JP2013205808A - レンズユニット、カメラモジュール - Google Patents

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JP2013205808A JP2012078042A JP2012078042A JP2013205808A JP 2013205808 A JP2013205808 A JP 2013205808A JP 2012078042 A JP2012078042 A JP 2012078042A JP 2012078042 A JP2012078042 A JP 2012078042A JP 2013205808 A JP2013205808 A JP 2013205808A
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Hiroyuki Hirata
弘之 平田
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Abstract

【課題】高解像度を達成できるレンズユニットを提供する。
【解決手段】複数のレンズは、光軸方向に沿って配列されているとともに、順次嵌合することによって一体的になっている。嵌合レンズ群のうち、開口絞りの像側でありかつ開口絞りに隣位するレンズは鏡筒に圧入されておらず、開口絞りの像側でありかつ開口絞りに隣位するレンズ以外のレンズが鏡筒に圧入されている。鏡筒に圧入されたレンズは、嵌合レンズ群のうちで開口絞りから最も離れたレンズであることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズユニットに関し、具体的には、嵌合レンズ群や絞り等の光学部品を鏡筒内に備えたレンズユニットに関する。
カメラ等の撮像装置では、収差等を補正するために複数枚のレンズを光軸方向に重ね合わせたものを用いている場合がある(特許文献1、特許文献2)。
このように複数枚のレンズを使用する場合に、レンズ同士の光軸を合わせるための手段の一つとして、レンズ同士を嵌合させる方法が知られている(例えば特許文献1)。
また、嵌合レンズ群を鏡筒に組み付けるにあたり、嵌合レンズ群のうちの一枚のみを鏡筒に圧入することが、例えば特許文献2に記載されている。
特開2005−338869号公報 特開2005−107117号公報の段落(0132)など
ここで、本発明者らは、社内検討技術として、図10のようなレンズユニットを製造することを検討した。
図10に示すレンズユニットの構成を簡単に説明する。
図10のように複数のレンズL1−L5が鏡筒30に組み付けられた状態で、物体側から順に、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5、とする。
複数枚のレンズを使用する場合、光軸合わせと、面間距離調整と、が大切である。
光軸合わせとしては、レンズ同士の光軸合わせ(調芯)と、レンズ群L1−L5と鏡筒30との中心軸合わせと、がある。
レンズ同士の光軸を合わせるための手段として、レンズ同士を嵌合させている。
図10でいうと、第1レンズL1から第5レンズL5は順に嵌合されている。
第1レンズL1と第2レンズL2との関係を例に説明すると、第1レンズL1の像側に凹部11があり、第2レンズL2の物体側に凸部21がある。
第1レンズL1の凹部11は、第2レンズ200の凸部21を受け入れるようになっている。
第1レンズL1の凹部11を構成する内壁12はわすかにテーパーを有し、第1レンズL1の凹部11は第2レンズL2の凸部21を受け入れやすいように拡径している。
すなわち、内壁12は、光軸に垂直な方向に沿って外側に行くに従って、物体側に向かうように傾斜している。
(すなわち、内壁12を仮想的に延長すると、その仮想線によって形成される円錐の頂点は、物体側で光軸と交わる。)
そして、第1レンズL1の凹部11の外側には、凹部11を囲む縁部があるわけであるが、この縁部において光軸方向に直交する平坦面13が形成されている。
この平坦面13は、第1レンズの像側面において最も像側にある面である。
この平坦面13が第2レンズL2のフランジ面に突き当たる。
第1レンズの像側面の形状を表現するにあたり、第2レンズに突き当たっている平坦面13を基準にして、平坦面13よりも物体側にあることを凹んでいると表現する。
ここで、第1レンズL1の凹部11とは、平坦面13よりも光軸側において、内壁12の傾斜によって平坦面13よりも物体側に凹んだ領域を指す。
同様に、第2レンズL2の凸部21を構成する外壁22はわずかにテーパーを有しており、第2レンズL2の凸部21は第1レンズL1の凹部11に入りやすいように縮径している。
外壁22は、光軸に垂直な方向に沿って外側に行くに従って、像側に向かうように傾斜している。
(すなわち、外壁22を仮想的に延長すると、その仮想線によって形成される円錐の頂点は、物体側で光軸と交わる。)
そして、第2レンズL2の凸部21の外側には、凸部21を囲む外周部があるわけであるが、この外周部において光軸方向に直交する平坦面23が形成されている。
この平坦面23が第1レンズL1の平坦面13に突き当たる。
第2レンズL2の物体側面の形状を表現するにあたり、以下では、第1レンズL1に突き当たっている平坦面23を基準とし、平坦面23よりも物体側にある面を"凸になっている"と表現する。
つまり、凸部21は、平坦面23よりも光軸側において、外壁22の傾斜によって平坦面23よりも物体側に凸になった領域を指す。
第1レンズL1の凹部11に第2レンズL2の凸部21が受け入れられて嵌まり、このとき、第1レンズの第2傾斜面と第2レンズの第2傾斜面とが面接触する。
そして、第1レンズの第2傾斜面と第2レンズの第2傾斜面とが面接触したときに、第1レンズの光軸と第2レンズの光軸とが一致するように、事前に設計されている。
以下同様にして、第2レンズと第3レンズとの間において、互いが突き当たる面を基準にして、第2レンズの像側面に凹部が設けられ、第3レンズの物体側面に凸部が設けられ、この凹部と凸部とで嵌合している。
第3レンズと第4レンズとの間において、互いが突き当たる面を基準にして、第3レンズの像側面に凹部が設けられ、第4レンズの物体側面に凸部が設けられ、この凹部と凸部とで嵌合している。
第4レンズと第5レンズとの間において、互いが突き当たる面を基準にして、第4レンズの像側面に凹部が設けられ、第5レンズの物体側面に凸部が設けられ、この凹部と凸部とで嵌合している。
このようにして第1レンズL1から第5レンズL5までを嵌合させて嵌合レンズ群とする。
さらに、嵌合レンズ群と鏡筒30との中心軸合わせは、レンズを鏡筒30に圧入することによって行われる。
図10の例では、第1レンズL1が鏡筒30に圧入されている。
すなわち、鏡筒30の内側において第1レンズL1を受け入れる部分の内径が、第1レンズL1の外径よりもほんのわずかだけ小さくなっている。
