JP2013206144A - 商品推薦システム、商品推薦方法、商品推薦サーバ及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】スマートフォンなどの携帯性に優れる端末によって閲覧することに適しており、かつ、ユーザが毎日閲覧したくなる商品推薦システム等を提供する。
【解決手段】商品推薦サーバは、推薦商品決定処理を行う。商品推薦サーバは、データベースに記憶されている商品情報及び購買履歴情報を参照し、商品の集合を、少なくとも、顧客が購買した経験がある購買経験有商品と、顧客が購買した経験がない購買経験無商品と、に分けて、購買経験有商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定するともに、購買経験無商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定する。商品推薦サーバは、推薦商品決定処理の結果に基づいて、推薦商品に係る商品情報の一部ごとを所定の表示順序によって表示するための表示データを生成し、端末に配信する。
【選択図】図11
【解決手段】商品推薦サーバは、推薦商品決定処理を行う。商品推薦サーバは、データベースに記憶されている商品情報及び購買履歴情報を参照し、商品の集合を、少なくとも、顧客が購買した経験がある購買経験有商品と、顧客が購買した経験がない購買経験無商品と、に分けて、購買経験有商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定するともに、購買経験無商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定する。商品推薦サーバは、推薦商品決定処理の結果に基づいて、推薦商品に係る商品情報の一部ごとを所定の表示順序によって表示するための表示データを生成し、端末に配信する。
【選択図】図11
Description
本発明は、主に食料品や日用品などを販売する小売業に適する商品推薦システム等に関するものである。
従来から、食料品や日用品などの広告媒体として、主にPC(Personal
Computer)などを閲覧端末とする電子チラシが実用化されている。例えば、特許文献1には、電子チラシの広告コンテンツ配信システムが開示されている。
Computer)などを閲覧端末とする電子チラシが実用化されている。例えば、特許文献1には、電子チラシの広告コンテンツ配信システムが開示されている。
特許文献1に記載の広告コンテンツ配信システムでは、広告コンテンツ配信サーバが、電子チラシの構成部品に設定されたキーワードや電子チラシの閲覧状況を閲覧端末から取得し、取得したキーワード等に関連付けられている広告コンテンツを動画情報管理テーブルから検索し、検索結果リストを生成する。更に、検索結果リストに告知情報管理テーブルのランクの高いものをリストマージする。これらの複数の広告コンテンツについてキーワード等との関連の強さに応じた順位を決定し、その順位に応じた配信レートを決定し、配信レートに従って広告コンテンツを配信する。これによれば、電子チラシに連携して配信される広告コンテンツを多様化し、興趣豊かな電子チラシを提供するとともに、商品または閲覧状況等に応じて適切な広告コンテンツを配信することにより、販促効果を向上させることができる。
一方、食料品や日用品などを毎日のように購買する消費者(例えば、20代〜40代の主婦など)は、単純に特売情報だけではなく、現在の自分に合った情報を手軽に閲覧したいという要望がある。例えば、特許文献2には、ネットワークを利用して端末に情報を提供する情報提供システムが開示されている。
特許文献2に記載の情報提供システムでは、ユーザ端末はネットワークを介してリコメンデーションサーバにアクセスする。リコメンデーションサーバは、ユーザの嗜好情報を取得し、ユーザプロファイルとして登録する。またリコメンデーションサーバは実世界の販売実績等の情報を取得し、マーケット実績データを作成し、マーケット実績データをユーザプロファイルに追加する。マーケット実績データを追加したユーザプロファイルを基に、リコメンデーションサーバはユーザに提供するコンテンツデータを選択し、ネットワークを介してユーザ端末に配信する。これによれば、ネットワークに接続されたユーザ端末に対して、実世界の情報を取り入れ、ユーザの嗜好に合った情報を提供することができる。
ところで、近年、印刷物の紙面やPC(Personal Computer)の画面と比べて、画面が小さいスマートフォンやタブレット端末などが普及してきている。特許文献1のように従来の広告媒体(新聞の折り込み広告や電子チラシなど)は、印刷物の紙面やPC(Personal Computer)の画面を前提に製作されているため、画面が小さいスマートフォンなどで閲覧すると、視認性が落ちる。また、スマートフォンなどは、通信環境が不安定であり、データ容量が大きい電子チラシをダウンロードしようとすると、待ち時間が長くなってしまう。しかし、スマートフォンなどは携帯性や即時性に優れているため、当日の売れ行きや天候などによって特売を行う小売業者(主に食料品や日用品などを販売する業者)からは、スマートフォンなどに広告を配信したいという要望がある。
また、特許文献2のように、ユーザの嗜好情報や販売実績に基づいて、頻繁に購買する商品を毎回推薦されると、食料品や日用品などを毎日のように購買する消費者は、推薦システム自体に飽きてしまい、推薦商品を閲覧しなくなってしまう。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすることは、スマートフォンなどの携帯性に優れる端末によって閲覧することに適しており、かつ、ユーザが毎日閲覧したくなる商品推薦システム等を提供することである。
前述の課題を解決するための第1の発明は、端末と商品推薦サーバとがネットワークを介して接続され、前記端末を有する顧客ごとに最適な商品を推薦する商品推薦システムであって、前記商品推薦サーバは、商品情報を記憶する商品情報記憶手段と、前記顧客による商品の購買履歴情報を記憶する購買履歴記憶手段と、前記商品情報記憶手段及び前記購買履歴記憶手段を参照し、商品の集合を、少なくとも、前記顧客が購買した経験がある購買経験有商品と、前記顧客が購買した経験がない購買経験無商品と、に分けて、前記購買経験有商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定するともに、前記購買経験無商品の中から所定数内の商品を前記推薦商品として決定する推薦商品決定手段と、前記推薦商品に係る前記商品情報の一部ごとを所定の表示順序によって表示するための表示データを生成し、前記表示データを前記端末に配信する配信手段と、を具備し、前記端末は、前記配信手段によって配信される前記表示データに基づいて、前記推薦商品に係る前記商品情報を表示する表示手段、を具備する商品推薦システムである。
第1の発明によって、スマートフォンなどの携帯性に優れる端末によって閲覧することに適しており、かつ、ユーザが毎日閲覧したくなる商品推薦システムを提供することができる。特に、購買経験有商品及び購買経験無商品から商品を厳選して推薦するので、端末の限られた表示領域及び通信環境において、少なくとも「適合性」、「納得性」及び「意外性」の推薦軸の観点で多様性を確保しつつ、顧客ごとに適切な商品を推薦することができる。
第1の発明における前記商品推薦サーバは、更に、1又は複数の商品と対応付けられる試供品情報を記憶する試供品情報記憶手段、を具備し、前記推薦商品決定手段は、更に、前記試供品情報記憶手段、前記商品情報記憶手段及び前記購買履歴記憶手段を参照し、前記購買経験無商品に対応付けられている試供品の中から所定数内の試供品を前記推薦商品として決定することが望ましい。これによって、品目ごとの売上高の中位から下位までの商品を広くカバーすることができる。また、商品提供者のメリットとしては、購買経験が無い顧客にのみ試供品に関する情報を配信し、ひいては、なるべく購買経験が無い顧客に対して試供品を配布することができる、ということが挙げられる。
