以下、本発明の一実施形態に係る撮像装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本一実施形態に係るカメラ10の内部の一構成例を示すブロック図である。図1に示すように、カメラ10は、交換レンズ100と、カメラボディ200と、外部ファインダーユニット300uと、を有している。ここで、図1は、レンズ交換式カメラの構成例を示している。カメラ10は、必ずしもレンズ交換式である必要はない。また、外部ファインダーユニット300uは、カメラボディ200に対して着脱自在なファインダーユニットである。この外部ファインダーユニット300uは無くとも良い。また、内蔵ファインダーユニット200uを無くして外部ファインダーユニット300uが装着されても良い。さらに言えば、本実施形態の技術は、内蔵ファインダーユニット200uと外部ファインダーユニット300uの両方がなくとも、背面液晶モニタ214が設けられていれば良い。
交換レンズ100は、フォーカシングレンズ101と、絞り機構102と、フォーカス駆動機構103と、絞り駆動機構104と、レンズCPU105と、を有している。
フォーカシングレンズ101は、図示しない被写体からの光を、カメラボディ200内部の撮像素子2041に結像させるための光学系である。このフォーカシングレンズ101は、図の一点鎖線で示す光軸方向に駆動され、その焦点位置が調整される。
絞り機構102は、開閉自在に構成されており、その開口量により、フォーカシングレンズ101を介して撮像素子2041に入射する被写体からの光の光量を調整する。
フォーカス駆動機構103は、モータ等を有し、レンズCPU105の制御のもと、フォーカシングレンズ101をその光軸方向に駆動させる。
絞り駆動機構104は、モータ等を有し、レンズCPU105の制御のもと、絞り機構102を開閉駆動させる。
レンズCPU105は、交換レンズ100がカメラボディ200に装着された際に通信端子106を介してカメラボディ200内のシーケンスコントローラ(ボディCPU)2201と通信自在に接続される。このレンズCPU105は、ボディCPU2201からの制御に従ってフォーカス駆動機構103や絞り駆動機構104の動作を制御する。
カメラボディ200は、フォーカルプレーンシャッター(シャッター)201と、シャッター駆動機構202と、撮像ユニット204と、撮像素子駆動回路205と、前処理回路206と、SDRAM207と、記録媒体208と、フラッシュメモリ209と、モニタ駆動回路210−1及び210−2と、ファインダー液晶モニタ211と、接眼レンズ212と、接眼センサー213と、背面液晶モニタ214と、タッチセンサ215と、操作部216と、着脱検知スイッチ217と、制御回路220と、防塵フィルタ駆動回路254と、ボディ振動センサー251と、ボディ防振制御回路252と、ボディ防振機構253と、を有している。ここで、ファインダー液晶モニタ211と接眼レンズ212と接眼センサー213とは、内蔵ファインダーユニット200uを構成している。
撮像ユニット204は、撮像素子2041と、フィルタ群2042と、防塵フィルタ2043と、を有している。
撮像素子2041は、複数の画素が配置された光電変換面を有し、フォーカシングレンズ101を介して光電変換面上に結像された被写体からの光を電気信号(画像信号)に変換する。
フィルタ群2042は、フォーカシングレンズ101を介して入射してくる光の赤外成分を除去する赤外カットフィルタやフォーカシングレンズ101を介して入射してくる光の高周波成分を除去するローパスフィルタといった複数のフィルタから成るフィルタ群である。
防塵フィルタ2043は、撮像ユニット204に塵が付着しないように防塵動作をする部材である。撮像素子2041は例えばガラス製の防塵フィルタ2043によって塵等から保護されている。この防塵フィルタ2043の周縁部には、この防塵フィルタ2043を所定の振動周波数で振動させるための圧電素子2043pが取り付けられている。
防塵フィルタ駆動回路254は、圧電素子2043pの駆動回路である。この防塵フィルタ駆動回路254の制御は、制御回路220によって行われる。この防塵フィルタ駆動回路254によって圧電素子2043pを振動させることによって、防塵フィルタ2043が振動する。これによって、防塵フィルタ2043の表面に付着した塵埃が払い落とされる。
ここで、撮像素子2041と圧電素子2043pとは、防塵フィルタ2043を一面とするケース内に一体的に収納されている。これにより、撮像素子2041への塵埃の付着を確実に防止することができる。
ボディ振動センサー251は、角速度センサーを含み、該角速度センサーを用いて手ぶれ検出を行い、該検出結果を示す手振れ検出信号を生成する。このボディ振動センサー251により生成された手ぶれ検出信号は、ボディ防振制御回路252に出力される。
ボディ防振制御回路252は、ボディ振動センサー251から出力された手ぶれ検出信号に基づいて、撮像ユニット204を移動させて手ぶれ補正をする為の制御信号を生成する。
ボディ防振機構253は、ボディ防振制御回路252から出力された制御信号に基づいて、撮像ユニット204を移動させて手ぶれ補正を実行する。
前処理回路206は、撮像素子駆動回路205を介して撮像素子2041から読み出される画像信号に対してノイズ除去や増幅等のアナログ処理や、アナログ処理した画像信号をデジタル信号(画像データ)に変換する処理といった前処理を行う。
撮像素子駆動回路205は、入出力回路2211を介したボディCPU2201からの指示に従って撮像素子2041を駆動制御するとともに、撮像素子2041で得られる画像信号の読み出しを制御する。
シャッター201は、撮像素子2041の光電変換面に対して進退自在に配置されている。このシャッター201は、シャッター駆動機構202によって駆動されて撮像素子2041の光電変換面を露出状態又は遮光状態とする。シャッター駆動機構202は、ボディCPU2201の制御に従ってシャッター201を開閉駆動させる。
SDRAM207は、前処理回路206において得られたデータ等を一時格納しておくためのバッファメモリである。
記録媒体208は、例えばカメラボディ200に対して着脱自在に構成されたメモリカードであり、圧縮伸長回路2207において圧縮された画像データを記録する。
フラッシュメモリ209は、ボディCPU2201によって読み出される制御プログラムやカメラボディ200の各種の設定値等を記憶する。
モニタ駆動回路210−1は、ビデオ信号出力回路2208から入力されたビデオ信号に従ってファインダー液晶モニタ211及び外部ファインダーユニット300uが備えるファインダー液晶モニタ311を駆動してそれぞれのモニタの画面上に画像表示を行う。
モニタ駆動回路210−2は、ビデオ信号出力回路2208から入力されたビデオ信号に従って背面液晶モニタ214を駆動してモニタの画面上に画像表示を行う。
詳細は後述するが、モニタ駆動回路210−1,210−2は、ファインダー液晶モニタ211,311及び背面液晶モニタ214のうち何れのモニタに表示を行うかを、接眼センサー213,313による検出結果に応じて決定することもある。
ファインダー液晶モニタ211は、覗き込み型のファインダー用のモニタである。すなわち、ファインダー液晶モニタ211は、ユーザによって覗き込まれた状態で画像が視認される。このファインダー液晶モニタ211は、モニタ駆動回路210−1によって駆動されて、撮像素子2041を介して得られる被写体観察用の画像を表示する。
本一実施形態におけるファインダー液晶モニタ211は、被写体観察中のAF(オートフォーカス)設定を行うための表示やパラメータ設定を行うための画面の表示も行う。
