JP2013203551A - 供給網管理用キオスク - Google Patents

Abstract

【課題】供給網管理用キオスクは、限定されたスペースの活用度を高めるよう移動性と設置の容易性を備えており、商品の入出庫現場でＥＰＣＧｌｏｂａｌ技術に基づいて製品を認識し、数量を検収して画面を通じてリアルタイムで認識情報の転送、出力及び正確な物流履歴情報を提供する。
【解決手段】供給網管理用キオスク１００ａ，ｂは物体を認識するセンサー１１０ａ−１〜ｂ−２と、物体に取り付けられたタグをリーディングするＲＦＩＤリーダと、センサーによる認識情報に基づいて物体が既に設定されたパターンと認識される場合、読み取られた情報をフィルタリングしてネットワークを介してサーバに転送し、フィルタリングされた情報を電子製品コードサービス標準と比較分析して信頼性を判断し、判断結果に基づいて信頼性の高い情報をタッチ画面を通じてユーザに報知する。
【選択図】図２

Description

本発明は、供給網管理用キオスクに関するものであって、より詳しくは供給網管理のために使用するキオスクに関する。

ＥＰＣ（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｐｒｏｄｕｃｔ Ｃｏｄｅ：次世代バーコード）は、製品毎に固有の一連番号を与える新たな製品番号標準であって、つまりＲＦＩＤタグに内蔵されているコードであり、ビットの大きさに応じて、ＥＰＣ−６４、ＥＰＣ−９６、ＥＰＣ−２５６などのバージョンがあり、一例としてＥＰＣ−９６はコードの種類を区分するバージョンヘッダー８ビット、ＥＡＮ.ＵＣＣ製造会社番号２８ビット、ＧＴＩＮ（Ｇｌｏｂａｌ Ｔｒａｄｅ Ｉｔｅｍ Ｎｕｍｂｅｒ）を含む製品番号２４ビット、一連番号３６ビットのように総３６ビットで構成される。

一方、ＳＣＭ（Ｓｕｐｐｌｙ Ｃｈａｉｎ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ）は、製造、物流、流通会社など流通供給網に参入する全ての会社が協力を基に情報技術（Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ）を活用、在庫を最適化し、リードタイムを大幅に減縮して、結果的に良質の商品及びサービスを消費者に提供することによって、消費者価値を極大化するための２１世紀企業の生存及び発展戦略である。

世界的に先導的な位置にある製造会社、物流会社、流通会社は、このような目的を達成するために、それらの取引先と協力することによって、その利益をより極大化し、ＳＣＭを推進中にある代表的な会社としては、Ｐ＆Ｇ、Ｗａｌ−Ｍａｒｔ、Ｕｎｉｌｅｖｅｒ、Ｋｅｌｌｏｇｇ’ｓ、Ｃｏｃａ Ｃｏｌａ、Ｊ．Ｃ．Ｐｅｎｎｅｙなどがある。

前述したように、製品一つ一つ毎に固有番号を与え得るＥＰＣをＳＣＭ（Ｓｕｐｐｌｙ Ｃｈａｉｎ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ）に適用させる場合、固有番号をインデックスで製品の各種情報が保存されたデータベースと連携されて製品の値段や製造会社、製品の位置情報まで分かる。

一方、国際標準化機構であるＥＡＮ.ＵＣＣ Ｓｙｓｔｅｍ傘下のＥＰＣＧｌｏｂａｌは、現用ＵＰＣ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｐｒｏｄｕｃｔ Ｃｏｄｅ）コードの次世代バージョンと言えるＥＰＣのフォーマット標準を管理する。

即ち、ＳＣＭは消費者の需要を効果的に満たすために、新製品発売、販促、マーチャンダイジングまた商品補充などの部門で原材料の供給会社、製造会社、卸小売会社などが互いに協力することである。