第1の発明における前記商品推薦サーバは、更に、目玉商品情報を記憶する目玉商品情報記憶手段、を具備し、前記推薦商品決定手段は、更に、前記目玉商品情報記憶手段を参照し、目玉商品の中から所定数内の商品を前記推薦商品として決定することが望ましい。これによって、品目ごとの売上高の上位の商品をカバーすることができる。更に、購買経験有商品、購買経験無商品、及び/又は、試供品から厳選される商品と合わせれば、品目ごとの売上高の上位から下位までを広くカバーすることができる。
第1の発明における前記商品推薦サーバは、更に、商品の割引情報を記憶する割引情報記憶手段、を具備し、前記推薦商品決定手段は、更に、前記割引情報記憶手段を参照し、前記割引情報に基づいて前記購買経験有商品及び前記購買経験無商品を整列し、所定の順位までを前記推薦商品として決定することが望ましい。これによって、割引の度合によって購買検討確率が大きく変化するという顧客の購買意向を反映させ、顧客ごとに適切な商品を推薦することができる。
第1の発明における前記推薦商品決定手段は、前記購買経験有商品の中から前記推薦商品を決定する際、前記購買履歴記憶手段を参照し、前記顧客の購買価格偏差を算出し、前記購買価格偏差が大きい商品を前記推薦商品から外すことが望ましい。これによって、端末の限られた表示領域及び通信環境において、そもそも購買検討確率が高い商品を除外し、他の商品を推薦することが可能となる。
第1の発明における前記配信手段は、前記購買経験有商品の表示順序が前記購買経験無商品の表示順序よりも先になるように、前記表示データを生成することが望ましい。これによって、比較的購買検討確率が高い商品である購買経験有商品に関する情報を優先的に表示することができる。
第1の発明における前記配信手段は、前記購買経験有商品又は前記購買経験無商品の中から前記推薦商品として決定される商品と、前記目玉商品の中から前記推薦商品として決定される商品とが重複する場合には、表示順序が後の方を外して、前記表示データを生成することが望ましい。これによって、重複する情報を一元化して表示することができる。
第2の発明は、端末と商品推薦サーバとがネットワークを介して接続され、前記端末を有する顧客ごとに最適な商品を推薦する商品推薦システムにおける商品推薦方法であって、前記商品推薦サーバが、商品情報を記憶する商品情報記憶手段、及び、前記顧客による商品の購買履歴情報を記憶する購買履歴記憶手段を参照し、商品の集合を、少なくとも、前記顧客が購買した経験がある購買経験有商品と、前記顧客が購買した経験がない購買経験無商品と、に分けて、前記購買経験有商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定するともに、前記購買経験無商品の中から所定数内の商品を前記推薦商品として決定する推薦商品決定ステップと、前記商品推薦サーバが、前記推薦商品に係る前記商品情報の一部ごとを所定の表示順序によって表示するための表示データを生成し、前記表示データを前記端末に配信する配信ステップと、前記端末が、前記配信ステップによって配信される前記表示データに基づいて、前記推薦商品に係る前記商品情報を表示する表示ステップと、を実行する商品推薦方法である。
第2の発明によって、スマートフォンなどの携帯性に優れる端末によって閲覧することに適しており、かつ、ユーザが毎日閲覧したくなる商品推薦方法を提供することができる。特に、購買経験有商品及び購買経験無商品から商品を厳選して推薦するので、端末の限られた表示領域及び通信環境において、少なくとも「適合性」、「納得性」及び「意外性」の推薦軸の観点で多様性を確保しつつ、顧客ごとに適切な商品を推薦することができる。
第3の発明は、端末とネットワークを介して接続され、前記端末を有する顧客ごとに最適な商品を推薦する商品推薦サーバであって、商品情報を記憶する商品情報記憶手段と、前記顧客による商品の購買履歴情報を記憶する購買履歴記憶手段と、前記商品情報記憶手段及び前記購買履歴記憶手段を参照し、商品の集合を、少なくとも、前記顧客が購買した経験がある購買経験有商品と、前記顧客が購買した経験がない購買経験無商品と、に分けて、前記購買経験有商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定するともに、前記購買経験無商品の中から所定数内の商品を前記推薦商品として決定する推薦商品決定手段と、前記推薦商品に係る前記商品情報の一部ごとを所定の表示順序によって表示するための表示データを生成し、前記表示データを前記端末に配信する配信手段と、を具備する商品推薦サーバである。第3の発明の商品推薦サーバによって、第1の発明の商品推薦システムを構築し、第2の発明の商品推薦方法を実行することができる。
第4の発明は、コンピュータを、端末とネットワークを介して接続され、前記端末を有する顧客ごとに最適な商品を推薦する商品推薦サーバとして機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、商品情報を記憶する商品情報記憶手段と、前記顧客による商品の購買履歴情報を記憶する購買履歴記憶手段と、前記商品情報記憶手段及び前記購買履歴記憶手段を参照し、商品の集合を、少なくとも、前記顧客が購買した経験がある購買経験有商品と、前記顧客が購買した経験がない購買経験無商品と、に分けて、前記購買経験有商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定するともに、前記購買経験無商品の中から所定数内の商品を前記推薦商品として決定する推薦商品決定手段と、前記推薦商品に係る前記商品情報の一部ごとを所定の表示順序によって表示するための表示データを生成し、前記表示データを前記端末に配信する配信手段、として機能させるためのプログラムである。第4の発明のプログラムを汎用のコンピュータにインストールすることによって、第3の発明の商品推薦サーバを得ることができる。
本発明により、スマートフォンなどの携帯性に優れる端末によって閲覧することに適しており、かつ、ユーザが毎日閲覧したくなる商品推薦システム等を提供することができる。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明の商品推薦システムは、主に食料品や日用品などを販売する小売業に適する。以下では、主に食料品や日用品などを販売するスーパーを例に挙げて説明する。特に、単一のスーパーが、会員登録済の顧客に対して、日々の購買履歴情報に基づいて商品を推薦する例を説明する。尚、当然ながら、本発明の適用範囲は、スーパーに限定されるわけではなく、前述の課題を有する業態であれば、どのような業態に対しても同様の効果を奏する。
<1.本発明の商品推薦モデル>
最初に、図1、図2を参照しながら、本発明の商品推薦モデルを説明する。図1、図2は、本発明の商品推薦モデルを説明する図である。
最初に、図1、図2を参照しながら、本発明の商品推薦モデルを説明する。図1、図2は、本発明の商品推薦モデルを説明する図である。
本発明の商品推薦モデルは、「推薦(リコメンド)軸」、「消費者購買意向」、「ロングテール」という3つの観点から設計されている。より具体的には、以下の3つの設計方針に沿って設計されている。
・推薦軸の観点で多様性を確保しつつ、顧客ごとに適切な商品を推薦する。
・顧客の購買意向を反映させ、顧客ごとに適切な商品を推薦する。
・ロングテールを広くカバーし、顧客ごとに適切な商品を推薦する。
・推薦軸の観点で多様性を確保しつつ、顧客ごとに適切な商品を推薦する。
・顧客の購買意向を反映させ、顧客ごとに適切な商品を推薦する。
・ロングテールを広くカバーし、顧客ごとに適切な商品を推薦する。
