JP2013206332A - 仮想三次元空間上の操作オブジェクトを用いたコンテンツ表示プログラム、装置及び方法 - Google Patents

仮想三次元空間上の操作オブジェクトを用いたコンテンツ表示プログラム、装置及び方法 Download PDF

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絵美 明堂
Yusuke Uchida
祐介 内田
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茂之 酒澤
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Abstract

【課題】同時進行で複数系列のコンテンツを閲覧すると共に、類似するコンテンツを直感的に理解できるコンテンツ表示プログラム等を提供することを目的とする。
【解決手段】操作オブジェクトは、複数の第1のコンテンツが第1の回転軸の周囲に連続する主オブジェクトと、複数の第2のコンテンツが第2の回転軸の周囲に連続する従オブジェクトとを有する。ディスプレイに対するポインタの位置に応じて、主オブジェクトを回転させる第1のステップと、従オブジェクトにおける複数の第2のコンテンツの中から、主オブジェクトにおける所定注目位置の第1のコンテンツに対して所定関連条件を有する関連コンテンツを導出する第2のステップと、第1のコンテンツの所定注目位置に対して第2のコンテンツの関連コンテンツの位置が隣接するように、従オブジェクトを移動及び/又は回転させる第3のステップとを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のコンテンツを1つの画面に表示する技術に関する。
従来、例えば、デジタルカメラ、スマートフォン及びカメラ機能付き携帯電話機のような電子機器によって、大量のデジタル写真画像が撮影されている。これらのデジタル写真画像を、視認範囲の限られる表示画面上に表示するサムネイル表示の技術がある。サムネイル(thumbnail)表示とは、一定の大きさに縮小した矩形の画像を並べて表示する技術をいう。サムネイル表示を閲覧することにより、効率よく大量の画像の内容を確認することができ、視認スピードの向上を図ることができる。
サムネイル表示の技術として、Google Picasa(登録商標)が提供する「タイムライン表示」がある(例えば非特許文献1参照)。このタイムライン表示は、奥行のある円の上に、画像フォルダを並べたサムネイル表示である。円を回すことによって、着目している画像フォルダよりも、作成日時が新しい画像フォルダ及び作成日時が古い画像フォルダを、直感的操作で選択きる。選択した画像フォルダをクリックすることによって、そのフォルダ内の複数の画像を順番に表示させるスライドショーが開始される。
また、仮想三次元空間を想定した写真閲覧の技術がある(例えば特許文献1参照)。ここでは、半球の断面の中心を観測者の視点とする仮想三次元空間を想定する。仮想三次元空間は、観測者の視点を中心として、円の半径方向に時間軸を、円周方向に方位軸を有する。写真の撮像日時及び撮像位置に基づき、仮想三次元空間上の写真描画位置を特定し、視点からの写真描画位置までの距離に比例した大きさで写真を表示させる。
情報管理装置に記憶された画像ファイルに対して、表示画面上で操作をすることにより、簡易に目的の画像を検索する技術がある(例えば特許文献2参照)。この技術によれば、画像ファイルに対応するサムネイルファイルを表示画面上に表示して、サムネイルファイルに対する操作を介して画像ファイルを検索する。各サムネイルファイルの画像は、互いに一部を重ね合わせて、立体的に表示される。このとき、注目しているサムネイルファイルが画面手前に表にされる。立体的表示によって、より多くのサムネイルファイルを表示画面上に表示できることから、所望するサムネイルファイルに対応する画像ファイルを迅速に検索することができる。
更に、携帯機器のような小型の機器によって、大量の画像の中から目的の画像を検索する際に、操作性を向上させる技術がある(例えば特許文献3参照)。この技術によれば、小型のボタン、キー又はタッチパネルを備えた小型機器の表示画面に、複数グループの画像に対応するアイコンを表示し、指先の操作によってアイコンを直感的に操作することで、目的の画像を迅速に検索することができる。このとき、注目グループのアイコンは、画面手前に表示される。
更に、Facebook(登録商標)、mixi(登録商標)、GREE(登録商標)といったSNS(Social Networking Service)には、写真投稿及び閲覧機能があり、各個人の写真を単純なサムネイル又はスライドショーで閲覧することができる。また、他人が投稿した写真を見ることもできる。投稿者は、写真の説明情報を写真毎に付与することができ、また、投稿された写真に他人がコメントを付与することもできる。
更に、検索画像の画像特徴量に類似する、コンテンツの画像特徴量を検索し、当該検索画像と、検索結果のコンテンツとを、タイムライン表示する技術もある(例えば特許文献4参照)。
特開2011−186565号公報 特開2000−105772号公報 特開2009−129142号公報 特開2011−223327号公報
Picasa3.9、[online]、[平成24年3月5日検索]、インターネット<URL:http://www.geocities.jp/ogino2600x/photo/free85-1.jpg> Shintaro Funasawa, Hiromi Ishizaki, Keiichiro Hoashi, YasuhiroTakishima, Jiro Katto, "Automated Music SlideshowGeneration Using Web Images based on Lyrics", ISMIR 2010(International Society for Music Information Retrieval Conference)
特許文献1に記載された技術によれば、X軸、Y軸及びZ軸に、各写真の意味を対応させている。しかしながら、実際の画像表示では、方位がある範囲に収まる画像を直線状に配置している。そのため、例えば時間については直線上に配置されているに過ぎない。また、特許文献1から3及び非特許文献1に記載された技術によれば、注目している写真と関連する写真を発見し、閲覧することまではできない。更に、特許文献4に記載された技術によれば、検索画像に類似するコンテンツがタイムラインに表示されているが、グループ化されたコンテンツ群同士を比較するようなものではない。一方で、近年普及しているSNSのように、ユーザ毎にコンテンツ群が閲覧されるような場合がある。
