JP2013205130A - 路面形状データの生成方法、路面形状データ生成装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

路面形状データの生成方法、路面形状データ生成装置およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2013205130A
JP2013205130A JP2012072678A JP2012072678A JP2013205130A JP 2013205130 A JP2013205130 A JP 2013205130A JP 2012072678 A JP2012072678 A JP 2012072678A JP 2012072678 A JP2012072678 A JP 2012072678A JP 2013205130 A JP2013205130 A JP 2013205130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road surface
road
shape data
points
generating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012072678A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Nakamura
純一 中村
Keiko Noda
景子 野田
Masanao Mitsui
政直 密井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zenrin Co Ltd
Original Assignee
Zenrin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zenrin Co Ltd filed Critical Zenrin Co Ltd
Priority to JP2012072678A priority Critical patent/JP2013205130A/ja
Publication of JP2013205130A publication Critical patent/JP2013205130A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】道路の路面形状を精度良く再現した路面形状データを生成する技術を提供する。
【解決手段】道路の路面の立体形状を表したデータである路面形状データの生成方法であって、道路の延伸方向と幅方向とに亘る路面上の複数の地点の位置を所定の座標系における座標点として表し、各地点に対応する座標点を路面点として取得する路面点取得工程と、道路の延伸方向に交差する平面であって延伸方向に沿って所定の間隔で複数配列する交差面上に、路面点に基づいて近似線を生成する近似線生成工程と、互いに異なる交差面上に生成された近似線において、該近似線同士の間を補間する面である補間面を生成する補間面生成工程と、生成した補間面を用いて路面形状データを生成する路面形状データ生成工程とを備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、道路の路面形状データの生成技術に関するものである。
従来、道路の路面形状を表した路面形状データを生成する技術としては、例えば下記特許文献1の技術が知られている。しかし、かかる技術は道路の延伸方向の勾配は精度良く再現されているが、道路の幅方向の勾配は精度良く再現されていないという問題があった。
特開2009−236714号公報
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、道路の路面形状を精度良く再現した路面形状データを生成することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために、以下の形態または適用例を取ることが可能である。
[適用例1]道路の路面の立体形状を表したデータである路面形状データの生成方法であって、前記道路の延伸方向と幅方向とに亘る前記路面上の複数の地点の位置を所定の座標系における座標点として表し、前記各地点に対応する前記座標点を路面点として取得する路面点取得工程と、前記道路の延伸方向に交差する平面であって前記延伸方向に沿って所定の間隔で複数配列する交差面上に、前記路面点に基づいて近似線を生成する近似線生成工程と、互いに異なる前記交差面上に生成された前記近似線において、該近似線同士の間を補間する面である補間面を生成する補間面生成工程と、前記生成した補間面を用いて前記路面形状データを生成する路面形状データ生成工程とを備える路面形状データの生成方法。この路面データの生成方法によると、道路の延伸方向に交差する交差面上に路面点に基づく近似線を生成し、生成した近似線を用いて路面形状データを生成するので、道路の幅方向の勾配を精度良く再現した路面形状データを生成することができる。
[適用例2]適用例1記載の路面形状データの生成方法であって、前記近似線生成工程は、前記近似線の生成に先立って、各交差面の間に位置する前記路面点を該路面点に隣接する一方の交差面上に投影し、該投影によって前記路面点に対応する前記交差面上の座標点を投影点として生成する投影点生成工程を備え、前記路面点に基づく近似線の生成は、前記投影点を用いた近似線の生成である路面形状データの生成方法。この路面データの生成方法によると、近似線の生成に投影点を用いるので、交差面上に位置する路面点のみを用いる場合と比較して、路面点に基づく座標点を多く用いた近似線を生成することができる。従って、交差面上に位置する路面点のみを用いて路面形状データを生成する場合と比較して、路面の形状をより多く反映した路面形状データを生成することができる。
[適用例3]適用例2記載の路面形状データの生成方法であって、前記近似線生成工程は、前記投影点の生成に先立って、前記近似線の残差から求まる該残差の代表値が所定の値より小さくなるように、配列する前記交差面の間隔を調整する交差面間隔調整工程を備える路面形状データの生成方法。この路面データの生成方法によると、道路の延伸方向の勾配を精度良く再現した路面形状データを生成することができる。残差の代表値とは、残差の平均値、最大値、中央値など、残差から定まる代表的な値を言う。
[適用例4]適用例1ないし適用例3のいずれか記載の路面形状データの生成方法であって、前記近似線生成工程は、前記生成した近似線の残差から求まる該残差の代表値が所定の値より小さくなるように、前記交差面を複数の領域に区分し、該区分した領域毎に前記近似線を生成する領域区分工程を備える路面形状データの生成方法。この路面データの生成方法によると、道路の幅方向の勾配を精度良く再現した路面形状データを生成することができる。残差の代表値とは、残差の平均値、最大値、中央値など、残差から定まる代表的な値を言う。
