JP2013204254A - 移動体端末、移動体端末の制御方法、移動体、移動体の制御方法、プログラム及び電子キーシステム - Google Patents

移動体端末、移動体端末の制御方法、移動体、移動体の制御方法、プログラム及び電子キーシステム Download PDF

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Abstract

【課題】電子キーの合鍵を生成するにあたり、セキュリティ上のリスクを考慮し、合鍵に有効期間を設けたとしても、その期間が不必要に長ければ、セキュリティ上のリスクは解消しない。そのため、高い安全性を確保しつつ、合鍵の生成が可能な移動体端末が、望まれる。
【解決手段】移動体端末は、正当な電子キーにより機能の操作が可能となる移動体と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部と、移動体に対して、電子キーの生成に関する情報の送信要求を行うキー情報要求部と、移動体から受け付けたマスターキーと移動体の緯度及び経度で示される自車位置情報とに基づき、マスターキーの合鍵として機能するサブキーを生成するサブキー生成部と、サブキーを、電子キー媒体に伝達するサブキー伝達部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体端末、移動体端末の制御方法、移動体、移動体の制御方法、プログラム及び電子キーシステムに関する。
近年、自動車等の移動体において、ドアの開閉やエンジンの始動に電子キーが使用されることが多い。このような自動車等では、自動車側に記憶した固有コード(キーID)と、電子キーを保持する端末側(電子キー媒体側)に記憶した固有コードとが一致するかを判定し、自動車の使用を許可するか否かを決定する。そして、認証に成功した電子キーを保持する端末を持つ者だけが、自動車の操作を行うことができる。
一方、自動車側及び端末で持つ固有コードは、電気的な情報であるため、その複製は困難ではない。そのため、自動車の所有者以外の者が、自動車の操作を望む場合には、複製した固有コードを保持する媒体(例えば、ICカード)を合鍵として用いて、自動車を使用することがある。しかし、複製した合鍵に対し、自動車の操作を無制限に許すことは、セキュリティ上のリスクが高い。
そこで、特許文献1において、固有コードの複製により生成された合鍵に対する制限を加えることで、セキュリティ上のリスクを軽減する技術が開示されている。特許文献1が開示するシステムでは、有効期間付きの電子キーを合鍵として使用する。
特開2011−074721号公報
なお、上記先行技術文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明者らによってなされたものである。
近年、社用車を従業員が使用するといった場合だけでなく、登録を行った会員間で特定の自動車を利用するカーシェアリング等の拡大に伴い、所有者以外の者が自動車等を使用する機会が増加している。そのため、自動車を操作するための固有コードを複製し、合鍵として使用する要求も高まってきている。
一方、上述のように、安易な合鍵の生成にはセキュリティ上の問題が多い。このような問題に対する1つの解が、特許文献1が開示する技術である。ここで、特許文献1が開示するシステムでは、合鍵の有効期間を明示的に設定する必要がある。即ち、電子キーの貸与者が、電子キーの複製を許可する時点で、許可する期間(有効期間)を把握する必要がある。しかし、このような有効期間を適切に設定することは、極めて困難である。つまり、合鍵の有効期間が、実際に必要とする期間よりも早く終了することを恐れ、余裕を持たせて有効期間を設定することが多いと想定できる。しかし、不必要に長期の有効期間を設定すれば、セキュリティ上のリスクが高まる。以上のことから、高い安全性を確保しつつ、合鍵の生成が可能な移動体端末、移動体端末の制御方法、移動体、移動体の制御方法、プログラム及び電子キーシステムが、望まれる。
本発明の第1の視点によれば、正当な電子キーにより機能の操作が可能となる移動体と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部と、前記移動体に対して、電子キーの生成に関する情報の送信要求を行うキー情報要求部と、前記移動体から受け付けたマスターキーと前記移動体の緯度及び経度で示される自車位置情報とに基づき、前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーを生成するサブキー生成部と、前記サブキーを、前記電子キー媒体に伝達するサブキー伝達部と、を備える移動体端末が提供される。
本発明の第2の視点によれば、正当な電子キーにより機能の操作が可能となる移動体と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部を備える移動体端末の制御方法であって、前記移動体に対して、電子キーとして動作する電子キーの生成に関する情報の送信要求を行うキー情報要求工程と、前記移動体から受け付けたマスターキーと前記移動体の緯度及び経度で示される自車位置情報に基づき、前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーを生成するサブキー生成工程と、前記サブキーを、前記電子キー媒体に伝達するサブキー伝達工程と、を含む移動体端末の制御方法が提供される。
