JP2013206612A - ケーブル - Google Patents

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Yoshimasa Watanabe
由将 渡邊
Hirokazu Takahashi
宏和 高橋
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Abstract

【課題】小型のコネクタを用いつつ、両端末に同じコネクタが取り付けられるケーブルを提供する。
【解決手段】本発明のケーブル10は、第一群40Aと第二群40Bに分割された電線40が互いに交差されているため、両端に同一形状のコネクタ基板23を用いることができる。また、第一群40Aと第二群40Bに分割された電線40は、交差した領域において第一群40Aの電線40と第二群40Bの電線40とが一本ずつ交互に配列するように交差しているため、各電線40の移動する長さが短く、また、各電線40を大きく広げる必要がない。したがって、電線40の取付作業に必要なスペースが小さくなり、小型のコネクタ基板23をケーブル11に取り付けることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数本の電線を束ねて成端処理したケーブルに関する。
電子機器間の配線に使用されるシールドケーブルの例に特許文献1に記載のケーブルがある。このケーブルは、ケーブルに含まれる電線の両端にコネクタが取り付けられている。ケーブルに含まれる複数の電線は上下二列に並列されコネクタに接続されている。
特開2002−117937号公報
ところで、複数の機器のポート(レセプタクル)の規格を統一しようとすると、このレセプタクルに差し込まれるコネクタ(プラグ)の構造も同一のものとなる。すると、ケーブルの両端でコネクタ形状は同一となる。ケーブルの両端末に同じ形状のコネクタを接続する場合、両端でケーブルに含まれる電線の配列が逆転する。しかし、撚り線構造のケーブルを採用する場合、電線の並び順を変えながら電線を撚ることは難しい。このため、ケーブルの端末で電線の並び順を変える必要がある。しかし、電線を一本ずつ並び替えて一本ずつコネクタ端子またはコネクタ内の基板に半田付けする作業は煩雑であり、また、電線を並び替える作業のために必要なスペースが大きくなる。また、電線の並び順を変えるために必要なケーブルのシース端からコネクタまでの距離が長くなり、この引き出された電線をコネクタやブーツで保護すると、ケーブルの端末が大型化する。
本発明の目的は、ケーブルの両端に同一形状のコネクタ基板を接続することができ、製造容易であって、コンパクトな端末を有するケーブルを提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明のケーブルは、
少なくとも3本の電線と、
前記電線の両端に設けられる同一形状のコネクタ基板と、を備えたケーブルであって、
前記コネクタ基板は、表面側接続端子と、裏面側接続端子とを有し、
前記電線は、前記表面側接続端子に所定の配列で接続される第一群と、前記裏面側接続端子に所定の配列で接続される第二群とに分割されており、
前記ケーブルの一端側では、第一群の前記電線の配列面と第二群の前記電線の配列面とが交差せず、
前記ケーブルの他端側では、第一群の前記電線の配列面と第二群の前記電線の配列面とが交差していることを特徴とする。
本発明のケーブルにおいて、
前記第一群の前記電線の配列面と前記第二群の前記電線の配列面とが交差した領域では、前記第一群の前記電線と前記第二群の前記電線とが一本ずつ交互に配列されていてもよい。
本発明のケーブルにおいて、
前記電線の前記配列面が交差した領域が固定されていてもよい。
本発明のケーブルにおいて、
前記配列面が交差した状態で前記第一群の電線の間隔または前記第二群の電線の間隔が固定されていてもよい。
本発明のケーブルにおいて、
両端の前記コネクタ基板の間において、前記電線はシースで覆われており、
前記配列面が交差した領域は、前記シースと前記コネクタ基板との間に位置してもよい。
本発明のケーブルによれば、第一群と第二群に分割された電線が互いに交差されているため、ケーブルの両端の電線の並列順序が同じとされる。これによりケーブルの両端に同一形状のコネクタ基板を接続することができる。また、第一群と第二群に分割された電線は、交差した領域において第一群の電線と第二群の電線とが交差している。このため、交差させるために必要な電線の長さが短いので、コンパクトな端末を有するケーブルを提供することができる。
本発明に係るケーブルの実施形態を分解して示す模式図である。 (A)はケーブルの断面図であり、(B)は電線の断面図である。 (A)第1コネクタをケーブル側から見た正面図であり、(B)は第2コネクタをケーブル側から見た正面図である。 (A)はケーブルの一端を接続したコネクタ基板を上方から見た斜視図であり、(B)はケーブルの他端を接続したコネクタ基板を上方から見た斜視図である。 第一群の電線と第二群の電線との交差状態を示す斜視図である。 (A)から(E)は本発明のケーブルの製造工程図である。 (A)から(D)は参考例のケーブルの製造工程図である。
