JP2013213603A - コルゲートフィン式熱交換器の排水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コルゲートフィンに付着する凝縮水の排水性の向上を図ると共に、凝縮水による通気抵抗の増加を防止するようにしたコルゲートフィン式熱交換器の排水構造を提供すること。
【解決手段】鉛直方向に平行に対峙する上部ヘッダーパイプ2a及び下部ヘッダーパイプ2bと、これらヘッダーパイプに上端及び下端が連通接続され、扁平面同士を平行にして配列される複数の扁平状熱交換チューブ3と、扁平状熱交換チューブ間に介在され、扁平状熱交換チューブの鉛直方向に連続する波形状に屈曲されたコルゲートフィン4と、を具備するコルゲートフィン式熱交換器において、扁平状熱交換チューブの扁平面と直交する側面に沿って導水部材7を鉛直状に配置すると共に、該導水部材と扁平状熱交換チューブの両側に位置するコルゲートフィンの最上端から最下段の屈曲部4aとを接触して、コルゲートフィンに付着した凝縮水を導水部材によって下方に流して排出する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、コルゲートフィン式熱交換器の排水構造に関するもので、更に詳細には、鉛直方向の扁平状熱交換チューブとコルゲートフィンを交互に配置したコルゲートフィン式熱交換器の排水構造に関するものである。
一般に、コルゲートフィン式熱交換器を蒸発器として使用した場合、コルゲートフィンや扁平状熱交換チューブ表面に凝縮水が付着して通気抵抗が増加する。
そのため、コルゲートフィン式の熱交換器は、ヘッダーパイプを鉛直方向の上下に位置し、コルゲートフィンと扁平状熱交換チューブを鉛直方向に配置させることで、フィン表面に付着する凝縮水が重力方向に流れるようにしている。
これにより、熱交換器に付着した凝縮水を排出することが可能であるが、コルゲートフィンは薄板を山谷に屈曲した形状であるため、プレートフィンに比べて凝縮水が移動する距離が長く、熱交換器下部より排水するまでに時間を要する。
上記問題を解決するために、出願人は、コルゲートフィンに接触すると共に、下部ヘッダーパイプの上端面及び側面に接触する排水用案内板を設ける排水構造を提案している(例えば、特許文献1参照)。これにより、熱交換器に付着した凝縮水は排水用案内板を介して下部に流すことができる。
また、別の排水構造として、扁平状熱交換チューブの両側平面部(扁平面部)に、両端部を残して長さ方向に延びる凹条を形成し、この凹条により熱交換チューブとコルゲートフィンとの間に排水部を形成する構造のものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−25462号公報(特許請求の範囲、図1〜図7) 特開平7−190661号公報(特許請求の範囲、図1,図2,図5)
しかしながら、特許文献1に記載のものは、コルゲートフィンの上部に付着する凝縮水の排水性を良好にするためには、コルゲートフィン同士間に排水用案内板を介在して排水用案内板をコルゲートフィンに接触させる必要があり、排水性の向上は図れる反面、排水用案内板を介在した分、通気抵抗が増大する懸念がある。
特許文献2に記載のものは、扁平状熱交換チューブの両側平面部(扁平面部)に凹条を形成し、この凹条により熱交換チューブとコルゲートフィンとの間に排水部を形成する構造であるが、厚さが数ミリの熱交換チューブにおいては、熱交換チューブの冷媒流路との関係で凹条の寸法に制限を受け、排水性に支障をきたす虞がある。また、凹条は両端部を残して形成するため、凹条の加工に手間を要するという問題がある。
また、この種のコルゲートフィン式熱交換器においては、特に熱交換器下部のコルゲートフィン間には表面張力により凝縮水が滞留し易いので、この滞留した凝縮水を熱交換器の下方に排出することが望まれている。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、コルゲートフィンに付着する凝縮水の排水性の向上を図ると共に、凝縮水による通気抵抗の増加を防止するようにしたコルゲートフィン式熱交換器の排水構造を提供することを課題とする。
