JP2013218071A - 立体表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パターン電極と共通電極との間の距離に比較してパターン電極間の距離が長い場合であっても、有効な屈折率分布が得られる液晶レンズを備えた立体表示装置を提供する。
【解決手段】立体表示装置は、画像を表示可能な表示装置と、前記表示装置と重ねて配置された液晶レンズ11とを備える。前記液晶レンズ11は、絶縁性の基板111と、第1方向に延びて形成された第1電極113Aと、前記第1電極113Aと概略平行に形成された第2電極113Bと、前記第1電極113Aと前記第2電極113Bとを電気的に接続する高抵抗部112と、対向基板116と、共通電極117と、液晶層115と、制御部119とを備える。前記高抵抗部112のシート抵抗は100GΩ/sq以下である。前記制御部119は、モードの1つにおいて、前記第1電極113Aと前記第2電極113Bとを異なる電位に制御する。
【選択図】図2
【解決手段】立体表示装置は、画像を表示可能な表示装置と、前記表示装置と重ねて配置された液晶レンズ11とを備える。前記液晶レンズ11は、絶縁性の基板111と、第1方向に延びて形成された第1電極113Aと、前記第1電極113Aと概略平行に形成された第2電極113Bと、前記第1電極113Aと前記第2電極113Bとを電気的に接続する高抵抗部112と、対向基板116と、共通電極117と、液晶層115と、制御部119とを備える。前記高抵抗部112のシート抵抗は100GΩ/sq以下である。前記制御部119は、モードの1つにおいて、前記第1電極113Aと前記第2電極113Bとを異なる電位に制御する。
【選択図】図2
Description
本発明は、立体表示装置に関し、より詳しくは、液晶レンズを備えた立体表示装置に関する。
多眼方式による立体表示装置は、多方向から撮影した画像を規則的に並べて表示する。そのため、視点の数が増えるほど解像度が低下する。したがって、2次元表示モードと3次元表示モードとが切替え可能に構成され、2次元表示モードにおいては解像度を維持できる構成が好ましい。
このような立体表示装置として、液晶レンズを用いた立体表示装置が知られている。液晶レンズは、パターン電極と共通電極との間の電位差によって液晶の配向を制御し、屈折率分布を形成する。
特開2010−282090号公報(特許文献1)には、可変レンズアレイ素子による立体表示装置が開示されている。この立体表示装置は、表示パネルと、可変レンズアレイ素子とを備える。可変レンズアレイ素子は、第1の電極と、これに対向する第2の電極とを備える。第2の電極は、表示パネルのサブピクセルの幅よりも小さく形成され、少なくともサブピクセルの水平方向の配列位置ごとに設けられる。この可変レンズアレイ素子は、複数の第2の電極のそれぞれに印加する電圧を独立して制御することによって、シリンドリカルレンズの水平方向の位置および形状を少なくともサブピクセル単位で変化させる。
しかしながら、液晶レンズにおいて、パターン電極と共通電極との間の距離に比較してパターン電極間の距離が長い場合、パターン電極間の中央部分に電界がかからないという問題がある。この場合、中央部分に電位勾配が形成されない。したがって、有効な屈折率分布が得られず、レンズとしての機能が得られない。
特許文献1に開示された可変レンズアレイ素子は、サブピクセル単位でパターン電極を形成し、それぞれに印加する電圧を独立に制御する。これによって、シリンドリカルレンズの水平方向の位置および形状をサブピクセル単位で変化させる。しかしながら、サブピクセル単位でパターン電極を形成し、それぞれに印加する電圧を独立に制御するためには、複雑な製造工程が必要である。また、多種類の電圧を生成するための信号生成回路が必要である。
本発明の目的は、パターン電極と共通電極との間の距離に比較してパターン電極間の距離が長い場合であっても、有効な屈折率分布が得られる液晶レンズを備えた立体表示装置を提供することである。
ここに開示する立体表示装置は、画像を表示可能な表示装置と、前記表示装置と重ねて配置された液晶レンズとを備え、前記液晶レンズは、絶縁性の基板と、前記基板に、第1方向に延びて形成された第1電極と、前記基板に、前記第1電極と概略平行に形成された第2電極と、前記基板に形成され、前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する高抵抗部と、前記基板に対向して配置された対向基板と、前記対向基板に形成された共通電極と、前記基板および前記対向基板に挟持された液晶層と、前記第1電極、前記第2電極、および前記共通電極の電位を制御して、2以上のモードを切り替える制御部とを含む。前記高抵抗部のシート抵抗は100GΩ/sq以下である。前記制御部は、前記モードの1つにおいて、前記第1電極と前記第2電極とを異なる電位に制御する。
本発明にかかる立体表示装置によれば、パターン電極と共通電極との間の距離に比較してパターン電極間の距離が長い場合であっても、有効な屈折率分布が得られる。
本発明の一実施形態にかかる立体表示装置は、画像を表示可能な表示装置と、前記表示装置と重ねて配置された液晶レンズとを備え、前記液晶レンズは、絶縁性の基板と、前記基板に、第1方向に延びて形成された第1電極と、前記基板に、前記第1電極と概略平行に形成された第2電極と、前記基板に形成され、前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する高抵抗部と、前記基板に対向して配置された対向基板と、前記対向基板に形成された共通電極と、前記基板および前記対向基板に挟持された液晶層と、前記第1電極、前記第2電極、および前記共通電極の電位を制御して、2以上のモードを切り替える制御部とを含む。前記高抵抗部のシート抵抗は100GΩ/sq以下である。前記制御部は、前記モードの1つにおいて、前記第1電極と前記第2電極とを異なる電位に制御する(第1の構成)。
上記の構成によれば、あるモードにおいて、第1電極と第2電極とは、異なる電位に制御される。第1電極と第2電極とは、高抵抗部によって電気的に接続されている。高抵抗部によって、第1電極と第2電極との間の領域の電位は、第1電極の電位から第2電極の電位まで連続的に変化する。そのため、第1電極と隣接する第1電極との間隔が長い場合であっても、第1電極と隣接する第1電極との中央部まで電位勾配を形成することができる。液晶層の液晶分子は、電位勾配にしたがって配向し、屈折率分布を形成する。第1電極と隣接する第1電極との中央部まで電位勾配を形成することで、良好なレンズ特性が得られる。
上記第1の構成において、前記高抵抗部は、前記第1電極と前記第2電極との間の領域を覆って形成されていても良い。この場合、前記高抵抗部のシート抵抗は100kΩ/sq以上であることが好ましい(第2の構成)。
上記第1の構成において、前記第1電極および前記第2電極と概略平行に形成され、前記高抵抗部に電気的に接続された補助電極をさらに備えていても良い(第3の構成)。
上記の構成によれば、補助電極と共通電極との間において電位差を形成することができる。これによって、高抵抗部を、例えば表示装置の表示領域と重ならない領域に形成することができる。