接眼レンズ212は、ファインダー液晶モニタ211の画面上に表示されている画像をユーザの眼に結像させるための接眼光学系である。
接眼センサー213は、ユーザがファインダーを覗いているか否かを検出するためのセンサーである。この接眼センサー213としては、例えば赤外線センサーを用いることが可能である。
背面液晶モニタ214は、設定状態情報表示部として機能するモニタであり、カメラボディ200の背面に露出するように配置されている。この背面液晶モニタ214は、モニタ駆動回路210−2によって駆動されて、圧縮伸長回路2207で伸長された画像等の各種の画像を表示する。この背面液晶モニタ214は、ファインダー液晶モニタ211と異なり、ユーザによって覗き込まれることなく、画像が視認される。また、本一実施形態における背面液晶モニタ214は、被写体観察中のAF(オートフォーカス)設定を行うための表示やパラメータ設定を行うための画面の表示も行う。
タッチセンサ215は、背面液晶モニタ214と一体的に設けられており、ユーザの指の接触をユーザからの操作として検出する。ここで、タッチセンサ215として、抵抗膜方式や静電容量方式等、各種の方式のタッチセンサを用いることが可能である。
操作部216は、ユーザがカメラボディ200の各種操作を行うための各種の操作部材である。図2に操作部216の例を示すためのカメラ10の外観図である。なお、図2は、外部ファインダーユニット300uが装着されていない状態を図示している。前述したように、カメラボディ200には、外部ファインダーユニット300uを装着しても良い。
図2には、操作部216の例として、電源スイッチ216a、シャッターボタン216b、再生ボタン216c、メニューボタン216d、ダイヤル216e、及び十字ボタン216fを示している。電源スイッチ216aは、ユーザがカメラボディ200の電源のオン/オフを指示するための操作部である。シャッターボタン216bは、ユーザが撮影実行の指示をするための操作部である。再生ボタン216cは、ユーザがカメラボディ200の動作モードを再生モードに移行させる指示をするための操作部である。メニューボタン216dは、メニュー表示をさせるための操作部である。ダイヤル216e及び十字ボタン216fは、ユーザがメニュー表示上等において各種のパラメータ設定等を行うための操作部である。ダイヤル216eは、ユーザの操作によって回転自在に構成された操作部材である。また、十字ボタン216fは、上下左右ボタンとOKボタンとを有している。
ここで、タッチセンサ215と操作部216とは、変更指示部として機能するものである。
着脱検知スイッチ217は、カメラボディ200に交換レンズ100が装着された際にオンするスイッチであり、オンすることによってカメラボディ200に交換レンズ100が装着されたことを示す信号をスイッチ検知回路2210−1に出力する。
制御回路220は、カメラボディ200の各種の動作を制御する。この制御回路220は、シーケンスコントローラ(ボディCPU)2201と、コントラストAF回路2202と、SDRAM制御回路2203と、フラッシュメモリ制御回路2204と、記録媒体制御回路2205と、画像処理回路2206と、圧縮伸長回路2207と、ビデオ信号出力回路2208と、スイッチ検知回路2210−1及び2210−2と、入出力回路2211と、通信回路2212と、データバス2213と、を有している。
ボディCPU2201は、制御回路220内の各回路の動作を統括して制御する。また、本一実施形態におけるボディCPU2201は、制御部及び設定状態情報表示制御部としても機能する。
コントラストAF回路2202は、撮像素子2041を介して得られる画像データから画像のコントラストを評価するための評価値を算出する。ボディCPU2201は、この評価値に従ってフォーカシングレンズ101のAF制御を行う。
SDRAM制御回路2203は、SDRAM207へのデータの書き込み及び読み出しを制御する。
フラッシュメモリ制御回路2204は、フラッシュメモリ209へのデータの書き込み及び読み出しを制御する。
記録媒体制御回路2205は、記録媒体208へのデータの書き込み及び読み出しを制御する。
画像処理回路2206は、前処理回路206において得られ、SDRAM207に格納された画像データに対して各種の画像処理を施す。この画像処理は、画像の色バランスを補正するホワイトバランス補正処理、画像の色を補正する色補正処理、画像の階調を補正する階調補正処理等が含まれる。この画像処理回路2206において画像処理された画像データはSDRAM207に再び格納される。
圧縮伸長回路2207は、画像処理後の画像データを読み出し、読み出した画像データをJPEG方式等の所定の圧縮形式で圧縮する。また、圧縮伸長回路2207は、画像の再生時には、圧縮済みの画像データを読み出し、読み出した画像データを伸長することも行う。
ビデオ信号出力回路2208は、SDRAM207から画像データを読み出し、読み出した画像データをビデオ信号に変換してモニタ駆動回路210−1,210−2に出力する。
スイッチ検知回路2210−1は、操作部216の各操作部の操作状態を検知し、検知結果をボディCPU2201に通知する。スイッチ検知回路2210−1を介して操作部の操作が検知された場合に、ボディCPU2201は、操作された操作部の操作内容に応じた制御を実行する。また、スイッチ検知回路2210−1は、タッチセンサ215にも接続されており、タッチセンサ215の操作状態を検知し、検知結果をボディCPU2201に通知する。スイッチ検知回路2210−1を介してタッチセンサ215の操作が検知された場合に、ボディCPU2201は、タッチセンサ215の操作内容に応じた制御を実行する。
スイッチ検知回路2210−2は、カメラボディ200が備える接眼センサー213及び外部ファインダーユニット300uが備える接眼センサー313のセンシング状態を検知し、その検知結果をボディCPU2201に通知する。スイッチ検知回路2210−2を介して接眼センサー213,313のセンシング状態が検知された場合に、ボディCPU2201は、そのセンシング状態に応じた制御を実行する。
入出力回路2211は、撮像素子駆動回路205やシャッター駆動機構202の制御を行うための信号を制御回路220から出力するためのインターフェース回路である。
通信回路2212は、カメラボディ200のボディCPU2201と交換レンズ100のレンズCPU105との通信を行うための各種処理を行う。
データバス2213は、前処理回路206において得られた画像データや画像処理回路2206で処理された画像データ等の種々のデータを転送するための転送路である。
外部ファインダーユニット300uは、ファインダー液晶モニタ311と、接眼レンズ312と、接眼センサー313と、を有する外付け型のファインダーユニットである。
ファインダー液晶モニタ311は、覗き込み型のファインダー用のモニタであり、通信端子306を介してカメラボディ200のモニタ駆動回路210−1と通信自在に接続される。すなわち、ファインダー液晶モニタ311は、ユーザによって覗き込まれた状態で画像が視認される。ファインダー液晶モニタ311は、モニタ駆動回路210−1によって駆動されて、撮像素子2041を介して得られる被写体観察用の画像を表示する。
本一実施形態におけるファインダー液晶モニタ311は、被写体観察中のAF(オートフォーカス)設定を行うための表示やパラメータ設定を行うための画面の表示も行う。
接眼レンズ312は、ファインダー液晶モニタ311の画面上に表示されている画像をユーザの眼に結像させるための接眼光学系である。
