JP2013206299A - 情報入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチパネルを介したユーザ操作による誤入力を防止する。
【解決手段】情報入力装置は、タッチパネル上の位置を指定するためのタッチ操作を受付け、受付けた操作に対応した情報を入力する操作受付部を備え、タッチパネルは、第1エリア20と、第1エリア20と隣り合う第2エリア30Aとを含み、第1エリア20は、第2エリア30Aと隣り合う部分に境界エリア201を有する。情報入力装置は、操作受付部が受付ける操作に従って、境界エリア201のサイズを可変に調整するための調整部をさらに備え、操作受付部は、境界エリア201で受付けた操作に対応した情報の入力を無効にする。
【選択図】図7
【解決手段】情報入力装置は、タッチパネル上の位置を指定するためのタッチ操作を受付け、受付けた操作に対応した情報を入力する操作受付部を備え、タッチパネルは、第1エリア20と、第1エリア20と隣り合う第2エリア30Aとを含み、第1エリア20は、第2エリア30Aと隣り合う部分に境界エリア201を有する。情報入力装置は、操作受付部が受付ける操作に従って、境界エリア201のサイズを可変に調整するための調整部をさらに備え、操作受付部は、境界エリア201で受付けた操作に対応した情報の入力を無効にする。
【選択図】図7
Description
本発明は情報入力装置に関し、特に、表示一体型入力部の表示面上で位置を指定するための操作を受付けることにより情報を入力する情報入力装置に関する。
情報処理端末として、タッチパネルとLCD(Liquid Crystal Display)を一体的に備えた表示一体型入力部を情報入力装置として有する端末が普及している。このような情報入力装置では、タッチパネルのタッチ操作により感覚的に情報を入力することができる一方で、ユーザの意図しない誤入力が発生する。これを防止するために、たとえば特許文献1(特開2012−8923号公報)の情報入力装置が提供される。
特許文献1の情報入力装置では、表示部上に設けられたタッチパネルは表示部の有効表示領域に対応する第1の検出領域と、第1の表示領域の周囲を囲う第2の検出領域とを有する。この第2の検出領域を操作入力の対象としない領域とすることで(特許文献1の段落0021参照)、動作において、第2の検出領域での座標入力を検出した場合に、第1の検出領域の一部または全部を、座標入力を無効とする入力無効領域に設定するように構成されている。
タッチパネルとLCDを一体的に備えた情報入力装置には、タッチパネル上に操作ボタンなどが表示されるタッチエリアと、主に画像などの情報を表示し画像をタッチすることで情報を入力するための表示エリアとを有するものがある。
タッチエリアは機械的ボタンの代わりとして機能する。しかし、物理的に押下できるボタンではないので、ユーザはタッチした領域がタッチエリアであるか否かを判別しづらい。そのため、タッチエリアだけをタッチするつもりが、意図せずに表示エリアにも触れてしまうことがある。その場合には、情報入力装置は表示エリアのタッチ操作を受付け、受付けた操作に対応した処理が実行されることになり、ユーザが意図しない処理が実行されるとの課題があった。
ここで、特許文献1は第2の検出領域を操作入力の対象としないことから、上記のタッチエリアを備える構成とはならない。したがって、特許文献1によっては、当該課題を解消することはできない。
それゆえに本発明の目的は、タッチパネルを介したユーザ操作による誤入力を防止することのできる情報入力装置を提供することである。
この発明のある局面に従う情報入力装置は、タッチパネル上の位置を指定するためのタッチ操作を受付け、受付けた操作に対応した情報を入力する操作受付部を備え、タッチパネルは、第1エリアと、第1エリアと隣り合う第2エリアとを含み、第1エリアは、第2エリアと隣り合う部分に境界エリアを有する。
情報入力装置は、操作受付部が受付ける操作に従って、境界エリアのサイズを可変に調整するための調整部を、さらに備え、操作受付部は、境界エリアで受付けた操作に対応した情報の入力を無効にする。
好ましくは、タッチ操作は、タッチパネル上にユーザが指をタッチする操作を示す。操作受付部は、タッチパネル上の指定された位置を示す位置情報を検出する検出部を、含み、調整部は、検出部から出力される検出順に従う時系列の位置情報から、第2エリアから第1エリアにまで指がスライド移動する間に指が第2エリアを離れるか否かを判定する判定部と、離れたと判定されたときに取得されている時系列の位置情報から代表の位置情報を取得する取得部と、代表の位置情報と第2エリアの位置情報とから境界エリアのサイズを決定する決定部と、を含む。
好ましくは、調整部は、調整に先だって、第2エリアから第1エリアにまで指をスライド移動させることを促すメッセージを出力する。
好ましくは、タッチパネルは表示面の上に設けられ、メッセージは表示面において出力される。
好ましくは、検出部から出力される検出順に従う位置情報から、境界エリアで受付けた操作を判定し、当該操作に対応した情報の入力を無効にする。
この発明の他の局面に従う情報入力方法は、タッチパネル上の位置を指定するためのタッチ操作を受付け、受付けた操作に対応した情報を入力するステップを備える。タッチパネルは、第1エリアと、第1エリアと隣り合う第2エリアとを含み、第1エリアは、第2エリアと隣り合う部分に境界エリアを有する。
情報入力方法は、上記の情報を入力するステップにおいて受付ける操作に従って、境界エリアのサイズを可変に調整するステップを、さらに備え、情報を入力するステップは、境界エリアで受付けた操作に対応した情報の入力を無効にするステップを含む。
本発明によれば、本来操作するべき第2エリアを越えて第1エリア側を誤ってタッチ操作しても、境界エリアのタッチ操作であれば、当該操作に対応した情報の入力は無効にされる。ここで、境界エリアのサイズは受付ける操作に従って可変に調整されることで、ユーザ毎に当該サイズを可変にできて、ユーザによらず意図しない操作による誤入力を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照し詳細に説明する。なお、同一の構成要素には各図において同一の符号を付し、詳細な説明は繰返さない。
<ハードウェア構成>
図1および図2を参照して、本実施の形態に係る携帯型情報処理端末(以下、単に端末という)100の構成について説明する。図1は、端末100の外観を表わす図である。端末100は、筐体110、アンテナ120、スピーカ130、周知の抵抗膜方式のタッチパネル140、電源ボタン150、マイク160およびLED(Light Emitting Diode)170を備える。ここでは、タッチパネル140は抵抗膜方式を採用したが、この方式に限定されず、たとえば周知の静電容量方式、または光センサ方式であってもよい。
