JP2013218549A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスプレイへのユーザの手の接近の検出を行う近接センサを、ユーザ操作の受け付けに共用できる「電子機器」を提供する。
【解決手段】入力検出部4は、入力検出モードが接近検出モードであるときには、ユーザの手のY方向の位置がy1まで近づいたとき、接近検出発生をユーザインタフェース制御部5に通知し、入力検出モードが座標検出モードであるときには、ユーザの手のY方向の位置がy2(y2<y1)以下に近づいたとき、ユーザの手のX座標接近を検出し、検出したX座標をユーザインタフェース制御部5に通知する。ユーザインタフェース制御部5は、接近検出発生を通知されたならば、ユーザ操作受け付け用の画面を表示し、座標検出モードを設定し、以降、通知されたX座標に基づいてユーザ操作を受け付ける。
【選択図】図1
【解決手段】入力検出部4は、入力検出モードが接近検出モードであるときには、ユーザの手のY方向の位置がy1まで近づいたとき、接近検出発生をユーザインタフェース制御部5に通知し、入力検出モードが座標検出モードであるときには、ユーザの手のY方向の位置がy2(y2<y1)以下に近づいたとき、ユーザの手のX座標接近を検出し、検出したX座標をユーザインタフェース制御部5に通知する。ユーザインタフェース制御部5は、接近検出発生を通知されたならば、ユーザ操作受け付け用の画面を表示し、座標検出モードを設定し、以降、通知されたX座標に基づいてユーザ操作を受け付ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、ディスプレイを備えた電子機器のユーザインタフェースを制御する技術に関するものである。
ディスプレイを備えた電子機器のユーザインタフェースを制御する技術としては、ディスプレイと共にタッチパネルと近接センサとを設け、近接センサによってディスプレイへのユーザの手の接近が検出されたときにディスプレイの表示内容をユーザ操作受け付け用の画面に切り替え、以降、タッチパネルを用いたユーザの当該画面に対する操作を受け付ける技術が知られている(特許文献1)。
上述したタッチパネルと近接センサとをディスプレイとを備える技術によれば、近接センサはディスプレイへのユーザの手の接近の検出にのみ用いられているため、ユーザ操作の受け付けに、近接センサ以外のタッチパネル等の入力装置を必ず備える必要がある。一方で、近接センサを、様々なユーザ操作の受け付けにも用いることができれば、より多様なユーザインタフェースの提供が可能となる。
そこで、本発明は、ディスプレイへのユーザの手の接近の検出を行う近接センサを、ユーザ操作の受け付けに共用することができる電子機器を提供することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、ディスプレイと、前記ディスプレイの表示面近傍に配置された、前記ディスプレイの表示面への物体の接近の度合いと、当該接近した物体の前記ディスプレイの表示面と水平な一方向についての位置とに応じた出力信号を出力する近接センサと、ユーザインタフェース制御手段とを備えた電子機器を提供する。ただし、ユーザインタフェース制御手段は、動作のモードとして第1のモードと第2のモードとを有し、前記第1のモードにおいて、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ディスプレイの表示面に対するユーザの手の第1の距離内への接近を監視し、当該第1の距離内への接近が発生したならば、前記ディスプレイの表示状態を変化させて、前記第2のモードを設定し、前記第2のモードにおいて、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ディスプレイの表示面に対する距離が前記第1の距離より小さな第2の距離以下となる距離範囲を検出対象範囲として、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面と水平な方向についての位置を検出し、検出した手の位置または当該位置の変化に応じてユーザ操作を受け付けるものである。
ここで、このような電子機器は、前記第1のモードにおける、前記ディスプレイの初期状態は動作停止状態とし、前記第1のモードにおいて、前記ユーザインタフェース制御部が、前記近接センサを用いて、前記ディスプレイの表示面に対するユーザの手の第1の距離内への接近を検出したときに、前記ディスプレイを起動するように構成してもよい。
また、このような電子機器は、前記ユーザインタフェース制御手段において、前記第1のモードにおいて、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ディスプレイの表示面に対するユーザの手の第1の距離内への接近を監視し、当該第1の距離内への接近が発生したならば、前記ディスプレイにユーザ操作受け付け用の画面を表示して前記第2のモードを設定し、前記第2のモードにおいて、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ディスプレイの表示面に対する距離が前記第1の距離より小さな第2の距離以下となる距離範囲を検出対象範囲として、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面と水平な方向についての位置を検出し、検出した手の位置または当該位置の変化に応じて、前記ユーザ操作受け付け用の画面に対するユーザ操作を受け付けるように構成してもよい。
