JP2013204739A - ピストンダンパ - Google Patents
ピストンダンパ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013204739A JP2013204739A JP2012075603A JP2012075603A JP2013204739A JP 2013204739 A JP2013204739 A JP 2013204739A JP 2012075603 A JP2012075603 A JP 2012075603A JP 2012075603 A JP2012075603 A JP 2012075603A JP 2013204739 A JP2013204739 A JP 2013204739A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cylinder
- sealing piece
- communication hole
- sealing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
【課題】 簡単な構成で、容易に抵抗力を変化させることができるピストンダンパを提供する。
【解決手段】 シリンダ2と、シリンダ内に変位可能に収容され、シリンダの内部を第1室33及び第2室34に区画するピストン3と、ピストンに結合されてシリンダから突出したピストンロッド5とを有するピストンダンパ1であって、ピストンの外面に設けられ、シリンダの内面に摺接してピストンとシリンダとの間をシールするシール部材4と、第1室と第2室とを連通するようにピストンに形成された連通孔46とを有し、シール部材は、連通孔の開口端へと延在し、開口端を封止可能な封止片52を一体に有し、封止片の形状が異なるシール部材を選択することによって、封止片が連通孔の開口端を覆う面積を変化させ、連通孔の流路抵抗を変化させるようにした。
【選択図】 図6
【解決手段】 シリンダ2と、シリンダ内に変位可能に収容され、シリンダの内部を第1室33及び第2室34に区画するピストン3と、ピストンに結合されてシリンダから突出したピストンロッド5とを有するピストンダンパ1であって、ピストンの外面に設けられ、シリンダの内面に摺接してピストンとシリンダとの間をシールするシール部材4と、第1室と第2室とを連通するようにピストンに形成された連通孔46とを有し、シール部材は、連通孔の開口端へと延在し、開口端を封止可能な封止片52を一体に有し、封止片の形状が異なるシール部材を選択することによって、封止片が連通孔の開口端を覆う面積を変化させ、連通孔の流路抵抗を変化させるようにした。
【選択図】 図6
Description
本発明は、自動車のグローブボックスの蓋やシステムキッチンの引き出し等の開閉体に設けられ、その開閉動作を緩やかにするピストンダンパに関する。
自動車のグローブボックスの蓋やシステムキッチンの引き出し等の開閉体にピストンダンパを設け、開閉動作を緩やかにしたものがある。ピストンダンパは、シリンダと、シリンダ内に摺動自在に収容されたピストンと、ピストンに結合され、シリンダの外部へと突出したピストンロッドとを有している(例えば、特許文献1)。シリンダ及びピストンの一方が開閉体に結合され、他方が開閉体を支持する基台に結合されている。シリンダの内部は、空気や液体等の流体で満たされ、ピストンによって2つの部屋に区画されている。ピストンには、2つの部屋を連通するように連通孔(オリフィス、バルブ)が形成されている。開閉体が基台に対して変位すると、ピストンがシリンダ内を摺動し、流体が連通孔を通過する。このとき、連通孔を流れる流体の抵抗がピストンに作用してピストンの移動を緩やかにし、開閉体の基台に対する変位も緩やかになる。
以上のようなピストンダンパは、流体の粘性や、連通孔の流路抵抗によって発生する抵抗力(ピストンに加わる抵抗力)が定まる。流路抵抗は、連通孔の形状や、断面積、長さ等によって定まる。すなわち、ピストンダンパが発生する抵抗力は製造時に決定される。そのため、抵抗力を変更するためには、ピストンを変更又は加工して連通孔の構成を変更しなければならないという問題があり、ピストンを樹脂の成形品とする場合には、連通孔の形状に応じた金型を複数用意しなければならず、製造コストが増大する。
