JP2013213928A - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の分割画像を複数の画像処理回路で処理する画像処理装置において、元画像の特徴を表す特徴画像を効率よく生成することのできる技術を提供する。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、第1の画像処理回路と第2の画像処理回路を含む複数の画像処理回路から構成され、第1の画像処理回路は、入力された分割画像から特徴画像の生成に必要な特徴量を抽出して、抽出した特徴量を第2の画像処理回路内のメモリに書き込み、第2の画像処理回路は、入力された分割画像から特徴画像の生成に必要な特徴量を抽出すると共に、第1の画像処理回路によって書き込まれた他の分割画像の特徴量を第2の画像処理回路内のメモリから読み込み、それらの特徴量を用いて特徴画像を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置及びその制御方法に関する。
近年、画像の高解像度化が進んでいる。入力画像が高解像度の画像である場合、入力画像を1つの画像処理回路で処理することができないため、入力画像を複数の分割画像に分割して、複数の分割画像を複数の画像処理回路で処理することがある。画像処理回路は、例えばLSI(Large Scale Integration)である。
複数の分割画像を複数のLSIで処理する場合、LSI間で処理に必要な情報を通信する必要がある。処理に必要な情報は、例えば、各LSIで取得した輝度情報や色差情報、フィルタ処理に必要な画像領域の画素値などである。各LSIは、自身に入力された分割画像から取得した情報を、自身に対応するメモリに記録する。
LSI間の通信を行うための方法として、高速バスであるPCI Express(以下、PCIe)を用いた方法がある。PCIeでは、メモリからの情報の読み出し(メモリ・リード)と、メモリへの情報の書き込み(メモリ・ライト)とでトランザクションの動作が異なる。
PCIeで使用するトランザクションには、「ポステッド・トランザクション」、「ノンポステッド・トランザクション」、「コンプリーション・トランザクション」の3つがある。
メモリ・ライトは、ポステッド・トランザクションであり、書き込み対象のLSIからの応答を必要としない。
メモリ・リードは、ノンポステッド・トランザクションであり、読み出し対象のLSIからのACKnowledge(以下、Ack)の伝送であるコンプリーション・トランザクションが必要である。メモリ・リードでは、Ackの受信タイミングにより実効速度が大きく低下する場合がある。
複数の分割画像を複数のLSIで処理する従来技術は、例えば特許文献1に開示されている。具体的には、特許文献1に開示の技術では、各LSI(画像補正ブロック)が、入力された分割画像に基づいてヒストグラム、輝度総和、及び彩度総和(これらを総和データと呼ぶ)を算出する。統計値算出部は、各画像補正ブロックで算出された総和データから入力画像の統計値を算出する。そして、各LSIが、上記算出された統計値に基づいて、入力された分割画像に画像処理を施す。
特開2006−71938号公報
複数の分割画像を複数のLSIで処理する場合、元画像の特徴を表す特徴画像を表示するには、各LSIで得られた特徴量(各分割画像の特徴量)を、特徴画像を生成するLSIに転送する必要がある。この転送にはPCIeのような高速バスが使用される。元画像は、複数の分割画像に分割する前の画像である。特徴画像は、例えば、画素値のヒストグラムを表す画像、波形モニタ画像、ベクトルスコープ画像などである。特徴量は、特徴画像を生成するために必要な情報であり、例えば、輝度情報、色差情報、画素値の統計量などである。
特徴画像は、元画像のフレームレート(60Hzや120Hz)で更新する必要がある。そのため、特徴画像を表示するには、限られた時間(例えば画像データの垂直ブランキング期間)内に、各LSIで得られた特徴量を特徴画像を生成するLSIに転送する必要がある。
しかし、前述したように、PCIeを用いたメモリ・リードでは、コンプリーション・トランザクションが必要となるため、通信の実効速度が大きく低下する場合がある。そのため、目標の性能を実現すること(例えば、元画像のフレームレートで特徴画像を更新すること)ができなくなる場合がある。
本発明は、複数の分割画像を複数の画像処理回路で処理する画像処理装置において、元画像の特徴を表す特徴画像を効率よく生成することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、
元画像の一部の領域に前記元画像の特徴を表す特徴画像を合成して表示するための表示用画像を生成する画像処理装置であって、
元画像を分割して得られる複数の分割画像がそれぞれ入力され、入力された分割画像に対応する領域の表示用画像の生成を担当する、複数の画像処理回路から構成され、
前記複数の画像処理回路は、担当する領域内に特徴画像を合成する領域が含まれていない第1の画像処理回路と、担当する領域内に特徴画像を合成する領域が含まれている第2の画像処理回路を含み、
前記第1の画像処理回路は、入力された分割画像に基づき表示用画像を生成する際に、入力された分割画像から特徴画像の生成に必要な特徴量を抽出して、抽出した特徴量を前記第2の画像処理回路内のメモリに書き込み、
前記第2の画像処理回路は、入力された分割画像に基づき表示用画像を生成する際に、入力された分割画像から特徴画像の生成に必要な特徴量を抽出すると共に、前記第1の画像処理回路によって書き込まれた他の分割画像の特徴量を前記第2の画像処理回路内のメモリから読み込み、それらの特徴量を用いて特徴画像を生成し、生成した特徴画像が合成された表示用画像を生成する
ことを特徴とする。
本発明の画像情報表示装置の制御方法は、
元画像の一部の領域に前記元画像の特徴を表す特徴画像を合成して表示するための表示用画像を生成する画像処理装置の制御方法であって、
前記画像処理装置は、元画像を分割して得られる複数の分割画像がそれぞれ入力され、入力された分割画像に対応する領域の表示用画像の生成を担当する、複数の画像処理回路から構成され、