また、このようにユーザ操作受け付け用の画面を表示する場合には、前記近接センサを、前記ディスプレイの表示面への物体の接近の度合いと、当該接近した物体の前記ディスプレイの表示面の左右方向についての位置とに応じた出力信号を出力するものとし、前記ユーザインタフェース制御手段において、前記ユーザ操作受け付け用の画面として、ユーザの選択操作受け付け用のボタンを配置した画面を表示すると共に、前記第2のモードにおいて、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面の左右方向についての位置を検出し、検出した手の左右方向位置が前記ボタンの左右方向についての表示位置に対応する場合に、当該表示位置が対応するボタンに対するユーザの選択操作を受け付けるように構成してもよい。
または、このようにユーザ操作受け付け用の画面を表示する場合には、前記近接センサを、前記ディスプレイの表示面への物体の接近の度合いと、当該接近した物体の前記ディスプレイの表示面の左右方向についての位置とに応じた出力信号を出力するものとし、前記ユーザインタフェース制御手段において、前記ユーザ操作受け付け用の画面として、ユーザのなぞり操作受け付け用のオブジェクトを配置した画面を表示すると共に、前記第2のモードにおいて、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面の左右方向についての位置を検出し、検出した手の左右方向位置が前記オブジェクトの左右方向についての表示範囲内において左右方向に変化した場合に、当該オブジェクトに対するユーザのなぞり操作を受け付けるように構成してもよい。
また、以上のような電子機器は、前記ディスプレイの表示画面の近傍に、前記検出した手の位置または当該位置の変化に応じて受け付けるユーザ操作の内容を表す表示を設けるようにいてもよい。
また、このような電子機器は、前記ユーザインタフェース制御部を、前記第2のモードにおいて、前記近接センサの感度を前記第1のモードにおける感度よりも低く設定するように構成してもよい。
なお、このような電子機器において、前記近接センサとしては、赤外光センサ、超音波センサ、電磁波センサなどを用いることができる。
たとえば、以上の電子機器に、前記近接センサとして、前記ディスプレイの表示面と水平な方向について離間して配置された複数の赤外LEDと、当該LEDから照射された赤外光の反射光を検出するフォトセンサとを含んで構成されるものを用い、前記第2のモードにおいて、前記ユーザインタフェース制御手段が、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面の左右方向についての位置を検出するようにすることができる。
また、このような電子機器は、前記ユーザインタフェース制御部を、前記第2のモードにおいて、前記近接センサの感度を前記第1のモードにおける感度よりも低く設定するように構成してもよい。
なお、このような電子機器において、前記近接センサとしては、赤外光センサ、超音波センサ、電磁波センサなどを用いることができる。
たとえば、以上の電子機器に、前記近接センサとして、前記ディスプレイの表示面と水平な方向について離間して配置された複数の赤外LEDと、当該LEDから照射された赤外光の反射光を検出するフォトセンサとを含んで構成されるものを用い、前記第2のモードにおいて、前記ユーザインタフェース制御手段が、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面の左右方向についての位置を検出するようにすることができる。
または、以上の電子機器に、前記近接センサとして、前記ディスプレイの表示面の四隅の近傍に配置された4つの赤外LEDと、当該LEDから照射された赤外光の反射光を検出するフォトセンサとを含んで構成されるものを用い、前記第2のモードにおいて、前記ユーザインタフェース制御手段が、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面の左右方向および上下方向についての位置を検出するように構成することができる。
なお、以上の電子機器に、さらに、前記ディスプレイの表示面上に配置されたタッチパネルを備え、前記ユーザインタフェース制御部は、前記タッチパネルに対するユーザのタッチ操作に応じても、ユーザ操作を受け付けるように構成してもよい。
これらのような電子機器によれば、近接センサをディスプレイへのユーザの手の接近の検出に加え、ユーザ操作の受け付けにも共用することができるので、近接センサ以外のタッチパネル等の入力装置を必ずしも設ける必要はない。また、近接センサを用いた、より多様なユーザインタフェースの提供が可能となる。
これらのような電子機器によれば、近接センサをディスプレイへのユーザの手の接近の検出に加え、ユーザ操作の受け付けにも共用することができるので、近接センサ以外のタッチパネル等の入力装置を必ずしも設ける必要はない。また、近接センサを用いた、より多様なユーザインタフェースの提供が可能となる。