本発明は、以上の背景を鑑みてなされたものであって、簡単な構成で、容易に抵抗力を変化させることができるピストンダンパを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、シリンダ(2)と、前記シリンダ内に変位可能に収容され、前記シリンダの内部を第1室(33)及び第2室(34)に区画するピストン(3)と、ピストンに結合されて前記シリンダから突出したピストンロッド(5)とを有するピストンダンパ(1)であって、前記ピストンの外面に設けられ、前記シリンダの内面に摺接して前記ピストンと前記シリンダとの間をシールするシール部材(4)と、前記第1室と前記第2室とを連通するように前記ピストンに形成された連通孔(46)とを有し、前記シール部材は、前記連通孔の開口端へと延在し、前記開口端を封止可能な封止片(52)を一体に有し、前記封止片の形状が異なる前記シール部材を選択することによって、前記封止片が前記連通孔の前記開口端を覆う面積を変化させ、前記連通孔の流路抵抗を変化させるようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、連通孔の形状や大きさを変更するのではなく、シール部材を変更することによって、連通孔の開口面積を変化させている。シール部材は、ピストンに比べて構造が簡素であり、製造コストも低いため、様々な構成のシール部材を用意することが容易である。
本発明において、前記シール部材は、前記封止片が一体に突設されたOリング(51)を有することが好ましい。
この構成によれば、シール部材をより簡素な構造にすることができる。
本発明において、前記ピストンは、前記Oリングが嵌め付けられる環状溝(35)と、前記環状溝に連続し、前記封止片を前記ピストンの軸線回りに回転不能に受容する封止片受容凹部(37)とを有し、前記連通孔の一端は、前記封止片受容凹部に開口していることが好ましい。
この構成によれば、シール部材のピストンに対する位置が一定となり、封止片が確実に連通孔を封止することができる。
本発明において、前記封止片は、可撓性を有し、前記ピストンが前記シリンダに対して一側に変位する場合に前記シリンダ内の流体によって前記連通孔の前記開口端の周縁に圧接される一方、前記ピストンが前記シリンダに対して他側に変位する場合に前記流体によって前記開口端の周縁から離間し、前記連通孔を開くようにしてもよい。
この構成によれば、ピストンダンパは、伸張時及び収縮時において、異なる抵抗力(減衰力)を発生することができる。
本発明において、前記連通孔は、前記ピストンに複数設けられており、前記封止片は、前記連通孔のいくつかに対応するように、前記シール部材に複数設けられているようにしてもよい。
この構成によれば、封止片が閉塞する連通孔の数のバリエーションが増え、抵抗力の設定自由度が向上する。
本発明において、前記連通孔は、前記封止片に対向する側と相反する側の端部がテーパ状に拡開しているようにしてもよい。
この構成によれば、ピストンダンパが伸張時及び収縮時において異なる抵抗力を発生することができる。また、連通孔の封止片に対応する部分の開口面積が小さいため、封止片が確実に連通孔を閉塞することができる。また、連通孔をテーパ状に拡開したことによって、ピストンを樹脂の成形品とする場合に、金型の作成が容易になる。
以上の構成によれば、簡単な構成で、容易に抵抗力を変化させることができるピストンダンパを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るピストンダンパについて説明する。本実施形態に係るピストンダンパ1は、流体に空気を使用したエアダンパであり、システムキッチンの引き出しや、引き戸、自動車のグローブボックスに使用されるものである。本実施形態では、自動車のグローブボックスに適用した例について説明する。
図1〜図3に示すように、ピストンダンパ1は、シリンダ2と、シリンダ2内に摺動自在に収容されたピストン3(図3参照)と、ピストン3の外面に設けられ、ピストン3の外面とシリンダ2の内面との間をシールするシール部材4(図3参照)と、ピストン3に突設されて、シリンダ2の外方へと突出するピストンロッド5と、シリンダ2の端部を塞ぐと共に、ピストンロッド5が通過するロッド挿通孔6を有するキャップ7とを主要構成要素として有している。シリンダ2、ピストン3、ピストンロッド5及びキャップ7は、ABS樹脂やポリアミド、ポリアセタール等の熱可塑性樹脂を射出成形することによって形成されている。シール部材4は、EPDMやシリコーンゴム等の可撓性を有するゴムから形成されている。
図3に示すように、シリンダ2は、円筒部11と、円筒部11の一端を閉塞する底板12とを有する。図1及び図2に示すように、円筒部11の外周面には、貫通孔である係止孔14が形成された支持片13が径方向外方へと突設されている。係止孔14に、自動車のインストルメントパネルに突設された支持軸や締結されたボルト等が挿入されることによって、シリンダ2がインストルメントパネルに回転可能に支持される。図3に示すように、底板12は、その中央部15がシリンダ2の内側に円筒状に段違いに突出している。