また、第1レンズL1を鏡筒30に圧入したときに、第1レンズL1の光軸と鏡筒30の中心軸とが一致するように事前に設計されている。
一方、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4および第5レンズL5については、図10に示すように、レンズの外側面と鏡筒の内面との間にわずかにクリアランスを設け、第2レンズから第5レンズL2−L5については、鏡筒に圧入されないようにしている。
そして、第1レンズL1の光軸と鏡筒30の中心軸とが一致すれば、第1レンズL1の後ろに順次嵌合する第2レンズL2から第5レンズL5の光軸は自ずと鏡筒30の中心軸に一致するようになる。
次に、レンズ同士の面間距離の調整は、光軸方向におけるコバ面同士の突き当てによる。
例えば、第1レンズL1と第2レンズL2との関係を例に説明すると、第1レンズL1のコバ14の像側と、第2レンズL2のコバ24の物体側と、が突き当たっている。
このように第1レンズL1と第2レンズL2とが突き当たったときに互いの面間距離が最適になるように事前に設計されている。
以下同様にして、第2レンズL2と第3レンズL3との面間距離、第3レンズL3と第4レンズL4との面間距離、および、第4レンズL4と第5レンズL5との面間距離、が調整される。
組み立てにあたっては、まず、鏡筒30に第1レンズL1を入れ、やや押して第1レンズL1を鏡筒30に圧入する。
このとき、第1レンズL1の光軸と鏡筒30の中心軸とが一致するように第1レンズL1の径方向位置が定まるのは前述の通りである。さらに、鏡筒30の内側には、第1レンズL1のコバ14を受ける受け面31が設けられており、この受け面31とコバ14とが突き当たることで第1レンズL1が鏡筒30内において安定的に着座するようになっている。これで径方向および光軸方向に関し、第1レンズL1の位置が固定されたことになる。
第1レンズL1の位置が定まったところで、以下順に、第2レンズL2を鏡筒30に入れて、押して、第3レンズL3を鏡筒30に入れて、押して、第4レンズL4を鏡筒30に入れて、押して、第5レンズL5を鏡筒30に入れて、押す。最後に、第5レンズL5を接着剤14で鏡筒30に固定する。
このようにして第1レンズL1から第5レンズL5までが嵌合した嵌合レンズ群となり、鏡筒30に組み付けられる。
このとき、光軸合わせおよび面間距離調整が同時に行われたことになる。
なお、必要に応じて、レンズ間に遮光シート41、42がレンズの像側の凹部の中に配置されることにより介挿される。
一枚一枚のレンズを個別に調芯しながら鏡筒に組み付けていたのでは、時間も手間も掛かるうえに精度が十分に出ないが、嵌合レンズ群を構成するレンズL1−L5同士を嵌合させる構造にすることで、レンズの組み付けと同時に光軸合わせおよび面間調整が自動的にできるようにしている。
さらに、まず最初に第1レンズL1を鏡筒30に圧入することにより第1レンズL1の位置を定め、後段のレンズL2−L5の押し込みを素早く、確実に行えるようにしている。
しかしながら、個々のレンズまたは嵌合レンズ群としては設計通りの高い精度を示しているにも関わらず、レンズユニットとして製品にしたときに設計通りの性能が発揮できないという問題が生じていた。
本発明者らはその理由を鋭意研究し、その問題の原因を突き止めた。そして、高解像度を達成できるレンズユニットの開発に成功した。
本発明のレンズユニットは、
開口絞りと、
光軸方向に沿って配列されているとともに、順次嵌合することによって一体的な嵌合レンズ群とされた複数のレンズと、
前記複数のレンズを収納する鏡筒と、を備えたレンズユニットであって、
前記嵌合レンズ群のうち、前記開口絞りの像側でありかつ前記開口絞りに隣位するレンズは前記鏡筒に圧入されておらず、
前記開口絞りの像側でありかつ前記開口絞りに隣位するレンズ以外のレンズが前記鏡筒に圧入されている
ことを特徴とする。
本発明では、
前記開口絞りの像側でありかつ前記開口絞りに隣位するレンズと、前記鏡筒と、の間にはクリアランスがある
ことが好ましい。
本発明では、
前記鏡筒に圧入されたレンズは、前記嵌合レンズ群のうちで前記開口絞りから最も離れたレンズである
ことが好ましい。
本発明では、
前記開口絞りが前記複数のレンズよりも物体側にある前絞り構造である
ことが好ましい。
本発明では、
前記嵌合レンズ群を構成する複数のレンズは、光軸方向に互いに隣位したレンズ同士で非光学機能部同士を直接または間接的に突き当てることにより互いの面間距離を規定している
ことが好ましい。
本発明では、
嵌合したレンズのうちで物体側に位置するものを物体側レンズとし、像側に位置するものを像側レンズとし、
前記物体側レンズの像側面に形成された凹部と前記像側レンズの物体側面に形成された凸部とが嵌合するとき、
前記凹部の内径は像側に向けて拡径しており、
前記凸部の外壁は物体側に向けて縮径しており、
像側レンズの外側端面と鏡筒の内壁との間のガタをC1、
物体側レンズの外側端面と鏡筒の内壁との間のガタをC2、
前記凹部の最大内径と前記凸部の最小外径との差をTC1、とするとき、
TC1>C1+C2
の関係を満たす
ことが好ましい。
本発明では、
レンズ同士が嵌合した嵌合構造部の外側において、不要光を遮光する遮光手段がレンズ同士の間に介挿されている
ことが好ましい。
本発明のカメラモジュールは、前記レンズユニットと、撮像素子と、を備えた
ことを特徴とする。
レンズユニットの構造を説明するための軸方向断面図。 レンズユニットの分解構造を軸方向に断面した図。 第1レンズに第2レンズを嵌合させる直前の部分拡大図。 中絞り型のレンズユニットの例を示す軸方向断面図。 レンズのチルトと像面チルトとの関係を検証したデータを示す図。 レンズのチルトと像面チルトとの関係を検証したデータを示す図。 嵌合レンズ群を4枚レンズとした例を示す軸方向断面図。 従来構成において不要光ULが嵌合構造の外側を通り抜ける経路の一例を示す軸方向断面図。 カメラモジュールの概略的分解斜視図。 背景技術を説明するため、関連技術の構造を軸方向に沿って断面した図。
本発明の実施形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明のレンズユニットに係る第1実施形態について説明する。
図1は、レンズユニット50の構造を説明するための軸方向断面図である。
なお、図を見やすくするためにハッチングは省略している。
また、中心線と交差する外形線についても、支障のない範囲で省略している。
図2は、レンズユニット50の分解構造を軸方向に断面した図である。
レンズユニット50は、鏡筒70に複数のレンズ100−500が取り付けられた構造を有する光学部品である。
レンズユニット50を構成する部品としては、鏡筒70と、第1から第5レンズ100−500と、内側遮光シート61、63と、外側遮光シート62、64、65と、がある。
(嵌合レンズ群の構成について)
