JP2013215237A - 撮影台およびx線装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】X線グリッドの着脱動作を安全に行うことができる撮影台およびX線装置を提供することを目的とする。
【解決手段】操作者のアクセス側に天板1がガイド5に対して移動したときには、天板1とともにカバー6が移動することにより当該カバー6がガイド5とともにグリッド着脱機構7を覆い、操作者がアクセスしないようにする。逆に、操作者のアクセスとは逆側に天板1がガイド5に対して移動したときには、天板1とともにカバー6が移動することによりガイド5とともにグリッド着脱機構7に対して当該カバー6が退避し、グリッド着脱機構7に対して操作者がアクセスすることができる。その結果、X線グリッド4の着脱動作を安全に行うことができる。
【選択図】図5
【解決手段】操作者のアクセス側に天板1がガイド5に対して移動したときには、天板1とともにカバー6が移動することにより当該カバー6がガイド5とともにグリッド着脱機構7を覆い、操作者がアクセスしないようにする。逆に、操作者のアクセスとは逆側に天板1がガイド5に対して移動したときには、天板1とともにカバー6が移動することによりガイド5とともにグリッド着脱機構7に対して当該カバー6が退避し、グリッド着脱機構7に対して操作者がアクセスすることができる。その結果、X線グリッド4の着脱動作を安全に行うことができる。
【選択図】図5
Description
この発明は、散乱X線を除去するX線グリッドを備えた撮影台およびX線装置に係り、特に、X線を検出するX線検出手段に対して着脱可能にX線グリッドを取り付けるグリッド着脱手段を備えた技術に関する。
被検体を載置する天板やベッド(載置手段)や当該被検体をX線が透過することにより散乱X線(散乱線)が生じる。X線装置では、その散乱X線の影響を排除するために、散乱X線を除去するX線グリッドを天板やベッドとX線検出器(X線検出手段)との間に配置して、X線装置で得られたX線画像の画質を向上させる。
X線グリッドは、X線を吸収する吸収体(例えば鉛など)とX線を透過する中間層(例えばアルミニウムあるいは空隙)とをX線の照射方向に沿って交互に配置して構成される。散乱X線はX線の照射方向とは異なる方向で散乱するので、散乱X線は吸収体にて遮蔽されることで散乱X線を除去する。一方、通常のX線は、照射方向に配置された2つの吸収体間の中間層を透過することで吸収体に遮蔽されることなくX線検出器に到達する。
しかし、X線グリッドの存在により、X線の線量を増やさないと十分な画質が得られない。そのために、余分な被曝を抑える必要がある妊婦や小児などに対しては、X線グリッドを通さない透視あるいは撮影が必要である。そこで、昨今ではX線検出器に対して着脱可能にX線グリッドを取り付けるグリッド着脱機構(グリッド着脱手段)がX線装置に搭載されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、X線グリッドの着脱に関して不適切なタイミングでの撮影と、不適切なタイミングでのX線グリッドの着脱動作を禁止している。具体的には、グリッド着脱機構の他に、X線グリッドの取り付けや取り外しを規制するロック機構や、ロック機構の動作を監視するセンサ類などを備えている。これらを備えることによって、グリッド着脱動作中の不適切なタイミングを監視し、ロック機構を動作させて撮影動作を禁止する。また、撮影中にはX線グリッドの着脱動作を禁止するようにロック機構を制御する。
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、上述したようにX線グリッドは、天板やベッドとX線検出器との間に配置されているが、一般的には拡大率を抑えるために被検体・X線検出器間の距離をなるべく小さく抑えるのが適当である。つまり、被検体を載置する天板やベッド・X線検出器間の距離は狭い。その狭い隙間にグリッド着脱機構を備えるので、グリッド着脱機構によるX線グリッドの着脱動作が困難であるという問題がある。また、天板やベッドはX線の着脱方向(操作者のアクセス方向)に移動するものが多く、天板やベッドがグリッド着脱機構を覆い隠すような位置にある(操作者のアクセス側から見て奥側にグリッド着脱機構,手前側に天板やベッドがある)際にX線グリッドを挿入して取り付けると、装着に困難を伴う等の問題がある。
すなわち、上述したようにX線グリッドは、天板やベッドとX線検出器との間に配置されているが、一般的には拡大率を抑えるために被検体・X線検出器間の距離をなるべく小さく抑えるのが適当である。つまり、被検体を載置する天板やベッド・X線検出器間の距離は狭い。その狭い隙間にグリッド着脱機構を備えるので、グリッド着脱機構によるX線グリッドの着脱動作が困難であるという問題がある。