前記複数の画像処理回路は、担当する領域内に特徴画像を合成する領域が含まれていない第1の画像処理回路と、担当する領域内に特徴画像を合成する領域が含まれている第2の画像処理回路を含み、
前記第1の画像処理回路が、入力された分割画像に基づき表示用画像を生成する際に、入力された分割画像から特徴画像の生成に必要な特徴量を抽出して、抽出した特徴量を前記第2の画像処理回路内のメモリに書き込むステップと、
前記第2の画像処理回路が、入力された分割画像に基づき表示用画像を生成する際に、入力された分割画像から特徴画像の生成に必要な特徴量を抽出すると共に、前記第1の画像処理回路によって書き込まれた他の分割画像の特徴量を前記第2の画像処理回路内のメモリから読み込み、それらの特徴量を用いて特徴画像を生成し、生成した特徴画像が合成された表示用画像を生成するステップと、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の分割画像を複数の画像処理回路で処理する画像処理装置において、元画像の特徴を表す特徴画像を効率よく生成することができる。
本実施形態に係る画像処理装置の大まかな構成の一例を示すブロック図 本実施形態に係るLSIの構成の一例を示すブロック図 本実施形態に係る表示部に表示される画像の一例を示す図 本実施形態に係る各種アドレス空間の一例を示す図 本実施形態に係る制御部の処理フローの一例を示すフローチャート 本実施形態に係る左画像DMA設定の一例を示すフローチャート 本実施形態に係る右画像DMA設定の一例を示すフローチャート 本実施形態に係る読み出し設定の一例を示すフローチャート 本実施形態に係るデータの読み出し方法の一例を説明するための図 本実施形態に係る画像処理装置の処理タイミングの一例を示す図
以下、図面を参照して本実施形態に係る画像処理装置及びその制御方法について説明する。本実施形態に係る画像処理装置は、元画像の一部の領域に特徴画像を合成して表示するための表示用画像を生成する。特徴画像は、元画像の特徴を表す画像である。特徴画像は、例えば、元画像の輝度データのサンプリング結果である波形モニタ画像、元画像の色差データのサンプリング結果であるベクトルスコープ画像、元画像の画素値のサンプリング結果であるヒストグラム画像などである。波形モニタ画像は、元画像の水平位置または垂直位置ごとの輝度を表す。例えば、波形モニタ画像は、元画像の水平位置または垂直位置ごとに、その位置の各画素の輝度の分布を表す。ベクトルスコープ画像は、元画像の彩度と色相を表す。ヒストグラム画像は、元画像の画素値のヒストグラムを表す。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置の大まかな構成を示す図である。
図1の例では、画像処理装置100には、分割部106から複数の分割画像が入力される。そして、画像処理装置100は、複数の分割画像を処理して表示部107に出力する。
分割部106は、分割部106に入力された元画像を複数の分割画像に分割し、画像処理装置100に出力する。本実施形態では、図1に示すように、元画像が2×2の4つの分割画像に分割されて出力される。元画像は、例えば、4K2Kの画像(画像サイズが4096画素×2048画素の画像)のような高解像度の画像である。なお、分割画像の数は4つに限らない。分割画像の数は、例えば、2つや8つであってもよい。また、図1の例では、元画像がマトリクス状の複数の分割画像に分割される場合の例を示したが、元画像の分割方法はこれに限らない。例えば、元画像が短冊状の複数の分割画像に分割されてもよい。
表示部107は、画像処理装置100で処理が施された複数の分割画像を1枚の画像に合成して表示する表示装置である。
なお、本実施形態では、画像処理装置100と分割部106と表示部107がそれぞれ別体であるものとするが、この構成に限らない。例えば、画像処理装置100と分割部106と表示部107は一体であってもよい。画像処理装置100は、表示部107の機能の一部(例えば、分割画像を合成する機能)を有していてもよい。
画像処理装置100は、元画像を分割して得られる複数の分割画像がそれぞれ入力され、入力された分割画像に対応する領域の表示用画像の生成を担当する、複数の画像処理回路(LSI)から構成される。本実施形態では、画像処理装置100は、2つの画像処理
回路(LSI(Large Scale Integration)101,102)から構成される。
LSI101とLSI102が連携して処理を行うことにより、元画像の一部の領域に特徴画像を合成して表示するための表示用画像が生成される。
各LSIはメモリを有する。具体的には、LSI101はDRAM(Dynamic Random Access Memory)104を有し、LSI102はDRAM105を有する。
また、各LSIは、互いに通信可能(制御可能)に接続されている。本実施形態では、LSI101とLSI102はPCIe103で互いに通信可能に接続されている。
また、各LSIは、入力された分割画像に所定の画像処理を施すなどの処理を行い、表示用画像を生成する。LSIは、画像処理を行う際に、他のLSIと通信を行い、画像処理に必要な情報(例えば、統計情報やフィルタ演算に必要な画像データ)などを取得する。図1の例では、LSI101には、分割部106から出力された4つの分割画像のうちの2つが入力され、LSI102には、上記4つの分割画像のうちの残り2つが入力される。具体的には、LSI101には、元画像の左半分を構成する2つの分割画像が入力され、LSI102には、元画像の右半分を構成する2つの分割画像が入力される。以後、元画像の左半分の画像を左画像、元画像の右半分の画像を右画像と記載する。
そして、各LSIは、生成した表示用画像を表示部107に出力する。本実施形態では、LSI101,102は、生成した表示用画像を縦2つに分割して出力する。
なお、画像処理装置100に入力される画像、及び、画像処理装置100から出力される画像は、上述した画像に限らない。例えば、分割部106が元画像を左画像と右画像に分割して画像処理装置100に出力してもよい。LSI101,102は、生成した表示用画像を分割せずに表示部107に出力してもよい。
以下、LSI101の構成の詳細について説明する。なお、LSI102の構成は、LSI101の構成と同様であるため、その説明は省略する。
