JP2013212658A - 印刷装置、印刷方法 - Google Patents

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美佳 藤森
Naoki Sudo
直樹 須藤
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文治 石本
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Abstract

【課題】往復路印刷を行う印刷装置において、印刷物の画質を高い水準に維持する印刷装置、及び印刷方法を提供する。
【解決手段】縦型配列の印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを媒体の搬送方向と直交方向に往復移動させるヘッド駆動部と、を有し、前記印刷ヘッドは、前記媒体の搬送方向と直交方向における往路及び復路の各移動経路で前記各色のカラーインクのノズル及び同カラーインクのノズルに並設する黒インクのノズル毎にインクを吐出し、前記黒インクのノズル列は、前記媒体の搬送方向に配列するドット列を、前記各色のカラーインクのノズルに併設する各ノズル列で分割して記録する。
【選択図】図6

Description

本発明は、カラーインクとブラックインクとを用いて印刷を行う印刷装置、及び印刷方法に関する。
従来、印刷装置では、印刷ヘッドの移動に合わせてノズルからインクを吐出することで、印刷画像におけるドット列を形成している。また、印刷速度を高めるために、印刷ヘッドが主走査方向に往復移動する際、往路と復路の各移動経路でそれぞれインクを吐出する印刷装置も知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、カラーインクを吐出するカラーインクのノズル列と、黒インクを吐出する黒インクのノズル列とを用紙の搬送方向に並設した印刷ヘッドを備える印刷装置が知られている。このような印刷装置では、媒体の送り量に応じた数のカラーインクのノズルと、黒インクのノズル列とが、所定幅のドット列を1度に形成することができる(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−307671号公報 特開平5−318770号公報 特開平7−237346号公報
往復路印刷では、往路におけるドットの記録位置と、復路におけるドットの記録位置のズレにより、印字ずれが生じることがある。また、ドット列を縦型配列としていることでカラーインクの印刷に比べて黒インクについては特に印刷制御は容易ではなかった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、往復路印刷を行う印刷装置において、印刷物の画質を高い水準に維持する印刷装置、及び印刷方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、複数色のカラーインクのノズル列と、黒インクのノズル列とを有し、前記カラーインクのノズル列と前記黒インクのノズル列とは、媒体の搬送方向と直交方向に並設し、前記カラーインクのノズル列は、色毎に媒体の搬送方向に並べて割り当てられた印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを前記媒体の搬送方向と直交方向に往復移動させるヘッド駆動部と、を有し、前記印刷ヘッドは、前記媒体の搬送方向と直交方向における往路及び復路の各移動経路で前記各色のカラーインクのノズル及び同カラーインクのノズルに並設する黒インクのノズル毎にインクを吐出し、前記黒インクのノズル列は、前記媒体の搬送方向に配列するドット列を、前記各色のカラーインクのノズルに併設する各ノズル列で分割して記録する。
上記のように構成された発明では、各ノズル列を縦型配列する印刷ヘッドにおいて、同印刷ヘッドは、ヘッド駆動部により媒体の搬送方向と直交方向における往路及び復路の各移動経路で各色のカラーインクのノズル及び同カラーインクのノズルに並設する黒インクのノズル毎にインクを吐出する。このとき、黒インクを吐出するノズル列は、連続するドット列を、前記各色のカラーインクのノズルに併設する各ノズル列で分割して記録する。
その結果、所定ドット列幅毎に異なる移動経路でドット列が形成されるため、カラードットと黒ドットの記録順序が所定ドット列毎に変化し、印字ズレを見え難くすることができる。