また、天板やベッドはX線の着脱方向(操作者のアクセス方向)に移動するものが多く、天板やベッドがグリッド着脱機構を覆い隠すような位置にある(操作者のアクセス側から見て奥側にグリッド着脱機構,手前側に天板やベッドがある)際にX線グリッドを挿入して取り付けると、装着に困難を伴う等の問題がある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、X線グリッドの着脱動作を安全に行うことができる撮影台およびX線装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、この発明に係る撮影台は、被検体を載置する載置手段と、X線を検出するX線検出手段と、散乱X線を除去するX線グリッドと、前記X線検出手段に対して着脱可能に前記X線グリッドを取り付けるグリッド着脱手段とを備え、前記載置手段に載置された被検体の透視あるいは撮影を行う撮影台であって、前記載置手段に対して、前記X線検出手段,前記X線グリッドおよび前記グリッド着脱手段とともに相対的に移動する案内手段と、その案内手段と前記載置手段の前記被検体の載置面とは逆側の面との間に設けられたカバーとを備え、前記載置手段が前記案内手段に対して相対的に移動する際に、操作者のアクセス側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともに前記カバーが相対的に移動することにより当該カバーが案内手段とともに前記グリッド着脱手段を覆い、操作者のアクセスとは逆側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともに前記カバーが相対的に移動することにより案内手段とともに前記グリッド着脱手段に対して当該カバーが相対的に退避するように当該カバーを構成することを特徴とするものである。
すなわち、この発明に係る撮影台は、被検体を載置する載置手段と、X線を検出するX線検出手段と、散乱X線を除去するX線グリッドと、前記X線検出手段に対して着脱可能に前記X線グリッドを取り付けるグリッド着脱手段とを備え、前記載置手段に載置された被検体の透視あるいは撮影を行う撮影台であって、前記載置手段に対して、前記X線検出手段,前記X線グリッドおよび前記グリッド着脱手段とともに相対的に移動する案内手段と、その案内手段と前記載置手段の前記被検体の載置面とは逆側の面との間に設けられたカバーとを備え、前記載置手段が前記案内手段に対して相対的に移動する際に、操作者のアクセス側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともに前記カバーが相対的に移動することにより当該カバーが案内手段とともに前記グリッド着脱手段を覆い、操作者のアクセスとは逆側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともに前記カバーが相対的に移動することにより案内手段とともに前記グリッド着脱手段に対して当該カバーが相対的に退避するように当該カバーを構成することを特徴とするものである。
[作用・効果]この発明に係る撮影台によれば、載置手段に対して、X線検出手段,X線グリッドおよびグリッド着脱手段とともに相対的に移動する案内手段を備える。その他に、案内手段と載置手段の被検体の載置面とは逆側の面との間に設けられたカバーを備える。載置手段が案内手段に対して相対的に移動する際に、カバーを下記のように構成する。
すなわち、操作者のアクセス側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともにカバーが相対的に移動することにより当該カバーが案内手段とともにグリッド着脱手段を覆う。つまり、操作者のアクセス側から見て奥側に案内手段・グリッド着脱手段,手前側から見て載置手段・カバーがあるときにカバーが案内手段とともにグリッド着脱手段を覆うことで操作者がアクセスしないようにする。
逆に、操作者のアクセスとは逆側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともにカバーが相対的に移動することにより案内手段とともにグリッド着脱手段に対して当該カバーが相対的に退避する。つまり、操作者のアクセス側から見て手前側に案内手段・グリッド着脱手段,奥側から見て載置手段・カバーがあるときにグリッド着脱手段に対して操作者がアクセスすることができるようにするので、たとえ載置手段・X線検出手段間の距離が狭くても、X線グリッドを挿入して取り付ける、あるいは取り外すことができて装着に困難を伴うこともない。
したがって、X線グリッドの着脱動作を安全に行うことができる。また、カバーで覆う構造となっているので、載置手段に造影剤などの液体がかかっても、X線グリッドやX線検出手段に液体が被らないという効果をも奏する。
なお、「載置手段に対して、X線検出手段,X線グリッドおよびグリッド着脱手段とともに相対的に移動する案内手段」とは、X線検出手段,X線グリッドおよびグリッド着脱手段を固定し、カバーとともに載置手段のみが移動したときには、案内手段は、X線検出手段,X線グリッドおよびグリッド着脱手段とともに固定されることを意味する。