ここで、発明者らは、第1のコンテンツ群及び第2のコンテンツ群を表示すると共に、特定の第1のコンテンツに関連する第2のコンテンツを紐づけて閲覧させることが好ましいと考えた。
そこで、本発明は、同時進行で複数系列のコンテンツを閲覧すると共に、系列間で類似するコンテンツを直感的に理解することができるコンテンツ表示プログラム、装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、操作オブジェクトを画面に表示するディスプレイを備える装置に搭載されたコンピュータに実行させるコンテンツ表示プログラムにおいて、
操作オブジェクトは、複数の第1のコンテンツが第1の回転軸の周囲に連続する主オブジェクトと、複数の第2のコンテンツが第2の回転軸の周囲に連続する従オブジェクトとを有し、
ディスプレイに対するポインタの位置に応じて、主オブジェクトを回転させる第1のステップと、
従オブジェクトにおける複数の第2のコンテンツの中から、主オブジェクトにおける所定注目位置の第1のコンテンツに対して所定関連条件を有する関連コンテンツを導出する第2のステップと、
第1のコンテンツの所定注目位置に対して第2のコンテンツの関連コンテンツの位置が隣接するように、従オブジェクトを移動及び/又は回転させる第3のステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のコンテンツ表示プログラムにおける他の実施形態によれば、第1のステップについて、第1の回転軸に対して第2の回転軸は、異なる方向を有するようにコンピュータに実行させることも好ましい。
本発明のコンテンツ表示プログラムにおける他の実施形態によれば、第1のステップについて、第1の回転軸に対して第2の回転軸は、略垂直の角度を有するようにコンピュータに実行させることも好ましい。
本発明のコンテンツ表示プログラムにおける他の実施形態によれば、
主オブジェクト及び従オブジェクトは、回転対称体であって、
第1のコンテンツは、コンテンツの表示位置範囲の中点を通る法線が第1の回転軸に対して略垂直であるように連続しており、
第2のコンテンツは、コンテンツの表示位置範囲の中点を通る法線が第2の回転軸に対して略平行であるように連続している
ようにコンピュータに実行させることも好ましい。
本発明のコンテンツ表示プログラムにおける他の実施形態によれば、
第2のステップにおける所定関連条件とは、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツについて、コンテンツ(画像/タグ)類似度が最も高い、撮影時刻が最も近い、及び/又は、位置が最も近いことに基づくものであるようにコンピュータに実行させることも好ましい。
本発明のコンテンツ表示プログラムにおける他の実施形態によれば、
主オブジェクトの各コンテンツに、過去に関連付けられた従オブジェクトのコンテンツの識別子が付与されており、
第2のステップは、主オブジェクトのコンテンツに付与された過去のコンテンツの識別子と一致しない第2のコンテンツ(及び異なる従オブジェクト)の中から、関連コンテンツを導出する
ようにコンピュータに実行させることも好ましい。
本発明のコンテンツ表示プログラムにおける他の実施形態によれば、ディスプレイに対するポインタの所定操作によって、従オブジェクトを主オブジェクトとし、主オブジェクトを従オブジェクトとするように、互いを入れ替えるようにコンピュータに実行させることも好ましい。
本発明のコンテンツ表示プログラムにおける他の実施形態によれば、
主オブジェクトが、その位置及び回転軸を従オブジェクトの位置及び回転軸へ向けて、時間経過に応じて、画面から見て従オブジェクトの前方を通って遷移すると同時に、
従オブジェクトが、その位置及び回転軸を主オブジェクトの位置及び回転軸へ向けて、時間経過に応じて、画面から見て主オブジェクトの後方を通って遷移する
ことによって互いに入れ替わるようにコンピュータに実行させることも好ましい。
本発明のコンテンツ表示プログラムにおける他の実施形態によれば、
複数の主オブジェクト及び従オブジェクトは、ディスプレイの画面中における表示状態又は非表示状態とに区分されており、
ディスプレイに対するポインタの所定操作によって、表示状態の主オブジェクトを、画面外へ移動させると共に、表示状態の従オブジェクトが、画面外へ移動し、
主オブジェクトが画面外へ移動すると共に、他の主オブジェクトが、画面内へ移動し、画面中に表示される表示状態となると同時に、他の従オブジェクトが、画面内へ移動を開始し、画面中に表示される表示状態となる
ようにコンピュータに実行させることも好ましい。
本発明のコンテンツ表示プログラムにおける他の実施形態によれば、
第2のステップについて、主オブジェクトの所定注目位置の第1のコンテンツに対して、従オブジェクトの全ての第2のコンテンツにおける、コンテンツ類似度が所定閾値以下である、撮影時刻が所定時間間隔以上である、又は、位置が所定距離以上である場合、当該従オブジェクトを主オブジェクトから離隔させて、画面中に表示されない非表示状態とし、
逆に、主オブジェクトの所定注目位置の第1のコンテンツに対して、従オブジェクトの全ての第2のコンテンツにおける、コンテンツ類似度が所定閾値よりも高い、撮影時刻が所定時間間隔以内である、又は、位置が所定距離以内である非表示状態の他の従オブジェクトを表示状態とし、当該従オブジェクトを主オブジェクトに接近させるように配置する
ようにコンピュータに実行させることも好ましい。
本発明のコンテンツ表示プログラムにおける他の実施形態によれば、ディスプレイに対するポインタの所定操作によって、従オブジェクトの回転軸の位置を固定し、当該従オブジェクトの画面中の表示状態を固定的に維持するようにコンピュータに実行させることも好ましい。
本発明によれば、操作オブジェクトを画面に表示するディスプレイを備えるコンテンツ表示装置において、
操作オブジェクトは、複数の第1のコンテンツが第1の回転軸の周囲に連続する主オブジェクトと、複数の第2のコンテンツが第2の回転軸の周囲に連続する従オブジェクトとを有し、
ディスプレイに対するポインタの位置の移動に応じて、主オブジェクトを回転させる主オブジェクト回転手段と、
従オブジェクトにおける複数の第2のコンテンツの中から、主オブジェクトにおける所定注目位置の第1のコンテンツに所定条件で関連する関連コンテンツを、関連コンテンツとして導出する関連コンテンツ導出手段と、