本発明の第3の視点によれば、正当な電子キーにより機能の操作が可能となる移動体と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部を備える移動体端末を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、前記移動体に対して、電子キーとして動作する電子キーの生成に関する情報の送信要求を行うキー情報要求処理と、前記移動体から受け付けたマスターキーと前記移動体の緯度及び経度で示される自車位置情報に基づき、前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーを生成するサブキー生成処理と、前記サブキーを、前記電子キー媒体に伝達するサブキー伝達処理と、を実行するプログラムが提供される。
本発明の第4の視点によれば、正当な電子キーにより機能の操作が可能となる移動体であって、電子キーを保持可能な移動体端末と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部と、前記移動体端末からの要求に基づいて、固有コードをマスターキーとして前記移動体端末に送信するキー情報送信部と、前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーの正当性を、緯度及び経度で示される自車位置情報を含む情報に基づいて判定する電子キー判定部と、前記電子キー判定部の判定結果が正当であれば、少なくとも一部の機能を使用可能とする機能使用許可部と、を備える移動体が提供される。
本発明の第5の視点によれば、正当な電子キーにより機能の操作が可能であって、電子キーを保持可能な移動体端末と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部を備える移動体の制御方法であって、前記移動体端末からの要求に基づいて、固有コードをマスターキーとして前記移動体端末に送信するキー情報送信工程と、前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーの正当性を、緯度及び経度で示される自車位置情報を含む情報に基づいて判定する電子キー判定工程と、前記電子キー判定工程の判定結果が正当であれば、少なくとも一部の機能を使用可能とする機能使用許可工程と、を含む移動体の制御方法が提供される。
本発明の第6の視点によれば、正当な電子キーにより機能の操作が可能であって、電子キーを保持可能な移動体端末と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部を備える移動体を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、前記移動体端末からの要求に基づいて、固有コードをマスターキーとして前記移動体端末に送信するキー情報送信処理と、前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーの正当性を、緯度及び経度で示される自車位置情報を含む情報に基づいて判定する電子キー判定処理と、前記電子キー判定処理の判定結果が正当であれば、少なくとも一部の機能を使用可能とする機能使用許可処理と、を実行するプログラムが提供される。
なお、第3及び第6の視点に係るプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non−transient)なものとすることができる。本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明の第7の視点によれば、正当な電子キーにより機能の操作が可能となる移動体と、電子キーを保持可能な移動体端末と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、を含み、前記移動体は、前記移動体端末と、前記電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部と、前記移動体端末からの電子キーの生成に関する情報の送信要求に基づいて、固有コードをマスターキーとして前記移動体端末に送信するキー情報送信部と、前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーの正当性を、緯度及び経度で示される自車位置情報を含む情報に基づいて判定する電子キー判定部と、前記電子キー判定部の判定結果が正当であれば、少なくとも一部の機能を使用可能とする機能使用許可部と、を備え、前記移動体端末は、前記移動体と、前記電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部と、前記移動体に対して、電子キーの生成に関する情報の送信要求を行うキー情報要求部と、前記移動体から受け付けた前記マスターキーと前記自車位置情報とに基づき、前記サブキーを生成するサブキー生成部と、前記サブキーを、前記電子キー媒体に伝達するサブキー伝達部と、を備える電子キーシステムが提供される。
本発明の各視点によれば、高い安全性を確保しつつ、合鍵の生成が可能な移動体端末、移動体端末の制御方法、移動体、移動体の制御方法、プログラム及び電子キーシステムが、提供される。
一実施形態の概要を説明するための図である。 第1の実施形態に係る電子キーシステム1の構成の一例を示す図である。 図2に示す自動車10の内部構成の一例を示す図である。 図2に示す移動体端末11の内部構成の一例を示す図である。 電子キーシステム1に含まれる自動車10と移動体端末11の動作の一例を示すシーケンス図である。 移動体端末11の機能設定メニューの一例を示す図である。 ナビゲーション機能を備える移動体端末11aの内部構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る移動体端末11bの内部構成の一例を示す図である。
