたユーザの印刷ジョブがジョブデータ一時保存部37に保存されているかどうかを判断する。
保存されていれば(ステップS327でYES)、ステップS328で、制御部31はユーザがログイン時に入力した認証情報を、その印刷ジョブのPJL部に現在のMFPの認証モードに合致した形態で上書きし、プリンタコントローラ部34に印刷ジョブを受け渡す。
ステップS329で、プリンタコントローラ部34は、受け取った前記印刷ジョブを、通常モードと同様に処理して、印刷を開始する。
ステップS327において、ログインしたユーザの印刷ジョブがジョブデータ一時保存部34に保存されていない場合は(ステップS327でNO)、ステップS332で、通常モードの動作を行う。
なお、ジョブデータ一時保存部37に保存されている第2の印刷ジョブは、プリンタコントローラ部34に受け渡された後または印刷後に削除される。
図10〜13に示した実施形態では、サーバー2から第1の印刷ジョブが送信されるMFPと、クライアントPC1から第2のジョブが送信されるMFPが同一のMFP3であるものとしたが、第1のジョブが送信される(第1のジョブが印刷される)MFPと、第2のジョブが送信される(第2のジョブが印刷される)MFPとが、異なっていても良いことは言うまでもない。
1 クライアントPC(端末装置)
2 サーバー
3 MFP(画像形成装置)
4 ネットワーク
21 CPU
22 ROM
24 記憶部
27 ネットワークインターフェース部
31 制御部
32 操作パネル
34 プリンタコントローラ部
35 印刷部
36 ジョブ管理部
37 ジョブデータ一時保存部
38 ネットワーク部
311 CPU
312 ROM
381 第1のプリンタポート
382 第2のプリンタポート

Claims (19)

  1. ネットワークを介して相互に接続されたサーバーと1台または複数台の画像形成装置とを備えた印刷システムであって、
    前記サーバーは、
    直接印刷フラグが付与されていない印刷データを含む第1の印刷ジョブと、直接印刷フラグが付与された印刷データと出力先情報を含む第2の印刷ジョブを、ネットワークを介して接続されたユーザの端末装置からユーザ情報とともに受信する受信手段と、
    保存手段と、
    前記受信した印刷ジョブが第1の印刷ジョブであるか前記印刷フラグが付与された第2の印刷ジョブであるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、(1)第1の印刷ジョブであると判定された場合は、前記保存手段に前記第1の印刷ジョブを保存し、その後にログインしたユーザによる画像形成装置からのジョブ取得要求に基づいて、前記画像形成装置の認証モードに適合する形態で前記ユーザの認証情報を該ユーザに関連づけて前記保存手段に保存されている前記第1の印刷ジョブに書き込むとともに、前記第1の印刷ジョブを前記画像形成装置の第1のプリンタポートに送信し、(2)第2の印刷ジョブであると判定された場合は、前記第2の印刷ジョブを前記ユーザ情報とともに、前記出力先情報に対応した画像形成装置の前記第1のプリンタポートとは異なる第2のプリンタポートに送信する制御手段と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、
    ログインしたユーザの認証情報を前記サーバーに送信する送信手段と、
    前記第1のプリンタポート及び第2のプリンタポートを有する受信手段と、
    印刷手段と、
    前記第2のプリンタポートによりサーバーから受信した前記第2の印刷ジョブを一時的に保存する一時保存手段と、
    前記一時保存手段に保存された第2の印刷ジョブが、ログインしたユーザの印刷ジョブであるか否かを判定し、前記ユーザの印刷ジョブであると判定された場合は、ログイン時の前記認証情報を前記第2の印刷ジョブに書き込む認証情報書込手段と、
    前記第1のプリンタポートによりサーバーから受信した第1の印刷ジョブ及び前記認証情報書込手段により受け渡された第2の印刷ジョブに対して、該印刷ジョブに含まれる認証情報に基づいて認証処理を実行し、認証成功であれば該印刷ジョブを前記印刷手段に実行させる印刷制御手段と、
    を備えていることを特徴とする印刷システム。
  2. 前記直接印刷フラグは、予め設定された所定値以上の容量を有する印刷データに付与されるものである請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記出力先情報は、前記サーバーが管理している複数の画像形成装置の中からユーザによって選択された画像形成装置の識別情報である請求項1または2に記載の印刷システム。
  4. ネットワークを介して相互に接続されたユーザの端末装置とサーバーと1台または複数台の画像形成装置とを備えた印刷システムで実行される印刷制御方法であって、