以上のように、本発明によれば、ディスプレイへのユーザの手の接近の検出を行う近接センサを、ユーザ操作の受け付けに共用することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1aに、本実施形態に係る電子機器の構成を示す。
図示するように、電子機器は、ディスプレイ1、表示制御装置2、近接センサ3、入力検出部4、ユーザインタフェース制御部5、情報処理部6とを備えている。
ここで、近接センサ3は、物体の接近を検出するセンサであり、たとえば、図1bに示すように、4つの赤外LED31と、赤外光用のフォトセンサ32、フォトセンサ32とより構成する。
ここで、4つの赤外LED31は、ディスプレイ1の表示面のすぐ下の位置に、横方向に等間隔で4つ並べて配置される。また、フォトセンサ32は、ディスプレイ1の表示面のすぐ下の位置に、左右方向位置がディスプレイ1の表示面の左右方向の中央位置と一致するように配置されている。
図1aに、本実施形態に係る電子機器の構成を示す。
図示するように、電子機器は、ディスプレイ1、表示制御装置2、近接センサ3、入力検出部4、ユーザインタフェース制御部5、情報処理部6とを備えている。
ここで、近接センサ3は、物体の接近を検出するセンサであり、たとえば、図1bに示すように、4つの赤外LED31と、赤外光用のフォトセンサ32、フォトセンサ32とより構成する。
ここで、4つの赤外LED31は、ディスプレイ1の表示面のすぐ下の位置に、横方向に等間隔で4つ並べて配置される。また、フォトセンサ32は、ディスプレイ1の表示面のすぐ下の位置に、左右方向位置がディスプレイ1の表示面の左右方向の中央位置と一致するように配置されている。
次に、入力検出部4は、近接センサ3の駆動及び近接センサ3の出力からの検出処理を行う。この駆動及び検出処理の内容については後述する。
そして、ユーザインタフェース制御部5は、表示制御装置2と入力検出部4を制御して、近接センサ3を入力に、ディスプレイ1を表示に用いたユーザインタフェースを情報処理部6に提供する処理を行う。
情報処理部6は、たとえば、電子機器が車載の電子機器である場合には、メディア再生やナビゲーション処理や空調制御処理などの情報処理を行うものであり、ユーザとの間の入出力に、ユーザインタフェース制御部5によって提供されるユーザインタフェースを用いながら行う。
そして、ユーザインタフェース制御部5は、表示制御装置2と入力検出部4を制御して、近接センサ3を入力に、ディスプレイ1を表示に用いたユーザインタフェースを情報処理部6に提供する処理を行う。
情報処理部6は、たとえば、電子機器が車載の電子機器である場合には、メディア再生やナビゲーション処理や空調制御処理などの情報処理を行うものであり、ユーザとの間の入出力に、ユーザインタフェース制御部5によって提供されるユーザインタフェースを用いながら行う。
ただし、電子機器は、CPUやメモリなどを備えたコンピュータを用いて構成するようにしてもよく、この場合、ユーザインタフェース制御部5や情報処理部6は、コンピュータが所定のプログラムを実行することにより、その機能が実現されるものとしてもよい。
ここで、このようなユーザインタフェースの情報処理部6への提供のために、ユーザインタフェース制御部5が行うユーザインタフェース制御処理の手順を図2に示す。
ユーザインタフェース制御処理は、電源が投入された電子機器が起動されたときに開始される処理である。なお、電子機器の起動時には、ディスプレイ1の起動(ディスプレイ1の電源オン)は行われない。
図示するように、ユーザインタフェース制御部5は、まず、入力検出部4の入力検出モードを接近検出モードに設定する(ステップ202)。
ここで、入力検出モードが接近検出モードに設定されているときの入力検出部4の動作について説明する。
いま、図3aに示すように、4つの赤外LED31を左のものよりS1、S2、S3、S4で表すものとし、ディスプレイ1の左角を原点とし、ディスプレイ1の左右方向をX方向とするX座標上で、S1、S2、S3、S4の座標がx1、x2、x3、x4であるものとする。
ここで、このようなユーザインタフェースの情報処理部6への提供のために、ユーザインタフェース制御部5が行うユーザインタフェース制御処理の手順を図2に示す。
ユーザインタフェース制御処理は、電源が投入された電子機器が起動されたときに開始される処理である。なお、電子機器の起動時には、ディスプレイ1の起動(ディスプレイ1の電源オン)は行われない。
図示するように、ユーザインタフェース制御部5は、まず、入力検出部4の入力検出モードを接近検出モードに設定する(ステップ202)。
ここで、入力検出モードが接近検出モードに設定されているときの入力検出部4の動作について説明する。
いま、図3aに示すように、4つの赤外LED31を左のものよりS1、S2、S3、S4で表すものとし、ディスプレイ1の左角を原点とし、ディスプレイ1の左右方向をX方向とするX座標上で、S1、S2、S3、S4の座標がx1、x2、x3、x4であるものとする。