図3に示すように、キャップ7は、円板状の封止板16と、封止板16の周縁に沿って突設された円筒状の内筒17と、内筒17の突出端から内筒17の径方向外方に延出した環状の鍔板18と、鍔板18の外周縁から内筒17を受容するように同心状に延出した円筒状の外筒19とを有している。キャップ7は、内筒17、鍔板18及び外筒19によって画成される環状凹部にシリンダ2の開口端縁を受容するようにシリンダ2に配置され、封止板16によってシリンダ2の開口端を閉塞する。外筒19には径方向に貫通する係止孔21が複数形成されており、シリンダ2の外周面に突設された係止爪22が係止孔21に引っ掛かることによって、キャップ7はシリンダ2に結合されている。
封止板16には、厚み方向に貫通するロッド挿通孔6が形成されている。ロッド挿通孔6の孔壁には、ピストンロッド5に突設されたガイド凸部25が通過するためのガイド溝26がシリンダの軸線方向と平行に延設されている。封止板16の外面(シリンダ2の外方を向く面)には、ロッド挿通孔6及びガイド溝26の縁部から外方へと突出した支持壁27が延設されている。支持壁27は、ロッド挿通孔6を通過するピストンロッド5に摺接し、ピストンロッド5の倒れを防止する。支持壁27は、リブ等によって適宜補強されていてよい。
図3〜図6に示すように、ピストン3は、円柱状をなす本体部30を有している。本体部30は、その外周面がシリンダ2の内周面に摺接可能なように外径が設定されている。なお、本体部30の外径がシリンダ2の内径よりも小さく、本体部30の外周面とピストン3との内周面との間に微小な空間が形成されていてもよい。ピストン3の底板12側を向く端面を先端面31とし、先端面31と相反する側の端面を基端面32とし、ピストン3の軸線方向において先端面31側を先端側、基端面32側を基端側とする。ピストン3は、シリンダ2内に配置されることによって、シリンダ2の内部を2つの部屋の区画する。シリンダ2内のピストン3の先端面31側の部屋を第1室33とし、基端面32側の部屋を第2室34とする。
本体部30の外周面には、周方向にわたって延在する環状のOリング溝35が形成されている。Oリング溝35は、断面が略四角形に形成され、その底面である溝底面36はピストンの軸線を中心とした円周面に形成されている。
図6及び図7に示すように、溝底面36には、径方向内方(ピストンの軸線側)へと更に凹設された封止片受容凹部37が形成されている。封止片受容凹部37は、ピストン3の軸線を中心とした対称位置に一対形成されている。封止片受容凹部37は、径方向外方を向く凹部底面38と、凹部底面38のピストン3の周方向における両端縁に配置され、溝底面36へと延びる一対の凹部側面39と、凹部底面38のピストン3の先端側側縁に配置され、一対の凹部側面39に連続すると共に溝底面36へと延びる凹部先端側面40とによって画成されている。本体部30の封止片受容凹部37の基端側に位置する部分には切欠部41が形成され、封止片受容凹部37は切欠部41を介して基端面32と連通している。一対の凹部側面39のそれぞれには、互いに近接する方向突出すると共に、凹部底面38に連続する支持片43が形成されている。両支持片43のピストン3の周方向における突出端は隙間を有して対向しており、両支持片43間にピストン3の径方向に延びるスリット44が形成されている。図7に示すように、ピストン3の外周部には、基端面32とOリング溝35とを連通する切欠部45が適所に複数形成されている。
本体部30には、凹部先端側面40から先端面31へとピストン3の軸線と平行に延在する連通孔(オリフィス)46が形成されている。連通孔46は、凹部先端側面40に開口する断面円形の内径が一定した小径部47と、小径部47の先端側からテーパ状に拡径し、先端面31に開口するテーパ部48とを有している。
先端面31には、底板12の中央部15が突入可能な有底の受容孔49が凹設されている。中央部15が受容孔49に嵌ることによって、シリンダ2に対してピストン3が所定の位置にガイドされる。
図8に示すように、シール部材4は、略円形状の断面を有する環状のOリング51と、Oリング51から径方向内方に一体に突設された1つの板片状の封止片52とを有している。図3及び図6に示すように、シール部材4は、封止片52が2つ封止片受容凹部37のうちの1つに受容され、Oリング51がOリング溝35に受容されるように、ピストン3に装着される。封止片受容凹部37の両凹部側面39間に封止片52が配置されることによって、シール部材4のピストン3に対する周方向への回転が規制されている。また、封止片52は、凹部先端側面40と支持片43との間に挟持され、ピストン3の軸線方向への撓み(変位)が規制されている。そのため、封止片52は、常に凹部先端側面40を覆い、1つの連通孔46を閉塞している。Oリング51は、ピストン3の溝底面36とシリンダ2の内周面とに接触し、ピストン3とシリンダ2との隙間を封止する。ピストン3がシリンダ2に対して軸線方向に変位するときには、Oリング51はシリンダ2の内周面上を摺動する。
