JP2013206800A - 電池パックフォームの始まり - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることができる電池パックを提供する。
【解決手段】電池パック1では、リード板41(51,61)は、細長板状に形成され且つ正極端子11a,21a,31aおよび負極端子11b,21b,31b側において素電池11,21,31の配列方向に沿って延伸する主片部41a(51a,61a)と、主片部41a(51a,61a)から主片部41a(51a,61a)の短手方向に沿った一方向に延出する延出片部41b,41c(51b,51c,61b)と、主片部41a(51a,61a)から上記一方向とは反対方向に延出する延出片部41d(51d,61c)とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の素電池を有する電池パックに関し、特に、素電池と回路基板との接続構造に関する。
近年、ノートブック型パーソナルコンピュータ等の電源として、複数の素電池を備える電池パックが広く普及している(特許文献1,2参照)。
ここにおいて、素電池は、扁平角型の外装体と、当該外装体の一端面から厚み方向に直交する一方向に延出した正極端子および負極端子とを備えている。そして、複数の素電池が正極端子および負極端子の延出方向と直交する方向に並べて配置された状態で各素電池の正極端子および負極端子を回路基板に接続してなる電池コアをケースに収納することにより、電池パックが製造される。ここで、回路基板とは、正極端子および負極端子に電気的に接続される導電ランドを備えた基板を意味する。
この種の電池パックの一部を構成する電池コアの斜視図を図16に示す。
図16に示すように、電池コア1010は、3つの素電池1011,1021,1031と、回路基板1071とを備える。ここで、素電池1011,1021,1031は、正極端子1011a,1021a,1031aと、負極端子1011b,1021b,1031bとを同一方向に突出させるとともに、正極端子1011a,1021a,1031aおよび負極端子1011b,1021b,1031bの突出方向に直交する方向に並べて配置されている。回路基板1071は、素電池1011,1021,1031の並び方向に沿って配置されている。そして、回路基板1071内には、正極端子1011a,1021a,1031aおよび負極端子1011b,1021b,1031bそれぞれが接続される導電ランド1072a,1072b,1073a,1073b,1074a,1074bが素電池1011,1021,1031の配列方向に沿って列状に配設されている。
特開2002−117828号公報 特開2008−41292号公報
しかしながら、図16に示す構成の電池コア1010では、回路基板1071内に正極端子1011a,1021a,1031aおよび負極端子1011b,1021b,1031bそれぞれに対応する位置に導電ランド1072a,1072b,1073a,1073b,1074a,1074bを形成する必要があり、回路基板1071の素電池1011,1021,1031の並び方向における長さL1001が長尺化してしまう。このように、回路基板1071が長尺化すると、その分、電池コア1010を収納するためのハウジングも大きくせざるを得ず、電池パックの小型化が図れないおそれがある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、小型化を図ることができる電池パックを提供することを目的とする。
本発明に係る電池パックは、外装体および外装体から同一方向に突出した板状の正極端子、負極端子を有する複数の素電池と、複数の素電池それぞれに対応する複数の導電ランドが設けられ且つ複数の素電池における、正極端子および負極端子が突出した端面に近接して配置された回路基板と、複数の素電池の端面と回路基板との間に配置され且つ正極端子および負極端子と導電ランドとを電気的に接続する複数のリード板とを備え、複数の素電池は、正極端子および負極端子の突出方向に交差する方向に配列され、複数の素電池の配列方向において、複数の導電ランドからなる導電ランド群全体の長さが、複数の正負極端子からなる端子群全体の長さに比べて短い。
本構成によれば、複数の素電池の配列方向において、複数の導電ランドからなる導電ランド群全体の長さが、複数の正負極端子からなる端子群全体の長さに比べて短い。これにより、複数の素電池の配列方向において、導電ランドが回路基板内における、複数の素電池全体の長さよりも短い領域に集中して配置された構成とすることにより、回路基板の長さを複数の素電池全体の長さよりも短くすることができ回路基板の大きさを縮小することができる。このように、回路基板の大きさを縮小できる分、電池パックの小型化を図ることができる。
実施の形態に係る電池パックの分解斜視図である。 実施の形態に係る電池コアの斜視図である。 実施の形態に係る素電池を示し、(a)は一方向から見た側面図であり、(b)は(a)におけるA1方向から見た側面図である。 実施の形態に係る電池パックの回路構成を示す図である。 実施の形態に係るリード板積層構造体を示し、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。 実施の形態に係るリード板積層構造体を示し、(a)は平面図であり、(b)は(a)におけるA−A線で破断し矢印方向から見た断面図である。 実施の形態に係る電池パックを製造方法を説明するための図である。 実施の形態に係る電池パックの製造方法を説明するための図である。 実施の形態に係る電池パックの製造方法を説明するための図である。 実施の形態に係る電池パックの製造方法を説明するための図である。 実施の形態に係る電池パックの製造方法を説明するための図である。 実施の形態に係るリード板積層構造体の製造方法を説明するための図である。 変形例に係るリード板積層構造体を示し、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。 変形例に係る電池コアの斜視図である。 変形例に係るリード板積層構造体を示し、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。 従来例に係る電池コアの斜視図である。