また、この発明に係るX線装置は、X線を照射するX線照射手段と、被検体を載置する載置手段と、X線を検出するX線検出手段と、散乱X線を除去するX線グリッドと、前記X線検出手段に対して着脱可能に前記X線グリッドを取り付けるグリッド着脱手段とを備え、前記載置手段に載置された被検体に対して前記X線照射手段からX線を照射することで当該被検体の透視あるいは撮影を行うX線装置であって、前記載置手段に対して、前記X線検出手段,前記X線グリッドおよび前記グリッド着脱手段とともに相対的に移動する案内手段と、その案内手段と前記載置手段の前記被検体の載置面とは逆側の面との間に設けられたカバーとを備え、前記載置手段が前記案内手段に対して相対的に移動する際に、操作者のアクセス側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともに前記カバーが相対的に移動することにより当該カバーが案内手段とともに前記グリッド着脱手段を覆い、操作者のアクセスとは逆側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともに前記カバーが相対的に移動することにより案内手段とともに前記グリッド着脱手段に対して当該カバーが相対的に退避するように当該カバーを構成することを特徴とするものである。
[作用・効果]この発明に係るX線装置によれば、この発明に係る撮影台の他に、X線照射手段を備えることで、載置手段に載置された被検体に対してX線照射手段からX線を照射することで当該被検体の透視あるいは撮影を行うX線装置を実現する。操作者のアクセス側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともにカバーが相対的に移動することにより当該カバーが案内手段とともにグリッド着脱手段を覆い、操作者がアクセスしないようにする。逆に、操作者のアクセスとは逆側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともにカバーが相対的に移動することにより案内手段とともにグリッド着脱手段に対して当該カバーが相対的に退避し、グリッド着脱手段に対して操作者がアクセスすることができる。その結果、X線グリッドの着脱動作を安全に行うことができる。
この発明に係る撮影台およびX線装置において、具体的にはカバーを下記のように構成・形成して、設けるのが好ましい。
すなわち、カバーを、屈曲自在となるような物質あるいは形状で形成し、当該カバーを、案内手段の面に沿わせて支持するように構成することで、操作者のアクセス側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともにカバーが相対的に移動し、その相対的な移動に伴ってカバーが案内手段に沿って屈曲されることよりカバーが案内手段とともにグリッド着脱手段を覆い、操作者のアクセスとは逆側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともにカバーが相対的に移動し、その相対的な移動に伴って案内手段とともにグリッド着脱手段に対してカバーが案内手段に沿って相対的に退避する。
すなわち、カバーを、屈曲自在となるような物質あるいは形状で形成し、当該カバーを、案内手段の面に沿わせて支持するように構成することで、操作者のアクセス側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともにカバーが相対的に移動し、その相対的な移動に伴ってカバーが案内手段に沿って屈曲されることよりカバーが案内手段とともにグリッド着脱手段を覆い、操作者のアクセスとは逆側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともにカバーが相対的に移動し、その相対的な移動に伴って案内手段とともにグリッド着脱手段に対してカバーが案内手段に沿って相対的に退避する。
この発明に係る撮影台およびX線装置によれば、操作者のアクセス側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともにカバーが相対的に移動することにより当該カバーが案内手段とともにグリッド着脱手段を覆い、操作者がアクセスしないようにする。逆に、操作者のアクセスとは逆側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともにカバーが相対的に移動することにより案内手段とともにグリッド着脱手段に対して当該カバーが相対的に退避し、グリッド着脱手段に対して操作者がアクセスすることができる。その結果、X線グリッドの着脱動作を安全に行うことができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係るX線画像診断装置の概略斜視図であり、図2は、実施例に係るX線画像診断装置の概略正面図であり、図3は、実施例に係るX線画像診断装置の概略側面図であり、図4は、グリッド着脱機構の概略平面図であり、図5(a)は、長手方向から見た短手方向の端部において、操作者のアクセス側に天板・カバーが移動したときの概略側面図であり、図5(b)は、長手方向から見た短手方向の端部において、操作者のアクセスとは逆側に天板・カバーが移動したときの概略側面図である。本実施例では、X線装置として、図1〜図3のX線画像診断装置を例に採って説明するとともに、撮影台として、図1〜図5の撮影台を例に採って説明する。また、図1および図2では、カバー等の図示を省略し、図3では、天板保持部等の図示を省略する。