図3〜図6に示すように、ピストン3の基端面32の中央には、ピストン3の軸線方向へと延在するピストンロッド5が一体に突設されている。ピストンロッド5は、キャップ7のロッド挿通孔6を通過してシリンダ2の外方へと延びている。ピストンロッド5の先端には、貫通孔である係止孔54が形成されている。インストルメントパネルに開閉自在に支持されたグローブボックスに突設された支持軸や、グローブボックスに締結されるボルトが係止孔54に挿入されることによって、ピストンロッド5がグローブボックスに回転可能に支持される。
図3に示すように、ピストンロッド5の外面には、ピストンロッド5がシリンダ2に対して進退する際に、ガイド溝26を通過するガイド凸部25が突設されている。また、図4に示すように、ピストンロッド5がシリンダ2に対して所定の位置にあるときに、ロッド挿通孔6の開口端縁に引っ掛かる弾性片55がピストンロッド5に2つ突設されている。両弾性片55は、ピストンロッド5をシリンダ2に対して所定の位置に比較的弱い力で保持し、ピストンロッド5の進退方向に所定値以上の荷重が加わったときに撓むことによってロッド挿通孔6の開口端縁との引っ掛かりを解除するようになっている。また、ピストンロッド5には、補強リブ57や肉抜き部58が適所に配置されている。
本実施形態に係るピストンダンパ1は、グローブボックスが開閉される際に、ピストンロッド5がシリンダ2に対して進出又は退出し、ピストン3がシリンダ2内を移動する。ピストン3が底板12側に移動する際には、第1室33の空気が、封止片52によって閉塞されていない側の連通孔46を通過し、封止片受容凹部37及び切欠部41を経て第2室34へと流れる。一方、ピストン3がキャップ7側に移動する際には、第2室34の空気が、封止片受容凹部37及び切欠部41を経て、封止片52によって閉塞されていない側の連通孔46を通過し、第1室33へと流れる。連通孔46は断面積が小さい(特に小径部47)ため、空気が連通孔46を通過する際に抵抗力が発生する。これにより、ピストン3の移動が緩衝される。
本実施形態に係るピストンダンパ1は、シール部材4の封止片52の形状を変更することによって、発生する抵抗力(減衰力)を容易に変更することができる。例えば、封止片52の長さを調整し、封止片52が連通孔46の小径部47の開口端にオーバーラップする面積を変更することによって、ピストンダンパ1の抵抗力を変化させることができる。封止片52が小径部47の開口端にオーバーラップする面積が増加するほど、連通孔46の流路断面積が小さくなり、ピストンダンパ1の抵抗力が増大する。また、Oリング51に封止片52を2つ形成し、2つの連通孔46の各開口端を閉塞するようにしてもよい。このような封止片52の数や大きさが異なるシール部材4は、異なる金型を用いた成形によって用意してもよいし、成形後のシール部材4を切断等の加工をすることによって用意してもよい。シール部材4はピストン3に比べて構造が簡素であるため、様々な構造の連通孔46を有するピストン3を複数種用意するよりも、製造面及びコスト面において有利である。また、シール部材4は、封止片52の切除が可能であり、成形後の簡単な加工によって様々な形状のシール部材4を用意することができ、成形金型の数を削減することができる。
本実施形態に係るピストンダンパ1は、支持片43と凹部先端側面40との間に封止片52を挟持しているため、ピストン3が底板12側に変位する場合(ピストンダンパ1が収縮する場合)とキャップ7側に変位する場合(ピストンダンパ1が伸張する場合)とのいずれも封止片52は連通孔46を封止している。これに対して、他の実施形態では、支持片43を省略し、封止片52が基端面32側に変形可能にしてもよい。この場合には、ピストンダンパ1の伸張時には、空気抵抗を受けて封止片52が凹部先端側面40に圧接され、封止片52によって連通孔46が封止される一方、ピストンダンパ1の収縮時には、空気抵抗を受けて封止片52が凹部先端側面40から離間するように撓み、連通孔46が開かれるようになる。これにより、ピストン3の変位方向に応じてピストンダンパ1が発生する抵抗力を変化するようになる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記の実施形態では、連通孔46を有する封止片受容凹部37を2つ設けたが、1つ、又は3つ以上設けるようにしてもよい。そして、シール部材4は、複数の封止片受容凹部37のうちの任意のいくつかに対応する封止片52を有するようにしてもよい。また、連通孔46の形状は、公知の様々な形状を適用してよい。また、連通孔46の経路中に一方向弁を組み込むようにしてもよい。上記実施形態では、ピストンダンパ1の流体(媒体)として空気を用いたが、空気に代えてシリコーンオイルやグリース等を流体として用いてもよい。この場合には、ピストンロッド5とロッド挿通孔6との間に、液体の漏出を防ぐために液密シールを設ければよい。
