JP2013217965A - 光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実用性の向上を図りつつ、波長の合分波を簡易な手段によって行うマルチコアファイバ結合装置を提供する。
【解決手段】マルチコアファイバ結合装置100は、波長分散素子30を介してマルチコアファイバ10をシングルコアファイバ20に結合する装置である。結合装置100は、マルチコアファイバ10の複数のコアから射出される複数のビームの光軸上に位置し、各ビームの光路を波長分散素子30側において互いに離間した状態とする第1の光学系S1と、第1の光学系S1と波長分散素子30との間に位置し、第1の光学系S1側において互いに離間した状態である複数のビームの光路を波長分散素子30側においてマルチコアファイバ10の光軸と略平行な状態とする第2の光学系とを備えている。結合装置100では、第2の光学系S2を通過後のビームを波長分散素子30に導入する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチコアファイバなどの光素子に複数のシングルコアファイバなどの光学部品を結合する光学装置に関する。
マルチコアファイバに複数のシングルコアファイバを結合するマルチコアファイバ結合装置が知られている。例えば、特許文献1には、マルチコアファイバを分岐するために、2つのコアを有するマルチコアファイバと、2本のシングルコアファイバとの間にレンズを介在させた装置が開示されている。この装置におけるレンズは、マルチコアファイバから射出された複数のビームを、互いに離間するように、マルチコアファイバの光軸に対して傾斜する方向に偏向させる。
特開昭60−212710号公報
上述した従来技術では、レンズによってマルチコアファイバのビームが傾斜されるため、その傾斜に合わせるように、シングルコアファイバを傾斜させて配置する必要があった。この場合、マルチコアファイバとシングルコアファイバとの角度調整及び位置合わせが非常に困難となり、実用性に欠けていた。また、上述した従来技術では、出射ビームが異なる方向に進行するため、単独の波長分散素子を用いてビームの波長を合分波することが困難であった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、実用性の向上を図りつつ、波長の合分波を簡易な手段によって行うことができる光学装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光学装置は、互いに平行な光軸を有する複数の光入出力部を有する光素子を波長分散素子を介して他の光学部品に結合する光学装置である。光学装置は、光素子の複数の光入出力部に対して入出射される複数のビームの光軸上に位置し、各ビームの光軸を、互いに平行と異ならせることにより、波長分散素子側において互いに離間した状態とする第1の光学系と、第1の光学系と波長分散素子との間に位置し、第1の光学系側において互いに平行と異なる状態である複数のビームの光軸を波長分散素子側において互いに略平行な状態とする第2の光学系とを備えている。この光学装置では、第2の光学系を通過後のビームを波長分散素子に導入し及び/又は波長分散素子からのビームを第2の光学系へ入射させることを特徴としている。
この光学装置では、第1の光学系によって同光学系の波長分散素子側において各ビームの光路が互いに離間した状態にされると共に、第2の光学系によって同光学系の波長分散素子側において各ビームの光軸が互いに略平行な状態にされている。そして、光軸と略平行な状態とされた各ビームを波長分散素子に導入したり、波長分散素子からの当該ビームを第2の光学系へと入射させるようにしている。この場合、第2の光学系の波長分散素子側において各ビームの光路が互いに略平行な状態とされているため、それらの光路上に単独の波長分散素子を配置するといった簡易な手段によって波長の合分波を容易に行うことができる。また、第2の光学系の波長分散素子側における各ビームの光路をマルチコアファイバの光軸と略平行とした場合、シングルコアファイバ等の他の部品をマルチコアファイバ等の光素子に対して傾斜させる必要がなくなるため、調心及び位置決めの容易性が高まるとともに、光学装置全体の寸法を小型とするのに有利である。
上記光学装置において、第2の光学系を通過するビームが複数あり、複数のビームのうち少なくとも2つのビームが波長分散素子に導入される態様であってもよい。
上記光学装置において、第2の光学系は、第1の光学系により互いに離間した状態とされた複数のビームの各々を空間的に分離させて波長分散素子に入射させる態様であってもよい。
上記光学装置において、光素子の複数の光入出力部に対して入出射される複数のビームの光軸の配列方向が波長分散素子によってビームが分光される分光方向と異なっていてもよい。この場合、波長分散素子によって各ビームの波長が分散等しても、分散されたビーム間でのクロストーク等の発生を抑制することができる。
