JP2013214926A - 情報処理装置及び方法、並びにコンピュータプログラム及び情報記録媒体 - Google Patents

情報処理装置及び方法、並びにコンピュータプログラム及び情報記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ハイライトオブジェクトを好適に検出する。
【解決手段】
情報処理装置(100)は、表示オブジェクトを規定するオブジェクト情報及び表示オブジェクトを対象とした操作入力に対応した処理を規定するキーイベント情報を含むコンテンツを取得する取得手段(121)と、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで生ずる表示オブジェクトの表示内容の変化を検出する第1検出手段(122)と、表示内容の変化に基づいてハイライトオブジェクトを検出する第2検出手段(123)とを備え、第2検出手段は、(i)キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域を、キーイベント情報によって一意に定まる方向に沿って並ぶ複数の分割領域が生成されるように分割すると共に、(ii)当該分割によって得られる複数の分割領域の夫々を、ハイライトオブジェクトとして検出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えばデジタル放送に含まれるデータ放送コンテンツ等の任意のコンテンツを表示する情報処理装置及び方法、コンピュータをこのような情報処理装置として機能させるコンピュータプログラム、このようなコンピュータプログラムが記録された情報記録媒体の技術分野に関する。
テレビ放送では、情報番組や、ニュース番組や、ドラマ番組や、映画番組等の多種多様な番組が放送されており、ユーザは、これらのテレビ番組を好みに応じて視聴することができる。特に、近年では、BS(Broadcast Satellite)デジタル放送や地上デジタル放送が開始されたことに伴い、本格的なデータ放送サービスが開始された。従って、情報処理装置は、例えば、地上デジタル放送やBSデジタル放送等により放送されるデータ放送コンテンツを受信すると共に、当該受信したデータ放送コンテンツを表示する。
従来、データ放送コンテンツに対しては、ユーザは、上下左右へのフォーカスの移動を指示するための方向キーや決定を指示するための決定キーを備えるリモートコントローラ(以下、“リモコン”と称する)を操作することにより、データ放送コンテンツをインタラクティブに操作することができる。しかしながら、リモコンを用いた操作であるがゆえに、操作性が悪いという技術的な問題点を有していた。
このため、データ放送コンテンツを記述するための規格であるBML(Broadcast Markup Language)がリモコンでの操作しか想定していないという前提の下で、特許文献1や特許文献2に開示されたように、ポインティングデバイスを用いた操作を行うための情報処理装置が開発されている。具体的には、特許文献1及び特許文献2には、ユーザの操作対象となるハイライトオブジェクトを検出すると共に、ポインティングデバイスを用いた操作が行われた場合には、当該検出されたハイライトオブジェクトに関するデータベースに基づいて処理を行う情報処理装置が開示されている。
特開2009−188789号公報 特開2010−28565号公報
しかしながら、特許文献1には、コンテンツを構成するBMLを解析することでハイライトオブジェクトを検出する情報処理装置が開示されているものの、BMLの具体的な解析の方法については開示されていない。同様に、特許文献2には、コンテンツの表示中に割り込み事象によって変化が生ずる描画オブジェクトをハイライトオブジェクトとして検出する情報処理装置が開示されているものの、生ずる変化の具体的な解析の方法については開示されていない。
本発明は、例えば上述の問題点に鑑み為されたものであり、ユーザの操作の対象となるハイライトオブジェクトをより好適に検出する(言い換えれば、ハイライトオブジェクトを検出する具体的な方法を提供する)ことが可能な情報処理装置及び方法、並びにコンピュータプログラム及び情報記録媒体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための情報処理装置は、少なくとも一つの表示オブジェクトを規定するオブジェクト情報、及び前記表示オブジェクトを対象とした操作入力に対応した少なくとも一つの処理を規定するキーイベント情報を含むコンテンツを取得する取得手段と、前記コンテンツを解析することで、前記キーイベント情報が規定する前記処理が実行されることで生ずる前記表示オブジェクトの表示内容の変化を検出する第1検出手段と、前記表示内容の変化に基づいて、前記表示オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となるハイライトオブジェクトを検出する第2検出手段とを備え、前記第2検出手段は、(i)前記キーイベント情報が規定する前記処理が実行されることで前記表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域を、前記キーイベント情報によって一意に定まる方向に沿って並ぶ複数の分割領域が生成されるように分割すると共に、(ii)当該分割によって得られる複数の分割領域の夫々を、前記ハイライトオブジェクトとして検出する。
上記課題を解決するための情報処理方法は、少なくとも一つの表示オブジェクトを規定するオブジェクト情報、及び前記表示オブジェクトを対象とした操作入力に対応した少なくとも一つの処理を規定するキーイベント情報を含むコンテンツを取得する取得工程と、前記コンテンツを解析することで、前記キーイベント情報が規定する前記処理が実行されることで生ずる前記表示オブジェクトの表示内容の変化を検出する第1検出工程と、前記表示内容の変化に基づいて、前記表示オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となるハイライトオブジェクトを検出する第2検出工程とを備え、前記第2検出工程は、(i)前記キーイベント情報が規定する前記処理が実行されることで前記表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域を、前記キーイベント情報によって一意に定まる方向に沿って並ぶ複数の分割領域が生成されるように分割すると共に、(ii)当該分割によって得られる複数の分割領域の夫々を、前記ハイライトオブジェクトとして検出する。
上記課題を解決するためのコンピュータプログラムは、コンピュータを、上述した情報処理装置として機能させる。
上記課題を解決するための情報記録媒体には、上述したコンピュータプログラムが記録されている。
本実施例のデータ放送受信装置の全体構成を示すブロック図である。 データ放送受信装置が備えるCPUの構成を示すブロック図である。 ディスプレイ上でのデータ放送コンテンツの表示例を示す平面図である。 データ放送受信装置が行う動作のうちハイライトオブジェクトの検出動作の流れを示すフローチャートである。 具体的なデータ放送コンテンツを対象としたハイライトオブジェクトの検出動作の流れを示す平面図である。 図5に示す具体的なデータ放送コンテンツを対象としたハイライトオブジェクトの検出動作によって生成されるデータベースのデータ構造を示すデータ構造図である。 データ放送受信装置が行う動作のうちポインティングデバイスを用いた操作入力の受付動作の流れを示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態として、本実施形態の情報処理装置及び方法、並びにコンピュータプログラム及び情報記録媒体について説明する。
(情報処理装置の実施形態)
<1>
本実施形態の情報処理装置は、少なくとも一つの表示オブジェクトを規定するオブジェクト情報、及び前記表示オブジェクトを対象とした操作入力に対応した少なくとも一つの処理を規定するキーイベント情報を含むコンテンツを取得する取得手段と、前記コンテンツを解析することで、前記キーイベント情報が規定する前記処理が実行されることで生ずる前記表示オブジェクトの表示内容の変化を検出する第1検出手段と、前記表示内容の変化に基づいて、前記表示オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となるハイライトオブジェクトを検出する第2検出手段とを備え、前記第2検出手段は、(i)前記キーイベント情報が規定する前記処理が実行されることで前記表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域を、前記キーイベント情報によって一意に定まる方向に沿って並ぶ複数の分割領域が生成されるように分割すると共に、(ii)当該分割によって得られる複数の分割領域の夫々を、前記ハイライトオブジェクトとして検出する。
本実施形態の情報処理装置によれば、先ず、取得手段は、コンテンツを取得する。取得されたコンテンツは、情報処理装置が備える又は情報処理装置とは別個に用意される表示手段が備える表示画面等に表示されてもよい。尚、本実施形態の情報処理装置は、表示手段が直接処理可能な形式のデータとして、表示手段に対してコンテンツを直接出力する出力手段を備えていてもよい。或いは、本実施形態の処理装置は、所定の処理を行うことで表示手段が直接処理可能な形式のデータに変換されるデータとして、表示手段に対して間接的にコンテンツを出力する(例えば、出力手段と表示手段との間に設けられる外部の又は内部の処理手段に対してコンテンツを出力する)出力手段を備えていてもよい。
ここで、本実施形態の「コンテンツ」は、オブジェクト情報とキーイベント情報とを備える。オブジェクト情報は、ユーザにより視認可能な又は識別可能な態様で表示画面上に実際に表示される(言い換えれば、描画される)少なくとも1つの表示オブジェクトを示す情報である。このようなオブジェクト情報は、例えば、表示オブジェクトの種類や表示位置や画像等を示す情報を含んでいる。「キーイベント情報」は、表示オブジェクトに対する何らかの操作入力に応じて実行される処理を規定する情報である。このようなキーイベント情報として、データ放送コンテンツにおける処理内容を規定するスクリプトそのものが一例としてあげられる。このようなキーイベント情報は、例えば、対応する処理についてのトリガとなる操作入力や、処理に応じた表示オブジェクトの表示の態様の変更等の動作内容等を示す情報を含んでいる。