第1のコンテンツの所定注目位置に対して第2のコンテンツの関連コンテンツの位置が隣接するように、従オブジェクトを移動及び/又は回転させる従オブジェクト移動回転手段と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、操作オブジェクトを画面に表示するディスプレイを備える装置におけるコンテンツ表示方法において、
操作オブジェクトは、複数の第1のコンテンツが第1の回転軸の周囲に連続する主オブジェクトと、複数の第2のコンテンツが第2の回転軸の周囲に連続する従オブジェクトとを有し、
ディスプレイに対するポインタの位置の移動に応じて、主オブジェクトを回転させる第1のステップと、
従オブジェクトにおける複数の第2のコンテンツの中から、主オブジェクトにおける所定注目位置の第1のコンテンツに所定条件で関連する関連コンテンツを、関連コンテンツとして導出する第2のステップと、
第1のコンテンツの所定注目位置に対して第2のコンテンツの関連コンテンツの位置が隣接するように、従オブジェクトを移動及び/又は回転させる第3のステップと
を有することを特徴とする。
本発明のコンテンツ表示プログラム、装置及び方法によれば、同時進行で複数系列のコンテンツを閲覧すると共に、系列間で類似するコンテンツを直感的に理解することができる。
本発明における主オブジェクト及び従オブジェクトに関する説明図である。 本発明における主オブジェクト及び従オブジェクトの基本動作に関する説明図である。 ユーザの操作におけるリンクマークの変化を表す説明図である。 本発明における従オブジェクトの移動を表す説明図である。 本発明におけるコンテンツ表示装置の機能構成図及びコンテンツ表示プログラムのフロー図である。 本発明における主オブジェクト及び従オブジェクトの回転軸の説明図である。 本発明における関連画像導出に関する第1の説明図である。 本発明における関連画像導出に関する第2の説明図である。 本発明における主オブジェクトと従オブジェクトとの入れ替えを表す説明図である。 本発明における従オブジェクトの表示状態及び非表示状態を表す説明図である。 本発明における主オブジェクトの入れ替えを表す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明における主オブジェクト及び従オブジェクトに関する説明図である。
図1によれば、ディスプレイには、操作オブジェクトとして、主オブジェクト11と、従オブジェクト12a及び従オブジェクト12bが表示されている。これらオブジェクトは、仮想三次元空間に存在する立体である。主オブジェクト11には、複数の第1のコンテンツの群を並べ、従オブジェクト12a及び従オブジェクト12bも、それぞれ複数の第2のコンテンツの群を並べる。ここで、コンテンツとは、動画像であってもよいし、静止画像であってもよい。静止画像としては、写真画像、文字画像又はこれらの組み合わせを含むものであってもよい。
また、各オブジェクトに並べられたコンテンツの方向は、垂直方向、水平方向又は放射方向のいずれであってもよい。例えば、図1における従オブジェクト12aのコンテンツは、回転軸を考慮して放射方向に並べられており、従オブジェクト12bのコンテンツは、ユーザの見やすさを考慮して、水平方向(コンテンツの辺とディスプレイの辺とが平行となる)に並べられている。
更に、従オブジェクト12bに並べられたコンテンツは、注目すべきコンテンツから離れるほど、コンテンツ同士の間隔が短くなっている。これによって、ユーザに対して注目させるべきコンテンツが目立つと共に、それから離れるコンテンツは目立たなくなる。
複数のコンテンツを並べた各オブジェクトは、属性として「種別」を有する。種別とは、例えば「ユーザ本人」、「友人」又は「他人」のように「ユーザ毎」であってもよい。コンテンツが写真画像である場合、その撮影者を意味するものであってもよい。また、ユーザに限られず、「花」、「空」又は「緑」のようにコンテンツが表す「テーマ毎」であってもよい。
各オブジェクトの複数のコンテンツは、「系列」に従って、連続して並べられるものであってもよい。系列には、例えば「撮影日時順」、「撮影位置毎」、「アップロードされた順」又は「写真中の支配的な色を色相環に並べた順」がある。支配的な色(ドミナントカラー(dominant color)とは、配色全体の印象を支配する色のことをいう。支配的な色は、写真のカラ―ヒストグラムを作成し、ヒストグラム曲線の各最大値に対応する色を導出することによって得られる。尚、無彩色は色相環の特定の場所に配置してもよい。
主オブジェクトについて、種別「ユーザ本人」及び系列「撮影日時順」と指定した場合、主オブジェクト11には、ユーザ本人が撮影した写真画像が、撮影日時順に並べて表示される。また、各従オブジェクトについても、種別「SNS上の知人」及び系列「撮影日時順」と指定することもできる。
従オブジェクトの種別を直感的に理解しやすくするために、種別を表すイラストが、「種別マーク」として、オブジェクトの中心に描画されることも好ましい。図1によれば、。従オブジェクトの中心部分に、SNS上の知人におけるプロフィール画像が描画されている。図1によれば、主オブジェクトの種別を「ユーザ本人」、従オブジェクトの種別を「知人」とし、数人が一緒に旅行した時の写真画像が表示されている。
図2は、本発明における主オブジェクト及び従オブジェクトの基本動作に関する説明図である。
図2によれば、ディスプレイには、操作オブジェクトとして、主オブジェクト11と、従オブジェクト12a、従オブジェクト12b及び従オブジェクト12cとが表示されている。主オブジェクト11は、第1の回転軸111を有し、回転軸を中心として回転する。主オブジェクト11の第1の回転軸の周囲には、複数の第1のコンテンツが連続して並べられている。また、従オブジェクト12aも、第2の回転軸12a1を有し、回転軸を中心として回転する。従オブジェクト12aの第2の回転軸の周囲にも、複数の第2のコンテンツが連続して並べられている。従オブジェクト12b及び従オブジェクト12cについても、従オブジェクト12aと同様である。図2(a)->図2(b)によれば、主オブジェクト11に対するユーザの操作に応じて、複数の従オブジェクト12も回転することが表されている。
主オブジェクト11の第1の注目位置にあるコンテンツに対して、所定関連条件を有する従オブジェクト12cの関連コンテンツが、最も近い位置に表示される。
主オブジェクト11の第2の注目位置にあるコンテンツに対して、所定関連条件を有する従オブジェクト12aの関連コンテンツが、最も近い位置に表示される。
主オブジェクト11の第3の注目位置にあるコンテンツに対して、所定関連条件を有する従オブジェクト12bの関連コンテンツが、最も近い位置に表示される。
ここで、所定関連条件を「撮影時刻の近さ」とした場合、撮影時刻の近いコンテンツ同士が最も近い位置に表示されるように、主オブジェクトの回転と同時に、従オブジェクトも回転する。