図2は、LSI101の構成の一例を示すブロック図である。
通信部201は、PCIe103を介して他のLSIと通信を行うためのI/Fである。通信部201は、PCIeのコンフィギュレーションやパケットを解釈する。
サンプリング部202は、入力された左画像から、特徴画像の生成に必要な特徴量(本実施形態では輝度データと色差データ)をサンプリング(抽出)する。サンプリング部202は、RGBデータをYCbCrデータに変換する不図示の色変換部を有しており、入力された分割画像がRGBデータとYCbCrデータのどちらのデータであっても特徴量をサンプリングすることができる。
WDMAC203は、サンプリングされた輝度データをデータバス215を通じてDRAM104やDRAM105に書き込むDMA(Direct Memory Access)コントローラである。
WDMAC204は、サンプリングされた色差データをデータバス215を通じてDRAM104やDRAM105に書き込むDMAコントローラである。
本実施形態では、WDMAC203,204は、対応するLSI101が第1の画像処理回路であり、LSI102が第2の画像処理回路である場合に、サンプリングデータ(輝度データ、色差データ)を、LSI102のDRAM105に書き込む。また、WDMAC203,204は、対応するLSI101が第2の画像処理回路である場合に、サンプリングデータを、対応するLSI101のDRAM104に書き込む。第1の画像処理回路は、担当する領域内に特徴画像を合成する領域が含まれていない画像処理回路である。第2の画像処理回路は、担当する領域内に特徴画像を合成する領域が含まれている画像処理回路である。
すなわち、本実施形態では、左画像の領域に特徴画像が重畳される場合には、LSI1
01が第2の画像処理回路、LSI102が第1の画像処理回路となる。そして、LSI101のWDMAC203,204は、サンプリングデータをDRAM104に書き込む。LSI102のWDMAC203,204もまた、サンプリングデータをDRAM104に書き込む。右画像の領域に特徴画像が重畳される場合には、LSI101が第1の画像処理回路、LSI102が第2の画像処理回路となる。そして、LSI101のWDMAC203,204は、サンプリングデータをDRAM105に書き込む。LSI102のWDMAC203,204もまた、サンプリングデータをDRAM105に書き込む。
画像処理部205は、入力された左画像に所定の画像処理を施す。所定の画像処理は、例えば、色変換処理、ノイズリダクション処理、エッジ強調処理、画像の統計量に基づいてガンマ値などを変えるダイナミック処理などである。
プロット部206は、表示用画像を生成して出力する。具体的には、対応するLSI101が第1の画像処理回路である場合に、プロット部206は、表示用画像として、上記所定の画像処理が施された左画像(LSI102の場合は右画像)を出力する。対応するLSI101が第2の画像処理回路である場合に、プロット部206は、DRAMから読み出したサンプリングデータを用いて特徴画像を生成する。そして、プロット部206は、上記所定の画像処理が施された左画像に特徴画像が合成(重畳)された画像を生成して出力する。本実施形態では、サンプリングされた輝度データから波形モニタ画像が生成され、サンプリングされた色差データからベクトルスコープ画像が生成される。
RDMAC207は、対応するLSI101が第2の画像処理回路である場合に、LSI101のサンプリング部202でサンプリングされた輝度データをデータバス215を通じてDRAM104から読み出す、DMAコントローラである。
RDMAC208は、対応するLSI101が第2の画像処理回路である場合に、LSI102のサンプリング部202でサンプリングされた輝度データをデータバス215を通じてDRAM104から読み出す、DMAコントローラである。
RDMAC209は、対応するLSI101が第2の画像処理回路である場合に、LSI101のサンプリング部202でサンプリングされた色差データをデータバス215を通じてDRAM104から読み出す、DMAコントローラである。
RDMAC210は、対応するLSI101が第2の画像処理回路である場合に、LSI102のサンプリング部202でサンプリングされた色差データをデータバス215を通じてDRAM104から読み出す、DMAコントローラである。
制御部211は、LSI101とLSI102の制御を行う。制御部211は、レイアウト決定部212、サンプリングデータ保存先決定部213、サンプリングデータ演算判断部214などを有する。
レイアウト決定部212は、特徴画像(波形モニタやベクトルスコープ)の表示位置、すなわち、特徴画像を合成する領域を、ユーザからの指示(ユーザ操作)に応じて決定する。具体的には、レイアウト決定部212は、特徴画像を右画像内に表示するか、左画像内に表示するかをユーザ操作に応じて決定する。ユーザからの指示は不図示の指示部から入力される。例えば、指示部はキーボード、マウス、リモコン、画像処理装置100に設けられた操作ボタンなどである。ユーザが指示部を操作することで、指示部から上記指示が入力される。
サンプリングデータ保存先決定部213は、レイアウト決定部212の結果に基づいて、サンプリングデータをDRAM104に保存するか、DRAM105に保存するかを決定する。
サンプリングデータ演算判断部214は、プロット部206が読み出した各LSIのサンプリングデータを1つのデータ群として扱うか否かを判断する。具体例については後述する。
なお、本実施形態では、LSI101がマスターとして動作し、スレーブであるLSI
102はLSI101の制御部211により、PCIを通して制御されるものとする。そのため、LSI102の制御部211は上述した処理を行わない。なお、LSI101とLSI102の両方で、特徴画像の表示位置、サンプリングデータの保存先、サンプリングデータの演算方法が判断されてもよい。また、制御部211は、LSI101,102とは別の回路であってもよい。
上述した全てのブロックは、データバス215に接続されている。ブロック間のデータの転送は、データバス215を介して行われる。
図3は、表示部107に表示される画像の一例を示す図である。