図1および図2を参照して、本実施の形態に係る携帯型情報処理端末(以下、単に端末という)100の構成について説明する。図1は、端末100の外観を表わす図である。端末100は、筐体110、アンテナ120、スピーカ130、周知の抵抗膜方式のタッチパネル140、電源ボタン150、マイク160およびLED(Light Emitting Diode)170を備える。ここでは、タッチパネル140は抵抗膜方式を採用したが、この方式に限定されず、たとえば周知の静電容量方式、または光センサ方式であってもよい。
端末100には、カード状の記録媒体であるメモリカード152が外部から着脱自在に装着される。
ある局面において、端末100は、タッチパネル140を備える情報処理端末、たとえばノートブック型パーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)その他の携帯型の情報処理端末、あるいは、ATM(Automated Teller Machine)、クレジットカードの認証装置その他の商業施設に配置される情報処理装置としても実現される。
図2は端末100のハードウェア構成を表わすブロック図である。端末100は、図1に示される構成に加えて、表示部210、プロセッサ230、表示ドライバ214、フラッシュメモリ250、RAM(Random Access Memory)252、グラフィックメモリ254、ROM(Read Only Memory)256、通信回路260、信号処理回路270、バイブレータ280および装着されたメモリカード152をプロセッサ230の制御のもとにアクセスするためのメモリドライバ151を備える。プロセッサ230はCPU(Central Processing Unit)1種のカウンタである計時のためのタイマなどを含む。
表示部210は、タッチパネル140と表示装置212とを一体的に含む表示一体型入力装置の一部を構成する。表示部210はLCD(Liquid Crystal Display)パネルであって、表示面上にはタッチパネル140が載置される。したがって、ユーザはLCDパネルによる表示画像を透明部材からなるタッチパネル140を介して外部から視認することができる。
表示部210の表示パネルには上記のLCDに限定されず、有機ELディスプレイ(organic electroluminescence display)、FED(Field Emission Display:電界放出型ディスプレイ)などを用いてもよい。
タッチパネル140は、表面上を指または専用のペン(図示せず)によりタッチなどの操作がされると、操作位置に応じた電気信号を出力することにより操作位置を検出する。操作位置を示す電気信号はプロセッサ230に出力される。ここでは、指による操作を想定する。タッチパネル140は、透明のガラス板および当該ガラス板の全面を覆う樹脂材料のフィルムを含み、両者は透明な電極格子を挟むようにして配置される。電極格子は、複数の電極が格子状に配列された2次元配列面を表す。電極格子はLCDパネルの表示領域のサイズに整合したサイズを有する。
ユーザは、指でタッチパネル140上のフィルムの点をタッチ(押圧操作)すると、圧力によりフィルムがたわみ、ガラス面側の電極と接触し、接触した電極を介して電気信号が出力される。プロセッサ230は、出力される電気信号に基づきガラス面およびフィルム面それぞれの透明電極の抵抗による分圧比を測定することで、電極格子におけるタッチ(押圧)位置を2次元座標値(X0,Y0)として検出する。したがって、タッチパネル140から出力される電気信号レベルが所定のレベルを示すと判定することにより、タッチパネル140上からタッチしていた指が離れたことを検出できる。
このようにタッチパネル140は、ユーザ操作による入力を受け付けるための操作入力受付部の一部を構成する。
LCDパネルは、複数の電極素子が2次元配列されて構成される。したがって、各電極素子を2次元座標値(X1,Y1)により特定することができる。グラフィックメモリ254には、プロセッサ230により表示部210に表示される画像データが格納される。画像データは、LCDパネルの表示領域のサイズに整合するサイズを有した2次元配列のビットマップデータを表す。表示ドライバ214は当該画像データの各ビット値に基づく電気信号を生成し、生成した電気信号をLCDパネルの当該ビットの座標値(X0、Y0)に対応した座標値(X1,Y1)の電極素子に印加する。これにより、表示装置212には、グラフィックメモリ254の画像データに従う画像が表示される。
プロセッサ230は端末100の動作を制御する。プロセッサ230はタッチパネル140と協同して、タッチパネル140上のユーザ操作により指定された位置情報、より特定的には座標情報を入力する。
具体的には、プロセッサ230は、タッチパネル140からの電気信号に基づき、電極格子上のタッチされた電極の位置を検出し、検出した電極位置を予め定めた変換係数を用いてタッチパネル140上の対応する点の座標値に変換することにより座標データを取得する座標データ取得部を有する。また、プロセッサ230は、時系列に入力する電気信号に基づく時系列状の座標データに基づき、タッチパネル140における操作の始点から終点までのストロークの軌跡を表すストロークデータを算出するストローク抽出部を有する。なお、電極位置から座標値に変換する方法は、変換係数を用いる方法に限定されず、テーブルを検索してテーブルから対応する座標データを読出すとしてもよい。
フラッシュメモリ250は、端末100に対して与えられたデータあるいはプロセッサ230によって生成されたデータを不揮発的に保持する。
RAM252は、プロセッサ230によって生成されたデータを一時的に保持する。
グラフィックメモリ254は、表示装置212において画像を表示するためのデータを格納する。なお、他の局面において、RAM252とグラフィックメモリ254とが一体として構成されていてもよい。
グラフィックメモリ254は、表示装置212において画像を表示するためのデータを格納する。なお、他の局面において、RAM252とグラフィックメモリ254とが一体として構成されていてもよい。
ROM256は端末100を作動させるためのファームウェア、上述の操作入力受付のためのプログラムその他の各種プログラムと、端末100に固有の動作を実行させるために設定値として予め入力されたデータとを保持している。
表示ドライバ214は、グラフィックメモリ254に格納されているデータに基づく描画動作を表示装置212に対して実行する。表示装置212は、その動作に従って画像を表示する。
通信回路260は、アンテナ120によって受信された信号を変換し、変換後の信号をプロセッサ230に送出する。また他の局面において、通信回路260は、プロセッサ230から送られた信号を送信用の信号に変換し、変換後の信号をアンテナ120に送出する。
信号処理回路270は、マイク160から送られる電気信号を変換し変換後の信号をプロセッサ230に送出する。また、端末100が音声を出力する場合には、信号処理回路270は、プロセッサ230から送られた信号を音声出力用の信号に変換し、その変換後の信号をスピーカ130に送出する。スピーカ130は、その信号に基づき音声を出力する。