接眼センサー313は、ユーザがファインダーを覗いているか否かを検出するためのセンサーであり、通信端子308を介してカメラボディ200のスイッチ検知回路2210−2と通信自在に接続される。この接眼センサー313としては、例えば赤外線センサーを用いることが可能である。
以下、本一実施形態に係るカメラ10の主動作に係る一連の処理について説明する。図3は、本一実施形態に係るカメラ10の主動作に係る一連の処理のフローチャートを示す図である。以下においては、特に断りのない場合、ファインダー液晶モニタ211とファインダー液晶モニタ311とを区別せずに「ファインダー液晶モニタ」と表記する。同様に、接眼センサー213と接眼センサー313とを区別せずに「接眼センサー」と表記する。
まず、電源スイッチ216aがオンに設定されると、ボディCPU2201は、入出力回路2211を介して撮像素子駆動回路205を制御することによって撮像素子2041を駆動させ、撮像動作を開始させる(ステップS1)。続いて、ボディCPU2201は、撮像素子2041によって取得され前処理回路206を経て画像処理回路2206に取り込まれた画像データについて、画像処理回路2206に測光処理(ライブビュー用測光処理)を開始させ、画像データの露出量を制御する(ステップS2)。そして、ボディCPU2201は、画像処理回路2206による画像データの各種画像処理を開始させてライブビュー表示用画像データを生成する(ステップS3)。
さらに、ボディCPU2201は、モニタ駆動回路210−1を制御して、ファインダー液晶モニタを駆動させ、モニタの画面上におけるライブビュー表示用画像データに対応したライブビュー画像の表示を開始させる(ステップS4)。
ここにおいて、ファインダー液晶モニタにおけるライブビュー表示が開始され(ステップS5)、ボディCPU2201はレリーズスイッチをオンすることにつき受け付けを開始するよう制御する。すなわち、ボディCPU2201は、シャッターボタン216bが操作されたか否か(1stレリーズスイッチ又は2ndレリーズスイッチがオンされたか否か)を判定する(ステップS6)。
図4は、本一実施形態に係るカメラ10の主動作時のモニタ表示についての状態遷移の一例を示す図である。上述したステップS1〜ステップS6を経た時点では、カメラ10は、ファインダーユニットにライブビュー表示を行う状態、すなわち図4の上段右側に示されるモニタ表示状態となる。カメラ10においては、電源スイッチ216aがオンに設定されてカメラ10が起動される際に、接眼センサーの検出結果等の種々の条件に関わらず、強制的に優先画像表示部としてのファインダー液晶モニタにライブビュー画像を表示させるよう制御する。この表示は、ステップS7において撮影動作が実行されるまで行われる。これにより、背面液晶モニタ214の表示に係る処理や各種演算に要する処理、及びそれらの処理にかかる時間を省くことができ、起動後すぐにシャッターチャンスが訪れたとしてもシャッターチャンスを逃がしてしまうことを防止することができる。
ところで、図5はライブビュー画像を取得する際の被写体撮影の様子を示す図である。図6は、ステップS5において表示を開始するライブビュー画像の生成処理の一例を示す図である。
図5に示すように被写体Sの後方に窓Wが存在する状態でフレーミングをする際に、光学ファインダーによる場合であれば、図6において示された表示Imのように逆光等の被写体がアンダーであるような場合でもそのまま表示されてしまう。
本一実施形態に係るカメラ10では、図6に示すように1表示フレーム期間において、所謂アンダー露光となる第1の露出時間(蓄積時間)t1と、所謂オーバー露光となる第2の露出時間t2とでそれぞれ撮像を行う(互いに異なる露出時間で計2回の撮像を実行する)。
この撮像により、1表示フレーム期間において、アンダー露光の画像データである第1の参照画像データD1と、オーバー露光の画像データである第2の参照画像データD2とが得られる。そして、第1の参照画像データD1における黒潰れ部分以外の部分と、第2の参照画像データD2における白飛び部分以外の部分とを合成してライブビュー表示用画像データD3を生成する。これにより、光学ファインダーによる場合であれば図6に示す表示Imのように視認性の悪いライブビュー表示となるところ、ライブビュー表示用画像データD3に示すように視認性が良好なライブビュー表示となる。したがって、被写体Sに加えて、窓Wの後方の景色を構成する枝Bや雲Cについて良好な視認性のライブビュー表示を提供することができる。
ここで再び図2の説明に戻る。ステップS6をYesに分岐する場合(レリーズスイッチがオンされた場合)、ボディCPU2201は、ステップS1〜ステップS5において実行したライブビュー表示に係る動作を終了させ、撮影動作を実行するようカメラ10の各部を制御する(ステップS7)。なお、このステップS7の撮影動作に係る処理については後述する。
一方、ステップS6をNoに分岐する場合(レリーズスイッチがオフとなっている場合)、又はステップS7の処理を完了した後、ボディCPU2201は、情報表示演算を行って設定状態情報を算出し、SDRAM207に格納する(ステップS8)。この情報表示演算とは、ボディCPU2201がカメラ10の設定状態を検出し、該検出結果を示すモニタ表示用のデータである設定状態情報を生成する処理である。この設定状態情報の具体例としては、例えば“ホワイトバランス”、“ISO感度”、“連写”、“露出”、“プログラムモード”、“絞り値”、“シャッター速度”、“顔検出”、“画像処理”、“フォーカス位置(測距点)”、“アスペクト比”等のカメラ10の状態を示す各種情報を挙げることができる。
ステップS8における処理を終えると、ボディCPU2201は、接眼センサー213及び接眼センサー313の出力に基づいて、ユーザがファインダー液晶モニタ(ファインダー液晶モニタ211又はファインダー液晶モニタ311)を利用した撮影(以下、ファインダー撮影と称する)を行おうとしているか否か、すなわち、ユーザがファインダー液晶モニタ(ファインダー液晶モニタ211又は311)を覗き込んでいるか否かを判定する(ステップS9)。
ここで、ステップS9における判定に係る具体的な状況を、図7〜図10を参照して説明する。
図7は、ステップS9をYesに分岐する場合(ユーザが内蔵ファインダーユニット200uを用いて撮影を行おうとしている場合)における、カメラ10の使用態様を示す図である。図7に示す例では、ユーザの眼Eは内蔵ファインダーユニット200uに近接されており、この状態が接眼センサー213によって検出される。接眼センサー213からこのような状態に対応した信号が検出された場合に、ボディCPU2201はステップS9をYesに分岐する。
図8は、ステップS9をNoに分岐する場合(ユーザがカメラ10の設定確認や変更を、背面液晶モニタ214を用いて行おうとしている場合)における、カメラ10の使用態様を示す図である。図8に示す例では、ユーザの眼Eは内蔵ファインダーユニット200uから離間しており、この状態が接眼センサー213によって検出される。接眼センサー213からこのような状態に対応した信号が出力された場合に、ボディCPU2201はステップS9をNoに分岐する。
図9は、ステップS9をNoに分岐する場合(ユーザが背面液晶モニタ214をファインダーとして用いて撮影を行おうとしている場合)における、カメラ10の使用態様を示す図である。図9に示す例では、ユーザの眼Eは内蔵ファインダーユニット200uから離間しており、この状態が接眼センサー213によって検出される。接眼センサー213からこのような状態に対応した信号が出力された場合に、ボディCPU2201はステップS9をNoに分岐する。