本発明の商品推薦モデルは、個客別の商品推薦モデルである。「個客別」とは、1人1人に最適な商品推薦を行うことを強調するための造語である。以下では、用語の統一を図る為に「顧客」のみを用いるが、本発明は、スーパー側の販売促進効果だけでなく、「個客」満足の向上効果をも奏するものである。
「推薦軸」とは、顧客にとって良い推薦結果か否かを評価するための評価軸である。本発明の実施形態では、「適合性」、「納得性」、「意外性」、「速効性」の4つの推薦軸を考える。
「適合性」とは、顧客に合致した商品が推薦されたか否かを評価するための評価軸である。適合性が高い推薦商品であれば、顧客は、「私にぴったりの商品が勧められた!」と感じる。
「納得性」とは、顧客が何故この商品を推薦されたのかを納得できるか否かを評価するための評価軸である。納得性が高い推薦商品であれば、顧客は、「勧められた理由が分かる!」と感じる。
「意外性」とは、顧客が良い意味での驚きを感じる商品が推薦されたか否かを評価するための評価軸である。意外性が高い推薦商品であれば、顧客は、「言われてみると、こんな商品が欲しかった!」と感じる。
「速効性」とは、顧客の嗜好の変化に対応した商品が推薦されたか否かを評価するための評価軸である。速効性が高い推薦商品であれば、顧客は、「私の嗜好の変化に応じて推薦商品も変わっている!」と感じる。
これらの4つの推薦軸の観点で多様性を確保しつつ、顧客ごとに適切な商品を推薦するために、本発明の商品推薦モデルでは、少なくとも、スーパーが取り扱う商品群を、「購買経験有商品」及び「購買経験無商品」のカテゴリに分ける。図1に示すように、「購買経験有商品」は、顧客にとって「適合性」及び「納得性」が高い商品である。一方、「購買経験無商品」は、顧客にとって「意外性」が高い商品である。
本発明の商品推薦モデルでは、更に、スーパーが取り扱う商品群を、「試供品」及び「目玉商品」のカテゴリに分けても良い。図1に示すように、「試供品」は、顧客にとって「意外性」及び「適合性」が高い商品である。「目玉商品」は、顧客にとって「適合性」が高い商品である。尚、「目玉商品」は、全ての顧客に適合性が高い商品と言える。
また、顧客の購買意向を反映させ、顧客ごとに適切な商品を推薦するために、本発明の商品推薦モデルでは、割引情報を考慮して商品を推薦する。例えば、「購買経験有商品」の場合、総じて購買検討確率が高くなるものの、4割以上の割引によって購買検討確率が100%になるという統計データがある。つまり、「購買経験有商品」の場合であれば、割引率が高い順に商品を推薦することが望ましいと言える。
「ロングテール」とは、品目ごとの売上高の上位20%を「ヘッド」、下位80%を「テール」としたとき、「テール」による売り上げが、「ヘッド」による売り上げを上回る現象を意味する。近年は、顧客の価値観が多様化し、商品の種類も増加している。スーパーなどでは、ロングテールの現象が顕著と言える。
そこで、ロングテールを広くカバーし、顧客ごとに適切な商品を推薦するために、本発明の商品推薦モデルでは、前述の「購買経験有商品」、「購買経験無商品」、「試供品」及び「目玉商品」の4つのカテゴリごとに推薦商品を決定する。図2に示すように、「目玉商品」が上位0〜20%の商品をカバーし、「購買経験有商品」が上位15〜40%の商品をカバーし、「購買経験無商品」が上位15〜60%の商品をカバーし、「試供品」が上位15〜100%の商品をカバーする。
更に、例えば、新しい購買履歴の重み付けを重くして利用したり、購買履歴を一定の期間に絞って利用したり、店舗別の購買履歴を利用したりすることによって、顧客の嗜好や購買場所の変化に動的に対応し、顧客にとって「速効性」が高い商品を推薦することができる。
以下では、図3〜図32を参照しながら、本発明の商品推薦モデルを具体的に実現するための商品推薦システム1を説明する。
<2.商品推薦システム1の概略構成>
図3、図4を参照しながら、商品推薦システム1の概略構成について説明する。
図3、図4を参照しながら、商品推薦システム1の概略構成について説明する。
図3は、商品推薦システム1の全体構成図である。図3に示すように、商品推薦システム1は、商品推薦サーバ2と端末4とがネットワーク5を介して接続されて構成されている。商品推薦システム1におけるユーザは、スーパーにおける顧客と同義であるため、以下では、用語の統一を図る為に「顧客」のみを用いる。
商品推薦サーバ2は、端末4を有する顧客ごとに最適な商品を推薦するサーバである。商品推薦サーバ2は、データベース3を有する。データベース3は、少なくとも、スーパーが取り扱う商品の商品情報、顧客による商品の購買履歴情報を記憶する。商品推薦サーバ2は、データベース3を参照し、商品の集合を、少なくとも、顧客が購買した経験がある購買経験有商品と、顧客が購買した経験がない購買経験無商品と、に分けて、購買経験有商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定するともに、購買経験無商品の中から所定数内の商品を前記推薦商品として決定する。そして、商品推薦サーバ2は、推薦商品に係る商品情報の一部ごとを所定の表示順序によって表示するための表示データを生成し、表示データを端末4に配信する。
端末4は、顧客が所有するスマートフォンやタブレット端末などである。端末4は、商品推薦サーバ2から配信される表示データに基づいて、推薦商品に係る商品情報を表示する。商品情報には、商品の画像、価格、割引率などが含まれる。
図4は、コンピュータのハードウエア構成図である。尚、図4のハードウエア構成は一例であり、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。
商品推薦サーバ2、端末4などを実現するコンピュータは、制御部11、記憶部12、入力部13、表示部14、通信制御部15等が、バス16を介して接続される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成される。CPUは、記憶部12、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス16を介して接続された各装置を駆動制御し、コンピュータが行う後述する処理を実現する。ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。RAMは、揮発性メモリであり、記憶部12、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部11が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶部12は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどであり、制御部11が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(Operating System)等が格納される。プログラムに関しては、OSに相当する制御プログラムや、後述する処理をコンピュータに実行させるためのアプリケーションプログラムが格納されている。これらの各プログラムコードは、制御部11により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
入力部13は、データの入力を行い、例えば、キーボード、マウスやタッチペン等のポインティングデバイス、テンキー、ボタン、スイッチ等の入力装置を有する。ユーザは、入力部13を介して、コンピュータに対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。表示部14は、液晶パネル、有機EL等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。尚、入力部13及び表示部14は、タッチパネルディスプレイのように、一体となっていても良い。