<実施の形態>
<1>構成
本実施の形態に係る電池パック1の構成について説明する。
電池パック1の分解斜視図を図1に示し、電池コア10の斜視図を図2に示す。
電池パック1は、電池コア10と、電池コア10を収納するケース102とを備える。
電池コアは、複数(図1では3つ)の素電池11,21,31からなる素電池群と、回路基板71と、素電池11,21,31および回路基板71を電気的に接続するためのリード板積層構造体101と、回路基板71にリード線83を介して取り付けられた外部コネクタ81とを有する。また、各素電池11,21,31には、回路基板71を保護するための保護素子13,23,33が取り付けられている。そして、素電池11,21には、電池パック1内の温度を検出するためのサーミスタ素子19,29が取り付けられている。
<1−1>ケース
ケース102は、ケース部材3と、ケース部材3を覆う外装ラベル5,7と、絶縁シート9とからなる。
ケース部材3は、略矩形枠状の形状を有する本体部3aと、本体部3aの一部から外側に突出し且つケース部材3の他面側に凹部3cが形成された突出部3bとからなる。ここで、ケース部材3の内部には、本体部3aの内側に3つの素電池11,21,31が位置し、突出部3bの凹部3cの内側に回路基板71が位置する状態で、電池コア10が配置される。そして、ケース部材3の内部に電池コア10が配置された状態で、ケース部材3の一面側に外装ラベル5が取着されるとともに、ケース部材3の他面側において、本体部3aの内側を覆うように外装ラベル7が取着され、突出部3bに形成された凹部3cを覆うように絶縁シート9が取着されている。
<1−2>素電池
素電池11について、一方向から見た側面図を図3(a)に示し、図3(a)におけるA1方向から見た側面図を図3(b)に示す。なお、素電池21,31の構造は、素電池11と同様なので説明を省略する。
素電池11は、扁平な直方体状の外装体11cと、外装体11cの長手方向における一端面から外装体11cの長手方向に突出した板状の正極端子11aおよび負極端子11bとを備える。
外装体11cは、フィルム状部材を折り曲げ、突き合わされた縁部を接続することによって内部を封止する構造となっている。そして、この外装体11cの内部には、正極端子11aの一部や負極端子11bの一部と電解質とが封入されている。また、外装体11cの正極端子11aおよび負極端子11bが延出する側の端部11dは、他の部位に比べて厚みが薄くなっている。
外装体11cを形成するためのフィルム状部材は、金属フィルムの厚み方向における両面に樹脂膜が積層された、いわゆる金属ラミネートフィルムである。金属フィルムは、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金などからなる。樹脂膜は、絶縁性の樹脂材料からなる。この絶縁性の樹脂材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリイミド、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、フッ化ビニリデン樹脂(PVDF)、変性ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアセテート、ナイロン樹脂等がある。この樹脂膜は、外部からの衝撃を吸収する衝撃吸収層として機能するとともに、フィルム状部材を折り曲げ、突き合わされた縁部を接続する際の接着層として機能する。なお、フィルム状部材について、樹脂膜の厚みは、10乃至100μmの範囲内とすることが好ましい。樹脂膜の厚みが、10μm未満であると、衝撃吸収層としての機能が確保できないおそれがあり、一方、樹脂膜の厚みが100μmよりも厚くなると、放熱性が低下してしまうおそれがある。
正極端子11aは、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、チタン合金等から形成されている。特に、正極端子11aをアルミニウムやアルミニウム合金から形成することが、電気化学的な溶出などが生じ難いという観点から好ましい。
負極端子11bは、例えば、銅、銅合金、ニッケル、ニッケル合金、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金等から形成されている。特に、負極端子11bを銅や銅合金、ニッケル、ニッケル合金から形成することが、電気化学的な溶出などが生じ難いという観点から好ましい。
また、正極端子11aおよび負極端子11bの厚みは、5乃至100μmの範囲内とすることが好ましい。
外装体11cに封入される電解質は、非水溶媒にリチウム塩を溶解することにより調整される。非水溶媒としては、例えば、環状カーボネートとして、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネートなど、また、鎖状カーボネートとして、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネートなどを用いることができる。また、リチウム塩としては、電子吸引性の強いリチウム塩、例えば、LiPF6、LiBF4、LiClO4などを用いることができる。