図10は、ステップS9をYesに分岐する場合(ユーザが外部ファインダーユニット300uを用いて撮影を行おうとしている場合)における、カメラ10の使用態様を示す図である。図10に示す例では、ユーザの眼Eは外部ファインダーユニット300uに近接されており、この状態が接眼センサー313によって検出される。接眼センサー313からこのような状態に対応した信号が検出された場合に、ボディCPU2201はステップS9をYesに分岐する。ここで、図10に示す外部ファインダーユニット300uは、例えばカメラ10の上面側に装着され、図示矢印方向に回動自在に構成されている。ユーザは、被写体Sをフレーミングする際に、図10に示すように外部ファインダーユニット300uを回動させて所謂ウエストレベルファインダーとして用いることが可能である。
ここで、再び図2の説明に戻る。ステップS9をYesに分岐する場合(ユーザがファインダー撮影を行おうとしている場合)、ボディCPU2201は、ビデオ信号出力回路2208を介してモニタ駆動回路を制御し、ファインダー液晶モニタの表示をオンさせる(ステップS10)。この際、ボディCPU2201は、入出力回路2211を介して撮像素子駆動回路205を制御することによって撮像素子2041を駆動させる。そして、撮像素子2041を介して得られた画像データを画像処理回路2206において処理し、その後、処理した画像データに基づく画像をファインダー液晶モニタに表示させる。ここで、モニタ表示は、両方のファインダー液晶モニタに行ってもよいが、優先順位を付けるようにしてもよい。例えば、ファインダー液晶モニタ311の覗き込み状態が検出されている場合には、ファインダー液晶モニタ311にのみモニタ表示を行うようにしてよい。
ステップS10においてファインダー液晶モニタの表示をオンさせた際に、ボディCPU2201は、ステップS8において生成した設定状態情報のファインダー液晶モニタにおける表示も開始させる(ステップS11)。さらに、ボディCPU2201は、モニタ駆動回路210−2を介して背面液晶モニタ214を消灯制御する(ステップS12)。
このようなステップS10〜ステップS12における表示制御により、図4の下段左側に示されるようにカメラ10は、ファインダー液晶モニタによって被写体の観察を行うことが可能となると共に、設定状態情報dの表示によってカメラ10の状態も同時に確認することが可能となる。さらに、背面液晶モニタ214が消灯制御されている為、背面液晶モニタ214の点灯によるファインダー液晶モニタの視認性の悪化もなく、且つ省電力及び処理負担の軽減も達成している。
また、ステップS9をNoに分岐する場合(ユーザがファインダー撮影を行わない場合)、ボディCPU2201は、ビデオ信号出力回路2208を介してモニタ駆動回路210−2を制御し、背面液晶モニタ214の表示をオンさせる(ステップS13)。この際、ボディCPU2201は、入出力回路2211を介して撮像素子駆動回路205を制御することによって撮像素子2041を駆動させる。そして、撮像素子2041を介して得られた画像データを画像処理回路2206において処理し、その後、処理した画像データに基づく画像を背面液晶モニタ214に表示させる。
ステップS13において背面液晶モニタ214の表示をオンさせた際に、ボディCPU2201は、ステップS8において生成した設定状態情報の背面液晶モニタ214における表示も開始させる(ステップS14)。さらに、ボディCPU2201は、モニタ駆動回路を介してファインダー液晶モニタを消灯制御する(ステップS15)。
このようなステップS13〜ステップS15における表示制御により、図4の下段右側に示されるように当該カメラ10は、背面液晶モニタ214によって被写体の観察を行うことが可能となると共に、設定状態情報dの表示によってカメラ10の状態も同時に確認することが可能となる。さらに、ファインダー液晶モニタが消灯制御されている為、省電力及び処理負担の軽減も達成している。
図4の下段右側に示されているカメラ10の3つの表示モードは、左側から順に、ファインダー液晶モニタだけで撮影を行う一眼レフレックススタイルの表示を行う第1の表示モード、ファインダー液晶モニタを使用しつつカメラ10の設定をいつでも一瞥できる第2の表示モード、前述したウエストレベルの撮影やタッチセンサ26を操作しながらの撮影に好適な第3の表示モードによるモニタ表示例を示している。なお、第1の表示モード、第2の表示モード、第3の表示モードの何れの表示モードで表示を行うのかは、例えば後述のカメラ諸動作における階層型メニュー設定時にユーザが設定する。
ここで、再び図2の説明に戻る。ファインダー液晶モニタ又は背面液晶モニタに設定状態情報dを表示させた後、ボディCPU2201は、電源スイッチ216aがオンであるか否かを判定する(ステップS16)。
ステップS16をNoに分岐する場合(電源スイッチ216aがオフにされた場合)、ボディCPU2201は、カメラ10をパワーオフする(ステップS17)。このステップS17において実行するパワーオフに係る一連の処理は後述する。
また、ステップS16をYesに分岐する場合(電源スイッチ216aがオンのままである場合)、ボディCPU2201は、シャッターボタン216bが操作されたか否か(レリーズスイッチがオンされたか否か)を判定する(ステップS18)。
ステップS18をYesに分岐する場合(1st又は2ndレリーズスイッチがオンされた場合)、ボディCPU2201は、ステップS10〜ステップS15において実行したライブビュー表示に係る動作を終了させ、撮影動作を実行するようカメラ10の各部を制御する(ステップS19)。このステップS19の撮影動作に係る処理については後述する。
また、ステップS18をNoに分岐する場合(レリーズスイッチがオフとなっている場合)又はステップS19の処理を完了した後、ボディCPU2201は、撮影動作以外のカメラ諸動作を実行するようカメラ10の各部を制御する(ステップS20)。このステップS20のカメラ諸動作に係る処理については後述する。
カメラ諸動作の後、ボディCPU2201は、優先フラグが“0”であるか否かを判定する(ステップS21)。優先フラグは、カメラ諸動作の後にライブビュー表示や設定情報表示を行う場合の表示先として、ファインダー液晶モニタ(ファインダー液晶モニタ211又は312)を優先させるか否かを判別するためのフラグである。優先フラグが“1”である場合には、背面液晶モニタ214ではなく、ファインダー液晶モニタに表示を行うこととする。詳細については後述するが、優先フラグがセットされるのは、背面液晶モニタ214で画像の再生やカメラ10の設定が行われた場合である。画像再生や設定が行われた後は、ユーザがすぐに撮影動作に移行できるよう、接眼センサーの出力によってライブビューの出力先を切り替えずに、兎に角ファインダー液晶モニタにライブビューを表示させて、シャッターチャンスを逃さないようにする。
ステップS21をYesに分岐する場合(優先フラグが0である場合)、ボディCPU2201は、自身が内蔵するスリープタイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS22)。スリープタイマは、例えばステップS5においてファインダー表示が開始されたときにカウントが開始されるタイマである。カメラ10に対して何等かの操作がなされるとカウントがリセット・スタートされる。そして、後述するが、カメラ10に対して操作がなされずに、スリープタイマがタイムアップすると、カメラ10がスリープモードに移行する。