符号301は元画像を示す。
符号302は、特徴画像として波形モニタ画像304とベクトルスコープ画像305が元画像に重畳された画像を示す。具体的には、画像302は、波形モニタ画像304とベクトルスコープ画像305が元画像301の左半分の領域内(左画像の領域内)に合成された画像である。本実施形態では、初期状態において、画像302を表示するための表示用画像が生成される。
符号303は、波形モニタ画像304とベクトルスコープ画像305が元画像に重畳された画像を示す。具体的には、画像303は、波形モニタ画像304とベクトルスコープ画像305が元画像301の右半分の領域内(右画像の領域内)に合成された画像である。例えば、ユーザが表示領域の変更を指示することで、画像302から画像303へ表示が切り替わる。即ち、ユーザが表示領域の変更を指示することで、生成する表示用画像が、画像302を表示するための表示用画像から、画像303を表示するための表示用画像へ切り替えられる。
図4は、LSI101(DRAM104)の物理アドレス空間401、PCIeバスアドレス空間402、LSI102(DRAM105)の物理アドレス空間403の一例を示している。
BASE401−1〜401−4は、物理アドレス空間401内のベースアドレスを示している。BASE402−1〜402−4は、PCIeバスアドレス空間402内のベースアドレスを示している。BASE403−1〜403−4は、物理アドレス空間403内のベースアドレスを示している。
符号404は、ベースアドレスに加算されるオフセットアドレスの一例を示す。
PCIeバスアドレス空間402は、画像処理装置100(画像処理装置100、分割部106、及び、表示部107からなるシステム)の起動時に、LSI101の制御部211により作成される。
PCIeバスアドレス空間402内のMEM101−2は、物理アドレス空間401のMEM101−1と、物理アドレス空間403内のWMEM101−3とに対してデータの読み書きを行う際に利用される。例えば、MEM101−2は、LSI101がDRAM105のWMEM101−3にデータを書き込む際に利用される。
PCIeバスアドレス空間402内のMEM102−2は、物理アドレス空間403のMEM102−1と、物理アドレス空間401内のWMEM102−3とに対してデータの読み書きを行う際に利用される。例えば、MEM102−2は、LSI102がDRAM104のWMEM102−3にデータを書き込む際に利用される。
このようにPCIeのアドレス空間を通してLSI101とLSI102が通信することにより、LSI101とLSI102は互いのメモリやレジスタにアクセスすることができる。なお、レジスタのアドレス空間は図示していない。
以下、マスターであるLSI101の制御部211の処理フローについて説明する。図5は、制御部211の処理フローの一例を示すフローチャートである。本フローは、例え
ば、画像処理装置100の電源がONされたことや、画像処理装置100への画像データの入力をトリガとして開始される。なお、LSI101とLSI102を接続しているPCIe103のコンフィギュレーションは完了しているものとする。
まず、画像処理装置100に画像データ(4つの分割画像)が入力される。ここではYCbCr色空間の画像データが入力されるとする。
画像データが入力されると、制御部211は、画像データの最初の垂直同期信号(元画像の垂直同期信号)のタイミングで、左画像用DMA設定を行う(ステップS501)。左画像用DMA設定は、左画像の領域内に特徴画像が合成される場合(LSI101が第2の画像処理回路であり、LSI102が第1の画像処理回路である場合)に行われる設定処理である。上述したように、本実施形態では、初期状態において、画像処理装置100は、特徴画像が元画像の左半分の領域内に合成された画像を表示するための表示用画像を生成する。そのため、最初に左画像用DMA設定が行われる。
ステップS501の処理について、図6を用いて説明する。図6はステップS501の処理を示すフローチャートである。
ステップS601〜S603は、LSI101に関する処理であり、ステップS604,S605は、LSI102に関する処理である。
まず、LSI101に関する処理について説明する。
ステップS601では、制御部211が、LSI101のWDMAC203がDRAM104に輝度データを書き込む際の書き込み開始アドレス203ad−1に、BASE401−1を設定する。
ステップS602では、制御部211が、LSI101のWDMAC204がDRAM104に色差データを書き込む際の書き込み開始アドレス204ad−1に、BASE401−1にオフセットアドレスofst1を加算したアドレスを設定する。
ステップS603では、制御部211が、読み出し設定(LSI101のRDMAC207〜210によるサンプリングデータの読み出し(DRAM104からの読み出し)の設定)を行う。ステップS603の処理の詳細は、後で図8を用いて説明する。
次に、LSI102に関する処理について説明する。
ステップS604では、制御部211が、LSI102のWDMAC203がDRAM104に輝度データを書き込む際の書き込み開始アドレス203ad−2に、BASE403−3にオフセットアドレスofst2を加算したアドレスを設定する。
ステップS605では、制御部211が、LSI102のWDMAC203がDRAM104に色差データを書き込む際の書き込み開始アドレス204ad−2に、BASE403−3にオフセットアドレスofst3を加算したアドレスを設定する。
ステップS604,S605により、LSI102の書き込み設定(抽出したサンプリングデータをDRAM104のWMEM102−3にPICeを通して書き込む設定)が完了する。
ステップS601〜S605により、LSI101で抽出されたサンプリングデータと、LSI102で抽出されたサンプリングデータとを、第2の画像処理回路であるLSI101のDRAM104に書き込むDMA設定が完了したことになる。これらのアドレス設定は、制御部211のサンプリングデータ保存先決定部213により、レイアウト決定部212からの情報に基づいて行われる。