本発明の目的は、ＳＣＭ構築時に、限定されたスペースの活用度を高めるよう移動性と設置の容易性を備え、商品の入出庫現場でＥＰＣｇｌｏｂａｌ技術に基づいて製品認識及び数量を検収して画面を通じてリアルタイム認識情報転送、出力及び正確な物流履歴情報を提供する供給網管理用キオスクを提供することである。

前述した目的を達成するために、本発明の一面による供給網管理用キオスクは物体を認識するセンサーと、前記物体に取り付けられたタグをリーディングするＲＦＩＤリーダと、前記センサーによる認識情報に基づいて前記物体が既に設定されたパターンと認識される場合、前記ＲＦＩＤリーダを活性化し、前記ＲＦＩＤリーダによって読み取られた情報をフィルタリングしてネットワークを介してサーバに転送し、フィルタリングされた情報を電子製品コードサービス標準（ＥＰＣＩＳ：Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｐｒｏｄｕｃｔ Ｃｏｄｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ）と比較分析して信頼性を判断し、判断結果に基づいて信頼性の高い情報をタッチ画面を通じてユーザに報知する制御部を有する。

本発明によると、ＥＰＣＧｌｏｂａｌ標準に基づいて信頼性の高い製品認識情報を提供することができ、作業者を配慮した視覚的なデザインとして、より向上された便宜性を提供することができる。

また、キャスターを装着して移動性と設置の容易性を向上させ、ロック（ｌｏｃｋ）機能によって滑りを防止することができる。

本発明の一実施の形態に係る供給網管理用キオスクを説明するためのブロック図である。 センサーの物体感知を説明するための図である。 ＲＦＩＤリーダの設置を説明するための図である。 キオスクの外形を説明するための図である。 キオスクの移動性を説明するための図である。 外部端子を説明するための図である。

本発明の利点及び特徴並びにそれらを達成する方法は、図面と実施の形態を参照すればさらに明確に理解できる。しかし、本発明は以下に開示される実施の形態に限定されるのではなく様々な形態として具現され、ただ本実施の形態は、本発明の開示を完全にし、本発明の属する技術分野において通常の知識を持つ者に発明のカテゴリを完全に理解できるように提供される。さらに、本発明は請求の範囲の記載により定義される。一方、本明細書で使用された用語は、実施の形態を説明するためのものであって本発明を制限するものではない。本明細書において、単数形は文章で特に言及しない限り複数形も含む。明細書で使用される“有する（comprise,comprising）”は、言及された構成要素、ステップ、動作及び/または素子以外の一つ以上の他の構成要素、ステップ、動作及び/または素子の存在または追加を排除しない。

以下、図１ないし図６を参照して本発明の一実施の形態に係る供給網管理用キオスクを説明する。図１は、本発明の一実施の形態に係る供給網管理用キオスクを説明するためのブロック図であり、図２はセンサーの物体感知を説明するための図、図３はＲＦＩＤリーダの設置を説明するための図である。図４はキオスクの外形を説明するための図で、図５はキオスクの移動性を説明するための図、図６は外部端子を説明するための図である。

図１に示されたように、本発明の一実施の形態に係る供給網管理用キオスク（Ｋｉｏｓｋ）１００は、センサー１１０、制御部１２０、ＲＦＩＤリーダ１３０、警光灯１４０、ブザー（Ｂｕｚｚｅｒ）１５０及びタッチ画面１６０を有する。

センサー１１０は、キオスク１００を通過する物体（フォークリフトなど）を認識する。

例えば、２つのキオスク１００ａ、１００ｂが図２に示されたように設けられ、フォークリフト２００が２つのキオスク１００ａ、１００ｂ間を通過する場合、センサー（１１０ａ−１、１１０ａ−２）とセンサー（１１０ｂ−１、１１０ｂ−２）はフォークリフト２００を認識し、認識された情報を制御部１２０に伝達する。

