JP2013205117A - 速度検出装置の取付方法及びこれに用いる取付調整治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】分割されたセンサリングを有する速度検出装置を安価かつ容易に取り付けることができる速度検出装置の取付方法及びこれに用いる取付調整治具を提供する。
【解決手段】外周面側に突起部34aを有し、円弧状に形成された板状の複数の被検出体ピース34を対向する端面に間隙をもって周方向に配置して構成される被検出体31と、被検出体の突起部を検出するセンサ本体33とを車輪8及び車輪を回転可能に支持する支持部材12に取り付ける速度検出装置30の取付方法であって、各被検出体ピースの一方端側部をそれぞれ車輪の部材13にボルト35によって仮締めし、各被検出体ピースの他方端側部をそれぞれ予め用意した取付調整治具50に当接させて被検出体ピースの他方端側部を位置決めし、これらの被検出体ピースの他方端側部をボルトによって車輪に固定した。
【選択図】 図7

Description

本発明は、速度検出装置の取付方法及びこれに用いる取付調整治具に関し、更に詳しくは、鉱山等で採掘した砕石物を運搬する大型の運搬車両の車輪に装設される速度検出装置の取付方法及びこれに用いる取付調整治具に関する。
車輪の速度を検出するために、回転側に設けるセンサリング(被検出体)と固定側に設けるセンサ本体とからなる速度検出装置が車輪に装設されるが、センサリングの大径化またはセンサリングの取付性の観点からセンサリングを周方向に分割したものが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2001−124791号公報 特開平8−15289号公報(段落0021、図4)
上記のような従来技術においては、分割されたセンサリング同士を組み付けるために、各センサリングの端部に接合部を設けている。このため、分割された各センサリングが正しく組み付けられるように、分割された各センサリングの接合部の加工精度を高める必要があると共に、分割されたセンサリングの端部に特殊形状の接合部を加工しなければならないので、センサリングの製造費が高価となる憾みがある。
本発明は、上記の問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、分割されたセンサリングを有する速度検出装置を安価かつ容易に取り付けることができる速度検出装置の取付方法及びこれに用いる取付調整治具を提供するものである。
上記目的を達成するため、第1の発明は、外周面側に突起部を有し、円弧状に形成された板状の複数の被検出体ピースを対向する端面に間隙をもって周方向に配置して構成される被検出体と、前記被検出体の突起部を検出するセンサ本体とを車輪及び車輪を回転可能に支持する支持部材に取り付ける速度検出装置の取付方法であって、前記各被検出体ピースの一方端側部をそれぞれ前記車輪の部材にボルトによって仮締めし、前記各被検出体ピースの他方端側部をそれぞれ予め用意した取付調整治具に当接させて前記被検出体ピースの他方端側部を位置決めし、これらの被検出体ピースの他方端側部をボルトによって前記車輪に固定したことを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記被検出体の外周面と前記センサ本体の先端との間に前記取付調整治具を挟み込み、前記被検出体の外周面と前記センサ本体の先端との間隙を調整したのち、前記センサ本体を前記支持部材に更に固定したことを特徴とする。
更に、第3の発明は、外周面側に突起部を有し、円弧状に形成された板状の複数の被検出体ピースを対向する端面に間隙をもって周方向に配置して構成される被検出体と、前記被検出体の突起部を検出するセンサ本体とを車輪及び車輪を回転可能に支持する支持部材に取り付ける速度検出装置の取付方法に用いる取付調整治具であって、前記取付調整治具は前記各被検出体ピースの外周の曲率半径と同一の曲率半径で形成される取付調整面を有する板状の部材であることを特徴とする。
また、第4の発明は、第3の発明において、前記板状の部材は前記被検出体の外周面と前記センサ本体の先端との間隙を調整する間隙調整部を更に備えたことを特徴とする。
本発明によれば、分割された被検出体ピースを取付調整治具を用いて対向する端面に間隙をもって周方向に配置して車輪の部材に装設することができるので、安価な被検出体ピースを用いることができ、その取付性も容易である。