通信制御部15は、通信制御装置、通信ポート等を有し、コンピュータとネットワーク5間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワーク5を介して、他のコンピュータ間との通信制御を行う。ネットワーク5は、有線、無線を問わない。バス16は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
<3.商品推薦システム1において利用されるデータ>
図5〜図11を参照しながら、商品推薦システム1において利用されるデータについて説明する。
図5〜図11を参照しながら、商品推薦システム1において利用されるデータについて説明する。
図5は、データベース3に記憶される情報を示す図である。図5に示すように、データベース3は、顧客情報21、店舗情報22、商品情報23、購買履歴情報24、試供品情報25、目玉商品情報26などを記憶する。
顧客情報21は、スーパーの顧客に関する情報である。店舗情報22は、スーパーの店舗に関する情報である。商品情報23は、スーパーが取り扱う商品に関する情報である。購買履歴情報24は、顧客による商品の購買履歴に関する情報である。試供品情報25は、スーパーが取り扱う試供品に関する情報である。目玉商品情報26は、スーパーの店員によって決定される日々の目玉商品に関する情報である。
図6は、顧客情報21を構成するテーブルの1例を示す図である。図6に示すように、顧客情報21は、例えば、顧客テーブル30によって構成される。
顧客テーブル30は、顧客ID31を主キーとし、顧客名32、住所33、生年月日34などのデータ項目を有する。顧客ID31は、顧客を一意に識別する番号である。顧客名32は、顧客の氏名である。住所33は、顧客の住所である。生年月日34は、顧客の生年月日である。
図7は、店舗情報22を構成するテーブルの1例を示す図である。図7に示すように、店舗情報22は、例えば、店舗テーブル40によって構成される。
店舗テーブル40は、店舗IDを主キーとし、店舗名41、住所43、電話番号44などのデータ項目を有する。店舗ID41は、店舗(スーパーの各支店)を一意に識別する番号である。店舗名42は、各支店の名称である。住所43は、各支店の住所である。電話番号44は、各支店の電話番号である。
図8は、商品情報23を構成するテーブルの1例を示す図である。図8に示すように、商品情報23は、例えば、商品テーブル50及び商品価格テーブル60によって構成される。商品の価格は、店舗ごとに異なる可能性があるので、商品の属性情報を商品テーブル50に記憶し、価格情報を商品価格テーブル60に記憶する。
商品テーブル50は、商品ID51を主キーとし、商品名52、メーカー53、第1商品画像55、第2商品画像56、第3商品画像57などのデータ項目を有する。商品ID51は、商品を一意に識別する番号である。商品名52は、商品の名称(商標)である。メーカー53は、商品の製造元を示す情報である。第1商品画像55〜第3商品画像57は、商品又は商品の包装が撮影された画像である。
商品価格テーブル60は、商品ID61及び店舗ID62を主キーとし、価格63などのデータ項目を有する。商品ID61は、商品ID51と同様である。店舗ID62は、店舗ID41と同様である。テーブルの主キーから分かるように、価格63は、商品ID61及び店舗ID62ごとの価格である。
図9は、購買履歴情報24を構成するテーブルの1例を示す図である。図9に示すように、購買履歴情報24は、例えば、購買テーブル70及び購買商品テーブル80によって構成される。顧客は、1回の買い物において複数の商品を購買するので、購買履歴の概要情報を購買テーブル70に記憶し、購買履歴の商品ごとの詳細情報を購買商品テーブル80に記憶する。
購買テーブル70は、顧客ID71及び購買ID72を主キーとし、購買日73、購買時刻74、店舗ID75、購買額合計76などのデータ項目を有する。顧客ID71は、顧客ID31と同様である。購買ID72は、購買履歴を一意に識別する番号である。購買日73は、商品を購買した日である。購買時刻74は、商品を購買した時刻である。店舗ID75は、店舗ID41と同様である。購買額合計76は、1回の買い物における購買額の合計である。
購買商品テーブル80は、顧客ID81、購買ID82、商品ID83及び数番号84を主キーとし、価格85などのデータ項目を有する。顧客ID81は、顧客ID31と同様である。購買ID82は、購買ID72と同様である。商品ID83は、商品ID51と同様である。数番号84は、1回の買い物において同一の商品を購買した場合の連番である。テーブルの主キーから分かるように、価格85は、顧客ID81、購買ID82、商品ID83及び数番号84ごとの価格である。
図10は、試供品情報25を構成するテーブルの1例を示す図である。図10に示すように、試供品情報25は、例えば、試供品テーブル90及び試供品商品テーブル100によって構成される。試供品は、1又は複数の商品と関連付けられるので、試供品の属性情報を試供品テーブル90に記憶し、試供品と商品との関連付け情報を試供品商品テーブル100に記憶する。
試供品が、1又は複数の商品と関連付けられることについて説明する。例えば、美容液などであれば、中身が同一であっても、「360ml」の商品と「720ml」の商品とが別々の商品IDによって管理されている。一方、試供品は、「360ml」の商品と「720ml」の商品とに別々に準備されるわけではなく、単一である。つまり、試供品と商品は、1対多の関係にある。
尚、後述するように、本発明の実施形態では、顧客が購買した経験がある商品が関連付けられている試供品は、その顧客に推薦しない。例えば、「360ml」の商品を購買したことがなくても、「720ml」の商品を購買したことがあれば、その顧客には、その商品の試供品を推薦する必要がない。
試供品テーブル90は、試供品ID91を主キーとし、試供品名92、メーカー93、試供品画像94などのデータ項目を有する。試供品ID91は、試供品を一意に識別する番号である。試供品名92は、試供品の名称(商標)である。メーカー93は、試供品の製造元を示す情報である。試供品画像94は、試供品又は試供品の包装が撮影された画像である。
試供品商品テーブル100は、試供品ID101及び商品ID102を主キーとするデータ項目を有する。試供品ID101は、試供品ID91と同様である。商品ID102は、商品ID51と同様である。
図11は、目玉商品情報26を構成するテーブルの1例を示す図である。図11に示すように、目玉商品情報26は、例えば、特売テーブル110によって構成される。
特売テーブル110は、商品ID111を主キーとし、店舗ID112、価格113、割引率114、閾値個数115、特売画像116などのデータ項目を有する。商品ID111は、商品ID51と同様である。店舗ID112は、店舗ID41と同様である。価格113は、価格63と同様である。割引率114は、特売時の割引率である。閾値個数115は、特売の対象となる商品数である。特売画像116は、特売のための商品又は商品の包装が撮影される画像である。割引率114、閾値個数115及び特売画像116は、チラシの構成を話し合う為のチラシ会議によって決定される。
<4.商品推薦システム1の動作>
図12〜図17を参照しながら、商品推薦システム1の動作について説明する。
図12〜図17を参照しながら、商品推薦システム1の動作について説明する。
図12は、商品推薦処理の全体の流れを示すフローチャートである。図12に示すように、商品推薦サーバ2は、推薦商品決定処理(S11)を行う。