また、図3bに示すように、ディスプレイ1の表示面を原点とし、ディスプレイ1の前後方向をY方向とするY座標を設定し、ディスプレイ1の表示面からユーザの手までの距離をDとするものとする。
そして、入力検出部4は、入力検出モードが接近検出モードであるときには、ユーザの手のY方向の位置がy1(y1はたとえば10cm)まで近づいたとき、すなわち、Dがy1以下となったときにユーザの接近を検出し、接近検出発生をユーザインタフェース制御部5に通知する。
そして、入力検出部4は、入力検出モードが接近検出モードであるときには、ユーザの手のY方向の位置がy1(y1はたとえば10cm)まで近づいたとき、すなわち、Dがy1以下となったときにユーザの接近を検出し、接近検出発生をユーザインタフェース制御部5に通知する。
すなわち、入力検出部4は、入力検出モードが接近検出モードであるときには、近接センサ3の感度を、図3cM1に示す特性に設定する。図3cは、ユーザの手が、ディスプレイ1の表示面の下端付近前方にあり、かつ、いずれか一つの赤外LED31を点灯した状態で、フォトセンサ32で検出した赤外光強度を入力検出部4が備えるアンプで増幅した信号強度Fと、ユーザの手までの距離Dとの関係を表したものであり、図中のFM1が、近接センサ3の感度をM1に示す特性に設定したときの、ユーザの手までの距離Dが、y1であるときの信号強度Fを表している。また、この近接センサ3の感度設定において、信号強度Fは、D>ymx(但し、ymx>y1)の領域で、値Max(但し、Max>FM1)で飽和してしまい、ymxよりもユーザの手がディスプレイ1に近づいても値が変化しないものとする。
ここで、感度の設定は、たとえば、赤外LED31の発光強度やフォトセンサ32で検出した赤外光強度を増幅するアンプの増幅率を変更することにより行うことができる。
ここで、図3cM1に示す特性に近接センサ3の感度が設定されており、ディスプレイ1の表示面の下端付近前方にあるユーザの手までの距離Dがy1であるときの、ユーザの手のX座標と、信号強度Fとの関係を図3dに示す。なお、図3d中のFSnは、赤外LED31のSnのみを点灯させているときに得られる信号強度Fを表している。
ここで、図3cM1に示す特性に近接センサ3の感度が設定されており、ディスプレイ1の表示面の下端付近前方にあるユーザの手までの距離Dがy1であるときの、ユーザの手のX座標と、信号強度Fとの関係を図3dに示す。なお、図3d中のFSnは、赤外LED31のSnのみを点灯させているときに得られる信号強度Fを表している。
図示するように、この場合、ユーザの手のX座標や、点灯させている赤外LED31に関わらず、信号強度Fはある値Th(但し、Th<FM1)以上となる。
そこで、入力検出部4は、4つの赤外LED31をひとつずつ順次、短時間、循環的に点灯させながら、赤外LED31を点灯している期間中にフォトセンサ32で検出された赤外光強度をアンプで増幅した信号強度FがTh以上となる期間が所定期間(たとえば、0.5秒)以上継続したならば、ユーザの接近を検出し、接近検出発生をユーザインタフェース制御部5に通知する。
そこで、入力検出部4は、4つの赤外LED31をひとつずつ順次、短時間、循環的に点灯させながら、赤外LED31を点灯している期間中にフォトセンサ32で検出された赤外光強度をアンプで増幅した信号強度FがTh以上となる期間が所定期間(たとえば、0.5秒)以上継続したならば、ユーザの接近を検出し、接近検出発生をユーザインタフェース制御部5に通知する。
さて、図2に戻り、ユーザインタフェース制御部5は、入力検出部4から接近検出発生が通知されたならば(ステップ204)、ディスプレイ1を起動する(ディスプレイ1の電源をオンにする)(ステップ206)。
そして、情報処理部6より表示を要求された画面の表示制御装置2を介したディスプレイ1への表示を開始する(ステップ208)。
また、次に、入力検出部4の入力検出モードを座標検出モードに設定する(ステップ210)。
ここで、入力検出モードが座標検出モードに設定されているときの入力検出部4の動作について説明する。
入力検出部4は、入力検出モードが座標検出モードであるときには、ユーザの手のY方向の位置がy2(y2はたとえば3cm)以下に近づいたとき、すなわち、Dがy2以下となったときに、ユーザの手のX座標接近を検出し、検出したX座標をユーザインタフェース制御部5に通知する。
そして、情報処理部6より表示を要求された画面の表示制御装置2を介したディスプレイ1への表示を開始する(ステップ208)。
また、次に、入力検出部4の入力検出モードを座標検出モードに設定する(ステップ210)。
ここで、入力検出モードが座標検出モードに設定されているときの入力検出部4の動作について説明する。
入力検出部4は、入力検出モードが座標検出モードであるときには、ユーザの手のY方向の位置がy2(y2はたとえば3cm)以下に近づいたとき、すなわち、Dがy2以下となったときに、ユーザの手のX座標接近を検出し、検出したX座標をユーザインタフェース制御部5に通知する。
すなわち、入力検出部4は、入力検出モードが接近検出モードであるときには、近接センサ3の感度を低め、図3cM2に示す特性となるように設定する。ここで、図中のFM2は、近接センサ3の感度をM2に示す特性に設定したときの、ユーザの手までの距離Dが、y2である場合の信号強度Fを表している。また、ユーザの手までの距離Dが0、すなわち、ユーザの手の指がディスプレイ1の表示面に接触しても、信号強度Fが飽和することのないように、この近接センサ3の感度は設定されている。
