JP2013218828A - 照明装置 - Google Patents

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Yasuhiro Kobayashi
康弘 小林
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Abstract

【課題】光源オフ後の蓄光体の燐光持続時間を長くでき、LED光源が発光している時に蓄光体の燐光色が見えることなくLED光源が放つ光によって直接照明する照明モードを設定することができるようにする。
【解決手段】、LEDチップ24と、LEDチップ24の光の出射方向前側に配置され、光の一部を透過する半透明部20と、LEDチップ24のビーム光束領域外において半透明部20よりの反射光を受光し、半透明部20に向けて光を放つ蓄光体28とを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、照明装置に関し、更に詳細には、LED光源と蓄光体とを具備した照明装置に関する。
常夜灯や避難誘導灯等として用いられる照明装置(従来例1)として、透明な筒状のアウタカバーと、アウタカバー内に配置された導光板と、導光板の端面に対向して配置されたLED光源と、アウタカバーの内面に沿って設けられた蓄光シートとを具備した照明装置が知られている(例えば、特許文献1)。
この照明装置では、通電によりLED光源が放つ光が導光板に入射することによって導光板の表面が発光し、導光板表面からの光が蓄光体に照射されることにより蓄光(蓄光体に光エネルギを蓄えること)が行われ、電源オフや停電によってLED光源が消灯(光源オフ)すると、蓄光済みの蓄光体の燐光(蓄光体が放つ光)によって照明が行われる。
携帯用照明装置(従来例2)として、一方の側が開口した筐体と、筐体の開口をシールドするように筐体に取り付けられた透明層と励起光反射層との多層体と、筐体内に配置されたLED等による光源と、筐体の内面に沿って設けられた層状の蓄光体とを有する携帯用照明装置が知られている(例えば、特許文献2)。
この携帯用照明装置では、通電により光源が放つ光を励起光とし、励起光が直接および励起光反射層で反射して蓄光体に入射することにより蓄光体の蓄光が行われ、蓄光した蓄光体が放つ光、つまり燐光は、励起光反射層を透過して外部へ放射し、照明を行う。
特開2008−288183号公報 特開2011−243428号公報
従来例1の照明装置では、蓄光シートは、裏面(導光板側の面)に光を入射して蓄光し、表面(アウタカバー側の面)より燐光を放つことになるため、透光性を有している必要があり、厚くすることができない。このため、蓄光シートの蓄光容量が制限され、光源オフ後の蓄光シートの燐光持続時間を長くできない。また、通電時にLED光源が放つ光によって照明が行われるようにすると、通電時の照明として十分な照度が得られるよう、蓄光シートを更に薄くしたり、透明シートを母材とする蓄光シートの蓄光部の配置を市松模様やドット模様にし、LED光源が放つ光の一部が蓄光部を経ずに透明シートを透過してアウタカバーより外部へ放射されるようにしたりする必要がある。しかも、この照明装置では、LED光源が発光している時も蓄光シートの蓄光部の燐光色が見え、意匠的に好ましくない。
また、この照明装置では、アウタカバーの後半部にのみ蓄光シートを配置し、アウタカバーの前半部は蓄光シートがない光放射部とすることが考えられる。しかし、この場合には蓄光シートの前方に導光板が存在し、蓄光シートの燐光は導光板を透過して光放射部へ向かわなくてはならなくなる。このため、光損失が大きく、蓄光シートの燐光による照明が効率よく行われない。
従来例2の携帯用照明装置では、LED等による光源が放つ光は、蓄光体の蓄光を行う励起光のみに用いられ、電源オン時に光源が放つ光によって直接照明する照明モードを設定することができず、電源オン時に光源自体の発光色による照明を時間制限なく行うことができない。また、この携帯用照明装置では、光源が放つ光(励起光)は反射して蓄光体が放つ燐光は透過する光特性を有する特殊な励起光反射層を必要とする。
本発明が解決しようとする課題は、光源オフ後の蓄光体の燐光持続時間を長くでき、LED光源が発光している時に蓄光体の燐光色が見えることなくLED光源が放つ光によって直接照明する照明モードを設定することができ、しかもLED光源の防眩と蓄光体の蓄光とが部品点数を増やすことなく行われるようにすることである。