上記第3の構成において、前記高抵抗部の単位長さ当たりの抵抗は10−4〜2MΩ/μmであることが好ましい(第4の構成)。
上記第4の構成において、前記高抵抗部は、前記第1電極の一方の端部近傍に形成されていることが好ましい(第5の構成)。
上記第4または第5の構成において、前記高抵抗部の単位長さ当たりの抵抗が、前記第1方向と垂直な方向に沿って変化することが好ましい(第6の構成)。
上記の構成によれば、高抵抗部の抵抗を変化させることによって、電位勾配の傾きを変化させることができる。
上記第1〜第6のいずれかの構成において、前記制御部によって制御される前記基板側の電極の電位が2種類以下であることが好ましい(第7の構成)。
上記の構成によれば、電位を生成するための回路を簡易にすることができる。
上記第1〜第7のいずれかの構成において、前記液晶層の液晶分子は、前記基板と前記対向基板との間に電位差が生じていない場合、前記基板と概略平行に配向しても良い(第8の構成)。
上記第1〜第7のいずれかの構成において、前記液晶層の液晶分子は、前記基板と前記対向基板との間に電位差が生じていない場合、前記基板と概略垂直に配向しても良い(第9の構成)。
上記第8の構成において、前記液晶分子は、前記基板と前記対向基板との間に電位差が生じていない場合、前記基板側における配向方向と、前記対向基板側における配向方向とが概略直交しても良い(第10の構成)。
上記第10の構成において、前記液晶分子の前記基板側における配向方向と、前記第1方向とのなす角が約45°であっても良い(第11の構成)。
上記第10または第11の構成において、前記基板側に配置され、前記液晶分子の前記基板側における配向方向と概略平行な偏光軸を有する偏光板をさらに備えることが好ましい(第12の構成)。
上記第10または第11の構成において、前記対向基板側に配置され、前記液晶分子の前記対向基板側における配向方向と概略平行な偏光軸を有する偏光板をさらに備えることが好ましい(第13の構成)。
上記第12または第13の構成によれば、基板と対向基板との間に電位差が生じていない場合、液晶分子の配向方向は、基板と概略平行な面内で約90°回転する。液晶層に入射した光の偏光軸は、これにしたがって回転し、偏光板を通過する。一方、基板と対向基板との電位差によって液晶分子が基板と概略垂直に配向した場合、液晶層に入射した光の偏光軸は回転しない。そのため、この光は偏光板を通過できない。これによって、一定間隔で光を遮断する仮想的な視差バリア(parallax barrier)を形成することができる。視差バリアによって、クロストークを低減させることができる。
上記第1〜第13のいずれかの構成において、前記基板は前記表示装置側に配置されても良い(第14の構成)。
上記第1〜第13のいずれかの構成において、前記対向基板は前記表示装置側に配置されても良い(第15の構成)。
[実施の形態]
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化されて示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。また、各図に示された構成部材間の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化されて示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。また、各図に示された構成部材間の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。
[全体の構成]
図1は、本発明の一実施形態にかかる立体表示装置1の概略構成を示す分解斜視図である。立体表示装置1は、液晶レンズ11、位相差板12、スペーサ13、液晶ディスプレイ14、およびバックライト15を備えている。
図1は、本発明の一実施形態にかかる立体表示装置1の概略構成を示す分解斜視図である。立体表示装置1は、液晶レンズ11、位相差板12、スペーサ13、液晶ディスプレイ14、およびバックライト15を備えている。
液晶レンズ11および液晶ディスプレイ14は、ともに平面視において概略矩形の板状形状であり、主面(最も面積の大きい面)の大きさが、互いに略等しく形成されている。
液晶ディスプレイ14は、画像を表示する表示領域D1と、配線などが配置される非表示領域P1とを有している。図1では、非表示領域P1は、表示領域D1を囲って額縁状に形成されているが、非表示領域P1の配置はこれに限定されない。液晶レンズ11は、表示領域D1に概略対応する表示領域Dと、非表示領域P1に概略対応する非表示領域Pとを有している。
液晶レンズ11は、詳しい構成は後述するが、一対の基板と、これに挟持された液晶層とを備えている。液晶レンズ11は、液晶層内の液晶分子の配向を変化させることで、液晶層を通る光の挙動を変化させる。
液晶レンズ11の背面には、位相差板12が配置されている。位相差板12は、液晶ディスプレイ14から出射される光の偏光方向を調整する。なお、液晶ディスプレイ14から出射される光の偏光方向によっては、位相差板12はなくても良い。
位相差板12の背面には、スペーサ13を介して、液晶ディスプレイ14が配置されている。液晶ディスプレイ14は、アクティブマトリクス基板と、これに対向して配置されたカラーフィルタ基板と、両基板に挟持された液晶層とを備えている。アクティブマトリクス基板には、TFT(Thin Film Transistor)と画素電極とがマトリクス状に形成されている。液晶ディスプレイ14は、TFTを制御することによって、任意の画素電極上の、液晶層内の液晶分子の配向を変化させる。これによって、液晶ディスプレイ14は、任意の画像を表示することができる。
液晶ディスプレイ14の背面には、バックライト15が配置されている。バックライト15は、液晶ディスプレイ14に光を照射する。
立体表示装置1は、液晶レンズ11と、液晶ディスプレイ14とを連動して制御することによって、2次元表示モードと3次元表示モードとを切り替える。
2次元表示モードでは、液晶ディスプレイ14は、通常の2次元画像を表示する。このとき、液晶レンズ11の液晶層内の液晶分子は一様に配向しており、液晶レンズ11を通る光は、殆どそのまま進行する。これによって、立体表示装置1には、通常の2次元画像が表示される。
3次元表示モードでは、液晶ディスプレイ14は、多方向から撮影した画像を規則的に並べて表示する。これと対応して、液晶レンズ11は、液晶層内の液晶分子の配向を規則的に変化させる。これによって、最適な位置で立体表示装置1を観察すると、左右の眼に異なる画像が届く。すなわち、立体表示装置1は、3次元表示モードでは、いわゆる視差方式による立体表示をする。
以上、立体表示装置1の概略構成を説明した。なお、立体表示装置1は、液晶ディスプレイ14以外の任意の表示装置を備えていても良い。
[第1の実施形態]
以下、液晶レンズ11の構成について詳しく述べる。以下では、図1に示すように、液晶レンズ11の長辺方向をx方向、短辺方向をy方向、厚さ方向をz方向と呼んで参照する。
以下、液晶レンズ11の構成について詳しく述べる。以下では、図1に示すように、液晶レンズ11の長辺方向をx方向、短辺方向をy方向、厚さ方向をz方向と呼んで参照する。