本発明にかかる印刷装置を説明するブロック構成図である。 本発明にかかる印刷装置を説明するブロック構成図である。 印刷ヘッド8の各ノズル列の配置を説明するイメージ図である。 プリンター1により印刷される印刷画像を説明する図である。 印刷ヘッド8の走査と、ドットが記録される領域との関係を説明する図である。 ドット列の境界を説明する図である。 印刷装置の一実施例を説明するフローチャートである。 ラスターデーターの生成を説明する図である。 用紙の搬送方向に連続する所定幅のドット列が記録される様子を説明する図である。
1.第1の実施形態:
以下、この発明に係る印刷装置を説明する。
図1は、本発明にかかる印刷装置を説明するブロック構成図である。図2は、本発明にかかる印刷装置を説明するブロック構成図である。
図1では、プリンター1と、パーソナルコンピューター10とが、ネットワーク又はケーブルを介して接続され、全体で広義の印刷装置として機能する。
パーソナルコンピューター(以下、PCとも記載する)10は、CPU(Central Processing Unit)11や、HDD(Hard Disk Drive)12、RAM(Random Access Memory)13、出力I/F14、を備えて構成されている。また、各部は、バス15を介して接続されており、CPU11の統合的な制御のもと駆動を行う。さらに、PC10は、プリンター1と、出力I/F14を介して接続されており、出力I/F14を通じて、各種データーをプリンター1に出力することができる。
CPU11は、オペレーティングシステムの稼働のもと、HDD12に記録されたアプリケーションプログラム12aや、ドライバープログラム12bを実行する。アプリケーションプログラム12aは、CPU11に対して各種アプリケーションの機能を実現させる。その一例として、アプリケーションプログラム12aは、CPU11に、ユーザーの操作入力に応じて、画像データーを生成させる。
ドライバープログラム12bは、CPU11に印刷を制御するための印刷用データーを生成させる。印刷用データーは、画像データーをもとに作成されたラスターデーター(後述)や、プリンター1に印刷処理を実行させるための制御コマンドを含んで構成されている。そのため、CPU11は、ドライバープログラム12bの機能により、印刷用データーを生成するための、色変換モジュールM1、ハーフトーニングモジュールM2、インターレースモジュールM3として機能する。
ここで、色変換モジュールM1は、アプリケーションを用いて生成された画像データーをインクの使用量を示すインク量データーに変換する。
また、ハーフトーニングモジュールM2は、インク量データーを2値化しドットデーターに変換する。
そして、インターレースモジュールM3は、ドットデーターを構成する配列データーをプリンター1の1主走査で出力されるインク量に応じたラスターデーターに変換する。ラスターデーターは、1回の紙送りで記録されるデーターである。
図2に示すように、プリンター1は、PC10と入力インターフェイス(I/F)2を介して接続されている。また、入力I/F2は、バス3に接続され、同バス3にはさらにメインコントローラー4、ヘッドコントローラー5と、キャリッジ6と、紙送り機構7と、印刷ヘッド8とが接続されている。
メインコントローラー4は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成され、演算部としてのCPUや、内部メモリーとしてのRAMを備えている。メインコントローラー4は、入力I/F2を通じてPC10から印刷用データーを受信すると、この印刷用データーをもとに、各部を駆動させて、印刷処理を制御する。
ヘッドコントローラー5は、カラーインクであるCMY用のコントローラー部5aと黒インクであるBk用のコントローラー部5bとが備えられている。そして、カラーインクのノズル列と黒インクのノズル列とを備える印刷ヘッド8が、当該ヘッドコントローラー5に接続され、カラーインクのノズル列はCMY用のコントローラー部5aに制御され、黒インクのノズル列はBk用のコントローラー部5bに制御されるようになっている。
図3は、印刷ヘッド8の各ノズル列の配置を説明するイメージ図である。図3において、左側がカラーインクのノズル列であり、右側が黒インクのノズル列である。また、番号を付したノズルの配列方向が、用紙が搬送される方向(以下、副走査方向とも記載する。)となる。そして、カラーインクのノズル列とブラックインクのノズル列とが並設する方向は、副走査方向に直交する方向(以下、主走査方向とも記載する。)となる。