本発明による照明装置は、LED光源(24、68、84)と、前記LED光源(24、68、84)の光の出射方向前側に配置され、光の一部を透過する半透明層(20、62、80)と、前記LED光源(24、68、84)のビーム光束領域外において前記半透明層(20、62、80)よりの反射光を受光し、前記半透明層(20、62、80)に向けて光を放つ蓄光体(28、34、70、86)とを有する。
この構成によれば、蓄光体(28、34、70、86)が透光性を必要としないので、蓄光体を厚くすることができ、光源オフ後や停電時の蓄光体(28、34、86)の燐光持続時間を長くできる。しかも、反射光によって蓄光体(28、34、70、86)の蓄光が行われ、半透明層(20、62、80)に蓄光物質が存在しないので、通電時のLED光源(24、68、84)による照明が蓄光物質によって阻害されることなく十分な照度をもって行われる。また、半透明層(20、62、80)に蓄光物質が存在しないことにより、LED光源が発光している時に蓄光体の燐光色が見えることなくLED光源が放つ光によって直接照明する照明モードを設定することができる。しかも、半透明層(20、62、80)によってLED光源(24、68、84)の防眩がなされ、防眩と蓄光体の蓄光とが部品点数を増やすことなく行われる。
本発明による照明装置は、一つの実施形態として、前記LED光源(24)と、前記半透明層(20)と、前記蓄光層(28)と、前記LED光源(24)に通電を行うための接触式あるいは非接触式の受電端子(26)とを有する筒状のアウタケース(18)と、前記アウタケース(18)を抜き差し可能に保持し、前記アウタケース(18)の受電端子(26)に給電を行うための接触式あるいは非接触式の給電端子(52)を有するスタンド(40)とを有する。
この構成によれば、アウタケース(18)をスタンド(40)に装着した状態では、LED光源(24)の発光による照明と蓄光層(28)の蓄光を行うことができ、アウタケース(18)をスタンド(40)より取り外した状態では、無電力状態で蓄光層(28)が燐光する。
本発明による照明装置は、好ましくは、筒状のアウタケース(18)を有し、前記アウタケース(18)の横断面で見て一方の側に前記LED光源(24)と前記蓄光体(28)とが配置され、他方の側に前記半透明層(20)が配置されている。
この構成によれば、LED光源(24)による照明が蓄光体(28)によって邪魔されることがなく、しかも、半透明層(20)で反射したLED光源(24)の光による蓄光体(28)の蓄光が良好に行われる。
本発明による照明装置は、好ましくは、一方の面に前記LED光源(68、84)と前記蓄光体(70、86)とを配列された基板(66、82)を有し、前記基板(66)の一方の面の前方に前記半透明層(62、80)が配置されている。
この構成によれば、LED光源(68、84)による照明が蓄光体(28)によって邪魔されることがなく、しかも、半透明層(20)で反射したLED光源(24)の光による蓄光体(28)の蓄光が良好に行われる。
本発明による照明装置によれば、蓄光体が透光性を必要としないので、蓄光体を厚くすることができ、光源オフ後や停電時の蓄光体の燐光持続時間を長くできる。しかも、反射光によって蓄光体の蓄光が行われ、半透明層に蓄光物質が存在しないので、通電時のLED光源による照明が蓄光物質によって阻害されることなく十分な照度をもって行われる。
本発明による照明装置の一つの実施形態を示す斜視図。 本実施形態による照明装置の横断面図。 本発明による照明装置の他の実施形態を示す横断面図。 本発明による照明装置の他の実施形態を示す横断面図。 本発明による照明装置の他の実施形態を示す横断面図。 本発明による照明装置の他の実施形態を示す縦断面図。
以下に、本発明による照明装置の一つの実施形態を、図1、図2を参照して説明する。
本実施形態による照明装置は、照明装置本体10とスタンド40とを有する。
照明装置本体10は、円筒体12と、円筒体12の端部を閉じる円盤状の上端板14および下端板16とにより構成された密閉(水密)構造のアウタケース18を有する。アウタケース18は、ポリカーボネイト樹脂やアクリル樹脂等により構成され、横断面で見て円筒体12の一方の側、つまり、円筒体12の前側に、上下に長い円弧面による半透明部20を有し、他の部分は不透明着色等によって不透明(光を透過しないこと)になっている。