尚、本実施形態の「コンテンツ」では、オブジェクト情報とキーイベント情報とが明確に分離された状態で記述されていてもよい。このようなコンテンツとして、例えばBSデジタル放送や地上デジタル放送に重畳されて放送されるデータ放送コンテンツ等が一例としてあげられる。この場合、コンテンツは、ECMAScriptを含むBMLによって記述されている。もちろん、本実施形態の「コンテンツ」がデータ放送コンテンツに限定されることはなく、オブジェクト情報(言い換えれば、表示画面における表示オブジェクトそのものを示す情報)と、キーイベント情報(言い換えれば、表示画面に表示された表示オブジェクトに対して行われる処理そのものを示す情報)とが分離された状態で記述されているコンテンツであれば、本実施形態のコンテンツの一例となり得る。或いは、オブジェクト情報(言い換えれば、表示画面における表示オブジェクトそのものを示す情報)と、キーイベント情報(言い換えれば、表示画面に表示された表示オブジェクトに対して行われる処理そのものを示す情報)とが統合された状態で記述されているコンテンツであっても、本実施形態のコンテンツの一例となり得る。
このようなコンテンツ(典型的には、データ放送コンテンツ)は、リモコンを用いた操作が前提として設計されている。しかしながら、本実施形態では、このようなコンテンツに対して、例えばタッチパネルやマウスやタブレットやタッチパッド等のポインティングデバイスを用いた直感的な操作を提供する。
このような直感的な操作を提供するため、本実施形態では、まず、第1検出手段は、コンテンツを直接的に又は間接的に解析することで、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで生ずる表示オブジェクトの表示内容の変化を検出する。例えば、第1検出手段は、キーイベント情報が規定する処理の一例としての操作方向を選択する操作入力(例えば、方向キーを用いた操作入力)に対応する処理(例えば、ユーザが着目又は選択していることを示すフォーカスを遷移させる処理)が実行されることで生ずる表示オブジェクトの表示内容の変化を検出する。より具体的には、例えば、表示オブジェクトとして第1ボタンから第4ボタンが表示されており且つフォーカスを下方向へ遷移させる操作入力に対応した処理によって当該フォーカスが第1ボタンから第2ボタンに遷移する場合には、第1検出手段は、第1ボタンの表示内容が変化し(つまり、フォーカスありの状態からフォーカスなしの状態に変化し)且つ第2ボタンの表示内容が変化する(つまり、フォーカスなしの状態からフォーカスありの状態に変化する)ことを検出する。
加えて、本実施形態では、第2検出手段は、第1検出手段が検出した表示オブジェクトの表示内容の変化に基づいて、ユーザによる操作の対象となる表示オブジェクトであるハイライトオブジェクトを検出する。ここに、「ハイライトオブジェクト」とは、リモコン等の操作手段を用いた操作入力によって何らかのアクションの対象となる表示オブジェクトを示す趣旨であり、例えば、上述したフォーカスが遷移可能な表示オブジェクトや、選択可能な(言い換えれば、実行可能な)表示オブジェクトを示す。
特に、本実施形態では、第2検出手段は、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域と、当該表示内容に変化を及ぼすキーイベント情報によって一意に定まる方向との間の関係性を考慮した上で、ハイライトオブジェクトを検出する。例えば、第2検出手段は、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域を、当該キーイベント情報によって一意に定まる方向に沿って並ぶ複数の分割領域が生成されるように、実際に又は仮想的に分割する。このとき、第2検出手段は、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域を、2つの分割領域に分割することが好ましい。但し、第2検出手段は、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域を、3つ以上の分割領域に分割してもよい。その後、第2検出手段は、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域を分割することで得られる複数の分割領域の夫々を、ハイライトオブジェクトとして検出する。尚、キーイベント情報によって一意に定まる方向とは、キーイベント情報(或いは、キーイベント情報が規定する処理又はキーイベント情報が規定する処理に対応した操作入力)によって一義的に定まる、表示画面上での方向に相当する。例えば、キーイベント情報が規定する処理が、操作方向を選択する操作入力(例えば、方向キーを用いた操作入力)に対応する処理(例えば、ユーザが着目又は選択していることを示すフォーカスを遷移させる処理)であるとすると、キーイベント情報によって一義的に定まる方向は、例えば、選択された操作方向(つまり、選択された方向キーの方向)に相当する。
尚、「キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域」とは、表示内容に変化が生ずる表示領域の全てを内部に含む単一の表示領域を意味する。
ここで、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで生ずる表示内容の変化は、例えばフォーカスの遷移等に起因していることが多い。従って、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域には、ハイライトオブジェクトが含まれていると推測される。一方で、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域には、ただ1つのハイライトオブジェクトのみならず、2つ以上のハイライトオブジェクトが含まれている可能性が高い。言い換えれば、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域には、現時点でフォーカスが位置しているハイライトオブジェクトのみならず、過去の時点でフォーカスが位置しているハイライトオブジェクトをも含まれている可能性が高い。例えば、表示オブジェクトとして第1ボタンから第4ボタンが表示されており且つフォーカスを下方向へ遷移させる操作入力に対応した処理によって当該フォーカスが第1ボタンから第2ボタンに遷移する場合には、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域には、フォーカスありの状態からフォーカスなしの状態に変化する第1ボタン(つまり、過去の時点でフォーカスが位置しているハイライトオブジェクト)及びフォーカスなしの状態からフォーカスありの状態に変化する第2ボタン(つまり、現時点でフォーカスが位置しているハイライトオブジェクト)が含まれている。このとき、第1ボタンから第2ボタンへの遷移は、フォーカスを下方向へ遷移させる処理)(つまり、下側の方向キーを選択する操作入力)に対応して行われている。従って、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域のうちの相対的に上側の表示領域には第1ボタンが含まれており且つキーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域のうちの相対的に下側の表示領域には第2ボタンが含まれていると推測される。このため、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域(例えば、第1ボタン及び第2ボタンの双方を包含する単一の表示領域)が、キーイベント情報によって一義的に定まる方向(例えば、フォーカスを下側に遷移させる処理を規定するキーイベント情報によって一義的に定まる方向であって、上側から下側に向かう方向(つまり、上下方向))に沿って並ぶ複数の分割領域が生成されるように分割されれば、新たなハイライトオブジェクト(特に、単一のハイライトオブジェクト)に相当する表示領域(つまり、複数の分割領域であって、例えば、(i)第1ボタンに相当する表示領域である、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域のうちの相対的に上側の表示領域及び(ii)第2ボタンに相当し得る、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域のうちの相対的に下側の表示領域)が好適に検出される。
このように、本実施形態の情報処理装置は、ハイライトオブジェクトを好適に検出することができる。
<2>
本実施形態の情報処理装置の他の態様では、前記キーイベント情報は、操作方向を選択する前記ユーザの操作入力に対応した前記処理を規定しており、前記第2検出手段は、(i)前記キーイベント情報が規定する前記処理が実行されることで前記表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域を、前記キーイベント情報が規定する前記処理に対応した前記操作方向に沿って並ぶ複数の分割領域が生成されるように分割すると共に、(ii)当該分割によって得られる複数の分割領域の夫々を、前記ハイライトオブジェクトとして検出する。
この態様によれば、キーイベント情報が規定する処理が、操作方向を選択する操作入力(例えば、方向キーを用いた操作入力)に対応する処理(例えば、ユーザが着目又は選択していることを示すフォーカスを遷移させる処理)である場合に、ハイライトオブジェクトが好適に検出される。
<3>
本実施形態の情報処理装置の他の態様では、前記第2検出手段は、前記複数の分割領域のうちの少なくとも一つに基づいて、既に検出済みの前記ハイライトオブジェクトを補正する。
この態様によれば、第2検出手段は、既に検出済みのハイライトオブジェクトを、より精度が高くなるように補正することができる。
具体的には、例えば、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域(例えば、第1ボタン及び第2ボタンの双方に対応する表示領域)が、キーイベント情報によって一義的に定まる方向(例えば、フォーカスを下側に遷移させる処理を規定するキーイベント情報によって一義的に定まる方向であって、上側から下側に向かう方向)に沿って並ぶ複数の分割領域が生成されるように分割される状態を想定する。この場合、検出されたハイライトオブジェクトには、第1ボタンそのものとは異なる第1ボタンの周辺領域(つまり、本来はハイライトオブジェクトとして検出されるべきではない周辺領域)が含まれていることがある。このため、既に検出されている第1ボタンに対応するハイライトオブジェクトを用いて、分割によって新たに検出された第1ボタンに相当するハイライトオブジェクトが好適に補正される。
<4>
上述の如く複数の分割領域のうちの少なくとも一つに基づいて既に検出済みのハイライトオブジェクトを補正する情報処理装置の他の態様では、前記第2検出手段は、前記複数の分割領域のうちの少なくとも一つと既に検出済みの前記ハイライトオブジェクトに相当する表示領域との双方に重複して含まれる表示領域が、補正後の既に検出済みの前記ハイライトオブジェクトに相当する表示領域となるように、既に検出済みの前記ハイライトオブジェクトを補正する。
