JP2013208526A - 高圧洗浄機 - Google Patents

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賢志 小堀
Shinichiro Sato
慎一郎 佐藤
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Abstract

【課題】高圧洗浄機におけるポンプの数を減らしつつ、脈動を可及的に低減させる。
【解決手段】ポンプによって洗浄液が吐出口13から吐出される高圧洗浄機であって、ポンプと吐出口13とを連通させる流路55と、流路55に連通する圧力調整室60と、圧力調整室60内に配置され、洗浄液の圧力に応じて変位可能なピストン61とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、建物の壁や屋根といった構造物の表面や自動車などの被洗浄物に対して加圧された液体を噴射して被洗浄物を洗浄する高圧洗浄機に関するものである。
高圧洗浄機は、液体を加圧するためのポンプを備えた本体と、本体にホースを介して接続された噴射ノズルとを少なくとも有している。ポンプによって加圧された液体はホースを介して噴射ノズルに圧送され、噴射ノズルの先端から被洗浄物に向けて噴射される(特許文献1)。なお、高圧洗浄機から噴射される液体は水道水である場合もあれば、洗剤や研磨材などを含む液体である場合もある。本明細書では、高圧洗浄機から噴射される液体を“洗浄液”と総称する。
従来、複数のプランジャを備え、それら複数のプランジャを異なる位相で駆動することにより脈動を抑制する高圧洗浄機が知られている。例えば、3つのプランジャを備え、それら3つのプランジャを120度異なる位相で駆動する3プランジャ方式の高圧洗浄機が知られている。
特開2005−313008号公報
3プランジャ方式の高圧洗浄機のように複数のポンプを備える高圧洗浄機は必然的に大きくなり、重量も重くなる。そこで、高圧洗浄機の小型軽量化を実現するためにポンプの数を減らすことが考えられる。しかし、ポンプの数が減ると、脈動の相殺効果が低下し、または得られなくなり、大きな脈動が発生してしまう。
本発明の目的は、高圧洗浄機におけるポンプの数を減らしつつ、脈動を可及的に低減させることである。
本発明の高圧洗浄機は、ポンプによって洗浄液が吐出口から吐出される高圧洗浄機であって、前記ポンプと前記吐出口とを連通させる流路と、前記流路に連通し、前記流路の容積を変更可能な容積調整部とを有する。
本発明の高圧洗浄機では、前記容積調整部は、洗浄液の圧力によっては前記流路の容積を変化させない第1の状態と、洗浄液の圧力に応じて前記流路の容積を変化させる第2の状態とに切替えられる。
本発明の高圧洗浄機では、前記容積調整部は、前記流路に連通する圧力調整室と、該圧力調整室内に配置されたスライド部材とを有し、前記スライド部材は、洗浄液の圧力によっては変位しない不動状態と、洗浄液の圧力に応じて変位して前記圧力調整室の容積を変化させる可動状態とに切替えられる。
本発明の高圧洗浄機は、可動状態に切替えられた前記スライド部材を洗浄液の圧力に抗して付勢する弾性体を有する。
本発明の高圧洗浄機は、前記スライド部材を可動状態または不動状態に切り替える操作部を有する。
本発明の高圧洗浄機では、前記操作部は、前記スライド部材に当接して該スライド部材の変位を規制する第1の位置と、前記規制を解除する第2の位置とに変位可能である。
本発明の高圧洗浄機は、前記操作部に設けられた貫通孔であって、前記操作部が前記第2の位置に変位されると、前記スライド部材の一部を受け入れ可能な位置に配置される貫通孔を有する。
本発明の高圧洗浄機は、前記ポンプを駆動する電動モータと、該電動モータに電力を供給する二次電池とを有する。
本発明の高圧洗浄機は、洗浄液を貯留する着脱可能なタンクを有する。
本発明によれば、高圧洗浄機におけるポンプの数を減らしつつ、脈動を可及的に低減させることができる。
本発明が適用された高圧洗浄機の一例を示す外観斜視図である。 図1に示される高圧洗浄機の断面図であって、高圧洗浄モードのときの断面図である。 図1に示される高圧洗浄機の断面図であって、低振動モードのときの断面図である。 高圧洗浄機の動作を示す部分拡大断面図であって、高圧洗浄モードのときの断面図である。 高圧洗浄機の動作を示す部分拡大断面図であって、高圧洗浄モードのときの他の断面図である。 高圧洗浄機の動作を示す部分拡大断面図であって、低振動モードのときの断面図である。 高圧洗浄機の動作を示す部分拡大断面図であって、低振動モードのときの他の断面図である。 高圧洗浄モードにおける吐出量の変化を示す波形図である。 低振動モードにおける吐出量の変化を示す波形図である。