図13は、推薦商品決定処理の流れを示すフローチャートである。図13に示すように、商品推薦サーバ2は、購買経験有商品に対する推薦商品決定処理(S21)及び購買経験無商品に対する推薦商品決定処理(S22)を行う。S21及びS22では、商品推薦サーバ2は、データベース3に記憶されている商品情報23及び購買履歴情報24を参照し、商品の集合を、少なくとも、顧客が購買した経験がある購買経験有商品と、顧客が購買した経験がない購買経験無商品と、に分けて、購買経験有商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定するともに、購買経験無商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定する。
図14は、購買経験有商品に対する推薦商品決定処理を示すフローチャートである。図14に示すように、商品推薦サーバ2は、購買履歴情報24を検索し、購買経験有商品を取得する(S31)。次に、商品推薦サーバ2は、S31の結果を基に、目玉商品情報26を検索し、購買経験有商品の割引情報を取得する(S32)。次に、商品推薦サーバ2は、S31及びS32の結果を基に、購買経験有商品を、割引情報によって降順に整列する(S33)。次に、商品推薦サーバ2は、S33の結果を基に、購買経験有商品の上位N(例えば、N=3)点を推薦商品として決定する(S34)。
図15は、購買経験無商品に対する推薦商品決定処理を示すフローチャートである。図15に示すように、商品推薦サーバ2は、購買履歴情報24を検索し、購買経験有商品を取得する(S41)。次に、商品推薦サーバ2は、S41の結果を基に、目玉商品情報26を検索し、購買経験無商品の割引情報を取得する(S42)。次に、商品推薦サーバ2は、S41及びS42の結果を基に、購買経験無商品を、割引情報によって降順に整列する(S43)。次に、商品推薦サーバ2は、S43の結果を基に、購買経験無商品の上位N(例えば、N=3)点を推薦商品として決定する(S44)。
図13の説明に戻る。更に、商品推薦サーバ2は、試供品に対する推薦商品決定処理(S23)を行っても良い。S23では、商品推薦サーバ2は、データベース3に記憶されている試供品情報25、商品情報23及び購買履歴情報24を参照し、購買経験無商品に対応付けられている試供品情報25に係る試供品の中から所定数内の試供品を推薦商品として決定しても良い。
図16は、試供品に対する推薦商品決定処理を示すフローチャートである。図16に示すように、商品推薦サーバ2は、購買履歴情報24を検索し、購買経験有商品を取得する(S51)。次に、商品推薦サーバ2は、S51の結果を基に、試供品情報25を検索し、購買経験無商品の試供品を取得する(S52)。次に、商品推薦サーバ2は、S52の結果を基に、購買経験無商品の試供品のN(例えば、N=3)点を、推薦商品として決定する(S53)。
図13の説明に戻る。更に、商品推薦サーバ2は、目玉商品に対する推薦商品決定処理(S24)を行っても良い。S24では、商品推薦サーバ2は、データベース3に記憶されている目玉商品情報26を参照し、目玉商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定しても良い。
図17は、目玉商品に対する推薦商品決定処理を示すフローチャートである。図17に示すように、商品推薦サーバ2は、目玉商品情報64を検索し、目玉商品と割引情報を取得する(S61)。次に、商品推薦サーバ2は、S61の結果を基に、目玉商品を、割引情報によって降順に整列する(S62)。次に、商品推薦サーバ2は、S62の結果を基に、目玉商品の上位N(例えば、N=3)点を、推薦商品として決定する(S63)。
図12の説明に戻る。商品推薦サーバ2は、S11の結果に基づいて、推薦商品に係る商品情報の一部ごとを所定の表示順序によって表示するための表示データを生成する(S12)。「商品情報の一部ごと」とは、例えば、一の推薦商品ごとや、関連する二以上の推薦商品ごと、などが考えられる。「関連する二以上の推薦商品ごと」とは、「購買経験有商品」、「購買経験無商品」、「試供品」及び「目玉商品」の4つのカテゴリごとなどが考えられる。
所定の表示順序は、例えば、「目玉商品」が第1位、「購買経験有商品」が第2位、「試供品」が第3位、「購買経験無商品」が第4位、である。但し、表示順序はこの例に限定されるわけではない。
商品推薦サーバ2は、購買経験有商品の表示順序が購買経験無商品の表示順序よりも先になるように、表示データを生成することが望ましい。これによって、比較的購買検討確率が高い商品である購買経験有商品に関する情報を優先的に表示することができる。
また、商品推薦サーバ2は、購買経験有商品又は購買経験無商品の中から推薦商品として決定される商品と、目玉商品の中から推薦商品として決定される商品とが重複する場合には、表示順序が後の方を外して、表示データを生成することが望ましい。これによって、重複する情報を一元化して表示することができる。
次に、商品推薦サーバ2は、S12において生成される表示データを端末4に配信する(S13)。これに対して、端末4は、商品推薦サーバ2から配信される表示データに基づいて、推薦商品に係る商品情報を表示する(S14)。推薦商品に係る商品情報の表示処理は、図31及び図32を参照しながら後述する。
以上のフローチャートによる説明は、商品推薦システム1の動作の例示に過ぎない。商品推薦システム1は、各フローチャートに含まれるステップの一部のみを実行しても良いし、一部のステップの順序を入れ替えて実行しても良いし、一部のステップを纏めて実行しても良い。
<5.各推薦商品決定処理を実現するための検索処理の詳細>
図18〜図30を参照しながら、前述の各推薦商品決定処理を実現するための検索処理の詳細について説明する。以下では、データベース3をリレーショナルデータベースとし、推薦商品決定処理(S11)をSQL文による検索処理によって実現する。
図18〜図30を参照しながら、前述の各推薦商品決定処理を実現するための検索処理の詳細について説明する。以下では、データベース3をリレーショナルデータベースとし、推薦商品決定処理(S11)をSQL文による検索処理によって実現する。
<5−1.購入経験有商品に対する推薦商品決定処理に係る検索処理>
図18〜図20を参照しながら、購入経験有商品に対する推薦商品決定処理に係る検索処理について説明する。
図18〜図20を参照しながら、購入経験有商品に対する推薦商品決定処理に係る検索処理について説明する。
図18は、顧客別購買商品の検索処理を説明する図である。図18に示すSQL文121は、顧客別購買商品の検索処理を実現する為のクエリQ11である。顧客別購買商品テーブル131は、SQL文121の実行結果の1例である。
商品推薦サーバ2は、SQL文121によって、購買商品テーブル80を参照し、顧客ID及び商品IDごとに、顧客ID、商品ID、購買回数、価格平均、最低価格、最高価格、価格偏差、を取得する。購買回数は、特定の顧客による特定の商品の購買回数である。価格平均は、特定の顧客による特定の商品の購買価格の平均である。最低価格は、特定の顧客による特定の商品の購買価格の最低値である。最高価格は、特定の顧客による特定の商品の購買価格の最高値である。価格偏差は、特定の顧客による特定の商品の購買価格の偏差値である。
価格偏差について説明する。価格偏差は、顧客がその商品の価格にどのくらい敏感なのかを示す値である。価格偏差が大きい(価格感度が低い)場合、その顧客は、価格によらずにその商品を購買していることになるため、その商品に対するブランドロイアリティが高いと言える。
顧客別購買商品テーブル131は、顧客ID及び商品IDを主キーとし、購買回数、価格平均、最低価格、最高価格及び価格偏差のデータ項目を有するテーブルである。顧客別購買商品テーブル131のデータは、顧客別購買商品の統計情報と言える。
図19は、顧客別特売購買有の検索処理を説明する図である。図19に示すSQL文122は、顧客別特売購買有の検索処理を実現する為のクエリQ12である。顧客別特売購買有テーブル132は、SQL文122の実行結果の1例である。
