JP2013220687A - 無絶縁軌道回路の短絡点の測定システム - Google Patents

無絶縁軌道回路の短絡点の測定システム Download PDF

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Masaaki Tomita
雅昭 富田
Taku Oizumi
拓 大泉
Junichi Niwa
順一 丹羽
Takuya Wakutsu
拓也 和久津
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Abstract

【課題】作業者の手作業によることなく、軌道回路の短絡点を容易に、かつ、安全に測定することのできる無絶縁軌道回路の短絡点の測定システムを提供する。
【解決手段】列車1に搭載され無絶縁軌道回路の境界までの距離を測定するレーダ装置10を用いた距離測定装置5と、列車検知装置4による軌道回路の短絡点の検知情報を列車1に送る地上側通信装置と、地上側通信装置からの検知情報の送信時における軌道回路の境界までの距離を記録する記録装置と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は無絶縁軌道回路短絡点の測定システムに係り、特に、作業者の手作業によることなく、無絶縁軌道回路の短絡点を容易に、かつ、安全に測定することを可能とした無絶縁軌道回路の短絡点の測定システムに関する。
従来から、例えば、ATCによる列車の制御システムにおいては、列車を検知するために2本のレールが列車の車軸で電気的に短絡されることを利用した無絶縁軌道回路が使用されている。
そして、このような軌道回路により列車を検知する技術として、従来、例えば、軌道回路の列車進出側の境界点と列車進入側の境界点の中点に送信器を設け、軌道回路の列車進出側と進入側の境界点に受信器を接続し、2本のレールを利用して電気回路を構成し、軌道回路中点に接続した送信器から軌道回路の2本のレールに列車検知電流を流し、軌道回路に流れている列車検知電流の有無を受信器で検出することにより、軌道回路に列車が在線するか否を検知するようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
このような無絶縁軌道回路を用いる列車制御システムにおいては、軌道回路の境界部分において、異なる軌道回路を列車が走行している場合でも、隣接する軌道回路を短絡させてしまう、いわゆる境界ぼけといわれる現象が生じてしまう。この場合に、境界ぼけの範囲は、鉄道会社などによりあらかじめ規定されていることから、境界ぼけが発生する短絡点をあらかじめ測定する必要がある。従来は、この境界ぼけの短絡点を測定する場合に、作業者が軌道を歩いて手作業で測定していた。
特開平10−001054号公報
しかしながら、前記従来の技術においては、無絶縁軌道回路の短絡点を測定するために、作業者が手作業で行うものであるため、短絡点の測定作業に時間や手間がかかってしまうという問題を有している。また、短絡点の測定の際に、作業者が軌道に入る必要があるので、危険であり、人為的なミスも発生するおそれがあるという問題を有している。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、作業者の手作業によることなく、軌道回路の短絡点を容易に、かつ、安全に測定することのできる無絶縁軌道回路の短絡点の測定システムを提供することを目的とするものである。
本発明は前記目的を達成するために、請求項1の発明に係る無絶縁軌道回路の短絡点の測定システムは、列車に搭載され無絶縁軌道回路の境界までの距離を測定する距離測定装置と、
列車検知装置による前記軌道回路の短絡点の検知情報を前記列車に送る通信装置と、
前記通信装置からの検知情報の送信時における前記軌道回路の境界までの距離を記録する記録装置と、
を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記距離測定装置は、レーダ装置を備えていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2において、前記レーダ装置は、ミリ波によるレーダ装置であり、