以下、本発明の実施形態の一例について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係る高圧洗浄機は、図1に示されるように、本体1と、本体1の上に設けられたタンク収納部2とを有し、全体として略直方体形の外観を呈する。
本体1の前面1aには、メインスイッチ10と、一端が洗浄ガン11に接続された耐圧ホース12の他端が接続される吐出口13とが設けられている。メインスイッチ10が操作されると、加圧された洗浄液が吐出口13から吐出され、耐圧ホース12を介して洗浄ガン11に供給される(圧送される)。洗浄ガン11に供給された洗浄液は、洗浄ガン11の先端に設けられている噴射ノズル11aから不図示の被洗浄物に対して噴射される。
タンク収納部2は、略角筒状の形状を有し、その下端面が本体1の上端面に突き合わされるようにして本体1の上に重ねられている。図2、図3に示されるように、タンク収納部2の下端には、その下端面よりも下方に突出するリブ20が全周に亘って設けられており、このリブ20が本体1の内側に嵌め込まれることにより、タンク収納部2が本体1に対して位置決めされる。なお、タンク収納部2のリブ20が本体1の内側に嵌め込まれると、本体1の外面とタンク収納部2の外面とは略面一になる。
タンク収納部2の前面2aおよび背面2bの下部には、本体1の前面1aおよび背面1bの下部に設けられている係止部14に係止可能なバックル21がそれぞれ設けられている。それぞれのバックル21を対応する係止部14に係止させると、本体1とタンク収納部2とが連結され一体化される。一方、バックル21の係止部14への係止を解除すると、本体1とタンク収納部2との連結も解除され、本体1とタンク収納部2とを分離させることが可能となる。
タンク収納部2の上端には、把手3aが一体成形された蓋3が回動可能に設けられている。蓋3の背面はヒンジ30によってタンク収納部2の背面2bの上部に回動可能に取り付けられている。タンク収納部2の前面2aの上部には、蓋3の前面に設けられている係止部31に係止可能なバックル22が設けられている。バックル22を係止部31に係止させると、蓋3がタンク収納部2に固定され、タンク収納部2の上方開口部が閉塞される。一方、バックル22の係止部31への係止を解除すると、蓋3のタンク収納部2への固定も解除され、蓋3を回動させてタンク収納部2の上方開口部を開放させることが可能となる。
要するに、本実施形態に係る高圧洗浄機では、本体1の上に蓋付きのタンク収納部2が設けられている。タンク収納部2の内側には、洗浄液を貯留するためのタンク4が収納される。このタンク4は、蓋3を回動させてタンク収納部2の上方開口部を開放させることにより、上方開口部を通してタンク収納部2に出し入れ可能である。タンク4の底面には、外周面に雄ネジが形成された注入口が一体成形されている。注入口には、内周面に雌ネジが形成されたキャップ40が嵌められており、キャップ40の中央には逆止弁41が設けられている。タンク4がタンク収納部2に収納されると、本体1から突出しているノズル15により逆止弁41が押し上げられる。具体的には、ノズル15の先端によって弁棒41aが押し上げられることにより、弁体41bが上昇し、弁体41bと弁座41cとの間に隙間が生まれる。すると、弁体41bと弁座41cとの間の隙間を介してタンク4と本体1とが連通し、タンク4に貯留されている洗浄液が本体1に供給される。図示は省略するが、逆止弁41には、弁体41bを弁座41cに押し付けるバネが設けられている。よって、タンク4がタンク収納部2から引き上げられると、弁体41bが自動的に弁座41cに密着し、上記隙間が塞がれる。
再び図1を参照すると、タンク収納部2の側面2cには縦長の窓23が設けられており、この窓23を通してタンク4(図2,図3)に貯留されている洗浄液の残量(液面)を確認することができるようになっている。なお、タンク4が透明または半透明であることはもちろんである。
図2,図3に示されるように、本体1には、タンク4から供給される洗浄液を加圧するためのポンプ(本実施形態では、シリンダ51と、シリンダ51内に往復動可能に収容されたプランジャ50とにより構成されている)と、プランジャ50を駆動する駆動源としての電動モータ(不図示)と、電動モータに電力を供給する二次電池としてのリチウムイオン電池(不図示)が設けられている。電動モータの回転運動はクランクシャフト52によって往復運動に変換され、プランジャ50に伝達される。すなわち、プランジャ50は、不図示の電動モータによって駆動され、シリンダ51内で往復運動を繰り返す。
