JP2013213520A - 自動二輪車の無段変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易且つコンパクトな機構で、変速特性が異なるドライブモードとエコモードとに切換え可能な自動二輪車の無段変速機を提供する。
【解決手段】クランク軸(25)に固定された固定プーリ片(61)と、固定プーリ片(61)に接近又は離間する方向に移動可能な可動プーリ片(63)と、可動プーリ片(63)に対向してクランク軸(25)に固定された固定ランププレート(52)と、固定プーリ片(61)の可動プーリ片(63)と反対側で可動プーリ片(63)に固定された可動ランププレート(64)と、固定ランププレート(52)と可動プーリ片(63)との間に配置された第1ウェイトローラ(65)と、固定プーリ片(61)と可動ランププレート(64)との間に配置された第2ウェイトローラ(66)と、第2ウェイトローラ(66)の移動を阻止する禁止位置と、移動を許容する作動位置との間を移動可能な可動プレート(67)と、可動プレート(67)を禁止位置及び作動位置に切換え移動させる切換機構(70)と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、プーリ間に架渡されたVベルトにより動力を伝達する自動二輪車の無段変速機に関する。
従来、クランク軸に固定された固定プーリ片と固定プーリ片に対向して軸方向に摺動自在に支持された可動プーリ片とを備える駆動プーリと、被駆動プーリとの間にVベルトが巻き掛けられたVベルト式自動変速機が知られている。(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1のVベルト式自動変速機は、電動モータの動力を歯車減速機構、ねじ機構を介して可動プーリ片に伝達し、固定プーリ片に接近又は離間する方向に移動させてVベルトの巻き掛け径を変更することで、動力を無段変速している。
特開2007―232221号公報
特許文献1に記載のVベルト式自動変速機は、電動モータにより可動プーリ片を軸方向に移動させてVベルトの巻き掛け径を変更するので、電動モータを制御することにより任意の変速特性を得ることができる。しかしながら、電動モータを用いるため、変速機構が大型化すると共に部品点数が増加し、また、製造コストが増大してしまう。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易且つコンパクトな機構で、変速特性の自由度を向上することができる自動二輪車の無段変速機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
駆動軸に取り付けられた駆動プーリと、
従動軸に取り付けられた被駆動プーリと、
前記駆動プーリと前記被駆動プーリ間に巻き掛けられたVベルトと、
を有し、
前記駆動プーリ又は前記被駆動プーリは、
前記駆動軸又は前記従動軸に固定された固定プーリ片と、
前記駆動軸又は前記従動軸と共に一体回転可能且つ前記固定プーリ片に接近又は離間する方向に移動可能とされて前記駆動軸又は前記従動軸に配設された可動プーリ片と、
前記可動プーリ片に対向して前記駆動軸又は前記従動軸に固定された固定ランププレートと、
前記固定ランププレートと前記可動プーリ片との間に配置され、遠心力により前記可動プーリ片を押圧して前記可動プーリ片を前記固定プーリ片方向に移動させる第1ウェイトローラと、
を備える自動二輪車の無段変速機であって、
前記固定プーリ片に対して前記可動プーリ片と反対側に位置するようにして前記可動プーリ片に固定され、前記駆動軸又は前記従動軸と共に一体回転可能且つ前記固定プーリ片に接近又は離間する方向に移動可能な可動ランププレートと、
前記固定プーリ片と前記可動ランププレートとの間に配置され、遠心力により前記可動ランププレートを押圧して前記可動プーリ片を前記固定プーリ片方向に移動させる第2ウェイトローラと、
をさらに備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、
前記駆動軸又は前記従動軸に軸方向移動可能に配設され、遠心力による前記第2ウェイトローラの移動を阻止する禁止位置と、前記第2ウェイトローラの移動を許容する作動位置との間を移動可能な可動プレートと、
前記可動プレートを前記禁止位置及び前記作動位置に切換え移動させる切換機構と、