上述したように配列方向と分光方向とを異ならせるために、光素子の複数の光入出力部が波長分散素子の分光方向と非平行な方向に配置されるように第1の光学系と光素子とが結合されるようにしてもよい。また、光素子の複数の光入出力部に対して入射出する複数のビームの光軸の配列方向が波長分散素子によってビームが分光される分光方向と異なるように波長分散素子に入出射する複数のビームの空間座標を曲げるミラーを上記光学装置が更に備え、当該ミラーが複数のビームの光路上に配置されるようにしてもよい。
上記光学装置において、光素子は、複数の光入出力部の光軸間隔が100μm以下であってもよいし、複数の光入出力部の光軸間隔が50μm以下のマルチコアファイバであってもよい。また、第1の光学系が単眼レンズであってもよいし、第2の光学系が複数の光学要素で構成される複眼レンズであってもよい。また、第2の光学系は、第1の光学系により互いに離間された複数のビームをコリメートするコリメートレンズを含み、波長分散素子に入射される複数のビームのそれぞれが略コリメートビームであってもよい。
上記光学装置において、第2の光学系の収差が補正可能であってもよい。この場合、例えば第2の光学系の一部分は、他の光学部品との相対位置が他の部分と変えられており、第2の光学系の収差が補正されていてもよい。また、第1及び第2の光学系が一つの光学部品として一体的に構成されていてもよい。さらに、第1及び第2の光学系の少なくとも一方がGRINレンズであってもよい。
上述した何れかの光学装置を光合波器や光分波器に適用してもよいし、波長選択スイッチや波長ブロッカに適用してもよい。波長選択スイッチに適用した場合、上述した何れかの光学装置を含む波長選択スイッチでは、複数の光入出力部は、少なくとも一つの入力ポート及び出力ポートを含み、他の光学部品は、所定の波長成分信号光を所定の出力ポートに偏向して結合させる空間変調素子であってもよい。また、波長ブロッカに適用した場合、上述した何れかの光学装置を含む波長選択ブロッカでは、複数の光入出力部は、少なくとも一つの入力ポート及び/または出力ポートを含み、他の光学部品は、所定の波長成分信号光を遮蔽する遮蔽素子であってもよい。
本発明によれば、実用性の向上を図りつつ、波長の合分波を簡易な手段によって行うことができる光学装置が提供される。
第1実施形態に係る光学装置を示した概略構成図である。 マルチコアファイバ(光素子)の端面構成を示した端面図である。 マルチコアファイバ(光素子)の端面においてビーム間隔を拡大する態様を示した図である。 第2実施形態に係る光学装置を示した概略構成図である。 第3実施形態に係る光学装置を示した概略構成図である。 第4実施形態に係る光学装置を示した概略構成図である。 第5実施形態に係る光学装置を示した概略構成図である。 光学装置を波長ブロッカに適用した例を示す図である。 別のマルチコアファイバ(光素子)の端面構成を示した端面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態に係る光学装置100について、図1を参照しつつ説明する。
図1に示すように、光学装置100は、波長多重光信号を伝搬するために、マルチコアファイバ10(光素子)とシングルコアファイバ20(他の光学部品)を結合する装置であり、第1の光学系S1と第2の光学系S2とを備えて構成されている。以下、光素子としてマルチコアファイバを用いた本発明に含まれる光学装置をマルチコアファイバ結合装置と称する。マルチコアファイバ結合装置100は、波長分散素子30と集光レンズ40とを介してマルチコアファイバ10をシングルコアファイバ20に光学的に結合する。
具体的には、マルチコアファイバ10の各コアから入出射される光は波長多重信号光であり、各シングルコアファイバ20のコアから入出射される光は所定の波長成分信号光である。そして、マルチコアファイバ結合装置100を分波器として用いる場合には、マルチコアファイバ10の各コアから出射されるそれぞれの波長多重信号光を波長分散素子30において所定の波長成分信号に分散して、当該所定の波長成分信号をそれぞれ対応するシングルコアファイバ20に光学的に結合される。また、マルチコアファイバ結合装置100を合波器として用いる場合には、各シングルコアファイバ20のコアから出射される光を波長分散素子30において波長多重成分信号光に合波して、当該所定の波長多重成分信号光を対応するマルチコアファイバ10のコアに光学的に結合する。
本実施形態において用いるマルチコアファイバ10は、3つのコア10b,10c,10dを有するものであり、その射出端面10aからは光軸を互いに平行とする3本のビームが射出される。より具体的には、3つのコア10b,10c,10dは、図2に示されるように、端面10aにおける中心点とその上下の点との位置にあり、図示Z方向に沿って配置されている。マルチコアファイバ10において、隣り合うコアの間隔(すなわち、射出端面10aにおけるビーム間隔)は同一で、たとえば0.045mm程度となっている。なお、マルチコアファイバ10のクラッド径はφ0.15mm程度である。