シリンダ51の先端部には、洗浄液が送り込まれる流入口51aと、洗浄液が送り出される流出口51bとが設けられており、流入口51aおよび流出口51bには一方向弁53がそれぞれ配置されている。また、本体1の内部には、タンク4から供給される洗浄液をシリンダ51の流入口51aに導くための流路54と、シリンダ51の流出口51bから流出された洗浄液を吐出口13に導くための流路55とが設けられている。
さらに、シリンダ51の流出口51bを挟んで吐出口13と反対側には、流路55に連通する圧力調整室60と、圧力調整室60内に配置されたスライド部材としてのピストン61とから構成される容積調整部が設けられている。
図4,図5に示されるように、ピストン61の軸部61aには弾性体としてのスプリング62が巻装されている。スプリング62の一端はピストンヘッド61bの背面に当接し、他端はピストンヘッド61bの背面と対向する圧力調整室60の壁面に当接している。さらに、圧力調整室60の壁面には貫通孔63が形成されており、この貫通孔63にピストン61の軸部61aの後端部が進退可能に挿入されている。
再び図1を参照すると、本体1の側面1cにはスイッチ70が設けられている。このスイッチ70は、位置保持型の押しボタン式スイッチであり、押されるたびに本体1に対して押し込まれた第1の位置と、本体1に対して突出した第2の位置とに変位する。本実施形態に係る高圧洗浄機では、上記のようなスイッチ70の変位に応じて容積調整部の状態が切り替えられる。具体的には、スイッチ70が第1の位置に変位されると、図2,図3に示される圧力調整室60は、洗浄液の圧力によっては流路55の容積を変化させない状態(第1の状態)に切り替えられ、スイッチ70が第2の位置に変位されると、圧力調整室60は、洗浄液の圧力に応じて流路55の容積を変化させる状態(第2の状態)に切り替えられる。より具体的には、スイッチ70は、ピストン61を図4,図5に示される不動状態と、図6,図7に示される可動状態とに切替える操作部である。ここで、不動状態とは、ピストン61がシリンダ51の流出口51bから送出される洗浄液の圧力によっては変位し得ない状態である。一方、可動状態とは、ピストン61がシリンダ51の流出口51bから送出される洗浄液の圧力に応じて変位し得る状態である。換言すれば、ピストン61が不動状態にあるときには圧力調整室60が第1の状態となり、ピストン61が可動状態にあるときには圧力調整室60が第2の状態となる。
図4,図5に示されるように、スイッチ70には本体1(図1)の内部に向けて延びる板状の規制部71が一体成形されている。また、図6、図7に示されるように、スイッチ70の規制部71には貫通孔72が形成されている。そして、スイッチ70を第2の位置に変位させると、規制部71に形成されている貫通孔72が圧力調整室60の壁面に形成されている貫通孔63と連通する位置に配置される(図6、図7)。一方、スイッチ70を第1の位置に変位させると、圧力調整室60の壁面に形成されている貫通孔63と規制部71に形成されている貫通孔72の位置がずれ、貫通孔63が規制部71により塞がれる(図4、図5)。
次に、本実施形態に係る高圧洗浄機の動作について説明する。まず、図1に示されるスイッチ70を第2の位置に変位させた状態(低振動モード)における動作について、主に図6,図7を参照して説明する。
図6に示されるように、シリンダ51内でプランジャ50が後退すると、シリンダ51内の圧力が低下し、流入口51aに配置されている一方向弁53が開かれる一方、流出口51bに配置されている一方向弁53は閉じられ、流入口51aを通して洗浄液がシリンダ51内に流入する。
次いで、図7に示されるように、プランジャ50が前進に転じると、洗浄液が加圧され、洗浄液の圧力(シリンダ51内の圧力)が上昇する。その後、洗浄液の圧力が規定値を超えると、シリンダ51の流出口51bに配置されている一方向弁53が開かれる一方、流入口51aに配置されている一方向弁53は閉じられ、加圧された洗浄液が流出口51bから流路55へ流出する。ここで、低振動モードのときには圧力調整室60は第2の状態にある。具体的には、低振動モードのときには、圧力調整室60の貫通孔63と規制部71の貫通孔72が連通している。よって、シリンダ51の流出口51bから流出した洗浄液の圧力がピストン61に作用すると、該ピストン61はスプリング62を圧縮しながら後退し、その分だけ圧力調整室60の容積が拡大し、圧力調整室60に連通している流路55の容積も拡大する。ここで、後退するピストン61によって圧縮されたスプリング62は弾性復元力を発揮し、ピストン61を押し返すことは自明である。すなわち、スプリング62は洗浄液の圧力に抗してピストン61を付勢し、ピストン61はスプリング62の付勢に抗して後退する。そして、ピストン61の後退量(圧力調整室60の容積拡大量)は、洗浄液の圧力に応じて変化する。換言すれば、流路55の容積拡大量は、洗浄液の圧力に応じて変化する。