上記課題を達成するために、この発明のコルゲートフィン式熱交換器の排水構造は、鉛直方向に平行に対峙する上部ヘッダーパイプ及び下部ヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプに上端及び下端が連通接続され、扁平面同士を平行にして配列される複数の扁平状熱交換チューブと、上記扁平状熱交換チューブ間に介在され、扁平状熱交換チューブの鉛直方向に連続する波形状に屈曲されたコルゲートフィンと、を具備するコルゲートフィン式熱交換器において、上記扁平状熱交換チューブの扁平面と直交する側面に沿って導水部材を鉛直状に配置すると共に、該導水部材と上記扁平状熱交換チューブの両側に位置する上記コルゲートフィンの最上端から最下段の屈曲部とを接触してなり、上記コルゲートフィンに付着した凝縮水を上記導水部材によって下方に流して排出する、ことを特徴とする(請求項1)。
このように構成することにより、コルゲートフィンに付着した凝縮水は、扁平状熱交換チューブ側に流れ、熱交換チューブの側面に沿って鉛直状に配置された導水部材に流れて下部に排出される。
この発明において、上記導水部材と上記扁平状熱交換チューブの側面との間に、鉛直方向に延びる隙間を設けるのが好ましい(請求項2)。
このように構成することにより、導水部材と扁平状熱交換チューブの側面との間に設けられる隙間によって排水路が形成されるので、凝縮水の排水を迅速にすることができる。
また、この発明において、上記導水部材が上記扁平状熱交換チューブの両側面に設けられている方が好ましい(請求項3)。
このように構成することにより、扁平状熱交換チューブの両側に配置された導水部材を介して凝縮水を下部に排出することができる。
また、この発明において、上記導水部材は扁平状熱交換チューブの扁平面と直交する側面に沿って鉛直状に配置されるものであれば、1本の線状部材であってもよいが、好ましくは複数の線状部材の撚り線にて形成される方がよい(請求項4)。
このように構成することにより、導水部材自体に毛細管現象の働きにより水を誘引する機能を持たせることができ、凝縮水の下部への排水を迅速にすることができる。
加えて、この発明において、上記導水部材が上記コルゲートフィンの最下端より下方へ突出しているのが好ましい(請求項5)。
このように構成することにより、コルゲートフィンの下端部に滞留する凝縮水を熱交換器の下方に確実に排出することができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、コルゲートフィンに付着した凝縮水は、扁平状熱交換チューブ側に流れ、熱交換チューブの側面に沿って鉛直状に配置された導水部材に流れて下部に排出されるので、コルゲートフィンに付着する凝縮水の排水性の向上を図ると共に、凝縮水による通気抵抗の増加を防止することができる。
また、エアコンの室外機として低温環境で使用した際の除霜運転時に、溶解水が大量に発生しても円滑に排出されるため、除霜運転時間が短縮され、消費電力を低減できる。
(2)請求項2記載の発明によれば、導水部材と扁平状熱交換チューブの側面との間に設けられる隙間によって排水路が形成されるので、上記(1)に加えて更に凝縮水の排水を迅速にすることができ、排水性の向上が図れると共に、凝縮水による通気抵抗の増加を防止することができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、扁平状熱交換チューブの両側に配置された導水部材を介して凝縮水を下部に排出することができるので、上記(1),(2)に加えて更に排水性の向上が図れると共に、凝縮水による通気抵抗の増加を防止することができる。
(4)請求項4記載の発明によれば、導水部材自体に毛細管現象の働きにより水を誘引する機能を持たせることができ、凝縮水の下部への排水を迅速にすることができるので、上記(1)〜(3)に加えて更に排水性の向上が図れると共に、凝縮水による通気抵抗の増加を防止することができる。