[適用例5]適用例1ないし適用例4に記載の路面形状データの生成方法であって、さらに、前記路面点取得工程に先立って、3次元レーザスキャナを用いて前記道路の形状を複数の座標点からなる点群データとして取得する点群データ取得工程を備え、前記路面点取得工程は、前記点群データのうち、前記道路の延伸方向および幅方向に所定の個数ずつ座標点を選択し、該選択した座標点を用いて、前記幅方向に配列する複数の近似平面を生成する近似平面取得工程と、前記生成した近似平面を用いて、前記点群データにおける前記道路の路面と路面以外の部分との境界である路面境界を検出する路面境界検出工程と、前記検出した路面境界に基づいて、前記点群データから、前記路面に対応する座標点のみを抽出し、該抽出した座標点を前記路面点とする路面点抽出工程とを備える路面形状データの生成方法。この路面データの生成方法によると、比較的簡易な処理によって3次元レーザスキャナを用いて取得した点群データから路面境界を検出し路面点を抽出することができる。
[適用例6]道路の路面の立体形状を表したデータである路面形状データを生成する路面形状データ生成装置であって、前記道路の延伸方向と幅方向とに亘る前記路面上の複数の地点の位置を所定の座標系における座標点として表し、前記各地点に対応する前記座標点を路面点として取得する路面点取得部と、
前記道路の延伸方向に交差する平面であって前記延伸方向に沿って所定の間隔で複数配列する交差面上に、前記路面点に基づいて近似線を生成する近似線生成部と、互いに異なる前記交差面上に生成された前記近似線において、該近似線同士の間を補間する面である補間面を生成する補間面生成部と、前記生成した補間面に基づいて前記路面形状データを出力する出力部とを備える路面形状データ生成装置。この路面形状データ生成装置によると、道路の延伸方向に交差する交差面上に路面点に基づく近似線を生成し、生成した近似線を用いて路面形状データを生成するので、道路の幅方向の勾配を精度良く再現した路面形状データを生成することができる。
[適用例7]道路の路面の立体形状を表したデータである路面形状データを生成するためのコンピュータプログラムであって、前記道路の延伸方向と幅方向とに亘る前記路面上の複数の地点の位置を所定の座標系における座標点として表し、前記各地点に対応する前記座標点を路面点として取得する機能と、前記道路の延伸方向に交差する平面であって前記延伸方向に沿って所定の間隔で複数配列する交差面上に、前記路面点に基づいて近似線を生成する機能と、互いに異なる前記交差面上に生成された前記近似線において、該近似線同士の間を補間する面である補間面を生成する機能と、前記生成した補間面に基づいて前記路面形状データを出力する機能とをコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。このコンピュータプログラムによると、道路の延伸方向に交差する交差面上に路面点に基づく近似線を生成し、生成した近似線を用いて路面形状データを生成する機能をコンピュータに実現させるので、コンピュータは道路の幅方向の勾配を精度良く再現した路面形状データを出力することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、立体道路地図生成方法および装置、道路形状データ生成システム、それらの方法または装置の機能を実現するための集積回路、コンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
路面形状データ生成装置10の構成を示す説明図である。 測定点群データMSDの一例を示す説明図である。 測定点群データMSDを取得する様子を示す説明図である。 路面点群データRPDの一例を示す説明図である。 路面点群データ生成処理の流れを示したフローチャートである。 路面点群データ生成処理を説明するイメージ図である。 路面形状データRSDの一例を示す説明図である。 路面形状データ生成処理の流れを示したフローチャートである。 生成された投影点について説明する説明図である。 算出された各回帰直線の重心について説明する説明図である。 生成されたTINについて説明する説明図である。 投影面生成処理の流れを示したフローチャートである。 生成された回帰直線を説明する説明図である。 回帰直線生成処理の流れを示したフローチャートである。 回帰直線生成時の分割間隔を小さくする様子を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
A.第1実施例:
(A1)路面形状データ生成装置の構成
図1は、本発明の一実施例としての路面形状データ生成装置10の構成を示す説明図である。路面形状データ生成装置10は、道路の路面形状を表したデータである路面形状データを生成するための装置である。図示するように、路面形状データ生成装置10は、CPU20、ハードディスク(HDD)30、ROM40、RAM50、入力インターフェース(入力IF)60、出力インターフェース(出力IF)70を備え、これらの各素子、回路はバス80によって互いに接続されている。入力IF60には、データ入力装置としてのキーボード62とポインティングデバイスとしてのマウス64とが接続されている。出力IF70には、画像表示装置としてのディスプレイ72が接続されている。
CPU20は、路面形状データ生成装置10の全体の動作を制御する。また、CPU20は、HDD30に格納されている所定のプログラムをRAM50に読み出して実行することにより、路面点群データ生成部22および路面形状データ生成部24として機能する。路面点群データ生成部22は、HDD30に格納されている測定点群データMSDを用いて路面点群データRPDを生成する処理(路面点群データ生成処理)を行う。路面形状データ生成部24は、路面点群データ生成部22が生成した路面点群データRPDと、HDD30に格納されている道路ネットワークデータNTDとを用いて、路面形状データRSDを生成し、HDD30に格納する処理(路面形状データ生成処理)を行う。以下、各処理について詳しく説明する。
(A2)路面点群データ生成処理:
上述したように、路面点群データ生成処理は、HDD30に格納されている測定点群データMSDを用いて路面点群データRPDを生成する処理である。先に測定点群データMSDについて説明し、その後、路面点群データ生成処理について説明する。図2は、測定点群データMSDの一例を示す説明図である。測定点群データMSDは、周知の3次元レーザスキャナLSCによって、道路およびその周囲の地物の立体形状(以下、道路形状とも言う)を、点群のデータとして取得したデータである。測定点群データMSDには、点群の一点一点に対応する位置情報(座標)が記録されており、各座標に対応する座標点を所定の座標系においてプロットすると、図2に示すような道路形状を表したイメージ図が形成される。