その後、流路55へ流出した洗浄液は吐出口13から吐出され、図1に示される耐圧ホース12を介して洗浄ガン11へ供給される。洗浄液の吐出に伴って流路55内の圧力が次第に低下すると、スプリング62の付勢によりピストン61は元の位置に復帰する。
次いで、プランジャ50がシリンダ51内で再び後退に転じると、流入口51aを通して洗浄液がシリンダ51内に流入する。以後、上記動作が繰り返され、吐出口13から断続的に洗浄液が吐出される。このように、低振動モードでは、流路55に送出された洗浄液の圧力に応じて流路55の容積が変化するので、洗浄液の圧力変動が低減され、脈動の発生が抑制される。
次に、図1に示されるスイッチ70を第1の位置に変位させた状態(高圧洗浄モード)における動作について、主に図4,図5を参照して説明する。
高圧洗浄モードにおいても、プランジャ50の往復動に伴ってシリンダ51内への洗浄液の流入、加圧および流出が繰り返される。但し、高圧洗浄モードのときには、流路55の容積が洗浄液の圧力に応じて変化することはない。具体的には、図4,図5に示されるように、高圧洗浄モードのときには、圧力調整室60の貫通孔63が規制部71によって塞がれている。このため、流路55に送出された洗浄液の圧力がピストン61に作用しても、ピストン61の軸部61aが規制部71に当接しているためにピストン61が後退することはなく、流路55に連通している圧力調整室60の容積が変化することもない。したがって、高圧洗浄モードのときには、低振動モードのときに比べて圧力の高い洗浄液が吐出される。
以上のように、本実施形態に係る高圧洗浄機では、洗浄液の圧力に応じて流路55の容積が変更されるので、プランジャ50の数が少なくても脈動の発生が抑制される。さらに、本実施形態に係る高圧洗浄機では、洗浄液の圧力は低いが脈動の小さい低振動モードと、脈動は大きいが洗浄液の圧力が高い高圧洗浄モードとを任意に切替えることができる。
ここで、図8,図9に、各駆動モードにおいて洗浄ガン11(図1)から吐出される洗浄液の量(以下“吐出量”)の変化を示す。図8は高圧洗浄モードにおける吐出量の変化を示す波形図であり、図9は低振動モードにおける吐出量の変化を示す波形図である。なお、いずれの波形図にも理論的な波形が示されている。
本実施形態に係る高圧洗浄機は1プランジャ方式のため、図2などに示されているシリンダ51内でのプランジャ50の往復動に伴って吐出量が変動する。図8に示すように、高圧洗浄モードでは、プランジャ50の1サイクル中の、プランジャ50が前進する領域Aで洗浄液が吐出され、後退する領域Bでは洗浄液が吐出されない。従って、領域Aと領域Bが繰り返されることで、理論上100%の脈動が発生し、これにより振動が発生する。その一方で、高圧洗浄モードにおける吐出圧力は高く、従来の3プランジャ方式の高圧洗浄機と同等の例えば3.0MPa〜7.0MPaの吐出圧力を得ることができる。なお、吐出圧力は図1に示されているメインスイッチ10により変更することができる。、例えば、メインスイッチ10をダイヤル式とし、オフ状態から所定角度回転させるとオン状態、それ以降は回転角度に応じて電動モーターの回転数が変更され、最大7.0MPaまで吐出圧力を変更させることができる。
一方、低振動モードでは、図6などに示されているシリンダ51の流出口51bから流出した洗浄液の圧力がピストン61に作用して圧力調整室60の容積が拡大し、流路55の容積も拡大される。具体的には、プランジャ50が前進して流出口51b側の一方向弁53が開き流路55(圧力調整室60)に洗浄液が流れ込むのと略同時にピストン61は後退し始める。その結果、圧力調整室60の容積が拡大し、図9に示すように、吐出圧力の最大値が高圧洗浄モードに対して低下する。プランジャ50が後退し始めると流出口51b側の一方向弁53が閉じると共にピストン61が前進し、圧力調整室60(流路55)に残っていた洗浄液が徐々に吐出される。その結果、吐出圧力は高圧洗浄モードの半分程度(1.5MPa〜3.5MPa)となるが、その分、洗浄液の吐出とその停止に伴う脈動が高圧洗浄モードの半分程度に抑えられる。従って、作業用途に応じて択一的にモードを選択することができる。