カラーインクのノズル列は、C(シアン)インクを吐出するC列と、M(マゼンダ)インクを吐出するM列、Y(イエロー)を吐出するY列とで構成されている。具体的には、図中上方側から、先端、中央、最後尾の3つの領域にそれぞれYMCの順に割り当てられている。また、各色のノズル列は、M個のノズルにより構成され、C列、M列、Y列の各ノズル列を構成している。
Bkインクのノズル列は、カラーインクのノズル列と主走査方向で並設されている。本実施形態では、各Bkのノズル列は、カラーインクのノズルの総数(即ち、N×M=3M)と同じ数のノズルにより構成されている。なお、図では、Bkインクのノズルとカラーインクのノズルとは、主走査方向において同じ位置に併設されているが、これに限定されない。例えば、Bkインクのノズルとカラーインクのノズルとが、副走査方向に所定距離だけずれて配置されるもの(いわゆる千鳥状)であってもよい。
また、Bkインクのノズルと、カラーインクのノズルとは、配列位置に応じてグループを形成する。本来、カラーインクのノズル列については、それぞれ異なる色のカラーインクが割り当てられているので、Y列、M列、C列となり、黒インクが割り当てられた一列は単なるBk列となる。しかし、印刷制御を容易にするため、Bk列についても各色のカラーインクに相当させてBk1列、Bk2列、Bk3列とグループ分けする。
このように、上記カラーインクが三色であるときに、上記Bkインクのノズル列をそれぞれの色(C、M、Y)のノズル列に隣接する3つの領域に分割してグループ分けし、後述するように各領域に印刷を行わせる。
そして、キャリッジ(ヘッド駆動部)6は、印刷ヘッド8を、主走査方向に往復移動させる機構である。キャリッジ6は、印刷ヘッド8に固定されており、図示しないキャリッジモーターの駆動に応じて、印刷ヘッド8を往路方向又は復路方向に移動させる。ここで、プリンター1は、印刷ヘッド8の移動経路(往路、復路)において、それぞれインクを吐出する往復路印刷を行う。そして、この往路、復路において、それぞれ上記した各グループに属するインク列が使用され、インクの記録を行う。
紙送り機構7は、用紙を所定距離毎に搬送する。紙送り機構7は、搬送ローラーや、この搬送ローラーを駆動させるペーパーフィードモーターを備えた機構であり、プリンター1内部の搬送経路に設置されている。また、本実施形態では、紙送り機構7は、1回の紙送りで、用紙をカラーインクのノズル列と同じ距離だけ搬送する。即ち、C、M、Yの各ノズル列がMノズルで構成されている場合、紙送り機構7は用紙をMドット毎に搬送する。
図4は、プリンター1により印刷される印刷画像を説明する図である。また、図5は、印刷ヘッド8の走査と、ドットが記録される領域との関係を説明する図である。そして、図6は、ドット列の境界を説明する図である。図5では、説明を簡易にするために、用紙における記録領域を色毎に4つに区切り、各領域に記録される色毎のデーターをDCi、DMi、DYi、DBki(i:1〜4)とする。また、図6では、説明を簡易にするため、カラードットを同じ色により記載している。
図4では、用紙は図面上で上方に紙送り機構7によって搬送されるため、相対的に印刷ヘッド8が徐々に下がっていくようなイメージで示している。印刷ヘッド8はキャリッジ6によって主走査方向に沿って往復動され、それぞれの一回の走査が往路又は復路となる。また、用紙は、同図に示すように、各色のノズル列の長さに相当する分だけ搬送される。すなわち、一回の往路または復路の走査に対して上記カラーインクのノズル列における色ごとのノズル列の長さに相当する用紙送りが行われている。図面上で、左から往路、復路、往路、復路、往路、復路と記載しているものは便宜上、1パス、2パス、3パス、4パス、5パス、6パス・・Kパスというように呼ぶ。
上記のように、印刷ヘッド8を往復動作させてインクを記録していく場合、往路と復路とでは、形成されるドットのカラードット(C、M、Y)とBkドットの記録順序が異なることとなる。即ち、カラーインクのノズル列とBkノズル列とが主走査方向に併設しているため、往路では、Bkドット、カラードットの記録順序となり、復路では、カラードット、Bkドットの記録順序となる。