ステップS603の処理について、図8を用いて説明する。図8はステップS603の処理を示すフローチャートである。
ステップS603の処理は、第2の画像処理回路のDRAMからサンプリングデータを読み出す際の、読み出しアドレスを決定する処理である。
ステップS801では、制御部211が、特徴画像として、波形モニタ画像を表示するのか、ベクトルスコープ画像を表示するのか、それら両方を表示するのかを判断する。波形モニタ画像のみを表示する場合には、ステップS802とステップS803の処理が行われる。ベクトルスコープ画像のみを表示する場合には、ステップS804〜S806の処理が行われる。波形モニタ画像とベクトルスコープ画像の両方を表示する場合には、ステップS802〜S806の処理が行われる。
ステップS802では、制御部211が、第2の画像処理回路のRDMAC207が第2の画像処理回路内のDRAMから輝度データを読み出す際の読み出し開始アドレス207adに、書き込み開始アドレス203ad−1を設定する。即ち、読み出し開始アドレス207adとして、第2の画像処理回路で抽出された輝度データを読み出すためのアドレスが設定される。
ステップS803では、制御部211が、第2の画像処理回路のRDMAC208が第2の画像処理回路内のDRAMから輝度データを読み出す際の読み出し開始アドレス208adに、書き込み開始アドレス203ad−2を設定する。即ち、読み出し開始アドレス208adとして、第1の画像処理回路で抽出された輝度データを読み出すためのアドレスが設定される。
ステップS804では、制御部211が、第2の画像処理回路のRDMAC209が第2の画像処理回路内のDRAMから色差データを読み出す際の読み出し開始アドレス209adに、書き込み開始アドレス204ad−1を設定する。即ち、読み出し開始アドレス209adとして、第2の画像処理回路で抽出された色差データを読み出すためのアドレスが設定される。
ステップS805では、制御部211が、第2の画像処理回路のRDMAC210が第2の画像処理回路内のDRAMから色差データを読み出す際の読み出し開始アドレス210adに、書き込み開始アドレス204ad−2を設定する。即ち、読み出し開始アドレス210adとして、第1の画像処理回路で抽出された色差データを読み出すためのアドレスが設定される。
ステップS806では、制御部211が、RDMAC209で読み出された色差データと、RDMAC210で読み出された色差データとを1つのデータ群として扱う加算制御を行うためのイネーブル信号をONにする。ステップS806の処理は、制御部211のサンプリングデータ演算判断部214により行われる。また、ステップS806の処理は、RDMAC209とRDMAC210の色差データの読み出しタイミングを揃える処理も含む。
第2の画像処理回路のRDMAC207〜210は、設定されたアドレスからサンプリングデータの読み出しを行う。以下、図9を用いてサンプリングデータの読み出し方法の一例を説明する。
図9の波形モニタ画像304は、横軸を元画像の水平方向位置、縦軸を輝度値とするグラフ(フレーム内の輝度分布統計量)の画像である。符号903は左画像の波形モニタ画像であり、符号904は右画像の波形モニタ画像である。第2の画像処理回路のプロット部206は、RDMAC207で読み出された輝度データと、RDMAC208で読み出された輝度データとを別々に用いて、画像903,904を生成する。具体的には、画像903は、LSI101で抽出された輝度データから生成され、画像904は、LSI102で抽出された輝度データから生成される。また、画像904が画像903の右側に隣接して描画されるように画像903,904が生成されることにより、波形モニタ画像304が生成される。
RDMAC207,208は、画像903と画像904が並列に描画(生成)されるように、輝度データの読み出しを並列に行う。また、RDMAC207,208は、画像903と画像904の生成が同時に開始されるように、同じタイミングで輝度データの読み
出しを開始する。本実施形態では、画素901から矢印で示す順番で各画素を生成して画像903を生成する処理と、画素902から矢印で示す順番で各画素を生成して画像904を生成する処理とが並列に行われるように、RDMAC207,208による読み出しが制御される。
図9のベクトルスコープ画像305は、元画像の彩度と色相を表す画像(例えば、縦軸をCr値、横軸をCb値とするグラフ(フレーム内の色分布統計量)の画像)である。第2の画像処理回路のプロット部206は、RDMAC209で読み出された色差データと、RDMAC210で読み出された色差データとを1つのデータ群とし、該データ群に基づいてベクトルスコープ画像305を生成する。ベクトルスコープ画像305を生成する場合に、RDMAC209で読み出された色差データと、RDMAC210で読み出された色差データとを1つのデータ群として扱うためのイネーブル信号をONとするのは、このためである。
RDMAC209,210は、画素905から矢印で示す順番で各画素を生成してベクトルスコープ画像305がされるように、同時に読み出しを開始する。
プロット部206は、例えば、読み出されたサンプリングデータに基づいて、特徴画像としてRGBデータを生成する。
図5のフローチャートの説明に戻る。
ステップS502では、制御部211が、LSI101,102のWDMAC203,204、及び、RDMAC207〜RDMAC210をイネーブルにする。本実施形態では、WDMACとRDMACは、入力された画像データ(例えば、元画像の水力同期信号)に同期してイネーブルにされる。
ステップS503では、LSI101のサンプリング部202と、LSI102のサンプリング部202とが、入力された画像データに同期して輝度データと色差データのサンプリングを行う。
ここでは、左画像用DMA設定がなされている。そのため、LSI101のサンプリング部202で抽出された輝度データと色差データは、LSI101のWDMAC203,204により、DRAM104にDMA転送される。LSI102のサンプリング部202で抽出された輝度データと色差データは、LSI102のWDMAC203,204により、PCIe103を介してDRAM104にDMA転送される。サンプリングデータは、入力された画像データのブランキング期間内に、DMA転送される。