本発明の速度検出装置の取付方法及びこれに用いる取付調整治具の一実施の形態を適用するダンプトラックの側面図である。 図1に示すダンプトラックの前輪を車体内側から見た拡大図である。 図2のIII−III矢視から見た断面図である。 図3のIV−IV矢視から見た断面図である。 本発明の速度検出装置の取付方法の一実施の形態によって取り付けられた速度検出装置及びこの取付方法に用いる取付調整治具の一実施の形態の一部を拡大して示す斜視図である。 本発明の速度検出装置の取付方法の一実施の形態によって取り付けられた速度検出装置及びこの取付方法に用いる取付調整治具の一実施の形態の一部を異なる角度から拡大して示す斜視図である。 本発明の速度検出装置の取付方法における取付調整治具の一実施の形態による被検出体ピース間の相互の位置決め状態を示す説明図である。 本発明の速度検出装置の取付方法における取付調整治具の一実施の形態によるセンサ本体の被検出体に対する位置決め状態を示す説明図である。
以下、本発明の速度検出装置の取付方法及びこれに用いる取付調整治具の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1乃至図8は本発明の速度検出装置の取付方法及びこれに用いる取付調整治具の一実施の形態を示すもので、図1は、本発明の速度検出装置の取付方法及びこれに用いる取付調整治具の一実施の形態を適用するダンプトラックの側面図である。
図1において、ダンプトラック1は、前後方向(図1の左右方向)に延びる支持構造体を構成する車体フレーム2を備えている。車体フレーム2の前部側には運転者が乗降する運転室としてのキャビン3が設けられている。
車体フレーム2の後部側には砕石物等の重量物を積載するためのベッセル4が設けられている。ベッセル4の後側の底部が車体フレーム2のブラケット部2aに連結ピン5により起伏可能に連結されている。ベッセル4の前側の底部と車体フレーム2との間には起伏用の油圧シリンダ6が設けられている。
車体フレーム2の後部の左右両側には駆動用の後輪7が設けられている。車体フレーム2の前部の左右両側には操舵用の前輪8が設けられている。
次に、ダンプトラック1の前輪8の構成を図2乃至図6を用いて説明する。
図2は図1に示すダンプトラックの前輪を車体内側から見た拡大図、図3は図2のIII−III矢視から見た断面図である。
図2及び図3において、前輪8は、略円筒状のリム9と、リム9の外周部に着脱可能に取り付けたタイヤ10と、圧入等の手段により着脱可能にリム9に取り付けられたホイール11とを備えている。このホイール11は車輪の固定側となる車体フレーム2側のスピンドル12に回転可能に支持されている。
ホイール11は略円筒状に形成された筒部11aと、筒部11aの軸方向における外側(図3の左側)の端部から外側に向かって拡径して外側端でリム9と接合するテーパ部11bと、筒部11aの軸方向における内側(図3の右側)の端部に設けられたフランジ部11cとから成る。フランジ部11cにはブレーキロータ13がボルト14により固定されている。ホイール11の筒部11aの内周側には、スピンドル12の後述する小径筒部12aの外周を支持する軸受15、16が設けられている。
スピンドル12はテーパ状の段付筒状体に形成され、ホイール11の筒部11aの内周側に嵌入する小径筒部12aと、小径筒部12aの拡径側に板状に形成されたベース部12bと、ベース部12bの略中央の上側及び下側から図示しない操舵装置に接続される2個の突出部12cとを備えている。
ホイール11は筒部11aの内周に取り付けられた軸受15、16を介してスピンドル12の小径筒部12aに取り付けられている。このため、ダンプトラック1の走行時には、リム9とホイール11とブレーキロータ13とが一体で回転する。
スピンドル12のベース部12bには、図2に示すように、ブレーキロータ13の冷却をよくし、重量を減らすために4個の孔12dが設けられている。この孔12dの1つの部分にダンプトラック1の走行速度を検出する速度検出装置30が装設されている。
次に、前輪8に装設した速度検出装置30の構成を図4乃至図6を用いて説明する。
図4は図3のIV−IV矢視から見た断面図、図5は速度検出装置の取付方法の一実施の形態によって取り付けられた速度検出装置及びこの取付方法に用いる取付調整治具の一実施の形態の一部を拡大して示す斜視図、図6は本発明の速度検出装置の取付方法の一実施の形態によって取り付けられた速度検出装置及びこの取付方法に用いる取付調整治具の一実施の形態の一部を異なる角度から拡大して示す斜視図である。図4乃至図6において図1乃至図3に示す同符号のものは同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