このような場合、カラードットとBkドットの記録順序が異なる領域の境界でドットの印字ムラが見えやすくなる場合がある。印字ムラは、ドットが正しい位置に記録されないために生じるものであり、紙送り機構7の紙送り量のバラツキや、往路と復路とでのインクの着弾位置のバラツキに起因する。また、印字ムラは、ドット列の紙送り方向での幅が大きいほど目立ち易くなる。例えば、図6(a)において、往路で形成されるドット列と、復路で形成されるドット列とが一定の幅を伴っている場合、ドット列の境界付近では、記録順序の変化が目に付きやすくなる。特に、Bkドットにおいて、境界付近での印字ムラが目に付きやすくなる。
そのため、本発明では、図6(b)に示すように、Bkのドット列において、記録順序が同じになるドット幅が所定値以上とならないよう、Bk3列、Bk2、Bk1で各ドット列を分割して記録する。
具体的には、図4を参照すると、第1パスでは印刷領域に入っているのはC列と、Bk3列だけである。そして、図5では、DC1と、DBk1が記録されていることを示している。カラードットのDC1をC列が記録するのは当然であるが、DBk1についてはBk1列、Bk2列、Bk3列のいずれが使用されるのかを示している。ここでは1パスめのBk1はBk3列が使用されるが、全てのドット列をBk3列により記録するのではなく、所定ドット列のみをBk3列で記録している。
第2パスは復路であるが、この第2パスでは、印刷領域に入っているのはC列、M列、Bk2列、Bk3列である。そして、カラーインクについてはDC1は印刷済みであるため、DC2をC列で記録し、DM1をM列で記録する。
一方の黒インクについては、Bk3列が、第1パスと同じノズルを使用して、DBk2を記録する。このときも、全てのドット列をBk3列により記録しない。一方、Bk2列においては、所定のノズルを使用して、DBk1の内、Bk3列で記録されなかったドット列を記録する。
そして、第3パスは往路であるが、この第3パスでは、印刷領域に入っているのはC列、M列、Y列、Bk2列、Bk3列、Bk1列である。そして、カラーインクについてはDC3をC列で記録し、DM2をM列で記録し、DY1をY列で記録する。
一方の黒インクについては、Bk3列においては、DBk2を記録する。また、Bk2列においては、DBk2を記録する。そして、Bk1列においては、所定ノズルを使用して、DBk1の内、Bk3列、Bk2列で記録されなかったドット列を記録する。即ち、DBk1領域は、印刷ヘッド8の3回の移動(往路、復路、往路)により、対象ドットの全てが記録されることとなる。
このような構成とすることで、あるドット幅のドット列を記録する際に、カラードットとBkドットの記録順序が所定ドット列毎に変化する。そのため、境界を構成するドット列が大きくならず、ドット境界で生じる印字ムラを見え難くすることができる。
次に、このような印刷装置における実施例を説明する。
図7は、印刷装置の一実施例を説明するフローチャートである。また、図8は、ラスターデーターの生成を説明する図である。
この実施例では、印刷データーとしてカラー画像に加えてBkのベタ画像を記録する場合を例に説明を行う。また、図7に示す印刷処理は、PC10で実行されるアプリケーション上で、印刷コマンドを発行することで開始される。
ステップS1では、PC10の色変換モジュールM1は、印刷用データーに含まれる画像データーのR、G、Bの色成分値をC、M、Y、Kの各色成分値からなるインク量データーに変換する。色変換モジュールM1は、R、G、Bの色成分値と、C、M、Y、Kの色成分値との対応関係を記録する色変換LUTを用いて、色変換処理を行なう。
ステップS2では、PC10のハーフトーニングモジュールM2は、インク量データーを2値化し、各ノズルでの液滴の吐出のオン・オフに対応させたドットデーターに変換する。ドットデーターは、印刷画像の解像度に応じてドットのオン・オフを示すデーター(例えば、「1」、「0」)が縦横に配列して構成されるデーターである。ハーフトーニング処理後は、ノズル密度に合致したCMYKの4面のプレーンのドットデーターが生成される。
ステップS3では、インターレースモジュールM3は、印刷ヘッド8のカラーインクのノズルを駆動させるのに必要なラスターデーターを生成する。本実施例では説明を容易にするため、印刷ヘッド8は、各カラーインクのノズル列を構成する8個のノズルを使用してインクを記録するものとする。そのため、インターレースモジュールM3は、ドットデーターから、j×8配列分のラスターデーターを生成する。また、カラードットのラスターデーターは、C、M、Y、Kの色毎に生成される。
