JP2013209687A - 蒸着用ボートおよびこれを用いた蒸着装置 - Google Patents

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Hiroteru Kamiguchi
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充 岩井
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Abstract

【課題】粗膜層の均一性を高め、静電容量のバラつきの少ない電極箔を形成する事が可能な蒸着用ボート及びこれを用いた蒸着装置を提供する。
【解決手段】蒸着用ボートは、表面に凹溝19が形成された基体20からなり、凹溝19の底部19Aには、凹溝19の長手方向に形成された複数の第一の細溝21を備え、これらの第一の細溝21は、垂直断面が先細りのV溝であるものとした。これにより、凹溝19内に均一に蒸着材料を行き渡らせることが出来る。そしてその結果、均一な粗膜層の形成が可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は蒸着用ボートとこれを用いた蒸着装置に関する。
図9は電解コンデンサの電極箔1を模式的に表した断面図である。
この電極箔1は、アルミニウム箔からなる基材2と、この基材2上に形成された粗膜層3とを備えている。
粗膜層3は、アルミニウムからなる微粒子4が不規則に積み重なって枝分かれし、内部に多数の空孔を有する粗な構造である。
そして粗膜層3は、膜厚が20〜40μm程度の厚い膜である。このように粗膜層3を粗で厚い膜とすることによって、電極箔1の表面積を増やし、大容量のコンデンサを実現することができる。
そしてこのような粗膜層3を形成するための蒸着装置(図示せず)は、真空槽(図示せず)と、真空槽内に配置された、図10(a)(b)に示す蒸着用ボート5およびこの蒸着用ボート5に蒸着材料を供給する供給部(図示せず)とを備えている。
蒸着用ボート5の両端はそれぞれ正または負の電極に接続される。また蒸着用ボート5は基材2の表面と対向する位置に配置される。
蒸着用ボート5は凹溝6が形成された基体7からなり、基体7の材料はBN(窒化ホウ素)、W(タングステン)、PBN(熱分解窒化ホウ素)などの抵抗発熱体からなる。
真空槽内に不活性ガスとしてのアルゴンガスと、活性ガスとしての酸素ガスとをバランスよく供給し、粗な粗膜層3を形成する。
なお、この出願の発明に近似する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。また蒸着用ボートに関連する先行技術文献情報としては特許文献2〜4が挙げられる。
特開2008−258355号公報 特開2007−138276号公報 特開2008−169458号公報 特開平5−179427号公報
従来の電極箔1は、粗膜層3の膜厚や密度が不均一で、静電容量がバラつくことがあった。特に粗膜層3は空隙が多く、膜厚も大きいため、膜厚や密度のバラつきも大きくなり、所望の静電容量を安定して実現する事が難しかった。
このように膜厚や密度が不均一になる理由は、粗膜層3を形成する際、蒸着材料が蒸着用ボート5から均一に蒸発していないからと考えられる。
すなわち蒸着材料の濡れ性が低いと、蒸着材料が凹溝6の内部に均一に行き渡らず、凹溝6から一定量を安定して蒸発できなくなる。
そしてその結果、粗膜層3が不均一となり、静電容量がバラつくのであった。
そこで本発明は、粗膜層の均一性を高め、静電容量のバラつきの少ない電極箔を形成する事を目的とする。
そしてこの目的を達成するため本発明は、表面に凹溝が形成された基体からなり、凹溝の底部には、凹溝の長手方向に形成された複数の第一の細溝を備え、これらの第一の細溝は、垂直断面が先細りのV溝であるものとした。
これにより本発明は、粗膜層の均一性を高め、静電容量のバラつきの少ない電極箔を形成できる。
その理由を、以下に説明する。すなわち、第一の細溝はV溝であるため、第一の細溝の一方の内壁であるテーパー面に付着した蒸着材料は、表面張力によって対向するテーパー面にも濡れ広がる。そして第一の細溝の長手方向に沿って広がり、凹溝の内部全体に充填される。
そしてその結果、蒸着材料の凹溝からの蒸発量が安定し、粗膜層の均一性が増し、静電容量のバラつきの少ない電極箔を製造する事ができる。