第1レンズ100から第5レンズ500は互いの光軸を同軸に合わせるようにして光軸方向に積層されている。図1のように鏡筒70に組み付けられた状態で、物体側から順に、第1レンズ100、第2レンズ200、第3レンズ300、第4レンズ400、第5レンズ500、とする。第1から第5レンズ100−500は嵌合によって合わさった嵌合レンズ群となっている。
(レンズ同士の嵌合構造について)
レンズ同士の嵌合構造を説明する。
第1レンズ100の像側に凹部120が形成され、第2レンズ200の物体側に凸部210が形成され、この凹部120と凸部210とが嵌合されている。
ここで、レンズにはレンズ部とフランジ部とがある。
レンズ部とは、入射光を適切に屈折させるなどにより光学的に機能する部分であり、光学機能部とも呼ぶ。
フランジ部とは、レンズ部よりも外側の領域であり、ハンドリングを含めたレンズ製造の都合上必要であるとも言えるし、同時に、レンズを機械的に固定する際に重要な機能を果たす部分でもある。フランジ部を非光学機能部とも言うし、コバ部とも言う。
前記凹部120および凸部210は、光学機能部よりも外側、つまり、フランジ部に形成されている。
第1レンズ100の凹部120は、第2レンズ200の凸部210を受け入れるようになっている。
図3は、第1レンズ100に第2レンズ200を嵌合させる直前の部分拡大図である。
図3の部分拡大図に示すように、第1レンズ100の凹部120を構成する内壁121はわすかにテーパーを有し、第1レンズ100の凹部120は第2レンズ200の凸部210を受け入れやすいように拡径している。
すなわち、内壁121は、外側に行くに従って物体側に向かうように傾斜している。
(すなわち、内壁121を仮想的に延長すると、その仮想線によって形成される円錐の頂点は、物体側で光軸と交わる。)
そして、第1レンズ100の凹部120の外側には、凹部120を囲む縁部があるわけであるが、この縁部において光軸方向に直交する平坦面122が形成されている。
この平坦面122は、第1レンズ100の像側にあるので、第1レンズ100の像側平坦面122と称することとする。
この像側平坦面122が第1レンズ100において最も像側にある面であり、この像側平坦面122が第2レンズ200のフランジ面に突き当たる。
ここで、第1レンズ100の凹部120とは、像側平坦面122よりも光軸側において、内壁121の傾斜によって像側平坦面122よりも物体側に凹んだ領域を指す。
同様に、第2レンズ200の凸部210を構成する外壁211はわずかにテーパーを有しており、第2レンズ200の凸部210は第1レンズ100の凹部120に入りやすいように縮径している。
外壁211は、外側に行くに従って像側に向かうように傾斜しており、その傾斜は第1レンズ100の内壁121の傾斜と同じようになっている。
(すなわち、外壁211を仮想的に延長すると、その仮想線によって形成される円錐の頂点は、物体側で光軸と交わる。)
そして、第2レンズ200の凸部210の外側には、凸部210を囲む外周部があるわけであるが、この外周部において光軸方向に直交する平坦面212が形成されている。
この平坦面212は、第2レンズ200の物体側にあるので第2レンズ200の物体側平坦面212と称することとする。
この物体側平坦面212が第1レンズの像側平坦面122に突き当たる。
ここで、第2レンズの凸部210とは、物体側平坦面212よりも光軸側において、外壁211の傾斜によって物体側平坦面212よりも物体側に凸になった領域を指す。
図3のように、第1レンズ100の背後に第2レンズ200を置き、さらに、第2レンズ200を第1レンズ100の像側から軽く押すと、前記テーパーによる案内によって第2レンズ200の凸部210が第1レンズ100の凹部120に入り込んで嵌まる。
このとき、内壁212と外壁211とは面接触するように嵌合する。
そして、第1レンズ100の光軸と第2レンズ200の光軸とが一致するように(すなわち径方向の位置決めができるように)設計されている。
ここで、第1レンズ100の凹部120の内壁121と第2レンズ200の凸部210の外壁211とが当接して嵌合した部分を嵌合構造部と称する。
さらに、第1レンズ100と第2レンズ200との面間距離の調整(すなわち光軸方向の位置決め)は次のようにして行われる。
第1レンズ100の凹部120の外側には、凹部120を囲む縁部があるわけであるが、この縁部において光軸方向に直交する平坦面122が形成されている。
この平坦面122は、第1レンズ100の像側にあるので、第1レンズ100の像側平坦面122と称することにする。
同様に、第2レンズ200の凸部210の外側には、凸部210を囲む外周部があるわけであるが、この外周部において光軸方向に直交する平坦面212が形成されている。
この平坦面212は、第2レンズ200の物体側にあるので第2レンズ200の物体側平坦面212と称することにする。
第1レンズ100と第2レンズ200とが嵌合したときに、第1レンズ100の像側平坦面122と第2レンズ200の物体側平坦面212とが突き当たる。
このように平坦面同士が突き当たった状態で第1レンズ100と第2レンズ200との面間距離が最適になるように設計されている。
そして、互いに平坦な面同士が突き当たることにより、第1レンズ100に対して第2レンズ200が安定した状態で着座することになる。
この後、第2レンズ200と第3レンズ300との嵌合構造、第3レンズ300と第4レンズ400との嵌合構造、および、第4レンズ400と第5レンズ500との嵌合構造は、上述の第1レンズ100と第2レンズ200との嵌合構造と基本的に同じである。
したがって、対応する要素には系統的な符号を付し、その詳しい説明は省略する。
符号だけ簡単に列挙しておく。
第2レンズ200の像側に内壁221を有する凹部220が形成され、凹部220の縁部に像側平坦面222が設けられている。
第3レンズ300の物体側に外壁311を有する凸部310が形成され、凸部310の外周部に物体側平坦面312が設けられている。
像側平坦面222と物体側平坦面312が当接して第2レンズ200と第3レンズ300との面間距離が規制されている。
第3レンズ300の像側に内壁321を有する凹部320が形成され、凹部320の縁部に像側平坦面322が設けられている。
第4レンズ400の物体側に外壁411を有する凸部410が形成され、凸部410の外周部に物体側平坦面412が設けられている。
像側平坦面322と物体側平坦面412が当接して第3レンズ300と第4レンズ400との面間距離が規制されている。
第4レンズ400の像側に内壁421を有する凹部420が形成され、凹部420の縁部に像側平坦面422が設けられている。
第5レンズ500の物体側に外壁511を有する凸部510が形成され、凸部510の外周部に物体側平坦面512が設けられている。
像側平坦面422と物体側平坦面512が当接して第4レンズ400と第5レンズ500との面間距離が規制されている。
原則として面間距離を調整する平坦面の間には遮光シートや遮光板等を挟まないのが原則であるが、迷光対策のためやむを得ず挟む必要が生じる場合がある。