図3は、測定点群データMSDを取得する様子を示す説明図である。測定点群データMSDの取得は、道路形状の測定対象である道路に、3次元レーザスキャナLSCを搭載した測定車両MCを走行させることによって行う。3次元レーザスキャナLSCは、1ラインずつ円弧を描くようにレーザ光を道路および周囲の地物に照射する。そして、3次元レーザスキャナLSCは、所定のインターバルで反射光を受光し、レーザ照射から反射光受光までの時間(反射時間)と反射光の受光角度とに基づいて、レーザ光の照射された地点の座標を道路ネットワークデータNTDと同じ座標系にて算出する。本実施例では、3次元レーザスキャナLSCは、1ライン当たり1080回の反射光の受光を行う。即ち、1ライン当たり、1080箇所の道路上の地点の座標点を取得する。この一連の処理により、3次元レーザスキャナLSCは、1ライン分の道路形状を、点群のデータとして取得することができる。以下、1ライン分の道路形状を点群データとして取得する処理を「1スキャン」と呼ぶ。本実施例においては、3次元レーザスキャナLSCは、1秒間に10スキャンを行う。測定車両MCが所定の速度で走行中に、繰り返し複数回のスキャンを実行ことで、3次元レーザスキャナLSCは測定点群データMSDを取得する。HDD30に格納されている測定点群データMSDはこのようにして取得されたデータである(図1参照)。
路面点群データ生成部22は、上記方法によって取得された測定点群データMSDを用いて路面点群データ生成処理を行う。路面点群データ生成処理は、測定点群データMSDから、道路の路面に対応する点群データのみを抽出し、路面点群データRPDを生成する処理である。換言すれば、路面点群データ生成処理は、測定点群データMSDから、道路の縁石や側溝、周囲の地物など、路面以外の物体に相当する点群データの除去を行う処理である。図4は、路面点群データRPDの一例を示す説明図である。図示するように、路面点群データRPDが、図2に示した測定点群データMSDから、道路の縁石や側溝、周囲の地物など、路面以外の物体に相当する点群データの除去を行った点群データであることが分かる。以下、路面点群データ生成処理の具体的な処理内容について説明する。
図5は、路面点群データ生成部22としてCPU20が行う路面点群データ生成処理の流れを示したフローチャートである。図6は、路面点群データ生成処理を説明するイメージ図である。図5,図6を用いて、路面点群データ生成処理の処理内容を説明する。CPU20は、路面点群データ生成処理を開始すると、HDD30に格納されている測定点群データMSDを読み込む(図5:ステップS12)。そして、CPU20は、読み込んだ測定点群データMSDのうち、互いに隣接する2ライン分の点群データ(図6上部参照)を選択する(ステップS14)。即ち、連続的に2回のスキャンで得られた点群データを選択する。その後、CPU20は、2ライン分の点群データのうち、各ラインの中心の座標点(以下、中心点とも呼ぶ)から、左側に5点ずつ座標点を選択する。即ち、2ライン分で合計10点の座標点を選択する。各ラインの中心点は、測定車両MCの延伸方向正面に相当する座標点である(図6中央参照)。
そして、CPU20は、選択した10点の座標点から近似平面を生成する(ステップS16)。本実施例においては、最小二乗法を用いて近似平面を生成する。近似平面生成後、CPU20は、その近似平面を基準平面に設定する(ステップS18)。基準平面設定後、CPU20は、選択した2ライン上の座標点のうち、基準平面の左側に隣接する座標点5点ずつ(2ライン分で10点)を用いて、道路の路面と路面以外の部分(縁石や側溝)との境界(以下、路面境界とも呼ぶ)を判定するための近似平面(以下、判定対象平面とも呼ぶ)を生成する(ステップS20)。CPU20は、判定対象平面の生成後、基準平面と判定対象平面とを用いて、判定対象平面に路面境界が存在するか否かの判定処理(路面境界判定処理)を行う(ステップS22)。路面境界判定処理として、CPU20は、基準平面と判定対象平面のそれぞれについて、平均の高さと、平均残差とを算出する。そして、CPU20は、基準平面と判定対象平面との間で、平均高さの差分と、平均残差の差分を算出し、各差分のいずれか一方が、予め定めた所定の閾値より大きい場合、判定対象平面を路面境界と判断する(ステップS32)。
路面境界判定処理において、判定対象平面に路面境界が検出されない場合には(ステップS32:NO)、CPU20は、判定対象平面として設定していた近似平面を新たな基準平面に設定し、新たに設定した基準平面の左側に隣接する2ライン上の座標点5点ずつから成る近似平面を新たな判定対象平面に設定し、路面境界が検出されるまで、ステップS18〜ステップS32の処理を繰り返し行う。2ラインの点群データの中心点から左側で路面境界が検出されると(ステップS32:YES)、CPU20は、中心点から右側の路面境界についても同様の処理によって検出をする(ステップS34)。CPU20は、このような2ライン分の点群データを用いた路面境界の検出において、中心点から右側の路面境界が検出されない場合は(ステップS34:NO)、ステップS18〜ステップS34の処理を繰り返し行なう。CPU20は、中心点から右側の路面境界を検出した場合には(ステップS34:YES)、CPU20は、すべてのラインについて隣接するラインとの2ラインにおける左右両端の路面境界が検出されているか否かを判定する(ステップS36)。CPU20は、特定のラインについて路面境界が検出されていないと判定した場合には(ステップS36:NO)、CPU20は、選択している2ラインのうち少なくとも一方の1ラインを別のラインに変更してからステップS14〜ステップS34の処理を繰り返し行なう。CPU20は、測定点群データMSDに記録されている全てのラインについて路面境界を検出する処理を行う。CPU20は、すべてのラインについて路面境界が検出されていると判定した場合には(ステップS36:YES)、CPU20は、測定点群データMSDのうち、路面境界と判定した近似平面を含め、路面境界より道路の外側に存在する点群データを除去することによって、道路の路面に対応する点群データのみを抽出し、路面点群データRPDを生成する(ステップS38)。CPU20は、このようにして路面点群データ生成処理を行う。
(A3)路面形状データ生成処理:
次に、路面形状データ生成部24としてCPU20が行う路面形状データ生成処理について説明する。路面形状データ生成処理は、路面点群データRPDを用いて路面形状データRSDを生成する処理である。図7は、路面形状データ生成処理によって生成した路面形状データRSDの一例を示す説明図である。図から分かるように、路面形状データ生成処理は、点群として路面形状を表した路面点群データRPD(図4参照)を用いて、面とし路面形状を表した路面形状データRSDを生成する処理である。
図8は、路面形状データ生成処理の流れを示したフローチャートである。CPU20は、路面形状データ生成処理を開始すると、HDD30から路面形状データRSDを生成する範囲の道路ネットワークデータNTD(図1参照)を読み込む(ステップS42)。道路ネットワークデータNTDは、ノードと、ノード間を結ぶリンクとからなるネットワーク線によって道路網を表したデータである。ネットワーク線は、道路の幅方向の中心を、道路の延伸方向に向かって伸びる線である。ノードとリンクとを用いて道路網を現した道路ネットワークデータNTDについては、電子地図データ上の道路網を表す技術として一般的に知られている技術であるので、詳細な説明は省略する。
