JP2013220290A - ネイル用led光照射装置 - Google Patents

ネイル用led光照射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013220290A
JP2013220290A JP2012095299A JP2012095299A JP2013220290A JP 2013220290 A JP2013220290 A JP 2013220290A JP 2012095299 A JP2012095299 A JP 2012095299A JP 2012095299 A JP2012095299 A JP 2012095299A JP 2013220290 A JP2013220290 A JP 2013220290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
finger
led light
power supply
led
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012095299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5036015B1 (ja
Inventor
Koichi Arai
浩一 新井
Keiji Sato
啓二 佐藤
Setsuo Onizuka
節雄 鬼塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2012095299A priority Critical patent/JP5036015B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5036015B1 publication Critical patent/JP5036015B1/ja
Publication of JP2013220290A publication Critical patent/JP2013220290A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Abstract

【課題】爪に塗布したネイルジェルを短時間で硬化させることができ、低コストでかつコンパクトな構造であり、しかも長期間にわたって安全に使用することができるネイル用LED光照射装置を提供する。
【解決手段】本発明のネイル用LED光照射装置1は、内部の照射室11へ指を差し込む差込口12が開口された本体10と、照射室11内に設けられ、差込口12から差し込んだ指を並べた状態で位置決め固定する指置きプレート20と、照射室11内に設けられ、指置きプレート20の各指部21,21,…に対向配置された複数個のLED群32,32,…からLED光を照射する光源部30と、商用電源からの電力をLEDの定格電圧に変換して光源部30に供給する電源部40とを備えて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、爪に塗布したネイルジェルを短時間で硬化させることが可能なネイル用LED光照射装置に関する。
現在、ネイルサロン等の店舗では、顧客の手や足の爪にネイルアート用のマニキュアを塗布し、これを硬化させる目的で光照射装置が使用されている(例えば、下記の特許文献1を参照)。この種の光照射装置は、一般にUVランプによる光源を使用しており、UVランプからの光を指先の爪に照射するようになっている。このため、マニキュアを硬化させるまでに約15分間程度の時間を要しており、その間、顧客は同じ姿勢を維持しなければならないという負担を強いられている。また、UVランプから照射される光は、波長360nm付近の紫外線であるため、目や爪や皮膚に長時間照射し続けると人体に様々な悪影響を及ぼすことが懸念されている。
その一方で、マニキュアを硬化させる時間を短縮するために、光源からの光の照射効率を高めるようにした装置が提案されている(例えば、下記の特許文献2を参照)。この装置は、本体内部の照射室に、複数の光源を中央部が高く両側が低くなるように配列し、光源の外側を覆うように曲面状の反射板を設けたものである。これにより、光源から放射された光が反射板に反射し、反射した光が照射室内に置かれた指先に向かって照射されるようになっている。しかし、この装置によると、照射時間は短くて済むものの、光源から照射される光が紫外線であるため、前記のような人体に対する悪影響の問題が依然として残されている。また、照射室内に置かれる指の位置が定まっていないため、場所によって爪に照射される光の量が一定ではなく、硬化時間にばらつきが生じるという問題もある。
この点に関し、少ない光量で指先に均一に紫外線を照射する装置も提案されている(例えば、下記の特許文献3を参照)。この装置は、本体内部に、指と指の間を仕切るセパレータを配置し、その上方に多数個の紫外線発光ダイオードをプリント基板に固定して取り付けたものである。これにより、本体内部に置いた手の位置がセパレータによって概ね位置決めされるので、指先の爪に対して紫外線発光ダイオードから照射される光をある程度一定に保つことができる。しかし、この装置の場合、本体に手全体を入れて指を位置決めする構造になっており、その分だけ本体の内部に広いスペースを確保しなければならず、しかも広いスペースを照らすために多数個の紫外線発光ダイオードが必要となる。このため、装置全体の大型化やコストアップを招くという問題がある。