初めに、図1を用いて一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。
上述のように、電子キーの合鍵を生成するにあたり、セキュリティ上のリスクを考慮する必要がある。その際、合鍵に有効期間を設けたとしても、その期間が不必要に長ければ、セキュリティ上のリスクは解消しない。そのため、高い安全性を確保しつつ、合鍵の生成が可能な移動体端末が、望まれる。
そこで、一例として図1に示す移動体端末600を提供する。移動体端末600は、正当な電子キーにより機能の操作が可能となる移動体と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部601と、移動体に対して、電子キーの生成に関する情報の送信要求を行うキー情報要求部602と、移動体から受け付けたマスターキーと移動体の緯度及び経度で示される自車位置情報とに基づき、マスターキーの合鍵として機能するサブキーを生成するサブキー生成部603と、サブキーを、電子キー媒体に伝達するサブキー伝達部604と、を備える。
移動体端末600は、移動体に対して電子キーの生成に必要な情報の送信要求を行う。すると、移動体端末600は、移動体(例えば、乗用車)から各移動体に割り当てられた固有コードと共に、移動体の存在位置に関する自車位置情報を受け取る。なお、移動体から伝達された固有コードは、移動体の操作を可能にするマスターキーとして機能する。
移動体端末600は、固有コードと自車位置情報に基づきサブキーを生成する。移動体端末600により生成されたサブキーが移動体に提示された際に、移動体は自らが保持する固有コードと自車位置情報とから、提示されたサブキーの正当性を検証する。検証の結果、正当なサブキーであれば、移動体の操作(少なくとも一部の操作)を許可する。
さらに、移動体端末600は、生成したサブキーとして電子キー媒体(例えば、ICカード)に伝達する。その結果、サブキーを保持する電子キー媒体を合鍵として使用することができる。
サブキーの生成において、固有コードだけではなく、自車位置情報を使用することで、生成されたサブキーの有効期間は、移動体が同じ場所に留まる場合に限られる。従って、移動体が移動した後は、電子キー媒体が保持するサブキーを移動体に提示したとしても、移動体の機能を使用できない。そのため、電子キーの合鍵を生成した際に、合鍵が不必要に長い期間、有効になることがなくなり、セキュリティ上のリスクを解消することができる。即ち、高い安全性を確保しつつ、合鍵が生成できる。
以下に具体的な実施の形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る電子キーシステム1の構成の一例を示す図である。
電子キーシステム1には、自動車10と、移動体端末11と、ICカード12と、が含まれている。
自動車10は、車両メーカから渡される電子キー媒体以外にも、予め登録した移動体端末11に電子キーを保持させることが可能である。より具体的には、自動車10は、内部に記憶する固有コードを移動体端末11に伝達する。移動体端末11では、自動車10から受け取った固有コードを自動車10に提示することで、電子キーとして使用する。
さらに、移動体端末11は、自動車10から受け取った固有コードをマスターキーとして使用し、マスターキーの合鍵として動作するサブキーを生成し、ICカード12に書き込む。サブキーが書き込まれたICカード12も、自動車10の電子キーを保持する電子キー媒体として機能し、自動車10の操作が行える。
また、自動車10は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星13が出力する軌道情報に基づき、緯度及び経度で示される自車位置情報の算出が可能である。さらに、自動車10、移動体端末11及びICカード12は、それぞれ相互に通信可能である。具体的には、自動車10及び移動体端末11は、内部に非接触ICリーダ/ライターを備え、自動車10、移動体端末11及びICカード12内の非接触ICにアクセスすることで相互通信を実現する。なお、各機器における相互通信の手段を、上記のNFC(Near Field Communication;近距離無線通信)に限定する趣旨ではない。自動車等が備える通信手段は、有線又は無線のいずれであってもよく、その方式も問わない。例えば、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信等であってもよい。
但し、システム上、NFCによる近距離無線通信が好ましい。NFCの通信可能距離は、数十センチ程度と極めて短いが、他の通信手段では、送受信機が数メートル以上離れていても通信可能であり、情報漏洩のリスクが高まるためである。なお、セキュリティ上のリスクを軽減する観点から、無線LAN等に限らず、NFCを用いる場合であっても、データを暗号化して送受信することが望まれる。
次に、自動車10及び移動体端末11の内部構成について説明する。
初めに、自動車10の内部構成について説明する。
図3は、自動車10の内部構成の一例を示す図である。なお、図3には、簡単のため、本実施形態に係る自動車10に関係するモジュールのみを記載する。
自動車10には、非接触IC101と、非接触ICリーダ/ライター102と、記憶部103と、GPSアンテナ104と、自動車制御部105と、が含まれている。