図5において、速度検出装置30はブレーキロータ13に取り付けられた被検出体31とスピンドル12に取り付けられた位置調整体32と位置調整体32に取り付けられたセンサ本体33とを備えている。
被検出体31は、図4及び図5に示すように、円弧状に形成された板状の3個の被検出体ピース34で構成されていて、被検出体ピース34のそれぞれの外周面側には複数個の突起部34aが設けられている。これらの被検出体ピース34は、例えば、一体に形成された所定の外径Rの歯車と同じ外周を形成し、各被検出体ピース34の対向する端面が間隙を持つように周方向に配置してブレーキロータ13にボルト35で締め付けて固定される。このため、被検出体ピース34の一方端部には、ボルト35の外径と略同径の位置決め孔34bが形成され、他方端部には、ボルト35の外径より大径の位置調整孔34cが形成されている。
被検出体ピース34のブレーキロータ13への取付は、位置決め孔34bにボルト35を挿入して仮締めした後に、位置決め孔34bに挿入されたボルト35を支点として位置調整孔34c側の部分を移動させて、所定位置に調整し、ボルト35を締め付けることで行われる。
次に、位置調整体32の構成を図5及び図6を用いて説明する。図5及び図6は、図2に示す前輪8をスピンドル12側が上部となるように配置した状態を示していて、図上X方向はセンサ本体33の検出軸と前輪8の中心を結ぶ径方向を、Y方向は前輪8の回転方向を、Z方向は前輪8の軸方向をそれぞれ示している。
位置調整体32は、後述するセンサ本体33と被検出体31との間隙を調整するためのものであって、図5及び図6に示すように、スピンドル12のベース部12bに取り付けられた取付部材36と、調整部材37と、センサ支持板38とを備えている。
取付部材36は、側面視L字状に形成した板部材であって、短辺部36aがスピンドル12のベース部12bの孔12d側に向かうように配置され、長辺部36bの基端部をベース部12bにボルトで締め付け固定されている。取付部材36の長辺部36bの下側面には、側面視L字状の板部材である調整部材37の短辺部37aの上側面が接合され、調整部材37の長辺部37bの外側面と、取付部材36の短辺部36aとが、間隙をもって対向するように形成されている。
取付部材36の短辺部36aには、Y方向に2つのねじ孔が形成され、調整ボルト39がそれぞれ螺合されている。調整ボルト39の先端側は、調整部材37の長辺部37bの外側面に当接している。調整部材37の長辺部37bのX方向の弾性変形量は、取付部材36に対する調整ボルト39のねじ込み量で調整できる。
調整部材37の長辺部37bの端部側には、図示しないスリット状のボルト孔が形成されていて、このボルト孔に矩形の板部材であるセンサ支持板38を固定するボルト40の先端部が挿入されている。ボルト40の先端部にはナット41が挿嵌されていて、センサ支持板38をZ方向の所定位置に配置してボルト40とナット41を締め付けることで、センサ支持板38を調整部材37に固定している。支持板38の調整部材37へのZ方向の固定位置は、ボルト40とナット41の締め付け位置を変えることで調整できる。
矩形の板部材であるセンサ支持板38の内側面の略中央には、センサ本体33が取り付けられていて、センサ本体33の先端は、被検出体31の突起部34aの外周面とX方向に所定の間隙を持って対向している。
センサ本体33の先端と被検出体31の突起部34aの外周面とのX方向の間隙は、調整ボルト39のねじ込み量を調整し、調整部材37に固定されたセンサ支持板38を変位させることで行う。また、センサ本体33の先端と被検出体31の突起部34aの外周面とのZ方向の位置調整はボルト40とナット41の締め付け位置を変えることで行う。
次に、取付調整治具の構成を図5及び図6を用いて説明する。
図5及び図6において、位置調整体32の取付部材36の長辺部36bの上側面には、各被検出体ピース34の相互の位置決め及びセンサ本体33の先端と被検出体31の突起部34aとの間隙の調整を行うための取付調整治具50が取り付けられている。取付調整治具50は略長方形の板部材であり、突起部34aの外周面とセンサ本体33の先端との設定すべき間隙と等しい厚みを有している。取付調整治具50の一方の長辺の側面には、被検出体ピース34の突起部34aの外周の曲率半径と同一の曲率半径を有する凹曲面の取付調整面50aが形成されている。この取付調整面50aを用いることにより3個の被検出体ピース34の相互間の位置決めを行うことができる。
取付調整治具50の他方の長辺には、短辺と平行な2個の切欠50bが形成されている。メンテナンス時以外は、切欠50bにボルトを挿入して締め付けることで取付調整治具50を位置調整体32の取付部材36に取り付ける。