ここで、プランジャ50の直径を10mm、ストローク長を5mmとすると、1サイクルで吐出される洗浄液の量は、プランジャ50の断面積×ストローク長から393mm(図8の領域Aにおける吐出量)となる。高圧洗浄モードでは脈動が100%であるが、低振動モードでは容積調整部により脈動が抑える。低振動モードでは脈動が高圧洗浄モードの半分程度(40〜60%)に抑えられるように、圧力調整室60が設定されている。具体的には、ピストン61の動く容積を1サイクルの吐出量の半分195mm程度となるように、ピストン61の直径(ピストンヘッド61bの直径)、ストローク長及びスプリング62(定数)が設定されている。なお、ピストン61の材質としては、圧力に耐えられて軽量なアルミ或いは樹脂が好適である。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、前記実施形態に係る高圧洗浄機は、電動モータに電力を供給する二次電池を備えていた。すなわち、前記実施形態に係る高圧洗浄機は携帯型(ポータブル)であった。しかし、二次電池および商用電源の双方から電力供給を受けられるように構成された実施形態もある。また、商用電源のみから電力供給を受けるように構成された実施形態もある。さらに、二次電池がリチウムイオン電池以外の電池である実施形態もある。また、タンクが本体に固定されている実施形態や水道の蛇口から直に洗浄液の供給を受けられるように構成された実施形態もある。また、洗浄ガンの先端に様々なタイプの噴射ノズルを装着可能な実施形態もある。また、操作部としてのスイッチがスライド式である実施形態もある。また、前記実施形態では、プランジャを1つのみとしたが、従来の3プランジャ方式より少ないプランジャ数であれば、従来構成に対して小型化を図りながら作業に応じて任意にモードを切替えることができる。さらに、前記実施形態では、流路の容積を増大させるか否かを切替えるだけだが、流路の容積を段階的または連続的に変更可能とすれば細かな調整が可能となり、用途に応じて使いやすさも向上する。
13 吐出口
50 プランジャ
51 シリンダ
51b 流出口
55 流路
60 圧力調整室
61 ピストン
62 スプリング
63 貫通孔
70 スイッチ
71 規制部
72 貫通孔

Claims (9)

  1. ポンプによって洗浄液が吐出口から吐出される高圧洗浄機であって、
    前記ポンプと前記吐出口とを連通させる流路と、
    前記流路に連通し、前記流路の容積を変更可能な容積調整部と、を有することを特徴とする高圧洗浄機。
  2. 前記容積調整部は、洗浄液の圧力によっては前記流路の容積を変化させない第1の状態と、洗浄液の圧力に応じて前記流路の容積を変化させる第2の状態とに切替えられることを特徴とする請求項1に記載の高圧洗浄機。
  3. 前記容積調整部は、前記流路に連通する圧力調整室と、該圧力調整室内に配置されたスライド部材とを有し、
    前記スライド部材は、洗浄液の圧力によっては変位しない不動状態と、洗浄液の圧力に応じて変位して前記圧力調整室の容積を変化させる可動状態とに切替えられることを特徴とする請求項2に記載の高圧洗浄機。
  4. 可動状態に切替えられた前記スライド部材を洗浄液の圧力に抗して付勢する弾性体を有することを特徴とする請求項3に記載の高圧洗浄機。
  5. 前記スライド部材を可動状態または不動状態に切り替える操作部を有することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の高圧洗浄機。
  6. 前記操作部は、前記スライド部材に当接して該スライド部材の変位を規制する第1の位置と、前記規制を解除する第2の位置とに変位可能であることを特徴とする請求項5に記載の高圧洗浄機。
  7. 前記操作部に設けられた貫通孔であって、前記操作部が前記第2の位置に変位されると、前記スライド部材の一部を受け入れ可能な位置に配置される貫通孔を有することを特徴とする請求項6に記載の高圧洗浄機。
  8. 前記ポンプを駆動する電動モータと、該電動モータに電力を供給する二次電池とを有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の高圧洗浄機。
  9. 洗浄液を貯留する着脱可能なタンクを有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の高圧洗浄機。
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