JP2013218622A - 紙葉類撮像装置、及び紙葉類撮像方法 - Google Patents

紙葉類撮像装置、及び紙葉類撮像方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影範囲から異物が除去されても適切な補正画像を取得することができる紙幣撮影部、及び紙幣撮影方法を提供する。
【解決手段】紙幣を搬送する搬送路と、搬送路を撮像するイメージセンサーと、画像記憶部と、搬送路を撮像した基準画像、及び搬送された紙幣を撮像した紙幣画像、並びに紙幣画像を基準画像に基づいてシェーディング補正した補正画像を画像記憶部に記憶する撮影制御部とを備えた紙幣撮影部であって、補正画像における過度なシェーディング補正を示す異常補正画素を基準画像に基づいて検出し、イメージセンサーの撮影範囲内における異物の除去を異常補正画素に基づいて検知する異物除去検知処理と、異物の除去を検知すると基準画像を修正する基準画像修正処理とを実行する撮影制御部を備えた。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えば搬送された紙葉類を撮像して映像信号や画像として出力するような紙葉類撮像装置、及び紙葉類撮像方法に関する。
従来、搬送された紙葉類を撮像して映像信号や画像として出力するような紙葉類撮像装置がある。
例えば、紙葉類撮像装置を内装した装置として、コンタクトガラス板上に載置した原稿、あるいは自動原稿供給装置で連続的にコンタクトガラス板上に搬送された原稿を読み取って複写する複合機能デジタル複写機がある(特許文献1参照)。
あるいは、別の紙葉類撮像装置を内装した装置として、利用者が投入した紙幣を搬送路に沿って搬送し、紙幣を撮像した画像に基づいて紙幣の金種や真偽を識別して、金種毎に収容するATMや両替機などの自動取引装置がある。
このような紙葉類撮像装置は、紙葉類を撮像する光学素子や撮像素子の特性によって輝度や明度ムラが生じた画像を出力することがある。このため、紙葉類撮像装置は、一様な明るさの画像が出力できるように紙葉類を撮像した画像に対してシェーディング補正を行っている。
例えば、特許文献1に記載の画像読取り装置では、基準白板を撮像した画像に基づいて、原稿を読み取る際にシェーディング補正を行うとされている。これにより、特許文献1に記載の画像読取り装置は、光学素子や撮像素子の特性により暗くなる画素に対して、輝度を上げて明るくするとされている。
特開2004−297691号公報
しかしながら、このようなシェーディング補正は、基準となる画像を撮像する際に紙粉やほこりなどの異物が光学素子や撮像素子の撮像範囲にあって、紙葉類を撮像する際にはその異物が除去されていると、紙葉類を撮像した画像に対して過度なシェーディング補正が行われ、補正後の画像が白飛びするなどの問題がある。
特に、ATMや両替機のように、固定設置された光学素子や撮像素子で搬送された紙幣を撮像する紙葉類撮像装置では、紙粉、あるいはほこり等の異物などが搬送路上に混入し易く、紙幣とともに搬送されるため、過度なシェーディング補正が発生しやすい。
詳述すると、図3に示すように、搬送路12の下方に発光部32を配置し、搬送路12の上方に複数の撮像素子が1列に並ぶイメージセンサー31を配置した、所謂透過型の紙葉類撮像装置において、まず、紙葉類撮像装置は、イメージセンサー31で搬送路12を撮像して、図14(a)に示すような撮像素子の配置方向に沿って複数の画素が並ぶ縦1ピクセルの基準画像61を取得する。
この際、図9(b)に示すように、イメージセンサー31の略中央直下の搬送路上に紙粉Pがあると、イメージセンサー31は、紙粉Pを陰影として撮影する。このため、基準画像61の明度は、図15(a)に示すように、紙粉Pの陰影によって一部の画素の明度が極端に暗い値を示すことになる。
そして、紙幣Mの搬送を開始するとともに、紙葉類撮像装置は、図14(b)に示すように、紙幣Mの陰影を撮像したライン画像63を連続して取得し、1枚の紙幣画像64を取得する。この際、イメージセンサー31の直下から紙粉Pが除去されているため、紙幣Mの陰影を撮像したライン画像63の明度は、図15(b)に示すように、搬送路12を示す画素の範囲と、搬送路12の明度より暗い紙幣Mを示す画素の範囲で示すことができる。
その後、紙幣画像64をライン画像63ごとに基準画像61に基づいてシェーディング補正を行うと、補正後のライン画像66の明度は、図15(c)に示すように、基準画像61に撮像された紙粉Pの陰影によって、紙幣Mを示す画素の範囲の一部が極端に明るい方向へ補正される。このため、シェーディング補正が行われた補正画像67は、図16に示すように、紙幣Mを示す陰影の輪郭が正常でない画像となる。
このため、以降の処理において、搬送された正常な紙幣などの紙葉類を損傷した紙葉類、あるいは異物として判別するという問題があった。
この発明は、上述の問題に鑑み、撮像範囲から異物が除去されても適切な画像を取得することができる紙葉類撮像装置、及び紙葉類撮像方法を提供することを目的とする。
この発明は、少なくとも1枚の紙葉類を搬送する搬送路と、該搬送路を撮像する撮像手段と、各種情報を記憶する記憶手段と、前記搬送路を前記撮像手段で撮像した基準画像、及び搬送された前記紙葉類を前記撮像手段で撮像した紙葉類画像を前記記憶手段に記憶するとともに、前記紙葉類画像を前記基準画像に基づいて補正した補正画像を前記記憶手段に記憶する補正手段とを備えた紙葉類撮像装置、及び紙葉類撮像方法であって、前記補正画像における過度な補正を示す異常補正画素を前記基準画像に基づいて検出し、前記撮影手段の撮像範囲内における異物の除去を前記異常補正画素に基づいて検知する異物除去検知処理と、該異物除去検知処理で異物の除去を検知すると、前記基準画像を修正する基準画像修正処理とを実行する修正手段を備えたことを特徴とする。
この発明により、撮像範囲から異物が除去されても適切な画像を取得できる紙葉類撮像装置、及び紙葉類撮像方法を提供することができる。
紙幣入出金装置における内部構成を示す構成図。 紙幣入出金装置における内部構成を示すブロック図。 紙幣撮影判別部の内部を説明する説明図。 紙幣撮影部における内部構成を示すブロック図。 紙幣撮影部における紙幣撮影判別処理の動作を示すフローチャート。 異常補正判定処理の動作を示すフローチャート。 異物除去判定処理の動作を示すフローチャート。 画像修正処理の動作を示すフローチャート。 基準画像撮影時における搬送路の状態を説明する説明図。 均一な感度を有するイメージセンサーで撮影した基準画像、紙幣画像、及び補正画像を説明する説明図。 図10中における各画像の明度を説明する説明図。 特性の異なる撮像素子を有するイメージセンサーで撮影した基準画像、紙幣画像、及び補正画像を説明する説明図。 図12中における各画像の明度を説明する説明図。 異物のある搬送路を撮影した基準画像、異物除去後に撮影した紙幣画像、及び補正画像におけるライン画像を説明する説明図。 図14中における各画像の明度を説明する説明図。 図14における補正画像を説明する説明図。 実施例2における画像修正処理の動作を示すフローチャート。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、本実施例で用いる紙幣入出金装置10について、図1から図4を用いて説明する。