半透明部20は、光放射部(照明部)であり、後述するLEDチップ24が放つ光aの一部を透過し、残りを円筒体12内に反射し且つ前方より見てLEDチップ24の発光源を防眩のために不可視化、つまりLEDチップ24の発光源を直視できないようにする光学的特性を有し、白色着色等によって乳白色になっている。
円筒体12内の後側中央にはLED基板22が取り付けられている。LED基板22は、半透明部20の上下寸法と同じ上下寸法を有する帯状をなし、半透明部20と同じ高さ位置(同じ上下範囲)にあって半透明部20に対向している。LED基板22の表面(前側の面)には上下方向に等間隔をおいて直列に配置された複数個の白色発光のLEDチップ24が取り付けられている。LEDチップ24は表面実装型LEDであってよく、この複数個のLEDチップ24がLED光源をなす。LED基板22の裏面(後側の面)には、図示を省略しているが、一般的なLED駆動回路が実装されている。
これにより、半透明部20は、LEDチップ24の光の出射方向前側に配置されたことになり、LEDチップ24が放つ光aの一部を透過し、残りを円筒体12内に反射する。
アウタケース18の底部をなす下端板16にはLED基板22のLED駆動回路に電力を供給するための、つまり、LEDチップ24に通電を行うための受電端子26が設けられている。なお、受電端子26をLED基板22のLED駆動回路に電気的に接続する配線は図示を省略している。
LED基板22の円筒体12に沿う両側にはシート状の蓄光体28が貼り付けられている。蓄光体28は、アルミン酸ストロンチウム等の蓄光物質を含有した蓄光体をシート状に成形したものであり、LED基板22の側縁と半透明部20の側縁との間に円筒体12の内周面に沿って設けられて円筒体12の内周面に倣った円弧面をなしている。この蓄光体28の配置は、LEDチップ24のビーム光束領域外において半透明部20からの反射光cを受光し、半透明部20に向けて光(燐光)を放つことができる配置である。
ここで、ビーム光束領域は、光源の配光曲線において最大光度の1/2に等しい値になる2方向がなすビーム開き角(配光角)θ内の光束領域であると定義する。
スタンド40は、卓上等に置かれる基部42と、基部42より上方に突出して形成された上方開口の円筒部44とを有する。
基部42は電圧変換部や整流回路等を含む電源回路(図示省略)を内蔵している。基部42には電源回路を外部の商用交流電源に接続するためのプラグ48付きの電源コード46が接続されている。基部42にはオン−オフ式の電源スイッチ50が取り付けられている。
円筒部44は、アウタケース18の下部を抜き差し可能に挿入され、アウタケース18を基部42に対して垂直状態で保持する。円筒部44の底部(基部42の上壁)には基部42の電源回路に接続された給電端子52が設けられている。給電端子52は、円筒部44内に挿入されたアウタケース18の受電端子26と整合し、接触式あるいは非接触式で受電端子26に給電を行う。
プラグ58を商用交流電源のコンセント(アウトレット)に差し込み、スタンド40の円筒部44に照明装置本体10のアウタケース18を挿入し、電源スイッチ50をオンすると、給電端子52と受電端子26との導通のもとにLED基板22のLED駆動回路に電力が供給される。これにより、LEDチップ24が発光し、光aを半透明部20へ向けて放つ。このLEDチップ24の光aの一部は半透明部20を透過して半透明部20の前方へ放射されるLED照明光bとなる。これにより、電源オン時、つまり、LEDチップ24が発光している時には、半透明部20が白く光ったLED照明面になり、卓上型の一般的なLED照明機器と同等のLED照明機器となる。
半透明部20は、LEDチップ24の発光源を直視できないようにする不透明度の光学的特性を有し、LEDチップ24の発光源を不可視化するから、使用者が半透明部20を見ても輝度が高いLED発光を眩しく感じることが回避される。このように、半透明部20はLEDチップ24の発光の防眩層としても作用する。