第1の光学系S1は、マルチコアファイバ10側に位置しており、1つのレンズL1を含んで構成されている。レンズL1は、マルチコアファイバ10の射出端部の軸線上において、マルチコアファイバ10の端面10aと対面するように配置されている。図1に示すように、このレンズL1は、マルチコアファイバ10の端面10aから、レンズL1の焦点距離だけ離れた位置に配置されている。マルチコアファイバ10の各コアから出射された、互いに平行な光軸を有するビームは、レンズL1において光軸を互いに平行と異ならせる。レンズL1を透過した複数のビームは、レンズL1と第2の光学系S2との間に設けられた所定の距離を伝搬する過程において、一旦ビーム間隔が縮められた後、Z方向に互いに離間して、第1の光学系S1から離れるにつれてZ方向(配列方向)におけるビーム間隔が拡大される。
レンズL1は、マルチコアファイバ10の各コアから出射された互いに平行な光軸を有するビームについて、光軸を互いに平行と異ならせる作用を奏するものであれば良く、例えば集光レンズを用いることができる。しかし、レンズL1を透過した複数のビームが、レンズL1と第2の光学系S2との間に設けられた所定の距離を伝搬する過程において互いにクロストークが生じることがないよう略平行なビームとすることが好ましく、レンズL1はコリメートレンズであることが好ましい。
第2の光学系S2は、第1の光学系S1に対してシングルコアファイバ20及び波長分散素子30側に位置しており、レンズL2を含んで構成されている。レンズL2は、レンズL1と同様に、マルチコアファイバ10の射出端部の軸線上において、マルチコアファイバ10の端面10aと対面するように配置されている。図1に示すように、レンズL2は、レンズL1から、レンズL1の焦点距離とレンズL2の焦点距離の和だけ離れた位置に配置されている。
レンズL2を透過した複数のビームは、レンズL1により互いに離間された複数のビーム全てを、互いに平行な方向(すなわち、本図においてはマルチコアファイバ10の端面10aと直交するY軸の方向、マルチコアファイバ10の端面10aとシングルコアファイバ20の端面20aとの対面方向)に偏向される。第2の光学系S2は、偏向されたビームの各々を空間的に分離させて波長分散素子30に導入させる。
レンズL2は、第1の光学系S1において互いに平行と異なる光軸を有するよう光路変換されたビームを、互いに平行な光軸を有するよう変換する作用を奏するものであればよい。一方、第2の光学系S2から出射された光は波長分散素子30に導入されるから、第2の光学系S2から出射されるビームは平行光であることが好ましい。即ち、レンズL1が集光レンズである場合には、レンズL2はコリメートレンズであることが好ましく、レンズL1がコリメートレンズである場合には、レンズL2は複数(典型的には2つ)のコリメートレンズの組み合わせからなるレンズ系、または、ビーム発散角を変化させることなくビーム進行方向を偏向するプリズムであることが好ましい。
波長分散素子30は、マルチコアファイバ結合装置100とシングルコアファイバ20との間に位置しており、例えば回折格子で構成されている。波長分散素子30は、レンズL1及びレンズL2と同様に、マルチコアファイバ10の射出端部の軸線上において、マルチコアファイバ10の端面10aと対面するように配置されている。波長分散素子30は、入射された波長多重信号光を所定の波長成分(例えばλ1,λ2,λ3)に分散する素子であり、波長の分散方向が図1においてX方向に広がるように(例えば回折格子の溝をZ方向に形成する)、マルチコアファイバ結合装置100に対して配置されている。なお、マルチコアファイバ結合装置100の第1の光学系S1とマルチコアファイバ10とは、マルチコアファイバ10の複数のコア10b〜10dが波長分散素子30の分光方向と非平行な方向、すなわち分光方向に対して垂直なZ軸方向に配置されるように、結合されている。
このように、本実施形態では、マルチコアファイバ10の複数のコア10b〜10dから射出される複数のビームの光軸の配列方向(Z方向)が、波長分散素子30によって入力ビームが分散される方向(X方向)と異なるようになっている。そして、レンズL2を透過した複数のビームは、波長分散素子30に入射されると、波長分散素子30により各波長多重信号光がX軸方向に、所定波長成分ごとに分光される。波長分散素子30によって分光された各波長の光は、集光レンズ40に入射される。
集光レンズ40は、波長分散素子30とシングルコアファイバ20との間に位置しており、入射されたそれぞれの所定波長成分光を所定の焦点に集光するように波長分散素子30と対面して配置されている。集光レンズ40は、シングルコアファイバ20A−1〜3,20B−1〜3,20C−1〜3の端面20a−1〜3,20b−1〜3,20c−1〜3から、集光レンズ40の焦点距離だけ離れた位置に配置されている。そして、集光レンズ40を透過したビームが各シングルコアファイバ20A−1〜3,20B−1〜3,20C−1〜3に入射される。