なお、図1は紙幣入出金装置10における内部構成の構成図を示し、図2は紙幣入出金装置10における内部構成のブロック図を示し、図3は紙幣撮影判別部13の内部を説明する説明図を示し、図4は紙幣撮影部13a(紙葉類撮像装置)における内部構成のブロック図を示している。
また、図3(a)は紙幣撮影判別部13の内部構成の構成図を示し、図3(b)は紙幣撮影判別部13における内部の平面図を示している。
紙幣入出金装置10は、ATMなどの自動取引装置(図示省略)の内部に配置されて、利用者との取引に用いる紙幣(紙葉類)の入出金機能、識別機能、及び収納機能などを有する装置である。
詳述すると、紙幣入出金装置10は、図1、及び図2に示すように、紙幣入出金口11、搬送路12(搬送路)、紙幣撮影判別部13、一時保留部14、金種別収納部15、回収部16、紙幣補充部17、記憶部18、及び各部と所定のバスを介して接続した制御部19で構成している。
紙幣入出金口11は、紙幣を投入する投入口としての機能、及び利用者に対して排出した紙幣を貯留する機能を有している。
搬送路12は、複数の搬送ベルト12a、搬送ベルト12aを駆動する駆動モーター12b、及び紙幣の通過を検知する搬送路センサー12cで紙幣入出金装置10の各部を接続するように構成している。さらに、搬送路12は、制御部19の指示により、搬送方向を切り替えて紙幣を目的の搬送先に搬送する機能を有している。なお、少なくとも後述する発光部32の直上を通過する搬送ベルト12aは、発光部32の光を透過可能な構成とする。
紙幣撮影判別部13は、搬送された紙幣を撮影して画像として出力する機能を有する紙幣撮影部13aと、紙幣撮影部13aが出力した画像に基づいて紙幣の金種や真偽、及び汚れや折れなどの損傷を判別する機能を有する紙幣判別部13bとで構成している。なお、紙幣撮影部13aについては、後ほど詳しく説明する。
一時保留部14は、利用者が投入した紙幣を取引成立まで一時保留する機能を有している。
金種別収納部15は、第1収納部15a、第2収納部15b、及び第3収納部15cで構成し、それぞれ紙幣撮影判別部13で真券と識別した紙幣を金種毎に収納する機能を有している。
回収部16は、紙幣撮影判別部13で損傷が酷く利用者に対して排出する紙幣として取り扱わないと判別した紙幣、あるいは金種別収納部15から搬出した紙幣のうち金種が識別できない紙幣を収納する機能を有している。
紙幣補充部17は、金種別収納部15に補充する紙幣、あるいは金種別収納部15から回収した紙幣を収納する機能を有する補充部17aと、補充部17aから搬出された紙幣のうち金種が特定できない紙幣を収納する機能を有する補充回収部17bとで構成している。
記憶部18は、金種などの金種情報、あるいは紙幣撮影判別部13で判別した紙幣情報などの各種情報ファイル(図示省略)や、紙幣入出金装置10の各部を制御する各種プログラムを記憶する機能を有している。
制御部19は、CPU、及びメモリ等のハード構成と、プログラム、及びデータ等のソフト構成とで構成され、投入された紙幣の識別等の各種処理機能、及び所定のバスを介して接続した紙幣入出金装置10における各部の動作を制御する制御機能を有している。また、制御部19は、所定のバスを介して自動取引装置の各部を制御する本体制御部20に接続している。
上述した紙幣撮影部13aは、図3及び図4に示すように、イメージセンサー31(撮像手段)、発光部32、画像記憶部33(記憶手段)、及び撮影制御部34(補正手段、及び修正手段)で構成した、所謂透過型の撮影装置である。
イメージセンサー31は、平面視において搬送方向Xに対して略直交する方向に一列に配置した複数の撮像素子(図示省略)で構成し、搬送路12の上方に配置して、略直下の搬送路12を撮影範囲(撮像範囲)として撮影する機能を有している。なお、イメージセンサー31は、1回の撮影によって撮像素子の配置方向(第1方向)に沿って複数の画素が1列に並ぶ縦1ピクセルの画像を撮影制御部34が取得可能に構成している。
発光部32は、搬送路12を挟んでイメージセンサー31の略直下に配置するとともに、撮影制御部34の指示により、下方から搬送路12に向けて適宜のタイミングで発光する機能を有している。
画像記憶部33は、ハードディスク、あるいは不揮発性メモリなどで構成し、基準画像記憶領域33a、紙幣画像記憶領域33b、及び補正画像記憶領域33cに区分され、後述する基準画像(基準画像)、紙幣画像(紙葉類画像)、及び補正画像(補正画像)をそれぞれ対応する領域に記憶する機能を有している。
撮影制御部34は、CPU、及びメモリ等のハード構成と、プログラム、及びデータ等のソフト構成とで構成され、イメージセンサー31で取得した情報の各種処理機能、及び所定のバスを介して接続した紙幣撮影部13aにおける各部の動作を制御する制御機能を有している。また、撮影制御部34は、所定のバスを介して紙幣入出金装置10の制御部19に接続している。
以上のような構成の紙幣入出金装置10において、搬送路12の紙幣Mを撮影して識別する処理動作について図5から図16を用いて詳しく説明する。
なお、図5は紙幣撮影部13aにおける紙幣撮影判別処理の動作のフローチャートを示し、図6は異常補正判定処理(異物除去検知処理)の動作のフローチャートを示し、図7は異物除去判定処理(異物除去検知処理)の動作のフローチャートを示し、図8は画像修正処理の動作のフローチャートを示している。
また、図9は基準画像撮影時における搬送路12の状態を説明する説明図を示し、図10は均一な感度を有するイメージセンサー31で撮影した基準画像41、紙幣画像44、及び補正画像45を説明する説明図を示し、図11は図10中における各画像の明度を説明する説明図を示し、図12は特性の異なる撮像素子を有するイメージセンサー31で撮影した基準画像51、紙幣画像54、及び補正画像55を説明する説明図を示し、図13は図12中における各画像の明度を説明する説明図を示し、図14は異物のある搬送路12を撮影した基準画像61、異物除去後に撮影した紙幣画像64、及び補正画像67におけるライン画像65、66を説明する説明図を示し、図15は図14中における各画像の明度を説明する説明図を示し、図16は図14における補正画像67を説明する説明図を示している。