制御部１２０はセンサー１１０によって感知された情報に基づいてフォークリフトの認識パターンによってフォークリフトの正常作業有無を判断する。

例えば、制御部１２０はフォークリフト２００がセンサー（１１０ａ−１、１１０ａ−２）とセンサー（１１０ｂ−１、１１０ｂ−２）によって（１）、（２）順に認識されるパターンであれば、つまりフォークリフト２００がセンサー１１０ａ−１とセンサー１１０ｂ−１によって先に認識され、その後、センサー１１０ａ−２とセンサー１１０ｂ−２によって認識されるパターンであれば、フォークリフト２００が正常作業するもの（既に設定された作業経路に沿って動くもの）と判断し、これと逆にフォークリフト２００がセンサー（１１０ａ−１、１１０ａ−２）とセンサー（１１０ｂ−１、１１０ｂ−２）によって（２）、（１）順に認識されるパターンであれば、つまりフォークリフト２００がセンサー１１０ａ−２とセンサー１１０ｂ−２によって先に認識され、その後、センサー１１０ａ−１とセンサー１１０ｂ−１によって認識されるパターンであれば、フォークリフト２００が非正常作業するもの（既に設定された作業経路を外れて動くもの）と判断する。

制御部１１０はフォークリフト２００が正常作業するものと判断すれば、ＲＦＩＤリーダ１３０が活性化するよう制御し、活性化したＲＦＩＤリーダ１３０によってフォークリフト２００に積載された物品２１０のタグをリーディングし、タグの正常認識有無を警光灯１４０とブザー１５０を介してユーザに報知する。

例えば、制御部１１０はＲＦＩＤリーダ１３０によってタグが正常認識されたものと判断すれば、警光灯１４０が緑色光を表出するよう制御し、ブザー１５０を鳴らさないよう制御し、ＲＦＩＤリーダ１３０によってタグが非正常認識（誤認識、未認識など）されたものと判断すれば、警光灯１４０が赤色光を表出するよう制御し、ブザー１５０を鳴らすよう制御する。

ＲＦＩＤリーダ１３０はキオスク１００に着脱可能である。

例えば、ＲＦＩＤリーダ１３０は図３に示されたように、キオスク１００内部に設けられたバー１３１と専用据置台１３２によってキオスク１００に付着固定され、ユーザによる専用据置台１３２の調節に応じてアンテナの角度と方向が変更される。

一方、制御部１１０はＥＰＣＧｌｏｂａｌ標準モジュール１１１及びタッチパネルモジュール１１２を有する。

ＥＰＣＧｌｏｂａｌ標準モジュール１１１は、ミドルウェア（Ｍ／Ｗ）とキャプチャリングアプリケーション（Ｃａｐｔｕｒｉｎｇ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ）を有し、ＲＦＩＤリーダ１３０によって読み取られた情報を収集し、収集された情報をミドルウェアを利用してフィルタリングし、フィルタリングされた情報をキャプチャリングアプリケーションを連結媒体にしてサーバに転送する。

ＥＰＣＧｌｏｂａｌ標準モジュール１１１は、ＲＦＩＤリーダ１３０が特定の時点に特定のタグから情報を読み込むのではなく、送受信範囲内にあるタグから繰り返して情報を読み込むので、ＲＦＩＤリーダ１３０によって重複して読み込まれたり、或いは無駄に読み込まれた情報をミドルウェアを利用したフィルタリングで除去する。

一方、ミドルウェア（Ｍ／Ｗ）は、一般的に分散コンピューティング環境で互いに異なる機種のハードウェアやプロトコル、通信環境などを連結して、アプリケーションプログラムとそのプログラムが運営される環境間に円満な通信が行なわれるようにするソフトウェアであって、狭い範囲としては一つの企業に設けられた様々なハードウェア、ネットワークプロトコル、アプリケーションプログラム、近距離通信網環境、ＰＣ環境及び運営体制の差を補う、複雑な異機種環境でアプリケーションプログラムと運営環境間に円満な通信が行なわれるようにするソフトウェアである。