自動車10は、非接触ICリーダ/ライター102を使用することで、移動体端末11及びICカード12が備える非接触ICにアクセスし、データの送受信が可能である。記憶部103には、自動車制御部105が動作する際に必要なデータや固有コード(移動体端末11のマスターキーとして伝達するデータ)等が、記憶されている。自動車制御部105は、図3に示すモジュール以外のモジュールも含め、自動車10全体の制御を行う。
さらに、自動車制御部105には、位置情報生成部201と、端末認証部202と、キー情報送信部203と、電子キー判定部204と、機能使用許可部205、が含まれている。
位置情報生成部201は、GPSアンテナ104を介して、複数のGPS衛星から軌道情報を取得する。位置情報生成部201は、取得した軌道情報から自車位置情報を生成し、記憶部103に記憶する。
端末認証部202は、移動体端末11がNFCにより通信可能な範囲にあり、移動体端末11から認証要求を受けた場合に、移動体端末11が予め登録された端末か否かを判定する。その際の認証には、自動車10の所有者が所有する移動体端末に含まれるSIMカード(Subscriber Identity Module Card)や、GSM(Global System for Mobile Communications)やW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)等の方式の携帯通信端末の使用者を特定するための固有のID番号が記録されたICカード等に書き込まれている固有番号等を用いることができる。あるいは、パスワード等を用いた認証方式等も考えられる。なお、パスワードは、一度の認証に限り有効なワンタイムパスワードであってもよい。
キー情報送信部203は、端末認証部202が正当な移動体端末と認めた移動体端末から、電子キーの生成に関する情報の送信要求を受けた際に、移動体端末11に固有コードと自車位置情報を伝達する。
電子キー判定部204は、非接触ICリーダ/ライターを介して受け取った電子キーの正当性を判定する。機能使用許可部205は、電子キー判定部204の判定結果が正当であれば、自動車10の少なくとも一部の機能を使用可能とする。例えば、ドアの開閉やエンジンの始動等を許可する。
次に、移動体端末11について説明する。
図4は、移動体端末11の内部構成の一例を示す図である。なお、図4には、簡単のため、本実施形態に係る移動体端末11に関係するモジュールのみを記載する。
移動体端末11は、表示部301と、操作入力部302と、非接触IC303と、非接触ICリーダ/ライター304と、記憶部305と、移動体端末制御部306と、が含まれている。
移動体端末11のユーザは、操作入力部302を使って移動体端末11を操作し、必要な情報は表示部301に表示する。また、上述のように、移動体端末11にも、非接触IC303及び非接触ICリーダ/ライター304が含まれている。移動体端末制御部306は、図4に示すモジュール以外のモジュールも含め、全体の制御を行う。さらに、移動体端末制御部306には、キー情報要求部401と、サブキー生成部402と、サブキー伝達部403と、が含まれている。非接触IC303には、自動車10の電子キーとして機能する固有コード(マスターキー)が書き込まれる。
キー情報要求部401は、自動車10の電子キーとして動作する固有コードと自車位置情報の送信を、自動車10に対し要求する。サブキー生成部402は、非接触IC303に書き込まれたマスターキーと自車位置情報に基づき、マスターキーの合鍵として使用できるサブキーを生成する。サブキー伝達部403は、サブキーをICカード12の非接触ICに書き込む(サブキーをICカード12に伝達する)。
次に、電子キーシステム1の動作について説明する。
図5は、電子キーシステム1に含まれる自動車10と移動体端末11の動作の一例を示すシーケンス図である。
初めに、ユーザは、自動車10を駐車する(ステップS01)。
自動車10の停車を感知した自動車制御部105は、位置情報生成部201から自車位置情報を取得し、記憶部103に保存する(ステップS11)。その後、ユーザは、移動体端末11を自動車10に含まれる非接触ICリーダ/ライター102に近づける操作を行ったものとする(ステップS02)。自動車10と移動体端末11が近接すると、移動体端末11から認証要求を送信し(ステップS21)、自動車10の端末認証部202は、認証が終了すれば、その結果を移動体端末11に送信する(ステップS12)。
次に、移動体端末11のキー情報要求部401は、サブキーの生成に必要な情報の送信要求を自動車10に行う(ステップS22)。端末認証部202が認証した移動体端末11から電子キーの生成に関する情報の送信要求を受けたキー情報送信部203は、非接触ICリーダ/ライター102を使用して、固有コードと自車位置情報を移動体端末11に伝達する(ステップS13)。
その後、ユーザは、移動体端末11の機能設定メニュー等により、サブキーを生成する操作を行ったものとする(ステップS03)。
この場合の機能設定メニューには様々なものが想定できるが、一例として、図6に示すメニューが考えられる。ユーザは、図6の(a)及び(b)に示す設定メニューから自車位置に基づいてサブキーの生成を決定する。ユーザのこのような操作を契機として、移動体端末11のサブキー生成部402は、非接触IC303に書き込まれた固有コード(マスターキー)と自車位置情報とに基づいてサブキーを生成する。例えば、固有コードと自車位置情報をデジタル化したデータを連結することでサブキーを生成する。サブキー生成部402は、生成したサブキーを記憶部305に保存する(ステップS24)。