ステップS4では、インターレースモジュールM3は、印刷ヘッド8のBkインクのノズルを駆動させるために必要なラスターデーターを生成する。プリンター1は、隣り合う所定幅のBkのドット列を、Bk3列、Bk2列、Bk1列で3分割して記録する。このときBkのノズル列では、カラーインクの色数Nに対応させて、3ノズル毎にノズルを駆動させる。そのため、インターレースモジュールM3は、Bk3列、Bk2列、Bk1列が記録するドット列の配置に応じて、データー配列の並び替えを行い、ラスターデーターを生成する。
図8(a)に示すように、8列から成るラスターデーターを生成する場合、このラスターデーターは、Bk3列、Bk2列、Bk1列で分割して印刷されるよう、3ドット毎に3分割される必要がある。即ち、データー列8、5、2がBk3列で記録され、データー列7、4、1がBk2列で記録され、データー列6、3がBk1列で記録される必要がある。
インターレースモジュールM3がラスターデーターを生成する一例として、マスク処理により、Bk3列、Bk2列、Bk1列で記録されるラスターデーターを生成する。即ち、インターレースモジュールM3は、図8(b)に示すように、ドットデーターから切り出された8列のデーターの内、Bk3列用のマスクを用いてBk3列で記録されるデーターを抽出する。同様に、インターレースモジュールM3は、図8(c)、図8(d)に示すように、該当マスクを用いて8列のデーターから、Bk2列、Bk1のそれぞれのノズルで記録されるデーターを抽出する。これら抽出されたBk3列、B2列、Bk1列に対応するデーターは、印刷ヘッド8の使用ノズルのタイミングに応じて並び換えられラスターデーターと成る。
ステップS5では、CPU11は、ラスターデーターを圧縮すると、PC10の出力I/F14を通じて、印刷用データーとしてプリンター1に供給する。
ステップS6では、プリンター1のメインコントローラー4は、PC10から圧縮された印刷用データーを受信し、この印刷用データーの圧縮を解除する。
ステップS7では、メインコントローラー4は、C、M、Yの各ラスターデーターを、CMY用コントローラー部5aに出力し、Bkのラスターデーターを、Bk用コントローラー部5bに出力する。
そのため、CMY用コントローラー部5aは、各色のラスターデーターをもとにノズルを駆動するためのCMY用駆動信号を生成し、各色のノズル列を駆動する。カラーインクのノズル用のラスターデーターは、同一色の8ドット列分が1度に供給されるため、CMY用コントローラー部5aは、ラスターデーターにより指定された該当カラーに対応するカラーインクのノズルを駆動することで、8ドット列を記録していく。
一方、Bk用コントローラー部5bは、Bkのラスターデーターをもとにノズル列を駆動するためのBk用駆動信号を生成し、Bkインクのノズルを3ノズル毎に駆動する。即ち、図8に示す、Bk3列用、Bk2列用、Bk1列用の各ラスターデーターを用いて、ノズル列を駆動する。
図9は、用紙の搬送方向に連続する所定幅のドット列が記録される様子を説明する図である。図中、点線で示されたドットが該当パスで記録されたドットである。なお、図9では、説明を容易にするため、Bkドットのみを記載し、カラードットを記載していない。
図9(a)に示すように、第1パスで、印刷ヘッド8の往路方向への移動に合わせて、Bk3列を用いた、Bkの第8ドット列、第5ドット列、第2ドット列の記録と、Cインクの第8−1ドット列の記録が行われる。次に、図9(b)に示すように、第2パスで、印刷ヘッド8の復路方向への移動に合わせて、Bk2列を用いた、Bkインクの第7ドット列、第4ドット列、第2ドット列の記録と、Mインクの第8−1ドット列の記録が行われる。そして、図9(c)に示すように、第3パスで、印刷ヘッド8の往路方向への移動に合わせて、Bk1列を用いた、Bkインクの第6ドット列、第3ドット列と、Yインクの第8−1ドット列の記録が行われる。
そのため、カラーインクは、1回の走査により8ドット幅のドット列が記録される。一方、Bkインクは、3回の走査により、連続する8ドット幅のドット列が形成される。このとき、Bkのドットは、1ドット列毎に、カラードットとBkドットの記録順序が異なるため、印字ムラを見え難くすることができる。また、カラーインクのノズルの色数Nに応じて、Nノズル毎にBkインクのノズルを駆動させて印字を行うことで、用紙の搬送方向に隣接するドット列がそれぞれ異なる記録順序となるため、印字ムラをより見え難くすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、所定ドット列幅毎に異なる移動経路でドット列が形成されるため、カラードットと黒ドットの記録順序が所定ドット列毎に変化し、印字ズレを見え難くすることができる。