図2は、図1におけるII−II線に沿った断面図であって、液晶レンズ11の構成を模式的に示したものである。液晶レンズ11は、パターン基板S1と、対向基板C1と、液晶層115と、制御部119とを備えている。
本実施形態では、液晶層115を構成する液晶分子115aとして、誘電率異方性が正のものを用いる。液晶分子115aは、複屈折性を有している。すなわち、光学軸に平行に振動する光に対する屈折率neと、光学軸に垂直に振動する光に対する屈折率noとが異なっている。液晶分子115aは、Δn=ne−noの値の大きいものが好ましい。
制御部119は、パターン基板S1および対向基板C1を制御して、液晶層115に電場を印加し、液晶分子115aの配向を変化させる。制御部119は、例えばパターン基板S1または対向基板C1の非表示領域Pに配置される。制御部119は、半導体プロセスによって、これらの基板にモノリシックに形成することができる。制御部119はまた、COG(Chip On Glass)技術によって、これらの基板に実装することもできる。制御部119は、パターン基板S1および対向基板C1以外に配置されても良い。この場合、制御部119は例えば、FPC(Flexible Printed Circuit)を介して、これらの基板に接続される。
図3は、液晶レンズ11の構成からパターン基板S1の一部を抜き出して示した斜視図である。図2および図3に示すように、パターン基板S1は、基板111と、高抵抗部112と、第1電極113Aと、第2電極113Bと、配向膜114とを備えている。
基板111は、透光性および絶縁性を有している。基板111のシート抵抗は、100GΩ/sqよりも高い。基板111は、例えばガラス基板である。基板111の表面は、パシベーション膜などでコーティングされていても良い。
高抵抗部112は、透光性の材料によって、基板111の上に一様な膜として形成されている。高抵抗部112のシート抵抗は、100k〜100GΩ/sqである。高抵抗部112は例えば、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)である。高抵抗部112は例えば、基板111にCVD(Chemical Vapor Deposition)によって成膜される。この場合、シート抵抗は例えば、不純物量を変えることで制御することができる。
高抵抗部112は、表示領域Dの全体を覆って、均一な厚さの膜として形成されていることが好ましい。
第1電極113Aおよび第2電極113Bは、透光性の材料によって、高抵抗膜112に接して形成されている。図2および図3に示すように、第1電極113Aおよび第2電極113Bは交互に、x方向に沿って所定の間隔で配置されている。図3に示すように、第1電極113Aおよび第2電極113Bのそれぞれは、y方向に延びて細長に形成されている。
第1電極113Aおよび第2電極113Bのシート抵抗は、例えば20〜100Ω/sqであって、低い方が好ましい。第1電極113Aおよび第2電極113Bは、例えばITO(Indium Tin Oxide)またはIZO(Indium Zinc Oxide)である。第1電極113Aおよび第2電極113Bは、例えばCVDまたはスパッタリングによって成膜され、フォトリソグラフィによってパターニングされる。
第1電極113Aおよび第2電極113Bは、図示しない配線を介して制御部119に接続されている。制御部119は、第1電極113Aの電位および第2電極113Bの電位を、それぞれ独立に制御する。図3では、印加電圧の一例として、第1電極113Aを電位V1に、第2電極113Bを接地電位(GND)に、それぞれ制御している。
配向膜114は、高抵抗部112、第1電極113A、および第2電極113Bを覆って形成されている。配向膜114は例えばポリイミドであり、印刷法によって形成される。
対向基板C1は、基板116と、共通電極117と、配向膜118とを備えている。
基板116は、基板111と同様に、透光性および絶縁性を有している。基板116は、例えばガラス基板である。
共通電極117は、透光性の材料によって、基板111の上に一様に形成されている。共通電極117のシート抵抗は、第1電極113Aおよび第2電極113Bと同様に、例えば20〜100Ω/sqであって、低い方が好ましい。共通電極117は例えば、ITOまたはIZOであり、CVDまたはスパッタリングによって成膜される。
共通電極117は、図示しない配線を介して制御部119に接続されている。制御部119は、共通電極の電位を制御する。
共通電極117を覆って、配向膜118が形成されている。配向膜118は配向膜114と同様に、例えばポリイミドであり、印刷法によって形成される。
本実施形態では、配向膜114および配向膜118は、x方向と概略平行にラビング(rubbing)処理されている。これによって、パターン基板S1と対向基板C1との間に電位差が生じていない場合、液晶分子115aはx方向に配向している。
液晶レンズ11は、パターン基板S1と対向基板C1とを重ね合わせ、周縁部を封止し、間隙に液晶を注入して製造される。
次に、図4および図5を用いて、液晶レンズ11の動作について説明する。
図4は、液晶レンズ11の一つのモードにおける模式的断面図である。図4では、制御部119によって、第1電極113Aの電位が電位V1に、第2電極113Bの電位がGNDに、共通電極117の電位がGNDに、それぞれ制御されている。
液晶分子115aは、パターン基板S1と対向基板C1との間の電位差によって生じる電界と、分子長軸とが平行になるように配向する。第1電極113Aと共通電極117との間には、電位差V1が生じている。これによって、第1電極113Aの近傍の液晶分子115aの分子長軸は、z方向と平行に配向している。
本実施形態では、第1電極113Aと第2電極113Bとの間の領域を覆って、高抵抗部112が形成されている。すなわち、高抵抗部112によって、第1電極113Aと第2電極113Bとが、電気的に接続されている。したがって、第1電極113Aと第2電極113Bとの間の領域の電位は、電位V1からGNDまで連続的に変化している。共通電極117の電位はGNDで一定である。そのため、パターン基板S1と対向基板C1との間の電位差は、x方向に沿ってV1からGNDまで連続的に変化している。これによって、液晶分子115aの配向方向は、z方向からx方向に連続的に変化している。
液晶分子115aの配向方向の変化にしたがって、液晶層115の屈折率が変化する。そのため、液晶層115は、x方向に屈折率分布を有する。液晶層115は、この屈折率分布によって、図4に破線の矢印で示すように、液晶層115に入射した光を集光することができる。すなわち、液晶レンズ11は、このモードでは、屈折率分布型レンズ(Gradient Index Lens、GRINレンズ)として機能している。
図5は、液晶レンズ11の別のモードにおける模式的断面図である。図5では、制御部119によって、第1電極113A、第2電極113B、および共通電極の電位がGNDに制御されている。そのため、パターン基板S1と対向基板C1との間には電位差が生じていない。液晶分子115aは、配向膜114および118によって、分子長軸がx方向と平行になるように配向している。