前記レーダ装置は、前記境界位置に設置された反射部材に対してミリ波を放射してその反射波に基づいて前記境界までの距離を測定することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項において、前記通信装置は、携帯電話の通信網を用いた通信装置であることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項において、前記列車は、保守作業車であることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、列車検知装置による軌道回路の短絡点の検知情報を通信装置を介して列車に送り、通信装置からの検知情報の送信時に、距離測定装置による軌道回路の境界までの距離を記録装置に記録するようにしているので、境界ぼけが生じた場合における短絡点から軌道回路の境界までの距離を、確実に測定することができ、しかも、従来のように、作業者が手作業で無絶縁軌道回路の短絡点を測定する必要がなく、安全性を著しく高めることができる。
請求項2に係る発明によれば、距離測定装置にレーダ装置を備えるようにしているので、レーダ装置により、軌道回路の短絡点までの距離を確実に測定することができる。
請求項3に係る発明によれば、レーダ装置をミリ波によるレーダ装置として、レーダ装置により軌道回路の境界位置に設置された反射部材に対してミリ波を放射してその反射波に基づいて軌道回路の境界までの距離を測定するようにしているので、レーダ装置から放射されたミリ波の反射波に基づいて、軌道回路の短絡点までの距離を確実に測定することができる。
請求項4に係る発明によれば、通信装置を携帯電話の通信網を用いた通信装置としているので、既存の通信システムを利用することができ、設置コストの低減を図ることができる。
請求項5に係る発明によれば、列車を保守作業車とすることにより、保守作業車により、軌道回路の短絡点までの距離を測定することができる。
本発明に係る無絶縁軌道回路の短絡点の測定システムの実施形態における軌道回路を示す概略構成図である。 本発明に係る無絶縁軌道回路の短絡点の測定システムの実施形態における軌道回路を走行する列車を示す概略構成図である。 本発明に係る無絶縁軌道回路の短絡点の測定システムの実施形態における列車検知装置および距離測定装置を示す概略構成図である。 本発明に係る無絶縁軌道回路の短絡点の測定システムの実施形態の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る無絶縁軌道回路の短絡点の測定システムの実施形態を示す概略構成図であり、図1および図2に示すように、列車1の走行する軌道2には、軌道2をその列車1の走行方向に沿って複数に区分した無絶縁軌道回路が形成されており、本実施形態においては、軌道2の各軌道回路の境界部分には、反射部材3が設置されている。なお、本実施形態においては、列車1として保守作業車を用いた場合の例を示している。また、地上には、列車検知装置4が設置されており、列車1には、距離測定装置5が搭載されている。
また、図3に示すように、列車検知装置4には、各軌道回路の一端側に、一定の電流値の列車検知信号を送信する送信回路6が設けられるとともに、各軌道回路の他端から列車検知信号を受信する受信回路7が設けられている。そして、列車検知装置4は、送信回路6から軌道回路に送信された列車検知信号が、軌道回路に列車1が存在しない場合は、そのまま受信回路7に受信され、軌道回路に列車1が存在する場合には、列車1により短絡されて受信されることにより、軌道回路における列車1の有無を検知することができるように構成されている。
また、列車検知装置4には、軌道回路に列車1が存在した場合にOFFに動作される列車検知リレー8が設けられており、列車検知装置4には、列車検知リレー8がOFF動作された場合に列車1の検知情報を送信する通信装置としての地上側通信装置9が設けられている。
また、本実施形態においては、軌道2を走行する列車1には、距離測定装置5が搭載されており、距離測定装置5は、ミリ波によるレーダ装置10を備えている。距離測定装置5には、レーダ装置10から境界位置に設置された反射部材3に対してミリ波を放射してその反射波に基づいて境界までの距離を測定する距離測定部11を備えている。さらに、距離測定装置5は、地上側通信装置9から送られる検知情報を受信する列車側通信装置12を備えており、地上側通信装置9と列車側通信装置12との間の通信は、例えば、携帯電話の通信網などの既存の通信システムを利用して行うように構成されている。また、距離測定装置5は、列車側通信装置12により検知情報を受信した場合に、距離測定部11により測定した反射部材3までの距離値を記録する記録装置13を備えている。
一般に、無絶縁軌道回路を用いる列車制御システムにおいては、軌道回路の境界部分において、異なる軌道回路を列車1が走行している場合でも、隣接する軌道回路を短絡させてしまう、いわゆる境界ぼけといわれる現象が生じてしまう。そのため、本実施形態においては、列車1が走行している軌道回路に隣接する軌道回路に対応する列車検知リレー8がOFF動作されて地上側通信装置9から検知情報が送信された場合に、距離測定部11により測定した反射部材3までの距離値を記録装置13に記録するように構成されている。これにより、境界ぼけが生じた場合における短絡点から軌道回路の境界までの距離を測定することができるものである。