ステップS504では、ユーザ操作に応じて、不図示の指示部から制御部211に特徴画像の表示指示が入力される。
ステップS505では、制御部211が、特徴画像の表示を行うことをLSI101,102のプロット部206に送信する。ここでは、左画像用DMA設定がなされているため、LSI101のRDMAC207〜210によってDRAM104からサンプリングデータが読み出され、LSI101のプロット部206により特徴画像が生成される。そして、LSI101のプロット部206は、左画像(所定の画像処理が施された左画像)に特徴画像が合成された表示用画像を生成し、表示部107に出力する。LSI102のプロット部206は、所定の画像処理が施された右画像を、表示用画像として表示部107に出力する。それにより、図3の画像302のような画像が表示部107に表示される。
ステップS506では、制御部211は、不図示の指示部から特徴画像の表示位置の変更指示(レイアウト変更指示)が入力されるまで待機する。レイアウト変更指示があった場合には、制御部211は、レイアウト変更指示に基づいて、特徴画像を合成する領域が
左画像内の領域か、右画像内の領域かを判断する。特徴画像を合成する領域が左画像内の領域である場合にはステップS507へ処理が進められ、特徴画像を合成する領域が右画像内の領域である場合にはステップS508へ処理が進められる。
ステップS507の処理は、ステップS501(図6のフローチャート)の処理と同じであるため、その説明は省略する。
ステップS508では、制御部211は、右画像用DMA設定を行う。右画像用DMA設定は、右画像の領域内に特徴画像が合成される場合(LSI101が第1の画像処理回路であり、LSI102が第2の画像処理回路である場合)に行われる設定処理である。
ステップS509では、制御部211は、不図示の指示部から終了指示が入力されたか否かを判断する。終了指示は、例えば、画像処理装置100の電源をOFFにする指示や、特徴画像の表示を終了する指示などである。終了指示が入力されていない場合には、ステップS506へ処理が戻される。終了指示が入力された場合には、所定の終了処理が行われて本フローが終了される。例えば、終了指示が特徴画像の表示を終了する指示である場合には、制御部211が、輝度データと色差データのサンプリングを停止したり、WDMACとRDMACをディセーブルにしたり、特徴画像の生成を停止したりする。特徴画像の表示を終了する指示が入力された後、特徴画像の表示指示が入力された場合には、ステップS505からの処理が行われる。
ステップS508の処理について、図7を用いて説明する。図7はステップS508の処理を示すフローチャートである。
ステップS701,S702は、LSI101に関する処理であり、ステップS703〜S705は、LSI102に関する処理である。
まず、LSI101に関する処理について説明する。
ステップS701では、制御部211が、LSI101のWDMAC203がDRAM105に輝度データを書き込む際の書き込み開始アドレス203ad−1に、BASE401−3を設定する。
ステップS702では、制御部211が、LSI101のWDMAC204がDRAM105に色差データを書き込む際の書き込み開始アドレス204ad−1に、BASE401−3にオフセットアドレスofst1を加算した値を設定する。
ステップS701,S702により、LSI101の書き込み設定(抽出したサンプリングデータをDRAM105のWMEM101−3にPICeを通して書き込む設定)が完了する。
次に、LSI102に関する処理について説明する。
ステップS703では、制御部211が、LSI102のWDMAC203がDRAM105に輝度データを書き込む際の書き込み開始アドレス203ad−2に、BASE403−1にオフセットアドレスofst2を加算した値を設定する。
ステップS704では、制御部211が、LSI102のWDMAC204がDRAM105に色差データを書き込む際の書き込み開始アドレス204ad−2に、BASE403−1にオフセットアドレスofst3を加算した値を設定する。
ステップS705では、制御部211が、LSI102のRDMAC207〜210によるサンプリングデータの読み出し(DRAM105からの読み出し)の設定を行う。ステップS705の処理の詳細は、図8で説明したとおりである。
ステップS701〜S705により、LSI101で抽出されたサンプリングデータと、LSI102で抽出されたサンプリングデータとを、第2の画像処理回路であるLSI102のDRAM105に書き込むDMA設定が完了したことになる。これらのアドレス設定は、制御部211のサンプリングデータ保存先決定部213により、レイアウト決定部212からの情報に基づいて行われる。
図7の処理が終わると、入力される画像データに同期して、レジスタ(サンプリングデ
ータを読み書きする際のアドレス)が書き変わる。その結果、LSI101から出力される表示用画像が、所定の画像処理が施された左画像に切り替えられる。また、LSI102では、右画像(所定の画像処理が施された右画像)に特徴画像が合成された画像が生成される。そして、LSI102から出力される表示用画像が、右画像に特徴画像が合成された画像に切り替えられる。それにより、図3の画像303のような画像が表示部107に表示される。
図10は、本実施形態に係る画像処理装置100の処理タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
Vsyncは、入力された画像データの垂直同期信号である。
図10の例では、各フレームの画像データがVsyncのタイミングから入力される。画像データが入力されている期間は有効画像期間であり、それ以外の期間はブランキング期間(垂直ブランキング期間)である。図中、0、1、2、3は、フレーム番号を示す。
サンプリング期間は、特徴量のサンプリング(抽出)が行われる期間である。図10の例では、有効画像期間中にサンプリングが行われている。