液晶分子115aが一様に配向しているため、液晶層115の屈折率も一様になっている。図5に破線の矢印で示すように、液晶層115に入射した光は、殆どそのまま通過する。すなわち、液晶レンズ11は、この動作モードでは、GRINレンズとして機能していない。
このように、液晶レンズ11は、制御部119によって第1電極113A、第2電極113B、および共通電極117の電位を制御して、GRINレンズとしての機能を切り替えることができる。
[比較例]
図6は、本実施形態の効果を説明するための、仮想的な比較例にかかる液晶レンズ91の模式的断面図である。液晶レンズ91は、パターン基板S1に代えて、パターン基板S9を備えている。パターン基板S9は、パターン基板S1の構成から、高抵抗部112および第2電極113Bを除いたものである。図6には、パターン基板S9と対向基板C1との間の電位差の、x方向に沿った変化の様子を併せて示している。
図6は、本実施形態の効果を説明するための、仮想的な比較例にかかる液晶レンズ91の模式的断面図である。液晶レンズ91は、パターン基板S1に代えて、パターン基板S9を備えている。パターン基板S9は、パターン基板S1の構成から、高抵抗部112および第2電極113Bを除いたものである。図6には、パターン基板S9と対向基板C1との間の電位差の、x方向に沿った変化の様子を併せて示している。
図6では、制御部119によって、第1電極113Aの電位が電位V1に、共通電極117の電位がGNDに、それぞれ制御されている。液晶レンズ11と同様に、第1電極113Aと共通電極117との間には、電位差V1が生じている。これによって、第1電極113Aの近傍の液晶分子115aの分子長軸は、z方向と平行に配向している。
しかし、液晶レンズ91では、第1電極113Aと隣接した第1電極113Aとの中間の領域には、電位勾配が形成されていない。この領域では、液晶分子115aの配向方向は殆ど変化していない。そのため、有効な屈折率分布が得られず、良好なレンズ特性が得られない。
このような問題は、第1電極113Aと共通電極117との間の距離dに対して、隣接する第1電極113A同士の間隔aの値が大きい場合に生じる。比率a/dが概ね7以上の場合、液晶レンズ91はGRINレンズとして機能しない。
図7は、本実施形態にかかる液晶レンズ11の効果を説明するための模式的断面図である。図7には、パターン基板S1と対向基板C1との間の電位差の、x方向に沿った変化の様子を併せて示している。
本実施形態では、高抵抗部112によって、第1電極113Aと第2電極113Bとが、電気的に接続されている。これによって、パターン基板S1と対向基板C1との間の電位差は、x方向に沿ってV1からGNDまで連続的に変化している。すなわち、第1電極113Aと隣接した第1電極113Aとの中間の領域にも、電位勾配が形成されている。これによって、液晶分子115aの配向方向も連続的に変化し、良好なレンズ特性が得られる。
高抵抗膜112のシート抵抗は、100k〜100GΩ/sqである。これは、次の理由による。
第1電極113Aの一方の端部から他方の端部までの電位降下(y方向における電位降下)は、x方向における電位降下と比較して、十分に小さいことが必要である。高抵抗部112のシート抵抗をρsとすると、例えば第1電極113Aのシート抵抗を100Ω/sq、第1電極113Aのy方向の長さを400mm、第1電極113Aと第2電極113Bとの間の距離を0.5mmとした場合、ρs×0.5>>100×400の関係を満たす必要がある。したがって、高抵抗部112のシート抵抗は、100kΩ/sq以上である。高抵抗部112のシート抵抗は、より好ましくは500kΩ/sq以上であり、さらに好ましくは、1MΩ/sq以上である。
一方、高抵抗部112のシート抵抗が高すぎると、電位勾配を形成することができない。したがって、高抵抗部112のシート抵抗は、100GΩ/sq以下である。高抵抗部112のシート抵抗は、より好ましくは1GΩ/sq以下であり、さらに好ましくは100MΩ/sq以下である。
以上、第1の実施形態にかかる液晶レンズ11の構成および効果について説明した。本実施形態によれば、比率a/dが大きい場合であっても、良好なレンズ特性が得られる。
液晶レンズ11は、立体表示装置1(図1)において、パターン基板S1が液晶ディスプレイ14側に配置されるように構成されても良く、対向基板C1が液晶ディスプレイ14側に配置されるように構成されても良い。
液晶レンズ11の配向膜114および118は、第1電極113Aおよび第2電極113Bの延びる方向(y方向)と概略垂直な方向(x方向)にラビング処理されている。しかし、配向膜のラビング処理の方向は任意である。例えば、配向膜114および118は、y方向と平行にラビング処理されていても良い。
上記では、液晶レンズ11の一つのモードにおいて、第1電極113Aを電位V1、第2電極113BをGND、共通電極117をGNDに制御する例を示した。また、液晶レンズ11の他のモードにおいて、第1電極113A、第2電極113B、および共通電極117をGNDに制御する例を示した。しかし、電位の値はすべて任意である。例えば、第2電極113Bと共通電極117とは同じ電位である必要はない。また、第2電極113Bおよび共通電極117は、GND以外の任意の電位を取り得る。
液晶レンズ11は、制御部119によって、第1電極113Aと第2電極113Bとを独立に制御することができる。すなわち、液晶レンズ11は、パターン基板S1に同時に2種類の電位を入力することができる。液晶レンズ11は、パターン基板S1にさらに多種類の電位を入力することができる構成であっても良い。すなわち、パターン基板S1がさらに多種類の電極を備え、制御部119がそれらを独立に制御する構成としても良い。
しかし、電位の種類を多くするためには、そのための信号発生回路が必要となる。また、電極を密に形成することによって、歩留りの低下も懸念される。本実施形態によれば、電位の種類が少ない場合であっても、高抵抗部112によって、良好なレンズ特性を得ることができる。
[第2の実施形態]
立体表示装置1は、液晶レンズ11に代えて、以下に説明するいずれかの液晶レンズを備えていても良い。
立体表示装置1は、液晶レンズ11に代えて、以下に説明するいずれかの液晶レンズを備えていても良い。
図8は、本発明の第2の実施形態にかかる液晶レンズ21の概略構成を示す模式的断面図である。液晶レンズ21は、パターン基板S1に代えて、パターン基板S2を備えている。図9は、液晶レンズ21の構成からパターン基板S2の一部を抜き出して示した斜視図である。図9に示すように、パターン基板S2は、パターン基板S1の高抵抗部112に代えて、高抵抗部212を備えている。パターン基板S2はさらに、補助電極213を備えている。
高抵抗部212は、第1電極113Aおよび第2電極113Bの一方の端部近傍に形成されている。換言すれば、高抵抗部212は、第1電極113Aの一方の端部近傍、およびこれに隣接する側の第2電極113Bの端部近傍に形成されている。これによって、高抵抗部212は、基板111の非表示領域Pに形成されている。そのため、高抵抗部212は、透光性を有していなくても良い。また、本実施形態では、第1電極113Aおよび第2電極113Bの一方の端部から信号を入力する。そのため、xy面内では電圧降下が発生しにくい。したがって、高抵抗部212は、第1の実施形態の高抵抗部112と比較して、抵抗率の低い材料も使用することが可能である。