<1−3>回路基板
回路基板71には、素電池11,21,31から外部コネクタ81へと通じる電路を遮断可能な遮断器(図示せず)と、当該遮断器の動作を制御するための制御用集積回路(図示せず)とを実装されている。制御用集積回路は、素電池11,21,31それぞれの出力電圧を測定している。そして、素電池11,21,31の充電時において、測定電圧が第1基準電圧以上になると、素電池11,21,31の過充電を防止するために、遮断器を閉状態にする。一方、素電池11,21,31の放電時において、測定電圧が第1基準電圧よりも低い第2基準電圧以下になると、素電池11,21,31の過放電を防止するために、回路遮断器を閉状態にする。更に、回路遮断器の両端間の電圧も測定しており、当該回路遮断器の両端間の電圧が第3基準電圧以上になると、回路遮断器に過電流が流れるのを防止するために、回路遮断器を閉状態にする。また、この回路遮断器は、FET等のスイッチング素子から構成されており、制御用集積回路からスイッチング素子の制御端子に入力する制御電圧に基づいてオンオフ動作を行う。
回路基板71は、4つの導電ランド72,73,74,75を有する。導電ランド72は、接続片17に接続されている。導電ランド73,74,75は、リード板積層構造体101の一部に接続されている。また、導電ランド73,74,75は、素電池11,21,31の配列方向において、導電ランド73,74,75が導電ランド72に近接した素電池11,21,31全体の長さL12よりも短い領域に集中して配置されている。
そして、素電池11,21,31の配列方向において、導電ランド72,73,74,75からなる導電ランド群全体の長さが、正負極端子11a,11b,21a,21b,31a,31bからなる端子群全体の長さに比べて短い。
回路基板71の長手方向における一端部には、素電池11の接続片17、リード板41,51,61間に生じる電圧を出力するための複数の出力端子(図示せず)が設けられている。そして、この複数の出力端子は、複数のリード線83を介して外部コネクタ81に接続されている。また、複数の出力端子は、絶縁性の樹脂材料からなる被覆部材76により覆われている。これにより、出力端子とリード板41,51,61等との間の電気的絶縁性を確保することができる。
電池パック1の回路構成図を図4に示す。
図4に示すように、電池パック1では、回路基板71に設けられた導電ランド72と導電ランド75との間に生じる電圧V0と、導電ランド72と導電ランド73との間に生じる電圧V1、導電ランド73と導電ランド74との間に生じる電圧V2、導電ランド74と導電ランド75との間に生じる電圧V3を外部コネクタ81を介して外部に出力する。ここで、電圧V0は、外部コネクタ81に接続される外部機器の駆動用電圧である。そして、電圧V1,V2,V3を検出することにより、各素電池11,21,31の出力電圧を個別に監視できる。
<1−4>保護素子
素電池11に保護素子13を取り付ける工程における要部側面図を図7(a)に示し、素電池21に保護素子23を取り付ける工程における要部側面図を図8(a)に示す。
図7(a)に示すように、保護素子13は、直方体状の素子本体13aと、素子本体13aの長手方向における両端側から延出した端子片13b,13cからなる。また、図8(a)に示すように、保護素子23,33も同様に、素子本体23a,33aと、端子片23b,23c,33b,33cからなる。保護素子13は、一方の端子片13bが接続片15を介して素電池11の正極端子11aに接続され、他方の端子片13cが接続片17に接続されている。保護素子23は、一方の端子片23bが接続片25を介して素電池21の正極端子21aに接続され、他方の端子片23cがリード板積層構造体101の一部に接続されている。保護素子33は、一方の端子片33bが接続片35を介して素電池31の正極端子31aに接続され、他方の端子片33cがリード板積層構造体101の一部に接続されている。これらの保護素子13,23,33は、温度ヒューズから構成されている。また、接続片15,17は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、チタン合金等から形成されている。
ここにおいて、回路基板71から接続片17を通じて保護素子13に熱が伝導することにより、保護素子13の温度が過度に上昇すると、素電池11の正極端子11aと回路基板71に接続された接続片17とを電気的に遮断する。また、回路基板71からリード板積層構造体101を介して保護素子23,33に熱が伝導することにより、保護素子23,33の温度が過度に上昇すると、素電池21,31の正極端子21a,31aとリード板積層構造体101とを電気的に遮断する。
<1−5>サーミスタ素子
図2に示すように、サーミスタ素子19,29は、素電池11,21それぞれに取り付けられている。素電池11では、外装体11cの厚み方向において、正極端子11aおよび接続片15,17の一部、リード板41の一部、保護素子13と重なるように、樹脂材料等からなる絶縁板18が配置されている。そして、サーミスタ素子19が、絶縁板18の保護素子13側とは反対側の一面に配設されている。また、素電池21では、外装体21cの厚み方向において、負極端子21bおよびリード板51,61の一部と重なるように、樹脂材料等からなる絶縁板28が配置されている。そして、サーミスタ素子29が、絶縁板28のリード板51,61側とは反対側の一面に配設されている。
