JP2013210931A - サーバシステム、プログラム及び情報記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネット接続機能を有しない電子機器等においてもコード情報を利用した提供情報の取得を実現させることができるサーバシステム等の提供。
【解決手段】サーバシステムは、電子機器により発行されて端末装置によりネットワークを介して送信されたキーコード情報の受信処理を行う受信処理部と、ユーザに対して提供する提供情報の決定処理を行う情報処理部と、決定処理の結果と、受信したキーコード情報とに基づいて、電子機器での提供情報の使用を許可するためのパスコード情報を生成するパスコード情報生成部と、生成されたパスコード情報をネットワークを介して送信する処理を行う送信処理部を含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、サーバシステム、プログラム及び情報記憶媒体等に関する。
近年、ネットワークを介してサーバシステムと端末装置とを通信接続して、ネットワークを利用したゲーム(以下、適宜、ネットワークゲームと呼ぶ)を楽しむことができるゲームシステムが脚光を浴びている。このようなネットワークゲームの従来技術としては例えば特許文献1、2に開示される技術がある。
一方、ロールプレイングゲーム、育成ゲーム、シミュレーションゲーム、アクションゲーム等のゲームにおいては、武器アイテムや回復アイテムや成長アイテム等の各種アイテムを使用することで、ゲームを優位に進めることができるため、アイテム収集は重要なゲーム要素となる。このため、このようなアイテムをネットサイトで購入できる仕組みも、提案されつつある。
しかしながら、ゲーム装置によっては、ネット接続機能を有しないものもあり、このようなネット接続機能を有しないゲーム装置においては、アイテム等の各種提供情報を、ネットサイトに接続して直接に購入することができないという課題がある。また、ネット接続機能を有するゲーム装置であっても、ネット接続機能を利用してアイテム等の各種提供情報を子供が購入することを、保護者が望まない場合もある。
特開2004−230191号公報 特開2009−119146号公報
本発明の幾つかの態様によれば、ネット接続機能を有しない電子機器等においてもコード情報を利用した提供情報の取得を実現させることができるサーバシステム、プログラム及び情報記憶媒体等を提供できる。
本発明の一態様は、電子機器により発行されて端末装置によりネットワークを介して送信されたキーコード情報の受信処理を行う受信処理部と、ユーザに対して提供する提供情報の決定処理を行う情報処理部と、前記決定処理の結果と、受信した前記キーコード情報とに基づいて、前記電子機器での前記提供情報の使用を許可するためのパスコード情報を生成するパスコード情報生成部と、生成された前記パスコード情報を前記ネットワークを介して送信する処理を行う送信処理部とを含むサーバシステムに関係する。また本発明は、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラム、又は該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に関係する。
本発明の一態様によれば、電子機器により発行されて端末装置によりネットワークを介して送信されたキーコード情報が受信される。そして、ユーザに対して提供する提供情報の決定処理が行われ、決定処理の結果と、受信したキーコード情報とに基づいて、パスコード情報が生成され、生成されたパスコード情報がネットワークを介して送信される。このようにすれば、電子機器により発行されたキーコード情報に対応するパスコード情報を生成し、このパスコード情報により、ユーザに対して提供情報を提供できるようになる。従って、例えば電子機器がネット接続機能等を有しない場合等においても、コード情報を利用した提供情報の取得を実現できるようになる。
また本発明の一態様では、前記送信処理部は、前記キーコード情報を送信してきた前記端末装置に対して、前記パスコード情報を前記ネットワークを介して送信する処理を行ってもよい。
このようにすれば、キーコード情報を送信してきた端末装置に対して、そのキーコード情報に対応するパスコード情報を送信して、端末装置のユーザに提供情報を提供できるようになる。
また本発明の一態様では、前記電子機器は、前記キーコード情報の発行元が前記電子機器であることを前記電子機器が認証するための認証情報が設定された前記キーコード情報を生成し、前記パスコード情報生成部は、前記提供情報又は前記提供情報の特定情報と、前記キーコード情報から抽出された前記認証情報とが設定された前記パスコード情報を生成してもよい。
このようにすれば、パスコード情報の正当性のチェック処理を、キーコード情報から抽出された認証情報をパスコード情報に設定することにより、実現できるようになる。
また本発明の一態様では、前記電子機器は、前記提供情報が使用されるコンテンツの特定情報と前記認証情報とが設定された前記キーコード情報を、共通鍵を用いた共通鍵暗号化方式で暗号化し、前記パスコード情報生成部は、前記コンテンツ特定情報に関連づけられた前記共通鍵を用いて、前記キーコード情報を復号化することで、前記キーコード情報から前記認証情報を抽出し、抽出された前記認証情報が設定された前記パスコード情報を生成してもよい。
このようにすれば、コンテンツ特定情報に関連づけられた共通鍵を用いて、キーコード情報の暗号化と復号化を、共通鍵暗号化方式により実現できるようになる。
また本発明の一態様では、発行した前記パスコード情報及び提供した前記提供情報の少なくとも一方についての履歴情報を記憶する履歴情報記憶部を含み、前記情報処理部は、前記端末装置又は前記電子機器の表示部に前記履歴情報に応じた画像を表示するための処理を行ってもよい。
このようにすれば、パスコード情報や提供情報の履歴情報を有効活用した画像の表示処理が可能になり、多様な演出効果等を実現できるようになる。
また本発明の一態様では、前記情報処理部は、前記履歴情報に基づいて、前記端末装置又は前記電子機器の表示部に、前記パスコード情報の発行履歴リストを表示するための処理を行ってもよい。
このようにすれば、ユーザは、発行履歴リストを見ることで、過去に発行されたパスコード情報等を確認できるようになる。
また本発明の一態様では、発行した前記パスコード情報及び提供した前記提供情報の少なくとも一方についての履歴情報を記憶する履歴情報記憶部を含み、前記情報処理部は、前記履歴情報の解析処理を行い、前記端末装置又は前記電子機器の表示部に前記解析処理の結果に応じた画像を表示するための処理、又は前記解析処理の結果に基づく前記パスコード情報の変更処理を行ってもよい。
このようにすれば、パスコード情報や提供情報の履歴情報の解析処理結果を有効活用した画像の表示処理やパスコード情報の変更処理が可能になり、多様な演出効果の実現や、提供情報等の多様性を増すことなどが可能になる。
また本発明の一態様では、ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部を含み、前記情報処理部は、前記ユーザ情報記憶部に記憶される前記ユーザ情報に基づいて、前記パスコード情報の変更処理を行ってもよい。
このようにすれば、ユーザ情報に応じて、パスコード情報の内容等を変更することが可能になり、提供情報等の多様性を増すことなどが可能になる。
また本発明の一態様では、前記電子機器は、前記電子機器内で抽出された抽出情報が設定された前記キーコード情報を生成し、前記情報処理部は、前記キーコード情報に設定された前記抽出情報の解析処理を行い、前記解析処理の結果に基づく処理を行ってもよい。
このようにすれば、キーコード情報を有効活用して、電子機器内で抽出された抽出情報を収集し、各種の処理を実現できるようになる。
また本発明の一態様では、前記抽出情報は、前記電子機器を操作する前記ユーザの操作情報から得られる情報及び前記電子機器において検出されたエラー情報の少なくとも1つであってもよい。
このようにすれば、電子機器の操作情報から得られる情報や電子機器で検出されたエラー情報などを、キーコード情報を有効活用して、収集できるようになる。
また本発明の一態様では、前記情報処理部は、前記端末装置を操作する前記ユーザの操作情報に基づいて、前記提供情報の決定処理を行ってもよい。
このようにすれば、パスコード情報により提供される提供情報を、端末装置でのユーザの操作情報に基づいて決定できるようになる。
また本発明の一態様では、前記情報処理部は、前記ユーザにより入手された第2のコード情報に基づいて、前記提供情報の決定処理を行ってもよい。
このようにすれば、ユーザにより入手された第2のコード情報を用いて、パスコード情報により提供される提供情報を決定できるようになる。
また本発明の一態様では、前記電子機器は、前記キーコード情報の発行元が前記電子機器であることを前記電子機器が認証するための認証情報が設定された前記キーコード情報を生成し、前記パスコード情報生成部は、前記第2のコード情報に基づき決定された前記提供情報又は前記提供情報の特定情報と、前記キーコード情報から抽出された前記認証情報とが設定された前記パスコード情報を生成してもよい。
このようにすれば、提供情報については、第2のコード情報により決定し、認証情報については、電子機器で発行されたキーコード情報に設定された認証情報を用いることが可能になる。
また本発明の一態様では、前記情報処理部は、前記パスコード情報が発行された場合に、発行された前記パスコード情報に対応する前記第2のコード情報を、使用済みコード情報に設定して、再使用を禁止する処理を行ってもよい。
このようにすれば、一度使用された第2のコード情報を、使用済みコード情報に設定して、その再使用を禁止できるようになる。
また本発明の一態様では、前記情報処理部は、前記パスコード情報が第1のユーザに対して発行された場合には、前記第1のユーザについては前記第2のコード情報を前記使用済みコード情報に設定して、前記第1のユーザによる再使用を禁止する処理を行うと共に、前記第1のユーザとは異なる第2のユーザに対しては、前記第2のコード情報の使用を許可する処理を行ってもよい。
このようにすれば、第1のユーザにより第2のコード情報が使用された場合に、第1のユーザについては、その第2のコード情報の再使用を禁止すると共に、第2のユーザに対しては、その使用を許可できるようになる。
また本発明の一態様では、前記受信処理部は、前記ユーザが前記端末装置を用いて前記第2のコード情報を入力した場合に、前記端末装置から前記ネットワークを介して前記第2のコード情報を受信する処理を行い、前記情報処理部は、受信された前記第2のコード情報に基づいて、前記提供情報の決定処理を行ってもよい。
このようにすれば、ユーザが端末装置を用いて入力した第2のコード情報に基づいて、パスコード情報による提供情報の決定処理を行うことが可能になる。
また本発明の一態様では、前記第2のコード情報は、前記ユーザにより入手されたキャンペーンコード情報であってもよい。
また本発明の一態様では、前記第2のコード情報の使用履歴情報を記憶する履歴情報記憶部を含み、前記情報処理部は、前記端末装置又は前記電子機器の表示部に前記使用履歴情報に応じた画像を表示するための処理、又は前記使用履歴情報に基づく前記パスコード情報の変更処理を行ってもよい。
このようにすれば、第2のコード情報の使用履歴情報を有効活用した画像の表示処理やパスコード情報の変更処理が可能になり、多様な演出効果の実現や、提供情報等の多様性を増すことなどが可能になる。
また本発明の他の態様は、ユーザへの提供情報の使用を許可するパスコード情報を発行するためのキーコード情報を生成するキーコード情報生成部と、前記キーコード情報に基づき発行された前記パスコード情報が入力された場合に、前記パスコード情報に対する処理を行うパスコード情報処理部と、生成された前記キーコード情報を表示部に表示する制御を行う表示制御部と、を含み、前記キーコード情報生成部は、前記キーコード情報の発行元が自身の電子機器であることを認証するための認証情報が設定された前記キーコード情報を生成し、前記パスコード情報処理部は、前記パスコード情報に設定された前記認証情報の正当性のチェック処理を行い、前記認証情報が正当であると判断した場合に、前記ユーザによる前記提供情報の使用を許可する処理を行う電子機器に関係する。また本発明は、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラム、又は該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に関係する。
本発明の他の態様によれば、生成したキーコード情報に基づき発行されたパスコード情報が入力されると、パスコード情報に設定された認証情報の正当性のチェック処理が行われ、正当であると判断された場合に、ユーザによる提供情報の使用が許可されるようになる。従って、例えば電子機器がネット接続機能等を有しない場合等においても、コード情報を利用した提供情報の取得を実現できるようになる。
また本発明の他の態様では、前記キーコード情報生成部は、前記提供情報が使用されるコンテンツの特定情報と前記認証情報とが設定された前記キーコード情報を、前記コンテンツ特定情報に関連づけられた共通鍵を用いて、共通鍵暗号化方式で暗号化してもよい。
このようにすれば、コンテンツ特定情報に関連づけられた共通鍵を用いて、キーコード情報の暗号化を、共通鍵暗号化方式により実現できるようになる。
また本発明の他の態様では、生成された前記キーコード情報を不揮発性記憶装置に保存する処理を行う保存処理部を含み(保存処理部としてコンピュータを機能させ)、前記表示制御部は、前記不揮発性記憶装置に保存された前記キーコード情報が表示される画面を表示部に表示する制御を行ってもよい。