以下、本発明に係るケーブルの実施形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、ケーブル10を分解して示す模式図である。図1に示すように、本実施形態に係るケーブル10は、例えば、電子機器(図示省略)同士を接続するのに用いることができ、ケーブル11の両端に同一のコネクタ20が第1コネクタ21および第2コネクタ22として接続されている。第1コネクタ21は、ケーブル11の一端側の端部(図1において左端)に取り付けられており、第2コネクタ22は、ケーブル11の他端側の端部(図1において右端)に取り付けられている。
なお、以下の説明において、第1コネクタ21および第2コネクタ22を総称する場合には、「コネクタ20」で示す。また、第1コネクタ21において突起21aが設けられている側を上面(上側)といい、反対側を下面(下側)ということとする。
図2(A)はケーブル11の断面図である。図示したように、ケーブル11は、例えば、中心に配置された6本の絶縁電線15と、その周囲に配置された8本の同軸電線40と、紙やポリエステルからなる押さえ巻14と、錫メッキ軟銅線の編組からなるシールド(編組)13と、ポリ塩化ビニルからなるシース12とからなるものを採用できる。なお、ケーブル11は、少なくとも3本の電線を有していればよい。
図2(B)は、同軸電線40の断面図である。同軸電線40は、中心導体16と、中心導体16を覆う絶縁体17と、絶縁体17の外側に配置された外部導体18と、外部導体18を覆う外被19とを有している。
なお、以下の説明では、ケーブル11が8本の同軸電線40を備えた例を取り上げ、同軸電線40を単に電線40と呼んで説明する。本実施形態において電線40は、第1電線41,第2電線42,第3電線43,第4電線44,第5電線45,第6電線46,第7電線47,第8電線48から構成されている。以下の説明において、電線を総称する場合には、「電線40」で示す。
8本の電線40は、4本ずつ2群に分割されており、第1電線41,第2電線42,第3電線43,第4電線44を有する第一群40Aと、第5電線45,第6電線46,第7電線47,第8電線48を有する第二群40Bを有する。
一端側においては、第一群40Aの電線40は上側にまとめて束ねられ、第二群40Bの電線40は下側にまとめて束ねられている。シース12は、これら第一群40Aと第二群40Bとに含まれる電線を覆っている。ケーブルの一端(図1の左側)では、シース12から出た電線が、ケーブル11の一端側から見て左側から右側に向かって、上段には第1電線41、第2電線42、第3電線43、第4電線44がこの順に、下段には第5電線45、第6電線46、第7電線47、第8電線48がこの順に配列されている。
図3(A)は第1コネクタ21をケーブル11側から見た正面図であり、図3(B)は第2コネクタ22をケーブル11側から見た正面図である。
図3(A)および図3(B)に示すように、コネクタ20は、内部に平板状のコネクタ基板23を有している。コネクタ基板23は、表面23Aに4個の表面側接続端子30Aを有しており、裏面23Bに4個の裏面側接続端子30Bを有する。
コネクタ基板23の外側をカバー24が覆っている。カバー24は、開口部25を有しており、コネクタ基板23の端部が開口部25から露出されている。カバー24はコネクタ基板23を保護するもので、金属製または樹脂製のものが使用される。樹脂製のカバー24を使用する場合は、コネクタ基板23をシールドするために金属製のシェルでまず基板を覆い、シェルを樹脂製のカバーで覆うのが好ましい。
図3(A)に示すように、第1コネクタ21は表面21aが上面となるように配置されている。したがって、第1コネクタ21をケーブル11側から見ると(図1において矢視A)、コネクタ基板23の表面23A(上面)側に、右から左に向かって順に、第1接続端子31,第2接続端子32,第3接続端子33,第4接続端子34が配置されている。また、コネクタ基板23の裏面23B(下面)側には、右から左に向かって順に、第5接続端子35,第6接続端子36,第7接続端子37,第8接続端子38が配置されている。
図3(B)に示すように、第2コネクタ22は表面22aが下面となるように配置されている。つまり、図3(B)において、第1コネクタ21と第2コネクタ22とは、180度回転対称とされている。
したがって、第2コネクタ22をケーブル11側から見ると(図1において矢視B)、コネクタ基板23の表面23A(下面)側に、左から右に向かって順に、第1接続端子31,第2接続端子32,第3接続端子33,第4接続端子34が配置されている。また、コネクタ基板23の裏面23B(上面)側には、左から右に向かって順に、第5接続端子35,第6接続端子36,第7接続端子37,第8接続端子38が配置されている。
