JP2013207773A - 建造物内無線通信システム用建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】住宅などの建造物内での円滑な無線通信を行なうことを可能とする建造物内無線通信システム用建具を提供する。
【解決手段】建造物内無線通信システム1は住宅の空間8同士を仕切る建具3を複数備えている。建具3は建具本体5と電磁波送受信回路10を備えている。電磁波送受信回路10は建具本体5のいずれか一方の面側の電磁波を受信すると一方の面側から受信した電磁波と同じ情報を示す電磁波を建具本体5の他方の面側から送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、建造物の居室などの空間同士の無線通信を行なう建造物内無線通信システム用建具に関する。
現在、建造物としての住宅では、携帯端末、ポータブルコンピュータなどの多種多様な電子機器が用いられ、これらの電子機器間では無線通信により情報の送受信が行なわれている。
また、住宅の省エネルギーを図るために、住宅に設置される各種の住宅設備機器のエネルギー管理を行うホームエネルギー・マネジメントシステム(HEMS)では、住宅の各所に設置されたセンサーの検出結果や各種の住宅設備機器の動作状況を示す情報を、サーバーなどに収集する。このために、HEMSでは、センサーの検出結果や各種の住宅設備機器の動作状況を示す情報を、無線通信によりサーバーまで伝えることが提案されている。
なお、自動車では、ドアのハンドルと運転者などの携帯電話との間を無線通信により、自動車のドアのロック及びロック解除を行なう技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3639292号公報
しかしながら、住宅は、高気密、高断熱であることが求められ、これらの高気密、高断熱な住宅では、アルミ箔で覆われた断熱材、アルミニウム合金などで構成されたダクトが設けられている。このために、無線通信で用いられる電磁波(主に、電波)が、前述した断熱材やダクトにより遮られ、電子機器間の無線通信に障害を与えることが考えられる。また、アルミ箔で覆われた断熱材、アルミニウム合金などで構成されたダクトが設けられていない住宅であっても、壁に設けられた鉄骨、アルミサッシ、アルミニウム製の扉、金属製のシャッター、浴室の給湯機器、洗面鏡、ステンレス鋼製のシンク、金属製の換気ダクトなどの住宅設備機器、壁内の電力線、通信線などが、電子機器間の無線通信に障害を与えることが考えられる。このために、住宅内での円滑な無線通信を行なうことが求められる。
また、特許文献1に示された発明は、あくまでも運転者の携帯電話と自動車のドアのハンドルとの間で無線通信により情報の送受信を行なうものであるために、住宅に応用しても、住宅内での円滑な無線通信を行なうことを図ることができない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、住宅などの建造物内での円滑な無線通信を行なうことを可能とする建造物内無線通信システム用建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る建造物内無線通信システム用建具は、建造物の空間同士を仕切る建具本体と、前記建具本体のいずれか一方の面側の所定の情報を示す電磁波を受信すると、一方の面側から受信した電磁波と同じ情報を示す電磁波を、前記建具本体の他方の面側から送信する電磁波送受信手段とを、備えることを特徴とする。
この建造物内無線通信システム用建具では、建造物内の空間同士を仕切る建具本体に、一方の面側の電磁波を受信すると他方の面側に同じ情報を示す電磁波を送信する電磁波送受信手段を設けているので、建具本体や空間同士を仕切る壁面が電磁波を通しにくい材料で構成されていても(アルミ箔を含んだ断熱材を用いたり、熱交換用のアルミニウム製のダクトを設けたりしても)、建具本体の一方の面側から他方の面側に電磁波を伝えることができる。このために、建造物内での円滑な無線通信を行なうことができる。
また、建具の建具本体に電磁波送受信手段を設けているので、既存の建造物であっても、本発明の建具に交換することによって、内部での円滑な無線通信を行なうことができなかった建造物であっても、当該建造物の無線通信環境を改善することができる。
また、前記建造物内無線通信システム用建具は、前記建具本体の前記一方の面と前記他方の面との双方に設けられ、かつ前記電磁波を送受信可能な表面部材を備えることが好ましい。