シングルコアファイバ20は、波長分散素子30から出射される所定波長成分信号光と、集光レンズ40を介してそれぞれ光結合されるよう配置されている。即ち、マルチコアファイバ10のコア10b,10c,10dの数と、それぞれの波長多重成分信号が有する所定波長成分信号光の数との積に対応する分のファイバ20A−1〜3,20B−1〜3,20C−1〜3が用意される。これら9本のシングルコアファイバ20A−1〜3,20B−1〜3,20C−1〜3は、互いに略平行な光軸を有するように配置されている。このシングルコアファイバ20は、実装時のトレランス拡大等のために、端部のモードフィールド径(MFD)を局所的に拡大させたTECファイバ(Thermally−diffused Expanded Core Fiber)を用いても良い。
図1に示す典型的な例においては、各受光端面20a−1〜3,20b−1〜3,20c−1〜3は、マルチコアファイバ10の射出端面10aと平行に、同一平面上に配置されている。また、その端部は、マルチコアファイバ10に対して傾斜しておらず、マルチコアファイバ10の延在方向に平行に配置され、マルチコアファイバ10の光軸と各シングルコアファイバ20A−1〜3,20B−1〜3,20C−1〜3の光軸とが平行になっているが、光学系の設計に応じて適宜変更することが可能である。
以上、説明したとおり、マルチコアファイバ結合装置100においては、マルチコアファイバ10の互いに略平行な光軸を有するコア10b〜dから出射された、互いに略平行な光軸を有するビーム(波長多重信号光)は、第1の光学系S1によって該光学系S1の波長分散素子30側において各ビームの光軸を、互いに平行と異ならせることにより、互いに離間した状態にされると共に、第2の光学系L2によって該光学系S2の波長分散素子30側において各ビームの光軸が互いに略平行な状態にされている。そして、光軸と略平行な状態とされた各ビームを波長分散素子30に導入している。このように、第2の光学系S2の波長分散素子30側において各ビームの光軸が略平行な状態とされているため、それらの光路上に単独の波長分散素子30を配置するといった簡易な手段によって波長の合分波を容易に行うことができる。また、この場合、シングルコアファイバ20A−1〜3,20B−1〜3,20C−1〜3をマルチコアファイバ10に対してそれぞれ傾斜させる必要がなくなるため、角度調整が不要となり、高い実用性を実現することもできる。
また、マルチコアファイバ結合装置100では、マルチコアファイバ10の複数のコア10b〜10dから射出される複数のビームの光軸の配列方向(Z軸)が波長分散素子30によって各ビームが分光される分光方向(X軸)と異なっている。このため、マルチコアファイバ結合装置100によれば、波長分散素子30によって各ビームの波長が分散等しても、分散された波長間でのクロストーク等の発生を抑制することができる。特にマルチコアファイバ10のように、各コア10b〜10d間が狭い(典型的にはその光軸間隔が100μm以下であり、50μm以下である場合に特に有効である。本実施形態では0.045mm程度)場合に、かかるクロストークが発生しやすいため、本実施形態によれば、クロストークの発生を好適に防止できる。
なお、上述したマルチコアファイバ結合装置100と波長分散素子30等とから光分波器が構成される。また、シングルコアファイバ20A−1〜3,20B−1〜3,20C−1〜3からマルチコアファイバ10へ光信号を伝搬する場合には、マルチコアファイバ結合装置100と波長分散素子30等とから光合波器が構成される。
上述した実施形態においては、第1の光学系S1のレンズL1により、マルチコアファイバ10の複数のビームを互いに離間させているが、図3に示すような態様でも複数のビームを互いに離間させることが可能である。図3の(a)では、端面10aに図示しない端面処理を施すことにより、ビームが互いに離間するビーム射出方向に調整されている。より具体的には、端面10aを曲面にしたり面取りしたりすることで、中心位置にあるコアの端面に対して、その周辺位置にあるコアの端面を傾斜させて、ビーム射出方向の調整がおこなわれる。その際、各コアの端面の傾き角が、ビームの広がり角の2倍以上の角度とすれば隣り合うビームは交わらない。このような発散光は、レンズL2としてコリメートレンズが採用されることにより、互いに平行な光軸を有する平行光を波長分散素子30に導入することができる。
