JP2013205196A - 路面状態推定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シンプルな構成によるシンプルな処理により路面状態の推定を行う路面状態推定装置を提供する。
【解決手段】左前輪が通過を予定する左路面領域および右前輪が通過を予定する右路面領域のそれぞれに所定形状の参照パターンを投射する。また、左路面領域および右路面領域に投射された参照パターン36を撮影する。そして、撮影された左路面領域の参照パターン36および撮影された右路面領域の参照パターン36を基準投射パターン48と比較し、車両進行方向のパターンの形状変化に基づき、参照パターン36が投射されている左路面領域および右路面領域の路面勾配を推定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、路面状態推定装置、特にシンプルな構成で路面の勾配状態を推定する装置に関する。
従来、路面形状を認識して、その認識結果を用いて車両の走行状態を安定化させたり、乗り心地を向上させたりする技術の開発が進められている。従来の路面形状の認識は、例えば、車両前方の状況をカメラ等の撮影装置で撮影し、その撮影した画像を画像処理することによって路面形状を認識する装置がある。例えば、特許文献1に開示された路面形状認識装置は、車両前方の路面上に格子状のパターン画像を投射し、そのパターン画像を撮影装置で撮影している。このとき、路面に凹凸等が存在する場合、投射したパターン画像の格子が路面の凹凸の状態によって歪む。この歪み具合を解析することによって路面形状を認識している。
特開2008−217267号公報
しかし、特許文献1の装置の場合、車両前方の比較的広範囲に格子状のパターン画像を投射している。また、撮影装置は、そのパターン画像の全体を撮影している。そして、画像処理部は撮影した車両前方のパターン画像全体の解析を行い、格子の歪みを検出している。この場合、認識精度を向上させるためには、投射するパターン画像の格子ピッチを細かくする必要がある。また、格子の歪みを正確に認識するためには、撮影装置の解像度を高くする必要がある。そのため、投射装置および撮影装置は高性能なものが要求され、装置の大型化やコスト上昇等を招くという問題があった。また、細かい格子ピッチのパターン画像の画像処理には時間がかかり、路面状態の判定に遅れが出るおそれがあった。路面状態の判定の遅れは車両制御の遅れにもつながり、路面状態の認識結果を有効に利用できないおそれがあった。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シンプルな構成によるシンプルな処理により路面状態の推定を行う路面状態推定装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の路面状態推定装置は、左前輪が通過を予定する左車輪通過ラインを含む左路面領域および右前輪が通過を予定する右車輪通過ラインを含む右路面領域のそれぞれに所定形状の参照パターンを投射する投射手段と、実質的に平坦と見なせる基準路面で前記参照パターンを投射したときの基準投射パターンを保持する記憶手段と、前記左路面領域および前記右路面領域に投射された前記参照パターンを撮影する撮影手段と、撮影された前記左路面領域の前記参照パターンおよび撮影された前記右路面領域の前記参照パターンを前記基準投射パターンと比較し、車両進行方向のパターンの形状変化に基づき、前記参照パターンが投射されている前記左路面領域および前記右路面領域の路面勾配を推定する勾配推定手段と、を含む。
この態様によると、前輪前方の路面に凹凸などに基づく勾配が存在する状況で、参照パターンがその勾配部分に投射されると、平坦路面に投射された場合と比較して、参照パターンの車両前後方向の形状が変化する。例えば、登り勾配に参照パターンが投射されると平坦路面に投射された場合と比較して車両前後方向の長さが短くなる。逆に下り勾配に参照パターンが投射されると平坦路面に投射された場合と比較して車両前後方向の長さが長くなる。つまり、参照パターンの長さ比較を行うシンプルな処理により、前輪が通過を予定する車輪通過ライン上に勾配があることが推定できる。また、車両前後方向の参照パターンの長さ変化に基づいて、勾配度合いを推定できる。