DMA転送期間は、サンプリングした特徴量(サンプリングデータ)をDRAMに書き込む期間である。図10の例では、ブランキング期間中にサンプリングデータの書き込みが行われている。s0は、フレーム番号0の画像データから抽出した特徴量を示す。s1は、フレーム番号1の画像データから抽出した特徴量を示す。s2は、フレーム番号2の画像データから抽出した特徴量を示す。
プロット期間は、特徴画像を画像データに合成(重畳)させる期間を示している。図10の例では、次のフレームの画像データの有効画像期間内に、サンプリングデータの読み出し、特徴画像の生成、表示用画像の生成及び出力が行われる。
以上述べたように、本実施形態によれば、第1の画像処理回路では、入力された分割画像に基づき表示用画像を生成する際に、入力された分割画像から特徴量が抽出され、抽出された特徴量が第2の画像処理回路内のメモリに書き込まれる。第2の画像処理回路では、入力された分割画像に基づき表示用画像を生成する際に、入力された分割画像から特徴量が抽出されると共に、第1の画像処理回路によって書き込まれた他の分割画像の特徴量が第2の画像処理回路内のメモリから読み込まれる。そして、それらの特徴量を用いて特徴画像が生成され、生成した特徴画像が合成された表示用画像が生成される。
このような構成により、複数の分割画像を複数の画像処理回路で処理する画像処理装置において、元画像の特徴を表す特徴画像を効率よく生成することができる。
具体的には、特徴画像を合成する領域に応じて、他の画像処理回路内のメモリからの特徴量の読み出しを行わなくて済むように、特徴量を書き込むメモリが切り替えられる。その結果、PCIeを用いた通信でボトルネックとなるリードトランザクションは行われず、ライトトランザクションのみが行われることとなり、処理の効率を向上することができる。ひいては、元画像のフレームレート(60Hzや120Hz)で特徴画像を更新することが可能となる。
なお、本実施形態では、元画像を左右に分割して得られる左画像と右画像を処理する場合の例を示したが、元画像を上下に分割して得られる2つの画像(上画像と下画像)を処理する構成であってもよい。その場合、RDMAC207とRDMAC208の輝度データの読み出しを同時に開始し、RDMAC207の輝度データと、RDMAC208の輝度データとを1つのデータ群として扱うように制御すればよい。それにより、水平方向位置毎に輝度データを得ることができ、波形モニタ画像を生成することができる。上画像と下画像が入力される場合のベクトルスコープ画像の生成方法は、左画像と右画像が入力される場合と同じである。
このように、特徴画像を生成するための演算は、複数の分割画像を得るための分割方法によって異なることがある。例えば、RDMAC207の輝度データと、RDMAC20
8の輝度データとを別々に用いる必要がある場合と、それらの輝度データを1つのデータ群として用いる必要がある場合とがある。
そのため、画像処理回路が上記複数種類の演算を実行可能であることが好ましい。そして、サンプリングデータ演算判断部214により、分割方法に応じて第2の画像処理回路が実行する演算が切り替えられることが好ましい。そのような構成にすることにより、どのような分割画像が入力される場合であっても、正確な特徴画像を生成することができる。また、ユーザが演算方法の切り替えなどを行わなくて済むため、ユーザの負荷を低減することができる。
図2の画像処理回路は、上述した2つの演算(RDMAC207の輝度データと、RDMAC208の輝度データとを別々に用いる第1の演算、及び、それらの輝度データとを1つのデータ群として扱う第2の演算)を実行可能な構成を有する。
そのため、サンプリングデータ演算判断部214は、複数の分割画像が元画像を第1の方向(左右)に分割して得られた複数の画像である場合に、第2の画像処理回路に第1の演算を実行させればよい。また、サンプリングデータ演算判断部214は、複数の分割画像が元画像を第2の方向(上下)に分割して得られた複数の画像である場合に、第2の画像処理回路に第2の演算を実行させればよい。そのような制御(切替処理)を行うことにより、左画像と右画像、上画像と下画像のいずれが入力される場合であっても、演算方法が自動的に切り替えられて、正確な波形モニタ画像を生成することが可能となる。
なお、本実施形態では、表示用画像が、所定の画像処理が施された分割画像、または、所定の画像処理が施された分割画像に特徴画像が合成された画像である。そのため、表示部107では、元画像に所定の画像処理を施して得られる画像に特徴画像が合成された画像が表示される。しかし、表示用画像はこれに限らない。例えば、上記所定の画像処理は行わなくてもよい。その場合には、入力された分割画像、または、入力された分割画像に特徴画像が合成された画像が表示用画像とされ、表示部107で、上記所定の画像処理が施されていない元画像に特徴画像が合成された画像が表示される。
なお、本実施形態では、特徴画像が、所定の画像処理が施されていない元画像の特徴を表すものとしたが、特徴画像はこれに限らない。例えば、入力された分割画像からなる元画像(入力された元画像)の特徴ではなく、現在表示されている画像(元画像に所定の画像処理を施して得られる画像)の特徴を知りたい場合もある。その場合には、各画像処理回路が、入力された分割画像に所定の画像処理を施し、所定の画像処理が施された分割画像から特徴画像の生成に必要な特徴量を抽出すれよい。そのような特徴量を用いることにより、元画像に所定の画像処理を施して得られる画像の特徴を表す特徴画像を生成することが可能となる。
なお、入力された元画像の特徴を表す特徴画像と、現在表示されている画像の特徴を表す特徴画像との両方を表示する構成であってもよい。その場合には、各画像処理回路が、入力された分割画像と、所定の画像処理が施された分割画像とから特徴量を抽出すればよい。
なお、本実施形態では、画像処理装置が2つのLSI(画像処理回路)からなる場合の例を示したが、LSIの数は2つに限らない。LSIの数は、例えば、3つ、4つ、5つ、8つなどであってもよい。具体的には、各LSIが、特徴量の種類毎に、連携して処理を行う画像処理回路の数のRDMACを有していればよい。そして、アドレス空間が複数のLSIが連携するようにマッピングされていればよい。そのような構成であれば、LSIの数に依らず上述した処理と同様の処理を行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、波形モニタ画像とベクトルスコープ画像の両方が左画像と右画像のいずれか一方の画像の領域内に合成される場合の例を示したが、これに限らない。例