または、図3の(b)に示すように、周辺位置にあるコアに対応させて、2個のガラスブロックG1,G2を配置し、各ガラスブロックで周辺位置にあるコアからのビームを屈折させて、マルチコアファイバ10の複数のビームを互いに離間させることが可能である。ガラスブロックG1、G2は、たとえば、ビーム間隔0.045mm、開口数(NA)0.1のときに、傾斜角θが30度、ガラスブロック長さDが10μm程度とすることができる。なお、上述した図3の(a),(b)に示すような変形例においては、端面10aやガラスブロックG1,G2が第1の光学系S1を構成する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る光学装置であるマルチコアファイバ結合装置100Aについて、図4を参照しつつ説明する。なお、図4では、波長分散素子30、集光レンズ40及びシングルコアファイバ20等は図示を省略しているが、第1実施形態と同様である。
図4に示すように、第2実施形態に係るマルチコアファイバ結合装置100Aは、第1の実施形態に係るマルチコアファイバ結合装置100とは、第1及び第2の光学系S1,S2の構成が異なっている。すなわち、マルチコアファイバ結合装置100Aの第1の光学系S1は、単眼レンズであるGRINレンズ(屈折率分布型レンズ)で構成されている。第1の光学系S1としてGRINレンズL1を用いた場合、マルチコアファイバ10の端面10aと、GRINレンズL1の端面を予め光軸に対して垂直に研磨しておくことで、マルチコアファイバ10とGRINレンズL1の角度調整が不要となり、光軸ずれのみ調整すればよいというメリットがある。さらに、マルチコアファイバ10の端面10aとGRINレンズL1の端面を接触または一体化させることでマルチコアファイバ端面およびGRINレンズL1のマルチコアファイバ側端面における反射を抑制することができる。
また、マルチコアファイバ結合装置100Aの第2の光学系S2は、複眼レンズL2で構成される。この複眼レンズL2は、第1実施形態と同様、第1の光学系S1側において互いに離間した状態である複数のビームの光路を、波長分散素子30側においてマルチコアファイバの光軸と略平行なビームになるように射出する。
このようなマルチコアファイバ結合装置100Aにおいても、上述した第1の実施形態に係るマルチコアファイバ結合装置100と同一または同等の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態に係る光学装置であるマルチコアファイバ結合装置100Bについて、図5を参照しつつ説明する。
図5に示すように、マルチコアファイバ結合装置100Bは、上述した第2の実施形態に係るマルチコアファイバ結合装置100Aとは、第2の光学系S2の構成のみが異なっている。
マルチコアファイバ結合装置100Bの第2の光学系S2は、レンズアレイL2で構成されている。レンズアレイL2は、3本のビームそれぞれに対応するように、3つのレンズL4〜L6で構成されている。このレンズアレイL2は、上記実施形態と同様、第1の光学系S1側において互いに離間した状態である複数のビームの光路を、3つのレンズL4〜L6を用いて、波長分散素子30側においてマルチコアファイバの光軸と略平行なビームになるように射出する。
このようなマルチコアファイバ結合装置100Bにおいても、上述した第1実施形態に係るマルチコアファイバ結合装置100等と同一または同等の効果を得ることができる。また、このような構成のレンズアレイL2において、その一部が、シングルコアファイバ20との相対位置が他の部分と変えられており、第2の光学系L2の収差が補正されるようにしてもよい。即ち、レンズアレイL2を構成する各レンズのうち、その中心から側方に位置するレンズは、端面が揃うように配置された各シングルコアファイバ20に対して、焦点が手前に来るように集光されるから、側方に位置するレンズをシングルコアファイバ20が位置する方向に向けて突出して形成することで、側方に位置するレンズを通ったビームがシングルコアファイバ20の端面において焦点を結ぶように形成することが好ましい。また、このように面形状を変えることにより収差を補正してもよいが、レンズアレイL2における屈折率をアレイの中心部分とその中心部分から側方に位置する側方部分とで異ならせることにより、収差を補正してもよい。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係る光学装置100Cについて、図6を参照しつつ説明する。
図6は、本発明に係る光学装置を備えた波長選択スイッチ200を示す。波長選択スイッチ200は、互いに平行な光軸を有する複数の光入出力部を備えるマルチコアファイバ10と、光学装置100Cと、波長分散素子30と、集光レンズ40と、空間変調素子50とを備える。図6に示す構成では、光学装置100Cは、波長分散素子30,集光レンズ40及び空間変調素子50に光学的に結合されている。
光学装置100Cは、第1実施形態と同様の構成を備えたマルチコアファイバ結合装置を適用することができ、図6においては当該マルチコアファイバ結合装置100Cを波長選択スイッチに適用した場合を示している。即ち、波長選択スイッチ200は、複数の光入出射部を有する光素子であるマルチコアファイバ10を備え、複数の光入出射部であるコア10b〜10dは、波長多重信号光を入力する入力ポートIn1と、所定の波長成分信号光を出力する複数の出力ポートOut1、Out2とを構成する。