この建造物内無線通信システム用建具では、建具本体の一方の面と他方の面との双方に電磁波を送受信可能な表面部材を設けているので、表面部材を通して電磁波を確実に送受信することができる。したがって、建具本体の一方の面側から他方の面側に電磁波を確実に伝えることができ、建造物内での円滑な無線通信を確実に行なうことができる。
さらに、建造物内無線通信システム用建具では、前記建具本体に設けられた環境センサーを更に備え、前記電磁波送受信手段が、前記建具本体のいずれか一方の面側の所定の情報を示す電磁波と同じ情報と、前記環境センサーの検出結果を示す情報とを合わせた電磁波を、前記建具本体の他方の面側から送信することができる。
この建造物内無線通信システム用建具では、電磁波送受信手段が受信した電磁波と同じ情報と、環境センサーの検出結果を示す情報とを合わせた電磁波を、建具本体の他方の面側から送信するので、各建具に設けられた環境センサーの検出結果を伝えることができ、建造物内での所謂アドホック通信を行なうことができる。また、アドホック通信を行なうことができるので、各建具に設けられた送信手段の出力を抑制することができ、省エネルギーを図ることができ、複数の建具に設けられた送信手段の送信した電磁波同士が干渉することを抑制できる。
本発明に係る建造物内無線通信システム用建具は、建具に一方の面側から受信した電磁波を他方の面側に送信する電磁波送受信手段を備えているので、建造物内での円滑な無線通信を行なうことができる。
図1は、実施形態1に係る建造物内無線通信システムを示す概略構成図である。 図2は、実施形態1に係る建造物内無線通信システム用建具の概略の構成を示す図である。 図3は、実施形態1に係る建造物内無線通信システム用建具の変形例の概略の構成を示す図である。 図4は、実施形態2に係る建造物内無線通信システムを示す概略構成図である。 図5は、実施形態2に係る建造物内無線通信システム用建具の概略の構成を示す図である。
以下に、本発明に係る建造物内無線通信システム用建具及び建造物内無線通信システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る建造物内無線通信システムを示す概略構成図、図2は、実施形態1に係る建造物内無線通信システム用建具の概略の構成を示す図である。
図1などに示す実施形態1の建造物内無線通信システム1は、典型的には、建造物の一例としての住宅2に設置されて、住宅2の適宜箇所に設けられた環境センサー4(図2に示す)の検出結果を収集するシステムである。また、建造物内無線通信システム1は、住宅2内での電子機器同士の円滑な無線通信を可能とするものでもある。
建造物内無線通信システム1は、住宅2の空間8同士を仕切る建具3(建造物内無線通信システム用建具に相当)と、サーバー18などを備えている。本発明では、建具3が仕切る空間8として、住宅2の外部空間、居間、リビングキッチンや寝室などの居室、廊下、トイレ、浴室、物置などが挙げられる。なお、本実施形態では、図1にように、空間8としてリビングキッチン8a、寝室8b、廊下8c、トイレ8d、浴室8eを示している。
また、本発明では、建具3は、空間8同士を仕切るものを総称し、具体的には、例えばドア、サッシ、間仕切りなどが挙げられる。なお、本実施形態では、図1に示すように、建具3として、二つの空間8同士を仕切る壁面に設けられた戸口を開閉可能に設けられ、かつ戸口を開放することで、空間8同士の住民などの移動を許容する扉を示している。
建具3は、図2に示すように、前記戸口を開閉可能に設けられて、戸口を閉じると住宅2の空間8同士を仕切る建具本体5と、建具本体5の両面5a,5bに設けられた環境センサー4と、建具本体5に設けられた電磁波送受信手段としての電磁波送受信回路10とを備えている。建具本体5の両面5a,5bは、建具本体5が戸口を閉じると、建具本体5が仕切る空間8に面する。また、建具本体5の両面5a,5bには、少なくとも表面が金属で構成されたノブ6(表面部材に相当する)が設けられている。この少なくとも表面が金属で構成されたノブ6は、電磁波送受信回路10が送受信する各種の周波数の電磁波を送受信可能である。なお、本実施形態では、表面部材としてノブ6を示しているが、本発明では、表面部材として、建具3の外表面に露出しかつ少なくとも表面が金属で構成された部材を用いることができ、例えは、ノブ6の他に、鍵のシリンダ、クレセント鍵、ヒンジや開閉用ダンパーなどを用いることができる。ノブ6は、建具本体5の鉛直方向の中央に設けられている。