バイブレータ280は、プロセッサ230から送られる信号に基づいて予め規定された振動パターンで発振する。
なお、プロセッサ230が受付ける操作は、タッチパネル140を介したユーザ操作に限定されず、電源ボタン150などの物理的ボタンを押下するなどの操作も含む。
図3は、本実施の形態に係る情報入力装置の概念図である。図3を参照して、情報入力装置は、タッチパネル140および表示装置212を含む表示部210、およびタッチパネル140の出力する電気信号からタッチされ位置の座標値を検出するための位置検出部410を備える。図3では、情報入力装置に関連して、表示制御部600、グラフィックメモリ254および表示ドライバ214が示される。グラフィックメモリ254にはプロセッサ230によってプログラムの実行結果または表示されるべき画像などのデータが格納されるとともに、表示制御部600が位置検出部410からの情報に基づき生成したデータが格納される。したがって、表示ドライバ214はグラフィックメモリ254のデータに基づき表示装置212もLCDパネルを駆動することにより、表示部210では画像に重畳してユーザ操作による画像(ストロークの軌跡など)が表示される。
本実施の形態では、表示装置212のLCDパネルの表示面と、その上に載置されるタッチパネル140の全面(操作面)とは同じ形状および面積としているが、少なくともタッチパネル140の操作可能な面内に表示有効領域が収まればよい。このように、タッチパネル140の操作入力を受付可能な領域は、LCDパネルの有効表示領域に対応しており、ここでは、LCDパネルの全面が有効表示領域である。したがって、各種メニュー、アイコン、ボタン、キーボード、サムネイルなどのオブジェクト画像を指で選択するユーザ操作(タッチなど)を、オブジェクト画像の表示位置にかかわらず、タッチパネル140を介して受付けることができる。なお、タッチパネル140を介し受付けられるユーザ操作には、タッチパネル140の表面に指の腹をタッチしたまま指をスライド移動させる操作も含まれる。この操作は、たとえば画面のスクロール操作、スワイプ操作、ドラッグ操作、フリック操作などである。フリック操作は、タッチパネル140の表面を指の腹で軽く撫でる操作を示す。
<タッチパネル140のエリア>
本実施の形態では、タッチパネル140は、ユーザ操作を受付けるためのエリアとして、図1に示す第1エリア20と、境界40を挟んで第1エリア20と隣り合う第2エリア30A、30Bおよび30Cとを備える。第2エリア30A、30Bおよび30Cを総称する場合には、第2エリア30と呼ぶ。ここでは、第2エリア30は3個の領域に分割しているが分割しなくてもよく、または、分割数も3個に限定されない。
本実施の形態では、タッチパネル140は、ユーザ操作を受付けるためのエリアとして、図1に示す第1エリア20と、境界40を挟んで第1エリア20と隣り合う第2エリア30A、30Bおよび30Cとを備える。第2エリア30A、30Bおよび30Cを総称する場合には、第2エリア30と呼ぶ。ここでは、第2エリア30は3個の領域に分割しているが分割しなくてもよく、または、分割数も3個に限定されない。
また、タッチパネル140において第1エリア20と第2エリア30が隣り合えば配置態様は図1に示す態様に限定されない。たとえば、第1エリア20の周囲に第2エリア30を配置してもよい。
第1エリア20には、プロセッサ230のプログラム処理の結果表示のための画像、メニュー画像、テンキー画像などが表示されるのに対して、第2エリア30A、30Bおよび30Cには操作用ボタンの画像であって、たとえば、プロセッサ230に対して電話発信の指示を入力するために操作されるボタン、電源ON/OFFの指示を入力するために操作されるボタンなどの画像である。
本実施の形態では、上述したように第1エリア20および第2エリア30のいずれにおける操作も受付けの対象であって、プロセッサ230は受付けた操作による情報を入力する。
<機能構成>
図4は、本発明の実施の形態に係るプロセッサ230の機能構成を示す図である。図4においては、プロセッサ230とその周辺回路の一部が示される。
図4は、本発明の実施の形態に係るプロセッサ230の機能構成を示す図である。図4においては、プロセッサ230とその周辺回路の一部が示される。
図4を参照してプロセッサ230は、タッチパネル140を介したユーザ操作による入力を受付けるための操作入力受付部400、操作入力受付部400により受付けられた操作の種類に対応の指令に従って処理を実行するための処理部500、表示装置212による画像表示を制御するための表示制御部600、およびキャリブレーション部700を備える。
処理部500は、操作受付部400からの出力に基づきユーザ操作の種類を判定する。たとえば、操作受付け部400からの出力に含まれる操作位置を示す座標データと第2エリア30の操作ボタンの表示位置(座標データ)とを比較し、操作されたボタンの種類を判定する。または、時系列の座標データが表すストロークパターンを判別し、当該ストロークパターンと予め定めた操作のストロークパターンとを比較し、比較結果に基づき操作の種類を判定する。
操作入力受付部400は、前述の位置検出部410、入力有効決定部420およびタッチ期間カウント部430を含む。入力有効決定部420は、タッチパネル140を介して受付けた操作による情報入力が有効であるか否かを決定する。タッチ期間カウント部430は、タッチパネル140におけるタッチ操作の継続期間をプロセッサ230のタイマによるカウント値を用いて計測する。
キャリブレーション部700は、距離決定部710およびメッセージ出力部720を含む。距離決定部710は、後述する境界エリア201のサイズを決定するための距離を算出し、算出した距離を示す距離データ352をRAM252に格納する。メッセージ出力部720は、ユーザに対し、キャリブレーション処理のガイダンスメッセージを表示する。なお、メッセージはスピーカ130から音声で出力されてもよい。
図4の各機能は、ここではプログラムにより実現されると想定している。すなわち、これらプログラムはROM256に予め格納されており、プロセッサ230がプログラムを読出し、プログラムの命令を実行することにより機能が実現される。なお、各機能はプログラムのみで構成されるものに限定されず、回路とプログラムとの組合せで構成されるとしてもよい。
<入力有効決定の方法>
図5、図6および図7は、本実施の形態による入力有効決定部420の決定方法を説明するための図である。図示されるように、第1エリア20と第2エリア30とはわずかな領域の境界40を挟んで隣り合っている。ここでは、境界40は第2エリア30側の領域に含まれるとしているが、第1エリア20側の領域としてもよい。
図5、図6および図7は、本実施の形態による入力有効決定部420の決定方法を説明するための図である。図示されるように、第1エリア20と第2エリア30とはわずかな領域の境界40を挟んで隣り合っている。ここでは、境界40は第2エリア30側の領域に含まれるとしているが、第1エリア20側の領域としてもよい。