マルチコアファイバ10のコア10c(図6のIn1)から入射されてマルチコアファイバ結合装置100Cから射出されるビーム(波長多重信号光)が波長分散素子30で分光されて、所定波長成分信号が集光レンズ40を介して空間変調素子50に照射される。空間変調素子50は、所定波長成分信号光に対応して設けられており、それぞれの波長成分を所定の出力ポートに向けて切り替えることが可能な光路変換機能を有する。空間変調素子50としては、電気的に駆動することで所定波長成分信号光の光路を機械的に切り替えることが可能なMEMSミラーや、印加電圧の付与によって屈折率を変化させることによって光路を変換することが可能な液晶空間変調素子(例えばLCoS)を適用できる。
図6に示す空間変調素子50はMEMSミラーであり、波長分散素子30における波長多重信号光の分光方向に、複数のMEMSミラー50A,50Bを備える。MEMSミラー50A,50Bは、XZ平面において二軸方向に回動して傾斜角を変更し、反射光の光路を切り替えるミラーであり、各MEMSミラー50A,50Bの各端面50a,50bに照射された上記各ビームは、所定の角度で反射し、再び集光レンズ40及び波長分散素子30を通じて、第2の光学S2に戻る。
そして、第2の光学系S2に戻された2つのビームは、第1の光学系S1で集光されてマルチコアファイバ10のコア10b,10dに入射される(図6のOut1,2)。このようにして、本実施形態では、入射された光から所定の選択された波長を取り出することができる。
このように、マルチコアファイバ結合装置100Cにおいては、第1実施形態等と同様に、第1の光学系S1によって該光学系S1の波長分散素子30側において各ビームの光路が互いに離間した状態にされると共に、第2の光学系S2によって該光学系S2の波長分散素子30側において各ビームの光軸が略平行な状態にされている。そして、光軸が略平行な状態とされた各ビームを波長分散素子30に導入したり、波長分散素子30からの各ビームを第2の光学系S2に入射させたりしている。このように、第2の光学系S2の波長分散素子30側において各ビームの光路がマルチコアファイバ10の光軸と略平行な状態とされているため、それらの光路上に単独の波長分散素子30を配置するといった簡易な手段によって波長の合分波を容易に行うことができる。
また、マルチコアファイバ結合装置100Cにおいて、マルチコアファイバ10の複数のコア10b〜10dから射出/入射される複数のビームの光軸の配列方向(Z軸)が波長分散素子30によって各ビームが分光される分光方向(X軸)と異なっている。このため、マルチコアファイバ結合装置100Cによれば、波長分散素子30によって各ビームの波長が分散等しても、分散された波長間でのクロストーク等の発生を抑制することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に係るマルチコアファイバ結合装置について、図7を参照しつつ説明する。
図7に示すように、本実施形態に係るマルチコアファイバ結合装置は、上述した各実施形態に係るマルチコアファイバ結合装置100等とは、一体化部材L3を備えている点で異なっている。この一体化部材L3は、第1の光学系S1を構成するレンズL1と第2の光学系S2を構成するレンズL2とを一つの光学部品として一体的に構成し、第1の光学系S1と第2の光学系S2との相対位置を一定に保持するための部材である。この一体化部材L3は、一方の端面L1aがマルチコアファイバ10に光学的に結合され、他方の端面L2aが波長分散素子30に光学的に結合される。
なお、この一体化部材L3を変形して、第1の光学系S1(L1)と第2の光学系S2(L2)との間に空気が介在するように変形してもよいし、第1の光学系S1(L1)と第2の光学系S2(L2)との間に他の透光性材料が介在するように変形してもよい。第1及び第2の光学系S1,S2の間を透明性材料からなる中実部材とする場合、第1及び第2の光学系S1,S2と透明性材料からなる中実部材とを一体成型することも可能である。
なお、本発明は上述した実施形態に限らず、様々な変形が可能である。たとえば、上述した実施形態においては、マルチコアファイバから射出された光をシングルコアファイバに入射する結合装置として説明しているが、それとは反対に、シングルコアファイバから射出された光をマルチコアファイバに入射する結合装置として利用することもできる。
また、上述した実施形態では、本発明の光学装置をシングルコアファイバに結合する場合や波長選択スイッチとして用いた場合について説明したが、図8に示されるように、光学装置100を波長ブロッカに適用してもよい。図8に示される反射型の波長ブロッカ210では、波長選択スイッチ200における空間変調素子50に代えて、2次元的に広がる遮蔽素子アレイ60を波長分散素子30に対面して配置する。波長ブロッカ210は、互いに平行な光軸を有する複数の光入出射部を有する光素子であるマルチコアファイバ10を備え、複数の光入出射部であるコア10b〜10dは波長多重信号光を入出力するIn/Out1〜3を構成する。