(5)請求項5記載の発明によれば、コルゲートフィンの下端部に滞留する凝縮水を熱交換器の下方に確実に排出することができるので、上記(1)〜(4)に加えて更に排水性の向上が図れると共に、凝縮水による通気抵抗の増加を防止することができる。
この発明に係る第1実施形態のコルゲートフィン式熱交換器を示す概略正面図である。 図1のI部拡大図である。 この発明における導水部材の別の配置状態を示す断面図である。 この発明におけるコルゲートフィンの一部を拡大して示す断面斜視図である。 この発明に係る第2実施形態のコルゲートフィン式熱交換器を示す概略正面図である。 図4のII部拡大図である。 この発明に係る第3実施形態のコルゲートフィン式熱交換器の要部を示す拡大正面図である。 この発明に係る第4実施形態のコルゲートフィン式熱交換器の要部を示す拡大正面図である。 第3,第4実施形態における導水部材の別の配置状態を示す断面図である。 排水試験の測定方法の手順を示す概略断面図である。 経過時間と保水量との関係を示すグラフである。
以下に、この発明を実施するための形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
この発明に係る第1実施形態のコルゲートフィン式熱交換器1(以下に熱交換器1という)は、図1に示すように、それぞれアルミニウム(アルミニウム合金を含む)製部材からなる、鉛直方向に平行に対峙する上部ヘッダーパイプ2a及び下部ヘッダーパイプ2bと、これらヘッダーパイプ2a,2bに上端及び下端が連通接続され、扁平面3a同士を平行にして配列される複数の扁平状熱交換チューブ3(以下に熱交換チューブ3という)と、隣接する熱交換チューブ3間に介在され、熱交換チューブ3の鉛直方向に連続する波形状に屈曲されるコルゲートフィン4と、コルゲートフィン4に付着した凝縮水を下方へ排出する導水部材7と、を具備している。
なお、下部ヘッダーパイプ2bの一方の端部側(図1の左側)には冷媒流入管9aが接続されており、上部ヘッダーパイプ2aの一方の端部側(図1の右側)には冷媒流入管9bが接続されている。
上記熱交換チューブ3は、図3に示すように、複数に区画された冷媒流路3cが形成されている。この熱交換チューブ3の上端部及び下端部は、それぞれ上部ヘッダーパイプ2a及び下部ヘッダーパイプ2bに設けられたスリット2c内に挿入されてろう付けされる。この場合、上部ヘッダーパイプ2a及び下部ヘッダーパイプ2bは、表面にろう材を有するクラッド材にて形成するのが好ましい。
上記コルゲートフィン4は、薄板を所定の高さになるように山−谷折りを交互に繰り返して波形状に成形されており、熱交換器正面からの視点では、横U字形状の連続として見ることができる。なお、コルゲートフィン4の形状は必ずしも横U字形状の連続ではなく、横V字形状の連続であってもよい。このコルゲートフィン4は少なくとも一方の表面にろう材が被覆されたブレージングシートにて形成されて、上部ヘッダーパイプ2a、下部ヘッダーパイプ2b、熱交換チューブ3及び導水部材7とろう付けされている。
また、コルゲートフィン4には、コルゲートフィン4の幅方向に互いに平行に設けられた複数の縦スリット4cを切り起こして形成されたフィンルーバ4b(図3参照)が設けられている。このようにコルゲートフィン4にフィンルーバ4bを設けることにより、コルゲートフィン4の横U字形状部表面に凝縮した凝縮水をフィンルーバ4bの切り起こしの縦スリット4cを介して下段の横U字形状部に移動することができる。
なお、コルゲートフィン4にフィンルーバ4bを設けることにより、熱交換能力の向上が図れる、すなわち、空気の通路に所定角度に成形された所定数のルーバーを設けることで、乱流効果等により熱伝達性能の向上が図れる。
また、左右端のコルゲートフィン4の外方側には、それぞれアルミニウム製のサイドプレート5がろう付けされている。また、ヘッダーパイプ2a,2bの左右開口端にはアルミニウム製のエンドキャップ6がろう付けされている。