2.その他の実施例
Bk3列、Bk2列、Bk1列の各ラスターデーターを生成するタイミングは、プリンター1により実施するものであってもよい。この場合、まず、PC10がドットデーターから所定ドット数のデーターをプリンター1に送信する。そして、プリンター1のメインコントローラー4は、インターレースモジュールM3と同様の手法によりラスターデーターを生成する。上記構成とすることで、プリンター1は、PC10から供給されるどの様な印刷データーに対しても本発明を適用することが可能となる。
また、印刷装置をプリンター1とPC10により構成することは一例であり、プリンター1単体により印刷装置を実現するものであってもよい。
そして、Bkインクのノズル列をカラーインクの色数Nに応じてNノズル毎に使用することは一例であり、印刷画像における印字ムラが目立たない範囲で使用ノズルは適宜変更可能である。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。即ち、上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること、は本発明の一実施例として開示されるものである。
1…プリンター、2…入力I/F、3…バス、4…メインコントローラー、5…ヘッドコントローラー、5a…CMY用コントローラー部、5b…Bk用コントローラー部、6…キャリッジ、7…紙送り機構、8…印刷ヘッド、10…パーソナルコンピューター、11…CPU、12…HDD、12a…アプリケーションプログラム、12b…ドライバープログラム、13…RAM、14…出力I/F、15…バス、M1…色変換モジュール、M2…ハーフトーニングモジュール、M3…インターレースモジュール

Claims (5)

  1. 複数色のカラーインクのノズル列と、黒インクのノズル列とを有し、前記カラーインクのノズル列と前記黒インクのノズル列とは、媒体の搬送方向と直交方向に並設し、前記カラーインクのノズル列は、色毎に媒体の搬送方向に並べて割り当てられた印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドを前記媒体の搬送方向と直交方向に往復移動させるヘッド駆動部と、を有し、
    前記印刷ヘッドは、前記媒体の搬送方向と直交方向における往路及び復路の各移動経路で前記各色のカラーインクのノズル及び同カラーインクのノズルに並設する黒インクのノズル毎にインクを吐出し、
    前記黒インクのノズル列は、前記媒体の搬送方向に配列して記録されるドット列を、前記各色のカラーインクのノズルに併設する各ノズル列で分割して記録する、印刷装置。
  2. 前記カラーインクの色数をNとした場合に、
    前記黒インクのノズル列は、連続するドット列を、前記各N色のカラーインクのノズルに併設する各ノズル列でN分割して記録し、
    ノズル数N毎に、同ノズルが駆動する、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記各カラーインクのノズル列は、それぞれM個のノズルにより構成され、
    前記黒インクのノズル列は、N×M個のノズルにより構成される、請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記媒体の搬送距離は、前記各色のカラーインクのノズル列におけるノズル数毎である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷装置。
  5. 複数色のカラーインクのノズル列と、黒インクのノズル列とを有し、前記カラーインクのノズル列と前記黒インクのノズル列は、媒体の搬送方向と直交方向に並設され、前記カラーインクのノズル列は、色毎に媒体の搬送方向に並べて割り当てられた印刷ヘッドを備えた印刷装置を用いた印刷方法であって、
    前記印刷ヘッドを前記媒体の搬送方向と直交方向に往復移動させつつ、往路及び復路の各移動経路で、前記各カラーインクのノズル及び同カラーインクのノズルに並設する黒インクのノズル毎にインクを吐出し、更に、
    前記黒インクのノズル列は、前記媒体の搬送方向に配列して記録されるドット列を、前記各色のカラーインクのノズルに併設する各ノズル列で分割して記録する、印刷方法。
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