このようにすれば、電子機器の電源がオフされた場合等においても、生成されたキーコード情報の再表示等が可能になる。
また本発明の他の態様では、前記キーコード情報生成部は、保存された前記キーコード情報に対応する正当なパスコード情報が入力されたことを条件に、次のキーコード情報の生成処理を行ってもよい。
このようにすれば、いくつものキーコード情報が発行されてユーザの混乱を招いたり、不正使用等が行われてしまう事態を効果的に防止できる。
また本発明の他の態様は、電子機器でのユーザへの提供情報の使用を許可するパスコード情報を発行するためのキーコード情報の入力を受け付ける入力受け付け部と、受け付けられた前記キーコード情報を、ネットワークを介してサーバシステムに対して送信する処理を行う送信処理部と、前記キーコード情報に対応する前記パスコード情報を、前記ネットワークを介して前記サーバシステムから受信する処理を行う受信処理部と、受信した前記パスコード情報を表示部に表示する制御を行う表示制御部とを含む端末装置に関係する。また本発明は、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラム、又は該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に関係する。
本発明の他の態様によれば、キーコード情報が入力されると、入力されたキーコード情報がサーバシステムに送信され、キーコード情報に対応するパスコード情報がサーバシステムから送信されると、そのパスコード情報が受信されて、表示部に表示されるようになり、コード情報を利用した提供情報の取得を実現できるようになる。
また本発明の他の態様では、前記表示制御部は、前記提供情報が使用されるコンテンツの選択画面を表示し、前記コンテンツ選択画面において前記ユーザによりコンテンツが選択された場合に、選択された前記コンテンツについての提供情報の選択画面を表示し、前記提供情報選択画面において前記ユーザにより提供情報が選択された場合に、前記キーコード情報の入力画面を表示し、入力された前記キーコード情報に対応する前記パスコード情報が発行されて、前記ネットワークを介して前記サーバシステムから受信した場合に、受信した前記パスコード情報が表示される画面を表示部に表示する制御を行ってもよい。
このようにすれば、ユーザにとって分かりやすい画面表示シーケンスで、サーバシステムとの間でのキーコード情報やパスコード情報のスムーズなやり取りを実現できるようになる。
本実施形態の処理システムの構成例。 本実施形態のサーバシステムの構成例。 本実施形態の端末装置の構成例。 本実施形態の電子機器の構成例。 本実施形態の手法の説明図。 図6(A)、図6(B)はキーコードの発行とパスコードの入力についての説明図。 図7(A)〜図7(C)はネットサイトでの商品(アイテム)の購入についての説明図。 図8(A)、図8(B)もネットサイトでの商品(アイテム)の購入についての説明図。 キーコード、パスコードの生成手法や暗号化・復号化手法の詳細についての説明図。 パスコード等の履歴情報の例。 パスコードの発行履歴リストの例。 図12(A)、図12(B)は履歴情報の解析処理結果に基づく画像表示処理やパスコードの変更処理の説明図。 図13(A)、図13(B)はユーザ情報に基づくパスコードの変更処理手法の説明図。 キーコードにゲーム内抽出データを設定する手法の説明図。 キャンペーンコードの説明図。 キーコードとキャンペーンコードを用いる本実施形態の手法の説明図。 図17(A)〜図17(D)は携帯機器での表示画面例。 図18(A)、図18(B)も携帯機器での表示画面例。 図19(A)、図19(B)はキャンペーンコードを使用済みコードに設定する手法の説明図。 キャンペーンコードの使用履歴情報の例。 図21(A)、図21(B)はキャンペーンコードの使用履歴情報に基づくパスコードの変更処理や画像表示処理の説明図。 本実施形態の詳細な処理例のフローチャート。 本実施形態の詳細な処理例のフローチャート。 本実施形態の詳細な処理例のフローチャート。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.処理システム、サーバシステム、端末装置、電子機器の構成
図1に本実施形態の処理システムの構成例を示す。この処理システムは、サーバシステム500と端末装置TMと電子機器GMを含む。
サーバシステム500(情報処理システム)は、ネットワーク510を介して、端末装置TMと通信接続される。例えばサーバシステム500はホストであり、端末装置TMはクライアントである。サーバシステム500は例えば1又は複数のサーバ(管理サーバ、ゲームサーバ、サービス提供サーバ、コンテンツ配信サーバ、認証サーバ、データベースサーバ、通信サーバ又は課金サーバ等)により実現できる。ネットワーク510(配信網、通信回線)は、例えばインターネットや無線LAN等を利用した通信路であり、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLANの他、電話通信網やケーブル網や無線LAN等の通信網を含むことができる。また通信方法については有線/無線を問わない。
端末装置TMは、例えばネット接続機能(インターネット接続機能)を有する端末であり、例えばスマートフォン、フューチャーフォン、携帯電話機等の携帯端末、ネット接続機能を有するゲーム装置、或いはパーソナルコンピュータ(PC)などである。
一方、電子機器GMは、例えばネット接続機能(インターネット接続機能)を有しない端末であり、例えばネット接続機能を有しないゲーム装置(携帯型ゲーム装置)、或いはネット接続機能を有しない家電機器などである。
そして本実施形態では、後に詳述するように、ゲーム装置等の電子機器GMの表示部にキーコード情報が表示され、ユーザが、表示されたキーコード情報を端末装置TMに入力する。すると、このキーコード情報はネットワーク510を介してサーバシステム500に送信される。サーバシステム500は、受信したキーコード情報に基づいてパスコード情報を生成して、端末装置TMに送信し、端末装置TMの表示部にパスコード情報が表示される。そしてユーザは、このパスコード情報を電子機器GMに入力することで、アイテム等の提供情報を獲得できるようになる。
図2に本実施形態のサーバシステム500(ホスト装置)の構成例を示す。なお、サーバシステム500の構成は図2に限定されず、その構成要素(各部)の一部を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
サーバシステム500は、処理部600、操作部660、記憶部670、通信部696を含む。
処理部600は、通信部696を介して受信したデータや、記憶部670に記憶されるデータ、プログラム等に基づいて、サーバの各種サービス・管理に必要な種々の処理を行う。この処理部600の機能は、各種プロセッサ(CPU、GPU等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。
処理部600は、受信処理部602、送信処理部604、情報処理部606、パスコード情報生成部608、管理処理部610、画像情報生成部620、音情報生成部630を含む。
受信処理部602は、端末装置等からの情報の受信処理を行う。送信処理部604は、端末装置等への情報の送信処理を行う。ここで受信処理は、通信部696に情報の受信を指示したり、通信部696が受信した情報を取得して記憶部670に書き込む処理などである。送信処理は、通信部696に情報の送信を指示したり、送信する情報を通信部696に指示する処理などである。
情報処理部606は各種の情報処理や演算処理を行う。パスコード情報生成部608はパスコード情報の生成処理を行う。これらの情報処理部606、パスコード情報生成部608の詳細については後述する。
管理処理部610は、サーバの各種の管理処理を行う。例えば、サーバが提供する各種サービスの管理処理、ユーザ情報やアプリケーション用管理情報などの各種情報の管理処理を行う。画像情報生成部620は、画像の生成のための情報である画像情報を生成する。音情報生成部630は、音(音声、ゲーム音、効果音)の生成のための情報である音情報を生成する。具体的には、画像情報は、本実施形態の手法により生成される画像を各端末装置TM1〜TMnにおいて生成・表示するための情報であり、画像データそのものであってもよいし、各端末装置が画像を生成・表示するために使用する各種データ(表示画面の設定データ、オブジェクトデータ等)であってもよい。音情報生成部630が生成する音情報についても同様である。
操作部660は、システムの管理者(運営者)が種々の情報を入力するためのものである。
記憶部670は、処理部600や通信部696などのワーク領域となるものであり、その機能はRAM(DRAM、SRAM、VRAM)やSSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)などにより実現できる。記憶部670は、サーバ管理情報記憶部672、履歴情報記憶部676、共通鍵情報記憶部678を含む。これらの詳細については後述する。
情報記憶媒体680(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、HDD、或いはメモリ(ROM等)などにより実現できる。この情報記憶媒体680には、サーバシステム500(処理システム)の各部をコンピュータとして機能させるためのプログラムが記憶されている。
通信部696は、有線や無線のネットワーク510を介して端末装置TM1〜TMnや他の外部サーバとの通信を行うものであり、その機能は、通信用ASIC又は通信用プロセッサなどのハードウェアや、通信用ファームウェアにより実現できる。
図3に本実施形態の端末装置(クライアント装置)の構成例を示す。なお、端末装置の構成は図3に限定されず、その構成要素(各部)の一部を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。本実施形態の端末装置としては、スマートフォン、フューチャーフォン、携帯電話機等の携帯端末や、携帯型ゲーム装置、家庭用ゲーム装置等のゲーム装置や、或いはパーソナルコンピュータ等の情報処理装置などの種々の機器を想定できる。この端末装置は少なくともネットワーク510を介してサーバシステム500と通信接続するためのネット接続機能を有する。
端末装置は、処理部200、操作部260、撮像部264、記憶部270、表示部290、音出力部292、I/F部294、通信部296を含む。
処理部200(プロセッサ)は、操作部260からの操作情報やプログラムなどに基づいて、各種サービス提供のための処理、ゲーム処理、画像表示処理、或いは音出力処理などを行う。処理部200は、記憶部270をワーク領域として各種処理を行う。この処理部200の機能は、各種プロセッサ(CPU、GPU等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。
処理部200は、入力受け付け部201、受信処理部202、送信処理部204、情報処理部206、アプリケーション処理部208、表示制御部120、音制御部130を含む。
入力受け付け部201は、ユーザからの入力情報の受け付け処理を行う。例えば操作部260を介して入力された情報の受け付け処理を行う。受信処理部202は、サーバシステムや他の端末装置等の外部装置からの情報の受信処理を行う。送信処理部204は、サーバシステムや他の端末装置等の外部装置への情報の送信処理を行う。情報処理部206は各種の情報処理や演算処理を行う。アプリケーション処理部210は、ゲーム等のアプリケーション(アプリケーションプログラム)を実行するための各種の処理を行う。
表示制御部220は、表示部290に画像を表示するための制御を行う。例えば端末装置側で画像を生成する場合には、処理部200で行われる種々の処理(アプリケーション処理、ゲーム処理)の結果に基づいて描画処理を行い、これにより画像を生成し、表示部290に出力する。サーバシステム側で画像を生成する場合には、サーバシステムからの画像情報(画像生成用データ)に基づく画像を表示部290に表示する制御を行う。音制御部230は、処理部200で行われる種々の処理の結果に基づいて音制御を行う。これにより、BGM、効果音、又は音声などが音出力部292から出力されるようになる。
操作部260は、ユーザ(プレーヤ)が、操作情報等の種々の情報を入力するためのものであり、その機能は、操作ボタン、方向指示キー、アナログスティック、レバー、各種センサ(角速度センサ、加速度センサ等)、マイク、或いはタッチパネル型ディスプレイなどにより実現できる。
撮像部264(カメラ)は、被写体の撮像を行うものであり、CCDやCMOSセンサなどの画像センサと、フォーカスレンズ等により構成される光学系などにより実現される。
記憶部270は、処理部200や通信部296などのワーク領域となるもので、その機能はRAMやSSDやHDDなどにより実現できる。
情報記憶媒体280(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク、HDD、或いはメモリなどにより実現できる。処理部200は、情報記憶媒体280に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。即ち情報記憶媒体280には、本実施形態の各部としてコンピュータ(操作部、処理部、記憶部、出力部を備える装置)を機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶される。