図5を参照して、ユーザが第2エリア30Aのボタンを操作するつもりでタッチしたとしても、第2エリア30A付近の第1エリア20の部分にも指が触れてしまう場合がある。この場合には、第2エリア30Aのボタン操作による処理が実行開始された直後又は直前に、第1エリア20の画像をタッチしたことによる別の処理が実行開始される。もしくは、第2エリア30Aのボタン操作による処理が実行開始されずに、第1エリア20の画像をタッチしたことによる別の処理が実行開始される。
ユーザの意図しない処理が実行されるのを防止するために、入力有効決定部420は、図6に示すように、先にタッチ操作された方の第2エリア30Aで受付けた操作による情報入力のみを有効とする。したがって、第2エリア30Aよりも後にタッチされた第1エリア20の全領域を対象にして当該領域で受付けた操作による情報入力は禁止、いわゆる無効(有効ではない)として無視する。これを『第1決定方法』という。
位置検出部410は、操作された位置を検出すると検出順に従って時系列に座標データを出力する。したがって、入力有効決定部420は、位置検出部410から時系列に入力する座標データのうち最先に入力する座標データが第2エリア30の座標を示すと判定したときは、第2エリア30の方が先にタッチ操作されたと判定することができる。
同様に、先に操作された方が第1エリア20と判定された場合には、後に操作された方の第2エリア30の全領域を対象にして当該領域で受付けた操作による情報入力は禁止する、いわゆる無効(有効ではない)として無視する。
ここでは、第1エリア20および第2エリア30を示す座標データは、予めROM256に格納されていると想定する。したがって、入力有効決定部420は、位置検出部410から入力する座標データと、ROM256の座標データとを比較し、比較結果に基づき、第1エリア20および第2エリア30のいずれがタッチ操作されているかを判定することができる。
また、図7に示すように、第2エリア30が先にタッチされた場合は、後でタッチされた第1エリア20のタッチ操作による情報入力を操作された位置で選択的に無効にする。つまり、後で境界40付近の境界エリア201がタッチされた場合には当該タッチよる情報入力を無効とし、第1エリア20の他の領域がタッチされた場合の情報入力は有効とする。これを『第2決定方法』という。
したがって、第2の決定方法によれば、第2エリア30をタッチしたつもりが誤って第1エリア20の境界エリア201まで指が届いてしまった場合は、境界エリア201の操作による情報入力は無効とされるから、意図しない処理が開始されるのを回避できる。境界エリア201の座標X方向の範囲は、エリア30AのX方向の範囲と同じ範囲としてもよいし、エリア20のX方向の範囲と同じ範囲としてもよい。
本実施の形態では、境界エリア201は距離データ352を用いて算出される。距離データ352は境界40から第1エリア20側へ略垂直に延びる予め定めた長さの直線距離の値を示す。予め定めた長さとは、出荷時に定められていてもよいし、メニュー等からユーザーが入力または選択することによって定めた長さでもよい。ここでは、境界40の座標値は予め取得されるので、入力有効決定部420は、境界40の座標値と距離データ352とから所定の係数を用いて境界エリア201内の座標データを算出することができる。
なお、距離データ352に代替して、境界エリア201の座標値を算出して格納するようにしてもよい。
入力有効決定部420は、位置検出部410から時系列に入力する座標データのうち最先に入力する座標データが第2エリア30または境界エリア201の座標を示すと判定したときは、第2エリア30が先にタッチ操作されたと判定する。
第1および第2決定方法のいずれにおいても、第2エリア30A、30Bおよび30Cのうち先にタッチ操作されたと判定されたエリアを除く他のエリアも情報入力は無効とされる。
なお、第1および第2決定方法のいずれにおいても、情報入力の無効が解除されるタイミングは、タッチされた指がタッチパネル140から離れたことが検出されたとき、またはタッチを検出したときから予め定めた時間が経ったときとする。
<第1決定方法のフローチャート>
図8は、本発明の実施の形態に係る第1決定方法に従う処理のフローチャートである。図8の処理は、電源ONの期間においてはプロセッサ230により周期的に繰り返される。
図8は、本発明の実施の形態に係る第1決定方法に従う処理のフローチャートである。図8の処理は、電源ONの期間においてはプロセッサ230により周期的に繰り返される。
図8を参照して、プロセッサ230の操作入力受付部400はユーザがタッチパネル140上をタッチ操作するまで(ステップS3でNO)、ステップS3を繰り返すことで操作入力の待機状態とする。
タッチパネル140がタッチ操作されて、位置検出部410からタッチ位置の座標データが出力開始されるとプロセッサ230はタッチ操作されたことを検出する(ステップS3でYES)。
入力有効決定部420は、位置検出部410からの座標データに基づき、上述の第1決定方法に従って先にタッチされた位置を判定する(ステップS5)。続いて操作入力受付部400は、判定結果に基づきタッチ操作された位置が第1エリア20および第2エリア30のいずれの位置に該当するかを判定する(ステップS7)。
“第2エリア”と判定されると、操作入力受付部400は処理部500に処理の開始指令を出力する(ステップS9)。この指令には、上記の先にタッチされた第2エリア30のタッチ位置の座標データが含まれる。
処理部500は、指令に含まれる座標データから第2エリア30A、30Bおよび30Cのうちいずれのボタンが操作されたかを判定し、判定したボタンに対応付けされた処理(プログラム実行)を開始する。これにより、ユーザが最初にタッチしたボタンに対応の処理、すなわちユーザ所望の処理を開始させることができる。
指令を出力した後に、操作入力受付部400は、位置検出部410からの出力に基づきタッチした指がタッチパネル140から離れたか否かを判定する(ステップS11)。離れていないと判定される間は(ステップS11でNO)、ステップS11の処理が繰返されるが、離れたと判定されると(ステップS11でYES)、操作入力受付部400は離れたことを検出したときの処理を開始する(ステップS13)。たとえば、タッチが離れたことをトリガーにして、それまでタッチしていたエリアをユーザーが選択したと判定する場合、タッチをしていたエリアを選択した処理を開始する。その後、図8の処理は終了する。
ステップS7に戻り、操作入力受付部400は、入力有効決定部420の判定結果に基づきタッチ操作された位置が“第1エリア”であると判定すると、処理部500に処理の開始指令を出力する(ステップS15)。この指令には、上記の先にタッチされた第1エリア20の位置座標データが含まれる。
処理部500は、指令に含まれる座標データから第1エリア20のうちのいずれの位置が操作されたかを判定し、判定した操作位置に対応付けされた処理(プログラム実行)を開始する。これにより、ユーザが最初にタッチした第1エリア20の位置で表示されるアイコンなどに対応の処理、すなわちユーザ所望の処理を開始させることができる。