この態様によれば、第2検出手段は、既に検出済みのハイライトオブジェクトを、より精度が高くなるように補正することができる。
具体的には、例えば、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで表示内容に変化が生ずる表示領域(例えば、第1ボタン及び第2ボタンの双方に対応する表示領域)が、キーイベント情報によって一義的に定まる方向(例えば、フォーカスを下側に遷移させる処理を規定するキーイベント情報によって一義的に定まる方向であって、上側から下側に向かう方向)に沿って並ぶ複数の分割領域が生成されるように分割される状態を想定する。この場合、検出されたハイライトオブジェクトには、第1ボタンそのものとは異なる第1ボタンの周辺領域(つまり、本来はハイライトオブジェクトとして検出されるべきではない周辺領域)が含まれていることがある。このとき、既に検出されている第1ボタンに対応するハイライトオブジェクトに相当する表示領域と、分割によって新たに検出された第1ボタンに相当するハイライトオブジェクトに相当する表示領域の双方に重複して含まれる表示領域は、第1ボタンそのものに対応する表示領域となる(或いは、第1ボタンそのものとは異なる第1ボタンの周辺領域がより一層削除される)可能性が高くなる。従って、既に検出されている第1ボタンに対応するハイライトオブジェクトを用いて、分割によって新たに検出された第1ボタンに相当するハイライトオブジェクトが好適に補正される。
<5>
本実施形態の情報処理装置の他の態様では、前記第1検出手段は、前記オブジェクト情報を構成するコード及び前記キーイベント情報を構成するコードの少なくとも一方を解析することで、前記コンテンツを解析する。
この態様によれば、第1検出手段は、コンテンツを構成するコード(つまり、オブジェクト情報を構成するコード及びキーイベント情報を構成するコードの少なくとも一方)を解析することで、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで生ずる表示オブジェクトの表示内容の変化を検出することができる。
<6>
本実施形態の情報処理装置の他の態様では、前記第1検出手段は、前記キーイベント情報が規定する前記処理を実際に又は仮想的に実行しながら実際に又は仮想的に表示される前記表示オブジェクトの表示内容を解析することで、前記コンテンツを解析する。
この態様によれば、第1検出手段は、コンテンツを実際に又は仮想的に(言い換えれば、疑似的に)再生、表示ないしは実行することで、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで生ずる表示オブジェクトの表示内容の変化を検出することができる。特に、この態様によれば、第1検出手段は、比較的複雑なコンテンツを構成するコードを解析しなくともよくなるため、キーイベント情報が規定する処理が実行されることで生ずる表示オブジェクトの表示内容の変化を、比較的容易に検出することができる。
(情報処理方法の実施形態)
<7>
本実施形態の情報処理方法に係る実施形態は、少なくとも一つの表示オブジェクトを規定するオブジェクト情報、及び前記表示オブジェクトを対象とした操作入力に対応した少なくとも一つの処理を規定するキーイベント情報を含むコンテンツを取得する取得工程と、前記コンテンツを解析することで、前記キーイベント情報が規定する前記処理が実行されることで生ずる前記表示オブジェクトの表示内容の変化を検出する第1検出工程と、前記表示内容の変化に基づいて、前記表示オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となるハイライトオブジェクトを検出する第2検出工程とを備え、前記第2検出工程は、(i)前記キーイベント情報が規定する前記処理が実行されることで前記表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域を、前記キーイベント情報によって一意に定まる方向に沿って並ぶ複数の分割領域が生成されるように分割すると共に、(ii)当該分割によって得られる複数の分割領域の夫々を、前記ハイライトオブジェクトとして検出する。
本実施形態の情報処理方法によれば、上述した本実施形態の情報処理装置が享受することができる各種効果と同様の効果を好適に享受することができる。
尚、上述した本実施形態の情報処理装置が採用し得る各種態様に対応して、本実施形態の情報処理方法もまた各種態様を採用することが可能である。
(コンピュータプログラムの実施形態)
<8>
本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータを、上述した本実施形態の情報処理装置(但し、その各種態様を含む)として機能させる。
本実施形態のコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本実施形態の情報処理装置を比較的簡単に実現できる。
尚、上述した本実施形態の情報処理装置が採用し得る各種態様に対応して、本実施形態のコンピュータプログラムもまた各種態様を採用することが可能である。
(情報記録媒体の実施形態)
<9>
本実施形態の情報記録媒体には、上述した本実施形態のコンピュータプログラム(但し、その各種態様を含む)が記録されている。
本実施形態の情報記録媒体によれば、コンピュータプログラムが記録されたROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、上述した本実施形態の情報処理装置を比較的簡単に実現できる。
尚、上述した本実施形態の情報処理装置が採用し得る各種態様に対応して、本実施形態の情報記録媒体もまた各種態様を採用することが可能である。
本実施形態のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から更に明らかにされる。
以上説明したように、本実施形態の情報処理装置は、取得手段と、第1検出手段と、第2検出手段とを備える。本実施形態の情報処理方法は、取得工程と、第1検出工程と、第2検出工程とを備える。本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータを本実施形態の情報処理装置として機能させる。本実施形態の情報記録媒体には、本実施形態のコンピュータプログラムが記録されている。従って、ハイライトオブジェクトが好適に検出される。
以下、情報処理装置の実施例について、図面を参照して説明する。
尚、以下では、情報処理装置を、BMLスクリプト等のマークアップ言語により記述されるデータ放送コンテンツを再生するデータ放送受信装置100に適用した例について説明する。つまり、BMLスクリプト等のマークアップ言語により記述されるデータ放送コンテンツを、コンテンツの一例として説明する。従って、以下に説明する実施例においては、表示オブジェクトを示すオブジェクト情報及び処理スクリプトを示すスクリプト情報は、BMLスクリプトにより記述されるものとなる。但し、以下に示すデータ放送受信装置100の構成及び動作は、データ放送コンテンツ以外の任意のコンテンツを対象として後述する態様で動作する任意の情報処理装置に適用されてもよい。但し、情報処理装置の動作の対象となるコンテンツは、表示オブジェクトを示すオブジェクト情報及び処理スクリプトを示すスクリプト情報の双方を、オブジェクト情報及びスクリプト情報が分離された態様又は統合された態様で備えていることが好ましい。
(1)情報処理装置の構成
はじめに、図1及び図2を参照しながら、本実施例のデータ放送受信装置100の構成について説明を進める。
(1−1)情報処理装置の全体構成
はじめに、図1を参照しながら、本実施例のデータ放送受信装置100の全体構成について説明を進める。図1は、本実施例のデータ放送受信装置100の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、データ放送受信装置100は、受信部110と、CPU(Central Processing Unit)120と、メモリ130と、入出力部140と、ディスプレイ141と、ポインティングデバイス142と、バス150とを備える。
受信部110は、アンテナ111を介して放送電波等を受信することで、該放送電波に含まれるデータ放送コンテンツを取得する。
CPU120は、データ放送受信装置100の各部の動作を制御する装置である。CPU120は、バス150を介して各部からの信号入力を受けるとともに、各部に信号出力を行うことで、データ放送受信装置100の各部の動作を制御する。
メモリ130は、DRAMやフラッシュメモリやハードディスクドライブ等の情報記録装置である。メモリ130は、記録領域として、CPU120の動作のためのファームウェアを格納するROM領域、及びデータ放送受信装置100におけるデータ処理全般に使用されるRAM領域を備える。
入出力部140は、ディスプレイ141及びポインティングデバイス142に更に接続され、受信部110及びCPU120と、ディスプレイ141及びポインティングデバイス142との間で信号の入出力を制御するインタフェースである。具体的には、入出力部140は、受信部110によって取得されたデータ放送コンテンツを、ディスプレイ141に出力する。加えて、入出力部140は、当該データ放送コンテンツを対象としてCPU120により指示される処理内容を、ディスプレイ141に対して出力する。また、入出力部140は、ポインティングデバイス142を介して入力されるユーザの操作入力を受け付けると共に、当該受け付けたユーザの操作入力をCPU120に対して出力する。
ディスプレイ141は、「表示手段」の一具体例を構成しており、受信部110によって取得されたデータ放送コンテンツを表示するための表示装置である。ディスプレイ141としては、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ、有機ELディスプレイ等が一例として挙げられる。
ポインティングデバイス142は、ディスプレイ141に表示されるデータ放送コンテンツに対するユーザの操作入力を、データ放送受信装置100に対して入力するための装置である。ポインティングデバイス142は、ユーザの操作の一例として、例えば、表示画面内の方向(例えば、上方向、下方向、左方向、右方向等)を指定する操作入力や、表示画面に表示される何らかの表示オブジェクトを直接的に又は間接的に指定する(言い換えれば、選択する)操作入力や、表示画面上の座標を直接的に又は間接的に指定する操作入力等を受け付ける。ポインティングデバイス142は、受け付けた操作入力を、入出力部140に対して出力する。このようなポインティングデバイス142として、例えば、マウス、タッチパッド、及びディスプレイ141の表示画面と一体化したタッチパネル等が一例として挙げられる。或いは、ポインティングデバイス142は、ユーザの指や、外付けのスタイラス等であってもよい。