表示部290は、本実施形態により生成された画像を出力するものであり、その機能は、LCD、有機ELディスプレイ、CRT、或いはHMDなどにより実現できる。音出力部292は、本実施形態により生成された音を出力するものであり、その機能は、スピーカ、或いはヘッドフォンなどにより実現できる。
I/F(インターフェース)部294は、不揮発性記憶装置295(携帯型情報記憶媒体)とのインターフェース処理を行うものであり、その機能はI/F処理用のASICなどにより実現できる。不揮発性記憶装置295は、ユーザが各種の情報を保存するためのものであり、電源が非供給になった場合にもこれらの情報の記憶を保持する記憶装置である。不揮発性記憶装置295は、ICカード(メモリーカード)、USBメモリー、或いは磁気カードなどにより実現できる。
通信部296は、ネットワーク510を介して外部装置(サーバシステム、他の端末装置等)との間で通信を行うものであり、その機能は、通信用ASIC又は通信用プロセッサなどのハードウェアや、通信用ファームウェアにより実現できる。
図4に電子機器の構成例を示す。なお、電子機器の構成は図4に限定されず、その構成要素(各部)の一部を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。本実施形態の電子機器としては、例えば携帯型ゲーム装置や家庭用ゲーム装置や業務用ゲーム装置などの各種のゲーム装置を想定できる。なお電子機器は、各種の家電機器(テレビ等の映像機器、CDプレーヤ等の音響機器、冷蔵庫等の白物家電機器)であってもよい。
図4の電子機器は、図3の端末装置とは異なり、例えばネット接続機能(インターネット接続機能)を有しない機器である。但し、例えば、ネット接続機能を子供が使用することを保護者が望まない場合などに対応して、ネット接続のオン・オフ機能を有するような機器であってもよい。なお、以下では、電子機器がゲーム装置である場合を主に例にとり説明を行う。
図4の電子機器は処理部100、操作部160、記憶部170、表示部190、音出力部192、I/F部194、通信部196を含む。これらの各部について、図2、図3の各部と同様の構成・機能のものについて詳細な説明を省略する。
処理部100は、操作部160からの操作情報やプログラム(ゲームプログラム)などに基づいて、ゲーム処理、画像表示処理、或いは音出力処理などを行う。処理部200は、記憶部170をワーク領域として各種処理を行う。
処理部100は、入力受け付け部102、ゲーム処理部104、キーコード情報生成部106、パスコード情報処理部108、保存処理部110、表示制御部120、音制御部130を含む。
入力受け付け部102は、ユーザからの入力情報の受け付け処理を行う。ゲーム処理部104は、各種のゲーム処理を行う。ここでゲーム処理としては、ゲーム開始条件が満たされた場合にゲームを開始する処理、ゲームを進行させる処理、ゲーム終了条件が満たされた場合にゲームを終了する処理、或いはゲーム結果を演算する処理などがある。
キーコード情報生成部106は、キーコード情報の生成処理を行う。パスコード情報処理部108は、パスコード情報に対する各種の処理(解析処理等)を行う。保存処理部110は、不揮発性記憶装置195にセーブ情報等を保存するための処理などを行う。これらの各部の詳細については後述する。
表示制御部120は、表示部190に画像を表示するための制御を行う。例えば処理部100で行われる種々の処理(ゲーム処理、シミュレーション処理)の結果に基づいて描画処理を行い、これにより画像を生成し、表示部190に出力する。音制御部130は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて音制御を行う。これにより、BGM、効果音、又は音声などが音出力部192から出力されるようになる。
操作部160は、ユーザが操作情報等の種々の情報を入力するためのものである。情報記憶媒体180(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものである。処理部100は、情報記憶媒体180に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。即ち情報記憶媒体180には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラムが記憶される。表示部190、音出力部192は、各々、画像、音を出力するためのものであり、I/F部194は不揮発性記憶装置195とのインターフェース処理を行うものである。通信部196は各種の通信処理を行う。
そして本実施形態では図2に示すように、サーバシステム500が、受信処理部602と送信処理部604と情報処理部606とパスコード情報生成部608を含む。
ここで受信処理部602は、図4の電子機器GMにより発行されて、図3の端末装置TMによりネットワーク510を介して送信されたキーコード情報の受信処理を行う。図1を例にとれば、キーコード情報が発行されると、このキーコード情報が、電子機器GMの表示部190に表示される。ユーザは、表示されたキーコード情報を、操作部260を用いて端末装置TMに入力する。なおキーコード情報を撮像部264(カメラ)で撮像することで入力したり、音声で入力するようにしてもよい。入力されたキーコード情報は、ネット接続機能を有する端末装置TMによりネットワーク510を介して送信され、サーバシステム500が受信する。
サーバシステム500の情報処理部606は、ユーザに対して提供する提供情報の決定処理を行う。即ちパスコード情報により提供されるアイテム(商品)等の提供情報の決定処理を行う。そしてパスコード情報生成部608は、提供情報の決定処理の結果と、受信したキーコード情報とに基づいて、電子機器GMでの提供情報の使用を許可するためのパスコード情報を生成する。例えばサーバシステム500により実現されるネットサイトにおいて、ユーザが、アイテム等の提供情報(商品、サービスの情報)を購入すると、情報処理部606は、購入された提供情報を、パスコード情報により提供される情報として決定する。そしてパスコード情報生成部608は、決定された提供情報又はその特定情報(ID等)が設定されたパスコード情報を生成する。
ここで提供情報(付与情報)としては、例えばコンテンツがゲームである場合には、ゲームパラメータ(キャラクタ等のステータス・パラメータ、ゲーム進行パラメータ等)を設定・変更する情報(アイテム情報等)、ゲームに登場するマップ、キャラクタ等のオブジェクトやアイコンを設定・変更する情報、或いはゲーム条件(クリア条件、勝敗条件)を設定・変更する情報などを想定できる。また提供情報は、ゲーム以外の各種コンテンツにも適用可能である。例えば提供情報は、音楽配信における音楽情報、映像配信における映像情報、ネットショップにおける特典情報、壁紙情報、或いはアイコン情報などであってもよい。また、提供情報は、電子機器側に予め用意されているがその使用がロックされており、提供情報の特定情報(ID等)により使用のロックが解除されるものであってもよいし、パスコード情報により提供情報自体がダウンロードされるものであってもよい。
パスコード情報が生成されると、サーバシステム500の送信処理部604は、生成されたパスコード情報をネットワーク510を介して送信する処理を行う。例えば送信処理部604は、通信部696に対してパスコード情報の送信を指示し、これにより、パスコード情報が、キーコード情報を送信してきた端末装置TMに対して送信される。すると、端末装置TMは、送信されたパスコード情報を受信し、その表示部290にパスコード情報を表示する。なお、パスコード情報を音声で出力するようにしてもよい。そして、ユーザは、このパスコード情報を電子機器GMに入力することで、パスコード情報に設定されたアイテム等の提供情報を獲得できることになる。また、パスコード情報は、撮像部で撮像することで電子機器GMに入力したり、音声で入力するようにしてもよい。また、例えばユーザが複数の端末装置を所有する場合等においては、キーコード情報を送信してきた端末装置とは異なる端末装置にパスコード情報を送信することも可能である。
また電子機器GMは、認証情報(認証キー等)が設定されたキーコード情報を生成する。この認証情報は、キーコード情報の発行元が自身の電子機器GMであることを電子機器GMが認証(確認)するための情報である。具体的には図4のキーコード情報生成部106が、例えば乱数等により認証情報を生成し、生成した認証情報が設定されたキーコード情報を生成する。なお、電子機器GMの機器情報等を用いて認証情報を生成してもよい。
そしてサーバシステム500のパスコード情報生成部608は、提供情報(商品等)又は提供情報の特定情報(商品ID等)と、キーコード情報から抽出された認証情報(認証キー等)とが設定されたパスコード情報を生成する。
具体的には電子機器GMは、提供情報が使用されるコンテンツの特定情報(ゲームID等)と認証情報とが設定されたキーコード情報を、共通鍵を用いた共通鍵暗号化方式で暗号化する。具体的には図4のキーコード情報生成部106が、共通鍵記憶部172に記憶された共通鍵(例えば暗号化乱数テーブル)を用いて暗号化処理を行って、暗号化されたキーコード情報を生成する。
そしてサーバシステム500のパスコード情報生成部608は、コンテンツ特定情報(ゲームID等)に関連づけられた共通鍵(暗号化乱数テーブル)を用いて、キーコード情報を復号化することで、キーコード情報から認証情報を抽出する。具体的には、図2の共通鍵情報記憶部678に記憶された共通鍵(暗号化乱数テーブル)を用いて、キーコード情報を復号化して、認証情報を抽出する。そして、抽出された認証情報が設定されたパスコード情報を生成する。即ち、電子機器GMとサーバシステム500との間では、暗号化処理の共通鍵が予め決められており、この共通鍵は、ゲームID等の共通鍵に対応づけられている。従って、端末装置TMからサーバシステム500にキーコード情報が送信される際に、コンテンツ特定情報は選択されて分かっているため、サーバシステム500は、このコンテンツ特定情報に対応づけられた共通鍵で、キーコード情報を復号化することになる。なお、コンテンツは、例えばゲーム装置におけるゲームや、映像配信における映像や、音楽配信における音楽などである。
またサーバシステム500は、図2に示すように、履歴情報記憶部676を含む。この履歴情報記憶部676は、発行したパスコード情報及び提供した提供情報の少なくとも一方についての履歴情報を記憶する。そして、サーバシステム500の情報処理部606は、端末装置TM又は電子機器GMの表示部(290、190)に履歴情報に応じた画像を表示するための処理を行う。或いは履歴情報に基づくパスコード情報の変更処理を行う。例えば情報処理部606は、履歴情報に応じて変化する画像を表示部に表示するための処理を行う。或いは履歴情報に基づいて、パスコード情報の提供情報等を変更する処理(デフォルトの提供情報から変更する処理等)を行う。
具体的には情報処理部606は、履歴情報に基づいて、端末装置TM又は電子機器GMの表示部(290、190)に、パスコード情報の発行履歴リストを表示するための処理を行う。パスコード情報の発行履歴リストは、例えば、これまでに発行したパスコード情報が、例えば発行順に並べられて表示されるリストである。
また情報処理部606は、履歴情報の解析処理を行う。例えば履歴情報のパスコード情報や提供情報に対して例えば統計的な解析処理を行う。そして情報処理部606は、端末装置TM又は電子機器GMの表示部に解析処理の結果に応じた画像を表示するための処理を行う。或いは、解析処理の結果に基づくパスコード情報の変更処理を行う。例えば情報処理部606は、履歴情報の解析処理結果(統計処理の結果)に応じて変化する画像を表示部に表示するための処理を行う。或いは履歴情報の解析処理結果に基づいて、パスコード情報の提供情報等を変更する処理(デフォルトの提供情報から変更する処理等)を行う。
また図2に示すようにサーバシステム500は、ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部673を含む。例えば、サーバシステム500の管理処理(情報の更新処理)の対象となる情報を記憶するサーバ管理情報記憶部672が設けられ、このサーバ管理情報記憶部672が、ユーザ情報記憶部673とアプリケーション用管理情報記憶部674を含む。そしてユーザ情報記憶部673は、ユーザの個人情報(ユーザID、パスワード、性別、生年月日、或いは住所等)などをユーザ情報として記憶する。なお、アプリケーション用管理情報記憶部674は、端末装置TMのアプリケーション(アプリケーションプログラム)で使用されるパラメータ情報やアプリケーションの実行状況情報などを記憶する。
そして情報処理部606は、ユーザ情報記憶部673に記憶されるユーザ情報に基づいて、パスコード情報の変更処理を行う。例えばユーザ情報に基づいて、パスコード情報によるアイテム等の提供情報を変更する処理を行う。
また電子機器GMは、電子機器GM内で抽出された抽出情報が設定されたキーコード情報を生成する。この抽出情報は、例えば電子機器GMを操作するユーザの操作情報から得られる情報や、電子機器GMにおいて検出されたエラー情報などである。ゲームを例にとれば、この抽出情報はゲーム内抽出情報であり、ゲームプレイにおけるユーザの操作情報に基づいて抽出される情報である。
そしてサーバシステム500の情報処理部606は、キーコード情報に設定された抽出情報の解析処理を行い、解析処理の結果に基づく処理を行う。例えばユーザの操作情報に基づいて、例えばユーザがどのようなキャラクタやアイテムを好んで使用しているかなどを解析する処理を行う。或いは、抽出情報が、電子機器GM内において検出されたエラー情報である場合には、情報処理部606は、エラーの解析処理等を行って、エラーに対処するための処理を行う。