前記勾配推定手段は、前記参照パターンが投射されている前記左路面領域および前記右路面領域の路面勾配に基づいて、前記参照パターンが投射されている位置の横断勾配を推定してもよい。左路面領域の路面勾配と右路面領域の路面勾配との差は、車両左右方向の路面の高さの差に対応する。したがって、左路面領域の路面勾配と右路面領域の路面勾配の差から横断勾配が推定できる。
前記記憶手段は、車両の姿勢によって当該車両の前後方向に投射位置を所定量だけ変化させた複数の修正基準投射パターンを保持し、前記勾配推定手段は、前記基準投射パターンの投射位置と前記撮影手段が撮影した前記参照パターンの投射位置の車両前後方向の変化量に対応した前記修正基準投射パターンを用いて前記路面勾配を推定してもよい。投射手段が投射する参照パターンの投射位置は、車両の姿勢、例えば車両前後方向のピッチ角の変化や乗員数や積載量の変化による車高の変化により車両前後方向に変化する。その結果、参照パターンを勾配のない平坦路面に投射しても大きさが変化する。そこで、修正基準投射パターンを複数準備しておき、車両の姿勢に応じて勾配推定に用いる基準投射パターンを使い分ける。その結果、勾配推定精度が車両姿勢によって低下することが防止できる。
前記参照パターンは、少なくとも車両前後方向に対角線を有する形状であってもよい。参照パターンを車両前後方向に対角線を有する形状にすることにより、車両前後方向の形状の変化を容易かつ正確に検出できる。その結果、勾配推定精度が向上できる。
本発明によれば、シンプルな構成によるシンプルな処理により路面状態の推定を行う路面状態推定装置が提供できる。
実施の形態に係る路面状態推定装置を搭載する車両の斜視図である。 実施の形態に係る路面状態推定装置を説明する機能ブロック図である。 実施の形態に係る路面状態推定装置において車両姿勢の変化に応じて参照パターンの投射位置および参照パターンの形状が変化することを説明する説明図である。 実施の形態に係る路面状態推定装置を用いた勾配推定処理を説明する説明図である。 実施の形態に係る路面状態推定装置において、車両の姿勢が変化したときの参照パターンによる勾配推定を説明する説明図である。 実施の形態に係る路面状態推定装置の勾配推定処理を説明するフローチャートである。 実施の形態に係る路面状態推定装置において、横断勾配の推定処理を説明するフローチャートである。 実施の形態に係る路面状態推定装置における参照パターンの車両前後方向の長さ変化を検出する際の別の実施例を説明する説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。
本実施形態の路面状態推定装置は、左前輪が通過を予定する左路面領域および右前輪が通過を予定する右路面領域のそれぞれに所定形状の参照パターンを投射する。また、左路面領域および右路面領域に投射された参照パターンを撮影する。そして、撮影された左路面領域の参照パターンおよび撮影された右路面領域の参照パターンをそれぞれ基準投射パターンと比較する。そして、車両進行方向の参照パターンの形状変化に基づき、参照パターンが投射されている左路面領域および右路面領域の路面勾配を推定するものである。
図1は、本発明の実施形態にかかる路面状態推定装置を搭載する車両10の斜視図である。車両10は、車両タイプの一例として4ドアセダンタイプを示しているが、2ドアタイプ、ワンボックスタイプ、RVタイプ等車両タイプに拘わらず本実施形態の路面状態推定装置は適用できる。路面状態推定装置は、投射手段により参照パターンを車両10前方位置に投射して、その参照パターンを撮影手段で撮影する。そして、撮影した参照パターンを解析することにより、車両前方の路面状態を推定する。
投射手段は、例えば、赤外線レーザ、紫外線レーザ、可視光レーザ等の平行光を照射可能な投射装置12で構成できる。本実施形態の場合、投射装置12は、左前輪が通過を予定する左車輪通過ライン14Lを含む左路面領域16Lに、後述する形状の参照パターンを投射する左投射装置12Lと、右前輪が通過を予定する右車輪通過ライン14Rを含む右路面領域16Rに、参照パターンを投射する右投射装置12Rとで構成される。なお、特に区別する必要のない場合には、単に「投射装置12」と表す。また、左路面領域16L、右路面領域16Rは特に区別する必要のない場合には、単に「路面領域16」と表す。投射装置12は、左路面領域16Lと右路面領域16Rに個別に参照パターンを投射できればよい。例えば、左路面領域16L用と右路面領域16R用に左右別々の投射装置12を設けてもよい。また、1つの投射装置12で左路面領域16L用の参照パターンと右路面領域16R用の参照パターンを投射してもよい。