尚、ディスプレイ141及びポインティングデバイス142の少なくとも一方は、データ放送受信装置100の外部に設けられる独立した装置であってよい。つまり、データ放送受信装置100は、ディスプレイ141及びポインティングデバイス142の少なくとも一方を含んでいなくともよい。
バス150は、データ放送受信装置100が備える各部を接続する信号入出力用のバスである。
(1−2)CPUの構成
続いて、図2を参照しながら、データ放送受信装置100が備えるCPU120の構成について説明を進める。図2は、データ放送受信装置100が備えるCPU120の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、CPU120は、コンテンツ取得部121と、コンテンツ再生処理部122と、変化情報解析部123と、キーイベント変換部124と、キーイベント入力部125と、データベース126とを備える。尚、コンテンツ取得部121、コンテンツ再生処理部122、変化情報解析部123、キーイベント変換部124及びキーイベント入力部125の夫々は、CPU120上で物理的に実現される処理回路(例えば、IC(Integrated Circuit)回路)であってもよい。或いは、コンテンツ取得部121、コンテンツ再生処理部122、変化情報解析部123、キーイベント変換部124及びキーイベント入力部125の夫々は、CPU120上で動作するコンピュータプログラム等によって論理的に又は機能的に実現される処理ブロックであってもよい。
コンテンツ取得部121は、「取得手段」の一具体例を構成しており、受信部110によって取得されたデータ放送コンテンツを取得する。コンテンツ取得部121は、取得したデータ放送コンテンツを、コンテンツ再生処理部122に対して出力する。
コンテンツ再生処理部122は、コンテンツ取得部121から出力されるデータ放送コンテンツがディスプレイ141に表示されるように、ディスプレイ141の動作を制御する。また、コンテンツ再生処理部122は、キーイベント入力部125から入力される操作入力(例えば、方向キーを用いた、方向を指定する操作入力)等に応じてディスプレイ141上の表示内容が変更されるように、ディスプレイ141の動作を制御する。尚、コンテンツ再生処理部122は、操作入力に対応するイベントハンドラを実際に又は仮想的に実行することで、ディスプレイ141上の表示内容が変更されるように、ディスプレイ141の動作を制御する。また、コンテンツ再生処理部122は、「第1検出手段」の一具体例を構成しており、データ放送コンテンツの表示内容の変化を検出する。コンテンツ再生処理部122は、検出した表示内容の変化を、表示変化情報として変化情報解析部123に出力する。
変化情報解析部123は、「第2検出手段」の一具体例を構成しており、コンテンツ再生処理部122から出力される表示変化情報(つまり、データ放送コンテンツの表示内容の変化)に基づいて、データ放送コンテンツの中に含まれるハイライトオブジェクトを検出する。具体的には、変化情報解析部123は、コンテンツ再生処理部122の制御の下にディスプレイ141上に実際に表示されている又はコンテンツ再生処理部122内で仮想的に表示されているデータ放送コンテンツに対するキーイベントを入力するよう、キーイベント入力部125の動作を制御する。その結果、キーイベント入力部125から入力されるキーイベントに応じて、コンテンツ再生処理部122の制御の下にディスプレイ141上に実際に表示されている又はコンテンツ再生処理部122内で仮想的に表示されているデータ放送コンテンツの表示内容が変化する。その後、変化情報解析部123は、当該表示内容の変化に対応する表示変化情報をコンテンツ再生処理部122から取得することで、当該表示内容の変化を認識する。その後、変化情報解析部123は、当該表示内容の変化に基づいて、ハイライトオブジェクトを検出する。尚、変化情報解析部123によるハイライトオブジェクトの検出の具体的な方法については、後に詳述する(図4及び図5等参照)。
尚、ハイライトオブジェクトとは、ディスプレイ141の表示画面上に表示される表示オブジェクトのうち、ユーザによる操作の対象となる(例えば、フォーカスが遷移される)表示オブジェクトである。
キーイベント変換部124は、ポインティングデバイス142が受け付けた操作入力を、キーイベント入力部125が処理可能な形式に変換する処理部である。例えば、キーイベント変換部124は、ポインティングデバイス142が受け付けた表示画面上の座標を直接的に又は間接的に指定する操作入力を、キーイベント入力部125が処理可能な方向キー又は決定キーに対応する操作入力に変換してもよい。
キーイベント入力部125は、コンテンツ再生処理部122に対して、コンテンツ再生処理部122の制御の下にディスプレイ141上に実際に表示されている又はコンテンツ再生処理部122内で仮想的に表示されているデータ放送コンテンツにおいて受け付け可能な操作入力(つまり、キーイベント)を入力する。
データベース126は、変化情報解析部123によって検出されたハイライトオブジェクトを特定する情報を格納する。ハイライトオブジェクトを特定する情報としては、例えば、ディスプレイ141の表示画面上におけるハイライトオブジェクトの表示位置(言い換えれば、座標)や、ディスプレイ141の表示画面上におけるハイライトオブジェクトのサイズや、ハイライトオブジェクトに関連付けられた各種処理(つまり、イベントハンドラ)や、ハイライトオブジェクトを起点とした遷移先(つまり、フォーカスの遷移先)等が一例としてあげられる。
(2)データ放送コンテンツの表示例
続いて、図3を参照しながら、ディスプレイ141上でのデータ放送コンテンツの表示例について説明を進める。図3は、ディスプレイ141上でのデータ放送コンテンツの表示例を示す平面図である。
図3に示すように、ディスプレイ141上で表示されるデータ放送コンテンツは、例えば、通常のテレビ放送コンテンツに相当する表示オブジェクトであるテレビ映像オブジェクト210と、ユーザによる操作が可能なボタン(#1)に相当する表示オブジェクトであるボタンオブジェクト(#1)221と、ユーザによる操作が可能なボタン(#2)に相当する表示オブジェクトであるボタンオブジェクト(#2)222と、ユーザによる操作が可能なボタン(#3)に相当する表示オブジェクトであるボタンオブジェクト(#3)223と、ユーザによる操作が可能なボタン(#4)に相当する表示オブジェクトであるボタンオブジェクト(#4)224とを含んでいる。
図3に示すデータ放送コンテンツでは、ボタンオブジェクト(#1)221、ボタンオブジェクト(#2)222、ボタンオブジェクト(#3)223及びボタンオブジェクト(#4)224のいずれか一つに、ユーザが現在着目していることを示すフォーカス(図3中の網掛け参照)が位置する。尚、図3では、初期状態として、ボタンオブジェクト(#1)221にフォーカスが位置している例が示されている。従って、ボタンオブジェクト(#1)221、ボタンオブジェクト(#2)222、ボタンオブジェクト(#3)223及びボタンオブジェクト(#4)224の夫々は、ユーザによる操作の対象となるハイライトオブジェクトである。一方で、テレビ映像オブジェクト210は、フォーカスが遷移することはないため、ハイライトオブジェクトとはならない。
データ放送コンテンツを初めて表示する際には、フォーカスは、ボタンオブジェクト(#1)221に位置している。ボタンオブジェクト(#1)221にフォーカスが位置している状態で、上方向、下方向又は左方向を指定する操作入力が入力された場合(例えば、リモコンの方向キーのうちの上キー、下キー又は左キーが押下された場合)には、フォーカスの遷移は発生しない。他方、ボタンオブジェクト(#1)221にフォーカスが位置している状態で、右方向を指定する操作入力が入力された場合(例えば、リモコンの方向キーのうちの右キーが押下された場合)には、図3中の矢印で示すように、フォーカスがボタンオブジェクト(#1)221からボタンオブジェクト(#2)222へと遷移する。尚、ボタンオブジェクト(#1)221にフォーカスが位置している状態で、当該ボタンオブジェクト(#1)221を指定する操作入力がなされた場合(例えば、リモコンの決定キーが押下された場合)には、ディスプレイ141の表示画面の少なくとも一部又は全体に、ボタンオブジェクト(#1)221に対応する何らかのコンテンツが表示されてもよい。
ボタンオブジェクト(#2)222にフォーカスが位置している状態で、上方向又は下方向を指定する操作入力が入力された場合には、フォーカスの遷移は発生しない。他方、ボタンオブジェクト(#2)222にフォーカスが位置している状態で、右方向を指定する操作入力が入力された場合には、図3中の矢印で示すように、フォーカスがボタンオブジェクト(#2)222からボタンオブジェクト(#3)223へと遷移する。同様に、ボタンオブジェクト(#2)222にフォーカスが位置している状態で、左方向を指定する操作入力が入力された場合には、図3中の矢印で示すように、フォーカスがボタンオブジェクト(#2)222からボタンオブジェクト(#1)221へと遷移する。尚、ボタンオブジェクト(#2)222にフォーカスが位置している状態で、当該ボタンオブジェクト(#2)222を指定する操作入力がなされた場合(例えば、リモコンの決定キーが押下された場合)には、ディスプレイ141の表示画面の少なくとも一部又は全体に、ボタンオブジェクト(#2)222に対応する何らかのコンテンツが表示されてもよい。
ボタンオブジェクト(#3)223にフォーカスが位置している状態で、上方向又は下方向を指定する操作入力が入力された場合には、フォーカスの遷移は発生しない。他方、ボタンオブジェクト(#3)223にフォーカスが位置している状態で、右方向を指定する操作入力が入力された場合には、図3中の矢印で示すように、フォーカスがボタンオブジェクト(#3)223からボタンオブジェクト(#4)224へと遷移する。同様に、ボタンオブジェクト(#3)223にフォーカスが位置している状態で、左方向を指定する操作入力が入力された場合には、図3中の矢印で示すように、フォーカスがボタンオブジェクト(#3)223からボタンオブジェクト(#2)222へと遷移する。尚、ボタンオブジェクト(#3)223にフォーカスが位置している状態で、当該ボタンオブジェクト(#3)223を指定する操作入力がなされた場合(例えば、リモコンの決定キーが押下された場合)には、ディスプレイ141の表示画面の少なくとも一部又は全体に、ボタンオブジェクト(#3)223に対応する何らかのコンテンツが表示されてもよい。