また、図11、図13、及び図15は、横軸を各画像における画素の並びとし、縦軸を画素の明度として、各画像の明度を図示している。
まず、制御部19の指示により、撮影制御部34が紙幣撮影判別処理を開始すると、図5に示すように、撮影制御部34は、搬送路12を撮影して基準画像を取得する基準画像取得処理を実行する(ステップS101)。
具体的には、撮影制御部34の指示により、発光部32が搬送路12に向けて発光するとともに、イメージセンサー31が紙幣Mを搬送する前の搬送路12を1回撮影する。撮影制御部34は、イメージセンサー31が取得した画像を基準画像として、画像記憶部33の基準画像記憶領域33aに記憶する。
その後、撮影制御部34は、基準画像の明度に基づいて、明度の補正値を算出する補正値算出処理を実行する(ステップS102)。具体的には、撮影制御部34は、予め設定した所望する明度と基準画像の明度との差に基づいて明度の補正値を画素毎に算出する。なお、明度の補正値を算出する際、撮像ゲインなどを考慮して設定してもよい。
明度の補正値を算出すると、撮影制御部34は、紙幣Mの搬送開始を制御部19に要求する紙幣搬送要求処理を実行する(ステップS103)。具体的には、撮影制御部34は、紙幣Mの搬送開始を要求する信号を制御部19に出力する。信号を受信した制御部19の指示により、駆動モーター12bが回転駆動して搬送ベルト12aを搬送方向Xに稼動させ、紙幣入出金口11の紙幣Mを搬送路12に沿って搬送する。
紙幣Mの搬送を開始すると、撮影制御部34は、搬送された紙幣Mを撮影する紙幣画像取得処理を実行する(ステップS104)。具体的には、搬送路センサー12cで紙幣Mを検知した撮影制御部34の指示により、発光部32が搬送路12に向けて発光するとともに、イメージセンサー31が直下を通過する紙幣Mを連続して撮影する。なお、紙幣Mの模様部分に該当する箇所における明度の分解能を上げるため、発光部32は、基準画像を撮影した際より強い光で発光する。
撮影制御部34は、イメージセンサー31が1回の撮影で取得した画像をライン画像として、撮影順に搬送画像記憶部33の紙幣画像記憶領域33bに記憶する。なお、この複数のライン画像は、撮影順に繋ぎ合わせることで1枚の紙幣Mを示す紙幣画像を構成するものとする。
そして、少なくとも1枚のライン画像を取得すると、撮影制御部34は、補正画像取得処理を実行する(ステップS105)。具体的には、撮影制御部34は、基準画像の画素と同位置のライン画像の画素の明度に、上述の補正値算出処理にて算出した明度の補正値を適用して明度を補正する。
なお、撮影制御部34は、ステップS104のライン画像の取得と、ステップS105の取得したライン画像の明度の補正を、ライン画像を取得するごとに実行するものとする。
その後、撮影制御部34は、補正したライン画像を補正ライン画像として、ライン画像の取得順、すなわち撮影順に搬送画像記憶部33の補正画像記憶領域33cに記憶する。なお、この複数の補正ライン画像は、撮影順に繋ぎ合わせることで紙幣画像を補正した補正画像を構成するものとする。
ここで、上述したステップS101からステップS105の処理、所謂シェーディング補正について、図10から図16を用いて詳述する。
まず、上述したステップS101の基準画像取得処理において、均一な感度を有するイメージセンサー31で図9(a)に示すような紙幣Mのない状態の搬送路12を撮影すると、基準画像41は、図10(a)、及び図11(a)に示すように、全ての画素の明度が80%の画素群で構成された画像となる。この明度80%の画素を、搬送路12を示す搬送路画素41aとする。
そして、上述のステップS102の補正値算出処理おいて、所望する明度を80%とすると、算出される明度の補正値は、搬送路画素41aに対応する画素に対して0%となる。
さらに、上述のステップS104の紙幣画像取得処理で取得した紙幣画像44は、図10(b)に示すように、搬送路12を撮影したライン画像42、紙幣Mを撮影した複数のライン画像43、及び搬送路12を撮影したライン画像42の順で構成された画像となる。
この搬送路12を撮影したライン画像42は、基準画像41を撮影した際よりも強い光を当てて撮影しているため、図11(a)の基準画像41よりも明度が高い明度100%の搬送路画素42aで構成された画像となる。また、紙幣Mを撮影したライン画像43は、図10(b)、及び図11(b)に示すように、明度100%の搬送路画素43aと、紙幣Mの陰影を示す明度20%の紙幣画素43bとで構成された画像となる。
その後、上述のステップS105の補正画像取得処理により、ライン画像43の明度に補正値0%が適用されるため、ライン画像43を補正した補正ライン画像(図示省略)の明度は、補正前に対して変化しない。
このように補正された補正ライン画像を撮影順に繋ぎ合わせた補正画像45は、図10(c)、及び図11(c)に示すように、搬送路12を示す明度100%の搬送路領域45aと紙幣Mの陰影を示す明度20%の紙幣領域45bとで構成された画像となる。
また、別のシェーディング補正の例として、上述のステップS101の基準画像取得処理において、略中央に特性の異なる撮像素子を有するイメージセンサー31で図9(a)に示すような紙幣Mのない状態の搬送路12を撮影すると、基準画像51は、図12(a)、及び図13(a)に示すように、明度80%の搬送路画素51aと画像略中央に特性の異なる撮像素子による明度70%の暗部画素51bとで構成された画像となる。
そして、上述のステップS102の補正値算出処理において、所望する明度を80%とすると、補正値算出処理によって算出される明度の補正値は、搬送路画素51aに対応する画素に対して0%、暗部画素51bに対応する画素に対して+10%となる。
さらに、上述のステップS104の紙幣画像取得処理で取得した紙幣画像54は、図12(b)に示すように、搬送路12を撮影したライン画像52、紙幣Mを撮影した複数のライン画像53、及び搬送路12を撮影したライン画像52の順で構成された画像となる。
この搬送路12を撮影したライン画像52は、基準画像51を撮影した際よりも強い光を当てて撮影したことによる明度100%の搬送路画素52aと、特性の異なる撮像素子によって明度が90%に下がった暗部画素52bとで構成された画像となる。また、紙幣Mを撮影したライン画像53は、図12(b)、及び図13(b)に示すように、搬送路12を示す明度100%の搬送路画素53aと、紙幣Mの陰影を示す明度20%の紙幣画素53bと、特性の異なる撮像素子によって紙幣画素53bより明度が低い明度10%の紙幣暗部画素53cとで構成された画像となる。