実用新案登録第3043166号公報 実用新案登録第3151698号公報 実用新案登録第3140109号公報
本発明は、前記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、爪に塗布したネイルジェルを短時間で硬化させることができ、低コストでかつコンパクトな構造であり、しかも長期間にわたって安全に使用することができるネイル用LED光照射装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明のネイル用LED光照射装置は、内部の照射室へ指を差し込む差込口が開口された本体と、前記照射室内に設けられ、前記差込口から差し込んだ指を並べた状態で位置決め固定する指置きプレートと、前記照射室内に設けられ、前記指置きプレートの各指部に対向配置された複数個のLED群からLED光を照射する光源部と、商用電源からの電力をLEDの定格電圧に変換して前記光源部に供給する電源部とを備えたことを特徴とする。
本発明のネイル用LED光照射装置にあっては、手指用の装置として、前記指置きプレートが4列に配列された4本の指部に仕切られており、前記電源部が前記照射室の下段に設けられた電源格納室に格納されている構成を採用することができる。また、足指用の装置としては、前記指置きプレートが5列に配列された5本の指部に仕切られており、前記電源部が前記照射室の上段に設けられた電源格納室に格納されている構成を採用することができる。ここで、足指用の装置の場合には、前記指置きプレートを延長させて足型に成形した足置きプレートが設けられているか、又は前記本体の底面に設けられたマットに直接足型が印刷されていると良い。
また、本発明のネイル用LED光照射装置において、前記電源部は、等電圧分配方式あるいはトランス方式の電源回路を採用することができる。等電圧分配方式の電源回路は、前記商用電源に入力端子を介して接続される巻線と、この巻線を均等に分割した個々の出力端子に接続され、前記LED群に直流電圧を供給する全波整流回路とから構成される。また、トランス方式の電源回路は、前記商用電源に入力端子を介して接続される巻線と、この巻線の出力端子に接続され、前記LED群に直流電圧を供給するコンデンサインプット型整流回路とから構成される。
本発明のネイル用LED光照射装置によれば、照射室内に設けられた指置きプレートによって指が正しい位置に固定され、各指先の爪に対して光源部からLED光が確実に照射されるため、効率良く、極めて短時間でネイルジェルを硬化させることができる。また、光源部から照射される光がLED光であり、UVランプのような目や爪や皮膚に有害な波長の紫外線ではないため、長期にわたって安全に、安心して使用することができる。なお、電源部に等電圧分配方式やトランス方式の電源回路を採用した場合には、高周波トランスを使用したスイッチング電源に比べ、通電時に高周波ノイズが発生しないため静かであり、その上発熱もせず、故障しにくく長寿命であるといった利点もある。
第1実施形態のネイル用LED光照射装置の外観図である。 同装置における手指用の指置きプレートの構成を示す説明図である。 同装置における光源部の構成を示す説明図である。 同装置における等電圧分配方式の電源回路による電源部の配線図である。 同装置におけるトランス方式の電源回路による電源部の配線図である。 第2実施形態のネイル用LED光照射装置の外観図である。 同装置における足指用の指置きプレートの構成を示す説明図である。 同装置における光源部の構成を示す説明図である。 同装置における等電圧分配方式の電源回路による電源部の配線図である。 同装置におけるトランス方式の電源回路による電源部の配線図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態のネイル用LED光照射装置(以下、単に「照射装置」という。)1は、手指の爪に塗布したネイルジェルを短時間で硬化させる装置である。この照射装置1は、箱型の本体10(例.幅140mm×奥行99mm×高さ90mm)を備え、本体10の内部に所定の空間を有する照射室11が設けられている。また、本体10の正面には、照射室11に手指を差し込むための差込口12が開口されており、その近くに電源のON/OFFを切り換える電源スイッチ13が設けられている。さらに、本体10の背面には、商用電源のコンセントに接続される差込プラグ14と配線コード15が一体に設けられている。
照射室11の内部には、差込口12から差し込んだ手指を位置決め固定するため、図2に示す手指用の指置きプレート20が設けられている。この指置きプレート20は、照射室11内の底面に固定されており、手指の太さに合わせて4列に配列された凹部を形成することにより、4本の指部21,21,…に仕切られている。この4本の指部21は、左右どちらの手指にも対応できるように、中央の2列が両側の2列よりも長く、左右対称に設計されている。また、各指部21の先端には、指先がそれ以上奥へと入り込まないように、凸部を形成したストッパー22が設けられている。なお、指置きプレート20は、手指が直接に触れる部分であるため、ウレタンゴムやシリコーンゴム等の軟質素材で形成されていることが好ましい。