ここで、非接触IC303に保存されたマスターキーは、自動車10の電子キーとして動作する。非接触IC303にマスターキーを保持する移動体端末11を自動車10に近接させれば、自動車10の操作が可能になる。サブキーの生成及び保存が終了すると、移動体端末制御部306は表示部301に図6(c)に示すような表示を行う。ユーザは、この表示に従い、ICカード12を移動体端末11に近づける(ステップS04)。
次に、サブキー伝達部403は、非接触ICリーダ/ライター304を使用して、ICカード12に対して、記憶部305に保存したサブキーを書き込む(ステップS25)。ICカード12は、移動体端末11から書き込まれたサブキーを電子キーとして使用できる。
ステップS25が終了した時点で、自動車10を操作することができる合鍵(サブキー)がICカード12に書き込まれる。従って、このICカード12を持つユーザ(多くの場合、ステップS01〜S04までのユーザとは別人)が、自動車10に近接(ステップS05)した際、自動車制御部105は非接触ICリーダ/ライター102を使用してICカード12からサブキーを取得する(ステップS14)。
その後、電子キー判定部204が、取得したサブキーの有効性を判定する。より具体的には、固有コードと、移動体端末11からサブキー情報送信要求を受けた際に送信した自車位置情報と、から生成した検証用サブキーと取得したサブキーとの比較により、有効性を判定する(ステップS15)。機能使用許可部205は、電子キー判定部204の判定の結果、正当なサブキーであれば、ドアの開閉等を許可する。このように、ICカード12には、自動車10の自車位置情報を基に生成されたサブキーが書き込まれる。そのため、自動車10を移動させた後は、このようなサブキーは無効となる。従って、有効期間を予め設定する必要なく、高い安全性を確保できる。
なお、上述のように、自動車10の移動後は、移動体端末11が記憶する自車位置情報に基づいて生成されるサブキーは無効なものとなってしまう。そこで、自動車10及び移動体端末11の双方からアクセス可能なサーバを設置し、このサーバから情報を取得することで、自車位置情報を自動的に更新してもよい。また、このようなサーバを設置すれば、移動体端末11が保持するマスターキーの無効化や、サブキーをワンタイムキーとする等の対応も可能である。
本実施形態においては、ICカード12を合鍵として使用する場合について説明したが、合鍵として動作する機器は、非接触ICを含むスマートフォン等の移動体端末であってもよい。この場合には、合鍵として使用する移動体端末にも、固有コード及び自車位置情報を渡し、これらの情報からサブキーを生成することもできる。
また、電子キーシステム1における移動体端末11は、携帯電話やスマートフォンのみならず、自動車10と通信可能であって、マスターキーを保存することができるものであればよい。例えば、移動体端末11は、腕時計、ゲーム機、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、PDA(Personal Data Assistant;携帯情報端末)等であってもよい。
さらに、本実施形態では、自動車を例に取り電子キーシステムの構成及び動作について説明したが、他の移動体であってもよい。例えば、電車、バス、自転車、自動2輪、船舶又は飛行機等であってもよい。
本実施形態に係る電子キーシステム1においては、自動車10から移動体端末11に自車位置情報を送信し、移動体端末11からサブキーをICカード12に書き込む場合について説明した。しかし、自車位置情報の生成は自動車10ではなく、移動体端末11において行うこともできる。より具体的には、移動体端末11がナビゲーション機能を備えていれば、GPS衛星13の出力する軌道情報に基づき、緯度及び経度で示される自車位置情報の算出が行える。そこで、移動体端末11から電子キー情報の送信要求を行う際に、自車位置情報を予め自動車10に伝達する。さらに、自動車10は、渡された自車位置情報と自らが保持する固有コードから検証用のサブキーを生成し、ICカード12が提示する電子キー(サブキー)の有効性を判定することもできる。さらに加えて、移動体端末11から自動車10に自車位置情報を伝達せずに、移動体端末11が予め車内でサブキー情報を生成し、ICカード12に書き込んでもよい。この場合、自動車10におけるサブキーの検証の際、自車位置情報における所定の範囲内のずれを許容することで、サブキーによる自動車10の操作が可能になる。
また、サブキー生成部402におけるサブキーの生成にハッシュ関数を用いることもできる。より具体的には、固有コードと自車位置情報をデジタル化したデータとからハッシュ値を計算し、計算したハッシュ値をサブキーとして記憶部305に記憶する。その後、サブキー伝達部403は、記憶部305に記憶されたハッシュ値をICカード12に書き込む。さらに、自動車10の電子キー判定部204では、移動体端末11が使用するハッシュ関数と同種のものを使用し、固有コードと自車位置情報から検証用サブキーを生成する。このように、ハッシュ値を使用したサブキーの使用も可能である。
以上のように、移動体端末11では、サブキーの生成の際に、自動車10の自車位置情報を用いる。そのため、自動車10を移動する前の自車位置情報に基づき生成されたサブキーは、自動車10の移動後は無効となる。即ち、予め合鍵の有効期間を定める必要なく、合鍵を自動的に無効にすることができる。