次に、本実施形態の無絶縁軌道回路の短絡点の測定システムの動作について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、列車1を軌道2に沿って走行させながら、列車1のレーダ装置10を動作させて反射部材3に対してミリ波を放射して、その反射波に基づいて、距離測定部11により反射部材3までの距離を測定する(ST1)。同時に、列車検知装置4は、送信回路6から軌道回路に列車検知信号を送信するとともに、受信回路7により列車検知信号を受信する列車1の検知動作を行う(ST2)。
そして、列車検知装置4により、列車1が走行する軌道回路に隣接する軌道回路に列車1が存在することを検知して列車検知リレー8がOFF動作されたら(ST3:YES)、地上側通信装置9により、列車1の検知情報を列車側通信装置12に送信し(ST4)、距離測定装置5の列車側通信装置12により、検知情報を受信したら(ST5:YES)、その時点における反射部材3までの距離値を記録装置13に記録させる(ST6)。
以上述べたように、本実施形態においては、列車側通信装置12により、列車1の検知情報を受信した場合に、レーダ装置10により測定した反射部材3までの距離値を記録するようにしているので、境界ぼけが生じた場合における短絡点から軌道回路の境界までの距離を、確実に測定することができる。しかも、従来のように、作業者が手作業で無絶縁軌道回路の短絡点を測定する必要がなく、安全性を著しく高めることができる。また、地上側通信装置9および列車側通信装置12を携帯電話の通信網を用いた通信装置としているので、既存の通信網を利用することができ、設置コストの低減を図ることができる。
なお、前記実施形態においては、列車1として作業測定車を用いた場合について説明したが、通常営業用の列車1に距離測定装置5を搭載して、無絶縁軌道回路の短絡点を測定するようにしてもよい。
また、前記実施形態においては、レーダ装置10により反射部材3に対してミリ波を放射して、その反射波に基づいて反射部材3までの距離を測定するようにしたが、その他、例えば、列車1および軌道回路の境界部分にそれぞれ無線通信装置を設置し、各無線通信装置による送受信時間に基づいて距離を測定するようにしてもよい。
さらに、前記実施形態においては、反射部材3を列車1の走行方向前方に設置して反射部材3までの距離を測定するようにしているが、反射部材3を列車1の走行方向後方に設置して反射部材3までの距離を測定するようにしてもよい。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能である。
1 列車
2 軌道
3 反射部材
4 列車検知装置
5 距離測定装置
6 送信回路
7 受信回路
8 列車検知リレー
9 地上側通信装置
10 レーダ装置
11 距離測定部
12 列車側通信装置
13 記録装置

Claims (5)

  1. 列車に搭載され無絶縁軌道回路の境界までの距離を測定する距離測定装置と、
    列車検知装置による前記軌道回路の短絡点の検知情報を前記列車に送る通信装置と、
    前記通信装置からの検知情報の送信時における前記軌道回路の境界までの距離を記録する記録装置と、
    を備えていることを特徴とする無絶縁軌道回路の短絡点の測定システム。
  2. 前記距離測定装置は、レーダ装置を備えていることを特徴とする請求項1に記載の無絶縁軌道回路の短絡点の測定システム。
  3. 前記レーダ装置は、ミリ波によるレーダ装置であり、
    前記レーダ装置は、前記境界位置に設置された反射部材に対してミリ波を放射してその反射波に基づいて前記境界までの距離を測定することを特徴とする請求項2に記載の無絶縁軌道回路の短絡点の測定システム。
  4. 前記通信装置は、携帯電話の通信網を用いた通信装置であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無絶縁軌道回路の短絡点の測定システム。
  5. 前記列車は、保守作業車であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の無絶縁軌道回路の短絡点の測定システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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