本発明の実施例1における電極箔の断面図 本発明の実施例1における蒸着装置の模式図 (a)本発明の実施例1における蒸着用ボートの上面図、(b)同蒸着用ボートの長手方向における垂直断面図 本発明の実施例1における蒸着用ボートの幅方向における垂直断面図 本発明の実施例1における別の例の蒸着用ボートの幅方向における垂直断面図 (a)本発明の実施例1における別の例の蒸着用ボートの上面図、(b)同蒸着用ボートの長手方向における垂直断面図 本発明の実施例2における蒸着用ボートの上面図 本発明の実施例3における蒸着装置の要部を示す図 従来の電極箔の模式断面図 (a)従来の蒸着用ボートの上面図、(b)同蒸着用ボートの長手方向における垂直断面図 従来の電極箔の幅方向における粗膜層の厚みを示す図
(実施例1)
以下、本実施例1では、蒸着用ボートと、この蒸着用ボートを用いた蒸着装置について説明する。この蒸着装置は、例えば電極箔を製造することができる。この電極箔は、固体電解質や電解液を陰極材料に用いた種々の電解コンデンサに用いることができる。
図1に示すように、本実施例1の蒸着装置で製造する電極箔8は、基材9と、この基材9上に形成された粗膜層10とからなる。粗膜層10は、基材9の表面から微粒子11が不均一に積層し、複数に枝分かれした粗な構造体である。
この粗膜層10は、内部に多数の空孔12が形成されている。これらの空孔12は外部と繋がっているため、粗膜層10の表面積は非常に大きくなっている。このような粗膜層10は、蒸着によって形成することができる。
基材9の膜厚は30μm程度、粗膜層10の厚みは片面で20μm〜80μm程度であり、粗膜層10は、基材9の片面あるいは両面に形成されていてもよい。粗膜層10は、20μm以上の厚い膜とすることで表面積を拡大し、大容量化を実現できる。なお、80μm以下としたのは、この厚みが本実施例1における蒸着プロセスで精度よく形成できる限界厚みだからである。
基材9の幅は約10cmとした。
微粒子11は、直径が0.01μm〜0.3μm程度であり、空孔径の最頻値は、0.01μm〜0.2μm程度である。このように微細な微粒子11を積み上げるとともに、微細な空孔12を多数形成することによって、粗膜層10の表面積を拡大することができる。
基材9の材料は、本実施例1ではアルミニウムの箔を用いた。アルミニウムに限定されず、その他チタン、タンタルなどの弁金属やその合金材料、銅、銀など種々の導電性材料を用いることができる。
また粗膜層10の材料もアルミニウムに限定されず、その他弁金属材料やその合金材料をはじめ、種々の導電性材料を用いることができる。
なお、複数の微粒子11が結合する部分が電気的に導通していれば電極として機能するため、これらの結合部分を除き、それぞれの微粒子11の一部は、酸化物あるいは窒化物などの絶縁性の金属化合物で構成されていてもよい。
基材9と微粒子11の材料は、異なるものを用いてもよいが、主成分を同一にする方が、親和性が高く、また微粒子11の蒸着時の熱で基材9も軟化し、密着性を高めることができる。
また蒸着材料は、アルミニウムのように比較的融点の低い金属材料を用いることによって、生産性を高めることができる。
次に、本実施例1の蒸着装置について説明する。
図2に示すように、本実施例1の蒸着装置13は、基材9を所定方向(矢印X)に連続的に移送させながら、基材9の表面に沸騰した蒸着材料を蒸着させ、基材9の表面に粗膜層10を形成するものである。
この蒸着装置13は、真空ポンプ(図示せず)に連結された真空槽14を備え、この真空槽14内には、巻き出しローラー15と、巻き取りローラー16と、蒸着用ボート17と、供給部18と、が配置されている。
巻き出しローラー15は、帯状の基材9が巻かれている。
巻き取りローラー16は、巻き出しローラー15から移送されて、蒸着された基材9を巻き取る。
蒸着用ボート17は、巻き出しローラー15と巻き取りローラー16との間で基材9の表面と対向する位置に設けられる。蒸着用ボート17の両端は、それぞれ抵抗加熱用の電源の正負の電極(図示せず)と接続される。
供給部18は、蒸着用ボート17に蒸着材料を供給する。供給部18は、ボビン18Aと供給管18Bとを備えている。
本実施例1では、このような真空槽14の内部に、ガス管(図示せず)から不活性ガスおよび活性ガスを導入する。
蒸着材料とは、本実施例1では細い線状に加工されたアルミニウム線からなる。供給部18のボビン18Aにはアルミニウム線が巻かれ、このアルミニウム線は供給管18Bを介して蒸着用ボート17へ導かれる。
蒸着用ボート17は、図3(a)(b)、図4に示すように、表面に凹溝19が形成された基体20からなる。基体20は、BN(窒化ホウ素)、W(タングステン)、PBN(熱分解窒化ホウ素)などの抵抗発熱体で形成できる。
凹溝19は基体20の長手方向(図3(a)の矢印L方向)に沿って、長手方向に平行に形成される。凹溝19は底部19Aを有する。図4に示すように凹溝19の底部19Aには、凹溝19の長手方向に沿って形成された複数の第一の細溝21を備える。