上記導水部材7は、図2及び図3に示すように、アルミニウム製の2本の線材7aを撚った撚り線にて形成されており、それ自体に毛細管現象の働きにより水を誘引する機能を備えている。このように形成される導水部材7は、図3(a)又は図3(b)に示すように、熱交換チューブ3の扁平面3aと直交する一方又は双方の側面3bに沿って側面3bとの間に水路を形成する隙間8を残して鉛直状に配置されると共に、熱交換チューブ3の両側に位置するコルゲートフィン4の最上端から最下段の屈曲部4aに接触して設けられている。したがって、熱交換器1の構成部材である熱交換チューブ3に加工を施すことなく、容易に熱交換器1に導水部材7を組み付けて、排水機能を持たせることができる。
上記のように構成される第1実施形態の排水構造によれば、コルゲートフィン4に付着した凝縮水は、熱交換チューブ3側に流れ、熱交換チューブ3の側面3bに沿って鉛直状に配置された導水部材7に流れて下部に排出される。
また、導水部材7と熱交換チューブ3の側面3bとの間に設けられる隙間8によって排水路が形成されるので、凝縮水の排水を迅速にすることができる。この場合、導水部材7を熱交換チューブ3の両側面3bに設けることにより、熱交換チューブ3の両側面3bに配置された導水部材7を介して凝縮水を下部に排出することができる。
また、導水部材7を2本の線材7aを撚った撚り線にて形成することにより、導水部材自体に毛細管現象の働きにより水を誘引する機能を持たせることができ、凝縮水の下部への排水を迅速にすることができる。
また、熱交換器1をエアコンの室外機として低温環境で使用した際の除霜運転時に、溶解水が大量に発生しても円滑に排出されるため、除霜運転時間が短縮され、消費電力を低減できる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、コルゲートフィン4の下端部に滞留する凝縮水を熱交換器の下方に確実に排出することができるようにした場合である。
すなわち、第2実施形態の熱交換器1Aは、図4及び図5に示すように、上記導水部材7の下端部をコルゲートフィン4の最下端より下方へ突出させることにより、コルゲートフィン4の下端部に滞留する凝縮水を熱交換器の下方に確実に排出できるようにした場合である。
なお、第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
上記のように構成される第2実施形態の排水構造によれば、コルゲートフィン4に付着した凝縮水は、熱交換チューブ3側に流れ、熱交換チューブ3の側面3bに沿って鉛直状に配置された導水部材7に流れて下部に排出される。この場合、導水部材7の下端部をコルゲートフィン4の最下端より下方へ突出させることにより、コルゲートフィン4の下端部に滞留する凝縮水を熱交換器の下方に確実に排出できる。
また、導水部材7と熱交換チューブ3の側面3bとの間に設けられる隙間8によって排水路が形成されるので、凝縮水の排水を迅速にすることができる。この場合、導水部材7を熱交換チューブ3の両側面3bに設けることにより、熱交換チューブ3の両側面3bに配置された導水部材7を介して凝縮水を下部に排出することができる。
また、第1実施形態と同様に、導水部材7を2本の線材7aを撚った撚り線にて形成することにより、導水部材自体に毛細管現象の働きにより水を誘引する機能を持たせることができ、凝縮水の下部への排水を迅速にすることができる。
また、熱交換器1をエアコンの室外機として低温環境で使用した際の除霜運転時に、溶解水が大量に発生しても円滑に排出されるため、除霜運転時間が短縮され、消費電力を低減できる。
<第3実施形態>
第3実施形態は、第1実施形態の導水部材7に代えて1本のアルミニウム製線材にて導水部材7Aを形成した場合である。この場合、導水部材7Aは、図6Aに示すように、該導水部材7Aの下端部がコルゲートフィン4の最下端部に位置して設けられている。