指令を出力した後に、操作入力受付部400は、位置検出部410からの出力に基づきタッチした指がタッチパネル140から離れたか否かを判定する(ステップS17)。離れていないと判定される間は(ステップS17でNO)、ステップS17の処理が繰返されるが、離れたと判定されると(ステップS17でYES)、離れたことを検出したときの処理が開始される(ステップS19)。たとえば、タッチが離れたことをトリガーにして、それまでタッチしていたエリアをユーザーが選択したと判定する場合、タッチをしていたエリアを選択した処理を開始する。その後、図8の処理は終了する。
<第2決定方法のフローチャート>
図9は、本発明の実施の形態に係る第2決定方法に従う処理のフローチャートである。図9では、(A)の処理と(B)の処理とはプロセッサ230により別スレッドとして並行して実行される(マルチスレッド)。
図9は、本発明の実施の形態に係る第2決定方法に従う処理のフローチャートである。図9では、(A)の処理と(B)の処理とはプロセッサ230により別スレッドとして並行して実行される(マルチスレッド)。
図9の(A)の処理は、第2エリア30がタッチされた場合に実行され、図9の(B)の処理は、第1エリア20がタッチされた場合に実行される。プロセッサ230は両方の処理を同時に実行開始する。処理は端末100が電源ONの期間は定期的に繰り返される。
図9の(A)を参照して、プロセッサ230の操作入力受付部400はユーザがタッチパネル140上を第2エリア30をタッチ操作するまで(ステップS24でNO)、ステップS24を繰り返すことで操作入力の待機状態とする。
タッチパネル140の第2エリア30がタッチ操作されて、位置検出部410からタッチ位置の座標データが出力開始されるとプロセッサ230は第2エリア30のタッチ操作を検出する(ステップS24でYES)。
入力有効決定部420は、第2エリア30がタッチされたことを検出すると境界エリア201の操作による情報入力を無効にするためにフラッシュメモリ250の禁止フラグ251に“1”をセットする(ステップS27)。ここで、フラッシュメモリ250の禁止フラグ251の初期値は“0”にセットされているものとする。
“第2エリア”と判定されると、操作入力受付部400は処理部500に処理の開始指令を出力する(ステップS29)。この指令には、上記のタッチされた第2エリア30の位置座標データが含まれる。
処理部500は、指令に含まれる座標データから第2エリア30A、30Bおよび30Cのうちいずれのボタンが操作されたかを判定し、判定したボタンに対応付けされた処理(プログラム実行)を開始する。これにより、ユーザが最初にタッチしたボタンに対応の処理、すなわちユーザ所望の処理を開始させることができる。
指令を出力した後に、操作入力受付部400は、位置検出部410からの出力に基づきタッチした指がタッチパネル140から離れたか否かを判定する(ステップS31)。離れていないと判定される間は(ステップS31でNO)、ステップS31の処理が繰返される。
離れたと判定されると(ステップS31でYES)、境界エリア201の操作による情報入力無効を解除、すなわち無効から有効に変更するためにフラッシュメモリ250の禁止フラグ251をリセットする。すなわち、“0”をセットする(ステップS33)。
また、操作入力受付部400は離れたことを検出したときの処理を開始する(ステップS35)。その後、図9の(A)の処理は終了する。
図9の(A)の処理と同時に開始される図9の(B)の処理を説明する。図9の(B)を参照して、プロセッサ230の操作入力受付部400はユーザがタッチパネル140上を第1エリア20をタッチ操作するまで(ステップS37でNO)、ステップS37を繰り返すことで操作入力の待機状態とする。
タッチパネル140の第1エリア20がタッチ操作されて、位置検出部410からタッチ位置の座標データが出力開始されるとプロセッサ230は第1エリア20のタッチ操作を検出する(ステップS37でYES)。
操作入力受付部400は、フラッシュメモリ250の禁止フラグ251を参照(読出)する(ステップS39)。そして、“禁止フラグ251が“1”を示し、且つステップS37で取得した座標データが境界エリア201の座標を示す”との条件が成立するか否かを判定する(ステップS41)。すなわち、第1エリア20のタッチ操作された位置が境界エリア201の場合において、先に第2エリア30の方がタッチされていたか否かを判定する。
上記の条件が成立すると判定されると(ステップS41でYES)、情報入力を無効とするために処理部500に指令を出力することなく、処理はステップS37に戻る。一方、条件は成立しないと判定されると(ステップS41でNO)、操作入力受付部400は処理部500に第1エリア向けの処理の開始の指令を出力する(ステップS43)。この指令には、上記のタッチされた第1エリア20の位置座標データが含まれる。
処理部500は、指令に含まれる座標データから第1エリア20のうちのいずれの位置が操作されたかを判定し、判定した操作位置に予め対応付けされた処理(プログラムの実行)を開始する。これにより、ユーザがタッチした第1エリア20の位置で表示されるアイコンなどに対応の処理、すなわちユーザ所望の処理を開始させることができる。
指令を出力した後に、操作入力受付部400は、位置検出部410からの出力に基づきタッチした指がタッチパネル140から離れたか否かを判定する(ステップS45)。離れていないと判定される間は(ステップS45でNO)、ステップS45の処理が繰返されるが、離れたと判定されると(ステップS45でYES)、離れたことを検出したときの処理が開始される(ステップS47)。その後、図9の(B)の処理は終了する。
このように、図9の処理では、第2エリア30が、先にタッチ操作された場合、第2エリア30の情報入力を有効とし、第1エリア20は両エリアの境界付近(境界エリア201)のタッチ操作による情報入力のみを無効とする。
なお、情報入力無効の場合に、操作受付部400は処理部500に対する指令である情報を無視する、すなわち処理部500に当該指令を出力しないとしているが、情報入力無効の実現方法はこれに限定されない。たとえば、操作受付部400は指令を処理部500に出力するが、処理部500は当該指令を無視する(入力しない、または入力したとしても処理を実行しない)ことで実現するとしてもよい。この場合には、操作受付部400が、処理部500に出力する指令に無効データを含める。たとえば指令に“無効ビット”を含めて、当該指令は無効であることを処理部500に通知するようにしてもよい。
ここでは、タッチパネル140から指が離れたとき対応の処理を開始するとしたが、タッチ開始からタッチが継続する期間を計時し、予め定めた時間を超えたと判定したときに、当該対応の処理を開始するとしてもよい。
<キャリブレーション>
本実施の形態では、距離データ352によって境界エリア201の位置およびサイズを決定する。本実施の形態では、距離データ352をタッチパネル140を介して受付けたユーザ操作により可変に変更する。このような距離データ352の調整をキャリブレーション(校正)と呼ぶ。