これらの第一の細溝21は、垂直断面、すなわち凹溝19の深さ方向における断面が先細りのV溝である。このようなV溝により、溶融した蒸着材料が、表面張力によって効率よく第一の細溝21内に濡れ広がる。
なお供給部18の供給管18Bの導出口は、少なくとも凹溝19の長手方向における一方の端部19Bに近づけて配置される。
図4に示すように、第一の細溝21は、第一のテーパー面21Aと、この第一のテーパー面21Aと対向する第二のテーパー面21Bとを備えている。さらに本実施例1では、第一のテーパー面21Aと第二のテーパー面21Bとが、第一の細溝21の底部19Aで直接繋がっている。このような構成以外にも、第一の細溝21の底部が平坦面となり、第一の細溝21の垂直断面が台形となっていてもよい。
また本実施例1では、隣接する第一の細溝21の開口部22間は、垂直断面が先細りの凸部23となっている。さらに本実施例1では、隣接する第一の細溝21は隙間無く形成され、凸部23の垂直断面は、先端が尖った三角形状となる。このような構成の場合、溶融した蒸着材料が凸部23に付着しても、第一の細溝21内に流れ込みやすい。したがって、蒸着材料を効率よく凹溝19内に充填させることができる。
なお、図5に示すように、隣接する第一の細溝21の開口部22間が平坦面24となる場合、すなわち凸部23の先端が平坦面24の場合は、平坦面24の幅d1が出来る限り短い方が好ましい。例えば、少なくとも第一の細溝21の開口部22の幅d2より、平坦面の幅d1が小さい方が好ましい。これにより、溶融した蒸着材料が第一の細溝21内に流れ込み易くなる。
以下、本実施例1の蒸着用ボート17および蒸着装置13を用いた電極箔8の製造方法について説明する。
本実施例1では、上述の蒸着装置13を用いた抵抗加熱式蒸着法によって、下記のように粗膜層10を形成した。なお、本実施例1では、活性ガスとして酸素ガスを用い、不活性ガスとしてアルゴンガスを用いている。
(1)図2に示す真空槽14の内部を0.01〜0.001Paの真空に保つ。
(2)基材9の周辺に、酸素ガスと、酸素ガスに対して流量が2〜6倍のアルゴンガスを、ガス管を介して導入させ、基材9の周辺の圧力を10〜30Paの状態にする。
(3)基材9の温度を150〜300℃の範囲に保つ。
(4)蒸着用ボート17の凹溝19の一方の端部19Bに供給部18からアルミニウム線を供給する。
(5)蒸着用ボート17を抵抗加熱により加熱し、凹溝19でアルミニウム線を溶融させる。アルミニウム線は、第一の細溝21に沿って凹溝19の他方の端部19Cに行き渡る。
(6)凹溝19に充填されたアルミニウムを沸騰させ、蒸発させて、アルミニウムの微粒子11を基材9の表面に蒸着させる。基材9は巻き出しローラー15から巻き取りローラー16へと矢印X方向に移送させ、微粒子11を基材9の表面に、順次連続的に蒸着していく。
上記の圧力やガス圧、温度などの条件は一例であるが、以上のプロセスで粗膜層10を形成することができる。
本実施例1の効果を以下に説明する。ここで比較の為、従来例として、図10に示すような第一の細溝21のない蒸着用ボート5を用い、図9の電極箔1を形成した。
図11は、従来の蒸着用ボート5を用いて形成した電極箔1の幅方向、すなわち電極箔1の送り方向(図2の矢印X方向)に垂直な方向において、単位面積当たりの膜厚を計測した結果である。
図11から分かるように、従来の電極箔1では、幅50mmを中心とした場合、電極箔1が左右対称に形成されておらず、幅方向で膜厚バラつきが大きかった。また密度も不均一になり、結果として電極箔1の静電容量のバラつきも大きくなっていた。
これに対し本実施例1では、第一の細溝21がV溝であるため、第一の細溝21の一方の内壁である第一のテーパー面21Aに付着した蒸着材料は、表面張力によって対向する第二のテーパー面21Bにも濡れ広がる。そして第一の細溝21の長手方向に沿って蒸着材料が凹溝19の端部19Bから他方の端部19Cへと流れ、凹溝19内全体に濡れ広がる。そしてその結果、蒸着材料の凹溝19からの蒸発量が安定し、粗膜層10の均一性が増し、静電容量のバラつきの少ない電極箔8を製造する事ができる。
なお、本実施例1では、凹溝19の底部19Aの全体、すなわち端部19Bから端部19Cまで第一の細溝21を形成したが、第一の細溝21を凹溝19の底部19Aの一部に形成してもよい。例えば図6(a)(b)に示すように、凹溝19の端部19B側の供給領域25には第一の細溝21を形成せず、残りの蒸発領域26に第一の細溝21を形成してもよい。供給領域25は底部19Aを斜面にすることで、供給部18からの蒸着材料を蒸着領域に流れ込み易くすることができる。
(実施例2)