をさらに備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2の構成に加えて、
前記切換機構は、
前記駆動軸又は前記従動軸に固定され、軸方向に傾斜する傾斜面を有する係止段部と、該係止段部の傾斜面と同じ方向に傾斜するスライド面と、該スライド面に連続して形成された軸方向溝とが、円周方向に連続して先端面に形成された固定カムと、
前記固定カムと前記可動プレートとの間に配置され、先端面が前記係止段部の傾斜面と同じ方向に傾斜し、前記軸方向溝に係合可能な係合リブを備える可動カムと、
前記固定カムに摺動自在に嵌合し、前記係止段部の傾斜面と同じ方向に傾斜する先端面により、前記係合リブを軸方向に押圧するカムプッシュと、を備え、
前記可動カムの前記係合リブを前記固定カムの前記軸方向溝に係合させることで前記可動プレートを前記作動位置に位置させ、
前記可動カムの前記係合リブを前記固定カムの前記係止段部に当接させることで前記可動プレートを前記禁止位置に位置させることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2又は請求項3の構成に加えて、
前記可動プレートは、前記可動ランププレートに向かって突出する突起部を備え、
前記可動プレートが前記禁止位置に位置するとき、前記突起部が前記可動ランププレートの長孔を貫通して前記第2ウェイトローラに当接し、前記第2ウェイトローラの移動を阻止することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項2から請求項4のいずれか1項の構成に加えて、
前記可動ランププレートと前記可動プレートは、前記駆動軸又は前記従動軸にスプライン嵌合することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項の構成に加えて、
前記駆動軸は、内燃機関のクランク軸であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、2種類のウェイトローラを併せ持つことで、変速特性の自由度を向上することができる。
請求項2の発明によれば、複雑な電子機構等を用いることなく、ドライブモードとエコモードとに切換え可能な変速機構を、簡易且つコンパクトな機構とすることができ、部品点数を抑制して製造コストを削減することができる。
請求項3の発明によれば、カムプッシュで可動カムを押圧するごとに、可動プレートを作動位置と禁止位置とに交互に切換えることができる。また、切換機構を簡素化かつ小型化することができる。
請求項4の発明によれば、簡易かつコンパクトな構成で、確実に無段変速機をエコモードとドライブモードに切換えることができる。
請求項5の発明によれば、可動ランププレートと可動プレートとは、同期して回転して、可動プレートの突起部が、確実に可動ランププレートの長孔を貫通して第2ウェイトローラに当接することができる。
請求項6の発明によれば、無段変速機を内燃機関の変速機構に用いるのに好適である。
本発明に係る無段変速機を備えるパワーユニットの断面図である。 (a)は、エコモードで作動する無段変速機の要部拡大断面図であり、(b)は、(a)の板カムの状態を示す図である。 図2の要部側面図である。 切換機構の分解斜視図である。 切換機構の切換え手順を説明する説明図である。 ドライブモードで作動する無段変速機の要部拡大断面図であり、(b)は、(a)の板カムの状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る無段変速機を備えるパワーユニットの断面図、図2はエコモードで作動する無段変速機の要部拡大断面図である。なお、図1において、Frは前方、Reは後方、Lは左方、Rは右方を表す。図1に示すように、パワーユニットPは、自動二輪車に搭載されるものであり、後輪WRの前側に配設される内燃機関20と、内燃機関20から車幅方向片側に設けられ、且つ後方に延出するVベルト式無段変速機10と、Vベルト式無段変速機10の後部に設けられる減速ギヤ機構110と、から主に構成されている。
内燃機関20は例えば、4サイクル1気筒の内燃機関であり、右ユニットケース21aと中ユニットケース21bと左ユニットケース21cとからなるユニットケース21と、シリンダブロック22と、不図示のシリンダヘッド、及びシリンダヘッドカバー、を備える。
ユニットケース21内には、クランク軸25が一対の転がり軸受31により回動自在に支承されている。クランク軸25の右端には、ロータ26a及びステータ26bを有するACジェネレータ26が固定され、その側方をケースカバー27が覆っている。