高抵抗部212は、x方向と概略平行な線状に形成されている。高抵抗部212は、第1電極113Aと第2電極113Bとを接続している。高抵抗部212の単位長さ当たりの抵抗は、10−4〜2MΩ/μmである。高抵抗部212の単位長さ当たりの抵抗は、素材、厚さ、または線幅によって制御することができる。
補助電極213は、透光性の材料によって、基板111の上に形成されている。補助電極213は、第1電極113Aと第2電極113Bとの間に形成されている。補助電極213は、第1電極113Aおよび第2電極113Bと同様に、x方向に沿って所定の間隔で配置され、y方向に延びて細長に形成されている。補助電極213は、換言すれば、y方向に延びる短冊状に形成されている。補助電極213のシート抵抗は、例えば20〜100Ω/sqであって、低い方が好ましい。
補助電極213は、高抵抗部212と接して形成されている。これによって、第1電極113A、第2電極113B、および補助電極213が、高抵抗部212を介して電気的に接続されている。なお、補助電極213は、制御部119から直接には制御されない。
第1電極113A、第2電極113B、高抵抗部212、および補助電極213のいずれか2つ以上を、同一材料および同一工程によって形成することもできる。この場合、これらは、例えばITOまたはIZOであり、CVDまたはスパッタリングによって成膜され、フォトリソグラフィによってパターニングされる。
図10は、液晶レンズ21の効果を説明するための模式的断面図である。図10には、パターン基板S2と対向基板C1との間の電位差の、x方向に沿った変化の様子を併せて示している。
図10では、制御部119によって、第1電極113Aの電位が電位V1に、第2電極113Bの電位がGNDに、共通電極117の電位がGNDに、それぞれ制御されている。
本実施形態では、第1電極113A、第2電極113B、および補助電極213が、高抵抗部212を介して電気的に接続されている。そのため、第1電極113Aから補助電極213へ、補助電極213から第2電極113Bへと向かって、電位が連続的に変化している。これによって、パターン基板S2と対向基板C1との間の電位差は、x方向に沿ってV1からGNDまで連続的に変化している。すなわち、第1電極113Aと隣接した第1電極113Aとの中間の領域にも、電位勾配が形成されている。これによって、液晶分子115aの配向方向も連続的に変化し、良好なレンズ特性が得られる。
電源間の電圧降下を考慮すると、高抵抗部212の抵抗値が低すぎる場合、印加電圧を高くしなければならなくなる。そのため、高抵抗部212の単位長さ当たりの抵抗は、10−4Ω/μm以上である。高抵抗部212の単位長さ当たりの抵抗は、より好ましくは1Ω/μm以上であり、さらに好ましくは100Ω/μm以上である。
一方、高抵抗部212の単位長さ当たりの抵抗が高すぎると、電位勾配を形成することができない。したがって、高抵抗部212の単位長さ当たりの抵抗は、2MΩ/μm以下である。高抵抗部212の単位長さ当たりの抵抗は、より好ましくは20kΩ/μm以下であり、さらに好ましくは2kΩ/μm以下である。
図8〜図10では、第1電極113Aと第2電極113Bとの間に形成されている補助電極213の数は2つであるが、補助電極213の数は任意である。補助電極213は、図9では高抵抗部212から延出するように形成されている。しかし、補助電極213と高抵抗部212とはどのように接続されていても良い。例えば、補助電極212が高抵抗212と交差するように形成されていても良い。
また図9では、高抵抗部212はx方向と平行に直線状に形成されている。しかし、高抵抗部212は、x方向と平行でなくても良く、また、直線状でなくても良い。
本実施形態においても、パターン基板S2がさらに多種類の電極を備え、制御部119がそれらを独立に制御する構成としても良い。もっとも、本実施形態によれば、電位の種類が少ない場合であっても、高抵抗部212によって、良好なレンズ特性を得ることができる。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態にかかる液晶レンズは、液晶レンズ21のパターン基板S2に代えて、パターン基板S3を備えている。図11は、第3の実施形態にかかる液晶レンズの構成から、パターン基板S3の一部を抜き出して示した斜視図である。パターン基板S3は、パターン基板S2の高抵抗部212に代えて、高抵抗部312を備えている。
本発明の第3の実施形態にかかる液晶レンズは、液晶レンズ21のパターン基板S2に代えて、パターン基板S3を備えている。図11は、第3の実施形態にかかる液晶レンズの構成から、パターン基板S3の一部を抜き出して示した斜視図である。パターン基板S3は、パターン基板S2の高抵抗部212に代えて、高抵抗部312を備えている。
図12は、パターン基板S3の構成から、第1電極113A、第2電極113B、補助電極213、および高抵抗部312を抜き出して示した平面図である。図12には、パターン基板S3と共通電極C1との間の電位差の、x方向に沿った変化の様子を併せて示している。
図12では、制御部119によって、第1電極113Aの電位が電位V1に、第2電極113Bの電位がGNDに、共通電極117の電位がGNDに、それぞれ制御されている。
高抵抗部312は、第1電極113Aと補助電極213との間の線幅w1、補助電極213とその隣の補助電極213との間の線幅w2、およびその補助電極213と第2電極113Bとの間の線幅w3が、それぞれ異なっている。これによって、これらの電極の間での高抵抗部312の抵抗が、それぞれ異なっている。そのため、これらの電極の間での電位降下の量が、それぞれ異なっている。図11および図12に示す例では、高抵抗部312は、線幅w1>線幅w2>線幅w3となるように形成されている。これによって、第1電極113Aと補助電極213との間の電位降下の量は、補助電極213とその隣の補助電極213との間の電位降下の量よりも小さくなっている。同様に、補助電極213とその隣の補助電極213との間の電位降下の量は、補助電極213と第2電極113Bとの間の電位降下の量よりも小さくなっている。
このように、高抵抗部312の単位長さ当たりの抵抗をx方向に沿って変化させることによって、電位勾配を自由に設計することができる。
本実施形態では、高抵抗部312の線幅を変化させて、高抵抗部312の抵抗を変化させている。しかし、高抵抗部312の素材または厚さを変化させて、高抵抗部312の抵抗を変化させても良い。
[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態にかかる液晶レンズは、液晶レンズ21のパターン基板S2に代えて、パターン基板S4を備えている。図13は、第4の実施形態にかかる液晶レンズの構成から、パターン基板S4の一部を抜き出して示した斜視図である。パターン基板S4は、パターン基板S2の高抵抗部212に代えて、高抵抗部412を備えている。