また情報処理部606は、端末装置TMを操作するユーザの操作情報に基づいて、提供情報の決定処理を行う。例えば端末装置TMの表示部290に、アイテム(商品)等の提供情報の購入サイトの画面を表示する。そして、ユーザが端末装置TMの操作部260(タッチパネル)を用いて、提供情報の購入のための操作を行うと、情報処理部606は、この時の操作情報に基づいて、ユーザが購入した提供情報を特定して決定する。
また情報処理部606は、ユーザにより入手された第2のコード情報に基づいて、提供情報の決定処理を行ってもよい。この第2のコード情報は、例えばユーザにより入手されたキャンペーンコード情報などである。即ち、ユーザが、印刷媒体等に印刷されたキャンペーンコード情報を入手した場合には、情報処理部606は、このキャンペーンコード情報を第2のコード情報として、提供情報(アイテム、商品)の決定処理を行う。
具体的には電子機器GM(キーコード情報生成部106)は、キーコード情報の発行元が自身であることを認証するための認証情報が設定されたキーコード情報を生成する。そしてサーバシステム500のパスコード情報生成部608は、第2のコード情報に基づき決定された提供情報又は提供情報の特定情報と、キーコード情報から抽出された認証情報とが設定されたパスコード情報を生成する。即ち、提供情報については、キャンペーンコード情報等の第2のコード情報により決定し、認証情報については、電子機器GMにより発行されたキーコード情報に設定された認証情報を用いる。このようにすることで、本実施形態のキーコード・パスコードのシステムを、キャンペーンコード情報等の第2のコード情報にも適用できるようになる。
また情報処理部606は、パスコード情報が発行された場合に、発行されたパスコード情報に対応する第2のコード情報を、使用済みコード情報に設定して、再使用を禁止する処理を行う。例えば第2のコード情報がユニークなコードである場合には、1回使用された場合には、そのコードを使用済みにして、ユーザが再使用できないようにする。キャンペーンコード情報を例にとれば、雑誌等の印刷媒体には、各印刷媒体毎に異なるユニークなキャンペーンコード情報が印刷される。従って、その印刷媒体を購入したユーザがそのキャンペーンコード情報を使用して、アイテム等の提供情報を獲得した場合には、そのキャンペーンコード情報を使用済みにする。
或いは情報処理部606は、パスコード情報が第1のユーザに対して発行された場合には、その第1のユーザについては第2のコード情報を使用済みコード情報に設定して、その第1のユーザによる再使用を禁止する処理を行う。一方、第1のユーザとは異なる第2のユーザに対しては、第2のコード情報の使用を許可する処理を行う。このようにすれば、キャンペーンコード情報を例にとれば、雑誌等の印刷媒体に、ユニークなキャンペーンコード情報を印刷しなくても済むようになる。そして、第1のユーザがそのキャンペーンコード情報を使用して、アイテム等の提供情報を獲得すると、その第1のユーザについてはそのキャンペーンコード情報は使用済みになるが、第1のユーザとは異なる第2のユーザについては、そのキャンペーンコード情報の使用は許可され、第2のユーザはアイテム等の提供情報を獲得することが可能になる。
またサーバシステム500の受信処理部602は、ユーザが端末装置TMを用いて第2のコード情報を入力した場合に、端末装置TMからネットワーク510を介して第2のコード情報を受信する処理を行う。キャンペーンコード情報を例にとれば、ユーザが雑誌等を購入して、雑誌に印刷されたキャンペーンコード情報を端末装置TMに入力すると、そのキャンペーンコード情報を、サーバシステム500の受信処理部602が端末装置TMから受信する。そして情報処理部606は、受信されたキャンペーンコード情報に基づいて、提供情報の決定処理を行う。具体的には、キャンペーンコード情報により提供されるアイテム等を、パスコード情報に設定される提供情報として決定する。
また図2の履歴情報記憶部676は、この第2のコード情報の使用履歴情報を記憶する。そして情報処理部606は、端末装置TM又は電子機器GMの表示部に使用履歴情報に応じた画像を表示するための処理を行う。或いは、使用履歴情報に基づくパスコード情報の変更処理を行う。例えば第2のコード情報の使用履歴情報に応じて変化する画像を表示部に表示するための処理を行う。或いは、第2のコード情報の使用履歴情報に基づいて、パスコード情報の提供情報の内容を変更する処理を行う。この場合に、情報処理部606は、使用履歴情報が所与の使用履歴条件を満たした場合に、パスコード情報に設定される提供情報又は提供情報の特定情報の変更処理を行うようにしてもよい。例えば、第2のコード情報の使用回数が所与の回数を超えた場合に、ボーナスアイテムを提供するなどの提供情報の変更処理を行う。
また図4に示すように、本実施形態の電子機器GMは、キーコード情報生成部106と、パスコード情報処理部108と、表示制御部120を含む。
キーコード情報生成部106は、キーコード情報を生成する。キーコード情報は、ユーザへの提供情報の使用を許可するパスコード情報を発行するためのコードである。そして、パスコード情報処理部108は、キーコード情報に基づき発行されたパスコード情報が入力された場合に、パスコード情報に対する処理を行う。また表示制御部120は、生成されたキーコード情報を表示部190に表示する制御を行う。
具体的には、キーコード情報生成部106は、キーコード情報の発行元が自身の電子機器であることを認証するための認証情報が設定されたキーコード情報を生成する。そしてパスコード情報処理部108は、パスコード情報に設定された認証情報の正当性のチェック処理を行い、認証情報が正当であると判断した場合に、ユーザによる提供情報の使用を許可する処理を行う。
具体的には、図1の電子機器GMが、認証情報が設定されたキーコード情報を生成し、生成されたキーコード情報が電子機器GMの表示部190に表示される。そして、表示されたキーコード情報をユーザが端末装置TMに入力すると、キーコード情報はサーバシステム500に送信される。するとサーバシステム500は、キーコード情報に設定された認証情報に基づいて、パスコード情報に認証情報を設定して、端末装置TMに送信する。これにより端末装置TMの表示部290にパスコード情報が表示される。そしてユーザが、表示されたパスコード情報を電子機器GMに入力すると、電子機器GMは、パスコード情報に設定された認証情報が自身が発行した認証情報と一致するか否かを判断して、その正当性を判断する。そして、認証情報が正当であると判断した場合には、パスコード情報に設定されたアイテム等の提供情報のユーザによる使用を許可する。
この場合に電子機器GMのキーコード情報生成部106は、提供情報が使用されるコンテンツ(ゲーム等)の特定情報(ゲームID等)と認証情報とが設定されたキーコード情報を、コンテンツ特定情報に関連づけられた共通鍵(暗号化乱数テーブル等)を用いて、共通鍵暗号化方式で暗号化する。つまり、本実施形態の共通鍵暗号化方式で使用される共通鍵は、ゲームID(ゲームタイトルの識別情報)等のコンテンツ特定情報に関連づけられている。従って、サーバシステム500は、電子機器GMにより暗号化されたキーコード情報を、コンテンツ特定情報に関連づけられた共通鍵を用いることで、復号化することができ、キーコード情報から認証情報を抽出することが可能になる。
また図4に示すように、電子機器GMは保存処理部110を含む。この保存処理部110は、キーコード情報生成部106により生成されたキーコード情報を、不揮発性記憶装置195に保存する処理を行う。そして表示制御部120は、不揮発性記憶装置195に保存されたキーコード情報が表示される画面を、表示部190に表示する制御を行う。
このようにすれば、電子機器GMの電源がオフになり、その後にオンになった場合に、不揮発性記憶装置195に保存されたキーコード情報を読み出すことで、キーコード情報を表示部190に表示できるようになる。例えばユーザが、端末装置TMにキーコード情報を入力する前に、電子機器GMの電源をオフにしてしまい、表示部190に表示されていたキーコード情報を失念してしまった場合を想定する。このような場合にも、その後にユーザが電子機器GMの電源をオンにすると、不揮発性記憶装置195に保存されたキーコード情報が読み出されて、表示部190に再表示されるため、このような事態に対応できるようになる。
またキーコード情報生成部106は、不揮発性記憶装置195に保存されたキーコード情報に対応する正当なパスコード情報が入力されたことを条件に、次のキーコード情報の生成処理を行う。このようにすれば、キーコード情報が発行されて、それに対応するパスコード情報が入力されるまでは、次のキーコード情報が発行されないようになる。これにより、いくつものキーコード情報が発行されてユーザの混乱を招いたり、不正使用等が行われてしまう事態を効果的に防止できる。
また図3に示すように本実施形態の端末装置TMは、入力受け付け部201と、受信処理部202と、送信処理部204と、表示制御部220を含む。
ここで、入力受け付け部201は、パスコード情報を発行するためのキーコード情報の入力を受け付ける。即ち、パスコード情報は、電子機器GMのゲーム等においてアイテム等の提供情報の使用を許可するコードであり、キーコード情報は、このパスコード情報を発行するためのコードである。そしてユーザが端末装置TMの操作部260(或いは撮像部264)を用いてキーコード情報を入力すると、入力受け付け部201が、キーコード情報の入力を受け付ける。
そして送信処理部204は、入力受け付け部201が受け付けたキーコード情報を、ネットワーク510を介してサーバシステム500に対して送信する処理を行う。
そして、サーバシステム500が、キーコード情報に対応するパスコード情報を発行すると、端末装置TMの受信処理部202は、このパスコード情報を、ネットワーク510を介してサーバシステム500から受信する処理を行う。そして表示制御部220は、受信したパスコード情報を表示部290に表示する制御を行う。
このようにすれば、電子機器GMが例えばネット接続機能を有しないような場合にも、端末装置TMのネット接続機能を利用して、サーバシステム500との間でキーコード情報やパスコード情報のやり取りを行うことが可能になる。
また端末装置TMの表示制御部220は、後に詳述するように、アイテム(商品)等の提供情報が使用されるコンテンツの選択画面を表示する制御を行う。コンテンツがゲームである場合には、例えばゲームタイトルの選択画面を表示する。そして表示制御部220は、このコンテンツ選択画面においてユーザによりコンテンツが選択された場合に、選択されたコンテンツについての提供情報の選択画面を表示する制御を行う。例えば複数のゲームタイトルが表示された選択画面において、ユーザが所望のゲームタイトルを選択すると、そのゲームタイトルで提供可能なアイテム等の提供情報の選択画面が表示される。そして表示制御部220は、この提供情報の選択画面においてユーザにより提供情報が選択された場合に、キーコード情報の入力画面を表示する制御を行う。そして、入力されたキーコード情報に対応するパスコード情報が、サーバシステム500により発行されて、ネットワーク510を介してサーバシステム500から受信した場合に、表示制御部220は、受信したパスコード情報が表示される画面を表示部290に表示する制御を行う。このような画面表示シーケンスを採用することで、ユーザにとって分かりやすい画面表示シーケンスで、サーバシステム500との間でのキーコード情報やパスコード情報のスムーズなやり取りを実現ですることが可能になる。
2.本実施形態の手法
次に本実施形態の手法について詳細に説明する。なお、以下では、図1の電子機器GMがゲーム装置であり、端末装置がスマートフォン等の携帯端末であり、パスコード情報によりユーザに提供される提供情報が、ゲームに使用されるアイテム等である場合を主に例にとり説明する。但し本実施形態は、ゲーム装置以外の種々の電子機器にも適用可能であり、パスコード情報によりユーザに提供される提供情報は、ゲームにおけるアイテムに限定されず、種々の変形実施が可能である。例えば提供情報は、ゲームにおけるアイテム以外の情報であってもよいし、音楽配信における音楽情報や映像配信における映像情報などであってもよい。なお、以下では、サーバシステム、キーコード情報、パスコード情報を、適宜、単に、サーバ、キーコード、パスコードと呼ぶこととする。
2.1 キーコード、パスコード
さて、ゲームにおいては、武器アイテムや回復アイテムや成長アイテム等の各種アイテムを使用することで、ゲームを優位に進めることができるため、アイテム収集は重要なゲーム要素となる。
そして、これまでは、アイテムはゲーム内の戦闘などによってのみ獲得できるものが主流であったが、近年、このようなアイテムをネットサイトで購入できるようなシステムも提案されている。
ところが、ゲーム装置によっては、ネット接続機能を有しないものもあり、このようなゲーム装置では、ネットサイトにおいて直接にアイテムを購入することができない。また、ネット接続機能をゲーム装置が有している場合であっても、ネットサイトで子供が勝手にアイテムを購入することを保護者が望まない場合等には、ネット接続機能がオフに設定される場合がある。このため、このようなゲーム装置では、ネットサイトにてアイテム等を購入し、ゲームにおいて使用することができないという課題がある。