シリンダブロック22のシリンダスリーブ28内を往復摺動するピストン29は、コネクティングロッド30を介してクランク軸25のクランクピンに連結されている。ピストン29の頂面が対向するシリンダヘッドの下面には、燃焼室が形成され、不図示の点火プラグが取り付けられている。
シリンダヘッドに配設されたカムシャフトの右端に嵌着されたカムチェーンスプロケット(いずれも図示せず)とクランク軸25に固定されたドライブチェーンスプロケット34との間にタイミングチェーンが巻き掛けられ、クランク軸25の回転が1/2に減速されてカムシャフトに伝達され、吸気ロッカアーム及び排気ロッカアームを介して吸気バルブ及び排気バルブを所定タイミングで開閉駆動する。
Vベルト式無段変速機10は、駆動軸であるクランク軸25に取り付けられた駆動プーリ60と、従動軸92に取り付けられた被駆動プーリ93と、駆動プーリ60と被駆動プーリ93間に巻き掛けられたVベルト95と、を備える。このVベルト式無段変速機10は、中ユニットケース21bと左ユニットケース21cで覆われた動力伝達室40に配設されている。
図2及び図3も参照して、Vベルト式無段変速機10は、クランク軸25のクランク部より左側を小径軸部25aとし、小径軸部25aの左端にはねじ部51が形成されている。小径軸部25aには、クランク軸25の段部25bに当接する固定ランププレート52と、外周面に雄スプライン53aが設けられたスプラインスリーブ53とが嵌合しており、固定ランププレートとスプラインスリーブ53とは、ナット54をねじ部51に螺合することで締め付けられてクランク軸25に固定されている。また、小径軸部25aの軸方向略中央には、固定プーリ片61が一体に固定されている。
スプラインスリーブ53には、固定プーリ片61に形成された孔61aを貫通して軸方向に移動する可動プーリ軸62が嵌合する。可動プーリ軸62の内周面には、雌スプライン62aが形成されており、スプラインスリーブ53の雄スプライン53aとスプライン嵌合する。これにより、可動プーリ軸62は、クランク軸25(スプラインスリーブ53)に対して一体回転可能且つ軸方向に摺動自在となっている。
可動プーリ軸62の固定ランププレート52側の一端(図2において右端)には、可動プーリ片63が固定プーリ片61に対向して固定されている。固定プーリ片61と可動プーリ片63とは、駆動プーリ60を構成する。また、固定プーリ片61の背面側となる可動プーリ軸62の他端(図2において左端)には、可動ランププレート64が固定されている。従って、可動プーリ片63と可動ランププレート64とは、可動プーリ軸62と共に、クランク軸25と一体回転すると共に軸方向に摺動移動可能となっている。即ち、可動プーリ片63は、固定ランププレート52と固定プーリ片61との間に配置され、可動ランププレート64は、固定プーリ片61に対して可動プーリ片63と反対側に位置する。なお、可動ランププレート64の外周面の3箇所には、固定プーリ片61の内周面に形成された軸方向に延びる3本のリブ61bに嵌合する嵌合片69が取り付けられており、可動ランププレート64の軸方向への摺動を固定プーリ片61によって案内するように構成されている。
固定ランププレート52と可動プーリ片63との間には、複数(本実施形態では3つ)の第1ウェイトローラ65が配置されている。クランク軸25が回転すると、遠心力によって第1ウェイトローラ65が径方向外方に移動して可動プーリ片63を押圧し、可動プーリ片63を固定プーリ片61方向(図中左方向)に移動させる。第1ウェイトローラ65が可動プーリ片63を押圧する力は、クランク軸25の回転速度に比例する。
なお、固定ランププレート52の外周面にも、可動プーリ片63と嵌合する嵌合片59が取り付けられており、可動プーリ片63の軸方向への摺動が固定ランププレート52によって案内されている。
また、固定プーリ片61と可動ランププレート64との間には、複数(本実施形態では3つ)の第2ウェイトローラ66が配置されている。クランク軸25が回転すると、遠心力によって第2ウェイトローラ66が径方向外方に移動して可動ランププレート64を押圧し、可動プーリ軸62を介して可動プーリ片63を固定プーリ片61方向(図中左方向)に移動させる。第2ウェイトローラ66が可動ランププレート64を押圧する力は、クランク軸25の回転速度に比例する。なお、第2ウェイトローラ66は、第1ウェイトローラ65よりも小径に形成されている。
