JP2013219579A - 情報処理装置、3次元画像の補正方法およびプログラム - Google Patents
情報処理装置、3次元画像の補正方法およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】3次元画像に対して回転を伴う補正を施すことを可能とした情報処理装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、情報処理装置は、デプスマップ(Depth Map)作成手段、回転手段および画像作成手段を具備する。前記Depth Map作成手段は、第1の画像と第2の画像とによって立体視される3次元画像のDepth Mapを前記第1の画像と第2の画像とから作成する。前記回転手段は、前記3次元画像を回転させる操作に応じて、前記第1の画像と前記Depth Mapとを回転させる。前記画像作成手段は、前記操作によって回転させた前記3次元画像を立体視させるために前記回転手段によって回転させた前記第1の画像とともに用いられる第3の画像を、前記回転手段によって回転させた前記第1の画像と前記Depth Mapとから作成する。
【選択図】図2
【解決手段】実施形態によれば、情報処理装置は、デプスマップ(Depth Map)作成手段、回転手段および画像作成手段を具備する。前記Depth Map作成手段は、第1の画像と第2の画像とによって立体視される3次元画像のDepth Mapを前記第1の画像と第2の画像とから作成する。前記回転手段は、前記3次元画像を回転させる操作に応じて、前記第1の画像と前記Depth Mapとを回転させる。前記画像作成手段は、前記操作によって回転させた前記3次元画像を立体視させるために前記回転手段によって回転させた前記第1の画像とともに用いられる第3の画像を、前記回転手段によって回転させた前記第1の画像と前記Depth Mapとから作成する。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、例えば3次元画像を表示する機能を有する情報処理装置などに好適な3次元画像の補正技術に関する。
近年、CCD(Charge coupled device)やCMOS(Complementary metal-oxide semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を使って被写体像を撮像するカメラが広く普及している。この種のカメラはデジタルカメラなどと称されている。
一般ユーザの場合、デジタルカメラで撮像した被写体像(以下、写真、画像などと称することがある)が傾斜してしまっているケースも少なくない。このような場合、写真編集ソフトウェアなどと称されるアプリケーションプログラムを利用し、画像を回転させることによって傾斜を補正することも良く行われている。そして、このような画像の補正に関しては、これまでも種々の提案がなされている。
最近では、例えば両眼視差を利用して画像を立体視させる3次元画像を取扱い可能な情報処理装置が普及し始めている。3次元画像は、右眼用の画像と左眼用の画像とを、右眼と左眼とで各々視覚することで立体的に知覚することができる。
ここで、(傾斜してしまっている)3次元画像の傾斜を補正することを考える。前述した写真編集ソフトウェアなどと称されるアプリケーションプログラムを利用して画像を回転させると、両眼視差が考慮された左右の画像が上下にずれてしまう。そうすると、3次元画像の立体感を損なうおそれが生じる。
本発明は、立体感を損なうことなく、3次元画像に対して回転を伴う補正を施すことを可能とした情報処理装置、3次元画像の補正方法およびプログラムを提供することを目的とする。
実施形態によれば、情報処理装置は、デプスマップ(Depth Map)作成手段、回転手段および画像作成手段を具備する。前記Depth Map作成手段は、第1の画像と第2の画像とによって立体視される3次元画像のDepth Mapを前記第1の画像と第2の画像とから作成する。前記回転手段は、前記3次元画像を回転させる操作に応じて、前記第1の画像と前記Depth Mapとを回転させる。前記画像作成手段は、前記操作によって回転させた前記3次元画像を立体視させるために前記回転手段によって回転させた前記第1の画像とともに用いられる第3の画像を、前記回転手段によって回転させた前記第1の画像と前記Depth Mapとから作成する。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の情報処理装置の外観を示す図である。本情報処理装置は、例えばノートブックタイプのPC(Personal computer)1として実現される。