その後、上述のステップS105の補正画像取得処理により、基準画像51の暗部画素51bと同位置である暗部画素52b、及び紙幣暗部画素53cに対して補正値+10%が適用される。このため、ライン画像52を補正した補正ライン画像(図示省略)の明度は、一様に明度100%に補正される。一方、ライン画像53を補正した補正ライン画像(図示省略)の明度は、紙幣暗部画素53cが明度20%に補正される。
このように補正された補正ライン画像を撮影順に繋ぎ合わせた補正画像55は、図12(c)、及び図13(c)に示すように、搬送路12を示す明度100%の搬送路領域55aと、紙幣Mの陰影を示す明度20%の紙幣領域55bとで構成された画像となる。
なお、本事例では、特性の異なる撮像素子における明度の下がり代を、基準画像51を撮影した際と、紙幣画像54を撮影した際とで同じ値としたが、必ずしも同じ値となるものではない。
また、別のシェーディング補正の例として、上述のステップS101の基準画像撮影処理において、均一な感度を有するイメージセンサー31で図9(b)に示すようにイメージセンサー31の直下に紙粉P(異物)がある搬送路12を撮影すると、基準画像61は、図14(a)、及び図15(a)に示すように、明度80%の搬送路画素61a(異常補正画素に対応する画素に隣接する画素)と、紙粉Pの陰影を示す明度30%の陰影画素61b(異常補正画素に対応する画素)とで構成された画像となる。
そして、上述のステップS102の補正値算出処理において、所望する明度を80%とすると、算出される明度の補正値は、搬送路画素61aに対応する画素に対して0%、陰影画素61bに対応する画素に対して+50%となる。
さらに、上述のステップS104の紙幣画像取得処理で取得した紙幣画像64は、図14(b)に示すように、搬送路12を撮影したライン画像62、紙幣Mを撮影した複数のライン画像63(1列の画素群)、及び搬送路12を撮影したライン画像62の順で構成された画像となる。
この搬送路12を撮影したライン画像62は、紙粉Pが搬送路12に沿って除去されたため、基準画像61を撮影した際よりも強い光を当てて撮影したことによる明度100%の搬送路画素62aで構成された画像となる。また、紙幣Mを撮影したライン画像63は、図14(b)、及び図15(b)に示すように、明度100%の搬送路画素63aと、紙幣Mの陰影を示す明度20%の紙幣画素63bとで構成された画像となる。
その後、上述のステップS105の補正画像取得処理により、基準画像61の陰影画素61bと同位置である紙幣画素63bに対して補正値+50%が適用される。
このように補正された補正ライン画像66は、図14(c)、及び図15(c)に示すように、搬送路12を示す明度100%の搬送路画素66a、紙幣Mの陰影を示す明度20%の紙幣画素66b(隣接する異常補正画素でない画素)、及び異常な補正が行われたことを示す明度70%の異常補正画素66c(異常補正画素)で構成された画像となる。なお、ライン画像62も同様にシェーディング補正が行われ、搬送路12を示す搬送路画素65aで構成された補正ライン画像65となる。
この補正ライン画像65、66を撮影順に繋ぎ合わせた補正画像67は、図16に示すように、搬送路12を示す明度100%の搬送路領域67aと、明度20%の2つの異常紙幣領域67b、異常紙幣領域67bの間に明度70%の異常画素領域67cとで構成され、紙幣Mの本来の陰影における略中央部分が白飛びしたような画像となる。
このようにして紙幣制御部34は、イメージセンサー31の特性、あるいは搬送路12の状態によって、それぞれ異なる基準画像、紙幣画像、及び補正画像を取得する。
そして、少なくとも1枚のライン画像に対する補正画像取得処理を終了すると、図5のステップS105に戻り、撮影制御部34は、補正ライン画像の異常補正画素を判定する異常補正判定処理を実行する(ステップS106)。
異常補正判定処理を開始すると、撮影制御部34は、図6に示すように、基準画像を構成する1画素毎の明度と、紙粉P等の異物による陰影の明度の上限値(異物を示す明度)を示す第1閾値とを比較判定する(ステップS201)。比較判定した1画素の明度が第1閾値以下であれば(ステップS201:Yes)、撮影制御部34は、撮像素子の特性バラツキの範囲を超えた明度が低い画素が基準画像にあると判定する(ステップS202)。
そして、撮影制御部34は、紙幣画像を構成するライン画像毎に、ライン画像を構成する1画素毎の明度と、紙幣Mの陰影を示す明度の上限値(紙葉類を示す明度)を示す第2閾値とを比較判定する(ステップS203)。比較判定した1画素の明度が第2閾値以下であれば(ステップS203:Yes)、撮影制御部34は、当該画素が紙幣Mを示す画素であるとともに、ライン画像が紙幣Mを撮影した画像であると判定する(ステップS204)。
その後、撮影制御部34は、補正ライン画像における補正した1画素毎の明度と、補正した画素の明度の下限値(異常な補正を示す明度)を示す第3閾値とを比較判定する(ステップS205)。補正した1画素の明度が第3閾値以上であれば(ステップS205:Yes)、撮影制御部34は、当該画素を異常補正画素として判定する(ステップS206)。その後、撮影制御部34は、基準画像を構成する全ての画素、ライン画像を構成する全ての画素、及び補正ライン画像における補正した画素に対する比較判定が完了したのち、異常補正判定処理を終了する。
一方、ステップS201において比較判定した基準画像を構成する1画素の明度が第1閾値より大きければ(ステップS201:No)、もしくはステップS203において比較判定したライン画像を構成する1画素の明度が第2閾値より大きければ(ステップS203:No)、あるいはステップS205において補正した1画素の明度が第3閾値より大きければ(ステップS205:No)、撮影制御部34は、当該画素を異常補正画素でないと判定する(ステップS207)。その後、撮影制御部34は、基準画像を構成する全ての画素、ライン画像を構成する全ての画素、及び補正ライン画像における補正した画素に対する比較判定が完了したのち、異常補正判定処理を終了する。
ここで、上述したステップS201からステップS207の処理を、上述した図10から図16に示した基準画像、紙幣画像、及び補正画像を用いて詳述する。
まず、上述のステップS201において、第1閾値を明度65%とすると、図10(a)に示した基準画像41、及び図12(a)に示した基準画像51は、明度の最小値がそれぞれ80%、70%であることから、補正ライン画像を構成する各画素に異常補正画素がないと判定される。一方、図14(a)に示した基準画像61は、明度30%の陰影画素61bがあることから、異物などの陰影による明度低い画素がある画像であると判定される。
そして、上述のステップS203において、第2閾値を明度30%とすると、図14(b)に示したライン画像63を構成する画素には、明度20%の紙幣画素63bがあることから、紙幣Mを撮影した画像であると判定される。