CPU20は、読み込んだ道路ネットワークデータNTDから、ネットワーク線を抽出する(ステップS44)。即ち、道路ネットワークデータNTDとして記録されているノードやリンクの属性情報、交通規制情報など、道路に関する種々の情報は除去し、道路形状を反映しているネットワーク線のデータのみを抽出する。ネットワーク線を抽出すると、CPU20は、路面点群データ生成処理によって生成した路面点群データRPDを読み込み、ネットワーク線と重畳する(ステップS46)。その後、CPU20は、投影面生成処理を行う(ステップS50)。投影面生成処理は、ネットワーク線に垂直に交わる複数の垂直平面を、ネットワーク線に沿って所定の間隔で配列させて生成する処理である。投影面生成処理によって生成した垂直平面を交差面(または投影面)とも呼ぶ。投影面生成処理については、後で詳しく説明する。
ネットワーク線に沿って所定の間隔で投影面を複数配列した後、CPU20は、各投影面の間に位置する路面点群データRPDの座標点を、所定の方向に隣接する投影面に垂直投影し、投影面に投影された点を投影点として生成し、その座標を取得する(ステップS62)。図9は、ステップS62においてCPU20が生成した投影点を説明する説明図である。図示するように、ネットワーク線NTLに垂直に交わる投影面SFの間に、座標点RPが存在する。CPU20は、座標点RPを、所定の方向に隣接する投影面SFに垂直投影し、投影面SF上に投影点SPを生成する。当初から投影面SF上に位置する座標点RPについては、CPU20は、座標点RPと同一の投影面SF上の位置に投影点SPを生成する。
投影点の生成後、CPU20は、各投影面ごとに、投影点を用いて複数本の回帰直線を生成する回帰直線生成処理を行う(ステップS70)。回帰直線生成処理については後で詳しく説明する。回帰直線生成後、CPU20は、各回帰直線の重心を算出し、その座標を取得する(ステップS82)。図10は、ステップS82においてCPU20が算出した各回帰直線の重心を説明する説明図である。図示するように、投影面SF上には、CPU20が投影点SPを用いて生成した複数の回帰直線TRLが位置している。CPU20は、回帰直線TRLの重心CPを算出し、その座標を取得する。
回帰直線の重心を算出後、CPU20は、互いに隣接する投影面の重心を用いて、投影面の間にTIN(triangulated irregular network:不整三角網)を生成する(ステップS84)。図11は、ステップS84においてCPU20が生成するTINを説明する説明図である。図示するように、投影面SF上の回帰直線TRL上に重心CPが位置している。CPU20は、互いに隣接する投影面SFの重心CPを用いて投影面SFの間にTINを生成する。
TINの生成後、CPU20は、TINによって定まる平面を、路面の形状を表した路面平面として生成する(ステップS86)。そして、CPU20は、生成した路面平面の集合を路面形状データRSDとして生成し、路面形状データ生成処理を終了する(ステップS88)。
次に、路面形状データ生成処理(図8)のステップS50において行われる投影面生成処理について説明する。投影面生成処理は、ネットワーク線に対する垂直平面を投影面として複数生成し、生成した垂直平面を互いの間隔を調整してネットワーク線に沿って配列する処理である。以下、隣接する2つの垂直平面間の間隔を平面間隔とも呼ぶ。
図12は、投影面生成処理の流れを示したフローチャートである。CPU20は、投影面生成処理を開始すると、ネットワーク線と路面点群データRPDとが重畳したデータ上に(図8:ステップS46参照)、ネットワーク線に対する垂直平面を生成し、ネットワーク線に対して等間隔に配列する(ステップS51)。即ち、全ての平面間隔を等しくして垂直平面を配列する。平面間隔は、予め定めた初期値を用いる。その後、CPU20は、隣接する2つの垂直平面を選択し(ステップS52)、選択した2つの垂直平面間に位置する路面点群データRPDの各座標点を、隣接する垂直平面うち所定の方向に隣接する垂直平面に垂直投影し、垂直平面上に投影点を生成する(ステップS53)。
投影点生成後、CPU20は、垂直平面を道路の幅方向に等間隔に分割し、分割領域内に位置する投影点を用いて、各分割領域毎に回帰直線を生成する(ステップS54)。垂直平面を分割する間隔は、予め定められている。図13は、ステップS54においてCPU20が生成する回帰直線を説明する説明図である。図示するように、ネットワーク線NTLに等間隔に配列して生成された垂直平面SF(0)上には、2つの垂直平面SF(0)の間に位置する路面点群データRPDの座標点に基づく投影点SPが位置している。CPU20は、各垂直平面SF(0)を等間隔に分割し、各分割領域内に存在する投影点SPを用いて回帰直線TRL(0)を生成する。
CPU20は、回帰直線の生成後、回帰直線の平均残差を算出する(ステップS55)。平均残差は、垂直平面内の各回帰直線毎の平均残差の最大値を採用するとしてもよいし、垂直平面内の全ての回帰直線の残差の総和の平均値を採用するとしてもよい。平均残差算出後、CPU20は、平均残差が予め定めた所定の閾値以下であるか判断し(ステップS56)、平均残差が所定の閾値より大きい場合には(ステップS56:NO)、その垂直平面と隣接する垂直平面との平面間隔を小さくする(ステップS57)。
道路に延伸方向の勾配がある場合、路面点群データRPDも、延伸方向に勾配を有して分布している。勾配の変化が大きい道路に対応する範囲の路面点群データRPDを1つの垂直平面に投影し投影点を生成すると、投影点は垂直平面の鉛直方向に幅を持って分布する。このため、このような投影点を用いた回帰直線の平均残差は大きくなる。このような場合に、配列する垂直平面の平面間隔を小さくし、1つの投影面に投影する路面点群データRPDの鉛直方向のばらつきを抑えることで、垂直平面上に生成する回帰直線の形状を、道路の幅方向の断面形状(勾配の形状)に近づけることができる。平面間隔を小さくする方法としては、初期値の平面間隔で配列している垂直平面の間に、新たな垂直平面を追加して平面間隔を小さくするとしてもよいし、既存の垂直平面を道路の延伸方向に平行移動させることによって平面間隔を小さくするとしてもよい。
CPU20は、垂直平面上の回帰直線の平均残差が所定の閾値以下になるように、ステップS53〜ステップS57を繰り返し行い、平面間隔を調整する。その後、CPU20は、平均残差を所定の閾値以下に調整すると(ステップS56:YES)、調整後の平面間隔を、その垂直平面の平面間隔に決定する(ステップS58)。CPU20は、ステップS52〜ステップS58の処理を、配列した垂直平面における全ての垂直平面間に適用する(ステップS59)。CPU20は、全ての垂直平面間の平面間隔が決定すると、平面間隔決定後の垂直平面を、投影面として決定する。CPU20は、このようにして投影面生成処理を行う。