第1コネクタ21の各接続端子30に接続された各電線40は、ケーブル11の内部において、第一群40Aと第二群40Bの電線40が所定の並び順を保ってケーブルの外周側に層状に撚られて配策されている。
図4(A)は第1コネクタ21のコネクタ基板23をケーブル11側の上方から見た斜視図である。図4(A)に示すように、第1コネクタ21のコネクタ基板23において、第1接続端子31には第1電線41の一端側が接続される。同様にして、第2接続端子32には第2電線42の一端側、第3接続端子33には第3電線43の一端側、第4接続端子34には第4電線44の一端側が接続される。
なお、図4(A)においても、第1電線41から第4電線44と同様に、第5電線45から第8電線48の他端側もそれぞれ第5接続端子35から第8接続端子38に接続される。
また、このケーブル11の一端側では、シース12から露出した電線は第一群40Aの電線40の配列面と、第二群40Bの電線40の配列面とが交差しない。
図4(B)はケーブル11の他端が接続された第2コネクタ22のコネクタ基板23をケーブル側の上方から見た斜視図である。前述したように、第2コネクタ22は第1コネクタ21と同一形状であり180度回転して上下逆に配置したものである。このため、コネクタ基板23も図4(A)に示した第1コネクタ21のコネクタ基板23に対して180度回転されており、裏面23Bが上側に位置する。つまり、表面側接続端子30Aが下側に位置し、裏面側接続端子30Bが上側に位置する。
第2コネクタ22のコネクタ基板23においては、電線40はシース12で配置されていた上下位置が反転してコネクタ基板23に接続されている。具体的には、シース12中で上段に配置されていた第1電線41はコネクタ基板23の下側の第1接続端子31に接続されている。また、シース12中で下段に配置されていた第5電線45はコネクタ基板23の上側の第5接続端子35に接続されている。
ケーブル11の一端側から第1コネクタ21および第2コネクタ22を見たとき、第1電線41は、一端側で上段の左側に設けられた第1接続端子31に接続され、他端側では下段の左側に設けられた第1接続端子31に接続することになる。また、第5電線45は、一端側で下段の左側に設けられた第5接続端子35に接続され、他端側では上段の左側に設けられた第5接続端子35に接続することになる。したがって、ケーブル11の他端側において第1電線41および第5電線45の上下位置を入れ替える必要がある。これは、全ての電線40について同様である。
本実施形態に係るケーブル11においては、図4(B)に示すように、他端側の第2コネクタ22の手前側(シース12側)で、対応する第一群40Aの電線40と第二群40Bの電線40同士が上下入れ替えられている。すなわち、第1電線41は第5電線45と、第2電線42は第6電線46と、第3電線43は第7電線47と、第4電線44は第8電線48と上下が入れ替えられている。すなわち、第一群40Aの電線40の配列面と、第二群40Bの電線40の配列面とが、シース12とコネクタ基板23との間で交差している。また、配列面が交差する領域Rでは、第一群40Aの電線40と第二群40Bの電線40とが一本ずつ交互に配列されている。
この状態で各電線40をコネクタ基板23の各接続端子30に接続する。
この状態では、コネクタ基板23の表面23Aが下を向くので、第1接続端子31が図4(B)で見て下の左端に位置する。この第1接続端子31に第1電線41を接続する。順に第1接続端子31の右側へ第2電線42、第3電線43、第4電線44を接続する。
また、この状態ではコネクタ基板23の裏面23Bが上を向くので、第5接続端子35が図4(B)で見て上の左端に位置する。この第5接続端子35に第5電線45を接続する。順に第5接続端子35の右側へ第6電線46、第7電線47、第8電線48を接続する。
また、図5に示すように、第一群40Aの電線40の配列面と第二群40Bの電線40の配列面とが交差した位置(交差した領域P1)において、全ての電線40が一体的に、樹脂53により固定されている。これにより、交差領域P1そのものが固定されるので、第一群40Aの電線40と第二群40Bの電線40とが交差した状態が維持される。樹脂53には紫外線硬化型樹脂などを使用できる。この場合、各電線40が交差した領域P1に紫外線硬化型樹脂を塗り、紫外線を当てて硬化させる。
また、交差領域P1よりも先端側で、第一群40Aの電線40は保護テープ51により固定され、第二群40Bの電線40は保護テープ52により固定されている。これにより、第一群40Aの電線40および第二群40Bの電線40の各線の間隔が維持される。
以上、説明した実施形態にかかるケーブル11によれば、第一群40Aと第二群40Bに分割された電線40が互いに交差されているため、ケーブル11の両端に同一形状のコネクタ基板23を用いることができ、同一形状のコネクタ21,22を用いることができる。