図1に示すように、PC1は、コンピュータ本体2と、ディスプレイユニット3とから構成される。
ディスプレイユニット3には、3次元ディスプレイ(3Dディスプレイ)15が組み込まれている。ディスプレイユニット3は、コンピュータ本体2の上面が露出される開放位置とコンピュータ本体2の上面を覆う閉塞位置との間を回動自在にコンピュータ本体2に取り付けられている。
3Dディスプレイ15は、LCD15Aとレンズユニット15Bとを備える。レンズユニット15Bは、LCD15Aの表示面に重ね合わせられている。レンズユニット15Bは、LCD15Aに表示される画像に含まれる複数の画素に対応する複数の光線をそれぞれ所定の方向に射出するための複数のレンズ機能を含む。レンズユニット15Bは、例えば、3次元画像表示に必要なレンズ機能を電気的にスイッチングできる液晶GRIN(Gradient index)レンズである。液晶GRINレンズでは、平坦な液晶層を用いて電極で屈折率分布を作るので、例えば、画面内の指定した領域で3次元画像を表示し、他の領域で2次元画像を表示することができる。つまり、3次元画像を表示する領域と2次元画像を表示する領域とでレンズの屈折率を変えることにより、3次元画像を表示するための3次元画像表示モードと、2次元画像を表示するための2次元画像表示モードとを、画面内で部分的に切り替えることができる。3次元画像表示モードに設定された領域では、その領域に表示される左眼用画像と右眼用画像とを含む3次元画像が眼間距離や観視距離等に応じた視差を有するように屈折率が変更される。一方、2次元画像表示モードに設定された領域では、その領域に表示される2次元画像が屈折されることなくそのまま表示されるように屈折率が変更される。3Dディスプレイ15では、画面内に設定された、任意の位置およびサイズを有する複数の領域それぞれを、3次元画像表示モードと2次元画像表示モードのいずれか一方に設定できる。
3Dディスプレイ15は、3次元画像表示モードの領域では左眼用画像と右眼用画像とを表示し、2次元画像表示モードの領域では2次元画像を表示する。そのためユーザは、画面内の3次元画像表示モードに設定された領域を見たとき3次元画像を知覚し、2次元画像表示モードに設定された領域を見たとき2次元画像を知覚することができる。
一方、コンピュータ本体2は、薄い箱形の筐体を有しており、その上面には、スピーカ18A,18B、キーボード26、ポインティングデバイス(タッチパッド)27、PC1を電源オン/電源オフするためのパワーボタン28、入力操作パネル29等が配置されている。入力操作パネル29上には、各種操作ボタンが設けられている。これらボタン群には、TV(Television)機能(視聴、録画、録画された放送番組データ/ビデオデータの再生)を制御するための操作ボタン群も含まれている。
また、コンピュータ本体2の例えば右側面には、TV放送用のアンテナ端子30Aが設けられている。さらに、コンピュータ本体2の例えば背面には、例えばHDMI(High-definition multimedia interface)規格に対応した外部ディスプレイ接続端子が設けられている。この外部ディスプレイ接続端子は、放送番組データのような映像コンテンツデータに含まれる映像データ(動画像データ)を外部ディスプレイに出力するために用いられる。
図2は、PC1のシステム構成を示す図である。
PC1は、図2に示すように、CPU(Central processing unit)11、ノースブリッジ12、主メモリ13、表示コントローラ14、VRAM(Video RAM[Random access memory])14A、3Dディスプレイ15、サウスブリッジ16、サウンドコントローラ17、スピーカ18A,18B、BIOS(Basic input/output system)−ROM(Read only memory)19、LAN(Local area network)コントローラ20、HDD(Hard disk drive)21、ODD(Optical disc drive)22、無線LANコントローラ23、USB(Universal serial bus)コントローラ24、EC(Embedded controller)/KBC(Keyboard controller)25、キーボード26、ポインティングデバイス27、TVチューナ30等を備えている。
CPU11は、PC1の動作を制御するプロセッサである。CPU11は、HDD21やODD22から主メモリ13にロードされる、OS(Operating system)100や画像編集プログラム110等のような各種プログラムを実行する。画像編集プログラム110は、いわゆる写真編集ソフトウェアである。本実施形態のPC1は、この画像編集プログラム110が、立体感を損なうことなく、3次元画像に対して回転を伴う補正を施すことを可能としたものであり、以下、この点について詳述する。