ボタンオブジェクト(#4)224にフォーカスが位置している状態で、上方向、下方向又は右方向を指定する操作入力が入力された場合には、フォーカスの遷移は発生しない。他方、ボタンオブジェクト(#4)224にフォーカスが位置している状態で、左方向を指定する操作入力が入力された場合には、図3中の矢印で示すように、フォーカスがボタンオブジェクト(#4)224からボタンオブジェクト(#3)223へと遷移する。尚、ボタンオブジェクト(#4)224にフォーカスが位置している状態で、当該ボタンオブジェクト(#4)224を指定する操作入力がなされた場合(例えば、リモコンの決定キーが押下された場合)には、ディスプレイ141の表示画面の少なくとも一部又は全体に、ボタンオブジェクト(#4)224に対応する何らかのコンテンツが表示されてもよい。
図3に示すデータ放送コンテンツは、BMLスクリプトとして記述されていることが多い。BMLスクリプトは、主として方向キーや決定キー等を備えるリモコンでの操作入力のみが考慮されたデータ形式である。本実施例のデータ放送受信装置100は、このようなデータ放送コンテンツを対象として、ポインティングデバイス142を用いた操作入力を可能とならしめるために、ハイライトオブジェクトを検出する。以下、本実施例のデータ放送受信装置100の動作について説明を続ける。
尚、図3に示すデータ放送コンテンツはあくまで一例であって、その他の態様で表示されるデータ放送コンテンツが用いられてもよい。但し、以下の説明では、説明の便宜上、図3に示すデータ放送コンテンツを用いて、データ放送受信装置100がハイライトオブジェクトを検出する動作についての説明を進める。
(3)データ放送受信装置の動作
続いて、図4から図7を参照しながら、データ放送受信装置100の動作についての説明を進める。
(4−1)ハイライトオブジェクトの検出動作
はじめに、図4を参照しながら、データ放送受信装置100が行う動作のうちハイライトオブジェクトの検出動作について説明を進める。図4は、データ放送受信装置100が行う動作のうちハイライトオブジェクトの検出動作の流れを示すフローチャートである。
図4に示すように、コンテンツ再生処理部122は、コンテンツ取得部121から出力されるデータ放送コンテンツがディスプレイ141に表示されるように、ディスプレイ141の動作を制御する。その結果、データ放送コンテンツがディスプレイ141に表示される(ステップS101)。
尚、ハイライトオブジェクトの検出動作が行われている間は、データ放送コンテンツは、コンテンツ再生処理部122の制御の下に、ディスプレイ141に実際に表示されてもよい。或いは、ハイライトオブジェクトの検出動作が行われている間は、データ放送コンテンツは、コンテンツ再生処理部122内で仮想的に(言い換えれば、疑似的に)表示されていてもよい。つまり、ハイライトオブジェクトの検出動作が行われている間は、データ放送コンテンツは、ディスプレイ141には、実際には表示されていなくともよい。いずれにせよ、コンテンツ再生処理部122がディスプレイ141上でのデータ放送コンテンツの表示内容を実際に(例えば、直接的に又は間接的に)又は仮想的に認識することができる限りは、データ放送コンテンツの表示の態様は任意である。
その後、変化情報解析部123は、ステップS101で表示されたデータ放送コンテンツを対象とする操作入力(つまり、キーイベント)をコンテンツ再生処理部122に入力するように、キーイベント入力部125の動作を制御する。具体的には、変化情報解析部123は、例えば、リモコンが備える方向キーを用いた方向を指定する操作入力(例えば、リモコンの方向キーのうちの上キー、下キー、右キー又は左キーを押下する操作入力であって、上方向、下方向、右方向又は左方向を指定する操作入力)を入力するように、キーイベント入力部125の動作を制御することが好ましい。但し、変化情報解析部123は、その他の操作入力を入力するように、キーイベント入力部125の動作を制御してもよい。その結果、キーイベント入力部125は、変化情報解析部123の制御の下で、コンテンツ再生処理部122に対してキーイベントを入力する(ステップS102)。
キーイベントの入力をトリガとして、コンテンツ再生処理部122は、キーイベント入力部125から入力されるキーイベント(言い換えれば、操作入力)に対応するイベントハンドラを実行する。その結果、イベントハンドラの実行に起因して、ディスプレイ141上でのデータ放送コンテンツの表示内容が変化し得る。具体的には、例えば、図3に示す態様のデータ放送コンテンツであれば、フォーカスが遷移し得る。
尚、ハイライトオブジェクトの検出動作が行われている間は、キーイベントに対応するイベントハンドラは、コンテンツ再生処理部122内で実際に実行されてもよい。或いは、キーイベントに対応するイベントハンドラは、コンテンツ再生処理部122内で仮想的に(言い換えれば、疑似的に)実行されていてもよい。いずれにせよ、コンテンツ再生処理部122が、イベントハンドラの実行に起因したディスプレイ141上でのデータ放送コンテンツの表示内容の変化を認識することができる限りは、イベントハンドラの実行の態様は任意である。
その後、コンテンツ再生処理部122は、イベントハンドラの実行に起因したデータ放送コンテンツの表示内容の変化を検出する。例えば、コンテンツ再生処理部122は、データ放送コンテンツを規定するBMLスクリプト中の文書内要素(例えば、p要素やobject要素等のBML要素)の変化を解析することで、イベントハンドラの実行に起因したデータ放送コンテンツの表示内容の変化を検出してもよい。或いは、例えば、コンテンツ再生処理部122は、データ放送コンテンツの表示内容に対して直接的な若しくは間接的な又は仮想的な若しくは疑似的な画像解析処理を施すことで、イベントハンドラの実行に起因したデータ放送コンテンツの表示内容の変化を検出してもよい。或いは、コンテンツ再生処理部122は、その他公知の手法を用いて、イベントハンドラの実行に起因したデータ放送コンテンツの表示内容の変化を検出してもよい。コンテンツ再生処理部122は、検出した表示内容の変化を、表示変化情報として変化情報解析部123に出力する。その結果、変化情報解析部123は、表示変化情報を取得する(ステップS103)。
ここで、表示変化情報は、例えば、表示内容が変化した表示領域の座標等を示す情報を含んでいてもよい。具体的には、例えば、図3に示すデータ放送コンテンツを例にあげて表示変化情報について説明する。ボタンオブジェクト(#1)221にフォーカスが位置している状態で、右方向を指定する操作入力が入力された場合には、フォーカスがボタンオブジェクト(#1)221からボタンオブジェクト(#2)222へと遷移する。つまり、右方向を指定する操作入力に対応するイベントハンドラの実行によって、ボタンオブジェクト(#1)221の表示状態がフォーカスありの表示状態からフォーカスなしの表示状態に変化する。同様に、右方向を指定する操作入力に対応するイベントハンドラの実行によって、ボタンオブジェクト(#2)222の表示状態がフォーカスなしの表示状態からフォーカスありの表示状態に変化する。このため、この状態で取得される表示変化情報は、フォーカスありの表示状態からフォーカスなしの表示状態に変化した表示領域(つまり、ボタンオブジェクト(#1)221に相当する表示領域)及びフォーカスなしの表示状態からフォーカスありの表示状態に変化した表示領域(つまり、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域)の夫々の座標等を示す情報を含んでいてもよい。その他の操作入力に対応するイベントハンドラが実行される場合も同様である。
その後、変化情報解析部123は、ステップS102で入力されたキーイベントに基づいて、後述するステップS105の動作での分割の方向を決定する(ステップS104)。具体的には、変化情報解析部123は、ステップS102で入力されたキーイベントの種類ないしは特徴等に基づいて、データ放送コンテンツの表示内容が変化した表示領域を包含する表示領域である占有領域の分割の方向を決定する。
より具体的には、例えば、ステップS102で入力されたキーイベントが、リモコンが備える方向キーを用いた方向を指定する操作入力(例えば、リモコンの方向キーのうちの上キー、下キー、右キー又は左キーを押下する操作入力であって、上方向、下方向、右方向又は左方向を指定する操作入力)である場合を例にあげて説明する。この場合、変化情報解析部123は、キーイベントによって指定される方向(つまり、操作された方向キーによって指定される方向)を、占有領域の分割の方向(分割後に得られる複数の分割領域が配列する方向)として決定する。例えば、キーイベントが上方向又は下方向を指定する操作入力である場合には、変化情報解析部123は、上下方向(つまり、ディスプレイ142の表示画面内での上下方向)を、占有領域の分割の方向として決定する。他方で、例えば、キーイベントが左方向又は右方向を指定する操作入力である場合には、変化情報解析部123は、左右方向(つまり、ディスプレイ142の表示画面内での左右方向)を、占有領域の分割の方向として決定する。尚、キーイベントが上方向、下方向、左方向及び右方向以外の他の方向を指定する操作入力である場合には、変化情報解析部123は、当該他の方向(つまり、ディスプレイ142の表示画面内での他の方向)を、占有領域の分割の方向として決定する。
その後、変化情報解析部123は、データ放送コンテンツの表示内容が変化した表示領域を包含する表示領域である占有領域を、ステップS104で決定した方向に沿って分割する(ステップS105)。例えば、ステップS104で決定した方向が上下方向である場合(つまり、キーイベントが上方向又は下方向を指定する操作入力である場合)には、変化情報解析部123は、占有領域を、上下方向に沿って並ぶ2つの分割領域が生成されるように、分割する。言い換えれば、変化情報解析部123は、占有領域を、上下方向に直交する左右方向に沿った分割境界線で分割する。その結果、占有領域は、相対的に上側に位置する分割領域と、相対的に下側に位置する分割領域とに分割される。他方で、例えば、ステップS104で決定した方向が左右方向である場合(つまり、キーイベントが左方向又は右方向を指定する操作入力である場合)には、変化情報解析部123は、占有領域を、左右方向に沿って並ぶ2つの分割領域が生成されるように、分割する。言い換えれば、変化情報解析部123は、占有領域を、左右方向に直交する上下方向に沿った分割境界線で分割する。その結果、占有領域は、相対的に左側に位置する分割領域と、相対的に右側に位置する分割領域とに分割される。