また、照射室11の内部には、手の爪に塗布したネイルジェルを硬化させるため、図3に示す光源部30が設けられている。この光源部30は、前記指置きプレート20と対向するように、照射室11の天井に取り付けられる基板31の上に設置されており、各指部21に対応させた4つのLED群32,32,…からLED光を照射するように構成されている。各LED群32は、それぞれ3個のLEDを導線33で直列に接続したものであり、各指部21の先端に対応する位置に長手方向に沿って並んで配置されている。ここで、LED群32を構成する個々のLEDは、レンズ付LEDを使用した方が集光されて照射効率が良くなるので好ましい。なお、図中の点線部分は、前記指置きプレート20の指部21の位置を示している。
さらに、本体10には電源部40が内蔵されている。この電源部40は、外部の商用電源から配線コード15を介して入力された電力を照射室11内の光源部30へと供給するように構成されている。また、電源部40は、商用電源の電源電圧をLEDの定格電圧に変換する機能を有するものであり、例えば等電圧分配(EVD:Equal Voltage Distributor)方式の電源回路(特許第4657382号)や、トランス方式の電源回路を採用することができる。
図4は等電圧分配方式の電源回路を採用した電源部40の配線図である。この電源部40は4分割整流回路であり、前記電源スイッチ13と、入力端子41と、巻線42と、出力端子43と、全波整流回路44とから構成されている。入力端子41は前記配線コード15を介して商用電源に接続される。巻線42は単巻変圧器(オートトランス)からなり、電源スイッチ13を介して入力端子41に接続されている。また、巻線42の出力側には4分割された複数の導線を介して出力端子43,43,…が設けられており、各出力端子43には全波整流回路44を介して3個のLEDが直列に接続されている。この3個のLEDからなるLED群32を4列設けることによって、前記光源部30が構成されている。
この等電圧分配方式の電源回路によれば、電源スイッチ13をONにすると、商用電源から入力されたAC100Vの電源電圧が巻線42で降圧されて均等に分割される。そして、均等に分割された交流電圧は、全波整流回路44で整流されて直流電圧に変換され、安定した電力が各LED群32に供給される。これにより、各LED群32の全LEDが点灯し、光源部30からLED光が照射されるようになっている。
図5はトランス方式の電源回路を採用した電源部40の配線図である。図5(a)に示すように、この電源部40はコンデンサインプット型整流回路であり、前記電源スイッチ13と、入力端子41と、巻線42と、出力端子43と、全波整流回路44と、電解コンデンサ45と、電流制限抵抗46とから構成されている。この電源回路において、巻線42はEIトランスやトロイダルトランスからなり、電源スイッチ13を介して入力端子41に接続されている。また、巻線42の出力側には導線を介して出力端子43が設けられており、この出力端子43には全波整流回路44、電解コンデンサ45、及び電流制限抵抗46を介して12個(3個×4)のLEDが直列に接続されている。この12個のLEDを1列に直列接続したLED群32,32,…が、前記光源部30を構成することになる。また、これに代えて、図5(b)に示すように、12個のLEDを2列に並列接続したLED群32,32,…によって前記光源部30を構成してもよい。なお、LED群32の接続形態は、図5(b)の並列接続に比べて図5(a)の直列接続の方が高効率である。そこで、図5(b)の並列接続において、商用電源の変動が大きい場合には、図5(c)に示すように、電解コンデンサ45とLED群32との間に定電流回路(装置)47を使用すると良い。
このトランス方式の電源回路によれば、電源スイッチ13をONにすると、商用電源から入力されたAC100Vの電源電圧が巻線42で降圧される。そして、降圧された交流電圧は、全波整流回路44で整流されて直流電圧に変換され、電解コンデンサ45によって脈動を除去した安定的な電力がLED群32に供給される。これにより、LED群32の全LEDが点灯し、光源部30からLED光が照射されるようになっている。
以上の電源部40は、図1に示したように照射室11の下段に設けられた電源格納室16に格納されており、電源格納室16は所定の高さH(本実施形態では約45mm)に設定されている。このため、本体10を台の上に設置すると、上段の照射室11が下段の電源格納室16の高さH分だけ高い位置に配置されることになる。したがって、差込口12に手指を差し込んだときに、ちょうど第二関節までが照射室11内に入り、手のひらが台に支えられて楽な姿勢で使用することができる。
以上が本実施形態の照射装置1の構成であり、以下その使用方法を説明する。この照射装置1は、ネイルサロン等の店舗において、顧客の手の爪に塗布したネイルジェルを短時間で硬化させるマニキュア用の設備として使用することができる。