本実施の形態では、距離データ352によって境界エリア201の位置およびサイズを決定する。本実施の形態では、距離データ352をタッチパネル140を介して受付けたユーザ操作により可変に変更する。このような距離データ352の調整をキャリブレーション(校正)と呼ぶ。
境界エリア201を、境界40から第1エリア20の垂直方向に直線距離a1以内と定義する。距離a1を算出するために、キャリブレーション処理では、ユーザは指を意図的に第2エリア30Aから第1エリア20の方向に垂直にゆっくりとスライド移動させる。スライド移動を開始してから、第2エリア30Aでタッチした指が離れるまでの期間において、第1エリア20で検出された位置座標を取得する。そして、取得した位置座標と第2エリア30の座標、より特定的には境界40の座標との間の距離を算出し、距離a1と定義する。キャリブレーションでは、ユーザは指先から第1関節くらいまでの指の腹でスライド操作すると想定する。
図10は、本実施の形態に係るキャリブレーション処理のフローチャートである。本実施の形態では、キャリブレーション処理は、ユーザの指示が入力されたときに開始されるものと想定する。
まず、キャリブレーション処理が開始されると、キャリブレーション部700のメッセージ出力部720は、タッチパネル140上にユーザの指をタッチするよう促すメッセージを、表示制御部600を介して表示装置212に表示する(ステップS51)。
メッセージ出力後、操作入力受付部400では位置検出部410の出力に基づきタッチ操作がされたか否かを判定する(ステップS53)。タッチ操作がされたと判定すると(ステップS53でYES)、操作入力受付部400によって、タッチされた位置が第1エリア20および第2エリア30のいずれの方であるかが判定される(ステップS55)。
タッチされた位置が“第1エリア”と判定されると(ステップS57で“第1エリア”)、操作入力受付部400は、処理部500に対し処理開始の指令を出力する(ステップS71)。
処理部500は、指令を入力すると、受付けられたユーザ操作の種類を入力する指令の座標データから判別する。判別結果、操作種類はキャリブレーション処理の“再開”操作であると判定すると(ステップS73で“再開”)、処理はステップS51に移行する。一方、“終了”操作であると判定すると(ステップS73で“終了”)、キャリブレーション処理を終了する。
“終了”操作とは、タッチパネル140内に表示される終了ボタン、キャンセルボタン等のサムネイル画像をユーザがタッチしたような場合を想定し、また、“再開”操作とは、メッセージ出力部720が「タッチパネルが先にタッチされました、キャリブレーションを再開しますか?」といったメッセージを出力し、それに対して、ユーザが「はい」を選択して入力した場合を想定する。
一方、ステップS57において“第2エリア”と判定されると(ステップS57で“第2エリア”)、キャリブレーション部700は位置検出部410の出力から時系列の座標データを取得し、これに基づき依然としてタッチが継続しているか否かを判定する(ステップS59)。タッチが継続してない、すなわち指が離れたと判定すると(ステップS59でNO)、処理はステップS53に戻り、タッチされるのを待機する。
一方、タッチが継続していると判定されるとき(ステップS59でYES)、キャリブレーション部700は、位置検出部410からの時系列の座標データに基づきタッチされた位置が第1エリア20であるか、または指が離れたかを判定する(ステップS61)。
判定結果に基づき、“離れた”と判定すると(ステップS61で“離れた”)、処理はステップS53に戻り、タッチされるのを待機する。一方、“第1エリア”のタッチであると判定すると(ステップS61で“第1エリア”)、つまりスライドにより指先部が第2エリア30から第1エリア20にまで移動したことが検出されたときは、処理はステップS65に移行する。
ステップS65では、キャリブレーション部700は位置検出部410からの時系列の座標データに基づき第1エリア20でのタッチが継続しているか否かを判定する(ステップS65)。“第1エリア”から指が離れたと判定すると(ステップS65で“第1エリアから離れた”)、処理はステップS63に戻る。一方、“第2エリア”から指が離れたと判定すると(ステップS65で“第2エリアから離れた”)、すなわち指が第1エリア20側に十分にスライド移動し、その間に指の腹が第2エリア30から離れたと判定したときは、処理はステップS67に移行する。
ステップS67では、距離決定部710は、垂直距離a1を算出する。具体的には、位置検出部410の出力に基づき時系列の座標データから第1エリア20におけるタッチ位置の座標を検出し、検出した座標値と境界40までの垂直距離a1を算出し、算出した垂直距離a1を距離データ352としてRAM252に格納する。ここでは、境界40の座標値は予め取得されていると想定する。
その後、メッセージ出力部720はキャリブレーション処理が完了した旨のメッセージを出力し(ステップS69)、キャリブレーション処理は終了する。
このように、キャリブレーションでは、ユーザが指を意図的に第2エリア30Aから第1エリア20の方向に垂直にゆっくりとスライドさせる間において、キャリブレーション部700は第2エリア30Aにおいてタッチした指が離れたときの、第1エリア20でタッチされた座標位置と境界40との間の距離を検出することで、距離データ352を取得する。
ここでは、タッチパネル140およびLCDパネルは矩形状のXY2次元座標領域を有し、その領域は、たとえば図1または図5に示すようにアンテナ120の取り付け側を、すなわち第2エリア30側とは反対側に原点を設けている。したがって、距離決定部710は、第2エリア30で指が離れたときに検出されている第1エリア20でタッチ位置の座標のうちY座標値が最小である座標を抽出し、抽出した座標と境界40との間の座標間距離を検出することで、距離データ352を取得している。距離データ352は、当該座標間距離を示すものに限定されず、当該座標間距離から所定係数を用いて換算した距離であってもよい。
ここでは、説明を簡単にするために、座標原点をアンテナ120の取り付け位置に対応してとったが、この位置に限定されるものではない。
なお、境界エリア201のサイズを決定する距離データ352を取得するために、第1エリア20でのタッチ位置の座標のうちY座標値が最小である座標を用いたが、これに限定されない。つまり、第1エリア20でのタッチ位置の座標のうち予め定めた代表位置を示す座標であればよい。代表位置としては、第1エリア20でのタッチ位置の座標のうちY座標値の中央値となる座標、または最小ではなくn(n>1)番目に小さいY座標値を示す座標などとしてもよい。
本実施の形態では、位置検出部410から出力される時系列の座標データにより操作はスライド操作であると判定し、判定したスライド操作の指の移動軌跡を示す座標データから距離a1を取得し、距離データ352を決定する。したがって、指サイズ、または1回のスライド操作の移動量などユーザ毎のばらつきに応じて、距離データ352を決定できる。したがって、端末100を複数のユーザで共用する場合であっても、ユーザ毎に距離データ352を決定することができる。