撮影手段は、投射装置12が照射する光による参照パターンを撮影可能なカメラ18であり、例えば、投射装置12より路面側にオフセットした位置に固定されている。カメラ18は、左路面領域16Lに投射された参照パターンを撮影するカメラ18Lと、右路面領域16Rに投射された参照パターンを撮影するカメラ18Rとで構成される。なお、特に区別する必要のない場合には、単に「カメラ18」と表す。カメラ18も左路面領域16Lと右路面領域16Rの参照パターンが撮影できればよく、例えば、左路面領域16L用と右路面領域16R用に左右別々のカメラ18を設けることができる。また、1つのカメラ18で左路面領域16L用の参照パターンと右路面領域16R用の参照パターンを撮影してもよい。なお、投射装置12の投射角が路面に対して浅い角度になると、光の反射量が少なくなったり、太陽光の影響を受けやすくなる。そのため、投射角はできるだけ深くすることが望ましい。ただし、投射角を深くすると、左路面領域16L、右路面領域16Rの位置が車両10に接近することになる。この照射位置が極端に車両10に近づくと、その位置で路面状態を検出しても、その路面状態に対して車両のアクチュエータの応答速度が追いつかない場合がある。したがって、例えば80km/h等で走行している場合において、車両のアクチュエータが応答速度に基づいて算出できる移動距離より前方位置の路面状態を推定できるように、投射装置12の照射角の設定、つまり左路面領域16L、右路面領域16Rの位置を設定する必要がある。なお、図1は、説明のために投射装置12、カメラ18を誇張表現しているが、実際は、前照灯の一部やフロントバンパの一部に埋め込み、外観上目立たないように配慮することが望ましい。
参照パターンの大きさは、少なくとも車輪の幅と同等またはそれ以上、例えば、車輪幅の2倍程度までとすることができる。車両10の乗り心地や走行安定性を制御するためには、少なくとも前輪が通過する位置の路面状態が分かればよい。そのため、路面領域16の幅は必要以上に大きくする必要はなく車輪幅より少し大きければ十分である。また、カメラ18も路面領域16に投射される参照パターンが撮影できればよく、撮影範囲を路面領域16と同等またはそれより少し広い範囲を撮影できれば十分である。また、このように、撮影範囲を前輪が通過する領域に限定することで、画像処理範囲を狭くすることが可能で処理速度の向上に寄与できる。
図2は、本実施の形態に係る路面状態推定装置を説明する機能ブロック図である。
路面状態推定装置全体を制御する制御部22は、CPUを含むマイクロプロセッサとして構成されている。制御部22は、投射制御部24、カメラ制御部26、画像取得部28、判定部30、記憶部32、結果出力部34等を含んでいる。
投射制御部24は、投射装置12の制御全般を行い、参照パターンの投射/非投射を制御したり、周囲の状況に応じて照射強度の調整を行ったりする。カメラ制御部26は、カメラ18の画像取得制御の全般を行い、参照パターンを撮影/非撮影を制御したり、撮影感度の調整や撮影領域の調整を行う。なお、投射装置12およびカメラ18は、基本的には、走行状態であると確認できるとき、例えばシフト位置が「走行レンジ」のとき等に常時参照パターンの投射および撮影を行う。別の例では、路面状態推定を実行するか否かをドライバが選択できる場合は、路面状態推定モードが選択された場合のみ投射制御部24、カメラ制御部26等を動作させるようにしてもよい。