商品推薦サーバ2は、SQL文122によって、特売テーブル110、顧客別購買商品テーブル131を参照し、顧客ID及び商品IDごとに、割引率の降順に整列し、顧客ID、商品ID、店舗ID、購買回数、価格平均、価格偏差、価格、割引率を取得する。尚、説明を簡潔にするために、SQL文122は、顧客ID=1、店舗ID=1の条件を付している。
顧客別特売購買有テーブル132は、顧客ID=1、店舗ID=1のデータについて、商品IDを主キーとし、購買回数、価格平均、価格偏差、価格、割引率のデータ項目を有するテーブルである。顧客別特売購買有テーブル132のデータは、購買経験有商品の統計情報及び特売情報と言える。
ここで、商品推薦サーバ2は、価格偏差が一定の閾値(例えば、「100」)を上回る場合には、推薦商品の対象から外しても良い。つまり、商品推薦サーバ2は、購買経験有商品の中から推薦商品を決定する際、顧客の購買価格偏差を算出し、購買価格偏差が大きい商品を推薦商品から外しても良い。例えば、図19の例であれば、価格偏差が「162」である商品IDが「1」の商品が、推薦商品の対象から外れる。
前述の通り、価格偏差が大きい(価格感度が低い)場合、その顧客はその商品に対するブランドロイアリティが高いので、推薦するまでもなく、購買を検討すると考えられる。そこで、購買価格偏差が大きい商品を推薦商品から外すことによって、端末4の限られた表示領域及び通信環境において、そもそも購買検討確率が高い商品を除外し、他の商品を推薦することが可能となる。
図20は、顧客別特売購買有名前の検索処理を説明する図である。図20に示すSQL文123は、顧客別特売購買有名前の検索処理を実現する為のクエリQ13である。顧客別特売購買有名前テーブル133は、SQL文123の実行結果の1例である。
商品推薦サーバ2は、SQL文123によって、顧客テーブル30、商品テーブル50、店舗テーブル40、顧客別特売購買有テーブル132を参照し、顧客別特売購買有テーブル132のデータに各名称を付与し、顧客名、商品名、店舗名、価格、割引率を取得する。
顧客別特売購買有名前テーブル133は、顧客ID=1、店舗ID=1のデータについて、顧客名、商品名、店舗名、価格、割引率のデータ項目を有するテーブルである。例えば、顧客別特売購買有名前テーブル133のデータから、上位N(例えば、N=3)点の商品を推薦商品として決定することによって、顧客名が「大日本太郎」に対する、購入経験有商品から厳選された推薦商品が得られる。
<5−2.購入経験無商品に対する推薦商品決定処理に係る検索処理>
図21〜図24を参照しながら、購入経験無商品に対する推薦商品決定処理に係る検索処理について説明する。
図21〜図24を参照しながら、購入経験無商品に対する推薦商品決定処理に係る検索処理について説明する。
図21は、顧客別特売商品の検索処理を説明する図である。図21に示すSQL文141は、顧客別特売商品の検索処理を実現する為のクエリQ21である。顧客別特売商品テーブル151は、SQL文141の実行結果の1例である。
商品推薦サーバ2は、SQL文141によって、顧客テーブル30及び特売テーブル110を単純に結合し、顧客ID、商品ID、店舗IDを取得する。尚、説明を簡潔にするために、SQL文141は、顧客ID=1、2、店舗ID=1の条件を付している。
顧客別特売商品テーブル151は、顧客ID=1、2、店舗ID=1のデータについて、顧客ID、商品ID、店舗IDのデータ項目を有するテーブルである。顧客別特売商品テーブル151は、顧客ごとの特売情報と言える。
図22は、顧客別特売購買無の検索処理を説明する図である。図22に示すSQL文142は、顧客別特売購買無の検索処理を実現する為のクエリQ22である。顧客別特売購買無テーブル152は、SQL文142の実行結果の1例である。
商品推薦サーバ2は、SQL文142によって、顧客別特売商品テーブル151、顧客別購買商品テーブル131を参照し、顧客IDの昇順及び商品IDの昇順に整列して、顧客別購買商品テーブル131にはない商品IDを、顧客IDごとに取得する。尚、顧客ID2及び商品ID2は、「顧客別購買商品テーブル131の商品ID=NULL」という条件の下、顧客別購買商品テーブル131から取得されるので、全てNULLになっている。「顧客別購買商品テーブル131の商品ID=NULL」という条件を満たす商品が、「購買経験無商品」である。
顧客別特売購買無テーブル152は、顧客ID=1、2のデータについて、顧客ID、商品IDのデータ項目を有するテーブルである。顧客別特売購買無テーブル152は、顧客ごとの購買経験無特売情報と言える。
図23は、顧客別特売購買無価格の検索処理を説明する図である。図23に示すSQL文143は、顧客別特売購買無価格の検索処理を実現する為のクエリQ23である。顧客別特売購買無価格テーブル153は、SQL文143の実行結果の1例である。
商品推薦サーバ2は、SQL文143によって、特売テーブル110、顧客別特売購買無テーブル152を参照し、顧客IDの昇順及び割引率の降順に整列して、顧客ID、商品ID、店舗ID、価格、割引率、割引額を取得する。割引額は、「割引額=価格/(1−割引率)−価格」によって算出される。
顧客別特売購買無価格テーブル153は、顧客ID=1、2、店舗ID=1のデータについて、顧客ID、商品ID、店舗ID、価格、割引率、割引額のデータ項目を有するテーブルである。顧客別特売購買無価格テーブル153は、購買経験無商品の価格情報と言える。
図24は、顧客別特売購買無名前の検索処理を説明する図である。図24に示すSQL文144は、顧客別特売購買無名前の検索処理を実現する為のクエリQ24である。顧客別特売購買無名前テーブル154は、SQL文144の実行結果の1例である。
商品推薦サーバ2は、SQL文144によって、顧客テーブル30、商品テーブル50、店舗テーブル40、顧客別特売購買無価格テーブル153を参照し、顧客別特売購買無価格テーブル153のデータに各名称を付与し、顧客ID、顧客名、商品ID、商品名、店舗名、価格、割引率、割引額を取得する。
顧客別特売購買無価格テーブル153は、顧客ID=1、2、店舗ID=1のデータについて、顧客ID、顧客名、商品ID、商品名、店舗名、価格、割引率、割引額のデータ項目を有するテーブルである。例えば、顧客別特売購買無価格テーブル153のデータから、顧客ごとに、上位N(例えば、N=3)点の商品を推薦商品として決定することによって、顧客名が「大日本太郎」及び「大日本花子」に対する、購入経験無商品から厳選された推薦商品が得られる。
<5−3.試供品に対する推薦商品決定処理に係る検索処理>
図25〜図30を参照しながら、試供品に対する推薦商品決定処理に係る検索処理について説明する。
図25〜図30を参照しながら、試供品に対する推薦商品決定処理に係る検索処理について説明する。
図25は、店舗別試供品商品の検索処理を説明する図である。図25に示すSQL文161は、店舗別試供品商品の検索処理を実現する為のクエリQ31である。店舗別試供品商品テーブル171は、SQL文161の実行結果の1例である。
商品推薦サーバ2は、SQL文161によって、試供品テーブル90及び試供品商品テーブル100を参照し、試供品及び商品に係る1対多の関係を展開し、試供品ID、店舗ID、商品ID、試供品名を取得する。
店舗別試供品商品テーブル171は、試供品ID、店舗ID、商品ID、試供品名のデータ項目を有するテーブルである。図25の例では、試供品IDが「1」の試供品に対して、商品IDが「12」及び「13」の商品が結合されている。また、試供品IDが「2」の試供品に対して、商品IDが「5」の商品が結合されている。
図26は、顧客別試供品商品の検索処理を説明する図である。図26に示すSQL文162は、顧客別試供品商品の検索処理を実現する為のクエリQ32である。顧客別試供品商品テーブル172は、SQL文162の実行結果の1例である。