また、可動ランププレート64より軸方向外方(左側)に配置された可動プレート67は、内径面に形成された雌スプライン67cがスプラインスリーブ53の雄スプライン53aとスプライン嵌合して、遠心力による第2ウェイトローラ66の移動を阻止する禁止位置(図6参照)と、第2ウェイトローラ66の移動を許容する作動位置(図2参照)との間を軸方向に摺動移動可能となっている。
可動プレート67は、略円盤状部材であり、可動ランププレート64に向かって突出する3枚の板状突起部67aが形成されている。板状突起部67aは、図6に示すように、可動プレート67が固定プーリ片61方向に移動したとき、可動ランププレート64に形成された長孔64a(図3参照)を貫通して第2ウェイトローラ66に当接する。また、可動プレート67の板状突起部67aの反対側には、冷却風を発生させる複数の冷却フィン67bが設けられている。さらに、可動プレート67の冷却フィン67bの内側の円筒部分には、カムプッシュ73の外周面を摺接するシール部材89が取り付けられている。
このように、可動プレート67と可動ランププレート64とは、同一のスプラインスリーブ53にスプライン嵌合しているので、相対位相は常に一定であり、可動プレート67が固定プーリ片61方向に移動したとき、板状突起部67aが確実に可動ランププレート64の長孔64aを貫通する。可動プレート67と可動ランププレート64との間で、スプラインスリーブ53の外周面には、止め輪74が設けられている。この止め輪74は、可動プーリ軸62の軸方向移動を規制すると共に、可動プレート67との間で圧縮コイルばね68を配設する。圧縮コイルばね68は、可動プレート67を左方向に押圧している。
クランク軸25の左端には、可動プレート67を禁止位置と作動位置とに切換え移動させる切換機構70が配設されている。切換機構70は、図4も参照して、クランク軸25に固定された固定カム71と、スプラインスリーブ53に軸方向に摺動移動可能且つ回動自在に外嵌して、固定カム71と可動プレート67との間に配置された可動カム72と、固定カム71に軸方向に摺動移動可能に外嵌するカムプッシュ73と、を備える。
固定カム71の先端面には、軸方向に傾斜する係止段部75と、係止段部75と同じ方向に傾斜するスライド面76と、軸方向溝77とが、この順で円周方向に連続して形成されている。図4に示す実施形態では、係止段部75、スライド面76、及び軸方向溝77の4組が、円周方向に繰り返し形成されている。即ち、係止段部75、スライド面76、及び軸方向溝77からなる4組が、90°位相で形成されている。
可動カム72は、固定カム71の軸方向溝77と同一の90°間隔で形成され、軸方向溝77に係合可能な4つの係合リブ78を備える。係合リブ78の先端面78aは、係止段部75(スライド面76)と同じ方向に傾斜している。可動カム72は、可動プレート67と共に軸方向に移動して、可動プレート67の板状突起部67aが第2ウェイトローラ66に当接する禁止位置と、該当接が開放された作動位置とに位置させる。
カムプッシュ73は、先端面に8組の3角形状のカム山79が円周方向に沿って形成されている。カム山79の一方の斜面は、係止段部75と同じ方向に傾斜する傾斜面79aであり、他方の斜面の形状は、傾斜面79aを形成可能であれば特に限定されない。カムプッシュ73と固定カム71とは、周方向位相を同一位相に保持したまま、軸方向に相対移動可能となっている。各カム山79の頂部79bの位相は、それぞれ固定カム71の係止段部75及び軸方向溝77の位相と略一致している。カムプッシュ73の径方向内側には、固定カム71の軸方向側面とカムプッシュ73の軸方向側面に当接するようにして、コイルばね88が収容されており、固定カム71に対してカムプッシュ73を左側に付勢している。カムプッシュ73は、内周面に設けられた玉軸受80を介して椀型の操作部材81に回動自在に支持されている。
操作部材81の中心部には、スプリング87によって付勢されたボール86が配置されており、ボール86は、操作部材81の中心部に対向配置された、カム軸82に固定さる板カム83と当接している。カム軸82は、プーリ84に巻き掛けられたワイヤ85によって回転駆動される。カム軸82の回転により板カム83がボール86を介して操作部材81を押圧して軸方向に移動させると、操作部材81がカムプッシュ73を軸方向に移動させる。これにより、カムプッシュ73のカム山79が係合リブ78の先端面78aを押圧して係合リブ78を軸方向(右方向)に移動させる。このとき、カムプッシュ73のカム山79(傾斜面79a)と、係合リブ78の傾斜する先端面78aとのカム作用により、カムプッシュ73が可動カム72を軸方向に押圧するごとに可動カム72が所定の角度ずつ回動し、係合リブ78が、固定カム71の軸方向溝77との係合、及び係止段部75との当接を繰り返し行う。なお、可動プレート67が禁止位置及び作動位置に位置しているときに、ボール86は、板カム83のカム溝83a、83bに嵌まり込む。