この場合には、遮光シートを挟んだ状態で面間距離が最適になるようになっている。
図1でいうと、第3レンズ300と第4レンズ400との間に遮光シート64を挟んでいる。
すなわち、第3レンズ300の内壁321に第4レンズ400の外壁411を嵌合させたときに、第3レンズ300の像側平坦面322と第4レンズの物体側平坦面412との間に遮光シート64の厚み分あるいはシート64が加圧変形しうる厚み分の隙間が生じるように、第3レンズ300の内壁321と第4レンズ400の外壁411とが形成されている、ということである。
一方、第2レンズ200と第3レンズ300との間、および、第4レンズ400と第5レンズ500との間においては、レンズ同士が直接突き当たっている。
第2レンズ200と第3レンズ300との間、および、第4レンズ400と第5レンズ500との間において、レンズ同士が突き当たっている部分のさらに外側において遮光シート62、65を介挿するための空隙が設けられている。
したがって、遮光シート62、65は、レンズ同士の光軸方向の位置決めには直接関与しないようになっている。
レンズ径としては、第1レンズ100の径が一番小さく、第2レンズ200、第3レンズ300、第4レンズ400、第5レンズ500の順でレンズ径が大きくなる。
これは、前絞りを採用しているため、開口絞り81から像側に行くに従って光束径が次第に大きくなっていき、それに合わせてレンズ光学機能部は像側に行くにしたがって大きくなるということに起因している。
前絞り型は、光学全長を短くできるという利点がある。
また、本実施形態のように、鏡筒のなかに第1レンズ100から順番に落し込んで組み立てるということを考えると、第1レンズ100から第5レンズ500の順にレンズ径が大きくなることは製造上好ましいという理由にも基づくものである。
(鏡筒の構造の説明)
鏡筒70について説明する。
鏡筒70は、光軸に沿って延在する筒状部材である。鏡筒70は、蓋板部80と、筒部90と、を有する。
蓋板部80は、筒部90の最も物体側において光軸に直交する方向に突き出しており、光軸に対応する位置に開口81を有する。
図1の例においては、蓋板部80の開口81がレンズユニット50の開口絞りになっている。したがって、以後の説明では、開口81のことを開口絞り81と称することもある。
レンズユニット50には開口81の他に遮光絞り(例えば、遮光リングシート61、63)も設けられているところ、開口81が開口絞りになっているとは、レンズユニット50を開口81から覗き込んだときに、開口81が最も狭い開口径として見え、この開口81によって入射光量が制限され、開口数が決定されているということである。
図1の例では、レンズ群100−500よりも物体側に開口絞り81があるので、この構造を"前絞り型"ということもある。
また、遮光絞りは、迷光を遮断して像面コントラストを向上させる作用をもつ。
レンズ群100−500の間に介挿された遮光リングシートが開口数を決定する場合ももちろんある。
例えば、図4のように第1レンズ100と第2レンズ200との間に介挿した遮光リングシート66で開口数を決定してもよい。
このような構造を中絞り型ということもある。
図1に戻って、蓋板部80において像側には、光軸方向に直交する平坦面82が形成されている。この平坦面を鏡筒70の像側平坦面82とする。
ここで、第1レンズ100にも物体側において光軸方向に直交する平坦面112が形成されている。これを第1レンズ100の物体側平坦面112と称する。
そして、第1レンズ100を鏡筒70内に入れたときに鏡筒70の像側平坦面82に第1レンズ100の物体側平坦面112が突き当たる。
このように平坦面同士が突き当たることにより、鏡筒70に対して第1レンズ100が安定した状態で着座し、且つ、開口81と第1レンズ100との光軸方向位置決めがなされる。
筒部90の内径は、物体側から像側に向かうにつれて段階的に拡径している。これは、鏡筒70内に組み込まれる第1から第5レンズ100−500の径に対応したものである。
図1のように鏡筒70内に第1から第5レンズ100−500を組み込んだときに、第1レンズ100の外側端面130に対向する筒部90の内壁部分を第1受入れ部91とする。
同様にして、第2レンズ200の外側端面230に対向する筒部90の内壁部分を第2受入れ部92とする。
以下同様に、
第3レンズ300の外側端面330に対向する筒部90の内壁部分を第3受入れ部93とする。
第4レンズ400の外側端面430に対向する筒部90の内壁部分を第4受入れ部94とする。
第5レンズ500の外側端面530に対向する筒部90の内壁部分を第5受入れ部95とする。
(鏡筒70の内径とレンズの外径について)
第1受入れ部91の内径D91は、第1レンズ100の外径D130よりもわずかに(例えば半径で2μmから20μm程度)大きい(図3参照)。
すなわち、第1レンズ100は第1受入れ部91に圧入されておらず、第1レンズ100の外側端面130と第1受入れ部91との間にはわずかにクリアランスがある。
同様にして、第2レンズ200、第3レンズ300および第4レンズ400は鏡筒70に圧入されていない。
なお、受入れ部の内径とレンズ外径とが等しい場合、鏡筒からレンズに圧縮力が掛からないので、この場合は、レンズは鏡筒に圧入されていない、とする。
また、本実施形態において、レンズの外側端面と受入れ部との間にクリアランスがあるとしても、レンズがグラグラ動くほどの遊びがあるわけではなく、せいぜい20μm程度である。特に、第1レンズ100の外側端面130と第1受入れ部91とのクリアランスは、できれば小さい方が好ましい。第1レンズ100に続いて第2レンズ200を鏡筒70に入れたときに、第1レンズ100が大きく動き過ぎると第2レンズ200を第1レンズ100に嵌合させるのに手間が生じるからである。
ただし、嵌合レンズ群において開口絞り81から最も遠い位置にある第5レンズ500については鏡筒70に圧入されている。
したがって、第5レンズ500の外径は、第5受入れ部95の内径に対してわずかに(例えば半径で5μm程度)小さい。
すなわち、嵌合レンズ群としての径方向位置決めは第5レンズ500の圧入で行われており、第5レンズ500の径方向の位置が決まることによって第1から第4レンズ100−400の径方向位置が定まっている。
(レンズおよび鏡筒の寸法関係について)
レンズおよび鏡筒の望ましい寸法関係について説明する。
図3を参照しながら説明する。
第1レンズ100の外径をD130とし、第1受入れ部91の内径をD91とする。
また、第2レンズ200の外径をD230とし、第2受入れ部92の内径をD92とする。
さらに、内壁121と平坦面122とが交わる箇所における内径の寸法をD121とする。
D121は、内壁121の最大の内径であり、すなわち、内壁121のうちで最も像側の開口径である。
また、外壁211とこれに続く物体側の平坦面213とが交わる箇所における外径の寸法をD211とする。
D211は、外壁211の最も小さい外径の寸法であり、すなわち、外壁211によって形成される円錐台のうちで最も縮径している頭部の径である。