本実施例2と実施例1との違いは、図7に示すように、凹溝19の底部19Aに、さらに第二の細溝27を複数設けた点である。第二の細溝27は、凹溝19の長手方向(矢印L方向)に交差するように形成される。例えば凹溝19の長手方向に垂直な方向、即ち凹溝19の幅方向(矢印S方向)に形成する。隣接する第二の細溝27の間隔d3は、隣接する第一の細溝21の間隔d4よりも広くする。第二の細溝27は、幅の距離が短いため、蒸着材料が比較的広がり易い。したがって、V溝でなく深さ方向に垂直な内壁で囲まれたコの字状の溝でもよい。第一の細溝21をV溝とし、第二の細溝27をコの字状とすることで、距離の長い第一の細溝での濡れ性を優先的に高めることができる。
本実施例2では、凹溝19の幅方向(矢印S方向)においても第二の細溝27に沿って蒸着材料が濡れ広がるため、凹溝19から蒸着材料をより均一に蒸発させることができる。
また本実施例2では、隣接する第二の細溝27どうしの間隔は隣接する第一の細溝21どうしの間隔よりも広げているため、凹溝19の長手方向に優先的に蒸着材料が充填される。したがって、距離の長い長手方向へも蒸着材料が行き渡り、凹溝19から蒸着材料を均一に蒸発させることができる。
その他実施例1と同様の構成および効果については説明を省略する。
(実施例3)
本実施例3と実施例1との主な違いは、図8に示すように、凹溝19の長手方向における両端(端部19Bと端部19C)に蒸着材料が供給される点である。
すなわち本実施例3の蒸着装置13には、供給部18が少なくとも二つあり、一方の供給部18は凹溝19の一方の端部19Bへ蒸着材料を供給する。また他方の供給部18は、凹溝19の他方の端部19Cへ蒸着材料を供給する。
本実施例3では、凹溝19の両端から蒸着材料が供給されるため、凹溝19内に均一に蒸着材料が行き渡り、より均一な粗膜層10を形成することができる。
なお、本実施例の蒸着用ボート17に、さらに実施例2で示す第二の細溝27を複数形成してもよい。
その他実施例1と同様の構成及び効果については、説明を省略する。
本発明は、均一性の高い大容量の電極箔の量産性を高めることができ、電解コンデンサの陽極箔、あるいは陰極箔として用いることができる。
8 電極箔
9 基材
10 粗膜層
11 微粒子
12 空孔
13 蒸着装置
14 真空槽
15 巻き出しローラー
16 巻き取りローラー
17 蒸着用ボート
18 供給部
18A ボビン
18B 供給管
19 凹溝
19A 底部
19B 端部
19C 端部
20 基体
21 第一の細溝
21A 第一のテーパー面
21B 第二のテーパー面
22 開口部
23 凸部
24 平坦面
25 供給領域
26 蒸発領域
27 第二の細溝

Claims (7)

  1. 表面に凹溝が形成された基体からなり、
    前記凹溝の底部には、
    前記凹溝の長手方向に形成された複数の第一の細溝を備え、
    これらの第一の細溝は、垂直断面が先細りのV溝である、蒸着用ボート。
  2. 前記凹溝の底部には、
    前記凹溝の長手方向に交差するように形成された複数の第二の細溝を備え、
    隣接する前記第二の細溝の間隔は、
    隣接する前記第一の細溝の間隔よりも広い、請求項1に記載の蒸着用ボート。
  3. 前記凹溝の長手方向における両端に蒸着材料が供給される、請求項1に記載の蒸着用ボート。
  4. 前記蒸着用ボートの長手方向における両端は、抵抗加熱用電源と接続される、蒸着用ボート。
  5. 隣接する前記第一の細溝の開口部間は、垂直断面が先細りの凸部となる、請求項1に記載の蒸着用ボート。
  6. 隣接する前記第一の細溝の開口部間は平坦面で構成され、
    平坦面の幅は、開口部の幅より狭い、請求項1に記載の蒸着用ボート。
  7. 真空槽と、
    この真空槽内に配置された蒸着用ボートと、
    この蒸着用ボートに蒸着材料を供給する供給部と、
    を備え、
    前記蒸着用ボートは、表面に凹溝が形成された基体からなり、
    前記凹溝の底部には、
    前記凹溝の長手方向に形成された複数の第一の細溝を備え、
    これらの第一の細溝は、垂直断面が先細りのV溝である、
    蒸着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3339468A4 (en) * 2015-08-19 2019-04-03 Boe Technology Group Co. Ltd. CREUSET FOR AN OVAS EVAPORATION SOURCE AND METHOD FOR MANUFACTURING THE SAME

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