半透明部20に照射されたLEDチップ24の光aのうち、半透明部20を透過しなかった残りの光は、半透明部20を反射部としてアウタケース18内に反射する。この半透明部20よりの反射光cは、直接あるいは半透明部20で反射を繰り返して蓄光体28に向かう。これにより、蓄光体28は、半透明部20よりの反射光cを受光し、含有している蓄光物質に光エネルギを蓄える蓄光が行われる。
電源スイッチ50がオンからオフに切り替えられたことにより、あるいは停電によってLEDチップ24に対する通電が断たれると、LEDチップ24は消灯する。LEDチップ24が消灯した状態では、それまで蓄光されていた蓄光体28による燐光が半透明部20に向けて照射され、燐光が半透明部20を透過することにより、半透明部20が蓄光体28を光源する燐光照明面となる。この燐光照明は、無電力で行われ、電力を消費しない常夜灯として好適である。また、燐光照明は、無電力で行われるから、照明装置本体10をスタンド40の円筒部44より抜き出し、照明装置本体10を懐中電灯のように持ち運び可能な照明機器としても使用できる。
本実施形態では、半透明部20は、ビーム光束領域の全域よりLEDチップ24の光aを受けるビーム開き角θに対応する展開角で円筒体12の円周周りに展開しているので、LEDチップ24の最大光度〜最大光度の1/2の光度によるLED照明が、最大の照明面積をもって無駄なく行われることになる。しかも、蓄光体28は、LED基板22の配置部を除くビーム光束領域外の全域に亘って延在しているから、蓄光体28の蓄光、燐光が、上述のLED照明を阻害しない範囲内で最大になる。
これにより、LEDチップ24による照明が蓄光体28によって邪魔されることがなく、しかも、半透明部20で反射したLEDチップ24の光による蓄光体28の蓄光が良好に行われる。
なお、LED照明を重視したい場合には、蓄光体28の展開範囲を本実施形態のものより小さくし、その分、半透明部20の展開角を大きくすればよい。これとは逆に、燐光を重視したい場合には、蓄光体28の展開範囲を本実施形態のものより大きくし、その分、半透明部20の展開角を小さくすればよい。この場合、蓄光体28の一部はLEDチップ24のビーム光束領域内の光aによっても蓄光されることになる。
上述した実施形態による照明装置によれば、蓄光体28は、半透明部20に対向する表面に光を受けて蓄光し、同じ表面より燐光を放つから、透光性を必要とせずに厚くすることができる。これにより、蓄光体28の蓄光容量が制限されることがなく、光源オフ後や停電時の蓄光体28の燐光持続時間を長くできる。
また、照明発光面である半透明部20が蓄光物質を含有していたり、半透明部20に蓄光層が成層されていたりしないので、通電時のLEDチップ24によるLED照明が蓄光物質に阻害されることなく十分な照度をもって行われる。また、LED照明の透光性のために透明シートを母材とする蓄光シートの蓄光部の配置を市松模様やドット模様にしたりする必要がなく、しかも、LEDチップ24が発光している時に蓄光シートの燐光色が見えることがないので、意匠性を低下することもない。更に、半透明部20によってLEDチップ24の防眩も行われるから、LEDチップ24の防眩と蓄光体28の蓄光とが部品点数を増やすことなく行われる。
半透明部20は、乳白色によるものに限られることはなく、図3に示されているように、半透明部20のアウタケース18内側の表面にすりガラスのような拡散反射作用を有する梨面層30が形成されていもよい。この場合には、拡散反射、つまり乱反射によって蓄光体28へ向かう反射光の光量が増し、蓄光体28の蓄光が短時間で効率よく行われるようになる。また、梨面により、LEDチップ24の防眩作用も得られる。
次に、本発明による照明装置の他の実施形態を、図4を参照して説明する。なお、図4において、図2に対応する部分は、図2に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
この実施形態では、前述の実施形態の蓄光体28に代えてLED基板22のLEDチップ24の配置部の両側に帯状の蓄光体34が配置されている。これにより、アウタケース18の横断面で見て一方の側(後側)にLEDチップ24と蓄光体34とが配置され、他方の側(前側)に半透明部20が配置される。
この場合、蓄光体34は、LEDチップ24の前方に生じる配光曲線領域D外にあり、半透明部20よりの反射光cのみによって蓄光される。蓄光体34がLEDチップ68の配光曲線領域D外にあることは、蓄光体34がLEDチップ68本来の照明範囲を狭めたり、影を作ったりしないこと意味し、半透明部20の展開角を360度に近い広角に設定することができる。