また、第3実施形態における導水部材7Aは、図7(a)又は図7(b)に示すように、熱交換チューブ3の扁平面3aと直交する一方又は双方の側面3bに沿って側面3bとの間に水路を形成する隙間8を残して鉛直状に配置されると共に、熱交換チューブ3の両側に位置するコルゲートフィン4の最上端から最下段の屈曲部4aに接触して設けられている。したがって、熱交換器1Aの構成部材である熱交換チューブ3に加工を施すことなく、容易に熱交換器1に導水部材7Aを組み付けて、排水機能を持たせることができる。
なお、第3実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
上記のように構成される第3実施形態の排水構造によれば、コルゲートフィン4に付着した凝縮水は、熱交換チューブ3側に流れ、熱交換チューブ3の側面3bに沿って鉛直状に配置された導水部材7Aに流れて下部に排出される。
また、導水部材7Aと熱交換チューブ3の側面3bとの間に設けられる隙間8によって排水路が形成されるので、凝縮水の排水を迅速にすることができる。この場合、導水部材7Aを熱交換チューブ3の両側面3bに設けることにより、熱交換チューブ3の両側面3bに配置された導水部材7Aを介して凝縮水を下部に排出することができる。
また、導水部材7Aを1本のアルミニウム製線材にて形成することにより、構成部材の削減が図れると共に、凝縮水の下部への排水を迅速にすることができる。
また、第1実施形態と同様に、熱交換器1Aをエアコンの室外機として低温環境で使用した際の除霜運転時に、溶解水が大量に発生しても円滑に排出されるため、除霜運転時間が短縮され、消費電力を低減できる。
<第4実施形態>
第4実施形態は、第2実施形態の導水部材7に代えて1本のアルミニウム製線材にて導水部材7Aを形成した場合である。この場合、導水部材7Aは、図6Bに示すように、該導水部材7Aの下端部がコルゲートフィン4の最下端部より下方に突出した位置に設けられている。これにより、コルゲートフィン4の下端部に滞留する凝縮水は導水部材7Aを流れて熱交換器の下方に確実に排出される。
なお、第4実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
上記のように構成される第4実施形態の排水構造によれば、コルゲートフィン4に付着した凝縮水は、熱交換チューブ3側に流れ、熱交換チューブ3の側面3bに沿って鉛直状に配置された導水部材7Aに流れて下部に排出される。この場合、導水部材7Aの下端部をコルゲートフィン4の最下端より下方へ突出させることにより、コルゲートフィン4の下端部に滞留する凝縮水を熱交換器の下方に確実に排出できる。
また、導水部材7Aと熱交換チューブ3の側面3bとの間に設けられる隙間8によって排水路が形成されるので、凝縮水の排水を迅速にすることができる。この場合、導水部材7Aを熱交換チューブ3の両側面3bに設けることにより、熱交換チューブ3の両側面3bに配置された導水部材7Aを介して凝縮水を下部に排出することができる。
また、第3実施形態と同様に、導水部材7Aを1本のアルミニウム製線材にて形成することにより、構成部材の削減が図れると共に、凝縮水の下部への排水を迅速にすることができる。
また、第2実施形態と同様に、熱交換器1Aをエアコンの室外機として低温環境で使用した際の除霜運転時に、溶解水が大量に発生しても円滑に排出されるため、除霜運転時間が短縮され、消費電力を低減できる。
次に、この発明に係る熱交換器の排水試験について、図8及び図9を参照して説明する。
<試験体>
・サイズ:幅×高さ=約70mm×150mm
・比較例1:導水部材なし
・実施例1:アルミニウム製線材2本撚り、下端部はコルゲートフィンの最下端部より突出なし
・実施例2:アルミニウム製線材2本撚り、下端部はコルゲートフィンの最下端部より30mm突出。
<試験方法>
排水機構の効果を定量的に評価するために、図8に示すように、試験体10を水11を貯留した水槽12内に水没した後、引き上げした直後から保水量の変化を計測する。また、試験体10下部の保水状態を目視にて観察する。