同時に、自車位置情報は、自動車10が通常取得している情報であり、ユーザは機能設定メニューにおいて多少の操作をするだけで、ICカード12を合鍵として使用することができる。このことは、特許文献1が開示する技術では、ユーザは明示的に日時を設定し、有効期間を設定するといった煩雑な操作を要求することとは対照的である。つまり、簡単な操作により、高い安全性を持つ合鍵の生成が行える。
さらに、移動体端末11、又は、合鍵として使用する移動体端末に、自車位置情報を渡すことで、自動車10までの経路案内も実現できる。例えば、運転者と同乗者が、大型店舗に買い物に出かけ、その後、別々に行動する場合であっても、それぞれの携帯電話等に自車位置情報が保存されていれば、各自が容易に自車に戻ることができる。その際には、移動体端末に含まれるナビゲーション機能を使用する。図7は、ナビゲーション機能を備える移動体端末11aの内部構成の一例を示す図である。図7に示すように、移動体端末11aは、内部にナビゲーション部404を含んでいる。
[第2の実施形態]
続いて、第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図8は、本実施形態に係る移動体端末11bの内部構成の一例を示す図である。図8において図4と同一構成要素には、同一の符号を表し、その説明を省略する。移動体端末11と移動体端末11bの相違点は、サブキー機能制限部405を含む点である。サブキー機能制限部405は、自動車10の機能であって、サブキーにより使用可能となる機能の制限を明示する機能制限データを生成する
第1の実施形態では、ICカード12を単に合鍵として使用する場合について説明した。しかし、電子キー(マスターキー、サブキー)は、物理的なキーとは異なり、電気的なデータであるので、電子キーによる操作範囲を縮小・変更することができる。例えば、自動車10の荷物を搬出するためにドアの開閉のみを許可した合鍵や、トランクの開閉のみを許可した合鍵、駐車場内での移動(所定距離のみの移動)だけを許可した合鍵等を生成することができる。
さらに、ドアの開閉とオーディオ機器の操作といった複数の操作を許可する合鍵を生成することができる。即ち、エンジンの始動を初めとした自動車10の機能をすべて使用できる合鍵だけではなく、特定の機能のみ動作させる合鍵を生成することができる。この場合には、移動体端末11bからICカード12にサブキーを書き込む際に、サブキーに許可する動作に関する情報も書き込む。その際、自動車10と移動体端末11bの間で、サブキーに許可する動作を記述する際のフォーマットを定めておき、そのフォーマットに沿ったデータを、ICカード12を介して送受信することになる。より具体的には、マスターキーに付加する機能制限データを作成するサブキー機能制限部405を移動体端末制御部306bに設ける。そして、サブキー伝達部403が、サブキーと機能制限データをICカード12に書き込む。自動車10の機能使用許可部205は、ICカード12に書き込まれたデータを読み出した際に、サブキーの機能を制限する機能制限データが付加していた際には、機能制限データに従い機能の使用を許可する。
さらにまた、合鍵による操作範囲の縮小・変更だけでなく、合鍵そのものの属性(例えば、有効期間)を変更することもできる。例えば、時間、日にちといった単位で合鍵の有効期間を定めることや、予め所定の期間(例えば、10分間)のみ有効とし、有効期間の入力を簡易化することも可能である。さらに、現在時刻から所定時間内のみかつ1度に限り使用が可能な合鍵(ワンタイムキー)を生成することもできる。このような場合も、有効期間等の属性をICカード12に書き込み、その内容を自動車10が解釈することになる。
以上のように、電子キーの特性を利用し、サブキーのみに制限を加える等の対応が可能であり、ユーザの要求に柔軟に応えることができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)上記第1の視点に係る移動体端末のとおりである。
(付記2)前記サブキーにより使用可能となる機能を制限する機能制限データを生成するサブキー機能制限部を備え、前記サブキー伝達部は、前記機能制限データを前記サブキーに付加して前記電子キー媒体に伝達する付記1の移動体端末。
(付記3)前記自車位置情報に基づき、前記移動体までの経路案内を行うナビゲーション部を備える付記1又は2の移動体端末。
(付記4)前記機能制限データには、前記サブキーの有効期間に関する情報が含まれる付記2又は3の移動体端末。
(付記5)上記第2の視点に係る移動体端末の制御方法のとおりである。
(付記6)前記サブキーにより使用可能となる機能を制限する機能制限データを生成するサブキー機能制限データ生成工程を含み、前記サブキー伝達工程は、前記機能制限データを前記サブキーに付加して前記電子キー媒体に伝達する付記5の移動体端末の制御方法。
(付記7)前記自車位置情報に基づき、前記移動体までの経路案内を行うナビゲーション工程を含む付記5又は6の移動体端末の制御方法。
(付記8)上記第3の視点に係るプログラムのとおりである。
(付記9)前記サブキーにより使用可能となる機能を制限する機能制限データを生成するサブキー機能制限データ生成処理を実行し、前記サブキー伝達処理は、前記機能制限データを前記サブキーに付加して前記電子キー媒体に伝達する付記8のプログラム。
(付記10)前記自車位置情報に基づき、前記移動体までの経路案内を行うナビゲーション処理を実行する付記8又は9のプログラム。
(付記11)上記第4の視点に係る移動体のとおりである。