図1は、実施例に係るX線画像診断装置の概略斜視図であり、図2は、実施例に係るX線画像診断装置の概略正面図であり、図3は、実施例に係るX線画像診断装置の概略側面図であり、図4は、グリッド着脱機構の概略平面図であり、図5(a)は、長手方向から見た短手方向の端部において、操作者のアクセス側に天板・カバーが移動したときの概略側面図であり、図5(b)は、長手方向から見た短手方向の端部において、操作者のアクセスとは逆側に天板・カバーが移動したときの概略側面図である。本実施例では、X線装置として、図1〜図3のX線画像診断装置を例に採って説明するとともに、撮影台として、図1〜図5の撮影台を例に採って説明する。また、図1および図2では、カバー等の図示を省略し、図3では、天板保持部等の図示を省略する。
本実施例では、X線画像診断装置は、図1〜図3に示すように、天板1に載置された被検体Mに対してX線管2からX線を照射することで当該被検体Mの透視あるいは撮影を行う。被検体Mの透視については、撮影時よりも微弱な線量のX線を照射して得られたX線画像を逐次にリアルタイムで表示することにより行う。被検体Mの撮影については、通常の線量のX線を照射して得られたX線画像を, RAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体(図示省略)に一旦に書き込んで記憶してから、読み出して表示あるいは印刷することにより行う。
具体的には、X線画像診断装置は、被検体Mを載置する天板1と、その被検体Mに向けてX線を照射するX線管2と、被検体Mを透過したX線を検出するフラットパネル型X線検出器(FPD)3とを備えている。その他に、天板1や被検体MをX線が透過することにより生じた散乱X線(散乱線)を除去するX線グリッド4を備えている。FPD3およびX線グリッド4は、水平姿勢のときに天板1の下面に設けられたガイド5内に収容されている。天板1は、この発明における載置手段に相当し、X線管2は、この発明におけるX線照射手段に相当し、フラットパネル型X線検出器(FPD)3は、この発明におけるX線検出手段に相当し、ガイド5は、この発明における案内手段に相当する。
X線画像診断装置は、X線管2を支持する支柱21を備えるとともに、天板1を支持する主支柱31を備えている。X線管2の照射側にはX線管2から照射される照視野を制御するコリメータ22を配設している。本実施例では、主支柱31の一端が上述したようにX線管2を支持し、他端が天板1内に収容されたFPD3を支持することで、X線管2およびFPD3が被検体Mの長手方向に沿って互いに同方向に天板1に対して平行移動する(図3を参照)ことで、被検体Mにおける所望の部位の透視あるいは撮影を行う。なお、X線管2およびFPD3が被検体Mの長手方向に沿って互いに同方向に天板1に対して平行移動しながら撮影を行い、各X線画像を結合することで長手方向の長尺状のX線画像を取得することも可能である。
主支柱31は、床面に設置された基台32に立設されており、天板1を起倒(傾斜)可能に保持する天板保持部33を配設している。床面に設置された基台32に主支柱31を立設し、天板1を保持する天板保持部33を配設することで、天板1が保持された状態で、天板1の下面のガイド5内に収容されたFPD3・X線グリッド4,FPD3を他端で支持した支柱21,その支柱21の一端に支持されたX線管2およびX線管2の照射側に配設されたコリメータ22も支持される。
天板保持部33内には、天板1を水平軸の軸心周りに回転させて傾斜させる扇形ラック34と、扇形ラック34および主支柱31に挿入される支軸35と、扇形ラック34に嵌合されるピニオン36と、ピニオン36を一端に配設した回転軸37と、回転軸37を回転させるモータ38とを収容している。モータ38が回転軸37を回転させることで、回転軸37の一端に配設されたピニオン36が回転し、ピニオン36の回転に連動して、それに嵌合された扇形ラック34が支軸35を支点として支軸35周りに回転する。扇形ラック34が支軸35周りに回転することで、天板1を水平軸の軸心周りに回転させて傾斜させる。
このように、天板1が水平軸の軸心周りに回転して傾斜すると、天板1を起立姿勢・傾斜姿勢・水平姿勢(臥位姿勢)に起倒させることが可能になる。また、天板1の傾斜に連動して、X線管2,FPD3およびX線グリッド4が傾斜するとともに、X線管2を支持する支柱21も傾斜する。なお、天板1を起立姿勢に傾斜させる際に、天板1の水平軸の軸心周りの回動位置から天板1下部の距離が、支柱31の支軸35から支柱31下部までの高さよりも長い場合には、起立姿勢が実現できないので、この場合には天板1を上部に移動させれば起立姿勢を実現することができる。
X線画像診断装置は、他に、図3に示すように、水平姿勢のときに天板1の下面に設けられたカバー6を備えている。なお、カバー6については、水平姿勢・傾斜姿勢・起立姿勢の如何に関わらず、ガイド5と天板1の被検体Mの載置面とは逆側の面との間に設けられている。また、水平姿勢のときにカバー6をガイド5の上面に沿わせて支持するように構成する。X線管2等を除く、天板1,FPD3,X線グリッド4,ガイド5,カバー6および後述するグリッド着脱機構7で、図1〜図5の撮影台を構成している。