ステップS22をNoに分岐する場合(スリープタイマがタイムアップしていない場合)、ボディCPU2201は、処理をステップS9へ移行させる。この場合には、接眼センサーからの検出状態に応じて設定情報表示の表示先が切り替えられる。他方、ステップS22をYesに分岐する場合(スリープタイマがタイムアップした場合)、ボディCPU2201は、カメラ10を、省電力モードであるスリープモードに設定する(ステップS23)。このスリープモードにおいては、カメラ10の主要各部は省電力状態で保持され、且つ、SDRAM207の記憶内容も保持される。本実施形態では、スリープモード中においては、スイッチ検知回路2210−1及び2210−2からの信号が待ち受けられている。そして、スイッチ検知回路2210−1及び2210−2から何等かの信号が入力された場合に、割り込み処理によってスリープモードが解除される。
図11は、カメラ10がスリープモードに設定されている場合の接眼センサー213及び313の検出信号の検出間隔の一例を示す図である。図11に示す一例では、接眼センサー213及び313の検出信号の検出間隔を、スリープモード時には通常状態におけるそれよりも長い時間間隔に設定している。このように設定することで、スリープモード時に接眼センサー213及び313を機能させることができる。また、検出間隔を長くしているのは、スリープモード中の消費電力を低減させるためである。
スリープモードが解除された後、ボディCPU2201は、電源スイッチがオンされたか否かを判定する(ステップS24)。ステップS24をNoに分岐する場合(電源スイッチ216aがオフである場合)、ボディCPU2201は、カメラ10をパワーオフする。換言すれば、スリープモードの解除要因が電源スイッチ216aのオフであった場合には、カメラ10をそのままパワーオフする。
一方、ステップS24をYesに分岐する場合(例えばユーザにより操作部216等の操作で割り込み処理が為された場合)、ボディCPU2201はスリープモードを解除し、カメラ10を通常状態に復帰させる。なお、スリープモードの解除要因としては、操作部216等の操作以外にも、例えば接眼センサーによる覗き込み状態の検出を挙げることができる。すなわち、接眼センサーによってファインダーの覗き込み状態が検出された場合に、カメラ10を通常状態に復帰させるとしてもよい。
また、割り込み処理によってスリープモードが解除されると、ボディCPU2201は、入出力回路2211を介して撮像素子駆動回路205を制御することによって撮像素子2041を駆動させ、撮像動作を開始させる(ステップS25)。続いて、ボディCPU2201は、撮像素子2041によって取得され前処理回路206を経て画像処理回路2206に取り込まれた画像データについて、画像処理回路2206に測光処理(ライブビュー用測光処理)を開始させる(ステップS26)。そして、ボディCPU2201は、画像処理回路2206による画像データの各種画像処理を開始させてライブビュー表示用画像データを生成する(ステップS27)。
さらに、ボディCPU2201は、モニタ駆動回路210−1及びモニタ駆動回路210−2の動作を開始させる(ステップS28)。その後、ボディCPU2201は、処理をステップS9へ戻す。
また、ステップS21をNoに分岐する場合(優先フラグが1である場合)、ボディCPU2201は、ライブビュー(LV)フラグが“1”であるか否かを判定する(ステップS29)。LVフラグは、ライブビュー表示のための処理が既に実行されているか否かを判別するためのフラグである。詳細は後述するが、LVフラグが“1”である場合には、ライブビュー表示が既に実行されているとする。
ステップS29をYesに分岐する場合(LVフラグが“1”である場合)、ボディCPU2201は、処理をステップS5に戻す。この場合には、ライブビュー表示のための準備がなされているので、すぐにファインダー液晶モニタへのライブビュー表示が可能であり、速やかに撮影に移行できる。また、ステップS29をNoに分岐する場合(LVフラグが“0”である場合)、ボディCPU2201は、処理をステップS1に戻す。この場合には、ライブビュー表示のための準備がなされていないので、ライブビュー表示のための各種処理を行ってからファインダー液晶モニタへのライブビュー表示が行われる。詳細は後述するが、LVフラグが“0”となるのは、記録画像の再生や、一度に多くの項目を設定する階層構造型メニュー設定等、比較的長時間に亘る操作が想定される場合である。ライブビューを停止させるのは、撮像素子を停止させることで消費電力を抑え、不要な発熱を抑える、また、コマ送り/戻しや、階層移動のレスポンスを向上させるためである。
以下、図3に示されているフローチャートにおけるステップS7の撮影動作のサブルーチンについて説明する。図12は、撮影動作のサブルーチンのフローチャートである。
まず、ボディCPU2201は、所謂コントラストAFを実行する(ステップS31)。すなわち、ボディCPU2201は、通信回路2212及び通信端子106を介してレンズCPU105を制御し、フォーカス駆動機構103によって、フォーカシングレンズ101をコントラストピーク位置(撮像により取得した画像データのコントラストが最大となるレンズ位置)に移動させる。
続いて、ボディCPU2201は、撮像素子2041によって取得され前処理回路206を経て画像処理回路2206に取り込まれた画像データについて、画像処理回路2206に測光処理を実行させ、測光処理結果に基づいて適正露出を得られるシャッタースピード、絞り値、感度等を算出する(ステップS32)。
そして、ボディCPU2201は、2ndレリーズスイッチがオン(シャッターボタン216bが全押し)されたか否かを判定する(ステップS33)。ステップS33をNoに分岐する場合(2ndレリーズスイッチがオンされていないと判定した場合)、ボディCPU2201は、1stレリーズスイッチがオンか(シャッターボタン216bが半押しされているか)否かを判定する(ステップS34)。
ステップS34をYesに分岐する場合(1stレリーズスイッチがオンで2ndレリーズスイッチがオフされている場合)、ボディCPU2201は、処理をステップS33に戻す。一方、ステップS34をNoに分岐する場合、その時点においてシャッターボタン216bが解放されている(1stレリーズスイッチ及び2ndレリーズスイッチがオフされている)状態であるので、ボディCPU2201は、図12の撮影動作を終了させて処理を図3に示すフローチャートの処理へ戻す。
また、ステップS33をYesに分岐する場合、ボディCPU2201は、シャッター駆動機構202を制御して、シャッター201を閉じる。その後、ボディCPU2201は、レンズCPU105を介して絞り駆動機構104を制御して、絞り機構102をステップS32で算出した絞り値まで絞り込む(ステップS35)。
続いて、ボディCPU2201は、シャッター駆動機構202を制御して、シャッター201をステップS32で算出した開放時間だけ開放しつつ、撮像素子2041による撮像(露光)を行う(ステップS36)。そして、ボディCPU2201は、レンズCPU105を介して絞り駆動機構104を制御し、ステップS35において絞り込んだ絞り機構102を開放させる(ステップS37)。
その後、ボディCPU2201は、撮像素子2041によって得られた画像データを画像処理回路2206に読み込み(ステップS38)、画像処理回路2206によって所定の画像処理を施し且つ所定のフォーマットデータ(例えばJPEG等)に変換する(ステップS39)。そして、ボディCPU2201は、画像処理回路2206によって処理された画像データを記録媒体208に記録する(ステップS40)。
以下、図3に示されているフローチャートにおけるステップS17のパワーオフのサブルーチンについて説明する。図13は、ステップS17のパワーオフのサブルーチンのフローチャートを示す図である。