商品推薦サーバ2は、SQL文162によって、顧客テーブル30及び店舗別試供品商品テーブル171を単純に結合し、顧客ごとの試供品に関連付けられる商品に展開し、顧客ID、試供品ID、店舗ID、商品ID、試供品名を取得する。
顧客別試供品商品テーブル172は、顧客ID、試供品ID、店舗ID、商品ID、試供品名のデータ項目を有するテーブルである。図26の例では、顧客IDが「1」〜「5」の顧客ごとに、それぞれ、試供品IDが「1」の試供品に対して関連付けられる商品IDが「12」及び「13」の商品、並びに、試供品IDが「2」の試供品に対して関連付けられる商品IDが「5」の商品が展開されている。
図27は、顧客別試供品商品利用有の検索処理を説明する図である。図27に示すSQL文163は、顧客別試供品商品利用有の検索処理を実現する為のクエリQ33である。顧客別試供品商品利用有テーブル173は、SQL文163の実行結果の1例である。
商品推薦サーバ2は、SQL文163によって、顧客別購買商品テーブル131及び顧客別試供品商品テーブル172を参照し、顧客ごとに、購買経験有商品情報として、顧客ID、店舗ID、試供品ID、商品IDを取得する。
顧客別試供品商品利用有テーブル173は、顧客ID、店舗ID、試供品ID、商品IDのデータ項目を有するテーブルである。ここで取得される試供品は、利用経験(=購買経験)がある商品と関連付けられている為、推薦商品の対象外となる。例えば、図26の例では、顧客IDが「2」の顧客には、試供品IDが「1」及び「2」の両方の試供品が、推薦商品の対象外となる。一方、顧客IDが「1」の顧客には、試供品IDが「1」の試供品が、推薦商品の対象となる。
図28は、顧客別試供品の検索処理を説明する図である。図28に示すSQL文164は、顧客別試供品の検索処理を実現する為のクエリQ34である。顧客別試供品テーブル174は、SQL文164の実行結果の1例である。
商品推薦サーバ2は、SQL文164によって、顧客テーブル30及び試供品テーブル90を単純に結合し、顧客ごとの試供品に展開し(商品には展開していない。)、顧客ID、試供品IDを取得する。
顧客別試供品テーブル174は、顧客ID、試供品IDのデータ項目を有するテーブルである。図28の例では、顧客IDが「1」〜「5」の顧客ごとに、それぞれ、試供品IDが「1」及び「2」の試供品が展開されている。
図29は、顧客別試供品商品利用無の検索処理を説明する図である。図29に示すSQL文165は、顧客別試供品商品利用無の検索処理を実現する為のクエリQ35である。顧客別試供品商品利用無テーブル175は、SQL文165の実行結果の1例である。
商品推薦サーバ2は、SQL文165によって、顧客別試供品商品利用有テーブル173、顧客別試供品テーブル174を参照し、顧客別試供品商品利用有テーブル173にはない試供品IDを、顧客IDごとに取得する。尚、顧客ID2及び試供品ID2は、「顧客別試供品商品利用有テーブル173の試供品ID=NULL」という条件の下、顧客別試供品商品利用有テーブル173から取得されるので、全てNULLになっている。「顧客別試供品商品利用有テーブル173の試供品ID=NULL」という条件を満たす商品が、「購買経験有商品に関連付けられていない試供品」である。
顧客別試供品商品利用無テーブル175は、顧客ID、商品IDのデータ項目を有するテーブルである。顧客別試供品商品利用無テーブル175は、顧客ごとの「購買経験有商品に関連付けられていない試供品」情報と言える。
図30は、顧客別試供品商品利用無名前の検索処理を説明する図である。図30に示すSQL文166は、顧客別試供品商品利用無名前の検索処理を実現する為のクエリQ36である。顧客別試供品商品利用無名前テーブル176は、SQL文166の実行結果の1例である。
商品推薦サーバ2は、SQL文166によって、顧客テーブル30、店舗テーブル40、店舗別試供品商品テーブル171、顧客別試供品商品利用無テーブル175を参照し、顧客別試供品商品利用無テーブル175のデータに各名称を付与し、顧客ID、顧客名、店舗名、試供品ID、試供品名を取得する。
顧客別試供品商品利用無名前テーブル176は、顧客ID、顧客名、店舗名、試供品ID、試供品名のデータ項目を有するテーブルである。例えば、顧客別試供品商品利用無名前テーブル176のデータから、顧客ごとに試供品を推薦商品として決定することによって、顧客名が「大日本太郎」、「アーバン一郎」、「アーバン次郎」及び「大日本三郎」に対する、試供品から厳選された推薦商品が得られる。
<5−4.目玉商品に対する推薦商品決定処理に係る検索処理>
目玉商品に対する推薦商品決定処理は、特売テーブル110に対するSQL文だけを必要とし、前述の説明から容易に理解できるので、説明を省略する。
目玉商品に対する推薦商品決定処理は、特売テーブル110に対するSQL文だけを必要とし、前述の説明から容易に理解できるので、説明を省略する。
<6.推薦商品表示処理の詳細>
図31〜図32を参照しながら、推薦商品表示処理の詳細について説明する。
図31〜図32を参照しながら、推薦商品表示処理の詳細について説明する。
図31は、商品推薦画面200を示す図である。図31に示すように、商品推薦画面200は、店舗名201、顧客名202、カテゴリ名203、商品画像204、価格205、割引率206、カテゴリ別推薦商品数207などの表示項目を有する。
店舗名201及び顧客名202は、画面上部に固定されて表示される。カテゴリ名203は、タブとして表示される。「購入経験有り」のタブには、購入経験有商品から厳選された推薦商品が表示される。「購入経験無し」のタブには、購入経験無商品から厳選された推薦商品が表示される。「試供品」のタブには、試供品から厳選された推薦商品が表示される。「目玉商品」のタブには、目玉商品から厳選された推薦商品が表示される。
商品画像204、価格205、割引率206及びカテゴリ別推薦商品数207は、スライド方式によって、一体となって表示される。カテゴリ別推薦商品数207は、カテゴリごとの推薦商品を「○」(丸の図形)の数によって示している。「●」(黒丸の図形)が、現在表示されている推薦商品の順位を示している。例えば、顧客が、端末4のタッチパネルディスプレイ(表示部14)に対してスライド操作を行うと、次の順位の推薦商品に関する商品画像204、価格205及び割引率206が表示され、カテゴリ別推薦商品数207における「●」(黒丸の図形)の位置が移動する。
カテゴリ名203のタブの表示順序は、図31の例に限定されるわけではない。前述の通り、カテゴリ名203のタブの表示順序は、例えば、「目玉商品」が第1位、「購買経験有商品」が第2位、「試供品」が第3位、「購買経験無商品」が第4位、としても良い。
商品推薦サーバ2は、図31に示すように、購買経験有りのタブが購買経験無しのタブよりも先になるように、表示データを生成することが望ましい。これによって、比較的購買検討確率が高い商品である購買経験有商品に関する情報を優先的に表示することができる。
また、商品推薦サーバ2は、購買経験有商品の中から推薦商品として決定される商品と、目玉商品の中から推薦商品として決定される商品とが重複する場合には、表示順序が後の方を外して、表示データを生成することが望ましい。これによって、重複する情報を一元化して表示することができる。図31の例であれば、目玉商品のタブ表示順序が、購買経験ありのタブよりも後なので、重複商品は目玉商品から外すことになる。
図32は、商品推薦画面210を示す図である。図32に示す商品推薦画面210は、商品推薦画面200と異なる画面例である。図32に示すように、商品推薦画面210は、店舗名211、顧客名212、カテゴリ名213、商品画像214、価格215、割引率216、全推薦商品数217などの表示項目を有する。
店舗名211及び顧客名212は、画面上部に固定されて表示される。カテゴリ名213は、画面右下部に、現在表示されている推薦商品に応じて動的に表示される。例えば、現在表示されている推薦商品が「購入経験有商品」であれば、カテゴリ名213は、「購入経験有り」が表示される。