しかし、ここでのミドルウェアはＲＦＩＤミドルウェアであって、多数の利機種ＲＦＩＤリーダの連結及び管理を支援するものであり、連結されたＲＦＩＤリーダから流入される大量の重複されたデータ及び不要なデータを効果的に除去して精製、要約されたタグ情報を提供する機能を行なう。

またキャプチャリングアプリケーションは、ミドルウェアを介してフィルタリングされたタグ認識情報をサーバに保存する機能を行なう。

一方、サーバはキオスク１００とネットワークで連結されてＥＰＣＧｌｏｂａｌ標準モジュール１１１からフィルタリングされたデータを収集し、収集されたデータを保存する役割を行なう。

即ち、サーバはＥＰＣＧｌｏｂａｌ標準モジュール１１１から情報を周期的に収集して保存し、保存された情報を既に設定された周期毎にインターネットを介してＥＰＣＩＳやＤａｔａＢａｓｅに転送するものであって、収集された情報をＥＰＣＩＳやＤａｔａＢａｓｅに転送する前に保存しておく保存所としての役割を行なう。

タッチパネルモジュール１１２は、ＥＰＣＧｌｏｂａｌ標準モジュール１１１によってフィルタリングされた情報を電子製品コード情報サービス標準（ＥＰＣＩＳ：Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｐｒｏｄｕｃｔ Ｃｏｄｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ）と比較分析してフィルタリングされた情報の信頼性を判断し、判断結果に基づいて信頼性の高い情報をタッチ画面１６０を通じてユーザに視覚的に報知する。

タッチパネルはユーザがスクリーンを見ながら直接位置を指定（対話型グラフィック入力）できるようにするものであって、ＣＲＴ画面に透明なパネルを覆ってユーザが指先で接触すればその位置が入力されるようにするものである。

一方、電子製品コード情報サービス標準は次世代バーコード（ＥＰＣ）グローバルが制定した電波識別（ＲＦＩＤ）によって収集した商品データを取引企業間に共有できるようにする標準であって、取引当事者に商品に対する追跡、真偽性の有無などに対する情報提供を可能にするデータモデルとインタフェイスを提供する。

従って、企業が電子製品コード情報サービス標準を導入する場合、標準基盤で安全に商品の移動情報を共有することによって、供給チェーンの可視性と業務プロセスを改善する効果があり、ＲＦＩＤ、バーコードなどの世界標準を制定、普及するＥＰＣグローバルはＥＰＣＩＳ相互号換性テストを実施する（ＥＰＣＩＳバージョン１を承認した）。

一方、キオスク１００は図４に示されたように、作業者の便宜性（作業者の作業能率）を向上させるために、つまりタッチ画面１６０を通じた情報利用が容易となるよう視覚的にデザインされ、図５に示されたように下端部にキャスターが装着されて便利な移動性と設置の容易性を提供することができ、ロック機能まで備えてキャスターによる滑りも防止することができる。

また、キオスク１００は図６に示されたように、ＳＣＭ構築時に使用される場合、設置時間が短縮されるようにすることができ、つまりキオスク１００は設置場所で組み立てられるのではなく、完成された製品として設置場所に移動されるだけで設置が完了し、設置場所でネットワーク連結と電源供給が容易になるよう外部入力端子（ネットワーク連結端子、電源供給端子など）を備え、逆にこれを通じてネットワーク連結解除と電源遮断も容易になる。

一方、キオスク１００は電源遮断機、クーリングファン、ヒーターをさらに有する。

電源遮断機は、駆動電源よりも高い電源がキオスク１００に供給される場合、これを遮断させてキオスク１００を過剰電源から保護し、クーリングファンはキオスク１００の構成要素、特に制御部１２０の動作によって発生する熱を冷まして動作熱によって各構成要素の寿命が短縮されることを防止し、ヒーターは作業する人を暖めるために、操作によって動作しキオスク１００の周辺温度を高める。