まず、ボディCPU2201は、モニタ駆動回路210−2を介して背面液晶モニタ214を消灯制御する(ステップS51)。
続いて、ボディCPU2201は、内蔵ファインダーユニット200u又は外部ファインダーユニット300uを用いてライブビュー画像の表示を行っているか否かを判定する(ステップS52)。ステップS52をYesに分岐する場合(ファインダー表示を行っている場合)、ボディCPU2201は、ステップS11において開始させたファインダー液晶モニタ211における設定状態情報の表示を終了させる(ステップS53)。
その後、ボディCPU2201は、所定時間のファインダータイマの計時を開始させ(ステップS54)、ファインダータイマがタイムアップするのを待つ(ステップS55)。ボディCPU2201は、ステップS55においてタイムアップしたと判定した時点で、内蔵ファインダーユニット200u又は外部ファインダーユニット300uを用いたライブビュー画像の表示を終了させる(ステップS56)。
ステップS52をNoに分岐する場合又はステップS56における処理を完了した後、ボディCPU2201は、モニタ駆動回路210−1の動作を停止させる制御をし(ステップS57)、撮像素子2041の動作を停止させる制御をし(ステップS58)、当該カメラ10の各部への給電を停止させる制御をする(ステップS59)。
パワーオフの際に上述したステップS51〜ステップS59の一連の処理を実行することによって、内蔵ファインダーユニット200uにおけるライブビュー画像の表示を突然消灯させず、所定時間だけ当該表示を続行させた後に、当該表示を消灯させることができる。つまり、ユーザにとって、より自然な態様でカメラ10をパワーオフさせることができる。
以下、図3に示されているフローチャートにおけるステップS20のカメラ諸動作のサブルーチンについて説明する。図14は、ステップS20のカメラ諸動作のサブルーチンのフローチャートを示す図である。
カメラ諸動作において、ボディCPU2201は、十字ボタン216fのOKボタンが操作されたか否かを判定する(ステップS61)。ここで、ステップS61の例では、OKボタンの操作を判定しているが、他のボタンの操作を判定するようにしてもよい。
ステップS61をYesに分岐する場合(OKボタンがオンされた場合)、ボディCPU2201は、LVフラグに“1”をセットする(ステップS62)。また、優先フラグに“0”をセットする(ステップS63)。
そして、ボディCPU2201は、入出力回路2211を介して撮像素子駆動回路205を制御することによって撮像素子2041を駆動させ、撮像動作を開始させる(ステップS64)。続いて、ボディCPU2201は、撮像素子2041によって取得され前処理回路206を経て画像処理回路2206に取り込まれた画像データについて、画像処理回路2206に測光処理(ライブビュー用測光処理)を開始させ、画像データの露出量を制御する(ステップS65)。そして、ボディCPU2201は、画像処理回路2206による画像データの各種画像処理を開始させてライブビュー表示用画像データを生成する(ステップS66)。
続いて、ボディCPU2201は、ライブビュー表示を行う必要があるか否かを判定する(ステップS67)。OKボタンが操作された場合のカメラ10の設定変更においては、2次元型設定変更処理又はライブビュー重畳型設定変更処理を行う。2次元配置型設定変更処理とライブビュー重畳型設定変更処理の何れを行うのかは、例えば後述のカメラ諸動作における階層型メニュー設定時にユーザが設定する。この他、例えば第3の表示モードでのモニタ表示中にOKボタンが操作された場合には、ライブビュー重畳型設定変更処理を行う。そして、ライブビュー重畳型設定変更処理を行うと設定されている場合に、ステップS67においてライブビュー表示を行う必要があると判定する。
ステップS67をYesに分岐する場合(ライブビュー表示を行う必要がある場合)、ボディCPU2201は、モニタ駆動回路210−1又は210−2を制御してライブビュー表示を行う(ステップS68)。ここで、背面液晶モニタ214とファインダー液晶モニタ211又は311との何れにライブビュー表示を行うのかは、図3のステップS9と同様、接眼センサーの出力から決定する。また、ステップS67をNoに分岐する場合(ライブビュー表示を行う必要がない場合)、ボディCPU2201は、ステップS68の処理をスキップする。
そして、ボディCPU2201は、カメラ10の設定変更のために、2次元配置型設定変更処理又はライブビュー重畳型設定変更処理を行う(ステップS69)。
図15を参照して2次元配置型設定変更処理について説明する。図15は、2次元配置型設定変更処理におけるモニタ表示の例を示す図である。2次元配置型設定処理は、図15に示すように、例えば“ホワイトバランス”、“ISO感度”、“連写”、“露出”、“プログラムモード”、“絞り値”、“シャッター速度”、“顔検出”、“画像処理”、“フォーカス位置(測距点)”等のカメラ10の撮像情報を含む設定状態情報dを、モニタの画面上の中央部に2次元状に表示させた状態でカメラ10の設定を変更する処理である。2次元配置型設定変更処理におけるモニタ表示は、前述の第2の表示モードに対応したモニタ表示であり、設定状態情報dをライブビューに重畳させない。また、図15に示すように、2次元配置型設定表示は、画面の比較的広い領域を設定状態情報dの表示のために利用する。したがって、2次元配置型設定処理におけるモニタ表示は、背面液晶モニタ214に行うことが望ましい。
図15の上段で示すようなモニタ表示がなされている際に、十字ボタン216fのOKボタンが操作されたことを検出すると、ボディCPU2201は、背面液晶モニタ214に2次元配置型設定変更処理に対応したモニタ表示を行う。例えば、図15の下段左側で示す設定表示d11は、“ISO感度”の設定表示の例を示している。“ISO感度”の設定表示d11では、カメラ10に対して設定可能な複数のISO感度の設定項目を表示させる。
設定表示が表示されている状態で十字ボタン216fの上下左右ボタンが操作されたことを検出した場合に、ボディCPU2201は、操作されたボタンが対応している方向の設定表示を表示させるよう、設定表示の切り替えを行う。例えば、図15の下段左側で示す設定表示d11が表示されている状態で上下左右ボタンが表示された場合、例えば図15の下段中央で示すように、上下左右ボタンの操作方向に対応した設定状態情報の設定表示d12を表示させる。なお、図15の下段中央で示す設定表示d12は、“アスペクト比”の設定表示の例を示している。
設定表示が表示されている状態でダイヤル216eが操作されたことを検出すると、ボディCPU2201は、ダイヤル216eの操作方向に従って設定表示中の選択項目を変更する。例えば、設定表示d12がなされている状態でダイヤル216eが右方向に回転された場合には、図15の下段右側で示すように、選択中の項目を右方向にずらした設定表示d13に切り替える。
設定表示が表示されている状態で、十字ボタン216fのOKボタンが操作されたことを検出すると、ボディCPU2201は、カメラ10の設定変更を確定する。このとき、ボディCPU2201は、2次元配置型設定変更処理を終了させて処理をステップS70に移行させる。
ここで、図15の例は、操作部216を用いて設定変更を行う場合の例を示したが、タッチセンサ215を用いて設定変更を行えるようにしてもよい。
図16を参照してライブビュー重畳型設定変更処理について説明する。図16は、ライブビュー重畳型設定変更処理におけるモニタ表示の例を示す図である。ライブビュー重畳型設定変更処理は、図16に示すように、設定状態情報dをライブビュー表示に重畳させた状態で、カメラ10の設定を変更する処理である。このようなライブビュー重畳型設定変更処理においては、ユーザは、撮影動作時に得られる画像の仕上がりをライブビュー表示によって確認しながら設定変更を行うことができる。