また、図2によれば、主オブジェトの注目位置のコンテンツと、従オブジェクトの関連コンテンツとが、所定関連条件を有することを意味するリンクマークが表示されている。
従オブジェクト12cの「花」のコンテンツは、主オブジェクト11の第1の注目位置の「花」のコンテンツに対して最も近くに配置され、リンクマークによって結ばれている。

従オブジェクト12aの「飛行機」のコンテンツは、主オブジェクト11の第2の注目位置の「飛行機」のコンテンツに対して最も近くに配置され、リンクマークによって結ばれている。
従オブジェクト12bの「蕎麦」のコンテンツは、主オブジェクト11の第3の注目位置の「蕎麦店」のコンテンツに対して最も近くに配置され、リンクマークによって結ばれている。
図2によれば、主オブジェクトの1つの注目位置のコンテンツ(第1のコンテンツ)に対して、1つの従オブジェクトの1つの関連コンテンツ(第2のコンテンツ)が結びつけられている。これに対し、複数の従オブジェクトにおける複数の関連コンテンツが結びつけられていてもよい。この場合、表示画面としては、主オブジェクトの両側に従オブジェクトが配置されることが好ましい。これによって、主オブジェクトの1つの注目位置の第1のコンテンツに対して、最大2つの従オブジェクトの関連コンテンツを結びつけることができる。
尚、図1及及び図2によれば、2個及び3個の従オブジェクトが表示されているが、勿論、従オブジェクトは、4個以上表示されるものであってもよい。従オブジェクトの個数に応じて、各従オブジェクトは、主オブジェクトの注目位置の第1のコンテンツに対して、最も近くに表示されるように配置される。勿論、従オブジェクト同士が重畳し、一方の従オブジェクトが他方の従オブジェクトよりも、手前に表示されるものであってもよい。このとき、従オブジェクトに予め優先度が付与されたものであることも好ましい。この場合、優先度が高い従オブジェクトが手前に表示される。また、重畳する部分については、手前の従コンテンツを透過させて、裏手の従コンテンツが見えるようにしたものであってもよい。
図3は、ユーザの操作におけるリンクマークの変化を表す説明図である。
図3によれば、ユーザの操作によって、リンクマークが伸びて、オブジェクト同士を結んでいる。従オブジェクトの関連コンテンツを、主オブジェクトの注目位置の第1のコンテンツの最も近くに表示できない場合、できる限りリンクマークで結ぶ。その場合であっても、従オブジェクトの関連コンテンツは、可能な限り、主オブジェクトの第1のコンテンツの近くに配置することが好ましい。
また、主オブジェクトを回転させている間は、リンクマークが消え、従オブジェクトは停止していてもよい。主オブジェクトの回転速度が所定以下になったときに、従オブジェクトは少ない動きで済む方向に回転を開始するものであってもよい。関連コンテンツが、所定注目位置にある第1のコンテンツと隣接する位置に移動した際に、リンクマークを表示する。
尚、本発明によれば、主オブジェクトの1つの注目位置のコンテンツに対し、従オブジェクトの1つの第2のコンテンツを関連付けることを基本としている。これに対し、主オブジェクトの1つのコンテンツに対し、従オブジェクトの複数のコンテンツを関連させてもよい。この場合、複数のリンクマークが表示されることとなる。但し、リンクマーク同士が交差しないように、当該リンクマークの長さ及び配置を制限することが好ましい。
従オブジェクトも、所定操作によって回転させることができるが、この場合には、主オブジェクトが連動して回転するとは限らない。同様に、その他の従オブジェクトが連動して移動及び/又は回転するとも限らない。従オブジェクトを操作して回転させた後、一定時間操作されない場合、その従オブジェクトは、回転して元の位置に戻るものであってもよい。これにより、従オブジェクトの系列を簡易に閲覧することができる。
主オブジェクト及び従オブジェクトの立体は、回転対称体であってもよい。回転対称体は、nを2以上の整数としたときに、軸の周りを(360/n)度回転させると自らと重なる性質を有する立体をいう。回転対称体は、筒形状であっても、球状であっても、いわゆる「ドーナツ型」であるトーラス形状であっても、円柱であっても、多面体であってもよい。
図4は、本発明における従オブジェクトの移動を表す説明図である。
図4によれば、従オブジェクト12は、図2のように回転軸を中心として回転するだけでなく、回転軸とは異なる方向を通る面上を平行移動する。図4(a)は、前述した図2(a)と同じ状態である。次の図4(b)によれば、主オブジェクト11に対するユーザの操作に応じて、従オブジェクト12a及び12bが、ディスプレイの外へ向かって平行移動している。
ここで、従オブジェクト12は、ディスプレイに対するポインタの所定操作によって、回転軸の位置が固定されるものであってもよい。図4によれば、従オブジェクト12cは、回転軸の位置が固定されており、移動はせず、回転するのみとなっている。回転軸の位置の固定は、ピンマーク122によってディスプレイに表示されるものであってもよい。
ここで、回転軸の固定/可動の操作は、従オブジェクト12に対するユーザのクリックによって、ピンマーク122の「有効」/「無効」を切り替えるものであってもよい。例えば、ピンマーク122の「有効」の場合、塗りつぶしで表示され、回転軸の位置を固定する。また、ピンマーク122の「無効」の場合、塗りつぶし無しで表示され、回転軸の位置を可動とする。
図4によれば、従オブジェクト12a及び12bは、ピンマーク122が無効となっており、回転及び平行移動もする。一方で、従オブジェクト12cは、ピンマーク122が有効となっており、移動することなく、回転のみする。
他の実施形態として、複数の従オブジェクトにピンマーク122が表示されているとき、1つの従オブジェクトのピンマーク122を「有効」にすると、他の従オブジェクトのピンマーク122も連動して「有効」になるものであってもよい。「有効」になっているピンマーク122を「無効」に切り替えるには、それぞれのピンマーク122をクリックすることによって、個別に操作することができる。
また、他の実施形態として、ピンマーク122が「有効」となっている従オブジェクト12は、主オブジェクト11に合わせて回転する場合に、関連コンテンツがない場合、回転せずに停止したままとなるものであってもよい。
結果的に、ピンマーク122が有効になっている従オブジェクトと、無効になっている従オブジェクトとが混在する場合、ピンマーク122が無効になっている従オブジェクトのみが平行移動する。平行移動によって従オブジェクト同士が重なる場合には、ピンマーク122が無効になっている従オブジェクトが、有効になっている従オブジェクトの背面を通って移動するものとする。このときに、ピンマーク122が有効になっている従オブジェクトのコンテンツの色を明るくして彩度を下げることで、重なった時に区別がつくようにしてもよい。