また、回路基板71には、温度検出用端子(図示せず)が設けられており、当該温度検出用端子にサーミスタ素子19,29それぞれから導出されたリード線19a,29aが接続されている。そして、各温度検出用端子は、絶縁性の樹脂材料からなる被覆部材78で覆われている。これにより、温度検出用端子とリード板41,51,61等との間の電気的絶縁性を確保することができる。
<1−6>外部コネクタ
外部コネクタ81は、回路基板71上の導電ランド72,73,74,75間に生じる電圧V0,V1,V2,V3を外部に出力するとともに、温度検出端子に生じる電圧を出力する。
<1−7>リード板積層構造体
リード板積層構造体101における、分解斜視図を図5(a)に示し、斜視図を図5(b)に示す。
リード板積層構造体101は、3つのリード板41,51,61と、2つの絶縁板43,53と、絶縁シート45,55,65とを有し、リード板41、絶縁シート45、絶縁板43、リード板51、絶縁板53、外装ラベル55、リード板61、絶縁シート65の順に積層されている。
リード板41は、細長の略矩形板状の主片部41aと、主片部41aの一端部から主片部41aの短手方向に沿った一方向に延出した第1延出片部41bと、主片部41aの他端部から上記一方向に延出した第2延出片部41cと、主片部41aの中央部よりも上記一端部側の位置から上記一方向とは反対方向に延出した第3延出片部41dとから構成される。また、第1延出片部41bおよび第2延出片部41cの先端部は、主片部41aの長手方向に沿って上記他端部から上記一端部に向かう方向に屈曲している。そして、第1延出片部41bは、素電池11の負極端子11bに接続され、第2延出片部41cは、保護素子23の端子片23cに接続されている。また、第3延出片部41dは、回路基板71の導電ランド73に接続されている。ここで、第1延出片部41bおよび第2延出片部41cが端子片接続用延出片部に相当し、第3延出片部41dがランド接続用延出片部に相当する。
リード板51は、細長の略矩形板状の主片部51aと、主片部51aの略中央部から主片部51aの短手方向に沿った一方向に延出した第1延出片部51bと、主片部41aの一端部から上記一方向に延出した第2延出片部51cと、主片部41aの他端部から上記一方向とは反対方向に延出した第3延出片部51dとから構成される。また、第1延出片部51bおよび第2延出片部51cの先端部は、主片部51aの長手方向に沿って上記一端部から上記他端部に向かう方向に屈曲している。そして、第1延出片部51bは、素電池21の負極端子21bに接続され、第2延出片部51cは、保護素子33の端子片33cに接続されている。また、第3延出片部51dは、回路基板71の導電ランド74に接続されている。ここで、第1延出片部51bおよび第2延出片部51cが端子片接続用延出片部に相当し、第3延出片部51dがランド接続用延出片部に相当する。
リード板61は、細長の略矩形板状の主片部61aと、主片部61aの一端部から主片部61aの短手方向に沿った一方向に延出した第1延出片部61bと、主片部61aの他端部から上記一方向とは反対方向に延出した第2延出片部61cとから構成される。また、第1延出片部61bの先端部は、主片部61aの長手方向に沿って上記一端部から他端部に向かう方向に屈曲している。そして、第1延出片部61bは、素電池31の負極端子31bに接続され、第2延出片部61cは、回路基板71の導電ランド75に接続されている。ここで、第1延出片部61bが端子片接続用延出片部に相当し、第2延出片部61cがランド接続用延出片部に相当する。
そして、リード板41,51,61それぞれの主片部41a,51a,61aは、素電池11,21,31の正極端子11a,21a,31aおよび負極端子11b,21b,31b側において素電池11,21,31の配列方向に沿って延伸している。これにより、素電池11,21,31の配列方向において、第2延出片部41c,51c,61cに接続される負極端子11b,21b,31bの位置と、第3延出片部41d,51d,61dに接続される導電ランド73,74,75の位置とがずれていても、負極端子11b,21b,31bと導電ランド73,74,75とをリード板41,51,61を介して電気的に接続することができる。
これらリード板41,51,61は、例えば、ニッケルメッキ鋼板、錫メッキ鋼板、錫メッキ銅板を用いることができるが、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、チタン合金等といったその他の金属材料からなる板材も使用できる。
絶縁板43,53は、細長の矩形板状に形成されている。この絶縁板43,53,63は、樹脂材料から形成されている。
絶縁シート45,55,65は、平面視で細長の矩形状に形成されている。この絶縁シート45,55,65は、ポリイミド等の樹脂材料から形成されている。
リード板積層構造体101における、平面図を図6(a)に示し、図6(a)におけるA−A線で破断し矢印方向から見た断面図を図6(b)に示す。
図6(a)に示すように、リード板積層構造体101では、絶縁シート45が主片部41aの第1延出片部41bに連続する側の一端部よりも主片部41aの長手方向において長さL1だけ延長されている。また、外装ラベル55は、主片部51aの第3延出片部51d側の一端部よりも主片部51aの長手方向において長さL2だけ延長されており、絶縁板43は、主片部51aの第1延出片部41b側の一端部よりも主片部51aの長手方向において長さL3だけ延長されている。また、絶縁シート65は、主片部61aの第2延出片部61cに連続する側の一端部よりも主片部61aの長手方向において長さL4だけ延長されており、絶縁板53は、主片部61aの第2延出片部61c側の一端部よりも主片部61aの長手方向において長さL5だけ延長されている。また、この絶縁板53は、主片部51aの第2延出片部51c側の他端部よりも主片部51aの長手方向において長さL6だけ延長されている。更に、絶縁シート65は、主片部61aの第1延出片部61bに連続する他端部よりも主片部61aの長手方向において長さL7だけ延長されている。つまり、3つのリード板41,51,61における、互いに重複する部位は、絶縁板43,53,63或いは絶縁シート45,55,65で覆われている。これにより、リード板41,51,61間における、絶縁シート45,55,65表面或いは絶縁板43,53表面に沿った沿面距離を確保することができるので、その分、リード板41,51,61間における絶縁性能を向上させることができる。