ここで、図3cM2に示す特性に近接センサ3の感度が設定されており、ディスプレイ1の表示面の下端付近前方にあるユーザの手までの距離Dがy2であるときの、ユーザの手のX座標と、信号強度Fとの関係を図3eに示す。なお、図3e中のFSnは、赤外LED31のSnのみを点灯させているときに得られる信号強度Fを表している。
図示するように、この場合、各赤外LED31を点灯させているときに得られる信号強度Fは、ユーザの手のX座標によって異なるものとなる。
そこで、入力検出部4は、4つの赤外LED31をひとつずつ順次、短時間、循環的に点灯させながら、赤外LED31を点灯している期間中にフォトセンサ32で検出された赤外光強度をアンプで増幅した信号強度Fの組み合わせより、ユーザの手のX座標を算出し、ユーザインタフェース制御部5に通知する。ただし、入力検出部4は、簡易的に、一定の期間中において、FM2より幾分小さな値に設定したTh2を超える最大の信号強度Fが得られたときに点灯していた赤外LED31のX座標(x1-x4のいずれか)を、ユーザの手のX座標として出力するようにしてもよい。
そこで、入力検出部4は、4つの赤外LED31をひとつずつ順次、短時間、循環的に点灯させながら、赤外LED31を点灯している期間中にフォトセンサ32で検出された赤外光強度をアンプで増幅した信号強度Fの組み合わせより、ユーザの手のX座標を算出し、ユーザインタフェース制御部5に通知する。ただし、入力検出部4は、簡易的に、一定の期間中において、FM2より幾分小さな値に設定したTh2を超える最大の信号強度Fが得られたときに点灯していた赤外LED31のX座標(x1-x4のいずれか)を、ユーザの手のX座標として出力するようにしてもよい。
なお、入力検出モードが接近検出モードであるときに、近接センサ3の感度を低め、図3cM2に示す特性となるように設定するのは、近接センサ3の感度が図3cM1に示す飽和領域を持つもののままとした場合には、図3fに、図3cM1に示す特性に近接センサ3の感度が設定されており、ディスプレイ1の表示面の下端付近前方にあるユーザの手までの距離Dがy2であるときの、ユーザの手のX座標と、信号強度Fとの関係を示すように、信号強度Fの飽和のために、必ずしも、各赤外LED31を点灯させているときに得られる信号強度Fは、ユーザの手のX座標によって異なるものとならず、ユーザの手のX座標の算出に支障をきたすためである。
さて、図2に戻り、以降は、スタンバイモードへの移行が発生するまで(ステップ214)、入力検出部4で検出された座標からのユーザ操作の検出及び検出したユーザ操作の情報処理部6の通知を行う(ステップ212)。なお、スタンバイモードへの移行は、たとえば、ユーザからのスタンバイモードへの移行指示の発生、電子機器に対する所定期間以上の操作入力無し、情報処理部6からのスタンバイモードへの移行指示の発生などによって発生するように構成することができる。
ここで、ユーザインタフェース制御部5が検出するユーザ操作の例を図4に示す。
図4aは、情報処理部6がディスプレイ1に表示している画面が、ユーザの選択操作を受け付けるための複数のボタン401を含む場合の例を示しており、この場合、図示するように、ユーザはボタン401またはその下方の領域に指を位置づけることによってボタン401の選択を行い、ユーザインタフェース制御部5は、入力検出部4で検出される座標が、所定期間(例えば、0.3秒)以上、いずれかのボタン401の表示領域のX座標範囲内の座標であることが継続した場合に、そのボタン401の選択操作発生を検出し情報処理部6に通知する。
図4aは、情報処理部6がディスプレイ1に表示している画面が、ユーザの選択操作を受け付けるための複数のボタン401を含む場合の例を示しており、この場合、図示するように、ユーザはボタン401またはその下方の領域に指を位置づけることによってボタン401の選択を行い、ユーザインタフェース制御部5は、入力検出部4で検出される座標が、所定期間(例えば、0.3秒)以上、いずれかのボタン401の表示領域のX座標範囲内の座標であることが継続した場合に、そのボタン401の選択操作発生を検出し情報処理部6に通知する。
なお、各ボタン401とボタン401の表示領域のX座標範囲は、予め、当該画面の表示開始時に、情報処理部6からユーザインタフェース制御部5に通知されている。
また、図4bは、情報処理部6がディスプレイ1に表示している画面が、ユーザのなぞり操作を受け付けるためのなぞりオブジェクト402を含む場合の例を示しており、この場合、ユーザは、図示するように、なぞりオブジェクト402またはその下方の領域を指で左右になぞることによりなぞり操作(図示した例ではボリュームの増減操作)を行い、ユーザインタフェース制御部5は、入力検出部4で検出された座標が示す位置が、なぞりオブジェクト402の表示領域のX座標範囲内を左右のいずれか方向に逐次的に移動した場合に、ユーザのなぞりオブジェクト402のなぞり操作の発生を検出し、移動量と、移動方向と共に情報処理部6に通知する。