そして、切換機構70は、可動カム72の係合リブ78が固定カム71の軸方向溝77に係合したとき、可動カム72と固定カム71の合計の軸方向長さ、即ち、切換機構70の軸方向長さが短くなり、可動プレート67を作動位置に位置させる(図2)。また、可動カム72の係合リブ78が固定カム71の係止段部75に当接したとき、切換機構70の軸方向長さが長くなって可動プレート67を禁止位置に位置させる(図6)。なお、作動の詳細については、後に詳述する。
図1に戻り、中ユニットケース21bと左ユニットケース21cとで囲まれた動力伝達室40の後方部には、従動軸92が、一対の玉軸受91を介して回動自在に軸支されている。従動軸92には、Vベルト式無段変速機10の被駆動プーリ93が回動可能に嵌合し、車幅方向一方側に遠心式クラッチ94が配設されている。
被駆動プーリ93は、固定プーリ片93aと可動プーリ片93bとからなる。固定プーリ片93aは、従動軸92に回転自在に嵌合するスリーブ96の一端(右端)に固定されている。可動プーリ片93bは、スリーブ96に回転自在に外嵌すると共に圧縮コイルばね97のばね力により固定プーリ片93a方向に付勢されている。スリーブ96の他端(左端)には、外周面に摩擦部材が設けられたクラッチシュー98が固定されている。また、従動軸92には、椀型のクラッチアウタ99が、その内側をクラッチシュー98に対向させてスプライン嵌合している。
そして、被駆動プーリ93が、所定の回転速度より大きい回転速度で回転すると、クラッチシュー98がクラッチスプリング101のばね力に抗して遠心力により径方向外方に揺動し、各クラッチシュー98の外周面に設けられた摩擦部材がクラッチアウタ99の内周面に当接し、遠心式クラッチ94が接続状態となって、被駆動プーリ93の回転が従動軸92に伝達される。
従動軸92には、減速ギヤ機構110が組み付けられている。従動軸92の右側には、平歯車111が設けられている。また、動力伝達室40内には、大径歯車112及び小径歯車113を有する中間軸114が玉軸受115により回動自在に軸支されている。さらに、駆動歯車116を有する車軸117が一対の玉軸受118を介して回動自在に軸支されている。これにより、減速ギヤ機構110では、従動軸92の平歯車111に伝達された駆動力は、噛合する大径歯車112に伝達され、さらに小径歯車113に噛合する駆動歯車116へと伝達されて車軸117を駆動する。車軸117には、後輪WRのホイール120が取り付けられている。
このように構成された自動二輪車では、内燃機関20の回転は、Vベルト式無段変速機10、遠心式クラッチ94、減速ギヤ機構110、及び車軸117を介して後輪WRに伝達される。
次に、上記の構成を備えた本実施形態の作用について図2から図6を参照して説明する。まず、エコモード、ドライブモードのいずれの運転状態においても、クランク軸25が回転していない場合、駆動プーリ60では、第1ウェイトローラ65及び第2ウェイトローラ66は径方向内側に位置し、可動プーリ片63は固定プーリ片61から離間して位置し、Vベルト95の巻掛け半径は小さくなっている。一方、被駆動プーリ93では、圧縮コイルばね97により付勢された可動プーリ片93bが固定プーリ片93aに接近した位置にあり、Vベルト95の巻掛け半径が大きくなっており、大きな変速比が設定されている。
また、図2に示すエコモード運転状態のとき、図5(a)に示すように、切換機構70では、可動カム72の係合リブ78が固定カム71の軸方向溝77に係合して軸方向長さが短い状態となっている。即ち、可動プレート67は、圧縮コイルばね68のばね力により図中左方向に移動して可動ランププレート64(第2ウェイトローラ66)から離間した作動位置に位置している。