ライブビュー重畳型設定変更処理におけるモニタ表示においては、ライブビュー表示をなるべく隠さないように設定状態情報dを表示させることが望ましい。したがって、ライブビュー重畳型表示は、図16に示すように、モニタの画面の周辺部に行うこと望ましい。なお、ライブビュー重畳型表示は、背面液晶モニタ214とファインダー液晶モニタ211(又はファインダー液晶モニタ311)の何れに表示させてもよい。
図16の上段で示すようなモニタ表示がなされている際に、十字ボタン216fのOKボタンが操作されたことを検出すると、ボディCPU2201は、背面液晶モニタ214に設定表示を行う。例えば、図16の下段左側で示す設定表示d21は、“ISO感度”の設定表示の例を示している。“ISO感度”の設定表示d21では、カメラ10に対して設定可能な複数のISO感度の設定項目をライブビューの周辺部に重畳表示させる。
設定表示が表示されている状態で十字ボタン216fの上下ボタンが操作されたことを検出した場合に、ボディCPU2201は、操作されたボタンが対応している方向の設定表示を表示させるよう、設定表示の切り替えを行う。例えば、図16の下段左側で示す設定表示d21が表示されている状態で上下ボタンが表示された場合、例えば図16の下段中央で示すように、上下ボタンの操作方向に対応した設定状態情報の設定表示d22を表示させる。なお、図16の下段中央で示す設定表示d22は、“顔検出”の設定表示の例を示している。
設定表示が表示されている状態で十字ボタン216fの左右ボタンが操作されたことを検出すると、ボディCPU2201は、操作されたボタンが対応している方向に従って設定表示中の選択項目を変更する。例えば、設定表示d22がなされている状態で右ボタンが操作された場合には、図16に示すように、選択中の項目を右方向にずらした設定表示d23に切り替える。
設定表示が表示されている状態で、十字ボタン216fのOKボタンが操作されたことを検出すると、ボディCPU2201は、カメラ10の設定変更を確定する。このとき、ボディCPU2201は、ライブビュー重畳型設定変更処理を終了させて処理をステップS70に移行させる。
本実施形態では、ライブビュー表示を必要としない2次元配置型設定変更処理においても、撮像素子2041の動作開始からライブビュー表示用の画像処理までの動作を行う。これは、設定変更処理の終了後にすぐにライブビュー表示を行えるようにするためである。このように、本実施形態では設定変更処理からライブビュー表示を再開するまでの時間を短縮することにより、ユーザはすぐに撮影操作に移行できる。これにより、設定変更後すぐにシャッターチャンスが訪れたとしてもシャッターチャンスを逃がしてしまうことを防止することができる。
2次元配置型設定変更処理又はライブビュー重畳型設定変更が行われる場合、LVフラグが“1”に、優先フラグが“0”にセットされる。後述するが、2次元配置型設定変更処理又はライブビュー重畳型設定変更が行われる場合には、スリープタイマのカウントがリセットされるので、カメラ諸動作の終了後のステップ221、S22の判定を経て処理がステップS9に分岐する。このため、ファインダーの覗き込み状態に応じて背面液晶モニタ214と背面液晶モニタ214或いはファインダー液晶モニタ211又は311へのモニタ表示が行われる。
本実施形態では、カメラ諸動作の完了後(すなわち設定変更の完了後)にライブビュー表示を行う例を示しているが、ユーザによって設定変更の確定操作がなされた時点で(設定変更が完了していなくとも)ライブビュー表示を行うようにしても良い。
ここで、再び図14の説明に戻る。変更処理又はライブビュー重畳型設定変更処理の後、ボディCPU2201は、スリープタイマのカウントをリセットする(ステップS70)。その後、ボディCPU2201は、カメラ諸動作の処理を終了する。このように本実施形態では何らかの操作がなされた場合にスリープタイマをリセットするようにし、ユーザが何らかの操作中にカメラ10が不意にパワーオフしてしまうことを防止することができる。
また、ステップS61をNoに分岐する場合(OKボタンがオンされていない場合)、ボディCPU2201は、メニューボタン216dが操作されたか否かを判定する(ステップS71)。
ステップS71をYesに分岐する場合(メニューボタン216dがオンされた場合)、ボディCPU2201は、入出力回路2211を介して撮像素子2041の動作を停止させてライブビュー表示を停止させる制御をする(ステップS72)。
続いて、ボディCPU2201は、LVフラグを“0”にセットする(ステップS73)。そして、ボディCPU2201は、カメラ10の設定変更のために、階層構造型メニュー設定処理を行う(ステップS74)。
図17を参照して階層構造型メニュー設定処理について説明する。図17は、階層構造型メニュー設定処理におけるモニタ表示の例を示す図である。階層構造型メニュー設定処理は、図17に示すように、設定状態情報dを、階層構造のメニュー項目として表示させた状態でカメラ10の設定を変更する処理である。図17に示すように、階層構造型メニュー設定処理におけるモニタ表示は、画面の比較的広い領域を設定状態情報dの表示のために利用する。したがって、階層構造型メニュー設定におけるモニタ表示は、背面液晶モニタ214に行うことが望ましい。
図17の左端で示すようなモニタ表示がなされている際に、メニューボタン216dが操作されたことを検出すると、ボディCPU2201は、背面液晶モニタ214に階層構造型メニュー設定処理に対応したモニタ表示を行う。例えば、図17に示すメニューd31は、第1階層のメニューの一部である。ここで、階層構造型メニュー設定処理においてモニタ表示されるメニューにおける設定項目は、カメラ10の撮像情報の設定項目以外の各種の設定項目が含まれていてよい。例えば、近年、画像データに特殊な視覚効果を与えるための特殊画像処理を施すことが知られている。このような特殊画像処理についての設定項目を階層構造型メニュー設定処理における設定項目に含めてよい。
メニューd31が表示されている状態で十字ボタン216fの上下ボタンが操作されたことを検出した場合に、ボディCPU2201は、第1階層の設定項目のうちの設定項目d31とは別の設定項目が表示されるよう表示の切り替えを行う。例えば、メニューd31が表示されている状態で下ボタンが操作されたことを検出した場合に、メニューd31とは別のメニューd32が表示されるように切り替える。
第1階層のメニューが表示されている状態で十字ボタン216fの左右ボタンが操作されたことを検出すると、ボディCPU2201は、第2階層のメニューd33が表示されるよう表示の切り替えを行う。第2階層のメニューは、第1階層の設定項目の選択を行うためのメニューである。
メニューd33が表示されている状態で十字ボタン216fの上下ボタンが操作されたことを検出した場合に、ボディCPU2201は、第1階層の設定項目のうちの選択中の設定項目を変更するようにメニュー表示を切り替える。例えば、例えば図17のメニューd33は、“WB(ホワイトバランス)”が選択されている状態である。この状態で下ボタンが操作されたことを検出した場合に、“WB”の下の設定項目である“ISO感度”が選択されたメニューd34が表示されるように切り替える。
第2階層のメニューが表示されている状態で十字ボタン216fの左右ボタンが操作されたことを検出すると、ボディCPU2201は、最下層(第3階層)のメニューd35が表示されるよう表示の切り替えを行う。第3階層のメニューは、第2階層の設定項目の選択を行うためのメニューである。