(付記12)前記機能使用許可部は、前記電子キー判定部により判定された前記サブキーに付加されたデータであって、前記サブキーにより使用可能な機能を制限する機能制限データに基づき、機能の使用可否を決定する付記11の移動体。
(付記13)前記移動体端末から認証要求を受けた場合に、前記移動体端末が予め登録された端末か否かを判定する端末認証部を備える付記11又は12の移動体。
(付記14)上記第5の視点に係る移動体の制御方法のとおりである。
(付記15)前記機能使用許可工程は、前記電子キー判定工程により判定された前記サブキーに付加されたデータであって、前記サブキーにより使用可能な機能を制限する機能制限データに基づき、機能の使用可否を決定する付記14の移動体の制御方法。
(付記16)前記移動体端末から認証要求を受けた場合に、前記移動体端末が予め登録された端末か否かを判定する端末認証工程を含む付記14又は15の移動体の制御方法。
(付記17)上記第6の視点に係るプログラムのとおりである。
(付記18)前記機能使用許可処理は、前記電子キー判定工程により判定された前記サブキーに付加されたデータであって、前記サブキーにより使用可能な機能を制限する機能制限データに基づき、機能の使用可否を決定する付記17のプログラム。
(付記19)前記移動体端末から認証要求を受けた場合に、前記移動体端末が予め登録された端末か否かを判定する端末認証処理を実行する付記17又は18のプログラム。
(付記20)上記第7の視点に係る電子キーシステムのとおりである。
(付記21)前記移動体端末は、前記サブキーにより使用可能となる機能を制限する機能制限データを生成するサブキー機能制限部を備え、前記サブキー伝達部は、前記機能制限データを前記サブキーに付加して前記電子キー媒体に伝達し、前記機能使用許可部は、前記電子キー判定部により判定された前記サブキーに付加された前記機能制限データに基づき、機能の使用可否を決定する付記20の電子キーシステム。
(付記22)正当な電子キーにより機能の操作が可能となる移動体と、電子キーを保持可能な移動体端末と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、を含む電子キーシステムにおける電子キー使用方法であって、前記移動体端末からの電子キーの生成に関する情報の送信要求に基づいて、固有コードをマスターキーとして前記移動体端末に送信するキー情報送信工程と、前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーの正当性を、緯度及び経度で示される自車位置情報を含む情報に基づいて判定する電子キー判定工程と、前記電子キー判定工程の判定結果が正当であれば、少なくとも一部の機能を使用可能とする機能使用許可工程と、前記移動体に対して、電子キーの生成に関する情報の送信要求を行うキー情報要求工程と、前記移動体から受け付けた前記マスターキーと前記自車位置情報とに基づき、前記サブキーを生成するサブキー生成工程と、前記サブキーを、前記電子キー媒体に伝達するサブキー伝達工程と、を含む電子キーシステムにおける電子キー使用方法。
(付記23)前記サブキーにより使用可能となる機能を制限する機能制限データを生成する工程と、前記機能制限データを、前記サブキー生成工程により生成された前記サブキーに付加して前記電子キー媒体に伝達する工程と、前記機能制限データに基づき、機能の使用可否を決定する工程と、を含む付記22の電子キーシステムにおける電子キー使用方法。
なお、引用した上記の特許文献の開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 電子キーシステム
10 自動車
11、11a、11b、600 移動体端末
12 ICカード
13 GPS衛星
101、303 非接触IC
102、304 非接触ICリーダ/ライター
103、305 記憶部
104 GPSアンテナ
105 自動車制御部
201 位置情報生成部
202 端末認証部
203、402、603 キー情報送信部
204 電子キー判定部
205 機能使用許可部
301 表示部
302 操作入力部
306、306a、306b 移動体端末制御部
401、602 キー情報要求部
402、603 サブキー生成部
403、604 サブキー伝達部
404 ナビゲーション部
405 サブキー機能制限部
601 通信部

Claims (10)

  1. 正当な電子キーにより機能の操作が可能となる移動体と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部と、
    前記移動体に対して、電子キーの生成に関する情報の送信要求を行うキー情報要求部と、
    前記移動体から受け付けたマスターキーと前記移動体の緯度及び経度で示される自車位置情報とに基づき、前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーを生成するサブキー生成部と、
    前記サブキーを、前記電子キー媒体に伝達するサブキー伝達部と、
    を備えることを特徴とする移動体端末。
  2. 前記サブキーにより使用可能となる機能を制限する機能制限データを生成するサブキー機能制限部を備え、
    前記サブキー伝達部は、前記機能制限データを前記サブキーに付加して前記電子キー媒体に伝達する請求項1の移動体端末。
  3. 前記自車位置情報に基づき、前記移動体までの経路案内を行うナビゲーション部を備える請求項1又は2の移動体端末。
  4. 前記機能制限データには、前記サブキーの有効期間に関する情報が含まれる請求項2又は3の移動体端末。