図5は、本発明におけるコンテンツ表示装置の機能構成図及びコンテンツ表示プログラムのフロー図である。
図5によれば、コンテンツ表示装置1は、入出力インタフェース部100と、主オブジェクト回転部101と、関連コンテンツ導出部102と、従オブジェクト移動回転部103とを有する。入出力インタフェース部100を除くこれら機能部は、装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって、実現できる。プログラムの処理の流れは、S21からS23のシーケンスによっても示される。このシーケンスは、コンテンツ表示方法としても実行できる。
入出力インタフェース部100は、例えばタッチパネルディスプレイであって、ポインタの位置は、指の接触位置によって示されるものである。また、指の接触を感知しない一般的なディスプレイであってもよく、この場合、マウスのようなポインティングデバイスによってポインタによって示される。
主オブジェクト回転部101は、入出力インタフェース100(ディスプレイ)に対するポインタの位置の移動を入力し、これに応じて、主オブジェクト11を回転させる。入力操作は、主オブジェクト11に対するドラッグ操作又はそれに類する操作である。
主オブジェクト11の回転軸の周囲に連続している第1のコンテンツには、1つ以上の所定注目位置がある。主オブジェクト11の回転によって、ディスプレイに表示されている所定注目位置にある第1のコンテンツが変更される。新たに所定注目位置に移動した第1のコンテンツは、関連コンテンツ導出部102へ出力される。
関連コンテンツ導出部102は、所定注目位置にある第1のコンテンツを入力する。そして、関連コンテンツ導出部102は、従オブジェクト12における複数の第2のコンテンツの中から、主オブジェクト11における所定注目位置にある第1のコンテンツに対して所定関連条件を有する第2のコンテンツを、関連コンテンツとして導出する。関連コンテンツは、従オブジェクト移動回転部103へ出力される。
従オブジェクト移動回転部103は、関連コンテンツを入力する。そして、従オブジェクト移動回転部103は、第1のコンテンツの所定注目位置に対して第2のコンテンツの関連コンテンツの位置が隣接するように、従オブジェクト12を移動及び/又は回転させる(前述した図2及び図4参照)。
図6は、本発明における主オブジェクト及び従オブジェクトの回転軸の説明図である。
図6(a)及び(b)によれば、主オブジェクト11の第1の回転軸111に対して、従オブジェクト12の第2の回転軸121は、異なる方向を有する。ここで、第1の回転軸に対して第2の回転軸は、略垂直の角度を有するものであってもよい。勿論、これに限られず、±45度以上異なる角度に設定するものであってもよい。
主オブジェクト11及び従オブジェクト12の回転対称体は、図6(a)及び(b)のように外周面上と軸垂直面を有する形状となる。複数の第1のコンテンツは、主オブジェクト11の外周面上に連続している。また、複数の第2のコンテンツは、従オブジェクトの第2の回転軸121に対して垂直な面である軸垂直面上に連続している。
図6(a)によれば、第1のコンテンツの表示位置範囲の中点を通る法線と、回転軸111とは、略垂直の角度をなす。「法線」とは、曲面上の一点を通り、この点における接平面に垂直な直線をいう。図6(a)によれば、主オブジェクトの外周形状が、球状又はトーラス形状のように曲面からなる場合、コンテンツは曲面上に表示される。コンテンツの表示位置範囲の中点を通る法線は、この中点における接平面に対して垂直な直線となる。
図6(b)によれば、第2のコンテンツの表示位置範囲の中点を通る法線と、回転軸121とは、略平行の角度をなす。従オブジェクトにおけるコンテンツの表面が曲面からなる場合であっても、コンテンツは法線に基づいて曲面上に表示される。
図7は、本発明における関連コンテンツを導出する第1の説明図である。
図7によれば、従オブジェクト12cにおける複数の第2のコンテンツの中から、主オブジェクト11における所定注目位置の第1のコンテンツに対して所定関連条件を有する第2のコンテンツを、関連コンテンツとして導出する。
ここで、「所定関連条件」は、「コンテンツ類似度」が最も高いものであってもよい。「コンテンツ類似度」について、例えばコンテンツが「画像」であるとき、カラーレイアウト記述子に基づいて算出されるものであってもよい。対象コンテンツは、RGB(Red Green Blue)又はYUV(輝度信号(Y),輝度信号と青色成分の差(U),輝度信号と赤色成分の差(V))のような色空間に変換される。変換されたコンテンツは、それぞれ64(8×8)の小ブロックに分割され、8×8のサムネイルアイコンが生成される。このサムネイルアイコンに対して、二次元離散コサイン変換(DCT(Discrete Cosine Transform))が施され、各色成分の変換係数が求められる。変換係数はジグザグスキャンにより一次元配列化され、そこから少数の低周波係数を取り出した上で、係数を量子化する。これによって、カラーレイアウト記述子が自動生成される。そして、算出されたカラーレイアウト記述子同士の距離に基づいて、コンテンツ類似度が算出される。
また、「コンテンツ類似度」について、例えばコンテンツに予め付与されたタグや文章を用いるものであってもよい。コンテンツに文章が付与されている場合、予め形態素解析によって単語を導出しておき、タグとして用いることもできる。ここで、コンテンツに付与されたタグ同士を比較し、同一タグがあれば類似度が高いと判定される。また、同一タグが複数存在するほど、コンテンツ同士の類似度が高くなる。ここで、タグ間の類義語や共起確率も考慮することも好ましい。また、重要度の低いタグの重みを低くすることもできる。更に、コンテンツに付与された文章同士の場合、ベクトル空間法による文書類似度の算出を用いることもできる。また、例えば、歌詞のような文章と、タグのような単語との間でも、類似度を導出することができる(例えば非特許文献2参照)。この場合、主オブジェクトに歌詞を表示し、従オブジェクトに写真を表示することもできる。絵日記や写真付きブログ(主オブジェクト)に対して、関連コンテンツ(従オブジェクト)を導出する場合、画像コンテンツの上に文字コンテンツが重畳されていてもよい。尚、関連コンテンツの導出は、画像類似度及びタグ類似度を組み合わせてもよい。例えば、同じタグや類似のタグ、共起確率の高いタグを持つコンテンツを絞りこみ、そのコンテンツの中から類似画像を計算してもよい。