1…ピストンダンパ、2…シリンダ、3…ピストン、4…シール部材、5…ピストンロッド、6…ロッド挿通孔、7…キャップ、30…本体部、31…先端面、32…基端面、33…第1室、34…第2室、35…Oリング溝、36…溝底面、37…封止片受容凹部、38…凹部底面、39…凹部側面、40…凹部先端側面、41…切欠部、43…支持片、44…スリット、46…連通孔、47…小径部、48…テーパ部、51…Oリング、52…封止片
Claims (6)
- シリンダと、前記シリンダ内に変位可能に収容され、前記シリンダの内部を第1室及び第2室に区画するピストンと、ピストンに結合されて前記シリンダから突出したピストンロッドとを有するピストンダンパであって、
前記ピストンの外面に設けられ、前記シリンダの内面に摺接して前記ピストンと前記シリンダとの間をシールするシール部材と、
前記第1室と前記第2室とを連通するように前記ピストンに形成された連通孔と
を有し、
前記シール部材は、前記連通孔の開口端へと延在し、前記開口端を封止可能な封止片を一体に有し、
前記封止片の形状が異なる前記シール部材を選択することによって、前記封止片が前記連通孔の前記開口端を覆う面積を変化させ、前記連通孔の流路抵抗を変化させるようにしたことを特徴とするピストンダンパ。 - 前記シール部材は、前記封止片が一体に突設されたOリングを有することを特徴とする請求項1に記載のピストンダンパ。
- 前記ピストンは、前記Oリングが嵌め付けられる環状溝と、前記環状溝に連続し、前記封止片を前記ピストンの軸線回りに回転不能に受容する封止片受容凹部とを有し、
前記連通孔の一端は、前記封止片受容凹部に開口していることを特徴とする請求項2に記載のピストンダンパ。 - 前記封止片は、可撓性を有し、前記ピストンが前記シリンダに対して一側に変位する場合に前記シリンダ内の流体によって前記連通孔の前記開口端の周縁に圧接される一方、前記ピストンが前記シリンダに対して他側に変位する場合に前記流体によって前記開口端の周縁から離間し、前記連通孔を開くことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載のピストンダンパ。
- 前記連通孔は、前記ピストンに複数設けられており、
前記封止片は、前記連通孔のいくつかに対応するように、前記シール部材に複数設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つの項に記載のピストンダンパ。 - 前記連通孔は、前記封止片に対向する側と相反する側の端部がテーパ状に拡開していることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つの項に記載のピストンダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012075603A JP2013204739A (ja) | 2012-03-29 | 2012-03-29 | ピストンダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012075603A JP2013204739A (ja) | 2012-03-29 | 2012-03-29 | ピストンダンパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013204739A true JP2013204739A (ja) | 2013-10-07 |
Family
ID=49524044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012075603A Pending JP2013204739A (ja) | 2012-03-29 | 2012-03-29 | ピストンダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013204739A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015197116A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | Toto株式会社 | 湯水混合装置 |