画像取得部28は、カメラ制御部26を介してカメラ18が撮影した画像を一時的に保存し、適宜判定部30に画像を提供する。判定部30は、記憶部32から判定に用いる基準投射パターンを選択する。記憶部32は、当該車両10に搭載された投射装置12およびカメラ18を用いて、実質的に平坦と見なせる基準路面に参照パターンを投射したときに得られる参照パターンを基準投射パターンとして保持する。基準投射パターンは、車両10を出荷検査場等、路面と見なせる平坦な床面に停車した状態で取得する。投射装置12により、車両10が停止した床面と同一平面上の所定位置、つまり、前輪接地点を基準に所定の車両前方位置(路面領域16)に参照パターンを投射する。そして、記憶部32は、カメラ18により撮影された参照パターンを基準投射パターンとして記憶する。なお、この、基準投射パターンは、車両10ごとにデフォルト値として記憶することが望ましいが、車両10として、投射装置12やカメラ18の設置位置が一定であることを保証できる場合は、車種ごとに設計段階等で定めた基準投射パターンを記憶してもよい。
また、記憶部32は、車両10の姿勢によって当該車両10の前後方向に投射位置を所定量だけ変化させた複数の修正基準投射パターンを保持する。図3は、路面状態推定装置において車両姿勢の変化に応じて参照パターンの投射位置および参照パターンの形状が変化することを説明する説明図である。前述したように、投射装置12は車両10の前方の所定位置の路面領域16に深い投射角度で参照パターンを投射している。したがって、図3(a)に示すように、投射装置12やカメラ18の位置が上下方向に変化することにより、参照パターン36の位置が変化する。例えば、前輪が路面の凸部を登る場合や凹部からの脱出の際に登る場合は、車輪の姿勢が平坦路面に車輪が接地している場合に比べて上向きになる。その結果、例えば車両10が平坦路面に存在するときの投射装置12の位置12Aが位置12Bに変化する。同様に、カメラ18の位置18Aが位置18Bに変化する。その結果、参照パターンが平坦路面での投射位置である参照パターン36Aの位置から参照パターン36Bの位置へ遠のくように移動する。同様に、サスペンションの設定等により車高が標準車高より高くなっている場合も参照パターンが、平坦路面で投射されたときに比べ遠くに照射される。逆に、前輪が路面の凸部から下る場合や凹部を下る場合は、車輪の姿勢が平坦路面に車輪が接地している場合に比べて下向きになる。その結果、参照パターンが平坦路面で投射したときに比べて近くに照射される。同様に、サスペンションの設定等により車高が標準車高より低くなっている場合や乗員数や積載物が標準設定より多い場合も参照パターンは平坦路面で投射されたときに比べ近くに照射される。
図3(b)は、カメラ18が撮影する参照パターン36の位置の変化を示している。なお、図3(b)の場合、参照パターン36の形状の一例として「菱形」を示している。後述するように、参照パターン36の投射位置に勾配があると、投射距離が車両前後方向に変化するので、参照パターン36の車両前後方向の長さが変化する。したがって、参照パターン36は、車両前後方向の長さの変化を検出し易いように、少なくとも車両前後方向に対角線を有する形状であることが望ましい。図3(b)の参照パターン36Aは、車両10が平坦路面に存在し、車高が標準車高である場合に撮影された場合を示している。この参照パターン36Aの位置を基準に、車両10姿勢が上向きになった場合、または車高が標準車高より高くなった場合に撮影されたものが参照パターン36Bである。投射装置12が照射する光は平行光なので、撮影画面上では、路面領域16が遠くなるほど参照パターン36の大きさは小さくなる。逆に、車両10姿勢が下向きになった場合、または車高が標準車高より低くなった場合に撮影されたものが参照パターン36Cである。この場合、撮影画面上では、路面領域16が近くなるほど参照パターン36の大きさは大きくなる。したがって、路面状態推定中において、参照パターン36の投射/撮影のタイミングで車両10の姿勢が平坦路面にあると見なせる場合は、参照パターン36Aと同じ基準投射パターンを参照することになる。また、路面状態推定中において、車両10の姿勢が上向きまたは車高が高くなった場合は、その変化量に応じて、参照パターン36Bのように参照パターン36Aより小さい修正基準投射パターンを参照することになる。同様に、路面状態推定中において、車両10の姿勢が下向きまたは車高が低くなった場合は、その変化量に応じて、参照パターン36Cのように参照パターン36Aより大きな修正基準投射パターンを参照することになる。