なお、CPU11は、BIOS−ROM19に格納されたBIOSも実行する。BIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。
ノースブリッジ12は、CPU11のローカルバスとサウスブリッジ16との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ12には、主メモリ13をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ12は、表示コントローラ14との通信を実行する機能も有している。
表示コントローラ14は、3Dディスプレイ15のLCD15Aを制御するデバイスである。表示コントローラ14によって生成される表示信号は、LCD15Aに送られ、LCD15Aは、この表示信号に基づいて画像を表示する。
サウスブリッジ16は、PCI(Peripheral component interconnect)バス上およびLPC(Low pin count)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ16は、HDD21およびODD22を制御するためのIDE(Integrated drive electronics)コントローラと、BIOS−ROM19をアクセス制御するメモリコントローラとが内蔵されている。さらに、サウスブリッジ16は、サウンドコントローラ17やLANコントローラ20との通信を実行する機能も有している。
また、サウスブリッジ16は、TV機能を提供するTVソフトウェア等、静止画像や動画像を再生する(画像編集プログラム110を含む)アプリケーションプログラムからの要求に応じて、レンズユニット15B内の複数の領域がそれぞれ3次元画像表示モードと2次元画像表示モードのいずれか一方に設定されるように制御するための制御信号をレンズユニット15Bに出力することができる。レンズユニット15Bは、サウスブリッジ16によって出力された制御信号に応じて、例えば、複数の領域それぞれに対応する液晶層内の部分の屈折率を変更することにより、その領域を3次元画像表示モードと2次元画像表示モードのいずれか一方に設定する。
サウンドコントローラ17は、音源デバイスであり、再生対象のオーディオデータをスピーカ18A,18Bに出力する。LANコントローラ20は、例えばIEEE 802.3規格の有線通信を実行する有線通信デバイスであり、無線LANコントローラ23は、例えばIEEE802.11規格の無線通信を実行する無線通信デバイスである。また、USBコントローラ24は、例えばUSB2.0規格のケーブルを介して外部機器との通信を実行する。
EC/KBC25は、電力管理を行うためのエンベデッドコントローラと、キーボード26およびポインティングデバイス27を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。このEC/KBC25は、ユーザの操作に応じてPC1をパワーオン/パワーオフする機能を有している。
TVチューナ30はテレビジョン(TV)放送信号によって放送される放送番組データを受信する受信装置であり、アンテナ端子30Aに接続されている。もちろん、TVチューナ30が内蔵アンテナを用いてTV放送信号を受信するようにしてもよい。このTVチューナ30は、例えば、地上波デジタルTV放送のようなデジタル放送番組データを受信可能なデジタルTVチューナとして実現されている。また、TVチューナ30は、外部機器から入力されるビデオデータをキャプチャする機能も有している。
図3は、画像編集プログラム110の一機能である3次元画像に対して回転を伴う補正を施す機能に関する機能ブロックを示す図である。画像編集プログラム110は、例えば画像内から部分画像を切り出したり、切り出した画像を拡大させたり、さらには回転させたり、といった種々の画像編集を実行する画像編集機能を有する。
図3に示すように、画像編集プログラム110は、フォーマット判定&画像分離モジュール111、Depth Map算出モジュール112、画像[1]回転制御モジュール113、Depth Map回転制御モジュール114、画像[2]作成モジュール115および画像合成モジュール116を備える。
フォーマット判定&画像分離モジュール111は、編集対象の3次元画像(原画像)のデータフォーマットを判定し、左眼用画像と右眼用画像とに分離する。図4は、表示領域44内に左眼用画像データ41と右眼用画像データ42とを左右に配置するサイドバイサイド形式の3次元画像データ40のデータ構造を示す図である。