<保水重量測定手順>
まず、試験体10を90度(鉛直)にした状態で図示しない保持具に保持する(図8(a)参照)。次に、試験体10を水槽12内に挿入して水没し(図8(b)参照)、引き上げる(図8(c)参照)。引上げ直後より付着水の重量を測定し、比較例1の600秒経過時点の付着水量(保水重量)を100とした指数で、経過時間と付着水量の変化を調べた結果、図9に示す結果が得られた。
上記試験の結果、図9のIII部に示すように、導水部材を有する実施例1,2のものは、導水部材を有しない比較例1のものに比べて、60秒経過後では付着水量は少なく、排水が速いことが判った。
また、経過時間を長期間にして付着水量を調べると、比較例1と実施例1(導水部材の下端部はコルゲートフィンの最下端部より突出なし)のものは、600秒経過時点では、図9のIV部に示すように、付着水量はほぼ同じであり、コルゲートフィンの7山分が保水されていた。これに対し、実施例2(導水部材の下端部はコルゲートフィンの最下端部より30mm突出)のものは、600秒経過時点では、図9のV部に示すように、付着水量は減少し、コルゲートフィンの1山分が保水されていた。
上記試験の結果より、導水部材を有する実施例1,2は導水部材を有しない比較例1に比べて排水が速いことが判った。また、導水部材の下端部をコルゲートフィンの最下端部より下方に突出させることにより、コルゲートフィンの下端部に滞留する凝縮水を下方に確実に排出できることが判った。
なお、実施例1,2に代えて1本のアルミニウム製線材を用いても、導水部材なしの比較例1のものに比べて上記と同様の結果が得られる。
1 熱交換器
2a 上部ヘッダーパイプ
2b 下部ヘッダーパイプ
3 熱交換チューブ(扁平状熱交換チューブ)
4 コルゲートフィン
4a 屈曲部
7,7A 導水部材
7a 線材
8 隙間

Claims (5)

  1. 鉛直方向に平行に対峙する上部ヘッダーパイプ及び下部ヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプに上端及び下端が連通接続され、扁平面同士を平行にして配列される複数の扁平状熱交換チューブと、上記扁平状熱交換チューブ間に介在され、扁平状熱交換チューブの鉛直方向に連続する波形状に屈曲されたコルゲートフィンと、を具備するコルゲートフィン式熱交換器において、
    上記扁平状熱交換チューブの扁平面と直交する側面に沿って導水部材を鉛直状に配置すると共に、該導水部材と上記扁平状熱交換チューブの両側に位置する上記コルゲートフィンの最上端から最下段の屈曲部とを接触してなり、
    上記コルゲートフィンに付着した凝縮水を上記導水部材によって下方に流して排出する、ことを特徴とするコルゲートフィン式熱交換器の排水構造。
  2. 請求項1に記載のコルゲートフィン式熱交換器の排水構造において、
    上記導水部材と上記扁平状熱交換チューブの側面との間に、鉛直方向に延びる隙間を設ける、ことを特徴とするコルゲートフィン式熱交換器の排水構造。
  3. 請求項1又は2に記載のコルゲートフィン式熱交換器の排水構造において、
    上記導水部材が上記扁平状熱交換チューブの両側面に設けられている、ことを特徴とするコルゲートフィン式熱交換器の排水構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のコルゲートフィン式熱交換器の排水構造において、
    上記導水部材が複数の線状部材の撚り線にて形成される、ことを特徴とするコルゲートフィン式熱交換器の排水構造。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のコルゲートフィン式熱交換器の排水構造において、
    上記導水部材が上記コルゲートフィンの最下端より下方へ突出している、ことを特徴とするコルゲートフィン式熱交換器の排水構造。
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