図1において、店舗ではまず、照射装置1の差込プラグ14を商用電源のコンセントに予め接続しておく。次に、顧客の手の爪に対し、長さ、形、キューティクル等を整えた後、爪の表面にネイルアート用のネイルジェルを塗布する。ここで、ネイルジェルは、LED光(波長460nm付近のピーク強度)の照射により硬化するジェル状化粧剤を使用することができる。その成分としては、例えばウレタンメタクリレート等の単官能メタクリレート(光硬化性モノマー)に、現在市販の光重合型コンポジットレジンに含まれている光増感剤のカンファーキノンと、還元剤のN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレートやバルビツール酸等を配合すれば良い。
そして、前記ネイルジェルを爪に塗布した後、顧客の手指を差込口12から照射室11内へと差し込み、手指を指置きプレート20に置いて位置決めし、電源スイッチ13を押して電源をONにする。すると、電源部40から光源部30へと電力が供給され、照射室11の天井に配置されたLEDが点灯し、光源部30からLED光が照射される。このとき、照射室11内では、親指を除く4本の指が指置きプレート20によって並んだ状態で正しい位置に固定されているため、各指部21の先端に配列されたLED群32,32,…から各指先の爪に向けてLED光が確実に照射される。これにより、LED光を受けたネイルジェルは光重合開始剤の架橋反応により素早く硬化するため、従来よりも極めて短時間(約20〜30秒)でネイルジェルを硬化させることができる。なお、親指については、指置きプレート20の両端のいずれか一方の指部21に置き、同様にLED光を照射することでネイルジェルを硬化させることができる。
また、本実施形態の照射装置1によれば、光源部30から爪に照射される光はLED光であり、UVランプのような目や爪や皮膚に有害な波長の紫外線ではないため、長期にわたって安全に、安心して使用することができる。しかも、電源部40に等電圧分配方式あるいはトランス方式の電源回路を採用したことにより、高周波トランスを使用したスイッチング電源に比べ、通電時に高周波ノイズが発生しないため静かであり、その上発熱もせず、故障しにくく長寿命であるといった利点もある。
さらに、本実施形態では、照射室11内に4本の指部21,21,…を有する指置きプレート20を設置し、親指とそれ以外の4本指を別々に処理する装置としたが、その理由は手のひらを下に向けて置いたとき、親指の爪だけが他の指の爪と違って離れた位置で横を向くためである。したがって、5本の指の爪を同時に処理するためには、照射室11内に親指専用のLEDを離れた位置で横向きに取り付けなければならず、その分だけ照射室11内のスペースを広く確保する必要があり、LEDの個数も増えるため、装置全体の大型化とコストアップを招く。しかも、左右の手を比べると親指の爪の向きが反対であるため、照射室11内に左手親指用のLEDと右手親指用のLEDの両方を設けるか、あるいは左手用装置と右手用装置を別々に用意しなければならない。この点、本実施形態の照射装置1によれば、指置きプレート20を4本指にすることにより、コンパクトな1台で左右両方の手指に兼用することができる。
なお、本実施形態の照射装置1について、光源部30から照射されるLED光の照度を計測したところ、表1のような結果が得られた。光源部30に使用したLEDは1.5W×3個×4列=18.0W、使用した照度計はLX(mobiken)GE(三和MIテクノス株式会社製、商品名)、LEDからのセンサの距離は15mmとした。
[表1]
このように、4本の指部21,21,…のすべてにおいて200klx以上の値が計測され、ネイルジェルを短時間で硬化させるのに充分な照度が得られることが判明した。
(第2実施形態)
図6に示すように、本実施形態の照射装置1は、足指の爪に塗布したネイルジェルを短時間で硬化させる装置である。この照射装置1は、内部に照射室11が設けられた箱型の本体10を備えているが、図1の照射装置1と比べて照射室11と電源格納室16の配置を逆さまにしたことが特徴である。すなわち、本体10には、上段に電源部40を格納した電源格納室16が設けられており、その下段に光源部30を有する照射室11が配置された2段構造になっている。
照射室11の内部には、差込口12から差し込んだ足指を位置決め固定するため、図7に示す足指用の指置きプレート50が設けられている。この指置きプレート50は、照射室11内の底面に固定されており、足指の太さに合わせて5列に配列された凹部を形成することにより、5本の指部51,51,…に仕切られている。この5本の指部51には、左右どちらの足指にも対応できるように、各指部51の境界部分を手前側の略半分だけ削って平坦部53が形成されている。また、各指部51の先端には、指先がそれ以上奥へと入り込まないように、凸部を形成したストッパー52が設けられている。さらに、本体10の底面には薄板状のマット60が取り付けられており、このマット60の上に指置きプレート50を延長させて足型に成形した足置きプレート61が設けられている。なお、指置きプレート50と足置きプレート61は、足指と足裏が直接に触れる部分であるため、ウレタンゴムやシリコーンゴム等の軟質材料で形成されていることが好ましい。また、図示しないが、足置きプレート61以外にも、マット60に直接足型を印刷しても良い。