このデータ構造の場合、フォーマット判定&画像分離モジュール111は、表示領域44の中心線43の左側に配置されるべき左眼用画像データ41と右側に配置されるべき右眼用画像データ42とを3次元画像データ40から抽出する。図5に、フォーマット判定&画像分離モジュール111によって3次元画像から取得された左眼用画像および右眼用画像の一例を示す。
ここでは、(傾斜してしまっている)3次元画像を右回りに回転させて傾斜を補正する画像編集を実施する場合を想定する。図5に示すように、傾斜して撮像された3次元画像の左眼用画像(A)および右眼用画像(B)は、当然ながら傾斜している。
Depth Map算出モジュール112は、フォーマット判定&画像分離モジュール111によって取得された左眼用画像と右眼用画像とから3次元画像のDepth Mapを作成する。3次元画像のDepth Mapを作成する手法は、3次元画像のデータフォーマットに応じて既存の手法を種々適用することができる(特定の手法に限定されない)。
画像[1]回転制御モジュール113は、フォーマット判定&画像分離モジュール111によって取得された左眼用画像と右眼用画像とのうちの予め定められた一方の画像(ここでは、左眼用画像であるものとする)を回転させる。また、Depth Map回転制御モジュール114は、Depth Map算出モジュール112によって作成されたDepth Mapを回転させる。例えば図6に示すように、3次元画像を右回りに回転させ((A)→(B))、回転させた3次元画像から部分画像(a)を切り出す((B)→(C))、という編集が行われる場合を想定する。画像[1]回転制御モジュール113およびDepth Map回転制御モジュール114は、OS100から通知される操作情報、より具体的には、3次元画像を回転させる操作が行われたことを示す情報に基づき、左眼用画像およびDepth Mapをそれぞれ回転させる。つまり、画像[1]回転制御モジュール113による左眼用画像の回転とDepth Map回転制御モジュール114によるDepth Mapの回転とは、同一の情報に基づいて同期的に実行されている。
画像[2]作成モジュール115は、画像[1]回転制御モジュール113によって回転させた左眼用画像と、Depth Map回転制御モジュール114によって回転させたDepth Mapとを使って、(回転させた3次元画像を立体視させるための)右眼用画像を新たに作成する。画像合成モジュール116は、フォーマット判定&画像分離モジュール111によって判定されたフォーマットで、画像[1]回転制御モジュール113によって回転させた左眼用画像と画像[2]作成モジュール115によって新たに作成された右眼用画像とを合成して、立体視可能な回転させた3次元画像(編集画像)を作成する。
図7は、本実施形態のPC1における3次元画像を回転させる動作手順を示すフローチャートである。
まず、フォーマット判定&画像分離モジュール111が、3次元画像のデータフォーマットを判定し(ブロックA1)、この3次元画像を左眼用画像と右眼用画像とに分離する(ブロックA2)。次に、Depth Map算出モジュール112が、この左眼用画像と右眼用画像とを使って、3次元画像のDepth Mapを作成する(ブロックA3)。
3次元画像を回転させる操作が行われると、画像[1]回転制御モジュール113が、左眼用画像を回転させ、また、Depth Map回転制御モジュール114が、Depth Mapを回転させる(ブロックA4)。
画像[2]作成モジュール115は、回転後の左眼用画像とDepth Mapとを使って、回転後の3次元画像を立体視させるための新たな右眼用画像を作成する(ブロックA5)。画像合成モジュール116は、回転後の左眼用画像と新たに作成した右眼画像とを判定したフォーマットで結合させる(ブロックA6)。
以上のように、本実施形態のPC1は、立体感を損なうことなく、3次元画像に対して回転を伴う補正を施すことを可能とする。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
次に、第2実施形態について説明する。
図8は、本実施形態の情報処理装置1のシステム構成を示す図である。本情報処理装置1は、例えば片手で持つことのできるタブレットタイプのPC1として実現される。