ここで、本実施形態では、ライブビュー表示を必要としない階層構造型メニュー設定処理においても、最下層のメニュー表示の指示がなされた時には、撮像素子2041の動作開始からライブビュー表示用の画像処理までの動作を行う。ただし、この時点では実際にライブビュー画像を表示させることはしない。つまり、最下層のメニューの後の後の確定操作がなされた場合には、その後にユーザが撮影動作に移行する確率が高いので、予めライブビュー表示の準備をしておく。
また、最下層のメニューが表示されている状態で第2階層のメニューの表示指示がなされた時には、撮像素子2041の動作を停止させることによってライブビュー表示の順次を停止させておく。最下層のメニューが表示されていない状態では、ユーザが引き続いて設定を行う確率が高いので、ライブビュー表示よりも他の処理を優先させる。ライブビュー表示用の処理を停止させておくことにより、撮像素子2041の消費電力を抑え、不要な発熱を抑えたり、階層移動のレスポンスを向上させることが可能である。
メニューd35が表示されている状態で十字ボタン216fの上下ボタンが操作されたことを検出した場合に、ボディCPU2201は、第2階層の設定項目のうちの選択中の設定項目を変更するようにメニュー表示を切り替える。例えば、例えば図17のメニューd35は、“ISO感度”の“オート”が選択されている状態である。この状態で下ボタンが操作されたことを検出した場合に、“オート”の下の設定項目である“200(ISO200)”が選択されたメニューd36が表示されるように切り替える。
また、メニューボタン216dが操作されたことを検出すると、ボディCPU2201は、カメラ10の設定変更を確定する。このとき、ボディCPU2201は、階層構造型メニュー設定処理を終了させて処理をステップS70に移行させる。
図17の例では、3階層のメニューとしているが、階層数は3階層に限るものではない。2階層であっても良いし、4階層以上であっても良い。
ここで、図14の説明に戻る。階層構造型メニュー設定処理の開始後、ボディCPU2201は、最下層のメニューで確定指示がされたか否かを判定する(ステップS75)。
ステップS75をYesに分岐する場合(最下層のメニューで確定指示がされた場合)、ボディCPU2201は、LVフラグに“1”をセットする(ステップS76)。一方、ステップS75をNoに分岐する場合(最下層のメニューで確定指示がされていない場合)、ボディCPU2201は、ステップS76の処理をスキップする。
次に、ボディCPU2201は、優先フラグに“1”をセットする(ステップS77)。その後、ボディCPU2201は、処理をステップS70に移行させる。
階層構造型メニュー型設定において最下層のメニューが表示される場合、LVフラグが“1”に、優先フラグが“1”にセットされる。この場合、図3に示すように、カメラ諸動作の後の時点でライブビュー表示用画像データが生成されているので、ステップS21、ステップS29の判定を経て処理がステップS5に分岐してファインダー液晶モニタ211又は311にライブビュー表示が行われる。このため、ユーザは、直ちに撮影操作を行うことが可能である。
ここで、再び図14の説明に戻る。ステップS70をNoに分岐する場合(メニューボタン216dがオンされていない場合)、ボディCPU2201は、再生ボタン216cが操作されたか否かを判定する(ステップS78)。
ステップS81をYesに分岐する場合(再生ボタン216cがオンされた場合)に、ボディCPU2201は、入出力回路2211を介して撮像素子2041の動作を停止させてライブビュー表示を停止させる制御をする(ステップS79)。
続いて、ボディCPU2201は、LVフラグを“0”にセットする(ステップS80)。そして、ボディCPU2201は、再生モード処理を行う(ステップS81)。
図18を参照して再生モード処理について説明する。図18は、再生モード処理におけるモニタ表示の例を示す図である。
図18の左端で示すようなモニタ表示がなされている際に、再生ボタン216cが操作されたことを検出すると、ボディCPU2201は、記録媒体制御回路2205を介して記録媒体208に記録された画像データのうちの1つ(例えば撮影時刻が最新の画像データ)を読み出し、読み出した画像データを圧縮伸長回路2207において伸長し、この伸長した画像データをビデオ信号出力回路2208においてビデオ信号に変換し、このビデオ信号に従って背面液晶モニタ214を駆動してモニタの画面上に読み出した画像データに対応した画像D41を表示させる。
画像データの再生中にダイヤル216eが操作されたことを検出すると、ボディCPU2201は、ダイヤル216eの操作方向に従って再生する画像データを切り替える。例えば、画像D41が表示されている状態でダイヤル216eが左方向に回転された場合には、1コマ前の画像D42を表示させるように切り替える。この他、再生モード処理中に、画像の拡大やインデックス表示(一覧表示)等の処理を行えるようにしてもよい。
ここで、図18の例は、操作部216を用いて再生モード処理中の各種操作を行う場合の例を示したが、タッチセンサ215を用いて操作を行えるようにしてもよい。
画像データの再生中に再生ボタン216cが操作されたことを検出すると、ボディCPU2201は、再生モード処理を終了する。
ここで、再び図14の説明に戻る。再生モードの終了後、ボディCPU2201は、優先フラグを“1”にセットする(ステップS82)。その後、ボディCPU2201は、処理をステップS70に移行させる。
再生モード処置においては、LVフラグが“0”に、優先フラグが“1”にセットされる。この場合、図3に示すように、カメラ諸動作の後、ステップS21、ステップS29を経て処理がステップS1に分岐する。この場合、ファインダー液晶モニタを用いたライブビュー表示が行われる。
ステップS81をNoに分岐する場合(再生ボタン216cがオンされていない場合)に、ボディCPU2201は、その他の処理を行うか否かを判定する(ステップS83)。“その他の処理”は、画像データの通信処理等の図14で示した以外の各種の処理である。
ステップS83をYesに分岐する場合(その他の処理を実行する場合)、ボディCPU2201は、その処理の内容に対応した処理を行う(ステップS84)。その他の処理の終了後、ボディCPU2201は、LVフラグを“1”にセットする(ステップS85)。また、ボディCPU2201は、優先フラグを“0”にセットする(ステップS86)。その後、ボディCPU2201は、処理をステップS70に移行させる。
ステップS83をNoに分岐する場合(その他の処理を実行しない場合)、ボディCPU2201は、図14の処理を終了させる。この場合、スリープタイマのカウントがリセットされない。
以上説明したように、本一実施形態によれば、カメラ10の設定変更時において予めライブビュー表示の準備を行っておくことにより、カメラ10の設定変更の終了からのライブビュー画像の表示に要する時間を短縮化した撮像装置及び撮像方法を提供することができる。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、種々の変形及び応用が可能なことは勿論である。
さらに、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示した複数の構成要件の適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示す全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。