その後、上述のステップS205において、第3閾値を明度25%とすると、補正ライン画像66において明度70%に補正された異常補正画素66cは、異常補正画素として判定される。
このようにして、撮影制御部34は、補正ライン画像の異常補正画素を判定する。
そして、少なくとも1枚の補正ライン画像に対する異常補正判定処理を終了すると、図5のステップS106に戻り、撮影制御部34は、基準画像撮影時の異物が紙幣画像撮影時に除去されたか否かを判定する異物除去判定処理を実行する(ステップS107)。
異物除去判定処理を開始すると、撮影制御部34は、図7に示すように、異常補正画素を検知した否かを判定する(ステップS301)。異常補正画素があれば(ステップS301:Yes)、撮影制御部34は、異常補正画素範囲検出処理を実行する(ステップS302)。
具体的には、撮影制御部34は、ライン画像における異常補正画素が連続する範囲を異常補正画素範囲として検出する。なお、この際、ライン画像に異常補正画素が1画素しかない場合、この1画素を異常補正画素範囲として検出する。
そして、異常補正画素範囲検出処理を終了すると、撮影制御部34は、両端位置検出処理を実行する(ステップS303)。具体的には、撮影制御部34は、補正ライン画像における異常補正画素範囲の両端位置を、ライン画像の一端からの画素数で検出する。
その後、両端位置検出処理を終了すると、撮影制御部34は、異常補正画素があるライン画像が撮影順(第2方向)に連続する数が、所定の数以上であるか否かを判定する。(ステップS304)。なお、この際、異常補正画素があるライン画像が1枚目、あるいは異常補正画素があるライン画像が撮影順に連続している途中であれば、撮影制御部34は、異常補正画素があるライン画像が所定の数以上連続するか否かを判定できるまで処理を待機する。
ライン画像が所定の数以上連続していれば(ステップS304:Yes)、撮影制御部34は、連続するライン画像における両端位置のバラツキが所定の画素数以下であるかを判定する(ステップS305)。なお、所定の画素数は0から数画素の範囲の画素数でよい。また、ライン画像の両端それぞれに対して判定を行うものとする。
両端位置のバラツキが所定の画素数以下であれば(ステップS305:Yes)、撮影制御部34は、基準画像撮影時に搬送路12に異物があり、紙幣画像撮影時にはこの異物がイメージセンサー31の撮影範囲から除去されたと判定し(ステップS306)、異物除去判定処理を終了する。
一方、ステップS301において、異常補正画素を検知していなければ(ステップS301:No)、撮影制御部34は、基準画像撮影時に搬送路12に異物がなかったと判定し(ステップS307)、異物除去判定処理を終了する。
また、ステップS304においてライン画像が所定の数以上連続していなければ(ステップS304:No)、あるいはステップS305において両端位置のバラツキが所定の画素数を上回れば(ステップS305:No)、撮影制御部34は、異常補正画素をノイズ等によるものであると判定して、処理をステップS307にすすめたのち、異物除去判定処理を終了する。
ここで、上述したステップS301からステップS307の処理を、上述した図10から図16に示した基準画像、紙幣画像、及び補正画像を用いて詳述する。
まず、上述のステップS301において、図10(c)、及び図12(c)に示した補正画像45、55は、補正ライン画像に異常補正画素がないため、基準画像撮影時に紙粉Pの異物がなく正常に補正されたもの判定される。一方、図14(c)に示した補正ライン画像66は、異常補正画素66cがあるため、ステップS302の処理の対象となる。
そして、上述のステップS302、及びステップS303により、図14(c)に示した補正ライン画像66における異常補正画素範囲が2画素と検出するとともに、異常補正画素範囲の両端位置を検出する。
さらに、上述のステップS304において、所定の数を5枚とすると、図14(c)に示した補正ライン画像66が撮影順に5枚以上連続しているため、補正ライン画像66の異常補正画素66cは、ノイズなどではないと判定される。
その後、上述のステップS305において、両端位置のバラツキを2画素以下とすると、異常補正画素範囲における両端位置のバラツキが0画素のため、補正ライン画像66の異常補正画素66cは、紙粉Pなどの異物のある搬送路12を撮影した基準画像61によって過度な補正が行われた画素であると判定される。
つまり、紙幣画像64は、イメージセンサー31の撮影範囲から紙粉Pが除去された後の搬送路12の紙幣Mを撮影した画像であると判定される。そして、補正画像67は、搬送された紙幣Mを画像して正確に再現したものではなく、以後の処理に適さない画像と判定される。
このようにして撮影制御部34は、基準画像撮影時の異物が紙幣画像撮影時に除去されたか否かを判定する。
そして、異物除去判定処理を終了すると、図5のステップS107に戻り、撮影制御部34は、紙幣1枚分の撮影が完了したか否かを判定する(ステップS108)。紙幣1枚分の撮影が完了していなければ(ステップS108:No)、撮影制御部34は、処理をステップS104に戻し、紙幣画像を構成するライン画像の取得を継続する。
紙幣1枚分の撮影が完了すれば(ステップS108:Yes)、撮影制御部34は、異物除去判定処理で異物の除去を検知したか否かを判定する(ステップS109)。異物除去判定処理で異物の除去を検知していれば(ステップS109:Yes)、撮影制御部34は、基準画像、及び補正画像を修正する画像修正処理を実行する(ステップS110)。
画像修正処理を開始すると、撮影制御部34は、図8に示すように、異物の除去を検知した直後の搬送路12を撮影する搬送路撮影処理を実行する(ステップS401)。具体的には、撮影制御部34の指示により、発光部32が搬送路12に向けて発光するとともに、異物除去と判定された直後の紙幣Mのない搬送路12をイメージセンサー31で1回撮影する。なお、このときの発光部32の光の強さは、紙幣Mを撮影する際と同じ強さとする。
そして、撮影制御部34は、基準画像置換え処理を実行する(ステップS402)。具体的には、撮影制御部34は、イメージセンサー31で撮影した紙幣Mのない搬送路12の画像における異常補正画素範囲に対応する画素を線形変換し、基準画像と同等の明度に補正した画素を補正後の画素とする。その後、異常補正画素範囲に対応する基準画像の画素を補正後の画素に置き換えた画像を、新しい基準画像として画像記憶部33の基準画像記憶領域33aに記憶する。
なお、異物除去と判定された直後の紙幣Mのない搬送路12を撮影する際の発光部32の光の強さを、基準画像を取得する際の光の強さと同等にしてもよい。この場合、基準画像置換え処理における明度の補正を不要にして、そのまま異常補正画素範囲内の画素を置き換えることができる。