基準投射パターン(参照パターン36Aと同じパターン)に対する修正基準投射パターン(参照パターン36Bや参照パターン36Cと同じパターン)は、図3(a)に示すように、車両10を平坦路面上でリフトや車高調整装置等により上下方向に動かすことで得ることができる。例えば、平坦路面上に停止した標準車高の車両10に搭載された投射装置12で参照パターンを投射し、カメラ18により参照パターン36Aを撮影した状態で、車両10の車高を上げて行くことで、参照パターン36はZu方向に移動し、参照パターン36Bが得られる。この場合、参照パターン36Aの中心位置P0が参照パターン36Bの中心位置P1に移動することになる。この参照パターン36Bを修正基準投射パターンとすることができる。同様に、車両10の車高を下げて行くことで、参照パターン36はZd方向に移動し、参照パターン36Cが得られる。この場合、参照パターン36Aの中心位置P0が参照パターン36Cの中心位置P2に移動することになる。この参照パターン36Cを修正基準投射パターンとすることができる。このとき、修正基準投射パターンの基準投射パターンに対する車両前後方向の形状変形量、つまり車両前後方向の長さLの変化は、Zu方向またはZd方向の移動量Zの関数L(z)で示すことができる。
言い換えれば、車両10の姿勢が変化していても、カメラ18で撮影した画像上の参照パターン36の位置(中心位置)の基準投射パターン(参照パターン36Aと同じ)の中心位置からの変化量Zが分かれば、修正基準投射パターン(参照パターン36Bや参照パターン36Cと同じパターン)が記憶部32から選択できる。なお、車両10は加減速するときも車両前後方向のピッチ角が変化するので、平坦路と見なせる道路を走行中でも加減速状態時には、修正基準投射パターンが選択されることになる。
図2に戻り、判定部30は、画像取得部28から提供される推定対象の路面領域の参照パターン36の画像と記憶部32から選択した基準投射パターンまたは修正基準投射パターンの車両前後方向の長さLの差分に基づいて、対象路面の勾配、例えば登り勾配や下り勾配を推定しその大きさ(勾配値)を算出する。結果出力部34は、判定部30が算出した勾配値を外部の機器の制御部に対し出力する。外部機器としては、例えば、スタビライザ38、サスペンション40、ブレーキ制御部42、エンジン制御部44等、車両の乗り心地を向上させるための機器や、車両の安定化走行を実現するための機器に提供される。例えば、スタビライザ38をモータ等によって強制的に制御できる場合、路面の勾配状態(凹凸状態)に応じてスタビライザの状態を変化させれば乗り心地の向上に寄与できる。また、サスペンション40の設定を変化させることができる場合、路面の勾配状態(凹凸状態)に応じてサスペンションの硬さを変化させれば乗り心地の向上に寄与できる。ブレーキ制御部42やエンジン制御部44を路面の勾配状態(凹凸状態)に応じて制御すれば、制動状態や加減速状態を路面状態に対応させ、乗り心地を向上すると共に走行安定性の向上にも寄与できる。なお、図2に示す外部機器は一例であり、車両10に搭載された種々の機器に路面の勾配状態を提供し制御に利用することができる。
図4は、本実施形態の路面状態推定装置を用いた勾配推定処理を説明する説明図である。なお、図4の場合、説明の簡略化のため、車両10が実質的に平坦な路面、すなわち路面に対して投射装置12やカメラ18の高さの変化が無視できる程度の路面を走行しているときの前方の路面状態を推定する例を説明する。路面領域16Lと路面領域16Rにおける勾配推定は同じなので、以下の説明では左右を区別せずに説明する。
図4(a)は、前輪10aの前方の路面46にある凹凸の登り勾配面46aまたは下り勾配面46bを路面状態として推定する場合を示している。なお、図4(a)は、説明のために例えば路面46に存在する凹凸に起因する登り勾配面46aおよび下り勾配面46bを誇張表現している。前述したように、投射装置12の照射する参照パターン36は平行光で形成されるので、図4(a)に示すように路面状態の推定対象である路面領域16に凹凸などによる登り勾配面46aが存在する場合、参照パターン36は、実際より車両10から近い位置に投射されることになる。その結果、図4(b)に示すように、同じ路面領域16が平坦路面Gであった場合に形成される基準投射パターン48の車両前後方向の長さL0に比べ、実際に投射される参照パターン36の車両前後方向の長さLの長さが短くなる。この場合、長さL0に対して長さLは、登り勾配面46aの角度に比例し、登り角度が大きくなるほど短くなる。同様に、路面状態の推定対象である路面領域16に凹凸などによる下り勾配面46bが存在する場合、参照パターン36は、実際より車両10から遠い位置に投射されることになる。その結果、図4(c)に示すように、同じ路面領域16が平坦路面Gであった場合に形成される基準投射パターン48の車両前後方向の長さL0に比べ、実際に投射される参照パターン36の車両前後方向の長さLの長さが長くなる。この場合、長さL0に対して長さLは、下り勾配面46bの角度に比例し、下り角度が大きくなるほど長くなる。