<境界エリア201を考慮した操作>
距離データ352を取得し、境界エリア201が定義できた場合において、第2エリア30内から第1エリア20内へ指をスライドさせる操作を情報入力のための新たな操作として定義する。ここでは、このような種類の操作を操作AFと呼ぶ。
距離データ352を取得し、境界エリア201が定義できた場合において、第2エリア30内から第1エリア20内へ指をスライドさせる操作を情報入力のための新たな操作として定義する。ここでは、このような種類の操作を操作AFと呼ぶ。
図11は、本実施の形態に係る操作AFを検出する処理を示す状態遷移図であり、より特定的には操作入力受付部400の状態遷移を示す。
図11では、遷移する状態には状態ST3、ST5、ST7、ST9、ST11、ST13およびST15を含み、状態間を遷移させるための契機としてイベントE3〜E21が示される。状態ST3、ST5、ST7、ST9およびST11はタッチパネル140を介したユーザ操作を待機する操作待ち状態を示し、状態ST13はタッチパネル140を介したユーザ操作を受付ける操作受付状態を示し、状態ST15は受付けた操作に対応の処理を起動する状態を示す。
さらに、図11では操作AFを判別するために、操作開始から完了までの時間を示す制限時間の変数Tと、操作開始からの経過時間を示す変数tとが用いられる。タッチ期間カウント部430は変数tに0をセットすると、その後はタイマからのカウント値を用いて変数tの値をインクリメントする。
まず、操作入力受付部400の状態はタッチパネル140が操作されるのを待機する状態ST3であると想定する。状態ST3において、操作入力受付部400は位置検出部410からの出力によりタッチパネル140がタッチされていないと判定すると(イベントE3)、次位の状態ST5に移行する。
状態ST5の待機中に、操作入力受付部400は位置検出部410からの出力によりタッチパネル140の第1エリア20がタッチされたと判定すると(イベントE5)、先の状態ST3に移行するが、第2エリア30がタッチされたと判定すると(イベントE9)、操作入力受付部400は変数tに“0”をセットし、状態をST7に移行する。
状態ST7において、操作入力受付部400は位置検出部410の出力から第2エリア30においてタッチした指が離れたと判定すると(イベントE7)、変数tに0をセットして先の状態ST5に戻るが、第2エリア30のタッチが継続する場合には状態ST7を継続する。
一方、状態ST7において、操作入力受付部400は位置検出部410の出力に基づき境界エリア201がタッチされていることを検出すると(イベントE11)、状態ST9に移行するが、第1エリア20(ただし、境界エリア201を除く)のタッチを検出すると、または(t<T)の条件成立を判定すると(イベントE13)、状態ST15に移行する。この状態ST15では、状態ST7においてイベントE13が発生した場合の予め定めた処理を開始させるための指令を処理部500に出力する。
また、状態ST9では、第1エリア20(ただし、境界エリア201を除く)のタッチを検出すると(イベントE15)、状態ST11に移行するが、(T<t)の条件成立を判定すると(イベントE17)、状態ST15に移行する。この状態ST15では、状態ST9においてイベントE17が発生した場合の予め定めた処理を開始させるための指令を処理部500に出力する。
また、状態ST11では、操作入力受付部400は位置検出部410の出力に基づき指が第2エリア30から離れたこと、または指が第2エリア30にタッチしていることを検出すると(イベントE21)状態ST13に移行するが、(T<t)の条件成立を判定すると(イベントE19)、状態ST15に移行する。この状態ST15では、状態ST11においてイベントE19が発生した場合の予め定めた処理を開始させるための指令を処理部500に出力する。
状態ST13では、イベントE19が発生しない、すなわち変数tが示す操作経過の時間tが変数Tが示す制限時間T以内であって、第2エリア30においてタッチしていた指が離れた又は第2エリア30内で指のタッチがされていると判定されることから、操作入力受付部400は、変数tの時間内で検出された操作を操作AFとして受付ける(イベント23)。イベント23により、状態は状態ST15に移行する。この状態ST15では、操作入力受付部400は、“AF”を示す操作種類データを含む処理開始の指令を処理部500に出力する。
このように図11によれば、操作待ち状態ST15において、第2エリア30内でのタッチ操作が検出されてから計時開始されて制限時間内に、指が第2エリア30から境界エリア201に移動し、さらに境界エリア201を越えて第1エリア20内までスライド移動したことが検出される(状態ST5→ST7→ST9→ST11→ST13と遷移する)とき、ユーザ操作の種類を“AF”と判定することができる。
<変形例1>
上述の実施の形態では第1エリア20と第2エリア30では、表示装置212により画像が表示されるとしたが、これらエリアで提示されるものは表示画像に限定されない。たとえば、タッチパネル140のフィルム上に絵柄が印刷されていてもよい。この場合に、第2エリア30では操作ボタンの絵柄がタッチパネル140のフィルム上に印刷され、または絵柄が印刷されたシールがフィルム上に貼られるなどであっても、上述の実施の形態を適用することができる。
上述の実施の形態では第1エリア20と第2エリア30では、表示装置212により画像が表示されるとしたが、これらエリアで提示されるものは表示画像に限定されない。たとえば、タッチパネル140のフィルム上に絵柄が印刷されていてもよい。この場合に、第2エリア30では操作ボタンの絵柄がタッチパネル140のフィルム上に印刷され、または絵柄が印刷されたシールがフィルム上に貼られるなどであっても、上述の実施の形態を適用することができる。
<変形例2>
上述のキャリブレーション処理は、ユーザの指示が入力されると開始(起動)されるとしたが、指示なしに自動で開始させるとしてもよい。
上述のキャリブレーション処理は、ユーザの指示が入力されると開始(起動)されるとしたが、指示なしに自動で開始させるとしてもよい。
自動で開始するための条件には、図9の(A)のフローチャートの禁止フラグ251をセット(ステップS27)し境界エリア201からの情報入力を禁止してから、禁止フラグ251をリセットして禁止を解除するまでの間に、境界エリア201においてタッチ操作が検出されたとの条件を含める。
たとえば、上記の境界エリア201においてタッチ操作が検出されたと同時にキャリブレーション処理を開始する。あるいは、上記の境界エリア201におけるタッチ操作の検出回数をカウントし、カウント値が一定回数を示すときキャリブレーション処理を開始する。あるいは、当該カウント値が一定回数になった後、ユーザ操作により表示装置212の画面がホーム画面に切り替えられた時に、キャリブレーション処理を開始する、または端末100の起動時にキャリブレーション処理を開始する、などとしてもよい。