また、図4bは、情報処理部6がディスプレイ1に表示している画面が、ユーザのなぞり操作を受け付けるためのなぞりオブジェクト402を含む場合の例を示しており、この場合、ユーザは、図示するように、なぞりオブジェクト402またはその下方の領域を指で左右になぞることによりなぞり操作(図示した例ではボリュームの増減操作)を行い、ユーザインタフェース制御部5は、入力検出部4で検出された座標が示す位置が、なぞりオブジェクト402の表示領域のX座標範囲内を左右のいずれか方向に逐次的に移動した場合に、ユーザのなぞりオブジェクト402のなぞり操作の発生を検出し、移動量と、移動方向と共に情報処理部6に通知する。
なお、なぞりオブジェクト402となぞりオブジェクト402の表示領域のX座標範囲は、予め、当該画面の表示開始時に、情報処理部6からユーザインタフェース制御部5に通知されている。
さて、図2に戻り、スタンバイモードへの移行が発生したならば(ステップ214)、ディスプレイ1の電源をオフに設定し(ステップ216)、ステップ202からの処理に戻る。
以上、ユーザインタフェース制御部5が行うユーザインタフェース制御処理について説明した。
以上、本発明の実施形態について説明した。
以上のように、本実施形態によれば、近接センサ3をディスプレイ1へのユーザの手の接近の検出に加え、ユーザ操作の受け付けにも共用することができるので、近接センサ3以外のタッチパネル等の入力装置を必ずしも設ける必要はない。また、近接センサ3を用いた、より多様なユーザインタフェースの提供が可能となる。
さて、図2に戻り、スタンバイモードへの移行が発生したならば(ステップ214)、ディスプレイ1の電源をオフに設定し(ステップ216)、ステップ202からの処理に戻る。
以上、ユーザインタフェース制御部5が行うユーザインタフェース制御処理について説明した。
以上、本発明の実施形態について説明した。
以上のように、本実施形態によれば、近接センサ3をディスプレイ1へのユーザの手の接近の検出に加え、ユーザ操作の受け付けにも共用することができるので、近接センサ3以外のタッチパネル等の入力装置を必ずしも設ける必要はない。また、近接センサ3を用いた、より多様なユーザインタフェースの提供が可能となる。
ところで、以上の実施形態では、近接センサ3として、図1bに示すように、ディスプレイ1の表示面のすぐ下に配置した赤外LED31とフォトセンサ32とを設けた場合を例にとり説明したが、近接センサ3として用いる赤外LED31やフォトセンサ32の数や配置は、他の例によってもよい。すなわち、たとえば、図1cに示すように4つの赤外LED31をディスプレイ1の表示面の四隅の近傍に配置すると共にフォトセンサ32を表示面の上下に配置するなどしてもよい。なお、図1cの配置によれば、座標検出モードにおいて、近接センサ3から左右上下の二次元の座標を検出することができるようになる。
また、以上の実施形態では、赤外線を用いて接近を検出する近接センサ3を用いたが、近接センサ3としては、超音波を用いて接近を検出する近接センサ3、電磁波を用いて接近を検出する近接センサ3などの、感度調整が容易で、感度によって接近を検出可能な最大距離を10cm程度から、数cm程度まで調整可能な各種近接センサを同様に用いることができる。
また、以上の実施形態におけるユーザインタフェース制御処理では、電子機器の起動時には、ディスプレイ1の起動(ディスプレイ1の電源オン)は行わず、入力検出部4から接近検出発生が通知された時点で(ステップ204)、ディスプレイ1を起動し(ステップ206)、情報処理部6より表示を要求された画面の表示制御装置2を介したディスプレイ1への表示を開始する(ステップ208)ようにしたが、これは、以下の処理に置き換えるようにしてもよい。
すなわち、電子機器の起動時に、ディスプレイ1を起動し、情報処理部6より表示を要求された画面の表示制御装置2を介したディスプレイ1への表示を開始する。一方、情報処理部6は、電子機器が起動したならば、ユーザインタフェース制御部5を介して、情報処理部6が処理している所定情報をユーザに提示するための画面、もしくは、スタンバイ状態にあることを示す画面、もしくは、ブラックアウトした画面である非操作受け付け時画面をディスプレイ1に表示する。そして、ユーザインタフェース制御処理では、入力検出部4から接近検出発生が通知されたならば(ステップ204)、ステップ206、208の処理に代えて、接近検出発生を情報処理部6に通知する処理を行うようにする。一方、この通知を受けた情報処理部6は、ディスプレイ1に表示する画面を、上記ボタン401などを含むユーザ操作受け付け用の画面に変更するようにする。また、ユーザインタフェース制御処理では、スタンバイモードへの移行が発生したならば(ステップ214)、ステップ216の処理は行わずに、そのままステップ202に戻るようにする。一方、情報処理部6は、スタンバイモードへの移行が発生したならば、ディスプレイ1に表示する画面を、ユーザ操作受け付け用の画面から、上記非操作受け付け時画面に復帰する。