このとき、光軸直交方向における第1レンズ100と鏡筒70とのズレ量と、光軸直交方向における第2レンズ200と鏡筒70とのズレ量と、の和の最大値が、第1レンズ100の像側の内壁121の幅より小さいのが望ましい。
すなわち、内壁121と外壁211との嵌合を完全嵌合締めとした場合(光軸直交方向の遊び量が無視できる程度に小さい場合)には、
(D121−D211)/2>(D91−D130)/2+(D92−D230)/2・・・・・・(式1)
を満たすことが好ましい。
これは例えば図3において、第1レンズ100が鏡筒中心から左側に最大にずれた場合(ずれ量は(D91−D130)/2)であって、かつ、第2レンズ200が鏡筒中心から右側に最大にずれた場合(ずれ量は(D92−D230)/2)を考えた場合に、組み込み時において、第2レンズ200の凸部210の外壁211の物体側端部が、確実に、第1レンズ100の像側の凹部120の内壁121に当接するための条件を表している。
なお、内壁121と外壁211との嵌合を緩嵌合とした場合(光軸直交方向に所定の遊びを設ける場合)には、光軸直交方向の遊び量を考慮して上記条件を決定してもよい。
上記の関係を満たす場合、第1レンズ100の像側から第2レンズ200を落とし込むと、凹部120のなかに凸部210が確実に入る。
つまり、鏡筒70内において第1レンズ100の像側から第2レンズ200を落とし込むと、凹部120のなかに凸部210が確実に入るのである。
したがって、第1レンズ100に続いて第2レンズ200を鏡筒70内に落し込み、さらに、第2レンズ200を軽く押すだけで第1レンズ100と第2レンズ200とが嵌合する。
さらに、内壁121および外壁211の傾斜角度は、光軸に対して5degから25degの角度範囲とすることが好ましく、さらには、光軸に対して8degから20degの角度範囲とすることがより好ましい。
傾斜角度が5deg未満であると(傾斜角度が5degよりも急であると)、前記TC1の寸法を十分に確保することが難しくなる。つまり、傾斜角度が急だと、十分なTC1寸法をとるために内壁121および外壁を長く(高く)しなければならなくなってくる。
一方、傾斜角度が25deg以上であると(傾斜角度が25degよりも緩いと)、テーパーでうまく案内されなくなるので、第2レンズの凸部を第1レンズの凹部に正確に嵌合できなくなる。
すると、外壁211が内壁121に対して乗り上げたり、浮いてしまったりすると、互いの光軸も一致しないし、平坦面同士の突き当てもうまくできないことになる。
したがって、内壁121および外壁211の傾斜角度としては、上記角度範囲が好ましいと言える。
また、完全に平坦面同士を突き当てることにより第1レンズ100に対して第2レンズ200を安定に着座させることが好ましい。
平坦面同士が完全に突き当たる前に、傾斜面同士(例えば内壁121と外壁211)が完全に突き当たり、凹部に対して凸部が圧入されるような寸法関係とする場合、第2レンズ200が第1レンズ100に対して浮いてしまう恐れがある。
第2レンズ200が第1レンズ100に対して浮いてしまうと、レンズチルトが発生し、さらには、面間距離の誤差も生じることになってしまう。
したがって、これを防止するために、内壁121と外壁211との嵌合構造としては、わずかに(半径方向で0−2μm程度)ガタを持たせるようにした方がよい。
この場合、レンズ同士の偏芯が生じうるが、レンズチルトよりは偏芯の方が光学特性に与える影響は少ないので、有効な方策である。
上記説明は、第1レンズ100と第2レンズ200との間の関係だけでなく、第2レンズ200と第3レンズ300との間、第3レンズ300と第4レンズ400との間、さらに、第4レンズ400と第5レンズ500との間、の関係にも同じように適用できる。
(遮光リングシートについて)
レンズ同士の間には、余計な光線を遮光するための遮光リングシート61−65が介挿されている。
第2レンズ200と第3レンズ300との間には、内側遮光シート61と、外側遮光シート62と、が介挿されている。
内側遮光シート61は、嵌合構造部よりも内側において第2レンズ200と第3レンズ300とに挟まれる遮光シートである。
一方、外側遮光シート62は、嵌合構造部よりも外側において第2レンズ200と第3レンズ300とに挟まれる遮光シートである。
同様にして、第3レンズ300と第4レンズ400との間に内側遮光シート63と外側遮光シート64とが介挿されている。
第4レンズ400と第5レンズ500との間には、外側遮光シート65が介挿されている。
なお、第2レンズ200と第3レンズ300との間に介挿された外側遮光シート62は、第2レンズ200と第3レンズ300とが直接に突き当たった平坦面222、312の外側に配設されている。
すなわち、外側遮光シート62は、第2レンズ200と第3レンズ300との間に直接噛み込まれているのではなく、前記平坦面222、312同士の突き当ての外側に設けられた隙間に配置されている。
同様に、第4レンズ400と第5レンズ500との間に介挿された外側遮光シート65は、第4レンズ400と第5レンズ500との間に直接噛み込まれているのではなく、平坦面422、512同士の突き当ての外側に設けられた隙間に配置されている。
一方、第3レンズと第4レンズとの間に介挿された外側遮光シート64は、第3レンズと第4レンズとが間接的に突き当たった平坦面322、412同士の間に噛み込まれている。
原則として面間距離を調整する平坦面の間には遮光シートや遮光板等を挟まないのが原則であるが、迷光対策のためやむを得ず挟む必要が生じる場合がある。
この場合には、遮光シートを挟んだ状態で面間距離が最適になるようになっている。
なお、図4のように中絞り型とした場合について補足する。
図4では、さらに、第1レンズ100と第2レンズ200との間に内側遮光シート66が介挿されており、この内側遮光シート66の開口径が像点に達する光束の径を制限している。したがって、この内側遮光シート66が開口絞りになっている。
図4は上記のように中絞り型構造であるが、内側遮光シート66が加わっている点を除いては、基本的に図1の前絞り構造と同じである。
図1と図4とでは、対応するレンズ同士で形状が若干異なっているが、本発明の性質からみて本質的な差異ではない。
なお、遮光シートとしては、厚みが30−40μm程度の黒色のシートを利用できる。
例えば、PET(Polyethylene terephthalate)フィルムにカーボンブラックを塗布したものでもよい。
あるいは、SUS系(ステンレス系)の合金素材に酸化皮膜を形成して黒色処理したものでもよい。
レンズユニットの組み立てにあたって、遮光リングは、鏡筒の中にレンズに続いて落し込めばよい。
例えば、第2レンズを鏡筒内に入れた後、続いて内側遮光シート61と外側遮光シート62を第2レンズの像側に落とす。
すると、内側遮光シート61は、内壁212で囲まれた凹部220に自然と嵌まる。
また、外側遮光シート62は、像側平坦面222のさらに外側でやや物体側に変位した平坦面に載置される。