    前記端末装置は、
    印刷データが予め設定された所定値以上の容量を有するか否かを判定する容量判定ステップと、
    所定値以上の容量を有すると判定した場合に出力先情報を取得するステップと、
    所定値以上の容量を有する印刷データでないと判定された場合は、該印刷データを含む第1の印刷ジョブをユーザ情報とともに前記サーバーに送信し、所定値以上の容量を有する印刷データであると判定された場合は、該印刷データに直接印刷フラグを付与するとともに該印刷データと取得した前記出力先情報を含む第2の印刷ジョブをユーザ情報とともに前記サーバーに送信する送信ステップと、
    を実行し、
    前記サーバーは、
    前記端末装置から送信された印刷ジョブが、第1の印刷ジョブであるか前記直接印刷フラグが付与された第2の印刷ジョブであるかを判定するジョブ判定ステップと、
    前記ジョブ判定ステップにおいて、(1)第1の印刷ジョブであると判定された場合は、保存手段に前記第1の印刷ジョブを保存し、その後にログインしたユーザによる画像形成装置からのジョブ取得要求に基づいて、前記画像形成装置の認証モードに適合する形態でユーザの認証情報を該ユーザに関連づけて前記保存手段に保存されている前記第1の印刷ジョブに書き込むとともに、前記第1の印刷ジョブを前記画像形成装置の第1のプリンタポートに送信し、(2)第2の印刷ジョブであると判定された場合は、前記第2の印刷ジョブを前記ユーザ情報とともに、前記出力先情報に対応した画像形成装置の前記第1のプリンタポートとは異なる第2のプリンタポートに送信する制御ステップと、
    を実行し、
    前記画像形成装置は、
    ログインしたユーザの認証情報を前記サーバーに送信する送信ステップと、
    前記第2のプリンタポートによりサーバーから受信した前記第2の印刷ジョブを一時保存手段に一時的に保存させる保存ステップと、
    前記保存ステップにおいて保存された第2の印刷ジョブが、ログインしたユーザの印刷ジョブであるか否かを判定し、前記ユーザの印刷ジョブであると判定された場合は、ログイン時の前記認証情報を、第2の印刷ジョブに書き込む認証情報書込ステップと、
    前記第1のプリンタポートによりサーバーから受信した前記第1の印刷ジョブ及び前記認証情報書込ステップで受け渡された第2の印刷ジョブに対して、該ジョブに含まれる認証情報に基づいて認証処理を実行し、認証成功であればジョブを印刷手段に実行させる印刷制御ステップと、
    を実行することを特徴とする印刷制御方法。
  5. 前記端末装置は、前記サーバーが管理している画像形成装置の一覧情報をサーバーから取得するステップと、
    取得した画像形成装置の一覧情報を表示手段に表示する表示ステップと、
    をさらに備え、
    前記出力先情報を取得するステップでは前記表示ステップで表示された画像形成装置の情報の中から所望の画像形成装置をユーザに選択させることにより出力先情報を取得する請求項4に記載の印刷制御方法。
  6. 直接印刷フラグが付与されていない印刷データを含む第1の印刷ジョブと、直接印刷フラグが付与されている印刷データと出力先情報を含む第2の印刷ジョブを、ネットワークを介して接続されたユーザの端末装置からユーザ情報とともに受信する受信手段と、
    前記受信した印刷ジョブが第1の印刷ジョブであるか前記印刷フラグが付与された第2の印刷ジョブであるかを判定する判定手段と、
    保存手段と、
    前記判定手段により、(1)第1の印刷ジョブであると判定された場合は前記保存手段に前記第1の印刷ジョブを保存し、その後にログインしたユーザによるネットワークを介して接続された画像形成装置からのジョブ取得要求に基づいて、前記画像形成装置の認証モードに適合する形態で前記ユーザの認証情報を該ユーザに関連づけて前記保存手段に保存されている前記第1の印刷ジョブに書き込むとともに、前記第1の印刷ジョブを画像形成装置の第1のプリンタポートに送信し、(2)第2の印刷ジョブであると判定された場合は、前記第2の印刷ジョブを前記ユーザ情報とともに、画像形成装置の前記第1のプリンタポートとは異なる第2のプリンタポートにネットワークを介して送信する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバー。
  7. 前記直接印刷フラグは、予め設定された所定値以上の容量を有する印刷データに付与されるものである請求項6に記載のサーバー。
  8. 前記出力先情報は、前記サーバーが管理している複数の画像形成装置の中からユーザによって選択された画像形成装置の識別情報である請求項6または7に記載のサーバー。
  9. ログインしたユーザの認証情報を、ネットワークを介して接続されたサーバーに送信する送信手段と、