図4に示すように、グリッド着脱機構7は、FPD3に対して着脱可能にX線グリッド4を取り付ける。図4では、グリッド着脱機構7は、スライドレール71,固定レール72およびグリッド保持金具73などを備えている。グリッド着脱機構7は、この発明におけるグリッド着脱手段に相当する。
スライドレール71にはグリッド保持金具73が取り付けられ、グリッド保持金具73にX線グリッド4を挟んで取り付けることで、スライドレール71に対してX線グリッド4を取り付ける。スライドレール71は固定レール72上をスライド移動可能で、X線グリッド4を取り付けたスライドレール71が固定レール72上を奥に移動することで、X線グリッド4をFPD3上に装着する。逆に、X線グリッド4を取り外すときには、X線グリッド4を取り付けたスライドレール71が固定レール72上を手前に移動して、グリッド保持金具73からX線グリッド4を取り外すことにより行う。
なお、図4では、X線グリッド4を手動で移動させて着脱するグリッド着脱機構7について説明したが、モータやネジ棒やギアあるいはプーリなどをグリッド着脱機構7に設けてX線グリッド4を自動で移動させて着脱する機構であってもよい。また、グリッド保持金具に限定されず、アタッチメント等によりX線グリッド4を着脱してもよい。このように、グリッド着脱機構7については、図4のような機構に限定されない。
また、天板1は、図5に示すように、カバー6とともに(天板1や被検体Mの)短手方向に移動可能である。天板1とともにカバー6が短手方向に移動するときには、ガイド5は、FPD3,X線グリッド4およびグリッド着脱機構7とともに固定されるようにロックされる。なお、ガイド5は、図2に示すように、FPD3,X線グリッド4およびグリッド着脱機構7全体を覆うような形状であったが、ガイド5がカバー6を支持する程度の長さであれば、ガイド5は、FPD3,X線グリッド4およびグリッド着脱機構7の端部のみを覆う形状であってもよい。
カバー6については、屈曲自在となるような物質あるいは形状で形成する。物質については、例えばビニールでカバー6を形成してもよいし、ゴム等に代表される弾性体でカバー6を形成してもよい。また、物質で限定しないのであれば、蛇腹等の形状でカバー6を形成してもよい。カバー6については、被検体の透視あるいは撮影に邪魔にならない箇所(天板1の端部)に設ければよいが、ビニール等のようにX線が大きく減衰しないのであれば、天板1全体に亘ってカバー6を設けてもよい。
続いて、水平姿勢で透視あるいは撮影を行うときのX線グリッド4の着脱(取り付けおよび取り外し)について、図5を参照して説明する。また、従来のX線グリッドの着脱(取り付けおよび取り外し)についても、図5の比較として図6を参照して説明する。図6は、長手方向から見た短手方向の端部における従来のX線グリッドの着脱動作の概略側面図である。従来の図6では、本実施例と共通する箇所については、同じ符号を付する。図5および図6ではグリッド着脱機構7の具体的な構成については図示を省略する。
なお、傾斜姿勢あるいは起立姿勢のときにFPD3やX線グリッド4やグリッド着脱機構7などがガイド5ごと天板1から重力により勝手にはみ出るのを防止するために、長手方向に操作者がアクセスできないように長手方向の両端は天板1の下面は開口されていない。そして、短手方向の両端あるいは一端のみ天板1の下面は開口されている。したがって、従来の図6も含め、本実施例の図5では、操作者のアクセス側および当該アクセスとは逆側の方向は、短手方向に平行であるとして以下を説明する。
従来の図6では、本実施例の図5のガイド5やカバー6を備えていないので、「発明が解決しようとする課題」の欄でも述べたように天板1・FPD3間の狭い隙間でのX線グリッド4の着脱動作が困難である。天板1が手前側にありグリッド着脱機構7が奥側にあって、天板1がグリッド着脱機構7を覆い隠すような位置にある際にX線グリッド4を挿入して取り付けると、装着に困難を伴う等の問題がある。
これに対して、本実施例の図5では、カバー6を、屈曲自在となるような物質あるいは形状で形成する。そして、天板1とともにカバー6が短手方向に移動するときには、ガイド5は、FPD3,X線グリッド4およびグリッド着脱機構7とともに固定されるようにロックされる。このように形成することで、下記のように作用する。
すなわち、図5(a)に示すように、操作者のアクセス側に天板1がガイド5に対して移動(図では左側に移動)したときには、天板1とともにカバー6が同方向に移動し、カバー6が、屈曲自在となるような物質あるいは形状で形成されることで、カバー6がガイド5に沿って屈曲される。その結果、カバー6がガイド5とともにグリッド着脱機構7を覆う。
逆に、図5(b)に示すように、操作者のアクセスとは逆側に天板1がガイド5に対して移動(図では右側に移動)したときには、天板1とともにカバー6が同方向に移動し、カバー6がガイド5に沿って退いていく。その結果、グリッド着脱機構7が見えるようになる。天板1がある程度まで動くと、X線グリッド4を取り外して取り出すことができる。