次に、路面形状データ生成処理(図8)のステップS70において行われる回帰直線生成処理について説明する。上述したように、CPU20は、回帰直線生成処理に先立って、投影点生成処理によって平面間隔を決定して投影面を生成し(図8:ステップS50)、投影面に投影点を生成した(ステップS62)。回帰直線生成処理は、投影面に生成した投影点を用いて回帰直線を生成するに当たり、投影面を道路の幅方向に所定の間隔(以下、分割間隔とも呼ぶ)で分割し、各分割領域に含まれる投影点を用いて、各分割領域毎に回帰直線を生成する処理である。
図14は、回帰直線生成処理の流れを示したフローチャートである。回帰直線生成処理を開始すると、CPU20は、投影点の生成された複数の投影面のうち1つを選択し(ステップS71)、選択した投影面について、道路の幅方向に所定の分割間隔で等間隔に分割する(ステップS72)。その後、CPU20は、各分割領域に含まれる投影点を用いて回帰直線を生成する(ステップS73)。回帰直線を生成後、CPU20は、各回帰直線毎に、生成した各回帰直線と投影点との平均残差を算出する(ステップS74)。平均残差算出後、CPU20は、各回帰直線の平均残差が所定の閾値以下か否かを判断し(ステップS75)、平均残差が所定の閾値より大きい回帰直線が存在する場合には(ステップS75:NO)、その回帰直線の属する分割領域の分割間隔を小さくする(ステップS76)。
図15は、CPU20がステップS76において分割間隔を小さくする様子を示す説明図である。図示するように、分割間隔を小さくし平均残座を小さくすることで、投影面上の回帰直線によって表される形状を、道路の幅方向の断面形状に近づけることができる。
CPU20は、ステップS73〜ステップS76を繰り返し行い、1つの投影平面内における各分割領域の回帰直線の平均残差が所定の閾値以下になるように、分割間隔を調整する。そして、CPU20は、平均残差を所定の閾値以下に調整すると(ステップS75:YES)、調整後に生成された回帰直線をその投影面における回帰直線として決定する(ステップS77)。次に、CPU20は、全ての投影面について回帰直線を決定しているか否か判断する(ステップS78)。CPU20は、全ての投影面について回帰直線を決定していないと判断した場合には(ステップS78:NO)、ステップS71〜ステップS77の処理を、複数配列した全ての投影面に対して行う。CPU20は、全ての投影面の回帰直線を決定していると判断すると(ステップS78:YES)、回帰直線生成処理を終了する。回帰直線生成処理終了後、図8で説明したように、CPU20は、生成した回帰直線の重心を算出し(ステップS82)、重心を用いてTINを生成し(ステップS84)、生成したTINによって定まる各平面を、路面の形状を表した路面平面として生成する(ステップS86)。そして、CPU20は、生成した路面平面の集合を路面形状データRSDとして生成する(ステップS88)。
以上説明したように、本実施例による路面形状データ生成処理は、道路の延伸方向に交差する平面としての垂直平面(投影面)に、投影点を用いた回帰直線を生成しているので、投影面上に生成された回帰直線によって表される形状は、道路の幅方向の勾配形状を精度良く反映している。従って、本実施例における路面形状データ生成処理によって、道路の幅方向の断面形状(勾配形状)を精度良く再現した路面形状データRSDを生成することができる。
また、回帰直線生成処理により生成した回帰直線間を、補間面(本実施例においてはTIN)によって補間して路面形状データRSDを生成しているので、路面形状データRSDの各座標点の位置に応じて所定の大きさのボクセルを配列して路面平面を生成する場合と比較して、空隙の無い路面平面からなる路面点群データRPDを生成することができる。また、路面形状データ生成処理において投影面生成処理を行っているので、道路の延伸方向に急勾配のある路面の形状についても、その形状を精度良く再現した路面形状データRSDを生成することができる。さらに、路面形状データ生成処理において回帰直線生成処理を行っているので、道路の幅方向の勾配を精度良く反映した路面形状データRSDを生成することができる。また、投影面を生成する際に必要となる道路の延伸方向を表す基準として既存の道路ネットワークデータNTDから抽出したネットワーク線を利用しているので、別途、道路の延伸方向を測定等によって取得することを回避することができる。
さらに、本実施例においては、路面点群データ生成処理によって、測定点群データMSDから路面点群データRPDを生成しているので、比較的簡易な処理によって、路面境界を精度良く検出し、路面点群データRPDを生成することができる。また、本実施例においては、測定車両MCに搭載した3次元レーザスキャナLSCを用いて測定点群データMSDを取得するので、高速に、かつ、道路の広範囲に亘って測定点群データMSDを取得することができる。
特許請求の範囲との対応関係としては、路面点群データ生成処理が特許請求の範囲に記載の路面点取得工程に対応し、回帰直線生成処理が特許請求の範囲に記載の近似線生成工程に対応し、TINを生成する処理が特許請求の範囲に記載の補間面生成工程に対応する。路面点群データRPDにおける座標点が特許請求の範囲に記載の路面点に対応する。投影面生成処理において平面間隔を調整する処理が特許請求の範囲に記載の交差面間隔調整工程に対応し、回帰直線生成処理において分割間隔を調整する処理が特許請求の範囲に記載の領域区分工程に対応する。
B.変形例:
この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(B1)変形例1:
上記実施例においては、測定車両MCに搭載した3次元レーザスキャナLSCを用いて測定点群データMSDを取得したが、それに限ることなく、種々の方法によって測定点群データMSDを取得可能である。例えば、実際に道路上の複数の地点の位置座標を測量により取得し、取得した位置座標の座標点を測定点群データMSDとして用いるとしてもよい。また、超音波測位によって道路上の複数の地点の位置座標を取得し、取得した位置座標の座標点を測定点群データMSDとして用いるとしてもよい。このような種々の方法によって取得した測定点群データMSDを用いて路面形状データ生成処理を行う場合においても、上記実施例における路面形状データ生成処理と同様の効果を得ることができる。
(B2)変形例2:
上記実施例においては、道路の幅方向の勾配形状を最も反映した路面形状データRSDを生成するために、投影面は道路の延伸方向に対する垂直平面としたが、それに限ることなく、延伸方向に交差する平面であれば任意の平面を投影面として採用することができる。例えば、道路の延伸方向と水平方向45°に交差する交差面を用いるとしてもよいし、鉛直方向30°や鉛直方向45°に交差する交差面を用いるとしてもよい。このようにしても、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
(B3)変形例3:
上記実施例においては、路面形状データ生成処理において、投影点を用いた近似線として回帰直線を採用したが、それに限ることなく、最小二乗法を用いた回帰曲線や、その他の近似法を用いて生成した近似曲線や近似直線など、種々の近似線を採用することができる。このように他の近似線を採用しても、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