その後、撮影制御部34は、画像記憶部33の補正画像記憶領域33cから異物除去と判定した補正画像を読み込む(ステップS403)。
補正画像を読み込むと、撮影制御部34は、異物の除去を検知した補正画像を修正する補正画像修正処理を実行する(ステップS404)。具体的には、撮影制御部34は、補正ライン画像ごとに異常補正画素を、異常補正画像に隣接する紙幣画素に置き換えて補正画像を修正する。
その後、撮影制御部34は、修正した補正画像を画像記憶部33の補正画像記憶部33に記憶して(ステップS405)、画像修正処理を終了する。
例えば、上述した図14(c)に示した補正ライン画像65、66からなる補正画像67の場合、補正ライン画像66毎に異常補正画素66cを、異常補正画像66cに隣接する紙幣画素66bに置き換える。これにより、補正画像67の異常紙幣領域67bは、図10(c)の紙幣領域45bのように紙幣Mの本来の輪郭を示す形状に修正される。
画像修正処理を終了すると、図5のステップS110に戻り、撮影制御部34は、紙幣判別要求処理を実行する(ステップS111)。具体的には、撮影制御部34は、搬送された紙幣Mの金種や破れなどを判別する紙幣判別処理の実行を要求する信号を制御部19に出力する。信号を受信した制御部19の指示により、紙幣幣判別13bは、補正画像に基づいて搬送された紙幣Mを判別する。制御部19は、紙幣判別部13bでの判別結果に基づいて、紙幣Mを金種別収納部15、あるいは回収部16に搬送して収納する。
一方、ステップS109において、異物除去検知処理で異物なしと判定されていれば(ステップS109:No)、撮影制御部34は、処理をステップS111にすすめて紙幣判別要求処理を実行する。
紙幣判別要求処理を終了すると、撮影制御部34は、紙幣入出金口11の全ての紙幣Mが搬送されたか否かを判定する(ステップS112)。全ての紙幣Mがイメージセンサー31を通過していなければ(ステップS112:No)、撮影制御部34は、処理をステップS104に戻して全ての紙幣Mがイメージセンサー31を通過するまで処理を繰り返す。一方、全ての紙幣Mがイメージセンサー31を通過していれば(ステップS112:Yes)、撮影制御部34は、紙幣撮影判別処理を終了する。
以上のような動作を実現する紙幣撮影部13a、及び紙幣撮影方法は、撮影範囲から異物が除去されても適切な基準画像、及び補正画像を取得することができる。
具体的には、異常補正判定処理、及び異物除去判定処理により、基準画像を取得した際には搬送路12上に異物があり、紙幣画像を取得した際にはこの異物がイメージセンサー31の撮影範囲から除去されていることを検知できる。これにより、補正画像が過度なシェーディング補正を行われた画像であるか否かを判定することができる。このため、紙幣撮影部13aは、正常な紙幣Mが紙幣判別部13bで異物、あるいは破れのある紙幣などと誤って判別されるおそれがあることを検出できる。
そして、異物の除去を検知すると基準画像を修正することにより、紙幣撮影部13aは、異物の除去を検知した後に搬送される紙幣Mの紙幣画像に対して過度なシェーディング補正を行うことを防止できる。すなわち、撮影範囲から異物が除去されても適切な基準画像、及び補正画像を取得することができる。
これにより、紙幣撮影部13aは、補正画像における紙幣領域の輪郭形状と、実際の紙幣Mの輪郭形状とが一致せず、紙幣判別部13bで搬送された正常な紙幣Mが誤って判別されることを防止できる。
従って、紙幣撮影部13a、及び紙幣撮影方法は、撮影範囲から異物が除去されても適切な基準画像、及び補正画像を取得することができ、搬送された紙幣Mが誤って判別されることを防止できる。
また、異物の除去を検知した直後の搬送路12を撮影して、基準画像における異常補正画素範囲に対応する画素を置き換えることにより、紙幣撮影部13aは、基準画像を容易に修正することができる。
具体的には、異物の除去を検知した直後の搬送路12上には新たな異物が搬送されているおそれが最も少ない。そこで、紙幣撮影部13aは、異物の除去を検知した直後の紙幣Mのない搬送路12を撮影して、基準画像と同じ明度に補正したのち、基準画像記憶領域33aに記憶した基準画像における異常補正画素範囲に対応する画素を置き換えることで、基準画像を容易に修正することができる。
これにより、紙幣撮影部13aは、異物の除去を検知した後に搬送される紙幣Mを撮影した紙幣画像に対してシェーディング補正を正常に行うことができる。このため、紙幣判別部13bにおいて、紙幣Mの判別を確実に行うことできる。
従って、紙幣撮影部13aは、異物の除去を検知した直後の搬送路12を撮影することで、容易に基準画像を修正して、基準画像を修正した後に搬送される紙幣Mが紙幣判別部13bで誤って判別されることを防止できる。
また、異物の除去を検知した補正画像を修正することにより、紙幣撮影部13aは、当該補正画像に対応する紙幣Mが紙幣判別部13bで誤って判別されることを防止できる。
具体的には、異物の除去を検知した補正画像は、修正前の基準画像に基づいてシェーディング補正を行っているため、紙幣Mの本来の輪郭形状を再現していない。
そこで、補正画像の異常補正画素を隣接する紙幣画素と置き換えることにより、異物の除去を検知した補正画像における異常紙幣領域を容易に修正することができる。これにより、異物の除去を検知した補正画像に対応する紙幣Mがイメージセンサー31を通過した後であっても、紙幣判別部13bにおける金種など判別を行うことができる。
さらに、ライン画像の画素毎に修正を行うことで、異常紙幣領域を修正した紙幣領域の形状が大きく崩れることを抑制できる。このため、補正画像を修正しても、紙幣判別部13で紙幣Mが誤って判別されることを防止できる。
従って、紙幣撮影部13aは、異物の除去を検知した補正画像を修正することで、搬送される全ての紙幣Mの判別を紙幣判別部13bで行うことができる。
また、異常補正判定処理において、基準画像の1画素毎の明度と第1閾値との比較判定することで、紙幣撮影部13aは、撮像素子の特性による明度のバラツキ範囲を超えた陰影画素を検出するとともに、陰影画素が異物などの陰影によるものであると判定することができる。
そして、ライン画像の1画素毎の明度と第2閾値とを比較判定することで、紙幣撮影部13aは、ライン画像が紙幣を撮影したものであることを判定することができる。
さらに、補正した1画素毎の明度と第3閾値とを比較判定することで、紙幣撮影部13aは、過度なシェーディング補正が行われた画素を異常補正画素として検出することができる。
その後、異物除去判定処理において、異常補正画素があるライン画像が所定の数以上連続しているか否かを判定することで、紙幣撮影部13aは、異常補正画素がノイズなどではないと判定することができる。例えば、1画素の異常補正画素があるライン画像であっても、当該ライン画像が所定の数以上連続していれば、紙幣撮影部13aは、補正画像における異常補正画素の一群はノイズではないと判定することができる。