このとき、変化情報解析部123は、占有領域を、2つの分割領域に分割することが好ましい。加えて、変化情報解析部123は、占有領域を、サイズが互いに等しい2つの分割領域に分割することがより好ましい。但し、変化情報解析部123は、占有領域を、サイズが互いに異なる2つの分割領域に分割してもよい。或いは、変化情報解析部123は、占有領域を、サイズが互いに等しい又は互いに異なる3つ以上の分割領域に分割してもよい。
尚、「占有領域」は、データ放送コンテンツの表示内容が変化した表示領域の全てを含む単一の表示領域を意味する。例えば、データ放送コンテンツの表示内容が変化した表示領域がただ1つだけ存在する場合には、占有領域は、データ放送コンテンツの表示内容が変化したただ1つの表示領域と一致していてもよい。或いは、データ放送コンテンツの表示内容が変化した表示領域がただ1つだけ存在する場合には、占有領域は、データ放送コンテンツの表示内容が変化したただ1つの表示領域を内部に含み得る単一の表示領域(例えば、データ放送コンテンツの表示内容が変化したただ1つの表示領域よりも一回り大きい単一の表示領域)であってもよい。他方で、データ放送コンテンツの表示内容が変化した表示領域が複数存在する場合には、占有領域は、データ放送コンテンツの表示内容が変化した複数の表示領域の全てを仮想的に統合する(統計的手法等を用いて統合する)ことで得られるただ1つの表示領域と一致していてもよい。或いは、データ放送コンテンツの表示内容が変化した表示領域が複数存在する場合には、占有領域は、データ放送コンテンツの表示内容が変化した複数の表示領域の全てを仮想的に統合することで得られるただ1つの表示領域を内部に含み得る単一の表示領域(例えば、データ放送コンテンツの表示内容が変化した複数の表示領域の全てを仮想的に統合することで得られるただ1つの表示領域よりも一回り大きい単一の表示領域)であってもよい。
尚、例えば、ステップS102で入力されたキーイベントが、リモコンが備える方向キーを用いた方向を指定する操作入力である場合には、データ放送コンテンツの表示内容が変化した表示領域は、複数存在し得る。例えば、キーイベントが上方向又は下方向を指定する操作入力である場合には、フォーカスが上方向又は下方向に遷移し得る。従って、この場合には、上下方向に沿って並ぶ少なくとも2つの表示領域(つまり、フォーカスが遷移する前の表示領域及びフォーカスが遷移した後の表示領域)において、データ放送コンテンツの表示内容が変化し得る。同様に、キーイベントが左方向又は右方向を指定する操作入力である場合には、フォーカスが左方向又は右方向に遷移し得る。従って、この場合には、左右方向に沿って並ぶ少なくとも2つの表示領域(つまり、フォーカスが遷移する前の表示領域及びフォーカスが遷移した後の表示領域)において、データ放送コンテンツの表示内容が変化し得る。このような表示内容の変化を考慮すれば、占有領域は、データ放送コンテンツの表示内容が変化した複数の表示領域を、キーイベントによって指定される方向に沿って仮想的に統合することで得られるただ1つの表示領域であることが好ましい。例えば、キーイベントが上方向又は下方向を指定する操作入力である場合には、上下方向に沿って並ぶ2つの表示領域を上下方向に沿って仮想的に統合することで得られるただ1つの表示領域が、占有領域となる。具体的には、上下方向に沿って並ぶ2つの表示領域が互いに接するように隣接している場合には、表示内容が変化した2つの表示領域をそのまま統合することで得られるただ1つの表示領域が、占有領域となる。上下方向に沿って並ぶ2つの表示領域が間に空間を隔てて隣接している場合には、(i)表示内容が変化した2つの表示領域と(ii)当該表示内容が変化した2つの表示領域の間に位置する、表示内容が変化しなかった表示領域(つまり、空間)とを上下方向に沿って統合することで得られるただ1つの表示領域が、占有領域となる。キーイベントが左方向又は右方向を指定する操作入力である場合においても、同様である。
その後、変化情報解析部123は、ステップS105での分割の結果得られる2つの(或いは、3つ以上の)分割領域の夫々を、ハイライトオブジェクトとして検出する(ステップS106)。
その後、変化情報解析部123は、前回の表示状態(つまり、ステップS102のキーイベントの入力が行われる前のデータ放送コンテンツの表示内容の状態)におけるハイライトオブジェクトが既に検出済みであるか否かを判定する(ステップS107)。つまり、変化情報解析部123は、前回の表示状態にあるデータ放送コンテンツ中に、既に検出済みである少なくとも一つのハイライトオブジェクトが存在するか否かを判定する。
ステップS107の判定の結果、前回の表示状態におけるハイライトオブジェクトが既に検出済みである(つまり、前回の表示状態にあるデータ放送コンテンツ中に、既に検出済みである少なくとも一つのハイライトオブジェクトが存在する)と判定される場合には(ステップS107:Yes)、変化情報解析部123は、前回の表示状態における既に検出済みのハイライトオブジェクトとステップS106で新たに検出されたハイライトオブジェクトとの間の関係性に基づいて、ハイライトオブジェクトを補正する(ステップS108)。つまり、変化情報解析部は、前回の表示状態における既に検出済みのハイライトオブジェクト(或いは、ステップS106で新たに検出されたハイライトオブジェクト)を補正する。具体的には、変化情報解析部123は、前回の表示状態における既に検出済みのハイライトオブジェクトとステップS106で新たに検出されたハイライトオブジェクトとの間の重複領域を検出する。その後、変化情報解析部123は、当該重複領域を、当該重複領域に対応する補正後のハイライトオブジェクトとして取り扱う。
他方で、ステップS107の判定の結果、前回の表示状態におけるハイライトオブジェクトが既に検出済みでない(つまり、前回の表示状態にあるデータ放送コンテンツ中に、既に検出済みであるハイライトオブジェクトが存在しない)と判定される場合には(ステップS107:No)、変化情報解析部123は、ハイライトオブジェクトを補正しなくともよい。つまり、変化情報解析部123は、ステップS108の動作を行わなくともよい。
その後、変化情報解析部123は、ステップS106及びステップS108の少なくとも一つのステップで検出されたハイライトオブジェクトを、データベース126に登録する(ステップS109)。
以降、データ放送受信装置100は、ステップS102からステップS109までの動作を、全てのハイライト経路が検査されるまで繰り返し行う(ステップS110)。つまり、データ放送受信装置100は、ステップS102からステップS109までの動作を、ステップS101で表示されたデータ放送コンテンツの全ての表示状態が実現されるまで繰り返し行う。
ここで、図5及び図6を参照しながら、具体的なデータ放送コンテンツを対象としたハイライトオブジェクトの検出動作について説明する。図5は、具体的なデータ放送コンテンツを対象としたハイライトオブジェクトの検出動作の流れを示す平面図である。図6は、図5に示す具体的なデータ放送コンテンツを対象としたハイライトオブジェクトの検出動作によって生成されるデータベース126のデータ構造を示すデータ構造図である。尚、図5に示す具体的なデータ放送コンテンツは、図3に示すデータ放送コンテンツと同一である。
図5の最上段に示すように、フォーカスがボタンオブジェクト(#1)221に位置するデータ放送コンテンツの初期表示状態を、表示状態S0と定義する。この場合、図4のステップS102では、例えば、右方向を指定する操作入力(キーイベント)が入力されるとする。その結果、フォーカスがボタンオブジェクト(#1)221からボタンオブジェクト(#2)222へと遷移する。つまり、データ放送コンテンツの表示状態は、図5の最上段に示す表示状態S0から、図5の2段目に示す表示状態S1へと遷移する。表示状態S1に遷移することで取得される表示変化情報E(S0→S1)は、フォーカスありの表示状態からフォーカスなしの表示状態に変化した表示領域(つまり、ボタンオブジェクト(#1)221に相当する表示領域)及びフォーカスなしの表示状態からフォーカスありの表示状態に変化した表示領域(つまり、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域)の夫々の座標等を示す情報を含んでいる。
データ放送コンテンツの表示状態が表示状態S1である場合における占有領域は、(i-1)ボタンオブジェクト(#1)221に相当する表示領域及び(i-2)ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域、並びに(ii)ボタンオブジェクト(#1)221とボタンオブジェクト(#2)222との間の表示領域を、左右方向に沿って仮想的に統合することで得られる矩形状の表示領域となる。この場合には、データ放送受信装置100は、当該占有領域を、左右方向に沿って並ぶ分割領域#11及び分割領域#12が生成されるように分割する。その結果、データ放送受信装置100は、図5の2段目に示すように、ボタンオブジェクト(#1)221に相当する表示領域を含む分割領域#11(つまり、占有領域のうち相対的に左側に位置する分割領域)と、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域を含む分割領域#12(つまり、占有領域のうち相対的に右側に位置する分割領域)とを、ハイライトオブジェクトとして検出する。
ここで、前回の表示状態S0におけるハイライトオブジェクトは検出されていないと判定される(図4のステップS107:No)。従って、データ放送受信装置100は、ステップS102の動作を再度行う。この場合、図4のステップS102では、例えば、右方向を指定する操作入力(キーイベント)が入力されるとする。その結果、フォーカスがボタンオブジェクト(#2)222からボタンオブジェクト(#3)223へと遷移する。つまり、データ放送コンテンツの表示状態は、図5の2段目に示す表示状態S1から、図5の3段目に示す表示状態S2へと遷移する。表示状態S2に遷移することで取得される表示変化情報E(S1→S2)は、フォーカスありの表示状態からフォーカスなしの表示状態に変化した表示領域(つまり、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域)及びフォーカスなしの表示状態からフォーカスありの表示状態に変化した表示領域(つまり、ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域)の夫々の座標等を示す情報を含んでいる。