次に、図6に基づいて、他端側である第2コネクタ22の取付け作業を、説明する。なお、一端側の第1コネクタ21には、それぞれの電線40は公知の方法によって、シース12から延出された電線40が二段に並列されてそのまま第1コネクタ21の各接続端子30にそれぞれ接続される。
ケーブル11の他端側では、まず図6(A)に示すように、ケーブル11の他端側のシース12を、所定長さL1だけ取り除いて、他端側の電線40を露出させる。
次いで、図6(B)に示すように、第一群40Aの電線41,42,43,44を平面状に整列して、第二群40Bの電線45,46,47,48を平面状に整列する。
次に、シース端の極近くで第一群40Aの電線40と第二群40Bの電線40とを領域Rにおいて第一群40Aの電線40と第二群40Bの電線40とを一本ずつ交互に配列させ、上下を入れ替えるように交差させる。電線40を交差させたら、各群を交差領域P1よりも先端側でテープを貼って並列状態で固定する。さらに交差領域P1において樹脂53で電線40を固定する。
次に、図6(D)に示すように、上下が逆転した電線40の端部をコネクタ基板23の対応する接続端子30に半田付け等により接続する。このとき、コネクタ基板23は、既に説明したように、一端側の第1コネクタ21と同じものを用いる。なお、各電線40を半田付けした後に各群40A,40Bの電線40を並列固定したテープ51,52を剥がしてもよい。
最後に、図6(E)に示すように、端部近傍においてシース12の上から電線40をかしめてかしめ部14を形成する。これにより、電線40の端部において電線40の端部がほどけないように固定される。
図7は、参考のためにケーブル100において、両端で同一のコネクタ基板104を用いるために、他端側で電線103全体を捻ってコネクタ基板104に接続する方法を示す図である。
図7(A)に示すように、ケーブル100では、まず他端側の編組101を折り返し、シース102を中央側へ移動させて(図7(A)の矢印A)、長さL2だけ電線103を露出させる。
次に、図7(B)に示すように、交差領域P2において電線103全体を捻り、電線103全体の配列を左右反転させる。これにより、両端で電線103の並び順が左右反転することにより、両端に同一のコネクタ基板104を用いることができる。
次に、図7(C)に示すように、コネクタ基板104に電線103を接続する。更に電線103の露出された長さL2が長いため、この露出長L2を短くするためにシース102および編組101を戻して(図7(C)の矢印C1参照)、交差領域P2を覆い隠す。
その後、図7(D)に示すように、端部近傍でシース102の上から電線103をかしめ、かしめ部105を形成する。
図7(A)から図7(D)に示したように、参考例の接続方法においては、電線103全体を捻る必要があるが、全ての電線103を捻るには相応の長さが必要である。全ての電線を捻ることができたとして、捻り返しの力が強く、各電線を捻った状態で固定することが難しかった。無理に捻ろうとすると電線が断線するおそれもあった。
電線40の接続後は露出長さL2が短い方がよい。コネクタに収容する電線の長さが短くなるのでコネクタが小さくてすむ。このため、編組101を折り返したりシース102を移動させた後(図7(A))、編組101やシース102を戻す(図7(C))必要があった。
しかし、編組101やシース102を戻すと、電線103の交差領域2付近がシース102で覆われて、この交差領域P2にかしめ部105が形成されてしまうことがあった。この場合、ケーブルが捻られて、外力がかしめ部105に加わった場合、電線103の交差領域P2に応力が集中して耐屈曲性を低下させる原因となっていた。
図7(A)から(D)に示した参考例のケーブル100と比較して本実施形態に係るケーブル11によれば、第一群40Aと第二群40Bに分割された電線40は、交差した領域Rにおいて第一群40Aの電線40と第二群40Bの電線40とが一本ずつ交互に配列するように交差している。このため、参考例のように全ての電線を捻る場合と比べて各電線40の移動する長さが短い。したがって、電線40の取付作業に必要なスペースが小さくなり、狭い空間でも電線40の取付作業が容易となる。さらに、電線40を捻って移動させる距離が短いので、電線40が元の形状に戻ろうとする力が小さく、捻りやすい。
電線40の露出長さL1を参考例の露出長さL2より短くすることができる。これにより、編組13やシース12を折り返したり移動させたりする必要がないので、接続作業が容易となる。
また、電線40の露出長さL1が短いので、この露出した電線40を覆うためのカバー24やコネクタ21,22から延びるブーツを、短く設定することができる。したがって、端末部分がコンパクトなケーブル11を提供することができる。