このように、記憶部32が保持する基準投射パターン48より実際に取得した参照パターン36の車両前後方向の長さが短ければ、推定対象である路面領域16の勾配は登り勾配であると推定できる。また、基準投射パターン48より実際に取得した参照パターン36の車両前後方向の長さが長ければ、推定対象である路面領域16の勾配は下り勾配であると推定できる。また、基準投射パターン48に対する参照パターン36の車両前後方向の長さ変化の大きさに基づいて、勾配の大きさを推定できる。この場合、例えば記憶部32に、基準投射パターン48に対する参照パターンの車両前後方向の長さ変化量と勾配の大きさを対応付けたマップを予め準備しておけばよい。したがって、範囲が限定された路面領域16における参照パターンを撮影するというシンプルな構成で路面状態の推定を実現できる。また、参照パターンの形状変化を検出するというシンプルな処理により容易かつ迅速に路面状態の推定で実現できる。
ところで、前述したように、車両10の姿勢、例えば車両前後方向のピッチ角や車高が変化すると基準投射パターン48が変化する。つまり、路面状態の推定対象となる路面領域16に凹凸などにより勾配が存在する場合の比較基準が変化することになる。したがって、路面状態推定装置の制御部22は、路面状態の推定時に適切な修正基準投射パターンを記憶部32から選択する必要がある。図5は、修正基準投射パターンを利用した路面状態の推定を説明する説明図である。
ここでは、例えば車両10の前輪が路面の凸に登っている場合または、路面の凹から脱出するために登っている場合で、車両前後方向のピッチ角が上方向に変化した場合を説明する。図3に示したように、車両10のピッチ角の変化に伴い、投射装置12の照射位置が変化してカメラ18は、図5(a)に示すように例えば参照パターン36Bを得る。判定部30は、まず、撮影した参照パターン36Bの中心位置P0と、車両10のピッチ角変化がない場合、すなわち、車両10が路面に対して水平と見なせる場合に撮影される参照パターン36Aの中心位置P0との車両前後方向の移動量Zを検出する。この場合、画像上で参照パターン36Bが車両10から遠ざかる方向に移動しているので移動量Zuを検出することになる。そして、この移動量Zuに対応する修正基準投射パターン50Aを記憶部32から選択する。判定部30は、修正基準投射パターン50Aを選択した後は、図4(b)での説明と同様に、修正基準投射パターン50Aの車両前後方向の長さL0に対して、現在撮影された参照パターン36Bの車両前後方向の長さLの長さを比較する。そして、図5(a)に示すように、L0>Lの場合、路面領域16には登り勾配面が存在すると推定する。一方、L0<Lの場合は、路面領域16には下り勾配面が存在すると推定する。なお、L0=Lの場合は、路面領域16に勾配がないと推定する。
図5(b)は、車両10の前輪が路面の凹に侵入している場合または、路面の凸から下っている場合で、車両前後方向のピッチ角が下方向に変化した場合である。この場合、図3に示したように、車両10のピッチ角の変化に伴い、投射装置12の照射位置が変化してカメラ18は、図5(b)に示すように例えば参照パターン36Cを得る。この場合も判定部30は、まず、撮影した参照パターン36Cの中心位置P2と、車両10のピッチ角変化がない場合、すなわち、車両10が路面に対して水平と見なせる場合に撮影される参照パターン36Aの中心位置P0との車両前後方向の移動量Zを検出する。この場合、画像上で参照パターン36Bが車両10に近づく方向に移動しているので移動量Zdを検出することになる。そして、この移動量Zdに対応する修正基準投射パターン50Bを記憶部32から選択する。判定部30は、修正基準投射パターン50Bを選択した後は、図4(c)での説明と同様に、修正基準投射パターン50Bの車両前後方向の長さL0に対して、現在撮影された参照パターン36Cの車両前後方向の長さLの長さを比較する。そして、図5(b)に示すように、L0<Lの場合、路面領域16には下り勾配面が存在すると推定する。一方、L0>Lの場合は、路面領域16には登り勾配面が存在すると推定する。なお、L0=Lの場合は、路面領域16に勾配がないと推定する。