マルチコアファイバ10のコア10b〜10dからそれぞれ入射されてマルチコアファイバ結合装置100Cから射出されるビーム(波長多重信号光)が波長分散素子30で分光されて、所定波長成分信号が集光レンズ40を介して遮蔽素子アレイ60に照射される。遮蔽素子アレイ60は電気的に駆動することによって、所定の位置における光成分を除去できる作用を奏するものであり、例えば偏光子、液晶素子、ミラーの組み合わせなどによって実現される。
なお、上記の例では反射型の波長ブロッカ210を一例として示したが、透過型の波長ブロッカを構成することも可能である。この場合には、反射型の波長ブロッカ210を遮蔽素子60を中心に、左右対称に構成するようにすればよい。このとき、窓60a〜60cの後方には反射ミラーが配置されていない。そして、左側に構成された入力側光学系(マルチコアファイバ10(コア10b〜10d(In1〜3))、マルチコアファイバ結合装置100、波長分散素子30からなる)から入力された光のうち、入力した波長多重成分光から除去したい所定の波長成分光に対応する窓の遮蔽率を高めてブロックするようにする。また、当該窓60a〜60cの窓の液晶を、その光が透過可能な偏光状態に変更すれば、当該透過光は入力側光学系と同様の構成を有する出力側光学系に入射され、出力側の波長分散素子30によって合波され、第1の光学系S1を通して、マルチコアファイバ10における対応するコア10b〜10d(Out1〜3)に入射する。このようにして、所定の波長多重成分光から、所定の波長成分光が除去された波長多重成分光を得ることができる。
また、上述した実施形態では、マルチコアファイバ10のコア10b〜10dの数およびシングルコアファイバ20の本数を3つとして説明したが、これに限られる訳ではなく、必要に応じて増減することが可能である。例えば、上述の例ではコアが一次元配列したマルチコアファイバを示したが、図9に示されるように、二次元配列した7つのコア10e〜10kを備えたマルチコアファイバ10Aを用い、これに対応するシングルコアファイバを7つにした際に、本実施形態のマルチコアファイバ10等を用いてももちろんよい。このとき、各コアが波長分散素子の分光方向と非平行な方向に配置されることが好ましく、例えば図示するように分光方向(X1,X2方向)には唯一のコアのみが存在していることが好ましい。
さらに、上述した各要素の具体的な寸法や材料も、必要に応じて設計変更することができる。また、互いに平行な光軸を有する複数の光入出力部を有する光素子としては1つのファイバに複数のコアが含まれるマルチコアファイバを例示したが、単一のコアを有する複数のファイバを一次元的にアレイ状に配置したファイバアレイや、単一のコアを有する複数の光ファイバを束ねて、コアが二次元的に配置されるようにしたファイババンドルや、複数の発光部や受光部が二次元的に配置された光素子(例えばVCSELアレイ、PDアレイなど)を上述したマルチコアファイバ10と同様のものとして上述した実施形態に適用することも可能である。なお、第2の光学系L2にGRINレンズを用いてもよい。その他、波長分散素子としてはアレイ導波路回折格子(AWG)を採用しても良い。
また、上述した実施形態では、マルチコアファイバ10の複数のコア10b〜10dに対して入出射される複数のビームの光軸の配列方向が波長分散素子30によってビームが分光される分光方向と異なるようにするために、マルチコアファイバ10の複数のコア10b〜10dが波長分散素子30の分光方向と非平行な方向に配置されるように第1の光学系S1とマルチコアファイバ10とが結合されていた。しかしながら、マルチコアファイバ10の複数のコア10b〜10dに対して入射出する複数のビームの光軸の配列方向が波長分散素子30によってビームが分光される分光方向と異なるように波長分散素子30に入出射する複数のビームの空間座標を曲げるミラーを上記結合装置の何れかが備える構成であってもよい。このようなミラーは、例えば、第2の光学系S2と波長分散素子30との間であって、複数のビームの光路上に配置される。
10…マルチコアファイバ、10b,10c,10d…コア、20、20A、20B、20C…シングルコアファイバ、30…波長分散素子、50,50A,50B…ミラー、60…遮蔽素子アレイ、100、100A、100B、100C…マルチコアファイバ結合装置、S1…第1の光学系、S2…第2の光学系。

Claims (18)

  1. 互いに平行な光軸を有する複数の光入出力部を有する光素子を波長分散素子を介して他の光学部品に結合する光学装置であって、
    前記光素子の複数の前記光入出力部に対して入出射される複数のビームの光軸上に位置し、前記各ビームの光軸を、互いに平行と異ならせることにより、前記波長分散素子側において互いに離間した状態とする第1の光学系と、