また、各主片部41a,51a,61aの短手方向の長さは、絶縁板43,53の短手方向の長さに比べて長くなっている。そして、各絶縁板43,53の短手方向における両端縁と主片部51a,61aとの間それぞれには長さW1だけの隙間が形成されている。また、各絶縁シート45,55,65の短手方向の長さは、絶縁板43,53の短手方向の長さに比べて長くなっている。そして、各絶縁シート45,55,65の短手方向における両端縁と絶縁板43,53との間それぞれには長さW2だけの隙間が形成されている。
ここにおいて、リード板61の主片部61aの長手方向における長さL0が65.9mmに設定されているとする。この場合、長さL1,L2,L4,L7は、例えば、1mm程度に設定すればよく、長さL3,L5は、例えば、2mm程度に設定すればよい。また、リード板61の主片部61aの短手方向の長さW0が3mmに設定されているとする。この場合、長さW1は、0.75mmに設定すればよく、長さW2は、1.0mmに設定すればよい。また、リード板積層構造体101の厚みT1(図6(b)参照)は、0.9mm以下となるようにすればよい。
ところで、本実施の形態に係る電池パック1では、素電池11,21,31の配列方向において、導電ランド73,74,75が素電池11,21,31全体の長さL12よりも短い領域に集中して配置されており、主片部41a,51a,61aの長さを適宜設定することによって負極端子11b,21b,31bと導電ランド73,74,75とを電気的に接続している。このように、素電池11,21,31の配列方向において、導電ランド73,74,75が回路基板71内における、素電池11,21,31全体の長さL12よりも短い領域に集中して配置された構成とすることにより、回路基板71の長さL11を素電池11,21,31全体の長さL12よりも短い。このようにして、回路基板71の大きさを小さくすることができるので、その分、電池パック1の小型化を図ることができる。
また、3つのリード板41,51,61は、厚み方向から見たときに互いに一部が重複するように配置されている。そして、リード板積層構造体101の素電池11,21,31の配列方向の長さが、リード板41,51,61それぞれの当該配列方向の長さの和よりも短くなっている。これにより、正極端子11a,21a,31aおよび負極端子11b,21b,31bの厚み方向から見た場合における、リード板積層構造体101の占有面積を縮小することができる。従って、ハウジング102内における、リード板積層構造体101を収納するために必要なスペースを低減することができるので、ハウジング102の小型化を図ることができ、ひいては、電池パックの小型化を図ることができる。
<2>電池パックの製造方法
次に、電池パック1の製造方法について説明する。
電池パック1の製造方法を説明するための図を図7乃至図11に示す。
まず、保護素子13に接続片15,17を接続する。ここで、保護素子13は、直方体状の素子本体13aと、素子本体13aの長手方向における両側に延出した端子片13b,13cとからなる。接続片15は、主片部15aと、主片部15aの一端部から主片部15aの長手方向に直交する方向に延出した脚片15bと、脚片15bの一方の先端部に連続する副片15cとからなる。ここで、副片15cは、脚片15bの先端部に連続する部位を基点として脚片15bの厚み方向に折り曲げたときに主片部15aの先端部および2つの脚片15bに重ね合わせることができる大きさに形成されている。接続片17は、略矩形板状に形成されている。そして、保護素子13の端子片13bを接続片15の主片部15aの一部を、端子片13bの延出方向と接続片15の主片部15aの延出方向とが直交する形で重ね合わせた状態で、端子片13bと接続片15とをスポット溶接により接続する。また、保護素子13の端子片13cと接続片17の一部とを、端子片13cの延出方向と接続片17の延出方向とが直交する形で重ね合わせた状態で、端子片13cと接続片17とをスポット溶接により接続する。すると、保護素子13および接続片15,17からなる構造体が完成する(図7(a)参照)。
次に、素電池11に保護素子13および接続片15,17を取り付ける。ここにおいて、保護素子13および接続片15,17からなる構造体を、接続片15における副片15cに連続する一方の脚片15bとは異なる他方の脚片15bが素電池11の正極端子11aに重なるように配置する。このとき、接続片15の主片部15aの一部および接続片17の一部が、素電池11の外装体11cの端部11dに当接する。そして、脚片15bの先端部に連続する部位を基点として副片15cを脚片15bの厚み方向に折り曲げることにより(図7(a)の矢印参照)、脚片15bと副片15cとで、素電池11の正極端子11aを挟持する。このとき、脚片15bおよび副片15cは、続いて、接続片15の脚片15bと副片15cとで、素電池11の正極端子11aが挟持された状態で、接続片15と正極端子11aとをスポット溶接により接続する。すると、素電池11に保護素子13および接続片15,17が接続されてなる構造体が完成する(図7(b)および(c)参照)。