    自装置の認証モードに適合する形態で前記ユーザの認証情報をサーバーによって書き込まれた第1の印刷ジョブを、ネットワークを介して前記サーバーから受信する第1のプリンタポートと、直接印刷フラグが付与された印刷データを含む第2の印刷ジョブをユーザ情報とともにネットワークを介して受信する第2のプリンタポートを有する受信手段と、
    印刷手段と、
    前記第2のプリンタポートにより受信した前記第2の印刷ジョブを一時的に保存する一時保存手段と、
    前記一時保存手段に保存された第2の印刷ジョブが、ログインしたユーザの印刷ジョブであるか否かを判定し、前記ユーザの印刷ジョブであると判定された場合は、ログイン時の前記認証情報を前記第2の印刷ジョブに書き込む認証情報書込手段と、
    前記第1のプリンタポートにより受信した前記第1の印刷ジョブ及び前記認証情報書込手段により受け渡された第2の印刷ジョブに対して該印刷ジョブに含まれる認証情報に基づいて認証処理を実行し、認証成功であれば印刷ジョブを前記印刷手段に実行させる印刷制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記受信手段の前記第2のプリンタポートは、前記サーバー若しくはネットワークに接続されたユーザの端末装置から前記第2の印刷ジョブを受信する請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記直接印刷フラグは、予め設定された所定値以上の容量を有する印刷データに付与されるものである請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 前記第2のプリンタポートで受信した第2の印刷ジョブが前記端末装置から受信された場合に、前記サーバーにより発行された第2の印刷ジョブを特定するためのジョブ特定情報が含まれている場合に、該ジョブ特定情報の適否をサーバーに問い合わせる問い合わせ手段を備え、
    前記認証情報書込手段は、ジョブ特定情報が適正である場合にのみログイン時の前記認証情報を第2の印刷ジョブに書き込んだ後、第2の印刷ジョブを前記印刷制御手段に受け渡す請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. ネットワークを介して相互に接続されたサーバーと1台または複数台の画像形成装置とを備えた印刷システムであって、
    前記サーバーは、
    直接印刷フラグが付与されていない印刷データを含む第1の印刷ジョブとユーザ情報とを、ネットワークを介してユーザの端末装置から受信するとともに、直接印刷フラグが付与された印刷データを含む第2のジョブを端末装置から出力先情報に対応する画像形成装置に送信する際の送信先情報を取得するための装置情報取得要求を、前記端末装置から受信する受信手段と、
    保存手段と、
    前記受信した第1の印刷ジョブについては前記保存手段に保存し、その後にログインしたユーザによる画像形成装置からのジョブ取得要求に基づいて、前記画像形成装置の認証モードに適合する形態で前記ユーザの認証情報を前記第1の印刷ジョブに書き込むとともに、前記第1の印刷ジョブを前記画像形成装置の第1のプリンタポートに送信し、前記装置情報取得要求に対しては、前記第2の印刷ジョブの送信先である前記出力先情報に対応する画像形成装置の前記第1のプリンタポートとは異なる第2のプリンタポートに関する情報を端末装置に送信する制御手段と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、
    ログインしたユーザの認証情報を前記サーバーに送信する送信手段と、
    前記第1のプリンタポート及び第2のプリンタポートを有する受信手段と、
    印刷手段と、
    前記第2のプリンタポートにより端末装置からユーザ情報とともに受信した、前記第2の印刷データを含む第2の印刷ジョブを一時的に保存する一時保存手段と、
    前記一時保存手段に保存された第2の印刷ジョブが、ログインしたユーザの印刷ジョブであるか否かを判定し、前記ユーザの印刷ジョブであると判定された場合、ログイン時の前記認証情報を前記第2の印刷ジョブに書き込む認証情報書込手段と、
    前記第1のプリンタポートによりサーバーから受信した前記第1の印刷ジョブ及び前記認証情報書込手段により受け渡された第2の印刷ジョブに対して、該印刷ジョブに含まれる認証情報に基づいて認証処理を実行し、認証成功であれば該印刷ジョブを前記印刷手段に実行させる印刷制御手段と、
    を備えていることを特徴とする印刷システム。
  14. 前記直接印刷フラグは、予め設定された所定値以上の容量を有する印刷データに付与されるものである請求項13に記載の印刷システム。
  15. 前記出力先情報は、前記サーバーが管理している複数の画像形成装置の中からユーザによって選択され画像形成装置の識別情報である請求項13または14に記載の印刷システム。