図8に示すように、本実施形態のPC1は、カメラユニット31とジャイロセンサ32とを備えている。カメラユニット31は、3次元画像を撮像することができ、図9に示すように、左眼用画像を撮像するためのレンズ[1]31Aと、右眼用画像を撮像するためのレンズ[2]31Bとを有している。なお、カメラユニット31は、2次元画像を撮像することも当然に可能であり(3次元画像を撮像するための3次元画像撮像モードと、2次元画像を撮像するための2次元画像撮像モードとを有している。)、2次元画像を撮像する場合、2つのレンズのうちの一方のみを使って被写体像を撮像する。
カメラユニット31は、矩形の2次元画像または3次元画像を撮像する撮像装置であって、レンズ[1]31Aとレンズ[2]31Bとは、矩形の長手方向が水平を向くいわゆるランドスケープ写真(横向きの写真)を撮影する際、図9に示すように、(人間の眼の配置と同様)水平に並ぶようにカメラユニット31内に配置されている。従って、矩形の長手方向が垂直を向くいわゆるポートレート写真(縦向きの写真)を撮影する場合、カメラユニット31内のレンズ[1]31Aとレンズ[2]31Bとは(人間の眼の配置とは異なり)垂直に並ぶこととなる。よって、3次元画像撮像モードでポートレート写真を撮影すると、例えば図10(A)に示したように、ユーザはポートレート写真として撮影したにも関わらず、ランドスケープ写真として観賞することを前提とした左眼用画像と右眼用画像とが作成されてしまう。
そこで、本実施形態のPC1は、第1実施形態で説明した回転を伴う3次元画像の補正方方法を応用して、図10(B)に示すように、ポートレート写真を本来のポートレート写真として立体視するための左眼用画像と右眼用画像とを作成する。そのために、本実施形態のPC1は、画像撮像時のカメラユニット31の向きを検出するためのジャイロセンサ32を備えている。カメラユニット31の向き(ランドスケープ写真またはポートレート写真のいずれを撮影しようとしているのか)を検出できるのであれば、ジャイロセンサ32に限らず、例えば3軸加速度センサ等、種々の部品を適用可能である。
図11は、本実施形態のPC1における3次元を撮像する動作手順を示すフローチャートである。
本実施形態のPC1は、(3次元画像撮像モードで)画像撮像が行われると、ジャイロセンサ32によってカメラユニット31の向きがランドスケープ写真撮影時またはポートレート写真撮影時のいずれであるのかを検出する(ブロックB1)。ポートレート写真撮影時の向きであった場合(ブロックB1のYES)、PC1は、レンズ[1]31Aで撮像された左眼用画像とレンズ[2]31Bで撮像された右眼用画像とを使って、3次元画像のDepth Mapを作成する(ブロックB3)。
次に、PC1は、レンズ[1]31Aで撮像された左眼用画像と作成したDepth Mapとを横向きに回転させる(ブロックB3)。そして、PC1は、回転後の左眼用画像と作成したDepth Mapとを使って、ポートレート写真として立体視させるための新たな右眼用画像を作成し(ブロックB4)、回転後の左眼用画像と新たに作成した右眼用画像とを3次元画像ファイルとして保存する(ブロックB5)。
一方、カメラユニット31の向きがランドスケープ写真撮影時の向きであった場合(ブロックB1のNO)、PC1は、レンズ[1]31Aで撮像された左眼用画像と、レンズ[2]31Bで撮像された右眼用画像とを、そのまま3次元画像ファイルとして保存する(ブロックB6)。
なお、ここでは、カメラユニット31内のレンズ[1]31Aおよびレンズ[2]31Bの配置をランドスケープ写真撮影時に水平方向に並ぶ例を説明したが、ポートレート写真撮影時に水平方向に並ぶように配置することも当然に可能である。その場合、ジャイロセンサ32によってカメラユニット31の向きがランドスケープ写真撮影時の向きであった場合に、回転を伴う補正を撮像画像に対して施すことになる。
また、ここでは、本実施形態の情報処理装置1がカメラ機能を有するタブレットタイプのPC1として実現される例を説明したが、いわゆるデジタルカメラ等として実現することも可能である。
また、各実施形態の動作制御処理は、ソフトウェア(プログラム)によって実現することができるので、このソフトウェアを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じてこのソフトウェアを通常のコンピュータにインストールして実行することにより、各実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…情報処理装置、2…コンピュータ本体、3…ディスプレイユニット、11…CPU、12…ノースブリッジ、13…主メモリ、14…表示コントローラ、14A…VRAM、15…3次元ディスプレイ、15A…LCD、15B…レンズユニット、16…サウスブリッジ、17…サウンドコントローラ、18A,18B…スピーカ、19…BIOS−ROM、20…LANコントローラ、21…HDD、22…ODD、23…無線LANコントローラ、24…USBコントローラ、25…EC/KBC、26…キーボード、27…ポインティングデバイス、28…パワーボタン、29…入力操作パネル、30…TVチューナ、31…カメラユニット、31A,31B…レンズ、32…ジャイロセンサ、100…OS、110…画像編集プログラム、111…画像分離モジュール、112…Depth Map算出モジュール、113…画像[1]回転制御モジュール、114…Depth Map回転制御モジュール、115…画像[2]作成モジュール、116…画像合成モジュール。