また、照射室11の内部には、足の爪に塗布したネイルジェルを硬化させるため、図8に示す光源部30が設けられている。この光源部30は、前記指置きプレート50と対向するように、照射室11の天井に取り付けられる基板31の上に設置されており、各指部51に対応させた5つのLED群32,32,…からLED光を照射するように構成されている。各LED群32は、それぞれ3個のLEDを導線33で直列に接続したものであり、各指部51の先端に対応する位置に長手方向に沿って並んで配置されている。ここでも、LED群32を構成する個々のLEDは、レンズ付LEDを使用した方が集光されて照射効率が良くなるので好ましい。なお、図中の点線部分は、前記指置きプレート50の指部51の位置を示している。
さらに、本実施形態の電源部40についても、前述した等電圧分配方式の電源回路やトランス方式の電源回路を採用することができる。すなわち、等電圧分配方式の電源回路を採用した場合には、図9に示すように巻線42の出力端子43を5分割し、各出力端子43に全波整流回路44を介して3個のLEDを直列接続する。そして、この3個のLEDからなるLED群32を5列設けることによって、前記光源部30が構成される。また、トランス方式の電源回路を採用した場合には、図10(a)に示すように巻線42の出力端子43に全波整流回路44、電解コンデンサ45、及び電流制限抵抗46を介して15個(3個×5)のLEDを直列に接続し、この1列に直列接続したLED群32,32,…が前記光源部30を構成することになる。さらに、図10(b)に示すように、LEDを並列に接続しても良い。この場合、1列のLEDを3個、3個、2個としたLED群32,32,…を2列にして並列接続し、中央の指部51に対応するLED群32だけ4個のLEDで構成すれば良い。なお、LED群32の接続形態は、図10(b)の並列接続に比べて図10(a)の直列接続の方が高効率である。そこで、図10(b)の並列接続において、商用電源の変動が大きい場合には、図10(c)に示すように、電解コンデンサ45とLED群32との間に定電流回路(装置)47を使用すると良い。
本実施形態の照射装置1は以上のように構成されており、この照射装置1もまた、ネイルサロン等の店舗において、顧客の足の爪に塗布したネイルジェルを短時間で硬化させるペディキュア用の設備として使用することができる。
すなわち、前記ネイルジェルを足の爪に塗布した後、差込口12の一端から顧客の足を斜めに向けて照射室11内へと差し込み、足裏を足置きプレート61に合わせて置き、電源スイッチ13を押して電源をONにする。すると、電源部40から光源部30へと電力が供給され、照射室11の天井に配置されたLEDが点灯し、光源部30からLED光が照射される。このとき、照射室11内では、足の5本の指が指置きプレート50によって並んだ状態で正しい位置に固定されている。このため、各指部51の先端に配列されたLED群32,32,…から各指先の爪に向けてLED光が確実に照射されるので、従来よりも極めて短時間(約20〜30秒)でネイルジェルを硬化させることができる。なお、反対の足については、差込口12の他端から足を斜めに向けて照射室11内へと差し込み、同様にLED光を照射することでネイルジェルを硬化させることができる。
また、本実施形態では特に、マット60の上に足型に成形した足置きプレート61が設けられているため、この足置きプレート61に合わせて足をのせれば、照射室11内で足指を正しい位置にセットすることができる。また、本体10を床の上に設置すると、床面と指置きプレート50とが水平になり、差込口12に足指を差し込んだときに足裏がしっかりと着地するので、リラックスした楽な姿勢で使用することができる。
なお、本実施形態の照射装置1について、光源部30から照射されるLED光の照度を計測したところ、表2のような結果が得られた。光源部30に使用したLEDは1.5W×3個×5列=22.5W、使用した照度計はLX(mobiken)GE(三和MIテクノス株式会社製、商品名)、LEDからのセンサの距離は15mmとした。
[表2]
このように、5本の指部51,51,…のすべてにおいて200klx以上の値が計測され、ネイルジェルを短時間で硬化させるのに充分な照度が得られることが判明した。
なお、前述した実施形態はあくまで例示であり、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で各種の設計変更が可能である。
1…ネイル用LED光照射装置
10…本体
11…照射室
12…差込口
13…電源スイッチ
14…差込プラグ
15…配線コード
16…電源格納室
20…指置きプレート
21…指部
22…ストッパー
30…光源部
31…基板
32…LED群
33…導線
40…電源部
41…入力端子
42…巻線
43…出力端子
44…全波整流回路
45…電解コンデンサ
46…電流制限抵抗
47…定電流回路
50…指置きプレート
51…指部
52…ストッパー
53…平坦部
60…マット
61…足置きプレート