(B4)変形例4:
上記実施例においては、投影面上に生成した投影点を用いて回帰直線を生成したが、それに限ることなく、種々の回帰直線の生成方法を採用するとしてもよい。例えば、生成した投影面内に、路面点群データRPDとしての座標点が2点以上位置している場合には、その座標点のみを用いて回帰直線を生成するとしてもよい。その他、生成した垂直平面上に位置する路面点群データRPDの座標点と、路面点群データRPDから生成した投影点とを併せて用いて回帰直線を生成するとしてもよい。このようにしても、道路の幅方向の勾配形状を反映した路面形状データRSDを生成することができる。
(B5)変形例5:
上記実施例においては、回帰直線生成処理において、投影平面における各分割領域毎の回帰直線の平均残差を算出し、所定の閾値との比較を行ったが(図14:ステップS73〜ステップS75)、閾値と比較する比較対象として、回帰直線の残差の平均値に限らず、各回帰直線の残差の最大値や、中央値など、他の代表値を採用することができる。このようにしても、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
(B6)変形例6:
上記実施例においては、測定点群データMSDから路面点群データRPDを抽出する方法として、図5,図6によって説明した路面点群データ生成処理を用いたが、それに限ることなく、他の方法によって測定点群データMSDから路面点群データRPDを抽出するとしてもよい。例えば、図5で説明した路面境界検出によって、道路の延伸方向に所定の距離の道路両端の路面境界を検出し、検出した縁石や側溝の形状をパターン形状として認識し、それ以降の路面境界検出は、認識したパターン形状を用いたパターンマッチングによって行うとしてもよい。縁石や側溝の形状が画一的である場合には有効である。
(B7)変形例7:
上記実施例においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
10…路面形状データ生成装置
20…CPU
22…路面点群データ生成部
24…路面形状データ生成部
30…HDD
40…ROM
50…RAM
60…入力IF
62…キーボード
64…マウス
70…出力IF
72…ディスプレイ
MC…測定車両
SF…投影面
RP…座標点
SP…投影点
CP…重心
LSC…3次元レーザスキャナ
RPD…路面点群データ
RSD…路面形状データ
MSD…測定点群データ
NTD…道路ネットワークデータ
TRL…回帰直線
TRL(0)…回帰直線
SF(0)…垂直平面
NTL…ネットワーク線

Claims (7)

  1. 道路の路面の立体形状を表したデータである路面形状データの生成方法であって、
    前記道路の延伸方向と幅方向とに亘る前記路面上の複数の地点の位置を所定の座標系における座標点として表し、前記各地点に対応する前記座標点を路面点として取得する路面点取得工程と、
    前記道路の延伸方向に交差する平面であって前記延伸方向に沿って所定の間隔で複数配列する交差面上に、前記路面点に基づいて近似線を生成する近似線生成工程と、
    互いに異なる前記交差面上に生成された前記近似線において、該近似線同士の間を補間する面である補間面を生成する補間面生成工程と、
    前記生成した補間面を用いて前記路面形状データを生成する路面形状データ生成工程とを備える
    路面形状データの生成方法。
  2. 請求項1記載の路面形状データの生成方法であって、
    前記近似線生成工程は、前記近似線の生成に先立って、各交差面の間に位置する前記路面点を該路面点に隣接する一方の交差面上に投影し、該投影によって前記路面点に対応する前記交差面上の座標点を投影点として生成する投影点生成工程を備え、
    前記路面点に基づく近似線の生成は、前記投影点を用いた近似線の生成である
    路面形状データの生成方法。
  3. 請求項2記載の路面形状データの生成方法であって、
    前記近似線生成工程は、前記投影点の生成に先立って、前記近似線の残差から求まる該残差の代表値が所定の値より小さくなるように、配列する前記交差面の間隔を調整する交差面間隔調整工程を備える
    路面形状データの生成方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか記載の路面形状データの生成方法であって、
    前記近似線生成工程は、前記生成した近似線の残差から求まる該残差の代表値が所定の値より小さくなるように、前記交差面を複数の領域に区分し、該区分した領域毎に前記近似線を生成する領域区分工程を備える
    路面形状データの生成方法。
  5. 請求項1ないし請求項4に記載の路面形状データの生成方法であって、さらに、
    前記路面点取得工程に先立って、3次元レーザスキャナを用いて前記道路の形状を複数の座標点からなる点群データとして取得する点群データ取得工程を備え、
    前記路面点取得工程は、
    前記点群データのうち、前記道路の延伸方向および幅方向に所定の個数ずつ座標点を選択し、該選択した座標点を用いて、前記幅方向に配列する複数の近似平面を生成する近似平面取得工程と、
    前記生成した近似平面を用いて、前記点群データにおける前記道路の路面と路面以外の部分との境界である路面境界を検出する路面境界検出工程と、
    前記検出した路面境界に基づいて、前記点群データから、前記路面に対応する座標点のみを抽出し、該抽出した座標点を前記路面点とする路面点抽出工程とを備える
    路面形状データの生成方法。
  6. 道路の路面の立体形状を表したデータである路面形状データを生成する路面形状データ生成装置であって、
    前記道路の延伸方向と幅方向とに亘る前記路面上の複数の地点の位置を所定の座標系における座標点として表し、前記各地点に対応する前記座標点を路面点として取得する路面点取得部と、
    前記道路の延伸方向に交差する平面であって前記延伸方向に沿って所定の間隔で複数配列する交差面上に、前記路面点に基づいて近似線を生成する近似線生成部と、
    互いに異なる前記交差面上に生成された前記近似線において、該近似線同士の間を補間する面である補間面を生成する補間面生成部と、
    前記生成した補間面に基づいて前記路面形状データを出力する出力部と
    を備える路面形状データ生成装置。
  7. 道路の路面の立体形状を表したデータである路面形状データを生成するためのコンピュータプログラムであって、
    前記道路の延伸方向と幅方向とに亘る前記路面上の複数の地点の位置を所定の座標系における座標点として表し、前記各地点に対応する前記座標点を路面点として取得する機能と、
    前記道路の延伸方向に交差する平面であって前記延伸方向に沿って所定の間隔で複数配列する交差面上に、前記路面点に基づいて近似線を生成する機能と、
    互いに異なる前記交差面上に生成された前記近似線において、該近似線同士の間を補間する面である補間面を生成する機能と、
    前記生成した補間面に基づいて前記路面形状データを出力する機能とを
    コンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
JP2012072678A 2012-03-28 2012-03-28 路面形状データの生成方法、路面形状データ生成装置およびコンピュータプログラム Pending JP2013205130A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012072678A JP2013205130A (ja) 2012-03-28 2012-03-28 路面形状データの生成方法、路面形状データ生成装置およびコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012072678A JP2013205130A (ja) 2012-03-28 2012-03-28 路面形状データの生成方法、路面形状データ生成装置およびコンピュータプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013205130A true JP2013205130A (ja) 2013-10-07

Family

ID=49524367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012072678A Pending JP2013205130A (ja) 2012-03-28 2012-03-28 路面形状データの生成方法、路面形状データ生成装置およびコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013205130A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016045330A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 株式会社Ihi 3次元点群データの位置合わせ方法と装置及びその移動体システム
JP2016142533A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 田中 成典 測量成果生成装置
JP2017009378A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 株式会社トヨタマップマスター 点群データ処理装置、点群データ処理方法、プログラム、および記録媒体
WO2017022080A1 (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 日産自動車株式会社 段差検出装置及び段差検出方法
JP2017033366A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 日産自動車株式会社 道路境界検出装置、自己位置推定装置及び道路境界検出方法
KR20170026854A (ko) * 2015-08-31 2017-03-09 현대엠엔소프트 주식회사 연결도로정보 획득 장치 및 방법
US20170309050A1 (en) * 2016-02-04 2017-10-26 Topcon Corporation Display method of road property and display device of road property
JP2018010412A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2018044769A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 株式会社日立製作所 自己位置推定装置、移動体及び自己位置推定方法
JP2018063143A (ja) * 2016-10-12 2018-04-19 日産自動車株式会社 走路境界検出方法及び走路境界検出装置
JP2018141759A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 国立研究開発法人理化学研究所 点群データからの基準平面生成方法、及び装置
JP2018181271A (ja) * 2017-04-21 2018-11-15 佐藤工業株式会社 三次元立体の表現方法及び評価方法
US10514254B2 (en) 2016-02-04 2019-12-24 Topcon Corporation Road surface property acquiring method and road surface property acquiring device
US10578430B2 (en) 2016-02-04 2020-03-03 Topcon Corporation Evaluation method of road surface property, and evaluation device of road surface property
CN114754708A (zh) * 2022-04-22 2022-07-15 中路高科交通检测检验认证有限公司 基于三维激光扫描技术的道路平整度检测方法及系统
JP7374432B2 (ja) 2019-08-30 2023-11-07 株式会社日野 道路状況計測装置、方法及びプログラム

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016045330A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 株式会社Ihi 3次元点群データの位置合わせ方法と装置及びその移動体システム
JP2016142533A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 田中 成典 測量成果生成装置
JP2017009378A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 株式会社トヨタマップマスター 点群データ処理装置、点群データ処理方法、プログラム、および記録媒体
US10410070B2 (en) 2015-08-04 2019-09-10 Nissan Motor Co., Ltd. Step detection device and step detection method
EP3333829A4 (en) * 2015-08-04 2018-08-08 Nissan Motor Co., Ltd. Step detection device and step detection method
WO2017022080A1 (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 日産自動車株式会社 段差検出装置及び段差検出方法
RU2686279C1 (ru) * 2015-08-04 2019-04-24 Ниссан Мотор Ко., Лтд. Устройство обнаружения уступов и способ обнаружения уступов