加えて、異常補正画素範囲における両端位置のバラツキを判定することで、紙幣撮影部13aは、両端位置の検出誤差を許容するとともに、両端位置の検出誤差による誤検知を防止することができる。そして、両端位置のバラツキが小さければ、紙幣撮影部13aは、異物の除去を検知したと判定することができる。これにより、紙幣撮影部13aは、異物の除去を確実に検出することができる。
従って、異物撮影部13aは、基準画像、紙幣画像、及び補正画像に基づいて、異常補正画素の一群を検出するとともに、異常補正画素の検出誤差による誤検知を排除することで、異物の除去をより確実に検出することができる。
なお、上述の実施例1において、搬送された紙幣Mを1枚分撮影したのち、図8のステップS404で補正画像を修正したが、これに限定せず、異物の除去を検知した時点で補正画像の修正を開始してもよい。
次に、上述の実施例1に対して画像修正処理の処理動作が異なる実施例について、図17を用いて説明する。
なお、図17は実施例2における画像修正処理の動作のフローチャートを示している。
また、上述の実施例1と同一の構成は、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図5のステップS109で異物の除去を検知したと判定し、画像修正処理開始すると、図17に示すように、撮影制御部34は、画像記憶部33の基準画像記憶領域33aから基準画像を読み込む(ステップS411)。
基準画像を読み込むと、撮影制御部34は、基準画像を修正する基準画像修正処理を実行する(ステップS412)。具体的には、撮影制御部34は、基準画像の陰影画素を隣接する搬送路画素に置き換えて基準画像を修正し、画像記憶部33の基準画像記憶領域33aに新しい基準画像として記憶する。
例えば、図14(a)に示した基準画像61であれば、陰影画素61bを隣接する搬送路画素61aに置き換えて、図10(a)に示すような基準画像41を作成し、基準画像記憶領域33aに記憶している基準画像61と置き換える。
そして、撮影制御部34は、修正した基準画像の明度に基づいて、補正値算出処理を実行する(ステップS413)。この補正値算出処理は、実施例1における図5のステップS102と同一の処理動作のため、その詳しい説明を省略する。
明度の補正値を算出すると、撮影制御部34は、画像記憶部33の紙幣画像記憶領域33bから紙粉Pの除去を検知した補正画像67に対応する紙幣画像64を読み込む(ステップS414)。
その後、撮影制御部34は、補正画像取得処理を実行する(ステップS415)。この補正画像取得処理は、実施例1における図5のステップS105と同一の処理動作であることため、その詳細な説明を省略する。補正画像取得処理を終了すると、撮影制御部34は、画像修正処理を終了する。
画像修正処理を終了すると、図5のステップS110に戻り、撮影制御部34は、図5のステップS111に処理を進め紙幣判別要求処理を実行する。
以上のような動作を実現する紙幣撮影部13a、及び紙幣撮影方法は、撮影範囲から異物が除去されても適切な基準画像、及び補正画像を取得することができる。
具体的には、シェーディング補正する際、撮影制御部34は、基準画像の画素に対応する紙幣画像の画素に、明度の補正値を適用して補正している。すなわち、基準画像と紙幣画像とは画素毎に相互に対応する関係にある。
そこで、紙幣撮影部13aは、異常補正画素に対応する基準画像の陰影画素と、陰影画素に隣接する搬送路画素とを置き換えることで、基準画像を容易に修正することができる。さらに、紙幣撮影部13aは、異物の除去を検知した後に搬送される紙幣Mの紙幣画像が、過度に補正されることを防止できる。
従って、紙幣撮影部13aは、陰影画素と搬送路画素とを置き換えることで、基準画像を容易に修正して、異物の除去を検知した後に搬送される紙幣Mが紙幣判別部13bで誤って判別されることを防止できる。
また、修正した基準画像から明度の補正値を算出し、異物の除去を検知した補正画像に対応する紙幣画像に対して、再度シェーディング補正を行うことにより、紙幣撮影部13aは、異物の除去を検知した補正画像を修正することができる。これにより、紙幣撮影部13aは、異物の除去を検知した補正画像に対応する紙幣Mが紙幣判別部13bで誤って判別されることを防止できる。
従って、紙幣撮影部13aは、異物の除去を検知した補正画像に対応する紙幣Mがイメージセンサー31と通過した後であっても、補正画像を修正することができ、紙幣Mが誤って判別されることを防止できる。
なお、上述の実施例2において、搬送された紙幣Mを1枚分撮影したのち、図17のステップS412で基準画像を修正したが、これに限定せず、異物の除去を検知した時点で基準画像の修正を開始してもよい。
また、上述の実施例1、及び実施例2において、自動取引装置の内部に配置される紙幣入出金装置10を用いて説明したが、これに限定せず、発券機などの内部に配置された紙幣入出金装置、あるいは紙幣などの紙葉類を撮影した画像に基づいて各種処理動作を行う装置であってもよい。
また、搬送路12を挟んで上方にイメージセンサー31、下方に発光部32を配置したが、これに限定せず、透過型の紙幣撮影部13aであればよく、例えば搬送路12の下方にイメージセンサー31、上方に発光部32を配置してもよい。
また、紙幣撮影部13aの各部の動作制御を紙幣制御部19で行ったが、これに限定せず、制御部19、あるいは本体制御部20で制御してもよい。
また、紙葉類として紙幣Mを用いて説明したが、これに限定せず、有価証券、小切手、あるいは商品券などであってもよい。
また、異物として紙粉Pを用いて説明したが、これに限定せず、紙幣以外の紙粉、あるいはほこりなどの異物であってもよい。
また、搬送路12上に異物がある場合について説明したが、これに限定せず、イメージセンサー31に付着した異物が、紙幣Mの搬送に伴って除去された場合であっても同様の効果を得ることができる。
また、イメージセンサー31を通過する紙幣Mを1枚ずつ撮影したが、これに限定せず、紙幣入出金口11の紙幣Mの搬送開始から搬送が終了するまでイメージセンサー31で連続して撮影し続けてもよい。
また、画像記憶部33を基準画像記憶領域33a、紙幣画像記憶領域33b、及び補正画像記憶領域33cで構成したが、これに限定せず、画像記憶部33内での記憶領域の区別はなくともよい。
また、基準画像、紙幣画像、及び補正画像を画像記憶部33に記憶する構成としたが、これに限定せず、紙幣入出金装置10の記憶部18などに記憶してもよい。
また、紙幣画像をシェーディング補正した画像を補正画像として記憶したが、シェーディング補正した画像を紙幣画像に上書きしてもよい。