また、以上の実施形態は、近接センサ3を用いて受け付けるユーザ操作を単一の操作に固定的に定める場合には、接近検出発生を通知された情報処理部6において、ディスプレイ1に表示する画面を、上記ボタン401などを含むユーザ操作受け付け用の画面とする必要はない。この場合、ユーザインタフェース制御処理のステップ212では、入力検出部4で検出された座標からの、上記固定的に定めたユーザ操作の検出及び検出したユーザ操作の情報処理部6の通知を行うようにする。また、この場合には、図4c、dに示すように、ディスプレイ1の表示画面の近傍に、近接センサ3を用いて受け付けるユーザ操作の内容(図4cの例では楽曲の再生動作の制御、図4dの例ではボリュームの増減)を表す表示403を印刷やラベルや凹凸により表すようにしてもよい。
また、以上の実施形態は、近接センサ3と共に、ディスプレイ1の表示面上に配置したタッチパネルなどの他の入力装置を電子機器に備え、ユーザインタフェース制御部5において、近接センサ3と当該他の入力装置をユーザ操作の受け付けに併用するようにしてもよい。
1…ディスプレイ、2…表示制御装置、3…近接センサ、4…入力検出部、5…ユーザインタフェース制御部、6…情報処理部、31…赤外LED、32…フォトセンサ。
Claims (15)
- ディスプレイと、
前記ディスプレイの表示面近傍に配置された、前記ディスプレイの表示面への物体の接近の度合いと、当該接近した物体の前記ディスプレイの表示面と水平な一方向についての位置とに応じた出力信号を出力する近接センサと、
ユーザインタフェース制御手段とを備え、
当該ユーザインタフェース制御手段は、
動作のモードとして第1のモードと第2のモードとを有し、
前記第1のモードにおいて、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ディスプレイの表示面に対するユーザの手の第1の距離内への接近を監視し、当該第1の距離内への接近が発生したならば、前記ディスプレイの表示状態を変化させて、前記第2のモードを設定し、
前記第2のモードにおいて、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ディスプレイの表示面に対する距離が前記第1の距離より小さな第2の距離以下となる距離範囲を検出対象範囲として、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面と水平な方向についての位置を検出し、検出した手の位置または当該位置の変化に応じてユーザ操作を受け付けることを特徴とする電子機器。 - 請求項1記載の電子機器であって、
前記第1のモードにおける、前記ディスプレイの初期状態は動作停止状態であり、前記第1のモードにおいて、前記ユーザインタフェース制御部は、前記近接センサを用いて、前記ディスプレイの表示面に対するユーザの手の第1の距離内への接近を検出したときに、前記ディスプレイを起動することを特徴とする電子機器。 - 請求項1または2記載の電子機器であって、
前記ユーザインタフェース制御手段は、
前記第1のモードにおいて、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ディスプレイの表示面に対するユーザの手の第1の距離内への接近を監視し、当該第1の距離内への接近が発生したならば、前記ディスプレイにユーザ操作受け付け用の画面を表示して前記第2のモードを設定し、
前記第2のモードにおいて、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ディスプレイの表示面に対する距離が前記第1の距離より小さな第2の距離以下となる距離範囲を検出対象範囲として、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面と水平な方向についての位置を検出し、検出した手の位置または当該位置の変化に応じて、前記ユーザ操作受け付け用の画面に対するユーザ操作を受け付けることを特徴とする電子機器。 - 請求項1または2記載の電子機器であって、
前記ディスプレイの表示画面の近傍には、前記検出した手の位置または当該位置の変化に応じて受け付けるユーザ操作の内容を表す表示が設けられていることを特徴とする電子機器。 - 請求項3記載の電子機器であって、
前記近接センサは、前記ディスプレイの表示面への物体の接近の度合いと、当該接近した物体の前記ディスプレイの表示面の左右方向についての位置とに応じた出力信号を出力し、
前記ユーザインタフェース制御手段は、前記ユーザ操作受け付け用の画面として、ユーザの選択操作受け付け用のボタンを配置した画面を表示すると共に、前記第2のモードにおいて、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面の左右方向についての位置を検出し、検出した手の左右方向位置が前記ボタンの左右方向についての表示位置に対応する場合に、当該表示位置が対応するボタンに対するユーザの選択操作を受け付けることを特徴とする電子機器。 - 請求項3記載の電子機器であって、
前記近接センサは、前記ディスプレイの表示面への物体の接近の度合いと、当該接近した物体の前記ディスプレイの表示面の左右方向についての位置とに応じた出力信号を出力し、