前述したように、本発明によると、移動性と設置の容易性を備えてＳＣＭ構築時に、限定された空間の活用度を高めることができ、商品の入出庫現場でＥＰＣＧｌｏｂａｌ技術に基づいて製品の認識及び数量を検収して画面を通じてリアルタイムで認識された正確な物流履歴情報を提供することができる。また、ＥＰＣＧｌｏｂａｌ標準に基づいて信頼性の高い製品認識情報を提供することができ、作業者を配慮した視覚的なデザインで、より向上された便宜性を提供し、キャスターを装着して移動性と設置の容易性を向上し、ロック機能によって滑りを防止することができる。

以上、好ましい実施の形態と図面を参照して本発明の構成に関して具体的に説明したが、これは例示に過ぎないものであって本発明の技術的思想を外れない範疇内で様々な変更が可能であることは言うまでもない。よって、本発明の範囲は説明された実施の形態に局限されて決められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなくこの特許請求の範囲と均等なものによって決めなければならない。

１００ キオスク
１１０ センサー
１２０ 制御部
１３０ ＲＦＩＤリーダ
１４０ 警光灯
１５０ ブザー
１６０ タッチ画面

Claims (5)

1. 物体を認識するセンサーと、
   前記物体に取り付けられたタグをリーディングするＲＦＩＤリーダと、
   前記センサーによる認識情報に基づいて前記物体が既に設定されたパターンと認識される場合、前記ＲＦＩＤリーダを活性化し、前記ＲＦＩＤリーダによって読み取られた情報をフィルタリングしてネットワークを介してサーバに転送し、フィルタリングされた情報を電子製品コードサービス標準（ＥＰＣＩＳ：Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｐｒｏｄｕｃｔ Ｃｏｄｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ）と比較分析してフィルタリングされた情報の信頼性を判断し、判断結果に基づいて信頼性の高い情報をタッチ画面を通じてユーザに報知する制御部と、
   を有する供給網管理用キオスク。
2. 光を表出する警光灯と、
   鳴らす動作を行なうブザー（ｂｕｚｚｅｒ）をさらに有し、
   前記制御部は前記物体が既に設定されたパターンと認識された場合、前記ＲＦＩＤリーダによって前記物体に取り付けられたタグが正常認識されれば、前記警光灯が既に設定された正常認識に対応する光を表出するよう制御し、前記ブザーを鳴らさないよう制御し、前記タグが正常認識されなければ、前記警光灯が既に設定された非正常認識に対応する光を表出するよう制御し、前記ブザーを鳴らすよう制御する請求項１に記載の供給網管理用キオスク。
3. 前記制御部は、前記ＲＦＩＤリーダによって読み取られた情報をミドルウェアを介してフィルタリングし、フィルタリングされた情報をキャプチャリングアプリケーションを介して前記サーバに転送するＥＰＣＧｌｏｂａｌ標準モジュールと、
   フィルタリングされた情報を前記電子製品コード情報サービス標準と比較分析して信頼性を判断し、判断結果に基づいて信頼性の高い情報を前記タッチ画面を通じてユーザに報知するタッチパネルモジュールを有する請求項１に記載の供給網管理用キオスク。
4. 前記ＲＦＩＤリーダは専用バーと据置台によって付着固定され、ユーザによる前記据置台の調節に応じてアンテナの角度と方向が変更される請求項１に記載の供給網管理用キオスク。
5. キャスターと、
   前記キャスターによって特定の場所に移動された場合、前記特定の場所で前記キャスターによる滑りを防止するロック（ｌｏｃｋ）部と、
   前記特定の場所でネットワーク連結と電源供給のための外部入力端子をさらに有する請求項１に記載の供給網管理用キオスク。