次に、本発明による照明装置の他の実施形態を、図5を参照して説明する。
この実施形態は、電球型の照明装置であり、切頭円錐形の樹脂製の不透明な基部60と、基部60の前側に設けられた乳白色ガラスやすりガラス等による半透明な椀状のバルブ部62と、基部60の後側に設けられたねじ口金64とを有する。
基部60には円盤状のLED基板66が取り付けられている。LED基板66がバルブ部62と対向する側(前側)の面には、複数個のLEDチップ68と蓄光体70とが交互に格子状配置で複数個設けられている。
この実施形態では、通電時にはLEDチップ68が発光し、光aをバルブ部62へ向けて放つ。このLEDチップ24の光aの一部はバルブ部62を透過してバルブ部62の前方へ放射されるLED照明光bとなる。これにより、通電時には、バルブ部62が光ったLED照明面になり、電球型LED照明機器となる。
この場合も、バルブ部62は、LEDチップ68の発光源を直視できないようにする光学的特性を有し、LEDチップ68の発光源を不可視化するから、使用者がバルブ部62を見ても輝度が高いLED発光を眩しく感じることが回避される。
バルブ部62に照射されたLEDチップ68の光aのうち、バルブ部62を透過しなかった残りの光は、バルブ部62を反射部としてLED基板66側に反射し、蓄光体70に入射する。これにより、蓄光体70がバルブ部62よりの反射光cを受光し、蓄光が行われる。
この場合、蓄光体70は、LEDチップ68の配光曲線領域外にあるから、バルブ部62よりの反射光cのみによって蓄光される。蓄光体70がLEDチップ68の配光曲線領域外にあることは、蓄光体70がLEDチップ68本来の照明範囲を狭めたり、影を作ったりしないことを意味する。
これにより、LEDチップ68による照明が蓄光体70によって邪魔されることがなく、しかも、バルブ部62で反射したLEDチップ68の光による蓄光体70の蓄光が良好に行われる。
スイッチオフや停電によりLEDチップ68に対する通電が停止されると、LEDチップ68が消灯する。LEDチップ68が消灯した状態では、それまで蓄光されていた蓄光体70による燐光がバルブ部62に向けて照射され、燐光がバルブ部62を透過することによりバルブ部62が蓄光体70による燐光照明面となる。
この実施形態による照明装置でも、前述の実施形態と同様に、蓄光体70が透光性を必要としないので、蓄光体70を厚くすることができ、光源オフ後や停電時の蓄光体70の燐光持続時間を長くできる。また、バルブ部62に蓄光物質が存在しないので、通電時のLEDチップ68によるLED照明が蓄光物質によって阻害されることなく十分な照度をもって行われる。
次に、本発明による照明装置の他の実施形態を、図6を参照して説明する。
この実施形態は、避難誘導灯やバックライト式看板(広告板)に対する適用例であり、避難誘導表示や看板・広告表示された前面板80が、樹脂あるいはガラス製で、乳白色着色や梨面処理等による半透明な板材により構成されている。
前面板80の後方(背面側)には間隔をおいてLED基板82が前面板80と平行に配置されている。換言すると、LED基板82の前方に半透明層をなす前面板80がLED基板82と平行に配置されている。
LED基板82が前面板80と対向する側(前側)の面には、複数個のLEDチップ84と蓄光体86とが交互に格子状配置で複数個設けられている。
この実施形態では、通電時にはLEDチップ84が発光し、光aを前面板80の裏面へ向けて放つ。このLEDチップ84の光aの一部は、前面板80を透過し、前面板80を真裏からバックライト方式で照明する。
この場合も、前面板80は、LEDチップ84の発光源を直視できないようにする不透明度の光学的特性を有し、LEDチップ84の発光源を不可視化するから、真裏からのバックライト照明であるにも拘わらず、使用者が前面板80を見ても輝度が高いLED発光を眩しく感じることが回避される。
前面板80に照射されたLEDチップ84の光aのうち、前面板80を透過しなかった残りの光は、前面板80を反射面としてLED基板82側に反射し、蓄光体86に入射する。これにより、蓄光体86が前面板80よりの反射光cを受光し、蓄光が行われる。