図6は、本実施形態の路面状態推定装置の推定処理を説明するフローチャートである。この処理は、例えば、車両10の走行が確認できる場合、例えば、シフトレバーの位置が「走行レンジ」にある場合や、車輪速センサ等からの信号に基づき、車両10が現実に走行している場合に、所定の周期で左右の路面領域16に対して繰り返し実行される。制御部22は、投射制御部24を制御して投射装置12により参照パターンを照射する(S100)。そして、カメラ制御部26を制御してカメラ18により参照パターン36を撮影する(S102)。続いて、制御部22は、撮影した参照パターン36の画像上の位置を検出し(S104)、車両10が路面に対して水平と見なせる状態で撮影されたか否か、つまり投射位置ズレがあるか否かを参照パターンの中心位置の変化の有無から判定する。投射位置ズレがない場合(S106のN)、判定部30は、記憶部32から基準投射パターンを選択する(S108)。一方、投射位置ズレがある場合(S106のY)、修正基準投射パターンを選択する(S110)。
そして、判定部30は、選択した基準投射パターンまたは修正基準投射パターンの車両前後方向の長さL0と実際に撮影した参照パターン36の車両前後方向の長さLの比較を行う(S112)。比較の結果、長さ変化がなくL=L0の場合は(S114のY)、路面領域16の路面に勾配はないと推定して、このフローを一旦終了する。一方、L≠L0の場合で(S114のN)、L>L0の場合は(S116のY)、推定対象の路面領域16には下り勾配が存在すると推定する(S118)。前述したように、長さL0と長さLとの差分は勾配に比例するので、この差分に予め試験等により算出しておいた下り勾配係数Kaをかけることで、実際の下り勾配の大きさSd=Ka*(L−L0)を推定できる。また、L<L0の場合は(S116のN)、推定対象の路面領域16には登り勾配が存在すると推定する(S120)。この場合も予め試験等により算出しておいた登り勾配係数Kbをかけることで、実際の登り勾配の大きさSu=Kb*(L0−L)を推定できる。S116またはS118で路面勾配ありと推定した場合、制御部22は結果出力部34を介して、推定した勾配値を各種機器に出力して(S122)、車両の乗り心地向上処理や車両の走行安定化処理に利用する。
図6で説明したフローチャートでは、車両10の左右の車輪ごとに勾配を推定して、車両10の制御に利用したが、判定部30は左車輪の前方の勾配状態と右車輪の前方の勾配状態を用いて、車両前方の路面の横断勾配(カント)を推定することができる。図7のフローチャートに示すように、少なくとも左前輪の前方または右前輪の前方の一方に勾配ありと推定された場合は(S200のY)、路面領域16を含む路面に横断勾配が存在する可能性がある。例えば、左車輪前方の路面領域16Lに登り勾配面46aが存在し、右車輪前方の路面領域16Rには下り勾配面46bが存在する場合、または左の登り勾配より小さな登り勾配が存在する場合、または勾配が存在しない場合、左右の路面領域16を含む路面は左側が高く、右側が低い横断勾配の路面であると推定できる。逆に右車輪前方の路面領域16Rに登り勾配面46aが存在し、左車輪前方の路面領域16Lには下り勾配面46bが存在する場合、または右の登り勾配より小さな登り勾配が存在する場合、または勾配が存在しない場合、左右の路面領域16を含む路面は右側が高く、左側が低い横断勾配の路面であると推定できる。この場合、左車輪前方の路面領域16Lの勾配値と右車輪前方の路面領域16Rの勾配値の差分から横断勾配値と方向が算出できる(S202)。そして、制御部22は結果出力部34を介して、推定した横断勾配値を各種機器に出力して(S204)、車両の乗り心地向上処理や車両の走行安定化処理に利用する。例えば、スタビライザ38を制御して車両10のロールを抑制するようにすることができる。なお、S200で左右いずれの勾配も推定されていない場合(S200のN)、この処理を一旦終了する。