このように、内側遮光シートおよび外側遮光シートの位置が自然と定まるので、その後、第3レンズを鏡筒内に落し込んで、第2レンズに第3レンズを嵌合させるだけである。
内側遮光シートの位置が自然に定まるのは、各レンズの像側に凹部が形成されているからである。逆に、各レンズの像側に凸部があると、この凸部の頭に遮光シートを丁寧に載せる必要が生じ、面倒になる。
同様に、外側遮光シートの位置が自然に定まるのは、像側平坦面222の外側がやや物体側に下がっている(凹んでいる)からである。
(第1の特徴について)
本実施形態の第1の特徴としては、第1レンズ100ではなく、第5レンズ500を鏡筒70に圧入しているという点がある。
言い換えると、嵌合レンズ群のうちの開口絞り81に近いレンズ(第1レンズ100)ではなく、開口絞り81から遠いレンズ(第5レンズ500)を鏡筒70に圧入している。
これによってレンズユニット50を用いて撮像した画像の解像度が向上する。
この点について説明する。
課題の欄で説明したように、当初の検討技術としては、第1レンズL1を鏡筒30に圧入していた。
これは製造効率の向上などの利点があるが、次のような問題があることに本発明者らは気付いた。
すなわち、レンズを鏡筒に圧入すると、わずかではあるがレンズには径方向への圧縮力が掛かることになる。
圧縮力はフランジ部の外側端面に掛かるのであるから、フランジ部の外側端面から離れたレンズ部(光学機能部)が歪むことは無いと考えられるが、やはりフランジ部には微小ではあるものの歪みを生じてしまうと考えられる。
すると、わずかであるにしても、物体側平坦面または像側平坦面に歪みが生じることになる。
第1レンズL1の物体側平坦面が鏡筒30の受け面(像側平坦面)31に突き当たることで鏡筒30と第1レンズL1との調芯が行われることになるが、第1レンズL1の物体側平坦面が歪んでしまうと、わずか(例えば0.数[deg])だとしても第1レンズL1が傾斜(チルト)してしまうことになる。
レンズに傾き(チルト)が生じると、解像度が劣化するという問題が生じる。
本発明者らは、レンズ傾斜(チルト)の大きさと解像度劣化との関係について考察した。
そして、レンズ傾斜が解像度に与える影響の大きさは、すべてのレンズで同じというわけではなく、開口絞りに近いレンズほど影響が大きい。
すなわち、解像度劣化は、開口絞りに近いレンズに対して感度が高い、ということを見いだした。
図6、図7は、各レンズのチルトに対し、MTF(Modulation Transfer Function)の劣化を維持率として検証したデータである。
図6は、前絞り型の構造(図1の構造)で検証を行った結果である。
図7は、中絞り型の構造(図4の構造)で検証を行った結果である。
すなわち、レンズの傾きが0degのときのMTF比を100%として、レンズが傾いたときの解像度をMTFの維持率として表した。
MTFの算出にあたっては、像高70%、空間周波数160本/mmを基準とした。
図6を見ると、例えば、第1レンズに−0.3degのチルトが生じた場合、サジタル方向においてMTF比は62%である。一方、同じ−0.3degのチルトでも、第5レンズに−0.3degのチルトが生じた場合には、MTF比は100%である。このように図6の表を見てみると、第1レンズのチルトが解像度の低下に大きく影響することがわかる。
また、全体の傾向として、開口絞りに近いほど像面チルトに与える影響(感度)が大きいことが示されている。
次に図7を見ると、例えば、第2レンズに−0.3degのチルトが生じた場合、サジタル方向においてMTF比は19%である。同じく、第5レンズに−0.3degのチルトが生じた場合、サジタル方向においてMTF比は97%である。このように図7の表を見てみると、第2レンズのチルトが解像度の低下に大きく影響することがわかる。
そして、全体の傾向として、開口絞りに近いほど像面チルトに与える影響(感度)が大きいことが示されている。
このようにレンズチルトが解像度に与える影響というのは、開口絞り81に近いレンズのチルトほど大きく、開口絞り81から遠ざかるほどその影響は小さくなる。
この理由については、レンズの屈折力なども影響するので厳密な理由を探ることは難しいが、全体的な傾向の説明として本発明者らは次のように考える。
レンズユニットに入射する光束の光束径を考えると、開口絞りの位置で光束径は最大であり、開口絞りから遠ざかるほど光束径は小さくなる。ここで、球面収差は光束径の3乗に比例し、コマ収差は光束径の2乗に比例する。したがって、光束径が大きいときに収差が大きくなり、解像度に大きく影響すると考えられる。
そこで、本実施形態にあっては、嵌合レンズ群を構成する第1から第5レンズ100−500のうち、開口絞り81から最も遠い第5レンズ500を鏡筒70に圧入することとした。
第5レンズ500を圧入すると、第5レンズ500の物体側平坦面512に歪みが生じる可能性がある。すると、第5レンズ500の物体側平坦面512が第4レンズ400の像側平坦面422に安定して着座せず、第5レンズ500が傾斜(チルト)してしまう可能性がある。この場合でも、第5レンズ500のチルトが解像度に及ぼす影響は比較的小さいことを考えると、レンズユニット50としては高解像度の要求を満たすことができる。
一方、第1レンズ100から第4レンズ400については、圧入されていないので鏡筒70からの圧縮力を受けない。
特に、第1レンズ100については、鏡筒70の像側平坦面82と第1レンズ100の物体側平坦面112とが設計通りにぴたりと当接するので、第1レンズ100の光軸方向位置決めは設計通りに完璧になる。そして、第1レンズ100に続いて順次嵌合される第2レンズ200、第3レンズ300、第4レンズ400についても、嵌合構造の先頭である第1レンズ100の位置決めが完璧なので、光軸方向位置決めは設計通りに完璧になる。
このように、開口絞り81に近いレンズ(100−400)は解像度に与える影響が第5レンズ500よりも大きいのであるが、これらのレンズ100−400にチルトが発生することがないので、レンズユニット50としては高解像度を実現できる。
なお、図4の中絞り型に比べると、図1の前絞り型の方が好ましいといえる。
鏡筒に圧入するレンズは開口絞りから離れている方が良いのであるから、前絞りの構造としておいて、第5レンズを鏡筒に圧入した方がよい。圧入されるレンズと開口絞りとの距離を最も離間させることができるからである。
(変形例1)
上記実施形態では、第1レンズ100から第5レンズ500までのすべてのレンズが順次嵌合されて一つの嵌合レンズ群を構成していた。したがって、第5レンズ500を鏡筒に圧入することで嵌合レンズ群を構成する5枚のレンズ100−500が鏡筒70に組み付けられていた。
ここで、5枚のレンズを使用するとしても、第1レンズ100から第4レンズ400までを嵌合させて一つの嵌合レンズ群とし、第5レンズ500については嵌合させずに前記嵌合レンズ群に含めないという場合がある。