このエコモード運転状態において、クランク軸25の回転速度が増加すると、駆動プーリ60では、第1ウェイトローラ65及び第2ウェイトローラ66が遠心力により径方向外方に移動する。これにより、第1ウェイトローラ65は、可動プーリ片63を固定プーリ片61方向(図中左方向)に移動させる。同時に、第2ウェイトローラ66は、可動ランププレート64を図中左方向に押圧し、可動プーリ軸62を介して可動プーリ片63を固定プーリ片61方向に移動させる。このように、第1ウェイトローラ65と第2ウェイトローラ66とは、協働して可動プーリ片63を固定プーリ片61方向に移動させ、Vベルト95の巻掛け半径が大きくなる。
即ち、可動プーリ片63には、第1ウェイトローラ65及び第2ウェイトローラ66の遠心力による力が同時に作用するので、クランク軸25の回転速度が低い段階から可動プーリ片63に軸方向力が作用し、可動プーリ片63が固定プーリ片61方向に移動して変速が開始される。そして、被駆動プーリ93では、圧縮コイルばね97のばね力に抗して可動プーリ片93bが固定プーリ片93aから離れて、Vベルト95の巻掛け半径が小さくなる。これにより、変速比が小さくなる。このように、クランク軸25の回転速度が低い段階から変速が開始され、且つその変速スピードが速いので、同一車速であれば内燃機関20の回転数を下げることができ、燃費のよいエコモードで運転することができる。
図2に示すエコモードから、図6に示すドライブモードへの切換えは、次のように行われる。先ず、ワイヤ85の操作によりカム軸82を回転させ、板カム83でボール86を介して操作部材81を押圧してカムプッシュ73を軸方向(右方向)に移動させる。これにより、カムプッシュ73のカム山79の頂部79bは、図5(a)に示すように、軸方向溝77に係合している可動カム72の係合リブ78の先端面78aに当接して押圧し、可動カム72を軸方向(図中右方向)に移動させる。そして、係合リブ78が次第に軸方向溝77から抜け出し、係合リブ78と軸方向溝77との係合が解除されると、可動カム72はカムプッシュ73の傾斜面79aに案内されて、係合リブ78がカム山79の谷部に当接するまで僅かに回転する(図5(b)参照)。これにより、係合リブ78と係止段部75とが周方向で重なる。
ここで、カム軸82を更に回転させて、ボール86が板カム83のカム溝83aに嵌まり込むと、図5(c)に示すように、可動カム72は図中左方向に移動して、係合リブ78の先端面78aが固定カム71の係止段部75に当接する。そして、可動カム72は、係止段部75の傾斜に案内されて、係合リブ78が固定カム71の係止段部75とスライド面76との段部に当接するまで更に回転して停止する。これにより、切換機構70は、可動カム72の係合リブ78と固定カム71の係止段部75とが当接した伸長状態となる。このとき、可動プレート67は、図6に示すように、可動カム72に押圧されて右方向に移動し、板状突起部67aが可動ランププレート64の長孔64aを貫通して第2ウェイトローラ66に当接する禁止位置に位置する。
図6に示すように、禁止位置にある可動プレート67は、第2ウェイトローラ66に当接して遠心力による第2ウェイトローラ66の移動を阻止するので、クランク軸25が回転した際に、可動プーリ片63を固定プーリ片61方向に移動させる力は、第1ウェイトローラ65の遠心力による力だけとなる。従って、変速には、第1ウェイトローラ65と第2ウェイトローラ66とが協働して作用するエコモードと比較して、クランク軸25の高速回転が必要となる。これにより、同一車速であれば内燃機関20の回転数が高くなり、高出力トルクが得られるドライブモードとなる。
また、図6に示すドライブモードから図2に示すエコモードへの切換えは、再び、板カム83により操作部材81を介してカムプッシュ73を軸方向に移動させ、カムプッシュ73のカム山79の頂部79bで、係止段部75に当接している可動カム72の係合リブ78を押圧して可動カム72を軸方向に移動させる。やがて、係合リブ78が固定カム71のスライド面76の頂点を越えると、可動カム72はカムプッシュ73の傾斜面79aに案内されて、係合リブ78がカム山79の谷部に当接するまで僅かに回転し、係合リブ78とスライド面76とが周方向で重なる(図5(d)参照)。
そして、再び、ボール86が板カム83のカム溝83bに嵌まり込むと、図5(e)に示すように、係合リブ78の先端面78aが、固定カム71のスライド面76に当接し、可動カム72がスライド面76に案内されて回転して、図5(a)に示すように、係合リブ78が軸方向溝77と係合し、切換機構70の軸方向長さが短くなる。これにより、禁止位置にあった可動プレート67は、圧縮コイルばね68のばね力により左方向に移動して作動位置に位置し、第2ウェイトローラ66の拘束を解除してエコモードに切換えられる。