この目的を達成するため、本発明のネイル用LED光照射装置は、内部の照射室へ指を差し込む差込口が開口された本体と、前記照射室内に設けられ、前記差込口から差し込んだ指を水平に並べた状態で位置決め固定する指置きプレートと、前記照射室内に設けられ、前記指置きプレートの各指部の先端に対応する位置に対向配置され、各指部の長手方向に沿って直列に接続された複数個のLED群からLED光を照射する光源部と、商用電源からの電力をLEDの定格電圧に変換して前記光源部に供給する電源部とを備えたことを特徴とする。

Claims (6)

  1. 内部の照射室へ指を差し込む差込口が開口された本体と、
    前記照射室内に設けられ、前記差込口から差し込んだ指を並べた状態で位置決め固定する指置きプレートと、
    前記照射室内に設けられ、前記指置きプレートの各指部に対向配置された複数個のLED群からLED光を照射する光源部と、
    商用電源からの電力をLEDの定格電圧に変換して前記光源部に供給する電源部とを備えたことを特徴とするネイル用LED光照射装置。
  2. 請求項1に記載のネイル用LED光照射装置において、前記指置きプレートが4列に配列された4本の指部に仕切られており、前記電源部が前記照射室の下段に設けられた電源格納室に格納されていることを特徴とする手指用のネイル用LED光照射装置。
  3. 請求項1に記載のネイル用LED光照射装置において、前記指置きプレートが5列に配列された5本の指部に仕切られており、前記電源部が前記照射室の上段に設けられた電源格納室に格納されていることを特徴とする足指用のネイル用LED光照射装置。
  4. 請求項3に記載の足指用のネイル用LED光照射装置において、前記指置きプレートを延長させて足型に成形した足置きプレートが設けられているか、又は前記本体の底面に設けられたマットに直接足型が印刷されていることを特徴とする足指用のネイル用LED光照射装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のネイル用LED光照射装置において、前記電源部が、前記商用電源に入力端子を介して接続される巻線と、この巻線を均等に分割した個々の出力端子に接続され、前記LED群に直流電圧を供給する全波整流回路とから構成された等電圧分配方式の電源回路であることを特徴とするネイル用LED光照射装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のネイル用LED光照射装置において、前記電源部が、前記商用電源に入力端子を介して接続される巻線と、この巻線の出力端子に接続され、前記LED群に直流電圧を供給するコンデンサインプット型整流回路とから構成されたトランス方式の電源回路であることを特徴とするネイル用LED光照射装置。
JP2012095299A 2012-04-19 2012-04-19 ネイル用led光照射装置 Expired - Fee Related JP5036015B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012095299A JP5036015B1 (ja) 2012-04-19 2012-04-19 ネイル用led光照射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012095299A JP5036015B1 (ja) 2012-04-19 2012-04-19 ネイル用led光照射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5036015B1 JP5036015B1 (ja) 2012-09-26
JP2013220290A true JP2013220290A (ja) 2013-10-28

Family

ID=47016650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012095299A Expired - Fee Related JP5036015B1 (ja) 2012-04-19 2012-04-19 ネイル用led光照射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5036015B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140338216A1 (en) * 2013-05-17 2014-11-20 Beauty Bela Cosme Corp. Nail polish curing device
JP2015089434A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 樹脂硬化装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2917920A4 (en) * 2012-11-06 2016-08-24 Coty Inc BY UV-LED LIGHTBOLT HARDENING UV-CURABLE NAIL-FORMULATION
JP5322188B1 (ja) * 2012-12-28 2013-10-23 浩一 新井 携帯型led光照射器
JP5700588B2 (ja) * 2013-04-15 2015-04-15 株式会社Icst ネイル樹脂用光照射装置、ネイル樹脂硬化用光照射装置用の腹側カバー部材