注目位置の第1のコンテンツに対して、コンテンツ類似度が最も高い第2のコンテンツcが関連コンテンツとして導出される。従オブジェクト12aは、注目位置の第1のコンテンツに対して、第2のコンテンツcが隣接するように移動及び/又は回転する。
また、「所定関連条件」は、「撮影位置」の近さとしてもよい。コンテンツ取得時に、あわせてGPS(Global Positioning System)情報を取得し、所定注目位置の第1のコンテンツに対して撮影位置が最も近い第2のコンテンツを、関連コンテンツとして導出するものであってもよい。
図8は、本発明における関連コンテンツを導出する第2の説明図である。
図8によれば、従オブジェクト12bにおける複数の第2のコンテンツの中から、主オブジェクト11における所定注目位置の第1のコンテンツに対して所定関連条件を有する第2のコンテンツを、関連コンテンツとして導出する。ここで、「所定関連条件」とは、「撮影時刻」が最も近いことであるとする。
図8によれば、注目位置の第1のコンテンツの撮影時刻は、「3月3日15:00」である。そのために、「3月3日15:10」を撮影時刻とする第2の画像bが、関連コンテンツとして導出される。従オブジェクト12bは、注目位置の第1のコンテンツに対して、第2のコンテンツbが隣接するように移動及び/又は回転する。
ここで、所定関連条件を「日時」の近さとして、数年前の同じ時期の「日」呼び「時」を含むものとしてもよい。
また、「所定関連条件」は、複数条件の組み合わせであってもよい。例えば、前述した「コンテンツ類似度(画像/タグ)」、「撮影位置の近さ」及び「撮影時刻の近さ」を組み合わせたものであってもよい。また、所定関連条件を有するコンテンツは複数導出されてもよいが、その場合には、予め優先順位を決定しておく。
更に、関連性が低いコンテンツが導出されることを防ぐために、閾値を設けることも好ましい。これによって、閾値以下のコンテンツは導出しないようにすることができる。
他の実施形態として、主オブジェクトの各コンテンツに、過去に関連付けられた従オブジェクトのコンテンツの識別子を付与することも好ましい。その上で、関連コンテンツを導出する際に、主オブジェクトのコンテンツに付与された過去のコンテンツの識別子と一致しない関連コンテンツ(及び異なる種別及び系列の関連コンテンツ)を導出するようにする。即ち、主オブジェクトのコンテンツに対して、常に同一の関連コンテンツが導出されないようにする。これによって、異なる種別及び系列の従オブジェクトが、可能な限り、閲覧対象として表示される。
図9は、本発明における主オブジェクトと従オブジェクトとの入れ替えを表す説明図である。
ディスプレイに対するポインタの所定操作によって、従オブジェクト12を主オブジェクトとし、主オブジェクト11を従オブジェクトとするように、互いを入れ替えることができる。
図9(a)によれば、ディスプレイに対するポインタの所定操作によって、従オブジェクト12は、入れ替えの指示を受ける。所定操作は、例えば従オブジェクトに対するクリック(タップ)、ダブルクリック、フリック又はドラッグであってもよい。
図9(b)〜(d)は、主オブジェクト11と従オブジェクト12との入れ替えの状態を表す。主オブジェクト11は、その位置及び回転軸を、従オブジェクト12の位置及び回転軸へ向けて、時間経過に応じて、画面から見て従オブジェクト12の前方を通って遷移する。これと同時に、従オブジェクト12は、その位置及び回転軸を、主オブジェクト11の位置及び回転軸へ向けて、時間経過に応じて、画面から見て主オブジェクト11の後方を通って遷移する。
図9のように、従オブジェクトが主オブジェクトの右側にある場合は、従オブジェクトは画面に対して90度回転し、主オブジェクトは画面に対して−90度回転する。これに対して、従オブジェクトが主オブジェクトの左側にある場合は、回転方向は逆となる。
主オブジェクト11と従オブジェクト12との入れ替えに伴い、従オブジェクトでは軸垂直面に連続していたコンテンツ(図9(a))は、主オブジェクトでは外周面上連続する(図9(d))ようになる。このとき、コンテンツは、軸垂直面から徐々に外周面上に移動してもよいし、主オブジェクト11と従オブジェクト12との入れ替え中は、軸垂直面と外周面上とに同じコンテンツが表示されていてもよい。
図10は、本発明における従オブジェクトの表示状態及び非表示状態を表す説明図である。
図10によれば、従オブジェクトは複数あって、ディスプレイの画面中に表示状態になっているものと、非表示状態になっているものとがある。ここでは、従オブジェクト12a及び従オブジェクト12cが、ディスプレイの画面中に表示されている。
一方、従オブジェクト12bは、ディスプレイの画面中に表示されていない。これは、従オブジェクト12bの全ての第2のコンテンツは、主オブジェクト11の所定注目位置の第1のコンテンツに対して、コンテンツ類似度が所定閾値以下であるか、撮影時刻が所定時間間隔以上となっているためである。そこで、従オブジェクト12bは、主オブジェクト11から離隔し、画面中に表示されない非表示状態となっている。
従オブジェクト12bの第2のコンテンツの中に、主オブジェクト11の所定注目位置の第1のコンテンツに対して、コンテンツ類似度が所定閾値よりも高いか、撮影時刻が所定時間間隔以内となっているものがあれば、従オブジェクト12bは、主オブジェクト11に接近させるように配置され、表示状態となる。
尚、1つの回転体に並べる画像の枚数が多くなったとき、円周を長くして全画像を配置してもよいし、一定枚数しか表示しないようにしてもよい。また、図10のように、回転体の一部を、画面の外に出して見えないようにし、そこには画面に表示されていない系列の全画像が重なりを許容して並べられていると仮定してもよい。これらは、回転操作などで画面内に入ってくる際に、重なりがない様に回転体上に並び直され、画面から出て行く際に、重なりを許容して回転体上に並び直すと考えればよい。
図11は、本発明における主オブジェクトの入れ替えを表す説明図である。
例えば、様々なイベントのリストや写真フォルダ、日付毎のフォルダリストがあり、1つのイベントを選び、その中の複数日数の中から1日を選び、それを主オブジェクトとして閲覧を開始したとする。その日1日のオブジェクトを閲覧し終わり、次の日の写真を閲覧したくなった場合、ディスプレイに対するポインタの所定操作によって、主オブジェクト11を他の主オブジェクトと入れ替えることができる。例えば、次の日の写真系列が並べられた他のオブジェクトを閲覧することができる。