このような課題を解決するために、本実施形態では、携帯端末(端末装置)のネット接続機能を活用して、ネット接続機能を有しないようなゲーム装置であっても、アイテム等をネットサイト(携帯サイト)で購入可能にする連携システムを実現している。図5は、このような本実施形態の手法を説明する動作フロー図である。なお、本実施形態における端末装置は、携帯端末には限定されず、PCなどの情報処理装置や、ネットテレビなどのネット接続機能を有する家電機器であってもよい。
図5に示すように、本実施形態では、まずゲーム装置がキーコードを生成(発行)する。このキーコードには、ゲームID(広義にはコンテンツID)と認証キー(広義には認証情報)が設定されている。ゲームIDは、例えば事前設定値であり、認証キーは、例えば乱数により都度発行する。なお、認証キーとして、例えば機器ID等の固定値を用いることも可能である。
また、前述したように、直前に発行したキーコードは、ゲーム装置のメモリーカード(広義には不揮発性記憶装置)に保存される。具体的には、メモリーカードのコピー不可領域に保存される。また、キーコードに対応するパスコードをゲーム装置が正常に受け付けるまでは、メモリーカードに保存されたキーコードが使用される。そして、キーコードに対応するパスコードが正常に受け付けられたことを条件に、キーコードを新規発行する。なお、キーコードが保存される不揮発性記憶装置は、外部記憶装置であるメモリーカードには限定されず、ゲーム装置(電子機器)の内部記憶装置であってもよい。このような内部記憶装置としては、ゲーム装置の内蔵HDDや内蔵不揮発性メモリなどを想定できる。キーコードを不揮発性の内部記憶装置に記憶することで、キーコードの情報が不正にコピー又は移動されてしまう事態を効果的に防止できる。
ゲーム装置が発行したキーコードは、図1で説明したように、携帯端末(端末装置)のネット接続機能を利用して、サーバに送信される。
次に、ユーザが、キーコードを用いて、サーバのネットサイトにおいて商品(広義には提供情報)を購入すると、サーバによりパスコードが発行される。このパスコードには、キーコードに設定された認証キーと、ユーザが購入した商品のID(広義には提供情報の特定情報)と、商品の数量が設定される。
このようにして発行されたパスコードは、図1で説明したように、携帯端末のネット接続機能を利用して、サーバから携帯端末に送信される。そして、ユーザは、このパスコードをゲーム装置に入力する。
すると、ゲーム装置は、入力されたパスコードの認証を行う。具体的には、自身が発行してキーコードに設定した認証キーと、サーバから送られて来たキーコードの認証キーとが一致するか否かを判断する。そして、一致した場合には、正当なパスコードであると判断して、商品であるアイテムをゲーム内において登録する。即ち、購入した商品であるアイテムを、ゲームに登場させて、ユーザにより使用可能になるようにする。
以上のように本実施形態では、ゲーム装置(電子機器)は、キーコード(キーコード情報)の発行元が自身であることをゲーム装置が認証するための認証キー(認証情報)が設定されたキーコードを生成して発行する。そして、サーバ(サーバシステム)は、商品ID(提供情報の特定情報)と、キーコードから抽出された認証キー(認証情報)とが設定されたパスコード(パスコード情報)を生成して発行する。なお、図5では、パスコードには実際の商品の情報(画像情報等)ではなく商品IDが設定されており、実際の商品の情報はゲーム装置側に用意されている。但し、このような商品IDではなく、商品情報自体(提供情報自体。アイテムの画像情報等)をパスコードに設定するようにしてもよい。
図6(A)はゲーム装置におけるキーコード発行画面の例である。ユーザがキーコードの発行を希望する選択を行うと、ゲームIDや認証キーを暗号化することで生成されたキーコードが、ゲーム装置の表示部に表示される。ユーザが、このキーコードを携帯端末に入力することで、キーコードがサーバに送信される。なお、キーコードを携帯端末のカメラ(撮像部)で撮影することで、携帯端末に入力するようにしてもよい。この場合にはキーコードとしてQRコード(登録商標)等の画像コードを用いることができる。
図6(B)はゲーム装置におけるパスコード入力画面の例である。このパスコード入力画面では、図6(A)で発行されたキーコードが表示されており、ユーザは、このキーコードを用いて発行されたパスコードを、ゲーム装置の操作部を用いて入力する。なお、上述と同様にパスコードの入力を、ゲーム装置のカメラ等を用いて行うようにしてもよい。
パスコードは、例えばA−Zの英字大文字を用いた13桁のコードとなっており、キーコードは、例えばA−Zの英字大文字を用いた12桁のコードとなっている。従って、図6(B)に示すように、キーコードを入力する場合には、ゲーム装置の方向指示キーの上方向指示ボタンや下方向指示ボタンで、文字(A−Z)を切り替え、方向指示キーの左方向指示ボタンや右方向指示ボタンで、桁を切り替えることになる。即ち、文字種の切り替え等が不要であり、方向指示キーを用いた簡素な操作で、桁数が多いパスコードを入力することが可能になり、ユーザの利便性を向上できる。
図7(A)〜図8(B)は携帯端末(端末装置)の表示画面例である。これらの表示画面は携帯端末のアプリケーションプログラムを利用して、携帯端末の表示部に表示される。
まず、図7(A)に示すように、購入する商品が使用されるゲーム(ゲームタイトル)の選択画面が、携帯端末の表示部に表示される。ユーザは、このゲーム選択画面において、自身が商品の購入を希望するゲームを選択する。このように、最初に、商品の購入対象となるゲームの選択画面を表示して、対象となるゲームをユーザが選択するようにすることで、ゲームIDに関連づけられた暗号化乱数テーブルによる暗号化・復号化が容易化される。
次に図7(B)に示すように、選択されたゲームにおいて購入可能な商品がリスト表示される商品選択画面が、携帯端末の表示部に表示される。即ち、図7(A)のゲーム選択画面(コンテンツ選択画面)においてユーザによりゲーム(コンテンツ)が選択されると、選択されたゲーム(コンテンツ)についての商品(提供情報)の選択画面が表示される。ユーザは、選択したゲームに対して用意された商品の中から、自身が購入を希望する商品を選択する。
次に、図7(C)に示すようなキーコードの入力画面が、携帯端末の表示部に表示される。即ち、図7(B)の商品選択画面(提供情報選択画面)においてユーザにより商品(提供情報)が選択されると、キーコード(キーコード情報)の入力画面が表示される。そして、ユーザは、この入力画面において、図6(A)のようにゲーム装置の表示部に表示されたキーコードを入力する。この際に、商品の数量についても入力する。
次に、図8(A)に示すような商品購入の確認画面が表示され、ユーザが確認して承諾すると、図8(B)に示すようなパスコードの発行画面が、携帯端末の表示部に表示される。即ち、図7(C)で入力されたキーコードに対応するパスコードが発行されて、ネットワークを介してサーバから受信すると、発行されたパスコードが表示される画面が表示される。ユーザは、このようにして発行されたパスコードを、図6(B)のパスコード入力画面においてゲーム装置に入力する。これにより、ユーザは、ネットサイトで購入した商品のアイテムを、ゲーム装置において使用して、ゲームを楽しむことが可能になる。
以上のように本実施形態によれば、例えばゲーム装置がネット接続機能を有していないような場合においても、携帯端末のネット接続機能を有効活用して、ユーザによるアイテム等のネット購入が可能になる。そして、ユーザは、ネット購入したアイテムを、ネット接続機能を有しないゲーム装置において使用して、ゲームをプレイできるようになる。また、例えばゲーム装置がネット接続機能を有する場合においても、子供によるアイテムのネット購入を望まない保護者が、自身の携帯端末を用いてアイテムを購入し、そのパスコードを子供に教えるというような利用形態も実現できる。
図9は、本実施形態のキーコード、パスコードの生成手法や暗号化・復号手法の詳細を説明する図である。本実施形態では、不正使用等の防止のために、認証キーや共通鍵暗号化方式を用いたキーコード、パスコードの生成処理を行っている。
具体的には図9では、ゲーム装置は、ゲームID(広義にはコンテンツ特定情報)に関連づけられた暗号化乱数テーブル(広義には共通鍵)を用いて、キーコードの暗号化を行う。即ち、ゲームID(コンテンツの特定情報)と認証キー(認証情報)とが設定されたキーコード(キーコード情報)を、暗号化乱数テーブル(共通鍵)を用いた共通鍵暗号化方式で暗号化する。
また、サーバは、ゲームID(コンテンツ特定情報)に関連づけられた暗号化乱数テーブル(共通鍵)を用いて、キーコードの復号化を行う。具体的には、サーバは、ゲームID(コンテンツ特定情報)に関連づけられた暗号化乱数テーブル(共通鍵)を用いて、キーコードを復号化することで、キーコードから認証キー(認証情報)を抽出する。そして、抽出された認証キーが設定されたパスコードを生成する。
例えば、ユーザがゲーム装置においてゲーム1をプレイしており、そのゲーム1のオプション画面等においてキーコードの発行を選択すると、図6(A)のようなキーコード発行画面が表示されて、キーコードが発行される。この場合にゲーム装置は、図9に示すように、ゲーム1のゲームIDに関連づけられた暗号化乱数テーブルを用いて、キーコードを暗号化する。
次にユーザは、図7(A)に示す携帯端末のゲーム選択画面において、自身がアイテムを所望するゲーム1を選択する。そして図7(B)で、ゲーム1に用意された商品の中から所望の商品を選択して、図7(C)で、ゲーム装置が発行したキーコードを入力する。
そして、サーバは、図7(A)、図7(B)のゲーム選択や商品選択において確定したゲームIDに関連づけられた暗号化乱数テーブルを用いて、キーコードを復号化する。即ち、ゲーム1のゲームIDに関連づけられた暗号化乱数テーブルを用いて、キーコードを復号化する。なお、この際にゲームIDの一致についても判断する。
以上のようにすれば、ゲーム装置とサーバとの間で、いわゆる共通鍵暗号化方式でのキーコードの暗号化、復号化が可能になる。そして図9に示すように、サーバは、復号化後のキーコードから認証キーを抽出して、パスコードに設定することができる。
また、サーバは、認証キーや商品ID等が設定されたパスコードを、暗号化乱数テーブルを用いて暗号化する。すると、このパスコードは携帯端末に送信され、携帯端末の表示部に表示される。
次にユーザが、このパスコードをゲーム装置に入力すると、ゲーム装置は、暗号化乱数テーブルを用いてパスコードを復号化して、パスコードから認証キーを抽出する。そしてゲーム装置は、パスコードから抽出された認証キーが、自身がキーコードに設定した認証キーと一致するか否かを判断し、自身が発行元であることを確認する。そして、一致した場合には、正当なパスコードであると判定し、そのパスコードに設定された商品をゲーム内のアイテムとして登録する。このようにすることで、不正使用等を効果的に防止しながら、キーコードとパスコードを利用したモバイル連携システムによるアイテムのネット購入等が可能になる。
なお、暗号化処理は、例えばゲームID、認証キーを表す数字等を、暗号化乱数テーブルを用いて例えばA−Zの英字大文字に置き換えるエンコードを行うことで実現できる。例えばキーコードは英字大文字の12桁で表されるコードになり、パスコードは英字大文字の13桁で表されるコードになる。暗号化乱数テーブルはA−Zをランダムに配置したデータ列であり、ゲームID毎に1つの乱数テーブルが発行される。サーバと携帯端末(クライアント)との間では同じ暗号化乱数テーブルが共有される。またキーコードやパスコードは暗号化乱数テーブルのインデックス番号やチェックデジットなども含むことができる。
2.2 履歴情報、ユーザ情報、抽出情報
本実施形態では、コードを用いた提供システムの多様な演出効果等を実現するために、パスコードや提供商品の履歴情報を有効利用する手法を採用している。具体的には、図2のサーバの履歴情報記憶部676は、発行したパスコード(パスコード情報)及び提供した商品(提供情報)の少なくとも一方についての履歴情報を記憶する。そして情報処理部606は、携帯端末(端末装置)又はゲーム装置(電子機器)の表示部に、履歴情報(或いはその解析処理の結果)に応じた画像を表示するための処理や、履歴情報(或いはその解析処理の結果)に基づくパスコードの変更処理を行う。
図10に本実施形態で使用される履歴情報の例を示す。図10の履歴情報に示すように、履歴情報記憶部676には、これまでに発行されたパスコードが記憶されている。例えば過去1年間において発行されたパスコードが記憶される。また、発行されたパスコードに関連づけて、そのパスコードに対応するキーコードや、そのパスコードにより提供された商品のIDや個数も記憶される。更に、発行されたパスコードに関連づけて、その時に使用されたポイント、そのパスコードが発行されたゲームのID、そのパスコードが発行されたユーザのID、そのパスコードの発行日時(商品の購入日時)が記憶される。
このような、パスコード等の発行の履歴情報を記憶することで、様々な処理の実現が可能になる。例えばパスコードの再表示や永続的アイテムを再購入した際のユーザへの警告表示等が可能になる。
また、例えばこの履歴情報を用いることで、携帯端末(或いはゲーム装置)の表示部に、履歴情報に応じた画像を表示することも可能になる。具体的には、履歴情報に応じた画像の例として、図11に示すようなパスコードの発行履歴リストを表示できる。
図11の発行履歴リストでは、パスコードの発行日時(商品の購入日時)や、パスコードが発行されたゲームのタイトルや、パスコードにより提供されたアイテムの名前や、パスコード及びそれに対応するキーコードが、リスト表示されている。即ち、時系列にソートされて表示される。
このようなパスコードの発行履歴リストを表示することで、ユーザは、この発行履歴リストを見ることで、過去に購入してパスコードが発行された商品を、随時、確認できるようになり、ユーザの利便性を向上できる。