また、図8(a)乃至(c)に示すように、素電池21,31にも素電池11と同様に保護素子23,33および接続片25,35を取り付ける。ここにおいて、保護素子23,33の素子本体23a,33aから延出する一方の端子片23b,33bにのみ接続片25,35が接続され、他方の端子片23c,33cが開放された状態となっている点が、素電池11に取り付けられる保護素子13とは相違する。なお、素電池21,31に保護素子23,33および接続片25,35を接続する方法は、素電池11の場合と同様なので詳細な説明は省略する。
次に、図9(a)に示すように、素電池11,21,31を、厚み方向に直交する方向において、正極端子11a,21a,31aおよび負極端子11b,21b,31bが延出する端面が同一方向を向くようにして配列する。そして、素電池21,31の外装体21c,31cの端部21d,31dにおける保護素子23,33が配置される一面側とは反対側の他面側に絶縁シート27a,37aを貼り付ける。その後、素電池21,31の正極端子21a,31aを厚み方向に折り曲げることで、接続片25,35の一部を絶縁シート27a,37a上に配置する(図9(a)の矢印参照)。
続いて、絶縁シート27a,37a上に配置された接続片25,35の一部を覆うように絶縁シート27b,37bを被せる(図9(b)参照)。
次に、素電池11,21,31の外装体11c,21c,31cの端部11d,21d,31dにリード板積層構造体101を載置する(図9(b)の矢印参照)。このリード板積層構造体101の製造方法については、<4>にて詳細に説明する。このとき、リード板41の第1延出片部41bが素電池11の負極端子11bに当接し、第2延出片部41cが保護素子23の端子片23cに当接する。また、リード板41の第1延出片部51bが素電池21の負極端子21bに当接し、第2延出片部51cが保護素子33の端子片33cに当接する。更に、リード板61の第1延出片部61bが素電池31の負極端子31bに当接する。
そして、第1延出片部41bと負極端子11bおよび第2延出片部41cと保護素子23の端子片23cをスポット溶接により接続することにより、リード板41と、負極端子11bおよび保護素子23の端子片23cとが接続される。また、第1延出片部51bと負極端子21bおよび第2延出片部51cと保護素子33の端子片33cをスポット溶接により接続することにより、リード板51と、負極端子21bおよび保護素子33の端子片33cとが接続される。更に、リード板61の第1延出片部61bと負極端子31bとをスポット溶接により接続することにより、リード板61と負極端子31bとが接続される。
続いて、素電池11,21,31の負極端子11b,21b,31bを折り曲げる(図10(a)の矢印参照)。すると、接続片17の延出方向と、リード板41,51それぞれの第3延出片部41c,51cおよびリード板61の第2延出片部61cの延出方向が一致した状態となる(図10(b)参照)。
その後、外装体11cの端部11dおよび外装体21cの端部21dそれぞれに絶縁板18,28を配置する。ここにおいて、絶縁板18と外装体11cの端部11dとの間、および、絶縁板28と外装体21cの端部21dとの間それぞれには、リード板積層構造体101の一部が介在する。続いて、絶縁板18,28それぞれの上に、サーミスタ素子19,29を配設する(図11(a)参照)。
次に、接続片17、リード板41,51,61の第3延出片部41c,51c,61cそれぞれを、回路基板71の導電ランド72,73,74,75それぞれに接合する。また、サーミスタ素子19,29から導出されたリード線19a,29aそれぞれも回路基板71の温度検出端子に接続する。続いて、温度検出端子を被覆部材78で覆う。以上により、電池コア10が完成する。
最後に、電池コア10をハウジング102の内部に収納することにより電池パック1が完成する(図1参照)。
<3>リード板積層構造体の製造方法
次に、リード板積層構造体101の製造方法について説明する。
リード板積層構造体101の製造方法を説明するための図を図12に示す。
図12に示すように、リード板41,51,61の基となるリード板基材1041,1051,1061と、絶縁板43,53の基となる絶縁板基材1043,1053を準備する。
ここで、リード板基材1041は、リード板41の2箇所から、貫通孔1041a1が形成されたタブ1041b1と貫通孔1041a2が形成されたタブ1041b2とが延出してなる板材である。リード板基材1051は、リード板51の1箇所から、貫通孔1051aが形成されたタブ1051bが延出してなる板材である。リード板基材1061は、リード板61の2箇所から、貫通孔1061a1が形成されたタブ1061b1と貫通孔1061a2が形成されたタブ1061b2とが延出してなる板材である。
絶縁板基材1043は、絶縁板43の2箇所から、貫通孔1043a1が形成されたタブ1043b1と貫通孔1043a2が形成されたタブ1043b2とが延出してなる板材である。絶縁板基材1053は、絶縁板53の2箇所から、貫通孔1053a1が形成されたタブ1053b1と貫通孔1053a2が形成されたタブ1053b2とが延出してなる板材である。
次に、貫通孔1041a2,1043a1の位置が互いに一致し、貫通孔1043a2,1053a1,1061a1の位置が互いに一致し、貫通孔1051a,1053a2の位置が互いに一致するように、リード板基材1041,1051,1061と絶縁板基材1043,1053を重ね合わせる。ここにおいて、リード板基材1041と絶縁板基材1043との間それぞれには、絶縁シート45,55を介在させている。また、リード板基材1061の一部は、絶縁シート65で覆われている。