次に、本発明の速度検出装置の取付方法の一実施の形態を図7及び図8を用いて説明する。
図7は本発明の速度検出装置の取付方法における取付調整治具の一実施の形態による被検出体ピース間の相互の位置決め状態を示す説明図、図8は本発明の速度検出装置の取付方法における取付調整治具の一実施の形態によるセンサ本体の被検出体に対する位置決め状態を示す説明図である。
図7において、先ず、被検出体31を構成する2つの被検出体ピース34を、一方の被検出体ピース34の位置決め孔34b側の部分(一方端側部)と他方の被検出体ピース34の位置調整孔34c側の部分(他方端側部)が隣り合うように周方向に配置し、2つの被検出体ピース34の位置決め孔34b及び位置調整孔34cにそれぞれボルト35を挿入してブレーキロータ13に各々仮締めする。
次に、他方の被検出体ピース34において、位置決め孔34bに挿入されたボルト35を支点として位置調整孔34c側の部分を移動させ、他方の被検出体ピース34の位置調整孔34c側の部分における突起部34aの外周面を予め用意した取付調整治具50の取付調整面50aに当接させる。このとき、一方の被検出体ピース34の位置決め孔34b側の部分と他方の被検出体ピース34の位置調整孔34c側の部分の外周面が取付調整面50aの形状に一致するようにして、他方の被検出体ピース34を一方の被検出体ピース34に対して位置決めする。その後、仮締めされていたボルト35を締め付けて他方の被検出体ピース34をブレーキロータ13に固定する。
上述と同様に、他の2箇所の隣り合う被検出体ピース34の相互の位置決めを行い、3個の被検出体ピース34をブレーキロータ13にそれぞれ固定する。
この結果、被検出体31を構成する被検出体ピース34は対向する端面に間隙をもつと共に一体に形成された所定の外径の歯車と同じ外周を形成するように周方向に配置される(図4参照)。
このように、他方の被検出体ピース34の位置調整孔34c側の部分の外周面と一方の被検出体ピース34の位置決め孔34b側の部分の外周面に取付調整治具50の取付調整面50aを当接させて被検出体ピース34間相互の位置決めを行うことができるため、3つの被検出体ピース34の相互の位置決めを容易に行ってブレーキロータ13に固定することができる。
次に、センサ本体33の位置決めについて図8及び図5、図6を用いて説明する。
センサ本体33が取り付けられている位置調整体32をスピンドル12のベース部12bに取り付け、センサ本体33の被検出体31に対する位置調整を行う。
図5及び図6に示すように、ボルト40とナット41の締め付け位置を変えてセンサ本体33の先端と被検出体31の突起部34aの外周面とのZ方向の位置調整を行い、センサ本体33を被検出体31の突起部34aの外周面に対向させる。
その後、図8に示すように、取付調整治具50をセンサ本体33の先端と被検出体31の突起部34aの外周面との間に挟み込む。次に、調整ボルト39のねじ込み量を調整して調整部材37に固定されたセンサ支持板38を変位させてX方向の位置調整を行うことにより、センサ本体33の先端と被検出体31の突起部34aの外周面との間隙を調整する。
このように、取付調整治具50をセンサ本体33の先端と被検出体31の突起部34aの外周面との間に挟み込むことによりセンサ本体33の先端と被検出体31の突起部34aの外周面との間隙を調整することができるので、センサ本体33の被検出体31に対する位置決めを容易に行うことができる。
続いて、図5及び図6に示すように、速度検出装置30を前輪8に装設した後に取付調整治具50を速度検出装置30の位置調整体32の取付部材36にボルトにより取り付ける。
このように、取付調整治具50の非使用時においては、取付調整治具50が速度検出装置30に取り付けられるため、取付調整治具50を別の場所に収納する必要がなく、取付調整治具50の紛失防止等の保管管理を容易にすることができる。また、取付調整治具50の使用時においては、取付調整治具50を速度検出装置30から取り外して用いればよく、取付調整治具50を収容場所から用意する必要がないので、メンテナンスの作業効率の向上を図ることができる。
上述した本発明の速度検出装置の取付方法及びこれに用いる取付調整治具によれば、分割された被検出体ピース34を取付調整治具50を用いて対向する端面に間隙をもって周方向に配置して車輪8の部材(ブレーキロータ13)に装設することができるので、安価な被検出体ピース34を用いることができ、その取付性も容易である。