以後同様に、板カム83により操作部材81を軸方向に押圧するごとに、可動プレート67が作動位置と禁止位置とに交互に位置してエコモードとドライブモードとに切り換えられる。
なお、カムプッシュ73は、切換時以外は、可動カム72から離間しているので、カムプッシュ73と操作部材81との間に配置されている玉軸受80には、コイルばね88とスプリング87以外のスラスト力は作用しない。
以上説明したように、本実施形態に係る自動二輪車の無段変速機10によれば、クランク軸25に固定された固定プーリ片61と、固定プーリ片61に接近又は離間する方向に移動可能な可動プーリ片63と、可動プーリ片63に対向してクランク軸25に固定された固定ランププレート52と、固定プーリ片61の可動プーリ片63と反対側で可動プーリ片63に固定された可動ランププレート64と、固定ランププレート52と可動プーリ片63との間に配置された第1ウェイトローラ65と、固定プーリ片61と可動ランププレート64との間に配置された第2ウェイトローラ66と、を備えるので、特性の異なる第1及び第2ウェイトローラ65、66を併せ持つことができ、変速特性の自由度を向上することができる。
また、第2ウェイトローラ66の移動を阻止する禁止位置と、移動を許容する作動位置との間を移動可能な可動プレート67と、可動プレート67を禁止位置及び作動位置に切換え移動させる切換機構70と、をさらに備えるので、ドライブモードとエコモードとに切換え可能な変速機構を、複雑な電子機構等を用いることなく、簡易且つコンパクトな機構とすることができ、部品点数を抑制して製造コストを削減することができる。
また、切換機構70は、係止段部75とスライド面76と軸方向溝77とが先端面に形成された固定カム71と、軸方向溝77と係合可能な係合リブ78を備え、固定カム71と可動プレート67との間に配置された可動カム72と、固定カム71に摺動自在に嵌合して係合リブ78を押圧するカムプッシュ73と、を備え、係合リブ78を軸方向溝77に係合させることで可動プレート67を作動位置に位置させ、係合リブ78を係止段部75に当接させることで可動プレート67を禁止位置に位置させるようにしたので、カムプッシュ73で可動カム72を押圧するごとに、可動プレート67を作動位置と禁止位置とに交互に切換えることができる。また、切換機構70の構成を簡素化かつ小型化することができる。
更に、可動プレート67は、可動ランププレート64方向に突出する突起部67aを備え、禁止位置に位置するとき、突起部67aが第2ウェイトローラ66に当接して第2ウェイトローラ66の移動を阻止するので、簡易かつコンパクトな構成で、確実に無段変速機10をエコモードとドライブモードに切換えることができる。
また、可動ランププレート64と可動プレート67とは、同一のクランク軸25にスプライン嵌合して同期回転しているので、可動プレート67の突起部67aが、確実に可動ランププレート64の長孔64aを貫通して第2ウェイトローラ66に当接することができる。
駆動軸は、内燃機関20のクランク軸25であるので、無段変速機10を内燃機関20の変速機構に用いるのに好適である。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
10 ベルト式無段変速機(自動二輪車の無段変速機)
20 内燃機関
25 クランク軸(駆動軸)
52 固定ランププレート
60 駆動プーリ
61 固定プーリ片
63 可動プーリ片
64 可動ランププレート
64a 長孔
65 第1ウェイトローラ
66 第2ウェイトローラ
67 可動プレート
67a 突起部
70 切換機構
71 固定カム
72 可動カム
73 カムプッシュ
75 係止段部
76 スライド面
77 軸方向溝
78 係合リブ
79 カム山
79a 傾斜面(先端面)
92 従動軸
93 被駆動プーリ
95 Vベルト

Claims (6)

  1. 駆動軸(25)に取り付けられた駆動プーリ(60)と、
    従動軸(92)に取り付けられた被駆動プーリ(93)と、
    前記駆動プーリ(60)と前記被駆動プーリ(93)間に巻き掛けられたVベルト(95)と、
    を有し、
    前記駆動プーリ(60)又は前記被駆動プーリ(93)は、
    前記駆動軸(25)又は前記従動軸(92)に固定された固定プーリ片(61)と、