環境センサー4は、空間8の温度、湿度、気圧、風向、風速などの空間8内の環境を検出する。なお、本発明では、環境センサー4として、空間8の温度を検出する温度センサー、空間8内の湿度を検出する湿度センサー、空間8内の気圧を検出する気圧センサー、空間8内の風向を検出する風向センサー、空間8内の風速を検出する風速センサーなどのうち少なくとも一つを用いることができる。環境センサー4は、検出した空間8内の環境をしめす情報を所定時間毎に電磁波送受信回路10に出力する。
電磁波送受信回路10は、受信手段としての受信回路11と、送信手段としての送信回路12とを少なくとも備えている。受信回路11及び送信回路12は、建具本体5の両面5a,5bに設けられたノブ6の双方に接続している。受信回路11及び送信回路12は、建具本体5に設けられた電源や外部電源により動作する。受信回路11は、両面5a,5bに設けられたノブ6の双方を介して、各種の電磁波(主に電波)を受信可能である。こうして、受信回路11は、建具本体5の両面5a,5bそれぞれの電磁波を受信可能である。また、受信回路11は、両面5a,5bのうち一方の面側に設けられたノブ6を介して、各種の周波数の電磁波(主に電波)を受信すると、受信した電磁波を送信回路12に伝える。
送信回路12は、両面5a,5bに設けられたノブ6の双方を介して、各種の電磁波(主に電波)を送信可能である。こうして、送信回路12は、建具本体5の両面5a,5bそれぞれに電磁波を送信可能である。送信回路12は、所定の情報(建具本体5に取り付けられた環境センサー4の検出結果)を示す電磁波を送信する。また、送信回路12は、受信回路11が受信した電磁波(主に電波)と同じ情報を示す電磁波を、電磁波を受信した一方の面の反対側の他方の面側のノブ6を介して送信する。こうして、電磁波送受信回路10は、両面5a,5bのうちの一方の面側のノブ6を介して受信回路11が所定の情報を示す電磁波を受信すると、受信回路11が受信した電磁波と同じ情報を示す電磁波を、送信回路12が他方の面側のノブ6から送信する。また、送信回路12は、受信回路11が受信した電磁波と同じ情報と、前述した情報(建具本体5に取り付けられた環境センサー4の検出結果)とを合わせた電磁波を送信しても良く、受信回路11が受信した電磁波と同じ情報を示す電磁波と、前述した情報(建具本体5に取り付けられた環境センサー4の検出結果)を示す電磁波とを、独立して送信しても良い。こうして、電磁波送受信回路10は、受信回路11が受信した建具本体5のいずれか一方の面側の所定の情報を示す電磁波と同じ情報と、建具本体5に取り付けられた環境センサー4の検出結果を示す情報とを合わせた電磁波を、建具本体5の他方の面側から送信しても良い。
なお、本発明でいう電磁波とは、空間の電場と磁場の変化によって形成された波(波動)のこと所謂電磁波と、磁場の変化によって形成された波(波動)のこと所謂磁波とをいう。実施形態1では、所謂電磁波のうちの光を除くものをいい、主に、電磁波のうちの光よりも周波数が低い所謂電波を示している。
また、複数の建具3のうちの一つの建具3の電磁波送受信回路10の受信回路11は、複数の建具3のうちの他の建具3の電磁波送受信回路10の送信回路12が送信した電磁波を受信する。そして、前記一つの建具3の電磁波送受信回路10の送信回路12は、複数の建具3のうちの他の一つの建具3の電磁波送受信回路10の受信回路11に向けて電磁波を送信する。こうして、建造物内無線通信システム1は、建具3間で電磁波の送受信を繰り返し行なって、住宅2中での情報の送受信(所謂アドホック通信)を可能とする。
なお、本発明では、電磁波送受信回路10は、必要に応じて、受信回路11が受信した電磁波を増幅する増幅回路を備えても良い。また、電磁波送受信回路10の駆動用の電力を、有線や、所謂、磁気共鳴方式、電磁誘導方式などにより給電しても良い。
サーバー18は、住宅2の適宜箇所に設置されている。サーバー18には、受信手段19が接続されている。受信手段19は、建具3の送信回路12が送信した電磁波を受信(無線受信)する。受信手段19は、建具3の送信回路12が送信した環境センサー4の検出結果即ち各空間8の環境を示す情報を受信(無線受信)し、サーバー18に出力する。
サーバー18は、受信手段19が受信した各空間8の環境を示す情報を、これを受信した時間とともに記憶する。また、サーバー18には、表示端末20が接続している。
表示端末20は、住宅2の所定箇所に設置されている。なお、本実施形態では、表示端末20は、住宅2のリビングキッチン8aに設置されている。表示端末20は、液晶表示装置などの周知の表示装置で構成され、かつ受信手段19が受信した各空間8の環境を示す情報を表示する。
前述した構成によれば、本実施形態に係る建造物内無線通信システム1は、各建具3に設けられた環境センサー4が、所定時間毎に、当該環境センサー4が面する空間8の戸口付近の環境を検出して電磁波送受信回路10の送信回路12に出力する。送信回路12は、所定の周波数の電磁波を双方のノブ6から送信することで、環境センサー4の検出結果を示す所定の情報を送信する。そして、建造物内無線通信システム1は、建具3の受信回路11が一方の面側の所定の情報を示す電磁波を受信すると送信回路12が他方の面側から一方の面側から受信した電磁波と同じ情報を示す電磁波を送信することで、各建具3の環境センサー4の検出結果を示す情報をサーバー18に伝達する。そして、建造物内無線通信システム1は、サーバー18が各建具3の環境センサー4の検出結果を示す情報を記憶するとともに、表示端末20に表示させる。
また、本実施形態に係る建造物内無線通信システム1は、住民が不在の住宅2の建具3としての玄関用扉3aの送信回路12が、住民が帰宅したことを示す電磁波を送信し、この電磁波を建具3が順に伝播することで、各空間の照明機器や暖房機器などの所定の機器を動作させるようにしても良い。
上記のように構成された建具3は、住宅2内の空間8同士を仕切る建具本体5に、一方の面側の電磁波を受信すると他方の面側に同じ情報を示す電磁波を送信する電磁波送受信回路10を設けているので、建具本体5や空間8同士を仕切る壁面が電磁波を通しにくい材料)で構成されていても(アルミ箔を含んだ断熱材を用いたり、熱交換用のアルミニウム製のダクトを設けたりしても)、建具本体5の一方の面側から他方の面側に電磁波を伝えることができる。このために、住宅2内での円滑な無線通信を行なうことができる。また、建具3の建具本体5に電磁波送受信回路10を設けているので、既存の住宅2などの建造物であっても、建具3に交換することによって、内部での円滑な無線通信を行なうことができなかった建造物であっても、当該建造物の無線通信環境を改善することができる。
また、建具3は、建具本体5の一方の面と他方の面との双方に電磁波を送受信可能な表面部材としてのノブ6を設けているので、ノブ6を通して電磁波を確実に送受信することができる。また、電磁波を送受信するために、建具本体5の鉛直方向の中央に設けられたノブ6を用いるので、建具本体5の一方の面側から他方の面側に電磁波を確実に伝えることができ、住宅2内での円滑な無線通信を確実に行なうことができる。
また、電磁波送受信回路10が受信した電磁波と同じ情報と、環境センサー4の検出結果を示す情報とを合わせた電磁波を建具本体5の他方の面側から送信する場合には、建具3は、各建具3に設けられた環境センサー4の検出結果をサーバー18に確実に伝えることができ、住宅2内での所謂アドホック通信を行なうことができる。また、アドホック通信を行なうことができるので、各建具3に設けられた送信回路12の出力を抑制することができ、省エネルギーを図ることができ、複数の建具3に設けられた送信回路12の送信した電磁波同士が干渉することを抑制できる。
[変形例]
次に、前述した実施形態1に係る建造物内無線通信システム用ドア及び建造物内無線通信システムの変形例を図面に基いて説明する。なお、前述した実施形態1と同一部分には、同一符合を付して説明を省略する。図3は、実施形態1に係る建造物内無線通信システム用建具の変形例の概略の構成を示す図である。
本変形例では、図3に示すように、建具3の建具本体5に発電デバイス13と、蓄電回路14を設けている。発電デバイス13として、光発電素子、電波発電素子(レクテナ)、振動発電素子(圧電素子、コイルと永久磁石を備えたもの、エレクトレット)、熱電発電素子(ペルチェ素子)などを用いることができる。発電デバイス13は、発電した電力を蓄電回路14に供給する。蓄電回路14は、発電デバイス13が発電した電力を充電(蓄電)し、蓄電した電力を電磁波送受信回路10に供給する。
本変形例によれば、前述した実施形態1の効果に加えて、建具3の外部から電磁波送受信回路10を駆動するために供給する電力を抑制することができるので、維持管理に係るコストを低減させることができるとともに、既存の建造物に容易に施工しやすくなるという効果を奏でる。
[実施形態2]
次に、前述した実施形態2に係る建造物内無線通信システム用ドア及び建造物内無線通信システムを図面に基いて説明する。なお、前述した実施形態1及び変形例と同一部分には、同一符合を付して説明を省略する。図4は、実施形態2に係る建造物内無線通信システムを示す概略構成図、図5は、実施形態2に係る建造物内無線通信システム用建具の概略の構成を示す図である。
実施形態2の建造物内無線通信システム1の建具3は、実施形態1と同様に、図4に示すように、建造物としての住宅2の空間8同士を仕切るものである。
また、実施形態2の建造物内無線通信システム1では、複数の建具3のうちの少なくとも一つの建具3が、図5に示すように、予め定められた条件が成立すると、予め定められた周波数の電磁波(なお、実施形態2では、磁波)を、ノブ6などの表面部材を介して送信する送信回路21を備えている。本実施形態では、送信回路21は、建具3としての玄関用扉3aに設けられ、住民が不在の住宅2に、住民が帰宅した条件(鍵が開けられるなどの条件)が成立すると、予め定められた周波数の電磁波をノブ6を介して送信する。
また、実施形態2の建造物内無線通信システム1では、複数の建具3のうちの送信回路21が設けられていない建具3には、図5に示すように、前記所定の周波数の電磁波により磁気共鳴する電磁波送受信手段としての共鳴回路22と、共鳴回路22が磁気共鳴すると予め定められた照明機器や暖房機器などの各種の機器を動作させるためのドライバ23が設けられている。共鳴回路22は、複数の建具3間で磁気共鳴することで、前記所定の周波数の電磁波を送受信しあうものである。共鳴回路22は、周知のコイルやコンデンサなどで構成されている。本実施形態では、ドライバ23は、住民が不在の住宅2に住民が帰宅した際に動作させることが望ましい機器を駆動させるものである。ドライバ23は、共鳴回路22が磁気共鳴することをトリガとして、前述した機器を駆動させる。実施形態2では、共鳴回路22が前記所定の周波数の電磁波により磁気共鳴することにより、当該共鳴回路22が、建具本体5のいずれか一方の面側の所定の情報を示す電磁波を受信すると、一方の面側から受信した電磁波と同じ情報を示す電磁波を建具本体5の他方の面側から送信することとなる。
実施形態2に係る建造物内無線通信システム1は、住民が不在の住宅2に住民が帰宅して、玄関用扉3aの送信回路21が、住民が帰宅したことを示す所定の周波数の電磁波を送信する。すると、複数の建具3に設けられた共鳴回路22が磁気共鳴して、各空間8の照明機器や暖房機器などのドライバ23に接続された予め定められた所定の機器を動作させる。
上記のように構成された実施形態2に係る建具3は、前述した実施形態1の効果にくわえて、磁気共鳴する共鳴回路22を用いて、所定の周波数の電磁波を伝播させるので、外部から供給される電力を極力抑制しながらも、住宅2内での円滑な無線通信を行なうことができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る建造物内無線通信システム1及び建造物内無線通信システム用建具3は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
1 建造物内無線通信システム
2 住宅(建造物)
3 建具(建造物内無線通信システム用建具)
5 建具本体
5a,5b 面
6 ノブ(表面部材)
10 電磁波送受信回路(電磁波送受信手段)
11 受信回路(受信手段)
12 送信回路(送信手段)
22 共鳴回路(電磁波送受信手段)

Claims (3)

  1. 建造物の空間同士を仕切る建具本体と、
    前記建具本体のいずれか一方の面側の所定の情報を示す電磁波を受信すると、一方の面側から受信した電磁波と同じ情報を示す電磁波を、前記建具本体の他方の面側から送信する電磁波送受信手段とを、備える、
    ことを特徴とする建造物内無線通信システム用建具。
  2. 前記建具本体の前記一方の面と前記他方の面との双方に設けられ、かつ前記電磁波を送受信可能な表面部材を、備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の建造物内無線通信システム用建具。
  3. 前記建具本体に設けられた環境センサーを更に備え、
    前記電磁波送受信手段が、
    前記建具本体のいずれか一方の面側の所定の情報を示す電磁波と同じ情報と、前記環境センサーの検出結果を示す情報とを合わせた電磁波を、前記建具本体の他方の面側から送信する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の建造物内無線通信システム用建具。
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