データ放送コンテンツの表示状態が表示状態S2である場合における占有領域は、(i-1)ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域及び(i-2)ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域、並びに(ii)ボタンオブジェクト(#2)222とボタンオブジェクト(#3)223との間の表示領域を、左右方向に沿って仮想的に統合することで得られる表示領域となる。この場合には、データ放送受信装置100は、当該占有領域を、左右方向に沿って並ぶ分割領域#21及び分割領域#22が生成されるように分割する。その結果、データ放送受信装置100は、図5の3段目に示すように、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域を含む分割領域#21(つまり、占有領域のうち相対的に左側に位置する分割領域)と、ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域を含む分割領域#22(つまり、占有領域のうち相対的に右側に位置する分割領域)とを、ハイライトオブジェクトとして検出する。
ここで、前回の表示状態S1におけるハイライトオブジェクトは検出されていると判定される(図4のステップS107:Yes)。具体的には、前回の表示状態S1におけるハイライトオブジェクトとして、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域を含む分割領域#12が検出されている。従って、データ放送受信装置100は、表示状態S2での占有領域(或いは、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域を含む分割領域#21)とボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域を含む分割領域#12との重複領域を、ハイライトオブジェクトとして検出する。つまり、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域を含む分割領域#12又は分割領域#21に代えて、表示状態S2で検出される重複領域が、ハイライトオブジェクトとしてのボタンオブジェクト(#2)222としてデータベース126に登録される。
尚、上述したように、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域を含む分割領域#12は、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域のみならず、ボタンオブジェクト(#1)221とボタンオブジェクト(#2)222との間の表示領域(つまり、本来はハイライトオブジェクトとして検出されるべきでない表示領域)をも包含している。同様に、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域を含む分割領域#21は、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域のみならず、ボタンオブジェクト(#2)222とボタンオブジェクト(#3)223との間の表示領域(つまり、本来はハイライトオブジェクトとして検出されるべきでない表示領域)をも包含している。一方で、ボタンオブジェクト(#1)221とボタンオブジェクト(#2)222との間の表示領域(つまり、本来はハイライトオブジェクトとして検出されるべきでない表示領域)は、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域を含む分割領域#21には含まれていない。同様に、ボタンオブジェクト(#2)222とボタンオブジェクト(#3)223との間の表示領域(つまり、本来はハイライトオブジェクトとして検出されるべきでない表示領域)は、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域を含む分割領域#12には含まれていない。このため、ボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域を含む分割領域#12とボタンオブジェクト(#2)222に相当する表示領域を含む分割領域#21との重複領域がハイライトオブジェクトとして検出されることで、本来はハイライトオブジェクトとして検出されるべきでない表示領域が削除される。従って、検出されるハイライトオブジェクトの精度が向上する。
その後、データ放送受信装置100は、ステップS102の動作を再度行う。この場合、図4のステップS102では、例えば、右方向を指定する操作入力(キーイベント)が入力されるとする。その結果、フォーカスがボタンオブジェクト(#3)223からボタンオブジェクト(#4)224へと遷移する。つまり、データ放送コンテンツの表示状態は、図5の3段目に示す表示状態S2から、図5の4段目に示す表示状態S3へと遷移する。表示状態S3に遷移することで取得される表示変化情報E(S2→S3)は、フォーカスありの表示状態からフォーカスなしの表示状態に変化した表示領域(つまり、ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域)及びフォーカスなしの表示状態からフォーカスありの表示状態に変化した表示領域(つまり、ボタンオブジェクト(#4)224に相当する表示領域)の夫々の座標等を示す情報を含んでいる。
データ放送コンテンツの表示状態が表示状態S3である場合における占有領域は、(i-1)ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域及び(i-2)ボタンオブジェクト(#4)224に相当する表示領域、並びに(ii)ボタンオブジェクト(#3)223とボタンオブジェクト(#4)224との間の表示領域を、左右方向に沿って仮想的に統合することで得られる表示領域となる。この場合には、データ放送受信装置100は、当該占有領域を、左右方向に沿って並ぶ分割領域#11及び分割領域#12が生成されるように分割する。その結果、データ放送受信装置100は、図5の4段目に示すように、ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域を含む分割領域#31(つまり、占有領域のうち相対的に左側に位置する分割領域)と、ボタンオブジェクト(#4)224に相当する表示領域を含む分割領域#32(つまり、占有領域のうち相対的に右側に位置する分割領域)とを、ハイライトオブジェクトとして検出する。
ここで、前回の表示状態S2におけるハイライトオブジェクトは検出されていると判定される(図4のステップS107:Yes)。具体的には、前回の表示状態S2におけるハイライトオブジェクトとして、ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域を含む分割領域#12が検出されている。従って、データ放送受信装置100は、表示状態S3での占有領域(或いは、ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域を含む分割領域#31)とボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域を含む分割領域#22との重複領域を、ハイライトオブジェクトとして検出する。つまり、ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域を含む分割領域#22又は分割領域#31に代えて、表示状態S3で検出される重複領域が、ハイライトオブジェクトとしてのボタンオブジェクト(#3)223としてデータベース126に登録される。
尚、上述したように、ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域を含む分割領域#22は、ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域のみならず、ボタンオブジェクト(#2)222とボタンオブジェクト(#3)223との間の表示領域(つまり、本来はハイライトオブジェクトとして検出されるべきでない表示領域)をも包含している。同様に、ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域を含む分割領域#31は、ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域のみならず、ボタンオブジェクト(#3)223とボタンオブジェクト(#4)224との間の表示領域(つまり、本来はハイライトオブジェクトとして検出されるべきでない表示領域)をも包含している。一方で、ボタンオブジェクト(#2)222とボタンオブジェクト(#3)223との間の表示領域(つまり、本来はハイライトオブジェクトとして検出されるべきでない表示領域)は、ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域を含む分割領域#31には含まれていない。同様に、ボタンオブジェクト(#3)223とボタンオブジェクト(#4)224との間の表示領域(つまり、本来はハイライトオブジェクトとして検出されるべきでない表示領域)は、ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域を含む分割領域#22には含まれていない。このため、ボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域を含む分割領域#22とボタンオブジェクト(#3)223に相当する表示領域を含む分割領域#31との重複領域がハイライトオブジェクトとして検出されることで、本来はハイライトオブジェクトとして検出されるべきでない表示領域が削除される。従って、検出されるハイライトオブジェクトの精度が向上する。
その結果、図6に示すように、データベース126には、ボタンオブジェクト(#1)221と、ボタンオブジェクト(#2)222と、ボタンオブジェクト(#3)223と、ボタンオブジェクト(#4)224とが、ハイライトオブジェクトとして登録される。尚、図6は、各ボタンオブジェクトに関する情報として、各ボタンオブジェクトの座標及びサイズに関する情報(例えば、各ボタンオブジェクトの左上座標−右下座標の組み合わせ)や、各ボタンオブジェクトを起点とするハイライト経路(例えば、方向を指定する操作が行われた場合の遷移先等)を示す情報が登録されている。
以上説明したように、本実施例のデータ放送受信装置100は、キーイベントの入力に起因したデータ放送コンテンツの表示内容の変化を解析することで、ハイライトオブジェクトを好適に検出することができる。