編組13やシース12を移動させないので、交差領域P1をシース12の外側でシース12とコネクタ基板23の間に位置させることができる。したがって、シース12の上にかしめ部14を形成しても、交差領域P1に応力が集中することがなく、耐屈曲性の高いケーブル10を提供することができる。例えば、屈曲角度が±95度の屈曲試験において、図7(A)から(D)に示した参考例のケーブル100では2000回程度であった屈曲耐性が、本実施形態に係るケーブル10では10000回程度に向上した。
電線40は第一群40Aおよび第二群40Bにまとめられているため、群ごとにまとめてコネクタ基板23の接続端子30に半田付けすることができる。このため、半田付けの作業効率が向上し、生産性の高いケーブル10を提供することができる。一端側と他端側とで電線40の並び順が変わらないので、電線40の順番を誤って接続端子30に接続する虞が少ない。
以上、本発明をその実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができることは、当業者にとって明らかである。
例えば、上記実施形態のケーブル10では、ケーブル11の両端に取り付けられているコネクタ20が同じものである場合について説明したが本発明はこれに限られない。例えば、コネクタ基板23が共通であれば、それを覆うカバー24が両端で異なる形状のコネクタを電線40の両端に取り付けても良い。
また、上述の実施の形態では、交差させる電線40として同軸電線40を採用した例に挙げて説明したが、編組を備えない絶縁電線15を交差させてもよい。また、ケーブル11として、同軸電線40と絶縁電線15を備えたものを例に挙げて説明したが、これに限られない。同軸電線40のみを有するケーブル11、あるいは絶縁電線15のみをケーブル11を採用してもよい。
また、ケーブルは、両端のコネクタ21,22の間で各電線40が撚られていないストレートケーブルを採用しても良いし、各電線40がまとめて一方向に撚られたケーブルを採用しても良い。いずれの場合でも、いずれか一方の端部において二群に分割された電線を各群で交差させることにより、同一のコネクタ基板を用いてケーブル10を作成することができる。
また、上述の説明では各電線40が一点で交差する例を挙げて説明したが、各電線40が一点で交わらないように各電線40を交差させてもよい。
11:ケーブル、12:シース、13:編組13:かしめ部、20:コネクタ、21:第1コネクタ、21a:突起、22:第2コネクタ、22a:突起、23:コネクタ基板、23A:表面、23B:裏面、24:カバー、25:開口部、30:接続端子、30A:表面側接続端子、30B:裏面側接続端子、31:第1接続端子、32:第2接続端子、33:第3接続端子、34:第4接続端子、35:第5接続端子、36:第6接続端子、37:第7接続端子、38:第8接続端子、40:電線、40A:第一群、40B:第二群、41:第1電線、42:第2電線、43:第3電線、44:第4電線、45:第5電線、46:第6電線、47:第7電線、48:第8電線

Claims (5)

  1. 少なくとも3本の電線と、
    前記電線の両端に設けられる同一形状のコネクタ基板と、を備えたケーブルであって、
    前記コネクタ基板は、表面側接続端子と、裏面側接続端子とを有し、
    前記電線は、前記表面側接続端子に所定の配列で接続される第一群と、前記裏面側接続端子に所定の配列で接続される第二群とに分割されており、
    前記ケーブルの一端側では、第一群の前記電線の配列面と第二群の前記電線の配列面とが交差せず、
    前記ケーブルの他端側では、第一群の前記電線の配列面と第二群の前記電線の配列面とが交差している、ケーブル。
  2. 前記第一群の前記電線の配列面と前記第二群の前記電線の配列面とが交差した領域では、前記第一群の前記電線と前記第二群の前記電線とが一本ずつ交互に配列されている請求項1に記載のケーブル。
  3. 前記電線の前記配列面が交差した領域が固定されている、請求項1または2に記載のケーブル。
  4. 前記配列面が交差した状態で前記第一群の電線の間隔または前記第二群の電線の間隔が固定されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のケーブル。
  5. 両端の前記コネクタ基板の間において、前記電線はシースで覆われており、
    前記配列面が交差した領域は、前記シースと前記コネクタ基板との間に位置している、請求項1から4のいずれか一項に記載のケーブル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10103505B1 (en) 2017-03-30 2018-10-16 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Cable with connectors

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