  16. 前記サーバーの制御手段は、前記第2の印刷ジョブを特定するためのジョブ特定情報を発行し、
    端末装置から前記画像形成装置に送信される第2の印刷ジョブには、前記ジョブ特定情報が含まれ、
    前記画像形成装置の認証情報書込手段は、前記第2の印刷ジョブを受信したときは、該印刷ジョブに含まれる前記ジョブ特定情報の適否をサーバーに問い合わせ、適正である場合にのみログイン時の前記認証情報を第2のジョブに書き込んだ後、第2のジョブを前記印刷制御手段に受け渡す請求項13〜15のいずれかに記載の印刷システム。
  17. ネットワークを介して相互に接続されたユーザの端末装置とサーバーと1台または複数台の画像形成装置とを備えた印刷システムで実行される印刷制御方法であって、
    前記端末装置は、
    印刷データが予め設定された所定値以上の容量を有するか否かを判定する容量判定ステップと、
    所定値以上の容量を有すると判定した場合に出力先情報を取得するステップと、
    所定値以上の容量を有する印刷データでないと判定された場合は、該印刷データを含む第1の印刷ジョブをユーザ情報とともに前記サーバーに送信し、所定値以上の容量を有する印刷データであると判定された場合は、該印刷データに直接印刷フラグを付与するとともに該印刷データと取得した前記出力先情報を含む第2のジョブを端末装置から前記出力先情報に対応する画像形成装置に送信する際の送信先情報を取得するための装置情報取得要求を、前記サーバーに送信する送信ステップと、
    を実行し、
    前記サーバーは、
    前記端末装置から送信された前記第1の印刷ジョブ及び装置情報取得要求を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで第1の印刷ジョブを受信した場合に、保存手段に前記第1の印刷ジョブを保存するステップと、
    ログインしたユーザによる画像形成装置からのジョブ取得要求に基づいて、前記画像形成装置の認証モードに適合する形態でユーザの認証情報を該ユーザに関連づけて前記保存手段に保存されている前記第1の印刷ジョブに書き込むとともに、前記第1の印刷ジョブを第1の画像形成装置の第1のプリンタポートに送信するステップと、
    前記受信ステップで前記装置情報取得要求を受信した場合に、前記第2の印刷ジョブの送信先である前記出力先情報に対応する画像形成装置の前記第1のプリンタポートとは異なる第2のプリンタポートに関する情報を端末装置に送信するステップと、
    を実行し、
    前記端末装置はさらに、前記第2の印刷ジョブをユーザ情報とともに、前記出力先情報に対応する画像形成装置の第2のプリンタポートに送信するステップを実行し、
    前記画像形成装置は、
    ログインしたユーザの認証情報を前記サーバーに送信する送信ステップと、
    前記第2のプリンタポートにより端末装置から受信した第2の印刷ジョブを保存手段に一時的に保存するステップと、
    前記保存ステップにおいて保存された第2の印刷ジョブが、ログインしたユーザの印刷ジョブであるか否かを判定し、ユーザの印刷ジョブであると判定された場合、ログイン時の前記認証情報を第2の印刷ジョブに書き込む認証情報書込ステップと、
    前記第1のプリンタポートによりサーバーから受信した前記第1の印刷ジョブ及び前記認証情報書込ステップにおいて前記認証情報が書き込まれた第2の印刷ジョブに対して、該印刷ジョブに含まれる認証情報に基づいて認証処理を実行し、認証成功であれば該印刷ジョブを印刷手段に実行させる印刷制御ステップと、
    を実行することを特徴とする印刷制御方法。
  18. 前記端末装置は、前記サーバーが管理している画像形成装置の一覧情報をサーバーから取得する取得ステップと、
    取得した画像形成装置の一覧情報を表示手段に表示する表示ステップと、
    をさらに備え、
    前記出力先情報を取得するステップでは、前記表示ステップで表示された画像形成装置の情報の中から所望の画像形成装置をユーザに選択させることにより出力先情報を取得する請求項17に記載の印刷制御方法。
  19. 前記サーバーは、前記第2の印刷ジョブを特定するためのジョブ特定情報の発行ステップを実行し、
    端末装置から前記出力先情報に対応する画像形成装置に送信される第2の印刷ジョブには、前記ジョブ特定情報が含まれ、
    前記画像形成装置は、前記第2の印刷ジョブを受信したときは、該印刷ジョブに含まれる前記ジョブ特定情報の適否をサーバーに問い合わせ、適正である場合にのみログイン時の前記認証情報を第2のジョブに書き込んだ後、第2の印刷ジョブを前記制御ステップに受け渡す請求項17または18に記載の印刷制御方法。
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