尚、上述の説明では、データ放送受信装置100は、入力されるキーイベントに対応するイベントハンドラを、実際に又は仮想的に表示されているデータ放送コンテンツを対象として実際に又は仮想的に実行することで、データ放送コンテンツの表示内容の変化を解析している。しかしながら、データ放送受信装置100は、入力されるキーイベントに対応するイベントハンドラを、実際に又は仮想的に表示されているデータ放送コンテンツを対象として実際に又は仮想的に実行することに代えて(或いは、データ放送コンテンツを実際に又は仮想的に表示することに代えて)、データ放送コンテンツを記述するBMLスクリプトを解析することで、データ放送コンテンツの表示内容の変化を解析してもよい。具体的には、データ放送受信装置100は、BMLデータ中のBML要素(例えば、div要素や、object要素や、p要素等)に着目しながらBMLスクリプトを解析することで、データ放送コンテンツの表示内容の変化を解析してもよい。
(4−2)ポインティングデバイスを用いた操作の受付動作
続いて、図7を参照しながら、データ放送受信装置100が行う動作のうちポインティングデバイス142を用いた操作入力の受付動作について説明を進める。図7は、データ放送受信装置100が行う動作のうちポインティングデバイス142を用いた操作入力の受付動作の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、入出力部140は、ポインティングデバイス142がユーザによって操作されているか否かを判定する(ステップS201)。
ステップS201の判定の結果、ポインティングデバイス142がユーザによって操作されていないと判定される場合には(ステップS201:No)、入出力部140は、ポインティングデバイス142がユーザによって操作されているか否かを判定し続ける。
他方で、ステップS201の判定の結果、ポインティングデバイス142がユーザによって操作されていると判定される場合には(ステップS201:Yes)、入出力部140は、ポインティングデバイス142が受け付けた操作入力を取得すると共に、当該取得した操作入力を、キーイベント変換部124に出力する。
その後、キーイベント変換部124は、ポインティングデバイス142が受け付けた操作入力に基づいて、ポインティングデバイス142によって操作された座標位置(以降、適宜“操作座標位置”と称する)を検出する(ステップS202)。尚、操作座標位置は、ディスプレイ141の表示画面上での座標位置となる。
加えて、キーイベント変換部124は、データベース126から、ハイライトオブジェクトの座標位置(以降、適宜“ハイライト座標位置”と称する)を取得する(ステップS203)。
その後、キーイベント変換部124は、ステップS202で検出した操作座標位置が、ステップS203で取得したハイライト座標位置と一致するか否かを判定する(ステップS204)。言い換えれば、キーイベント変換部124は、ステップS202で検出した操作座標位置が、ステップS203で取得したハイライト座標位置に包含されるか否かを判定する(ステップS204)。
ステップS204の判定の結果、操作座標位置がハイライト座標位置と一致する(つまり、操作座標位置がハイライト座標位置に包含される)と判定される場合には(ステップS204:Yes)、ユーザの操作入力は、ハイライトオブジェクトを指定する(言い換えれば、選択する)操作入力であると推測される。従って、この場合には、キーイベント変換部124は、ポインティングデバイス142が受け付けた操作入力を、キーイベント入力部125が処理可能な形式に変換する。例えば、キーイベント変換部124は、ポインティングデバイス142が受け付けた操作入力を、ハイライトオブジェクトを指定する操作入力(例えば、必要な方向キーを必要回数押下することで、指定されたハイライトオブジェクトに向けてフォーカスを遷移させる操作入力)に変換する。その後、キーイベント入力部125は、キーイベント変換部124によって変換された操作入力(つまり、キーイベント)を、コンテンツ再生処理部122に入力する。その後、コンテンツ再生処理部122は、キーイベント入力部125から入力されたキーイベントに対応するイベントハンドラを実行する。その結果、ハイライトオブジェクトを指定するユーザの操作入力に合わせて、指定されたハイライトオブジェクトに関連する処理(例えば、指定されたハイライトオブジェクトにフォーカスを遷移させる処理や、指定されたハイライトオブジェクトに対応付けられたプログラムを実行する処理等)が行われる(ステップS205)。
他方で、ステップS204の判定の結果、操作座標位置がハイライト座標位置と一致しない(つまり、操作座標位置がハイライト座標位置に包含されない)と判定される場合には(ステップS204:No)、ユーザの操作入力は、ハイライトオブジェクトを指定する(言い換えれば、選択する)操作入力ではないと推測される。従って、この場合には、データ放送受信装置100は、動作を終了する。
このように、本実施例のデータ放送受信装置100は、主として方向キーや決定キー等を備えるリモコンでの操作入力のみが考慮されたデータ形式で記述されているデータ放送コンテンツに対して、ポインティングデバイス142を用いたユーザの操作入力に応じた処理を実行することができる。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う情報処理装置及び方法、並びにコンピュータプログラムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
100 データ放送受信装置
110 受信部
111 アンテナ
120 CPU
121 コンテンツ取得部
122 コンテンツ再生処理部
123 変化情報解析部
124 キーイベント変換部
125 キーイベント入力部
126 データベース
130 メモリ
140 入出力部
141 ディスプレイ
142 ポインティングデバイス
210 テレビ映像オブジェクト
221 ボタンオブジェクト(#1)
222 ボタンオブジェクト(#2)
223 ボタンオブジェクト(#3)
224 ボタンオブジェクト(#4)

Claims (9)

  1. 少なくとも一つの表示オブジェクトを規定するオブジェクト情報、及び前記表示オブジェクトを対象とした操作入力に対応した少なくとも一つの処理を規定するキーイベント情報を含むコンテンツを取得する取得手段と、
    前記コンテンツを解析することで、前記キーイベント情報が規定する前記処理が実行されることで生ずる前記表示オブジェクトの表示内容の変化を検出する第1検出手段と、
    前記表示内容の変化に基づいて、前記表示オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となるハイライトオブジェクトを検出する第2検出手段と
    を備え、
    前記第2検出手段は、(i)前記キーイベント情報が規定する前記処理が実行されることで前記表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域を、前記キーイベント情報によって一意に定まる方向に沿って並ぶ複数の分割領域が生成されるように分割すると共に、(ii)当該分割によって得られる複数の分割領域の夫々を、前記ハイライトオブジェクトとして検出することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記キーイベント情報は、操作方向を選択する前記ユーザの操作入力に対応した前記処理を規定しており、
    前記第2検出手段は、(i)前記キーイベント情報が規定する前記処理が実行されることで前記表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域を、前記キーイベント情報が規定する前記処理に対応した前記操作方向に沿って並ぶ複数の分割領域が生成されるように分割すると共に、(ii)当該分割によって得られる複数の分割領域の夫々を、前記ハイライトオブジェクトとして検出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2検出手段は、前記複数の分割領域のうちの少なくとも一つに基づいて、既に検出済みの前記ハイライトオブジェクトを補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2検出手段は、前記複数の分割領域のうちの少なくとも一つと既に検出済みの前記ハイライトオブジェクトに相当する表示領域との双方に重複して含まれる表示領域が、補正後の既に検出済みの前記ハイライトオブジェクトに相当する表示領域となるように、既に検出済みの前記ハイライトオブジェクトを補正することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1検出手段は、前記オブジェクト情報を構成するコード及び前記キーイベント情報を構成するコードの少なくとも一方を解析することで、前記コンテンツを解析することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1検出手段は、前記キーイベント情報が規定する前記処理を実際に又は仮想的に実行しながら実際に又は仮想的に表示される前記表示オブジェクトの表示内容を解析することで、前記コンテンツを解析することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 少なくとも一つの表示オブジェクトを規定するオブジェクト情報、及び前記表示オブジェクトを対象とした操作入力に対応した少なくとも一つの処理を規定するキーイベント情報を含むコンテンツを取得する取得工程と、
    前記コンテンツを解析することで、前記キーイベント情報が規定する前記処理が実行されることで生ずる前記表示オブジェクトの表示内容の変化を検出する第1検出工程と、
    前記表示内容の変化に基づいて、前記表示オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となるハイライトオブジェクトを検出する第2検出工程と
    を備え、
    前記第2検出工程は、(i)前記キーイベント情報が規定する前記処理が実行されることで前記表示内容に変化が生ずる表示領域を包含する単一の占有領域を、前記キーイベント情報によって一意に定まる方向に沿って並ぶ複数の分割領域が生成されるように分割すると共に、(ii)当該分割によって得られる複数の分割領域の夫々を、前記ハイライトオブジェクトとして検出することを特徴とする情報処理方法。
  8. コンピュータを、請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置として機能させることを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のコンピュータプログラムが記録された情報記録媒体。
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