前記ユーザインタフェース制御手段は、前記ユーザ操作受け付け用の画面として、ユーザのなぞり操作受け付け用のオブジェクトを配置した画面を表示すると共に、前記第2のモードにおいて、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面の左右方向についての位置を検出し、検出した手の左右方向位置が前記オブジェクトの左右方向についての表示範囲内において左右方向に変化した場合に、当該オブジェクトに対するユーザのなぞり操作を受け付けることを特徴とする電子機器。 - 請求項1、2、3、4、5または6記載の電子機器であって、
前記ユーザインタフェース制御部は、前記第2のモードにおいて、前記近接センサの感度を前記第1のモードにおける感度よりも低く設定することを特徴とする電子機器。 - 請求項1、2、3、4、5、6または7記載の電子機器であって、
前記近接センサは、赤外光センサであることを特徴とする電子機器。 - 請求項1、2、3、4、5、6または7記載の電子機器であって、
前記近接センサは、超音波センサであることを特徴とする電子機器。 - 請求項1、2、3、4、5、6または7記載の電子機器であって、
前記近接センサは、電磁波センサであることを特徴とする電子機器。 - 請求項1、2、3、4、5、6または7記載の電子機器であって、
前記近接センサは、前記ディスプレイの表示面と水平な方向について離間して配置された複数の赤外LEDと、当該LEDから照射された赤外光の反射光を検出するフォトセンサとを含んで構成され、
前記第2のモードにおいて、前記ユーザインタフェース制御手段は、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面の左右方向についての位置を検出することを特徴とする電子機器。 - 請求項11記載の電子機器であって、
前記近接センサは、前記ディスプレイの表示面の四隅の近傍に配置された4つの赤外LEDと、当該LEDから照射された赤外光の反射光を検出するフォトセンサとを含んで構成され、
前記第2のモードにおいて、前記ユーザインタフェース制御手段は、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面の左右方向および上下方向についての位置を検出することを特徴とする電子機器。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12記載の電子機器であって、
前記ディスプレイの表示面上に配置されたタッチパネルを備え、
前記ユーザインタフェース制御部は、前記タッチパネルに対するユーザのタッチ操作に応じてユーザ操作を受け付けることを特徴とする電子機器。 - ディスプレイと、前記ディスプレイの表示面近傍に配置された、前記ディスプレイの表示面への物体の接近の度合いと、当該接近した物体の前記ディスプレイの表示面と水平な一方向についての位置とに応じた出力信号を出力する近接センサとを備えた電子機器において、ユーザインタフェースを制御するユーザインタフェース制御方法であって、
前記電子機器が、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ディスプレイの表示面に対するユーザの手の第1の距離内への接近を監視し、当該第1の距離内への接近の発生を検出するステップと、
前記電子機器が、前記第1の距離内への接近の発生が検出されたならば、前記ディスプレイの表示状態を変化させるステップと、
前記電子機器が、前記第1の距離内への接近の発生が検出されたならば、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ディスプレイの表示面に対する距離が前記第1の距離より小さな第2の距離以下となる距離範囲を検出対象範囲として、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面と水平な方向についての位置を検出し、検出した手の位置または当該位置の変化に応じてユーザ操作を受け付ける処理を開始するステップとを有することを特徴とするユーザインタフェース制御方法。 - ディスプレイと、前記ディスプレイの表示面近傍に配置された、前記ディスプレイの表示面への物体の接近の度合いと、当該接近した物体の前記ディスプレイの表示面と水平な一方向についての位置とに応じた出力信号を出力する近接センサとを備えたコンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記近接センサの出力信号を用いて、前記ディスプレイの表示面に対するユーザの手の第1の距離内への接近を監視し、当該第1の距離内への接近の発生を検出するステップと、
前記第1の距離内への接近の発生が検出されたならば、前記ディスプレイの表示状態を変化させるステップと、
前記第1の距離内への接近の発生が検出されたならば、前記近接センサの出力信号を用いて、前記ディスプレイの表示面に対する距離が前記第1の距離より小さな第2の距離以下となる距離範囲を検出対象範囲として、前記ユーザの手の前記ディスプレイの表示面と水平な方向についての位置を検出し、検出した手の位置または当該位置の変化に応じてユーザ操作を受け付ける処理を開始するステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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