例えば、図8においては、第1レンズ100から第4レンズ400までが順次嵌合して嵌合レンズ群となっている。
この嵌合レンズ群を鏡筒70に固定するにあたっては、第4レンズ400を鏡筒に圧入している。
この第4レンズ400は、嵌合している第1から第4レンズ100−400のうちで開口絞り81から最も遠いレンズである。
第5レンズ500は、圧入によって鏡筒70に固定されている。
ここで、第5レンズ500を第4レンズ400に嵌合させないのは、レンズ径を小さくするためである。
第4レンズ400と第5レンズ500とを嵌合させるには、第4レンズ400の像側に凹部420を形成し、第5レンズ500の物体側に凸部510を形成しなければならないが、光学機能部(レンズ部)の外側にこれら嵌合構造を設けるとレンズ径が増してしまう。特に、像面に近いレンズである第4レンズ400や第5レンズ500になると光学機能部(レンズ部)の領域がかなり広くなるので、加えて嵌合構造を設けるとレンズ径が大きくなってしまうことになる。そこで、第5レンズ500については第4レンズ400に嵌合させないようにして、レンズユニット50Aの小型化を図ることができる。さらに、第4レンズ400と第5レンズ500とを鏡筒70に圧入することにより、第4および第5レンズ400、500がダブルでストッパの役目を果たし、第1から第5レンズ100−500が鏡筒70から抜け落ちにくくなる。
第4レンズ400と第5レンズ500とを鏡筒70に圧入すると、第4レンズ400と第5レンズ500との両方にチルト(傾斜)が発生する可能性もあるが、開口絞り81から遠いレンズにチルトが発生してもその影響は限定的である。
(第2の特徴について)
本実施形態の第2の特徴として、嵌合構造の外側にも遮光シート62、64、65を介挿しているという点がある。
非光学機能部を覆う遮光絞り自体は従来から用いられているものである。
しかしここで、レンズ同士を凹部と凸部とで嵌合させる構造を採用すると段差が生じることになる。すると、非光学機能部(フランジ部)を一枚の遮光シートで覆うことができなくなった。一枚のシートでは嵌合構造部の段差を横断することができないからである。そこで、従来は、嵌合構造部の内側だけに遮光シート41、42を設けていた(図11)。
しかしながら、嵌合構造の外側を遮光しないと、不要光が通り抜けて像面に達してしまうことがある。従来構成において不要光ULが嵌合構造の外側を通り抜ける経路の一例を図9に示す。このような不要光ULが像面に達すると、当然のことながら、ゴーストやフレアが発生し、画質が劣化してしまう。
そこで、本実施形態では、嵌合構造部の外側領域にも外側遮光シート62、64、65を設けた。
外側遮光シート64、65を設けるとなると、部品が増えるので、部品コストや組み立て効率には不利であるが、画質向上という利点は大きい。特に、第1レンズ100のチルトを排除したことによって解像度が向上しているので、さらに不要光ULをカットすることで画質を飛躍的に向上させることができる。
なお、不要光をできる限り遮光するという観点から、外側遮光シート64、65のようにレンズ同士の間に噛ませるように遮光シートを設けた方がよい。
レンズ面間距離の設計が多少面倒にはなるが、不要光を確実にカットできる利点がある。
またさらに、第1レンズと第2レンズとの間にも外側遮光シートを付加してもよいことはもちろんである。
(カメラモジュール)
上記のように構成したレンズユニットをカメラモジュールに組み込むと良い。
図9にカメラモジュールの概略的分解斜視図を示す。
図9を参照して、カメラモジュール10の構造を簡単に説明する。
レンズユニット50を筒部51aに螺入してホルダ51に取り付ける。撮像素子52は、ホルダー51の基部51bに設けられた収納空間に収納される。撮像素子52は、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)といった撮像素子が例として挙げられる。配線基板53は、単層又は複層の配線層を有する板状部材である。貫通電極等を介して上下面の配線が互いに接続されている。
信号処理回路54は、撮像素子52を制御する半導体集積回路であり、例えば、撮像素子52に対して信号の蓄積を指示したり、撮像素子52に蓄積された信号を出力させたりする。また、信号処理回路54は、撮像素子52から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。
フレキシブル配線シート55は、可撓性を有する配線基板である。フレキシブル配線シート55の一端には信号処理回路54が接続され、フレキシブル配線シート55の他端にはコネクタ56が取り付けられる。フレキシブル配線シート55は、信号の伝送路として機能する。コネクタ56は、カメラモジュール10を他の電子部品(マザーボード又はドーターボード等)に接続させる。
フレキシブル配線シート55上には、信号処理回路54と、配線基板53と、撮像素子52と、ホルダー51と、レンズユニット50と、がこの順で積層される。また、撮像素子52と、配線基板53と、信号処理回路54と、フレキシブル配線シート55と、コネクタ56と、は、この順で電気的に接続されている。カメラモジュール10の具体的な組み立て手順は任意である。
カメラモジュール10は、次のように動作する。物体側から入射する光は、レンズユニット50のレンズを介して撮像素子52に入射する。撮像素子52は、入射した像を電気信号に変換する。信号処理回路54は、撮像素子52からの電気信号に対して信号処理(A/D変換、画像補正処理等)を実行する。信号処理回路54から出力される電気信号は、フレキシブル配線シート55及びコネクタ56を介して外部の電子機器に接続される。
カメラモジュール10は、携帯電話又はノートパソコンといった小型電子機器に組み込むとよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
レンズ同士を嵌合させる構造については限定されるものではない。
例えば、第1レンズの像側面に凸部を形成し、第2レンズの物体側面に凹部を形成してもよい。
上記実施形態では、物体側のレンズと像側のレンズとを平坦面同士で突き当てるにあたって、平坦面は嵌合構造部の外側に設けられるとした。
これに対し、突き当てる平坦面は、嵌合構造部よりも光軸側に設けられていてもよい。
例えば、凹部の内面と凸部の先端面とが突き当たることで物体側レンズと像側レンズとの面間調整が図られてもよい。
図1の例では、すべてのレンズ面間においてレンズ面間距離の調整は嵌合構造部の外側の平坦面同士の突き当てによって行われている。
これに対し、図4の例では、第1レンズから第4レンズまでは嵌合構造部の外側の平坦面の突き当てによって面間距離を規定しているが、第4レンズ400と第5レンズ500との間の面間距離は嵌合構造部の内側の平坦面を突き当てることによって規定している。
嵌合レンズ群としては、5枚レンズや4枚レンズのみならず、2枚レンズや3枚レンズであってもよく、または、6枚以上のレンズで構成されていてもよい。