例えばユーザが、ゲーム2で発行されたパスコード2をゲーム装置に入力せずに、放置し、その後に、ゲーム1をプレイして、ゲーム1のパスコード1が発行されたとする。この場合に、図11のような発行履歴リストや履歴情報を残さないと、前回のパスコード2が今回のパスコード1により上書きされて、前回のパスコード2をユーザが使用できなくなる事態が生じるおそれがある。
これに対して、図11のような発行履歴リストを表示すれば、前回のゲーム2のパスコード2を、ユーザは発行履歴リストにより再確認することができ、そのパスコード2に対応するアイテムを無事に獲得できるようになる。具体的には、ユーザは、ゲーム装置でプレイしているゲームを、ゲーム1からゲーム2に変えて、そのゲーム2におけるパスコード入力画面において、ゲーム2に対応するパスコード2を入力すればよい。このようにすれば、そのゲーム2で使用できるアイテム等をユーザは無事に獲得できるようになる。
また本実施形態では、パスコード等の履歴情報の解析処理を行い、携帯端末(或いはゲーム装置)の表示部に、解析処理の結果に応じた画像を表示したり、解析処理の結果に基づくパスコード情報の変更処理(設定処理)を行ってもよい。
図12(A)は、履歴情報の解析処理の結果に応じて表示される画像の例である。例えば図10の履歴情報を解析することで、ユーザの好み等を解析し、その解析結果に基づいて図12(A)に示すような商品(アイテム)のリコメンド画面を、携帯端末等の表示部に表示する。具体的には、ユーザの履歴情報に基づいてユーザの購入済みの商品を特定できるため、当該ゲームで購入可能な商品の中から、この購入済みの商品を除外する処理を行う。そして、除外後の商品の中から、そのユーザにリコメンドする商品を抽出して、図12(A)に示すようなリコメンド画面を表示する。
なお、履歴情報の解析処理の結果に応じた画像は図12(A)に示す画像には限定されない。例えば、当該ゲームにおける商品購入数が所定数を超えた場合等に、派手な演出効果の画像を表示するようにしてもよい。また、ユーザのフレンド等の他のユーザの履歴情報に基づいて、ユーザに表示する画像を変更するようにしてもよい。また、特定ゲームにおけるユーザの購入商品数が多い場合に、その特定ゲームや、その特定ゲームとシリーズをなす他のゲームのバナー画像等の関連画像を表示したり、その関連画像の表示頻度を高くするようにしてもよい。
図12(B)は、履歴情報の解析処理の結果に基づくパスコードの変更処理の例である。例えば特定のゲームにおいて商品購入数が所定数を超えるなどの特定の条件を満たすと、パスコードにより提供される商品等の提供情報自体を変更する。
例えば図5のパスコードに設定される商品IDは、通常は、図7(B)の商品選択画面でのユーザによる商品選択により決定される。即ち図2の情報処理部606は、図7(B)の商品選択の結果に基づいて、ユーザに提供する商品(提供情報)を決定し、その商品のID(提供情報の特定情報)をパスコードに設定する。つまり、携帯端末(端末装置)を操作するユーザの操作情報に基づいて、商品の決定処理(提供情報の決定処理)が行われている。
一方、履歴情報の解析処理結果に基づいてパスコードを変更する場合には、ユーザの商品選択で決定された商品IDを、解析処理結果に基づいて変更する。例えば解析処理結果に基づいて、当該ゲームにおける過去の商品購入数を求め、商品購入数が所定数を超えた場合には、商品選択で決定されたパスコードの商品IDを、例えば、よりレアな商品のIDに変更する。そして、図12(B)に示すように、そのレア商品を獲得するためのパスコード等を表示する。これにより、コードを用いた提供システムの多様な演出効果を実現できるようになる。
なお、履歴情報の解析処理の結果に基づくパスコードの変更手法は、図12(B)に示す手法には限定されない。例えば履歴情報の解析処理の結果に基づいて、商品(提供情報)の数量(提供数)を変更してもよい。即ち図5のパスコードにおける商品の数量を変更する。例えば、履歴情報の解析処理の結果が所与の条件を満たした場合には、ユーザの購入数よりも、提供される商品の数量を増量する。また、ユーザのフレンド等の他のユーザの履歴情報に基づいて、パスコードを変更してもよい。また、商品の購入対象となるゲームのみならず、当該ゲームとシリーズをなす他のゲームでの履歴情報に基づいて、当該ゲームでのパスコードを変更してもよい。或いは、パスコードに、図5に示す商品IDや数量以外の付加データを設定し、履歴情報に基づいてこの付加データを変更・設定するようにしてもよい。具体的には、携帯端末やゲーム装置で特定の演出効果を発生させる付加データを用意し、履歴情報に基づいて、この付加データを変更・設定する。これにより、コードを用いた提供システムの多様な演出効果を実現できるようになる。
また本実施形態ではユーザ情報に基づいてパスコードの変更処理を行ってもよい。例えば図2のユーザ情報記憶部673は、ユーザの個人情報等のユーザ情報を記憶する。そして情報処理部606は、ユーザ情報記憶部673に記憶されるユーザ情報に基づいて、パスコードの変更処理を行う。
例えば図13(A)に、ユーザ情報記憶部673に記憶されるユーザ情報の例を示す。このユーザ情報は、ユーザID、ユーザが入力したパスワード、ユーザのメールアドレス、性別、或いは誕生日などを含む。情報処理部606は、これらのユーザ情報に基づいて、パスコードの提供情報等の変更処理を行う。
図13(B)は、ユーザ情報に基づくパスコードの変更処理の一例である。図13(B)では、キーコードを入力して商品を購入するユーザのユーザ情報に基づいて、商品の購入日が当該ユーザの誕生日であると判定されている。従って、この場合には、キーコードに対応するパスコードの商品の数量が変更されて、ユーザの購入数量が増量される。即ち、図5のパスコードに設定される数量が変更されて、変更後のパスコードがユーザに対して発行される。これにより、ユーザは、誕生日においては、自身が購入した数量よりも多い量の商品を獲得できるようになる。
なお、ユーザ情報に基づいてパスコードを変更する手法は、図13(B)の手法には限定されない。例えばユーザ情報の誕生日以外の情報(例えば性別等)に基づいて、パスコードを変更してもよい。また、商品の数量ではなくて、商品自体(提供情報自体)を変更してもよい。例えば、ユーザの誕生日などの特別な日には、ユーザが購入した商品よりもグレードアップした商品を、パスコードにより提供するようにする。或いは、ユーザのフレンド等の他のユーザの情報に基づいて、当該ユーザに発行されるパスコードを変更してもよい。例えば、フレンド数が多くなるにつれて、商品の増量数を増やしたり、商品のグレードアップ度を高めるようにしてもよい。
また、本実施形態では、ゲーム装置内(電子機器内)で抽出された抽出情報をキーコードに設定し、サーバがこの抽出情報に基づく処理を行うようにしてもよい。この抽出情報は、ゲーム装置(電子機器)を操作するユーザの操作情報から得られる情報や、ゲーム装置において検出されたエラー情報などである。
例えば、ゲーム装置(電子機器)は、ゲーム装置内(ゲーム内)で抽出された抽出情報が設定されたキーコードを生成する。例えば図14では、ゲームIDや認証キーに加えて、ゲーム内抽出データ(広義には抽出情報)が、キーコードに設定されている。例えばゲーム装置は、ユーザが好んで使用するキャラクタやアイテムの特定情報を、ゲーム内抽出データとして抽出して、キーコードに設定する。即ち、ユーザの操作情報等に基づいて、ユーザが好んで使用するキャラクタやアイテムを判断して、ゲーム内抽出データとしてキーコードに設定する。或いは、ゲーム装置においてエラーが検出されたり、ゲームにバグが検出された場合には、そのエラー情報をゲーム内抽出データとしてキーコードに設定する。
そして、サーバは、キーコードを受信すると、キーコードに付加データとして設定されたゲーム内抽出データの解析処理を行い、解析処理の結果に基づく処理を行う。例えば、サーバは、ゲーム内抽出データに基づいて、人気キャラクタや人気アイテムの解析処理等の統計処理を行う。或いは、エラー情報がキーコードの付加データとして設定された場合には、サーバは、そのエラー情報に基づいてエラー解析を行う。
このようにすれば、パスコードを発行するためのキーコードを有効活用にして、ゲーム装置内の種々の情報を抽出して、サーバ側に吸い上げることが可能になる。そして、この抽出情報に対して統計処理等を行うことで、ユーザの動向・趣向・嗜好等を、サーバのサイト側が効果的に把握することが可能になり、その後のサービス等に反映することが可能になる。
なお、ゲーム装置等の電子機器内で抽出される抽出情報としては種々の情報を想定できる。例えばユーザ(プレーヤ)のゲームプレイ時間、ユーザが好むゲームステージ、各ゲームでのユーザのゲーム成績、ゲームクリア度、或いはユーザによる難易度設定状態などを、抽出情報としてキーコードに設定して、サーバ側で収集してもよい。また、ゲーム装置以外の家電機器等において発生したエラーの情報等を、抽出情報として設定してもよい。
2.3 キャンペーンコード
さて、以上では、携帯端末(端末装置)を操作するユーザの操作情報に基づいて、パスコードの提供情報を決定する場合について主に説明した。即ち、図7(B)のような商品選択画面を携帯端末の表示部に表示し、ユーザが携帯端末の操作部(操作ボタン、タッチパネル等)を操作することで、パスコードによって提供される商品等の提供情報が決定される。
しかしながら本実施形態では、ユーザにより入手された第2のコード情報に基づいて、商品等の提供情報を決定してもよい。このような第2のコード情報としては、ユーザにより入手されたキャンペーンコードなどを想定できる。
図15はキャンペーンコードの例を説明する図である。図15では雑誌800の袋とじ810にキャンペーンコードが印刷されている。具体的には、宣伝対象となる各ゲームのキャンペーンコードが印刷されている。このキャンペーンコードは、図15に示すように、文字列であってもよいし、QRコード(登録商標)などの画像コードであってもよい。
また図15に示すように袋とじ810に印刷する場合には、キャンペーンコードはユニークなコードになる。即ち、雑誌毎に異なるユニークなコードになる。
そして、ユーザは、このように雑誌等の印刷媒体(情報提示媒体)に印刷(提示)されたキャンペーンコードを、携帯端末に入力する。これにより、キーコードとキャンペーンコードとに基づいたパスコードがサーバにより発行されるようになる。なお、キャンペーンコードの形態としては種々の形態が考えられる。例えば、玩具や飲食物等のおまけとしてキャンペーンコードを付随させてもよい。また、ネット上のクーポン券等にキャンペーンコードを提示してもよい。或いは別のゲーム結果のデータをキャンペーンコードとして利用するようにしてもよい。
図16は、キャンペーンコード等の第2のコード情報を用いた本実施形態の手法を説明する動作フロー図である。なお、以下では、第2のコード情報がキャンペーンコードである場合を主に例にとり説明するが、本実施形態の第2のコード情報はキャンペーンコードに限定されず、提供情報を提供するための種々のコード情報を採用できる。
図16に示すように、まず、サーバのサイト側がキャンペーンコード(サービスコード)を発行する。具体的には、例えばゲームID(コンテンツID)毎にキャンペーンコードを発行する。発行したキャンペーンコードは、ゲームID毎に、発行済みのキャンペーンコードと重複しないことを、サーバ側でチェックして保証するようにする。発行されたキャンペーンコードは、雑誌社等の広告媒体の会社に送付する。例えば図15では、ユニークなキャンペーンコードが発行されて送付される。
この場合に、発行したキャンペーンコードには、ゲームIDの他に、商品ID、数量、有効期限、掲載媒体等の情報が、図2のサーバの記憶部670(データベース)上において、関連づけられて登録される。
ユーザは、図7(A)のようなゲーム選択画面で、商品の購入対象となるゲームを選択した後に、図15のように雑誌等に印刷されたキャンペーンコードを、携帯端末に入力する。すると、サーバは、このキャンペーンコードを携帯端末から受信する。この場合に、キャンペーンコードには、ゲーム選択画面で選択されたゲームのIDが関連づけられている。そしてサーバは、受信したキャンペーンコードから、キャンペーンコードに設定された商品のIDや数量を抽出して、携帯端末の表示部に表示する処理を行う。即ち、前述のように、キャンペーンコードにより提供される商品のIDや数量等は、サーバの記憶部670(データベース)において、キャンペーンコードに関連づけられて登録されている。従って、受信したキャンペーンコードに基づいて、キャンペーンコードに関連づけられた商品のIDや数量を記憶部670から読み出すことで、キャンペーンコードにより提供される商品のIDや数量を取得することが可能になる。
次に、サーバは、ゲーム装置に表示されたキーコードを、携帯端末から受信し、ゲームIDに対応づけられた暗号化乱数テーブルを用いて、キーコードを復号化し、認証キーを抽出する。この際にゲームIDの同一性もチェックする。
そして、抽出された認証キーと、キャンペーンコードにより決定された商品のID及び数量に基づいて、パスコードを生成して発行する。具体的には、認証キーと商品のID及び数量が設定されたパスコードを、暗号化乱数テーブルを用いて共通鍵暗号化方式で暗号化する。この場合に、ゲーム装置から送られて来るキーコードの認証キーと、サーバが送信するパスコードの認証キーとは、復号化後の値は同じ値になるが、暗号化された状態では異なる文字列になる。また、パスコードの発行後は、そのパスコードの発行に使用したキャンペーンコードには、使用済みマークが付けられて、その再使用が禁止される。