この場合、蓄光体86は、LEDチップ84の配光曲線領域外にあるから、前面板80よりの反射光cのみによって蓄光される。蓄光体86がLEDチップ84の配光曲線領域外にあることにより、蓄光体86がLEDチップ84本来の照明範囲を狭めたり、影を作ったりすることがない。
これにより、LEDチップ84による照明が蓄光体86によって邪魔されることがなく、しかも、前面板80で反射したLEDチップ84の光による蓄光体86の蓄光が良好に行われる。
スイッチオフや停電によりLEDチップ84に対する通電が停止されると、LEDチップ84が消灯する。LEDチップ84が消灯した状態では、それまで蓄光されていた蓄光体86による燐光が前面板80に向けて照射され、燐光が前面板80を透過することにより前面板80が燐光によって照明される。
この実施形態による照明装置でも、前述の実施形態と同様に、蓄光体86が透光性を必要としないので、蓄光体86を厚くすることができ、光源オフ後や停電時の蓄光体86の燐光持続時間を長くできる。また、前面板80に蓄光物質が存在しないので、通電時のLEDチップ84によるLED照明が蓄光物質によって阻害されることなく十分な照度をもって行われる。
以上、本発明を、その好適形態実施例について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施例により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、スタンド40に電池ケースを設けることにより、外部電源によらずに、乾電池や再充電可能な電池を電源することにより、スタンド40のコードレス化を図ることもできる。また、スタンド式でなく、照明装置本体10に乾電池や再充電可能な電池をセットできる電池ケースを設けることにより、懐中電灯式に構成することもできる。また、本発明による照明装置はアウタケース18と同等のものを蛍光灯用チューブとしてLED蛍光灯として構成することもできる。
また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10 照明装置本体
12 円筒体
18 アウタケース
20 半透明部
22 LED基板
24 LEDチップ
26 受電端子
28 蓄光体
30 梨面層
32 半透明反射鏡層
34 蓄光体
40 スタンド
52 給電端子
60 基部
62 バルブ部
64 ねじ口金
66 LED基板
68 LEDチップ
70 蓄光体
80 前面板
82 LED基板
84 LEDチップ
86 蓄光体

Claims (5)

  1. LED光源と、
    前記LED光源の光の出射方向前側に配置され、光の一部を透過する半透明層と、
    前記LED光源のビーム光束領域外において前記半透明層よりの反射光を受光し、前記半透明層に向けて光を放つ蓄光体と、
    を有する照明装置。
  2. 前記LED光源と、前記半透明層と、前記蓄光層と、前記LED光源に通電を行うための接触式あるいは非接触式の受電端子とを有する筒状のアウタケースと、
    前記アウタケースを抜き差し可能に保持し、前記アウタケースの受電端子に給電を行うための接触式あるいは非接触式の給電端子を有するスタンドとを有する請求項1に記載の照明装置。
  3. 筒状のアウタケースを有し、前記アウタケースの横断面で見て一方の側に前記LED光源と前記蓄光体とが配置され、他方の側に前記半透明層が配置されている請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記アウタケースを蛍光灯用チューブとしてLED蛍光灯をなす請求項3に記載の照明装置。
  5. 一方の面に前記LED光源と前記蓄光体とを配列された基板を有し、前記基板の一方の面の前方に前記半透明層が配置されている請求項1に記載の照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016120820A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 豊田合成株式会社 ホルダ装置
JP2020136042A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 Fkk株式会社 照明装置

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