よって、余分な被曝を抑える必要がある妊婦や小児などに対して透視あるいは撮影を行う場合には、このようにしてX線グリッド4を取り外して行うことができる。逆に、X線グリッド4を取り付けて透視あるいは撮影を行う際には、X線グリッド4を取り付けて、図5(a)に示すように、操作者のアクセス側に天板1がガイド5に対して移動(図では左側に移動)することで、カバー6がガイド5とともにグリッド着脱機構7を覆う。その状態で、X線グリッド4を取り付けて透視あるいは撮影を行う。
本実施例に係る撮影台(天板1,FPD3,X線グリッド4,ガイド5,カバー6およびグリッド着脱機構7)によれば、天板1に対して、フラットパネル型X線検出器(FPD)3,X線グリッド4およびグリッド着脱機構7とともに相対的に移動するガイド5を備える。その他に、ガイド5と天板1の被検体Mの載置面とは逆側の面との間に設けられたカバー6を備える。天板1がガイド5に対して相対的に移動する際には、カバー6を下記のように構成している。
すなわち、操作者のアクセス側に天板1がガイド5に対して相対的に移動したときには、天板1とともにカバー6が相対的に移動することにより当該カバー6がガイド5とともにグリッド着脱機構7を覆う。つまり、操作者のアクセス側から見て奥側(図5(a)では右側)にガイド5・グリッド着脱機構7,手前側(図5(a)では左側)から見て天板1・カバー6があるときにカバー6がガイド5とともにグリッド着脱機構7を覆うことで操作者がアクセスしないようにする。
逆に、操作者のアクセスとは逆側に天板1がガイド5に対して相対的に移動したときには、天板1とともにカバー6が相対的に移動することによりガイド5とともにグリッド着脱機構7に対して当該カバー6が相対的に退避する。つまり、操作者のアクセス側から見て手前側(図5(b)では左側)にガイド5・グリッド着脱機構7,奥側(図5(b)では右側)から見て天板1・カバー6があるときにグリッド着脱機構7に対して操作者がアクセスすることができるようにするので、たとえ天板1・FPD3間の距離が狭くても、X線グリッド4を挿入して取り付ける、あるいは取り外すことができて装着に困難を伴うこともない。
したがって、X線グリッド4の着脱動作を安全に行うことができる。また、カバー6で覆う構造となっているので、天板1に代表される載置手段に造影剤などの液体がかかっても、X線グリッド4やFPD3に代表されるX線検出手段に液体が被らないという効果をも奏する。
本実施例の場合には、操作者のアクセス側および当該アクセスとは逆側の方向は、短手方向に平行である。したがって、天板1の短手方向のグリッド着脱機構7あるいは(X線グリッド4を自動で動かす場合には)駆動機構をそのまま利用するので、追加の着脱機構、駆動機構や制御機構を必要としない効果をも奏する。
「課題を解決するための手段」の欄でも述べたように、「天板1に対して、FPD3,X線グリッド4およびグリッド着脱機構7とともに相対的に移動するガイド5」とは、本実施例の図5に示すように、FPD3,X線グリッド4およびグリッド着脱機構7を固定し、カバー6とともに天板1のみが短手方向に移動したときには、ガイド5は、FPD3,X線グリッド4およびグリッド着脱機構7とともに固定されることを意味する。
なお、ガイド5が、FPD3,X線グリッド4およびグリッド着脱機構7とともに長手方向に移動する際には、カバー6も同方向に移動できるように長手方向のガイド5の両端に突起部分を設けて、2つの突起部分にカバー6が嵌合されるように設けるのが好ましい。この場合には、突起部分によって、ガイド5等が長手方向に移動する際にカバー6のみが固定されてしまうのを防止して、ガイド5等の長手方向に連動してカバー6を動かすことができる。
本実施例に係るX線画像診断装置によれば、本実施例に係る撮影台の他に、X線管2を備えることで、天板1に載置された被検体Mに対してX線管2からX線を照射することで当該被検体Mの透視あるいは撮影を行うX線画像診断装置を実現する。操作者のアクセス側に天板1がガイド5に対して相対的に移動したときには、天板1とともにカバー6が相対的に移動することにより当該カバー6がガイド5とともにグリッド着脱機構7を覆い、操作者がアクセスしないようにする。逆に、操作者のアクセスとは逆側に天板1がガイド5に対して相対的に移動したときには、天板1とともにカバー6が相対的に移動することによりガイド5とともにグリッド着脱機構7に対して当該カバー6が相対的に退避し、グリッド着脱機構7に対して操作者がアクセスすることができる。その結果、X線グリッド4の着脱動作を安全に行うことができる。
本実施例に係る撮影台およびX線画像診断装置では、カバー6を図5に示すように構成・形成して、設けている。
すなわち、カバー6を、屈曲自在となるような物質あるいは形状で形成し、当該カバー6を、ガイド5の面(水平姿勢ではガイド5の上面)に沿わせて支持するように構成することで、操作者のアクセス側に天板1がガイド5に対して相対的に移動したときには、天板1とともにカバーが相対的に移動し、その相対的な移動に伴ってカバー6がガイド5に沿って屈曲されることよりカバー6がガイド5とともにグリッド着脱機構7を覆い、操作者のアクセスとは逆側に天板1がガイド5に対して相対的に移動したときには、天板1とともにカバー6が相対的に移動し、その相対的な移動に伴ってガイド5とともにグリッド着脱機構7に対してカバー6がガイド5に沿って相対的に退避する。