このようにして、キーコードとキャンペーンコードに基づき発行されたパスコードは、携帯端末のネット接続機能を利用して、サーバから携帯端末に送信される。そして、このパスコードはユーザによりゲーム装置に入力される。
すると、ゲーム装置は、入力されたパスコードの認証を行う。即ち、自身が発行してキーコードに設定した認証キーと、サーバから送られて来たパスコードの認証キーとが一致するか否かを判断する。そして、一致した場合には、正当なパスコードであると判断して、商品であるアイテムをゲーム内において登録する。即ち、キャンペーンコードにより提供された商品であるアイテムを、ゲームに登場させて、ユーザにより使用可能になるようにする。
以上のように本実施形態では、ゲーム装置(電子機器)は、キーコードの発行元が自身であることをゲーム装置が認証するための認証キー(認証情報)が設定されたキーコードを生成して発行する。そして、サーバは、キャンペーンコード(第2のコード情報)に基づき決定された商品ID(提供情報の特定情報)と、キーコードから抽出された認証キー(認証情報)とが設定されたパスコードを生成して発行している。具体的にはサーバの受信処理部602は、ユーザが携帯端末(端末装置)を用いてキャンペーンコード(第2のコード情報)を入力した場合に、携帯端末からネットワーク510を介してキャンペーンコードを受信する処理を行う。そして、サーバの情報処理部606は、受信されたキャンペーンコード(第2のコード情報)に基づいて、商品等の提供情報の決定処理を行う。
なお、図16では、パスコードには実際の商品の情報(画像情報等)ではなく商品IDが設定されており、実際の商品の情報はゲーム装置側に用意されている。但し、このような商品IDではなく、商品情報自体(提供情報自体)をパスコードに設定するようにしてもよい。
以上のように本実施形態では、パスコードの認証については、キーコードに設定された認証キーを使用すると共に、パスコードにより提供される商品等の提供情報については、印刷媒体等により提供されるキャンペーンコードに基づいて決定している。このようにすれば、ゲーム装置がネット接続機能を有しないような場合にも、キャンペーンコードを利用して、商品等の提供情報をユーザに提供することが可能になる。
図17(A)〜図18(B)は、キャンペーンコードを用いる手法における携帯端末(端末装置)の表示画面例である。これらの表示画面は携帯端末のアプリケーションプログラムを利用して、携帯端末の表示部に表示される。
具体的には図17(A)の選択画面において、ユーザが、キャンペーンコードの入力を選択すると、図17(B)に示すように、キャンペーンコードの入力画面が、携帯端末の表示部に表示される。この入力画面においては、キャンペーンコードによりユーザに提供される商品(アイテム)の内容が表示される。また、この入力画面では、ゲーム装置が発行したキーコードと、印刷媒体に印刷されたキャンペーンコードを、入力できるようになっている。
そして図17(C)において、ユーザが、キャンペーンコードによる商品の獲得を選択すると、図17(D)に示すように、キャンペーンコードによる商品を獲得するためのパスコード及びそれに対応するキーコードが、携帯端末の表示部に表示される。ユーザは、このパスコードを、図6(B)のパスコード入力画面でゲーム装置に入力することで、キャンペーンコードにより提供される商品のアイテムを獲得できるようになる。
また図18(A)に示すようにユーザが、アイテム購入履歴をクリックすると、図18(B)に示すようにアイテム購入履歴の画面(発行履歴リスト)が表示される。このアイテム購入履歴の画面では、購入した日付、そのゲームのタイトル、購入した商品(アイテム)、そのキーコード及びパスコードが、日付順にソートされて表示される。また、キャンペーンコードを使用して獲得した商品については、キャンペーンコードを使用したことを伝える表示が行われる。
また本実施形態では、キャンペーンコードが使用されて、そのパスコードが発行されると、発行されたパスコードに対応するキャンペーンコード(第2のコード情報)は、使用済みのコード(使用済みのコード情報)に設定されて、ユーザによる再使用が禁止される。
例えば図15に示すように雑誌等の袋とじ810にキャンペーンコードが印刷される場合には、このキャンペーンコードは、他に存在しないユニークなコードとなる。従って、一度、キャンペーンコードが使用された場合には、そのキャンペーンコードの再使用を禁止する必要がある。
このため本実施形態では図19(A)に示すように、発行した各キャンペーンコードに対して使用済みフラグを関連づけて、図2のサーバの記憶部670に記憶する。そして、キャンペーンコードが使用されて、そのパスコードが発行されると、そのキャンペーンコードに関連づけられた使用済みフラグを、例えば1に設定する。一方、未使用のキャンペーンコードの使用済みフラグについては、例えば0に設定する。そして、使用済みフラグが1に設定されたキャンペーンコードについては、そのキャンペーンコードの再使用が禁止される。
この場合に、各キャンペーンコードに、そのコードを使用したユーザを関連づけて管理するようにしてもよい。例えば図19(B)では、各キャンペーンコードに対して、そのコードを使用したユーザのID及び使用済みフラグが関連づけられている。
例えば図19(B)の1番目のキャンペーンコードは、ユーザID=UID1である第1のユーザにより使用されたため、このキャンペーンコードには、ユーザID=UID1及び使用済みフラグ=1が関連づけられる。この場合に、この1番目のキャンペーンコードは、ユーザID=UID1である第1のユーザには、その再使用が禁止されるが、他のユーザには使用が許可される。
また図19(B)の2番目のキャンペーンコードは、ユーザID=UID2である第2のユーザにより使用されたため、このキャンペーンコードには、ユーザID=UID2及び使用済みフラグ=1が関連づけられる。この場合に、この2番目のキャンペーンコードは、ユーザID=UID2である第2のユーザには、その再使用が禁止されるが、他のユーザには使用が許可される。
このように図19(B)では、キャンペーンコードに対応するパスコードが第1のユーザに対して発行された場合には、その第1のユーザについてはキャンペーンコード(第2のコード情報)が使用済みコードに設定されて、第1のユーザによる再使用が禁止される。その一方で、第1のユーザとは異なる第2のユーザに対しては、そのキャンペーンコードの使用が許可される。
このようにすれば、キャンペーンコードをユニークなコードとする必要がなくなる。従って、図15のようにキャンペーンコードを袋とじ810毎に異なるように印刷する必要がなくなり、雑誌間で同じコードのキャンペーンコードを使用できるようになる。即ち、各ゲームタイトルに対して、雑誌間で同じキーコードを共通に使用して印刷できるようになる。従って、雑誌の印刷コストの低減等を図れるようになる。
また本実施形態では、このキャンペーンコードの使用履歴情報を有効利用する手法を採用している。具体的には図2のサーバの履歴情報記憶部676は、キャンペーンコード(第2のコード情報)の使用履歴情報を記憶する。そして情報処理部606は、携帯端末(端末装置)又はゲーム装置(電子機器)の表示部に、キャンペーンコードの使用履歴情報に応じた画像を表示するための処理や、使用履歴情報に基づくパスコードの変更処理を行う。また、使用履歴情報が所与の使用履歴条件を満たした場合に、パスコードに設定される商品等の提供情報又はその特定情報の変更処理を行う。
図20にキャンペーンコードの使用履歴情報の例を示す。図20の使用履歴情報では、これまでに使用されたキャンペーンコードが設定されている。また、使用されたキャンペーンコードに関連づけて、そのキャンペーンコードが使用されたゲームのIDや、使用したユーザのIDや、その使用日時(商品の購入日時)が設定されている。
図21(A)は、キャンペーンコードの使用履歴情報(解析処理結果)に基づくパスコードの変更処理の例である。キャンペーンコードの使用個数が所定数を超えるなどの所与の使用履歴条件を満たすと、パスコードにより提供される商品等の提供情報を変更する。
例えば、通常の場合には、キャンペーンコードを使用すると、そのキャンペーンコードに対して予め設定された商品IDの商品がユーザに提供される。
一方、使用履歴情報が所与の使用履歴条件を満たすと、キャンペーンコードに予め設定された商品IDを、例えば、よりレアな商品のIDに変更する。そして、図12(A)に示すように、そのレア商品を獲得するためのパスコードを表示する。これにより、キャンペーンコードを用いた提供システムの多様な演出効果を実現できるようになる。
なお、キャンペーンコードの使用履歴情報に基づくパスコードの変更手法は、図12(A)に示す手法には限定されない。例えば使用履歴情報に基づいて、商品(提供情報)の数量(提供数)を変更してもよい。例えば、使用履歴情報が所与の使用履歴条件を満たした場合には、キャンペーンコードに設定された数量よりも、ユーザに提供される商品の数量を増量する。また、ユーザのフレンド等の他のユーザのキャンペーンコードの使用履歴情報に基づいて、パスコードを変更してもよい。また、商品の購入対象となるゲームのみならず、当該ゲームとシリーズをなす他のゲームでのキャンペーンコードの使用履歴情報に基づいて、当該ゲームでのパスコードを変更してもよい。或いは、パスコードに、図5に示す商品IDや数量以外の付加データを設定し、キャンペーンコードの使用履歴情報に基づいてこの付加データを変更・設定するようにしてもよい。
図21(B)は、キャンペーンコードの使用履歴情報(使用履歴情報の解析処理結果)に応じて表示される画像の例である。図21(B)では、キャンペーンコードの使用履歴に基づいて、ゲームタイトルの表示順序が変更されている。例えば、キャンペーンコードの使用個数が多いゲームタイトルが、優先して表示されるように、表示順序が変更される。具体的には、キャンペーンコードの使用個数が多いゲームタイトルは、ゲーム選択画面において、画面の上側に表示される。一方、キャンペーンコードの使用個数が少ないゲームタイトルは、ゲーム選択画面において、画面の下側に表示されたり、非表示になる。このようにすることで、キャンペーンコードの使用回数が多いゲームタイトルほど、ユーザに選択されやすくなるようなゲーム選択画面の表示が可能になる。
なお、キャンペーンコードの使用履歴情報に応じた画像は図21(B)に示す画像には限定されない。例えば、当該ゲームにおけるキャンペーンコードの使用個数が所定数を超えた場合等に、派手な演出効果の画像を表示するようにしてもよい。また、ユーザのフレンド等の他のユーザのキャンペーンコードの使用履歴情報に基づいて、ユーザに表示する画像を変更するようにしてもよい。また、特定ゲームにおけるユーザのキャンペーンコードの使用個数が多い場合に、その特定ゲームや、その特定ゲームとシリーズをなす他のゲームのバナー画像等の関連画像を表示したり、その関連画像の表示頻度を高くするようにしてもよい。
3.詳細な処理
次に本実施形態の詳細な処理例について図22、図23、図24のフローチャートを用いて説明する。図22、図23は、ゲーム装置(電子機器)側の処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、ユーザにより、キーコードの発行要求があったか否かを判断する(ステップS1)。例えばオプション画面等において、ユーザがキーコードの発行を選択すると、キーコードの発行要求があったと判断される。
キーコードの発行要求があった場合には、まず、ユーザがプレイしているゲームのIDを取得する(ステップS2)。また、乱数を用いて認証キーを取得する(ステップS3)。即ち、ランダムな値の認証キーを発生させる。そして、図5、図9で説明したように、取得したゲームIDと認証キーに基づいて、キーコードを生成する(ステップS4)。
次に、図9で説明したように、ゲームIDに対応する暗号化乱数テーブルを用いて、キーコードを暗号化する(ステップS5)。そして、キーコードをメモリーカード(不揮発性記憶装置)のコピー不可領域に保存し(ステップS6)、キーコードをゲーム装置の表示部に表示する(ステップS7)。
このように、キーコードをメモリーカードに保存しておくことで、ゲーム装置の電源がオフになった場合等にも、キーコードを再表示することが可能になる。また、キーコードを、コピー不可領域に保存して、メモリーカードからのキーコードのコピーを禁止することで、不正使用等を防止できるようになる。
次に、キーコードに対応するパスコードが入力されたか否かを判断する(ステップS8)。そして、サーバによりパスコードが発行され、パスコードがゲーム装置に入力されると、図9で説明したように暗号化乱数テーブルを用いてパスコードを復号化する(ステップS9)。
次に、復号化されたパスコードから認証キーを抽出し、抽出された認証キーが正当な認証キーか否かを判断する(ステップS10)。即ち、パスコードから抽出された認証キーが、図22のステップS4でキーコードに設定された認証キーと一致するか否かを判断する。そして、認証キーが正当な認証キーであると判断された場合には、パスコードに設定された商品IDのアイテムの登録処理を行う(ステップS11)。即ち、当該アイテムをユーザがゲームにおいて使用できるようにする。そして、次のキーコードの発行を許可する設定を行う(ステップS12)。このように本実施形態では、図22のステップS6で保存されキーコードに対応する正当なパスコードが入力されたことを条件に、次のキーコードの生成処理が許可されるようになっている。
図24は、サーバ側の処理の詳細を示すフローチャートである。図9で説明したように、サーバは、商品選択時に確定したゲームIDに対応する暗号化乱数テーブルを用いて、キーコードを復号化する(ステップS21)。そして、復号化されたキーコードから認証キーを抽出する(ステップS22)。即ち図22のステップS4でキーコードに設定された認証キーを抽出する。また、ゲームIDの同一性もチェックする(ステップS23)。