上述した実施形態では、参照パターンの形状として、車両前後方向に対角線を有する「菱形」を一例として示した。そして、車両前後方向の長さ(対角線の長さ)Lを基準投射パターンの車両前後方向の長さ(対角線の長さ)L0と比較することにより、路面領域16における勾配の有無や勾配の程度を推定した。別の例では、図8に示すように、参照パターンの菱形の車両前後方向の長さ(対角線の長さ)L0を車両左右方向の対角線の位置で分割して、長さLA、LBについてそれぞれ長さ比較を行ってもよい。この場合、長さLAの部分と長さLBの部分で個別の勾配推定が可能になる。例えばLAの部分では、登り勾配、長さLBの部分では下り勾配である等の推定が可能になり、より、勾配推定精度の向上が可能になる。
また、上述した実施形態では、参照パターンの形状として「菱形」を示したが、車両前後方向に対角線を有する形状であれば適宜変更可能である。例えば、4角以上の多角形でもよい。例えば、菱形の左右方向を切り取った六角形状でもよいし、切り取り部分を曲面としてもよい。また、車両前後方向の長さ(例えば最大長)の検出が可能であれば、円形や楕円形等で本実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、車両10の前方の路面の状態を推定して前輪の制御を主に行うことを示した。この場合、後輪の制御は、前輪の制御状態に応じて制御するようにすればよい。他の実施例では、前輪と後輪の距離に応じて遅延処理を行い、前輪で用いた路面の状態を後輪の制御に用いてもよい。
以上、本発明を上述の実施形態を参照して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、実施形態や変形例の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。
10 車両、 10a 前輪、 12 投射装置、 14 車輪通過ライン、 16L 左路面領域、 16R 右路面領域、 16 路面領域、 18 カメラ、 36 参照パターン、 46 路面、 48 基準投射パターン、 50 修正基準投射パターン。

Claims (4)

  1. 左前輪が通過を予定する左車輪通過ラインを含む左路面領域および右前輪が通過を予定する右車輪通過ラインを含む右路面領域のそれぞれに所定形状の参照パターンを投射する投射手段と、
    実質的に平坦と見なせる基準路面で前記参照パターンを投射したときの基準投射パターンを保持する記憶手段と、
    前記左路面領域および前記右路面領域に投射された前記参照パターンを撮影する撮影手段と、
    撮影された前記左路面領域の前記参照パターンおよび撮影された前記右路面領域の前記参照パターンを前記基準投射パターンと比較し、車両進行方向のパターンの形状変化に基づき、前記参照パターンが投射されている前記左路面領域および前記右路面領域の路面勾配を推定する勾配推定手段と、
    を含むことを特徴とする路面状態推定装置。
  2. 前記勾配推定手段は、前記参照パターンが投射されている前記左路面領域および前記右路面領域の路面勾配に基づいて、前記参照パターンが投射されている位置の横断勾配を推定することを特徴とする請求項1記載の路面状態推定装置。
  3. 前記記憶手段は、車両の姿勢によって当該車両の前後方向に投射位置を所定量だけ変化させた複数の修正基準投射パターンを保持し、
    前記勾配推定手段は、前記基準投射パターンの投射位置と前記撮影手段が撮影した前記参照パターンの投射位置の車両前後方向の変化量に対応した前記修正基準投射パターンを用いて前記路面勾配を推定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の路面状態推定装置。
  4. 前記参照パターンは、少なくとも車両前後方向に対角線を有する形状であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の路面状態推定装置。
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