  5. 正当な電子キーにより機能の操作が可能となる移動体と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部を備える移動体端末の制御方法であって、
    前記移動体に対して、電子キーとして動作する電子キーの生成に関する情報の送信要求を行うキー情報要求工程と、
    前記移動体から受け付けたマスターキーと前記移動体の緯度及び経度で示される自車位置情報に基づき、前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーを生成するサブキー生成工程と、
    前記サブキーを、前記電子キー媒体に伝達するサブキー伝達工程と、
    を含むことを特徴とする移動体端末の制御方法。
  6. 正当な電子キーにより機能の操作が可能となる移動体と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部を備える移動体端末を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記移動体に対して、電子キーとして動作する電子キーの生成に関する情報の送信要求を行うキー情報要求処理と、
    前記移動体から受け付けたマスターキーと前記移動体の緯度及び経度で示される自車位置情報に基づき、前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーを生成するサブキー生成処理と、
    前記サブキーを、前記電子キー媒体に伝達するサブキー伝達処理と、
    を実行するプログラム。
  7. 正当な電子キーにより機能の操作が可能となる移動体であって、
    電子キーを保持可能な移動体端末と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部と、
    前記移動体端末からの要求に基づいて、固有コードをマスターキーとして前記移動体端末に送信するキー情報送信部と、
    前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーの正当性を、緯度及び経度で示される自車位置情報を含む情報に基づいて判定する電子キー判定部と、
    前記電子キー判定部の判定結果が正当であれば、少なくとも一部の機能を使用可能とする機能使用許可部と、を備えることを特徴とする移動体。
  8. 正当な電子キーにより機能の操作が可能であって、電子キーを保持可能な移動体端末と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部を備える移動体の制御方法であって、
    前記移動体端末からの要求に基づいて、固有コードをマスターキーとして前記移動体端末に送信するキー情報送信工程と、
    前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーの正当性を、緯度及び経度で示される自車位置情報を含む情報に基づいて判定する電子キー判定工程と、
    前記電子キー判定工程の判定結果が正当であれば、少なくとも一部の機能を使用可能とする機能使用許可工程と、
    を含むことを特徴とする移動体の制御方法。
  9. 正当な電子キーにより機能の操作が可能であって、電子キーを保持可能な移動体端末と、電子キーを保持可能な電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部を備える移動体を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記移動体端末からの要求に基づいて、固有コードをマスターキーとして前記移動体端末に送信するキー情報送信処理と、
    前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーの正当性を、緯度及び経度で示される自車位置情報を含む情報に基づいて判定する電子キー判定処理と、
    前記電子キー判定処理の判定結果が正当であれば、少なくとも一部の機能を使用可能とする機能使用許可処理と、
    を実行するプログラム。
  10. 正当な電子キーにより機能の操作が可能となる移動体と、
    電子キーを保持可能な移動体端末と、
    電子キーを保持可能な電子キー媒体と、
    を含み、
    前記移動体は、
    前記移動体端末と、前記電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部と、
    前記移動体端末からの電子キーの生成に関する情報の送信要求に基づいて、固有コードをマスターキーとして前記移動体端末に送信するキー情報送信部と、
    前記マスターキーの合鍵として機能するサブキーの正当性を、緯度及び経度で示される自車位置情報を含む情報に基づいて判定する電子キー判定部と、
    前記電子キー判定部の判定結果が正当であれば、少なくとも一部の機能を使用可能とする機能使用許可部と、を備え、
    前記移動体端末は、
    前記移動体と、前記電子キー媒体と、のそれぞれと通信可能な通信部と、
    前記移動体に対して、電子キーの生成に関する情報の送信要求を行うキー情報要求部と、
    前記移動体から受け付けた前記マスターキーと前記自車位置情報とに基づき、前記サブキーを生成するサブキー生成部と、
    前記サブキーを、前記電子キー媒体に伝達するサブキー伝達部と、
    を備えることを特徴とする電子キーシステム。
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