次に、抽出された認証キーと、ユーザが購入した商品のID及び数量に基づき、パスコードを生成する(ステップS24)。そして、暗号化乱数テーブルを用いてパスコードを暗号化し(ステップ25)、暗号化されたパスコードをネットワークを介して携帯端末に送信する(ステップS26)。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語(提供情報、電子機器、端末装置、コンテンツ、共通鍵等)と共に記載された用語(商品、ゲーム装置、携帯端末、ゲーム、暗号化乱数テーブル等)は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、キーコードやパスコードの生成・発行処理、暗号化処理、提供情報の決定処理、情報の送受信処理等も本実施形態で説明したものに限定されず、これらと均等な手法も本発明の範囲に含まれる。
TM、TM1〜TMn 端末装置、GM 電子機器、
100 処理部、102 入力受け付け部、104 ゲーム処理部、
106 キーコード情報生成部、108 パスコード情報処理部、
110 保存処理部、120 表示制御部、130 音制御部、160 操作部、
170 記憶部、172 共通鍵情報記憶部、180 情報記憶媒体、
190 表示部、192 音出力部、194 I/F部、195 不揮発性記憶装置、
196 通信部、200 処理部、201 入力受け付け部、202 受信処理部、
204 送信処理部、206 情報処理部、208 アプリケーション処理部、
220 表示制御部、230 音制御部、260 操作部、264 撮像部、
270 記憶部、280 情報記憶媒体、290 表示部、292 音出力部、
294 I/F部、295 不揮発性記憶装置、296 通信部、
500 サーバシステム、510 ネットワーク、600 処理部、
602 受信処理部、604 送信処理部、606 情報処理部、
608 パスコード情報生成部、610 管理処理部、620 画像情報生成部、
630 音情報生成部、660 操作部、670 記憶部、
672 サーバ管理情報記憶部、673 ユーザ情報記憶部、
674 アプリケーション用管理情報記憶部、676 履歴情報記憶部、
678 共通鍵情報記憶部、680 情報記憶媒体、696 通信部

Claims (26)

  1. 電子機器により発行されて端末装置によりネットワークを介して送信されたキーコード情報の受信処理を行う受信処理部と、
    ユーザに対して提供する提供情報の決定処理を行う情報処理部と、
    前記決定処理の結果と、受信した前記キーコード情報とに基づいて、前記電子機器での前記提供情報の使用を許可するためのパスコード情報を生成するパスコード情報生成部と、
    生成された前記パスコード情報を前記ネットワークを介して送信する処理を行う送信処理部と、
    を含むことを特徴とするサーバシステム。
  2. 請求項1において、
    前記送信処理部は、
    前記キーコード情報を送信してきた前記端末装置に対して、前記パスコード情報を前記ネットワークを介して送信する処理を行うことを特徴とするサーバシステム。
  3. 請求項1又は2において、
    前記電子機器は、
    前記キーコード情報の発行元が前記電子機器であることを前記電子機器が認証するための認証情報が設定された前記キーコード情報を生成し、
    前記パスコード情報生成部は、
    前記提供情報又は前記提供情報の特定情報と、前記キーコード情報から抽出された前記認証情報とが設定された前記パスコード情報を生成することを特徴とするサーバシステム。
  4. 請求項3において、
    前記電子機器は、
    前記提供情報が使用されるコンテンツの特定情報と前記認証情報とが設定された前記キーコード情報を、共通鍵を用いた共通鍵暗号化方式で暗号化し、
    前記パスコード情報生成部は、
    前記コンテンツ特定情報に関連づけられた前記共通鍵を用いて、前記キーコード情報を復号化することで、前記キーコード情報から前記認証情報を抽出し、抽出された前記認証情報が設定された前記パスコード情報を生成することを特徴とするサーバシステム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    発行した前記パスコード情報及び提供した前記提供情報の少なくとも一方についての履歴情報を記憶する履歴情報記憶部を含み、
    前記情報処理部は、
    前記端末装置又は前記電子機器の表示部に前記履歴情報に応じた画像を表示するための処理を行うことを特徴とするサーバシステム。
  6. 請求項5において、
    前記情報処理部は、
    前記履歴情報に基づいて、前記端末装置又は前記電子機器の表示部に、前記パスコード情報の発行履歴リストを表示するための処理を行うことを特徴とするサーバシステム。
  7. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    発行した前記パスコード情報及び提供した前記提供情報の少なくとも一方についての履歴情報を記憶する履歴情報記憶部を含み、
    前記情報処理部は、
    前記履歴情報の解析処理を行い、前記端末装置又は前記電子機器の表示部に前記解析処理の結果に応じた画像を表示するための処理、又は前記解析処理の結果に基づく前記パスコード情報の変更処理を行うことを特徴とするサーバシステム。
  8. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部を含み、
    前記情報処理部は、
    前記ユーザ情報記憶部に記憶される前記ユーザ情報に基づいて、前記パスコード情報の変更処理を行うことを特徴とするサーバシステム。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    前記電子機器は、
    前記電子機器内で抽出された抽出情報が設定された前記キーコード情報を生成し、
    前記情報処理部は、
    前記キーコード情報に設定された前記抽出情報の解析処理を行い、前記解析処理の結果に基づく処理を行うことを特徴とするサーバシステム。
  10. 請求項9において、
    前記抽出情報は、前記電子機器を操作する前記ユーザの操作情報から得られる情報及び前記電子機器において検出されたエラー情報の少なくとも1つであることを特徴とするサーバシステム。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記情報処理部は、
    前記端末装置を操作する前記ユーザの操作情報に基づいて、前記提供情報の決定処理を行うことを特徴とするサーバシステム。
  12. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記情報処理部は、
    前記ユーザにより入手された第2のコード情報に基づいて、前記提供情報の決定処理を行うことを特徴とするサーバシステム。
  13. 請求項12において、
    前記電子機器は、
    前記キーコード情報の発行元が前記電子機器であることを前記電子機器が認証するための認証情報が設定された前記キーコード情報を生成し、
    前記パスコード情報生成部は、
    前記第2のコード情報に基づき決定された前記提供情報又は前記提供情報の特定情報と、前記キーコード情報から抽出された前記認証情報とが設定された前記パスコード情報を生成することを特徴とするサーバシステム。
  14. 請求項12又は13において、
    前記情報処理部は、
    前記パスコード情報が発行された場合に、発行された前記パスコード情報に対応する前記第2のコード情報を、使用済みコード情報に設定して、再使用を禁止する処理を行うことを特徴とするサーバシステム。
  15. 請求項14において、
    前記情報処理部は、
    前記パスコード情報が第1のユーザに対して発行された場合には、前記第1のユーザについては前記第2のコード情報を前記使用済みコード情報に設定して、前記第1のユーザによる再使用を禁止する処理を行うと共に、前記第1のユーザとは異なる第2のユーザに対しては、前記第2のコード情報の使用を許可する処理を行うことを特徴とするサーバシステム。
  16. 請求項12乃至15のいずれかにおいて、
    前記受信処理部は、
    前記ユーザが前記端末装置を用いて前記第2のコード情報を入力した場合に、前記端末装置から前記ネットワークを介して前記第2のコード情報を受信する処理を行い、
    前記情報処理部は、
    受信された前記第2のコード情報に基づいて、前記提供情報の決定処理を行うことを特徴とするサーバシステム。
  17. 請求項12乃至16のいずれかにおいて、
    前記第2のコード情報は、前記ユーザにより入手されたキャンペーンコード情報であることを特徴とするサーバシステム。
  18. 請求項12乃至17のいずれかにおいて、
    前記第2のコード情報の使用履歴情報を記憶する履歴情報記憶部を含み、
    前記情報処理部は、
    前記端末装置又は前記電子機器の表示部に前記使用履歴情報に応じた画像を表示するための処理、又は前記使用履歴情報に基づく前記パスコード情報の変更処理を行うことを特徴とするサーバシステム。
  19. 電子機器により発行されて端末装置によりネットワークを介して送信されたキーコード情報の受信処理を行う受信処理部と、
    ユーザに対して提供する提供情報の決定処理を行う情報処理部と、
    前記決定処理の結果と、受信した前記キーコード情報とに基づいて、前記電子機器での前記提供情報の使用を許可するためのパスコード情報を生成するパスコード情報生成部と、
    生成された前記パスコード情報を前記ネットワークを介して送信する処理を行う送信処理部として、
    コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  20. ユーザへの提供情報の使用を許可するパスコード情報を発行するためのキーコード情報を生成するキーコード情報生成部と、
    前記キーコード情報に基づき発行された前記パスコード情報が入力された場合に、前記パスコード情報に対する処理を行うパスコード情報処理部と、
    生成された前記キーコード情報を表示部に表示する制御を行う表示制御部として、
    コンピュータを機能させ、
    前記キーコード情報生成部は、
    前記キーコード情報の発行元が自身の電子機器であることを認証するための認証情報が設定された前記キーコード情報を生成し、
    前記パスコード情報処理部は、
    前記パスコード情報に設定された前記認証情報の正当性のチェック処理を行い、前記認証情報が正当であると判断した場合に、前記ユーザによる前記提供情報の使用を許可する処理を行うことを特徴とするプログラム。
  21. 請求項20において、
    前記キーコード情報生成部は、
    前記提供情報が使用されるコンテンツの特定情報と前記認証情報とが設定された前記キーコード情報を、前記コンテンツ特定情報に関連づけられた共通鍵を用いて、共通鍵暗号化方式で暗号化することを特徴とするプログラム。
  22. 請求項20又は21において、
    生成された前記キーコード情報を不揮発性記憶装置に保存する処理を行う保存処理部として、
    コンピュータを機能させ、
    前記表示制御部は、
    前記不揮発性記憶装置に保存された前記キーコード情報が表示される画面を表示部に表示する制御を行うことを特徴とするプログラム。
  23. 請求項22において、
    前記キーコード情報生成部は、
    保存された前記キーコード情報に対応する正当なパスコード情報が入力されたことを条件に、次のキーコード情報の生成処理を行うことを特徴とするプログラム。
  24. 電子機器でのユーザへの提供情報の使用を許可するパスコード情報を発行するためのキーコード情報の入力を受け付ける入力受け付け部と、
    受け付けられた前記キーコード情報を、ネットワークを介してサーバシステムに対して送信する処理を行う送信処理部と、
    前記キーコード情報に対応する前記パスコード情報を、前記ネットワークを介して前記サーバシステムから受信する処理を行う受信処理部と、
    受信した前記パスコード情報を表示部に表示する制御を行う表示制御部として、
    コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  25. 請求項24において、
    前記表示制御部は、
    前記提供情報が使用されるコンテンツの選択画面を表示し、
    前記コンテンツ選択画面において前記ユーザによりコンテンツが選択された場合に、選択された前記コンテンツについての提供情報の選択画面を表示し、
    前記提供情報選択画面において前記ユーザにより提供情報が選択された場合に、前記キーコード情報の入力画面を表示し、
    入力された前記キーコード情報に対応する前記パスコード情報が発行されて、前記ネットワークを介して前記サーバシステムから受信した場合に、受信した前記パスコード情報が表示される画面を表示部に表示する制御を行うことを特徴とするプログラム。
  26. コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、請求項19乃至25のいずれかに記載のプログラムを記憶したことを特徴とする情報記憶媒体。
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