その後、加熱すると、絶縁シート45,55,65の接着機能により、リード板基材1041,1051,1061と絶縁板基材1043,1053とが互いに貼り合わされる。ここにおいて、リード板基材1041,1051,1061と絶縁板基材1043,1053とからなる構造体ができる。
最後に、タブ1041b1,1041b2,1043b1,1043b2,1051b,1053b1,1053b2,1061b1,1061b2を切断することにより、リード板積層構造体101が生成される。
ところで、リード板41,51,61間の絶縁性を確保するためには、絶縁板43における主片部51aからはみ出した部分の長さL3(図6(a)参照)並びに絶縁板53における主片部61aからはみ出した部分の長さL5(図6(a)参照)は、所定の長さ(例えば、1.5mm)以上である必要がある。一方、リード板積層構造体101の製造工程におけるリード板41,51,61および絶縁板43,53の位置精度が低い場合、リード板41,51,61間の絶縁性確保のために、長さL3,L5を予めリード板41,51,61および絶縁板43,53の位置ばらつき分だけ長くしておく必要がある。
これに対して、前述のリード板積層構造体101の製造方法を採用すれば、リード板積層構造体101内におけるリード板41,51,61および絶縁板43,53の位置精度の向上を図ることができるので、その分、長さL3,L5を短くすることができる。これにより、リード板積層構造体101の長手方向の長さを縮小することができ、ひいては、電池コア10の小型化、電池パック1の小型化を図ることができる。
また、タブ1041b1,1041b2,1043b1,1043b2,1051b,1053b1,1053b2,1061b1,1061b2を用いて、リード板41,51,61および絶縁板43,53の位置決めを行うので、リード板積層構造体101の製造工程の自動化を図ることができる。
<4>まとめ
結局、本実施の形態に係る電池パック1では、素電池11,21,31の配列方向において、導電ランド72,73,74,75からなる導電ランド群全体の長さが、正負極端子11a,11b,21a,21b,31a,31bからなる端子群全体の長さに比べて短い。これにより、素電池11,21,31の配列方向において、導電ランド72,73,74,75が回路基板71内における、素電池11,21,31全体の長さよりも短い領域に集中して配置された構成とすることにより、回路基板71の長さを素電池11,21,31全体の長さよりも短くして、回路基板71の大きさを縮小することができる。このように、回路基板71の大きさを縮小できる分、電池パック1の小型化を図ることができる。
また、リード板41,51,61が、細長板状に形成され且つ正極端子11a,21a,31aおよび負極端子11b,21b,31b側において素電池11,21,31の配列方向に沿って延伸する主片部41a,51a,61aを有する。これにより、素電池11,21,31の配列方向において、第2延出片部41c,51c,61cに接続される負極端子11b,21b,31bの位置と、第3延出片部41d,51d,61dに接続される導電ランド73,74,75の位置とがずれていても、負極端子11b,21b,31bと導電ランド73,74,75とをリード板41,51,61を介して電気的に接続することができる。即ち、素電池11,21,31の配列方向において、導電ランド73,74,75が素電池11,21,31全体の長さL12よりも短い領域に集中して配置されている場合でも主片部41a,51a,61aの長さを適宜設定することにより、負極端子11b,21b,31bと導電ランド73,74,75とを電気的に接続することができる。
更に、3つのリード板41,51,61は、厚み方向から見たときに互いに一部が重複するように配置されている。そして、リード板積層構造体101の素電池11,21,31の配列方向の長さが、リード板41,51,61それぞれの当該配列方向の長さの和よりも短くなっている。これにより、正極端子11a,21a,31aおよび負極端子11b,21b,31bの厚み方向から見た場合における、リード板積層構造体101の占有面積を縮小することができる。従って、ハウジング102内における、リード板積層構造体101を収納するために必要なスペースを低減することができるので、ハウジング102の小型化を図ることができ、ひいては、電池パック1の小型化を図ることができる。
また、正極端子21a、負極端子11bと回路基板71の導電ランド73とが、リード板41により電気的に接続されている。また、負極端子21b、正極端子31aと回路基板71の導電ランド74とが、リード板51により電気的に接続されている。負極端子31bと回路基板71の導電ランド75とが、リード板61により電気的に接続されている。これにより、リード板41と負極端子11bとを重ね合わせた状態で、リード板41と負極端子11bとを抵抗溶接により接続することができる。また、リード板51と負極端子21b、リード板61と負極端子31bも同様に抵抗溶接により接続することができる。これにより、素電池11,21,31の負極端子11b,21b,31bと回路基板71とをリード線等で接続してなる構成のように、リード線等と負極端子11b,21b,31bとを半田付け等の手作業により接続する工程が不要とすることができる。
<変形例>
(1)実施の形態では、リード板41,51,61の順に積層されてなるリード板積層構造体101の例について説明したが、リード板41,51,61の積層順序はこれに限定されるものではない。