また、本発明の速度検出装置の取付方法の一実施の形態によれば、各被検出体ピース34の位置調整孔34c側の部分をそれぞれブレーキロータ13にボルト35によって仮締めし、各被検出体ピース34の位置調整孔34c側の部分をそれぞれ取付調整治具50に当接させて被検出体ピース34の位置調整孔34c側の部分を位置決めするため、複数の被検出体ピース34を対向する端面に間隙をもって周方向に配置することができる。従って、安価な被検出体ピース34を用いることができ、被検出体ピース34のブレーキロータ13に対する取付性も容易となる。
また、被検出体31の外周面とセンサ本体33の先端との間に取付調整治具50を挟み込み、被検出体31の外周面とセンサ本体33の先端との間隙を調整するため、センサ本体33の被検出体31に対する位置決めを容易に行うことができる。
本発明の速度検出装置の取付方法に用いる取付調整治具の一実施の形態によれば、各被検出体ピース34の外周の曲率半径と同一の曲率半径で形成される取付調整面を有する板状の部材であるため、これを用いて対向する端面に間隙をもって周方向に配置される複数の被検出体ピース34で被検出体31を構成することができる。従って、取付調整治具50を用いることにより各被検出体ピース34間の相互の位置決めを容易に行うことができるため、安価な被検出体ピース34を用いることができ、被検出体ピース34のブレーキロータ13に対する取付性も容易となる。
また、被検出体31の外周面とセンサ本体33の先端との間隙を調整する間隙調整部を更に備えているため、被検出体31の外周面とセンサ本体33の先端との間に取付調整治具50を挟み込み、被検出体31の外周面とセンサ本体33の先端との間隙を調整することができ、センサ本体33の被検出体31に対する位置決めを容易に行うことができる。
なお、本発明に係る速度検出装置30及び速度検出装置30の取付方法においては、被検出体31が3つの被検出体ピース34である例を説明したが、被検出体が取付調整治具50を用いて前輪8に対して位置決めできればよく、被検出体は2つや4つ以上の被検出体ピースで構成してもよい。
上述した発明の実施の形態は、本発明速度検出装置の取付方法及びこれに用いる取付調整治具を大型のダンプトラックの車輪に適用したが、鉱山等で採掘した砕石物を運搬する大型の運搬車両等の各種の作業車両の車輪に用いる速度検出装置の取付方法及びこれに用いる取付調整治具に広く適用することができる。
1 ダンプトラック(作業車両)
8 前輪(車輪)
12 スピンドル(支持部材)
13 ブレーキロータ
30 速度検出装置
31 被検出体
32 位置調整体
33 センサ本体
34 被検出体ピース
34a 突起部
34b 位置決め孔
34c 位置調整孔
35 ボルト
36 取付部材
37 調整部材
38 センサ支持板
39 調整ボルト
50 取付調整治具(間隙調整部)
50a 取付調整面

Claims (4)

  1. 外周面側に突起部を有し、円弧状に形成された板状の複数の被検出体ピースを対向する端面に間隙をもって周方向に配置して構成される被検出体と、前記被検出体の突起部を検出するセンサ本体とを車輪及び車輪を回転可能に支持する支持部材に取り付ける速度検出装置の取付方法であって、
    前記各被検出体ピースの一方端側部をそれぞれ前記車輪の部材にボルトによって仮締めし、
    前記各被検出体ピースの他方端側部をそれぞれ予め用意した取付調整治具に当接させて前記被検出体ピースの他方端側部を位置決めし、これらの被検出体ピースの他方端側部をボルトによって前記車輪に固定したことを特徴とする速度検出装置の取付方法。
  2. 請求項1に記載の速度検出装置の取付方法において、
    前記被検出体の外周面と前記センサ本体の先端との間に前記取付調整治具を挟み込み、前記被検出体の外周面と前記センサ本体の先端との間隙を調整したのち、前記センサ本体を前記支持部材に更に固定したことを特徴とする速度検出装置の取付方法。
  3. 外周面側に突起部を有し、円弧状に形成された板状の複数の被検出体ピースを対向する端面に間隙をもって周方向に配置して構成される被検出体と、前記被検出体の突起部を検出するセンサ本体とを車輪及び車輪を回転可能に支持する支持部材に取り付ける速度検出装置の取付方法に用いる取付調整治具であって、
    前記取付調整治具は前記各被検出体ピースの外周の曲率半径と同一の曲率半径で形成される取付調整面を有する板状の部材であることを特徴とする取付調整治具。
  4. 請求項3に記載の取付調整治具において、
    前記板状の部材は前記被検出体の外周面と前記センサ本体の先端との間隙を調整する間隙調整部を更に備えたことを特徴とする取付調整治具。
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