本発明の第4の実施形態にかかる液晶レンズは、液晶レンズ21のパターン基板S2に代えて、パターン基板S4を備えている。図13は、第4の実施形態にかかる液晶レンズの構成から、パターン基板S4の一部を抜き出して示した斜視図である。パターン基板S4は、パターン基板S2の高抵抗部212に代えて、高抵抗部412を備えている。
高抵抗部412は、第1電極113Aおよび第2電極113Bの双方の、両方の端部近傍に形成されている。これによって、高抵抗部412は、基板111の対向する2つの非表示領域Pに形成されている。
パターン基板S4ではさらに、制御部119は、第1電極113Aおよび第2電極113Bの、y方向の両側から信号を入力する。
y方向の両側から信号を入力することによって、信号の冗長性を増加させることができる。すなわち、断線などの不良に対して強い構造にすることができる。また、y方向の両側から信号を入力することによって、第1電極113Aおよび第2電極113Bの、一方の端部と他方の端部との間の電位差を小さくすることができる。
[第5の実施形態]
本発明の第5の実施形態にかかる液晶レンズは、液晶レンズ21のパターン基板S2に代えて、パターン基板S5を備えている。図14は、第5の実施形態にかかる液晶レンズの構成から、パターン基板S5の一部を抜き出して示した斜視図である。パターン基板S5は、パターン基板S2の高抵抗部212代えて、高抵抗部512を備えている。
本発明の第5の実施形態にかかる液晶レンズは、液晶レンズ21のパターン基板S2に代えて、パターン基板S5を備えている。図14は、第5の実施形態にかかる液晶レンズの構成から、パターン基板S5の一部を抜き出して示した斜視図である。パターン基板S5は、パターン基板S2の高抵抗部212代えて、高抵抗部512を備えている。
高抵抗部512は表示領域Dに形成されている。そのため、高抵抗部512は透光性の材料で形成されるか、または線幅が十分に細く形成されることが好ましい。
パターン基板S5においても、制御部119は、第1電極113Aおよび第2電極113Bのy方向の、両側から信号を入力する。
本実施形態によっても、第4の実施形態と同様の効果が得られる。
[第6の実施形態]
本発明の第6の実施形態にかかる液晶レンズは、液晶レンズ21のパターン基板S2に代えて、パターン基板S6を備えている。図15は、第6の実施形態にかかる液晶レンズの構成から、パターン基板S6の一部を抜き出して示した斜視図である。パターン基板S6は、パターン基板S2の高抵抗部212に代えて、高抵抗部612a〜612eを備えている。
本発明の第6の実施形態にかかる液晶レンズは、液晶レンズ21のパターン基板S2に代えて、パターン基板S6を備えている。図15は、第6の実施形態にかかる液晶レンズの構成から、パターン基板S6の一部を抜き出して示した斜視図である。パターン基板S6は、パターン基板S2の高抵抗部212に代えて、高抵抗部612a〜612eを備えている。
高抵抗部612aおよび612eは、第1電極113Aおよび第2電極113Bの端部近傍に形成されている。これにより、高抵抗部612aおよび612eは、それぞれ対向する2つの非表示領域Pに形成されている。一方、高抵抗部612b、612c、および612dは、表示領域Dに形成されている。そのため、612b、612c、および612dは、透光性の材料で形成されるか、または線幅が十分に細く形成されることが好ましい。高抵抗部612a〜612eは、互いに単位長さ当たりの抵抗が異なっていても良く、互いに異なる材料で形成されていても良い。
パターン基板S6においても、制御部119は、第1電極113Aおよび第2電極113Bのy方向の、両側から信号を入力する。
高抵抗部612a〜612eは、単位長さ当たりの抵抗を高くするために、薄くまたは細く形成される場合がある。高抵抗部を複数形成することによって、冗長性を増加させることができる。すなわち、断線などの不良に対して強い構造にすることができる。
また、高抵抗部612a〜612eの互いの単位長さ当たりの抵抗を変えることによって、y方向の電位降下の量を制御することができる。これによって、第1電極113Aなどの、y方向の電位を均一にすることができる。
[第7の実施形態]
図16は、本発明の第7の実施形態にかかる液晶レンズ71の概略構成を示す模式的断面図である。液晶レンズ71は、パターン基板S7と、対向基板C2と、液晶層715と、制御部119とを備えている。
図16は、本発明の第7の実施形態にかかる液晶レンズ71の概略構成を示す模式的断面図である。液晶レンズ71は、パターン基板S7と、対向基板C2と、液晶層715と、制御部119とを備えている。
本実施形態では、液晶層715を構成する液晶分子715aとして、誘電率異方性が負のものを用いる。
パターン基板S7は、パターン基板S1の配向膜114を、垂直配向用の配向膜714に置き換えたものである。対向基板C2は、対向基板C1の配向膜118を、垂直配向用の配向膜718に置き換えたものである。
配向膜714および718によって、液晶分子715aは、パターン基板S7と対向基板C2との間に電位差が生じていない場合、分子長軸がz軸方向と平行になるように配向している。液晶分子715aが一様に配向しているため、液晶層715の屈折率も一様になる。したがって、この場合、液晶レンズ71は、GRINレンズとして機能していない。
図17は、液晶レンズ71の動作を説明するための模式的断面図である。図17では、制御部119によって、第1電極113Aの電位が電位V1に、第2電極113Bの電位がGNDに、共通電極117の電位がGNDに、それぞれ制御されている。
誘電率異方性が負の液晶分子715aは、パターン基板S7と対向基板C2との間の電位差によって生じる電界と、分子長軸とが垂直になるように配向する。第1電極113Aと共通電極117との間には、電位差V1が生じている。これによって、第1電極113Aの近傍の液晶分子715aの分子長軸は、z方向と垂直に配向している。
本実施形態においても、高抵抗部112によって、第1電極113Aと第2電極113Bとが、電気的に接続されている。したがって、第1電極113Aと第2電極113Bとの間の領域の電位は、電位V1からGNDまで連続的に変化している。これによって、パターン基板S7と対向基板C2との間に、x方向に沿った電位勾配が形成されている。この電位勾配にしたがって、液晶分子715aの配向方向も変化している。そのため、液晶層715は、x方向に屈折率分布を有している。液晶層715は、この屈折率分布によって、図19に破線の矢印で示すように、液晶層715に入射した光を集光することができる。すなわち、液晶レンズ71は、GRINレンズとして機能している。
このように、液晶レンズ71も液晶レンズ11と同様に、制御部119によって第1電極113A、第2電極113B、および共通電極117の電位を制御して、GRINレンズとしての機能を切り替えることができる。
また、液晶レンズ11と同様に、高抵抗部112および第2電極113Bによって、比率a/dが大きい場合であっても、良好なレンズ特性が得られる。
本実施形態においては、垂直配向用の配向膜714および718用いる。そのため、ラビング処理をする必要がない。これによって、ラビング処理に伴う非対称性の影響を排除することができる。
[第8の実施形態]
図18は、本発明の第8の実施形態にかかる液晶レンズ81の概略構成を示す模式的断面図である。液晶レンズ81は、パターン基板S8と、対向基板C3と、液晶層115と、制御部119と、偏光板86とを備えている。