すなわち、カバー6を、屈曲自在となるような物質あるいは形状で形成し、当該カバー6を、ガイド5の面(水平姿勢ではガイド5の上面)に沿わせて支持するように構成することで、操作者のアクセス側に天板1がガイド5に対して相対的に移動したときには、天板1とともにカバーが相対的に移動し、その相対的な移動に伴ってカバー6がガイド5に沿って屈曲されることよりカバー6がガイド5とともにグリッド着脱機構7を覆い、操作者のアクセスとは逆側に天板1がガイド5に対して相対的に移動したときには、天板1とともにカバー6が相対的に移動し、その相対的な移動に伴ってガイド5とともにグリッド着脱機構7に対してカバー6がガイド5に沿って相対的に退避する。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、X線装置として、起立姿勢での透視あるいは撮影も可能な図1〜図3のX線画像診断装置を例に採って説明したが、起立姿勢のみの透視あるいは撮影を行うX線装置や、水平姿勢のみの透視あるいは撮影を行うX線装置などにも適用することができる。その他にも、3次元画像や断層画像などを取得する断層撮影装置や、被検体の体軸の軸心周りに回転させて撮影するX線CT装置などにも適用することができる。また、撮影台においても、起立姿勢のみの透視あるいは撮影を行う起立姿勢スタンドなどにも適用することができる。
(2)上述した実施例では、X線検出手段として、フラットパネル型X線検出器(FPD)を例に採って説明したが、撮影のみを行うのであればX線フィルムなどに例示されるように、X線検出手段としては特に限定されない。
(3)X線グリッドの構成については、特に限定されない。X線を透過する中間層が空隙で構成されたエアグリッドであってもよいし、X線を透過する中間層が例えばアルミニウムで構成されたX線グリッドであってもよい。また、X線管の焦点を結ぶ射線に沿って吸収体・中間層を配置した集束グリッドであってもよいし、吸収体・中間層を平行配置したグリッドであってもよい。また、X線グリッドの吸収体・中間層については、散乱X線(散乱線)に合わせて一方向のみに配置したグリッドであってもよいし、互いに直交する方向にそれぞれ吸収体・中間層を配置したクロスグリッドであってもよい。
(4)上述した実施例では、載置手段として、図1〜図3および図5の天板1を例に採って説明したが、被検体を載置する載置手段であれば、回診用のベッドに例示されるように、載置手段として特に限定されない。
(5)カバーについては、一方のみアクセスするように1つのみ設けてもよいし、一方とともに当該一方とは対向する側にも両方アクセスするように2つ設けてもよい。
(6)上述した実施例では、案内手段(実施例ではガイド),X線検出手段(実施例ではFPD),X線グリッドおよびグリッド着脱手段(実施例ではグリッド着脱機構)を固定し、カバーとともに載置手段(実施例では天板)のみが移動したときについて説明したが、載置手段(天板)が案内手段(ガイド)に対して相対的に移動するのであれば特に限定されない。例えば、案内手段(ガイド),X線検出手段(FPD),X線グリッドおよびグリッド着脱手段(グリッド着脱機構)のみを移動させ、カバーとともに載置手段(天板)のみを固定してもよいし、案内手段(ガイド),X線検出手段(FPD),X線グリッドおよびグリッド着脱手段(グリッド着脱機構)の移動と、カバーおよび載置手段(天板)の移動とを互いに独立して行ってもよい。
(7)上述した実施例では、操作者のアクセス側および当該アクセスとは逆側の方向は、短手方向に平行であったが、これに限定されない。水平姿勢のみの透視あるいは撮影を行う場合には、操作者のアクセス側および当該アクセスとは逆側の方向は、長手方向に平行であってもよい。また、短手方向および長手方向の両方に操作者がアクセスできるようにしてもよい。
(8)上述した実施例では、操作者のアクセス側および当該アクセスとは逆側の方向(実施例では短手方向に平行)およびそれらに直交する方向(実施例では長手方向に平行)の両方向に、載置手段(実施例では天板)に対して、X線検出手段(実施例ではFPD),X線グリッドおよびグリッド着脱手段(実施例ではグリッド着脱機構)とともに相対的に移動したが、操作者のアクセス側および当該アクセスとは逆側の方向(短手方向に平行)のみに相対的に移動する機構であってもよい。
1 … 天板
2 … X線管
3 … フラットパネル型X線検出器(FPD)
4 … X線グリッド
5 … ガイド
6 … カバー
7 … グリッド着脱機構
M … 被検体
2 … X線管
3 … フラットパネル型X線検出器(FPD)
4 … X線グリッド
5 … ガイド
6 … カバー
7 … グリッド着脱機構
M … 被検体
Claims (4)
- 被検体を載置する載置手段と、
X線を検出するX線検出手段と、
散乱X線を除去するX線グリッドと、
前記X線検出手段に対して着脱可能に前記X線グリッドを取り付けるグリッド着脱手段と
を備え、
前記載置手段に載置された被検体の透視あるいは撮影を行う撮影台であって、
前記載置手段に対して、前記X線検出手段,前記X線グリッドおよび前記グリッド着脱手段とともに相対的に移動する案内手段と、
その案内手段と前記載置手段の前記被検体の載置面とは逆側の面との間に設けられたカバーと