WO2016153315A1 (ko) * | 2015-03-26 | 2016-09-29 | 주식회사 니프코코리아 | 에어 버퍼가 구비된 에어댐퍼 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005240824A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Nifco Inc | エアーダンパーおよびグローブボックス |
-
2012
- 2012-03-29 JP JP2012075603A patent/JP2013204739A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005240824A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Nifco Inc | エアーダンパーおよびグローブボックス |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015197116A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | Toto株式会社 | 湯水混合装置 |
WO2016153315A1 (ko) * | 2015-03-26 | 2016-09-29 | 주식회사 니프코코리아 | 에어 버퍼가 구비된 에어댐퍼 |
KR20160115280A (ko) * | 2015-03-26 | 2016-10-06 | 주식회사 니프코코리아 | 에어 버퍼가 구비된 에어댐퍼 |
KR101674801B1 (ko) * | 2015-03-26 | 2016-11-09 | 주식회사 니프코코리아 | 에어 버퍼가 구비된 에어댐퍼 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9909638B2 (en) | Hydraulic suspension damper with hydro-mechanical stroke stop | |
JP5270376B2 (ja) | 家具用のダンパ | |
US11300174B2 (en) | Damping valve device for a vibration damper | |
JP4382799B2 (ja) | 緩衝調整素子 | |
US9920563B2 (en) | Damping assembly, in particular for a flap of a vehicle | |
CN1721726B (zh) | 空气阻尼器 | |
WO2010131682A1 (ja) | エアダンパ | |
US20210108703A1 (en) | Restriction for a vibration damper | |
EP3214246A1 (en) | Damping device | |
US7575108B2 (en) | Damper | |
JP4625451B2 (ja) | ロータリーダンパ | |
AU2018293625B2 (en) | Damper | |
CN110366647B (zh) | 缓冲器 | |
JP2013204739A (ja) | ピストンダンパ | |
JP7142114B2 (ja) | ブレーキシステム減衰装置 | |
US20110209954A1 (en) | Air damper | |
JP2001221270A (ja) | 自動車等の可動要素用エアダンパー | |
WO2011037007A1 (ja) | ダンパー装置 | |
KR20120022556A (ko) | 댐퍼 | |
KR101214322B1 (ko) | 댐퍼장치 | |
EP2469121B1 (en) | Damper device | |
KR101776472B1 (ko) | 하중응답식 에어댐퍼 | |
JP6786707B2 (ja) | エアダンパー | |
CN112294169A (zh) | 流体阻尼装置 | |
JP6937683B2 (ja) | シリンダ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150105 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151008 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151020 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160301 |