KR102079882B1 (ko) * 2015-08-04 2020-02-20 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 단차 검출 장치 및 단차 검출 방법
KR20180022954A (ko) * 2015-08-04 2018-03-06 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 단차 검출 장치 및 단차 검출 방법
JP2017033366A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 日産自動車株式会社 道路境界検出装置、自己位置推定装置及び道路境界検出方法
CN107851390A (zh) * 2015-08-04 2018-03-27 日产自动车株式会社 台阶检测装置及台阶检测方法
JPWO2017022080A1 (ja) * 2015-08-04 2018-05-24 日産自動車株式会社 段差検出装置及び段差検出方法
KR102360464B1 (ko) * 2015-08-31 2022-02-09 현대오토에버 주식회사 연결도로정보 획득 장치 및 방법
KR20170026854A (ko) * 2015-08-31 2017-03-09 현대엠엔소프트 주식회사 연결도로정보 획득 장치 및 방법
US10514254B2 (en) 2016-02-04 2019-12-24 Topcon Corporation Road surface property acquiring method and road surface property acquiring device
US10578430B2 (en) 2016-02-04 2020-03-03 Topcon Corporation Evaluation method of road surface property, and evaluation device of road surface property
US20170309050A1 (en) * 2016-02-04 2017-10-26 Topcon Corporation Display method of road property and display device of road property
US10275916B2 (en) * 2016-02-04 2019-04-30 Topcon Corporation Display method of road property and display device of road property
JP2018010412A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2018044769A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 株式会社日立製作所 自己位置推定装置、移動体及び自己位置推定方法
JP2018063143A (ja) * 2016-10-12 2018-04-19 日産自動車株式会社 走路境界検出方法及び走路境界検出装置
JP2018141759A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 国立研究開発法人理化学研究所 点群データからの基準平面生成方法、及び装置
JP2018181271A (ja) * 2017-04-21 2018-11-15 佐藤工業株式会社 三次元立体の表現方法及び評価方法
JP7374432B2 (ja) 2019-08-30 2023-11-07 株式会社日野 道路状況計測装置、方法及びプログラム
CN114754708A (zh) * 2022-04-22 2022-07-15 中路高科交通检测检验认证有限公司 基于三维激光扫描技术的道路平整度检测方法及系统
CN114754708B (zh) * 2022-04-22 2024-05-03 中路高科交通检测检验认证有限公司 基于三维激光扫描技术的道路平整度检测方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013205130A (ja) 路面形状データの生成方法、路面形状データ生成装置およびコンピュータプログラム
JP6662388B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、機器制御システム、分布データ生成方法、及びプログラム
JP6733225B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、移動体機器制御システム、画像処理方法、及びプログラム
JP6131704B2 (ja) 連続型道路分割体の検知方法及び連続型道路分割体の検知装置
JP6274557B2 (ja) 移動面情報検出装置、及びこれを用いた移動体機器制御システム並びに移動面情報検出用プログラム
JP6534296B2 (ja) 3次元モデル生成装置、3次元モデル生成方法、及びプログラム
JP6760781B2 (ja) 3次元モデル生成装置、3次元モデル生成方法及びプログラム
KR102569437B1 (ko) 3차원 영상정보 기반 객체 추적 장치 및 방법
JP2014067406A (ja) 連続型道路分割体検知方法及び検知装置
JP6125296B2 (ja) データ解析装置、データ解析方法、及びプログラム
JP6753134B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、移動体機器制御システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JPWO2017154389A1 (ja) 画像処理装置、撮像装置、移動体機器制御システム、画像処理方法、及びプログラム
CN114332291A (zh) 一种倾斜摄影模型建筑物外轮廓规则提取方法
JP2010152521A (ja) 画像立体化処理装置及び方法
CN104537627A (zh) 一种深度图像的后处理方法
JP7136721B2 (ja) 演算装置、視差算出方法
JP2020173584A (ja) 物体検出装置
JP5248992B2 (ja) 3次元物体モデル情報生成装置及びプログラム
JP7205180B2 (ja) 監視システム及び処理装置
KR101907057B1 (ko) 구면 모델링을 통한 깊이 정보 보정 방법과 보정장치
JP2010117989A (ja) 車両走行路の特徴情報の生成方法および生成装置、ならびに生成処理用のプログラム
KR20100009452A (ko) 영상 처리 방법
JP2006065472A (ja) 3次元モデル生成装置および方法
JP2021039500A (ja) 構築物の三次元形状データの生成方法
JP2021021967A (ja) 認識システム、車両制御システム、認識方法、およびプログラム