<変形例3>
図9では、第1エリア20が先にタッチされた場合に、第2エリア30の入力を無効とする処理を含んでいないが、図12のように、この処理を含めるようにしてもよい。すなわち、図9で説明したフラグの処理を各スレッドにおいて等価となるように、処理を追加した場合には、図9の(A)と(B)のフローチャートは図12の(A)と(B)に示すようにそれぞれ変更される。
図9では、第1エリア20が先にタッチされた場合に、第2エリア30の入力を無効とする処理を含んでいないが、図12のように、この処理を含めるようにしてもよい。すなわち、図9で説明したフラグの処理を各スレッドにおいて等価となるように、処理を追加した場合には、図9の(A)と(B)のフローチャートは図12の(A)と(B)に示すようにそれぞれ変更される。
図12の(A)と(B)のフローチャートによれば、第1エリア20および第2エリア30のうち、先にタッチ操作された方の情報入力を有効とし、他方は両エリアの境界付近(境界エリア201)のタッチ操作による情報入力のみを無効とすることが可能である。
図12は、図9のフローチャートを一部変更したものであり、ここでは、変更部分について説明する。つまり、図9のフラグセット処理(ステップS27)を図12の(B)ではステップS41とS43の間にステップS42として追加し、フラグリセット処理(ステップS33)を図12の(B)のステップS45とS47の間に追加し、フラグ参照のための処理(ステップS39とS41)を図12の(A)のステップS24とS27の間にステップSS25とS26として追加することにより、図12では、両スレッドのフラグ処理を等価にすることができる。
<変形例4>
上述の実施の形態では、タッチパネル140における第1エリア20と第2エリア30とが近接していることによる、ユーザ操作に従う意図しない情報入力を防止する場合を説明したが、同様にして、第2エリア30A、30Bおよび30Cのそれぞれ間でユーザ操作に従う意図しない情報入力を防止するようにしてもよい。
上述の実施の形態では、タッチパネル140における第1エリア20と第2エリア30とが近接していることによる、ユーザ操作に従う意図しない情報入力を防止する場合を説明したが、同様にして、第2エリア30A、30Bおよび30Cのそれぞれ間でユーザ操作に従う意図しない情報入力を防止するようにしてもよい。
(他の実施の形態)
上述した実施の形態では、各フローチャートおよび状態遷移図に従うプログラムは予めROM256に格納されており、プロセッサ230が当該プログラムをROM256から読出し、プログラムの命令を実行することにより処理が実現される。このようなプログラムは、端末100に付属するメモリカード152などのように、プロセッサ230のCPUが読取り可能な記録媒体に記録させて、プログラム製品として端末100に提供することもできる。あるいは、ネットワークを介してアンテナ120により受信しRAM252の記憶領域へのダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
上述した実施の形態では、各フローチャートおよび状態遷移図に従うプログラムは予めROM256に格納されており、プロセッサ230が当該プログラムをROM256から読出し、プログラムの命令を実行することにより処理が実現される。このようなプログラムは、端末100に付属するメモリカード152などのように、プロセッサ230のCPUが読取り可能な記録媒体に記録させて、プログラム製品として端末100に提供することもできる。あるいは、ネットワークを介してアンテナ120により受信しRAM252の記憶領域へのダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
20 第1エリア、30,30A 第2エリア、40 境界、100 端末、140 タッチパネル、201 境界エリア、210 表示部、212 表示装置、230 プロセッサ、251 禁止フラグ、352 距離データ、400 操作入力受付部、410 位置検出部、420 入力有効決定部、430 タッチ期間カウント部、500 処理部、600 表示制御部、700 キャリブレーション部、710 距離決定部、720 メッセージ出力部。
Claims (6)
- タッチパネル上の位置を指定するためのタッチ操作を受付け、受付けた操作に対応した情報を入力する操作受付部を備え、
前記タッチパネルは、
第1エリアと、前記第1エリアと隣り合う第2エリアとを含み、
前記第1エリアは、前記第2エリアと隣り合う部分に境界エリアを有し、
前記操作受付部が受付ける操作に従って、前記境界エリアのサイズを可変に調整するための調整部を、さらに備え、
前記操作受付部は、前記境界エリアで受付けた操作に対応した情報の入力を無効にする、情報入力装置。 - 前記タッチ操作は、前記タッチパネル上にユーザが指をタッチする操作を示し、
前記操作受付部は、
前記タッチパネル上の指定された位置を示す位置情報を検出する検出部を、含み、
前記調整部は、
前記検出部から出力される検出順に従う時系列の位置情報から、前記第2エリアから前記第1エリアにまで指がスライド移動する間に指が前記第2エリアを離れるか否かを判定する判定部と、
前記離れたと判定されたときに取得されている前記時系列の位置情報から代表の位置情報を取得する取得部と、
前記代表の位置情報と前記第2エリアの位置情報とから前記境界エリアのサイズを決定する決定部と、を含む、請求項1に記載の情報入力装置。 - 前記調整部は、
調整に先だって、前記第2エリアから前記第1エリアにまで指をスライド移動させることを促すメッセージを出力する、請求項2に記載の情報入力装置。 - 前記タッチパネルは表示面の上に設けられ、
前記メッセージは前記表示面において出力される、請求項3に記載の情報入力装置。 - 前記検出部から出力される検出順に従う前記位置情報から、前記境界エリアで受付けた操作を判定し、当該操作に対応した情報の入力を無効にする、請求項2から4のいずれかに記載の情報入力装置。
- タッチパネル上の位置を指定するためのタッチ操作を受付け、受付けた操作に対応した情報を入力するステップを備え、
前記タッチパネルは、
第1エリアと、前記第1エリアと隣り合う第2エリアとを含み、
前記第1エリアは、前記第2エリアと隣り合う部分に境界エリアを有し、
前記情報を入力するステップにおいて受付ける操作に従って、前記境界エリアのサイズを可変に調整するステップを、さらに備え、
前記情報を入力するステップは、前記境界エリアで受付けた操作に対応した情報の入力を無効にするステップを含む、情報入力方法。
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2012
- 2012-03-29 JP JP2012076623A patent/JP2013206299A/ja active Pending
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