図18は、本発明の第8の実施形態にかかる液晶レンズ81の概略構成を示す模式的断面図である。液晶レンズ81は、パターン基板S8と、対向基板C3と、液晶層115と、制御部119と、偏光板86とを備えている。
パターン基板S8は、パターン基板S1の配向膜114を、配向膜814に置き換えたものである。配向膜114と配向膜814とは、ラビング処理の方向が異なっている。同様に、対向基板C3は、対向基板C1の配向膜118を、配向膜818に置き換えたものである。配向膜118と配向膜818とは、ラビング処理の方向が異なっている。
配向膜814は、第1電極113Aが延びる方向(y方向)と約45°の角度をなす方向にラビング処理されている。配向膜818は、配向膜814のラビング処理の方向と、概略直交する方向にラビング処理されている。
これによって、液晶層115の液晶分子115aは、パターン基板S8と対向基板C3との間に電位差が生じていない場合、次のように配向する。すなわち、液晶分子115aは、パターン基板S8側においては配向膜814のラビング処理の方向に沿って配向し、対向基板C3側においては配向膜818のラビング処理の方向に沿って配向する。これによって、パターン基板S8側と対向基板C3側とにおいて、液晶分子115aの配向方向は90°回転している。すなわち、液晶層115は、TN(Twisted Nematic)型液晶である。
液晶レンズ71はさらに、偏光板86を備える。偏光板86は、パターン基板S8の、液晶層115と反対側の主面に配置されている。偏光板86の偏光軸は、配向膜814のラビング処理の方向と概略一致している。
次に、液晶レンズ81の動作について説明する。まず、位相差板12(図1)によって、液晶ディスプレイ14から出射される光の偏光方向と、配向膜818のラビング処理の方向とを一致させる。なお、液晶ディスプレイ14から出射される光の偏光方向によっては、位相差板12はなくても良い。
パターン基板S8と対向基板C3との間に電位差が生じていない場合、上述のように、液晶分子115aの配向方向はz方向を進むにつれて回転する。一方、液晶分子115aの配向方向はxy面内では一様である。
液晶分子115aの配向方向はxy面内では一様であるから、屈折率分布もxy面内では一様である。したがって、パターン基板S8と対向基板C3との間に電位差が生じていない場合、液晶レンズ81は、GRINレンズとして機能していない。
図18に示すように、液晶層115に入射した光の偏光軸は、液晶分子115aの配向方向の変化にしたがって、90°変化する。偏光板86の偏光軸は、配向膜814のラビング処理の方向と概略一致している。そのため、液晶層115を通過した光は、偏光板86を通過することができる。
図19は、液晶レンズ81の動作を説明するための模式的断面図である。図19では、制御部119によって、第1電極113Aの電位が電位V1に、第2電極113Bの電位がGNDに、共通電極117の電位がGNDに、それぞれ制御されている。
第1電極113Aと共通電極117との間には、電位差V1が生じている。これによって、第1電極113Aの近傍の液晶分子115aの分子長軸は、z方向と平行に配向している。
本実施形態においても、高抵抗部112によって、第1電極113Aと第2電極113Bとが、電気的に接続されている。したがって、第1電極113Aと第2電極113Bとの間の領域の電位は、電位V1からGNDまで連続的に変化している。これによって、パターン基板S8と共通電極C3との間に、x方向に沿った電位勾配が形成されている。この電位勾配にしたがって、液晶分子115aの配向方向も変化している。そのため、液晶層115は、x方向に屈折率分布を有する。液晶層115は、この屈折率分布によって、図19に破線の矢印で示すように、液晶層115に入射した光を集光することができる。すなわち、液晶レンズ81は、GRINレンズとして機能している。
このとき、第1電極113Aの近傍を通過した光は、偏光軸が回転することなく、液晶層115を通過する。そのため、図19に実線の矢印で示すように、この光は偏光版86を通過することができない。これによって、液晶レンズ81は、仮想的なレンズの境界の領域に、仮想的な視差バリアを形成する。
本実施形態によれば、液晶レンズ81は、GRINレンズとしての機能に加えて、視差バリアとしての機能を有する。これによって、立体表示におけるクロストークを低減させることができる。
このように、液晶レンズ81は、制御部119によって第1電極113A、第2電極113B、および共通電極117の電位を制御して、GRINレンズおよび視差バリアとしての機能を切り替えることができる。
液晶レンズ11と同様に、高抵抗部112および第2電極113Bによって、比率a/dが大きい場合であっても、良好なレンズ特性が得られる。
本実施形態では、偏光板86は、パターン基板S8側に配置されている。この場合、立体表示装置1(図1)において、対向基板C3が液晶ディスプレイ14側に配置される。なお、偏光板86は、対向基板C3側に配置されていても良い。この場合は、立体表示装置1において、パターン基板S8が液晶ディスプレイ14側に配置される。
液晶レンズ81の配向膜814は、第1電極113Aの延びる方向(y方向)と45°の角度をなす方向にラビング処理されている。そして、配向膜818は、配向膜814のラビング処理の方向と直交する方向にラビング処理されている。しかし、配向膜814および818のラビング処理の方向は、交差していれば良く、他は任意である。
[レンズ特性の計算例]
液晶レンズ11および81の構成を用いて、シミュレーションを実施した。図20は、このシミュレーションにおける、各構成要素の配置を示す図である。第1電極113A間の間隔aを2.0として、第1電極113Aの幅w1を0.1、第2電極113Bの幅w2を0.6として計算した。第1電極113A、第2電極113B、共通電極117のシート抵抗は、40Ω/sqとして計算した。高抵抗部112のシート抵抗は、40MΩ/sqとして計算した。液晶層115の液晶分子の屈折率差Δnは、0.17として計算した。第1電極113Aの電位を2.0V、第2電極113Bの電位を0.5V、共通電極17の電位を0.0Vとして計算した。
液晶レンズ11および81の構成を用いて、シミュレーションを実施した。図20は、このシミュレーションにおける、各構成要素の配置を示す図である。第1電極113A間の間隔aを2.0として、第1電極113Aの幅w1を0.1、第2電極113Bの幅w2を0.6として計算した。第1電極113A、第2電極113B、共通電極117のシート抵抗は、40Ω/sqとして計算した。高抵抗部112のシート抵抗は、40MΩ/sqとして計算した。液晶層115の液晶分子の屈折率差Δnは、0.17として計算した。第1電極113Aの電位を2.0V、第2電極113Bの電位を0.5V、共通電極17の電位を0.0Vとして計算した。
結果を図21および図22に示す。図21および図22の横軸は、レンズ中心からの距離を示している。図21および図22の縦軸は、位相差(規格化値)を示している。