商品画像214、価格215、割引率216及び全推薦商品数217は、スライド方式によって、一体となって表示される。全推薦商品数217は、全推薦商品を「○」(丸の図形)の数によって示している。「●」(黒丸の図形)が、現在表示されている推薦商品の順位を示している。例えば、顧客が、端末4のタッチパネルディスプレイ(表示部14)に対してスライド操作を行うと、次の順位の推薦商品に関する商品画像214、価格215及び割引率216が表示され、全推薦商品数217における「●」(黒丸の図形)の位置が移動する。商品推薦画面210であれば、顧客はスライド操作のみで全ての推薦商品を閲覧できるので、操作性に優れる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る商品推薦システム等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………商品推薦システム
2………商品推薦サーバ
3………データベース
4………端末
5………ネットワーク
21………顧客情報
22………店舗情報
23………商品情報
24………購買履歴情報
25………試供品情報
26………目玉商品情報
2………商品推薦サーバ
3………データベース
4………端末
5………ネットワーク
21………顧客情報
22………店舗情報
23………商品情報
24………購買履歴情報
25………試供品情報
26………目玉商品情報
Claims (10)
- 端末と商品推薦サーバとがネットワークを介して接続され、前記端末を有する顧客ごとに最適な商品を推薦する商品推薦システムであって、
前記商品推薦サーバは、
商品情報を記憶する商品情報記憶手段と、
前記顧客による商品の購買履歴情報を記憶する購買履歴記憶手段と、
前記商品情報記憶手段及び前記購買履歴記憶手段を参照し、商品の集合を、少なくとも、前記顧客が購買した経験がある購買経験有商品と、前記顧客が購買した経験がない購買経験無商品と、に分けて、前記購買経験有商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定するともに、前記購買経験無商品の中から所定数内の商品を前記推薦商品として決定する推薦商品決定手段と、
前記推薦商品に係る前記商品情報の一部ごとを所定の表示順序によって表示するための表示データを生成し、前記表示データを前記端末に配信する配信手段と、
を具備し、
前記端末は、
前記配信手段によって配信される前記表示データに基づいて、前記推薦商品に係る前記商品情報を表示する表示手段、
を具備する商品推薦システム。 - 前記商品推薦サーバは、更に、
1又は複数の商品と対応付けられる試供品情報を記憶する試供品情報記憶手段、
を具備し、
前記推薦商品決定手段は、更に、前記試供品情報記憶手段、前記商品情報記憶手段及び前記購買履歴記憶手段を参照し、前記購買経験無商品に対応付けられている試供品の中から所定数内の試供品を前記推薦商品として決定する
請求項1に記載の商品推薦システム。 - 前記商品推薦サーバは、更に、
目玉商品情報を記憶する目玉商品情報記憶手段、
を具備し、
前記推薦商品決定手段は、更に、前記目玉商品情報記憶手段を参照し、目玉商品の中から所定数内の商品を前記推薦商品として決定する
請求項1又は請求項2に記載の商品推薦システム。 - 前記商品推薦サーバは、更に、
商品の割引情報を記憶する割引情報記憶手段、
を具備し、
前記推薦商品決定手段は、更に、前記割引情報記憶手段を参照し、前記割引情報に基づいて前記購買経験有商品及び前記購買経験無商品を整列し、所定の順位までを前記推薦商品として決定する
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の商品推薦システム。 - 前記推薦商品決定手段は、前記購買経験有商品の中から前記推薦商品を決定する際、前記購買履歴記憶手段を参照し、前記顧客の購買価格偏差を算出し、前記購買価格偏差が大きい商品を前記推薦商品から外す
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の商品推薦システム。 - 前記配信手段は、前記購買経験有商品の表示順序が前記購買経験無商品の表示順序よりも先になるように、前記表示データを生成する
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の商品推薦システム。 - 前記配信手段は、前記購買経験有商品又は前記購買経験無商品の中から前記推薦商品として決定される商品と、前記目玉商品の中から前記推薦商品として決定される商品とが重複する場合には、表示順序が後の方を外して、前記表示データを生成する
請求項3に記載の商品推薦システム。 - 端末と商品推薦サーバとがネットワークを介して接続され、前記端末を有する顧客ごとに最適な商品を推薦する商品推薦システムにおける商品推薦方法であって、
前記商品推薦サーバが、商品情報を記憶する商品情報記憶手段、及び、前記顧客による商品の購買履歴情報を記憶する購買履歴記憶手段を参照し、商品の集合を、少なくとも、前記顧客が購買した経験がある購買経験有商品と、前記顧客が購買した経験がない購買経験無商品と、に分けて、前記購買経験有商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定するともに、前記購買経験無商品の中から所定数内の商品を前記推薦商品として決定する推薦商品決定ステップと、
前記商品推薦サーバが、前記推薦商品に係る前記商品情報の一部ごとを所定の表示順序によって表示するための表示データを生成し、前記表示データを前記端末に配信する配信ステップと、
前記端末が、前記配信ステップによって配信される前記表示データに基づいて、前記推薦商品に係る前記商品情報を表示する表示ステップと、
を実行する商品推薦方法。 - 端末とネットワークを介して接続され、前記端末を有する顧客ごとに最適な商品を推薦する商品推薦サーバであって、
商品情報を記憶する商品情報記憶手段と、
前記顧客による商品の購買履歴情報を記憶する購買履歴記憶手段と、
前記商品情報記憶手段及び前記購買履歴記憶手段を参照し、商品の集合を、少なくとも、前記顧客が購買した経験がある購買経験有商品と、前記顧客が購買した経験がない購買経験無商品と、に分けて、前記購買経験有商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定するともに、前記購買経験無商品の中から所定数内の商品を前記推薦商品として決定する推薦商品決定手段と、
前記推薦商品に係る前記商品情報の一部ごとを所定の表示順序によって表示するための表示データを生成し、前記表示データを前記端末に配信する配信手段と、
を具備する商品推薦サーバ。 - コンピュータを、端末とネットワークを介して接続され、前記端末を有する顧客ごとに最適な商品を推薦する商品推薦サーバとして機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
商品情報を記憶する商品情報記憶手段と、
前記顧客による商品の購買履歴情報を記憶する購買履歴記憶手段と、
前記商品情報記憶手段及び前記購買履歴記憶手段を参照し、商品の集合を、少なくとも、前記顧客が購買した経験がある購買経験有商品と、前記顧客が購買した経験がない購買経験無商品と、に分けて、前記購買経験有商品の中から所定数内の商品を推薦商品として決定するともに、前記購買経験無商品の中から所定数内の商品を前記推薦商品として決定する推薦商品決定手段と、
前記推薦商品に係る前記商品情報の一部ごとを所定の表示順序によって表示するための表示データを生成し、前記表示データを前記端末に配信する配信手段、
として機能させるためのプログラム。
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