Claims (8)
- 第1の画像と第2の画像とによって立体視される3次元画像のデプスマップ(Depth Map)を前記第1の画像と第2の画像とから作成するDepth Map作成手段と、
前記3次元画像を回転させる操作に応じて、前記第1の画像と前記Depth Mapとを回転させる回転手段と、
前記操作によって回転させた前記3次元画像を立体視させるために前記回転手段によって回転させた前記第1の画像とともに用いられる第3の画像を、前記回転手段によって回転させた前記第1の画像と前記Depth Mapとから作成する画像作成手段と、
を具備する情報処理装置。 - 前記第1の画像を撮像するための第1のレンズと前記第2の画像を撮像するための第2のレンズとを有する前記3次元画像を撮像するためのカメラと、
前記カメラの向きが前記第1のレンズと前記第2のレンズとが水平に並ぶ第1の方向または前記第1のレンズと前記第2のレンズとが垂直に並ぶ第2の方向のいずれであるのかを検出するためのセンサと、
前記3次元画像の撮像時における前記カメラの向きが前記第2の方向であることを前記センサによって検出した場合、前記Depth Map作成手段、前記回転手段および前記画像作成手段を動作させ、前記カメラによって撮像されて前記第2の方向から前記第1の方向に回転させた前記3次元画像を立体視させるための前記回転させた前記第1の画像と前記第3の画像とを取得する制御手段と、
を具備する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記センサは、ジャイロセンサである請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記3次元画像のデータフォーマットを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づき、前記3次元画像を前記第1の画像と前記第2の画像とに分離する分離手段と、
を具備する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記判定手段による判定結果に基づき、前記回転手段によって回転させた前記第1の画像と前記画像作成手段によって作成された前記第3の画像とを合成する合成手段を具備する請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記第1の画像および前記第2の画像のうちの一方は、左眼によって視覚させるための画像であり、前記第1の画像および前記第2の画像のうちの他方は、右眼によって視覚させるための画像である請求項1に記載の情報処理装置。
- 情報処理装置における3次元画像の補正方法であって、
第1の画像と第2の画像とによって立体視される前記3次元画像のDepth Mapを前記第1の画像と第2の画像とから作成し、
前記3次元画像を回転させる操作に応じて、前記第1の画像と前記Depth Mapとを回転させ、
前記操作によって回転させた前記3次元画像を立体視させるために前記回転させた前記第1の画像とともに用いられる第3の画像を、前記回転させた前記第1の画像と前記Depth Mapとから作成する
3次元画像の補正方法。 - コンピュータを、
第1の画像と第2の画像とによって立体視される3次元画像のDepth Mapを前記第1の画像と第2の画像とから作成するDepth Map作成手段、
前記3次元画像を回転させる操作に応じて、前記第1の画像と前記Depth Mapとを回転させる回転手段、
前記操作によって回転させた前記3次元画像を立体視させるために前記回転手段によって回転させた前記第1の画像とともに用いられる第3の画像を、前記回転手段によって回転させた前記第1の画像と前記Depth Mapとから作成する画像作成手段、
として機能させるためのプログラム。
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Legal Events
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