図21は、液晶レンズ11の場合、すなわち電圧無印加時の液晶分子が水平配向の場合の、シミュレーション結果P1と、理論曲線P0とを示すグラフである。シミュレーション結果P1と理論曲線P0との差の2乗平均は、0.046であった。
図22は、液晶レンズ81の場合、すなわち電圧無印加時の液晶分子がTN配向の場合の、シミュレーション結果P2と、理論曲線P0とを示すグラフである。シミュレーション結果P2と理論曲線P0との差の2乗平均は、0.055であった。
このように、液晶レンズ11または液晶レンズ81の構成によって、理想に近いレンズ特性が得られた。
[その他の実施形態]
以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は上述の各実施形態に限定されず、発明の範囲内で種々の変更または組み合わせが可能である。
以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は上述の各実施形態に限定されず、発明の範囲内で種々の変更または組み合わせが可能である。
本発明は、立体表示装置として産業上の利用が可能である。
1 立体表示装置
11,21,71,81,91 液晶レンズ
S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8,S9 パターン基板
111 基板
112,212,312,412,512,612a〜612e 高抵抗部
113A 第1電極
113B 第2電極
213 補助電極
114,714,814 配向膜
115,715 液晶層
115a,715a 液晶分子
C1,C2,C3 対向基板
116 基板
117 共通電極
118,718,818 配向膜
119 制御部
12 位相差板
13 スペーサ
14 液晶ディスプレイ
15 バックライト
86 偏光板
11,21,71,81,91 液晶レンズ
S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8,S9 パターン基板
111 基板
112,212,312,412,512,612a〜612e 高抵抗部
113A 第1電極
113B 第2電極
213 補助電極
114,714,814 配向膜
115,715 液晶層
115a,715a 液晶分子
C1,C2,C3 対向基板
116 基板
117 共通電極
118,718,818 配向膜
119 制御部
12 位相差板
13 スペーサ
14 液晶ディスプレイ
15 バックライト
86 偏光板
Claims (15)
- 画像を表示可能な表示装置と、
前記表示装置と重ねて配置された液晶レンズとを備え、
前記液晶レンズは、
絶縁性の基板と、
前記基板に、第1方向に延びて形成された第1電極と、
前記基板に、前記第1電極と概略平行に形成された第2電極と、
前記基板に形成され、前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する高抵抗部と、
前記基板に対向して配置された対向基板と、
前記対向基板に形成された共通電極と、
前記基板および前記対向基板に挟持された液晶層と、
前記第1電極、前記第2電極、および前記共通電極の電位を制御して、2以上のモードを切り替える制御部とを含み、
前記高抵抗部のシート抵抗は100GΩ/sq以下であり、
前記制御部は、前記モードの1つにおいて、前記第1電極と前記第2電極とを異なる電位に制御する、立体表示装置。 - 前記高抵抗部は、前記第1電極と第2電極との間の領域を覆って形成され、シート抵抗が100kΩ/sq以上である、請求項1に記載の立体表示装置。
- 前記第1電極および前記第2電極と概略平行に形成され、前記高抵抗部に電気的に接続された補助電極をさらに備える、請求項1に記載の立体表示装置。
- 前記高抵抗部は、単位長さ当たりの抵抗が10−4〜2MΩ/μmである、請求項3に記載の立体表示装置。
- 前記高抵抗部は、前記第1電極の一方の端部近傍に形成されている、請求項4に記載の立体表示装置。
- 前記高抵抗部の単位長さ当たりの抵抗が、前記第1方向と垂直な方向に沿って変化する、請求項4または5に記載の立体表示装置。
- 前記制御部によって制御される前記基板側の電極の電位が2種類以下である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の立体表示装置。
- 前記液晶層の液晶分子は、前記基板と前記対向基板との間に電位差が生じていない場合、前記基板と概略平行に配向する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の立体表示装置。
- 前記液晶層の液晶分子は、前記基板と前記対向基板との間に電位差が生じていない場合、前記基板と概略垂直に配向する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の立体表示装置。
- 前記液晶分子は、前記基板と前記対向基板との間に電位差が生じていない場合、前記基板側における配向方向と、前記対向基板側における配向方向とが概略直交する、請求項8に記載の立体表示装置。
- 前記液晶分子の前記基板側における配向方向と、前記第1方向とのなす角が約45°である、請求項10に記載の立体表示装置。
- 前記基板側に配置され、前記液晶分子の前記基板側における配向方向と概略平行な偏光軸を有する偏光板をさらに備える、請求項10または11に記載の立体表示装置。
- 前記対向基板側に配置され、前記液晶分子の前記対向基板側における配向方向と概略平行な偏光軸を有する偏光板をさらに備える、請求項10または11に記載の立体表示装置。
- 前記基板は前記表示装置側に配置されている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の立体表示装置。
- 前記対向基板は前記表示装置側に配置されている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の立体表示装置。
Priority Applications (3)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103576410A (zh) * | 2013-11-11 | 2014-02-12 | 深圳超多维光电子有限公司 | 液晶透镜及3d显示装置 |
JP2014081433A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Japan Display Inc | 3次元画像表示装置 |
JP2018031929A (ja) * | 2016-08-25 | 2018-03-01 | スタンレー電気株式会社 | 液晶素子、光制御装置 |
-
2012
- 2012-04-06 JP JP2012087600A patent/JP2013218071A/ja active Pending
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CN103576410A (zh) * | 2013-11-11 | 2014-02-12 | 深圳超多维光电子有限公司 | 液晶透镜及3d显示装置 |
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