中絞りを設ける箇所は、第1レンズと第2レンズとの間の他、第3レンズと第4レンズとの間、第4レンズと第5レンズとの間、であってもよい。
ここで、例えば、第4レンズと第5レンズとの間に開口絞りを入れた場合、「開口絞りの像側でありかつ前記開口絞りに隣位するレンズ」とは第5レンズを意味する。
そして、前記開口絞りから最も離れたレンズとは、第1レンズのことである。
遮光手段としては、遮光シートを設ける例を示したが、遮光手段としては、レンズの非光学機能部を黒い塗料で塗るなど、遮光できれば手段は限定されない。
上記実施形態の説明では、凹部と凸部との嵌合において内壁と外壁とは面接触していたが、断面視で点接触となってもよい。(接触点を集めると円環になる)
また、凹部と凸部との係合関係を「嵌合」と表現したが、「嵌合」には、隙間の無い完全嵌合締めのみならず、所定の隙間を持たせるような緩嵌合も含む。
10・・・カメラモジュール、11・・・凹部、12・・・コバ、14・・・接着剤、21・・・凸部、22・・・コバ、30・・・鏡筒、31・・・受け面、41・・・遮光シート、50・・・レンズユニット、50A・・・レンズユニット、51・・・ホルダ、51a・・・筒部、51b・・・基部、52・・・撮像素子、53・・・配線基板、54・・・信号処理回路、55・・・フレキシブル配線シート、56・・・コネクタ、61・・・内側遮光シート、62・・・外側遮光シート、63・・・内側遮光シート、64・・・外側遮光シート、65・・・外側遮光シート、66・・・遮光リングシート、70・・・鏡筒、80・・・蓋板部、81・・・開口、82・・・鏡筒の像側平坦面、90・・・筒部、91・・・第1受入れ部、92・・・第2受入れ部、93・・・第3受入れ部、94・・・第4受入れ部、95・・・第5受入れ部、100・・・第1レンズ、112・・・第1レンズの物体側平坦面、120・・・第1レンズの凹部、121・・・内壁、122・・・第1レンズの像側平坦面、130・・・第1レンズの外側端面、200・・・第2レンズ、210・・・第2レンズの凸部、211・・・外壁、212・・・第2レンズの物体側平坦面、220・・・第2レンズの凹部、221・・・内壁、222・・・第2レンズの像側平坦面、230・・・第2レンズの外側端面、300・・・第3レンズ、310・・・第3レンズの凸部、311・・・外壁、312・・・第3レンズの物体側平坦面、320・・・第3レンズの凹部、321・・・内壁、322・・・第3レンズの像側平坦面、330・・・第3レンズの外側端面、400・・・第4レンズ、410・・・第4レンズの凸部、411・・・外壁、412・・・第4レンズの物体側平坦面、420・・・第4レンズの凹部、421・・・内壁、422・・・第4レンズの像側平坦面、422・・・第4レンズの像側平坦面、430・・・第4レンズの外側端面、500・・・第5レンズ、510・・・第5レンズの凸部、511・・・外壁、512・・・第5レンズの物体側平坦面、530・・・第5レンズの外側端面、L1・・・第1レンズ、L2・・・第2レンズ、L3・・・第3レンズ、L4・・・第4レンズ、L5・・・第5レンズ。

Claims (9)

  1. 開口絞りと、
    光軸方向に沿って配列されているとともに、順次嵌合することによって一体的な嵌合レンズ群とされた複数のレンズと、
    前記複数のレンズを収納する鏡筒と、を備えたレンズユニットであって、
    前記嵌合レンズ群のうち、前記開口絞りの像側でありかつ前記開口絞りに隣位するレンズは前記鏡筒に圧入されておらず、
    前記開口絞りの像側でありかつ前記開口絞りに隣位するレンズ以外のレンズが前記鏡筒に圧入されている
    ことを特徴とするレンズユニット。
  2. 請求項1に記載のレンズユニットにおいて、
    前記開口絞りの像側でありかつ前記開口絞りに隣位するレンズと、前記鏡筒と、の間にはクリアランスがある
    ことを特徴とするレンズユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載のレンズユニットにおいて、
    前記鏡筒に圧入されたレンズは、前記嵌合レンズ群のうちで前記開口絞りから最も離れたレンズである
    ことを特徴とするレンズユニット。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のレンズユニットにおいて、
    前記開口絞りが前記複数のレンズよりも物体側にある前絞り構造である
    ことを特徴とするレンズユニット。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のレンズユニットにおいて、
    前記嵌合レンズ群を構成する複数のレンズは、光軸方向に互いに隣位したレンズ同士で非光学機能部同士を直接または間接的に突き当てることにより互いの面間距離を規定している
    ことを特徴とするレンズユニット。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のレンズユニットにおいて、
    嵌合したレンズのうちで物体側に位置するものを物体側レンズとし、像側に位置するものを像側レンズとし、
    前記物体側レンズの像側面に形成された凹部と前記像側レンズの物体側面に形成された凸部とが嵌合するとき、
    前記凹部の内径は像側に向けて拡径しており、
    前記凸部の外壁は物体側に向けて縮径しており、
    像側レンズの外側端面と鏡筒の内壁との間のガタをC1、
    物体側レンズの外側端面と鏡筒の内壁との間のガタをC2、
    前記凹部の最大内径と前記凸部の最小外径との差をTC1、とするとき、
    TC1>C1+C2
    の関係を満たす
    ことを特徴とするレンズユニット。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のレンズユニットにおいて、
    レンズ同士が嵌合した嵌合構造部の外側において、不要光を遮光する遮光手段がレンズ同士の間に介挿されている
    ことを特徴とするレンズユニット。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のレンズユニットと、撮像素子と、を備えたカメラモジュール。
  9. 開口絞りと、
    光軸方向に沿って配列されているとともに、順次嵌合することによって一体的な嵌合レンズ群とされた複数のレンズと、
    前記複数のレンズを収納する鏡筒と、
    前記嵌合レンズ群を介して受光する像を撮像する撮像素子と、を備え、
    前記嵌合レンズ群のうち、前記開口絞りの像側でありかつ前記開口絞りに隣位するレンズは前記鏡筒に圧入されておらず、
    前記開口絞りの像側でありかつ前記開口絞りに隣位するレンズ以外のレンズが前記鏡筒に圧入されている
    ことを特徴とするカメラモジュール。
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