    前記駆動軸(25)又は前記従動軸(92)と共に一体回転可能且つ前記固定プーリ片(61)に接近又は離間する方向に移動可能とされて前記駆動軸(25)又は前記従動軸(92)に配設された可動プーリ片(63)と、
    前記可動プーリ片(63)に対向して前記駆動軸(25)又は前記従動軸(92)に固定された固定ランププレート(52)と、
    前記固定ランププレート(52)と前記可動プーリ片(63)との間に配置され、遠心力により前記可動プーリ片(63)を押圧して前記可動プーリ片(63)を前記固定プーリ片(61)方向に移動させる第1ウェイトローラ(65)と、
    を備える自動二輪車の無段変速機(10)であって、
    前記固定プーリ片(61)に対して前記可動プーリ片(63)と反対側に位置するようにして前記可動プーリ片(63)に固定され、前記駆動軸(25)又は前記従動軸(92)と共に一体回転可能且つ前記固定プーリ片(61)に接近又は離間する方向に移動可能な可動ランププレート(64)と、
    前記固定プーリ片(61)と前記可動ランププレート(64)との間に配置され、遠心力により前記可動ランププレート(64)を押圧して前記可動プーリ片(63)を前記固定プーリ片(61)方向に移動させる第2ウェイトローラ(66)と、
    をさらに備えることを特徴とする自動二輪車の無段変速機(10)。
  2. 前記駆動軸(25)又は前記従動軸(92)に軸方向移動可能に配設され、遠心力による前記第2ウェイトローラ(66)の移動を阻止する禁止位置と、前記第2ウェイトローラ(66)の移動を許容する作動位置との間を移動可能な可動プレート(67)と、
    前記可動プレート(67)を前記禁止位置及び前記作動位置に切換え移動させる切換機構(70)と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の無段変速機(10)。
  3. 前記切換機構(70)は、
    前記駆動軸(25)又は前記従動軸(92)に固定され、軸方向に傾斜する傾斜面を有する係止段部(75)と、該係止段部(75)の傾斜面と同じ方向に傾斜するスライド面(76)と、該スライド面(76)に連続して形成された軸方向溝(77)とが、円周方向に連続して先端面に形成された固定カム(71)と、
    前記固定カム(71)と前記可動プレート(67)との間に配置され、先端面が前記係止段部(75)の傾斜面と同じ方向に傾斜し、前記軸方向溝(77)に係合可能な係合リブ(78)を備える可動カム(72)と、
    前記固定カム(71)に摺動自在に嵌合し、前記係止段部(75)の傾斜面と同じ方向に傾斜する先端面(79a)により、前記係合リブ(78)を軸方向に押圧するカムプッシュ(73)と、を備え、
    前記可動カム(72)の前記係合リブ(78)を前記固定カム(71)の前記軸方向溝(77)に嵌合させることで前記可動プレート(67)を前記作動位置に位置させ、
    前記可動カム(72)の前記係合リブ(78)を前記固定カム(71)の前記係止段部(75)に当接させることで前記可動プレート(67)を前記禁止位置に位置させることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車の無段変速機(10)。
  4. 前記可動プレート(67)は、前記可動ランププレート(64)に向かって突出する突起部(67a)を備え、
    前記可動プレート(67)が前記禁止位置に位置するとき、前記突起部(67a)が前記可動ランププレート(64)の長孔(64a)を貫通して前記第2ウェイトローラ(66)に当接し、前記第2ウェイトローラ(66)の移動を阻止することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の自動二輪車の無段変速機(10)。
  5. 前記可動ランププレート(64)と前記可動プレート(67)は、前記駆動軸(25)又は前記従動軸(92)にスプライン嵌合することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の自動二輪車の無段変速機(10)。
  6. 前記駆動軸(25)は、内燃機関(20)のクランク軸(25)であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の自動二輪車の無段変速機(10)。
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