FR3009375B1 (fr) * 2013-07-31 2016-11-04 Oreal Dispositif de durcissement de vernis a ongles par rayonnement et procede de pose d'un vernis a ongles associe
EP3027079B1 (fr) * 2013-07-31 2020-02-12 L'oreal Dispositif de durcissement de vernis à ongles par rayonnement

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008229258A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Matsushita Electric Works Ltd 指サック
DE202007005765U1 (de) * 2007-04-19 2007-06-28 Costrade Beauty Consulting Gmbh Handauflage zur Nagelbehandlung

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140338216A1 (en) * 2013-05-17 2014-11-20 Beauty Bela Cosme Corp. Nail polish curing device
US9072357B2 (en) * 2013-05-17 2015-07-07 Beauty Bela Cosme Corp. Nail polish curing device
JP2015089434A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 樹脂硬化装置
WO2015068354A1 (ja) * 2013-11-06 2015-05-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 樹脂硬化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5036015B1 (ja) 2012-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5036015B1 (ja) ネイル用led光照射装置
US8466442B2 (en) Nail gel curing apparatus
US10408537B2 (en) UV LED curing apparatus with improved housing and switch controller
US11280545B2 (en) Nail lamp
US10876791B2 (en) Nail lamp
US10016043B1 (en) Detachable beauty gel curing device
US10639497B2 (en) Conformal treatment device for delivering radiation
US9079022B2 (en) LED based phototherapy device for photo-rejuvenation of cells
CN106730391B (zh) 一种可折叠弧形多种光色光照治疗仪
JP3126750U (ja) 皺とり器
KR20150106466A (ko) 큐어링 및 살균 장치
JP2889673B2 (ja) 人工爪創成装置
US10405631B2 (en) Light emission system and pseudo natural light emission member
KR20120116526A (ko) 진동과 빛의 미용효과가 융합된 신개념 휴대용 마사지기
KR101253611B1 (ko) 마사지 및 피부미용 겸용 피부미용장치용 핸들
KR101395900B1 (ko) 휴대용 기능성 자외선 경화기
KR102097047B1 (ko) Led를 이용한 광치료 장치
JP3140109U (ja) 照明装置
KR101253651B1 (ko) 사용이 편리한 피부미용장치용 핸들
CN202980685U (zh) 便携式美甲光疗灯
JP5356321B2 (ja) 爪上に塗布したアクリルゲルを固化するuvled固化装置
CN112932700A (zh) 一种用于口腔牙齿正畸的激光加速仪
KR20090087163A (ko) 안전하고 효율적인 손톱용 자외선 경화기
WO2015068354A1 (ja) 樹脂硬化装置
CN202514856U (zh) 美甲烤灯

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120627

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120629

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees