JP2013207016A - 半導体素子の測定方法及び半導体素子の測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】計測時間を短縮することが可能な半導体素子の測定方法及び測定装置を提供する。
【解決手段】DUTを複数個準備し、複数個のDUTのコレクタ電極を共通の電源HVに接続して、複数のDUTのエミッタ電極とグランドの間に流れる電流をそれぞれ個別に計測する。測定装置10は、プローバステージ電極表面を有するプローバステージ12と、プローバステージ電極表面に接続するプローバステージ12電源と、プローブカード16と、複数の配線Wと、複数の配線Wそれぞれの途中に設けられた複数の電流計Amと、を備える。プローブカード16は、互いに電気的に分離された複数の端子を有し、複数の端子をプローバステージ電極表面側に向けてプローバステージ12上に配置したときに複数の端子がプローバステージ電極表面表面の複数個所にそれぞれ対向する。複数の配線は、プローブカード16における複数の端子それぞれとグランド端子とを個別に結ぶ。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子の測定方法及び半導体素子の測定装置に関する。
従来、例えば、特開平5−312894号公報に開示されているように、トランジスタ特性の測定方法に関する各種技術が知られている。トランジスタの電気特性(電流特性又は電圧特性)の測定は、測定装置により全数検査や抜き取り検査を行うことが一般的である。全数検査となればその検査対象となる半導体素子の数は一般に大量であり、検査工程の迅速化が求められる。抜き取り検査についても、その検査数は全数検査より少ないものの、検査工程の迅速化は同様に重要な事項である。この点に関し、上記公報に係る技術は、1つのトランジスタを対象として各種特性を高速に測定する技術を開示している。具体的にはベース開放状態でのコレクタ遮断電流およびコレクタエミッタ間耐電圧を自動測定する際に、ベースとエミッタの間に容量素子を設けることで、測定の高速化を図っている。
特開平5−312894号公報
上記従来の技術は、1つの半導体素子の測定を高速化することを念頭に置いたものである。多数の半導体素子を測定する場合、例えば半導体ウェハ上に多数の半導体素子が並べて形成された状態において、その多数の半導体素子をそれぞれ順次個別に測定することにより測定時間が長くなる点については、言及されていない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、個々の半導体素子を1つ1つ順番に計測する場合に比べて、トータルの計測時間を短縮することが可能な半導体素子の測定方法及び半導体素子の測定装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、半導体素子の測定方法であって、
第1電極端子および第2電極端子を有する被測定半導体素子を複数個準備し、前記複数個の被測定半導体素子の前記第1電極端子を共通の電源に接続して、前記複数の被測定半導体素子の前記第2電極端子とグランドの間に流れる電流をそれぞれ個別に計測することを特徴とする。
第2の発明は、半導体素子の測定装置であって、
電極を有するステージと、
前記電極に接続するステージ電源と、
互いに電気的に分離された複数の端子を有し、前記複数の端子を前記電極側に向けて前記ステージ上に配置したときに前記複数の端子が前記電極表面の複数個所にそれぞれ対向するプローブ部材と、
前記プローブ部材における前記複数の端子それぞれとグランド端子とを個別に結ぶ複数の配線と、
前記複数の配線それぞれの途中に設けられた複数の電流計と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、個々の半導体素子のリーク電流を1つ1つ順番に計測する場合に比べて、トータルの計測時間を短縮することが可能となる。
本発明の実施の形態1にかかる半導体素子の測定装置としての、測定装置10を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる測定装置10における測定部20近傍を拡大するとともに、測定装置10の電気的接続関係を模式的に示した図である。 本発明の実施の形態1にかかる半導体素子の測定方法を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる半導体素子の測定方法を実現するように、測定装置10の制御部22が実行するルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる半導体素子の測定装置としての、測定装置50を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる測定装置50における測定部近傍を拡大するとともに、測定装置50の電気的接続関係を模式的に示した図である。 比較例である測定装置100を示す図である。 比較例としての測定装置100における、リレーRLY1〜RLYn近傍を拡大するとともに、測定装置100の電気的接続関係を模式的に示した図である。 比較例にかかる測定方法を説明するタイミングチャートである。 比較例にかかる測定方法を実現するように、測定装置100の制御部(図示せず)が実行するルーチンのフローチャートである。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態1にかかる半導体素子の測定装置としての、測定装置10を示す図である。測定装置10は、プローバステージ12を備えている。プローバステージ12は、基板電極であり、半導体ウェハ14の裏面と接触すべき部位(プローバステージ電極表面30)の全面に電極が設けられている。
半導体ウェハ14には、半導体ウェハの平面方向に並べられた複数のDUTが形成されている。DUTとは、Device Under Testの意味であり、測定対象デバイス或いは被測定半導体素子の意味である。DUTとしては各種の半導体デバイス、例えばIGBT、パワーMOSFET、バイポーラトランジスタ、パワーダイオード等の半導体素子(パワー半導体素子とも称される)が含まれる。一般に、これらのパワー半導体素子は、半導体チップの裏面に、IGBTのコレクタ電極、MOSFETではドレイン電極、パワーダイオードではカソード電極がそれぞれ形成されている。これらの電極は裏面電極とも称される。本実施の形態にかかるDUTは、IGBTを備えた半導体チップ(半導体基板)の裏面にコレクタ電極が備えられたものとする。
本実施の形態では、複数のDUT(DUT1〜DUTn)が形成されたダイシング前の状態の半導体ウェハ14に対して、測定を行うものとする。つまり、半導体ウェハ14の裏面には、DUT1〜DUTnの裏面電極が並んでいる。半導体ウェハ14をプローバステージ12上に配置することで、DUT1〜DUTnの裏面電極はプローバステージ12の電極に共通に接続される。つまり、各DUTのコレクタ電極が共通の電極と接続して、共通に電源HVと接続される。
なお、上記のように、半導体ウェハの状態で半導体ウェハ裏面に個々の半導体デバイスの裏面電極が並べられる構造を有する半導体素子(半導体デバイス)を、「裏面共通デバイス」とも称す。
測定装置10は、プローブカード16を備えている。プローブカード16は、互いに電気的に分離されたn個の端子を有している。これら複数の端子を電極側に向けてプローブカード16をプローバステージ12上に配置したときに、これら複数の端子がプローバステージ12のプローバステージ電極表面30の複数個所にそれぞれ対向する。その結果、図1に示すようにn個のDUT(DUT1、DUT2、・・・DUTn)に対してそれぞれプローブカード16のn個の端子のそれぞれが接続している。なお、以下、nは3以上の整数であるものとする。
測定装置10は、電源HVを備えている。電源HVは、配線18を介してプローバステージ12に接続する。
測定装置10は、n本の配線W(W1、W2、・・・Wn)を備えている。nは3以上の整数である。各配線Wは、プローブカード16のn個の各端子と、図示しないグランド端子とを個別に接続しており、このグランド端子がグランドGNDに接続している。
測定装置10は、測定部20を備えている。測定部20は、n個のリレーRLY(つまりRLY1、RLY2、・・・RLYn)と、n個の電流計Am(つまりAm1、Am2、・・・Amn)と、n個の小型電源LV(つまり、LV1、LV2、・・・LVn)とを備えている。リレーRLY1、電流計Am1、および小型電源LV1は直列に接続して直列回路を形成しており、この直列回路が配線W1の途中に挿入されている。同様にn=2の組であるリレーRLY2、電流計Am2、および小型電源LV2が直列回路を形成して配線W2の途中に挿入されており、同様にn個の直列回路がそれぞれのn本の配線に挿入されているものである。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる測定装置10における測定部20近傍を拡大するとともに、測定装置10の電気的接続関係を模式的に示した図である。図2では、プローバステージ12、半導体ウェハ14、プローブカード16の構造の図示は省略しており、代わりにプローバステージ12のプローバステージ電極表面30を模式的に示している。プローバステージ電極表面30は、プローバステージ12上に半導体ウェハ14が載せられることで半導体ウェハ14の裏面に位置する各DUTのコレクタ電極が共通に電気接続されている状態を示している。図2には、ソース電流Isource、シンク電流Isink、リーク電流Ileakがそれぞれ図示されている。本実施の形態では、シンク電流Isinkがリーク電流Ileakと同じであるので、シンク電流Isinkの計測によりリーク電流Ileakを計測する。
小型電源LVは、電流計AmとグランドGNDの間に直列に挿入された小型の電源である。小型電源LVは、電源HVよりも低い電圧である。その理由は、本実施の形態では、リーク電流の測定に当たって、電源HVはコレクタ側、小型電源LVはエミッタ側に接続するからである。実際の電圧としては、電源HVはキロボルト(kV)オーダーでの電圧印加が可能な電源であり、その一方で、小型電源は、最大でもプラスマイナス数ボルト(±数V)程度の電源でよい。
その理由は、小型電源LVはエミッタ側の電位変動を吸収できれば足りるからである。すなわち、デバイス固有のリーク電流は、コレクタエミッタ間電位差(ダイオードであればカソードアノード間電位差)で決まる。小型電源LVは、エミッタ(或いはアノード)への電圧を、電源HVはコレクタ(或いはカソード)への電圧をそれぞれ発生させて、端子間に必要な電位差を発生させるものである。なお、図1に示すように、リレーRLY1〜RLYnと電流計Am1〜Amnのそれぞれの中間点の電位が、電位変動が抑制されるように小型電源LV1〜LVnにそれぞれフィードバックされる。これにより電位変動が抑制され、シンク電流を正確に測定することができる。
測定部20は、前述したように、複数の配線W1〜Wnそれぞれの途中に設けられた複数のリレーRLY1〜RLYnを備えている。測定装置10は、このリレーRLY1〜RLYnのオンオフを制御可能な制御部22を備えている。制御部22は、更に、電源HVのオンオフや、小型電源LVのオンオフを制御する電源制御部を含んでいる。また、制御部22は、電流計Am1〜Amnと接続して電流値を取得することもできる。制御部22は、リレーRLY1〜RLYnをオンとした後、電源HVをオンとし、かつ電流計Am1〜Amnから電流値を取得するという一連の処理を実行することができる。
[実施の形態1の測定方法、制御動作]
図3は、本発明の実施の形態1にかかる半導体素子の測定方法を説明するタイミングチャートである。図4は、本発明の実施の形態1にかかる半導体素子の測定方法を実現するように測定装置10の制御部22が実行するルーチンのフローチャートである。
本実施の形態では、DUT1〜DUTnを対象に、リーク電流特性を計測する場合がある。リーク電流は、トランジスタをオフとした場合や、ダイオードに逆方向電圧をかけた場合等の、本来流れるべきでない漏れ電流である。このリーク電流を計測するにあたり、本実施の形態では、上記の測定装置10を用いて下記の測定を行う。
第1電極端子であるコレクタ電極および第2電極端子であるエミッタ電極を有する被測定半導体素子であるIGBTを複数個形成した半導体ウェハ14を準備する。複数個のDUTのコレクタ電極をプローバステージ12を介して共通の電源HVに接続する。複数のDUT1〜DUTnのエミッタ電極とグランドGNDの間に流れる電流を電流計Am1〜Amnによりそれぞれ個別に計測する。ここで、「エミッタ電極とグランドGNDの間に流れる電流」は、シンク電流Isinkとも呼ばれる。つまり、本実施の形態は、シンク電流Isink1〜Isinknをそれぞれ個別に計測し、このシンク電流からリーク電流を求める技術である。
特に、本実施の形態では、複数のエミッタに個別に電流計Am1〜Amnを接続し、かつこれらの電流計によるエミッタ電極の電位変動を抑制するように電圧を付与する小型電源LV1〜LVnをそれぞれ設ける。小型電源LV1〜LVnは、複数のエミッタ電極とグランドとの間にそれぞれ設けられる。
図3に示すように、本実施の形態では、複数のリレーRLY1〜RLYnは同時にオンとされる。但し、完全に同時でなくともよく、複数のリレーRLY1〜RLYnそれぞれの接続安定期間が重複する程度の時間差でオンにされてもよい。接続安定期間とは、具体的には、リレーの安定接続確認のためのセトリング時間が含まれる。また、印加経路接続および切断のためのメカ時間、例えば有接点リレーの機械的開閉時間等に起因する時間も含まれうる。いずれにしろ、リレーRLYをオンとしてから、電源HVをオンとした時にリーク電流測定を行える程度に出力が安定するまでの期間である。
図4のフローチャートでの制御もあわせて説明すると、先ず、リレーRLY1〜RLYnがオンとされる(図3、4のステップS1)。次に、所定時間経過後(具体的には、上記の接続安定時間の経過後)に、電源HVおよび小型電源LV1〜LVnがオンとされる(図3、4のステップS2)。この状態で、DUT1〜nについてのリーク電流を測定すべく、電流計Am1〜Amnの電流値がそれぞれ制御部22で取得される。次に、電源HVおよび小型電源LV1〜LVnがオフとされる(図3、4のステップS4)。最後に、リレーRLY1〜RLYnがオフとされる(図3、4のステップS5)。これにより、Isink1〜Isinknが取得され、それぞれを各DUT1〜DUTnのリーク電流として用いることができる。なお、この一連の動作期間中は、DUT1〜DUTnはオフ状態とされている。
なお、図3の「テスト時間削減分」とあるのは、後述する比較例との対比において本発明が生成した時間削減分である。
本実施の形態では、複数のリレーRLY1〜RLYnを一括して(同時に又は連動させて)オンとしてその後直ちにDUT1〜DUTnの電流計測を行うという計測手順が許容される。この場合は、1つ1つ順番に計測を行なう計測手順よりも極めて短い計測時間を実現することができる。特に、本実施の形態によれば、リレー切り替えに伴う時間ロスを短縮することができる。ここでいう時間ロスとは、具体的には、リレーの安定接続確認のためのセトリング時間が含まれる。また、有接点リレーの機械的開閉時間等に起因する時間も含まれうる。
本実施の形態によれば、シンク電流をリーク電流として計測するので、ステージ電源から個々の半導体素子に共通に電圧を印加した状態で、個々の半導体素子のリーク電流をまとめて計測することができる。つまり、個々のDUTを1つ1つ順番に計測しなくともよい。従って、複数の計測タイミングを重複させることが可能となり、全体としての計測時間を短縮できる。
[実施の形態1に対する比較例]
図7は、比較例である測定装置100を示す図である。図8は、比較例としての測定装置100における、リレーRLY1〜RLYn近傍を拡大するとともに、測定装置100の電気的接続関係を模式的に示した図である。図9は、比較例にかかる測定方法を説明するタイミングチャートである。図10は、比較例にかかる測定方法を実現するように、測定装置100の制御部(図示せず)が実行するルーチンのフローチャートである。
比較例である測定装置100と実施の形態1にかかる測定装置10の間の相違点を述べる。
第1の相違点は、電流計の取り付け位置および個数並びに測定する電流である。つまり、図7および図8からわかるように、実施の形態1ではn個の電流計Am1〜Amnが各配線W1〜Wnに設けられたのに対し、比較例では1つの電流計120が配線18に設けられているにすぎない。また、実施の形態1ではn個の電流計Am1〜Amnがそれぞれシンク電流Isink1〜Isinknを測定したのに対し、比較例ではソース電流Isourceを計測している。
第2の相違点は、図7および図8と、図1および図2とを比較することで明らかな通り、小型電源LVが設けられていない点である。
第3の相違点は、リレーのオンオフ、電源のオンオフ、そして電流計からの電流値取得に関する、制御内容である。これは、図3および図4と、図9および図10とを比較することで明らかとなる。つまり、図9に示すように、比較例では、先ずDUT1についての測定を行うために、リレーRLY1のオン(ステップS101)の後に電源HVのオン(ステップS102)、DUT1のリーク電流として電流計120でソース電流を測定(ステップS103)、電源オフ(ステップS104)、そしてリレーRLY1のオフ(ステップS105)を行う。この期間は、リレーRLY2〜RLYnは、オフのままである。次いで、DUT2についての測定を行うために、リレーRLY2のオン(ステップS106)、電源HVのオン(ステップS107)、DUT2のリーク電流として電流計120でソース電流を(ステップS108)、電源HVのオフ(ステップS109)、リレーRLY2のオフ(ステップS110)を行う。この期間は、リレーRLY2以外のリレーはオフのままである。その後、最後のDUTnまで繰り返される。
このように、比較例は、測定対象のDUTを変更しつつ、そのDUTに応じたRLYをオンオフするとともに電源HVを制御しながら、DUT1〜DUTnまでの測定を行うものである。図8に示すように、比較例では1回目の印加、2回目の印加、・・・n回目の印加というように1つ1つ順次個別に測定を行っていくということである。
このような比較例と実施の形態1とを比べてみる。そうすると、比較例が1つのリレーのオン、電流計測、このリレーのオフ、次のリレーのオン、電流計測・・・という計測手順を行うのに比較して、同時に複数のリレーをオンする実施の形態1はトータルの計測時間を著しく短縮できる。
特に、本実施の形態では、複数のDUT(DUT1〜DUTn)が形成されたダイシング前の状態の半導体ウェハ14に対して、測定を行う。このDUTは、前述した「裏面共通デバイス」である。仮に比較例の構成でRLY1〜RLYnをオンとした状態で電源HVをオンとしたとすると、電流計120が測定するソース電流Isourceは、全てのDUTのリーク電流が合算された値となる。裏面共通デバイスは、ダイシング前の半導体ウェハ14の状態では、一般にウェハ裏面全体で1つの電極として動作するからである。この点、実施の形態1によれば、各電流計がシンク電流Isinkを計測するので、比較例のように電流値が合算されることがない。
以上説明したように、実施の形態1では、プローバステージ12の電極上に半導体ウェハ14を載せることで複数の半導体素子(DUT)を載せ、この複数の半導体素子のそれぞれに対してプローブカード16が個別に端子を接触させることができる。各端子は個別に電流計Am1〜Amnに接続しており、複数の電流計Am1〜Amnによって、個別に、シンク電流Isinkを計測することができる。このシンク電流をリーク電流として計測することにより、電源HVから個々の半導体素子に共通に電圧を印加した状態で、個々の半導体素子のリーク電流を一時期に計測することができる。従って、個々の半導体素子を1つ1つ順番に計測する場合に比べて、トータルの計測時間を短縮することが可能な測定装置10が提供される。つまり、複数の半導体素子の1つ1つについて順番に回路構築および電流計測を行わなくてもよく、複数の半導体素子のリーク電流計測を時間的に重複して行うことができる。従って、複数の半導体素子を1つ1つ順番に計測する場合に比べて、トータルの計測時間を短縮することが可能な測定方法が提供される。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2にかかる半導体素子の測定装置としての、測定装置50を示す図である。図6は、本発明の実施の形態2にかかる測定装置50における測定部近傍を拡大するとともに、測定装置50の電気的接続関係を模式的に示した図である。
実施の形態2にかかる測定装置50は、小型電源LVが設けられていない点を除き、実施の形態1にかかる測定装置10と同様の構成を備えている。同一の構成には同一の符号を付している。前述したように、小型電源LV1〜LVnは、電流計Am1〜Amnを取り付けたことによるエミッタ端子の電位変動を抑制するものである。しかしながら、小型電源は必須構成ではなく、省略しても良い。この観点から小型電源を省略して構成の簡素化を図ったのが実施の形態2にかかる測定装置50である。
10 測定装置
12 プローバステージ
14 半導体ウェハ
16 プローブカード
18 配線
20 測定部
22 制御部
30 プローバステージ電極表面
50 測定装置
100 測定装置
120 電流計
Am 電流計
GND グランド
HV 電源
Ileak リーク電流
Isink シンク電流
LV 小型電源
W 配線

Claims (8)

  1. 第1電極端子および第2電極端子を有する被測定半導体素子を複数個準備し、前記複数個の被測定半導体素子の前記第1電極端子を共通の電源に接続して、前記複数の被測定半導体素子の前記第2電極端子とグランドの間に流れる電流をそれぞれ個別に計測することを特徴とする半導体素子の測定方法。
  2. 複数の前記第2電極端子に個別に電流計を接続し、かつ前記電流計による前記第2電極端子の電位の変動を抑制するように電圧を付与する電源を複数の前記第2電極端子とグランドとの間にそれぞれ設けた状態で、前記電流を計測することを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の測定方法。
  3. 前記第2電極端子のそれぞれに電流計を接続し、それぞれの前記電流計に対してそれぞれ直列に複数のリレーを接続し、前記複数のリレーそれぞれの他端をグランドに接続し、
    前記複数のリレーは同時に又は前記複数のリレーそれぞれの接続安定期間が重複する程度の時間差でオンにされ、
    前記複数のリレーをオンとした後、前記接続安定時間の経過後に、それぞれの前記第2電極端子からグランドに流れる電流を計測することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体素子の測定方法。
  4. 前記被測定半導体素子が、ダイオードであり、
    前記第1電極端子が前記ダイオードのカソードであり、
    前記第2電極端子が前記ダイオードのアノードであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体素子の測定方法。
  5. 前記被測定半導体素子が、前記第1電極端子と前記第2電極端子の間の電気的接続を制御する制御端子を備えたトランジスタであり、
    前記第1電極端子と前記第2電極端子とを遮断した状態で、前記電流の計測を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体素子の測定方法。
  6. 電極を有するステージと、
    前記電極に接続するステージ電源と、
    互いに電気的に分離された複数の端子を有し、前記複数の端子を前記電極側に向けて前記ステージ上に配置したときに前記複数の端子が前記電極表面の複数個所にそれぞれ対向するプローブ部材と、
    前記プローブ部材における前記複数の端子それぞれとグランド端子とを個別に結ぶ複数の配線と、
    前記複数の配線それぞれの途中に設けられた複数の電流計と、
    を備えることを特徴とする半導体素子の測定装置。
  7. 前記複数の配線それぞれに設けられ、前記電流計と前記グランド側の間に直列に挿入された個別電源を有することを特徴とする請求項6に記載の半導体素子の測定装置。
  8. 前記複数の配線それぞれの途中に設けられた複数のリレーと、
    前記複数のリレーのオンオフを制御可能な制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記ステージ電源をオンオフする電源制御部を含み、前記複数のリレーをオンとした後、前記ステージ電源をオンとしかつ前記複数の電流計から電流値を取得することを特徴とする請求項6または7に記載の半導体素子の測定装置。
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