本変形例に係るリード板積層構造体201について、分解斜視図を図13(a)に示し、斜視図を図13(b)に示す。
図13(a)および(b)に示すように、リード板積層構造体201は、リード板51、絶縁シート255、絶縁板253、リード板41、絶縁シート245、絶縁板243、リード板61、絶縁シート265の順に積層されている。
つまり、リード板41,51,61の積層順序は、リード板41,51,61間で絶縁部材により電気的な絶縁を確保できる限り、適宜変更してもよい。
(2)実施の形態で説明したリード板41,51,61は、図5に示した形状に限定されるものではなく、回路基板の仕様に応じて適宜変更してもよい。
本変形例に係る電池コアの要部斜視図を図14に示し、本変形例に係るリード板積層構造体201について、分解斜視図を図15(a)に示し、斜視図を図15(b)に示す。
図14に示すように、回路基板371は、回路基板71よりも小さく、回路基板371内における導電ランド373,374,375の位置が回路基板71内における導電ランド73,74,75の位置とは異なる。
また、図15(a)および(b)に示すように、リード板341,351における第3延出片部341d,351dおよびリード板361における第2延出片部361cの位置が異なる。
つまり、リード板341,351,361の形状は、回路基板371の形状や位置、或いは、回路基板371内における導電ランド373,374,375の位置に応じて適宜変化させてもよい。
(3)実施の形態では、リード板41,51の第1延出片部41b,51bが保護素子23,33の端子片23c,33cに接続される例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、第1延出片部41b,51bが素電池21,31の正極端子21a,31aに直接接続されるものであってもよい。また、素電池11の正極端子11aが回路基板71の導電ランド71に直接接続されるものであってもよい。
本構成によれば、保護素子13,23,33を取り付ける工程を省略することができるので、製造工程の簡素化を図ることができる。
本発明は、電池パック全般に広く適用可能である。
1 電池パック
3 ケース部材
5,7 外装ラベル
9,27a,27b,37a,37b,45,55,65,245,255,265 絶縁シート
10 電池コア
11,21,31 素電池
11a,21a,31a 正極端子
11b,21b,31b 負極端子
11c,21c 外装体
11d,21d 端部
13,23,33 保護素子
13a,23a,33a 素子本体
13b,13c,23b,23c,33b,33c 端子片
15,17,25,35 接続片
15a,41a,51a,61a 主片部
15b 脚片
15c 副片
18,28,43,53,243,253 絶縁板
19,29 サーミスタ素子
19a,29a,83 リード線
41,51,61,341,351,361 リード板
41b,51b,61b 第1延出片部(端子片接続用延出片部)
41c,51c,61c,361c 第2延出片部(端子片接続用延出片部)
41d,51d,341d,351d 第3延出片部(ランド接続用延出片部)
71,371 回路基板
72,73,74,75,373,374,375 導電ランド
76,78 被覆部材
81 外部コネクタ
101,201 リード板積層構造体
102 ケース
1041,1051,1061 リード板基材
1043,1053 絶縁板基材
1041b,1043b,1051b,1053b,1061b タブ
1041a,1043a,1051a,1053a,1061a 貫通孔

Claims (4)

  1. 外装体および外装体から同一方向に突出した板状の正極端子、負極端子を有する複数の素電池と、
    前記複数の素電池それぞれに対応する複数の導電ランドが設けられ且つ前記複数の素電池における、前記正極端子および前記負極端子が突出した端面に近接して配置された回路基板と、
    複数の素電池の前記端面と前記回路基板との間に配置され且つ前記正極端子および前記負極端子と前記導電ランドとを電気的に接続する複数のリード板とを備え、
    前記複数の素電池は、前記正極端子片および前記負極端子片の突出方向に交差する方向に配列され、
    前記複数の素電池の配列方向において、前記複数の導電ランドからなる導電ランド群の長さが、複数の前記正負極端子からなる端子群の長さに比べて短い
    ことを特徴とする電池パック。
  2. 前記複数のリード板は、厚み方向から見たときに互いに少なくとも一部が重複するように配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の電池パック。
  3. 前記複数のリード板における、互いに重複する部位は、絶縁部材で覆われている
    ことを特徴とする請求項2記載の電池パック。
  4. 前記複数のリード板の少なくとも一つのリード板は、
    細長板状に形成され且つ前記正極端子片および前記負極端子片側において前記複数の素電池の配列方向に沿って延伸する主片部と、
    前記主片部から前記主片部の短手方向に沿った一方向に延出し且つ前記正極端子片および負極端子片のいずれか一方に接続された、少なくとも1つの端子片接続用延出片部と、
    前記主片部から前記一方向とは反対方向に延出し且つ前記導電ランドに接続された、少なくとも1つのランド接続用延出片部とからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の電池パック。
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