えば、波形モニタ画像とベクトルスコープ画像の一方が左画像の領域内に合成され、他方が右画像の領域内に合成されてもよい。その場合には、波形モニタ画像の生成を担うLSIのDRAMに輝度データ、ベクトルスコープ画像の生成を担うLSIのDRAMに色差データが書き込まれればよい。
なお、特徴画像を合成する領域が左画像と右画像の領域を跨ぐ場合も考えられる。そのような場合には、各画像処理回路が、担当する領域内に特徴画像を合成する領域を含む全ての画像処理回路のDRAMに特徴量を書き込めばよい。そして、担当する領域内に特徴画像を合成する領域を含む各画像処理回路が、担当する領域内に合成される特徴画像を生成し、特徴画像が合成された表示用画像を生成すればよい。例えば、ベクトルスコープ画像を合成する領域が元画像の中心位置である場合も考えられる。そのような場合には、LSI101が、DRAM104とDRAM105に抽出した色差データを書き込み、LSI102が、DRAM104とDRAM105に抽出した色差データを書き込めばよい。そして、LSI101が、DRAM104に書き込まれた色差データから、ベクトルスコープ画像の左半分を生成し、LSI102が、DRAM105に書き込まれた色差データから、ベクトルスコープ画像の右半分を生成すればよい。
なお、本実施形態では、メモリとしてDRAMを用いたが、これに限らない。例えば、メモリとしてSRAMが用いられてもよい。
100 画像処理装置
101 LSI
102 LSI

Claims (6)

  1. 元画像の一部の領域に前記元画像の特徴を表す特徴画像を合成して表示するための表示用画像を生成する画像処理装置であって、
    元画像を分割して得られる複数の分割画像がそれぞれ入力され、入力された分割画像に対応する領域の表示用画像の生成を担当する、複数の画像処理回路から構成され、
    前記複数の画像処理回路は、担当する領域内に特徴画像を合成する領域が含まれていない第1の画像処理回路と、担当する領域内に特徴画像を合成する領域が含まれている第2の画像処理回路を含み、
    前記第1の画像処理回路は、入力された分割画像に基づき表示用画像を生成する際に、入力された分割画像から特徴画像の生成に必要な特徴量を抽出して、抽出した特徴量を前記第2の画像処理回路内のメモリに書き込み、
    前記第2の画像処理回路は、入力された分割画像に基づき表示用画像を生成する際に、入力された分割画像から特徴画像の生成に必要な特徴量を抽出すると共に、前記第1の画像処理回路によって書き込まれた他の分割画像の特徴量を前記第2の画像処理回路内のメモリから読み込み、それらの特徴量を用いて特徴画像を生成し、生成した特徴画像が合成された表示用画像を生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の画像処理回路は、特徴画像を生成するための複数種類の演算を実行可能であり、
    前記画像処理装置は、前記複数の分割画像を得るための分割方法に応じて、特徴画像を生成するために前記第2の画像処理回路が実行する演算を切り替える切替手段を更に有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2の画像処理回路は、第1の演算または前記第1の演算とは異なる第2の演算を実行することにより特徴画像を生成するものであり、
    前記切替手段は、前記複数の分割画像が元画像を第1の方向に分割して得られた複数の画像である場合に、前記第2の画像処理回路に前記第1の演算を実行させ、前記複数の分割画像が元画像を前記第1の方向とは異なる第2の方向に分割して得られた複数の画像である場合に、前記第2の画像処理回路に前記第2の演算を実行させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記特徴画像は、元画像の水平位置または垂直位置ごとの輝度を表す波形モニタ画像、元画像の彩度と色相を表すベクトルスコープ画像、または、元画像の画素値のヒストグラムを表す画像を含む
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記特徴画像は、元画像に所定の画像処理を施して得られる画像の特徴を表す画像であり、
    各画像処理回路は、入力された分割画像に前記所定の画像処理を施し、前記所定の画像処理が施された分割画像から特徴画像の生成に必要な特徴量を抽出する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 元画像の一部の領域に前記元画像の特徴を表す特徴画像を合成して表示するための表示用画像を生成する画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置は、元画像を分割して得られる複数の分割画像がそれぞれ入力され、入力された分割画像に対応する領域の表示用画像の生成を担当する、複数の画像処理回路から構成され、
    前記複数の画像処理回路は、担当する領域内に特徴画像を合成する領域が含まれていない第1の画像処理回路と、担当する領域内に特徴画像を合成する領域が含まれている第2の画像処理回路を含み、
    前記第1の画像処理回路が、入力された分割画像に基づき表示用画像を生成する際に、入力された分割画像から特徴画像の生成に必要な特徴量を抽出して、抽出した特徴量を前記第2の画像処理回路内のメモリに書き込むステップと、
    前記第2の画像処理回路が、入力された分割画像に基づき表示用画像を生成する際に、入力された分割画像から特徴画像の生成に必要な特徴量を抽出すると共に、前記第1の画像処理回路によって書き込まれた他の分割画像の特徴量を前記第2の画像処理回路内のメモリから読み込み、それらの特徴量を用いて特徴画像を生成し、生成した特徴画像が合成された表示用画像を生成するステップと、
    を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
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