    前記第1の光学系と前記波長分散素子との間に位置し、前記第1の光学系側において互いに平行と異なる状態である前記複数のビームの光軸を前記波長分散素子側において互いに略平行な状態とする第2の光学系とを備え、
    前記第2の光学系を通過後のビームを前記波長分散素子に導入し及び/又は前記波長分散素子からのビームを前記第2の光学系へ入射させることを特徴とする光学装置。
  2. 前記第2の光学系を通過するビームが複数あり、前記複数のビームのうち少なくとも2つのビームが前記波長分散素子に導入されることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記第2の光学系は、前記第1の光学系により互いに離間した状態とされた前記複数のビームの各々を空間的に分離させて前記波長分散素子に入射させることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学装置。
  4. 前記光素子の複数の前記光入出力部に対して入出射される複数のビームの光軸の配列方向が前記波長分散素子によってビームが分光される分光方向と異なっていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の光学装置。
  5. 前記光素子の複数の前記光入出力部が前記波長分散素子の分光方向と非平行な方向に配置されるように前記第1の光学系と前記光素子とが結合されることを特徴とする請求項4に記載の光学装置。
  6. 前記光素子の複数の前記光入出力部に対して入射出する複数のビームの光軸の配列方向が前記波長分散素子によってビームが分光される分光方向と異なるように前記波長分散素子に入出射する複数のビームの空間座標を曲げるミラーを更に備え、当該ミラーが前記複数のビームの光路上に配置されてことを特徴とする請求項4に記載の光学装置。
  7. 前記光素子は、複数の前記光入出力部の光軸間隔が100μm以下であることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の光学装置。
  8. 前記光素子は、複数の前記光入出力部の光軸間隔が50μm以下のマルチコアファイバであることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の光学装置。
  9. 前記第1の光学系が単眼レンズであることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の光学装置。
  10. 前記第2の光学系が複数の光学要素で構成される複眼レンズであることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の光学装置。
  11. 前記第2の光学系は、前記第1の光学系により互いに離間された前記複数のビームをコリメートするコリメートレンズを含み、前記波長分散素子に入射される複数のビームのそれぞれが略コリメートビームであることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の光学装置。
  12. 前記第2の光学系の収差が補正可能であることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の光学装置。
  13. 前記第2の光学系の一部分は、前記他の光学部品との相対位置が他の部分と変えられており、前記第2の光学系の収差が補正されていることを特徴とする請求項12に記載の光学装置。
  14. 前記第1及び第2の光学系が一つの光学部品として一体的に構成されていることを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の光学装置。
  15. 前記第1及び第2の光学系の少なくとも一方がGRINレンズであることを特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載の光学装置。
  16. 請求項1〜15の何れか一項に記載の光学装置を含む光合波器又は光分波器。
  17. 請求項1〜15の何れか一項に記載の光学装置を含む波長選択スイッチであって、
    複数の前記光入出力部は、少なくとも一つの入力ポート及び出力ポートを含み、
    前記他の光学部品は、所定の波長成分信号光を所定の前記出力ポートに偏向して結合させる空間変調素子であることを特徴とする波長選択スイッチ。
  18. 請求項1〜15の何れか一項に記載の光学装置を含む波長ブロッカであって、
    複数の前記光入出力部は、少なくとも一つの入力ポート及び/または出力ポートを含み、
    前記他の光学部品は、所定の波長成分信号光を遮蔽する遮蔽素子である、ことを特徴とする波長ブロッカ。
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