を備え、
前記載置手段が前記案内手段に対して相対的に移動する際に、
操作者のアクセス側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともに前記カバーが相対的に移動することにより当該カバーが案内手段とともに前記グリッド着脱手段を覆い、
操作者のアクセスとは逆側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともに前記カバーが相対的に移動することにより案内手段とともに前記グリッド着脱手段に対して当該カバーが相対的に退避する
ように当該カバーを構成することを特徴とする撮影台。 - 請求項1に記載の撮影台において、
前記カバーを、屈曲自在となるような物質あるいは形状で形成し、
当該カバーを、前記案内手段の面に沿わせて支持するように構成することで、
操作者のアクセス側に前記載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともにカバーが相対的に移動し、その相対的な移動に伴ってカバーが案内手段に沿って屈曲されることよりカバーが案内手段とともに前記グリッド着脱手段を覆い、
操作者のアクセスとは逆側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともにカバーが相対的に移動し、その相対的な移動に伴って案内手段とともにグリッド着脱手段に対してカバーが案内手段に沿って相対的に退避する
ことを特徴とする撮影台。 - X線を照射するX線照射手段と、
被検体を載置する載置手段と、
X線を検出するX線検出手段と、
散乱X線を除去するX線グリッドと、
前記X線検出手段に対して着脱可能に前記X線グリッドを取り付けるグリッド着脱手段と
を備え、
前記載置手段に載置された被検体に対して前記X線照射手段からX線を照射することで当該被検体の透視あるいは撮影を行うX線装置であって、
前記載置手段に対して、前記X線検出手段,前記X線グリッドおよび前記グリッド着脱手段とともに相対的に移動する案内手段と、
その案内手段と前記載置手段の前記被検体の載置面とは逆側の面との間に設けられたカバーと
を備え、
前記載置手段が前記案内手段に対して相対的に移動する際に、
操作者のアクセス側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともに前記カバーが相対的に移動することにより当該カバーが案内手段とともに前記グリッド着脱手段を覆い、
操作者のアクセスとは逆側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともに前記カバーが相対的に移動することにより案内手段とともに前記グリッド着脱手段に対して当該カバーが相対的に退避する
ように当該カバーを構成することを特徴とするX線装置。 - 請求項3に記載のX線装置において、
前記カバーを、屈曲自在となるような物質あるいは形状で形成し、
当該カバーを、前記案内手段の面に沿わせて支持するように構成することで、
操作者のアクセス側に前記載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともにカバーが相対的に移動し、その相対的な移動に伴ってカバーが案内手段に沿って屈曲されることよりカバーが案内手段とともに前記グリッド着脱手段を覆い、
操作者のアクセスとは逆側に載置手段が案内手段に対して相対的に移動したときには、載置手段とともにカバーが相対的に移動し、その相対的な移動に伴って案内手段とともにグリッド着脱手段に対してカバーが案内手段に沿って相対的に退避する
ことを特徴とするX線装置。
Priority Applications (1)
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JP2012085749A JP2013215237A (ja) | 2012-04-04 | 2012-04-04 | 撮影台およびx線装置 |
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JP2013215237A true JP2013215237A (ja) | 2013-10-24 |
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Family Applications (1)
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JP2012085749A Pending JP2013215237A (ja) | 2012-04-04 | 2012-04-04 | 撮影台およびx線装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2013215237A (ja) |
-
2012
- 2012-04-04 JP JP2012085749A patent/JP2013215237A/ja active Pending
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