複数存在するオブジェクトは、ディスプレイの画面中における表示状態又は非表示状態とに区分されている。ここで、従オブジェクトについては、同時に複数のオブジェクトが表示状態となっていてもよく、また、全てのオブジェクトが非表示となっていてもよい。これに対して、主オブジェクトについては、常に1つのオブジェクトが表示状態となっている。
図11(a)によれば、ディスプレイに対するポインタの所定操作によって、主オブジェクト11は、入れ替えの指示を受ける。所定操作は、例えば主オブジェクトの所定箇所をダブルクリック、クリック又は長押しによって入れ替えるモードに切り替え、主オブジェクトを画面外の方向に向けてドラッグ、スクロール又はフリックするものであってもよい。
図11(b)及び(c)は、主オブジェクト11と他の主オブジェクトとの入れ替えの状態を示す。操作を受けた表示状態の主オブジェクト11は、画面外へ移動し、画面中に表示されない非表示状態となる。このとき、主オブジェクト11は、転がるようにして画面外へ移動してもよい。同時に、非表示状態の他の主オブジェクトが、画面内へ移動し、画面中に表示される表示状態となる。このとき、他の主オブジェクトは転がるようにして画面内へ移動してもよい。
これに伴い、表示状態の従オブジェクト12も、画面外へ移動し、画面中に表示されない非表示状態となる。他の主オブジェクトが、画面内へ移動してくると、この主オブジェクトの第1のコンテンツと所定関連条件を有する第2のコンテンツを含む新たな従オブジェクトが、画面内へ移動し、画面中に表示される表示状態となる。
例えば、旅行に関するコンテンツが大量にある場合、一日分のコンテンツを1つの主オブジェクトによって表示するものとする。ここで7日間の旅行であれば、7つの主オブジェクトができる。このような場合に、主オブジェクトを交換することにより、全てのコンテンツを表示させることができる。
例えば、SNSの場合、複数のコンテンツの集合であるアルバムと呼ばれる単位毎に、1つの主オブジェクトを作成してもよい。
尚、従オブジェクトが固定されている場合は、その従オブジェクトは移動しなくてもよい。また、他に主オブジェクトがないために入れ替えることができない場合は、その旨が通知され、主オブジェクトを移動させることができなくてもよい。従オブジェクトが固定されていることを視覚的に分かりやすくするために、ピンマーク(図4(122))を用いて、円の回転軸近辺にピンを差しているように表示することも好ましい。また、固定オブジェクトと非固定オブジェクトが重なる場合には、固定オブジェクトは関連コンテンツが動的に変更されるので、固定オブジェクトは前面に配置し、非固定オブジェクトを背面に配置することも好ましい。
以上、詳細に説明したように、本発明のコンテンツ表示プログラム、装置及び方法によれば、コンテンツの系列を保って配置させた複数のオブジェクトを用いることによって、注目しているコンテンツ系列中のどのコンテンツを閲覧しているのかを見失うことなく、同時進行で複数系列のコンテンツを閲覧することができる。
また、本発明によれば、関連するコンテンツ同士が近くに表示されるため、関連コンテンツを発見及び閲覧しやすく、また、その関連コンテンツが、注目しているコンテンツ系列中のどの部分に位置するのかを直感的に理解することができる。
更に、従来からあるコンテンツのスクロールだけでなく、オブジェクトに入れ替えによって、注目しているコンテンツ系列を入れ替えることもできる。このようなユーザの様々な操作に対して、物理的に連続した納得感のある動きを実現することができる。
尚、非特許文献1に記載された技術によれば、画像の回転方向は、円を通る平面に垂直で円の中心を通る回転軸を中心とする方向のみである。また、複数の回転体が同一画面上に存在することはなく、画像が平行移動することもなく、視認画面の変化に乏しい。また、特許文献2、3及び4に記載された技術によれば、複数のグループ写真を同一画面に表示し、注目するグループを画面手前に表示することで立体的な表示となってはいるが、並べ方は直線状であり、変化に乏しい。これに対して、本発明によれば、オブジェクトを移動及び/又は回転をさせ、回転軸も随時変化させることによって、視認画面に変化がある。また、オブジェクトを回転させることにより、丸味がある滑らかな動きを実現できる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 コンテンツ表示装置
100 入出力インタフェース部
101 主オブジェクト回転部
102 関連画像導出部
103 従オブジェクト移動回転部
11 主オブジェクト
111 第1の回転軸
12 従オブジェクト
121 第2の回転軸
122 ピンマーク

Claims (13)

  1. 操作オブジェクトを画面に表示するディスプレイを備える装置に搭載されたコンピュータに実行させるコンテンツ表示プログラムにおいて、
    前記操作オブジェクトは、複数の第1のコンテンツが第1の回転軸の周囲に連続する主オブジェクトと、複数の第2のコンテンツが第2の回転軸の周囲に連続する従オブジェクトとを有し、
    ディスプレイに対するポインタの位置に応じて、前記主オブジェクトを回転させる第1のステップと、
    前記従オブジェクトにおける複数の第2のコンテンツの中から、前記主オブジェクトにおける所定注目位置の第1のコンテンツに対して所定関連条件を有する関連コンテンツを導出する第2のステップと、
    第1のコンテンツの前記所定注目位置に対して第2のコンテンツの関連コンテンツの位置が隣接するように、前記従オブジェクトを移動及び/又は回転させる第3のステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ表示プログラム。
  2. 第1のステップについて、第1の回転軸に対して第2の回転軸は、異なる方向を有するようにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ表示プログラム。
  3. 第1のステップについて、第1の回転軸に対して第2の回転軸は、略垂直の角度を有するようにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ表示プログラム。
  4. 前記主オブジェクト及び前記従オブジェクトは、回転対称体であって、
    第1のコンテンツは、コンテンツの表示位置範囲の中点を通る法線が第1の回転軸に対して略垂直であるように連続しており、
    第2のコンテンツは、コンテンツの表示位置範囲の中点を通る法線が第2の回転軸に対して略平行であるように連続している
    ようにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に
    記載のコンテンツ表示プログラム。