また、ライン画像を撮影するたびに紙幣画像取得処理、補正画像取得処理、異常補正判定処理、及び異物除去判定処理を行ったが、これに限定せず、搬送された紙幣1枚分を撮影して紙幣画像として記憶したのち、シェーディング補正などの各処理を行ってもよい。
また、撮像素子が一列に配置されたイメージセンサー31を用いて説明したが、これに限定せず、搬送された紙幣Mの全体を一度に撮影できるイメージセンサーやカメラであってもよい。この場合、異物の形状を一度に取得することで両端位置のバラツキが大きくなるため、異物除去検知処理において、異常補正画素範囲における両端位置のバラツキに対する判定を省略してもよい。
また、図6のステップS203における第2閾値を紙幣Mの陰影を示す明度の上限値とし、ステップS205における第3閾値を補正した画素の明度の下限値としたが、これに限定せず、第2閾値と第3閾値とを同一にしてもよい。例えば、第2閾値と第3閾値とを紙幣Mの陰影を示す明度の上限値としてもよい。これにより、補正ライン画像において紙幣Mの陰影を示す明度の誤差を許容しながら、異常補正画素を検出することができる。
また、実施例1において画像修正処理を図8のステップS401からS402の基準画像修正処理、及びステップS404の補正画像修正処理で構成し、実施例2において図17のステップS412の基準画像修正処理、及びステップS415の補正画像修正処理で構成したが、これに限定せず、これらを適宜に組み合わせて基準画像、及び補正画像を修正してもよい。
また、基準画像、紙幣画像、及び補正画像の明度を用いて説明したが、搬送路12と紙幣Mとが区別可能であれば、彩度などであってもよい。
また、所望する明度を80%としたが、これに限定せず、適宜の値としてもよい。
また、第1閾値、第2閾値、第3閾値、連続するライン画像に対する所定の数、及び両端位置にバラツキに対する所定の画素数は、上述説明に限定せず、紙幣M、あるいは紙幣撮影部13aの構成等に応じて適宜の値としてもよい。
また、図5に示したステップS101からステップS105のシェーディング補正は、この方法に限定せず、シェーディング補正であれば適宜の方法で補正してもよい。
この発明は、紙葉類を搬送するとともに、紙葉類を撮像した画像に基づいて各種処理動作を行うような自動取引装置、自動販売機、券売機など様々な装置に組み込んで適用することができる。
12…搬送路
13a…紙幣撮影部
31…イメージセンサー
33…画像記憶部
34…撮影制御部
41…基準画像
44…紙幣画像
45…補正画像
51…基準画像
54…紙幣画像
55…補正画像
61…基準画像
61a…搬送路画素
61b…陰影画素
63…ライン画像
64…紙幣画像
66b…紙幣画素
66c…異常補正画素
67…補正画像
M…紙幣
P…紙粉

Claims (8)

  1. 少なくとも1枚の紙葉類を搬送する搬送路と、
    該搬送路を撮像する撮像手段と、
    各種情報を記憶する記憶手段と、
    前記搬送路を前記撮像手段で撮像した基準画像、及び搬送された前記紙葉類を前記撮像手段で撮像した紙葉類画像を前記記憶手段に記憶するとともに、前記紙葉類画像を前記基準画像に基づいて補正した補正画像を前記記憶手段に記憶する補正手段とを備えた紙葉類撮像装置であって、
    前記補正画像における過度な補正を示す異常補正画素を前記基準画像に基づいて検出し、前記撮影手段の撮像範囲内における異物の除去を前記異常補正画素に基づいて検知する異物除去検知処理と、
    該異物除去検知処理で異物の除去を検知すると、前記基準画像を修正する基準画像修正処理とを実行する修正手段を備えた
    紙葉類撮像装置。
  2. 前記基準画像修正処理を、
    前記異物の除去を検知した直後の前記搬送路を前記撮像手段で撮像した画像に基づいて前記基準画像を修正して前記記憶手段に記憶する構成とした
    請求項1に記載の紙葉類撮像装置。
  3. 前記基準画像修正処理を、
    前記基準画像における前記異常補正画素に対応する画素を、該画素に隣接する画素に置き換えて前記基準画像を修正する構成とした
    請求項1に記載の紙葉類撮像装置。
  4. 前記修正手段に、
    前記異物除去検知処理で異物の除去を検知すると、前記補正画像を修正する補正画像修正処理を備えた
    請求項1から3のいずれか1つに記載の紙葉類撮像装置。
  5. 前記補正画像修正処理を、
    前記補正画像の前記異常補正画素を、隣接する前記異常補正画素でない画素に置き換えて前記補正画像を修正する構成とした
    請求項4に記載の紙葉類撮像装置。
  6. 前記補正画像修正処理を、
    異物の除去を検知した前記補正画像に対応する前記紙葉類画像を、前記基準画像修正処理で修正した前記基準画像に基づいて補正を行い前記補正画像として前記記憶手段に記憶する構成とした
    請求項4に記載の紙葉類撮像装置。
  7. 前記異物除去検知処理を、
    前記基準画像の明度が異物を示す明度以下、及び前記紙葉類画像の明度が前記紙葉類を示す明度以下で、前記補正画像の明度が異常な補正を示す明度以上である場合、前記補正画像に前記異常補正画素があると判定し、
    前記補正画像の第1方向に連続する1列の画素群において、連続する前記異常補正画素がある場合、前記1列の画素群が、少なくとも前記第1方向とは異なる第2方向に所定の数以上連続すれば、前記異物が除去されたと判定する構成とした
    請求項1から6のいずれか1つに記載の紙葉類撮像装置。
  8. 少なくとも1枚の紙葉類を搬送する搬送路と、該搬送路を撮像する撮像手段と、各種情報を記憶する記憶手段と、前記搬送路を前記撮像手段で撮像した基準画像、及び搬送された前記紙葉類を前記撮像手段で撮像した紙葉類画像を前記記憶手段に記憶するとともに、前記紙葉類画像を前記基準画像に基づいて補正した補正画像を前記記憶手段に記憶する補正手段とを備えた装置を用いた紙葉類撮像方法であって、
    修正手段で実行する異物除去検知処理により、前記補正画像における過度な補正を示す異常補正画素を前記基準画像に基づいて検出し、前記撮影手段の撮像範囲内における異物の除去を前記異常補正画素に基づいて検知すると、
    修正手段で実行する基準画像修正処理により、前記基準画像を修正する
    紙葉類撮像方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019068273A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 株式会社リコー 画像読取装置および画像読取方法

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