  5. 第2のステップにおける前記所定関連条件とは、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツについて、コンテンツ類似度(画像/タグ)が最も高い、撮影時刻が最も近い、及び/又は、位置が最も近いことに基づくものであるようにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のコンテンツ表示プログラム。
  6. 前記主オブジェクトの各コンテンツに、過去に関連付けられた従オブジェクトのコンテンツの識別子が付与されており、
    第2のステップは、主オブジェクトのコンテンツに付与された過去のコンテンツの識別子と一致しない第2のコンテンツ(及び異なる従オブジェクト)の中から、関連コンテンツを導出する
    ようにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ表示プログラム。
  7. ディスプレイに対するポインタの所定操作によって、前記従オブジェクトを主オブジェクトとし、前記主オブジェクトを従オブジェクトとするように、互いを入れ替えるようにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のコンテンツ表示プログラム。
  8. 前記主オブジェクトが、その位置及び回転軸を前記従オブジェクトの位置及び回転軸へ向けて、時間経過に応じて、画面から見て前記従オブジェクトの前方を通って遷移すると同時に、
    前記従オブジェクトが、その位置及び回転軸を前記主オブジェクトの位置及び回転軸へ向けて、時間経過に応じて、画面から見て前記主オブジェクトの後方を通って遷移する
    ことによって互いに入れ替わるようにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ表示プログラム。
  9. 複数の前記主オブジェクト及び従オブジェクトは、ディスプレイの画面中における表示状態又は非表示状態とに区分されており、
    ディスプレイに対するポインタの所定操作によって、前記表示状態の前記主オブジェクトを、画面外へ移動させると共に、前記表示状態の前記従オブジェクトが、画面外へ移動し、
    前記主オブジェクトが画面外へ移動すると共に、他の主オブジェクトが、画面内へ移動し、画面中に表示される表示状態となると同時に、他の従オブジェクトが、画面内へ移動を開始し、画面中に表示される表示状態となる
    ようにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のコンテンツ表示プログラム。
  10. 第2のステップについて、前記主オブジェクトの所定注目位置の第1のコンテンツに対して、前記従オブジェクトの全ての第2のコンテンツにおける、コンテンツ類似度が所定閾値以下である、撮影時刻が所定時間間隔以上である、又は、位置が所定距離以上である場合、当該従オブジェクトを前記主オブジェクトから離隔させて、画面中に表示されない非表示状態とし、
    逆に、前記主オブジェクトの所定注目位置の第1のコンテンツに対して、前記従オブジェクトの全ての第2のコンテンツにおける、コンテンツ類似度が所定閾値よりも高い、撮影時刻が所定時間間隔以内である、又は、位置が所定距離以内である非表示状態の他の従オブジェクトを表示状態とし、当該従オブジェクトを前記主オブジェクトに接近させるように配置する
    ようにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ表示プログラム。
  11. ディスプレイに対するポインタの所定操作によって、前記従オブジェクトの回転軸の位置を固定し、当該従オブジェクトの画面中の表示状態を固定的に維持するようにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のコンテンツ表示プログラム。
  12. 操作オブジェクトを画面に表示するディスプレイを備えるコンテンツ表示装置において、
    前記操作オブジェクトは、複数の第1のコンテンツが第1の回転軸の周囲に連続する主オブジェクトと、複数の第2のコンテンツが第2の回転軸の周囲に連続する従オブジェクトとを有し、
    ディスプレイに対するポインタの位置の移動に応じて、前記主オブジェクトを回転させる主オブジェクト回転手段と、
    前記従オブジェクトにおける複数の第2のコンテンツの中から、前記主オブジェクトにおける所定注目位置の第1のコンテンツに所定条件で関連する関連コンテンツを、関連コンテンツとして導出する関連コンテンツ導出手段と、
    第1のコンテンツの前記所定注目位置に対して第2のコンテンツの関連コンテンツの位置が隣接するように、前記従オブジェクトを移動及び/又は回転させる従オブジェクト移動回転手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ表示装置。
  13. 操作オブジェクトを画面に表示するディスプレイを備える装置におけるコンテンツ表示方法において、
    前記操作オブジェクトは、複数の第1のコンテンツが第1の回転軸の周囲に連続する主オブジェクトと、複数の第2のコンテンツが第2の回転軸の周囲に連続する従オブジェクトとを有し、
    ディスプレイに対するポインタの位置の移動に応じて、前記主オブジェクトを回転させる第1のステップと、
    前記従オブジェクトにおける複数の第2のコンテンツの中から、前記主オブジェクトにおける所定注目位置の第1のコンテンツに所定条件で関連する関連コンテンツを、関連コンテンツとして導出する第2のステップと、
    第1のコンテンツの前記所定注目位置に対して第2のコンテンツの関連コンテンツの位置が隣接するように、前記従オブジェクトを移動及び/又は回転させる第3のステップと
    を有することを特徴とするコンテンツ表示方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016027305A1 (ja) * 2014-08-19 2016-02-25 Jr東日本メカトロニクス株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2021056753A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 株式会社ぐるなび 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

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